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1. WO2008102789 - CADRE D'INSTALLATION DE STRUCTURE

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明 細 書

発明の名称 構造物設置架台

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012  

発明の効果

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019  

図面の簡単な説明

0020   0021  

発明を実施するための最良の形態

0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087  

産業上の利用可能性

0088  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3a   3b   4a   4b   4c   4d   5   6   7   8   9   10   11   12   13a   13b   14   15a   15b   16a   16b   16c   16d  

明 細 書

構造物設置架台

技術分野

[0001]
 本発明は、太陽電池モジュール等の平板状の構造物を設置するのに好適な構造物設置架台に関する。

背景技術

[0002]
 この種の架台では、平板状の構造物に風圧を受け易いので、構造物の荷重だけではなく風圧も考慮して、架台の強度を十分に高くし、かつ平板状の構造物を強固に取り付けて支持する必要がある。
[0003]
 このため、従来は、太陽電池モジュール等の構造物の縁にボルトを挿し通して、ボルトにより構造物を直接固定したり、あるいは構造物の縁に固定金具を固定して、ボルトにより固定金具を固定していた(特許文献1、2を参照)。
特許文献1 : 特開2004-140256号公報
特許文献2 : 特開2006-210613号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、従来の架台では、ボルトだけを用いるにしても、固定金具とボルトを組み合わせて用いるにしても、太陽電池モジュール等の構造物の位置調整まで考慮されておらず、構造物の位置調節が困難もしくは不可能であった。
[0005]
 例えば、複数枚の太陽電池モジュールを並設する場合は、太陽電池モジュール相互間の位置調節を行う必要があるが、この位置調節ができないために、施工作業が極めて困難になった。
[0006]
 そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、荷重及び風圧のいずれに対しても強度が高く、構造物の位置調節が可能な構造物設置架台を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 上記課題を解決するために、本発明の構造物設置架台は、構造物が載せられる載置用桟と、構造物を載置用桟上に係止するタップ金具とを備える構造物設置架台において、前記載置用桟は、この載置用桟の長手方向に延びる中板と、この中板両側の相互に平行な2つの側板とを少なくとも有し、前記タップ金具は、中板と、この中板両側の相互に平行な2つの側板と、これらの側板から該中板上方に突出するそれぞれの支持片とを有し、前記載置用桟の各側板に対して前記タップ金具の各側板が垂直となるように、タップ金具を載置用桟の内側に配置し、タップ金具の各支持片を載置用桟の中板の孔から突出させ、タップ金具の各支持片により構造物を載置用桟上に係止している。
[0008]
 また、前記タップ金具の各側板は、2つ折りにされて二重に重ねられており、タップ金具の各支持片は、前記各側板の端からタップ金具の中板上方に突出している。
[0009]
 更に、前記タップ金具の各側板の端から突出する支持片は、T字型の頭部を有し、前記タップ金具の各側板の端は、タップ金具の中板の上面下方に後退している。
[0010]
 また、前記載置用桟の内側で、前記タップ金具の中板を載置用桟の中板に重ね合わせて固定している。
[0011]
 更に、前記タップ金具の各側板の長さと前記載置用桟の各側板内側の離間距離を実質的に等しくしている。
[0012]
 また、前記タップ金具の各支持片は、T字型の頭部を有し、前記載置用桟の中板の孔は、前記各支持片のT字型の頭部を挿し通す挿入スリットと、該各支持片のT字型の頭部を引っ掛ける係合孔とを繋げて形成したものであり、該各支持片のT字型の頭部を挿入スリットに挿し通して係合孔へと導いている。

