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1. WO2020162307 - RÉFRIGÉRATEUR

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明 細 書

発明の名称 冷蔵庫

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

0005   0006  

図面の簡単な説明

0007  

発明を実施するための形態

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063  

符号の説明

0064  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 冷蔵庫

技術分野

[0001]
 本発明は冷蔵庫に関する。

背景技術

[0002]
 特許文献1には、高温の食品が収納室に収納されたことを検知した冷蔵庫が、当該食品の冷却を自動的に開始する構成が開示されている。
[0003]
 特許文献1に開示されているような冷蔵庫の急冷機能によって、ユーザは、高温の食品を冷却することができる。しかしながら、冷蔵庫の急冷機能をユーザが利用する目的は様々である。例えば、食品を冷凍保存したいケースや、加熱調理後の食品のあら熱を取りたいケースが考えられる。従来の冷蔵庫では、このような様々な利用目的に対応することができなかった。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2010-025532号公報

発明の概要

[0005]
 本開示は、ユーザの利用目的に応じた急冷機能を実行する冷蔵庫を提供する。
[0006]
 本開示が提供する冷蔵庫は、貯蔵室を有する冷蔵庫であって、貯蔵室の天面に設けられている、冷気を吐出するための急冷ファンと、ユーザによって設定された急冷時間に基づいて、急冷ファンを用いた急冷機能を実行する制御部と、を備え、急冷機能の実行中に貯蔵室の扉が開けられた場合に、制御部は、急冷ファンの回転を停止するように構成されている。

