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1. (WO2015170651) DISPOSITIF
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明 細 書

発明の名称 装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010  

発明の効果

0011  

図面の簡単な説明

0012  

発明を実施するための形態

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238   0239   0240   0241   0242   0243   0244   0245   0246   0247   0248   0249   0250   0251   0252   0253   0254   0255   0256   0257   0258   0259   0260   0261   0262   0263   0264   0265   0266   0267   0268   0269   0270   0271   0272   0273   0274   0275   0276   0277   0278   0279   0280   0281   0282   0283   0284   0285   0286   0287   0288   0289   0290   0291   0292   0293   0294   0295   0296   0297   0298   0299   0300   0301   0302   0303   0304   0305   0306   0307  

符号の説明

0308  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30   31   32  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27  

明 細 書

発明の名称 : 装置

技術分野

[0001]
 本開示は、装置に関する。

背景技術

[0002]
 現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)では、爆発的に増加するトラフィックを収容するために、セルラーシステムの容量を向上するための様々な技術が検討されている。将来、現在の1000倍程度の容量が必要とも言われている。MU-MIMO(Multi-User Multi-Input Multiple-Input Multiple-Output)及びCoMP(Coordinated Multipoint)などの技術では、セルラーシステムの容量は数倍程度しか増加しないと考えられる。そのため、画期的な手法が求められている。
[0003]
 例えば、セルラーシステムの容量を大幅に増加させるための手法として、多数のアンテナ素子(例えば、100個程度のアンテナ素子)を含む指向性アンテナを使用して基地局がビームフォーミングを行うことが考えられる。このような技術は、ラージスケール(Large-Scale)MIMO、又はマッシブ(Massive)MIMOと呼ばれる技術の一形態である。このようなビームフォーミングによれば、ビームの半値幅は狭くなる。即ち、鋭いビームが形成される。また、上記多数のアンテナ素子を平面上に配置することにより、所望の3次元方向へのビームを形成することも可能になる。
[0004]
 なお、ビームフォーミングについての様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、上りチャネルと下りチャネルとの周波数帯域が異なる場合であっても基地局によるビームフォーミングを実現する技術が、開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2011-004056

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかし、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置のために適切なセルが選択されない可能性がある。
[0007]
 具体的には、通常、端末装置のためのセルの選択(例えば、端末装置によるセル選択(Cell Selection)/セル再選択(cell reselection)及び基地局によるハンドオーバ決定(Handover Decision)など)は、ビームフォーミングなしで送信されるCRS(Cell-specific Reference Signal)についての測定(measurements)の結果に基づいて行われる。そのため、結果として選択されるセルは、ビームフォーミングなしで送信される信号の受信には良好なセルであるが、ビームフォーミングありで送信される信号の受信に良好なセルであるとは限らない。そのため、ビームフォーミングが行われる場合には、端末装置のために適切なセルが選択されない可能性がある。これは、とりわけ、多数のアンテナ素子を含む指向性アンテナを使用して上記ビームフォーミングが行われる場合に顕著になり得る。
[0008]
 そこで、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置のために適切なセルを選択することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。

課題を解決するための手段

[0009]
 本開示によれば、ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する取得部と、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する制御部と、を備える装置が提供される。
[0010]
 また、本開示によれば、ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、上記重みセットを乗算された上記リファレンス信号についての測定の結果を取得する取得部と、上記測定の上記結果に基づいて、基地局への測定報告を行う報告部と、を備える装置が提供される。

発明の効果

[0011]
 以上説明したように本開示によれば、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置のために適切なセルを選択することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。

図面の簡単な説明

[0012]
[図1] ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットを説明するための説明図である。
[図2] 重み係数の乗算とリファレンス信号の挿入との関係を説明するための説明図である。
[図3] 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。
[図4] ラージスケールMIMOのビームフォーミングの例を説明するための第1の説明図である。
[図5] ラージスケールMIMOのビームフォーミングの例を説明するための第2の説明図である。
[図6] 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。
[図7] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第1の例を説明するための説明図である。
[図8] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第2の例を説明するための説明図である。
[図9] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第3の例を説明するための説明図である。
[図10] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第4の例を説明するための説明図である。
[図11] 測定用のリファレンス信号への重み係数の乗算を説明するための説明図である。
[図12] 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
[図13] 同実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
[図14] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第1の例を説明するための説明図である。
[図15] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第2の例を説明するための説明図である。
[図16] 重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第3の例を説明するための説明図である。
[図17] 復調用のリファレンス信号及び重み対応識別情報の送信の例を説明するための説明図である。
[図18] 同実施形態の第2の変形例に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
[図19] 指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子のサブセットを説明するための説明図である。
[図20] 第3の変形例に係る、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第1の例を説明するための説明図である。
[図21] 同実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
[図22] 同実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
[図23] 同実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第3の例を示すシーケンス図である。
[図24] eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。
[図25] eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。
[図26] スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
[図27] カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0013]
 以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[0014]
 また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて端末装置200A、200B及び200Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、端末装置200A、200B及び200Cを特に区別する必要が無い場合には、単に端末装置200と称する。
[0015]
 なお、説明は以下の順序で行うものとする。
 1.はじめに
 2.通信システムの概略的な構成
 3.各装置の構成
  3.1.基地局の構成
  3.2.端末装置の構成
 4.処理の流れ
 5.変形例
  5.1.第1の変形例
  5.2.第2の変形例
  5.3.第3の変形例
 6.応用例
  6.1.基地局に関する応用例
  6.2.端末装置に関する応用例
 7.まとめ
[0016]
 <<1.はじめに>>
 まず、図1及び図2を参照して、ビームフォーミング、測定(measurements)、及びセルの選択を説明する。
[0017]
 (ビームフォーミング)
 (a)ラージスケールMIMOの必要性
 現在、3GPPでは、爆発的に増加するトラフィックを収容するために、セルラーシステムの容量を向上するための様々な技術が検討されている。将来、現在の1000倍程度の容量が必要とも言われている。MU-MIMO及びCoMPなどの技術では、セルラーシステムの容量は数倍程度しか増加しないと考えられる。そのため、画期的な手法が求められている。
[0018]
 3GPPのリリース10では、eNodeBが8本のアンテナを搭載することが規格化されている。よって、当該アンテナによれば、SU-MIMO(Single-User Multi-Input Multiple-Input Multiple-Output)の場合に8レイヤのMIMOを実現することができる。8レイヤのMIMOとは、独立な8つのストリームを空間的に多重する技術である。また、4ユーザに2レイヤのMU-MIMOを実現することもできる。
[0019]
 UE(User Equipment)ではアンテナの配置のためのスペースが小さいこと、及びUEの処理能力には限界があることに起因して、UEのアンテナのアンテナ素子を増やすことは難しい。しかし、近年のアンテナ実装技術の進歩により、100個程度のアンテナ素子を含む指向性アンテナをeNodeBに配置することは不可能ではなくなってきている。
[0020]
 例えば、セルラーシステムの容量を大幅に増加させるための手法として、多数のアンテナ素子(例えば、100個程度のアンテナ素子)を含む指向性アンテナを使用して基地局がビームフォーミングを行うことが考えられる。このような技術は、ラージスケール(Large-Scale)MIMO又はマッシブ(Massive)MIMOと呼ばれる技術の一形態である。このようなビームフォーミングによれば、ビームの半値幅は狭くなる。即ち、鋭いビームが形成される。また、上記多数のアンテナ素子を平面上に配置することにより、所望の3次元方向へのビームを形成することも可能になる。例えば、基地局よりも高い位置(例えば、高層ビルの上層階)に向けたビームを形成することにより、当該位置に存在する端末装置への信号を送信することが、提案されている。
[0021]
 典型的なビームフォーミングでは、水平方向でビームの方向を変えることが可能である。そのため、当該典型的なビームフォーミングは、2次元ビームフォーミングとも言える。一方、ラージスケールMIMO(又はマッシブMIMO)のビームフォーミングでは、水平方向に加えて垂直方向にもビームの方向を変えることが可能である。そのため、ラージスケールMIMOのビームフォーミングは、3次元ビームフォーミングとも言える。
[0022]
 なお、アンテナ本数が増えるので、MU-MIMOでのユーザ数を増やすことが可能になる。このような技術は、ラージスケールMIMO又はマッシブMIMOと呼ばれる技術の別の形態である。なお、UEのアンテナ数が2本である場合には、1つのUEについての空間的に独立したストリームの数は2本であるので、1つのUEについてのストリーム数を増やすよりも、MU-MIMOのユーザ数を増やす方が合理的である。
[0023]
 (b)重みセット
 ビームフォーミング用の重みセット(即ち、複数のアンテナ素子のための重み係数のセット)は、複素数として表される。以下、図1を参照して、とりわけラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットの例を説明する。
[0024]
 図1は、ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットを説明するための説明図である。図1を参照すると、格子状に配置されたアンテナ素子が示されている。また、アンテナ素子が配置された平面上の直行する2つの軸x、y、及び、当該平面に直行する1つの軸zも示されている。ここで、形成すべきビームの方向は、例えば、角度phi(ギリシャ文字)及び角度theta(ギリシャ文字)で表される。角度phi(ギリシャ文字)は、ビーム方向のうちのxy平面の成分とx軸とのなす角度である。また、角度theta(ギリシャ文字)は、ビーム方向とz軸とのなす角度である。この場合に、例えば、x軸方向においてm番目に配置され、y軸方向においてn番目に配置されるアンテナ素子の重み係数V m,nは、以下のように表され得る。
[0025]
[数1]


[0026]
 fは周波数であり、cは光速である。また、jは複素数における虚数単位である。また、d は、x軸方向におけるアンテナ素子の間隔であり、d は、y軸方向におけるアンテナ素子間の間隔である。なお、アンテナ素子の座標は、以下のように表される。
[0027]
[数2]


