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1. WO2020195168 - 漫然状態判定装置および漫然状態判定方法

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明 細 書

発明の名称 漫然状態判定装置および漫然状態判定方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012  

発明の効果

0013  

図面の簡単な説明

0014  

発明を実施するための形態

0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162  

産業上の利用可能性

0163  

符号の説明

0164  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

図面

1A   1B   2   3   4   5A   5B   6A   6B   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 漫然状態判定装置および漫然状態判定方法

技術分野

[0001]
 本開示は、人が漫然とした状態になっていたかを判定する漫然状態判定装置、および、漫然状態判定方法に関する。

背景技術

[0002]
 特許文献1には、運転者の視線を検出し、運転者が漫然運転を行っているか否かを判定する装置が開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平8-178712号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 運転者が漫然とした状態(以下、「漫然状態」という場合がある)になっている場合、運転者に注意を呼びかけて平常状態に戻すこと、また今後のためにも運転者が漫然状態にならないように忠告することが望ましい。そのため、運転者などの人が漫然状態になっていたかを把握することが必要とされる。
[0005]
 しかしながら、特許文献1に開示された装置のように人の視線を検出するだけでは、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することが困難である。
[0006]
 そこで、本開示は、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる漫然状態判定装置等を提供する。

課題を解決するための手段

[0007]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示する刺激指示部と、前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0008]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得する環境情報取得部と、前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0009]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する。
[0010]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、前記人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示し、前記人の検知情報を取得し、前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が過去に漫然状態になっていたかを判定する。
[0011]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、外部から前記人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得し、前記人の検知情報を取得し、前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0012]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、前記人の検知情報を取得し、前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する。

