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1. (WO2019064488) ELASTIC SUPPORT SUBSTRATE FOR FLEXIBLE DISPLAY, FLEXIBLE DISPLAY, AND FLEXIBLE DISPLAY LAMINATE
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明 細 書

発明の名称 フレキシブルディスプレイ用の弾性支持基板、フレキシブルディスプレイ、及びフレキシブルディスプレイ積層体

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004  

課題を解決するための手段

0005  

発明の効果

0006  

図面の簡単な説明

0007  

発明を実施するための形態

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091  

符号の説明

0092  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8  

明 細 書

発明の名称 : フレキシブルディスプレイ用の弾性支持基板、フレキシブルディスプレイ、及びフレキシブルディスプレイ積層体

技術分野

[0001]
 本発明は、フレキシブルディスプレイ用の弾性支持基板、フレキシブルディスプレイ、及びフレキシブルディスプレイ積層体に関する。

背景技術

[0002]
 フレキシブルディスプレイを巻き芯に巻き取る際、フレキシブルディスプレイが厚いと、剛性が高くなり巻き取りが困難になる。一方、フレキシブルディスプレイが薄いと、巻き取る際のストレスによりフレキシブルディスプレイに破壊が起こる場合がある。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 日本国公開特許公報「特開2006-294536号公報」(2006年10月26日公開)
特許文献2 : 日本国公開特許公報「特開2013-143346号公報」(2013年7月22日公開)
特許文献3 : 日本国再公表特許「国際公開番号WO2014/103802」(2014年7月3日公開)

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 本発明は、巻き取ることができ、かつ破壊が生じにくいフレキシブルディスプレイ、及びそれに用いるフレキシブルディスプレイ用の弾性支持基板を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0005]
 本発明の一態様に係る弾性支持基板は、
 巻き取り可能なフレキシブルディスプレイに用いる弾性支持基板であって、
 上記弾性支持基板は、少なくとも上記巻き取りの方向である長手方向に於いて弾性変形し、
 上記長手方向と直交する方向である短手方向と上記長手方向とでは、上記短手方向の方が変形しにくい。

発明の効果

[0006]
 本発明の一態様によれば、巻き取ることができ、かつ破壊が生じにくいフレキシブルディスプレイを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0007]
[図1] EL(Electro Luminescence)ディスプレイの製造方法の一例を示すフローチャートである。
[図2] (a)は、ELディスプレイの形成途中の構成例を示す断面図であり、(b)は、ELディスプレイの構成例を示す断面図である。
[図3] 実施形態1の弾性支持基板の概要を示す図である。
[図4] 実施形態1のフレキシブルディスプレイの使用例を示す図である。
[図5] 実施形態1の弾性支持基板の変形例の概要を示す図である。
[図6] 実施形態1の弾性支持基板の変形例の概要を示す図である。
[図7] 実施形態1の弾性支持基板の変形例の概要を示す図である。
[図8] 実施形態2の弾性支持基板の概要を示す図である。

