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1. (WO2019059192) ENDOSCOPE
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明 細 書

発明の名称 内視鏡

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019  

発明の効果

0020  

図面の簡単な説明

0021  

発明を実施するための形態

0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102  

産業上の利用可能性

0103  

符号の説明

0104  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23  

明 細 書

発明の名称 : 内視鏡

技術分野

[0001]
 本発明は、被検体内に挿入される挿入部を備えた内視鏡に関する。

背景技術

[0002]
 従来、医療分野においては、患者等の被検体の臓器を観察する際に内視鏡システムが用いられている。内視鏡システムは、例えば先端に撮像素子が設けられ、被検体内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、挿入部の基端側にケーブルを介して接続され、撮像素子が生成した撮像信号に応じた体内画像の画像処理を行って、体内画像を表示部等に表示させる処理装置と、を備える。挿入部は、撮像素子が設けられる先端部の基端側に設けられ、湾曲自在な湾曲部を有する。
[0003]
 内視鏡では、撮像素子と信号ケーブルとが、屈曲可能なフレキシブル基板を介して接続される(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1によれば、外部から加わる荷重に対してフレキシブル基板が屈曲することによって、その荷重による、撮像素子とフレキシブル基板との接続部に加わる応力を緩和することができる。特許文献1が開示する内視鏡は、フレキシブル基板の屈曲する方向に沿って湾曲部が湾曲した際、この湾曲により生じる応力を緩和することが可能である。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2016-2200号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 ところで、互いに直交する二方向に湾曲可能な内視鏡も知られている。この内視鏡に特許文献1の構成を適用すると、フレキシブル基板が一方向にしか屈曲しないため、撮像素子とフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができない場合があった。
[0006]
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる内視鏡を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内視鏡は、画像データを生成するための電気信号を生成する素子を有する先端部と、前記先端部の基端側に接続され、互いに直交する二方向に湾曲可能な湾曲部と、前記湾曲部を挿通し、前記電気信号の伝送を行う複数の同軸線と、配線、主面が屈曲する第1の屈曲部、および、前記第1の屈曲部と直交する方向に主面が屈曲する第2の屈曲部を有し、前記配線の一端を前記素子に電気的に接続し、他端を前記同軸線に接続して、前記素子から前記同軸線へ前記電気信号を伝送する中継基板と、を備える、ことを特徴とする。
[0008]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記中継基板は、一枚の基板を用いて形成されることを特徴とする。
[0009]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記中継基板は、前記第1の屈曲部を有し、前記素子に接続する先端側基板と、前記第2の屈曲部を有し、前記先端側基板に接続するとともに、前記複数の同軸線に接続する基端側基板と、を備えることを特徴とする。
[0010]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記基端側基板は、一端が前記先端側基板に接続するとともに、他端が、前記複数の同軸線のうちの一部の同軸線に接続する第1基端側基板と、一端が前記先端側基板に接続するとともに、他端が、前記複数の同軸線のうち、前記第1基端側基板に接続する同軸線とは異なる同軸線に接続する第2基端側基板と、を有することを特徴とする。
[0011]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記先端側基板は、前記素子に接続する先端側第1部分と、前記基端側基板にそれぞれ接続する先端側第2部分および先端側第3部分とを有し、前記先端側第2部分および先端側第3部分は、前記先端側第1部分に連なる前記第2の屈曲部をそれぞれ有することを特徴とする。
[0012]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記第1基端側基板は、前記先端側第2部分の前記先端側第3部分側と反対側から該先端側第2部分に接続し、前記第2基端側基板は、前記先端側第3部分の前記先端側第2部分側と反対側から該先端側第3部分に接続することを特徴とする。
[0013]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記第1基端側基板は、前記先端側第2部分の前記先端側第3部分側から該先端側第2部分に接続し、前記第2基端側基板は、前記先端側第3部分の前記先端側第2部分側から該先端側第3部分に接続することを特徴とする。
[0014]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記先端側基板と前記基端側基板とは、対応する電極同士を接触させることによって接続し、少なくとも一方の基板に形成される電極は、フライングリード構造をなしていることを特徴とする。
[0015]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記第1および第2の屈曲部は、厚さが、他の部分の厚さと比して薄いことを特徴とする。
[0016]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記中継基板は、屈曲自在なフレキシブル基板を用いて形成されることを特徴とする。
[0017]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記素子は、超音波振動子を構成する複数の圧電素子であることを特徴とする。
[0018]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記超音波振動子は、コンベックス型であることを特徴とする。
[0019]
 また、本発明に係る内視鏡は、上記発明において、前記湾曲部は、前記超音波振動子が送信する超音波による走査面と平行な平面に沿った第1の湾曲方向と、前記走査面に対して垂直な平面に沿った第2の湾曲方向とに湾曲可能であることを特徴とする。

