Некоторое содержание этого приложения в настоящий момент недоступно.
Если эта ситуация сохраняется, свяжитесь с нами по адресуОтзывы и контакты
1. (WO2019035379) TABLET GUIDE PATH-ADJUSTING DEVICE OF TABLET CASSETTE
Document

明 細 書

発明の名称 錠剤カセットの錠剤案内路調整装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016  

発明の効果

0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116  

符号の説明

0117  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8A   8B   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30   31  

明 細 書

発明の名称 : 錠剤カセットの錠剤案内路調整装置

技術分野

[0001]
本発明は多数の錠剤を収容し処方に応じて錠剤を排出する錠剤カセットの錠剤案内路調整装置に関する。詳しくは、錠剤カセットに収容される錠剤の形状又は大きさに応じて、ロータの錠剤案内路の溝の深さ、高さ、幅等の寸法や錠剤案内路に進入する仕切部材の進入位置を自動的に調整する錠剤カセットの錠剤案内路調整装置に関する。


背景技術

[0002]
調剤薬局や病院に設置される錠剤収納払出装置は、多くの患者に対して迅速、確実、安全に処方に応じた錠剤を自動的に提供できる。錠剤には、円形、楕円形、球形、カプセル形、糖衣形等多くの形状、大きさのものがあるが、錠剤収納払出装置はできるだけ多くの種類の錠剤を払い出せることが望ましい。


[0003]
錠剤収納払出装置は、異なる種類の錠剤を収納し払い出すことができる多数の錠剤カセットを備えている。各錠剤カセットは、錠剤を収納するカセット本体と、該カセット本体の底に回転駆動可能に配設されたロータとからなっている。ロータが回転すると、カセット本体内の錠剤がロータに形成された複数の錠剤案内路に順に案内され、各錠剤案内路がカセット本体の錠剤排出孔と一致した時点で、錠剤案内路の最下部の錠剤とその上方の錠剤とが仕切部材によって仕切られて、最下部の錠剤のみが錠剤排出孔から排出される。


[0004]
本願出願人は、特許文献1において、錠剤の種類に応じてロータの錠剤案内路の深さ、幅を変更できる錠剤カセットを提案している。特許文献1の錠剤カセットは、錠剤案内路の深さ方向の面を形成する可動片をロータの半径方向に移動させる可動片移動機構と、錠剤案内路の幅方向の面を形成する側壁を有する第1と第2の可動部材をロータの周方向に相対的に移動させる幅調整機構と、錠剤案内路に沿って複数の錠剤押さえ部材を設け、いずれかの錠剤押さえ部材を押し付け部材で押し付けて最下位の錠剤より上の錠剤を保持することにより、最下位の錠剤のみを排出する錠剤仕切機構とを有している。特許文献1の錠剤カセットは、錠剤案内路の深さ、幅、仕切位置を調整することができるので、多くの形状や大きさの錠剤を扱うことができる。


先行技術文献

特許文献

[0005]



特許文献1 : 国際公開番号WO2012/096328

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]



 従来の錠剤カセットの錠剤案内路の寸法はそれぞれの調整機構によって調整できるが、多種多様の錠剤の形状又は大きさに応じて寸法を決定するのは煩雑であり、熟練を要する。


[0007]



 そこで、本発明は、錠剤の形状又は大きさに応じて錠剤案内路の寸法を自動的に迅速に調整できる錠剤カセットの錠剤案内路調整装置を提供することを課題とする。


課題を解決するための手段

[0008]



 前記課題を解決するための手段として、本発明は、



 カセット本体内に回転可能に配設され、前記カセット本体内に収容された錠剤を少なくとも1個収容して前記カセット本体の排出孔に案内する錠剤案内路を有するロータと、



 前記排出孔の上方に設けられ、前記ロータの前記錠剤案内路に進入して前記錠剤案内路に位置する最下部の錠剤とその上方の錠剤との間に位置する仕切部材と、



 前記錠剤案内路の深さ、幅の少なくともいずれかの寸法を調整するように構成された錠剤案内路調整機構とを備え、



 前記錠剤案内路の深さは、前記錠剤案内路の溝の底面と前記カセット本体の内面との間の寸法で規定され、前記錠剤案内路の幅は、前記錠剤案内路の両側の側面の間の寸法で規定された錠剤カセットにおける前記錠剤案内路調整機構を調整する錠剤案内路調整装置において、



 前記錠剤案内路調整機構の係合部に係合して前記錠剤案内路調整機構を作動させ、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて前記錠剤案内路の寸法を調整することを特徴とする。



 前記錠剤案内路調整機構は、さらに前記錠剤案内路の高さの寸法を調整するように構成され、



 前記錠剤案内路の高さは、前記錠剤案内路の下端に位置する錠剤支持台と前記仕切部材との間の寸法で規定されることが好ましい。


[0009]



 前記錠剤案内路調整機構の係合部に係合する案内路調整部と、



 前記案内路調整部を駆動する案内路駆動部と、



 前記錠剤案内路調整機構のゼロ点を検出する第1ゼロ点検出部とを備え、



 前記案内路駆動部により前記案内路調整部を駆動し、前記錠剤案内路調整機構の前記ゼロ点が前記第1ゼロ点検出部に検出されると、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて予め設定された量だけ前記錠剤案内路調整機構を作動させることが好ましい。


[0010]



 錠剤の形状又は大きさに適した前記錠剤案内路の寸法又は当該寸法に関連する数値を記憶した第1錠剤マスタ記憶部を有し、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて、前記第1錠剤マスタ記憶部に記憶した寸法又は当該寸法に関連する数値に前記錠剤案内路の寸法を調整することが好ましい。


[0011]



 前記カセット本体は、



 前記仕切部材の進入位置を調整する仕切調整機構とを有し、



 前記仕切調整機構の係合部に係合して前記仕切調整機構を作動させ、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて前記仕切部材の進入位置を調整することが好ましい。


[0012]



 前記仕切調整機構の係合部に係合する仕切調整部と、



 前記仕切調整部を駆動する仕切駆動部と、



 前記仕切調整機構のゼロ点を検出する第2ゼロ点検出部とを備え、



 前記仕切駆動部により前記仕切調整部を駆動し、前記仕切調整機構の前記ゼロ点が前記第2ゼロ点検出部に検出されると、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて前記仕切り部材を予め設定された進入位置に位置させることが好ましい。


[0013]



 錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに適した前記仕切部材の前記錠剤案内路への進入位置又は当該進入位置に関連する数値を記憶する第2錠剤マスタ記憶部を有し、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて、前記第2錠剤マスタ記憶部に記憶した進入位置又は当該進入位置に関連する数値に前記仕切部材の進入位置を調整することが好ましい。


[0014]



 前記カセット本体を装着するカセット装着部と、



 前記カセット装着部に装着された前記カセット本体から取り出した前記ロータを載置するロータ載置部とを備えることが好ましい。


[0015]



 前記カセット装着部に前記カセット本体が装着された後、前記仕切調整部が前記係合部に係合し、前記仕切駆動部により前記仕切調整部を駆動して、前記仕切部材を前記錠剤案内路から退避させることが好ましい。


[0016]



 前記ロータ載置部に載置された前記ロータの前記係合部に前記案内路調整部が係合するまで、前記案内路調整部を降下させるレバーを備えることが好ましい。


発明の効果

[0017]



 本発明によれば、錠剤の形状又は大きさに応じて、錠剤案内路の深さ、厚さ、高さ等の寸法を自動的に迅速に調整できる。


図面の簡単な説明

[0018]



