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1. (WO2019044956) CONVEYANCE DEVICE
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明 細 書

発明の名称 搬送装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132  

産業上の利用可能性

0133  

符号の説明

0134  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 搬送装置

技術分野

[0001]
 この発明は、搬送装置に関する。

背景技術

[0002]
 複数の搬送部を備え、各搬送部において、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、保持した複数の搬送対象物を搬送する搬送装置が知られている。たとえば、特開平1-257551号公報(特許文献1)に開示された工作機械は、工程毎に分離して多数の工具を収容し、互いに独立して構成される3台のツールマガジンを備える。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平1-257551号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上記のような搬送装置においては、搬送対象物の交換等のため、人手により搬送対象物の着脱作業を行なう場面がある。しかしながら、複数の搬送部のうちの1つの搬送部において搬送対象物を搬送している場合、この間に、その搬送部と隣り合う他の搬送部において、作業者の安全性を確保しつつ、搬送対象物の着脱作業を行なうことは難しい。これにより、搬送対象物の着脱作業を行なうタイミングに制約が生じるため、効率的な作業が阻害されることになる。
[0005]
 そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、搬送対象物の着脱作業を効率的に実施することが可能な搬送装置を提供することである。

課題を解決するための手段

[0006]
 この発明の1つの局面に従った搬送装置は、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、第1搬送部および第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備える。第1経路は、第1区間および第2区間を含む。第2経路は、第3区間および第4区間を含む。カバー体には、第1区間において、第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、第3区間において、第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられる。第2区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第1区間と、第2搬送部との間に位置する。第4区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第3区間と、第1搬送部との間に位置する。
[0007]
 この発明の別の局面に従った搬送装置は、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、第1搬送部および第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備える。カバー体には、第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられる。第1開口部は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第1経路から、第2搬送部から遠い側にシフトして設けられる。第2開口部は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第2経路から、第1搬送部から遠い側にシフトして設けられる。

