此应用程序的某些内容目前无法使用。
如果这种情况持续存在,请联系我们反馈与联系
1. (WO2019031196) LID DEVICE
Document

明 細 書

発明の名称 リッド装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021  

発明の効果

0022  

図面の簡単な説明

0023  

発明を実施するための形態

0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041  

符号の説明

0042  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8  

明 細 書

発明の名称 : リッド装置

技術分野

[0001]
 本開示は、物品の開口を開閉するリッドと、リッドを開口に対して側方に移動させるリンク機構とを有するリッド装置に関する。

背景技術

[0002]
 リンク機構を介して自動二輪車の給油口を開閉するリッド装置として、例えば、特許文献1に記載の発明が知られている。特許文献1には、四節リンク機構を介して車体に連結されたリッドを有するリッド装置が記載されており、各リンクは薄片からなる。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特許第5873763号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1に記載のリッド装置に於けるリンクは薄片からなるため、リンク機構の強度を確保するには金属等からなるリンクを用いる必要があった。しかし、車両の給油口を開閉するリッド装置のように、リッド装置の軽量化が望まれることがある。特許文献1に記載の各リンクの素材を金属に比べて軽量であるが低強度な材料、例えば樹脂に置き換えると、リンク機構の強度が不足した。強度を確保するために、樹脂製のリンクの厚さや幅を単に増大させると、リンク機構が占めるスペースが過大となった。また、樹脂製のリンクは金属製のリンクに比べて破損し易い。さらに、樹脂製のリンクではリッドががたつき易いことが分かった。
[0005]
 このような問題を鑑み、本発明は、占有スペースの増大やリンク機構の可動範囲の減少を抑制しつつ必要な強度を有するリンク機構を有し、リンクの破損及びリッドのがたつきが抑制され、かつ軽量なリッド装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、本体(6)に設けられた開口(8)を開閉するリッド(11)と、前記リッドが前記開口を閉じる閉位置及び前記開口を開く開位置間を変位可能に支持するべく前記本体及び前記リッドに取り付けられたリンク機構(12)とを有するリッド装置(1)であって、前記リンク機構は、前記本体に固定されるベース(19)と、それぞれ基端側で互いに間隔をおいて前記ベースに軸支される第1リンク(20)及び第2リンク(21)と、一端側で前記第1リンクの遊端側に軸支されるとともに、他端側で前記第2リンクの中間位置に軸支される第3リンク(22)とを有し、前記リッドが、前記第2リンクの遊端側に軸支される連結片(18)を有し、前記第1リンク及び前記第3リンクの一方に、前記リッドが前記開位置に向けて変位するときに、前記第1リンク及び前記第3リンクの他方の少なくとも一部が突入するべき第1溝(42)が設けられていることを特徴とする。
[0007]
 金属に比べて軽量であるが強度の低い材料、例えば樹脂を各リンクの主材料として用いた場合、強度を確保するために、厚さ(回転軸に平行な方向の長さ)や幅(リンクの長手方向及び回転軸に直交する方向の長さ、高さ)を大きくする必要がある。この構成によれば、強度を確保するために厚さや幅を大きくしても、第1リンク及び第3リンクが互いにリンク機構の変位方向に重なるように配置されてリンク機構12が占める回転軸方向のスペースの増大を抑制することができるため、必要な強度を確保した上でリッド装置を軽量化できる。さらに、第1溝を有するため、開位置に於いて第1リンク及び第3リンクが互いに干渉してリンク機構の可動範囲を狭めることが防止される。また、各リンクの材料自体が金属よりも低強度であると、リンクが破損するリスクが高まり、リッドががたつきやすくなるが、第1溝に突入したリンクが第1溝を画成する壁に保護されるため、開位置に於けるリンクの破損やリッドのがたつきが抑制される。なお、第1溝を設けることによって生じる強度の低下は、第1溝を画成する壁の高さを調整することによって補うことができる。
[0008]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成に於いて、前記第1溝が前記第1リンクに設けられていることを特徴とする。
[0009]
 この構成によれば、第3リンクに比べてリッドからの力が伝達されやすい第1リンクを第3リンクよりも厚くできるため、第1リンクに必要な強度を確保することが容易になる。
[0010]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成に於いて、前記第1リンクの前記遊端側は、第1及び第2分岐部(36,37)を有し、前記第1リンク及び前記第3リンク間の軸支に供される軸部(39)は、前記第1及び第2分岐部間に架け渡され、前記第1及び第2分岐部間に配置された前記第3リンクの前記一端側を軸支していることを特徴とする。