図面の簡単な説明

[0007]
[図1] 図1は、冷蔵庫を制御するためのシステムの概要を示す図である。
[図2] 図2は、冷蔵庫100の外観図である。
[図3] 図3は、冷蔵庫100を右方向から見た断面図である。
[図4] 図4は、製氷室202及び上段冷凍室203を説明する図である。
[図5] 図5は、上段冷凍室203を説明する図である。
[図6] 図6は、操作パネル600を示す図である。
[図7] 図7は、冷蔵庫100が実行する処理を示すフローチャートである。
[図8] 図8は、冷蔵庫100が実行する処理を示すフローチャートである。
[図9] 図9は、冷蔵庫100が実行する処理を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0008]
 以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明による課題の解決に必須のものとは限らない。
[0009]
 (実施の形態1)
 図1は、インターネット等のネットワークを介して通信装置により冷蔵庫を制御するためのシステムの概要を説明する図である。通信装置110は、例えばスマートフォン又はタブレット端末である。通信装置110は、通信装置110とアクセスポイント120との間で無線LAN(Local Area Network)接続を確立して、インターネット等のネットワーク上のサーバ130と通信する。また、冷蔵庫100も、冷蔵庫100とアクセスポイント120との間で無線LAN接続を確立して、ネットワーク上のサーバ130と通信する。
[0010]
 図2は、冷蔵庫100の外観図である。冷蔵庫100は、複数の貯蔵室、具体的には冷蔵室201、製氷室202、上段冷凍室203、下段冷凍室204、及び野菜室205を備える。冷蔵室201の庫内の温度は、冷蔵温度帯(3℃~6℃)に維持される。野菜室205の庫内の温度は、冷蔵室201よりやや高温の温度帯(3℃~8℃)に維持される。上段冷凍室203と下段冷凍室204の庫内の温度は、いずれも冷凍温度帯(-20℃~-18℃)に維持される。また、冷蔵室201の内部には、パーシャル温度帯(-3℃~-1℃)とチルド温度帯(0℃~2℃)との間で温度を切り替え可能な切替室310(図3参照)が設けられている。冷蔵室201を閉塞する扉は、観音開き式の扉である。また、製氷室202、上段冷凍室203、下段冷凍室204、及び野菜室205のそれぞれを閉塞する扉は、引き出し式の扉である。
[0011]
 図2に示すように、冷蔵庫100の最上部に冷蔵室201が設けられている。また、冷蔵室201の下方に、製氷室202と貯蔵室の一つである上段冷凍室203と、が横並びに設けられている。
[0012]
 次に図3を用いて、冷蔵庫100の風路構成を説明する。図3は、冷蔵庫100の縦断面図である。図3の左側が冷蔵庫100の正面側に対応し、図3の右側が冷蔵庫100の背面側に対応する。
[0013]
 冷蔵庫100の上部、かつ、冷蔵庫100の背面側に、圧縮機301が設けられている。また、下段冷凍室204の背後に、冷却室302が設けられている。冷却室302は、冷却器303、冷却ファン304、及び除霜ヒータ305と、を少なくとも有する。仕切板306は、冷蔵室201と製氷室202(図1参照)、及び、冷蔵室201と上段冷凍室203とを仕切っている。仕切板306には、冷蔵室ダンパと切替室ダンパとで構成されるツインダンパが設けられている。冷却器303が生成した冷気の一部は、冷蔵室ダンパを介して冷蔵室ダクト307に供給される。そして吐出口308と吐出口309を介して、冷蔵室ダクト307から冷蔵室201に冷気が供給される。また、冷却器303が生成した冷気の一部は、切替室ダンパを介して切替室ダクトに供給され、吐出口を介して切替室ダクトから切替室310に冷気が供給される。冷蔵室201と切替室310にはそれぞれ温度センサが設けられていて、これらの温度センサが検知した温度に基づいて冷蔵室ダンパと切替室ダンパの開閉動作が制御される。
[0014]
 また、冷却器303が生成した冷気の一部は、野菜室ダクトに供給される。野菜室ダクトには野菜室ダンパが設けられていて、当該野菜室ダンパを介して野菜室205に冷気が供給される。野菜室205には温度センサが設けられていて、この温度センサが検知した温度に基づいて野菜室ダンパの開閉動作が制御される。
[0015]
 また、冷却器303が生成した冷気の一部は、冷凍室ダクト311に供給される。そして吐出口312と吐出口313を介して、冷凍室ダクト311から下段冷凍室204に冷気が供給される。また、冷凍室ダクト311の上部、かつ、上段冷凍室203の背面に、吐出口314が設けられている。吐出口314から吐出した冷気は、製氷室202(図1参照)と上段冷凍室203に供給される。上段冷凍室203の天面203Aには、後述するダクトカバー401(図4、図5参照)がビスを用いて取り付けられている。このダクトカバー401によって冷気風路315が形成されている。また、ダクトカバー401の前方には急冷ファン316が設けられている。吐出口314から上段冷凍室203に供給された冷気は冷気風路315によって急冷ファン316に導かれる。なお、ダクトカバー401を上段冷凍室203の天面203Aに取り付ける方法はビスに限らず、溶接等の他の方法を用いてもよい。
[0016]
