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1. (WO2019064635) SETTLEMENT CONTROL SYSTEM, SETTLEMENT CONTROL DEVICE, TERMINAL DEVICE, SETTLEMENT CONTROL METHOD, PROCESSING METHOD, AND PROGRAM
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明 細 書

発明の名称 決済制御システム、決済制御装置、端末装置、決済制御方法、処理方法、プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013  

発明の効果

0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076  

産業上の利用可能性

0077  

符号の説明

0078  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 決済制御システム、決済制御装置、端末装置、決済制御方法、処理方法、プログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、決済制御システム、決済制御装置、端末装置、決済制御方法、処理方法、プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 ユーザが残高記憶カードを保有し、銀行等の金融機関に残高を記録する代わりに残高記憶カードに残高を記憶して携帯し、その残高記憶カードを用いて購入商品の決済を行う技術が利用されている。この技術に関連する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術は、電子マネー記録媒体から取引履歴を読み出して取引の決済を行う取引装置と、取引管理装置との間で障害が発生しても、その障害の影響を可能な限り受けずにポイント算出を行うことを可能とした技術である。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2007-122099号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 ところで上述のような技術において、残高記憶カードと非接触通信等の通信を行い決済の代行を行う遠隔の各地に配置される端末装置と、それら複数の端末装置と通信接続して決済を管理する中央の決済制御装置との間でも通信障害は発生する。そのような技術において決済制御装置は残高記憶カードに対して入金や出金などの残高更新指示を適切に行い残高記憶カードの残高が更新される必要がある。端末装置と決済制御装置との間の通信接続が不安定な状況となることが多い地域においても、決済制御装置が指示を受けた残高更新指示に基づいて、決済制御装置は残高記憶カードの残高を適切に更新する必要がある。
[0005]
 そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる決済制御システム、決済制御装置、端末装置、決済制御方法、処理方法、プログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の第1の態様によれば、決済制御システムは、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有する。前記決済制御装置は、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信する更新指示配信部を備える。前記端末装置は、前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部、を備える。
[0007]
 本発明の第2の態様によれば、決済制御装置は、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する更新指示配信部、を備える。
[0008]
 本発明の第3の態様によれば、端末装置は、決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信する更新指示受信部と、残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部と、を備える。
[0009]
 本発明の第4の態様によれば、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有する決済制御システムの決済制御方法において、前記決済制御装置が、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信し、前記端末装置が、前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う。
[0010]
 本発明の第5の態様によれば、決済制御方法は、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する。
[0011]
 本発明の第6の態様によれば、処理方法は、決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う。
[0012]
 本発明の第7の態様によれば、プログラムは、決済制御装置のコンピュータに、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する処理を実行させる。
[0013]
 本発明の第8の態様によれば、プログラムは、端末装置のコンピュータに、決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う、処理を実行させる。

