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1. WO2020121953 - 簡易冷暖房装置

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明 細 書

発明の名称 簡易冷暖房装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009  

発明の効果

0010   0011   0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023  

符号の説明

0024  

請求の範囲

1   2   3  

図面

1   2   3   4  

明 細 書

発明の名称 : 簡易冷暖房装置

技術分野

[0001]
 本発明は、冷たい中身あるいは暖かい中身が入った飲料容器を用いて、効率よく冷風あるいは温風を送り出すことができる簡易冷暖房装置に関するものである。

背景技術

[0002]
 夏場であっても、例えば建設現場などの屋外で作業することや、屋内であっても冷房設備のない工場や倉庫内で作業することが多くある。また、屋外のレジャー施設で遊んだり、スポーツを観戦したり、観光地を散策したりすることも多い。一方、最近では地球の温暖化に伴い真夏日になる日数も増加する傾向にあり、前記のような場合には熱中症対策が必要になってきた。
[0003]
 このため、従来の扇子や団扇にかえて携帯式の小型扇風機や、携帯式の保冷剤等が販売され使用に供されている。ところが、携帯式の小型扇風機の場合は、送風される風が温かく、また乾電池を電源とするため風力が弱く冷却効果に乏しいという問題があった。また、携帯式の保冷剤の場合は、冷却効果の持続時間が短いという問題があった。
[0004]
 また、特許文献1や特許文献2に示されるように、冷却水または氷を充填したプラスチック容器を用いて冷風を送り出す冷却装置が提案されている。しかしながら、特許文献1は家庭にある一般的な扇風機とプラスチック容器を組み合わせた冷却装置であり、また特許文献2は多数のプラスチック容器を収納する箱型容器を使用した冷却装置である。従って、いずれも家庭内に設置した状態で使用するものであり、屋外へ持ち出すことや移動しながら使うことはできなかった。
 一方、冬場においては逆に暖かい空気を送り出すことができる簡易な暖房装置の提供が望まれていたが、使い捨てカイロのような暖房具が実用化されているのみで、持ち運びができる簡易な温風式の暖房装置は提案されていない。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2013-11237号公報
特許文献2 : 特開2011-63094号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 本発明は上記のような従来の問題点を解決して、どこでも入手可能な冷たい飲み物あるいは暖かい飲み物が入った飲料容器を用いて効率よく冷風あるいは温風を送り出すことができるうえに、必要であれば飲み物を飲むこともでき、更には、小型で軽量な構造で何処にでも自由に持ち運びができる簡易冷暖房装置置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

[0007]
 上記課題を解決するためになされた本発明の簡易冷暖房装置は、飲料容器を収納するための筒状ケースと、
 この筒状ケースの前端に装着され、飲料容器の口部を内容物を飲めるように突出した状態で固定するためのリング部、および風噴出用の窓孔を有する口部固定具と、
 筒状ケースの後端に装着されて前端に向けて送風する電動ファンと、
 この電動ファンで発生させた風が、飲料容器と筒状ケースの隙間を通り筒状ケースの前端に向けて流通するように、飲料容器の底面を支持して空気流通域を形成するための底面支持具を有しており、
 また、飲料容器を前記口部固定具と底面支持具とにより筒状ケース内に固定したことを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
[0008]
 好ましい実施形態によれば、前記電動ファンを作動するための電源が、移動式の電源であるのが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
[0009]
 好ましい実施形態によれば、前記電動ファンで発生させた風は、飲料容器と筒状ケースの隙間を流通する過程で冷風あるいは温風に変換され、この冷風あるいは温風が口部固定具に形成した窓孔から前方に向けて吐出される構造であるものが好ましく、これを請求項3に係る発明とする。

