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1. WO2020129579 - 空気入りタイヤ

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明 細 書

発明の名称 空気入りタイヤ

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027  

符号の説明

0028  

請求の範囲

1   2   3   4  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 空気入りタイヤ

技術分野

[0001]
 本発明は、空気入りタイヤに関する。

背景技術

[0002]
 従来より、サイドウォール部の外表面に存在する凹凸を目立たなくさせる技術が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載されたサイドウォール部には、同じ輪郭形状を成した複数の模様要素がタイヤ周方向に連なって設けられた複数の周方向模様要素列と、複数の模様要素がタイヤ径方向に連なって設けられた複数の径方向模様要素列とが形成される。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2013-71572号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 近年、環境保護の要求が高まるに連れて、タイヤについても、さらなる軽量化が求められている。タイヤの軽量化手法の一つとして、サイドウォール部のゲージ厚を薄くすることが知られている。サイドウォール部のゲージ厚を薄くした場合、凹凸が深く形成されず、サイドウォール部の外観性を向上させることが困難である。
[0005]
 そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、サイドウォール部のゲージ厚を薄くした場合でも、サイドウォール部の外観性が向上する空気入りタイヤの提供を目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明に係る空気入りタイヤ(空気入りタイヤ1)は、路面に接するトレッド部(トレッド部2)と、トレッド部に連なり、トレッド部のタイヤ径方向内側に位置するサイドウォール部(サイドウォール部3)と、を含む。サイドウォール部の外表面には、タイヤ幅方向外側における算術平均粗さが異なる複数の小領域(小領域11、12、13)から成る大領域(大領域10)が形成され、大領域10は、タイヤ周方向及びタイヤ径方向に沿って複数形成され、隣接する大領域10の境界線において、算術平均粗さが異なる小領域同士が接する。