発明の効果

[0020]
 本発明によれば、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0021]
[図1] 図1は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡システムを模式的に示す図である。
[図2] 図2は、本発明の実施の形態1に係る超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す斜視図である。
[図3] 図3は、本発明の実施の形態1に係る超音波内視鏡における先端部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図4] 図4は、図3に示す超音波振動子の構成を説明する図である。
[図5] 図5は、図3に示す中継基板の屈曲態様を説明する図である。
[図6] 図6は、図3に示す中継基板の屈曲態様を説明する図である。
[図7] 図7は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図8] 図8は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。
[図9] 図9は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図10] 図10は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図11] 図11は、本発明の実施の形態3に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図12] 図12は、本発明の実施の形態3に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図13] 図13は、本発明の実施の形態4に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図14] 図14は、本発明の実施の形態4に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図15] 図15は、本発明の実施の形態4の変形例に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図16] 図16は、本発明の実施の形態4の変形例に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図17] 図17は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
[図18] 図18は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図19] 図19は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図20] 図20は、本発明の実施の形態6に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図である。
[図21] 図21は、図20の領域Rを拡大した図である。
[図22] 図22は、図21に示すA-A線断面図である。
[図23] 図23は、本発明のその他の実施の形態に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0022]
 以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
[0023]
(実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡システムを模式的に示す図である。内視鏡システム1は、超音波内視鏡を用いて人等の被検体内の超音波診断を行うシステムである。この内視鏡システム1は、図1に示すように、超音波内視鏡2と、超音波観測装置3と、内視鏡観察装置4と、表示装置5と、光源装置6とを備える。
[0024]
 超音波内視鏡2は、その先端部に設けられた超音波振動子によって、超音波観測装置3から受信した電気的なパルス信号を超音波パルス(音響パルス)に変換して被検体へ照射するとともに、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号に変換して出力する。
[0025]
 超音波内視鏡2は、撮像光学系および撮像素子を有しており、被検体の消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、または呼吸器(気管、気管支)へ挿入され、消化管や、呼吸器のいずれかの撮像を行うことが可能である。超音波内視鏡2は、撮像時に被検体へ照射する照明光を導くライトガイドを有する。このライトガイドは、先端部が超音波内視鏡2の被検体への挿入部の先端まで達している一方、基端部が照明光を発生する光源装置6に接続されている。また、超音波内視鏡2は、消化管や、呼吸器の周囲臓器(膵臓、胆嚢、胆管、胆道、リンパ節、縦隔臓器、血管等)に対して、超音波を送信し、該周辺臓器で反射した超音波を受信する。
[0026]
 超音波内視鏡2は、図1に示すように、挿入部21と、操作部22と、ユニバーサルコード23と、コネクタ24とを備える。挿入部21は、被検体内に挿入される部分である。この挿入部21は、図1に示すように、先端側に設けられ、超音波振動子7を含む硬性の先端部211と、先端部211の基端側に連結され湾曲可能とする湾曲部212と、湾曲部212の基端側に連結され可撓性を有する可撓管部213とを備える。ここで、挿入部21の内部には、具体的な図示は省略したが、光源装置6から供給された照明光を伝送するライトガイド、後述する信号線(同軸線81)を含む、各種信号を伝送する複数の信号線が引き回されているとともに、処置具を挿通するための処置具用挿通路などが形成されている。湾曲部212は、先端部211の長手軸を互いに異なる二方向に湾曲可能である。湾曲部212は、例えば図1に示すXY平面上で湾曲して先端部211の向きを変更可能であるとともに、このXY平面と直交するXZ平面上で湾曲して先端部211の向きを変更可能である。
[0027]
 超音波振動子7は、複数の圧電素子をアレイ状に設け、送受信にかかわる圧電素子を電子的に切り替えたり、各圧電素子の送受信に遅延をかけたりすることで、電子的に走査させるコンベックス型の超音波振動子である。超音波振動子7の構成については、後述する。
[0028]
 図2は、本実施の形態1に係る超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す斜視図である。図2に示すように、先端部211は、超音波振動子7を保持する超音波振動子モジュール214と、撮像光学系の一部をなし、外部からの光を取り込む対物レンズ215a、撮像素子、および、照明光を集光して外部に出射する照明レンズ215bを有する内視鏡モジュール215と、を備える。内視鏡モジュール215には、挿入部21内に形成された処置具用挿通路に連通し、挿入部21の先端から処置具を突出させる処置具突出口215cが形成されている。処置具用挿通路は、処置具突出口215cに連なる端部近傍が、挿入部21の長手軸に対して傾斜し、処置具が処置具突出口215cから長手軸に対して傾斜した方向に突出するように設けられている。ここでいう長手軸とは、挿入部21の長手方向に沿った軸である。湾曲部212や可撓管部213では各位置によって軸方向が変化するが、硬性の先端部211では、長手軸は、一定した直線をなす軸である。