発明を実施するための形態

[0008]
 弾性支持基板40の説明の前に、弾性支持基板40が用いられるフレキシブルディスプレイ2について説明する。弾性支持基板40の理解を容易にするためである。
[0009]
 以下の説明は、フレキシブルディスプレイ2の一例としてのELディスプレイ2に関するものである。本実施形態の弾性支持基板40は、以下に説明する支持材10として用いることができる。あるいは、別の構成として、弾性支持基板40を支持材10の背面に設けることもできる。
[0010]
 (ディスプレイ)
 図1はフレキシブルディスプレイ2の一例としてのELディスプレイ2の製造方法の一例を示すフローチャートである。図2(a)は、ELディスプレイ2の形成途中の構成例を示す断面図である。図2(b)は、ELディスプレイ2の構成例を示す断面図である。
[0011]
 フレキシブルなELディスプレイ2を製造する場合、図1及び図2に示すように、およそ次のステップS1からステップS13を経る。
[0012]
 ステップS1:ガラス基板等の透光性のマザー基板50上に樹脂層12を形成する。
[0013]
 ステップS2:無機バリア膜3を形成する。
[0014]
 ステップS3:複数の無機絶縁膜16・18・20及び平坦化膜21を含むTFT(Thin Film Transistor)層4を形成する。
[0015]
 ステップS4:OLED素子層等の発光素子層5を形成する。
[0016]
 ステップS5:無機封止膜26・28及び有機封止膜27を含む封止層6を形成する。
[0017]
 ステップS6:封止層6上に接着層8を介してPETフィルム等の保護材9を貼り付ける。
[0018]
 ステップS7:樹脂層12にレーザー光を照射する。ここでは、照射されたレーザー光を樹脂層12が吸収することで、マザー基板50との界面である樹脂層12の下面がアブレーションによって変質する。これにより剥離層が形成され、樹脂層12とマザー基板50との間の結合力が低下する。
[0019]
 ステップS8:マザー基板50を樹脂層12から剥離する。これにより、積層体7がマザー基板50から剥離する。ここで積層体7とは、マザー基板50上に形成されている多層体の全体を指し、図2(a)に示す例では、マザー基板50上に形成されている樹脂層12から、最外層である保護材9までの層を示す。
[0020]
 ステップS9:樹脂層12の下面に、接着層11を介してPETフィルム等の支持材10を貼り付ける。
[0021]
 ステップS10:マザー基板50を分断するとともに保護材9をカットし、複数のELディスプレイを切り出す。
[0022]
 ステップS11:TFT層4の端子部上の保護材9を剥離し、端子出しを行う。
[0023]
 ステップS12:機能フィルム(図示せず)を貼り付ける。
[0024]
 ステップS13:ACF等を用いて端子部に電子回路基板を実装する。
[0025]
 以上により、フレキシブルディスプレイの一例としてのELディスプレイ2が形成される。
[0026]
 なお、図2(a)及び図2(b)において、4はTFT層、15は半導体膜、16は無機絶縁膜(ゲート絶縁膜)、22はアノード電極、23bはバンク、23cは隔壁、24はEL(Electro Luminescence)層、25はカソード電極、26は第1無機封止膜(無機封止膜)、27は有機封止膜、28は第2無機封止膜(無機封止膜)、Gはゲート電極、Sはソース電極、Dはドレイン電極、DAはアクティブ領域、NAは非アクティブ領域を示している。
[0027]
 また、アクティブ領域DAとは、発光素子層5が形成されている領域(前記半導体膜15、ゲート電極G、ソース電極S及びドレイン電極Dが形成されている領域)に対応し、表示領域とも表現できる。一方、非アクティブ領域NAとは、アクティブ領域DA以外の領域であり、電子回路基板等との接続に用いられる端子が形成される領域である。
[0028]
 (実施形態1)
 実施形態1の弾性支持基板40について、図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態の弾性支持基板40の概要を示す図である。図3の矢印Aの方向は、フレキシブルディスプレイ2(図示せず)が長尺である場合の長手方向A(MD方向A)を指す。他方、矢印Bの方向は、フレキシブルディスプレイ2の短手方向B(TD方向B)を指す。
[0029]
 (弾性支持基板)
 弾性支持基板40は、主基材42と連結材44とを備えている。主基材42は、フレキシブルディスプレイ2のTD方向Bに伸長する短冊形状を有している。また、主基材42の伸長方向の長さは、フレキシブルディスプレイ2のTD方向Bの長さと同等である。
[0030]
 主基材42は、MD方向Aに複数本が配置されている。そして、隣接する主基材42が連結材44によって接続されている。本実施形態では、隣接する主基材42は、複数本の連結材44によって接続されている。
[0031]
 (材料)
