Recherche dans les collections de brevets nationales et internationales
Une partie du contenu de cette demande n'est pas disponible pour le moment.
Si cette situation persiste, contactez-nous auObservations et contact
1. (WO2015178363) SYSTÈME DE COMMUNICATION D'INFORMATIONS, DISPOSITIF DE COMMUNICATION D'INFORMATIONS ET DISPOSITIF BALISE
Document

明 細 書

発明の名称 情報通信システム、情報通信装置及びビーコン装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010  

発明の効果

0011  

図面の簡単な説明

0012  

発明を実施するための形態

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107  

符号の説明

0108  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

明 細 書

発明の名称 : 情報通信システム、情報通信装置及びビーコン装置

技術分野

[0001]
 本発明は、情報通信システム、情報通信装置及びビーコン装置に関し、特に、デジタルサイネージ装置に表示された情報に関連した情報を通信端末に提供する情報通信システム、情報通信装置及びビーコン装置に関する。

背景技術

[0002]
 近年、表示装置とデジタル技術を用いた広告媒体であるデジタルサイネージ装置が、街の至るところに設置されている。このようなデジタルサイネージ装置の一つに、複数の表示部と、複数の表示部ごとに設けられ、通信端末に内蔵されたICタグと通信するリーダライタと、無線通信を行う無線通信部とを備えた情報処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
[0003]
 この特許文献1に記載された情報処理装置では、電磁波を利用した通信(第1の無線通信)により、リーダライタが近接された通信端末から識別情報を読み取り、この識別情報により特定される通信端末に応じたコンテンツを、無線通信部からBluetooth(登録商標)による無線通信(第2の無線通信)により該当通信端末に送信する。これにより、利用者は、複数の表示部に表示された案内を確認し、選択した表示部に設けられたリーダライタに通信端末を近接させるだけで、選択した表示部に表示された案内に関する詳細な情報を通信端末に表示させて確認することができる。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特許第4984364号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 ところで、特許文献1に記載の情報処理装置では、情報処理装置と通信端末間で双方向通信を行っている。双方向通信を行う場合、表示部に表示された案内に興味を持った利用者が、自分の通信端末をリーダライタに近接させるという操作を行うことで、その表示部に表示された案内に関する詳細な情報が通信端末に提供される。言い換えれば、利用者が通信端末をリーダライタに近接させ、双方向通信が可能な状態とするという積極的な操作を行わなければ、表示された案内に関する詳細な情報が得られなかった。
[0006]
 このような状況に鑑みて、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ装置に表示された広告や案内等に関連する情報が、利用者に提供されるようにすることが望まれていた。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明の第1の態様に係る情報通信システムは、ビーコン信号を送信する情報通信装置と、そのビーコン信号を受信可能な通信端末とを含む。
 この情報通信装置は、第1のコンテンツを表示するデジタルサイネージ部と、このデジタルサイネージ部に表示される第1のコンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部と、を備える。また、この情報通信装置は、取得部によって取得された第1のコンテンツと対応づけられた情報を含んだビーコン信号を送信する送信部を備える。
 この通信端末は、情報通信装置から送信されたビーコン信号を受信する受信部と、コンテンツを表示する表示部と、を備える。また、この通信端末は、受信部によって受信したビーコン信号に含まれる、第1のコンテンツと対応づけられた情報に応じた処理を実行し、第1のコンテンツに関連する第2のコンテンツを表示部に出力する処理部を備える。
[0008]
 本発明の第2の態様に係る情報通信システムは、ビーコン信号を送信する情報通信装置と、そのビーコン信号に含まれる情報を通信端末を通じて受信可能なサーバと、を含む。
 この情報通信装置は、第1のコンテンツを表示するデジタルサイネージ部と、このデジタルサイネージ部に表示される第1のコンテンツを識別できる識別情報を取得する取得部と、を備える。また、この情報通信装置は、取得部によって取得された第1のコンテンツを識別できる識別情報を含んだビーコン信号を送信する送信部を備える。
 このサーバは、第1のコンテンツを識別できる識別情報と対応づけてこの第1のコンテンツに関連する第2のコンテンツを記憶するデータベースと、通信端末と通信する通信部と、を備える。また、このサーバは、通信部によって通信端末から受信した識別情報に対応する第2のコンテンツをデータベースから取得し、第2のコンテンツを通信部によって通信端末へ送信する処理部を備える。
[0009]
 本発明の第3の態様に係る情報通信装置は、コンテンツを表示するデジタルサイネージ部と、このデジタルサイネージ部に表示されるコンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部と、を備える。また、取得部によって取得されたコンテンツと対応づけられた情報を含んだビーコン信号を送信する送信部を備える。
[0010]
 本発明の第4の態様に係るビーコン装置は、コンテンツを表示するデジタルサイネージ装置と通信可能に接続され、このデジタルサイネージ装置に表示されるコンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部を備える。また、取得部によって取得されたコンテンツと対応づけられた情報を含んだビーコン信号を送信する送信部を備える。

発明の効果

[0011]
 本発明の少なくとも一つの実施の形態によれば、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ部(又はデジタルサイネージ装置)に表示されたコンテンツに関連する情報が、通信端末に送信される。それゆえ、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ部(又はデジタルサイネージ装置)に表示されたコンテンツに関連する情報が、利用者に提供される。

図面の簡単な説明

[0012]
[図1] 本発明の第1の実施の形態に係る情報通信システムの概要を説明するための概略図である。
[図2] 本発明の第1の実施の形態に係る情報通信システムの全体構成図である。
[図3] 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置が備える、識別情報(ビーコンID、サービスID)と表示データから構成されるテーブルの一例を示す図である。
[図4] 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置の制御部に対する入力の一例を示した説明図である。
[図5] 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置の制御部に対する入力の他の例を示した説明図である。
[図6] 本発明の第1の実施の形態に係るサーバが備える識別情報(ビーコンID、サービスID)と関連データから構成される関連データデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
[図7] 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置の処理を示すフローチャートである。
[図8] 本発明の第1の実施の形態に係る通信端末の処理を示すフローチャートである。
[図9] 本発明の第1の実施の形態に係るサーバの処理を示すフローチャートである。
[図10] 本発明の第1の実施の形態に係る情報通信システムによる処理を示すシーケンス図である。
[図11] スマートフォンの新製品に関する情報が表示された表示画面の例であり、図11Aはデジタルサイネージ装置に表示される表示画面の例を示し、図11Bは通信端末に表示される表示画面の例を示す。
[図12] 新刊書籍に関する情報が表示された表示画面の例であり、図12Aはデジタルサイネージ装置に表示される表示画面の例を示し、図12Bは通信端末に表示される表示画面の例を示す。
[図13] レストランに関する情報が表示された表示画面の例であり、図13Aはデジタルサイネージ装置に表示される表示画面の例を示し、図13Bは通信端末に表示される表示画面の例を示す。
[図14] 本発明の第2の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置の内部構成を示すブロック図である。
[図15] 本発明の第3の実施の形態に係る情報通信システムの概要を説明するための説明図である。

