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1. (WO2018123981) HEAT EXCHANGER UNIT AND AIR CONDITIONER USING SAME
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明 細 書

発明の名称 熱交換器ユニット、及びそれを用いた空気調和機

技術分野

0001  

背景技術

0002  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0003   0004  

課題を解決するための手段

0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013  

発明の効果

0014   0015   0016   0017   0018   0019  

図面の簡単な説明

0020  

発明を実施するための形態

0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083  

産業上の利用可能性

0084  

符号の説明

0085  

先行技術文献

特許文献

0086  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2A   2B   3A   3B   4A   4B   4C   4D   5  

明 細 書

発明の名称 : 熱交換器ユニット、及びそれを用いた空気調和機

技術分野

[0001]
 本発明は、熱交換器ユニット、特に、対向する空気の流れが逆向きとなる設置が為され得る熱交換器ユニット、及びそれを用いた空気調和機に関する。

背景技術

[0002]
 特許文献1(US7003972)に開示されているような、熱交換器ユニットとブロアとを上下に配置するユニタリ室内機では、市場の要求により熱交換器ユニットとブロアの配置を入れ替えることがある。それゆえ、ブロアが上となる上吹き配置およびブロアが下となる下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能が要求される。

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0003]
 しかしながら、熱交換器ユニットとブロアとの上下配置が逆転することにより、熱交換器ユニットの熱交換部を横切る気流の向きが逆向きとなり、加えて、局所の風速が速い部分が上段近傍と下段近傍とで入れ替わるので、上吹き配置および下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能を実現することは容易ではない。
[0004]
 本発明の課題は、熱交換器ユニットの熱交換部を横切る気流の向きが逆向きとなっても、同等の熱交換性能を実現する熱交換器ユニットを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005]
 本発明の第1観点に係る熱交換器ユニットは、複数の伝熱フィンと、その伝熱フィンを貫通する複数の伝熱管とを含む熱交換部を備えている。熱交換部は、空気流と交差する方向にL段以上並ぶ複数の伝熱管の群が空気流の方向にM個の列で配置されている。複数の伝熱管はN個のパスを形成している。各パスの入口は、熱交換部の一端近傍に配置されている。各パスの出口は、熱交換部の他端近傍に配置されている。また、M<Nである。そして、全ての列を少なくとも1回通るパスの数が1つ以上設定されている。
[0006]
 この熱交換器ユニットでは、M<Nで、全ての列を少なくとも1回通るパスの数を1つ以上設定して、熱交換部を通過する一方向の気流に対してのみ熱交換性能が上がる列の影響を弱めることにより、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小することができる。
[0007]
 本発明の第2観点に係る熱交換器ユニットは、第1観点に係る熱交換器ユニットであって、全てのパスそれぞれが、空気流に対して最も上流側に位置する列と、その空気流に対して最も下流側に位置する列との間を少なくとも1回往復する。
[0008]
 この熱交換器ユニットでは、空気流の上流側の列又は下流側の列しか通らないパスを排除することで、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小することができる。
[0009]
 本発明の第3観点に係る熱交換器ユニットは、第1観点又は第2観点に係る熱交換器ユニットであって、伝熱管の外径が9mm以下である。この熱交換器ユニットでは、熱交換部の小型化を図ることができる。
[0010]
 本発明の第4観点に係る熱交換器ユニットは、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る熱交換器ユニットであって、空気流が、鉛直方向に熱交換部を通過する。各パスの入口は、いずれかの列の段方向の一端側に位置する伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管に設けられている。各パスの出口は、いずれかの列の段方向の他端側に位置する伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管に設けられている。
[0011]
 この熱交換器ユニットでは、蒸発器として機能させる場合、下端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成が可能となり、上吹き配置および下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能が得られる。
[0012]
 また、液冷媒にかかる重力の影響に起因する冷媒偏流の発生が抑制され、性能低下の懸念も解消される。
[0013]
 本発明の第5観点に係る空気調和機は、第1観点から第4観点のいずれか1つに係る熱交換器ユニットを備える空気調和機である。