発明の効果

[0013]
 上記態様によれば、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。

図面の簡単な説明

[0014]
[図1A] 図1Aは、実施の形態1における漫然状態判定装置を備える漫然状態判定システムの一例を示す概略図である。
[図1B] 図1Bは、実施の形態1における漫然状態判定装置を備える漫然状態判定システムの他の一例を示す概略図である。
[図2] 図2は、実施の形態1における漫然状態判定装置の機能構成を示すブロック図である。
[図3] 図3は、実施の形態1における漫然状態判定装置を用いて漫然状態の判定を行う例を示す図である。
[図4] 図4は、実施の形態1における漫然状態判定方法を示すフローチャートである。
[図5A] 図5Aは、実施の形態1における漫然状態判定装置を用いて漫然状態の判定を行う他の例を示す図である。
[図5B] 図5Bは、実施の形態1における漫然状態判定装置を用いて漫然状態の判定を行う他の例を示す図である。
[図6A] 図6Aは、実施の形態2における漫然状態判定装置を備える漫然状態判定システムの一例を示す概略図である。
[図6B] 図6Bは、実施の形態2における漫然状態判定装置を備える漫然状態判定システムの他の一例を示す概略図である。
[図7] 図7は、実施の形態2における漫然状態判定装置の機能構成を示すブロック図である。
[図8] 図8は、実施の形態2における漫然状態判定装置を用いて漫然状態の判定を行う例を示す図である。
[図9] 図9は、実施の形態2における漫然状態判定方法を示すフローチャートである。
[図10] 図10は、実施の形態3における漫然状態判定装置の機能構成を示すブロック図である。
[図11] 図11は、実施の形態4における漫然状態判定装置の機能構成を示すブロック図である。
[図12] 図12は、実施の形態4における漫然状態判定装置にて学習を行う例を示す図である。
[図13] 図13は、実施の形態5における漫然状態判定装置の機能構成を示すブロック図である。
[図14] 図14は、実施の形態5における漫然状態判定方法を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0015]
 例えば、車両を運転しているとき、または、室内で作業をしているときに、人は漫然状態になることがある。漫然状態とは、現在の状況において注意を払うべきことに注意していない状態、とくに、注意を払うべきこととは別のことを考えている状態をいう。人が漫然状態になると、例えば、顔を動かさずに漠然と前方を向いたままになったり、または、視線が止まったりする。この漫然状態と似た状態として眠気発生状態がある。人が眠気発生状態になると、顔を動かさずに前方を向いたままになったり、または、視線が止まったりする。
[0016]
 人が漫然状態または眠気発生状態になると、車両の運転または室内での作業が緩慢になったり大雑把になったりする。そのため、人が漫然状態または眠気発生状態になったときは、平常状態に戻すことが望ましく、また、今後のためにも、漫然状態または眠気発生状態にならないように忠告することが望ましい。
[0017]
 例えば、人が漫然状態であるときは、その人に注意を呼びかけることで、速やかに平常状態に戻すことができる。一方、人が眠気発生状態にあるときは、注意を呼びかけるだけでは眠気を解消できず、その人に冷水をかけるなど強めの刺激を与える必要がある。しかし、漫然状態の人に強めの刺激を与えると、刺激を与えられた人が驚いて異常行動を起こすこともある。このように、平常状態に戻すための手段が漫然状態と眠気発生状態とで異なるため、平常状態に戻す前に、人が漫然状態にあるか眠気発生状態にあるかを区別して検出する必要がある。
[0018]
 しかしながら、前述したように、漫然状態および眠気発生状態はともに、顔を動かさずに前方を向いたままになったり、または、視線が止まったりするので、人の外観を見ただけでは、その人が過去に漫然状態になっていたか否かを判定することが難しい。
[0019]
 それに対し本実施の形態の漫然状態判定装置は、以下に示す構成を有することで、人が過去に漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0020]
 すなわち、本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示する刺激指示部と、前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0021]
 このように、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0022]
 また、前記刺激指示部は、前記人が漫然状態になっている疑いがある場合に、前記刺激の付与を指示してもよい。
[0023]
 これによれば、漫然状態を判定する必要があるときに、人に対して刺激が与えられるので、人が漫然状態になっていないのに刺激を与えられる煩わしさを抑制することができる。
[0024]
 また、漫然状態判定装置は、さらに、前記人が関心を示している対象物を特定する関心対象特定部を備え、前記刺激指示部は、前記対象物を用いて前記人に刺激が付与されるように前記刺激の付与を指示してもよい。
[0025]
 このように、人が関心を示している対象物を用いて人に刺激を与えることで、人が刺激を見逃したり、聞き逃したりすることを抑制することができる。これにより、確実に刺激を与えることができ、人が漫然状態になっていたかを確実に判定することができる。また、例えば複数の人がいる場合に、対象物を用いて特定の人に刺激を与えることができる。これにより、特定の人に刺激を付与することができ、人が漫然状態になっていたかを確実に判定することができる。
[0026]
 また、漫然状態判定装置は、さらに、前記刺激を付与された前記人が漫然状態を解消できたかを学習する学習部を備えていてもよい。
[0027]
 このように、人の漫然状態を解消できた刺激を学習することで、例えば学習したその刺激を用いて、人の漫然状態を確実に解消することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0028]
 また、前記刺激指示部は、前記学習部の学習結果に基づいて、前記刺激の付与を指示してもよい。
[0029]
 これによれば、刺激指示部は、学習結果に基づいた刺激を付与するように指示することができ、人の漫然状態を確実に解消することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0030]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得する環境情報取得部と、前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0031]
 このように、外部刺激情報を取得する前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0032]
 また、前記人の検知情報は、前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合、前記人の視線移動頻度、瞳孔径、瞬き回数、体動頻度、呼吸量、作業頻度、作業精度、および、視認対象適正率の少なくとも1つであってもよい。
[0033]
 これによれば、人の検知情報を精度よく取得することができる。これにより、人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができ、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0034]
 また、前記刺激は、前記人の漫然状態を解消させるための漫然解消刺激であってもよい。
[0035]
 これによれば、人に対して漫然解消刺激を付与して、漫然状態の解消を確実に行うことができる。これにより、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができ、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0036]
 また、前記刺激は、前記人の眠気を解消させるための覚醒誘導刺激であってもよい。
[0037]