 主基材42及び連結材44を形成する材料は、弾性支持基板40がMD方向Aにおいて弾性変形するものであればよい。例えば、連結材44を、MD方向Aに弾性変形するような材料、すなわち弾性体で形成することが考えられる。弾性体を形成する材料の例としては、ゴムやプラスチックなどの高分子材料や、コイルバネは板バネのようなばね材料が考えられる。ばね材料を用いた場合、弾性支持基板40に巻癖がつきにくくなる。
[0032]
 また連結材44に加えて、主基材42もMD方向Aに弾性変形するような弾性体で形成してもよい。主基材42を形成する弾性体としては、連結材44と同様に、ゴムやプラスチックなどの高分子材料が考えられる。すなわち主基材42は、非可撓性の材料で形成することもできるし、可撓性の材料で形成することもできる。
[0033]
 (代表的な構成例)
 代表的な構成例としては、非可撓性のPETフィルムを材料として、主基材42を、厚さ200um、幅(MD方向A)20mm、長さ(TD方向B)155mm(ディスプレイの幅と同じ、ディスプレイを70インチと仮定すると155mm)の短冊形状に形成することが考えられる。
[0034]
 一方連結材44は、ゴムを材料として、厚さ1um、幅(TD方向B)20mm、長さ(MD方向A)20mmの短冊形状に形成することが考えられる。
[0035]
 そして、主基材42をMD方向Aに1mm間隔で複数本配置し、隣接する主基材42の間を38本の連結材44で連結する構成が考えられる。
[0036]
 上記の構成では、連結材44が弾性体で形成されているので、弾性支持基板40は、フレキシブルディスプレイ2のMD方向Aにおいて伸縮し弾性変形する。この弾性支持基板40の伸縮は、主基材42がその形状を変えず、また隣接する主基材42が平行を保ったまま、連結材44が伸縮することで行われる。
[0037]
 また、主基材42が、フレキシブルディスプレイ2のTD方向Bに伸長した短冊形状を有している。そのため、弾性支持基板40は、MD方向AとTD方向Bとを比較した場合、TD方向Bの方が変形しにくくなっている。
[0038]
 (積層)
 本実施形態の弾性支持基板40は、図2(b)に基づいて説明した支持材10として用いることができる。具体的には、弾性支持基板40を、接着層11を介して樹脂層12の下面に設けることができる。
[0039]
 また、本実施形態の弾性支持基板40は、支持材10の下面に、例えば接着層を介して設けることもできる。支持材10の背面に弾性支持基板40を外付けすることで、フレキシブルディスプレイ積層体を形成する構成である。
[0040]
 本実施形態の弾性支持基板40は、支持材10として用いる構成であっても、あるいは支持材10の下層に外付けする構成であっても、巻き取ることができ、かつ破壊が生じにくいフレキシブルディスプレイ2を実現することができる。
[0041]
 (使用例)
 次に、図4に基づいて、本実施形態のフレキシブルディスプレイ2の使用例について説明する。図4は、フレキシブルディスプレイ2を、巻き取り可能スクリーン80に用いた場合の概要を示す図である。具体的には、巻き取り可能スクリーン80の巻き取り部分を上部から見た際の概略図である。
[0042]
 巻き取り可能スクリーン80は、その一端に収納部82と、収納部82の内部に設けられている巻き芯84とを備えている。巻き芯84は、フレキシブルディスプレイ2を巻き取る際の巻き芯となるものである。フレキシブルディスプレイ2は、巻き芯84に巻き取られることで収納部82に収納される。
[0043]
 図4に示すフレキシブルディスプレイ2は、弾性支持基板40が支持材10(図示せず)の下面に設けられた構成を有している。図4のFは、フレキシブルディスプレイ2の表示面を示し、Rはフレキシブルディスプレイ2の裏面を示している。図4に示す構成では、の裏面Rに弾性支持基板40が設けられている。そして、フレキシブルディスプレイ2は、表示面Fを内側として巻き芯84に巻き取られる。
[0044]
 フレキシブルディスプレイ2は、収納部82に巻き取られたり、収納部82から巻き出されたりする際に、MD方向Aにテンションがかかる。実施形態1のフレキシブルディスプレイ2には、MD方向Aに弾性変形が可能な弾性支持基板40が設けられている。そのため、巻き取り、巻き出しの際にフレキシブルディスプレイ2にストレスがかかっても、フレキシブルディスプレイ2に破壊が起こることを抑制することができる。
[0045]
 また、MD方向Aと直交する方向であるフレキシブルディスプレイ2のTD方向B(上下方向)において、フレキシブルディスプレイ2にしわや、たわみが発生しにくい。弾性支持基板40に、TD方向Bに延伸する主基材42が含まれており、これにより、弾性支持基板4は、MD方向Aに比べTD方向Bの方が変形しにくくなっているためである。
[0046]
 (緩衝材)