[0029]
 図1に戻り、操作部22は、挿入部21の基端側に連結され、医師等のユーザからの各種操作を受け付ける部分である。この操作部22は、図1に示すように、湾曲部212を湾曲操作するための湾曲ノブ221と、各種操作を行うための複数の操作部材222とを備える。また、操作部22には、処置具用挿通路に連通し、当該処置具用挿通路に処置具を挿通するための処置具挿入口223が形成されている。
[0030]
 ユニバーサルコード23は、操作部22から延在し、各種信号を伝送する複数の信号ケーブル、および光源装置6から供給された照明光を伝送する光ファイバ等が配設されたケーブルである。
[0031]
 コネクタ24は、ユニバーサルコード23の先端に設けられている。そして、コネクタ24は、超音波ケーブル31、ビデオケーブル41、および光ファイバケーブル61がそれぞれ接続される第1~第3コネクタ部241~243を備える。
[0032]
 超音波観測装置3は、超音波ケーブル31(図1)を介して超音波内視鏡2に電気的に接続し、超音波ケーブル31を介して超音波内視鏡2にパルス信号を出力するとともに超音波内視鏡2からエコー信号を入力する。そして、超音波観測装置3は、当該エコー信号に所定の処理を施して超音波画像データを生成する。
[0033]
 内視鏡観察装置4は、ビデオケーブル41(図1参照)を介して超音波内視鏡2に電気的に接続し、ビデオケーブル41を介して超音波内視鏡2からの画像信号を入力する。そして、内視鏡観察装置4は、当該画像信号に所定の処理を施して内視鏡画像データを生成する。
[0034]
 表示装置5は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)、プロジェクタ、CRT(Cathode Ray Tube)などを用いて構成され、超音波観測装置3にて生成された超音波画像や、内視鏡観察装置4にて生成された内視鏡画像等を表示する。
[0035]
 光源装置6は、光ファイバケーブル61(図1参照)を介して超音波内視鏡2に接続し、光ファイバケーブル61を介して被検体内を照明する照明光を超音波内視鏡2に供給する。
[0036]
 続いて、挿入部21の先端に設けられた超音波振動子7の構成を、図3、4を参照して説明する。図3は、本実施の形態1に係る超音波内視鏡における先端部211の内部構成を模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す超音波振動子7の構成を説明する図である。本実施の形態1では、超音波振動子7が、図2に示すようなコンベックス型の超音波振動子であって、複数の圧電素子71が一列に配列された一次元アレイ(1Dアレイ)であるものとして説明する。換言すれば、本実施の形態1に係る超音波振動子7では、複数の圧電素子71が、当該超音波振動子7の曲面をなす外表面に沿って湾曲して配列され、長手軸を含み、かつ該長手軸と平行な面(例えばXZ平面)上で超音波を送受信する。
[0037]
 超音波振動子7は、角柱状をなし、長手方向を揃えて並べられてなる複数の圧電素子71と、圧電素子71に対し、当該超音波振動子7の外表面側に設けられる第1音響整合層72と、第1音響整合層72の圧電素子71と接する側と反対側に設けられる第2音響整合層73と、第2音響整合層73の第1音響整合層72と接する側と反対側に設けられる音響レンズ74(図3参照)とを有する。圧電素子71の第1音響整合層72と接する側と反対側には、図示しないバッキング材が設けられている。バッキング材は、圧電素子71の動作によって生じる不要な超音波振動を減衰させる。バッキング材は、減衰率の大きい材料、例えば、アルミナやジルコニア等のフィラーを分散させたエポキシ樹脂や、上述したフィラーを分散したゴムを用いて形成される。
[0038]
 図4において、圧電素子71は、電気的なパルス信号を音響パルスに変換して被検体へ照射するとともに、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号に変換して出力する。圧電素子71は、超音波ケーブル31と電気的に接続する超音波ケーブル8に接続する(図3参照)。超音波ケーブル8は、複数の同軸線81を有している。各同軸線81は、後述する中継基板9を介して対応する圧電素子71と電気的に接続している。なお、図3では、説明のために簡略化した構成を図示しているが、実際の同軸線は、圧電素子71の数に応じて設けられている。
[0039]
 第1音響整合層72および第2音響整合層73は、圧電素子71と観測対象との間で音(超音波)を効率よく透過させるために、圧電素子71の音響インピーダンスと観測対象の音響インピーダンスとをマッチングさせる。第1音響整合層72および第2音響整合層73は、互いに異なる材料からなる。なお、本実施の形態1では、二つの音響整合層(第1音響整合層72および第2音響整合層73)を有するものとして説明するが、圧電素子71と観測対象との特性により一層としてもよいし、三層以上としてもよい。
[0040]
 音響レンズ74は、第1音響整合層72、第2音響整合層73の外表面を被覆する。音響レンズ74は、超音波振動子7の外表面をなしている。音響レンズ74は、シリコーン、ポリメチルペンテン、エポキシ樹脂、ポリエーテルイミドなどを用いて形成され、一方の面が凸状または凹状をなして超音波を絞る機能を有し、第2音響整合層73を通過した超音波を外部に出射する、または外部からの超音波エコーを取り込む。音響レンズ74については、任意に設けることができ、当該音響レンズ74を有しない構成であってもよい。
[0041]
 以上の構成を有する超音波振動子7は、パルス信号の入力によって圧電素子71が振動することで、第1音響整合層72、第2音響整合層73および音響レンズ74を介して観測対象に超音波を照射する。この際、圧電素子71において、第1音響整合層72、第2音響整合層73および音響レンズ74の配設側と反対側は、バッキング材により、圧電素子71からの不要な超音波振動を減衰させている。また、観測対象から反射された超音波は、音響レンズ74、第2音響整合層73および第1音響整合層72を介して圧電素子71に伝えられる。伝達された超音波により圧電素子71が振動し、圧電素子71が該振動を電気的なエコー信号に変換して超音波観測装置3に出力する。
[0042]
 超音波振動子モジュール214は、超音波振動子7と、当該超音波振動子7(超音波振動子モジュール214)と超音波観測装置3とを電気的に接続する経路の一部をなす複数の同軸線81(図3参照)との間の電気的な接続を中継する中継基板9を備える。中継基板9は、図4に示すように、圧電素子71の一端側であって、超音波を送受信する表面と反対側において、リード101が半田102によって圧電素子71の接続部と電気的に接続されている。中継基板9は、フレキシブル基板(Flexible Printed Circuits:FPC)を用いて構成され、外部からの荷重に応じて変形可能である。中継基板9は、超音波ケーブル8の内部を挿通する複数の同軸線81と電気的に接続している。中継基板9は、ポリイミドを用いて形成される帯状の基材に配線パターンを設けてなる。以下、中継基板9における最も広い面積を有する面を「主面」という。
[0043]