[0028]
 なお、典型的なビームフォーミング(2次元ビームフォーミング)用の重みセットは、所望の水平方向へのビームを形成するための重みセットと、アンテナ間の移送の調整のための重みセットとに分解され得る。そのため、ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットは、所望の垂直方向へのビームを形成するための第1の重みセットと、所望の水平方向へのビームを形成するための第2の重みセットと、アンテナ間の移送の調整のための第3の重みセットとに分解され得る。
[0029]
 (c)ラージスケールMIMOのビームフォーミングによる環境の変化
 ラージスケールMIMOのビームフォーミングが行われる場合には、利得は10dB以上に達する。上記ビームフォーミングを採用するセルラーシステムでは、従来のセルラーシステムと比べて、電波環境の変化が激しくなり得る。
[0030]
 (d)ラージスケールMIMOのビームフォーミングが行われるケース
 例えば、都市部の基地局が高層ビルに向けたビームを形成することが考えられる。また、郊外であっても、スモールセルの基地局が当該基地局の周辺のエリアに向けたビームを形成することが考えられる。なお、郊外のマクロセルの基地局はラージスケールMIMOのビームフォーミングを行わない可能性が高い。
[0031]
 (測定)
 (a)CRSについての測定
 LTE(Long Term Evolution)では、端末装置は、基地局により送信されるCRS(Cell-specific Reference Signal)についての測定を行う。具体的には、端末装置は、基地局により送信されるCRSの受信により、当該基地局と当該端末装置との間の伝搬路の品質の測定を行う。この測定は、「RRM(Radio Resource Management)測定」、又は単に「測定(measurements)」と呼ばれる。
[0032]
 上記測定の結果は、端末装置のためのセルを選択するために使用される。具体的には、例えば、上記測定の結果は、RRC(Radio Resource Control)アイドル(RRC Idle)である端末装置によるセル選択(Cell Selection)/セル再選択(cell reselection)に使用される。また、例えば、上記測定の結果は、RRC接続(RRC Connected)である端末装置により基地局に報告され、当該基地局によるハンドオーバ決定(Handover Decision)に使用される。
[0033]
 上述したように、上記測定は、CRSの受信により行われる。CRSは、無指向性の電波の伝送路の品質を測定するための信号であるので、ビームフォーミングなしで送信される。即ち、CRSは、ビームフォーミング用の重みセットを乗算されずに送信される。
[0034]
 なお、DM-RS(Demodulation Reference Signal)又はUE固有リファレンス信号(UE specific Reference Signal)と呼ばれる復調用のリファレンス信号もある。当該復調用のリファレンス信号は、ビームフォーミング用の重みセットを乗算されるので、無指向性の電波の伝送路の品質を測定するのには望ましくない。また、CSI-RS(Channel State Information Reference Signal)と呼ばれるリファレンス信号もある。CSI-RSは、CRSと同様に、ビームフォーミングなしで送信される。しかし、CSI-RSの送信頻度が低いので、CSI-RSの受信による測定には長い時間がかかる。以下、図2を参照して、重み係数の乗算とリファレンス信号の挿入(又はマッピング)との関係を説明する。
[0035]
 図2は、重み係数の乗算とリファレンス信号の挿入との関係を説明するための説明図である。図2を参照すると、各アンテナ素子91に対応する送信信号92は、乗算器94において重み係数93を複素乗算される。そして、重み係数93を複素乗算された送信信号92が、アンテナ素子91から送信される。また、DR-MS95は、乗算器94の前に挿入され、乗算器94において重み係数93が複素乗算される。そして、重み係数93が複素乗算されたDR-MS95が、アンテナ素子91から送信される。一方、CRS96(及びCSI-RS)は、乗算器94の後に挿入される。そして、CRS96(及びCSI-RS)は、重み係数93を乗算されることなく、アンテナ素子91から送信される。
[0036]
 (b)RSRP及びRSRQ
 LTEでは、CRSについての測定は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)の測定である。換言すると、端末装置は、CRSについての測定の結果として、RSRP及び/又はRSRQを取得する。RSRQは、RSRPとRSSI(Received Signal Strength Indicator)から算出される。
[0037]
 RSRPは、単一のリソースエレメントあたりのCRSの受信電力である。即ち、RSRPは、CRSの受信電力の平均値である。CRSの受信電力は、CRSのリソースエレメントにおける受信信号と既知信号であるCRSとの相関の検出により得られる。RSRPは、所望信号「S(Signal)」に対応する。
[0038]
 RSSIは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボルあたりの信号の総電力である。そのため、RSSIは、所望信号、干渉信号及び雑音を含む。即ち、RSSIは、「S(Signal)+I(Interference)+N(Noise)」に対応する。
[0039]
 RSRQは、RSRP/(RSSI/N)である。Nは、RSSIの算出に用いられるリソースブロックの数である。当該リソースブロックは、周波数方向に並ぶリソースブロックである。したがって、RSRQは、リソースブロック1個あたりのRSSIでRSRPを割ることにより得られる値である。即ち、RSRQは、SINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)に対応する。
[0040]
 以上のように、CRSについての測定により、受信電力(即ち、RSRP)と、SINRのような受信品質(即ち、RSRQ)とが得られる。
[0041]
 (c)平均化による効果
 RSRP及びRSRQを取得するためには、数ミリ秒から数十ミリ秒にわたって信号を受信し、受信電力の平均化を行う必要がある。1スロット又は1サブセットのみの平均化によりRSRP及びRPRQを取得すると、フェージングなどのチャネルの瞬間的な変動に影響されやすくなるからである。
[0042]
 なお、上記平均化の手法は、端末装置ごとに実装されるのであり、規格において具体的に定められていない。
[0043]
 (セルの選択)
 (a)セルの選択の例
 例えば、端末装置は、RRCアイドル(RRC Idle)である場合に、セル選択(Cell Selection)/セル再選択(cell reselection)を行う。即ち、端末装置は、通信を行うためのセル(例えば、ページングの受信のためのセル)を選択する。
[0044]
 また、例えば、基地局は、ハンドオーバ決定(Handover Decision)を行う。即ち、基地局は、端末装置のためのターゲットセルを選択し、端末装置のためのサービングセルから上記ターゲットセルへのハンドオーバを決定する。
[0045]
 また、例えば、基地局は、キャリアアグリゲーションのScell(Secondary Cell)の追加を行う。当該Scellは、SCC(Secondary Component Carrier)とも呼ばれる。
[0046]
 なお、ここでの「セル」は、基地局の通信エリアを意味してもよく、又は基地局が使用する周波数帯域を意味してもよい。また、ここでの「セル」は、キャリアアグリゲーションのPcell(Primary Cell)又はScellであってもよい。上記Pcellは、PCC(Primary Component Carrier)とも呼ばれ、上記Scellは、SCC(Secondary Component Carrier)とも呼ばれる。
[0047]
 (b)ビームフォーミングが行われる場合のセルの選択
 上述したように、ラージスケールMIMO又はマッシブMIMOと呼ばれる技術の一形態では、基地局は、多数のアンテナ素子(例えば、100個程度のアンテナ素子)を含む指向性アンテナを使用してビームフォーミングを行う。この場合に、基地局は、水平方向のみではなく垂直方向にもビームの方向を変えることができる。そのため、一例として、基地局は、基地局よりも高い位置(例えば、高層ビルの上層階)に向けたビームを形成することにより、高い位置でのスループットを向上させることができる。別の例として、小型の基地局は、近傍のエリアへのビームを形成することにより、隣接基地局との間の干渉を減らすことができる。
[0048]
 ここで、ラージスケールMIMOのビームフォーミングによる信号の送受信が主流になった場合に、CRSについての測定の結果に基づいてセルの選択が行われてよいのかという疑問が生じる。
[0049]
 具体的には、CRSについての測定から分かるのは、あくまで、無指向性の電波の伝送路の品質である。しかし、無指向性の電波の伝送路は、ラージスケールMIMOのビームフォーミングにより形成される鋭いビームの伝送路とは全く異なる。そのため、当該ビームフォーミングによる信号の送受信が前提である場合には、CRSについての測定の結果に基づくセルの選択では、適切なセルが選択されない可能性がある。
[0050]
 一例として、CRSの測定の結果に基づいて選択されたセルで端末装置が信号を送受信すると、隣接基地局からの鋭いビームにより大きい干渉が発生してしまう可能性がある。別の例として、あるセルについてのCRSの測定の結果が、別のセルについてのCRSの測定の結果よりも良好であったとしても、ビームフォーミングが行われる場合には、上記別のセルでの通信品質の方が上記あるセルでの通信品質よりも良好である可能性もある。
[0051]
 以上のように、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置のために適切なセルが選択されない可能性がある。
[0052]
 (c)CRSについての測定が望ましくないケース
 上述したように、例えば、ラージスケールMIMOのビームフォーミングは都市部の基地局又はスモールセルの基地局により行われると考えられる。そのため、これらの基地局のセルの選択がCRSについての測定に基づいて行われることは望ましくない。
[0053]
 <<2.通信システムの概略的な構成>>
 続いて、図3~図5を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、通信システム1は、基地局100及び端末装置200を含む。通信システム1は、例えば、LTE、LTE-Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
[0054]
 基地局100は、端末装置200との無線通信を行う。例えば、基地局100は、基地局100の通信エリア内に位置する端末装置200との無線通信を行う。換言すると、端末装置200は、基地局100の通信エリア内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。
[0055]
 とりわけ本開示の実施形態では、基地局100は、ビームフォーミングを行う。例えば、当該ビームフォーミングは、ラージスケールMIMOのビームフォーミングである。当該ビームフォーミングは、マッシブMIMOのビームフォーミング、又は3次元ビームフォーミングとも呼ばれ得る。
[0056]
 具体的には、例えば、基地局100は、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナを備える。また、基地局100は、当該指向性アンテナのための重みセットを送信信号に乗算することにより、ラージスケールMIMOのビームフォーミングを行う。例えば、当該重みセットは端末装置200ごとに決定される。その結果、端末装置200に向けたビームが形成される。以下、図4及び図5を参照して、ラージスケールMIMOのビームフォーミングの例を説明する。
[0057]
 図4は、ラージスケールMIMOのビームフォーミングの例を説明するための第1の説明図である。図4を参照すると、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナ101が示されている。指向性アンテナ101は、所望の3次元方向への鋭いビームを形成することができる。例えば、指向性アンテナ101によりビーム21A及びビーム21Bが形成される。
[0058]
 図5は、ラージスケールMIMOのビームフォーミングの例を説明するための第2の説明図である。図5を参照すると、図4を参照して説明したビーム21A、21Bが示されている。例えば、ビーム21Aはエリア23Aに到達し、ビーム21Bはエリア23Bに到達する。そのため、エリア23A内に位置する端末装置200Aは、ビーム21Aとして送信される信号を受信することができる。また、エリア23B内に位置する端末装置200Bは、ビーム21Bとして送信される信号を受信することができる。基地局100は、端末装置200A宛の信号をビーム21Aとして送信し、端末装置200B宛の信号をビーム21Bとして送信する。
[0059]
 なお、基地局100は、例えば、ビームフォーミングを行わずに信号を送信することができる。一例として、基地局100は、無指向性アンテナを備え、無指向性の電波として信号を送信する。別の例として、基地局100は、セクタアンテナを備え、セクタビームとして信号を送信してもよい。
[0060]
 <<3.各装置の構成>>
 続いて、図6~図12を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の構成を説明する。
[0061]
 <3.1.基地局の構成>
 まず、図6~図11を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図6は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
[0062]
 (アンテナ部110)
 アンテナ部110は、無線通信部120により出力された信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
[0063]
 とりわけ本開示の実施形態では、アンテナ部110は、指向性アンテナを含む。例えば、当該指向性アンテナは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナである。
[0064]
 また、例えば、アンテナ部110は、無指向性アンテナをさらに含む。なお、アンテナ部110は、無指向性アンテナの代わりに、又は無指向性アンテナとともに、セクタアンテナを含んでもよい。
[0065]
 (無線通信部120)
 無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置200へのダウンリンク信号を送信し、端末装置200からのアップリンク信号を受信する。
[0066]
 (ネットワーク通信部130)
 ネットワーク通信部130は、他のノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他の基地局100及びコアネットワークノードと通信する。
[0067]
 (記憶部140)
 記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
[0068]
 (処理部150)
 処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び通信制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
[0069]
 (情報取得部151)
 情報取得部151は、ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する。
[0070]
 (a)重みセット
 例えば、上記ビームフォーミングは、ラージスケールMIMOのビームフォーミングである。また、上記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重み接セットである。なお、当該ビームフォーミングは、マッシブMIMOのビームフォーミング、又は3次元ビームフォーミングと呼ばれてもよい。
[0071]
 例えば、上記複数の重みセットの各々は、基地局100が備える指向性アンテナに含まれるアンテナ素子ごとの重み係数を含む。
[0072]
 例えば、上記複数の重みセットは、上記指向性アンテナのための全ての重みセットのうちの一部の重みセットである。当該一部の重みセットは、基地局100又はコアネットワークノードにより自動的に決定されてもよく、又は、セルラーシステムのオペレータにより設定されてもよい。なお、上記複数の重みセットは、上記一部の重みセットではなく、上記全ての重みセットであってもよい。
[0073]
 (b)具体的な処理
 例えば、上記複数の重みセットは、記憶部140に記憶される。情報取得部151は、記憶部140から、上記複数の重みセットを取得する。
[0074]
 (通信制御部153)
 (1)測定用のリファレンス信号の送信の制御
 通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する。
[0075]
 (a)リファレンス信号のマッピング
 (a-1)フレームフォーマット
 -データ領域の無線リソース
 例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、制御領域及びデータ領域を含むサブフレームのうちの上記データ領域の無線リソースである。即ち、通信制御部153は、重みセットにあらかじめ関連付けられたデータ領域の無線リソースに、上記測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0076]
 例えば、上記制御領域は、制御チャネルが配置される領域(時間)であり、上記データ領域は、データチャネルが配置される領域(時間)である。例えば、上記制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)を含み、上記データチャネルは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を含む。
[0077]
 より具体的には、例えば、上記サブフレームは、N個のOFDMAシンボルを含む場合に、上記制御領域は、上記N個のOFDMAシンボルのうちの1番目からM番目のシンボルであり、上記データ領域は、上記N個のOFDMAシンボルのうちのM+1番目からN番目のシンボルである。一例として、Nは14であり、Mは3である。
[0078]
 さらに、例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記データ領域のリソースエレメントのうちの、CRSのためのリソースエレメント以外のリソースエレメントである。以下、図7を参照して、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第1の例を説明する。