 収納部82にフレキシブルディスプレイ2を巻き取る際、巻き芯84が一周以上回転すると、弾性支持基板40がフレキシブルディスプレイ2の表示面Fに接触することが考えられる。そこで、弾性支持基板40の接触による表示面Fの傷付き等を抑制するために、収納部82において、弾性支持基板40と表示面Fとの間に、適宜緩衝材等を設けることもできる。
[0047]
 (変形例)
 弾性支持基板40の変形例について、図5及び図6に基づいて説明する。図5及び図6は、何れも弾性支持基板40の変形例の概要を示す図である。図5は収納部82に巻き取られていないフレキシブルディスプレイ2を示し、図6は収納部82に巻き取られたフレキシブルディスプレイ2を示している。
[0048]
 図3に示した弾性支持基板40と、図5及び図6に示す弾性支持基板40とは、主基材42の形状が相違する。図3に示した主基材42は平板な形状を有していた。これに対して本変形例の主基材42は円弧形状を有し、その円弧はフレキシブルディスプレイ2のMD方向Aに弧を有している。円弧形状の外側が円弧凸域43(1)となり、内側に円弧凹域43(2)が形成されている。なお、主基材42は、非可撓性の材料で形成されている。
[0049]
 円弧の方向は、フレキシブルディスプレイ2が巻き芯84に巻き取られた際に、主基材42の円弧形状が巻き芯84の外周形状に沿う方向となっている。すなわち、フレキシブルディスプレイ2が巻き取られていく方向に主基材42が円弧の形状を有しており、それにより、巻き取られた際に、主基材42が巻き芯84の外周に沿うようになっている。そして、フレキシブルディスプレイ2が巻き芯84に巻き取られた状態では、フレキシブルディスプレイ2は、主基材42の円弧凹域43(2)に収納された状態となっている。
[0050]
 (曲率半径)
 主基材42の円弧形状の曲率半径は、巻き芯84の曲率半径と対応している。フレキシブルディスプレイ2が巻き取られた際、主基材42が巻き芯84の外周に沿うようにするためである。
[0051]
 また、弾性支持基板40に複数個備えられている主基材42について、その曲率半径を一定とすることも可能であるし、或いは異ならせることも可能である。異ならせる場合には、フレキシブルディスプレイ2が巻き芯84に巻き取られた際、主基材40が巻き芯84により沿いやすくすることが考えられる。
[0052]
 具体的には、図5に示すように、巻き芯84に近づく方向D1に進むにつれて曲率半径を小さくし、巻き芯84から遠ざかる方向D2に進むにつれて曲率半径を大きくしていくことが考えられる。これにより、図5に示す主基材42(1)と主基材42(2)とで曲率半径を比較した場合、主基材42(1)の方が曲率半径が大きくなる。
[0053]
 このように、収納部82から離れるほど曲率半径を大きくすることで、巻き取りの周回数が増加するにつれてその曲率半径が増加していく、フレキシブルディスプレイ2の最外周に、主基材42の円弧形状が追随しやくなる。
[0054]
 (その他)
 なお、主基材42の幅、すなわちMD方向Aの長さは一定となっている。そのため、図5に示す主基材42(1)と主基材42(2)とでそのMD方向Aの見かけの長さ(それぞれ、L1とL2)を比較した場合、曲率半径が大きい分、主基材42(1)の方がMD方向Aの見かけの長さL1が長くなっている。
[0055]
 また、連結材44の長さも一定としている。そのため、図6に示すように、巻き芯84に巻き取られた状態においても、隣接する連結材44の間隔は周回に関わらず一定である。すなわち、図6において隣接する連結材44の間隔であるL3とL4とは同値である。
[0056]
 (他の変形例)
 次に、図7に基づいて弾性支持基板40の他の変形例について説明する。図7は、本実施形態の弾性支持基板40の他の変形例の概要を示す図である。
[0057]
 図7では、弾性支持基板40のなかで、一組の隣接する主基材42と、それを連結する連結材44とを抜き出している。
[0058]
 図7に示す主基材42と、先に図3に示した主基材42とは、主基材42の形状が相違する。図3に示した主基材42は矩形状の短冊形状であったの対して、図7に示す変形例の主基材42は、湾曲形状を有する短冊形状である。
[0059]
 隣接する主基材42である、第1の主基材42(3)と第2の主基材42(4)とを例に説明する。図7に示すように、第1の主基材42(3)及び第2の主基材42(4)は、凡そTD方向Bに伸長した短冊形状を有している。それに加えて第1の主基材42(3)及び第2の主基材42(4)は、短冊形状の長辺(TD方向Bの辺)が直線ではなく、湾曲している。詳しくは、第1・2主基材42(3・4)は、それぞれ複数の凸部と凹部とを有する湾曲形状を有している。具体的には、第1の主基材42(3)は、湾曲凸部45(1)と、それに隣り合う湾曲凹部46(1)とに例示されるような凹凸形状を含む湾曲形状を有している。また、第2の主基材42(4)も同様に、湾曲凸部45(2)と、それに隣り合う湾曲凹部46(2)とを含む湾曲形状を有している。
[0060]