発明の効果

[0008]
 この発明に従えば、搬送対象物の着脱作業を効率的に実施することが可能な搬送装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] この発明の実施の形態1における工具マガジンを示す正面図である。
[図2] 図1中の工具マガジンの内部を示す正面図である。
[図3] 図1中の工具マガジンにおける工具の搬送構造を示す斜視図である。
[図4] 工具の搬送経路と、カバー体に設けられた開口部との位置関係を示す正面図である。
[図5] 治具を用いた工具の取り外し工程を示す斜視図である。
[図6] 図4中の工具マガジンの変形例を示す正面図である。
[図7] 図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との第1変形例を示す正面図である。
[図8] 図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との第2変形例を示す正面図である。
[図9] 図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との第3変形例を示す正面図である。
[図10] 図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との第4変形例を示す正面図である。
[図11] 図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との第5変形例を示す正面図である。
[図12] この発明の実施の形態2における工具マガジンを示す正面図である。
[図13] この発明の実施の形態3における工具マガジンを示す正面図である。
[図14] 図13中の矢印XIVに示す方向から見た工具マガジンを示す側面図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
[0011]
 (実施の形態1)
 図1は、この発明の実施の形態1における工具マガジンを示す正面図である。図2は、図1中の工具マガジンの内部を示す正面図である。図3は、図1中の工具マガジンにおける工具の搬送構造を示す斜視図である。
[0012]
 図1から図3を参照して、本実施の形態における工具マガジン10は、各種の工作機械(たとえば、マシニングセンタまたは複合加工機)において、加工目的に応じて工具を順次、加工エリアに供給するため、複数の工具を格納する装置である。
[0013]
 工具マガジン10には、工具主軸に装着されるドリルやエンドミル、フライス等の回転工具が格納されている。工具マガジン10には、さらに、旋削加工に用いられる固定工具が格納されてもよい。
[0014]
 工具マガジン10は、工場などの床面201上に設置されている。工具マガジン10は、マガジンベース12と、第1搬送部21と、第2搬送部26と、カバー体31とを有する。
[0015]
 マガジンベース12は、工具マガジン10のベース部材として設けられている。第1搬送部21および第2搬送部26は、マガジンベース12により支持されている。カバー体31は、工具マガジン10を正面から見た時の工具マガジン10の外観をなしている。カバー体31は、第1搬送部21および第2搬送部26を収容する空間を形成している。カバー体31は、マガジンベース12とともに、第1搬送部21および第2搬送部26を収容する空間を形成している。
[0016]
 第1搬送部21は、複数の工具(図中の工具T)を着脱可能に保持するように構成されている。第1搬送部21は、複数の工具を無端環状の第1経路22に沿って搬送するように構成されている。第2搬送部26は、複数の工具(図中の工具T)を着脱可能に保持するように構成されている。第2搬送部26は、複数の工具を無端環状の第2経路27に沿って搬送するように構成されている。
[0017]
 第2搬送部26は、第1搬送部21から独立して設けられている。第2搬送部26は、第1搬送部21と並んで設けられている。第2搬送部26は、第1搬送部21と水平方向における一方向に並んで設けられている。第2搬送部26は、後述する搬送チェーン13が環状に配索される平面に平行な方向において、第1搬送部21と並んで設けられている。第2搬送部26は、第1搬送部21と図2中の矢印101に示す方向に並んで設けられている(以下、図2中の矢印101に示す方向を、「第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向」ともいう)。
[0018]
 代表的な例として、第1搬送部21および第2搬送部26には、互いに異なるワークの加工工程に用いられる工具群が格納されている。
[0019]
 第1搬送部21(第2搬送部26)は、搬送チェーン13と、複数の工具ポット14と、駆動スプロケット15Pおよび従動スプロケット15Qと、モータ(不図示)とを有する。
[0020]
 駆動スプロケット15Pおよび従動スプロケット15Qは、上下に間隔を設けて配置されている。駆動スプロケット15Pには、減速機を介してモータの出力軸が接続されている。搬送チェーン13は、環状に配索されている。搬送チェーン13は、駆動スプロケット15Pおよび従動スプロケット15Qの間に架け渡されている。
[0021]
 複数の工具ポット14は、搬送チェーン13により支持されている。複数の工具ポット14は、環状をなす搬送チェーン13に沿って等ピッチで設けられている。複数の工具ポット14は、環状をなす搬送チェーン13の外側に設けられている。工具ポット14は、工具を受け入れ可能な円筒形状を有する。工具ポット14には、バネ力などによって、工具を着脱可能に保持する保持機構部が内蔵されている。
[0022]
 工具が工具ポット14により保持された状態において、工具の軸中心(工具のシャンク部分の軸中心)と、工具ポット14の中心軸とが一致する。工具が工具ポット14により保持された状態において、工具の軸中心が、搬送チェーン13が環状に配索される平面に直交する。
[0023]
 モータからの回転が駆動スプロケット15Pに伝達されることによって、駆動スプロケット15Pが回転する。駆動スプロケット15Pの回転に伴い、搬送チェーン13が周方向に移動することによって、第1搬送部21においては、工具ポット14に保持された工具が第1経路22に沿って搬送され、第2搬送部26においては、工具ポット14に保持された工具が第2経路27に沿って搬送される。
[0024]
 図4は、工具の搬送経路と、カバー体に設けられた開口部との位置関係を示す正面図である。
[0025]
 図1から図4を参照して、第1経路22および第2経路27は、工具ポット14に保持された工具の軸中心の軌跡として示されている。第1経路22および第2経路27は、環状をなす搬送チェーン13の外側で環状に延びている。
[0026]
 第1経路22および第2経路27は、同一形状を有する。第1経路22および第2経路27は、上下方向が長手方向となり、水平方向が短手方向となる縦長の形状を有する。第1経路22および第2経路27は、トラック形状を有する。
[0027]
 より具体的には、第1経路22は、その構成部位として、直線部22Aと、直線部22Bと、反転部22Cと、反転部22Dとを有する。直線部22Aおよび直線部22Bは、互いに平行に延びている。直線部22Aおよび直線部22Bは、上下方向に延びている。反転部22Cおよび反転部22Dは、半円状に延びている。反転部22Cは、直線部22Aおよび直線部22Bの上端同士を繋いでいる。反転部22Dは、直線部22Aおよび直線部22Bの下端同士を繋いでいる。反転部22Cおよび反転部22Dにおいて、工具の搬送方向が180°反転する。直線部22Aにおける工具の搬送方向と、直線部22Bにおける工具の搬送方向とは、逆向きである。
[0028]
 第2経路27は、その構成部位として、直線部27Aと、直線部27Bと、反転部27Cと、反転部27Dとを有する。直線部27Aおよび直線部27Bは、互いに平行に延びている。直線部27Aおよび直線部27Bは、上下方向に延びている。反転部27Cおよび反転部27Dは、半円状に延びている。反転部27Cは、直線部27Aおよび直線部27Bの上端同士を繋いでいる。反転部27Dは、直線部27Aおよび直線部27Bの下端同士を繋いでいる。反転部27Cおよび反転部27Dにおいて、工具の搬送方向が180°反転する。直線部27Aにおける工具の搬送方向と、直線部27Bにおける工具の搬送方向とは、逆向きである。
[0029]