[0011]
 この構成によれば、第1リンクが第3リンクの一端側を両持ちで支持するため、第1リンク及び第3リンク間に伝わる力によって、ねじりやリンク機構の変位方向を含む面に沿わない曲げが生じ難くなり、第1及び第3リンクが安定し、第1及び第3リンクに必要な強度の増大を防止できる。
[0012]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成に於いて、前記連結片は、前記軸部が摺動可能なスロット(40)を有し、前記第1リンクの前記遊端側は、前記連結片に対して前記第1及び第2分岐部と反対側に配置された第3分岐部(38)を有し、前記軸部は、前記スロットを貫通して、少なくとも前記第3分岐部まで架け渡され、前記第1リンクに、前記リッドが前記開位置に向けて変位するときに、前記連結片の少なくとも一部が突入するべき第2溝(43)が設けられていることを特徴とする。
[0013]
 この構成によれば、リッドから第1リンクに伝達される力が、連結片を挟んで第2及び第3分岐部に分散して伝わるため、ねじりやリンク機構の変位方向を含む面に沿わない曲げが生じ難くなり、第1リンクに必要な強度の増大を防止できる。また、第2溝によって、開位置に於いて、連結片と第1リンクとが互いに干渉してリンク機構の可動範囲を狭めることが防止され、連結片の破損やがたつきが抑制される。さらに、連結片が、第2リンクに軸支されるとともに、第1及び第3リンク間の軸支に供される軸に対して摺動可能に支持されるため、リッドの変位距離が第3リンクの変位距離よりも大きくなり、開位置に於いてリッドを開口から大きく変位させることができる。
[0014]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記の第1リンクが第1溝を有する構成に於いて、前記第2リンクは、前記第3リンクの前記他端側の少なくとも一部を受容するとともに、前記リッドが前記閉位置に向けて変位するときに、前記第3リンクの一部が突入するべき第3溝(47)が設けられていることを特徴とする。
[0015]
 この構成によれば、第2リンクが第3リンクを両持ちで支持することにより、第2リンク及び第3リンク間に伝わる力によって、ねじりやリンク機構の変位方向を含む面に沿わない曲げが生じ難くなり、第2及び第3リンクが安定し、第2及び第3リンクに必要な強度の増大を防止できる。また、第2リンク及び第3リンクが互いにリンク機構の変位方向に重なるように配置されるため、リンク機構12が占める回転軸方向のスペースの増大を抑制することができるとともに、第3溝によって、閉位置に於いて第2リンク及び第3リンクが互いに干渉してリンク機構12の可動範囲を狭めることが防止される。さらに、第3溝に突入した第3リンクは、第3溝を画成する壁に保護されるため、閉位置に於ける破損やがたつきが抑制される。なお、第3溝を設けることによって生じる強度の低下は、第3溝を画成する壁の高さを調整することによって補うことができる。
[0016]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成の何れかに於いて、前記ベースと前記第1リンクとを軸支するベース軸部(24)に巻回されて、前記リッドを前記開位置に変位させる方向に前記第1リンクを付勢するねじりコイルばね(32)を更に有し、前記第1リンクは、前記ベース軸部に沿って延在する基端部(28)を有し、前記ベースは、前記開位置に於いて前記基端部を係止する係止部(35)を有することを特徴とする。
[0017]
 この構成によれば、リッドの開位置に変位させるための力がねじりコイルばねによって負荷されるとともに、スロットの端部が軸部を係止することによって開位置が規定される構成に比べて、第1リンク本体(23)への負荷が小さく、第1リンクに必要な強度を低減することができるとともに、リッドのがたつきを抑制することができる。
[0018]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成の何れかに於いて、前記第2リンクは、前記リッドを前記閉位置にロックするべく、前記閉位置に於いてロック部材(50)が選択的に係合するロック孔(49)を有し、前記ベースは、前記ロック部材の前記ロック孔への係脱をガイドするべく前記ロック部材を摺動可能に支持するガイド部(51)を有することを特徴とする。
[0019]
 この構成によれば、ロック孔が第2リンクに一体化され、ガイド部がベースに一体化されているため、部品点数の増加を抑制できる。
[0020]
 本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るリッド装置は、上記構成の何れかに於いて、前記本体は、前記開口の内側に給油口(7)又は給電口が設けられた車体(6)であり、前記ベースは、前記車体に於ける前記開口よりも内側に固定されることを特徴とする。
[0021]
 この構成によれば、閉位置に於いて、リンク機構が外部から視認されないため、車両の外観を損なわない。