発明の効果

[0014]
 本発明の第1観点に係る熱交換器ユニットでは、M<Nで、全ての列を少なくとも1回通るパスの数を1つ以上設定して、熱交換部を通過する一方向の気流に対してのみ熱交換性能が上がる列の影響を弱めることにより、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。
[0015]
 本発明の第2観点に係る熱交換器ユニットでは、空気流の上流側の列又は下流側の列しか通らないパスを排除することで、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。
[0016]
 本発明の第3観点に係る熱交換器ユニットでは、熱交換部の小型化を図ることができる。
[0017]
 本発明の第4観点に係る熱交換器ユニットでは、蒸発器として機能させる場合、下端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成が可能となり、上吹き配置および下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能が得られる。
[0018]
 また、液冷媒にかかる重力の影響に起因する冷媒偏流の発生が抑制され、性能低下の懸念も解消される。
[0019]
 本発明の第5観点に係る空気調和機では、熱交換器ユニットにおいて、M<Nで、全ての列を少なくとも1回通るパスの数を1つ以上設定して、熱交換部を通過する一方向の気流に対してのみ熱交換性能が上がる列の影響を弱めることにより、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。

図面の簡単な説明

[0020]
[図1] 本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図。
[図2A] 上吹き配置の空気調和機の正面図。
[図2B] 下吹き配置の空気調和機の正面図。
[図3A] 一熱交換部の概略側面図。
[図3B] 図3Aに4個のパスを線図で同時に描いた熱交換部の概略側面図。
[図4A] 4つのパスのうちの第1パスを表した熱交換部の概略側面図。
[図4B] 4つのパスのうちの第2パスを表した熱交換部の概略側面図。
[図4C] 4つのパスのうちの第3パスを表した熱交換部の概略側面図。
[図4D] 4つのパスのうちの第4パスを表した熱交換部の概略側面図。
[図5] 本実施形態の熱交換部を備える熱交換器ユニットと従来の熱交換器ユニットとの熱交換性能を示すグラフ。