 また、第1の主基材42(3)と第2の主基材42(4)とでは、各々の凹凸形状が相対するように湾曲形状が形成されている。具体的には、第1の主基材42(3)の湾曲凸部45(1)は、第2の主基材42(4)の湾曲凹部46(2)と相対している。また、第1の主基材42(3)の湾曲凹部46(1)は、第2の主基材42(4)の湾曲凸部45(2)と相対している。
[0061]
 (連結)
 第1の主基材42(3)と第2の主基材42(4)とは、図3に示した弾性支持基板40と同様に、連結材44によって連結されている。
[0062]
 ここで、本変形例の弾性支持基板40では、主基材42が湾曲形状を有している。そのため、連結材44は、MD方向A(第1方向)と平行な方向ではなく、MD方向Aに対して斜めの方向に、隣接する2つの主基材4を連結する。図7に示す連結材44(1)を例にして説明する。
[0063]
 連結材44(1)は、湾曲形状のうねりの中央部において、隣り合う2つの主基材4を連結している。その連結点は、第1の主基材42(3)では第1中央部47(1)であり、他方第2の主基材42(4)では第2中央部47(2)である。第1中央部47(1)は、第1の主基材42(3)において隣り合う凹凸部である湾曲凸部45(1)と湾曲凹部46(1)との中央部である。また、第2中央部47(2)は、第2の主基材42(4)において隣り合う凹凸部である湾曲凹部46(2)と湾曲凸部45(2)と中央部である。なお、第1の主基材42(3)の湾曲凸部45(1)及び湾曲凹部46(1)と、第2の主基材42(4)の湾曲凹部46(2)と湾曲凸部45(2)とは、それぞれ相対する凹凸部である。
[0064]
 第1中央部47(1)と第2中央部47(2)とを中止として2つの主基材42を連結する連結材44(1)は、図7に示すように、MD方向Aに平行ではない。連結材44(1)は、斜めに傾いた方向で主基材4を連結している。これにより、斜めの方向にも弾性力が働くため、弾性支持基板40に対して斜め方向に変形する応力がかかった場合でも、それに対する復元力が働く。
[0065]
 なお、図7に示した主基材42は、先に図5及び図6に基づいて説明した主基材42(1)、42(2)のように、円弧形状を更に備え、その円弧の内側に円弧凹域43(2)を有する構成とするこもとできる。
[0066]
 (実施形態2)
 図8に基づいて、実施形態2の弾性支持基板40について説明する。図8は、実施形態2の弾性支持基板40の概要を示す図である。
[0067]
 実施形態2の弾性支持基板40は、実施形態1の弾性支持基板40と比べ、主基材42及び連結材44を備えず、1枚のシートから形成されている点が相違する。
[0068]
 図8に示すように、弾性支持基板40は1枚のシートから形成されている。シートには、シートの膜厚の厚い部分50と、シートの膜厚の薄い部分52とが交互に配置されている。シートはゴムを材料として形成されている。そのため、弾性支持基板40の全体が弾性体となっている。
[0069]
 膜厚の厚い部分50及び膜厚の薄い部分52は、共にフレキシブルディスプレイ2のTD方向Bに伸長した短冊形状を有している。そして、膜厚の厚い部分50と膜厚の薄い部分52とは、フレキシブルディスプレイ2のMD方向Aに並んで交互に配置されている。また、膜厚の厚い部分50のMD方向Aの長さと、膜厚の薄い部分52のMD方向Aの長さとを比較すると、膜厚の厚い部分50の方が膜厚の薄い部分52よりも長くなっている。すなわち、短冊形状の幅は、膜厚の厚い部分50の方が膜厚の薄い部分52よりも長くなっている。
[0070]
 また、膜厚の厚い部分50と膜厚の薄い部分52とでは、膜厚が厚い分、膜厚の厚い部分50の方が膜厚の薄い部分52よりも弾性変形をしにくくなっている。
[0071]
 また、膜厚の厚い部分50は、短冊形状の幅が広く、また膜厚も厚いため、TD方向Bに変形しにくくなっている。
[0072]
 以上のように実施形態2のシートの膜厚の厚い部分50とシートの膜厚の薄い部分52とは、それぞれ、実施形態1の主基材42と連結材44と同様の作用をする。すなわち、膜厚の薄い部分52はMD方向Aに伸縮しやすいため、弾性支持基板40全体をMD方向Aに弾性変形しやすくする。また、膜厚の厚い部分50は、TD方向Bに剛性が強く、フレキシブルディスプレイ2のTD方向Bにおけるしわや、たわみを抑制することができる。
[0073]
 なお、実施形態2の弾性支持基板40も、実施形態1の弾性支持基板40と同様に、支持材10として接着層11を介して樹脂層12の下面に設けることができる。また、別の構成として、弾性支持基板40を、支持材10の下面に接着層等を介して設けることも可能である。いずれの場合にも、膜厚の厚い部分50に対応する部分に接着層が設けられ、膜厚の薄い部分52には接着層を設けない構成となる。
[0074]
 なお、弾性支持基板40の材料はゴムに限定されず、弾性を有する他の材料を用いることができる。また、弾性支持基板40全体を一種類の材料で形成する必要はなく、例えば、膜厚の厚い部分50と膜厚の薄い部分52とで材料を異ならせることも可能である。