 第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1経路22の直線部22Bと、第2経路27の直線部27Bとは、互いに隣り合って配置されている。第1経路22の直線部22Bは、第1経路22の直線部22Aと、第2経路27の直線部27Bとの間に配置されている。第2経路27の直線部27Bは、第2経路27の直線部27Aと、第1経路22の直線部22Bとの間に配置されている。
[0030]
 第1経路22における最頂部(反転部22Cの頂部)が、第1搬送部21から加工エリアに供給される工具が位置決めされる工具呼び出し位置に対応している。第2経路27における最頂部(反転部27Cの頂部)が、第2搬送部26から加工エリアに供給される工具が位置決めされる工具呼び出し位置に対応している。
[0031]
 第1搬送部21から加工エリアに供給される工具は、その工具の現位置から第1経路22に沿って搬送され、工具呼び出し位置に位置決めされる。この際、工具の現位置から工具呼び出し位置までの搬送距離が短くなるように、工具の搬送方向が、第1経路22に沿った正方向および逆方向のいずれか一方に選択される。工具呼び出し位置に位置決めされた工具は、所定の工具搬送機構18および自動工具交換装置(不図示)を用いて、加工エリア内の工具主軸に装着される。第2搬送部26に保持された工具についても、第1搬送部21に保持された工具と同様の工程により、加工エリア内の工具主軸に装着される。
[0032]
 第1経路22は、第1区間22aと、第2区間22bとを有する。第1区間22aは、第1経路22の一部の区間である。第1区間22aは、直線部22Aの一部に対応している。第1区間22aは、上下方向において、反転部22Cよりも反転部22Dに近い位置に位置している。第2区間22bは、第1経路22の一部の区間であって、第1区間22aから離れて位置している。第2区間22bは、直線部22Bに対応している。第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2区間22bは、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置している。
[0033]
 カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41が設けられている。第1開口部41は、カバー体31を貫通する貫通孔からなる。第1開口部41は、工具の軸方向において、第1区間22aと対向して設けられている。
[0034]
 第2経路27は、第3区間27aと、第4区間27bとを有する。第3区間27aは、第2経路27の一部の区間である。第3区間27aは、直線部27Aの一部に対応している。第3区間27aは、上下方向において、反転部27Cよりも反転部27Dに近い位置に位置している。第4区間27bは、第2経路27の一部の区間であって、第3区間27aから離れて位置している。第4区間27bは、直線部27Bに対応している。第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第4区間27bは、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置している。
[0035]
 カバー体31には、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42が設けられている。第2開口部42は、カバー体31を貫通する貫通孔からなる。第2開口部42は、工具の軸方向において、第3区間27aと対向して設けられている。
[0036]
 第1開口部41および第2開口部42は、矩形形状の開口面を有する。第1開口部41および第2開口部42は、互いに同じ高さに設けられている。床面201を基準にした時の第1開口部41の高さH1と、床面201を基準にした時の第2開口部42の高さH2とは、互いに等しい(H1=H2)。第1開口部41および第2開口部42を同じ高さに設けることによって、第1搬送部21に対する工具の着脱作業と、第2搬送部26に対する工具の着脱作業との条件が近づくため、作業者は、工具の着脱作業を行ない易くなる。
[0037]
 カバー体31は、窓部32と、第1扉部43および第2扉部44とを有する。窓部32は、第1搬送部21および第2搬送部26と対向して設けられている。作業者は、窓部32を通じてカバー体31の内部を視認することができる。第1扉部43は、第1開口部41を開閉可能なように設けられている。第2扉部44は、第2開口部42を開閉可能なように設けられている。第1扉部43および第2扉部44は、上下方向にスライド可能に設けられている。
[0038]
 第1扉部43および第2扉部44には、インターロック機構が設けられている。第1搬送部21に格納された工具群を用いたワーク加工が実行されている間、第1扉部43の閉状態から開状態への動作が規制される。第2搬送部26に格納された工具群を用いたワーク加工が実行されている間、第2扉部44の閉状態から開状態への動作が規制される。
[0039]
 カバー体31には、複数の操作ボタン33~37が設けられている。複数の操作ボタン33~37は、第1搬送部21および第2搬送部26のそれぞれに対応して設けられている。複数の操作ボタン33~37は、第1開口部41および第2開口部42に隣り合う位置に設けられている。
[0040]
 操作ボタン35は、第1搬送部21または第2搬送部26における工具搬送を手動モードに切り替えるための操作部である。操作ボタン33は、手動モード時に工具を正方向に搬送するための操作部である。操作ボタン34は、手動モード時に工具を逆方向に搬送するための操作部である。操作ボタン36は、工具ポット14から工具を自動でリリースするための操作部である。操作ボタン37は、非常時に工具の搬送を停止させる操作部である。
[0041]
 たとえば、第1搬送部21に、加工工程Aに用いられる工具群が格納されており、第2搬送部26に、加工工程Bに用いられる工具群が格納されており、ワーク加工が、加工工程A、加工工程B、加工工程Cおよび加工工程Dの順に進む場合を想定する。この場合に、加工工程Aが終了し、加工工程Bが進行している間に、第1搬送部21において、加工工程Aに用いられる工具群から加工工程Cに用いられる工具群に工具交換を行なうことが考えられる。また、加工工程Bが終了し、加工工程Cが進行している間に、第2搬送部26において、加工工程Bに用いられる工具群から加工工程Dに用いられる工具群に工具交換を行なうことが考えられる。
[0042]
 このような場合に、作業者は、第1搬送部21に格納された工具を第1開口部41を通じて別の工具に交換し、第2搬送部26に格納された工具を第2開口部42を通じて別の工具に交換する。
[0043]
 代表的に、第1搬送部21に格納される工具を交換する場合について説明すると、作業者は、操作ボタン35を押下して、第1搬送部21における工具搬送を手動モードに切り替える。次に、作業者は、第1扉部43を開動作させて、第1開口部41を開状態とする。次に、作業者は、操作ボタン33または操作ボタン34を押下して、交換対象となる工具を第1区間22aまで搬送する。次に、作業者は、操作ボタン36を押下して、交換対象となる工具を工具ポット14から取り外す。次に、作業者は、新たな工具を工具ポット14に装着する。最後に、作業者は、第1扉部43を閉動作させることによって、工具の交換作業を完了する。
[0044]
 本実施の形態における工具マガジン10においては、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1開口部41が設けられる第1搬送部21の第1区間22aと、第2搬送部26との間に、第1搬送部21の第2区間22bが位置している。このため、第2搬送部26において工具の搬送が実行されているタイミングに、第1搬送部21に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第1開口部41から第2搬送部26まで届き難くなる。
[0045]
 また、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2開口部42が設けられる第2搬送部26の第3区間27aと、第1搬送部21との間に、第2搬送部26の第4区間27bが位置している。このため、第1搬送部21において工具の搬送が実行されているタイミングに、第2搬送部26に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第2開口部42から第1搬送部21まで届き難くなる。
[0046]
 したがって、第1搬送部21および第2搬送部26のいずれか一方において工具が搬送されている間であっても、作業者は、自らの安全性を確保しつつ、第1搬送部21および第2搬送部26のいずれか他方において工具の着脱作業を行なうことができる。