発明を実施するための形態

[0021]
 以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[0022]
 (1)空気調和機の構成
 図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和機1の冷媒回路図である。図1において、空気調和機1は、室内ユニット2と、その室内ユニット2に配管5,6を介して連結される室外ユニット3とを有している。通常、室内ユニット2は屋内に設置され、室外ユニット3は屋外に設置されている。
[0023]
 空気調和機1は、冷媒が循環する冷媒回路Cを形成している。冷媒回路Cでは、室内ユニット2に属する室内熱交換器20と、室外ユニット3に属する圧縮機30、四路切換弁31、室外熱交換器32及び膨張弁33が接続されている。
[0024]
 室内ユニット2は、室内ファン26を有しており、室内ファン26の稼働により、室内熱交換器20と熱交換を行う空気流を発生させる。室外ユニット3は、室外ファン36を有しており、室外ファン36の稼働により、室外熱交換器32と熱交換を行う空気流を発生させる。
[0025]
 (2)冷媒の循環
 (2-1)冷房運転
 冷房運転では、四路切換弁31が第1状態(図1の実線)に設定される。そして、この状態で制御部(図示せず)が圧縮機30を稼動させると、室外熱交換器32が凝縮器となり、室内熱交換器20が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
[0026]
 圧縮機30から吐出された高圧の冷媒は、室外熱交換器32で室外の空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器32を出た冷媒は、膨張弁33を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器20で室内の空気と熱交換して蒸発する。その際、空気は室内熱交換器20によって冷却され、その冷却された空気が室内ファン26を介して吹出口から室内へ吹き出される。室内熱交換器20を出た冷媒は、圧縮機30へ吸入されて圧縮される。
[0027]
 (2-2)暖房運転
 暖房運転では、四路切換弁31が第2状態(図1の点線)に設定される。そして、この状態で制御部(図示せず)が圧縮機30を稼動させると、室外熱交換器32が蒸発器となり、室内熱交換器20が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
[0028]
 圧縮機30から吐出された高圧の冷媒は、室内熱交換器20で室内の空気と熱交換して凝縮する。その際、空気は室内熱交換器20で加温され、その加温された空気は室内ファン26を介して吹出口から室内へ吹き出される。凝縮した冷媒は、膨張弁33を通過する際に減圧された後、室外熱交換器32で室外の空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器32を出た冷媒は、圧縮機30へ吸入されて圧縮される。
[0029]
 (3)室内ユニット2の構造
 図2Aは、上吹き配置の空気調和機1の正面図であって、空気調和機1の正面板40aを取り外した状態における当該空気調和機1の正面図である。図2Aでは、図の簡素化のために、主要部品以外の部品が一部省略されている。
[0030]
 (3-1)ケーシング40
 図2Aにおいて、室内ユニット2のケーシング40は、略直方体形状を有しており、主として、正面板40aと、右側面板40bと、左側面板40cと、背面板(図示です)と、天板40eと、底板40fとから構成されている。
[0031]
 右側面板40bは、正面板40a側から見てその右側に位置しており、左側面板40cは、正面板40a側から見てその左側に位置している。天板40eには、吹出口401が形成されている。また、底板40fには、吸込口402が形成されている。
[0032]
 ケーシング40の内部の空間は、2段構成となっており、中間フレーム40gを挟んで上側がファン室S1、下側が熱交換器室S2となっている。ファン室S1には室内ファン26が配置され、熱交換器室S2には室内熱交換器20およびドレンパン46が配置されている。
[0033]
 室内熱交換器20及びドレンパン46は、手前に引き出してケーシング40から分離することができる。
[0034]
 (3-2)室内熱交換器20
 室内熱交換器20は、クロスフィンチューブ式の熱交換器ユニットである。室内熱交換器20は、所定間隔で配置された複数の伝熱フィン11に複数の伝熱管10を貫通させた構成の3つの熱交換部21,22,23を、N字型に配置した態様である。熱交換部21,22,23の形態については、後半の欄で説明する。
[0035]
 (3-3)ドレンパン46
 ドレンパン46は、板金製の皿形状の導水路であり、室内熱交換器20の表面において結露したドレン水を回収し、ケーシング40の外部に連通するドレン管(図示せず)へ案内する。ドレンパン46は、室内熱交換器20の下端に沿ってその真下に配置されており、右側面板40b又は左側面板40c側から見て前後方向におおむね室内熱交換器20と同じ幅を有している。これにより、ドレンパン46は、室内熱交換器20の表面から落下するドレン水を受け取ることができるようになっている。
[0036]
 (3-4)室内ファン26
 室内ファン26は、シロッコファンである。室内ファン26が稼働すると、底板40fに形成されている吸込口402から空気が吸い込まれ、その空気は、室内熱交換器20を通り抜けながら冷媒との間で熱交換を行い、冷房運転時は冷却され、暖房運転時は加熱される。冷却又は加熱された空気は、室内ファン26のファンハウジング26aの横から導入され、ファンハウジング26aに沿って周方向に案内され、排出口26bから排出される。
[0037]
 排出口26bは吹出口401と通じているので、排出口26bから排出された空気は、吹出口401から外部へ吹き出される。
[0038]
 なお、底板40fの吸込口402には、フィルタ48が取り付けられており、そのフィルタ48によって吸い込み空気に含まれる塵埃が除去される。
[0039]