発明の効果

[0013]
 このような本発明の構造物設置架台では、載置用桟の各側板とタップ金具の各側板を相互に垂直にした状態で、タップ金具を載置用桟の内側に配置し、タップ金具の各支持片を載置用桟の中板の孔から突出させ、タップ金具の各支持片により構造物を載置用桟上に係止している。タップ金具の各支持片を載置用桟の中板の孔から突出させているため、この孔の形状にもよるが、例えば、この孔が溝孔形状であれば、タップ金具の各支持片を溝孔に沿って移動させることができる。従って、構造物の位置調節が可能である。
[0014]
 また、載置用桟の各側板とタップ金具の各側板を相互に直交させているので、タップ金具の各側板により載置用桟の各側板の撓みや載置用桟のねじれが防止され、載置用桟が強固に補強される。
[0015]
 更に、タップ金具の各側板は、2つ折りにされて二重に重ねられているので、タップ金具そのものの強度が高く、このタップ金具により補強される載置用桟の強度もより向上する。
[0016]
 また、タップ金具の各側板の端から突出する支持片はT字型の頭部を有し、タップ金具の各側板の端はタップ金具の中板の上面下方に後退している。このため、タップ金具の各側板の端の位置では、各支持片のT字型の頭部を載置用桟の中板の孔に挿入し易くなる。
[0017]
 更に、載置用桟の内側で、タップ金具の中板を載置用桟の中板に重ね合わせて固定しているので、これによっても載置用桟の中板が補強される。
[0018]
 また、タップ金具の各側板の長さと載置用桟の各側板内側の離間距離を実質的に等しくしているので、載置用桟の各側板とタップ金具の各側板を相互に垂直にした状態では、タップ金具の各側板が載置用桟の各側板間に略挟みこまれて、タップ金具が載置用桟の内側に丁度収まる。このため、タップ金具と載置用桟間に隙間がなくなり、タップ金具により載置用桟が更に強固に補強される。
[0019]
 また、タップ金具の各支持片は、T字型の頭部を有し、載置用桟の中板の孔は、各支持片のT字型の頭部を挿し通す挿入スリットと、各支持片のT字型の頭部を引っ掛ける係合孔とを繋げて形成したものであり、各支持片のT字型の頭部を挿入スリットに挿し通して係合孔へと導いている。これにより、タップ金具の取り付けが容易となり、また取り付けた後では、タップ金具の各支持片のT字型の頭部が載置用桟の中板の係合孔に引っ掛かって脱落することはない。

図面の簡単な説明

[0020]
[図1] 図1は、本発明の構造物設置架台の一実施形態を示す斜視図である。
[図2] 図2は、図1の構造物設置架台における基礎部を示す斜視図である。
[図3a] 図3aは、図1の構造物設置架台における載置用桟を構成する主桟部を示す斜視図である。
[図3b] 図3bは、図1の構造物設置架台における載置用桟を構成する先端桟部を示す斜視図である。
[図4a] 図4aは、図1の構造物設置架台における載置用桟の先端近傍を示す斜視図である。
[図4b] 図4bは、図1の構造物設置架台における載置用桟の先端近傍を示す正面図である。
[図4c] 図4cは、図1の構造物設置架台における載置用桟の先端近傍を示す側面図である。
[図4d] 図4dは、図1の構造物設置架台における載置用桟の先端近傍を示す平面図である。
[図5] 図5は、図1の構造物設置架台における縦支柱の下端近傍を示す斜視図である。
[図6] 図6は、図3bの先端桟部を示す展開図である。
[図7] 図7は、図1の構造物設置架台における補強部材を示す斜視図である。
[図8] 図8は、横桟及び固定金具が取り付けられた状態にある図1の構造物設置架台における載置用桟の先端近傍を図4aとは異なる方向から見て示す斜視図である。
[図9] 図9は、図1の構造物設置架台における縦支柱を示す斜視図である。
[図10] 図10は、図1の構造物設置架台の施工例を示す斜視図である。
[図11] 図11は、図1の構造物設置架台におけるタップ金具の取り付け状態を示す斜視図である。
[図12] 図12は、図11のタップ金具を示す斜視図である。
[図13a] 図13aは、図11のタップ金具及び載置用桟を表側から見て示す斜視図である。
[図13b] 図13bは、図11のタップ金具及び載置用桟を裏側から見て示す斜視図である。
[図14] 図1の構造物設置架台への横桟及び固定金具の取り付け状態を示す斜視図である。
[図15a] 図15aは、横桟への軒先カバーの取り付け状態を説明するための側面図である。
[図15b] 図15bは、横桟への軒先カバーの取り付け状態を説明するための側面図である。
[図16a] 図16aは、図1の構造物設置架台に太陽電池モジュールを載せて支持するときの施工手順を説明するための図である。
[図16b] 図16bは、図1の構造物設置架台に太陽電池モジュールを載せて支持するときの施工手順を説明するための図である。
[図16c] 図16cは、図1の構造物設置架台に太陽電池モジュールを載せて支持するときの施工手順を説明するための図である。
[図16d] 図16dは、図1の構造物設置架台に太陽電池モジュールを載せて支持するときの施工手順を説明するための図である。