[0079]
 図7は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第1の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。この例では、サブフレーム30は14個のOFDMAシンボルを含む。また、制御領域31は、1番目~3番目のOFDMAシンボルを含み、データ領域33は、4番目~14番目のOFDMAシンボルを含む。例えば、データ領域33のリソースエレメントが、重みセットV(i)(i=0~3)に関連付けられている。そして、通信制御部153は、当該リソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0080]
 このようにデータ領域の無線リソースに上記測定用のリファレンス信号をマッピングすることにより、制御領域は変更されない。そのため、例えば、本実施形態の技術が適用されない装置(レガシー装置)が、制御チャネル(例えば、PDCCH)で送信される制御情報を取得することができる。また、CRSのリソースエレメント以外のリソースエレメントに上記測定用のリファレンス信号をマッピングすることにより、例えば、本実施形態の技術が適用されない装置(レガシー装置)がCRSについての測定を適切に行うことが可能になる。このように、後方互換性(Backward Compatibility)が担保される。
[0081]
  --MBSFNサブフレームの無線リソース
 例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、特定のサブフレームの無線リソースである。さらに、当該特別のサブフレームは、MBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services) over a Single Frequency Network)サブフレームであってもよい。以下、図8を参照して、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第2の例及び第3の例を説明する。
[0082]
 図8は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第2の例を説明するための説明図である。図8を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。この例では、サブフレーム30は、MBSFNサブフレームであり、14個のOFDMAシンボルを含む。また、制御領域31は、1番目~3番目のOFDMAシンボルを含み、データ領域33は、4番目~14番目のOFDMAシンボルを含む。この例では、サブフレーム30がMBSFNサブフレームであるので、データ領域33ではCRSが送信されない。例えば、データ領域33のリソースエレメントが、重みセットV(i)(i=0~19)に関連付けられる。そして、通信制御部153は、当該リソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0083]
 図9は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第3の例を説明するための説明図である。図9を参照すると、この例では、データ領域33のリソースエレメントが、重みセットV(i)(i=0~11)に関連付けられる。そして、通信制御部153は、当該リソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0084]
 このようにMBSFNサブフレームを使用することにより、例えば、後方互換性を担保しつつ、データ領域のより多くの無線リソースに上記測定用のリファレンス信号をマッピングすることが可能になる。
[0085]
 -制御領域の無線リソース
 上述したように、例えば、上記複数の重みセットの各々には、データ領域の無線リソースが関連付けられている。しかし、本実施形態は係る例に限定されない。上記複数の重みセットのうちの少なくとも1つの重みセットに、制御領域及びデータ領域(又は制御領域のみ)の無線リソースが関連付けられていてもよい。以下、図9を参照して、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第4の例を説明する。
[0086]
 図10は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第4の例を説明するための説明図である。図10を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。この例では、サブフレーム全体にわたるリソースエレメントが重みセットV(i)(i=0~11)に関連付けられる。そして、通信制御部153は、当該リソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0087]
 (a-2)対象のサブフレーム
 例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、特定のサブフレームの無線リソースである。即ち、通信制御部153は、特定のサブフレームの無線リソースのうちの、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに、上記測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0088]
 例えば、上記特定のサブフレームは、無線フレーム(Radio Frame)の中の10個のサブフレームのうちの1つ以上のサブフレームである。上記特定のサブフレームは、サブフレーム番号が奇数であるサブフレームであってもよく、あるいは、サブフレーム番号が偶数であるサブフレームであってもよい。当然ながら、上記特定のサブフレームは係る例に限られない。
[0089]
 これにより、例えば、上記測定用のリファレンス信号によるオーバーヘッドを抑えることが可能になる。
[0090]
 例えば、上記特定のサブフレームは、基地局ごとに、基地局のグループごとに、又はセルラーシステムごとに、設定される。この場合に、通信制御部153は、上記特定のサブフレームを端末装置200に通知する。これにより、例えば、必要に応じた設定が可能になる。なお、上記特定のサブフレームは、あらかじめ定義されたサブフレームであってもよい。これにより、例えば、上記特定のサブフレームの通知に起因するオーバーヘッドがなくなり得る。
[0091]
 上述したように、当該特別のサブフレームは、MBSFNサブフレームであってもよい。
[0092]
 以上のように、例えば、特定のサブフレームの無線リソースに、上記測定用のリファレンス信号がマッピングされる。しかしながら、本実施形態は係る例に限定されない。一例として、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、各サブフレームの無線リソースであってもよい。別の例として、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースが含まれるサブフレームが、上記複数の重みセット間で異なっていてもよい。
[0093]
 (a-3)端末装置による無線リソースの知得
 -無線リソースの通知
 例えば、通信制御部153は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する。
[0094]
  --通知の手法
 例えば、通信制御部153は、基地局100の通信エリア内に位置する端末装置200に向けて上記無線リソースを報知する。具体的には、例えば、通信制御部153は、システム情報(System Information)の中で上記無線リソースを報知する。当該システム情報は、例えば、いずれかのSIB(System Information Block)である。
[0095]
 なお、通信制御部153は、上記無線リソースを端末装置200に個別に通知してもよい。具体的には、通信制御部153は、シグナリングにより、上記無線リソースを端末装置200に通知してもよい。当該シグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
[0096]
  --通知情報
 例えば、通信制御部153は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースを特定するための情報(以下、「無線リソース情報」と呼ぶ)を端末装置200に通知する。
[0097]
 上述したように、例えば、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースは、特定のサブフレームの無線リソースである。この場合に、上記無線リソース情報は、例えば、上記特定のサブフレームを示す情報を含む。
[0098]
 また、例えば、上記無線リソース情報は、サブフレームのリソースブロックのうちの、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを含むリソースブロックを示す情報を含む。上記複数の重みセットに関連付けられる上記無線リソースが、同一のリソースブロックに含まれる場合には、上記無線リソース情報は、上記複数の重みセットに共通のリソースブロック(即ち、上記同一のリソースブロック)を示す情報を含む。一方、上記複数の重みセットに関連付けられる上記無線リソースが、必ずしも同一のリソースブロックに含まれない場合には、上記無線リソース情報は、上記複数の重みセットの各々について、重みセットに関連付けられた無線リソースを含むリソースブロックを示す情報を含む。
[0099]
 また、例えば、上記無線リソース情報は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられたリソースエレメントを示す情報を含む。具体例として、図7を再び参照すると、上記無線リソース情報は、重みセットV(i)(i=0~3)の各々について、2つのリソースブロックの中の、重みセットV(i)に関連付けられているリソースエレメントを示す情報を含む。
[0100]
 また、例えば、上記無線リソース情報は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースに対応する識別情報を含む。当該識別情報は、重みセットに対応する識別情報とも言える。一例として、上記識別情報は、上記無線リソースを識別するためのリソース識別情報(例えば、無線リソースのインデックス)である。別の例として、上記識別情報は、当該無線リソースが関連付けられた重みセットを識別するための重み識別情報(例えば、重みセットのコードブックインデックス)であってもよい。このような識別情報により、後述するように、端末装置200は、測定報告(measurement reporting)の際に、当該測定報告に対応する無線リソース又は重みセットを基地局100に通知することが可能になる。
[0101]
 以上のように、例えば、通信制御部153は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する。これにより、例えば、端末装置200は、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行うことが可能になる。また、重みセットに関連付けられる無線リソースが柔軟に変更され得る。
[0102]
 -あらかじめ定められた無線リソース
 なお、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、あらかじめ定義された無線リソースであってもよい。例えば、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、CRSと同様に、セルラーシステムの規格においてあらかじめ定義された無線リソースであってもよい。また、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを識別するための情報も、あらかじめ定義されてもよい。このような場合に、当該無線リソースは、基地局100により端末装置200に通知されなくてもよい。これにより、例えば、通知に起因するオーバーヘッドがなくなり得る。
[0103]
 なお、基地局100又はコアネットワークノードは、動的に(dynamically)、又は準静的に(semi-statically)、1つのあらかじめ定義された無線リソースをいずれか1つの重みセットに関連付け得る。即ち、1つのあらかじめ定義された無線リソースが関連付けられた1つの重みセットは、動的に、又は準静的に、変更され得る。
[0104]
 (a-4)測定用のリファレンス信号
 -セルに固有の信号
 例えば、上記測定用のリファレンス信号は、セルに固有の信号である。
[0105]
 一例として、上記測定用のリファレンス信号は、CRSのシーケンスと同一のシーケンスを有する信号である。あるいは、上記測定用のリファレンス信号は、CRSに類似する、セルに固有の別の信号であってもよい。
[0106]
 これにより、例えば、セルの選択のための測定を行うことが可能になる。
[0107]
 -測定
 例えば、上記測定は、RRM測定(RRM measurements)であり、受信電力又は受信品質の測定である。より具体的には、例えば、上記測定は、RSRP又はRSRQの測定である。
[0108]
 (b)重み係数の乗算
 上述したように、通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースにマッピングされた測定用のリファレンス信号に、当該重みセットを乗算する。
[0109]
 重みセットは、複数のアンテナ素子のための重み係数のセットであり、通信制御部153は、アンテナ素子ごとに、アンテナ素子に対応する重み係数を上記測定用のリファレンス信号に乗算する。以下、この点について図11を参照して具体例を説明する。
[0110]
 図11は、測定用のリファレンス信号への重み係数の乗算を説明するための説明図である。図11を参照すると、各アンテナ素子71に対応する送信信号73は、乗算器77において重み係数75を複素乗算される。そして、重み係数75を複素乗算された送信信号73が、アンテナ素子71から送信される。また、測定用のリファレンス信号79は、乗算器77の前に挿入され(即ち、無線リソースにマッピングされ)、乗算器77において重み係数75が複素乗算される。そして、重み係数75が複素乗算された測定用のリファレンス信号79は、アンテナ素子71から送信される。
[0111]
 具体例として、図7を再び参照すると、重みセットV(i)(i=0~3)に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされた測定用のリファレンス信号は、重みセットV(i)を乗算される。また、図8を再び参照すると、重みセットV(i)(i=0~19)に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされた測定用のリファレンス信号は、重みセットV(i)を乗算される。
[0112]
 以上のように、通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する。これにより、例えば、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置200のために適切なセルを選択することが可能になる。
[0113]
 より具体的には、例えば、端末装置200は、無指向性の電波として送信されるCRSではなく、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定を行うことが可能になる。即ち、端末装置200は、無指向性の電波の伝送路の品質ではなく、指向性ビームの伝送路の品質を測定することができる。そのため、基地局100又は端末装置200は、例えば、指向性ビームの伝送路が良好であるセルを選択することが可能になる。
[0114]
 (c)その他
 (c-1)CRS
 例えば、基地局100は、上記測定用のリファレンス信号のみではなく、CRSも送信する。即ち、通信制御部153は、CRS用の無線リソースにCRSをマッピングする。当該CRSは、重みセットを乗算されない。これにより、例えば、本実施形態の技術が適用されない装置(レガシー装置)が測定(measurements)を行うことが可能になる。即ち、後方互換性(Backward Compatibility)が担保される。
[0115]
 (2)セルの選択
 例えば、通信制御部153は、端末装置200により行われる測定報告に基づいて、端末装置200のためのセルを選択する。即ち、通信制御部153は、端末装置200による測定報告の中で提供される測定報告情報に基づいて、端末装置200のためのセルを選択する。
[0116]
 (a)セル
 例えば、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートする。この場合に、上記セルは、キャリアアグリゲーションのPcell(即ち、PCC)又はScell(即ち、SCC)である。
[0117]
 なお、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートしなくてもよく、この場合に、上記セルは、基地局100の通信エリアを意味してもよく、又は基地局100が使用する周波数帯域を意味してもよい。
[0118]
 (b)ハンドオーバ決定
 例えば、通信制御部153は、端末装置200のハンドオーバを決定する。即ち、通信制御部153は、端末装置200についてのハンドオーバ決定(Handover Decision)を行う。通信制御部153は、上記ハンドオーバ決定の際に、端末装置200のためのターゲットセルを選択する。
[0119]
 より具体的には、例えば、通信制御部153は、端末装置200により行われる測定報告に基づいて、端末装置200のためのターゲットセルを選択し、当該ターゲットセルへのハンドオーバを決定する。後述するように、当該測定報告は、上記測定用のリファレンス信号についての測定の結果に基づいて行われる報告である。
[0120]
 例えば、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートし、上記ハンドオーバは、キャリアアグリゲーションのPcell(即ち、PCC)のハンドオーバである。また、上記ターゲットセルは、新たなPcell(即ち、PCC)である。
[0121]
 なお、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートせず、上記ハンドオーバは、基地局間のハンドオーバ、又は周波数間ハンドオーバであってもよい。
[0122]
 (b)Scellの追加
 例えば、通信制御部153は、端末装置200のためのScell(即ち、SCC)の追加を行う。通信制御部153は、追加するScellを選択する。
[0123]
 より具体的には、例えば、通信制御部153は、端末装置200により行われる測定報告に基づいて、端末装置200のためのScellを選択し、当該Scellのアクティベーションを行う。後述するように、当該測定報告は、上記測定用のリファレンス信号についての測定の結果に基づいて行われる報告である。