[0075]
 (代表的な構成例)
 代表的な構成例としては、膜厚の厚い部分50を、厚さ8um、幅(MD方向A)20mm、長さ(TD方向B)155mmの短冊形状に形成することが考えられる。一方、膜厚の薄い部分52は、厚さ3um、幅(TD方向B)10mm、長さ(MD方向A)155mmの短冊形状に形成することが考えられる。
[0076]
 そして、膜厚の厚い部分50と膜厚の薄い部分52とをMD方向Aに交互に配置する構成が考えられる。
[0077]
 ただし、膜厚の厚い部分50と膜厚の薄い部分52との幅や膜厚等、各寸法は適宜最適化することが可能である。
[0078]
 (フレキシブルディスプレイ)
 なお、本実施形態に用いられるフレキシブルディスプレイは、柔軟性を有し、屈曲可能な発光素子を備えたディスプレイであれば、特に限定されるものではない。前記発光素子は、電流によって輝度や透過率が制御される発光素子であり、電流制御の発光素子としては、OLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)を備えた有機EL(Electro Luminescence:エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、又は無機発光ダイオードを備えた無機ELディスプレイ等のELディスプレイQLED(Quantum dot Light Emitting Diode:量子ドット発光ダイオード)を備えたQLEDディスプレイ等がある
 (まとめ)
 本発明の態様1に係る弾性支持基板は、
 巻き取り可能なフレキシブルディスプレイに用いる弾性支持基板であって、
 上記弾性支持基板は、少なくとも上記巻き取りの方向である長手方向に於いて弾性変形し、
 上記長手方向と直交する方向である短手方向と上記長手方向とでは、上記短手方向の方が変形しにくい。
[0079]
 本発明の態様2に係る弾性支持基板は、
 上記短手方向に伸長する複数本の短冊形状の非可撓性の主基材と、上記主基材を連結する連結材とを備えており、
 上記主基材は、上記長手方向に複数本が配置されており、
 上記連結材は、隣接する上記主基材を、複数本の上記連結材で連結し、
 上記連結材は、弾性変形する。
[0080]
 本発明の態様3に係る弾性支持基板は、
 上記主基材は円弧形状を有し、
 上記円弧形状の曲率半径は、上記フレキシブルディスプレイが巻き取られる巻き芯の曲率半径に対応する。
[0081]
 本発明の態様4に係る弾性支持基板は、
 上記フレキシブルディスプレイは、上記巻き芯に巻き取られた際、上記円弧形状によって形成される上記主基材の凹域に収納される。
[0082]
 本発明の態様5に係る弾性支持基板は、
 上記円弧形状の上記曲率半径は、上記主基材が上記長手方向において上記巻き芯に近づくほど小さくなっている。
[0083]
 本発明の態様6に係る弾性支持基板は、
 上記主基材は複数の凸部および複数の凹部を有する湾曲形状を有し、
 第1の上記主基材の上記凸部と、当該第1の主基材と隣り合う第2の上記主基材の上記凹部とは相対しており、
 上記連結材は上記主基材が並ぶ方向を第1方向として、上記第1方向に平行に上記第1の主基材と上記第2の主基材とを連結する。
[0084]
 本発明の態様7に係る弾性支持基板は、
 上記第1の主基材の上記凸部と、当該凸部と当該第1の主基材において隣接する上記凹部との間の中央部である第1中央部と、
 当該第1の主基材の当該凸部に相対する上記第2の主基材の上記凹部と、当該第1の主基材の当該凹部に相対する当該第2の主基材の上記凸部との間の中央部である第2中央部と、において、
 上記連結材は、上記第1中央部と上記第2中央部とを、上記第1方向に対して斜めに連結する。
[0085]
 本発明の態様8に係る弾性支持基板は、
 上記連結材がゴム、コイルばね、板ばねの内の少なくとも1つである。
[0086]
 本発明の態様9に係る弾性支持基板は、
 上記フレキシブルディスプレイの全面を覆うシートである。
[0087]
 本発明の態様10に係る弾性支持基板は、
 上記シートには、短手方向に伸長する短冊形状の膜厚の厚い部分が、上記長手方向に間隔をおいて設けられている。
[0088]
 本発明の態様11に係る弾性支持基板は、
 隣接する上記膜厚の厚い部分に挟まれた膜厚の薄い部分が、上記長手方向に於いて弾性変形する。
[0089]
 本発明の態様12に係る弾性支持基板は、
 上記膜厚の厚い部分が、上記膜厚の薄い部分よりも上記短手方向に変形しにくい。
[0090]
 本発明の態様13に係るフレキシブルディスプレイは、
 上記の弾性支持基板が、発光素子層を含む積層体に支持体として積層されている。
[0091]
 本発明の態様13に係るフレキシブルディスプレイ積層体は、
 発光素子層を含む積層体に支持体が積層されているフレキシブルディスプレイにおいて、その背面に、上記の弾性支持基板が積層されている。