 これによれば、人に対して覚醒誘導刺激を付与し、眠気発生状態の解消を確実に行うことができる。これにより、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができ、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0038]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定装置は、人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部とを備え、前記漫然判定部は、前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する。
[0039]
 このように、眠気漫然度合の変化率に基づいて漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0040]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示し、前記人の検知情報を取得し、前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が過去に漫然状態になっていたかを判定してもよい。
[0041]
 このように、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0042]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、外部から前記人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得し、前記人の検知情報を取得し、前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0043]
 このように、外部刺激情報を取得する前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0044]
 本開示の一態様に係る漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、前記人の検知情報を取得し、前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する。
[0045]
 このように、眠気漫然度合の変化率に基づいて漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0046]
 なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
[0047]
 以下、本開示の一態様に係る漫然状態判定装置等について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[0048]
 なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
[0049]
 (実施の形態1)
 [1-1.漫然状態判定システムの構成]
 まず、実施の形態1の漫然状態判定装置20を備える漫然状態判定システム1の構成について、図1Aおよび図1Bを参照しながら説明する。
[0050]
 図1Aは、実施の形態1における漫然状態判定装置20を備える漫然状態判定システム1の一例を示す概略図である。図1Aには、漫然状態判定システム1が、車両91に設けられている例が示されている。
[0051]
 図1Bは、漫然状態判定装置20を備える漫然状態判定システム1の他の一例を示す概略図である。図1Bには、漫然状態判定システム1が、室内92に設けられている例が示されている。
[0052]
 図1Aおよび図1Bに示すように、漫然状態判定システム1は、車両91または室内92などの所定の空間内に設けられる。
[0053]
 漫然状態判定システム1は、人に対して刺激を与えた後、それに対する人の反応を見て、人が漫然状態になっていたか否かを判定するシステムである。漫然状態判定システム1は、漫然状態判定装置20、第1入力部11、第2入力部12、報知部31および刺激付与部32を備えている。
[0054]
 漫然状態判定装置20は、人が過去に漫然状態になっていたかを判定する装置である。漫然状態判定装置20は、例えば、マイクロプロセッサおよびメモリなどによって構成される。漫然状態判定装置20には、第1入力部11、第2入力部12、報知部31および刺激付与部32が接続されている。漫然状態判定装置20については、後で詳しく説明する。
[0055]
 刺激付与部32は、人に対して刺激を付与する装置であり、人の視覚、聴覚、触覚などを刺激する。刺激付与部32は、例えば、画像表示装置、スピーカまたは外力を発生するアクチュエータである。刺激付与部32は、例えば、人が座っているシートを振動させることで、人に刺激を与えてもよい。
[0056]
 第1入力部11は、漫然状態判定装置20を利用する人、すなわちユーザUに関する検知情報を漫然状態判定装置20に入力するための装置である。第1入力部11は、例えば、カメラ、TOF(Time Of Flight)、重心センサ、生体センサであり、刺激付与部32によって刺激を与えられたときの人の反応を検出する。具体的には、第1入力部11は、ユーザUの検知情報として、ユーザUの視線、瞳孔径、開眼状態、瞬き、頭部の動き、体動頻度、体温、温冷感、心拍、呼吸および呼気成分などの情報を検出する。なお、漫然状態判定装置20が車両91に設けられている場合は、ユーザUに関する検知情報として、ハンドル、アクセル、ブレーキなどの運転操作情報や車間距離などの情報が入力されてもよい。また、漫然状態判定装置20が室内92に設けられている場合は、ユーザUに関する検知情報として、パーソナルコンピュータに対して行ったユーザ操作などの情報が入力されてもよい。
[0057]
 第2入力部12は、ユーザUの周囲の環境に関する情報を漫然状態判定装置20に入力するための装置である。第2入力部12は、カメラやマイクを含む各種の環境センサである。第2入力部12は、人の視線の先にある対象物や人が関心を示している対象物を検出する。具体的には、第2入力部12は、環境に関する情報として、人の周囲に配置されている構造物、照明光、照度、色、温度、風速、周辺音、匂いおよび空気成分などの情報を検出する。
[0058]
 なお上記では、第1入力部11にユーザUに関する検知情報が入力され、第2入力部12に環境に関する情報が入力される例を示したが、それに限られない。例えば、第1入力部11のカメラ等を用いて環境に関する情報が入力されてもよいし、第2入力部12のセンサ等を用いてユーザUの検知情報が入力されてもよい。
[0059]
 報知部31は、ユーザUが漫然状態であったことをユーザUに知らせ、また忠告する装置であり、例えば、画像表示装置またはスピーカである。また、報知部31は、スマートフォンまたはタブレット端末などの情報端末であってもよいし、車載用のヘッドアップディスプレイであってもよい。
[0060]
 [1-2.漫然状態判定装置の構成]
 次に、漫然状態判定装置20の構成について図2および図3を参照しながら説明する。
[0061]
 図2は、漫然状態判定装置20の機能構成を示すブロック図である。なお、図2には、漫然状態判定装置20に接続されている第1入力部11、第2入力部12、報知部31および刺激付与部32も示されている。
[0062]
 図2に示すように、漫然状態判定装置20は、ユーザ情報取得部21と、環境情報取得部22と、漫然判定部25と、刺激指示部27とを備えている。
[0063]
 ユーザ情報取得部21は、第1入力部11にて入力されたユーザUの検知情報を取得する。ユーザ情報取得部21で取得した当該検知情報は、漫然判定部25に出力される。
[0064]
 環境情報取得部22は、第2入力部12にて入力された環境に関する情報を取得する。環境情報取得部22で取得した当該情報は、漫然判定部25に出力される。
[0065]
 漫然判定部25は、ユーザUが漫然状態になっているかを判定する。より具体的には、漫然判定部25は、ユーザUが漫然となっている疑いがあるか否かを一次的に判定する第1の漫然判定部25aと、ユーザUが漫然状態になっていたかを最終的に判定する第2の漫然判定部25bとを有している。
[0066]
 第1の漫然判定部25aは、ユーザ情報取得部21にて得られた検知情報に基づいて、ユーザUが漫然となっている疑いがあるかを判定する。漫然となっているか否かは、例えば、ユーザUの視線移動頻度に基づいて判定される。例えば、ユーザUの視線移動頻度が、予め決められた値より低ければ、ユーザUは漫然となっている疑いがあるとする。第2の漫然判定部25bについては後述する。
[0067]