[図1] 錠剤案内路調整装置を備えた錠剤収納取出装置の斜視図。
[図2] 錠剤カセットとベースの斜視図。
[図3] 錠剤カセットの蓋を取り外した状態の斜視図。
[図4] 錠剤カセットの底から見た斜視図。
[図5] カセット本体の断面図。
[図6] 錠剤カセットのロータを取り外した状態の斜視図。
[図7] カセット本体のロータ駆動部の分解斜視図。
[図8A] カセット本体の仕切調整機構の分解斜視図。
[図8B] 仕切部材の進入位置を示すカセット本体の断面図。
[図9] ロータの全体斜視図。
[図10] ロータの底から見た斜視図。
[図11] 深さ調整機構の分解斜視図。
[図12] 高さ調整機構の分解斜視図。
[図13] 幅調整機構の分解斜視図。
[図14] 深さ調整機構による深さの調整状態を説明するカセット本体の断面図。
[図15] 高さ調整機構による高さの調整状態を説明するカセット本体の断面図。
[図16] 幅調整機構による幅の調整状態を説明する可動部材と幅調整部材の平面図(a)及び底面図(b)。
[図17] 錠剤案内路調整装置の斜視図。
[図18] 錠剤案内路調整装置の内部の前方から見た斜視図。
[図19] 錠剤案内路調整装置の内部側面図。
[図20] 錠剤案内路調整装置の後部フレームの平面図。
[図21] 錠剤案内路調整装置のセンサ取付台の平面図。
[図22] 調整軸の分解斜視図。
[図23] 錠剤案内路調整装置の内部の後方から見た斜視図。
[図24] 錠剤案内路調整装置の制御システム図。
[図25] 錠剤案内路調整装置の制御フローチャート。
[図26] 錠剤案内路調整装置に錠剤カセット及びロータを装着した状態を示す斜視図。
[図27] 錠剤案内路調整装置による深さ調整状態を示す一部拡大斜視図。
[図28] 錠剤案内路調整装置による高さ調整状態を示す一部拡大斜視図。
[図29] 錠剤案内路調整装置による幅調整状態を示す一部拡大斜視図。
[図30] 錠剤案内路調整装置による仕切部材の進入位置の調整状態を示す一部拡大側面図。
[図31] 錠剤案内路調整装置のロータ載置部とセンサ取付台の変形例を示す斜視図(a)、ロータ載置部を取り外した状態を示す斜視図(b)。

発明を実施するための形態

[0019]



 以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。


[0020]



 図1は、処方に応じた種類と個数の錠剤を払い出すことができる錠剤収納払出装置1を示す。錠剤収納払出装置1には、多数の錠剤カセット2がそれぞれのベース3に着脱可能に設けられている。錠剤収納払出装置1の横に設けられた台4には、本発明に係る錠剤案内路調整装置100が設置されている。まず、錠剤カセット2の構造について説明した後、錠剤案内路調整装置100について説明する。なお、本発明でいう「錠剤」には、狭義の錠剤のほか、カプセル、糖衣錠など錠剤カセット2で払出可能な薬剤を含む。


[0021]



 図2は、錠剤収納払出装置1に装着される錠剤カセット2とそのベース3を示す。錠剤カセット2は、カセット本体5と、該カセット本体5の上方開口を開閉かつ着脱可能に覆う蓋6と、カセット本体5の下部に設けられたスカート部7と、図3に示すようにカセット本体5に収容されたロータ8とからなっている。


[0022]



 蓋6の上面とスカート部7の正面には、錠剤カセット2に収容される錠剤を識別することができるラベル又はカードが収容されるポケット6a、7aが形成されている。図4に示すように、スカート部7の内側面には、図2に示すベース3の装着ガイド3aに摺接するスライド部7bと、装着ガイド3aの係止部3bに係合する弾性係合片7cが設けられている。


[0023]



<カセット本体の構造>



 図5に示すように、カセット本体5は、上方に開口する矩形の上部5aと、逆円錐状の傾斜部5bと、円筒筒状部5cと、底部5dとから構成されている。底部5dから傾斜部5bまでの内部空間には、ロータ8が収容されるとともに、ロータ8より上方に多数の錠剤Tが収容可能になっている。傾斜部5bの下部から底部5dにかけて錠剤排出孔9が形成されている。錠剤排出孔9は、図2に示すベース3に形成された錠剤排出路3cに連通している。カセット本体5の外側には、仕切部材20と、該仕切部材20の位置を調整する後述する仕切調整機構M1が取り付けられている。該仕切部材20の先端は傾斜部5bの外側から錠剤排出孔9の上方に形成された図6に示すスリット9aを介して内側に差し込まれている。底部5dの中央には、図6に示すロータ駆動部10が収容されるロータ軸孔11が形成されている。


[0024]



<ロータ駆動部>



 図7に示すように、ロータ駆動部10は、ロータ軸孔11に貫通する駆動軸12と、該駆動軸12の上端に係合して該駆動軸12と一体に回転する係合軸13と、駆動軸12の下端に係合して該駆動軸12と一体に回転する駆動ギア14と、係合軸13、駆動軸12及び駆動ギア14を貫通してこれらを一体化する中心軸15とから構成されている。係合軸13は、駆動軸12の上端面に当接する円形の基部13aと、該基部13aの外周縁から下方に突出する周6等配位置にある係合片13bと、隣接する係合片13bの下端を連結する連結部13cとからなっている。係合片13b及び連結部13cの内面は、リング16を介して、ロータ軸孔11の縁に設けられた環状突起11aの外周面に摺動自在に設けられている。係合片13bは、ロータ8を装着したときに、図10に示すロータ8の係合凹部41aの係合片44間のスリット44aに係合して、ロータ駆動部10の回転力をロータ8に伝達する。なお、ロータ8には種々の大きさのものがあるが、ロータ8のカセット本体5のロータ駆動部10への装着間違いを防止するために、ロータ8の大きさ毎に、係合片13b及びスリット44aの数を6個、5個、4個にしてもよい。中心軸15の上端には、鍔15aと孔15bが形成されている。中心軸の孔15bには、環状の磁石15cが3個の積重ねられた状態で挿入され、ねじ15dで固定されている。磁石15cは、1個の円柱状のものでもよい。中心軸15の下端は、図4に示すカセット本体5の底部5dに取り付けられたギアカバー17を貫通してC形止め輪15cにより抜け止めされている。駆動ギア14は、図4に示す中間ギア18を介して、図2に示すベース3のモータギア3dに係合して駆動されるようになっている。


[0025]



 駆動ギア14には、図4に示すように、カセット本体5の底面に設けられた係止レバー19の一端の係止爪19aが係止している。係止レバー19の他端の作動部19bは錠剤カセット2の装着方向に延びている。錠剤カセット2をベース3に装着すると、係止レバー19の作動部19bが図2に示すベース3の所定の当接部3eに当接して係止レバー19をばね19cの付勢力に抗して回動させ、係止爪19aが駆動ギア14から離脱して、駆動ギア14が回転駆動可能となる。また、錠剤カセット2をベース3から引き出すと、係止レバー19の作動部19bがベース3の当接部3eから離れ、係止レバー19がばね19cの付勢力で回動し、係止爪19aが駆動ギア14に係止して、駆動ギア14の回転が阻止される。この結果、引き出した錠剤カセット2のロータ8の不意の回転により錠剤Tが落下するのを防止することができる。


[0026]



<仕切調整機構>



 図8Aに示すように、仕切部材20は、上に凸に湾曲した櫛状に形成されている。仕切部材20は、仕切調整機構M1によりロータ8に対して進退移動可能になっている。仕切調整機構M1は、第1固定部材21と、第2固定部材22と、可動部材23と、調整部材24とからなっている。


[0027]



 第1固定部材21の中央には、可動部材23のスライド部23cとストッパ28が収容される上ケース部21aが形成されている。第1固定部材21の上ケース部21aの両側には取付孔21bが形成されている。第1固定部材21の下面には、可動部材23を押圧して安定させる1対の弾性片21cが形成されている。弾性片21cの先端には、可動部材23の溝23dに係合する突部21dが形成されている。


[0028]