発明を実施するための形態

[0013]
<第1の実施の形態>
 以下、本発明の第1の実施の形態例(情報通信システムをデジタルサイネージ装置、通信端末及びサーバから構成する)について、添付図面を参照して説明する。各図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[0014]
[情報通信システムの概要]
 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報通信システムの概要を説明するための概略図である。
 図1に示す情報通信システム10は、デジタルサイネージ装置1(取得部と送信部とデジタルサイネージ部の一例)と、通信端末3と、サーバ4から構成される。
[0015]
 情報通信システム10において、デジタルサイネージ装置1は、表示画面に表示データ(第1のコンテンツ)を表示させる(ステップS1)。またデジタルサイネージ装置1は、表示画面に表示した表示データに対応した送信データを、ビーコン信号に重畳させてアンテナ1aを介して間欠的に通信端末3へ送信する(ステップS2)。表示画面に表示される内容は、時間経過又は表示画面が備える不図示のタッチパネルに対するユーザの操作入力などに応じて、変更可能である。表示画面の表示内容が変更されると、変更後の表示内容に応じてデジタルサイネージ装置1から通信端末3へ送信される送信データも変更される。表示データには例えば広告や案内等についての情報が含まれる。送信データには、その商品の詳細又は購入等に関わる商品情報を識別するための識別情報、若しくは商品情報の識別情報と紐付けられた識別情報が含まれる。
[0016]
 例えばデジタルサイネージ装置1ごとに付与される個体識別情報(ビーコンID)を含むビーコン信号を受信した通信端末3は、ビーコン信号に含まれるビーコンIDをネットワーク5を介してサーバ4に転送する(ステップS3)。サーバ4は、ビーコンIDと商品情報を紐付けて格納するデータベースを有しており、受信したビーコンIDに対応する商品情報をそのデータベースから抽出する。そして、サーバ4は、データベースから抽出したビーコンIDに対応する商品情報、すなわちデジタルサイネージ装置1の表示画面の表示内容と関連する情報(第2のコンテンツ)を関連データとして通信端末3に送信する(ステップS4)。
[0017]
 サーバ4から関連データを受信した通信端末3は、受信した関連データすなわちデジタルサイネージ装置1の表示画面の表示内容と関連する情報を、通信端末3の表示画面上に表示する(ステップS5)。
[0018]
 このように構成された情報通信システム10は、例えばデジタルサイネージ装置1の表示画面に広告として商品の概要を表示し、これと並行してサーバ4から通信端末3にその商品の詳細情報を送信する。その結果、通信端末3の表示画面にその商品の詳細情報が表示される。そのため、デジタルサイネージ装置1の表示画面に表示された商品の概要を見たユーザは、ユーザが携帯する通信端末3に表示された商品の詳細情報を確認することが可能である。
[0019]
 図1において、情報通信システム10にサーバ4を含む例を示したが、後述する第3の実施の形態のように、情報通信システム10をデジタルサイネージ装置1と通信端末3とから構成してもよい。
[0020]
 また、基本的に、一つのデジタルサイネージ装置1に対応するビーコンIDは一つである。したがって、デジタルサイネージ装置1が複数の表示データを切り替えて表示する場合には、デジタルサイネージ装置1の個体を識別するためのビーコンIDに加えて、表示データごとに後述するサービスID等の情報を利用して複数の表示データの管理を行う。
[0021]
[情報通信システムの全体構成]
 図2は、情報通信システム10の全体構成図である。
 図2に示すように、情報通信システム10は、デジタルサイネージ装置1(情報通信装置の一例)と、通信端末3と、サーバ4から構成されている。
[0022]
(デジタルサイネージ装置の構成例)
 デジタルサイネージ装置1は、図2に示すように、記憶部11、制御部12(取得部の一例)、表示部13(デジタルサイネージ部の一例)、ビーコン信号送信部14(送信部の一例)を備える。
[0023]
 記憶部11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等として用いられる記憶媒体によって構成されている。この記憶部11は、デジタルサイネージ装置1の各部を制御するためのプログラム、パラメータ等を記憶する。加えて、記憶部11は、識別情報(例えばビーコンID)と表示部13に送る表示データとを対応づけて構成されたテーブル11aを記憶している。図1において、ビーコンIDはデジタルサイネージ装置1を識別するための識別情報であると説明したが、ビーコンIDは表示データを表示する装置を識別できればよい。即ち、図2の例では、ビーコンIDによってデジタルサイネージ装置1が識別される。
[0024]
 ここで、図3は、デジタルサイネージ装置1が備える、識別情報(ビーコンID、サービスID)と表示データとから構成されるテーブル11aの一例を示す図である。
 テーブル11aは、識別情報としてのビーコンIDフィールド51及びサービスIDフィールド52と、表示データフィールド53とから構成されるデータ構造を有する。
[0025]
 ビーコンIDフィールド51には、デジタルサイネージ装置1を識別するビーコンIDが格納される。このビーコンIDにより、ビーコン信号送信部14、即ちデジタルサイネージ装置1が一意に識別される。サービスIDフィールド52には、広告や案内等についての情報ごとに付与されるサービスIDが格納される。
[0026]
 表示データフィールド53には、表示データ(第1のコンテンツ)としての、広告や案内等についての情報が格納される。
[0027]
 例えば、図3に示すように、あるレコードにおけるビーコンIDフィールド51には「♯001」が格納され、サービスIDフィールド52には「01」が格納され、表示データフィールド53には「スマートフォン新製品情報」の画像データが格納される。なお、表示データフィールド53には「スマートフォン新製品情報」の画像データファイルの保存場所が格納されていてもよい。
[0028]
 上述したとおり、一つのデジタルサイネージ装置1(ビーコン信号送信部14)は、複数通りの識別情報及び表示データを有する。ビーコン信号に含めて送信される識別情報(ID)は、デジタルサイネージ装置1(ビーコン信号送信部14)を識別するためのビーコンIDと、提供する表示データを識別するためのサービスIDとの2通りのIDから構成される。図3の例では、同一のデジタルサイネージ装置1(ビーコン信号送信部14)は、「01」~「03」の3通りのサービスIDを送信できる。サービスIDは、制御部12に対する入力に応じて、表示部13に供給される表示データとともに変更される。
[0029]