発明の効果

[0010]
 請求項1に係る発明では、飲料容器を収納するための筒状ケースと、この筒状ケースの前端に装着され、飲料容器の口部を突出した状態で固定する口部固定具と、筒状ケースの後端に装着されて前端に向けて送風する電動ファンを有するものとしたので、簡単な構造で持ち運び自在であり、効率よく冷風あるいは温風を送り出すことが可能な簡易冷暖房装置を提供することができる。また、熱源として利用する冷たい飲み物あるいは暖かい飲み物が入った飲料容器は、スーパーやコンビニ等のどこでも入手可能であり、また、必要に応じて飲み物を飲んで水分補給をすることもできる。
 更には、筒状ケースの後端に、電動ファンで発生させた風が、飲料容器と筒状ケースの隙間を通り筒状ケースの前端に向けて流通するように、飲料容器の底面を支持して空気流通域を形成するための底面支持具を有しているものとしたので、空気の流通性に優れていて小さな出力の電動ファンであっても、十分に冷風あるいは温風を送り出すことができる。
[0011]
 また、請求項2に係る発明では、電動ファンを作動するための電源を移動式の電源としたので、海や山等の家庭用電源のない場所でも使用することができる。
[0012]
 また、請求項3に係る発明では、電動ファンで発生させた風は、飲料容器と筒状ケースの隙間を流通する過程で冷風あるいは温風に変換され、この冷風あるいは温風が口部固定具に形成した窓孔から前方に向けて吐出される構造としたので、簡単な構造の装置により効率的に冷風あるいは温風を作り出すことができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明の実施の形態を示す斜視図である。
[図2] 本発明の実施の形態を示す断面図である。
[図3] 口部固定具を示す斜視図である。
[図4] 底面支持具を示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
 図1は、本発明の実施の形態を示す斜視図、図2は要部の中央縦断面図である。図において、1は飲料容器20を収納するための筒状ケースであり、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂からなる。この筒状ケース1の前端には、飲料容器20の口部を突出した状態で固定する口部固定具2が装着されており、また筒状ケース1の後端には、前端に向けて送風する電動ファン3が装着されている。また電動ファン3には、接続ケーブル4aを介して移動式の電源4が連結されており、接続ケーブル4aの中間部には電動ファン3をオン・オフするためのスイッチ5が取り付けてある。なお、前記移動式の電源4は家庭にあるような固定式の電源であってもよい。
[0015]
 前記飲料容器20は、例えばスーパーやコンビニや自動販売機等のどこでも入手可能な、例えば500~2000mlのPET等のプラスチック容器である。この飲料容器20の大きさに合わせて筒状ケース1の大きさを設計する。携帯性を考慮すると500ml容器を用いるのが実用的であり、強力な冷暖房効果を得るには大型の容器が最適である。また、涼しい風を得るには中身を冷やした飲料容器や中身を凍らせた飲料容器を用い、一方、温かい風を得るには中身を温めた飲料容器を用いる。その他、金属製やガラス製の専用容器であってもよいことは勿論である。
 以下の説明は、中身を冷やしたPET製の飲料容器を用いた場合について行うが、中身を温めた飲料容器を用いた場合も同じである。
[0016]
 口部固定具2は、飲料容器20の口部を突出した状態で固定するためのものであり、図3に示されるように、筒状ケース1の前端に嵌合自在な筒状の固定具本体2aと、飲料容器20の口部を固定するためのリング部2bを有する。また、固定具本体2aとリング部2bとは複数本(図示のものでは3本)の連結部2cで連結されており、窓孔2dが形成されている。この窓孔2dは、涼しい風を噴出するための孔である。
 なお、前記連結部2cや窓孔2dの本数、大きさ、形状等は任意に設計することができる。
[0017]
 筒状ケース1の後端には、前端に向けて送風する電動ファン3が装着されている。この電動ファン3は、市販の一般的なものを使用することができるが、本発明の用途が携帯用の簡易冷暖房装置であるので、電動ファン3はできるだけ小さくて軽く、高出力で、かつ安価なものが好ましい。
 また電動ファン3には、接続ケーブル4aを介して充電式バッテリーのような移動式の電源4が連結されており、接続ケーブル4aの中間部には電動ファン3をオン・オフするためのスイッチ5が取り付けてある。前記接続ケーブル4a、スイッチ5は市販の一般的なものを使用することができる。なお、前記スイッチ5や電源4を筒状ケース1と一体的に設けることもできる。また、電源4は家庭にあるような固定式の電源であってもよいことは勿論である。
[0018]
 前記電動ファン3から送風された空気は、図2に示されるように、筒状ケース1の内部へ流入し、飲料容器20の外周と筒状ケース1の内周の隙間6を通過して、筒状ケース1の先端側の口部固定具2に形成した窓孔2dから吐出されることとなる。この場合、前記隙間を流通6する過程で飲料容器20により冷風に変換され、この冷風が窓孔2dから前方に向けて吐出されるので、顔や首筋等をスポット的に効率よく冷却処理することができる。
[0019]
 また図示のものでは、筒状ケース1の後端に、飲料容器20の底面側に空気流通域を形成するための底面支持具7が装着されている。これにより、電動ファン3で発生させた風が筒状ケース1の前端に向けて効率よく流通することを促進することができる。
 この底面支持具7は、図4に示されるように、筒状の支持具本体7aと、複数本(図示のものでは4本)の爪片7bで構成されており、該爪片7bで飲料容器20の底面を支持することで流通孔7cを通じて、電動ファン3で発生させた風が筒状ケース1の前端に向けて効率よく流通するように構成されている。なお、前記底面支持具7を別体とせずに、筒状ケース1の後端にと一体的に設けることもできる。
[0020]
 以上のように構成した本発明の簡易冷暖房装置では、筒状ケース1に中身を冷やした飲料容器20あるいは中身を凍らせた飲料容器20を収納させ、電源4とともに持参して外出する。炎天下や冷房設備のない屋内等で暑くなった場合は、筒状ケース1の前端を顔や首筋等の冷やしたい箇所に向けてスイッチ5を入れると、電動ファン3が作動する。これにより、筒状ケース1の前端に向けて送風が行われるが、空気は飲料容器20と筒状ケース1の隙間6を流通する過程で、冷たい中身により熱交換されて冷風に変換され、この冷風が口部固定具2に形成した窓孔2dから前方に向けて効率よく吐出されることとなる。この結果、顔や首筋等を冷風でスポット的に効率よく冷却することが可能となる。特に、中身を凍らせた飲料容器20を収納した場合は、冷却効果および持続性は最大とすることができる。
[0021]
 また、中身を冷やした飲料容器20を収納した場合や、中身が凍っていても若干融けて液体を含むようになった場合は、口部固定具2から突出した容器口部を介して中身を飲むことができるので、冷却効果を得るだけでなく、熱中症予防も図ることができるという相乗効果が得られる。しかも、前記の中身を冷やした飲料容器あるいは中身を凍らせた飲料容器は、中身がなくなった場合にはスーパーやコンビニや自動販売機等のどこでも簡単に入手できるため、常に新しい容器に交換することができるという利点がある。
[0022]
 なお、以上は冷風を得て夏場の厚さ対策や熱中症対策に対応する場合について説明したが、冬場において温かい容器をセットして暖かい空気を供給することで寒さ対策に対応することもできる。また、本発明の簡易冷暖房装置は、小型で軽量化が図られているので、イベント会場や遊園地等で登場するキャラクターの着ぐるみ内にも持ち込むことが可能であり、熱中症対策にも役立てることができる。
[0023]
 以上に説明したとおり、本発明は飲料容器を収納するための筒状ケースと、この筒状ケースの前端に装着され、飲料容器の口部を突出した状態で固定する口部固定具と、筒状ケースの後端に装着されて前端に向けて送風する電動ファンを有する簡単な構造としたので、持ち運び自在であり効率よく冷風あるいは温風を送り出すことができるものである。また、熱源として利用する冷たい飲み物あるいは暖かい飲み物が入った飲料容器は、スーパーやコンビニ等のどこでも入手可能であり、しかも、必要に応じて飲み物を飲んで水分補給をすることもできるという利点もある。
 従って、本発明の簡易冷暖房装置は、建設現場などの屋外作業場や、屋内であっても冷暖房設備のない工場や倉庫内の作業場や、また屋外のレジャー施設・観光地等、様々な場所で使用することができる。更には、水分補給をして熱中症対策にも役立てることができるという利点もある。