 第2固定部材22の中央には、可動部材23のスライド部23cとストッパ28が収容される下ケース部22bが形成されている。第2固定部材22の下ケース部22aの両側の下縁には、逆U字形の切欠き22bが形成されている。第1固定部材21の上ケース部21aと第2固定部材22の下ケース部22aは、互いに組み合わされると、可動部材23のスライド部23cを収容する下方に開口した可動部材収容部25と、ストッパ28が収容されるストッパ収容部26を形成する。可動部材収容部25の上ケース部21aの下縁と下ケース部22aの上縁には、調整部材24の軸方向の両端を軸方向に移動不能に支持する半円の切欠き27が形成されている。


[0029]



 可動部材23は、下端に仕切部材20を保持する保持部23aと、上端にねじ孔23bを有するスライド部23cが形成されている。可動部材23の上面両端部には、溝23dが形成されている。


[0030]



 調整部材24は、可動部材23のスライド部23cのねじ穴23bに螺合するねじ部24aと係合ギア24bを有している。係合ギア24bにはストッパ28が係止して所要位置に固定できるようになっている。可動部材23の溝23dと、第1固定部材21の突部21dが係合することにより、可動部材23は調整部材24の回転方向に固定されているので、調整部材24が回転すると、可動部材23が調整部材24の軸方向に移動するようになっている。


[0031]



 仕切調整機構M1を組み立てるには、まず、可動部材23のスライド部23cを、第2固定部材22の下ケース部22aに下方から収容し、調整部材24をスライド部23cに螺合して貫通させた後、調整部材24の両端を下ケース部22の切欠き27に載置する。また、第2固定部材22の下ケース部22aにストッパ28を収容する。この状態で、調整部材24が第1固定部材21と第2固定部材の切欠き27が形成する孔を貫通するように第2固定部材22に第1固定部材21を重ね合わせると、上ケース部21aに設けられた弾性係止片22eの爪22fが下ケース部22aの下縁に係止して一体に組み付けられる。また、係合ギア24bよりも切欠き27の大きさが小さいので、係合ギア24bは軸方向に移動不能に上ケース部22aと下ケース部22bに固定される。続いて、第2固定部材22の切欠き22bと第1固定部材21の取付孔21bに固定ねじ29を通してカセット本体5の背面のねじ穴5eにねじ込むことで、カセット本体5に固定される。


[0032]



 仕切調整機構M1の調整部材24を回転させると、スライド部23cが第1固定部材21の上ケース21aと第2固定部材22の下ケース22bの可動部材収容部25内で移動するので、図8Bに示すように、可動部材23に保持した仕切部材20がカセット本体5内のロータ8に向かって前進又は後退して、仕切部材20の先端位置20aを調整することができる。すなわち、図8B(a)に示すように、錠剤Tの厚さが厚い場合は、後に詳述するようにロータ8のロータ本体31を上昇させて下部傾斜外面35cとカセット本体5の傾斜部5bとの間の錠剤案内路8bの溝の深さDを大きくするが、これに伴って、仕切部材20の先端もロータ8に向かって前進させる。図8B(b)に示すように、錠剤Tの厚さが薄い場合は、ロータ8のロータ本体35を下降させて下部傾斜外面35cとカセット本体5の傾斜部5bとの間の錠剤案内路8bの溝の深さDを小さくするが、これに伴って、仕切部材20の先端もロータ8にから後退させる。


[0033]



<ロータの全体構造>



 ロータ8は、図9,10に示すように、概略、上面が円錐形、側面が逆円錐形、底面が平坦な形状を有している。ロータ8の側面上部には、周方向に錠剤ポケット8aが設けられ、該錠剤ポケット8aから下方に延びる複数の錠剤案内路8bが周方向に等間隔に設けられている。


[0034]



 錠剤ポケット8aは、後述するロータ本体35の外周面と、後述する第1可動部材60の第1水平突片73と第2可動部材61の第2水平突片82とで形成され、カセット本体5の傾斜部5bに囲まれて、カセット本体5内に収容された錠剤Tを受け入れて周方向に整列させる。


[0035]



 錠剤案内路8bは、後述するロータ本体35の下部傾斜外面35cと、後述する第1可動部材60の第1垂直突片72、後述する第2可動部材61の第2垂直突片81と、後述する環状昇降部材51の錠剤支持台55とで溝状に形成され、カセット本体5の傾斜部5bに覆われて、錠剤ポケット8aに整列している錠剤Tを受け入れて下方に案内する。


[0036]



 錠剤案内路8bは、錠剤カセットに収容される錠剤の形状又は大きさに応じて、溝の深さ、高さ、幅を調整し、錠剤が円滑に錠剤案内路8bを通過し、図5に示す錠剤排出孔9から排出されるようにする必要がある。ここで、錠剤案内路8bの溝の「深さ」は、錠剤案内路8bを通る錠剤の厚さ方向の寸法であって、カセット本体5の傾斜部5bとロータ本体31の下向き突部35の下部傾斜外面35cとの間の寸法Dである。溝の「高さ」は、錠剤案内路8bを通る錠剤の高さ方向の寸法であって、仕切部材20とロータ8の環状昇降部材51の錠剤支持台55との間の寸法Hである。溝の「幅」は、錠剤案内路8bを通る錠剤の幅方向の寸法であって、第1可動部材60の第1垂直突片72と第2可動部材61の第2垂直突片81との間の寸法Wである。


[0037]



 ロータ8は、錠剤案内路8bの溝形状を調整するために、深さ調整機構M2、高さ調整機構M3、幅調整機構M4を有している。以下、これらを順に説明する。


[0038]



<深さ調整機構>



 図11は、深さ調整機構M2を構成する部材を示す。深さ調整機構M2は、ロータカバー30と、ロータ本体31と、ロータベース32と、深さ調整部材33とから構成されている。


[0039]



 ロータカバー30は、全体的に傘形状を有している。ロータカバー30の上面は円錘形に形成されている。


[0040]



 ロータ本体31は、円形の基部34と、下向き突部35と、環状部36と、ガイド部37とを有している。


[0041]



 基部34にはその中央に軸部38が設けられ、該軸部38に図示しないねじ孔が形成されている。基部34の上面には、後述する高さ調整部材52と幅調整部材64が露出する2つの孔34a,34bが形成されている。


[0042]



 下向き突部35は、基部34の外周縁の6等配位置から下方に延びている。下向き突部35は、垂直な内面35aと、基部34の外周縁から外方に下向きに傾斜する上部傾斜外面35bと、該上部傾斜外面35bの下端から内方に下向きに傾斜する下部傾斜外面35cと、両側面35dとからなり、側面から見て三角形に形成されている。下部傾斜外面35cは錠剤案内路8bの溝の底面を形成している。下向き突部35の下端には、スリット35eが形成されている。


[0043]



 環状部36は、基部34の外側に同心に形成され、下向き突部35を介して基部34と接続されている。


[0044]



 ガイド部37は、下向き突部35の間で、基部34の外周縁の6等配位置から下方に延びている。ガイド部37の内面の両側には、後述するロータベース32のガイド片40がスライド可能に係合するガイド縁37aが形成されている。ガイド片40とガイド縁37aが係合することによって、ロータ本体31とロータベース32は一体的に回転する。6個のガイド部37の内いずれか1のガイド部37の下端には、ゼロ点を検出する検出部となる突起37bが形成されている。


[0045]



 ロータベース32は、環状の基部39と、ガイド片40と、係合部41とを有している。


[0046]



 基部39は、上面に環状壁42が形成されている。環状壁42には、周6等配位置に軸方向に延びる垂直スリット42aが形成されている。


[0047]



 ガイド片40は、基部39の外周縁の周6等配位置であって、かつ、隣接する垂直スリット42aの間に、上方に突出している。ガイド片40はロータ本体31のガイド部37のガイド縁37aにスライド可能に係合するように形成されている。ガイド片40と環状壁42の間には補強リブ43が設けられている。


[0048]