 刺激指示部27は、ユーザUに対して刺激を与えるように、刺激付与部32を作動させる。刺激指示部27は、ユーザUの漫然状態を解消させるための刺激である漫然解消刺激を刺激付与部32に付与させる。刺激指示部27は、例えば、音楽、照度、振動、換気などを急に変化させることで、漫然状態となっている疑いがあるユーザUを刺激する。
[0068]
 漫然解消刺激を付与されたユーザUの反応は、第1入力部11または第2入力部12によって検出され、ユーザ情報取得部21に出力される。ユーザ情報取得部21は、得られた検知情報を第2の漫然判定部25bに出力する。
[0069]
 第2の漫然判定部25bは、ユーザUが漫然状態になっていたかを最終的に判定する。具体的には、第2の漫然判定部25bは、刺激指示部27が刺激の付与の指示を行った場合に、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0070]
 前述したように、人の外観を見ただけでは、その人の眠気発生状態および漫然状態を区別することが難しいので、ユーザUの検知情報は、ユーザUの眠気度合および漫然度合の両方を含む値となる。ユーザUの検知情報の例としては、人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合が挙げられる。眠気漫然度合は、例えば10段階評価で表され、眠気漫然度合が高いほど数値が大きくなる。眠気漫然度合は、例えば、人の視線がこまめに動いているときは1であり、視線の動きが鈍っているときは5であり、視線が完全に止まっているときは10である。第2の漫然判定部25bは、この眠気漫然度合の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0071]
 また、ユーザUの検知情報の他の例としては、人の視線移動頻度、瞳孔径、瞬き回数、体動頻度、呼吸量、作業頻度、作業精度、および、視認対象適正率が挙げられる。第2の漫然判定部25bは、例えば、視線移動頻度が低下していたとき、瞳孔径にゆらぎが発生していたとき、瞬き回数が増大していたとき、体動が減少していたとき、呼吸量が低下していたとき、または、作業頻度や作業精度が低下していたときは、人が漫然状態になっていたと判定してもよい。また、第2の漫然判定部25bは、運転者を撮影するカメラと前方を撮影するカメラとを併用し、運転者が視認している対象物(例えば交通信号機)が適正であるかなどの視認対象適正率の変化に基づいて、人の漫然状態になっていたかを判定してもよい。
[0072]
 ここで、第2の漫然判定部25bによる漫然状態の判定のしかたの一例について、図3を参照しながら説明する。
[0073]
 図3は、漫然状態判定装置20を用いて漫然状態の判定を行う例を示す図である。図3の横軸はユーザUをモニタリングしている時間であり、左縦軸は眠気漫然度合である。図3には、検知情報の一例である眠気漫然度合が実線および破線で示されている。
[0074]
 例えばユーザUが漫然状態であった場合、ユーザUに漫然解消刺激が付与されると、ユーザUの漫然状態は急激に解消する。そこで、図3の(a)の曲線に示すように、時間t1に漫然解消刺激が付与され、眠気漫然度合が過去の眠気漫然度合に対して急激に低下した場合は、時間t1以前は漫然状態であったと判定することができる。それ対し、図3の(b)の曲線に示すように、時間t1に漫然解消刺激が付与されたにもかかわらず、眠気漫然度合の変化が小さい場合は、時間t1以前は漫然状態ではなく、眠気発生状態であったと判定することができる。なお、眠気発生状態と漫然状態とは裏腹の関係にあるので、漫然状態でなかった場合は、眠気発生状態であったといえる。
[0075]
 眠気漫然度合が急に変化したか否かは、例えば、眠気漫然度合の変化の前後における微分値を比較し、微分値の差が所定の値以上であるときに急に変化したと判断し、微分値の差が所定の値よりも小さいときに変化が少なかったと判定すればよい。これにより、時間t1以前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定することができる。
[0076]
 本実施の形態の漫然状態判定装置20は、人が漫然状態になっている疑いがある場合に、人への刺激の付与を指示する刺激指示部27と、人の検知情報を取得するユーザ情報取得部21と、人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部25とを備える。漫然判定部25は、刺激の付与の指示の前後における人の検知情報の変化に基づいて、刺激の付与の指示の前に人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0077]
 このように、漫然判定部25が、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0078]
 [1-3.漫然状態判定方法]
 次に、漫然状態判定装置20を用いた漫然状態の判定方法について、図4を参照しながら説明する。
[0079]
 図4は、実施の形態1の漫然状態判定方法を示すフローチャートである。
[0080]
 まず、ユーザ情報取得部21が、ユーザUの検知情報を取得する(ステップS11)。この検知情報は、主に第1入力部11にて入力される。
[0081]
 次に、第1の漫然判定部25aが、ユーザUに漫然の疑いがあるか否かを判定する(ステップS12)。ユーザUが漫然となっているか否かは、例えば、ユーザUの視線移動頻度に基づいて判定される。
[0082]
 ユーザUに漫然の疑いがない場合は(S12のN)、引き続き検知情報を取得してユーザUを監視する。ユーザUに漫然の疑いがある場合は(S12のY)、ユーザUに対して刺激を付与する(ステップS13)。具体的には、刺激指示部27が、刺激付与部32に対してユーザUに視覚、聴覚、触覚などの刺激を付与するように指示する。ここで刺激を付与されたユーザUに変化が生じたか否かが重要となる。
[0083]
 そこで、ユーザ情報取得部21が、再びユーザUの検知情報を取得する(ステップS14)。
[0084]
 次に、第2の漫然判定部25bが、ユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定する(ステップS15)。具体的には、第2の漫然判定部25bが、上記検知情報の変化に基づいて、刺激付与部32による刺激の付与の前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0085]
 第2の漫然判定部25bにて、ユーザUが漫然状態になっていたと判定された場合(S15にてY)、第2の漫然判定部25bは、ユーザUが漫然状態になっていたことを、報知部31を用いて忠告する(ステップS16)。一方、第2の漫然判定部25bにて、ユーザUが漫然状態でなっていなかったと判定された場合(S15にてN)、報知部31に対する出力は行われずステップを終了する。これらのステップS11~S16によって、人が漫然状態になっていたか否かを判定することができる。これらのステップS11~S16は、例えば、車両91または室内92にて繰り返し実行されてもよい。
[0086]
 本実施の形態の漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっている疑いがある場合に、人への刺激の付与を指示し、人の検知情報を取得し、刺激の付与の指示の前後における人の検知情報の変化に基づいて、刺激の付与の指示の前に人が過去に漫然状態になっていたかを判定する。
[0087]
 このように、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0088]
 [1-4.漫然状態の判定を行う他の例]
 次に、漫然状態の判定を行う他の例について説明する。この例では、眠気漫然度合の変化でなく、視線移動頻度の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたか否かを判定する例について説明する。
[0089]
 図5Aは、漫然状態判定装置20を用いて漫然状態の判定を行う他の例を示す図である。図5Aの横軸はユーザUをモニタリングしている時間であり、左縦軸は視線移動頻度である。図5Aには、検知情報の一例であるユーザUの視線移動頻度が実線および破線で示されている。
[0090]