[0047]
 また、本実施の形態では、第1区間22aが、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1経路22のうちで第2搬送部26から最も離れて位置している。第3区間27aは、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2経路27のうちで第1搬送部21から最も離れて位置している。
[0048]
 このような構成によれば、第1搬送部21における工具の着脱作業時、作業者の手が第1開口部41から第2搬送部26までより届き難くなり、第2搬送部26における工具の着脱作業時、作業者の手が第2開口部42から第1搬送部21までより届き難くなる。このため、工具の着脱作業時における作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0049]
 また、本実施の形態では、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向における第1開口部41の中心位置(図4中の中心線111の位置)は、第1区間22aにおける第1経路22に対して、第2区間22bから遠い側に位置している。
[0050]
 このような構成によれば、第1搬送部21における工具の着脱作業時、作業者の手が第1開口部41から第2搬送部26までより届き難くなる。このため、工具の着脱作業時における作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0051]
 図5は、治具を用いた工具の取り外し工程を示す斜視図である。図4および図5を参照して、作業者は、治具131を用いて、第1搬送部21または第2搬送部26から工具を取り外すことも可能である。
[0052]
 具体的には、作業者は、治具131を、工具と工具ポット14との間の隙間に挿入するとともに、治具131を図5中の矢印に示す方向に押すことにより、工具を工具ポット14から取り外す。この際、作業者は、右手で治具131を扱い、左手で工具を把持する。
[0053]
 第1区間22aにおいて、第1搬送部21から工具を取り外すための治具131を挿入する第1治具挿入位置121を規定する。第3区間27aにおいて、第2搬送部26から工具を取り外すための治具131を挿入する第2治具挿入位置122を規定する。第1開口部41および第2開口部42の開口面を正面から見て、第1治具挿入位置121は、第1区間22aの右側に位置しており、第2治具挿入位置122は、第3区間27aの右側に位置している。
[0054]
 第1開口部41は、第1治具挿入位置121を含む領域に対向して開口している。第2開口部42は、第2治具挿入位置122を含む領域に対向して開口している。このような構成によれば、治具131がカバー体31に干渉し難くなるため、治具131を用いた工具の取り外し時の作業性を向上させることができる。
[0055]
 図6は、図4中の工具マガジンの変形例を示す正面図である。図6を参照して、本変形例における工具マガジンは、仕切り板39をさらに有する。
[0056]
 仕切り板39は、カバー体31の内部に設けられている。仕切り板39は、カバー体31の内部において、第1搬送部21を収容する空間と、第2搬送部26を収容する空間とを仕切るように設けられている。仕切り板39は、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1搬送部21の直線部22Bと、第2搬送部26の直線部27Bとの間に設けられている。
[0057]
 このような構成によれば、仕切り板39により第1搬送部21および第2搬送部26が隔てられるため、工具の着脱作業時における作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0058]
 図7から図11は、図4中に示す第1搬送部および第2搬送部のレイアウトと、第1開口部および第2開口部の位置との変形例を示す正面図である。
[0059]
 図7を参照して、第1搬送部21および第2搬送部26は、図4中の第1搬送部21および第2搬送部26と同じレイアウトを有する。
[0060]
 本変形例では、第1区間22aが、反転部22Dの一部に対応している。第1区間22aは、反転部22Dの底部と、直線部22Bとの間に位置している。第2区間22bは、直線部22Bに対応している。第3区間27aは、反転部27Dの一部に対応している。第3区間27aは、反転部27Dの底部と、直線部27Bとの間に位置している。第4区間27bは、直線部27Bに対応している。
[0061]
 カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41と、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42とが設けられている。
[0062]
 本変形例においても、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2区間22bが、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置し、第4区間27bが、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置しているため、工具の着脱作業時における作業者の安全性を確保することができる。
[0063]
 第1開口部41および第2開口部42は、以上に説明した位置に限られず、たとえば、反転部22Cおよび反転部27Cに設けられてもよい。第1開口部41および第2開口部42は、第1搬送部21および第2搬送部26の間の中心に対して非対称な位置に設けられてもよい。
[0064]
 図8および図9を参照して、本変形例では、第1経路22が、その構成部位として、直線部22Aおよび直線部22A´と、直線部22Bおよび直線部22B´と、反転部22Cと、反転部22Dおよび反転部22D´と、反転部22Eとを有する。
[0065]
 直線部22A、直線部22A´、直線部22Bおよび直線部22B´は、互いに平行に延びている。直線部22A、直線部22A´、直線部22Bおよび直線部22B´は、上下方向に延びている。直線部22A´および直線部22B´は、直線部22Aおよび直線部22Bの間に位置している。直線部22A´は、直線部22Aと隣り合って位置している。直線部22B´は、直線部22Bと隣り合って位置している。反転部22Cは、直線部22Aおよび直線部22Bの上端同士を繋いでいる。反転部22Dは、直線部22Aおよび直線部22A´の下端同士を繋いでいる。反転部22D´は、直線部22Bおよび直線部22B´の下端同士を繋いでいる。反転部22Eは、直線部22A´および直線部22B´の上端同士を繋いでいる。反転部22Eは、上下方向において、反転部22Cと、反転部22Dおよび反転部22D´との間に位置している。
[0066]
 第2経路27は、その構成部位として、直線部27Aおよび直線部27A´と、直線部27Bおよび直線部27B´と、反転部27Cと、反転部27Dおよび反転部27D´と、反転部27Eとを有する。
[0067]
 直線部27A、直線部27A´、直線部27Bおよび直線部27B´は、互いに平行に延びている。直線部27A、直線部27A´、直線部27Bおよび直線部27B´は、上下方向に延びている。直線部27A´および直線部27B´は、直線部27Aおよび直線部27Bの間に位置している。直線部27A´は、直線部27Aと隣り合って位置している。直線部27B´は、直線部27Bと隣り合って位置している。反転部27Cは、直線部27Aおよび直線部27Bの上端同士を繋いでいる。反転部27Dは、直線部27Aおよび直線部27A´の下端同士を繋いでいる。反転部27D´は、直線部27Bおよび直線部27B´の下端同士を繋いでいる。反転部27Eは、直線部27A´および直線部27B´の上端同士を繋いでいる。反転部27Eは、上下方向において、反転部27Cと、反転部27Dおよび反転部27D´との間に位置している。
[0068]
 第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1経路22の直線部22Bと、第2経路27の直線部27Bとは、互いに隣り合って配置されている。
[0069]