符号の説明

[0021]
1 構造物設置架台
2、3 基礎部
4 載置用桟
5 縦支柱
6 テンションバー
7 矩形状基台
8、21、33、41 ボルト
11 主桟部
12 先端桟部
13 補強部材
15、18、22 ナット
16 押え部材
27 横桟
28 斜交い部材
31 タップ金具
32 押え部材
42 ネジ止め金具
43 固定金具
44 軒先カバー
45 太陽電池モジュール

発明を実施するための最良の形態

[0022]
 以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
[0023]
 図1は、本発明の構造物設置架台の一実施形態を示す斜視図である。本実施形態の構造物設置架台1は、太陽電池モジュール等の平板状の構造物を地面や陸屋根上に設置するためのものである。この架台1では、一対の基礎部2、3を地面や陸屋根上に一定距離を開けて設置し、載置用桟4の先端部4aを一方の基礎部2に接続固定し、縦支柱5を他方の基礎部3と載置用桟4間に介在させて固定し、載置用桟4と縦支柱5を相互に垂直配置し、各基礎部2、3間にテンションバー6を架け渡して固定している。
[0024]
 また、載置用桟4の5箇所に係合孔11dを形成し、3つの係合孔11dにそれぞれのタップ金具31を取り付けている。これらのタップ金具31は、後で述べるように載置用桟4上に横桟を連結固定するためのものである。
[0025]
 各基礎部2、3は、図2に示すように矩形状基台7にボルト8を突設したものであり、ボルト8を上方に向けて、矩形状基台7を地面や陸屋根に固定配置する。
[0026]
 載置用桟4は、図3a及び図3bに示すようなハット型の断面形状を有する主桟部11及び先端桟部12を組み合わせたものであり、図4a~図4dに示すように主桟部11の一端に先端桟部12を接続固定する。
[0027]
 縦支柱5は、図5に示すようにほぼU字型の断面形状を有している。なお、本明細書中において、ほぼU字型には、角のあるU字型が含まれるものとする。また、テンションバー6は、図1及び図4a~図4dに示すようにL字型の断面形状を有している。
[0028]
 載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6のいずれも、メッキ鋼板等の金属板を切断及び折り曲げ加工したものである。
[0029]
 ここで、図1及び図4a~図4dに示すようにテンションバー6の先端部6aの孔に基礎部2のボルト8を挿し通して、テンションバー6の先端部6aを基礎部2に載せ、載置用桟4の先端部4aの孔にボルト8を挿し通し、更に補強部材13の孔にボルト8を挿し通し、基礎部2上に、テンションバー6の先端部6a、載置用桟4の先端部4a、及び補強部材13を順次重ね合わせ、この後にボルト8にワッシャを挿し通し、ボルト8にナット15をねじ込んで締め付けている。これにより、基礎部2上に、テンションバー6の先端部6a及び載置用桟4の先端部4aを固定している。
[0030]
 また、図5に示すようにテンションバー6の後端部6cの孔に基礎部3のボルト8を挿し通して、テンションバー6の後端部6cを基礎部3に載せ、縦支柱5の下端面部5aの孔に基礎部3のボルト8を挿し通し、更に押え部材16の孔にボルト8を挿し通し、基礎部3上に、テンションバー6の後端部6c、縦支柱5の下端面部5a、及び押え部材16を順次重ね合わせ、この後にボルト8にワッシャを挿し通し、ボルト8にナット18をねじ込んで締め付けている。これにより、基礎部3上に、テンションバー6の後端部6c及び載置用桟4の先端部4aを固定している。
[0031]
 更に、図1に示すように縦支柱5の上端部をハット型の主桟部11の内側に差し込み、ボルト19を主桟部11及び縦支柱5に貫通させて、ボルト19にナット(図示せず)をねじ込んで締め付け、縦支柱5を主桟部11に連結固定している。縦支柱5の上端部は、該縦支柱5と主桟部11が相互に垂直に配置されるように位置決めされて連結される。
[0032]
 このような構造物設置架台1は、後で詳しく述べるように複数のものを地面や陸屋根等に並設して用いられる。複数の構造物設置架台1を略平行に並べて固定し、各構造物設置架台1の載置用桟4上に複数の横桟を水平方向に架け渡し、これらの横桟間に太陽電池モジュールを支持する。
[0033]
