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1. WO2020194890 - ステータ

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明 細 書

発明の名称 ステータ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075  

符号の説明

0076  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

明 細 書

発明の名称 : ステータ

技術分野

[0001]
 本発明は、ステータに関する。

背景技術

[0002]
 従来、締結部材が挿入される締結孔を有するステータコアを備えるステータが知られている。このようなステータは、たとえば、特開2017-50937号公報に開示されている。
[0003]
 特開2017-50937号公報に記載のステータでは、ステータコアの外周側に締結孔(ボルト孔)が設けられている。この締結孔にボルト(締結部材)が挿入されることにより、ステータがモータケース等に取り付けられる。また、ステータのスロットには、複数の同芯巻コイルが取り付けられている。同芯巻コイルは、平角導線が同芯巻きされて構成されることにより形成されている。また、同芯巻コイルの巻き始めと巻き終わりとには、リード線部が設けられている。そして、一の同芯巻コイルのリード線部の端部側に設けられる先端部と、他の同芯巻コイルのリード線部の端部側に設けられる先端部とが、ステータコアの外径側において接合されている。また、一の同芯巻コイルのリード線部と、他の同芯巻コイルのリード線部とは、径方向に沿って延びるように設けられた状態で互いに接合されている。
[0004]
 また、リード線部が径方向に沿って延びるように設けられている場合、接合部(一の同芯巻コイルのリード線部の先端部と他の同芯巻コイルのリード線部の先端部とが接合されている部分)と、ステータコアの外径側に配置される締結孔に挿入されるボルトおよびボルトを組み付ける治具とが干渉する場合がある。このため、モータケース等へのステータコアの取り付けが困難になる場合がある。そこで、特開2017-50937号公報では、回転軸線方向から見て、締結孔の周囲に配置される接合部が締結孔にオーバラップしないように、接合部が、締結孔(ボルト)の周方向の一方側に避けるように配置されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2017-50937号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかしながら、特開2017-50937号公報のステータでは、接合部が、締結孔(ボルト)の周方向の一方側に避けるように配置されているため、締結孔(ボルト)を避けるように配置された接合部と、この接合部に隣接する接合部との間隔が比較的小さくなる。ところで、先端部を接合する際の先端部同士の位置決めや、接合された先端部の絶縁処理などのために、先端部を覆うように(先端部の周囲に)冶具を配置する必要がある。しかしながら、特開2017-50937号公報のステータでは、接合部同士の間隔が比較的小さくなるため、冶具の配置が困難になる場合がある。その結果、ステータの量産性が悪化する場合があるという問題点がある。
[0007]
 この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、締結部材および締結部材を組み付ける冶具との干渉を防止しながら、量産性を向上させることが可能なステータを提供することである。

課題を解決するための手段

[0008]
 上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるステータは、外径側に締結部材が挿入される締結孔を有する環状の鋼板が積層され、スロットを形成する複数のティースを有するステータコアと、スロットに収容される一対の脚部と、ステータコアの端面の外側に配置され一対の脚部同士を接続する渡り部と、ステータコアの外径側に配置されるリード線部とを有する複数のコイルとを備え、複数のコイルのうちの第1コイルのリード線部の端部側に設けられる第1先端部と、複数のコイルのうちの第2コイルのリード線部の端部側に設けられる第2先端部とが、回転軸線方向から見て、締結孔に挿入される締結部材の内径側の端部よりも外径側に配置されているとともに、径方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第1接合部と、締結部材に対応する位置に設けられ、複数のコイルのうちの第3コイルのリード線部の端部側に設けられる第3先端部と、複数のコイルのうちの第4コイルのリード線部の端部側に設けられる第4先端部とが、回転軸線方向から見て、締結部材に重ならないように、回転軸線方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第2接合部とが設けられている。
[0009]
 この発明の一の局面によるステータでは、上記のように、締結部材に対応する位置に設けられ、第3コイルのリード線部の端部側に設けられる第3先端部と、第4コイルのリード線部の端部側に設けられる第4先端部とが、回転軸線方向から見て、締結部材に重ならないように、回転軸線方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第2接合部が設けられている。これにより、第2接合部が、回転軸線方向に沿って延びるように設けられているので、接合部を周方向に避けるように構成する場合と異なり、第1接合部と第2接合部との間の距離が比較的大きくなる。その結果、第1接合部および第2接合部の周囲に冶具を容易に配置することができるので、ステータの生産性を向上させることができる。また、第2接合部が、回転軸線方向に沿って延びるように設けられているので、締結部材および締結部材を組み付ける冶具との干渉を防止することができる。これらの結果、締結部材および締結部材を組み付ける冶具との干渉を防止しながら、量産性を向上させることができる。
[0010]
 また、全ての接合部を回転軸線方向に沿って延びる第2接合部により構成する場合と異なり、一部の接合部は、第1接合部により構成される。これにより、第1接合部により構成された部分の回転軸線方向の長さが比較的小さくなるので、第1接合部により構成された部分の周囲に他の部材などを配置することができる。
[0011]
 また、全ての接合部を回転軸線方向に沿って延びる第2接合部により構成する場合と異なり、第1接合部が径方向に沿って延びることによって、第1接合部の先端部同士の間隔が比較的大きくなる。これにより、第1接合部の先端部を処理するための治具を容易に配置することができるので、ステータの量産性を向上させることができる。