 ここで、デジタルサイネージ装置1から通信端末3を経由してサーバ4に送る識別情報には、必ずしもビーコンIDとサービスIDを含める必要はない。サーバ4が、通信端末3から受信した信号に基づいて、どのデジタルサイネージ装置で何の表示データが表示されているかを特定できればよい。よって、例えばデジタルサイネージ装置1に表示する表示データが一つである場合には、ビーコンIDのみを送ればよい。また、デジタルサイネージ装置1に表示する表示データが一つまたは複数通り存在する場合に、デジタルサイネージ装置1に固有のビーコンIDの代わりに、各表示データに固有のサービスIDのみを送ってもよい。
 また、ビーコンIDやサービスIDとは異なる概念の識別情報(ID)を用いてもよい。一例として、駅内などに複数のデジタルサイネージ装置1が配置される場合に、各デジタルサイネージ装置1は設置された駅や位置情報を識別するための識別情報(例えば、ロケーションID)を送信する。ここで、各デジタルサイネージ装置1は、同じ識別情報を含むビーコン信号を送信する。これらのデジタルサイネージ装置1は、それぞれから送信するビーコン信号に含まれる識別情報により、通信端末3に対して駅周辺の地図情報など、同じデータを提供する。このように設定した場合、同一の駅内に配置された複数のデジタルサイネージ装置1に対し、それぞれ個別のビーコンIDやサービスIDを設定する必要がなく、それぞれから送信するビーコン信号により、通信端末3に対して駅周辺の地図情報など、同じデータを提供することが可能となる。
[0030]
 また、図3の例では、ビーコンIDとサービスIDを別々のIDとして管理しているが、ビーコンIDとサービスIDを一体化した識別情報としてもよい。例えば、ビーコンIDが「♯001」、かつサービスIDが「01」に対応する識別情報として、「♯001-01」で表されるビーコンIDを用いてもよい。このビーコンIDを受信したサーバ4では、「♯001-01」のうち前半部分の「♯001」をデジタルサイネージ装置1と紐づけられた固有のビーコンIDとして解釈し、また「♯001-01」の後半部分の「01」をサービスIDとして解釈する。なお、これ以降、識別情報として、ビーコンID以外にサービスIDを含む場合には「ビーコンID等」と表記することにする。
[0031]
 図2のデジタルサイネージ装置1の説明に戻る。
 制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなる演算処理装置であり、記憶部11、表示部13及びビーコン信号送信部14を制御する。この制御部12は、記憶部11から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、デジタルサイネージ装置1内の各部の動作を制御することができる。制御部12は、ビーコンID等及び該ビーコンID等と対応づけられた表示データを記憶部11から読み出し、表示データを表示部13へ出力し、ビーコンIDをビーコン信号送信部14へ出力する。
[0032]
 また、制御部12は、入力に応じた処理を実行する機能を有する。例えば、制御部12は、所定の入力をトリガとして、デジタルサイネージ装置1の表示部13に表示する内容即ち表示データ、及び表示データと対応づけられた識別情報を切り替える。
[0033]
 図4は、デジタルサイネージ装置1の制御部12に対する入力の一例を示した説明図である。
 例えば、デジタルサイネージ装置1がクロック生成部15を有し、記憶部11に表示データと識別情報の組み合わせが複数組記憶されていることを想定する。制御部12は、クロック生成部15から入力されるクロック信号の入力数をカウントし、そのカウント値に基づいて表示データ及び識別情報の組を切り替える。それにより、デジタルサイネージ装置1は、例えば時間経過とともに(秒単位もしくは分単位で)、表示部13に表示する表示データを切り替え、それに伴い通信端末3に送信する識別情報を切り替えることができる。
[0034]
 図5は、デジタルサイネージ装置1の制御部12に対する入力の他の例を示した説明図である。
 例えば、デジタルサイネージ装置1が利用者の操作入力に応じた操作信号を生成する入力部16を有し、記憶部11に表示データと識別情報の組み合わせが複数組記憶されていることを想定する。制御部12は、入力部16から入力される操作信号に基づいて、記憶部11に記憶された複数組の表示データ及び識別情報の中から利用者により選択された表示データ及び識別情報を抽出する。デジタルサイネージ装置1は、抽出された表示データ及び識別情報を用いて、表示部13に表示する表示データを切り替えるとともに通信端末3に送信する識別情報を切り替える。
[0035]
 なお、最初に表示する表示データ及び送信する送信データ(ビーコンID等の識別情報)、並びに入力によって表示データ及び送信データを変更するプログラムが、予め記憶部11に記憶されている。例えば、図4の例では、クロック生成部15からのクロック入力に基づき、設定した時刻になると表示データ及び識別情報を所定のデータに変更するプログラムが、記憶部11に記憶されている。また、図5の例では、例えばタッチパネル(入力部16)により所定のアイコンを指定された場合には、そのアイコンに対応する表示データ及び識別情報に変更するプログラムが、記憶部11に記憶されている。
 また、入力部16から入力される操作信号は、利用者の操作入力によるものでなくてもよく、例えば、他の機器や計器などからのデジタル信号の入力、アナログ信号の入力、シリアル通信による入力などであってもよい。
[0036]
 図2のデジタルサイネージ装置1の説明に戻る。
 表示部13は、例えば液晶パネルなどの平面ディスプレイにより構成される。表示部13は、制御部12から入力された表示データに基づいて、不図示の表示駆動部により駆動され、画面に広告や案内などが表示される。
[0037]
 ビーコン信号送信部14は、制御部12の制御下でビーコンID等を含むビーコン信号を生成し、無線通信により外部へ出力する。ビーコン信号は、ビーコン信号送信部14からブロードキャスト方式で間欠的に送信される。なお、ビーコン信号は、ビーコン信号送信部14において、例えば、低消費電力での小容量通信が可能な「Bluetooth(登録商標)Low Energy」(以下、「BLE」と略す。)におけるアドバタイズ信号(パケット信号)や、Wi-Fi(登録商標)規格に基づくパケット信号として生成される。
 なお、図2に示したデジタルサイネージ装置1では、記憶部11、制御部12、表示部13及びビーコン信号送信部14が一体の装置として記載されているが、各部で必要な情報の通信が可能であれば、各部が別体として構成されていてもよい。一例として、記憶部11及び制御部12と、表示部13及びビーコン信号送信部14とがそれぞれ別体の装置として構成されており、表示データやビーコンIDなどの必要なデータをネットワークを介して有線または無線で通信する構成であってもよい。
[0038]
(通信端末の構成例)
 通信端末3は、図2に示すように、バス37で互いに接続される、ビーコン信号受信部31、サーバ通信部32、記憶部33、処理部34、表示部35、及び入力部36を備える。
[0039]
 処理部34は、バス37を通じて、ビーコン信号受信部31、サーバ通信部32、記憶部33、表示部35、及び入力部36を制御する。処理部34は、例えばCPU等からなる演算処理装置である。この処理部34は、記憶部33から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、通信端末3内の各部の動作を制御することができる。