 次に上段冷凍室203について、図4と図5を用いて詳しく説明する。図4は、製氷室202と上段冷凍室203を上から見た図である。図5は上段冷凍室203の縦断面図である。図5の左側が冷蔵庫100の正面側に対応し、図5の右側が冷蔵庫100の背面側に対応する。
[0017]
 上段冷凍室203の天面203Aにダクトカバー401が取り付けられていて、ダクトカバー401と上段冷凍室203の天面203Aとの間の空間に冷気風路315が形成されている。図4に示すように、吐出口314から吐出した冷気の一部は、矢印402が示すように製氷室202に供給される。また、吐出口314から吐出した冷気の一部は、矢印403が示すように冷気風路315に供給される。
[0018]
 冷気風路315の前方には急冷ファン316が設けられている。急冷ファン316が回転を開始すると、吐出口314から吐出した冷気の多くが冷気風路315に沿って流れ、急冷ファン316に集中する。そして急冷ファン316によって、急冷ファン316から鉛直下向きに冷気が吐出される。この冷気は冷凍温度帯の冷気である。ユーザが急冷ファン316の直下に食品を置くことで、この食品を急速に冷却できる。以降の説明では、急冷ファン316を用いて急速に冷却する機能のことを急冷機能と呼ぶ場合がある。
[0019]
 また、図5に示すように、上段冷凍室203の天面203Aのうち急冷ファン316に対向する部分は上向きに凹む形状である。この形状により、急冷ファン316と上段冷凍室203の天面203Aとの間に空間501が形成されている。この空間501によって、抵抗が少ない状態で冷気が急冷ファン316に導かれる。
[0020]
 急冷ファン316が回転を開始すると、吐出口314から吐出した冷気が急冷ファン316に集中し、その結果、製氷室202に供給される冷気の量が減る。従って、製氷室202に冷気を集中させることで通常時よりも急速に製氷する機能は、急冷機能を実行している間は利用できなくなる。以降の説明では、通常時よりも急速に製氷する機能のことを急速製氷機能と呼ぶ場合がある。また、急冷機能を実行中に急速製氷機能を開始すると、急冷機能は中止される。
[0021]
 ダクトカバー401には吐出口404が設けられている。吐出口404は吐出口314に近い位置に設けられている。急冷ファン316が停止している場合、冷気風路315に供給された冷気は吐出口404から上段冷凍室203に供給される。吐出口404から上段冷凍室203に吐出される冷気は、ダクトカバー401の表面に沿って流れる。これにより、ダクトカバー401に発生した霜を除去することができる。
[0022]
 図6は操作パネル600を示している。操作パネル600は、冷蔵室201(図2参照)の庫内に設けられている。ユーザは、この操作パネル600を用いて、冷蔵庫100の各貯蔵室の温度設定を変更したり、製氷機能に関する設定を行ったり、又は、急冷機能を実行させる指示を冷蔵庫100に入力したりする。例えば、急速製氷ボタン606をユーザが押すと、冷蔵庫100は急速製氷機能を開始する。
[0023]
 また、ユーザは自身の利用目的に応じて、「冷ます」、「急冷」、「急凍」のいずれかに対応する時間で急冷機能を利用することができる。ユーザが急冷ボタン601を押すと、「冷ます」に対応するLED(Light-emitting diode)602が点灯し、急冷機能を実行する時間を示す急冷時間として「5分」が表示部605に表示される。更に、表示部605に「5分」が表示されている状態でユーザが急冷ボタン601を押すと、LED602が消灯し、「急冷」に対応するLED603が点灯する。そして急冷時間として「10分」が表示部605に表示される。更に、表示部605に「10分」が表示されている状態でユーザが急冷ボタン601を押すと、「急冷」に対応するLED603が点灯したまま、急冷時間として「15分」が表示部605に表示される。更に、表示部605に「15分」が表示されている状態でユーザが急冷ボタン601を押すと、LED603が消灯し、「急凍」に対応するLED604が点灯する。そして急冷時間として「45分」が表示部605に表示される。更に、表示部605に「45分」が表示されている状態でユーザが急冷ボタン601を押すと、「急凍」に対応するLED604が点灯したまま、急冷時間として「60分」が表示部605に表示される。更に、表示部605に「60分」が表示されている状態でユーザが急冷ボタン601を押すと、LED604が消灯し、表示部605による急冷時間の表示が終了する。表示部605が急冷時間を表示していない状態は、冷蔵庫100が急冷機能を実行しないことを示す。
[0024]
 操作パネル600を用いることで、ユーザは、冷蔵庫100の急冷機能を利用する時間として、自身の利用目的に応じた所望の時間を設定できる。具体的には、「冷ます」に対応する5分、「急冷」に対応する10分と15分、「急凍」に対応する45分と60分の5つの候補の中から所望の時間を設定できる。例えば加熱調理後の食品のあら熱を取りたい場合、ユーザは「冷ます」に対応する5分を選択すればよい。また、従来は冷蔵室の庫内である程度時間をかけて冷却させていた食品の冷却について、この冷却に要する時間を短縮させたい場合は、ユーザは「急冷」に対応する10分又は15分を選択すればよい。また、米(白ご飯)又は肉等の食品を冷凍保存したい場合は、ユーザは「急凍」に対応する45分又は60分を選択すればよい。