 図1から明らかなように、構造物設置架台1の全体をみると、載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6を直角三角形状に組み合わせている。このような直角三角形状に構成された架台1では、載置用桟4に作用した力を該載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6に分散させて受けることができるので、架台1の強度が高くなる。例えば、載置用桟4上に載置された太陽電池モジュールの荷重や太陽電池モジュールに加わった風圧等を載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6に分散させて受けることができる。
[0034]
 また、載置用桟4の断面形状をハット型にして、その断面強度を高くし、更に縦支柱5の断面形状をほぼU字型にしたり、テンションバー6の断面形状をL字型にして、それらの断面強度を高くしている。すなわち、載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6の部品そのものについても、それぞれの強度を高くしている。
[0035]
 尚、各基礎部2、3を陸屋根に強固に取り付けることができて、各基礎部2、3相互間の位置ズレを生じない状況であれば、テンションバー6を省略しても構わない。ただし、各基礎部2、3を地面に設置する場合は、テンションバー6が必要である。
[0036]
 ところで、載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6からなる直角三角形状の構造では、力を載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6に分散させて受けることができるが、この力が、載置用桟4の先端部4aや縦支柱5の下端面部5aに最終的に集中するので、これらの箇所の強度を高くする必要がある。
[0037]
 そこで、載置用桟4の先端部4a及び縦支柱5の下端面部5aのいずれについても、強度を格別に高めるための構造を採用している。
[0038]
 次に、載置用桟4の先端部4aの構造を説明する。載置用桟4は、図3a及び図3bに示すような主桟部11及び先端桟部12を組み合わせたものである。主桟部11は、その断面形状がハット型となるように金属板を折り曲げ加工したものであり、主桟部11の長手方向に延びる中板11aと、中板11a両側の相互に平行な各側板11bと、各側板11bの縁から両側に突出するそれぞれの縁板11cとを有する。また、先端桟部12は、主桟部11と同様に金属板を折り曲げ加工したものであり、中板12aと、各側板12bと、各縁12cとを有し、更に中板12aから前方に突出した傾斜端面部12dと、傾斜端面部12dよりも先の先端部4aとを有する。
[0039]
 図1に示すように主桟部11の中板11aの相互に離間した複数箇所には、係合孔11dを形成している。また、図3aに示すように主桟部11の一端近傍で、中板11aに2つの孔11eを形成し、各縁11cにも2つ孔11eをそれぞれ形成し、合計で6個の孔11eを形成している。
[0040]
 図3bに示すように先端桟部12の中板12aには、開口孔12fを形成している。また、先端桟部12の中板12aに2つの孔12gを形成し、各縁12cにも2つ孔12gをそれぞれ形成し、合計で6個の孔12gを形成している。
[0041]
 図4a~図4dに示すように主桟部11の一端内側に先端桟部12を嵌合させ、主桟部11の6個の孔11eと先端桟部12の6個の孔12gを重ね合わせ、6本のボルト21を各孔11e、12gに挿し通し、各ボルト21にそれぞれのナット22をねじ込んで締め付け、主桟部11及び先端桟部12を組み合わせて固定する。このとき、先端桟部12の開口孔12fが主桟部11の一端近傍の係合孔11dに重なって、主桟部11の一端近傍の係合孔11dが開放された状態となる。
[0042]
 図6は、先端桟部12を展開して示す図である。先端桟部12は、図6の展開形状にメッキ鋼板等の金属板を切断して、この展開形状の金属板を折り曲げ成形したものであり、各折り曲げ線23を山折りし、各折り曲げ線24を谷折りして、中板12a、各側板12b、及び各縁12cを形成し、また各側板12bの折り曲げ線25を山折りし、各側板12bの先端側を重ね合わせて、傾斜端面部12d及び該傾斜端面部12dよりも先の先端部4aを形成し、更に傾斜端面部12dと先端部4a間の折り曲げ線26を谷折りして、先端部4aを先端桟部12(載置用桟4)の長手方向に対して傾斜させている。そして、図3bに示すように先端部4aに孔4bを形成している。
[0043]
 ここで、載置用桟4の先端部4aを基礎部2に固定し、縦支柱5を基礎部3と載置用桟4間に固定しているので、載置用桟4が傾斜して支持される。この状態では、折り曲げ線26で谷折りされた先端部4aが基礎部2の矩形状基台7の上面と丁度平行になる。