 係合部41は、基部39の内周縁の周6等配位置から上方に立ち上がる係合片44と、該係合片44の上端に設けられた円形突部45を有している。係合部41は、裏面からみると、図10に示すように、ロータ駆動部10が係合する係合凹部41aを形成している。隣接する係合片44の間のスリット44aには、ロータ駆動部10の係合片13bが係合している。円形突部45の内部には、ロータ駆動部10の中心軸15に設けられた磁石15cに吸着する磁性板46が埋設されている。円形突部45の上面の中心には深さ調整部材33が支持されている。円形突部45には、深さ調整部材33の自由な回転を防止するストッパ48を収容する穴45aと、後述する第2支持部材63の2つのねじ挿通孔93に挿通された図示しないねじが螺合する2つのねじ孔45bが形成されている。


[0049]



 円形突部45と環状壁42との間には、後述する高さ調整機構M3を収容する環状凹部47が形成されている。


[0050]



 深さ調整部材33は、雄ねじ部33aと下端のギア部33bとを有している。雄ねじ部33aはロータ本体31の軸部38の図示しないねじ孔に螺合し、下端のギア部33bはロータベース32の円形突部45に支持されている。雄ねじ部33aの上端は、係合部33cが形成され、ロータ本体31の軸部38から突出して露出し、外部から回転調整可能になっている。ギア部33bの歯間には弾性片からなるストッパ48の先端が係止している。


[0051]



 深さ調整部材33は、ギア部33bが第1支持部材62とロータベース32によって軸方向の移動が拘束され、またロータ本体31のガイド縁37aがロータベース32のガイド片40と係合することによってロータ本体31がロータベース32に対して回転することが拘束されている。このように、ロータベース32が回転しない状態で、深さ調整部材33を回転させると、深さ調整部材33の雄ねじ部33aと螺合する図示しないねじ孔を有するロータ本体31がロータ4の回転軸方向に上昇又は下降する。これに伴い、錠剤案内路8bの底面を形成するロータ本体31の下向き突部35の下部傾斜外面35cも上昇又は下降する。


[0052]



 図14を参照すると、下向き突部35の下部傾斜外面35cは、上から下に向かうにつれて径方向に外方から内方に向かって傾斜し、カセット本体5の逆円錐状の傾斜部5bと平行になっている。このため、ロータ本体31の下向き突部35の下部傾斜外面35cが下降すると、下向き突部35の下部傾斜外面35cとカセット本体5の円錐状の傾斜部5bとの間の距離が縮小し、錠剤案内路8bの深さを浅く(D1)することができる。逆に、ロータ本体31の下向き突部35の下部傾斜外面35cが上昇すると、下向き突部35の下部傾斜外面35cとカセット本体5の逆円錐状の傾斜部5bとの間の距離が拡大し、錠剤案内路8bの深さを深く(D2)することができる。このように、深さ調整部材33を左又は右に回転することで、錠剤案内路8bを通る錠剤Tの厚さに応じて、錠剤案内路8bの深さを調整することができる。なお、図11に示す深さ調整部材33のギア部33bが回転する毎に、ストッパ48の先端がギア部33bの歯を乗り越えて歯間に係合するので、深さ調整部材33を適当な位置で止めて、ロータ本体35を所望の高さ位置に固定することができる。


[0053]



<高さ調整機構>



 図12は、高さ調整機構M3を構成する部材を示す。高さ調整機構M3は、筒状回転部材50と、環状昇降部材51と、高さ調整部材52とから構成されている。


[0054]



 筒状回転部材50は、外周下部に雄ねじ部50aが形成され、内周上部に従動ギア50bが形成されている。従動ギア50bには筒状回転部材50の自由な回転を防止するストッパ53が係合している。


[0055]



 環状昇降部材51は、外周の6等配位置に放射状にアーム54が突設され、各アーム54の先端に錠剤支持台55が形成されている。錠剤支持台55は、錠剤案内路8b内の最下位の錠剤Tを支持できるように、錠剤案内路8bに直交するように傾斜している。環状昇降部材51の内面には筒状回転部材50の雄ねじ部50aと螺合する雌ねじ部51aが形成されている。


[0056]



 高さ調整部材52は、下端に筒状回転部材50の従動ギア50bに噛み合う駆動ギ52aを有している。高さ調整部材52の上端は、係合部52bが形成され、ロータ本体31の基部34の上面の孔34aから突出して露出し、外部から回転調整可能になっている。高さ調整部材52は、後述する第2支持部材63の孔90の縁に上下方向に移動不能に保持されている。


[0057]



 筒状回転部材50と環状昇降部材51は互いに螺合した状態で、ロータベース32の環状凹部47に収容され、環状昇降部材51のアーム54がロータベース32の環状壁42のスリット42aにスライド可能に嵌入し、錠剤支持台55がロータベース32の環状壁42の外側に突出し、錠剤案内路8b内の最下位の錠剤Tを支持するようになっている。


[0058]



 図15に示すように、錠剤Tの高さに相当する錠剤案内路8bの高さHを調整するには、高さ調整機構M3の高さ調整部材52を左又は右に回転させる。本発明では、仕切部材20はカセット本体5に対して高さ方向に固定されているので、錠剤案内路8bの高さHを調整するのに、仕切部材20自体を移動させるのではなく、仕切部材20の下方にある錠剤支持台55を昇降させ、仕切部材20と錠剤支持台55との間の距離を調整することで、錠剤案内路8bの錠剤支持台55から仕切部材20の高さHを調整するのである。


[0059]



 高さ調整部材52を回転させると、筒状回転部材50が回転する。筒状回転部材50は、第2支持部材63とロータベース32により上下の移動が拘束されている。筒状回転部材50の雄ねじ部50aに螺合する雌ねじ部51aを有する環状昇降部材51はアーム54がロータベース32の環状壁42のスリット42aを貫通していて回転が拘束されている。このため、筒状回転部材50の回転により、環状昇降部材51が昇降し、環状昇降部材51の錠剤支持台55が昇降する。


[0060]



 すなわち、図15に示すように、筒状回転部材50が一方に回転すると、環状昇降部材51の錠剤支持台55が上昇し、錠剤支持台55に対する仕切部材20の位置、すなわち、高さが低く(H1)なる。逆に、筒状回転部材50が他方に回転すると、環状昇降部材51の錠剤支持台55が下降し、錠剤支持台55に対する仕切部材20の位置、すなわち、高さが高く(H2)なる。なお、高さ調整部材52の回転により筒状回転部材50が回転する毎に、ストッパ53の先端が筒状回転部材50の従動ギア50bの歯を乗り越えて歯間に係合するので、高さ調整部材52を適当な位置で止めて、錠剤支持台55を所望の高さ位置に固定することができる。


[0061]



<幅調整機構>



 図13は、幅調整機構M4を構成する部材を示す。幅調整機構M4は、第1可動部材60と、第2可動部材61と、第1支持部材62と、第2支持部材63と、幅調整部材64とから構成されている。


[0062]



 図13に示すように、第1可動部材60は、上部材60aと下部材60bからなるが、上部材60aの係合突部65と下部材60bの係合突部66が係合して両者は一体に回転可能である。


[0063]



 第1可動部材60の上部材60aには、環状の基部67の内周に略半円型の切欠き68と長孔69が隣り合って形成されている。第1可動部材60を上から見て切欠き68の中心に対して対向する切欠き68の縁には、第1可動部材60の円周方向に対向するA突起68aとB突起68bが形成されている。A突起68aとB突起68bは、後述する第1調整軸94のAカム94aとBカム94bに摺接するカムフォロアとなる。


[0064]



 第1可動部材60の下部材60bは、円環状の基部70と、6つの壁部71と、第1垂直突片72と、第1水平突片73とを有している。6つの壁部71は、基部70の外周縁の周6等配位置から下向きに突出している。第1垂直突片72は、壁部71の正面から見て左側端から外方に突出し、前述した錠剤案内路8bの右側面を形成するものである。第1垂直突片72には仕切部材20が嵌入する切欠き72aが形成されている。第1水平突片73は、第1垂直突片72の上端から周方向に水平に正面から見て右側に向かって延び、前述した錠剤ポケット8aの底面を形成するものである。