 視線移動頻度は、ユーザUの意識が遠のいているときは低い値となり、ユーザUの意識がはっきりして周りに注意が行きとどいているときは高い値となる。そのため、例えばユーザUが漫然状態であった場合、ユーザUに漫然解消刺激が付与されると、ユーザUの視線移動頻度は急に高くなる(回復する)。そこで、図5Aの(a)の曲線に示すように、時間t1に漫然解消刺激が付与され、視線移動頻度が過去の視線移動頻度に対して急に上昇した場合は、時間t1以前は漫然状態であったと判定することができる。それに対し、図5Aの(b)の曲線に示すように、時間t1に漫然解消刺激が付与されたにもかかわらず、視線移動頻度の変化が小さい場合は、時間t1以前は漫然状態ではなく、眠気発生状態であったと判定することができる。
[0091]
 視線移動頻度が急に変化したか否かは、例えば、視線移動頻度の変化の前後における微分値を比較し、微分値の差が所定の値以上のときに急に変化したと判断し、微分値の差が所定の値よりも小さいときに変化が少なかったと判定すればよい。これにより、時間t1以前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定することができる。
[0092]
 なお、上記では視線移動頻度の変化に基づいて人が漫然状態になっていたかを判定する例について説明したが、それに限られない。漫然判定部25は、人の瞳孔径、瞬き回数、体動頻度、呼吸量、作業頻度、作業精度、または、視認対象適正率の変化に基づいて、刺激の付与前に人が漫然状態になっていたかを判定してもよい。
[0093]
 [1-5.漫然状態の判定を行う他の例]
 次に、漫然状態の判定を行う他の例について説明する。この例では、人に漫然解消刺激を付与するのでなく、眠気を解消するための覚醒誘導刺激を付与する例について説明する。
[0094]
 覚醒誘導刺激とは、例えば、冷温、音楽、照度、振動、換気などの変化が緩やかな刺激であり、10秒以上の連続性を有する。例えば車両91では、運転者が気づかないほどの穏やかな冷温や換気を人に付与するほうが、運転者の注意を運転から背けずに済むので安全である。
[0095]
 図5Bは、漫然状態判定装置20を用いて漫然状態の判定を行う他の例を示す図である。図5Bの横軸はユーザUをモニタリングしている時間であり、左縦軸は眠気漫然度合である。図5Bには、検知情報の一例である眠気漫然度合が実線および破線で示されている。
[0096]
 ユーザUに覚醒誘導刺激が付与されると、眠気は時間とともに緩やかに低下する。そこで、図5Bの(a)の曲線に示すように、時間t1から覚醒誘導刺激が継続して付与され、眠気漫然度合が過去の眠気漫然度合に対して緩やかに低下した場合は、時間t1以前は眠気発生状態であったと判定することができる。また、図5Bの(b)の曲線に示すように、時間t1に覚醒誘導刺激が付与されたにもかかわらず、眠気漫然度合の変化が小さい場合は、時間t1以前は眠気発生状態ではなく、漫然状態であったと判定することができる。なお、眠気発生状態と漫然状態とは裏腹の関係にあるので、眠気発生状態でなかった場合は、漫然状態であったといえる。これにより、時間t1以前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定することができる。
[0097]
 (実施の形態2)
 [2-1.漫然状態判定システムの構成]
 次に、実施の形態2の漫然状態判定装置20Aを備える漫然状態判定システム1Aの構成について、図6Aおよび図6Bを参照しながら説明する。実施の形態2では、外部から人に刺激が付与された後、それに対する人の反応を見て、人が漫然状態になっていたか否かを判定するシステムについて説明する。
[0098]
 図6Aは、実施の形態2における漫然状態判定装置20Aを備える漫然状態判定システム1Aの一例を示す概略図である。図6Aには、漫然状態判定システム1Aが、車両91に設けられている例が示されている。
[0099]
 図6Bは、漫然状態判定装置20Aを備える漫然状態判定システム1Aの他の一例を示す概略図である。図6Bには、漫然状態判定システム1Aが、室内92に設けられている例が示されている。
[0100]
 図6Aおよび図6Bに示すように、漫然状態判定システム1Aは、車両91または室内92などの所定の空間内に設けられる。
[0101]
 漫然状態判定システム1Aは、漫然状態判定装置20A、第1入力部11、第2入力部12および報知部31を備えている。なお、図6Aおよび図6Bには、外部刺激出力部35も示されている。
[0102]
 漫然状態判定装置20Aは、人が過去に漫然状態になっていたかを判定する装置である。漫然状態判定装置20Aには、第1入力部11、第2入力部12および報知部31が接続されている。漫然状態判定装置20Aについては、後で詳しく説明する。
[0103]
 外部刺激出力部35は、人に対して刺激を付与する装置であり、人の視覚、聴覚、触覚などを刺激する。外部刺激出力部35は、漫然状態判定システム1Aとは異なるシステムにて制御される。漫然状態判定装置20Aが車両91に設けられている場合、外部刺激出力部35は、例えば、交通信号機、前方を走行している車、緊急車両等である。漫然状態判定装置20Aが室内92に設けられている場合、外部刺激出力部35は、例えば、室内92に設けられたスピーカ、照明等である。
[0104]
 第1入力部11は、漫然状態判定装置20Aを利用する人、すなわちユーザUに関する検知情報を漫然状態判定装置20Aに入力するための装置である。第1入力部11は、例えば、カメラ、TOF、重心センサ、生体センサであり、外部刺激出力部35によって刺激を与えられたときの人の反応を検出する。具体的には、第1入力部11は、ユーザUの検知情報として、ユーザUの視線、瞳孔径、開眼状態、瞬き、頭部の動き、体動頻度、体温、温冷感、心拍、呼吸および呼気成分などの情報を検出する。
[0105]
 第2入力部12は、ユーザUの周囲の環境に関する情報を漫然状態判定装置20Aに入力するための装置である。第2入力部12は、カメラやマイクを含む各種の環境センサである。第2入力部12は、外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を、環境に関する情報として検出する。具体的には、第2入力部12は、人の周囲に配置されている構造物、照明光、照度、色、温度、風速、周辺音、匂いおよび空気成分などの情報を検出する。例えば、交通信号機の信号の色が変わった情報、前方を走行している車両のブレーキランプが点灯した情報、または、緊急車両のサイレンが鳴る情報などを検出する。また、室内92のチャイムや照明光などの情報を検出する。
[0106]
 なお上記では、第1入力部11にユーザUに関する検知情報が入力され、第2入力部12に環境に関する情報が入力される例を示したが、それに限られない。例えば、第1入力部11のカメラ等を用いて外部刺激情報を含む環境に関する情報が入力されてもよいし、第2入力部12のセンサ等を用いてユーザUの検知情報が入力されてもよい。
[0107]
 報知部31は、ユーザUが漫然状態であったことをユーザUに知らせ、また忠告する装置であり、例えば、画像表示装置またはスピーカである。また、報知部31は、スマートフォンまたはタブレット端末などの情報端末であってもよいし、車載用のヘッドアップディスプレイであってもよい。
[0108]
 [2-2.漫然状態判定装置の構成]
 次に、漫然状態判定装置20Aの構成について、図7および図8を参照しながら説明する。
[0109]
 図7は、漫然状態判定装置20Aの機能構成を示すブロック図である。なお、図7には、漫然状態判定装置20Aに接続されている第1入力部11、第2入力部12および報知部31も示されている。
[0110]
 図7に示すように、漫然状態判定装置20Aは、ユーザ情報取得部21と、環境情報取得部22と、漫然判定部25とを備えている。
[0111]
 ユーザ情報取得部21は、第1入力部11にて入力されたユーザUに関する検知情報を取得する。前述した外部刺激出力部35によって刺激を付与されたユーザUの反応は、第1入力部11または第2入力部12によって検出され、ユーザ情報取得部21に出力される。ユーザ情報取得部21で取得した当該検知情報は、漫然判定部25に出力される。
[0112]
 環境情報取得部22は、第2入力部12にて入力された環境に関する情報を取得する。具体的には、環境情報取得部22は、外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を、環境に関する情報として取得する。環境情報取得部22で取得した当該情報は、漫然判定部25に出力される。
[0113]