 中継基板9は、超音波振動子7から延びる第1部分90aと、超音波ケーブル8と接続する第2部分90bと、第1部分90aから第2部分90bとの間の電気信号の伝送経路をなす第3部分90cと、を有する。中継基板9は、一枚の基板を用いて形成される。
[0044]
 第3部分90cは、第1部分90aに連なる屈曲部90d(第1の屈曲部)と、屈曲部90dとは異なる方向に屈曲し、第2部分90bに連なる屈曲部90e(第2の屈曲部)と、を有する。
[0045]
 図5は、図3に示す中継基板の屈曲態様を説明する図であって、屈曲部90eの拡大図である。図6は、図3に示す中継基板の屈曲態様を説明する図であって、屈曲部90d、90eの間に位置する第3部分90cの主面と直交する方向から中継基板9をみたときの平面図である。
[0046]
 屈曲部90d、90eは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部90dの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 1(第1の直線)と、屈曲部90eの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 2(第2の直線)とが、屈曲部90d、90eの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本実施の形態1において、屈曲部90d、90eの間に延びる主面は、第3部分90cの主面である。直線L 2は、図5、6に示すように、屈曲部90eの屈曲端部の稜線に沿って延びている。ここでいう屈曲端部は、屈曲により突出した部分のその端部である。稜線は、その突出端部に沿って、中継基板9の幅方向に延びる線である。本明細書において、幅方向は、中継基板の主面に沿って延びる方向であって、長手方向と直交する方向(短手方向)とする。なお、直線L 1についても同様に、屈曲部90dの屈曲端部の稜線に沿って延びている。
[0047]
 このような屈曲部90d、90eにおいて、屈曲部90dに接する接平面(第1接平面)の法線ベクトルと、屈曲部90eに接する接平面(第2接平面)の法線ベクトルとを成分として、湾曲部212の湾曲により生じる応力の応力ベクトルと同じ方向のベクトルが表現される。すなわち、湾曲部212の湾曲により生じる応力に対して、屈曲部90dに接する接平面(第1接平面)に垂直な応力については屈曲部90dが湾曲し、屈曲部90eに接する接平面(第2接平面)に垂直な応力については屈曲部90eが湾曲することで、中継基板9への応力を低減する。
[0048]
 以上説明したように、本実施の形態1に係る中継基板9は、屈曲部90dおよび屈曲部90eにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本実施の形態1によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて互いに屈曲方向の異なる二つの屈曲部(屈曲部90d、90e)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本実施の形態1では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。湾曲により生じる応力を緩和することによって、同軸線の断線などが抑制され、超音波内視鏡の信頼性を向上することができる。
[0049]
(実施の形態2)
 図7は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。上述した実施の形態1では、中継基板9が一体的に形成されているものとして説明したが、本実施の形態2では、中継基板が、二つの部材を連結してなる。図7に示す中継基板9Aは、超音波振動子7に接続する先端側基板91と、超音波ケーブル8に接続するとともに、先端側基板91に接続する基端側基板92とを有する。
[0050]
 図8は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、先端側基板91の湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、基端側基板92の湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。
[0051]
 先端側基板91は、超音波振動子7から延びる先端側第1部分91aと、先端側第1部分91aの主面に対して垂直な主面を有する先端側第2部分91bと、を有する。先端側第1部分91aは、超音波による走査面と平行な平面(図7のXZ平面)に平行な主面を有する。
[0052]
 先端側第2部分91bは、先端側第1部分91aに連なる屈曲部91c(第1の屈曲部)を有する。
[0053]
 基端側基板92は、超音波ケーブル8と接続する基端側第1部分92aと、先端側基板91と接続し、主面が先端側第2部分91bを介して基端側第1部分92aと向かい合う基端側第2部分92bと、を有する。
[0054]
 基端側第2部分92bは、屈曲部91cとは異なる方向に屈曲し、基端側第1部分92aに連なる屈曲部92c(第2の屈曲部)を有する。
[0055]
 屈曲部91c、92cは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部91cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 1(第1の直線)と、屈曲部92cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 2(第2の直線)とが、屈曲部91c、92cの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本実施の形態2において、屈曲部91c、92cの間に延びる主面は、先端側第2部分91bまたは基端側第2部分92bの主面である。なお、説明のため、図9、10に示す展開図においても、直線L 1、L 2を示しているが、この直線L 1、L 2は、実際には屈曲部が屈曲した際に生じる稜線に沿ったものである。
[0056]
 先端側基板91の先端側第2部分91bには、基端側基板92と接続するための複数の電極901aからなる電極群901が形成されている。他方、基端側基板92には、先端側基板91の先端側第2部分91bに形成されている各電極901aとそれぞれ接続する複数の電極902aからなる電極群902が形成されている。中継基板9Aは、先端側基板91と基端側基板92とにおいて対応する電極901a、902a同士を接続することによって、互いに異なる方向に屈曲した構造をなす。電極901a、902a同士の接続には、半田や、導電性の接着剤が用いられる。
[0057]
 本実施の形態2に係る中継基板9Aは、先端側基板91と基端側基板92とを連結した状態において、屈曲部91c、92cにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本実施の形態2によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて互いに屈曲方向の異なる二つの屈曲部(屈曲部91c、92c)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本実施の形態2では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。
[0058]