符号の説明

[0092]
2     ELディスプレイ(フレキシブルディスプレイ)
4     TFT層
3     無機バリア膜
5     発光素子層
6     封止層
7     積層体
8、11  接着層
9     保護材
10    支持材
12    樹脂層
15    半導体膜
16    無機絶縁膜(ゲート絶縁膜)
18、20 無機絶縁膜
21    平坦化膜
22    アノード電極
23b   バンク
23c   隔壁
24    EL層
25    カソード電極
26    第1無機封止膜
26    無機封止膜(第2無機封止膜)
27    有機封止膜
28    無機封止膜(第2無機封止膜)
40    弾性支持基板
42    主基材
42(3) 第1の主基材
42(4) 第2の主基材
43(1) 円弧凸域
43(2) 円弧凹域(凹域)
44    連結材
45(1、2) 湾曲凸部(凸部)
46(1、2) 湾曲凹部(凹部)
47(1) 第1中央部
47(2) 第2中央部
50    膜厚の厚い部分
52    膜厚の薄い部分
80    巻き取り可能スクリーン
82    収納部
84    巻き芯
A     MD方向(長手方向、第1方向)
B     TD方向(短手方向)
F     表示面
R     裏面
D1    巻き芯に近づく方向
D2    巻き芯から遠ざかる方向
L1    主基材の見かけの長さ
L2    主基材の見かけの長さ