発明の効果

[0012]
 本発明によれば、上記のように、締結部材および締結部材を組み付ける冶具との干渉を防止しながら、量産性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 一実施形態によるステータの斜視図である。
[図2] 一実施形態によるステータの断面図である。
[図3] 一実施形態による接合部が径方向に延びる同芯巻コイルの斜視図(1)である。
[図4] 一実施形態による接合部が径方向に延びる同芯巻コイルの斜視図(2)である。
[図5] 一実施形態による接合部が回転軸線方向に延びる同芯巻コイルの斜視図(1)である。
[図6] 一実施形態による接合部が回転軸線方向に延びる同芯巻コイルの斜視図(2)である。
[図7] 一実施形態によるステータの上面図である。
[図8] 図1の部分拡大図である。
[図9] 径方向に延びる接合部の模式図である。
[図10] 回転軸線方向に延びる接合部の模式図である。
[図11] 同芯巻コイル(巻線)の配置を示す図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[0015]
 [本実施形態]
 (ステータの構造)
 図1~図11を参照して、本実施形態によるステータ100の構造について説明する。
[0016]
 本願明細書では、「軸方向(回転軸線方向)」とは、図1に示すように、ステータ100の中心軸線C1に沿った方向(Z方向)を意味する。また、「周方向」とは、ステータ100の周方向(A方向)を意味する。また、「径方向内側(内径側)」とは、径方向に沿ってステータ100の中心軸線C1に向かう方向(R1方向)を意味する。また、「径方向外側(外径側)」とは、径方向に沿ってステータ100の外に向かう方向(R2方向)を意味する。
[0017]
 図1に示すように、ステータ100は、ステータコア10と、複数の同芯巻コイル20とを含む。なお、同芯巻コイル20は、特許請求の範囲の「コイル」の一例である。
[0018]
 また、ステータコア10は、ボルト2が挿入される締結孔11(図2参照)を有する環状の鋼板が積層されることにより形成されている。ステータコア10は、締結部材1により、筐体(図示せず)などに固定されている。また、締結部材1は、ボルト2とワッシャ3とを含む。ボルト2は、ワッシャ3を介して、締結孔11に挿入されている。また、ステータコア10は、スロット12を形成する複数のティース13を有する。そして、締結孔11にボルト2が挿入されて締結されることにより、ステータコア10は、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。また、スロット12の外径側には、バックヨーク14が設けられている。また、締結孔11は、環状の鋼板から外側に突出するように設けられた耳部15に配置されている。
[0019]
 また、締結孔11は複数(本実施形態では、8個)設けられている。複数の締結孔11は、略等角度間隔(略45度間隔)で、ステータコア10に設けられている。
[0020]
 (同芯巻コイルの構造)
 複数の同芯巻コイル20のそれぞれは、平角導線21(図3参照)が複数回巻回される(同芯巻される)ことにより形成されている。また、ステータ100では、図3~図6に示すように、4種類の同芯巻コイル30、同芯巻コイル40、同芯巻コイル50、および、同芯巻コイル60が用いられている。なお、同芯巻コイル30、40、50および60は、特許請求の範囲の「コイル」の一例である。また、同芯巻コイル30および40は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1コイル」および「第2コイル」の一例である。また、同芯巻コイル50および60は、それぞれ、特許請求の範囲の「第3コイル」および「第4コイル」の一例である。
[0021]
 なお、図11に示すように、同芯巻コイル30および同芯巻コイル40は、たとえば、V相、W相、および、U相の一部(第1接合部22を構成するコイル)のコイルを構成する。また、同芯巻コイル50および同芯巻コイル60は、たとえば、U相の一部(第2接合部23を構成するコイル)のコイルを構成する。また、U相では、同芯巻コイル30および40の組と、同芯巻コイル50および60の組とが周方向に沿って交互に配置されている。
[0022]
 図3に示すように、同芯巻コイル30は、スロット12に収容される一対の脚部31を有する。また、同芯巻コイル30は、ステータコア10の端面10a(図1参照)の外側に配置され、一対の脚部31同士を接続する渡り部(コイルエンド部)32を有する。また、同芯巻コイル30は、ステータコア10の外径側に配置されるリード線部33およびリード線部34を有する。また、リード線部33は、平角導線21の一方端に対応する。また、リード線部34は、平角導線21の他方端に対応する。また、リード線部33は、同芯巻コイル30の最内径側に配置される脚部31に連続している。また、リード線部34は、同芯巻コイル40の最外径側に配置される脚部31に連続している。なお、リード線部33およびリード線部34は、それぞれ、特許請求の範囲の「一方側リード線部」および「他方側リード線部」の一例である。
[0023]