[0044]
 このため、図4a~図4dに示すように先端部4aをテンションバー6の先端部6aを介して基礎部2の矩形状基台7に載せ、更にその上に補強部材13を重ねてから、ボルト8にナット15をねじ込んで締め付けると、先端部4aがテンションバー6の先端部6aを介して基礎部2の矩形状基台7の上面に均等に押し付けられて、先端部4aが基礎部2上に強固に固定される。
[0045]
 また、補強部材13は、図7に示すようにほぼU字型の断面形状を有しており、その中央に孔13aを形成し、その両側に縁板13cを設けたものである。各縁板13cの先端側を斜めに切断して、それぞれの当接端面13dを形成している。
[0046]
 この補強部材13を先端桟部12の先端部4aに載せるときには、図8に示すように補強部材13の各当接端面13dを先端桟部12の傾斜端面部12dに向ける。そして、ボルト8にナット15をねじ込んで締め付け、補強部材13の下面を先端桟部12の先端部4aに圧接させ、かつ補強部材13の各当接端面13dを先端桟部12の傾斜端面部12dに圧接させる。これにより、先端桟部12の傾斜端面部12dが押え付けられて、先端桟部12の先端部4aが補強され、載置用桟4が起き上がる方向に先端部4aが折れ曲がることを防止することができる。
[0047]
 このように載置用桟4の先端部4aは、図6に示す展開形状の金属板を折り曲げ成形したものであって、2枚重ねとなった傾斜端面部12d及び先端部4aを有し、この先端部4aが基礎部2に固定される。また、補強部材13により、載置用桟4が起き上がる方向に折れ曲がらないように先端桟部12の先端部4aが補強される。
[0048]
 尚、図6において、傾斜端面部12dの2辺に一点鎖線で示すそれぞれの補強板12eを付設し、これらの補強板12eを先端桟部12の内側に折り込んで各側板12bに重ね合わせ、これにより先端桟部12の強度を更に高めても良い。
[0049]
 次に、縦支柱5の下端面部5aの構造を説明する。縦支柱5は、図9に示すようにその断面形状がほぼU字型となるように金属板を折り曲げ加工したものであり、該縦支柱5の長手方向に延びる中板5cと、同様に長手方向に延びる相互に平行な各側板5dとを有している。そして、各側板5dの折り曲げ線5eを山折りし、各側板5dの先端側を重ね合わせて、下端面部5aを形成し、この下端面部5aに孔5bを形成している。
[0050]
 図5に示すように縦支柱5の下端面部5aをテンションバー6の後端部6cを介して基礎部3の矩形状基台7に載せ、更にその上に押え部材16を重ねてから、ボルト8にナット18をねじ込んで締め付けて、縦支柱5の2枚重ねとなった下端面部5aを基礎部3に固定する。
[0051]
 このように載置用桟4の先端桟部12に2枚重ねとなった傾斜端面部12d及び先端部4aを設けて、この先端部4aを基礎部2に固定し、また縦支柱5に2枚重ねとなった下端面部5aを設けて、この下端面部5aを基礎部3に固定している。
[0052]
 載置用桟4の先端桟部12の2枚重ねとなった傾斜端面部12d及び先端部4aは、その強度が1枚の部位よりも強度が高く、また補強部材13により補強されている。このため、載置用桟4に作用した力が先端部4aに集中したとしても、この力に先端部4aが耐えることができる。
[0053]
 同様に、縦支柱5の2枚重ねとなった下端面部5aも強度が高くなっていることから、載置用桟4に作用した力が縦支柱5の下端面部5aに集中したとしても、この力に下端面部5aが耐えることができる。
[0054]
 例えば、載置用桟4に太陽電池モジュールを載せた状態では、太陽電池モジュールの荷重が直角三角形状の載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6に分散して作用するが、載置用桟4の先端部4a及び縦支柱5の下端面部5aのいずれにも水平方向の力及び垂直方向の力が集中して加わることになる。
[0055]
 また、載置用桟4上の太陽電池モジュールに風圧が作用したときには、この風圧も作用して、先端部4a及び下端面部5aに加わる水平方向の力及び垂直方向の力が増大する。
[0056]
 ところが、先端部4a及び下端面部5aの強度が高いので、これらの力に先端部4a及び下端面部5aが耐えることができ、太陽電池モジュールを支障なく支持することができる。
[0057]
 仮に、先端部4a及び下端面部5aの強度が高くなかったならば、太陽電池モジュールの荷重や風圧に先端部4a及び下端面部5aが耐え切れず、これらが変形もしくは損傷することになる。
[0058]