[0040]
 ビーコン信号受信部31は、例えばBLE又はWi-Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて、デジタルサイネージ装置1から送信されるビーコン信号を不図示のアンテナを介して受信し、ビーコン信号に含まれる識別情報を取得する。
[0041]
 サーバ通信部32は、例えば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、携帯電話回線など何らかの通信方式を用いてアクセスポイント6と無線通信し、
サーバ4との通信を行う。デジタルサイネージ装置1から送られるビーコン信号に含まれる識別情報は、サーバ通信部32からアクセスポイント6、ネットワーク5を経由してサーバ4に無線送信される。
[0042]
 ここで、具体的な実装形態を考えると、デジタルサイネージ装置1から送信されるビーコン信号は暗号化されていてもよい。ビーコン信号が暗号化されている場合、通信端末3の処理部34では、ビーコン信号に含まれる識別情報を解釈できない。この場合には、暗号化されたビーコン信号内のデータをサーバ4で復号し、識別情報の確認を行うことになる。つまり、通信端末3の処理部34は、単にデジタルサイネージ装置1から送信されたビーコン信号に含まれる情報を中継してサーバ通信部32からサーバ4に送信する機能を備える。勿論、通信端末3が暗号化されているビーコン信号内のデータを復号できる機能を備えていてもよい。
[0043]
 記憶部33は、例えば、ROM、RAM等として用いられる記憶媒体によって構成されている。この記憶部11は、デジタルサイネージ装置1の各部を制御するためのプログラム、パラメータ等を記憶する。
[0044]
 表示部35は、出力部の一例であり、映像や文字情報を表示するディスプレイなどで構成されている。表示部35は、サーバ4から送信される情報に基づいて、テキスト、画像等よりなる画面を表示面に表示する。なお、表示部35の代わりに、不図示のスピーカを用いて音声によりサーバ4から送信された情報をユーザに提供することもできる。
[0045]
 入力部36は、利用者の操作入力に応じた操作信号を生成し、その操作信号を処理部34へ送る。例えば利用者は、サーバ4から提供される情報を受けて、入力部36を操作して商品の詳細情報の閲覧や購入等を行うことができる。なお、通信端末3では、表示部35及び入力部36は、表示面と操作面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。また、入力部36に、ボタンキーを用いてもよい。
[0046]
[サーバの構成例]
 サーバ4は、図2に示すように、通信部41と、処理部42と、記憶部43を備える。
 通信部41は、例えば、ネットワーク5と相互にデータ通信を行うためのパケット制御を行い、ネットワーク5及びアクセスポイント6を通じて、通信端末3と通信する。
[0047]
 記憶部43は、関連データデータベース43a(以下、「関連データDB」と略記する)を備え、この関連データDB43aには、ビーコンID等に対応する情報、即ちデジタルサイネージ装置1に表示された表示データに関連する様々な情報が記憶される(図6で後述)。通信部41、処理部42、記憶部43は、各部が情報をやり取りするための共通の信号ラインであるバス(図示略)で接続されている。
[0048]
 処理部42は例えばCPU等からなる演算処理装置であり、バスを通じて通信部41及び記憶部43を制御する。この処理部42は、記憶部43から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、サーバ4内の各部の動作を制御することができる。処理部42は、通信端末3から送信される識別情報(ビーコンID等)に基づいて記憶部43内の関連データDB43aを参照し、その識別データと対応づけられた表示データに関連する情報(関連データ)を抽出する。そして、処理部42は、抽出した表示データに関連する情報を、通信部41、ネットワーク5、アクセスポイント6を経由して通信端末3に送信する。このビーコンID等の解釈は、サーバ4に搭載されたOS若しくはアプリケーションが実行する。
[0049]
 図6は、サーバ4が備える、識別情報(ビーコンID、サービスID)と関連データとから構成される関連データDB43aのデータ構造の一例を示す図である。
 関連データDB43aは、識別情報としてのビーコンIDフィールド61及びサービスIDフィールド62と、関連データフィールド63とから構成されるデータ構造を有する。
[0050]
 ビーコンIDフィールド61には、ビーコン信号を送信する手段であるビーコン信号送信部14を識別するビーコンIDが格納される。ビーコンIDにより、デジタルサイネージ装置1が一意に識別される。サービスIDフィールド62には、広告や案内等についての情報ごとに付与されるサービスIDが格納される。
[0051]
 関連データフィールド63には、関連データとしての、広告や案内等についての情報(第1のコンテンツ)に関連する情報(第2のコンテンツ)が格納される。
[0052]
 例えば、図6に示すように、あるレコードにおけるビーコンIDフィールド61には「♯001」が格納され、サービスIDフィールド62には「01」が格納され、関連データフィールド63には「スマートフォン新製品の詳細情報」の画像データ又はその画像データにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)等が格納される。なお、表示データフィールド53には「スマートフォン新製品の詳細情報」の画像データファイルの保存場所が格納されていてもよい。
[0053]
 このようなビーコンID及びサービスIDと関連データとを対応づけた関連データDB43aにより、サーバ4は、識別情報(ビーコンID、サービスID)に基づいて関連データ(第2のコンテンツ)を抽出することができる。
[0054]
 次に、情報通信システム10を構成する各装置における処理を説明する。
[0055]
[デジタルサイネージ装置の処理例]
 図7は、デジタルサイネージ装置1の処理を示すフローチャートである。
 図7に示すように、デジタルサイネージ装置1の制御部12は、電源が投入された後、又は本処理に対する始動コマンドを受けた後、表示データ(広告や案内等についての情報:第1のコンテンツ)及び送信データとしての識別情報を設定する(ステップS11)。例えば、記憶部11に記憶されたテーブル11a(図3参照)のサービスIDの順に、ビーコンID、サービスID、及び表示データを送信するように設定する。あるいは、制御部12は、デジタルサイネージ装置1に設けられた時計部(図示略)が示す時刻に応じて、表示データ及び識別情報の送信順を設定するようにしてもよい。例えば、時間帯が朝であれば、朝食セットやコーヒーの広告等を含む表示データが表示されるように設定される。
[0056]
 次に、制御部12は、表示データを表示部13に表示するとともに、ビーコン信号送信部14により所定の期間ごとにビーコンID等を含むビーコン信号を無線通信により送信する(ステップS12)。所定の期間はビーコン信号の送信インターバルであり、例えばBLE規格では、送信インターバルはアドバタイズ・インターバルに該当する。