 漫然判定部25は、ユーザUが漫然状態になっていたかを判定する。具体的には、漫然判定部25は、環境情報取得部22から外部刺激情報が入力された場合に、外部刺激情報の取得の前後における人の検知情報の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0114]
 なお、ユーザUの検知情報の例としては、人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合が挙げられる。また、ユーザUの検知情報の他の例としては、人の視線移動頻度、瞳孔径、瞬き回数、体動頻度、呼吸量、作業頻度、作業精度、および、視認対象適正率が挙げられる。
[0115]
 ここで、漫然判定部25による漫然状態の判定のしかたについて、図8を参照しながら説明する。
[0116]
 図8は、漫然状態判定装置20Aを用いて漫然状態の判定を行う例を示す図である。図8の横軸はユーザUをモニタリングしている時間であり、左縦軸は眠気漫然度合である。図8には、検知情報の一例である眠気漫然度合が実線および破線で示されている。
[0117]
 例えば、ユーザUが漫然状態であった場合、外部からユーザUに急に刺激が付与されると、ユーザUの漫然状態は急激に解消する。そこで図8の(a)の曲線に示すように、時間t1に刺激が付与され、眠気漫然度合が過去の眠気漫然度合に対して急激に低下した場合は、時間t1以前は漫然状態であったと判定することができる。それ対し、図8の(b)の曲線に示すように、時間t1に刺激が付与されたにもかかわらず、眠気漫然度合の変化が小さい場合は、時間t1以前は漫然状態でなく、眠気発生状態であったと判定することができる。これにより、時間t1以前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定することができる。
[0118]
 本実施の形態の漫然状態判定装置20Aは、外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得する環境情報取得部22と、人の検知情報を取得するユーザ情報取得部21と、人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部25とを備える。漫然判定部25は、外部刺激情報の取得の前後における人の検知情報の変化に基づいて、外部刺激情報の取得の前に人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0119]
 このように、漫然判定部25が、外部刺激情報を取得する前後における人の検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0120]
 [2-3.漫然状態判定方法]
 次に、漫然状態判定装置20Aを用いた漫然状態の判定方法について、図9を参照しながら説明する。
[0121]
 図9は、実施の形態2の漫然状態判定方法を示すフローチャートである。
[0122]
 まず、環境情報取得部22が、外部から出力された外部刺激に関する情報を取得する(ステップS21)。具体的には、外部刺激出力部35から出力された外部刺激に関する環境情報を取得する。
[0123]
 次に、ユーザ情報取得部21が、ユーザUに関する検知情報を取得する(ステップS22)。検知情報は、主に第1入力部11にて入力される。
[0124]
 次に、漫然判定部25が、ユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定する(ステップS15)。具体的には、漫然判定部25が、ユーザUの検知情報に基づいて眠気漫然度合を求める。そして、眠気漫然度合の変化に基づいて、外部刺激出力部35による刺激の付与の前にユーザUが漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0125]
 漫然判定部25にて、ユーザUが漫然状態になっていたと判定された場合(S15にてY)、漫然判定部25は、ユーザUが漫然状態になっていたことを、報知部31を用いて忠告する(ステップS16)。一方、漫然判定部25にて、ユーザUが漫然状態でなっていなかったと判定された場合(S15にてN)、報知部31に対する出力は行われずステップを終了する。これらのステップによって、人が漫然状態になっていたか否かを判定することができる。これらのステップは、例えば、車両91または室内92にて繰り返し実行されてもよい。
[0126]
 実施の形態2の漫然状態判定方法は、人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、外部から人に付与される刺激に関する情報を取得し、刺激に関する情報の取得の前後における人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化に基づいて、刺激に関する情報の取得の前に人が漫然状態になっていたかを判定する。
[0127]
 このように、外部の刺激に関する情報を取得する前後における眠気漫然度合の変化に基づいて、漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0128]
 (実施の形態3)
 次に、実施の形態3における漫然状態判定装置20Bの構成について、図10を参照しながら説明する。実施の形態3では、人が関心を示している対象物から刺激が付与される例について説明する。なお、漫然状態判定システム1は、図1Aおよび図1Bに示す実施の形態1と同様である。
[0129]
 図10は、漫然状態判定装置20Bの機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、漫然状態判定装置20Bは、ユーザ情報取得部21と、環境情報取得部22と、関心対象特定部26と、漫然判定部25と、刺激指示部27とを備えている。
[0130]
 ユーザ情報取得部21は、第1入力部11にて入力されたユーザUに関する検知情報を取得する。ユーザ情報取得部21で取得した当該検知情報は、関心対象特定部26および漫然判定部25に出力される。
[0131]
 環境情報取得部22は、第2入力部12にて入力された環境に関する情報を取得する。環境情報取得部22で取得した当該情報は、関心対象特定部26および漫然判定部25に出力される。
[0132]
 関心対象特定部26は、上記情報に基づいて、ユーザUが関心を示している対象物を特定する。ユーザUが関心を示している対象物とは、例えば、ユーザUが見ている画像表示装置またはユーザUが聞いている音の出力源(スピーカ)である。
[0133]
 刺激指示部27は、上記対象物を用いてユーザUに対して刺激を与えるように、刺激付与部32を作動させる。ユーザUが関心を示している対象物を特定し、特定した対象物を用いてユーザUに刺激を与えることで、ユーザUが刺激を見逃したり、聞き逃したりすることを抑制することができる。
[0134]
 例えば、ユーザ情報取得部21がユーザUの視線方向を取得し、関心対象特定部26が、視線方向に位置する対象物を特定した後、刺激指示部27が、この対象物に視覚的な刺激を与えてもよい。また、車両91に設けられている3次元ヘッドアップディスプレイを用いてユーザUに刺激を与えてもよい。これによれば、ユーザUの視線方向を変えずに刺激を与えることができるので、わき見運転等を抑制することができる。また、ユーザUの視線方向以外からユーザUが関心を示すべき対象物が現れたときは、その対象物にライトをあてるなどして、視覚的な刺激を与えてもよい。
[0135]
 また、関心対象特定部26にて、ユーザUの頭部および耳の位置を特定した後、刺激指示部27が、頭皮刺激または聴覚刺激を与えるように刺激付与部32に指示を出してもよい。また、関心対象特定部26にてユーザUが触れている対象物を特定し、刺激指示部27が対象物を振動するように刺激付与部32に指示を出し、ユーザUに刺激を与えてもよい。
[0136]
 刺激を付与されたユーザUの反応は、第1入力部11または第2入力部12によって検出され、ユーザ情報取得部21に出力される。ユーザ情報取得部21は、得られた検知情報を漫然判定部25に出力する。
[0137]
 漫然判定部25は、ユーザUが漫然状態になっていたかを最終的に判定する。具体的には、漫然判定部25は、刺激指示部27が刺激の付与の指示を行った場合に、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0138]
 漫然状態判定装置20Bでは、漫然判定部25が、人への刺激の付与の前後における検知情報の変化に基づいて、漫然状態を判定する。これにより、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0139]