 また、本実施の形態2によれば、基端側基板92に超音波ケーブル8を接続した後に先端側基板91と基端側基板92とを接続するようにすることによって、超音波ケーブル8を一括して基端側基板92に配線することができる。これにより、超音波ケーブル8の基端側基板92への接続を、一段と容易に行うことが可能となる。
[0059]
(実施の形態3)
 図11は、本発明の実施の形態3に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。図12は、本発明の実施の形態3に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、第1基板93Aおよび第2基板93Bの湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図11に示す中継基板9Bは、超音波振動子7に接続する先端側基板91と、超音波ケーブル8にそれぞれ接続する第1基板93Aおよび第2基板93B(以下、まとめて基端側基板93ということもある)とを有し、先端側基板91と基端側基板93とを連結してなる。
[0060]
 第1基板93Aは、超音波ケーブル8が有する複数の同軸線81のうちの一部の同軸線81と接続する。
 第2基板93Bは、超音波ケーブル8が有する複数の同軸線81のうち、第1基板93Aに接続する同軸線81とは異なる同軸線81と接続する。
[0061]
 第1基板93Aは、超音波ケーブル8と接続する基端側第1部分93aと、先端側基板91と接続し、主面が基端側第1部分93aの主面と向かい合う基端側第2部分93bと、を有する。
[0062]
 基端側第2部分93bは、屈曲部91cとは異なる方向に屈曲し、基端側第1部分93aに連なる屈曲部93c(第2の屈曲部)を有する。基端側第2部分93bには、先端側基板91の先端側第2部分91bに形成されている複数の電極901aのうちの一部とそれぞれ接続する複数の電極903aからなる電極群903Aが形成されている。
[0063]
 第2基板93Bは、超音波ケーブル8と接続する基端側第1部分93dと、先端側基板91と接続し、主面が基端側第1部分93dの主面と向かい合う基端側第2部分93eと、を有する。
[0064]
 基端側第2部分93eは、屈曲部91cとは異なる方向に屈曲し、基端側第1部分93dに連なる屈曲部93f(第2の屈曲部)を有する。基端側第2部分93eには、先端側基板91の基端側第2部分91bに形成されている複数の電極901aのうちの一部とそれぞれ接続する複数の電極903bからなる電極群903Bが形成されている。
[0065]
 中継基板9Bは、先端側基板91に対し、第1基板93Aと第2基板93Bとを、対向する側面側にそれぞれ配設し、対応する電極901aと、電極903aまたは903b同士を接続することによって、屈曲端部が互いに反対方向に屈曲した構造をなす。
[0066]
 この際、屈曲部91cと、屈曲部93c、93fは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部91cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 1(第1の直線)と、屈曲部93cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 21(第2の直線)、および、屈曲部93fの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 22(第2の直線)とが、屈曲部91cと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本実施の形態3において、屈曲部91cと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面は、先端側第2部分91bまたは基端側第2部分93bもしくは93eの主面である。
[0067]
 本実施の形態3に係る中継基板9Bは、先端側基板91に基端側基板93を連結した状態において、屈曲部91c、93c、93fにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本実施の形態3によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて複数の屈曲部(屈曲部91c、93c、93f)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本実施の形態3では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。
[0068]
(実施の形態4)
 図13は、本発明の実施の形態4に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。図14は、本発明の実施の形態4に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、先端側基板94の湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図13に示す中継基板9Cは、超音波振動子7に接続する先端側基板94と、超音波ケーブル8にそれぞれ接続する基端側基板93とを有する。基端側基板93(第1基板93Aおよび第2基板93B)は、上述した実施の形態3と同様であるため、説明を省略する。
[0069]
 先端側基板94は、超音波振動子7から延びる先端側第1部分94aと、先端側第1部分94aの主面に対して垂直な主面を有する先端側第2部分94bおよび先端側第3部分94cと、を有する。先端側第2部分94bおよび先端側第3部分94cは、スリット94fを介して離間している。
[0070]
 先端側第2部分94bは、先端側第1部分94aに連なる屈曲部94d(第1の屈曲部)を有する。先端側第3部分94cは、先端側第1部分94aに連なる屈曲部94e(第1の屈曲部)を有する。屈曲部94d、94eは、屈曲端部が互いに反対方向に屈曲している。
[0071]
 この際、屈曲部94c、94dと、屈曲部93c、93fとは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部94cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 11(第1の直線)および、屈曲部94dの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 12(第1の直線)と、屈曲部93cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 21(第2の直線)、および、屈曲部93fの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 22(第2の直線)とが、屈曲部94c、94dと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本実施の形態4において、屈曲部94c、94dと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面は、先端側第2部分94bもしくは94cまたは基端側第2部分93bもしくは93eの主面である。なお、直線L 11と直線L 12とは平行であり、直線L 21と直線L 22とは平行である。
[0072]