符号の説明

[0024]
 1 筒状ケース
 2 口部固定具
2a 固定具本体
2b リング部
2c 連結部
2d 窓孔
 3 電動ファン
 4 電源
 5 スィッチ
 6 隙間
 7 底面支持具
7a 支持具本体
7b 爪片
7c 流通孔
20 飲料容器

請求の範囲

[請求項1]
 飲料容器を収納するための筒状ケースと、
 この筒状ケースの前端に装着され、飲料容器の口部を内容物を飲めるように突出した状態で固定するためのリング部、および風噴出用の窓孔を有する口部固定具と、
 筒状ケースの後端に装着されて前端に向けて送風する電動ファンと、
 この電動ファンで発生させた風が、飲料容器と筒状ケースの隙間を通り筒状ケースの前端に向けて流通するように、飲料容器の底面を支持して空気流通域を形成するための底面支持具を有しており、
 また、飲料容器を前記口部固定具と底面支持具とにより筒状ケース内に固定したことを特徴とする簡易冷暖房装置。
[請求項2]
 電動ファンを作動するための電源が、移動式の電源である請求項1に記載の簡易冷暖房装置。
[請求項3]
 電動ファンで発生させた風は、飲料容器と筒状ケースの隙間を流通する過程で冷風あるいは温風に変換され、この冷風あるいは温風が口部固定具に形成した窓孔から前方に向けて吐出される構造である請求項1または2に記載の簡易冷暖房装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]