 (4)空気調和機の下吹き配置
 本実施形態における空気調和機1の据置姿勢には、上吹き配置と下吹き配置とがあり、これまで図2Aを参照しながら説明した内容は上吹き配置に関するものである。以下、下吹き配置について説明する。
[0040]
 図2Bは、下吹き配置の空気調和機1の正面図である。図2Bでは、図の簡素化のために、主要部品以外の部品が一部省略されている。
[0041]
 図2Bにおいて、下吹き配置の設定手順は以下の通りである。
[0042]
 先ず、ケーシング40から室内熱交換器20とドレンパン46とを手前に引き抜き、熱交換器室S2から室内熱交換器20とドレンパン46とが分離された状態にする。
[0043]
 次に、天板40eが床側になるように反転させ、ファン室S1を下側に、熱交換器室S2を上側にする。
[0044]
 そして、熱交換器室S2に室内熱交換器20とドレンパン46とを据え付けることによって、下吹き配置が完成する。つまり、天板40eの吹出口401が下側となり、底板40fの吸込口が上側となる。
[0045]
 この状態で、室内ファン26が稼働すると、吸込口402から空気が吸い込まれ、その空気は、室内熱交換器20を通り抜けながら冷媒との間で熱交換を行い、冷房運転時は冷却され、暖房運転時は加熱される。冷却又は加熱された空気は、室内ファン26のファンハウジング26aの横から導入され、ファンハウジング26aに沿って周方向に案内され、排出口26bから排出される。
[0046]
 排出口26bは吹出口401と通じているので、排出口206aから排出された空気は、吹出口401から外部へ吹き出される。
[0047]
 (5)上吹き配置および下吹き配置に適した熱交換器ユニットのパス取り
 (5-1)パス取り詳細
 空気調和機1の上吹き配置では室内熱交換器20に対して空気が下から上へ通過するが、下吹き配置では室内熱交換器20に対して空気が上から下へ通過する。
[0048]
 それゆえ、課題となるは、上吹き配置および下吹き配置の双方で同等の熱交換性能を実現することである。
[0049]
 本実施形態では、従来と異なるパス取りを行うことで、上吹き配置および下吹き配置の双方で同等の熱交換性能を実現している。以下、図面を参照しながら説明する。
[0050]
 図3Aは、一熱交換部の概略側面図であって、便宜上、伝熱管10同士が未接続の状態で記載されている。図3Aにおいて、白抜きの矢印は空気流の方向を示している。熱交換部は、空気流と交差する方向にL段(ここではL=20)並ぶ伝熱管10の群が空気流の方向にM個(ここではM=3)の列で配置されている。つまり、伝熱管10が図3A正面視で下から上に向かって20段並んだ列r1,r2,r3が段方向と交差する方向に配列されている。
[0051]
 以後、特定位置の各伝熱管10を表現する方法として、例えば、列r1の下から3段目の伝熱管10を[r1,3]と表現する。
[0052]
 熱交換部21には、N個(ここではN=4)のパスが形成されている。なお、図3Bは、図3Aに4個のパスを線図で同時に描いたものであるが、複雑で不明瞭なため、4個のパスそれぞれを個別に記載した図面を用いて説明する。
[0053]
 (5-1-1)第1パスp1
 図4Aは、4つのパスのうちの第1パスp1を表した熱交換部の概略側面図である。図4Aにおいて、第1パスp1は、[r1,1]、[r1,2]、[r2,3]、[r2,4]、[r3,5]、[r3,6]、[r1,9]、[r1,10]、[r2,11]、[r2,12]、[r3,13]、[r3,14]、[r1,17]、[r1,18]、[r2,19]、[r2,20]に位置する伝熱管10を通る。
[0054]
 第1パスp1の入口e1は[r1,1]に位置する伝熱管10に設けられ、出口o1は[r2,20]に位置する伝熱管10に設けられている。
[0055]
 (5-1-2)第2パスp2
 図4Bは、4つのパスのうちの第2パスp2を表した熱交換部の概略側面図である。図4Bにおいて、第2パスp2は、[r2,1]、[r2,2]、[r3,3]、[r3,4]、[r1,7]、[r1,8]、[r2,9]、[r2,10]、[r3,11]、[r3,12]、[r1,15]、[r1,16]、[r2,17]、[r2,18]、[r3,19]、[r3,20]に位置する伝熱管10を通る。
[0056]
 第2パスp2の入口e2は[r2,1]に位置する伝熱管10に設けられ、出口o2は[r3,20]に位置する伝熱管10に設けられている。
[0057]
 (5-1-3)第3パスp3
 図4Cは、4つのパスのうちの第3パスp3を表した熱交換部の概略側面図である。図4Cにおいて、第3パスp3は、[r3,1]、[r3,2]、[r1,5]、[r1,6][r2,7]、[r2,8]、[r3,9]、[r3,10]、[r1,13]、[r1,14]、[r2,15]、[r2,16]、[r3,17]、[r3,18]に位置する伝熱管10を通る。
[0058]
 第3パスp3の入口e3は[r3,1]に位置する伝熱管10に設けられ、出口o3は[r3,18]に位置する伝熱管10に設けられている。
[0059]
 (5-1-4)第4パスp4
 図4Dは、4つのパスのうちの第4パスp4を表した熱交換部の概略側面図である。図4Dにおいて、第4パスp4は、[r1,3]、[r1,4]、[r2,5]、[r2,6]、[r3,7][r3,8]、[r1,11]、[r1,12]、[r2,13]、[r2,14]、[r3,15]、[r3,16]、[r1,19]、[r1,20]に位置する伝熱管10を通る。
[0060]
 第4パスp4の入口e4は[r1,3]に位置する伝熱管10に設けられ、出口o4は[r1,20]に位置する伝熱管10に設けられている。
[0061]
 (5-2)パス取りの特徴
 第1パスp1、第2パスp2、第3パスp3及び第4パスp4は、以下の共通する3つの特徴を有している。
[0062]
 先ず、第1の特徴は、全ての列r1、列r2及び列r3を通ることである。この特徴によって、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。
[0063]