発明の効果

[0022]
 本発明によれば、占有スペースの増大やリンク機構の可動範囲の減少を抑制しつつ必要な強度を有するリンク機構を有し、リンクの破損及びリッドのがたつきが抑制され、かつ軽量なリッド装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0023]
[図1] 実施形態に係るリッド装置を有する自動二輪車の側面図
[図2] 実施形態に係るリッド装置の背面図(閉位置)
[図3] 実施形態に係るリッド装置の背面図(開位置)
[図4] 図2に於けるIV-IV断面図
[図5] 図3に於けるV-V断面図
[図6] 実施形態に係るリンク機構の斜視図(閉位置)
[図7] 実施形態に係るリンク機構の斜視図(開位置)
[図8] 実施形態に係る第1リンクの斜視図

発明を実施するための形態

[0024]
 以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るリッド装置1について説明する。図1は、リッド装置1を有する自動二輪車2を示す。以下の説明に於いて、前後、左右及び上下の方向は、自動二輪車2の方向に従う。
[0025]
 自動二輪車2は、乗員の足を載せるステップ3の下方に燃料タンク4が設けられている。ハンドル5の下方の車体6の内部に燃料タンク4に連通する給油口(又は給電口)7が設けられている。車体6に於ける給油口7の後方には開口8が設けられており、リッド装置1によって開口8が開閉される。
[0026]
 図1~図3に示すように、リッド装置1は、開口8を開閉するリッド11と、リッド11が開口8を閉じる閉位置及び開口8を開く開位置間を変位可能に支持するべく自動二輪車2の本体及びリッド11に取り付けられたリンク機構12とを有する。リンク機構12は、車体6に於ける開口8よりも内側に取り付けられる。リッド11が閉位置に位置するときは、リンク機構12は開口8の内側に収納され、リッド11の表面と車体6の表面とが略面一となり、リンク機構12は外部から視認されない。リッド11の開位置は、開口8に対して後方に浮き上がりかつ左方に移動した位置である。
[0027]
 図2及び3に示すように、リッド11は、開口8(図1参照)を開閉するリッド本体13と、リッド本体13の裏面に固定されるとともにリンク機構12に連結するリッド取付部14とを有する。リッド本体13は、その裏面から突設された突起15を、リッド取付部14に設けられた嵌合孔16に嵌合させた状態で、ねじ(図示せず)を突起15のねじ孔17に螺合することによって、リッド取付部14に固定される。リッド取付部14の上端には、リッド本体13に沿った左右方向が長手方向になるように前方に延出して、リンク機構12に連結する連結片18が設けられている。
[0028]
 図2~図7に示すように、リンク機構12は、車体6に於ける開口8(図1参照)よりも内側に固定されるベース19と、基端側でベース19の左端側に軸支される第1リンク20と、基端側でベース19の右端側に軸支される第2リンク21と、左端側で第1リンク20の遊端側に軸支されるとともに、右端側で第2リンク21の中間位置で、好ましくは、第2リンク21の延在方向の中央と遊端との中間位置で、軸支される第3リンク22とを有する。ベース19及び第1~第3リンク20,21,22に好適な材料は樹脂であるが、他の材料を用いてもよく、樹脂と他の材料との複合材であってもよい。
[0029]
 ベース19は、左右方向に延在して、リンク機構12の静止節として機能するベース本体23と、ベース本体23の左端から下方に延出して、第1リンク20を軸支する第1ベース軸部24を保持する軸保持部25とを有する。ベース19は、車体6への固定のために、前後方向に貫通する嵌合孔26が設けられた複数の突片27を有する。車体6に設けられた突起(図示せず)を嵌合孔26に嵌合させた状態で、両者はねじ(図示せず)により互いに固定される。
[0030]