発明の効果

[0014]
 本発明によれば、端末装置と決済制御装置との間の通信接続が不安定な状況となることが多い地域においても、決済制御装置が指示を受けた残高更新指示に基づいて、決済制御装置は残高記憶カードの残高を適切に更新することができる。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 本実施の形態による決済制御システムの概要図である。
[図2] 決済制御装置のハードウェア構成図である。
[図3] 決済制御装置、POS端末の各機能ブロック図である。
[図4] 決済制御システムの処理フローを示す第一の図である。
[図5] 決済制御システムの処理フローを示す第二の図である。
[図6] 決済制御装置の最小構成を示す図である。
[図7] 端末装置の最小構成を示す図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 以下、本発明の一実施形態による決済制御システムを図面を参照して説明する。
 図1は本実施の形態による決済制御システムの概要図である。
 この図で示すように決済制御システム100は、決済制御装置1と複数のPOS(Point Of Sales System)端末2とが通信ネットワークを介して接続されている。POS端末2は一例としては店舗に設置されている。POS端末2は店舗に来店したユーザの所持する残高記憶カード3と非接触通信を行う。残高記憶カード3は例えばICカードなどのRFID技術を用いて非接触通信により情報を送受信、蓄積する記録媒体である。本実施形態においては残高記憶カード3を用いて説明するが、記憶媒体であれば残高記憶カード3を他のどのようなものに代えてもよい。残高記憶カード3には通常は銀行等の金融機関のサーバに記録されるユーザの所持金の座高が記録される。ユーザは残高が記録され残高記憶カード3を用いて店舗において購入商品の決済を行う。具体的には、ユーザは店舗で手に取った購入商品を店員に見せると共に、店員がPOS端末2に入力した商品の金額の決済に、残高記憶カード3に記録される所持金の残高を利用する。ユーザは残高記憶カード3をPOS端末2に翳す。この時、POS端末2と残高記憶カード3とは非接触通信を行い残高記憶カード3に記録されている残高から商品の金額を差し引く決済処理を連携して行う。
[0017]
 このような決済制御システム100において、例えばユーザの雇用者や管理団体が給料や給付金をユーザに支払うための指示を決済制御装置1に出したり、決済代行業者がユーザの残高から決済金額を引き落とすための指示を決済制御装置1に出したりすることが考えられる。このような指示を行う雇用者や管理団体、決済代行業者などの残高更新指示元は自身の指示端末4を用いて残高更新指示を決済制御装置1へ送信する。なお残高更新指示は、ユーザの識別情報であるユーザID、入金処理または出金処理の何れかを示す残高更新指示の種別、入金処理または出金処理を行う金額、などを含む。残高更新指示を指示端末4から決済制御装置1へ送信するよう指示端末4が操作される。これにより指示端末4は残高更新指示を決済制御装置1へ送信する。指示端末4はパーソナルコンピュータや携帯端末などであってよい。
[0018]
 ここで決済制御装置1とPOS端末2との距離が遠く、決済制御システム100が通信環境の発展していない地域に敷設されているような場合には、決済制御装置1とPOS端末2との間の通信が途絶えることが考えられる。このような場合でも決済制御装置1は指示端末4から受信した残高更新指示に基づいて、対象となるユーザの残高記憶カード3の残高を適切な金額に更新する必要がある。以下この課題を解決する決済制御システム100についてより具体的に説明する。
[0019]
 図2は決済制御装置のハードウェア構成図である。
 決済制御装置1は、図2で示すようにCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、インタフェース105、通信モジュール106、データベース装置107等の各ハードウェアを一例として備える。なおPOS端末2や指示端末4も同様のハードウェアを備える。POS端末2はこの他、残高決済カード3と非接触通信を行うRFID(Radio Frequency Identifier)モジュールなどを備える。HDD104は、SSD(Solid State Drive)であってもよい。
[0020]
 図3は決済制御装置、POS端末の各機能ブロック図である。
 決済制御装置1は予め記憶する決済制御プログラムを実行する。これにより決済制御装置1は、制御部11、更新指示取得部12、更新指示生成部13、更新指示配信部14、指示破棄要求部15、通信接続監視部16の各機能を備える。
[0021]
 制御部11は他の機能部を制御する。
 更新指示取得部12は、残高記憶カード3を識別するカードID(媒体識別情報)、入金または出金の何れの残高更新処理を行うのかを示す残高更新指示の種別、処理金額を少なくとも含む残高更新指示を指示端末4から取得する。
 更新指示生成部13は、残高更新指示を取得する度に、昇順の更新指示識別番号を決定する。更新指示生成部13は、残高更新指示と決定した更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を生成する。
 更新指示配信部14は、残高更新指示情報を通信ネットワークを介して接続された複数のPOS端末2それぞれに配信する。
[0022]
 指示破棄要求部15は、POS端末2から残高更新指示情報に基づく残高更新処理の完了通知を受信する。指示破棄要求部15は、当該完了通知を送信したPOS端末2以外のPOS端末2に、当該完了通知に対応する残高更新処理に利用された更新指示識別番号を含む、残高更新指示情報の破棄要求を送信する。
 通信接続監視部16は、POS端末2との通信接続状態を監視する。なお更新指示配信部14は、通信接続監視部16の監視に基づいて自装置との間で通信接続が成功しているPOS端末2に対して残高更新指示情報を送信すると決定する。
[0023]
 POS端末2は予め記憶するPOS処理プログラムと更新処理プログラムとを実行する。これによりPOS端末2は、制御部21、POS処理部22、更新開始判定部23、更新制御部24の各機能を備える。