[0025]
 次に図7のフローチャートを用いて、冷蔵庫100が急冷機能を実行する際の処理を説明する。冷蔵庫100はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等で構成される制御基板317(図3参照)を備えている。図7のフローチャートに示す各ステップは、ROMに記憶されているプログラムをCPUがRAMに展開して実行することによって実現される。本実施の形態では、制御基板317は冷蔵庫100の天面部に配置されている。制御基板317は、急冷機能を実行する制御部に該当する。
[0026]
 まずステップ701において、冷蔵庫100は、急冷機能を開始するか否かを判定する。本実施の形態では、操作パネル600の表示部605に急冷時間が表示された状態で上段冷凍室203の扉が閉じられると、冷蔵庫100は急冷機能を開始すると判定する。なお、上段冷凍室203の扉が閉じられることを条件としないで、ユーザが「冷ます」、「急冷」及び「急凍」のいずれかを操作パネル600で選択したタイミングで冷蔵庫100が急冷機能を開始すると判定してもよい。
[0027]
 また、本実施の形態では、ユーザは、通信装置110(図1参照)から冷蔵庫100に対して急冷機能の開始を指示することができる。ユーザは、例えば通信装置110にインストールされている冷蔵庫アプリケーションを用いて、急冷時間の指定と、急冷機能の開始指示とを通信装置110に入力する。通信装置110は、急冷時間の指定と急冷機能の開始指示とをアクセスポイント120(図1参照)を介してサーバ130(図1参照)に送信する。そしてサーバ130は、急冷時間の指定と急冷機能の開始指示とを、アクセスポイント120を介して冷蔵庫100に送信する。急冷時間の指定と急冷機能の開始指示とを冷蔵庫100がサーバ130から受信した場合にも、冷蔵庫100は急冷機能を開始すると判定する。
[0028]
 急冷機能を開始するとステップ701において冷蔵庫100が判定すると(ステップ701のYes)、処理はステップ702に進む。そしてステップ702において、冷蔵庫100は急冷機能を開始する。具体的に説明すると、冷蔵庫100はユーザに指定された急冷時間を特定し、急冷ファン316の回転を開始する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常よりも少なくする。なお、本実施の形態において、通常とは、冷蔵庫100が急冷機能を実行しないで運転している状態を指す。更に、冷蔵庫100は、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとをすべて閉じる。また、冷蔵庫100は、圧縮機301の回転数を増やす。これらの制御によって、急冷ファン316に冷気が集中しやすくなり、急冷機能による冷却効率が向上する。表示部605には、急冷時間の残り時間が表示される。なお、急速製氷機能を実行中に冷蔵庫100が急冷機能を開始すると、冷気が急冷ファン316に集中するため、急速製氷機能は中止される。
[0029]
 次にステップ703において、冷蔵庫100は、実行中の急冷機能を中止するか否かを判定する。冷蔵庫100は、冷蔵庫100が急速製氷機能を開始する場合、又は、操作パネル600で所定の中止操作が入力された場合、又は、通信装置110が送信した中止指示をサーバ130経由で冷蔵庫100が受信した場合に、急冷機能を中止すると判定する。急冷機能を中止すると冷蔵庫100が判定すると(ステップ703のYes)、処理はステップ706に進む。一方、急冷機能を中止しないと冷蔵庫100が判定すると(ステップ703のNo)、処理はステップ704に進む。
[0030]
 次にステップ704について説明する。ステップ704において、冷蔵庫100は、ステップ702で急冷ファン316の回転を開始してから経過した時間(以降の説明ではこの時間のことを経過時間と呼ぶ場合がある)が、ステップ702で特定した急冷時間に達したか否かを判定する。経過時間がステップ702で特定した急冷時間に達したと冷蔵庫100が判定すると(ステップ704のYes)、処理はステップ705に進む。一方、経過時間がステップ702で特定した急冷時間に達していない場合(ステップ704のNo)、処理はステップ703に戻る。
[0031]
 次にステップ705について説明する。ステップ705において、冷蔵庫100は急冷機能を完了する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。また、冷蔵庫100は急冷機能が完了したことを示す音声メッセージや所定のメロディーを流すことで急冷機能が完了したことをユーザに通知する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また、冷蔵庫100は冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また、冷蔵庫100は圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0032]