[0057]
 次に、制御部12は、所定の入力があったかどうかを判定する(ステップS13)。所定の入力、即ち表示データ及び識別情報を変更する旨の指示があった場合には、制御部12はステップS11に進み、その指示に応じて表示データ及び識別情報を再度設定する。所定の入力とは、例えば図4に例示したクロック入力、図5に例示したユーザの操作入力である。所定の入力がない場合には、制御部12はステップS12に進み、表示データの表示及びビーコン信号の送信を継続する。
[0058]
[通信端末の処理例]
 図8は、通信端末3の処理を示すフローチャートである。
 図8に示すように、通信端末3の処理部34は、ビーコン信号受信部31を介してデジタルサイネージ装置1から送信されたビーコン信号を受信したか否かを判定する(ステップS21)。ビーコン信号を受信していない場合には、処理部34は、ステップS21における判定処理を繰り返す。
[0059]
 ステップS21においてビーコン信号を受信した場合に、処理部34は、ビーコン信号に含まれるビーコンIDとサービスIDを、サーバ通信部32により所定の通信方式でサーバ4へ送信する(ステップS22)。
[0060]
 次に、処理部34は、サーバ4へビーコンID等を送信した後、サーバ4から所定時間内に上記ビーコンID等に対応する関連データ(第1のコンテンツに関連する情報:第2のコンテンツ)を受信したか否かを判定する(ステップS23)。関連データを受信していない場合には、処理部34は、ステップS21に進む。
[0061]
 ステップS23において関連データを受信した場合には、処理部34は、関連データを表示部35に供給し、関連データを表示部35に表示する(ステップS24)。その後、処理部34は、ステップS21に進み、定期的にビーコン信号を受信したか否かの判定を行う。
[0062]
[サーバの処理例]
 図9は、サーバ4の処理を示すフローチャートである。
 図9に示すように、サーバ4の処理部42は、通信部41を介して通信端末3から送信されたビーコンID等を含む信号を受信したか否かを判定する(ステップS31)。ビーコンID等を含む信号を受信していない場合には、処理部42は、ステップS31における判定処理を繰り返す。
[0063]
 ステップS31においてビーコンID等を含む信号を受信した場合には、処理部42は、その信号に含まれるビーコンID等を取得する。次に、処理部42は、記憶部43内の関連データDB43a(図6参照)を参照して、当該ビーコンID等に対応する関連データ(第2のコンテンツ)を抽出する。そして、処理部42は、抽出した関連データを通信部41により所定の通信方式で通信端末3へ送信する(ステップS32)。その後、処理部42は、ステップS31に進み、定期的にビーコンID等を含む信号を受信したか否かの判定を行う。
[0064]
[情報通信システムの処理例]
 次に、情報通信システム10を構成する上述したデジタルサイネージ装置1、通信端末3及びサーバ4の各装置による協働処理を説明する。
[0065]
 図10は、情報通信システム10による処理を示すシーケンス図である。
 まずデジタルサイネージ装置1の制御部12は、電源が投入された後、又は本処理に対する始動コマンドを受けた後、設定に基づいて記憶部11のテーブル11a(図3参照)から表示データ(広告や案内等についての情報:第1のコンテンツ)及び識別情報としてビーコンID等を読み出し、表示データを表示部13に表示する(ステップS41)。また、制御部12は、ビーコン信号送信部14によりビーコンID等を含むビーコン信号を間欠的に発信する(ステップS42)。その後、制御部12への入力に応じて、表示データ及びビーコンID等を適宜切り替えられるが、基本的には、表示部13による表示データの表示は常時表示であり、識別情報の送信は間欠的送信である。
[0066]
 次に、通信端末3の処理部34は、ビーコン信号受信部31によりデジタルサイネージ装置1から送信されたビーコン信号を受信し、ビーコン信号に含まれるビーコンID等を取得する。そして、処理部34は、取得したビーコンID等を、サーバ通信部32により所定の通信方式でサーバ4へ送信する(ステップS43)。
[0067]
 次に、サーバ4の処理部42は、通信部41を介して通信端末3から送信されたビーコンID等を含む信号を受信し、その信号に含まれるビーコンID等を取得する。そして、処理部42は、取得したビーコンID等に対応する情報(関連データ)を記憶部43の関連データDB43a(図6参照)から抽出し、通信部41により所定の通信方式で通信端末3に送信する(ステップS44)。
[0068]
 通信端末3の処理部34は、サーバ通信部32によりサーバ4に送信したビーコンID等に対応する情報を含む関連データをサーバ4から受信し、その情報に応じた処理を行う(ステップS45)。例えば、処理部34は、関連データに含まれる情報(第1のコンテンツに関連する情報:第2のコンテンツ)を表示部35に表示する。また、例えば、関連データに含まれる情報が、商品の購入を行うためのWebサイト(以下「購入サイト」と称す。)を示すURLである場合には、処理部34は、ネットワーク5を介して購入サイトにアクセスし、購入サイトのページを表示部35に表示する。
[0069]
 ここで、デジタルサイネージ装置1において、制御部12は、所定の入力、即ち表示部13に表示する提供情報を変更する旨の指示を受信(ステップS46)すると、表示部13に供給する表示データ及び送信するビーコンID等を変更する(ステップS47)。
[0070]
[第1の実施の形態による効果]
 上述した第1の実施の形態によれば、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ装置1の表示部13に表示された広告や案内等についての情報(第1のコンテンツ)に関連する情報(第2のコンテンツ)が、利用者が所有する通信端末3に送信される。それゆえ、利用者は、デジタルサイネージ装置1の表示部13に表示された広告や案内等についての情報に関連する情報を、受動的に取得することができる。
[0071]
 また、デジタルサイネージ装置1には、例えば広告として商品の概要(第1のコンテンツ)を表示し、通信端末3に当該商品の詳細情報(第2のコンテンツ)を自動的に表示することで、より多彩な情報を提供可能な情報通信システム10を実現できる。
[0072]
 また、デジタルサイネージ装置1のビーコン信号送信部14におけるビーコン信号の送信範囲を近距離に設定してもよい。ビーコン信号送信部14におけるビーコン信号の送信範囲を所定の距離に設定した場合、デジタルサイネージ装置1の表示内容に興味を持った利用者がデジタルサイネージ装置1から所定の距離内にいるときには、その表示内容に関連した情報が通信端末3にプッシュ送信される、という構成も可能となる。
[0073]
 また、タッチパネルやボタン操作により、デジタルサイネージ装置1に表示された表示内容を変更可能とすれば、利用者の操作により所望の表示データ及び送信データを自動で通信端末3に送信する、という構成も可能となる。