[0124]
 <3.2.端末装置の構成>
 次に、図12を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図12は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図12を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
[0125]
 (アンテナ部210)
 アンテナ部210は、無線通信部220により出力された信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
[0126]
 (無線通信部220)
 無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局100からのダウンリンク信号を受信し、基地局100へのアップリンク信号を送信する。
[0127]
 (記憶部230)
 記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
[0128]
 (処理部240)
 処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、測定部241、情報取得部243、報告部245、及び通信制御部247を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
[0129]
 (測定部241)
 測定部241は、ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、上記重みセットを乗算された上記リファレンス信号についての測定を行う。
[0130]
 上述したように、基地局100は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された上記測定用のリファレンス信号を送信する。そして、測定部241は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、当該無線リソースを使用して送信される上記測定用のリファレンス信号についての測定を行う。
[0131]
 (a)無線リソースの知得
 上述したように、例えば、基地局100は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する。この場合に、測定部241は、基地局100が通知する当該無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号についての測定を行う。
[0132]
 なお、上述したように、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、あらかじめ定義された無線リソースであってもよい。この場合に、当該無線リソースを特定するための情報が、記憶部230に記憶されてもよい。そして、測定部241は、記憶部230に記憶される当該情報から特定される当該無線リソース(即ち、上記あらかじめ定義された無線リソース)を使用して送信される測定用のリファレンス信号についての測定を行う。
[0133]
 (b)測定
 例えば、上記測定は、受信電力又は受信品質の測定である。即ち、測定部241は、上記測定用のリファレンス信号の受信電力又は受信品質の測定を行う。
[0134]
 より具体的には、例えば、上記測定は、RSRP又はRSRQの測定である。即ち、測定部241は、上記測定用のリファレンス信号のRSRP又はRSRQの測定を行う。
[0135]
 なお、測定部241は、CRSについての測定と同様の手法で、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行い得る。
[0136]
 (c)具体例
 一例として、図7を再び参照すると、測定部241は、重みセットV(i)(i=0~3)ごとに、重みセットV(i)に関連付けられたリソースエレメントを使用して送信される上記測定用のリファレンス信号のRSRP及びRSRQの測定を行う。なお、図7には、2つのリソースブロックのみが示されているが、測定部241は、重みセットV(i)に関連付けられたリソースエレメントを含む全てのリソースブロックを対象として、上記測定を行う。その結果、測定部241は、重みセットV(i)(i=0~3)ごとの測定の結果として、重みセットV(i)(i=0~3)ごとのRSRP及びRSRQを生成する。
[0137]
 (d)対象となる基地局100
 当然ながら、測定部241は、1つの基地局100について、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行うのではなく、複数の基地局100の各々について、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行う。これにより、例えば、端末装置200にとって望ましい基地局100(又は基地局100のセル)が選択され得る。
[0138]
 また、例えば、基地局100は、基地局100が使用する1つの周波数帯域について、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行うのではなく、基地局100が使用する複数の周波数帯域(例えば、複数のCC)の各々について、上記測定用のリファレンス信号についての測定を行う。これにより、例えば、端末装置200にとって望ましい周波数帯域(例えば、PCC又はSCC)が選択され得る。
[0139]
 (情報取得部243)
 情報取得部243は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される上記測定用のリファレンス信号であって、上記重みセットを乗算された上記リファレンス信号についての測定の結果を取得する。
[0140]
 上述したように、例えば、測定部241は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記測定を行う。その結果、測定部241は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記測定の結果を生成する。そして、情報取得部243は、生成される当該測定の当該結果を取得する。
[0141]
 (報告部245)
 報告部245は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う。
[0142]
 (a)イベントトリガ報告(event-triggered reporting)
 例えば、報告部245は、上記測定の上記結果に関するイベントの発生に応じて、基地局100への測定報告を行う。
[0143]
 -イベント
 上記イベントは、例えば、3GPPにおいて定義されるイベントA1~A6及びイベントB1~B2のうちの1つ以上のイベントである。あるいは、上記イベントは、3GPPにおいて定義されるイベントA1~A6及びイベントB1~B2のうちのいずれかにそれぞれ類似する1つ以上のイベントであってもよい。
[0144]
 -測定報告
  --単位
 例えば、報告部245は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、基地局100への測定報告を行う。
[0145]
 具体的には、例えば、報告部245は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記測定の上記結果に基づいてイベントが発生したかを判定する。そして、報告部245は、上記測定の上記結果に基づいて、イベントが発生したと判定する場合に、当該測定の当該結果についての測定報告を行う。
[0146]
 これにより、例えば、いずれかのビームの伝送路の品質が良好である場合に、当該ビームが形成されるセルを選択することが可能になる。
[0147]
  --基地局100に提供される情報
 例えば、報告部245は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。
[0148]
 例えば、上記測定報告情報は、上記測定の上記結果を含む。より具体的には、例えば、上記測定の上結果は、RSRP及び/又はRSRQである。
[0149]
 また、例えば、上記測定報告情報は、上記測定用のリファレンス信号が送信されたセルのセル識別情報(例えば、セルID)を含む。
[0150]
 また、例えば、上記測定報告情報は、上記測定の対象となった無線リソース(即ち、上記測定用のリファレンス信号が送信された無線リソース)に対応する識別情報を含む。当該識別情報は、重みセットに対応する識別情報とも言える。一例として、上記識別情報は、上記測定の対象となった無線リソースを識別するためのリソース識別情報(例えば、無線リソースのインデックス)である。あるいは、上記識別情報は、上記測定の対象となった無線リソースが関連付けられた重みセットを識別するための重み識別情報(例えば、重みセットのコードブックインデックス)であってもよい。このような識別情報により、端末装置200は、測定報告に対応する無線リソース又は重みセットを基地局100に通知することが可能になる。
[0151]
 また、例えば、上記測定報告情報は、測定報告が、重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果に基づくものであること、を示す情報を含む。
[0152]
 (b)周期的な報告(periodic reporting)
 例えば、報告部245は、周期的に、基地局100への測定報告を行う。
[0153]
 -周期
 一例として、報告部245は、基地局100により指定される周期で、基地局100への測定報告を行う。別の例として、報告部245は、あらかじめ定義された周期で、基地局100への測定報告を行ってもよい。
[0154]
 -測定報告
  --重みセット全体についての測定報告
 第1の例として、報告部245は、上記複数の重みセット全体についての測定報告を行う。
[0155]
 具体的には、例えば、報告部245は、上記複数の重みセットの各々についての測定の結果を含む測定報告情報を基地局100に提供することにより、上記測定報告を行う。なお、各重みセットに対応する測定の結果を識別するために、上記測定報告情報は、上記複数の重みセットの重みセットごとに、測定の結果と、当該測定の対象となった無線リソースに対応する識別情報を含む。上述したように、当該識別情報は、上記無線リソースを識別するためのリソース識別情報あってもよく、又は、上記無線リソースが関連付けられた重みセットを識別するための重み識別情報であってもよい。
[0156]
  --重みセットごとの測定報告
 第2の例として、報告部245は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、基地局100への測定報告を行ってもよい。
[0157]
 具体的には、例えば、報告部245は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、測定の結果を含む測定報告情報を基地局100に提供することにより、上記測定報告を行ってもよい。当該測定報告情報の具体的な内容の説明は、イベントトリガ報告に関連して説明した測定報告情報と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
[0158]
 以上のように、報告部245は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う。これにより、例えば、ビームフォーミングが行われる場合に基地局100が端末装置200のために適切なセルを選択することが可能になる。
[0159]
 (通信制御部247)
 通信制御部247は、上記測定の上記結果に基づいて、端末装置200のためのセルを選択する。
[0160]
 例えば、通信制御部247は、端末装置200がアイドル状態である場合に、上記測定の上記結果に基づいて、セル選択(Cell Selection)/セル再選択(cell reselection)を行う。より具体的には、例えば、通信制御部247は、端末装置200がRRCアイドルである場合に、上記測定の上記結果に基づいて、端末装置200が通信を行うためのセル(例えば、ページングの受信のためのセル)を選択する。
[0161]
 例えば、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートする。この場合に、上記セルは、キャリアアグリゲーションのPcell(即ち、PCC)である。
[0162]
 なお、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートしなくてもよく、この場合に、上記セルは、基地局100の通信エリアを意味してもよく、又は基地局100が使用する周波数帯域を意味してもよい。
[0163]
 <<4.処理の流れ>>
 続いて、図13を参照して、本開示の実施形態に係る処理の例を説明する。図13は、本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
[0164]
 基地局100(通信制御部153)は、ビームフォーミング用の複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する(S301)。例えば、基地局100は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースを特定するための情報(即ち、無線リソース情報)を端末装置200に通知する。端末装置200は、当該無線リソース情報を取得する。
[0165]
 そして、基地局100は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号(RS)を送信する(S303)。例えば、基地局100(情報取得部151)は、上記複数の重みセットを取得する。そして、基地局100(通信制御部153)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する。
[0166]
 また、端末装置200(測定部241)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号)についての測定を行う(S305)。
[0167]
 その後、端末装置200(情報取得部243)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記測定の上記結果を取得し、端末装置200(報告部245)は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う(S307)。例えば、端末装置200(報告部245)は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。
[0168]
 <<5.変形例>>
 続いて、図14~図23を参照して、本実施形態の第1~第3の変形例を説明する。
[0169]
 <5.1.第1の変形例>
 まず、図14~図16を参照して、本実施形態の第1の変形例を説明する。
[0170]
 本実施形態の第1の変形例では、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号を送信するために基地局100の隣接基地局により使用される無線リソースとは異なる。
[0171]
 これにより、例えば、端末装置200は上記測定用のリファレンス信号についての測定をより正確に行うことが可能になる。
[0172]
 (基地局100:通信制御部153)
 (1)測定用のリファレンス信号の送信の制御
 上述したように、通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する。
[0173]
 (a)リファレンス信号のマッピング
 本実施形態の第1の変形例では、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号を送信するために基地局100の隣接基地局により使用される無線リソースとは異なる。
[0174]
 即ち、基地局100は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットが乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、上記隣接基地局も、基地局100と同様に、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットが乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。とりわけ第1の変形例では、基地局100により使用される上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースとは異なる。
[0175]
 -同一のサブフレーム
 例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースと同じサブフレームに存在する。
[0176]
 さらに、例えば、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースと同じの帯域のリソースブロックに含まれる。以下、この点について、図14を参照して具体例を説明する。
[0177]
 図14は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第1の例を説明するための説明図である。図14を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。例えば、データ領域33のリソースエレメントが、セルi(i=0~3)のために確保される。例えば、基地局100は、セル0の基地局であり、通信制御部153は、セル0のために確保されたリソースエレメント(重みセットVにあらかじめ関連付けられたリソースエレメント)に、測定用のリファレンス信号をマッピングする。その結果、基地局100は、セル0のために確保されたリソースエレメントを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セルi(i=1~3)の基地局は、例えば基地局100の隣接基地局であり、セルiの基地局は、セルiのために確保されたリソースエレメントを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。
[0178]
 なお、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースとは異なる帯域のリソースブロックに含まれてもよい。以下、この点について、図15を参照して具体例を説明する。
[0179]