 次にステップ706について説明する。ステップ706において、冷蔵庫100は急冷機能を中止する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。また、冷蔵庫100は急冷機能が中止されたことを示す音声メッセージを流すことで急冷機能が中止されたことをユーザに通知する。また、冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また、冷蔵庫100は冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また、冷蔵庫100は圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0033]
 以上の説明の通り、ユーザは、「冷ます」、「急冷」及び「急凍」に対応する複数の候補時間(5分、10分、15分、45分及び60分)の中から一つの候補時間を選択して入力することで、急冷機能の利用目的に応じて所望の急冷時間を指定できる。そして、制御基板317は、ユーザからの入力によって設定された当該急冷時間に基づいて、急冷ファン316を用いた急冷機能を実行する。従って、ユーザの利用目的に応じた急冷機能を実行する冷蔵庫を提供することができる。
[0034]
 なお、本実施の形態における複数の候補時間は例示であり、冷蔵庫の性能等に応じて定めることができる。
[0035]
 なお、複数の候補時間のうち一つの候補時間をユーザが選択して入力する方法としては、複数の候補時間のそれぞれに対応付けられた表示の中から一つの表示をユーザが選択することで入力される構成であってもよい。
[0036]
 (実施の形態2)
 本実施の形態では、急冷機能においてユーザが「冷ます」を指定した場合に急冷ファン316の制御を変更する例を説明する。冷蔵庫100の構成は実施の形態1と同様である。すなわち、冷蔵庫100の構成は図1から図6で説明した構成と同様である。
[0037]
 図8及び図9のフローチャートを用いて、冷蔵庫100が急冷機能を実行する際の処理を説明する。冷蔵庫100はCPU、ROM及びRAM等で構成される制御基板を備えている。図8及び図9のフローチャートに示す各ステップは、ROMに記憶されているプログラムをCPUがRAMに展開して実行することによって実現される。
[0038]
 まず、図8のステップ801において、冷蔵庫100は、急冷機能を開始するか否かを判定する。操作パネル600(図6参照)の表示部605(図6参照)に急冷時間が表示された状態で上段冷凍室203(図2参照)の扉が閉じられると、冷蔵庫100は急冷機能を開始すると判定する。また、急冷時間の指定と急冷機能の開始指示とを冷蔵庫100がサーバ130(図1参照)から受信した場合にも、冷蔵庫100は急冷機能を開始すると判定する。
[0039]
 急冷機能を開始するとステップ801において冷蔵庫100が判定すると(ステップ801のYes)、処理はステップ802に進む。ステップ802において、冷蔵庫100は、急冷機能の急冷モードが「冷ます」であるか否かを判定する。ユーザが「冷ます」を指定していれば、急冷モードが「冷ます」であると冷蔵庫100が判定し(ステップ802のYes)、処理は図9のステップ901に進む。一方、ユーザが「急冷」又は「急凍」を指定していれば、急冷モードが「冷ます」ではないと冷蔵庫100が判定し(ステップ802のNo)、処理はステップ803に進む。
[0040]
 ユーザが「急冷」又は「急凍」を指定している場合の処理を説明する。ステップ803において、冷蔵庫100は急冷機能を開始する。具体的に説明すると、冷蔵庫100はユーザに指定された急冷時間を特定する。また、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を開始する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常よりも少なくする。更に、冷蔵庫100は冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとをすべて閉じる。更に、冷蔵庫100は圧縮機301の回転数を増やす。これらの制御によって、急冷ファン316に冷気が集中しやすくなり、急冷機能による冷却効率が向上する。
[0041]
 次にステップ804において、冷蔵庫100は、実行中の急冷機能を中止するか否かを判定する。冷蔵庫100は、冷蔵庫100が急速製氷機能を開始する場合、又は、操作パネル600で所定の中止操作が入力された場合、又は、通信装置110が送信した中止指示をサーバ130経由で冷蔵庫100が受信した場合に、急冷機能を中止すると判定する。急冷機能を中止すると冷蔵庫100が判定すると(ステップ804のYes)、処理はステップ807に進む。一方、急冷機能を中止しないと冷蔵庫100が判定すると(ステップ804のNo)、処理はステップ805に進む。
[0042]
 次にステップ805について説明する。ステップ805において、冷蔵庫100は、ステップ803で急冷ファン316の回転を開始してから経過した時間(以降の説明ではこの時間のことを経過時間と呼ぶ場合がある)が、ステップ803で特定した急冷時間に達したか否かを判定する。経過時間がステップ803で特定した急冷時間に達したと冷蔵庫100が判定すると(ステップ805のYes)、処理はステップ806に進む。一方、経過時間がステップ803で特定した急冷時間に達していない場合(ステップ805のNo)、処理はステップ804に戻る。
[0043]