[0065]



 第2可動部材61は、第1可動部材60と同様に、上部材61aと下部材61bからなるが、上部材61aの係合突部74と下部材61bの係合凹部75が係合して両者は一体に回転可能である。


[0066]



 第2可動部材61の上部材61aには、環状の基部76の内周に略半円型の切欠き77と長孔78が隣り合って形成されている。第2可動部材61を上から見て対向する切欠き77の縁には、第2可動部材61の円周方向に対向するA突起77aとB突起77bが形成されている。A突起77aとB突起77bは、後述する第2調整軸のAカム95aとBカム95bに摺接するカムフォロアとなる。


[0067]



 第2可動部材61の下部材61bは、円環状の基部79と、6つの壁部80と、第2垂直突片81と、第2水平突片82とを有している。6つの壁部80は、基部79の外周縁の周6等配位置から下向きに突出している。第2垂直突片81は、壁部80の正面から見て右側端から外方に突出し、前述した錠剤案内路8bの左側面を形成するものである。第2垂直突片81には仕切部材20が嵌入する切欠き81aが形成されている。第2水平突片82は、第2垂直突片81の上端から周方向に水平に正面から見て左側に向かって延び、第1可動部材60の第1水平突片73ととともに、前述した錠剤ポケット8aの底面を形成するものである。第2可動部材61の第2水平突片82の先端部は、第1可動部材60の第1水平突片73の先端部の下に重なるように形成されている。


[0068]



 第1支持部材62は、第1可動部材60の上部材60aの内径より大きい外径を有する円形形状を有し、下面に円形の突部83を有している。第1支持部材62の中央には、後述する幅調整部材64が貫通する孔84、84aと、深さ調整機構M2の深さ調整部材33が貫通する孔85と、高さ調整機構M3の高さ調整部材52が貫通する孔86と、2つのねじ挿通孔87とが形成されている。


[0069]



 第2支持部材63は、第1可動部材60の上部材60aの内径より大きい外径を有する円形形状を有し、上面に第1支持部材62の円形の突部83が嵌合する環状突部88が形成されている。第2支持部材63の中央には、深さ調整機構M2の深さ調整部材33が貫通する孔89と、高さ調整機構M3の高さ調整部材52が貫通する孔90及び切欠き90aと、後述する幅調整部材64の第1調整軸94が貫通する孔91aと、第2調整軸95が嵌合する孔91bと、第1支持部材62の2つのねじ挿通孔87に挿通される図示しないねじが螺合する2つのねじ孔92と、2つのねじ挿通孔93が形成されている。


[0070]



 第1支持部材62のねじ挿通孔87から第2支持部材63のねじ孔92に図示しないねじを挿入して締め付けることで、第1支持部材62と第2支持部材63は第1可動部材60、第2可動部材61を挟持した状態で一体とになっている。



 また、第2支持部材63のねじ挿通孔93からロータベース32のねじ孔45bに図示しないねじを挿入して締め付けることで、第2支持部材63がロータベース32に固定されるとともに、第2支持部材63とロータベース32の間に高さ調整機構M3の筒状回転部材50が保持され、軸方向の移動が拘束される。


[0071]



 幅調整部材64は、第1調整軸94と第2調整軸95からなっている。第1調整軸94は、切欠き68内に配置されている。第2調整軸95は、長孔69内に配置されている。第2調整軸95には、幅調整部材64の自由な回転を防止するストッパ96が設けられている。


[0072]



 第1調整軸94は、上端から順にAカム94a、Bカム94b、ギア94cが形成されている。Aカム94aは、図16に示すように、幅調整部材64を上から見て時計回りに360°の範囲でカム面の半径が増加するように形成され、第1可動板60のA突起68aと摺接するようになっている。Bカム94bは、幅調整部材64を上から見て反時計回りに360°の範囲でカム面の半径が増加するように形成されて、第1可動板60のB突起68bと摺接するようになっている。Aカム94aの最大半径部とBカム94bの最大半径部は180°離れて位置する。第1調整軸94の上端は第1支持部材62の孔84aに支持され、下端は第2支持部材63の孔91aに支持されている。


[0073]



 同様に、第2調整軸95は、下端から順にAカム95a、Bカム95b、ギア95c、係合部95dが形成されている。Aカム95aは、幅調整部材64を下から見て時計回りに360°の範囲でカム面の半径が増加するように形成され、第2可動部材61のA突起77aと摺接するようになっている。Bカム95bは、幅調整部材64を下から見て反時計回りに360°の範囲でカム面の半径が増加するように形成されて、第2可動板61のB突起77bと摺接するようになっている。Aカム95aの最大半径部とBカム95bの最大半径部は180°離れて位置する。第2調整軸95のギア95cは、ギア94cと噛合して連動するように構成されている。第2調整軸95の上端は第1支持部材62の孔69を貫通してロータ本体31から突出して孔34aから露出し、外部から回転調整可能になっている。第2調整軸95の下端は第2支持部材63の孔91bに支持されている。なお、第1調整軸94の上端が第1支持部材62を貫通してロータ本体35から突出して露出し、外部から回転調整可能にしてもよい。


[0074]



 第2調整軸95を図16(a)において時計回りに回転させると、第2調整軸95のギヤ95cから第1調整軸94のギヤ94cに回転力が伝達され、第1調整軸94は反時計周りに回転する。第1調整軸94の回転により、第1調整軸94のAカム94aが第1可動部材60のA突起68aに摺接して押圧するので、第1可動部材60は図16(a)において時計回りに回動する。一方、第2調整軸95の回転により、図16(b)に示すように、第2調整軸95のAカム95aが第2可動部材61のA突起77aに摺接して押圧するので、第2可動板61は図16(b)において時計回り、図16(a)において反時計回りに回動する。


[0075]



 続いて、第2調整軸95を図16(a)において反時計回りに回転させると、第2調整軸95のギヤ95cから第1調整軸94のギヤ94cに回転力が伝達され、第1調整軸94は時計周りに回転する。第1調整軸94の回転により、第1調整軸94のBカム94bが第1可動部材60のB突起68bに摺接して押圧するので、第1可動部材60は図16(a)において反時計回りに回動する。一方、第2調整軸95の回転により、図16(b)に示すように、第2調整軸95のBカム95bが第2可動部材61のB突起77bに摺接して押圧するので、第2可動部材61は図16(b)において反時計回り、図16(a)において時計回りに回動する。


[0076]



 このように、第1可動部材60と第2可動部材61は互いに反対方向に回転し、第1可動部材60の第1垂直突片72と第2可動部材61の第2垂直突片81の間隔、すなわち、錠剤案内路8bの幅を拡大したり、縮小することができる。


[0077]



 次に、以上の構成からなる錠剤カセット2におけるロータ8の動作を説明する。


[0078]



 既に述べたように、図5に示すカセット本体5とロータ8の間には、ロータ8の側面上部に周方向に延びる錠剤ポケット8aと、ロータ8の側面上部から下方に延びる複数の錠剤案内路8bを有している。


[0079]



 図5を参照すると、カセット本体5に収容された錠剤Tは、ロータ8の回転により撹拌されながら錠剤ポケット8aに進入し、錠剤ポケット8aから錠剤案内路8bに進入し、錠剤案内路8bが錠剤排出孔9に近づくと、錠剤案内路8bの最下位の錠剤Tとそれより上の錠剤Tとの間にカセット本体5に固定された仕切部材20が進入する。仕切部材20より上方の錠剤Tは仕切部材20によって下方に落下するのを阻止される。仕切部材20より下方の最下位の錠剤Tは、錠剤支持台55にあるが、錠剤支持台55は傾斜しているので、当該錠剤支持台55上で錠剤排出孔9に向かって倒れ、錠剤排出孔9から排出される。錠剤排出孔7から排出された錠剤Tは、図2に示すベース2の錠剤排出路3cを通って払い出される。これにより、錠剤案内路8bが錠剤排出孔9に回ってくる毎に、錠剤Tが1個ずつ排出される。ロータ8の回転角度を調整することで、処方に応じた数の錠剤Tを払い出すことができる。