 また、図3に示すように、リード線部33は、径方向外側(R2方向側)に延びる部分を有する。リード線部33は、同芯巻コイル30の内径側(R1方向側)から外径側(R2方向側)に延びるように設けられている。具体的には、リード線部33は、周方向のA1方向側に沿って延びる部分33aと、回転軸線方向に沿って延びる部分33bと、径方向外側(R2方向側)に沿って延びる部分33cと、径方向に交差するように、つまり、径方向外側に向かって、かつ、周方向のA1方向側に向かって(略水平に)延びる部分33dと、径方向に沿って延びる部分33eとを含む。また、また、部分33eの先端側には、径方向に沿って延びる先端部33fが設けられている。また、先端部33fの絶縁被覆は、除去されている。
[0024]
 また、図3に示すように、リード線部34は、径方向外側(R2方向側)に延びる部分を有する。リード線部34は、同芯巻コイル30の外径側(R2方向側)に配置されている。具体的には、リード線部34は、回転軸線方向に沿って延びる部分34aと、径方向外側(R2方向側)に沿って延びる部分34bとを含む。また、部分34bの先端側には、径方向に沿って延びる先端部34cが設けられている。また、先端部34cの絶縁被覆は、除去されている。なお、先端部33fおよび34cは、特許請求の範囲の「第1先端部」の一例である。
[0025]
 図4に示すように、同芯巻コイル40は、同芯巻コイル30と同様に、一対の脚部41と、渡り部42と、リード線部43と、リード線部44とを有する。リード線部43の構成は、上記の同芯巻コイル30のリード線部33の構成と同様である。また、リード線部43の径方向に沿って延びる先端部43fの絶縁被覆は、除去されている。また、リード線部43は、同芯巻コイル40の最内径側に配置される脚部41に連続している。また、リード線部44は、同芯巻コイル40の最外径側に配置される脚部41に連続している。なお、リード線部43およびリード線部44は、それぞれ、特許請求の範囲の「一方側リード線部」および「他方側リード線部」の一例である。
[0026]
 また、図4に示すように、リード線部44は、径方向外側(R2方向側)に延びる部分を有する。具体的には、リード線部44は、周方向のA2方向側に沿って延びる部分44aと、回転軸線方向に沿って延びる部分44bと、径方向外側(R2方向側)に沿って延びる部分44cとを含む。また、部分44cの先端側には、径方向に沿って延びる先端部44dが設けられている。また、先端部44dの絶縁被覆は、除去されている。なお、先端部43fおよび44dは、特許請求の範囲の「第2先端部」の一例である。上記のように、同芯巻コイル30および同芯巻コイル40のそれぞれは、一方側リード線部(33、43)の先端部(33f、43f)と他方側リード線部(34、44)の先端部(34c、44d)とがともに径方向に沿って延びる形状を有する。
[0027]
 図5に示すように、同芯巻コイル50は、一対の脚部51と、渡り部52と、リード線部53と、リード線部54とを有する。また、リード線部53は、同芯巻コイル50の最内径側に配置される脚部51に連続している。また、リード線部54は、同芯巻コイル50の最外径側に配置される脚部51に連続している。なお、リード線部53およびリード線部54は、それぞれ、特許請求の範囲の「一方側リード線部」および「他方側リード線部」の一例である。
[0028]
 また、リード線部53は、リード線部33の径方向外側(R2方向側)に延びる部分が曲げられて軸方向外側に延びるように構成された部分を有する。リード線部53は、同芯巻コイル50の内径側から外径側に延びるように設けられている。具体的には、リード線部53は、周方向のA1方向側に沿って延びる部分53aと、回転軸線方向に沿って延びる部分53bと、径方向外側(R2方向側)に沿って延びる部分53cと、径方向に交差するように、つまり、径方向外側に向かって、かつ、周方向のA1方向側に向かって(略水平に)延びる部分53dと、回転軸線方向に沿って延びる部分53eとを含む。また、部分53eの先端側には、回転軸線方向に沿って延びる先端部53fが設けられている。また、先端部53fの絶縁被覆は、除去されている。
[0029]
 また、同芯巻コイル50のリード線部53は、径方向外側に向かって延びる部分(部分53cおよび部分53d)と、回転軸線方向に向かって延びる部分53eとの間に曲げ部53gを有しており、曲げ部53gは、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側に位置する。つまり、同芯巻コイル30のリード線部33と同芯巻コイル50のリード線部53とを比較すると、同芯巻コイル50のリード線部53は、同芯巻コイル30のリード線部33の部分33eが、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側の位置でフラットワイズ曲げされた形状を有している。
[0030]
 また、図5に示すように、リード線部54は、径方向外側(R2方向側)に延びる部分を有さずに、軸方向外側に延びる部分を有する。リード線部54は、同芯巻コイル50の外径側に配置されている。具体的には、リード線部54は、回転軸線方向に沿って延びる部分54aを含む。また、部分54aの先端側には、回転軸線方向に沿って延びる先端部54bが設けられている。また、先端部54bの絶縁被覆は、除去されている。なお、先端部53fおよび54bは、特許請求の範囲の「第3先端部」の一例である。
[0031]