[0024]
 制御部21は他の機能部を制御する。
 POS処理部22は、POS処理を行う。
 更新開始判定部23は、残高記憶カード3との非接触通信により当該残高記憶カード3から取得した、当該残高記憶カード3に過去に記録された更新指示識別番号を取得する。また更新開始判定部23は、決済制御装置1から受信した残高更新指示情報を取得する。更新開始判定部23はそれら更新指示識別番号を比較し、その比較に基づいて残高更新指示に対応する残高更新処理の開始を行うか否かを判定する。
 更新制御部24は、残高更新処理の開始を行うと判定された場合に、残高記憶カード3に記録されている残高と更新指示識別番号を、残高更新指示情報に基づいて更新する制御を行う。
[0025]
 図4は決済制御システムの処理フローを示す図である。
 次に決済制御システム100の処理フローを、順を追って説明する。
 まず決済指示者が指示端末4と決済制御装置1を通信接続する操作を行う。決済制御装置1は一例としてウェブサーバの機能を備えている。決済制御装置1の制御部11は、指示端末4からウェブサーバ機能へのアクセスに基づいて、指示端末4に決済指示ページを送信する。なおこのアクセスにおいて決済指示者は自身のIDやパスワードが指示端末4から決済制御装置1に送信されるよう操作する。これにより決済制御装置1は指示端末4の通信接続におけるセッションを管理し、指示端末4を操作する決済指示者の指示者IDを特定する。決済指示ページは指示端末4の画面に表示される。決済指示ページでは入金または出金を示す残高更新指示の種別を選択する欄、金額の入力欄、カードIDの入力欄、処理開始ボタンなどが設けられている。決済指示者は指示端末4の画面に表示された決済指示ページの当該各欄において、残高更新指示の種別の選択、金額の入力、入金または出金に基づく残高更新処理の対象となる残高記憶カードのカードIDの入力を行い、処理開始ボタンを押下する指示端末4に対する操作を行う。指示端末4はこの操作に基づいて、選択された残高更新指示の種別(入金または出金)、金額、カードIDを少なくとも含む残高更新指示を決済制御装置1へ送信する(ステップS101)。
[0026]
 決済制御装置1の更新指示取得部12は、指示端末4より残高更新指示を取得する。更新指示取得部12は、指示端末4との間でやりとりされるセッションの情報に基づいて、予めデータベース装置107等で記憶している複数の決済指示者のIDの中から、指示端末4を操作する決済指示者のIDを特定する。更新指示取得部12は、残高更新指示に含まれる残高更新指示の種別、金額、カードID、及び、特定した決済指示者のIDを更新指示生成部13へ出力する。
[0027]
 更新指示生成部13は、更新指示取得部12から取得した残高更新指示の種別、金額、カードID、及び、特定した決済指示者のIDをデータベース装置107に格納された残高更新指示テーブルに書き込む。また更新指示生成部13は、1つ前の更新指示情報の生成に用いた更新指示識別番号をメモリから読み取り、その更新指示識別番号に1を加えて新たな残高更新指示番号を決定する(ステップS102)。この処理は、更新指示生成部13が、残高更新指示を取得する度に更新指示識別番号を昇順に決定する処理の一態様である。すなわち、更新指示生成部13は、昇順にインクリメントしたユニークな更新指示識別番号を決定する。更新指示生成部13は決定した残高更新指示番号を、対応する残高更新指示情報(残高更新指示の種別、金額、カードID、決済指示者のID)に対応付けて残高更新指示テーブルに書き込む。更新指示生成部13は、更新指示生成部13から取得して残高更新指示テーブルに書き込んだ残高更新指示の種別、金額、カードID、決済指示者のID、及び、決定した更新指示識別番号を含む残高更新指示情報を生成する(ステップS103)。更新指示生成部13は更新指示配信部14に対して残高更新指示情報の配信を要求する。
[0028]
 更新指示配信部14は、残高更新指示情報に含まれるカードIDに基づいて残高更新指示情報の配信先の複数のPOS端末2を特定する(ステップS104)。配信先の複数のPOS端末2は、カードIDに対応付けて予めデータベース装置107等に記録される配信対象地域のPOS端末2であってよい。または、配信先の複数のPOS端末2は、決済制御装置1に接続される全てのPOS端末2であってもよい。または、配信先の複数のPOS端末2は、現在時刻において通信接続が可能な全てのまたはカードIDに対応する配信地域に設置されているPOS端末2であってもよい。
 更新指示配信部14は、特定した配信先の複数のPOS端末2へ残高更新指示情報を配信する(ステップS105)。更新指示配信部14は、配信先のPOS端末2のうち、障害なく通信接続できている1つまたは複数のPOS端末2に先の残高更新指示情報を配信する。更新指示配信部14は、障害が発生したことにより通信接続ができない1つまたは複数のPOS端末2には、後から残高更新指示情報を送信するようにしてもよい。
[0029]
 POS端末2の制御部21は残高更新指示情報をHDD104等に記録する。POS端末2はその残高更新指示情報を用いた残高更新処理を、更新指示情報に含まれるカードIDの残高記憶カード3と通信した場合に行う。なお残高更新指示情報は、複数のPOS端末2に配信される。このため、それら配信先の全てのPOS端末2において残高更新指示情報が記憶される。以下、あるPOS端末2において残高更新処理を行う場合の処理について説明する。
[0030]
 POS端末2のPOS処理部22は来店者の購入商品の決済処理を行う。この時、来店者は自身が所持する残高記憶カード3をPOS端末2に翳す。POS端末2のPOS処理部22は、残高記憶カード3とは非接触通信を行い残高記憶カード3に記録されている残高から商品の金額を差し引く決済処理を連携して行う。このPOS処理部22における決済処理は従来の技術が利用されればよい。
 POS処理部22は決済処理の完了後、または決済処理の開始前に残高更新処理の有無についての確認を更新開始判定部23に指示する。なおPOS端末2のPOS処理部22が決済処理を行わない場合であっても、制御部21が、更新開始判定部23に対して、非接触通信を行った残高記憶カード3の残高更新処理の有無の確認を指示する。その後、以下で説明する残高更新処理が行われてもよい。