[0080]



 錠剤案内路8bは、前述した仕切調整機構M1、深さ調整機構M2、高さ調整機構M3、幅調整機構M4を用いて、錠剤Tの厚さに対する仕切部材20の進入位置、錠剤Tの厚さに相当する深さD、錠剤の高さに相当する高さH、錠剤Tの幅に相当する幅Wを調整することができる。このため、カセット本体5に収容する錠剤Tの形状又は大きさに応じて、適切な大きさの錠剤案内路8bにすることができる。錠剤Tが異なるごとに、錠剤カセット2全体又はロータ8を交換することなく、同じ錠剤カセット2又はロータ8を用いて、種々の錠剤Tに合わせた錠剤案内路8bに調整することで、排出することができる。このような調整は、以下に説明する錠剤案内路調整装置により自動的に行うことができる。


[0081]



<錠剤案内路調整装置>



 図17は、本発明に係る錠剤カセットの錠剤案内路調整装置100を示す。錠剤案内路調整装置100は、既に説明した錠剤カセット2の錠剤案内路8bの溝の深さ、高さ、幅を調整するそれぞれの調整機構M2,M3,M4の各調整部材33,52,64の係合部33c、52b、95dに係合して該調整機構を作動させ、カセット本体5内に収容される錠剤Tの形状又は大きさに応じて錠剤案内路8bの寸法を調整するとともに、仕切部材20の進入位置を調整する仕切調整機構M1の仕切調整部材24の係合ギア24bに係合して、該仕切調整機構M1を作動させ、カセット本体5内に収容される錠剤Tの形状又は大きさ、錠剤案内路8bの溝の深さに応じて仕切部材20の進入位置を調整するものである。


[0082]



 錠剤案内路調整装置100は、装置本体101と、カセット装着部102と、ロータ載置部103と、図18に示す昇降テーブル104と、昇降操作部105とを備えている。


[0083]



 装置本体101は、図18に示す下部フレーム106と、該下部フレーム106の両端から立ち上がるサイドフレーム107と、該サイドフレーム107の上端に設けられた上部フレーム108と、該上部フレーム108の後方に設けられた後部フレーム109を有している。


[0084]



 カセット装着部102は、上部フレーム108に設けられたカセット装着ベース110を有している。カセット装着ベース110には、錠剤収納取出装置1のベース3と同様に、錠剤カセット2を装着することができるように、装着ガイド110aと、係止部110bを有している。カセット装着ベース110の後方の後部フレーム109には、図19,20に示すように仕切調整軸111が設けられている。仕切調整軸111は、錠剤カセット2を装着したときに錠剤カセット2の仕切調整部材24の係合ギア24bと係合する駆動ギア112を有する。仕切調整軸111は、仕切調整モータ113により駆動される。また、後部フレーム109の前方の傾斜フレーム114には、錠剤カセット2の仕切調整機構M1の可動部材23が当接する仕切ゼロ点検出センサ115の検出レバー116が突出している。検出レバー116は、図20に示すように、L字形で、支軸117を中心に回動可能に設けられ、仕切ゼロ点検出センサ115により検知される検知部116aを有している。


[0085]



 ロータ載置部103は、図18に示す下部フレーム106に設けられたセンサ取付台118を有している。センサ取付台118の上面には、ロータ装着突部119が設けられている。ロータ装着突部119は、カセット本体5のロータ駆動部10の係合軸13と同様の形状の係合軸120を有し、錠剤カセット2を装着できるようになっている。センサ取付台118の側面には、深さゼロ点検出センサ121、高さゼロ点検出センサ122、幅ゼロ点検出センサ123それぞれが設けられている。各センサ121,122,123の図21に示す各検出部121a、122a、123aは、ロータ載置部103から上方に突出して、ロータ載置部103に載置されるロータ8のガイド部37の突起37b、錠剤支持台55の下面、第1垂直突片72にそれぞれ対向し、当接するようになっている。


[0086]



 昇降テーブル104は、図18に示すように、両端の垂直部124に設けられたスライダ125が装置本体101のサイドフレーム107に設けられたガイドレール126に係合して、昇降可能になっている。昇降テーブル104の前部には、垂直方向に延びる深さ調整軸127、高さ調整軸及128及び幅調整軸129が回転可能に設けられている。


[0087]



 深さ調整軸127は、図22に示すように、上方の大径部130と、下方の小径部131と、大径部130と小径部131の間の段部132とからなり、大径部130の上端にプーリ133が取り付けられ、小径部131の下端に係合軸134が取り付けられている。係合軸134は、下端に深さ調整部材33の係合部33cに係合する係合部134aが形成され、上端には小径部131の下端が挿入される孔134bと、深さ調整軸127の下部に設けたピン135が嵌入するスリット134cとが形成されている。深さ調整軸127の段部132と係合軸134の上端との間にはスプリング136が装着されている。高さ調整軸128、幅調整軸129も、深さ調整軸127と同じ構成である。


[0088]



 図23に示すように、昇降テーブル104の後部には、深さ駆動軸137、高さ駆動軸138及び幅駆動軸139が設けられている。各駆動軸137,138,139にはプーリ140が設けられ、深さ調整軸127、高さ調整軸128、幅調整軸129のプーリ133とベルト141で連結されている。各駆動軸137,138,139は、深さ調整モータ142、高さ調整モータ143、幅調整モータ144により回転駆動可能になっている。


[0089]



 図19に戻ると、昇降操作部105は、レバー145と、ハンドル146と、位置検出センサ147とからなっている。


[0090]



 レバー145は、両側のサイドフレーム107の外側に一対設けられ、一端がサイドフレーム107間に設けられた支軸148に回動可能に設けられ、他端は連結バー149で互いに連結されている。レバー145には、図18に示す昇降テーブル104の垂直部124に設けられたローラ150が嵌入する長孔151が形成されている。また、正面から見て右側のレバー145には支軸148を中心とする円弧部152が形成され、円弧部152の縁には複数の切欠き152a、152bが形成されている。


[0091]



 ハンドル146は、正面から見て右側のレバー145の先端にレバー145の長手方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。また、ハンドル146は、スプリング153によってレバー145の支軸148に向かって付勢されている。ハンドル146の先端には係合爪154が形成されている。係合爪154は、ハンドル146が下方に押されたときに、サイドフレーム107に取り付けられたストッパ部材155の係合部155aに係合して、所定の下方位置に保持される。


[0092]



 位置検出センサ147は、サイドフレーム107に取り付けられ、レバー145の回動に伴って、レバー145の円弧部152の切欠き152a、152bを検知して、レバー145の位置を検出するようになっている。


[0093]



 図24は、錠剤案内路調整装置100のシステム構成図である。錠剤案内路調整装置100は、制御装置200、表示装置201、錠剤マスタ202を備えている。深さ、高さ、幅の各ゼロ点検出センサ121、122、123及び仕切ゼロ点検出センサ115の検出信号は制御装置200に入力される。また、レバー位置検出センサ147の検出信号は、制御装置200に入力される。さらに、カセット装着部102に設けられた第1スタートボタン203とロータ載置部103に設けられた第2スタートボタン204の各スタート信号は、制御装置200に入力される。錠剤マスタ202は、本願発明の第1錠剤マスタ記憶部と第2錠剤マスタ記憶部であり、錠剤の種類の識別IDと、当該錠剤の形状又は大きさに適した錠剤案内路8bの深さ、高さ、幅の各寸法及び当該錠剤の形状又は大きさ、若しくは錠剤案内路8bの深さに適した仕切部材20の錠剤案内路8bへの進入位置を記憶する。錠剤案内路8bの寸法の代わりに、当該寸法に関連する数値、例えば標準寸法に対する補正係数等を記憶してもよい。同様に、仕切部材20の錠剤案内路8bへの進入位置の代わりに、当該進入位置に関連する数値、例えば標準進入位置に対する補正係数等を記憶してもよい。制御装置200は、錠剤マスタ202と各センサ121、122、123、115、147及びボタン203,204からの検出信号に基づいて、深さ、高さ、幅の駆動モータ142、143、144及び仕切駆動モータ113を駆動し、カセット本体5内に収容される錠剤Tの形状又は大きさに応じて錠剤案内路8bの寸法及び仕切部材20の進入位置を調整する。