 図8中に示す変形例では、第1区間22aは、直線部22Aの一部に対応している。第2区間22bは、直線部22Bに対応している。第3区間27aは、直線部27Aの一部に対応している。第4区間27bは、直線部27Bに対応している。図9中に示す変形例では、第1区間22aは、直線部22B´の一部に対応している。第2区間22bは、直線部22Bに対応している。第3区間27aは、直線部27B´の一部に対応している。第4区間27bは、直線部27Bに対応している。
[0070]
 カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41と、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42とが設けられている。
[0071]
 本変形例においても、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2区間22bが、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置し、第4区間27bが、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置しているため、工具の着脱作業時における作業者の安全性を確保することができる。
[0072]
 本変形例に示すように、第1搬送部21および第2搬送部26のレイアウトは、特に限定されない。
[0073]
 図10を参照して、本変形例では、第1搬送部21および第2搬送部26が、上下に並んで配置されている。
[0074]
 直線部22Aおよび直線部22Bは、互いに平行に延びている。直線部22Aおよび直線部22Bは、水平方向に延びている。反転部22Cは、直線部22Aおよび直線部22Bの右端同士を繋いでいる。反転部22Dは、直線部22Aおよび直線部22Bの左端同士を繋いでいる。直線部27Aおよび直線部27Bは、互いに平行に延びている。直線部27Aおよび直線部27Bは、水平方向に延びている。反転部27Cは、直線部27Aおよび直線部27Bの右端同士を繋いでいる。反転部27Dは、直線部27Aおよび直線部27Bの左端同士を繋いでいる。
[0075]
 第1経路22の直線部22Bと、第2経路27の直線部27Bとは、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向(上下方向)において、互いに隣り合って配置されている。
[0076]
 第1区間22aは、直線部22Aの一部に対応している。第2区間22bは、直線部22Bに対応している。第3区間27aは、直線部27Aの一部に対応している。第4区間27bは、直線部27Bに対応している。
[0077]
 カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41と、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42とが設けられている。
[0078]
 本変形例においても、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向(上下方向)において、第2区間22bが、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置し、第4区間27bが、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置しているため、工具の着脱作業時における作業者の安全性を確保することができる。
[0079]
 本変形例に示すように、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向は、特に限定されない。
[0080]
 図11を参照して、本変形例では、第1搬送部21が、その構成部位として、直線部22Lと、直線部22Mと、直線部22Nとを有する。直線部22L、直線部22Mおよび直線部22Nは、角部が湾曲した三角形形状をなしている。直線部22Nは、水平方向に延びている。直線部22Mおよび直線部22Lは、直線部22Nの両端から斜め上方向に延び、直線部22Nの上方で交わっている。
[0081]
 第2搬送部26は、その構成部位として、直線部27Lと、直線部27Mと、直線部27Nとを有する。直線部27L、直線部27Mおよび直線部27Nは、角部が湾曲した三角形形状をなしている。直線部27Nは、水平方向に延びている。直線部27Mおよび直線部27Lは、直線部27Nの両端から斜め下方向に延び、直線部27Nの下方で交わっている。
[0082]
 第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1経路22の直線部22Mと、第2経路27の直線部27Mとは、互いに隣り合って配置されている。
[0083]
 第1区間22aは、直線部22Lの一部に対応している。第2区間22bは、直線部22Mに対応している。第3区間27aは、直線部27Lの一部に対応している。第4区間27bは、直線部27Mに対応している。
[0084]
 カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41と、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42とが設けられている。
[0085]
 本変形例においても、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第2区間22bが、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置し、第4区間27bが、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置しているため、工具の着脱作業時における作業者の安全性を確保することができる。
[0086]
 この発明の実施の形態1における搬送装置としての工具マガジン10の構造をまとめると、本実施の形態における工具マガジン10は、複数の搬送対象物としての工具を着脱可能に保持し、複数の工具を無端環状の第1経路22に沿って搬送する第1搬送部21と、第1搬送部21と並んで設けられ、複数の工具を着脱可能に保持し、複数の工具を無端環状の第2経路27に沿って搬送する第2搬送部26と、第1搬送部21および第2搬送部26を収容する空間を形成するカバー体31とを備える。第1経路22は、第1区間22aおよび第2区間22bを含む。第2経路27は、第3区間27aおよび第4区間27bを含む。カバー体31には、第1区間22aにおいて、第1搬送部21に対して工具を着脱するための第1開口部41と、第3区間27aにおいて、第2搬送部26に対して工具を着脱するための第2開口部42とが設けられる。第2区間22bは、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第1区間22aと、第2搬送部26との間に位置する。第4区間27bは、第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向において、第3区間27aと、第1搬送部21との間に位置する。
[0087]
 このように構成された工具マガジン10によれば、第1搬送部21および第2搬送部26において工具の着脱作業を行なうタイミングに制約が生じることを回避して、工具の着脱作業を効率的に実施することができる。
[0088]
 なお、本実施の形態では、搬送対象物が工具である場合について説明したが、これに限られず、たとえば、搬送対象物はワークであってもよい。
[0089]
 (実施の形態2)
 図12は、この発明の実施の形態2における工具マガジンを示す正面図である。図12は、実施の形態1における図4に対応する図である。本実施の形態における工具マガジンは、実施の形態1における工具マガジン10と比較して、基本的には同様の構造を有する。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
[0090]
 図12を参照して、本実施の形態における工具マガジン10は、第3搬送部51をさらに有する。
[0091]
 第3搬送部51は、複数の工具を着脱可能に保持するように構成されている。第3搬送部51は、複数の工具を無端環状の第3経路52に沿って搬送するように構成されている。
[0092]
 第3搬送部51は、第1搬送部21および第2搬送部26から独立して設けられている。第3搬送部51は、第2搬送部26と図12中の矢印102に示す方向に並んで設けられている(以下、図12中の矢印102に示す方向を、「第2搬送部26および第3搬送部51の並び方向」ともいう)。第3搬送部51は、第2搬送部26を挟んで第1搬送部21の反対側に設けられている。
[0093]