 先端側第2部分94bには、超音波振動子7と向かい合う主面において、第2基板93Aに形成されている電極群903Aの各電極903aとそれぞれ接続する複数の電極904aからなる電極群904Aが形成されている。
[0073]
 先端側第3部分94cには、超音波振動子7と向かい合う主面において、第2基板93Bに形成されている電極群903Bの各電極903bとそれぞれ接続する複数の電極904bからなる電極群904Bが形成されている。
[0074]
 中継基板9Cは、先端側基板94に対し、第1基板93Aと第2基板93Bとを、スリット94fを介してそれぞれ配設し、対応する電極904aおよび電極903a、電極904bおよび電極903bを接続することによって、互いに異なる方向に屈曲した構造をなす。
[0075]
 本実施の形態4に係る中継基板9Cは、先端側基板94と、基端側基板93とを連結した状態において、屈曲部93c、93f、94d、94eにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本実施の形態4によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて複数の屈曲部(屈曲部93c、93f、94d、94e)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本実施の形態4では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。
[0076]
(実施の形態4の変形例)
 図15および図16は、本発明の実施の形態4の変形例に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。図16は、図15に示すY方向からみた図である。同図に示す中継基板9Dは、超音波振動子7に接続する先端側基板95と、超音波ケーブル8にそれぞれ接続する基端側基板93と有する。基端側基板93(第1基板93Aおよび第2基板93B)は、上述した実施の形態3と同様であるため、説明を省略する。
[0077]
 先端側基板95は、超音波振動子7から延びる先端側第1部分95aと、先端側第1部分95aの主面に対して垂直な主面を有する先端側第2部分95b及び先端側第3部分95cと、を有する。先端側第2部分95bおよび先端側第3部分95cは、スリット95fを介して離間している。
[0078]
 先端側第2部分95bは、先端側第1部分95aに連なる屈曲部95d(第1の屈曲部)を有する。先端側第3部分95cは、先端側第1部分95aに連なる屈曲部95e(第1の屈曲部)を有する。屈曲部95d、95eは、屈曲端部が互いに反対方向に屈曲している。
[0079]
 この際、屈曲部95d、95eと、屈曲部93c、93fとは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部95dの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 11(第1の直線)および、屈曲部95eの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 12(第1の直線)と、屈曲部93cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 21、および、屈曲部93fの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 22とが、屈曲部95d、95eと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本変形例において、屈曲部95d、95eと、屈曲部93c、93fとの間に延びる主面は、先端側第2部分95bもしくは95cまたは基端側第2部分93bもしくは93eの主面である。なお、直線L 11と直線L 12とは平行である。
[0080]
 先端側第2部分95bには、超音波振動子7と向かい合う主面において、第1基板93Aに形成されている電極群903Aの各電極903aとそれぞれ接続する複数の電極からなる電極群(図示せず)が形成されている。
[0081]
 第3先端側部分95cには、超音波振動子7と向かい合う主面において、第2基板93Bに形成されている電極群903Bの各電極903bとそれぞれ接続する複数の電極からなる電極群(図示せず)が形成されている。
[0082]
 先端側基板95は、例えば、上述した先端側基板94の先端側第3部分94cの電極群904Bを反対側の主面に形成し、かつ反対方向に屈曲させた形状である。
[0083]
 中継基板9Dは、先端側基板95に対し、第1基板93Aと第2基板93Bとの互いの湾曲方向を逆にして、対応する電極同士を接続することによって、互いに異なる方向に屈曲した構造をなす。
[0084]
 本変形例に係る中継基板9Dは、先端側基板95および基端側基板93を連結した状態において、屈曲部93c、93f、95d、95eにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本変形例によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて複数の屈曲部(屈曲部93c、93f、95d、95e)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本変形例では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。
[0085]
(実施の形態5)
 図17は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。図18は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、第1基板96の湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図19は、本発明の実施の形態5に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、第2基板97の湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図17に示す中継基板9Eは、超音波振動子7に接続する先端側基板96と、超音波ケーブル8に接続する基端側基板97とを有する。
[0086]
 先端側基板96は、超音波振動子7から延びる先端側第1部分96aと、先端側第1部分96aとは異なる方向に延び、基端側基板97と連結する先端側第2部分96bと、を有する。先端側第1部分96aは、超音波による走査面と平行な平面(図17のXZ平面)に対して直交する主面を有する。例えば、先端側基板96は、上述した実施の形態2の先端側基板91に対し、90°回転した配置となる。先端側第2部分96bは、先端側第1部分96aおよび先端側第2部分96bを接続する屈曲部96c(第1の屈曲部)を有する。
[0087]
 基端側基板97は、超音波ケーブル8と接続する基端側第1部分97aと、先端側基板96と接続し、主面が先端側第2部分96bを介して基端側第1部分97aと向かい合う基端側第2部分97bと、を有する。基端側第2部分97bは、屈曲部96cとは異なる方向に屈曲し、基端側第1部分97aに連なる屈曲部97c(第2の屈曲部)を有する。
[0088]