 また、リード線部53の部分54a(先端部54b)は、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側に位置する。つまり、同芯巻コイル30のリード線部34と同芯巻コイル50のリード線部54とを比較すると、同芯巻コイル50のリード線部54は、同芯巻コイル30のリード線部34の部分34bが、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側の位置でフラットワイズ曲げされた形状を有している。
[0032]
 図6に示すように、同芯巻コイル60は、同芯巻コイル50と同様に、一対の脚部61と、渡り部62と、リード線部63と、リード線部64とを有する。また、リード線部63は、同芯巻コイル60の最内径側に配置される脚部61に連続している。また、リード線部64は、同芯巻コイル60の最外径側に配置される脚部61に連続している。なお、リード線部63およびリード線部64は、それぞれ、特許請求の範囲の「一方側リード線部」および「他方側リード線部」の一例である。
[0033]
 リード線部63は、同芯巻コイル60の内径側から外径側に延びるように設けられている。なお、リード線部63の構成は、上記の同芯巻コイル50のリード線部53の構成と同様である。つまり、リード線部63は、リード線部43の径方向外側(R2方向側)に延びる部分が曲げられて軸方向外側に延びるように構成された部分を有する。また、リード線部63の先端側には、回転軸線方向に沿って延びる先端部63fが設けられている。また、先端部63fの絶縁被覆は、除去されている。
[0034]
 また、図6に示すように、リード線部64は、同芯巻コイル60の外径側に配置されている。また、リード線部64は、径方向外側(R2方向側)に延びる部分を有さずに、軸方向外側に延びる部分を有する。具体的には、リード線部64は、周方向のA2方向側に沿って延びる部分64aと、回転軸線方向に沿って延びる部分64bを含む。また、部分64bの先端側には、回転軸線方向に沿って延びる先端部64cが設けられている。また、先端部64cの絶縁被覆は、除去されている。なお、先端部64fおよび64cは、特許請求の範囲の「第4先端部」の一例である。
[0035]
 また、リード線部64の部分64b(先端部63c)は、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側に位置する。つまり、同芯巻コイル40のリード線部44と同芯巻コイル60のリード線部64とを比較すると、同芯巻コイル60のリード線部64は、同芯巻コイル40のリード線部44の部分44cが、ボルト2の内径側の端部E2よりも径方向内側の位置でフラットワイズ曲げされた形状を有している。
[0036]
 また、後述する第2接合部23の周囲において、リード線部53、リード線部63、リード線部54およびリード線部64が、回転軸線方向に沿って延びるように形成されている。具体的には、同芯巻コイル50および同芯巻コイル60のそれぞれは、一方側リード線部(53、63)の先端部(53f、63f)と他方側リード線部(54、64)の先端部(54b、64c)とがともに回転軸線方向に沿って延びる形状を有する。
[0037]
 ここで、本実施形態では、図7および図8に示すように、同芯巻コイル30のリード線部33(34)の端部側に設けられる先端部33f(34c)と、同芯巻コイル40のリード線部44(43)の端部側に設けられる先端部44d(43f)とが、回転軸線方向から見て、締結孔11に挿入される締結部材1の内径側の端部E1よりも外径側に配置されているとともに、径方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第1接合部22が設けられている。
[0038]
 具体的には、本実施形態では、図9に示すように、第1接合部22は、先端部33f(34c)および44d(43f)がともに径方向外側に延びた状態で、かつ、先端部33fおよび先端部44d同士が回転軸線方向に積層された状態で、先端部43fおよび先端部34c同士が、回転軸線方向に積層された状態で接合されて構成されている。
[0039]
 また、本実施形態では、図7および図8に示すように、締結部材1に対応する位置に設けられ、同芯巻コイル50のリード線部53(54)の端部側に設けられる先端部53f(54b)と、同芯巻コイル60のリード線部64(63)の端部側に設けられる先端部64c(64f)とが、回転軸線方向から見て、締結部材1に重ならないように、回転軸線方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第2接合部23が設けられている。
[0040]
 具体的には、本実施形態では、図10に示すように、第2接合部23は、先端部53f(54b)および64c(63f)がともに回転軸線方向に延びた状態で、かつ、先端部53fおよび先端部64c同士が、径方向に積層された状態で、先端部63fおよび先端部54b同士が、径方向に積層された状態で接合されて構成されている。
[0041]
 また、本実施形態では、図7および図8に示すように、回転軸線方向から見て、第1接合部22よりも、第2接合部23の方が、内径側に配置されている。具体的には、回転軸線方向から見て、第1接合部22は、バックヨーク14の外径側に配置されている。一方、第2接合部23は、バックヨーク14の内径側に配置されている。
[0042]