 次にステップ806について説明する。ステップ806において、冷蔵庫100は急冷機能を完了する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。冷蔵庫100は、更に急冷機能が完了したことを示す音声メッセージや所定のメロディーを流すことで急冷機能が完了したことをユーザに通知する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また、冷蔵庫100は、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また、冷蔵庫100は、圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0044]
 次にステップ807について説明する。ステップ807において、冷蔵庫100は急冷機能を中止する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。冷蔵庫100は、更に急冷機能が中止されたことを示す音声メッセージを流すことで急冷機能が中止されたことをユーザに通知する。また、冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また冷蔵庫100は、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また冷蔵庫100圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0045]
 次にユーザが「冷ます」を指定している場合の処理を説明する。図9のステップ901において、冷蔵庫100は急冷機能を開始する。具体的に説明すると、冷蔵庫100はユーザに指定された急冷時間を特定し、急冷ファン316の回転を開始する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常よりも少なくする。冷蔵庫100は、更に、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとをすべて閉じる。冷蔵庫100は、更に、圧縮機301の回転数を増やす。これらの制御によって、急冷ファン316に冷気が集中しやすくなり、急冷機能による冷却効率が向上する。
[0046]
 次にステップ902において、冷蔵庫100は、実行中の急冷機能を中止するか否かを判定する。急冷機能を中止すると冷蔵庫100が判定すると(ステップ902のYes)、処理はステップ911に進む。一方、急冷機能を中止しないと冷蔵庫100が判定すると(ステップ902のNo)、処理はステップ903に進む。
[0047]
 次にステップ903において、冷蔵庫100は、ステップ901で急冷ファン316の回転を開始してから経過した時間(以降の説明ではこの時間のことを経過時間と呼ぶ場合がある)がT1に達したか否かを判定する。T1は例えば1分である。経過時間がT1に達したと冷蔵庫100が判定すると(ステップ903のYes)、処理はステップ904に進む。一方、経過時間がT1に達していない場合(ステップ903のNo)、処理はステップ902に戻る。
[0048]
 次にステップ904について説明する。ステップ904において、冷蔵庫100は、急冷ファン316の回転を停止する。
[0049]
 次にステップ905において、冷蔵庫100は、実行中の急冷機能を中止するか否かを判定する。急冷機能を中止すると冷蔵庫100が判定すると(ステップ905のYes)、処理はステップ911に進む。一方、急冷機能を中止しないと冷蔵庫100が判定すると(ステップ905のNo)、処理はステップ906に進む。
[0050]
 次にステップ906において、冷蔵庫100は、経過時間がT2に達したか否かを判定する。T2は例えば4分である。経過時間がT2に達したと冷蔵庫100が判定すると(ステップ906のYes)、処理はステップ907に進む。一方、経過時間がT2に達していない場合(ステップ906のNo)、処理はステップ905に戻る。
[0051]
 次にステップ907について説明する。ステップ907において、冷蔵庫100は、停止していた急冷ファン316の回転を再開する。
[0052]
 次にステップ908において、冷蔵庫100は、実行中の急冷機能を中止するか否かを判定する。急冷機能を中止すると冷蔵庫100が判定すると(ステップ908のYes)、処理はステップ911に進む。一方、急冷機能を中止しないと冷蔵庫100が判定すると(ステップ908のNo)、処理はステップ909に進む。
[0053]
 次にステップ909において、冷蔵庫100は、経過時間が、ステップ901で特定した急冷時間に達したか否かを判定する。経過時間がステップ901で特定した急冷時間に達したと冷蔵庫100が判定すると(ステップ909のYes)、処理はステップ910に進む。一方、経過時間がステップ901で特定した急冷時間に達していない場合(ステップ909のNo)、処理はステップ908に戻る。
[0054]