 (実施の形態4)
 次に、実施の形態4の漫然状態判定装置20Cの構成について、図11および図12を参照しながら説明する。実施の形態4では、漫然状態判定装置20Cが学習部29を備えている例について説明する。
[0140]
 図11は、実施の形態4の漫然状態判定装置20Cの機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、漫然状態判定装置20Cは、ユーザ情報取得部21と、漫然判定部25と、刺激指示部27と、学習部29とを備えている。
[0141]
 ユーザ情報取得部21は、第1入力部11にて入力されたユーザUに関する検知情報を取得する。ユーザ情報取得部21で取得した当該情報は、漫然判定部25に出力される。
[0142]
 漫然判定部25は、ユーザUが漫然状態になっているかを判定する。より具体的には、漫然判定部25は、ユーザUが漫然となっている疑いがあるか否かを一次的に判定する第1の漫然判定部25aと、ユーザUが漫然状態になっていたかを最終的に判定する第2の漫然判定部25bとを有している。
[0143]
 第1の漫然判定部25aは、ユーザ情報取得部21にて得られた検知情報に基づいて、ユーザUが漫然となっている疑いがあるかを判定する。漫然となっているか否かは、例えば、ユーザUの視線移動頻度に基づいて判定される。例えば、ユーザUの視線移動頻度が、予め決められた値より低ければ、ユーザUは漫然となっている疑いがあるとする。
[0144]
 漫然状態の疑いがある場合、刺激指示部27は、ユーザUに対して刺激を与えるように、刺激付与部32を作動させる。刺激指示部27は、ユーザUの漫然状態を解消させるための漫然解消刺激を刺激付与部32に付与させる。刺激指示部27は、例えば、音楽、照度、振動、換気などを急に変化させることで、刺激を付与させる。なお、刺激指示部27から指示した刺激の内容は、学習部29にも出力される。そして刺激指示部27は、学習部29の学習結果に基づいて、刺激の付与を指示する。
[0145]
 学習部29は、刺激を付与されたユーザUが漫然状態を解消できたかを学習する。学習部29は、漫然判定部25および刺激指示部27からの出力を受け付けることで、ユーザUに対して付与する刺激として、適切な刺激の内容を決定する。また、学習部29は、漫然判定部25を介してユーザUに関する検知情報を受け付けることで、次回から、この検知情報を重要として取り扱うべきか、扱わないべきかを学習する。
[0146]
 図12は、漫然状態判定装置20Cにて学習を行う例を示す図である。図12では、ユーザUに関する検知情報として、視線移動頻度および呼吸量が示されている。図12に示すように、このユーザUについては、視線移動頻度よりも呼吸量のほうが漫然状態となっているか否かを判定するのに適していることがわかる。この場合、視線移動頻度よりも呼吸量の重み付を高くして、次回からの検知情報の取得を行ってもよい。学習部29は、これらの学習結果を漫然判定部25に連絡する。このように、学習部29は、漫然状態を適切に解消できた、および、できなかった結果を学習し、漫然状態の解消に利用してもよい。
[0147]
 また、学習部29は、漫然状態になりやすい人に対して、漫然状態の判定ラインを調整してもよいし、判定ラインを調整するに限られず、衝突防止安全装置などの他の装置の駆動の有無を調整してもよい。
[0148]
 また、学習部29は、ユーザUの漫然しやすさに関する情報を、例えば保険料に反映させるなど、外部のサービスと連携させることもできる。また、学習部29は、ユーザUを漫然状態にさせてしまう相手から電話がかかってきたときは、通話を拒否してもよい。また、ユーザUが現在に漫然状態にあるときや、漫然となっている疑いが強いときは、学習部29は、この通話を終了させてもよい。
[0149]
 また、学習部29は、漫然状態を解消した直後は平常であるとし、平常状態を学習することで、以降、漫然状態が発生し、刺激付与部32が漫然解消刺激を付与する際に、平常状態に戻るまで刺激強度を上げ続けるなどの調整をしてもよい。
[0150]
 また、学習部29は、ユーザUが漫然状態になりにくい刺激を学習し、予めユーザUに対して、漫然状態になりにくいその刺激を与えてもよい。例えば、車両91の自動シート位置調整機能を用いて、漫然状態となりにくいように毎回シートの位置を微妙に変えてもよい。また、ヘッドアップディスプレイ上にて動く点を表示し、漫然状態になりにくいように運転者の注意を引いてもよい。また、経路上の施設案内や天気予報などの音の刺激を用いてユーザUの注意を引いてもよい。
[0151]
 刺激を付与されたユーザUの反応は、第1入力部11または第2入力部12によって検出され、ユーザ情報取得部21に出力される。ユーザ情報取得部21は、得られた検知情報を第2の漫然判定部25bに出力する。
[0152]
 第2の漫然判定部25bは、ユーザUが漫然状態になっていたかを最終的に判定する。具体的には、第2の漫然判定部25bは、刺激指示部27が刺激の付与の指示を行った場合に、人への刺激の付与の前後における人の検知情報の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたか否かを判定する。
[0153]
 漫然状態判定装置20Cでは、学習部29の学習結果に基づいて刺激の付与を指示することで、人への刺激を適切に付与することができる。これにより、人への刺激の付与の前後における検知情報の変化に基づいて、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0154]
 (実施の形態5)
 次に、実施の形態5の漫然状態判定装置20Dについて、図13および図14を参照しながら説明する。実施の形態5では、ユーザUの眠気漫然度合を監視し、眠気漫然度合が急激に変化した場合に、変化前が漫然であったと判定する例について説明する。
[0155]
 図13は、実施の形態5における漫然状態判定装置20Dの機能構成を示すブロック図である。
[0156]
 図13に示すように、漫然状態判定装置20Dは、人の検知情報を取得するユーザ情報取得部21と、人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部25とを備える。漫然判定部25は、人の検知情報から得られた人の眠気漫然度合の変化率(所定期間における変化率)が所定の変化率以上である場合に、人が漫然状態になっていたと判定し、眠気漫然度合の変化率が所定の変化率よりも小さい場合に、人が漫然状態になっていなかったと判定する。
[0157]
 このように、漫然判定部25が、人の眠気漫然度合の変化率に基づいて漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0158]
 図14は、実施の形態5における漫然状態判定方法を示すフローチャートである。
[0159]
 図14に示すように、実施の形態5の漫然状態判定方法は、まず、人の検知情報を取得する(ステップS14)。次に、人が漫然状態であるかを判定する(ステップS55)。具体的には、人の検知情報から得られた人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率(所定期間における変化率)が所定の変化率以上であるか否かを判定する。そして、眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に(S55にてY)、人が漫然状態になっていたと判定し、漫然状態であったことを報知する(ステップS16)。一方、眠気漫然度合の変化率が所定の変化率よりも小さい場合に(S55にてN)、人が漫然状態になっていなかったと判定し、報知部31による出力は行われずステップを終了する。
[0160]
 このように、人の眠気漫然度合の変化率に基づいて漫然状態を判定することで、漫然状態と眠気発生状態とを区別して判定することができる。これにより、人が漫然状態になっていたかを精度よく判定することができる。
[0161]
 (その他の実施の形態)
 以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る漫然状態判定装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
[0162]
 例えば、上記実施の形態では、眠気漫然度合のそれぞれが10段階評価である例を示したが、それに限られず、11段階以上の評価であってもよいし、9段階以下の評価であってもよい。