[0094]



 以上の構成からなる錠剤案内路調整装置100を用いて錠剤カセット2のロータ8の錠剤案内路8bの寸法及び仕切り部材20の進入位置を調整する動作について、図25を参照しつつ説明する。


[0095]



 まず、錠剤収納取出装置1から錠剤Tを入れ換えようとする錠剤カセット2を取り出す。錠剤カセット2に錠剤Tが残っている場合は取り出しておく。図26に示すように、新しく収容する錠剤Tの箱156のラベル157を切り離して、錠剤カセット2のポケット6aに差し込むとよい。


[0096]



 ステップ1で、錠剤収納取出装置1から取り出した錠剤カセット2を錠剤案内路調整装置100のカセット装着部102に装着する。


[0097]



 ステップ2で、表示装置201に表示される錠剤一覧から、錠剤カセット2に新たに収容しようとする錠剤を選択し、表示装置201のOKボタンを押す。図示しないバーコードリーダを使用して、錠剤カセット2のポケット6aに差し込んだラベル157のバーコードから錠剤を読み取ってもよい。


[0098]



 表示装置201のOKボタンが押されると、ステップ3で、仕切調整モータ113が駆動し、仕切部材20が後退し、仕切部材20の先端が少なくともカセット本体5の第1可動部材60の切欠き72aと第2可動部材61の切欠き81aから退避する。これにより、ロータ8をカセット本体5から取り出すことが可能となる。


[0099]



 ステップ4で、錠剤カセット2のカセット本体5からロータ8を取り出し、ロータ8のロータカバー30を取り外して、深さ調整部材33、高さ調整部材52、幅調整部材64の各係合部を露出させる。


[0100]



 ステップ5で、カセット本体5から取り出したロータ8を図26に示すように錠剤案内路調整装置100のロータ載置部103に載置する。


[0101]



 ステップ6で、錠剤案内路調整装置100のハンドル146を把持してレバー145を下げる。これにより、深さ調整軸127、高さ調整軸128、幅調整軸129の各係合部134aがロータ8の深さ調整部材33、高さ調整部材52、幅調整部材64の各係合部に係合する。深さ調整軸127、高さ調整軸128、幅調整軸129の各係合部は、スプリング136の付勢力により、ロータ8の深さ調整部材33、高さ調整部材52、幅調整部材64の各係合部と係合状態に維持される。レバー145は、ハンドル146がスプリング153の付勢力により係合爪154がストッパ部材155の係合部155aに係止して、押下げ状態に保持される。また、レバー145の押下位置は、レバー位置検出センサ147によって検出されるので、制御装置200は錠剤案内路調整の準備完了と判断する。


[0102]



 ステップ7で、第1スタートボタン203を押すと、ステップ8で、深さ、高さ、幅の各調整モータ142,143,144が駆動し、選択した錠剤に応じて、ロータ8の錠剤案内路8bの深さ、高さ、幅が錠剤マスタ記憶部202に記憶されたマスタ値に調整される。なお、この錠剤案内路の調整動作の間、カセット装着部102に装着した錠剤カセット2のカセット本体5の内部を清掃することができる。


[0103]



 錠剤案内路の調整動作を具体的に説明すると、まず各ゼロ点検出センサ121,122,123がゼロ点を検出するまで各調整モータ142,143,144を一方向に作動させる。



 すなわち、図27に示すように、深さ調整軸127の回転により深さ調整機構M2が作動し、ロータ本体31のガイド部37が下方に移動し、ガイド部35の下端の突起37bが深さゼロ点検出センサ121の検出部121aを押圧するので、深さゼロ点が検出される。



 また、図28に示すように、高さ調整軸128の回転により高さ調整機構M3が作動し、錠剤支持台55が下方に移動し、錠剤支持台55の下面が高さゼロ点検出センサ122の検出部122aを押圧するので、高さゼロ点が検出される。



 さらに、図29に示すように、幅調整軸129の回転により幅調整機構M4が作動し、第1可動部材60の第1垂直突片72と、第2可動部材61の第2垂直突片81が互いに離れる方向に移動し、第1可動部材の第1垂直突片72が幅ゼロ点検出センサ123の検出部123aを倒すので、幅ゼロ点が検出される。


[0104]



 次に、選択した錠剤に応じた錠剤案内路8bの深さ、高さ、幅が錠剤マスタ記憶部202に記憶された各マスタ値になるまで各モータ142,143,144を他方向に作動させる。


[0105]



 ステップ9で、深さ、高さ、幅の調整を終えたロータ8にロータカバー30を取り付けて、カセット装着部102の錠剤カセット2に戻す。


[0106]



 ステップ10で、第2スタートボタン204を押すと、ステップ11で、仕切り調整モータ113が駆動し、選択した錠剤に応じて、ロータ8の錠剤案内路8bへの仕切部材20の位置がマスタ値に調整される。


[0107]



 具体的に説明すると、図30に示すように、仕切り調整モータ113の駆動により仕切り調整軸111が回転して、仕切調整機構M1が作動し、可動部材23が後方に移動し、可動部材23が仕切ゼロ点検出センサ115の検出部検出レバー116を押圧するので、検知部116aが移動して仕切ゼロ点検出センサ115により仕切ゼロ点が検出される。次に、選択した錠剤に応じた仕切部材20の錠剤案内路8bへの侵入位置が各マスタ値になるまで仕切りモータ113を他方向に作動させる。


[0108]



 ステップ12で、錠剤カセット2を錠剤案内路調整装置100から取り外すと、ステップ13で錠剤収納取出装置1の制御装置300に対して当該錠剤カセット2に収容される錠剤のデータを書き換える。


[0109]



 ステップ12で、錠剤案内路の調整を終えた錠剤カセット2に新たな錠剤を収容して、錠剤収納取出装置1の所定に位置に装着する。


[0110]



 図31は、錠剤案内路調整装置100のセンサ取付台118とロータ載置部103の変形例を示す。


[0111]



 センサ取付台118には、中央にコイルバネ118aと、該コイルバネ118aの内側にスライド軸118bとが設けられている。スライド軸118bの上端には磁石118cが取り付けられている。コイルバネ118aの周囲には、深さゼロ点検出センサ121、高さゼロ点検出センサ122、幅ゼロ点検出センサ123がそれぞれ設けられている。また、コイルバネ118aの周囲には、周3等配位置に、後述する3つのリンク103eと対応する位置に開口部118dが形成されている。


[0112]



 ロータ載置部103は、センサ取付台118にコイルバネ118aを介して支持され、センサ取付台118のスライド軸118bに沿って上下方向に移動可能になっている。ロータ載置部103は、図10に示すロータ8の係合凹部41aが嵌合するロータ装着突部119を有する。ロータ装着突部119には、図10に示すロータ8の係合凹部41aに形成された大小の係合孔41S、41L(図10には41Lのみ示す)に係合する係合片119S、119Lが形成されている。このため、ロータ8は、回転方向に一位置でのみ取り付けることができる。ロータ9には、係合孔41S、41Lが係合片119S、119Lに確実に係合するように、取付方向を示す印を設けることが好ましい。


[0113]