 また、本実施形態では、第2接合部23は、周方向において、互いに隣り合うように複数(本実施形態では、2つ)設けられている。そして、周方向において、互いに隣り合うように複数設けられている第2接合部23の相は、同じ(たとえば、U相)である。
[0043]
 また、本実施形態では、第2接合部23を覆うように絶縁被覆部90が設けられている。絶縁被覆部90は、互いに隣り合うように複数(本実施形態では、2つ)設けられている同相の第2接合部23同士を覆うように設けられている。絶縁被覆部90は、たとえば、樹脂からなる。つまり、4つのリード線部(先端部)が1つの絶縁被覆部90により覆われている。なお、互いに隣り合うように複数(本実施形態では、2つ)設けられている第1接合部22も、絶縁被覆部90により覆われている。また、絶縁被覆部90により覆われている複数の第1接合部22は、同相(U相、V相、または、W相)である。
[0044]
 また、本実施形態では、図1に示すように、締結部材1が挿入される締結孔11は、周方向に沿って等角度間隔で複数設けられている。具体的には、締結孔11は、8個設けられている。そして、複数(8個)の締結孔11それぞれの周方向位置に対応するように、第2接合部23(具体的には、第2接合部23の組)が複数設けられている。第2接合部23の組は、複数(7個)設けられている。なお、図11に示すように、第2接合部23(同芯巻コイル50および60)は、中性線70および動力線80の周囲には設けられていない。また、この7個の第2接合部23の組は、同相(たとえば、U相)である。
[0045]
 また、本実施形態では、図7および図8に示すように、径方向から見て、締結部材1の周方向における位置と、第2接合部23の周方向における位置とがオーバラップしている。具体的には、締結部材1の周方向の幅よりも小さい範囲内に、第2接合部23が位置している。なお、本実施形態では、複数の第2接合部23の全ての周方向における位置が、径方向から見て、締結部材1の周方向における位置とオーバラップしている一方、締結部材1の周方向における位置とオーバラップしない位置に第2接合部23が設けられていてもよい。
[0046]
 また、本実施形態では、図7に示すように、回転軸線方向から見て、第1接合部22は、ステータコア10の外周面10bよりも内径側に配置されている。なお、ボルト2の内径側の端部E2およびワッシャ3の内径側の端部E1は、ステータコア10の外周面10bよりも内径側に配置されている。
[0047]
 また、本実施形態では、図7および図8に示すように、回転軸線方向から見て、第1接合部22(第1接合部22の少なくとも一部)は、ボルト2の内径側の端部E2およびワッシャ3の内径側の端部E1よりも径方向外側に配置されており、かつ、複数設けられている。そして、複数の第1接合部22は、径方向外側に向かって放射状に延びるように配置されている。
[0048]
 また、本実施形態では、回転軸線方向から見て、第2接合部23(第2接合部23の全ての部分)は、ボルト2の内径側の端部E2およびワッシャ3の内径側の端部E1よりも径方向内側に配置されている。
[0049]
 また、図7に示すように、回転軸線方向から見て、第1接合部22と第2接合部23とは、締結部材1の中心軸線C2よりも内径側に配置されている。また、回転軸線方向から見て、第1接合部22と第2接合部23とは、締結孔11内径側の端部E3(図2参照)よりも、内径側に配置されている。
[0050]
 また、本実施形態では、図2に示すように、第1接合部22の上端からステータコア10の端面10aまでの軸方向距離L1は、締結部材1(ボルト2)の上端からステータコア10の端面10aまでの軸方向距離L2よりも大きい。詳細には、第1接合部22の下端から端面10aまでの軸方向距離L3も、締結部材1(ボルト2)の上端から端面10aまでの軸方向距離L2よりも大きい。また、第2接合部23の上端から端面10aまでの軸方向距離L4および下端から端面10aまでの軸方向距離L5は、第1接合部22の上端の軸方向距離L1、および、締結部材1(ボルト2)の上端から端面10aまでの軸方向距離L2よりも大きい。
[0051]
 (本実施形態の効果)
 本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
[0052]
 本実施形態では、上記のように、締結部材(1)に対応する位置に設けられ、第3コイル(50)のリード線部(53、54)の端部側に設けられる第3先端部(53f、54b)と、第4コイル(60)のリード線部(63、64)の端部側に設けられる第4先端部(63f、64c)とが、回転軸線方向から見て、締結部材(1)に重ならないように、回転軸線方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第2接合部(23)が設けられている。これにより、第2接合部(23)が、回転軸線方向に沿って延びるように設けられているので、接合部を周方向に避けるように構成する場合と異なり、第1接合部(22)と第2接合部(23)との間の距離が比較的大きくなる。その結果、第1接合部(22)および第2接合部(23)の周囲に冶具(絶縁被覆部(90)により覆うための冶具)を容易に配置することができるので、ステータ(100)の生産性を向上させることができる。また、第2接合部(23)が、回転軸線方向に沿って延びるように設けられているので、締結部材(1)および締結部材(1)を組み付ける冶具との干渉を防止することができる。これらの結果、締結部材(1)および締結部材(1)を組み付ける冶具との干渉を防止しながら、量産性を向上させることができる。