産業上の利用可能性

[0163]
 本開示は、車両の運転または室内での作業などにおいて、人が漫然とした状態になっていたか否かを判定するための装置として有用である。

符号の説明

[0164]
1、1A 漫然状態判定システム
11  第1入力部
12  第2入力部
20、20A、20B、20C、20D 漫然状態判定装置
21  ユーザ情報取得部
22  環境情報取得部
25  漫然判定部
25a 第1の漫然判定部
25b 第2の漫然判定部
26  関心対象特定部
27  刺激指示部
29  学習部
31  報知部
32  刺激付与部
35  外部刺激出力部
91  車両
92  室内
U   ユーザ

請求の範囲

[請求項1]
 人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示する刺激指示部と、
 前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、
 前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部と
 を備え、
 前記漫然判定部は、前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する
 漫然状態判定装置。
[請求項2]
 さらに、前記人が関心を示している対象物を特定する関心対象特定部を備え、
 前記刺激指示部は、前記対象物を用いて前記人に刺激が付与されるように前記刺激の付与を指示する
 請求項1に記載の漫然状態判定装置。
[請求項3]
 さらに、前記刺激を付与された前記人が漫然状態を解消できたかを学習する学習部を備える
 請求項1または2に記載の漫然状態判定装置。
[請求項4]
 前記刺激指示部は、前記学習部の学習結果に基づいて、前記刺激の付与を指示する
 請求項3に記載の漫然状態判定装置。
[請求項5]
 外部から人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得する環境情報取得部と、
 前記人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、
 前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部と
 を備え、
 前記漫然判定部は、前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する
 漫然状態判定装置。
[請求項6]
 前記人の検知情報は、前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合、前記人の視線移動頻度、瞳孔径、瞬き回数、体動頻度、呼吸量、作業頻度、作業精度、および、視認対象適正率の少なくとも1つである
 請求項1~5のいずれか1項に記載の漫然状態判定装置。
[請求項7]
 前記刺激は、前記人の漫然状態を解消させるための漫然解消刺激である
 請求項1~6のいずれか1項に記載の漫然状態判定装置。
[請求項8]
 前記刺激は、前記人の眠気を解消させるための覚醒誘導刺激である
 請求項1~6のいずれか1項に記載の漫然状態判定装置。
[請求項9]
 人の検知情報を取得するユーザ情報取得部と、
 前記人が漫然状態になっているかを判定する漫然判定部と
 を備え、
 前記漫然判定部は、前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する
 漫然状態判定装置。
[請求項10]
 人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、
 前記人が漫然状態になっている疑いがある場合に前記人への刺激の付与を指示し、
 前記人の検知情報を取得し、
 前記刺激の付与の指示の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記刺激の付与の指示の前に前記人が過去に漫然状態になっていたかを判定する
 漫然状態判定方法。
[請求項11]
 人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、
 外部から前記人に付与される刺激に関する外部刺激情報を取得し、
 前記人の検知情報を取得し、
 前記外部刺激情報の取得の前後における前記人の検知情報の変化に基づいて、前記外部刺激情報の取得の前に前記人が漫然状態になっていたかを判定する
 漫然状態判定方法。
[請求項12]
 人が漫然状態になっていたかを判定する漫然状態判定方法であって、
 前記人の検知情報を取得し、
 前記人の検知情報から得られた前記人の眠気度合および漫然度合を示す眠気漫然度合の変化率が所定の変化率以上である場合に、前記人が漫然状態になっていたと判定し、前記眠気漫然度合の変化率が前記所定の変化率よりも小さい場合に、前記人が漫然状態になっていなかったと判定する
 漫然状態判定方法。

図面

[ 図 1A]

[ 図 1B]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5A]

[ 図 5B]

[ 図 6A]

[ 図 6B]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]