[0031]
 更新開始判定部23は残高記憶カード3のカードIDと更新指示識別番号bを取得する(ステップS100)。更新開始判定部23はカードIDを、POS処理部22から受け取ってもよいし、新たに残高記憶カード3と非接触通信の接続を制御して残高記憶カード3から取得してもよい。更新開始判定部23はカードIDに基づいて、決済制御装置1がそのカードIDを含む残高更新指示情報を記憶しているか否かを判定する(ステップS106)。更新開始判定部23はカードIDを含む残高更新指示情報を記憶していないと判定した場合には、処理を終了する(ステップS107)。
 更新開始判定部23はカードIDを含む残高更新指示情報が検索できた場合、残高指示情報に含まれる更新指示識別番号aと、残高記憶カード3に既に記録される過去の残高更新処理に対応する更新指示識別番号bとを取得する。更新開始判定部23はそれら2つの更新指示識別番号a,bを比較する(ステップS108)。更新開始判定部23は残高更新指示情報に含まれる更新指示識別番号aが、残高記憶カード3から読み取った更新識別番号bより大きい場合(a>b)には、残高更新処理を行うと判定する(ステップS109)。
 一方、更新開始判定部23は残高更新指示情報に含まれる更新指示識別番号aが、残高記憶カード3から読み取った更新識別番号b以下である場合(a≦b)には、残高更新処理を行わないと判定し処理を終了する(ステップS107)。更新開始判定部23は残高更新処理を行うと判定した場合、カードIDを含む残高更新指示情報を更新制御部24へ出力する。
[0032]
 更新制御部24はカードIDに基づいて残高更新指示情報を取得する。更新制御部24は残高更新指示情報に含まれる残高更新指示の種別を判定する。更新制御部24は、残高更新指示の種別が入金である場合には、残高記憶カード3から残高を読み取り、その残高に残高更新指示情報に含まれる金額を加算して更新残高を算出する。更新制御部24は更新残高を残高記憶カード3へ書き込む。一方、更新制御部24は、残高更新指示の種別が出金である場合には、残高記憶カード3から残高を読み取り、その残高から残高更新指示情報に含まれる金額を減算して更新残高を算出する。更新制御部24は更新残高を残高記憶カード3へ書き込む(ステップS110)。
 更新制御部24は、更新残高の残高記憶カード3への書き込みが終了すると残高更新指示情報から更新指示識別番号を取得し、その更新指示識別番号を残高記憶カード3へ書き込む。そして更新制御部24は残高記憶カード3との間の残高更新処理を完了する。更新制御部24は、残高更新処理が完了すると、完了通知を決済制御装置1へ送信する(ステップS111)。完了通知には残高更新処理に用いた更新指示識別番号が含まれる。なお更新制御部24は決済制御装置1との間の通信接続の不良により完了通知を決済制御装置1へ送信できない場合には、所定の時間経過後に再送することを繰り返す。
[0033]
 決済制御装置1は完了通知を受信する。決済制御装置1の指示破棄要求部15は完了通知に含まれる更新指示識別番号を取得し、その更新指示識別番号を含む破棄要求情報を生成する(ステップS112)。指示破棄要求部15は破棄要求情報の配信先を決定する(ステップS113)。
 指示破棄要求部15は決定した配信先へ破棄要求情報を配信する(ステップS114)。破棄要求情報の配信先は、その破棄要求情報に含まれる更新指示識別番号を含む更新指示情報の配信先の各POS端末2であってよい。または破棄要求情報の配信先は、破棄要求情報に含まれる更新指示識別番号を含む更新指示情報に基づいて残高更新処理を行ったPOS端末2以外の、当該更新指示情報の配信先の全てのPOS端末2であってもよい。
 廃棄要求情報を受信したPOS端末2はその廃棄要求情報から更新指示識別番号を読み取り、過去に受信した記憶した更新指示情報のうち、その更新指示識別番号を含む残高更新指示情報を削除する(ステップS115)。これにより、上記更新処理を行ったPOS端末2以外のPOS端末2において、同じ残高更新指示情報に基づく残高更新処理が行われることを防ぐことができる。
[0034]
 上述の処理によれば、決済制御装置1が事前に所定の範囲に設置されているPOS端末2の全てに残高更新指示情報を配信し記憶させる。また、決済制御装置1は、POS端末2のあるPOS端末2が残高記憶カード3と通信接続できた場合に、その残高記憶カード3の残高更新処理を行う。残高記憶カード3とPOS端末2とが通信接続した際に初めて決済制御装置1が残高更新処理をそのPSO端末2に指示する場合には、POS端末2と決済制御装置1との間に障害が発生している場合、残高記憶カード3の残高更新処理を行うことはできない。しかしながら上述の決済制御装置1とPOS端末2の処理によれば、事前に残高更新指示情報をPOS端末2に記憶させておく。このため、POS端末2と残高記憶カード3の通信接続時にPOS端末2は決済制御装置1と通信接続する必要が無い。したがって、POS端末2と決済制御装置1との間の通信接続が不安定な状況となることが多い地域においても、決済制御装置1の事前の残高更新指示によって、POS端末2がその残高更新指示に基づく残高記憶カード3への残高更新処理を適切に行うことができる。
[0035]
 また仮にPOS端末2と残高記憶カード3との間で残高更新処理が行われているときに、そのPOS端末2と決済制御装置1との間で通信障害が発生した場合を例示する。このような場合であっても、残高記憶カード3に新たに書き込まれる更新指示識別番号と、残高更新処理を行わない他のPOS端末2に記録される残高更新指示情報に含まれる更新指示識別番号の値が等しくなる。
 この結果、他のPOS端末2においては、更新指示識別番号が等しい場合には残高更新処理を行わない。このため、他のPOS端末2において再び同じタイミングで配信された残高更新指示情報に基づく残高更新処理は行われることはない。
[0036]