 図15は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第2の例を説明するための説明図である。図15を参照すると、サブフレーム30のリソースブロックのペア40が示されている。ペア40は、周波数方向に並んでいる。また、各ペア40は、時間方向に並ぶ2つのリソースブロックを含む。例えば、基地局100は、セル0の基地局であり、通信制御部153は、リソースブロックのペア40A、40Eなどに含まれる無線リソースに、測定用のリファレンス信号をマッピングする。その結果、基地局100は、リソースブロックのペア40A、40Eなどに含まれる無線リソースを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル1~3の基地局は、例えば基地局100の隣接基地局である。そして、セル1の基地局は、リソースブロックのペア40B、40Fなどに含まれる無線リソースを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル2の基地局は、リソースブロックのペア40C、40Gなどに含まれる無線リソースを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル3の基地局は、リソースブロックのペア40D、40Hなどに含まれる無線リソースを使用して、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。
[0180]
 図15に示されるように、同一の重みセットが乗算された測定のリファレンス信号は全ての周波数にわたって送信されなくてもよい。ビームフォーミングの効果は、周波数帯域間で特段の違いはないからである。これは、とりわけ周波数帯域が5GHz帯のような高い周波数帯域である場合には顕著である。
[0181]
 例えば以上のように、上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースと同じサブフレームに存在する。これにより、例えば、重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号によるオーバーヘッドの増加をより少ないサブフレーム内に限定することが可能になる。
[0182]
 -異なるサブフレーム
 上記重みセットにあらかじめ関連付けられた上記無線リソースは、上記隣接基地局により使用される上記無線リソースとは異なるサブフレームに存在してもよい。以下、この点について、図16を参照して具体例を説明する。
[0183]
 図16は、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースと隣接基地局により使用される無線リソースとの関係の第3の例を説明するための説明図である。図16を参照すると、10個のサブフレームを含む無線フレームが示されている。例えば、基地局100は、セル0の基地局であり、通信制御部153は、サブフレーム番号が0、5であるサブフレームの無線リソースに、測定用のリファレンス信号をマッピングする。その結果、基地局100は、サブフレーム番号が0、5であるサブフレームで、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル1~3の基地局は、例えば基地局100の隣接基地局である。セル1の基地局は、サブフレーム番号が1、6であるサブフレームで、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル2の基地局は、サブフレーム番号が2、7であるサブフレームで、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。また、セル3の基地局は、サブフレーム番号が3、8であるサブフレームで、重みセットVを乗算された測定用のリファレンス信号を送信する。
[0184]
 これにより、例えば、重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号によるオーバーヘッドの増加をサブフレーム間で分散させることが可能になる。
[0185]
 -その他
 なお、図14~図15を参照して説明したような手法が、組み合せられてもよい。これにより、例えば、多数の測定用のリファレンス信号を送信することが可能になる。
[0186]
 以上、本実施形態の第1の変形例を説明した。第1の変形例によれば、例えば、端末装置200は上記測定用のリファレンス信号についての測定をより正確に行うことが可能になる。より具体的には、例えば、2つ以上の基地局が、同一の無線リソースを使用して、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号を送信すると、ビーム方向によっては、大きい干渉が発生する可能性がある。とりわけ上記ビームフォーミングがラージスケールMIMOのビームフォーミングであれば、非常の大きい干渉が発生する可能性がある。その結果、端末装置は、上記測定用のリファレンス信号についての測定を正確に行えない可能性がある。そこで、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号の送信のために使用される無線リソースが、隣接する基地局間で異なっていれば、端末装置200は上記測定用のリファレンス信号についての測定をより正確に行い得る。
[0187]
 <5.2.第2の変形例>
 次に、図17及び図18を参照して、本実施形態の第2の変形例を説明する。
[0188]
 本実施形態の第2の変形例では、基地局100は、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを復調用のリファレンス信号に乗算する。また、基地局100は、当該選択された重みセットに関する情報を端末装置200に通知する。
[0189]
 また、本実施形態の第2の変形例では、端末装置200は、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行う。当該選択された重みセットに関する情報は、基地局100が端末装置200に通知する情報である。また、当該リファレンス信号は、上記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、上記選択された重みセットを乗算された上記測定用のリファレンス信号と、上記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号とを含む。
[0190]
 これにより、例えば、端末装置200は、重みセットを乗算されたより多くのリファレンス信号を測定のために利用することが可能になる。その結果、測定の精度がより高くなり得る。あるいは、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0191]
 (基地局100:通信制御部153)
 (c)その他
 (c-2)復調用のリファレンス信号
 本実施形態の第2の変形例では、通信制御部153は、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを復調用のリファレンス信号に乗算し、上記選択された重みセットに対応する識別情報(以下、「重み対応識別情報」と呼ぶ)を端末装置200に通知する。
[0192]
 -復調用の信号への選択された重みセットの乗算
 例えば、上記選択された重みセットは、ビームフォーミングにより端末装置へ信号を送信するために選択された重みセットである。また、上記復調用のリファレンス信号は、当該端末装置による復調のためのDM-RS(又はUE固有リファレンス信号)である。即ち、通信制御部153は、ビームフォーミングにより端末装置へ信号を送信するために重みセットを選択し、選択された重みセットをDM-RSに乗算する。
[0193]
 なお、上記端末装置は、本実施形態に係る端末装置200であってもよく、又は、本実施形態の技術を適用されない端末装置(レガシー端末)であってもよい。
[0194]
 -重み対応識別情報の通知
  --通知の手法
 例えば、通信制御部153は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)の中で、上記重み対応識別情報を端末装置200に通知する。
[0195]
 具体的には、例えば、通信制御部153は、上記重み対応識別情報を含むDCIを生成する。そして、通信制御部153は、当該DCIの信号をPDCCHの無線リソースにマッピングする。この点について、図17を参照して具体例を説明する。
[0196]
 図17は、復調用のリファレンス信号及び重み対応識別情報の送信の例を説明するための説明図である。図17を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。例えば、基地局100は、データ領域33のリソースエレメントを使用してDM-RSを送信する。また、基地局100は、制御領域31のPDCCHのリソースエレメントを使用して、上記重み対応識別情報を含むDCIを送信する。
[0197]
 これにより、例えば、復調用のリファレンス信号の送信のたびに、上記重み対応識別情報を端末装置200に通知することが可能になる。
[0198]
  --重み対応識別情報
 例えば、上記重み対応識別情報(即ち、上記選択された重みセットに対応する上記識別情報)は、上記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを識別するためのリソース識別情報(例えば、無線リソースのインデックス)である。あるいは、上記重み対応識別情報は、上記選択された重みセットを識別するための重み識別情報(例えば、重みセットのコードブックインデックス)であってもよい。
[0199]
 これにより、例えば、端末装置200は、上記選択された重みセットを乗算される測定用のリファレンス信号が送信される無線リソースを知ることが可能になる。そのため、端末装置200は、上記選択された重みセットを乗算されるリファレンス信号についての測定のために、測定用のリファレンス信号及び復調用のリファレンス信号の両方を利用し得る。即ち、端末装置200は、重みセットを乗算されたより多くのリファレンス信号を測定のために利用し得る。その結果、測定の精度がより高くなり得る。あるいは、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0200]
 (端末装置200:測定部241)
 本実施形態の第2の変形例では、測定部241は、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行う。
[0201]
 -選択された重みセット
 上述したように、例えば、上記選択された重みセットは、ビームフォーミングにより端末装置へ信号を送信するために選択された重みセットである。なお、当該端末装置は、端末装置200自身、他の端末装置200、又は、本実施形態の技術を適用されない端末装置(レガシー端末)であってもよい。
[0202]
 上述したように、例えば、上記選択された重みセットに対応する識別情報(即ち、重み対応識別情報)は、基地局100が端末装置200に通知する情報である。当該重み対応識別情報は、上記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを識別するためのリソース識別情報である。あるいは、上記重み対応識別情報は、上記選択された重みセットを識別するための重み識別情報であってもよい。そのため、端末装置200(測定部241)は、上記選択された重みセットを乗算される測定用のリファレンス信号が送信される無線リソースを知ることができる。
[0203]
 -リファレンス信号
 また、上記選択された重みセットを乗算された上記リファレンス信号は、上記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記選択された重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号)と、上記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号とを含む。即ち、測定部241は、上記選択された重みセットを乗算された上記測定用のリファレンス信号及び復調用のリファレンス信号を含むリファレンス信号についての測定を行う。
[0204]
 これにより、例えば、端末装置200は、重みセットを乗算されたより多くのリファレンス信号を測定のために利用することが可能になる。その結果、測定の精度がより高くなり得る。あるいは、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0205]
 なお、上記選択された重みセットを乗算された上記リファレンス信号は、上記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号のうちの、所定の条件を満たす復調用のリファレンス信号のみを含んでもよい。例えば、当該所定の条件は、上記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号の送信に使用された無線リソースが、上記選択された重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号の送信に使用された無線リソースの近傍に位置することであってもよい。
[0206]
 (処理の流れ)
 図18は、本開示の実施形態の第2の変形例に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
[0207]
 基地局100(通信制御部153)は、ビームフォーミング用の複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する(S321)。例えば、基地局100は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースを特定するための情報(即ち、無線リソース情報)を端末装置200に通知する。端末装置200は、当該無線リソース情報を取得する。
[0208]
 そして、基地局100(通信制御部153)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号(RS)を送信する(S323)。
[0209]
 また、基地局100(通信制御部153)は、例えばDCIの中で、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットに対応する識別情報(即ち、重み対応識別情報)を端末装置200に通知する。また、基地局100(通信制御部153)は、上記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号を送信する(S325)。
[0210]
 また、端末装置200(測定部241)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行う(S327)。とりわけ、端末装置200(測定部241)は、上記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行う。当該リファレンス信号は、上記選択された重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号及び復調用のリファレンス信号を含む。
[0211]
 その後、端末装置200(情報取得部243)は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、上記測定の上記結果を取得し、端末装置200(報告部245)は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う(S329)。例えば、端末装置200(報告部245)は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。
[0212]
 以上、本実施形態の第2の変形例を説明した。第2の変形例によれば、例えば、端末装置200は、重みセットを乗算されたより多くのリファレンス信号を測定のために利用することが可能になる。その結果、測定の精度がより高くなり得る。あるいは、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0213]
 <5.3.第3の変形例>>
 次に、図19~図23を参照して、本実施形態の第3の変形例を説明する。
[0214]
 本実施形態の第3の変形例では、ビームフォーミング用の上記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットである。
[0215]
 これにより、例えば、測定用のリファレンス信号が乗算される重みセットの数を減らすことが可能になる。その結果、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0216]
 (基地局100:情報取得部151)
 上述したように、情報取得部151は、ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する。
[0217]
 (a)重みセット
 本実施形態の第4の変形例では、上記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットである。
[0218]
 例えば、上記指向性アンテナに含まれる上記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並ぶ。また、上記1つ以上のサブセットは、上記複数のアンテナ素子のうちの上記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む第1のサブセットと、上記複数のアンテナ素子のうちの上記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む第2のサブセットとを含む。また、例えば、上記第1の方向及び上記第2の方向は、互いに直交する。以下、この点について図19を参照して具体例を説明する。
[0219]
 図19は、指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子のサブセットを説明するための説明図である。図19を参照すると、指向性アンテナ101が示されている。指向性アンテナ101は、複数のアンテナ素子103(100個のアンテナ素子)を含む。より具体的には、この例では、指向性アンテナ101において、第1の方向51に10個のアンテナ素子103が並び、第1の方向51に直交する第2の方向53に10個のアンテナ素子103が並ぶ。例えば、上記複数の重みセットは、第1の方向51に並ぶアンテナ素子103を含む第1のサブセット105のための重みセットと、第2の方向53に並ぶアンテナ素子103を含む第2のサブセット107のための重みセットとを含む。即ち、情報取得部151は、第1のサブセット105のための重みセットと第2のサブセット107のための重みセットとを含む複数の重みセットを取得する。
[0220]
 一例として、上記第1の方向は略鉛直方向であり、上記第2の方向は略水平方向である。
[0221]
 (基地局100:通信制御部153)
 (1)測定用のリファレンス信号の送信の制御
 上述したように、通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する。
[0222]