発明の効果

[0007]
 本発明によれば、サイドウォール部のゲージ厚を薄くした場合でも、サイドウォール部の外観性が向上する。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 図1は、空気入りタイヤのタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面図である。
[図2] 図2は、空気入りタイヤの側面図である。
[図3] 図3は、図2の一部拡大図である。
[図4] 図4は、本発明の実施形態に係る大領域について説明する図である。
[図5] 図5は、本発明の実施形態に係る小領域の算術平均粗さを説明する斜視図である。
[図6] 図6は、本発明の実施形態に係る大領域について説明する図である。
[図7] 図7は、本発明の他の実施形態に係るマークについて説明する図である。
[図8] 図8は、図7のA-A方向から見た断面図である。
[図9] 図9は、本発明の他の実施形態について説明する図である。
[図10] 図10は、本発明の他の実施形態について説明する図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
[0010]
(1)空気入りタイヤの全体概略構成
 図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部断面図である。具体的には、図1は、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面図である。なお、図1は、タイヤ赤道線CLを基準とした一方側のみを示す。図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の側面図である。
[0011]
 図1、2に示すように、空気入りタイヤ1は、トレッド部2、サイドウォール部3、カーカス6、及びビード部7を備える。
[0012]
 トレッド部2は、路面(不図示)に接する部分である。トレッド部2には、空気入りタイヤ1の使用環境や装着される車両の種別に応じたパターン(不図示)が形成される。
[0013]
 サイドウォール部3は、トレッド部2に連なり、トレッド部2のタイヤ径方向内側に位置する。サイドウォール部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向外側端からビード部7の上端までの領域である。
[0014]
 カーカス6は、空気入りタイヤ1の骨格を形成する。カーカス6は、タイヤ径方向に沿って放射状に配置されたカーカスコード(不図示)を有するラジアル構造である。但し、カーカス6は、ラジアル構造に限定されず、カーカスコードがタイヤ径方向に交錯するように配置されたバイアス構造でも構わない。
[0015]
 ビード部7は、サイドウォール部3に連なり、サイドウォール部3のタイヤ径方向内側に位置する。ビード部7は、円環状であり、ビード部7を介してカーカス6がタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返されている。
[0016]
 図2に示すように、サイドウォール部3の外表面には、装飾領域4(第1装飾領域)が形成される。装飾領域4は、タイヤ周方向に沿って、円環状に形成される。装飾領域4の詳細は後述するが、装飾領域4には、多数の大領域10が形成される。なお、装飾領域4が形成される場所は、タイヤ最大幅を含む。
[0017]
 次に、図3を参照して、図2に示す装飾領域4の一部の領域(図2に示す破線で囲まれた領域5)について説明する。図3は、図2に示す領域5の拡大図である。図3に示すように、装飾領域4は、複数の大領域10から成る。大領域10は、タイヤ周方向及び前記タイヤ径方向に沿って複数形成される。
[0018]
 次に、図4~図6を参照して、大領域10の詳細について説明する。図4に示すように、大領域10の形状は、大領域10の上面視において四角形状である。ただし、後述するように、大領域10の形状は四角形状に限定されない。また、図4に示すように、大領域10は、複数の小領域(小領域11、12、13)から成る。大領域10の上面視における、小領域11、12、13の形状は、すべて三角形状である。ただし、後述するように、小領域11、12、13の形状は三角形状に限定されない。なお、小領域11、12、13は、一例として、レーザによって加工される。
[0019]
 小領域11、12、13において、タイヤ幅方向外側における算術平均粗さは、図5に示すようにそれぞれ異なる。小領域11のタイヤ幅方向外側における算術平均粗さは、1.2μm~1.4μmである。小領域12のタイヤ幅方向外側における算術平均粗さは、1.5μm~1.8μmである。小領域13のタイヤ幅方向外側における算術平均粗さは、1.9μm~4.5μmである。
[0020]
 図4に示す例では、小領域11、12、13は、1つの三角錐を形成する。この三角錐が2つ組み合わされて、大領域10が形成される。換言すれば、大領域10は、小領域11、12、13が2つずつ組み合わされて形成される。
[0021]
 また、図6に示すように、隣接する大領域10の境界線において、算術平均粗さが異なる小領域同士が接する。図6に示す20~24は、図6の中央の大領域10と、この大領域10に隣接する大領域10との境界線である。境界線20において、小領域11と、小領域13が接する。境界線21において、小領域11と、小領域12が接する。境界線22において、小領域11と、小領域13が接する。境界線23において、小領域11と、小領域12が接する。このように、隣接する大領域10において、算術平均粗さが異なる小領域同士が接する。
[0022]
(2)作用・効果
 以上説明したように、サイドウォール部3の外表面には、タイヤ幅方向外側における算術平均粗さが異なる複数の小領域11、12、13から成る大領域10が形成される。大領域10は、タイヤ周方向及び前記タイヤ径方向に沿って複数形成される。隣接する大領域10の境界線において、算術平均粗さが異なる小領域同士が接する。小領域11、12、13の算術平均粗さの差異によって生じるコントラストが、凹凸を有する立体感を生じさせる。これにより、サイドウォール部3のゲージ厚を薄くした場合でも、サイドウォール部3の外観性が向上する。
[0023]
 図4に示すように、大領域10の形状は、大領域10の上面視において四角形状である。大領域10の上面視における小領域11、12、13の形状は、すべて三角形状であり、小領域11、12、13は、1つの三角錐を形成する。この三角錐が2つ組み合わされて、大領域10が形成される。三角錐形状によって、凹凸がより強調されるため、ユーザは立体感を得ることができる。
[0024]
 上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
[0025]
 例えば、図7に示すように、サイドウォール部3の外表面には、装飾領域4とは異なる標章領域50(第2装飾領域)が形成されてもよい。図7に示すように、標章領域50には、マーク30が形成される。マーク30とは、例えば標章である。マーク30は、複数の突起部40から成る。図8に示すように、突起部40の高さは、一例として0.1~1.0mmである。マーク30と大領域10との組み合わせにより、立体感がより一層強調されるため、サイドウォール部3の外観性が向上する。なお、一例として、タイヤ径方向におけるマーク30の長さは、20mm以上である。
[0026]
 また、大領域10の形状は、図4に示す四角形状に限定されない。例えば、大領域10の形状として、図9及び図10に示す形状が採用されてもよい。図9及び図10においても、小領域11、12、13の算術平均粗さはそれぞれ異なる。なお、算術平均粗さの値は、上述した値と同じである。図9及び図10の形状においても、上述した効果と同様の効果が得られる。
[0027]
 特願2018-236003号(出願日:2018年12月18日)の全内容は、ここに援用される。

符号の説明

[0028]
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 装飾領域
6 カーカス
7 ビード部
10 大領域
11~13 小領域
20~23 境界線
30 マーク
40 突起部
50 標章領域

請求の範囲

[請求項1]
 路面に接するトレッド部と、
 前記トレッド部に連なり、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に位置するサイドウォール部と、
を含む空気入りタイヤであって、
 前記サイドウォール部の外表面には、タイヤ幅方向外側における算術平均粗さが異なる複数の小領域から成る大領域が形成され、
 前記大領域は、タイヤ周方向及び前記タイヤ径方向に沿って複数形成され、
 隣接する大領域の境界線において、前記算術平均粗さが異なる小領域同士が接する
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
[請求項2]
 前記大領域は、3つの小領域から成り、
 前記3つの小領域の前記算術平均粗さは、それぞれ1.2μm~1.4μm、1.5μm~1.8μm、1.9μm~4.5μmである
ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
[請求項3]
 前記大領域の上面視における、前記3つの小領域の形状は、すべて三角形状である
ことを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
[請求項4]
 前記サイドウォール部の外表面は、複数の前記大領域から成る第1装飾領域と、前記第1装飾領域とは異なる第2装飾領域と、を含み、
 前記第2装飾領域には、複数の突起部が形成され、
 前記突起部の高さは、0.1~1.0mmである
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]