 決済制御装置1の通信接続監視部16は上述の残高更新指示情報が配信される前に、POS端末2との間の通信接続を監視する。通信接続監視部16は通信接続が不良となるPOS端末2と、通信接続が良好なPOS端末2の情報を保持するデータテーブルを生成する。更新指示配信部14は、このデータテーブルを確認して配信先と決定したPOS端末2のうち、実際に残高更新指示情報の配信先となる通信接続の良好なPOS端末2を特定してもよい。
[0037]
 更新指示配信部14は、ユーザが残高記憶カード3を利用したPOS端末2の識別情報に基づいて、ユーザの移動範囲を推定し、その移動範囲に対応するエリアに設置されたPOS端末2の識別情報と、そのユーザの残高記憶カード3のカードIDとを対応付けたデータテーブルを作成してもよい。そして更新指示配信部14は、残高更新指示情報を送信する際に、ユーザの移動範囲に対応するエリアに設置されたPOS端末2を、残高更新指示情報の配信先として決定してもよい。
[0038]
 POS端末2の制御部21は同じカードIDを含む複数の異なる更新指示識別番号を含む残高更新指示情報を受信した場合、それら複数の更新指示識別番号を含む1つの残高更新指示情報に統合してもよい。例えば残高更新指示の種別が全て入金となる残高更新指示情報であって、同じカードIDを含む複数の残高更新指示情報を受信した場合を例示する。この場合、制御部21は、複数の残高更新指示情報の全ての金額を合計した合計金額と、当該カードIDと、入金を示す残高更新指示の種別と、それらすべての残高更新指示情報に含まれていた各更新指示識別番号を含む新たな残高更新指示情報を生成して記憶する。そして、更新制御部24は、最も番号の大きい更新指示識別番号と、残高記憶カード3に記録されている更新指示識別番号との比較結果に基づいて、その後の更新処理を行う。この場合、更新制御部24は完了通知を決済制御装置1へ送信する場合、POS端末2において生成した残高更新指示情報に含まれる全ての更新指示識別番号を含む完了通知を送信するようにしてよい。これにより決済制御装置1の指示破棄要求部15はそれら更新指示識別番号をそれぞれ含む各破棄要求情報を、POS端末2に配信すればよい。
[0039]
 同様に、残高更新指示の種別が全て出金となる残高更新指示情報であって、同じカードIDを含む複数の残高更新指示情報を受信した場合を例示する。この場合、制御部21は、複数の残高更新指示情報の全ての金額を合計した合計金額と、当該カードIDと、出金を示す残高更新指示の種別と、それらすべての残高更新指示情報に含まれていた各更新指示識別番号を含む新たな残高更新指示情報を生成して記憶する。そして、更新制御部24は、最も番号の大きい更新指示識別番号と、残高記憶カード3に記録されている更新指示識別番号との比較結果に基づいて、その後の更新処理を行う。
[0040]
 また、残高更新指示の種別が出金の残高更新指示情報と、入金の残高更新指示情報のそれぞれを受信し、それら残高更新指示情報に同じカードIDを含む複数の残高更新指示情報を受信した場合を例示する。この場合、制御部21は、複数の残高更新指示情報の出金金額と入金金額を相殺して差引金額または加算金額を算出してもよい。制御部21は、その差引金額または加算金額を含み、それらすべての残高更新指示情報に含まれていた各更新情報識別番号を含む新たな残高更新指示情報を生成して記憶するようにしてもよい。
[0041]
 上述の処理においては決済指示者が指示端末4を用いて任意に残高更新指示を決済制御装置1へ送信する場合について説明したが、決済指示者は定期的な残高更新指示を決済制御装置1に指示することもできる。この場合、指示端末4と決済制御装置1とは上述の処理と同様にして通信接続する。そして指示端末4は決済指示者の操作に基づいて、残高更新指示の種別(定期入金または定期出金)、金額、カードIDを少なくとも含む残高更新指示を決済制御装置1へ送信する(ステップS201)。
[0042]
 決済制御装置1の更新指示取得部12は指示端末4より残高更新指示を取得する。更新指示取得部12は、指示端末4との間でやりとりされるセッションの情報に基づいて、予めデータベース装置107等で記憶している複数の決済指示者のIDの中から、指示端末4を操作する決済指示者のIDを特定する。更新指示取得部12は、残高更新指示に含まれる残高更新指示の種別、金額、カードID、及び、特定した決済指示者のIDを更新指示生成部13へ出力する。
[0043]
 更新指示生成部13は、残高更新指示の種別が定期入金または定期出金を示す場合には残高更新指示番号を決定すること無く、残高更新指示の種別、金額、カードIDを含む残高更新指示情報を生成する(ステップS202)。
[0044]
 更新指示配信部14は、残高更新指示情報に含まれるカードIDに基づいて残高更新指示情報の配信先の複数のPOS端末2を特定する(ステップS203)。この配信の方法は上記の処理と同様であってよい。更新指示配信部14は、特定した配信先の複数のPOS端末2へ残高更新指示情報を配信する(ステップS204)。
[0045]
 POS端末2の制御部21は更新指示情報をHDD104等に記録する。POS端末2はその残高更新指示情報を用いた残高更新処理を、更新指示情報に含まれるカードIDに対応する残高記憶カード3と通信した場合に行う。なお残高更新指示情報は、複数のPOS端末2に配信される。このため、それら配信先の全てのPOS端末2において残高更新指示情報が記憶される。以下、あるPOS端末2において残高更新処理を行う場合の処理について説明する。
[0046]
 POS端末2と残高記憶カード3とが非接触通信を行うと、POS端末2の制御部21は、更新開始判定部23に対して非接触通信を行った残高記憶カード3の残高更新処理の有無の確認をするよう指示する。更新開始判定部23は残高記憶カード3のカードIDを取得する。更新開始判定部23はカードIDに基づいて、決済制御装置1がそのカードIDを含む残高更新指示情報を記憶しているか否かを判定する(ステップS205)。更新開始判定部23はカードIDを含む残高更新指示情報を記憶していないと判定した場合には、処理を終了する(ステップS206)。
 更新開始判定部23はカードIDを含む残高更新指示情報が検索できた場合、その残高更新指示情報に含まれる残高更新指示の種別が定期入金または定期出金であることを検出する。
[0047]