[0053]
 また、全ての接合部を回転軸線方向に沿って延びる第2接合部(23)により構成する場合と異なり、一部の接合部は、第1接合部(22)により構成される。これにより、第1接合部(22)により構成された部分の回転軸線方向の長さが比較的小さくなるので、第1接合部(22)により構成された部分の周囲に他の部材などを配置することができる。
[0054]
 また、全ての接合部を回転軸線方向に沿って延びる第2接合部(23)により構成する場合と異なり、第1接合部(22)が径方向(径方向外側)に沿って延びることによって、第1接合部(22)の先端部(33f、34c、43f、44d)同士の間隔が比較的大きくなる。これにより、第1接合部(22)の先端部(33f、34c、43f、44d)を処理するための治具を容易に配置することができるので、ステータ(100)の量産性を向上させることができる。
[0055]
 また、本実施形態では、上記のように、回転軸線方向から見て、第1接合部(22)よりも、第2接合部(23)の方が、内径側に配置されている。このように構成すれば、第2接合部(23)が内径側に配置されているので、第2接合部(23)とステータ(100)を組み付ける冶具とが干渉するのを、容易に防止することができる。
[0056]
 また、本実施形態では、上記のように、径方向から見て、締結部材(1)の周方向における位置と、第2接合部(23)の周方向における位置とがオーバラップしている。このように構成すれば、回転軸線方向から見て、締結部材(1)に重ならないように、第2接合部(23)を配置することができる。また、全ての第2接合部(23)の周方向における位置が、締結部材(1)の周方向における位置とオーバラップしている場合、周方向において、第2接合部(23)を比較的狭い範囲に配置することができるので、第1接合部(22)により構成された部分を比較的大きくすることができる。その結果、第1接合部(22)により構成された部分の周囲に、比較的大きな他の部材などを配置することができる。
[0057]
 また、本実施形態では、上記のように、締結部材(1)が挿入される締結孔(11)は、周方向に沿って等角度間隔で複数設けられており、複数の締結孔(11)それぞれの周方向位置に対応するように、第2接合部(23)が設けられている。このように構成すれば、複数の第2接合部(23)が同相であるので、各相ごとに第2接合部(23)が設けられる場合と異なり、第2接合部(23)を構成するコイル(20)の種類(形状)が増加するのを抑制することができる。
[0058]
 また、本実施形態では、上記のように、第2接合部(23)を覆う絶縁被覆部(90)が設けられている。これにより、絶縁被覆部(90)により、容易に、第2接合部(23)を絶縁することができる。
[0059]
 また、本実施形態では、上記のように、第2接合部(23)は、周方向において、互いに隣り合うように複数設けられており、周方向において、互いに隣り合うように複数設けられている第2接合部(23)の相は、同じである。このように構成すれば、互いに隣り合うように複数設けられている第2接合部(23)の相が同じであるので、互いに隣り合うように複数設けられている第2接合部(23)の絶縁を容易に確保することができる。
[0060]
 また、本実施形態では、上記のように、絶縁被覆部(90)は、ステータ(100)は、互いに隣り合うように複数設けられている同相の第2接合部(23)同士を覆うように設けられる。このように構成すれば、同相の第2接合部(23)が絶縁被覆部(90)に覆われるので、絶縁被覆部(90)を介して第2接合部(23)同士が短絡するのを防止することができる。
[0061]
 また、本実施形態では、上記のように、回転軸線方向から見て、第1接合部(22)は、ステータコア(10)の外周面(10b)よりも内径側に配置されている。このように構成すれば、第1接合部(22)がステータコア(10)の外周面(10b)よりも外径側に配置される場合と比べて、ステータ(100)の径方向の大きさを小さくすることができる。
[0062]
 また、本実施形態では、上記のように、第1接合部(22)は、第1先端部(33f、34c)および第2先端部(43f、44d)がともに径方向外側に延びた状態で、かつ、第1先端部(33f、34c)および第2先端部(43f、44d)同士が回転軸線方向に積層された状態で接合されて構成されている。また、第2接合部(23)は、第3先端部(53f、54b)および第4先端部(63f、64c)がともに回転軸線方向に延びた状態で、かつ、第3先端部(53f、54b)および第4先端部(63f、64c)同士が径方向に積層された状態で接合されて構成されている。このように構成すれば、全ての先端部を周方向に並べた状態で接合する場合と比べて、第1接合部(22)同士の間隔、および、第1接合部(22)と第2接合部(23)との間の間隔が大きくなるので、接合部同士の絶縁を容易に確保することができる。
[0063]
 また、本実施形態では、上記のように、第1接合部(22)の上端からステータコア(10)の端面(10a)までの軸方向距離(L1)は、締結部材(1)の上端(10)からステータコアの端面(10a)までの軸方向距離(L2)よりも大きい。このように構成すれば、締結部材(1)の高さが比較的小さくなるので、締結部材(1)と他の部材とが干渉するのを抑制することができる。