 次に、第2の特徴は、列r1と列r3との間を少なくとも1往復していることである。例えば、第1パスp1の場合、[r1、r1、r2、r2、r3、r3、r1、r1、r2、r2、r3、r3、r1、r1、r2、r2]の順で各列を経由することによって、列r1と列r3との間を2往復している。同様に、第2パスp2、第3パスp3及び第4パスp4も、列r1と列r3との間を2往復している。
[0064]
 この特徴により、空気流の上流側の列又は下流側の列しか通らないパスを排除し、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。
[0065]
 そして、第3の特徴は、各パスの入口がいずれかの列の一端側の伝熱管10から数えて3段目の伝熱管10に位置し、各パスの出口がいずれかの列の他端側の伝熱管10から数えて3段目の伝熱管10に位置することである。
[0066]
 第1パスp1の場合、入口e1は[r1,1]に位置し、出口o1は[r2,20]に位置する。第2パスp2の場合は、入口e2は[r2,1]に位置し、出口o2は[r3,20]に位置する。第3パスp3の場合、入口e3は[r3,1]に位置し、出口o3は[r3,18]に位置する。第4パスp4の場合は、入口e4は[r1,3]に位置し、出口o4は[r1,20]に位置する。
[0067]
 この特徴により、蒸発器として機能させる場合に、下端側の伝熱管から数えて3段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて3段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成が可能となり、上吹き配置および下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能が得られる。
[0068]
 なお、下端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成であれば、ほぼ同等の効果が得られる。
[0069]
 (5-3)効果
 図5は、本実施形態の熱交換部を備える熱交換器ユニットと従来の熱交換器ユニットとの熱交換性能を示すグラフである。図5において、正面視左側の3つのグラフは、向かって左から従来品B、従来品A及び本実施形態に係る実施品それぞれの上吹き配置における熱交換性能を表している。性能は「上吹き配置における従来品Aの性能」を基準として増減幅を比率で表示している。
[0070]
 一方、図5の正面視右側の3つのグラフは、向かって左から従来品B、従来品A及び本実施形態に係る実施品それぞれの下吹き配置における熱交換性能を表している。性能は「上吹き配置における従来品Aの性能」を基準として増減幅を比率で表示している。
[0071]
 図5に示すように、従来の熱交換器ユニットでは、下吹き配置における熱交換性能が上吹き配置における熱交換性能に対して、従来品Aでは約47%低下し、従来品Bでは約33%低下している。
[0072]
 これに対して、本実施形態の熱交換部を備える熱交換器ユニットでは、下吹き配置における熱交換性能が上吹き配置における熱交換性能とほぼ同じである。つまり、上記3つの特徴を具備することにより、空気流の方向が逆転しても同等の熱交換性能を実現することを証明している。
[0073]
 したがって、この熱交換器ユニットの熱交換部を室内熱交換器20の熱交換部21,22,23に適用することによって、課題である「熱交換部を横切る気流の向きが逆向きとなっても、同等の熱交換性能を実現する」ことを達成することができる。
[0074]
 (6)変形例
 熱交換器ユニットにおいて、いずれかの列を通らないパスは、熱交換部を通過する一方向の空気流に対して熱交換性能を上げ、逆方向の空気流に対しては熱交換性能を下げる。
[0075]
 実際の設計において、熱交換部が、いずれかの列を通らないパスを形成せざるを得ない場合もあり得る。
[0076]
 しかしながら、かかる場合でも、全ての列を通るパスの数が、いずれかの列を通らないパスの数よりも多く設定することによって、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小することができる。
[0077]
 (7)特徴
 (7-1)
 熱交換器ユニット及びこの熱交換器ユニットを用いた空気調和機1において、熱交換部では、空気流と交差する方向にL段以上並ぶ複数の伝熱管の群が空気流の方向にM個の列で配置され、複数の伝熱管がN個のパスを形成し、M<Nである。そして、全ての列を少なくとも1回通るパスの数を1つ以上設定し、熱交換部を通過する一方向の気流に対してのみ熱交換性能が上がる列の影響を弱めることにより、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小することができる。
[0078]
 (7-2)
 熱交換器ユニットでは、空気流の上流側の列又は下流側の列しか通らないパスを排除することで、熱交換部を通過する空気流の方向が逆転したときの熱交換性能の変動幅を縮小する。
[0079]
 (7-3)
 熱交換器ユニットでは、熱交換部の小型化を図ることができる。
[0080]
 (7-4)
 蒸発器として機能させる場合、下端側の伝熱管から数えて3段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて3段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成が可能となり、上吹き配置および下吹き配置のいずれであっても同等の熱交換性能が得られる。
[0081]
 なお、下端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を液リッチな二相冷媒の入口とし、上端側の伝熱管から数えて5段目以内の伝熱管を過熱ガス冷媒の出口とする構成であれば、ほぼ同等の効果が得られる。
[0082]
 また、液冷媒にかかる重力の影響に起因する冷媒偏流の発生が抑制され、性能低下の懸念も解消される。
[0083]
 (7-5)
 凝縮器として機能させる場合、凝縮して生成された液冷媒が上昇するパスと下降するパスとが混在しないので、液冷媒にかかる重力の影響に起因する冷媒偏流が発生しなくなり、性能低下の懸念が解消される。