 更新開始判定部23は残高更新指示情報に含まれる残高更新指示の種別が定期入金(または定期出金)を示す場合、残高記憶カード3に、その残高更新指示の種別で示される定期入金(または定期出金)が完了しているか否かを問い合わせる(ステップS207)。残高更新指示の種別で示される、残高記憶カード3は定期入金(または定期出金)が完了しているかどうかの情報を記憶することができる。残高記憶カード3は定期入金(または定期出金)が完了していることを記憶している場合には完了をPOS端末2に通知する。残高記憶カード3は定期入金(または定期出金)が完了していることを記憶していない場合には未完了をPOS端末2通知する。更新開始判定部23は完了が通知された場合には処理を終了する(ステップS206)。一方、更新開始判定部23は未完了が通知された場合には、残高更新処理を行うと判定する(ステップS208)。そして更新開始判定部23は、カードIDと残高更新指示情報を更新制御部24へ出力する。
[0048]
 更新制御部24はカードIDに基づいて残高更新指示情報を取得する。更新制御部24は残高更新指示情報に含まれる残高更新指示の種別を判定する。更新制御部24は、残高更新指示の種別が定期入金である場合には、残高記憶カード3から残高を読み取り、その残高に残高更新指示情報に含まれる金額を加算して更新残高を算出する。更新制御部24は更新残高を残高記憶カード3へ書き込む。一方、更新制御部24は、残高更新指示の種別が定期出金である場合には、残高記憶カード3から残高を読み取り、その残高から残高更新指示情報に含まれる金額を減算して更新残高を算出する。更新制御部24は更新残高を残高記憶カード3へ書き込む(ステップS209)。
 更新制御部24は、更新残高の残高記憶カード3への書き込みが終了すると残高更新指示の完了情報を残高記憶カード3へ書き込む。なお残高更新指示の完了情報には、定期入金または定期出金の種別の他、当該種別として格納されるそれら定期入金や定期出金の属性(決済指示者の名称、残高更新処理を行う年月日)が共に残高記憶カード3に記録されてよい。
[0049]
 更新制御部24は、更新残高、及び、残高更新指示の完了情報の残高記憶カード3への書き込みが終了すると、残高更新指示情報から残高更新指示の種別とカードIDを取得し、それら情報を含む完了通知を決済制御装置1へ送信する(ステップS210)。なお更新制御部24は決済制御装置1との間の通信接続の不良により完了通知を決済制御装置1へ送信できない場合には、所定の時間経過後に再送することを繰り返す。
[0050]
 決済制御装置1は完了通知を受信する。決済制御装置1の指示破棄要求部15は完了通知に含まれるカードIDと残高更新指示の種別とを取得し、それらを対応付けて定期残高更新テーブルに記録する。決済指示者は、指示端末4を操作してこの定期残高更新テーブルの情報を決済装置1から取得できるようにしてもよい。
[0051]
 決済制御装置1の指示破棄要求部15は完了通知に含まれるカードIDと残高更新指示の種別を取得し、それらカードIDと残高更新指示の種別を含む破棄要求情報を生成する(ステップS211)。指示破棄要求部15は破棄要求情報の配信先を決定する(ステップS212)。
 指示破棄要求部15は決定した配信先へ破棄要求情報を配信する(ステップS213)。破棄要求情報の配信先は、その破棄要求情報に含まれるカードIDと残高更新指示の種別とを含む更新指示情報の配信先の各POS端末2であってよい。または破棄要求情報の配信先は、破棄要求情報に含まれるカードIDと残高更新指示の種別とを含む更新指示情報に基づいて残高更新処理を行ったPOS端末2以外の、当該更新指示情報の配信先の全てのPOS端末2であってもよい。
 廃棄要求情報を受信したPOS端末2はその廃棄要求情報からカードIDと残高更新指示の種別とを読み取り、過去に受信した記憶した残高更新指示情報のうち、それらカードIDと残高更新指示の種別を含む残高更新指示情報を削除する(ステップS214)。これにより、上記定期更新処理を行ったPOS端末2以外のPOS端末2において、同じ定期的な残高更新指示情報に基づく残高更新処理が行われることを防ぐことができる。
[0052]
 上述の処理によれば、定期入金や定期出金の場合には、残高更新処理において更新指示識別番号を用い。このため、その更新指示識別番号の生成や、更新指示識別番号間の比較処理を行わなくてよく、簡易に処理負荷なく、残高更新処理を行うことができる。
[0053]
 図6は決済制御装置の最小構成を示す図である。
 決済制御装置1は、少なくとも、更新指示取得部12と、更新指示配信部14とを備えればよい。更新指示取得部12は、カードIDと処理金額とを含む残高更新指示を取得する。更新指示配信部14は、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を、POS端末2等の複数の端末装置それぞれに配信する。
[0054]
 図7は端末装置の最小構成を示す図である。
 上述の処理のいては残高記憶カード3がPOS端末2と通信する場合の例について説明した。ただし、POS端末2とは異なるタブレット端末や携帯電話、小型無線装置などの端末装置2Aが、残高記憶カード3と非接触通信を行うようにしてもよい。そして端末装置2Aは少なくとも、更新開始判定部23と、更新制御部24とを備える。更新開始判定部23は、カードIDが一致する残高記憶カード3との通信により当該残高記憶カード3から取得した当該残高記憶カードに過去に記録された更新指示識別番号と、残高更新指示情報に含まれる更新指示識別番号とを比較し、その比較に基づいて残高更新指示に対応する残高更新処理の開始を行うか否かを判定する。更新制御部24は、残高更新処理の開始を行うと判定した場合にカードIDが一致する残高記憶カード3に記録されている残高と更新指示識別番号を、残高更新指示情報に基づいて更新する。
[0055]
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[0056]
(付記1)
 残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有し、
 前記決済制御装置が、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信する更新指示配信部