 (a)リファレンス信号のマッピング
 図20を参照して、第3の変形例に係る、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの例を説明する。図20は、第3の変形例に係る、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースの第1の例を説明するための説明図である。図20を参照すると、サブフレーム30内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロックが示されている。例えば、データ領域33のリソースエレメントが、第1のサブセットのための重みセットV1(i)(i=0,1)に関連付けられている。また、データ領域33の別のリソースエレメントが、第2のサブセットのための重みセットV2(i)(i=0,1)に関連付けられている。そして、通信制御部153は、これらのリソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングする。
[0223]
 (b)重み係数の乗算
 上述したように、通信制御部153は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースにマッピングされた測定用のリファレンス信号に、当該重みセットを乗算する。
[0224]
 具体例として、図20を再び参照すると、上記第1のサブセットのための重みセットV1(i)(i=0,1)に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされた測定用のリファレンス信号は、重みセットV1(i)を乗算される。そして、重みセットV1(i)を乗算された上記測定用のリファレンス信号は、上記第1のサブセット(即ち、第1の方向に並ぶアンテナ素子)から送信される。また、上記第2のサブセットのための重みセットV2(i)(i=0,1)に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされた測定用のリファレンス信号は、重みセットV2(i)を乗算される。そして、重みセットV2(i)を乗算された上記測定用のリファレンス信号は、上記第2のサブセット(即ち、第2の方向に並ぶアンテナ素子)から送信される。
[0225]
 (端末装置200:測定部241)
 上述したように、測定部241は、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記重みセットを乗算されたリファレンス信号)についての測定を行う。
[0226]
 (c)具体例
 一例として、図20を再び参照すると、測定部241は、上記第1のサブセットのための重みセットV1(i)(i=0,1)ごとに、重みセットV1(i)に関連付けられたリソースエレメントを使用して送信される上記測定用のリファレンス信号のRSRP及びRSRQの測定を行う。図20には、2つのリソースブロックのみが示されているが、測定部241は、重みセットV1(i)に関連付けられたリソースエレメントを含む全てのリソースブロックを対象として、上記測定を行う。その結果、測定部241は、重みセットV1(i)(i=0,1)ごとの測定の結果として、重みセットV1(i)(i=0,1)ごとのRSRP及びRSRQを生成する。また、測定部241は、上記第2のサブセットのための重みセットV2(i)(i=0,1)ごとに、重みセットV2(i)に関連付けられたリソースエレメントを使用して送信される上記測定用のリファレンス信号のRSRP及びRSRQの測定を行う。図20には、2つのリソースブロックのみが示されているが、測定部241は、重みセットV2(i)に関連付けられたリソースエレメントを含む全てのリソースブロックを対象として、上記測定を行う。その結果、測定部241は、重みセットV2(i)(i=0,1)ごとの測定の結果として、重みセットV2(i)(i=0,1)ごとのRSRP及びRSRQを生成する。
[0227]
 (端末装置200:報告部245)
 第3の変形例では、報告部245は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、基地局100への測定報告を行う。
[0228]
 第3の変形例では、例えば、報告部245は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成する。そして、報告部245は、当該統合された測定の結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う。
[0229]
 具体的には、例えば、報告部245は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果であるRSRP(dBm)と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果であるRSRP(dBm)とを加算することにより、統合された測定の結果である統合RSRPを生成する。そして、報告部245は、当該統合RSRPに基づいて、基地局100への測定報告を行う。なお、報告部245は、例えば、測定の結果がRSRQであるケースでも、測定の結果がRSRPである上記ケースと同様に、統合RSRQを生成することができる。
[0230]
 これにより、例えば、上記指向性アンテナに含まれる上記複数のアンテナ素子から測定用のリファレンス信号が送信される場合と同様に、セルの選択が行われ得る。
[0231]
 なお、端末装置200(報告部245)が、上記統合された測定の結果(例えば、統合RSRP)を生成する代わりに、基地局100が、上記統合された測定の結果を生成してもよい。即ち、基地局100(通信制御部153)が、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成してもよい。この場合に、端末装置200(報告部245)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、上記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とを、測定報告の中で、基地局100に提供してもよい。
[0232]
 (一方のサブセットのみのケース)
 上述したように、例えば、上記複数の重みセットは、上記複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットである。また、当該1つ以上のサブセットは、上記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む上記第1のサブセットと、上記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む上記第2のサブセットとを含む。しかしながら、第3の変形例は係る例に限定されない。
[0233]
 上記複数の重みセットは、上記第1の方向及び上記第2の方向の一方に並ぶアンテナ素子を含むサブセットであってもよい。即ち、上記複数の重みセットは、上記第1のサブセット及び上記第1のサブセットのうちの一方であってもよい。
[0234]
 図20を再び参照すると、例えば、データ領域33のリソースエレメントが、第1のサブセットのための重みセットV1(i)(i=0,1)に関連付けられていてもよい。そして、通信制御部153は、当該リソースエレメントに測定用のリファレンス信号をマッピングしてもよい。一方、データ領域33のいずれのリソースエレメントも、第2のサブセットのための重みセットV2(i)(i=0,1)に関連付けられていなくてもよい。
[0235]
 一例として、上記第1の方向及び上記第2の方向の上記一方は、略鉛直方向であってもよく、あるいは略水平方向であってもよい。
[0236]
 これにより、例えば、測定用のリファレンス信号が乗算される重みセットの数をさらに減らすことが可能になる。
[0237]
 (処理の流れ)
 (a)第1の例
 図21は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
[0238]
 基地局100(通信制御部153)は、ビームフォーミング用の複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する(S341)。例えば、基地局100は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースを特定するための情報(即ち、無線リソース情報)を端末装置200に通知する。端末装置200は、当該無線リソース情報を取得する。
[0239]
 そして、基地局100は、第1のサブセットのための重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号(RS)を送信する(S343)。また、基地局100は、第2のサブセットのための重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号(RS)を送信する(S343)。上記第1のサブセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子のうちの第1の方向に並ぶアンテナ素子を含み、上記第2のサブセットは、上記複数のアンテナ素子のうちの第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む。
[0240]
 また、端末装置200(測定部241)は、上記第1のサブセットのための重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号)についての測定を行う(S345)。
[0241]
 また、端末装置200(測定部241)は、上記第2のサブセットのための重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号)についての測定を行う(S347)。
[0242]
 その後、端末装置200(情報取得部243)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果とを取得する。さらに、端末装置200(報告部245)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成する(S349)。
[0243]
 そして、端末装置200(報告部245)は、上記統合された測定の結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う(S351)。例えば、端末装置200(報告部245)は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。当該測定報告情報は、例えば、上記統合された測定の結果を含む。
[0244]
 (b)第2の例
 図22は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。ここで、ステップS361~S367についての説明は、図21を参照して説明したステップS341~S347についての説明と同じである。よって、ここでは、ステップS371~S373のみを説明する。
[0245]
 端末装置200(情報取得部243)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果とを取得する。そして、端末装置200(報告部245)は、取得された測定の結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う(S371)。例えば、端末装置200(報告部245)は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。当該測定報告情報は、例えば、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果とを含む。
[0246]
 その後、基地局100(通信制御部153)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果と、上記第2のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成する(S373)。
[0247]
 (c)第3の例
 図23は、本開示の実施形態の第3の変形例に係る処理の概略的な流れの第3の例を示すシーケンス図である。
[0248]
 基地局100(通信制御部153)は、ビームフォーミング用の複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置200に通知する(S381)。例えば、基地局100は、上記複数の重みセットの各々に関連付けられた上記無線リソースを特定するための情報(即ち、無線リソース情報)を端末装置200に通知する。端末装置200は、当該無線リソース情報を取得する。
[0249]
 そして、基地局100は、第1のサブセットのための重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースを使用して、当該重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号(RS)を送信する(S383)。上記第1のサブセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子のうちの第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む。
[0250]
 また、端末装置200(測定部241)は、上記第1のサブセットのための重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号(上記重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号)についての測定を行う(S385)。
[0251]
 その後、端末装置200(情報取得部243)は、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果を取得する。さらに、端末装置200(報告部245)は、取得された測定の結果に基づいて、基地局100への測定報告を行う(S387)。例えば、端末装置200(報告部245)は、測定報告情報を基地局100に提供することにより、基地局100への測定報告を行う。当該測定報告情報は、例えば、上記第1のサブセットの重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号についての測定の結果を含む。
[0252]
 以上、本実施形態の第3の変形例を説明した。第3の変形例によれば、例えば、測定用のリファレンス信号が乗算される重みセットの数を減らすことが可能になる。その結果、基地局100は、送信する測定用のリファレンス信号の数を減らし得る。即ち、測定用のリファレンス信号の送信に使用する無線リソースが減少し得る。
[0253]
 <<6.応用例>>
 本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
[0254]
 また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
[0255]
 <6.1.基地局に関する応用例>
 (第1の応用例)
 図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
[0256]
 アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図24に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
[0257]
 基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
[0258]
 コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
[0259]
 ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
[0260]
 無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
[0261]
 無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
[0262]
 図24に示したeNB800において、図6を参照して説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又コントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び通信制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び通信制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又コントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び通信制御部153を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0263]
 また、図24に示したeNB800において、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
[0264]
 (第2の応用例)
 図25は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
[0265]
 アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図25に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
[0266]
 基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図24を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
[0267]
 無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図24を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図25に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
[0268]
 接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
[0269]
 また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
[0270]
 接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
[0271]
 無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図25に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