 カバー体31は、第1搬送部21および第2搬送部26とともに第3搬送部51を収容する空間を形成している。
[0094]
 第3経路52は、その構成部位として、直線部52Aと、直線部52Bと、反転部52Cと、反転部52Dとを有する。直線部52Aおよび直線部52Bは、互いに平行に延びている。直線部52Aおよび直線部52Bは、上下方向に延びている。反転部52Cおよび反転部52Dは、半円状に延びている。反転部52Cは、直線部52Aおよび直線部52Bの上端同士を繋いでいる。反転部52Dは、直線部52Aおよび直線部52Bの下端同士を繋いでいる。反転部52Cおよび反転部52Dにおいて、工具の搬送方向が180°反転する。直線部52Aにおける工具の搬送方向と、直線部52Bにおける工具の搬送方向とは、逆向きである。
[0095]
 第2搬送部26および第3搬送部51の並び方向において、第2経路27の直線部27Aと、第3経路52の直線部52Bとは、互いに隣り合って配置されている。
[0096]
 第3経路52は、第5区間52aと、第6区間52bとを有する。第5区間52aは、第3経路52の一部の区間である。第5区間52aは、直線部52Aの一部に対応している。第5区間52aは、上下方向において、反転部52Cよりも反転部52Dに近い位置に位置している。第6区間52bは、第3経路52の一部の区間であって、第5区間52aから離れて位置している。第6区間52bは、直線部52Bに対応している。第2搬送部26および第3搬送部51の並び方向において、第6区間52bは、第5区間52aと、第2搬送部26との間に位置している。
[0097]
 カバー体31には、第5区間52aにおいて、第3搬送部51に対して工具を着脱するための第3開口部46がさらに設けられている。第2搬送部26および第3搬送部51のその並び方向における間隔L2は、第1搬送部21および第2搬送部26のその並び方向における間隔L1よりも大きい(L2>L1)。
[0098]
 第3開口部46は、第1開口部41および第2開口部42と同じ高さに設けられている。
[0099]
 本実施の形態においても、第2搬送部26および第3搬送部51の並び方向において、第3開口部46が設けられる第3搬送部51の第5区間52aと、第2搬送部26との間に、第3搬送部51の第6区間52bが位置している。このため、第2搬送部26において工具の搬送が実行されているタイミングに、第3搬送部51に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第3開口部46から第2搬送部26まで届き難くなる。このため、第3搬送部51における工具着脱時の作業者の安全性を確保することができる。
[0100]
 また、第2搬送部26および第3搬送部51のその並び方向における間隔L2は、第1搬送部21および第2搬送部26のその並び方向における間隔L1よりも大きい。このため、第3搬送部51において工具の搬送が実行されているタイミングに、第2搬送部26に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第2開口部42から第3搬送部51まで届き難くなる。このため、第2搬送部26における工具着脱時の作業者の安全性を確保することができる。
[0101]
 このように構成された、この発明の実施の形態2における工具マガジンによれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
[0102]
 (実施の形態3)
 図13は、この発明の実施の形態3における工具マガジンを示す正面図である。図14は、図13中の矢印XIVに示す方向から見た工具マガジンを示す側面図である。本実施の形態における工具マガジンは、実施の形態1における工具マガジン10と比較して、基本的には同様の構造を有する。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
[0103]
 図13および図14を参照して、本実施の形態における工具マガジンは、実施の形態1における第1搬送部21および第2搬送部26に替えて、第1搬送部61および第2搬送部66を有する。
[0104]
 工具が工具ポット14により保持された状態において、工具の軸中心が、搬送チェーン13が環状に配索される平面と平行となる。工具は、その軸中心が、搬送チェーン13からその径方向外側に向けて延びる姿勢で保持されている。
[0105]
 第1搬送部61は、複数の工具を着脱可能に保持するように構成されている。第1搬送部61は、複数の工具を無端環状の第1経路62に沿って搬送するように構成されている。第2搬送部66は、複数の工具を着脱可能に保持するように構成されている。第2搬送部66は、複数の工具を無端環状の第2経路67に沿って搬送するように構成されている。
[0106]
 第2搬送部66は、第1搬送部61から独立して設けられている。第2搬送部66は、第1搬送部61と並んで設けられている。第2搬送部66は、第1搬送部61と水平方向における一方向に並んで設けられている。第2搬送部66は、搬送チェーン13が環状に配索される平面に直交する方向において、第1搬送部21と並んで設けられている。第2搬送部66は、第1搬送部61と図14中の矢印106に示す方向に並んで設けられている(以下、図14中の矢印106に示す方向を、「第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向」ともいう)。
[0107]
 カバー体31には、第1搬送部61に対して工具を着脱するための第1開口部47と、第2搬送部66に対して工具を着脱するための第2開口部48とが設けられている。第1開口部47は、第1搬送部61に保持された工具と、その工具の軸方向に対向して設けられている。第2開口部48は、第2搬送部66に保持された工具と、その工具の軸方向に対向して設けられている。
[0108]
 第1開口部47は、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第1経路62から、第2搬送部66から遠い側にシフトして設けられている。第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向における第1開口部47の中心位置(図14中の中心線151の位置)は、第1経路62に対して、第2経路67から遠い側に位置している。
[0109]
 第2開口部48は、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第2経路67から、第1搬送部61から遠い側にシフトして設けられている。第1搬送部21および第2搬送部26の並び方向における第2開口部48の中心位置(図14中の中心線152の位置)は、第2経路67に対して、第1経路62から遠い側に位置している。
[0110]
 本実施の形態における工具マガジンにおいては、第1開口部47が、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第1経路62から、第2搬送部66から遠い側にシフトして設けられているため、第2搬送部66において工具の搬送が実行されているタイミングに、第1搬送部61に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第1開口部47から第2搬送部66まで届き難くなる。
[0111]
 また、第2開口部48が、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第2経路67から、第1搬送部61から遠い側にシフトして設けられているため、第1搬送部61において工具の搬送が実行されているタイミングに、第2搬送部66に格納された工具の交換を行なう場合であっても、作業者の手が第2開口部48から第1搬送部61まで届き難くなる。
[0112]
 したがって、第1搬送部61および第2搬送部66のいずれか一方において工具が搬送されている間であっても、作業者は、自らの安全性を確保しつつ、第1搬送部21および第2搬送部26のいずれか他方において工具の着脱作業を行なうことができる。
[0113]
 以上に説明した、この発明の実施の形態3における搬送装置としての工具マガジンの構造をまとめると、本実施の形態における工具マガジンは、複数の搬送対象物としての工具を着脱可能に保持し、複数の工具を無端環状の第1経路62に沿って搬送する第1搬送部61と、第1搬送部61と並んで設けられ、複数の工具を着脱可能に保持し、複数の工具を無端環状の第2経路67に沿って搬送する第2搬送部66と、第1搬送部61および第2搬送部66を収容する空間を形成するカバー体31とを備える。カバー体31には、第1搬送部61に対して工具を着脱するための第1開口部47と、第2搬送部66に対して工具を着脱するための第2開口部48とが設けられる。第1開口部47は、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第1経路62から、第2搬送部66から遠い側にシフトして設けられる。第2開口部48は、第1搬送部61および第2搬送部66の並び方向において、第2経路67から、第1搬送部61から遠い側にシフトして設けられる。