 を備え、
 前記端末装置が、
 前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部、
 を備える決済制御システム。
[0057]
(付記2)
 前記決済制御装置は、
 前記残高更新指示ごとに前記更新指示識別番号を順に決定し、前記残高更新指示と前記決定した更新指示識別番号とを含む前記残高更新指示情報を生成する更新指示生成部を備える
 付記1に記載の決済制御システム。
[0058]
(付記3)
 前記決済制御装置は、
 前記端末装置から前記残高更新処理の完了通知を受信し、当該完了通知を送信した端末装置とは異なる端末装置に、当該更新指示識別番号を含む残高更新指示情報の破棄要求を送信する指示破棄要求部と、
 を備える付記1または付記2に記載の決済制御システム。
[0059]
(付記4)
 前記決済制御装置は、
 前記端末装置との通信接続の監視を行う通信接続監視部を備え、
 前記更新指示配信部は、前記監視に基づいて自装置との間で通信接続が成功している前記端末装置に対して前記残高更新指示情報を送信する
 付記1から付記3の何れか一つに記載の決済制御システム。
[0060]
(付記5)
 前記更新指示配信部は、前記残高記憶媒体の移動範囲に基づいて、前記残高記憶媒体の媒体識別情報を含む前記残高更新指示情報の送信先の複数の前記端末装置を決定する
 付記1から付記4の何れか一つに記載の決済制御システム。
[0061]
(付記6)
 前記残高更新指示と、昇順に決定された更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報が生成される場合、
 前記端末装置の前記更新制御部は、
 取得した前記残高記憶媒体に記録された前記更新指示識別番号よりも、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号が大きい場合に、前記残高更新処理を行う
 付記1から付記3の何れか一つに記載の決済制御システム。
[0062]
(付記7)
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する更新指示配信部、
 を備える決済制御装置。
[0063]
(付記8)
 前記残高更新指示ごとに前記更新指示識別番号を順に決定し、前記残高更新指示と前記決定した更新指示識別番号とを含む前記残高更新指示情報を生成する更新指示生成部と、
 を備える付記7に記載の決済制御装置。
[0064]
(付記9)
 前記端末装置から前記残高更新指示に対応する残高更新処理の完了通知を受信し、当該完了通知を送信した端末装置とは異なる端末装置に、当該更新指示識別番号を含む残高更新指示情報の破棄要求を送信する指示破棄要求部と、
 を備える付記7または付記8に記載の決済制御装置。
[0065]
(付記10)
 前記端末装置との通信接続の監視を行う通信接続監視部を備え、
 前記更新指示配信部は、前記監視に基づいて自装置との間で通信接続が成功している前記端末装置に対して前記残高更新指示情報を送信する
 付記7から付記9の何れか一つに記載の決済制御装置。
[0066]
(付記11)
 前記更新指示配信部は、前記残高記憶媒体の移動範囲に基づいて、前記残高記憶媒体の媒体識別情報を含む前記残高更新指示情報の送信先の複数の前記端末装置を決定する
 付記7から付記10の何れか一つに記載の決済制御装置。
[0067]
(付記12)
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信する更新指示受信部と、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部と、
 を備える端末装置。
[0068]
(付記13)
 前記更新指示受信部は、前記決済制御装置から、前記残高更新指示を取得する度に昇順に決定された前記更新指示識別番号と、前記残高更新指示とを含む前記残高更新指示情報を受信し、
 前記更新制御部は、取得した前記残高記憶媒体に記録された前記更新指示識別番号よりも、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号が大きい場合に、前記残高更新処理を行う
 付記12に記載の端末装置。
[0069]
(付記14)
 残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有する決済制御システムの決済制御方法において、
 前記決済制御装置が、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信し、
 前記端末装置が、
 前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う
 決済制御方法。
[0070]
(付記15)
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する
 決済制御方法。
[0071]
(付記16)
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う
 処理方法。
[0072]
(付記17)
 決済制御装置のコンピュータに、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する、
 処理を実行させるプログラム。
[0073]
(付記18)
 端末装置のコンピュータに、
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う、
 処理を実行させるプログラム。
[0074]
 上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
[0075]
 上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
[0076]
 この出願は、2017年9月29日に日本出願された特願2017-189557号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