 図8に示すように、第1リンク20は、第1ベース軸部24に沿って延在する基端部28と、基端部28から第1ベース軸部24に直交する方向に延出する第1リンク本体29とを有する。第1リンク20の基端部28は、上下に対向する1対の壁30,30を有するコ字形状をなし、ベース19の軸保持部25に上下に挟まれるように配置される。軸保持部25に保持された第1ベース軸部24が1対の壁30,30に設けられた貫通孔31に挿通されることによって、第1リンク20はベース19に軸支される。図2に示すように、第1ベース軸部24には、第1リンク20を開方向(リッド11を開位置に変位させる方向)に向けて付勢するねじりコイルばね32が巻回されるとともに、第1リンク20の開方向に向かう運動に対して減衰力が働くようにダンパー33が設けられている。また、図8に示すように、基端部28の1対の壁30間には、第1ベース軸部24から離間した位置に、開方向に向かって突設された被係止部34が設けられている。図6に示すように、ベース19の軸保持部25には、被係止部34を係止可能な係止部35が設けられており、係止部35が被係止部34を係止することにより開位置が規定される。
[0031]
 図6~図8に示すように、第1リンク20の遊端側は、上段に第1分岐部36、中段に第2分岐部37、及び下段に第3分岐部38が形成されるように3つに分岐している。第1~第3分岐部36,37,38には、それぞれ、第3リンク22を軸支する第1軸部39が嵌合する貫通孔36a,37a,38aが同軸に設けられている。第1及び第2分岐部36,37間には、第1軸部39に軸支された第3リンク22の左端側が配置される。また、第2及び第3分岐部37,38間に、リッド11の連結片18が挟まれるとともに、第1軸部39が連結片18に設けられたスロット40に挿通されている。スロット40は、リッド本体13に添った左右方向に延在する長孔であって、上下方向に貫通している。第1軸部39は、スロット40内を摺動可能であり、連結片18を支持している。
[0032]
 第1リンク本体29は、遊端側が基端側に対して開方向に向かうように鈍角に屈折した屈折部41を有する。第1リンク本体29の閉方向(リッド11を閉位置に変位させる方向)を向いた面には、第1及び第2分岐部36,37間の空隙から屈折部41に向かって第1溝42が設けられており、第2及び第3分岐部37,38間の空隙から屈折部41に向かって第2溝43が設けられている。リッド11が開位置に向けて変位するときに、第1溝42には平板形状の第3リンク22の一部が突入し、第2溝43には連結片18の一部が突入する。
[0033]
 図2~7に示すように、第2リンク21の基端側は、第1リンク20の基端側よりも右方に於いて、第2ベース軸部44を介してベース本体23に軸支される。第2リンク21は、基端側と遊端側との中間位置に於いて第3リンク22の右端側を第2軸部45を介して軸支し、遊端側に於いて連結片18の右端側をリッド軸部46を介して軸支する。第2リンク21には、第3リンク22の右端側を受容するとともに、リッド11が閉位置に向かって変位するときに、第3リンク22の一部が突入するべき第3溝47が設けられている。第2リンク21の遊端側は、連結片18の右端側の下方に位置する。
[0034]
 リッド装置1は、閉位置に於いてリッド11を選択的にロックする。図2及び図3に示すように、第2リンク21の遊端側には、上方に延出した後、屈折して閉方向に延出するロック片48が設けられている。ロック片48には、上下方向に貫通するロック孔49が設けられている。ベース19の右端側には、ロック孔49に選択的に係合するロック部材50を上下方向に摺動可能に支持するガイド部51が設けられている。ロック部材50は、下方に向かって付勢されており、ロック部材50の下端側には、下方に向かうに従って前方に向かう傾斜面52が形成されている。そのため、リッド11を閉位置に向けて変位させるとき、ロック片48の先端が傾斜面52を摺動してロック部材50を上方に変位させ、その後、ロック部材50が下方に変位してロック孔49に係合する。ロック片48の先端がガイド部51に係止されることにより、リンク機構12の閉方向への変位が規制される。また、ロック孔49がロック部材に係止されることにより、リンク機構12の開方向への変位が規制され、リッド11が閉位置にロックされる。
[0035]
 リッド装置1の作用効果について説明する。
[0036]