[0064]
 また、本実施形態では、上記のように、複数のコイル(20)のそれぞれは、平角導線(21)が複数回巻回されて構成されており、複数のコイル(20)のそれぞれのリード線部は、平角導線(21)の一方端側に配置され、ステータコア(10)の内径側から外径側に延びるように設けられる一方側リード線部と、平角導線(21)の他方端側に配置され、ステータコア(10)の外径側に設けられる他方側リード線部とを含む。そして、第1コイル(30)および第2コイル(40)のそれぞれは、一方側リード線部(33、43)の先端部(33f、43f)と他方側リード線部(34、44)の先端部(34c、44d)とがともに径方向に沿って延びる形状を有する。また、第3コイル(50)および第4コイル(60)のそれぞれは、一方側リード線部(53、63)の先端部(53f、63f)と他方側リード線部(54、64)の先端部(54b、64c)とがともに回転軸線方向に沿って延びる形状を有する。このように構成すれば、第3コイル(50)および第4コイル(60)の形状を同様にすることができるため、第1コイル(30)および第2コイル(40)に対して、第3コイル(50)および第4コイル(60)として一種類のコイルを追加するだけで、容易に、締結部材(1)および締結部材(1)を組み付ける冶具との干渉を防止しながら、量産性を向上させることができる。
[0065]
 また、本実施形態では、上記のように、回転軸線方向から見て、第1接合部(22)は、締結部材(1)の内径側の端部(E1、E2)よりも径方向外側に配置されており、かつ、複数設けられており、複数の第1接合部(22)は、径方向外側に向かって放射状に延びるように配置されている。このように構成すれば、第1接合部(22)の径方向外側の端部同士の間隔が確実に大きくなるので、第1接合部(22)の先端部(33f、34c、43f、44d)を処理するための治具を確実に配置することができる。
[0066]
 また、本実施形態では、上記のように、回転軸線方向から見て、第2接合部(23)は、締結部材(1)の内径側の端部(E1、E2)よりも径方向内側に配置されている。このように構成すれば、第1接合部(22)と第2接合部(23)との間隔が比較的大きくなるので、第1接合部(22)の先端部(33f、34c、43f、44d)、および、第2接合部(23)の先端部(53f、54b、63f、64c)を処理するための治具を容易に配置することができる。
[0067]
 [変形例]
 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
[0068]
 たとえば、上記実施形態では、ステータコア(電磁鋼板)に、締結孔が8個設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、8個以外の数の締結孔が、ステータコア(電磁鋼板)に設けられていてもよい。
[0069]
 また、上記実施形態では、U相の同芯巻コイルの先端部が回転軸線方向に沿って延びるように設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、V相またはW相の同芯巻コイルの先端部が回転軸線方向に沿って延びるように設けられていてもよい。
[0070]
 また、上記実施形態では、回転軸線方向に沿って延びるように設けられている第2接合部が、周方向に2個並んでいる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば第2接合部が、周方向に3個以上並んでいてもよい。
[0071]
 また、上記実施形態では、周方向に2個並んでいる第1接合部(第2接合部)が、1つの絶縁被覆部に覆われている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、1つの接合部ごとに、絶縁被覆部が設けられていてもよい。
[0072]
 また、上記実施形態では、径方向に沿って延びるように設けられる第1接合部が、ステータコアの外周面よりも内径側に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1接合部が、ステータコアの外周面よりも外径側に配置されていてもよい。
[0073]
 また、上記実施形態では、2つのリード線部の先端部が、回転軸線方向または径方向に積層された状態で接合されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、2つのリード線部の先端部が、周方向に積層された状態で接合されていてもよい。
[0074]
 また、上記実施形態では、同芯巻コイル30(40、50および60)の一方側リード線部33(43、53、63)が、A1方向側に沿って延びる部分33d(53d)を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、同芯巻コイルの一方側リード線部がA1方向側に沿って延びる部分を有していなくてもよい。
[0075]
 また、上記実施形態では、同芯巻コイル40(60)の他方側リード線部44(64)が、A2方向側に沿って延びる部分44a(64a)を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、同芯巻コイルの他方側リード線部がA2方向側に沿って延びる部分を有していなくてもよい。