[0074]
 さらに、ビーコン信号の送信範囲を広く設定することで、デジタルサイネージ装置1を正確に目視できない位置にいる利用者に対しても、ビーコンID等を含むビーコン信号の送信による情報提供ができる。例えば、『この先の○○において、新製品のサイネージ広告を表示中』のような情報を、ビーコン信号を利用して通信端末3に表示して利用者をデジタルサイネージ装置1へ誘導する、という構成も可能となる。
[0075]
[デジタルサイネージ装置及び通信端末における表示例]
 次に、デジタルサイネージ装置1及び通信端末3における表示例を説明する。
 図11~図13は、デジタルサイネージ装置1及び通信端末3における表示画面の具体例を示したものである。この図11~図13に示す表示画面の具体例は、ビーコンIDが「♯001」であってサービスIDが「01」~「03」である場合における表示データとその関連データの例である。
[0076]
 図11は、スマートフォンの新製品に関する情報が表示された表示画面の例であり、図11Aはデジタルサイネージ装置1に表示される表示画面の例を示し、図11Bは通信端末3に表示される表示画面の例を示す。
[0077]
 図11Aに示すデジタルサイネージ装置1の表示部13には、スマートフォンの電子広告として、「スマートフォン新製品」、「型式(ABC-123型)」及び「商品情報配信中」のテキスト、並びに「スマートフォンの画像」から構成される表示データ(第1のコンテンツ)が表示されている。
 図11Bに示す通信端末3の表示部35には、電子広告に掲載されたスマートフォンの詳細情報として、スマートフォン新製品(ABC-123型)の値段、詳細情報の案内、カラーバリエーションの案内、購入サイトの案内から構成される関連データ(第2のコンテンツ)が表示されている。
[0078]
 このようなデジタルサイネージ装置1に表示されたスマートフォンの新製品の広告(第1のコンテンツ)を見た利用者は、通信端末3に自動的に配信された商品情報(第2のコンテンツ)により、詳細情報やカラーバリエーションを確認したり、購入サイトへアクセスしたりすることができる。
[0079]
 図12は、新刊書籍に関する情報が表示された表示画面の例であり、図12Aはデジタルサイネージ装置1に表示される表示画面の例を示し、図12Bは通信端末3に表示される表示画面の例を示す。
[0080]
 図12Aに示すデジタルサイネージ装置1の表示部13には、新刊書籍の電子広告として、「今月の新刊」及び「××出版 書籍情報配信中」のテキスト、並びに「新刊書籍“□□□□”(△△ △△著)の画像」から構成される表示データ(第1のコンテンツ)が表示されている。
 図12Bに示す通信端末3の表示部35には、電子広告に掲載された新刊書籍の詳細情報として、“□□□□”(△△ △△著)の試し読みの案内、購入サイトへの案内、××出版の今月の他の新刊情報の案内から構成される関連データ(第2のコンテンツ)が表示されている。
[0081]
 このようなデジタルサイネージ装置1に表示された新刊書籍の広告(第1のコンテンツ)を見た利用者は、通信端末3に自動的に配信された新刊書籍情報(第2のコンテンツ)により、試し読みしたり、他の新刊情報を見たり、購入サイトへアクセスしたりすることができる。
[0082]
 図13は、レストランに関する情報が表示された表示画面の例であり、図13Aはデジタルサイネージ装置1に表示される表示画面の例を示し、図13Bは通信端末3に表示される表示画面の例を示す。
[0083]
 図13Aに示すデジタルサイネージ装置1の表示部13には、新装開店したレストランの電子広告として、「新装開店レストラン〇〇」、「割引クーポン配信中」のテキストから構成される表示データ(第1のコンテンツ)が表示されている。この第1のコンテンツは、例えば新装開店したレストランの店舗、料理等の画像を含んでいてもよい。
 図13Bに示す通信端末3の表示部35には、電子広告に掲載された新装開店したレストランの詳細情報として、割引クーポン、メニューの案内、地図の案内から構成される関連データ(第2のコンテンツ)が表示されている。
[0084]
 このようなデジタルサイネージ装置1に表示された新装開店したレストランの広告(第1のコンテンツ)を見た利用者は、通信端末3に自動的に配信された割引クーポン情報(第2のコンテンツ)を見て、割引クーポンを取得したり、メニューや地図を確認したりすることができる。
[0085]
 図4に示したようなデジタルサイネージ装置1の提供情報の切替え機能を利用することにより、これらの提供情報を時間帯によって切り替えることができる。例えば、朝にはデジタルサイネージ装置1にスマートフォン新製品情報を表示し、デジタルサイネージ装置1からスマートフォン新製品情報と対応づけられたサービスID(=01)を送信する。また、昼には新刊書籍情報を表示するとともに、これと対応づけられたサービスID(=02)を送信し、夕方にはレストランの新装開店広告を表示するとともに、これと対応づけられたサービスID(=03)を送信するというように、表示データと送信するサービスIDを変更する。このように、時間帯に応じてデジタルサイネージ装置1及び通信端末3に表示する情報を切り替えることで、広告効果を高めることができる。
[0086]
<第2の実施の形態>
 次に、本発明の第2の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置について説明する。
[0087]
 図14は、第2の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置の内部構成を示すブロック図である。図14に示すデジタルサイネージ装置1Aは、第1の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置1(図2参照)と比較して、ビーコン信号送信機能をモジュール化した点が異なる。図14において、図2と実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[0088]
 デジタルサイネージ装置1Aは、図14に示すように、記憶部11、制御部12(取得部の一例)、表示部13(デジタルサイネージ部の一例)、ビーコンモジュール20(ビーコン装置の一例)を備える。
[0089]
 図14における記憶部11には、表示部13に表示される表示データ(第1のコンテンツ)のみが記憶されている。制御部12は、設定に基づいて記憶部11から表示データを読み出し、表示部13へ出力するとともに、表示部13に出力した表示データの通知をビーコンモジュール20へ入力する。また、制御部12は外部からの入力(図4及び図5参照)に応じて、表示すべき表示データを記憶部11から取得して表示部13へと出力する。また、表示部13に表示する表示データを変更する際には、その旨の通知をビーコンモジュール20へ入力する。
[0090]
 ビーコンモジュール20は、ビーコン用制御部21(取得部の一例)、ビーコン信号送信部22(送信部の一例)、記憶部23を搭載したモジュール基板である。
[0091]