産業上の利用可能性

[0077]
 本発明によれば、端末装置と決済制御装置との間の通信接続が不安定な状況となることが多い地域においても、決済制御装置が指示を受けた残高更新指示に基づいて、決済制御装置は残高記憶カードの残高を適切に更新することができる。

符号の説明

[0078]
1・・・決済制御装置、2・・・POS端末、3・・・残高記憶カード、4・・・指示端末、11・・・制御部、12・・・更新指示取得部、13・・・更新指示生成部、14・・・更新指示配信部、15・・・指示破棄要求部、16・・・通信接続監視部、21・・・制御部、22・・・POS処理部、23・・・更新開始判定部、24・・・更新制御部

請求の範囲

[請求項1]
 残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有し、
 前記決済制御装置が、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信する更新指示配信部
 を備え、
 前記端末装置が、
 前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部、
 を備える決済制御システム。
[請求項2]
 前記決済制御装置は、
 前記残高更新指示ごとに前記更新指示識別番号を順に決定し、前記残高更新指示と前記決定した更新指示識別番号とを含む前記残高更新指示情報を生成する更新指示生成部を備える
 請求項1に記載の決済制御システム。
[請求項3]
 前記決済制御装置は、
 前記端末装置から前記残高更新処理の完了通知を受信し、当該完了通知を送信した端末装置とは異なる端末装置に、当該更新指示識別番号を含む残高更新指示情報の破棄要求を送信する指示破棄要求部と、
 を備える請求項1または請求項2に記載の決済制御システム。
[請求項4]
 前記決済制御装置は、
 前記端末装置との通信接続の監視を行う通信接続監視部を備え、
 前記更新指示配信部は、前記監視に基づいて自装置との間で通信接続が成功している前記端末装置に対して前記残高更新指示情報を送信する
 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の決済制御システム。
[請求項5]
 前記更新指示配信部は、前記残高記憶媒体の移動範囲に基づいて、前記残高記憶媒体の媒体識別情報を含む前記残高更新指示情報の送信先の複数の前記端末装置を決定する
 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の決済制御システム。
[請求項6]
 前記残高更新指示と、昇順に決定された更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報が生成される場合、
 前記端末装置の前記更新制御部は、
 取得した前記残高記憶媒体に記録された前記更新指示識別番号よりも、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号が大きい場合に、前記残高更新処理を行う
 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の決済制御システム。
[請求項7]
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する更新指示配信部、
 を備える決済制御装置。
[請求項8]
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信する更新指示受信部と、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う更新制御部と、
 を備える端末装置。
[請求項9]
 残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置と、前記複数の端末装置のそれぞれと通信接続された決済制御装置と、を有する決済制御システムの決済制御方法において、
 前記決済制御装置が、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を前記端末装置それぞれに配信し、
 前記端末装置が、
 前記残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う
 決済制御方法。
[請求項10]
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する
 決済制御方法。
[請求項11]
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う
 処理方法。
[請求項12]
 決済制御装置のコンピュータに、
 残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号と、を含む残高更新指示情報を、残高記憶媒体と無線通信する複数の端末装置それぞれに配信する、
 処理を実行させるプログラム。
[請求項13]
 端末装置のコンピュータに、
 決済制御装置から、残高更新指示と当該残高更新指示に対応する更新指示識別番号とを含む残高更新指示情報を受信し、
 残高記憶媒体から取得した当該残高記憶媒体に記録された更新指示識別番号と、前記残高更新指示情報に含まれる前記更新指示識別番号との比較に基づいて前記残高更新指示に対応する残高更新処理を行う、
 処理を実行させるプログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]