 逆に言えば、先端部4a及び下端面部5aの強度を高くしたからこそ、載置用桟4、縦支柱5、及びテンションバー6からなる直角三角形状の構造を採用することが可能になったといえる。
[0059]
 また、縦支柱5を載置用桟4に対して垂直に配置しているので、載置用桟4に作用した風圧を縦支柱5で受け止めることができ、厳しい気象状況での大きな風圧に対しても耐えることができる。
[0060]
 更に、載置用桟4の先端部4a及び縦支柱5の下端面部5aは、それらの強度が高いながらも、1枚の金属板を切断して折り曲げ加工したものであり、部品点数の増大を招くことがない。
[0061]
 次に、本実施形態の構造物設置架台1において、載置用桟4の上に太陽電池モジュールを取り付けて支持するためのタップ金具を説明する。
[0062]
 本実施形態では、図1及び図10に示すように載置用桟4の主桟部11の複数箇所に係合孔11dを形成しており、図11に示すように主桟部11の中板11aの裏側から係合孔11dを通じてタップ金具31を取り付け、タップ金具31の一対の支持片31aを主桟部11の中板11aの表側に突出させ、この一対の支持片31a間に横桟27を挟み込んで支持している。
[0063]
 タップ金具31は、図12に示すようにその中板31bにネジ孔31cを形成し、その両側に側板31dを設けて2重に折り曲げ、更にそれぞれの側板31dの中央から突出するT字型の支持片31aを設けたものである。
[0064]
 側板31dの上端を中板31bの上面よりも低くして、側板31dの上端とT字型の支持片31a間の隙間Paを、中板31bの上面とT字型の支持片31a間の隙間Pbよりも広くしている。
[0065]
 また、タップ金具31の横幅Qaは、主桟部11の各側板12bの内側離間距離Qbよりも僅かに狭く設定されている。
[0066]
 図13a及び図13bに示すように、タップ金具31の一方の支持片31aを主桟部11の挿入スリット11fに挿し込んで、一方の支持片31aを挿入スリット11fから係合孔11dへと移動させ、引き続いてタップ金具31の他方の支持片31aを挿入スリット11fに挿し込んで、他方の支持片31aも挿入スリット11fから係合孔11dへと移動させ、各支持片31aのT字型の頭部を係合孔11dに引っ掛けて、タップ金具31を主桟部11に取り付ける。このとき、タップ金具31の各側板31dが主桟部11の各側板11bに対して垂直に配置される。
[0067]
 タップ金具31の支持片31aを挿入スリット11fに挿し込むときには、タップ金具31を主桟部11の中板11aに対して傾斜させる必要があるが、タップ金具31を傾斜させた状態では、タップ金具31の側板31dの上端とT字型の支持片31a間の広い隙間Paに係合孔11dの両縁を通すことになるので、タップ金具31の支持片31aの挿し込み作業が容易になる。
[0068]
 また、各支持片31aのT字型の頭部を係合孔11dに引っ掛けただけでは、一方の支持片31aのT字型の頭部が係合孔11dの縁に当接するまで、タップ金具31が係合孔11dに沿って主桟部11の傾斜下方向に滑動し、タップ金具31がぶら下がった状態となるが、挿入スリット11fが係合孔11dよりも傾斜上方向に設けられているので、各支持片31aのT字型の頭部が挿入スリット11fから抜け落ちることはない。
[0069]
 尚、主桟部11の中板11aの先端近傍の係合孔11d及び挿入スリット11fは、先端桟部12の中板12aの開口孔12fに重なるので、これらの係合孔11d及び挿入スリット11fには開口孔12fを通じてタップ金具31の各支持片31aを挿し込むことになる。
[0070]
 こうして載置用桟4の主桟部11の係合孔11dにタップ金具31を取り付けた後、図11に示すようにタップ金具31の一対の支持片31a間に横桟27を配置し、タップ金具31の部位で、押え部材32を横桟27に重ね合わせ、ボルト33を押え部材32の孔及び横桟27の溝孔27aを通じてタップ金具31のネジ孔31cにねじ込んで締め付け、横桟27を載置用桟4の主桟部11に固定する。
[0071]
 このとき、タップ金具31の横幅Qaを主桟部11の各側板12bの内側離間距離Qbよりも僅かに狭く設定しているので、タップ金具31と主桟部11間の隙間が殆どなくなる。また、タップ金具31の中板31bが主桟部11の中板11aに重なり合って密接する。従って、タップ金具31の上部及び側部では、タップ金具31と主桟部11間の隙間が殆どなくなり、このタップ金具31の部位で主桟部11が補強されることになる。
[0072]