 ビーコン用制御部21は、例えばCPU等からなる演算処理装置であり、ビーコン信号送信部22、記憶部23を制御する。このビーコン用制御部21は、記憶部23から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、ビーコンモジュール20内の各部の動作を制御することができる。ビーコン用制御部21は、制御部12から表示部13に出力された表示データの通知を受信し、その表示データの通知をビーコン信号送信部22へ送信する。
[0092]
 記憶部23は、例えば、ROM、RAM等として用いられる記憶媒体によって構成されている。記憶部23を、ビーコンモジュール20が備えるレジスタを利用して構成してもよい。この記憶部23は、ビーコンモジュール20内の各部を制御するためのプログラム、パラメータ等を記憶する。加えて、記憶部23は、ビーコンID及びサービスIDと、表示データの通知に含まれる該表示データを特定する情報とを対応づけて構成されたテーブル(図示略)を記憶している。即ち、記憶部23は、図3に示したテーブル11aの表示データフィールド53を「表示データを特定する情報フィールド」に代えたデータ構造のテーブルを有している。本実施の形態では、ビーコンIDによってビーコンモジュール20が識別され、その結果としてデジタルサイネージ装置1が識別される。
[0093]
 ビーコン信号送信部22は、ビーコン用制御部21から入力された表示データの通知に含まれる該表示データを特定する情報に基づき、記憶部23に格納された不図示のテーブルから、その表示データを特定する情報に対応するサービスIDとビーコンIDを抽出する。そして、ビーコン信号送信部22は、抽出したサービスIDとビーコンIDとを含むビーコン信号を生成し、無線通信により外部へ出力する。
[0094]
 上述した第2の実施の形態によれば、ビーコン信号送信機能をモジュール化したビーコンモジュール20をデジタルサイネージ装置1Aに設けることにより、通信手段を持たないデジタルサイネージ装置に通信端末3との通信手段を持たせることができる。それにより、第1の実施の形態と同様に、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ装置1Aの表示部13に表示された広告や案内等についての情報(第1のコンテンツ)に関連する情報(第2のコンテンツ)が、利用者が携帯する通信端末3に送信される。それゆえ、利用者は、デジタルサイネージ装置1Aの表示部13に表示された広告や案内等についての情報に関連する情報を、受動的に取得することができる。
[0095]
 また、第1の実施の形態と同様に、デジタルサイネージ装置1Aには、例えば広告として商品の概要(第1のコンテンツ)を表示し、これと並行して通信端末3に当該商品の詳細情報(第2のコンテンツ)を自動的に表示することで、より多彩な情報を提供可能な情報通信システムを実現できる。
[0096]
 また、ビーコンモジュール20は、単純なビーコンID等を送信するだけの簡単な構成(例えば、不図示の電池、小容量のレジスタ及び送信モジュール)である。このようにビーコンモジュール20自体は簡単な構成であるが故に、デジタルサイネージ装置1Aに実装しやすい。
[0097]
 さらに、第1の実施の形態において説明した各種の変形例を、この第2の実施の形態にも採用することができる。
[0098]
<第3の実施の形態>
 図15は、本発明の第3の実施の形態に係る情報通信システムの概要を説明するための説明図である。
 図15に示す情報通信システム10Aは、デジタルサイネージ装置1と、通信端末3Aとから構成されており、通信端末3AがビーコンID等に対応する関連データ(第2のコンテンツ)を記憶している。
[0099]
 通信端末3Aは、第1の実施の形態に係る通信端末3(図2参照)と比較して、記憶部33に関連データDB33aが格納されている点が異なる。記憶部33に格納された関連データDB33aのデータ構造は、サーバ4の記憶部43(図2参照)に格納された関連データDB43aと同じデータ構造(図6参照)である。
[0100]
 通信端末3Aの処理部34は、デジタルサイネージ装置1からビーコン信号を受信すると、該ビーコン信号に含まれるビーコンID等(ビーコンID、サービスID)を取得し、取得したビーコンID等を解釈する。次に、処理部34は、解釈したビーコンID等に基づいて、記憶部33内の関連データDB33aを参照し、関連データDB33aからビーコンID等に対応する関連データ(第2のコンテンツ)を抽出する。そして、処理部34は、抽出した関連データを表示部35に出力し、表示部35に関連データを表示する。このビーコンID等の解釈は、通信端末3Aに搭載されたOS若しくはアプリケーションが実行する。
[0101]
 上述した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態において示した、ビーコンID等を解釈して該ビーコンID等に対応する関連データ(第2のコンテンツ)を通信端末3に送信するサーバ4が不要となる。通信端末3は、受信したビーコンID等をサーバ4に転送する処理を行わず、ビーコンID等に対応する関連データとして例えば商品情報を表示する。
[0102]
 なお、この第3の実施の形態に係る通信端末3Aがビーコン信号に含まれるビーコンID等を解釈する構成を、第2の実施の形態に適用できることは勿論である。
[0103]
<変形例>
 上述した第1及び第2の実施の形態に係るデジタルサイネージ装置1,1Aは、ビーコンID等の代わりに、該ビーコンID等に対応する関連データ(第2のコンテンツ)そのものを送信してもよい。この場合、例えばデジタルサイネージ装置1,1Aは、識別情報(ビーコンID,サービスID)、表示データ及び関連データを対応づけたデータベースを格納する記憶部を備える。このデータベースは、テーブル11aに関連データフィールド63を更に備えたデータ構造を有する。少なくともデジタルサイネージ装置1,1Aは、識別情報と、表示データと、関連データとの対応関係を把握できる情報を有していればよい。また、デジタルサイネージ装置1,1Aは、関連データ(第2のコンテンツ)を格納する記憶部を有する。通信端末3は、デジタルサイネージ装置1,1Aから受信したビーコンID等をサーバ4に転送する処理を行わず、ビーコンID等に対応する関連データとして例えば商品情報を表示する。
[0104]
 また、上述した第1~第3の実施の形態では、通信端末の一例として携帯可能な通信端末3を用いた例を示したが、表示部を備えた通信端末であればよい。例えば通信端末としては、フィーチャーフォン、ページャー、携帯音楽プレイヤー、腕時計等の様々なモバイル端末を想定しうる。
[0105]
 さらに、本発明は上述した各実施の形態例に限られるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
[0106]
 例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
 また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
[0107]
 また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。