産業上の利用可能性

[0084]
 上記の通り、本発明は、熱交換器ユニットの熱交換部を横切る気流の向きが逆向きとなっても、同等の熱交換性能を実現するので、熱交換器ユニットを利用する分野に広く有用である。

符号の説明

[0085]
1     空気調和機
10    伝熱管
20    室内熱交換器(熱交換器ユニット)
21    熱交換部
22    熱交換部
23    熱交換部

先行技術文献

特許文献

[0086]
特許文献1 : US7003972

請求の範囲

[請求項1]
 複数の伝熱フィンと、前記伝熱フィンを貫通する複数の伝熱管(10)とを含む熱交換部(21,22,23)を備え、
 前記熱交換部は、空気流と交差する方向にL段以上並ぶ複数の前記伝熱管の群が前記空気流の方向にM個の列(r1,r2,・・rM)で配置され、
 前記複数の伝熱管はN個のパス(p1,p2,・・pN)を形成し、
 各パスの入口(e1,e2,・・eN)は、前記熱交換部の一端近傍に配置され、
 各パスの出口(o1,o2,・・oN)は、前記熱交換部の他端近傍に配置され、
 M<Nであり、
 全ての列を少なくとも1回通るパスの数が1つ以上設定されている、
熱交換器ユニット(20)。
[請求項2]
 全てのパスそれぞれが、空気流に対して最も上流側に位置する列と、前記空気流に対して最も下流側に位置する列との間を少なくとも1回往復する、
請求項1に記載の熱交換器ユニット。
[請求項3]
 前記伝熱管の外径が9mm以下である、
請求項1又は請求項2に記載の熱交換器ユニット。
[請求項4]
 空気流は、鉛直方向に前記熱交換部を通過し、
 各パスの入口は、いずれかの列の段方向の一端側に位置する前記伝熱管から数えて5段目以内の前記伝熱管に設けられ、
 各パスの出口は、いずれかの列の段方向の他端側に位置する前記伝熱管から数えて5段目以内の前記伝熱管に設けられている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に熱交換器ユニット。
[請求項5]
 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換器ユニットを備える、
空気調和機(1)。

図面

[ 図 1]

[ 図 2A]

[ 図 2B]

[ 図 3A]

[ 図 3B]

[ 図 4A]

[ 図 4B]

[ 図 4C]

[ 図 4D]

[ 図 5]