請求の範囲

[請求項1]
 巻き取り可能なフレキシブルディスプレイに用いる弾性支持基板であって、
 上記弾性支持基板は、少なくとも上記巻き取りの方向である長手方向に於いて弾性変形し、
 上記長手方向と直交する方向である短手方向と上記長手方向とでは、上記短手方向の方が変形しにくい弾性支持基板。
[請求項2]
 上記短手方向に伸長する複数本の短冊形状の非可撓性の主基材と、上記主基材を連結する連結材とを備えており、
 上記主基材は、上記長手方向に複数本が配置されており、
 上記連結材は、隣接する上記主基材を、複数本の上記連結材で連結し、
 上記連結材は、弾性変形する請求項1に記載の弾性支持基板。
[請求項3]
 上記主基材は円弧形状を有し、
 上記円弧形状の曲率半径は、上記フレキシブルディスプレイが巻き取られる巻き芯の曲率半径に対応する請求項2に記載の弾性支持基板。
[請求項4]
 上記フレキシブルディスプレイは、上記巻き芯に巻き取られた際、上記円弧形状によって形成される上記主基材の凹域に収納される請求項3に記載の弾性支持基板。
[請求項5]
 上記円弧形状の上記曲率半径は、上記主基材が上記長手方向において上記巻き芯に近づくほど小さくなっている請求項3又は4に記載の弾性支持基板。
[請求項6]
 上記主基材は複数の凸部および複数の凹部を有する湾曲形状を有し、
 第1の上記主基材の上記凸部と、当該第1の主基材と隣り合う第2の上記主基材の上記凹部とは相対しており、
 上記連結材は上記主基材が並ぶ方向を第1方向として、上記第1方向に平行に上記第1の主基材と上記第2の主基材とを連結する請求項2に記載の弾性支持基板。
[請求項7]
 上記第1の主基材の上記凸部と、当該凸部と当該第1の主基材において隣接する上記凹部との間の中央部である第1中央部と、
 当該第1の主基材の当該凸部に相対する上記第2の主基材の上記凹部と、当該第1の主基材の当該凹部に相対する当該第2の主基材の上記凸部との間の中央部である第2中央部と、において、
 上記連結材は、上記第1中央部と上記第2中央部とを、上記第1方向に対して斜めに連結する請求項6に記載の弾性支持基板。
[請求項8]
 上記連結材がゴム、コイルばね、板ばねの内の少なくとも1つである請求項2に記載の弾性支持基板。
[請求項9]
 上記フレキシブルディスプレイの全面を覆うシートである請求項1に記載の弾性支持基板。
[請求項10]
 上記シートには、短手方向に伸長する短冊形状の膜厚の厚い部分が、上記長手方向に間隔をおいて設けられている請求項9に記載の弾性支持基板。
[請求項11]
 隣接する上記膜厚の厚い部分に挟まれた膜厚の薄い部分が、上記長手方向に於いて弾性変形する請求項10に記載の弾性支持基板。
[請求項12]
 上記膜厚の厚い部分が、上記膜厚の薄い部分よりも上記短手方向に変形しにくい請求項11に記載の弾性支持基板。
[請求項13]
 請求項1から12の何れか1項に記載の弾性支持基板が、発光素子層を含む積層体に支持体として積層されているフレキシブルディスプレイ。
[請求項14]
 発光素子層を含む積層体に支持体が積層されているフレキシブルディスプレイにおいて、その背面に、請求項1から12の何れか1項に記載の弾性支持基板が積層されているフレキシブルディスプレイ積層体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]