 ロック部材50がロック孔49に係合しているとき、リッド11は閉位置に維持される。使用者が、ロック部材50を上方に移動させてロック孔49から離脱するように操作すると、ロックが解除され、ねじりコイルばね32の付勢力が第1リンク20を開方向に変位させるように作用する。このとき、リンク機構12に連結されたリッド11は、後方に浮き上がるとともに左方に移動する。ベース19の係止部35が、ねじりコイルばね32の付勢力に対抗して第1リンク20の被係止部34を係止することにより、リッド11が開位置で安定する。開位置では、第1軸部39がスロット40の端部に係止されるのではなく、第1リンク20の基端部28に設けられた被係止部34がベース19の軸保持部25に設けられた係止部35に係止されることにより、開位置が規定されるため、第1リンク本体29及び連結片18への負荷が軽減されている。
[0037]
 遊端側が開方向に向かうように第1リンク本体29が屈折しているため、第1リンク20は、開位置において、開口8から左方に張り出す。さらに、リッド11は、第3リンク22に固定されるのではなく、第2リンク21の遊端側がリッド11の連結片18の右端側を軸支し、かつ、第1軸部39が連結片18の左方に設けられたスロット40に摺動可能に挿通されている。このため、リッド11の左方への変位距離が第3リンク22の変位距離よりも大きくなり、開口8を広く開くことができる。
[0038]
 リッド11を閉位置に戻すときは、使用者が手でリッドを閉位置まで動かす。この時、ロック片48の先端がロック部材50の傾斜面52を摺動するため、下方に付勢されているロック部材50は上方に変位し、ロック孔49が傾斜面52の先端に整合する位置まで変位すると、ロック部材50が下方に付勢されてロック孔49に係合し、リッド11は、閉位置にロックされる。ロック孔49が第2リンク21に一体化され、ガイド部51がベース19に一体化されているため、部品点数の増加が抑制される。
[0039]
 第1リンク20は、第2及び第3分岐部37,38間に架け渡された第1軸部39を介してリッド11の連結片18を支持している。よって、リッド11から第1リンク20への力が第2及び第3分岐部37,38に分散して伝わるため、第1リンク20にねじりや、第1リンク20を上下に曲げる方向への力が生じ難くなっている。また、第1及び第2リンク20,21は、それぞれ、第3リンク22を両持ちで支持しているため、第1~第3リンク20,21,22間でねじりや上下に曲げる方向への力が生じ難くなっている。このため、第1~第3リンク20,21,22に必要な強度が低減されている。
[0040]
 リッド11が開位置に向けて変位するときに、第3リンク22及び連結片18は、それぞれ、第1リンク20に設けられた第1溝42及び第2溝43に突入する。このため、リッド11の開閉時のリンク機構12の変位方向から見て、第3リンク22を第1及び第2リンク20,21に重なるように配置しても、第3リンク22が第1及び第2リンク20,21に干渉しないためリンク機構12の可動範囲が大きく、リッド11の変位距離を大きくすることができ、また、開位置に於いてリッド11に外力が加わっても第1溝42及び第2溝43によって第3リンク22及び連結片18が保護されるため、破損し難く、かつがたつきを抑制できる。また、第1溝42及び第2溝43を画成する壁の高さを調整できるため、第1溝42及び第2溝43を設けても強度を確保できる。同様に、リッド11が閉位置に向けて変位するときに、第3リンク22が第2リンクに設けられた第3溝47に突入するため、リッドの変位距離を大きくでき、閉位置に於いて第3リンクが破損し難く、がたつきが抑制でき、第2リンクの強度を確保できる。
[0041]
 以上で具体的実施形態の説明を終えるが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。第1溝及び第3溝に代えて第3リンクに溝を設け、この溝に、第1リンク及び第2リンクの一部が、それぞれ、開位置及び閉位置に変位するときに突入してもよい。リッド装置は、給油口や給電口以外の開口を開閉するものでもよく、二輪車以外の車両や、車両以外の物品に設けられてもよい。リッド装置を取り付ける向きは変更してもよく、例えばリッドが上方を向いた開口を開閉するように取り付けてもよく、また、上下又は左右が逆になった構成としてもよい。本出願のパリ条約に基づく優先権主張の基礎出願の全内容及び本出願中で引用された従来技術の全内容は、それに言及したことをもって本願明細書の一部とする。