 次にステップ910について説明する。ステップ910において、冷蔵庫100は急冷機能を完了する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。冷蔵庫100は、更に急冷機能が完了したことを示す音声メッセージや所定のメロディーを流すことで急冷機能が完了したことをユーザに通知する。このとき冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また、冷蔵庫100は、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また、冷蔵庫100は、圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0055]
 次にステップ911について説明する。ステップ911において、冷蔵庫100は急冷機能を中止する。具体的に説明すると、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を停止する。冷蔵庫100は、更に急冷機能が中止されたことを示す音声メッセージを流すことで急冷機能が中止されたことをユーザに通知する。また、冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻す。また、冷蔵庫100は、冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとの制御を通常の制御に戻す。また、冷蔵庫100は、圧縮機301の回転数を通常の回転数に戻す。
[0056]
 以上の説明の通り、急冷機能においてユーザが「冷ます」を指定した場合、急冷ファン316の動作は回転、停止、回転の順番で切り替わる。即ち、「冷ます」は急冷機能の実行が終了するまでに急冷ファン316が停止する期間が発生するモード(第2のモード)である。従って、急冷ファン316が停止する期間を発生させることで急冷機能の対象の食品が過度に冷却されることを防止できる。なお、T1とT2の値は、「0<T1<T2<ユーザによって設定された急冷時間」を満たす範囲で任意の値を設定可能である。
[0057]
 また、急冷機能においてユーザが「急冷」又は「急凍」を指定した場合、急冷ファン316は停止することなく回転を継続する。即ち、「急冷」と「急凍」は急冷機能の実行が終了するまでに急冷ファン316が回転を継続するモード(第1のモード)であり、食品の冷却を促進できる。
[0058]
 このように、本実施の形態における急冷機能は、急冷機能の実行が完了するまで急冷ファンが停止することなく回転を継続する第1のモード(「急冷」及び「急凍」)と、急冷機能の実行が完了するまでに急冷ファンが停止する期間が発生する第2のモード(「冷ます」)と、を有する。複数の候補(「冷ます」、「急冷」、及び「急凍」)のそれぞれは、第1のモードと第2のモードのいずれかに対応付けられている。また、第1のモード及び第2のモードのそれぞれには、複数の候補のうち少なくとも一つの候補が対応付けられている。
[0059]
 また、複数の候補時間のうち最短の候補時間(5分)が第2のモードに対応し、複数の候補のうち残りの候補時間(10分、15分、45分及び60分)が第1のモードに対応している。
[0060]
 (実施の形態3)
 実施形態1、及び、実施形態2で説明した処理の変形例を説明する。
[0061]
 急冷機能の実行中に上段冷凍室203の扉が開けられると、急冷ファン316の回転音が冷蔵庫100の外部に漏れやすくなる。そこで、急冷機能の実行中に上段冷凍室203の扉が開けられた場合に、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を一時的に停止してもよい。これにより、上段冷凍室203の扉が開けられたことが原因で急冷ファン316の回転音が冷蔵庫100の外部に漏れることを防止できる。そして上段冷凍室203の扉が再度閉じられた場合、冷蔵庫100は、一時的に停止していた急冷ファン316の回転を再開する。
[0062]
 また、上段冷凍室203の扉に限らず、冷蔵室201の扉、製氷室202の扉、下段冷凍室204の扉、及び野菜室205の扉の少なくともいずれかが開けられた場合に、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を一時的に停止してもよい。すなわち、貯蔵室の扉のうちの少なくともいずれかが開けられた場合に、冷蔵庫100は急冷ファン316の回転を一時的に停止する構成としてもよい。これにより、貯蔵室の扉が開けられたことが原因で急冷ファン316の回転音が冷蔵庫100の外部に漏れることを防止できる。これらの扉が再度閉じられた場合、冷蔵庫100は、一時的に停止していた急冷ファン316の回転を再開する。
[0063]
 また、急冷機能の実行中に冷蔵室ダンパと切替室ダンパと野菜室ダンパとがすべて閉じられているため、冷蔵室201、切替室310又は野菜室205の温度が高くなってしまう場合がある。そこで各貯蔵室の温度センサの検知結果から、冷蔵室201、切替室310及び野菜室205のいずれかの温度が閾値より高くなったことを検知した場合に、冷蔵庫100は、その貯蔵室に対応するダンパを開けてもよい。また、冷蔵庫100は、冷却ファン304の回転数を通常の回転数に戻してもよい。これにより、急冷機能の実行中に貯蔵室の温度が上昇し過ぎることを防止できる。そして冷蔵庫100は、貯蔵室の温度が低下した場合に、その貯蔵室に対応するダンパを再び閉じる、あるいは、その貯蔵室に対応するダンパを再び閉じたうえで冷却ファン304の回転数を通常よりも少なくする。