符号の説明

[0108]
 1,1A…デジタルサイネージ装置、 3,3A…通信端末、 4…サーバ、 5…ネットワーク、 10,10A…情報通信システム、11a…テーブル、 11…記憶部、 12…制御部、 13…表示部、 14…ビーコン信号送信部、 20…ビーコンモジュール、 21…ビーコン用制御部、 22…ビーコン信号送信部、 23…記憶部、 31…ビーコン信号、 32…サーバ通信部、 33…記憶部、 33a…関連データデータベース、 34…処理部、 35…表示部、 36…入力部、 41…通信部、 42…処理部、 43…記憶部、 43a…関連データデータベース、 51…ビーコンIDフィールド、 52…サービスIDフィールド、 53…表示データフィールド、 61…ビーコンIDフィールド、 62…サービスIDフィールド、 63…関連データフィールド

請求の範囲

[請求項1]
 ビーコン信号を送信する情報通信装置と、前記ビーコン信号を受信可能な通信端末とを含む情報通信システムであって、
 前記情報通信装置は、
 第1のコンテンツを表示するデジタルサイネージ部と、
 前記デジタルサイネージ部に表示される前記第1のコンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部と、
 前記取得部によって取得された前記第1のコンテンツと対応づけられた前記情報を含んだビーコン信号を送信する送信部と、
 を備え、
 前記通信端末は、
 前記情報通信装置から送信された前記ビーコン信号を受信する受信部と、
 コンテンツを表示する表示部と、
 前記受信部によって受信した前記ビーコン信号に含まれる、前記第1のコンテンツと対応づけられた前記情報に応じた処理を実行し、前記第1のコンテンツに関連する第2のコンテンツを前記表示部に出力する処理部と、
 を備える情報通信システム。
[請求項2]
 前記第1のコンテンツと対応づけられた前記情報は、前記第1のコンテンツを識別できる識別情報であり、
 前記通信端末の処理部は、前記識別情報と対応づけて前記第2のコンテンツを記憶するデータベースから、前記識別情報に対応する前記第2のコンテンツを取得し、当該第2のコンテンツを前記表示部に表示させる処理を行う
 請求項1に記載の情報通信システム。
[請求項3]
 前記通信端末は、前記データベースと通信するための通信部を、更に備え、
 前記通信端末の前記処理部は、前記通信部を通じて前記識別情報に対応する前記第2のコンテンツを前記データベースから取得する
 請求項2に記載の情報通信システム。
[請求項4]
 前記通信端末は、前記データベースを、更に備え、
 前記通信端末の前記処理部は、前記識別情報に対応する前記第2のコンテンツを前記データベースから取得する
 請求項2に記載の情報通信システム。
[請求項5]
 前記第1のコンテンツと対応づけられた前記情報は、前記第1のコンテンツに関連する前記第2のコンテンツであり、前記通信端末の処理部は、前記情報通信装置から前記第2のコンテンツを取得する
 請求項1に記載の情報通信システム。
[請求項6]
 前記情報通信装置は、クロック信号を生成するクロック生成部と、
 前記クロック生成部から入力された前記クロック信号の入力数をカウントし、カウント値に基づいて前記第1のコンテンツを切り替える制御部と、
 を備える請求項1に記載の情報通信システム。
[請求項7]
 コンテンツを表示するデジタルサイネージ部と、
 前記デジタルサイネージ部に表示される前記コンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部と、
 前記取得部によって取得された前記コンテンツと対応づけられた前記情報を含んだビーコン信号を送信する送信部と、
 を備える情報通信装置。
[請求項8]
 請求項7に記載の情報通信装置と、前記ビーコン信号に含まれる情報を通信端末を通じて受信可能なサーバとを含む情報通信システムであって、
 前記サーバは、
 前記コンテンツを識別できる前記情報と対応づけて前記コンテンツに関連する他のコンテンツを記憶するデータベースと、
 前記通信端末と通信する通信部と、
 前記通信部によって前記通信端末から受信した前記コンテンツを識別できる前記情報に対応する前記他のコンテンツを前記データベースから取得し、前記他のコンテンツを前記通信部によって前記通信端末へ送信する処理部と、
 を備える情報通信システム。
[請求項9]
 コンテンツを表示するデジタルサイネージ装置と通信可能に接続され、前記デジタルサイネージ装置に表示される前記コンテンツと対応づけられた情報を取得する取得部と、
 前記取得部によって取得された前記コンテンツと対応づけられた前記情報を含んだビーコン信号を送信する送信部と、
 を備えるビーコン装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]