[0114]
 このように構成された、この発明の実施の形態3における工具マガジンによれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
[0115]
 以下、本発明をまとめて説明する。この発明の1つの局面に従った搬送装置は、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、第1搬送部および第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備える。第1経路は、第1区間および第2区間を含む。第2経路は、第3区間および第4区間を含む。カバー体には、第1区間において、第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、第3区間において、第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられる。第2区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第1区間と、第2搬送部との間に位置する。第4区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第3区間と、第1搬送部との間に位置する。
[0116]
 このように構成された搬送装置によれば、第1区間に設けられた第1開口部は、第2区間を挟んで第2搬送部から隔てられている。このため、第2搬送部において複数の搬送対象物を搬送している間であっても、作業者の安全性を確保しつつ、第1開口部を通じて第1搬送部に対して搬送対象物を着脱することができる。また、第3区間に設けられた第2開口部は、第4区間を挟んで第1搬送部から隔てられている。このため、第1搬送部において複数の搬送対象物を搬送している間であっても、作業者の安全性を確保しつつ、第2開口部を通じて第2搬送部に対して搬送対象物を着脱することができる。したがって、本発明によれば、搬送対象物の着脱作業を効率的に実施することができる。
[0117]
 また好ましくは、第1区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第1経路のうちで第2搬送部から最も離れて位置する。第3区間は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第2経路のうちで第1搬送部から最も離れて位置する。
[0118]
 このように構成された搬送装置によれば、第1開口部を第2搬送部からより遠ざけて配置し、第2開口部を第1搬送部からより遠ざけて配置することにより、搬送対象物の着脱作業時における作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0119]
 また好ましくは、正方向または逆方向に搬送している時における、第1区間における複数の搬送対象物の搬送方向と、第2区間における複数の搬送対象物の搬送方向とは、逆向きであり、第3区間における複数の搬送対象物の搬送方向と、第4区間における複数の搬送対象物の搬送方向とは、逆向きである。
[0120]
 このように構成された搬送装置によれば、複数の搬送対象物の搬送方向が、第1区間および第2区間の間で反転する第1搬送部において、第1開口部を第2搬送部から遠ざけて配置することができ、複数の搬送対象物の搬送方向が、第3区間および第4区間の間で反転する第2搬送部において、第2開口部を第1搬送部から遠ざけて配置することができる。
[0121]
 また好ましくは、第1搬送部および第2搬送部の並び方向における第1開口部の中心位置は、第1区間における第1経路に対して、第2区間から遠い側に位置する。
[0122]
 このように構成された搬送装置によれば、第1開口部を第2搬送部からより遠ざけて配置することにより、第1搬送部に対して搬送対象物を着脱する際の作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0123]
 また好ましくは、第1区間において、第1搬送部から搬送対象物を取り外すための治具を挿入する第1治具挿入位置を規定し、第3区間において、第2搬送部から搬送対象物を取り外すための治具を挿入する第2治具挿入位置を規定する。この場合に、第1開口部は、第1治具挿入位置を含む領域に対向して開口し、第2開口部は、第2治具挿入位置を含む領域に対向して開口している。
[0124]
 このように構成された搬送装置によれば、治具を用いて、第1搬送部および第2搬送部から搬送対象物を取り外す際の作業性を向上させることができる。
[0125]
 また好ましくは、搬送装置は、カバー体の内部に設けられ、第1搬送部を収容する空間と、第2搬送部を収容する空間とを仕切る仕切り板をさらに備える。
[0126]
 このように構成された搬送装置によれば、搬送対象物の着脱作業時における作業者の安全性をさらに高めることができる。
[0127]
 また好ましくは、第1開口部および第2開口部は、互いに同じ高さに設けられる。
 このように構成された搬送装置によれば、第1開口部および第2開口部の設置条件を近づけることによって、第1搬送部および第2搬送部に対して搬送対象物を着脱する際の作業性を向上させることができる。
[0128]
 また好ましくは、搬送装置は、第2搬送部を挟んで第1搬送部とは反対側において第2搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第3経路に沿って搬送する前記第3搬送部をさらに備える。カバー体は、第1搬送部および第2搬送部とともに第3搬送部を収容する空間を形成する。第3経路は、第5区間および第6区間を含む。カバー体には、第5区間において、第3搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第3開口部が設けられる。第6区間は、第2搬送部および第3搬送部の並び方向において、第5区間と、第2搬送部との間に位置する。第2搬送部および第3搬送部のその並び方向における間隔は、第1搬送部および第2搬送部のその並び方向における間隔よりも大きい。
[0129]
 このように構成された搬送装置によれば、第5区間に設けられた第3開口部は、第6区間を挟んで第2搬送部から隔てられている。このため、第2搬送部において複数の搬送対象物を搬送している間であっても、作業者の安全性を確保しつつ、第3開口部を通じて第3搬送部に対して搬送対象物を着脱することができる。また、第2搬送部および第3搬送部のその並び方向における間隔は、第1搬送部および第2搬送部のその並び方向における間隔よりも大きい。このため、第3搬送部において複数の搬送対象物を搬送している間であっても、作業者の安全性を確保しつつ、第2開口部を通じて第2搬送部に対して搬送対象物を着脱することができる。
[0130]
 この発明の別の局面に従った搬送装置は、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、第1搬送部および第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備える。カバー体には、第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられる。第1開口部は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第1経路から、第2搬送部から遠い側にシフトして設けられる。第2開口部は、第1搬送部および第2搬送部の並び方向において、第2経路から、第1搬送部から遠い側にシフトして設けられる。
[0131]
 このように構成された搬送装置によれば、第1開口部を第2搬送部からより遠ざけて配置し、第2開口部を第1搬送部からより遠ざけて配置することにより、搬送対象物の着脱作業時における作業者の安全性を確保しつつ、第1搬送部および第2搬送部に対して搬送対象物を着脱することができる。
[0132]
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

