請求の範囲
[1] 熱源ユニットと、複数の利用ユニットとが、冷媒連絡配管を介して接続されることによ り構成される冷媒回路を備えた空気調和装置において、冷媒量の適否を判定する空 気調和装置の冷媒量判定システムであって、
前記空気調和装置の設置後の試運転において、現地における冷媒充填によって 初期冷媒量まで冷媒が充填された前記冷媒回路を流れる冷媒又は構成機器の運転 状態量を蓄積する状態量蓄積手段と、
前記試運転時における運転状態量を基準値として、前記冷媒回路を流れる冷媒又 は構成機器の運転状態量の現在値と比較して、冷媒量の適否を判定する冷媒量判 定手段と、
を備えた空気調和装置の冷媒量判定システム。
[2] 前記試運転は、前記冷媒回路内への冷媒充填を伴う運転を含んでおり、
前記状態量蓄積手段は、前記冷媒充填を伴う運転時に前記冷媒回路を流れる冷 媒又は構成機器の運転状態量を蓄積する、
請求項 1に記載の冷媒量判定システム。
[3] 前記試運転は、前記空気調和装置の構成機器の制御変数を変更する運転を含ん でおり、
前記状態量蓄積手段は、前記制御変数を変更する運転時に前記冷媒回路を流れ る冷媒又は構成機器の運転状態量を蓄積する、
請求項 1又は 2に記載の空気調和装置の冷媒量判定システム。
[4] 前記状態量取得手段は、前記空気調和装置を管理しており、
前記状態量蓄積手段及び前記冷媒量判定手段は、前記空気調和装置の遠隔に あり、前記状態量取得手段に通信回線を介して接続されている、
請求項 1〜3のいずれかに記載の空気調和装置の冷媒量判定システム。
[5] 前記試運転時における運転状態量から冷媒量を演算する冷媒量演算手段をさら に備えており、
前記試運転時における運転状態量力演算される冷媒量は、前記基準値として前 記状態量蓄積手段に蓄積される、
請求項 1〜4のいずれかに記載の空気調和装置の冷媒量判定システム。