 この際、屈曲部96cと、屈曲部97cとは、互いに直交する方向に屈曲している。具体的には、屈曲部96cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 1(第1の直線)と、屈曲部97cの屈曲端部の稜線に沿って延びる直線L 2(第2の直線)とが、屈曲部96c、97cの間に延びる主面と直交する方向からみた平面視において、互いに直交している。本実施の形態5において、屈曲部96c、97cの間に延びる主面は、先端側第2部分9bまたは基端側第2部分97bの主面である。
[0089]
 先端側基板96の先端側第2部分96bには、基端側基板97と接続するための複数の電極906aからなる電極群906が形成されている(図18参照)。他方、基端側基板97には、先端側基板96の先端側第2部分96bに形成されている各電極906aとそれぞれ接続する複数の電極907aからなる電極群907が形成されている(図19参照)。中継基板9Eは、先端側基板96と基端側基板97とにおいて対応する電極906a、907a同士を接続することによって、互いに異なる方向に屈曲した構造をなす。中継基板9Eは、上述した中継基板9Aの先端側基板91と基端側2基板92との湾曲態様を逆にした形状をなしている。
[0090]
 本実施の形態5に係る中継基板9Eは、先端側基板96および基端側基板97を連結した状態において、屈曲部96c、97cにより、異なる二つの方向にそれぞれ屈曲した構成をなしている。本実施の形態5によれば、湾曲部212が湾曲した際、XY平面上で湾曲した場合であっても、XZ平面上で湾曲した場合であっても、その湾曲に応じて互いに屈曲方向の異なる二つの屈曲部(屈曲部96c、97c)が屈曲することによって、湾曲により生じる応力を緩和することができる。このように、本実施の形態5では、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和することができる。
[0091]
(実施の形態6)
 図20は、本発明の実施の形態6に係る超音波内視鏡における超音波機能部の一部の構成を模式的に示す図であって、本実施の形態6に係る第1基板91Aの湾曲部分を引き延ばした構成を示す図である。図21は、図20の領域Rを拡大した図である。図22は、図21に示すA-A線断面図である。本実施の形態6に係る超音波振動子モジュールにおける先端側基板91Aの全体的な形状は、図6に示す先端側基板91と同じである。本実施の形態6は、先端側基板91Aにおける電極の構成が、先端側基板91と異なっているため、ここではその電極の構成についてのみ説明する。
[0092]
 先端側基板91Aは、先端側第1部分91a、先端側第2部分91bおよび屈曲部91cを有する。先端側第2部分91bには、基端側基板92と接続するための複数の電極910aからなる電極群910が形成されている。先端側第2部分91bには、長手方向を揃えて配列され、この配列方向で隣り合う電極910a間にスリット911が形成されるとともに、電極910aの裏面には、空間912が形成されている。各電極910aは、スリット911が形成する空間と、空間912とによってフライングリード構造をなし、基端側基板92の屈曲による可動範囲が、スリット911や空間912が設けられていない場合と比して大きくなる。本実施の形態6では、電極910aがフライングリード構造をなすことによって、基端側基板92から受ける応力を、電極910aによって吸収することができる。
[0093]
 なお、上述した実施の形態6では、フライングリード構造が先端側基板91Aの先端側第2部分91bの電極において形成されるものとして説明したが、基端側基板92の基端側第2部分92bの電極において形成されるようにしてもよい。
[0094]
 ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態および変形例によってのみ限定されるべきものではない。本発明は、以上説明した実施の形態および変形例には限定されず、特許請求の範囲に記載した技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な実施の形態を含みうるものである。また、実施の形態および変形例の構成を適宜組み合わせてもよい。
[0095]
 また、上述した実施の形態1~6において、各基板の屈曲部に切欠きを設けたり、屈曲部の厚さを他の部分の厚さよりも薄くしたりして、屈曲部の剛性を他の部分よりも小さくして、変形しやすくしてもよい。また、屈曲部以外の部分(先端側部分および/または基端側部分)を硬質の材料を用いて形成し、屈曲部が、応力に対してより積極的に変形するような構成としてもよい。
[0096]
 図23は、本発明のその他の実施の形態に係る超音波内視鏡における超音波機能部の内部構成を模式的に示す斜視図である。例えば、図23に示す中継基板9Fのように、第3部分90cが、第1部分90aおよび第2部分90bの厚さと比して、小さい厚さを有する屈曲部90f、90gを有するものであってもよい。
[0097]
 また、上述した実施の形態1~6では、超音波を出射するとともに、外部から入射した超音波をエコー信号に変換するものとして圧電素子を例に挙げて説明したが、これに限らず、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を利用して製造した素子、例えばC-MUT(Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducers)やP-MUT(Piezoelectric Micromachined Ultrasonic Transducers)であってもよい。
[0098]
 また、超音波内視鏡として、光学系がなく、振動子を機械的に回転させ走査する細径の超音波プローブに適用してもよい。超音波プローブは、通常、胆道、胆管、膵管、気管、気管支、尿道、尿管へ挿入され、その周囲臓器(膵臓、肺、前立腺、膀胱、リンパ節等)を観察する際に用いられる。
[0099]
 また、超音波振動子は、リニア振動子でもラジアル振動子でもコンベックス振動子でも構わない。超音波振動子がリニア振動子である場合、その走査領域は矩形(長方形、正方形)をなし、超音波振動子がラジアル振動子やコンベックス振動子である場合、その走査領域は扇形や円環状をなす。また、超音波内視鏡は、超音波振動子をメカ的に走査させるものであってもよいし、超音波振動子として複数の素子をアレイ状に設け、送受信にかかわる素子を電子的に切り替えたり、各素子の送受信に遅延をかけたりすることで、電子的に走査させるものであってもよい。
[0100]
 また、超音波内視鏡として、被検体の体表から超音波を照射する体外式超音波プローブを適用してもよい。体外式超音波プローブは、通常、腹部臓器(肝臓、胆嚢、膀胱)、乳房(特に乳腺)、甲状腺を観察する際に用いられる。
[0101]
 なお、上述した実施の形態1~6では、超音波振動子を先端に備えた超音波内視鏡を例に説明したが、超音波振動子を有しない内視鏡、例えば、内視鏡モジュール215のみを先端に備えた内視鏡においても適用することが可能である。内視鏡の場合、撮像素子に接続する中継基板と、中継基板からコネクタまで延びるケーブルとを備えた構成において、上述した実施の形態1~6の構成を適用することが可能である。
[0102]
 また、上述した実施の形態1~6では、挿入部21が可撓管部213を備えている超音波内視鏡を例に説明したが、可撓管部213に代えて硬質の管部を有する挿入部を備える内視鏡、すなわち硬性鏡であっても適用することが可能である。