符号の説明

[0064]
 100 冷蔵庫
 110 通信装置
 120 アクセスポイント
 130 サーバ
 201 冷蔵室
 202 製氷室
 203 上段冷凍室
 203A 天面
 204 下段冷凍室
 205 野菜室
 301 圧縮機
 302 冷却室
 303 冷却器
 304 冷却ファン
 305 除霜ヒータ
 306 仕切板
 307 冷蔵室ダクト
 308,309 吐出口
 310 切替室
 311 冷凍室ダクト
 312,313,314 吐出口
 315 冷気風路
 316 急冷ファン
 317 制御基板
 401 ダクトカバー
 404 吐出口
 501 空間
 600 操作パネル
 601 急冷ボタン
 602,603,604 LED
 605 表示部
 606 急速製氷ボタン

請求の範囲

[請求項1]
 貯蔵室を有する冷蔵庫であって、
 前記貯蔵室の天面に設けられている、冷気を吐出するための急冷ファンと、
 ユーザからの入力によって設定された急冷時間に基づいて、前記急冷ファンを用いた急冷機能を実行する制御部と、を備え、
 前記急冷機能の実行中に前記貯蔵室の扉が開けられた場合に、前記制御部は、前記急冷ファンの回転を停止するように構成された、冷蔵庫。
[請求項2]
 前記制御部は、開けられた前記貯蔵室の扉が閉じられた際に、停止した前記急冷ファンの回転を再開するように構成された、
請求項1に記載の冷蔵庫。
[請求項3]
 前記冷蔵庫は、前記貯蔵室と異なる他の貯蔵室を有し、
 前記制御部は、前記急冷機能の実行中に前記他の貯蔵室の扉が開けられた場合に、前記急冷ファンの回転を停止するように構成された、
請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
[請求項4]
 前記制御部は、開けられた前記他の貯蔵室の扉が閉じられた際に、停止した前記急冷ファンの回転を再開するように構成された、
請求項3に記載の冷蔵庫。
[請求項5]
 前記冷蔵庫は、冷凍室と、前記冷凍室に冷気を供給する冷凍室ダクトと、を有し、
 前記貯蔵室の背面に、前記冷凍室ダクトから前記冷気の少なくとも一部が供給される吐出口が設けられていて、
 前記貯蔵室の天面に、前記吐出口から吐出される前記冷気を前記急冷ファンに導くための冷気風路が設けられている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
[請求項6]
 ユーザの選択により複数の候補時間の中から一つの候補時間が入力され、前記一つの候補時間が前記急冷時間として設定される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
[請求項7]
 前記急冷機能は、
  前記急冷機能の実行が完了するまで前記急冷ファンが停止することなく回転を継続する第1のモードと、
  前記急冷機能の実行が完了するまでに前記急冷ファンが停止する期間が発生する第2のモードと、を有し、
 前記複数の候補時間のそれぞれの候補時間は、前記第1のモードと前記第2のモードのいずれかに対応付けられている、
請求項6に記載の冷蔵庫。
[請求項8]
 前記複数の候補時間のうち最短の候補時間が前記第2のモードに対応し、
 前記複数の候補時間のうち残りの候補時間が前記第1のモードに対応する、
請求項7に記載の冷蔵庫。
[請求項9]
 前記冷蔵庫の最上部に冷蔵室が設けられ、
 前記冷蔵室の下方に、製氷室と前記貯蔵室とが横並びに設けられている、
請求項1から8のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
[請求項10]
 前記貯蔵室は冷凍温度帯に維持される、
請求項1から9のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]