 また、タップ金具31の各側板31dが主桟部11の各側板11bに対して垂直に配置さているので、タップ金具31の各側板31dにより載置用桟11の各側板11bの撓みが防止され、載置用桟11の各側板11bが強固に補強され、載置用桟11のねじれ等の変形が防止される。
[0073]
 このため、このタップ金具31に大きな荷重や力が作用しても、このタップ金具31の部位で主桟部11が変形したり損傷することがなく、主桟部11からタップ金具31が脱落することがない。
[0074]
 次に、本実施形態の構造物設置架台1の施工例を説明する。図10は、太陽電池モジュール等の平板状の構造物を支持するために並設された複数の構造物設置架台1を示している。
[0075]
 ここでは、4台の構造物設置架台1を一定間隔を開けて並設し、各構造物設置架台1の載置用桟4上に3本の横桟27を所定間隔で水平方向に配置して架け渡している。また、相互に隣り合う2本の縦支柱5間には2本の斜交い部材28を架け渡して、各縦支柱5を補強している。
[0076]
 このように各構造物設置架台1を設置した後、3本の横桟27を各載置用桟4に架け渡し、横桟27毎に、図8に示すように、各載置用桟4の主桟部11の係合孔11dから突出するタップ金具31の一対の支持片31a間に横桟27を配置し、それぞれのボルト33を各載置用桟4のタップ金具31のネジ孔31cにねじ込んで締め付け、横桟27を各載置用桟4に固定する。このとき、下側の横桟27については、各ボルト33を強く締め付けて確実に固定する。また、中央及び上側の横桟27については、各ボルト33を軽く締め付けて仮固定する。
[0077]
 引き続いて、横桟27毎に、図14に示すようにボルト41及びネジ止め金具42を用いて、横桟27に固定金具43を固定する。この固定金具43は、その上端に引っ掛け爪43aを有し、この引っ掛け爪43aを太陽電池モジュールの一辺に係合させて、太陽電池モジュールを固定支持するものであり、太陽電池モジュールの一辺について2個1組で用いられる。
[0078]
 また、図15a及び図15bに示すように下側の横桟27の前方に、軒先カバー44を装着する。
[0079]
 この後、図16aに示すように太陽電池モジュール45を下側の横桟27と中央の横桟27間に挿入して配置する。実際には、複数枚の太陽電池モジュール45を横並びにして下側の横桟27と中央の横桟27間に配置する。
[0080]
 このとき、中央の横桟27を仮止めしている各ボルト33を緩めて、この中央の横桟27を支持している各タップ金具31を各載置用桟4の係合孔11dに沿って移動させて、この中央の横桟27の位置を調節し、この中央の横桟27を太陽電池モジュール45の上側一辺に当接させる。
[0081]
 引き続いて、図16bに示すように太陽電池モジュール45の上側一辺を持ち上げて、図16cに示すように太陽電池モジュール45の下側一辺を下側の横桟27に押し付ける。これにより、固定金具43の引っ掛け爪43aが太陽電池モジュール45の下側一辺の係合溝45aに係合する。
[0082]
 更に、図16dに示すように太陽電池モジュール45の上側一辺を降ろして中央の横桟27上に載せる。
[0083]
 そして、中央の横桟27を太陽電池モジュール45の上側一辺に押し付けて、下側の横桟27と中央の横桟27間に太陽電池モジュール45を挟み込み、この状態で、中央の横桟27を仮止めしている各ボルト33を強く締め付けて、中央の横桟27を確実に固定する。これにより、太陽電池モジュール45が下側の横桟27と中央の横桟27間に挟み込まれて強固に支持される。
[0084]
 同様の手順で、中央の横桟27と上側の横桟27間にも、太陽電池モジュール45を挟み込んで支持する。
[0085]
 尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、載置用桟の断面形状をハット型にしているが、ほぼU字型にしても構わない。また、載置用桟を主桟部と先端部に分割しているが、必ずしも分割する必要はない。先端部単体では、その長さが短く、折り曲げ加工が容易であることから、主桟部と先端部に分割している。仮に、主桟部と先端部が一体であると、先端部の折り曲げ加工のときに、先端部の向きや位置が変わり、これに伴って長い主桟部の向きや位置も変わるので、このためのスペースを必要とし、加工作業が困難になる。
[0086]
 また、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
[0087]
 また、この出願は、2007年2月23日に日本で出願された特願2007-044123に基づく優先権を請求する。これに言及することにより、その全ての内容は本出願に組み込まれるものである。