符号の説明

[0042]
1:リッド装置
8:開口
11:リッド
12:リンク機構
18:連結片
19:ベース
20:第1リンク
21:第2リンク
22:第3リンク
24:第1ベース軸部(ベース軸部)
25:軸保持部
28:基端部
32:ねじりコイルばね
34:被係止部
35:係止部
36:第1分岐部
37:第2分岐部
38:第3分岐部
39:第1軸部(軸部)
40:スロット
42:第1溝
43:第2溝
47:第3溝
49:ロック孔
50:ロック部材
51:ガイド部

請求の範囲

[請求項1]
 本体に設けられた開口を開閉するリッドと、前記リッドが前記開口を閉じる閉位置及び前記開口を開く開位置間を変位可能に支持するべく前記本体及び前記リッドに取り付けられたリンク機構とを有するリッド装置であって、
 前記リンク機構は、
 前記本体に固定されるベースと、
 それぞれ基端側で互いに間隔をおいて前記ベースに軸支される第1リンク及び第2リンクと、
 一端側で前記第1リンクの遊端側に軸支されるとともに、他端側で前記第2リンクの中間位置に軸支される第3リンクとを有し、
 前記リッドが、前記第2リンクの遊端側に軸支される連結片を有し、
 前記第1リンク及び前記第3リンクの一方に、前記リッドが前記開位置に向けて変位するときに、前記第1リンク及び前記第3リンクの他方の少なくとも一部が突入するべき第1溝が設けられていることを特徴とするリッド装置。
[請求項2]
 前記第1溝が前記第1リンクに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリッド装置。
[請求項3]
 前記第1リンクの前記遊端側は、第1及び第2分岐部を有し、
 前記第1リンク及び前記第3リンク間の軸支に供される軸部は、前記第1及び第2分岐部間に架け渡され、前記第1及び第2分岐部間に配置された前記第3リンクの前記一端側を軸支していることを特徴とする請求項2に記載のリッド装置。
[請求項4]
 前記連結片は、前記軸部が摺動可能なスロットを有し、
 前記第1リンクの前記遊端側は、前記連結片に対して前記第1及び第2分岐部と反対側に配置された第3分岐部を有し、
 前記軸部は、前記スロットを貫通して、少なくとも前記第3分岐部まで架け渡され、
 前記第1リンクに、前記リッドが前記開位置に向けて変位するときに、前記連結片の少なくとも一部が突入するべき第2溝が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のリッド装置。
[請求項5]
 前記第2リンクは、前記第3リンクの前記他端側の少なくとも一部を受容するとともに、前記リッドが前記閉位置に向けて変位するときに、前記第3リンクの一部が突入するべき第3溝が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のリッド装置。
[請求項6]
 前記ベースと前記第1リンクとを軸支するベース軸部に巻回されて、前記リッドを前記開位置に変位させる方向に前記第1リンクを付勢するねじりコイルばねを更に有し、
 前記第1リンクは、前記ベース軸部に沿って延在する基端部を有し、
 前記ベースは、前記開位置に於いて前記基端部を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1に記載のリッド装置。
[請求項7]
 前記第2リンクは、前記リッドを前記閉位置にロックするべく、前記閉位置に於いてロック部材が選択的に係合するロック孔を有し、
 前記ベースは、前記ロック部材の前記ロック孔への係脱をガイドするべく前記ロック部材を摺動可能に支持するガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載のリッド装置。
[請求項8]
 前記本体は、前記開口の内側に給油口又は給電口が設けられた車体であり、
 前記ベースは、前記車体に於ける前記開口よりも内側に固定されることを特徴とする請求項1に記載のリッド装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]