[0272]
 図25に示したeNB830において、図6を参照して説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又コントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び通信制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び通信制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又コントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び通信制御部153を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0273]
 また、図25に示したeNB830において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
[0274]
 <6.2.端末装置に関する応用例>
 (第1の応用例)
 図26は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
[0275]
 プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
[0276]
 カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
[0277]
 無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図26に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図26には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
[0278]
 さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
[0279]
 アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
[0280]
 アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図26に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図26にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
[0281]
 さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
[0282]
 バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図26に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
[0283]
 図26に示したスマートフォン900において、図12を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(測定部241、情報取得部243、報告部245及び/又は通信制御部247)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0284]
 また、図26に示したスマートフォン900において、例えば、図12を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
[0285]
 (第2の応用例)
 図27は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
[0286]
 プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
[0287]
 GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
[0288]
 コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
[0289]
 無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図27に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図27には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
[0290]
 さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
[0291]
 アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
[0292]
 アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図27に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図27にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
[0293]
 さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
[0294]
 バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図27に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
[0295]
 図27に示したカーナビゲーション装置920において、図12を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(測定部241、情報取得部243、報告部245及び/又は通信制御部247)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0296]
 また、図27に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図12を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
[0297]
 また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、上記1つ以上の構成要素(測定部241、情報取得部243、報告部245及び/又は通信制御部247)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[0298]
 <<7.まとめ>>
 ここまで、図3~図27を参照して、本開示の実施形態に係る装置及び処理を説明した。
[0299]
 本開示に係る実施形態によれば、基地局100は、ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する情報取得部151と、上記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する通信制御部153と、を備える。
[0300]
 また、本開示に係る実施形態によれば、端末装置200は、ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、上記重みセットを乗算された上記リファレンス信号についての測定の結果を取得する情報取得部243と、上記測定の上記結果に基づいて、基地局への測定報告を行う報告部245と、を備える。
[0301]
 これにより、例えば、ビームフォーミングが行われる場合に端末装置200のために適切なセルを選択することが可能になる。
[0302]
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
[0303]
 例えば、通信システムがLTE、LTE-Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
[0304]
 また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
[0305]
 また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局のための基地局装置、若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置、若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
[0306]
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
[0307]
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する取得部と、
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する制御部と、
を備える装置。
(2)
 前記無線リソースは、制御領域及びデータ領域を含むサブフレームのうちの前記データ領域の無線リソースである、前記(1)に記載の装置。
(3)
 前記無線リソースは、前記データ領域のリソースエレメントのうちの、CRS(Cell-specific Reference Signal)のためのリソースエレメント以外のリソースエレメントである、前記(2)に記載の装置。
(4)
 前記無線リソースは、特定のサブフレームの無線リソースである、前記(1)~(3)のいずれか1項に記載の装置。
(5)
 前記特定のサブフレームは、MBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services) over a Single Frequency Network)サブフレームである、前記(4)に記載の装置。
(6)
 前記制御部は、前記特定のサブフレームを端末装置に通知する、前記(4)又は(5)に記載の装置。
(7)
 前記特定のサブフレームは、あらかじめ定義されたサブフレームである、前記(4)又は(5)に記載の装置。
(8)
 前記制御部は、前記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置に通知する、前記(1)~(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
 前記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、あらかじめ定義された無線リソースである、前記(1)~(7)のいずれか1項に記載の装置。
(10)
 前記装置は、基地局、当該基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(1)~(9)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
 前記無線リソースは、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号を送信するために前記基地局の隣接基地局により使用される無線リソースとは異なる、前記(10)に記載の装置。
(12)
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースと同じサブフレームに存在する、前記(11)に記載の装置。
(13)
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースと同じの帯域のリソースブロックに含まれる、前記(12)に記載の装置。
(14)
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースとは異なる帯域のリソースブロックに含まれる、前記(12)に記載の装置。
(15)
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースとは異なるサブフレームに存在する、前記(11)に記載の装置。
(16)
 前記制御部は、前記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを復調用のリファレンス信号に乗算し、前記選択された重みセットに対応する識別情報を端末装置に通知する、前記(1)~(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
 前記制御部は、ダウンリンク制御情報の中で、前記選択された重みセットに対応する前記識別情報を端末装置に通知する、前記(16)に記載の装置。
(18)
 前記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットである、前記(1)~(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む第1のサブセットと、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む第2のサブセットとを含む、
前記(18)に記載の装置。
(20)
 前記制御部は、前記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、前記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成する、前記(19)に記載の装置。
(21)
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向及び前記第2の方向の一方に並ぶアンテナ素子を含むサブセットである、
前記(18)に記載の装置。
(22)
 前記第1の方向及び前記第2の方向は、互いに直交する、前記(19)~(21)のいずれか1項に記載の装置。
(23)
 前記ビームフォーミングは、ラージスケールMIMOのビームフォーミングである、前記(1)~(17)のいずれか1項に記載の装置。
(24)
 前記測定は、受信電力又は受信品質の測定である、前記(1)~(23)のいずれか1項に記載の装置。
(25)
 前記測定は、RSRP(Reference Signal Received Power)又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)の測定である、前記(24)に記載の装置。
(26)
 前記リファレンス信号は、セルに固有の信号である、前記(1)~(25)のいずれか1項に記載の装置。
(27)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記重みセットを乗算された前記リファレンス信号についての測定の結果を取得する取得部と、
 前記測定の前記結果に基づいて、基地局への測定報告を行う報告部と、
を備える装置。
(28)
 前記報告部は、前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、基地局への測定報告を行う、前記(27)に記載の装置。
(29)
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、前記測定を行う測定部、
をさらに備える、前記(27)又は(28)に記載の装置。
(30)
 前記測定部は、前記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行い、
 前記選択された重みセットを乗算された前記リファレンス信号は、前記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記選択された重みセットを乗算された前記測定用のリファレンス信号と、前記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号とを含み、
 前記選択された重みセットに対応する識別情報は、基地局が端末装置に通知する情報である、
前記(29)に記載の装置。
(31)
 前記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットであり、
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む第1のサブセットと、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む第2のサブセットとを含み、
 前記報告部は、前記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、前記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成し、当該統合された測定の結果に基づいて、基地局への測定報告を行う、
前記(27)~(30)のいずれか1項に記載の装置。
(32)
 前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、前記(27)~(31)のいずれか1項に記載の装置。
(33)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得することと、
 プロセッサにより、前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算することと、
を含む方法。
(34)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得することと、
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(35)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得することと、
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(36)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記重みセットを乗算された前記リファレンス信号についての測定の結果を取得することと、
 プロセッサにより、前記測定の前記結果に基づいて、基地局への測定報告を行うことと、
を含む方法。
(37)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記重みセットを乗算された前記リファレンス信号についての測定の結果を取得することと、
 前記測定の前記結果に基づいて、基地局への測定報告を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(37)
 ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記重みセットを乗算された前記リファレンス信号についての測定の結果を取得することと、
 前記測定の前記結果に基づいて、基地局への測定報告を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。