産業上の利用可能性

[0088]
 本発明は、地面や陸屋根等に太陽電池モジュール等の平板状の構造物を設置するために利用される構造物設置架台として適用可能である。

請求の範囲

[1]
構造物が載せられる載置用桟と、構造物を載置用桟上に係止するタップ金具とを備える構造物設置架台において、
 前記載置用桟は、この載置用桟の長手方向に延びる中板と、この中板両側の相互に平行な2つの側板とを少なくとも有し、
 前記タップ金具は、中板と、この中板両側の相互に平行な2つの側板と、これらの側板から該中板上方に突出するそれぞれの支持片とを有し、
 前記載置用桟の各側板に対して前記タップ金具の各側板が垂直となるように、タップ金具を載置用桟の内側に配置し、タップ金具の各支持片を載置用桟の中板の孔から突出させ、タップ金具の各支持片により構造物を載置用桟上に係止することを特徴とする構造物設置架台。
[2]
前記タップ金具の各側板は、2つ折りにされて二重に重ねられており、タップ金具の各支持片は、前記各側板の端からタップ金具の中板上方に突出することを特徴とする請求項1に記載の構造物設置架台。
[3]
前記タップ金具の各側板の端から突出する支持片は、T字型の頭部を有し、
 前記タップ金具の各側板の端は、タップ金具の中板の上面下方に後退していることを特徴とする請求項2に記載の構造物設置架台。
[4]
前記載置用桟の内側で、前記タップ金具の中板を載置用桟の中板に重ね合わせて固定したことを特徴とする請求項1に記載の構造物設置架台。
[5]
前記タップ金具の各側板の長さと前記載置用桟の各側板内側の離間距離を実質的に等しくしたことを特徴とする請求項1に記載の構造物設置架台。
[6]
前記タップ金具の各支持片は、T字型の頭部を有し、
 前記載置用桟の中板の孔は、前記各支持片のT字型の頭部を挿し通す挿入スリットと、該各支持片のT字型の頭部を引っ掛ける係合孔とを繋げて形成したものであり、該各支持片のT字型の頭部を挿入スリットに挿し通して係合孔へと導くことを特徴とする請求項1に記載の構造物設置架台。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3a]

[ 図 3b]

[ 図 4a]

[ 図 4b]

[ 図 4c]

[ 図 4d]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13a]

[ 図 13b]

[ 図 14]

[ 図 15a]

[ 図 15b]

[ 図 16a]

[ 図 16b]

[ 図 16c]

[ 図 16d]