 ロータ載置部103には、ロータ装着突部119の周囲に、深さゼロ点検出センサ121、高さゼロ点検出センサ122、幅ゼロ点検出センサ123をそれぞれ望む開口孔103a、103b、103cが形成されている。また、ロータ載置部103には、後述する3つのリンク103eのロータ受け部103gが突出する孔103dが形成されている。ロータ載置部103の裏面には、3つのリンク103eが配設されている。リンク103eは、支軸103fにより回動可能に設けられ、一端にロータ受け部103g、他端にカム部103hを有している。


[0114]



 リンク103eは、通常は、カム部103hの自重により、ロータ受け部103gがロータ載置部103の孔103dから上方に突出し、カム部103hの端部がセンサ取付台118の開口部118dの縁に当接している。この状態では、ロータ載置部103にロータ8以外の外力が作用しても、下方には降下しない。このため、各センサ121、122,123の検出部121a、122a、123aがそれぞれ開口孔103a、103b、103cから露出せず、各センサ121、122,123を保護することができる。


[0115]



 ロータ載置部103にロータ8を装着して下方に押さえると、ロータ8の下面が3つのリンク103eのロータ受け部103gを同時に押圧する。これにより、リング103eが支軸103fの回りに回動して、カム部103hの端部が孔118dの縁から外れる。この結果、ロータ載置部103は、コイルバネ118aの付勢力に抗して、下方に降下する。そして、スライド軸118bの磁石118cがロータ8の磁性板46に吸着し、固定される。


[0116]



 前記実施形態は、特許請求の範囲に記載の発明の範囲内で種々変更することができる。例えば、前記実施形態では、錠剤案内路の溝の深さ、高さ、幅のすべてを調整できるようにしたが、溝の深さ、高さ、幅のいずれか1つまたは2つを調整できるようにしてもよい。また、調整軸をレバーにより手動で昇降させるようにしたが、自動的に昇降させてもよい。さらに、ロータ8を錠剤カセット2から取り出さずに、錠剤カセット2の蓋6を開けてロータカバー30を外した状態で、錠剤カセット2を錠剤案内路調整装置に置いて錠剤カセット2内にあるロータ8の錠剤案内路8bの深さ、高さ、幅の少なくともいずれか1つ、又は仕切部材20の進入位置を調整できるようにしてもよい。


符号の説明

[0117]



   2…錠剤カセット



   5…カセット本体



   9…錠剤排出孔



  8b…錠剤案内路



  20…仕切部材



  24…仕切調整部材



  33…深さ調整部材



  52…高さ調整部材



  64…幅調整部材



 100…錠剤案内路調整装置



101…装置本体



102…カセット装着部



103…ロータ載置部



104…昇降テーブル



105…昇降テーブル



105…昇降操作部



111…仕切調整軸(仕切調整部)



113…仕切調整モータ



115…仕切ゼロ点検出センサ(第2ゼロ点検出部)



121…深さゼロ点検出センサ(第1ゼロ点検出部)



122…高さゼロ点検出センサ(第1ゼロ点検出部)



123…幅ゼロ点検出センサ(第1ゼロ点検出部)



127…深さ調整軸(案内路調整部)



128…高さ調整軸(案内路調整部)



129…幅調整軸(案内路調整部)



137…深さ駆動軸(案内路駆動部)



138…高さ駆動軸(案内路駆動部)



139…幅駆動軸(案内路駆動部)



142…深さ調整モータ(案内路駆動部)



143…高さ調整モータ(案内路駆動部)



144…幅調整モータ(案内路駆動部)



145…レバー



200…制御装置



201…表示装置



202…錠剤マスタ(第1、第2錠剤マスタ記憶部)



203…第1スタートボタン



204…第2スタートボタン



 M1…仕切調整機構



 M2…深さ調整機構(錠剤案内路調整機構)



 M3…高さ調整機構(錠剤案内路調整機構)



 M4…幅調整機構(錠剤案内路調整機構)







請求の範囲

[請求項1]



 カセット本体内に回転可能に配設され、前記カセット本体内に収容された錠剤を少なくとも1個収容して前記カセット本体の排出孔に案内する錠剤案内路を有するロータと、



 前記排出孔の上方に設けられ、前記ロータの前記錠剤案内路に進入して前記錠剤案内路に位置する最下部の錠剤とその上方の錠剤との間に位置する仕切部材と、



 前記錠剤案内路の深さ、幅の少なくともいずれかの寸法を調整するように構成された錠剤案内路調整機構とを備え、



 前記錠剤案内路の深さは、前記錠剤案内路の溝の底面と前記カセット本体の内面との間の寸法で規定され、前記錠剤案内路の幅は、前記錠剤案内路の両側の側面の間の寸法で規定された錠剤カセットにおける前記錠剤案内路調整機構を調整する錠剤案内路調整装置において、



 前記錠剤案内路調整機構の係合部に係合して前記錠剤案内路調整機構を作動させ、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて前記錠剤案内路の寸法を調整することを特徴とする錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項2]



 前記錠剤案内路調整機構は、さらに前記錠剤案内路の高さの寸法を調整するように構成され、



 前記錠剤案内路の高さは、前記錠剤案内路の下端に位置する錠剤支持台と前記仕切部材との間の寸法で規定されることを特徴とする請求項1に記載の錠剤案内路調整装置。


[請求項3]



 前記錠剤案内路調整機構の係合部に係合する案内路調整部と、



 前記案内路調整部を駆動する案内路駆動部と、



 前記錠剤案内路調整機構のゼロ点を検出する第1ゼロ点検出部とを備え、



 前記案内路駆動部により前記案内路調整部を駆動し、前記錠剤案内路調整機構の前記ゼロ点が前記第1ゼロ点検出部に検出されると、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて予め設定された量だけ前記錠剤案内路調整機構を作動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項4]



 錠剤の形状又は大きさに適した前記錠剤案内路の寸法又は当該寸法に関連する数値を記憶した第1錠剤マスタ記憶部を有し、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさに応じて、前記第1錠剤マスタ記憶部に記憶した寸法又は当該寸法に関連する数値に前記錠剤案内路の寸法を調整することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項5]



 前記カセット本体は、



 前記仕切部材の進入位置を調整する仕切調整機構とを有し、



 前記仕切調整機構の係合部に係合して前記仕切調整機構を作動させ、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて前記仕切部材の進入位置を調整することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項6]



 前記仕切調整機構の係合部に係合する仕切調整部と、



 前記仕切調整部を駆動する仕切駆動部と、



 前記仕切調整機構のゼロ点を検出する第2ゼロ点検出部とを備え、



 前記仕切駆動部により前記仕切調整部を駆動し、前記仕切調整機構の前記ゼロ点が前記第2ゼロ点検出部に検出されると、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて前記仕切り部材を予め設定された進入位置に位置させることを特徴とする請求項5に記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項7]



 錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに適した前記仕切部材の前記錠剤案内路への進入位置又は当該進入位置に関連する数値を記憶する第2錠剤マスタ記憶部を有し、前記カセット本体内に収容される錠剤の形状又は大きさ、若しくは前記錠剤案内路の深さに応じて、前記第2錠剤マスタ記憶部に記憶した進入位置又は当該進入位置に関連する数値に前記仕切部材の進入位置を調整することを特徴とする請求項5又は6に記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項8]



 前記カセット本体を装着するカセット装着部と、



 前記カセット装着部に装着された前記カセット本体から取り出した前記ロータを載置するロータ載置部とを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項9]



 前記カセット装着部に前記カセット本体が装着された後、前記仕切調整部が前記係合部に係合し、前記仕切駆動部により前記仕切調整部を駆動して、前記仕切部材を前記錠剤案内路から退避させることを特徴とする請求項5-7のいずれかを引用する請求項8に記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。


[請求項10]



 前記ロータ載置部に載置された前記ロータの前記係合部に前記案内路調整部が係合するまで、前記案内路調整部を降下させるレバーを備えたことを特徴とする請求項8に記載の錠剤カセットの錠剤案内路調整装置。







図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8A]

[ 図 8B]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]

[ 図 28]

[ 図 29]

[ 図 30]

[ 図 31]