符号の説明

[0076]
 1 締結部材
 10 ステータコア
 10a 端面
 10b 外周面
 11 締結孔
 12 スロット
 13 ティース
 20、30、40、50、60 同芯巻コイル(コイル)
 21 平角導線
 22 第1接合部
 23 第2接合部
 30 同芯巻コイル(コイル、第1コイル)
 31、41、51、61 脚部
 32、42、52、62 渡り部
 33、43、53、63 リード線部(一方側リード線部)
 33f、34c 先端部(第1先端部)
 34、44、54、64 リード線部(他方側リード線部)
 40 同芯巻コイル(コイル、第2コイル)
 43f、44d 先端部(第2先端部)
 50 同芯巻コイル(コイル、第3コイル)
 53f、54b 先端部(第3先端部)
 60 同芯巻コイル(コイル、第4コイル)
 63f、64c 先端部(第4先端部)
 90 絶縁被覆部
 100 ステータ
 E1 端部

請求の範囲

[請求項1]
 外径側に締結部材が挿入される締結孔を有する環状の鋼板が積層され、スロットを形成する複数のティースを有するステータコアと、
 前記スロットに収容される一対の脚部と、前記ステータコアの端面の外側に配置され前記一対の脚部同士を接続する渡り部と、前記ステータコアの外径側に配置されるリード線部とを有する複数のコイルとを備え、
 前記複数のコイルのうちの第1コイルの前記リード線部の端部側に設けられる第1先端部と、前記複数のコイルのうちの第2コイルの前記リード線部の端部側に設けられる第2先端部とが、回転軸線方向から見て、前記締結孔に挿入される前記締結部材の内径側の端部よりも外径側に配置されているとともに、径方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第1接合部と、
 前記締結部材に対応する位置に設けられ、前記複数のコイルのうちの第3コイルの前記リード線部の端部側に設けられる第3先端部と、前記複数のコイルのうちの第4コイルの前記リード線部の端部側に設けられる第4先端部とが、回転軸線方向から見て、前記締結部材に重ならないように、回転軸線方向に沿って延びるように設けられた状態で接合されて構成されている第2接合部とが設けられている、ステータ。
[請求項2]
 回転軸線方向から見て、前記第1接合部よりも、前記第2接合部の方が、内径側に配置されている、請求項1に記載のステータ。
[請求項3]
 径方向から見て、前記締結部材の周方向における位置と、前記第2接合部の周方向における位置とがオーバラップしている、請求項1または2に記載のステータ。
[請求項4]
 前記締結部材が挿入される前記締結孔は、周方向に沿って等角度間隔で複数設けられており、
 前記複数の締結孔それぞれの周方向位置に対応するように、前記第2接合部が複数設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項5]
 前記第2接合部を覆うように設けられる絶縁被覆部をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項6]
 前記第2接合部は、周方向において、互いに隣り合うように複数設けられており、
 周方向において、互いに隣り合うように複数設けられている前記第2接合部の相は、同じである、請求項1~5のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項7]
  前記第2接合部を覆うように設けられる絶縁被覆部をさらに備え、
 前記絶縁被覆部は、互いに隣り合うように複数設けられている同相の前記第2接合部同士を覆うように設けられる、請求項6に記載のステータ。
[請求項8]
 回転軸線方向から見て、前記第1接合部は、前記ステータコアの外周面よりも内径側に配置されている、請求項1~7のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項9]
 前記第1接合部は、前記第1先端部および前記第2先端部がともに径方向外側に延びた状態で、かつ、前記第1先端部および前記第2先端部同士が回転軸線方向に積層された状態で接合されて構成されており、
 前記第2接合部は、前記第3先端部および前記第4先端部がともに回転軸線方向に延びた状態で、かつ、前記第3先端部および前記第4先端部同士が径方向に積層された状態で接合されて構成されている、請求項1~8のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項10]
 前記第1接合部の上端から前記ステータコアの端面までの軸方向距離は、前記締結部材の上端から前記ステータコアの端面までの軸方向距離よりも大きい、請求項1~9のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項11]
 前記複数のコイルのそれぞれは、平角導線が複数回巻回されて構成されており、
 前記複数のコイルのそれぞれの前記リード線部は、前記平角導線の一方端側に配置され、前記ステータコアの内径側から外径側に延びるように設けられる一方側リード線部と、前記平角導線の他方端側に配置され、前記ステータコアの外径側に設けられる他方側リード線部とを含み、
 前記第1コイルおよび前記第2コイルのそれぞれは、前記一方側リード線部の先端部と前記他方側リード線部の先端部とがともに径方向に沿って延びる形状を有し、
 前記第3コイルおよび前記第4コイルのそれぞれは、前記一方側リード線部の先端部と前記他方側リード線部の先端部とがともに回転軸線方向に沿って延びる形状を有する、請求項1~10のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項12]
 回転軸線方向から見て、前記第1接合部は、前記締結部材の内径側の端部よりも径方向外側に配置されており、かつ、複数設けられており、
 前記複数の第1接合部は、径方向外側に向かって放射状に延びるように配置されている、請求項1~11のいずれか1項に記載のステータ。
[請求項13]
 回転軸線方向から見て、前記第2接合部は、前記締結部材の内径側の端部よりも径方向内側に配置されている、請求項1~12のいずれか1項に記載のステータ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]