産業上の利用可能性

[0133]
 この発明は、たとえば、工具マガジンに適用される。

符号の説明

[0134]
 10 工具マガジン、12 マガジンベース、13 搬送チェーン、14 工具ポット、15P 駆動スプロケット、15Q 従動スプロケット、18 工具搬送機構、21,61 第1搬送部、22,62 第1経路、22A,22A´,22B,22B´,22L,22M,22N,27A,27A´,27B,27B´,27L,27M,27N,52A,52B 直線部、22C,22D,22E,27C,27D,27E,52C,52D 反転部、22a 第1区間、22b 第2区間、26,66 第2搬送部、27,67 第2経路、27a 第3区間、27b 第4区間、31 カバー体、32 窓部、33,34,35,36,37 操作ボタン、39 仕切り板、41,47 第1開口部、42,48 第2開口部、43 第1扉部、44 第2扉部、46 第3開口部、51 第3搬送部、52 第3経路、52a 第5区間、52b 第6区間、111,151,152 中心線、121 第1治具挿入位置、122 第2治具挿入位置、131 治具、201 床面。

請求の範囲

[請求項1]
 複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、
 前記第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、
 前記第1搬送部および前記第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備え、
 前記第1経路は、第1区間および第2区間を含み、
 前記第2経路は、第3区間および第4区間を含み、
 前記カバー体には、前記第1区間において、前記第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、前記第3区間において、前記第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられ、
 前記第2区間は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第1区間と、前記第2搬送部との間に位置し、前記第4区間は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第3区間と、前記第1搬送部との間に位置する、搬送装置。
[請求項2]
 前記第1区間は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第1経路のうちで前記第2搬送部から最も離れて位置し、
 前記第3区間は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第2経路のうちで前記第1搬送部から最も離れて位置する、請求項1に記載の搬送装置。
[請求項3]
 正方向または逆方向に搬送している時における、前記第1区間における複数の搬送対象物の搬送方向と、前記第2区間における複数の搬送対象物の搬送方向とは、逆向きであり、
 正方向または逆方向に搬送している時における、前記第3区間における複数の搬送対象物の搬送方向と、前記第4区間における複数の搬送対象物の搬送方向とは、逆向きである、請求項1または2に記載の搬送装置。
[請求項4]
 前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向における前記第1開口部の中心位置は、前記第1区間における前記第1経路に対して、前記第2区間から遠い側に位置する、請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。
[請求項5]
 前記第1区間において、前記第1搬送部から搬送対象物を取り外すための治具を挿入する第1治具挿入位置を規定し、前記第3区間において、前記第2搬送部から搬送対象物を取り外すための治具を挿入する第2治具挿入位置を規定した場合に、
 前記第1開口部は、前記第1治具挿入位置を含む領域に対向して開口し、前記第2開口部は、前記第2治具挿入位置を含む領域に対向して開口している、請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。
[請求項6]
 前記カバー体の内部に設けられ、前記第1搬送部を収容する空間と、前記第2搬送部を収容する空間とを仕切る仕切り板をさらに備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送装置。
[請求項7]
 前記第1開口部および前記第2開口部は、互いに同じ高さに設けられる、請求項1から6のいずれか1項に記載の搬送装置。
[請求項8]
 前記第2搬送部を挟んで前記第1搬送部とは反対側において前記第2搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第3経路に沿って搬送する第3搬送部をさらに備え、
 前記カバー体は、前記第1搬送部および前記第2搬送部とともに前記第3搬送部を収容する空間を形成し、
 前記第3経路は、第5区間および第6区間を含み、
 前記カバー体には、前記第5区間において、前記第3搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第3開口部が設けられ、
 前記第6区間は、前記第2搬送部および前記第3搬送部の並び方向において、前記第5区間と、前記第2搬送部との間に位置し、
 前記第2搬送部および前記第3搬送部のその並び方向における間隔は、前記第1搬送部および前記第2搬送部のその並び方向における間隔よりも大きい、請求項1から7のいずれか1項に記載の搬送装置。
[請求項9]
 複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第1経路に沿って搬送する第1搬送部と、
 前記第1搬送部と並んで設けられ、複数の搬送対象物を着脱可能に保持し、複数の搬送対象物を無端環状の第2経路に沿って搬送する第2搬送部と、
 前記第1搬送部および前記第2搬送部を収容する空間を形成するカバー体とを備え、
 前記カバー体には、前記第1搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第1開口部と、前記第2搬送部に対して搬送対象物を着脱するための第2開口部とが設けられ、
 前記第1開口部は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第1経路から、前記第2搬送部から遠い側にシフトして設けられ、
 前記第2開口部は、前記第1搬送部および前記第2搬送部の並び方向において、前記第2経路から、前記第1搬送部から遠い側にシフトして設けられる、搬送装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]