符号の説明

[0308]
 1    通信システム
 30   サブフレーム
 31   制御領域
 33   データ領域
 51   第1の方向
 53   第2の方向
 100  基地局
 101  指向性アンテナ
 103  アンテナ素子
 105  第1のサブセット
 107  第2のサブセット
 151  情報取得部
 153  通信制御部
 200  端末装置
 241  測定部
 243  情報取得部
 245  報告部
 247  通信制御部

請求の範囲

[請求項1]
 ビームフォーミング用の複数の重みセットを取得する取得部と、
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットにあらかじめ関連付けられた無線リソースに測定用のリファレンス信号をマッピングし、当該リファレンス信号に当該重みセットを乗算する制御部と、
を備える装置。
[請求項2]
 前記無線リソースは、制御領域及びデータ領域を含むサブフレームのうちの前記データ領域の無線リソースである、請求項1に記載の装置。
[請求項3]
 前記無線リソースは、前記データ領域のリソースエレメントのうちの、CRS(Cell-specific Reference Signal)のためのリソースエレメント以外のリソースエレメントである、請求項2に記載の装置。
[請求項4]
 前記無線リソースは、特定のサブフレームの無線リソースである、請求項1に記載の装置。
[請求項5]
 前記特定のサブフレームは、MBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services) over a Single Frequency Network)サブフレームである、請求項4に記載の装置。
[請求項6]
 前記制御部は、前記特定のサブフレームを端末装置に通知する、請求項4に記載の装置。
[請求項7]
 前記特定のサブフレームは、あらかじめ定義されたサブフレームである、請求項4に記載の装置。
[請求項8]
 前記制御部は、前記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースを端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
[請求項9]
 前記複数の重みセットの各々に関連付けられた無線リソースは、あらかじめ定義された無線リソースである、請求項1に記載の装置。
[請求項10]
 前記装置は、基地局、当該基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、請求項1に記載の装置。
[請求項11]
 前記無線リソースは、ビームフォーミング用の重みセットを乗算された測定用のリファレンス信号を送信するために前記基地局の隣接基地局により使用される無線リソースとは異なる、請求項10に記載の装置。
[請求項12]
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースと同じサブフレームに存在する、請求項11に記載の装置。
[請求項13]
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースと同じの帯域のリソースブロックに含まれる、請求項12に記載の装置。
[請求項14]
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースとは異なる帯域のリソースブロックに含まれる、請求項12に記載の装置。
[請求項15]
 前記重みセットにあらかじめ関連付けられた前記無線リソースは、前記隣接基地局により使用される前記無線リソースとは異なるサブフレームに存在する、請求項11に記載の装置。
[請求項16]
 前記制御部は、前記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを復調用のリファレンス信号に乗算し、前記選択された重みセットに対応する識別情報を端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
[請求項17]
 前記制御部は、ダウンリンク制御情報の中で、前記選択された重みセットに対応する前記識別情報を端末装置に通知する、請求項16に記載の装置。
[請求項18]
 前記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットである、請求項1に記載の装置。
[請求項19]
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む第1のサブセットと、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む第2のサブセットとを含む、
請求項18に記載の装置。
[請求項20]
 前記制御部は、前記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、前記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成する、請求項19に記載の装置。
[請求項21]
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向及び前記第2の方向の一方に並ぶアンテナ素子を含むサブセットである、
請求項18に記載の装置。
[請求項22]
 前記第1の方向及び前記第2の方向は、互いに直交する、請求項19に記載の装置。
[請求項23]
 前記ビームフォーミングは、ラージスケールMIMOのビームフォーミングである、請求項1に記載の装置。
[請求項24]
 前記測定は、受信電力又は受信品質の測定である、請求項1に記載の装置。
[請求項25]
 前記測定は、RSRP(Reference Signal Received Power)又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)の測定である、請求項24に記載の装置。
[請求項26]
 前記リファレンス信号は、セルに固有の信号である、請求項1に記載の装置。
[請求項27]
 ビームフォーミング用の複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記重みセットを乗算された前記リファレンス信号についての測定の結果を取得する取得部と、
 前記測定の前記結果に基づいて、基地局への測定報告を行う報告部と、
を備える装置。
[請求項28]
 前記報告部は、前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、基地局への測定報告を行う、請求項27に記載の装置。
[請求項29]
 前記複数の重みセットに含まれる重みセットごとに、前記測定を行う測定部、
をさらに備える、請求項27に記載の装置。
[請求項30]
 前記測定部は、前記複数の重みセットのうちの選択された重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定を行い、
 前記選択された重みセットを乗算された前記リファレンス信号は、前記選択された重みセットに関連付けられた無線リソースを使用して送信される測定用のリファレンス信号であって、前記選択された重みセットを乗算された前記測定用のリファレンス信号と、前記選択された重みセットを乗算された復調用のリファレンス信号とを含み、
 前記選択された重みセットに対応する識別情報は、基地局が端末装置に通知する情報である、
請求項29に記載の装置。
[請求項31]
 前記複数の重みセットは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の1つ以上のサブセットのための重みセットであり、
 前記複数のアンテナ素子は、第1の方向及び第2の方向に並び、
 前記1つ以上のサブセットは、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第1の方向に並ぶアンテナ素子を含む第1のサブセットと、前記複数のアンテナ素子のうちの前記第2の方向に並ぶアンテナ素子を含む第2のサブセットとを含み、
 前記報告部は、前記第1のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果と、前記第2のサブセットの重みセットを乗算されたリファレンス信号についての測定の結果とに基づいて、統合された測定の結果を生成し、当該統合された測定の結果に基づいて、基地局への測定報告を行う、
請求項27に記載の装置。
[請求項32]
 前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、請求項27に記載の装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]