産業上の利用可能性

[0103]
 以上のように、本発明にかかる内視鏡は、二方向に湾曲可能な湾曲部が、いずれの方向に湾曲した場合であってもフレキシブル基板の接続部に加わる応力を緩和するのに有用である。

符号の説明

[0104]
 1 内視鏡システム
 2 超音波内視鏡
 3 超音波観測装置
 4 内視鏡観察装置
 5 表示装置
 6 光源装置
 7 超音波振動子
 8、31 超音波ケーブル
 9、9A、9B、9C、9D、9E、9F 中継基板
 21 挿入部
 22 操作部
 23 ユニバーサルコード
 24 コネクタ
 41 ビデオケーブル
 61 光ファイバケーブル
 71 圧電素子
 72 第1音響整合層
 73 第2音響整合層
 74 音響レンズ
 81 同軸線
 90a 第1部分
 90b 第2部分
 90c 第3部分
 90d、90e、90f、90g、91c、92c、93c、93f、94d、94e、95d、95e、96c、97c 屈曲部
 91、94~96 先端側基板
 92、93、97 基端側基板
 93A 第1基板
 93B 第2基板
 91a、94a、95a、96a 先端側第1部分
 91b、94b、95b、96b 先端側第2部分
 92a、93a、93d、97a 基端側第1部分
 92b、93b、93e、97b 基端側第2部分
 94c、95c 先端側第3部分
 211 先端部
 212 湾曲部
 213 可撓管部
 214 超音波振動子モジュール
 215 内視鏡モジュール
 221 湾曲ノブ
 222 操作部材
 223 処置具挿入口
 L 1、L 11、L 12、L 2、L 21、L 22 直線

請求の範囲

[請求項1]
 画像データを生成するための電気信号を生成する素子を有する先端部と、
 前記先端部の基端側に接続され、互いに直交する二方向に湾曲可能な湾曲部と、
 前記湾曲部を挿通し、前記電気信号の伝送を行う複数の同軸線と、
 配線、主面が屈曲する第1の屈曲部、および、前記第1の屈曲部と直交する方向に主面が屈曲する第2の屈曲部を有し、前記配線の一端を前記素子に電気的に接続し、他端を前記同軸線に接続して、前記素子から前記同軸線へ前記電気信号を伝送する中継基板と、
 を備える、
 ことを特徴とする内視鏡。
[請求項2]
 前記中継基板は、一枚の基板を用いて形成される
 ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
[請求項3]
 前記中継基板は、
 前記第1の屈曲部を有し、前記素子に接続する先端側基板と、
 前記第2の屈曲部を有し、前記先端側基板に接続するとともに、前記複数の同軸線に接続する基端側基板と、
 を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
[請求項4]
 前記基端側基板は、
 一端が前記先端側基板に接続するとともに、他端が、前記複数の同軸線のうちの一部の同軸線に接続する第1基端側基板と、
 一端が前記先端側基板に接続するとともに、他端が、前記複数の同軸線のうち、前記第1基端側基板に接続する同軸線とは異なる同軸線に接続する第2基端側基板と、
 を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
[請求項5]
 前記先端側基板は、前記素子に接続する先端側第1部分と、前記基端側基板にそれぞれ接続する先端側第2部分および先端側第3部分とを有し、
 前記先端側第2部分および先端側第3部分は、前記先端側第1部分に連なる前記第2の屈曲部をそれぞれ有する
 ことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
[請求項6]
 前記第1基端側基板は、前記先端側第2部分の前記先端側第3部分側と反対側から該先端側第2部分に接続し、
 前記第2基端側基板は、前記先端側第3部分の前記先端側第2部分側と反対側から該先端側第3部分に接続する
 ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
[請求項7]
 前記第1基端側基板は、前記先端側第2部分の前記先端側第3部分側から該先端側第2部分に接続し、
 前記第2基端側基板は、前記先端側第3部分の前記先端側第2部分側から該先端側第3部分に接続する
 ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
[請求項8]
 前記先端側基板と前記基端側基板とは、対応する電極同士を接触させることによって接続し、
 少なくとも一方の基板に形成される電極は、フライングリード構造をなしている
 ことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
[請求項9]
 前記第1および第2の屈曲部は、厚さが、他の部分の厚さと比して薄い
 ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
[請求項10]
 前記中継基板は、屈曲自在なフレキシブル基板を用いて形成される
 ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
[請求項11]
 前記素子は、超音波振動子を構成する複数の圧電素子である
 ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
[請求項12]
 前記超音波振動子は、コンベックス型である
 ことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡。
[請求項13]
 前記湾曲部は、前記超音波振動子が送信する超音波による走査面と平行な平面に沿った第1の湾曲方向と、前記走査面に対して垂直な平面に沿った第2の湾曲方向とに湾曲可能である
 ことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]