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1. WO2020115874 - 誤り訂正復号装置および誤り訂正復号方法

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明 細 書

発明の名称 誤り訂正復号装置および誤り訂正復号方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040  

符号の説明

0041  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 誤り訂正復号装置および誤り訂正復号方法

技術分野

[0001]
 本発明は、誤り訂正復号装置および誤り訂正復号方法に関する。

背景技術

[0002]
 従来の無線通信システムでは、伝送路において生じる誤りを検出するために、データは誤り訂正符号化される。誤り訂正符号としては、復号によりデータの情報ビット部分だけが得られる畳み込み符号、ターボ符号などがデータに適用されている場合がある。この場合、誤り訂正符号を復号する誤り訂正復号装置は、誤り訂正復号処理されたデータに対してCRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出符号を用い誤り検出を行い、誤りが検出された場合、データを再送させることにより復号結果の信頼性を向上させている。特許文献1は、CRC符号が付加された送信データを用いて誤り訂正復号を行う誤り訂正復号装置を開示する。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2010-232992号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、特許文献1に記載の誤り訂正復号装置が受信するデータはCRC符号を含むため、伝送できる情報量が低下するという問題があった。
[0005]
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、復号結果の信頼度の判定をしつつ、伝送できる情報量の低下を抑制することができる誤り訂正復号装置を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、誤り訂正復号装置は、組織符号で誤り訂正符号化された受信データの復号処理を行い、復号結果を出力する復号部と、受信データに含まれる第1のデータと、復号結果とを比較することにより、復号結果の信頼度が高いか否かを判定する比較部と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

[0007]
 本発明にかかる誤り訂正復号装置は、復号結果の信頼度の判定することにより、誤り検出を行うための冗長ビットが不要となり、伝送できる情報量を大きくできる効果がある。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 実施の形態1にかかる無線通信システムの構成を示す図
[図2] 実施の形態1にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図
[図3] 実施の形態1にかかる制御回路を示す図
[図4] 実施の形態1にかかる誤り訂正復号装置の動作を示すフローチャート
[図5] 実施の形態2にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図
[図6] 実施の形態2にかかる誤り訂正復号装置の動作を示すフローチャート
[図7] 実施の形態3にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図
[図8] 実施の形態3にかかる誤り訂正復号装置の動作を示すフローチャート
[図9] 実施の形態4にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図
[図10] 実施の形態4にかかる誤り訂正復号装置の動作を示すフローチャート

発明を実施するための形態

[0009]
 以下に、本発明の実施の形態にかかる誤り訂正復号装置および誤り訂正復号方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[0010]
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの構成を示す図である。無線通信システム20は、送信装置30と、受信装置40とを備える。送信装置30と受信装置40とは、無線方式または有線方式で通信する。送信装置30は、データをターボ符号化し、ターボ符号化したデータを変調し受信装置40に送信する。受信装置40は、送信装置30から送信されたデータを受信する。
[0011]
 図2は、実施の形態1にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図である。誤り訂正復号装置100は、受信装置40に備えられる。または、誤り訂正復号装置100は、受信装置40としての機能を有す。誤り訂正復号装置100は、第1の記憶部1と、ターボ復号部2と、第1の比較部3と、選択部4と、を備える。誤り訂正復号装置100が受信する受信データは、復調部によって復調された軟判定データである。軟判定データは0または1のいずれかに判定される硬判定データと、硬判定データの信頼度とから構成される。復調部は、誤り訂正復号装置100に備えられていても良いし、受信装置40が備える、誤り訂正復号装置100とは別の装置に備えられても良い。硬判定データは第1のデータとも呼ばれる。第1の記憶部1は、硬判定データの情報ビット部分に相当する情報データを記憶する。また、第1の記憶部1は、記憶した情報データを第1の比較部3に送信する。第1の比較部3は、比較部とも呼ばれる。比較部は、第1のデータと、復号結果とを比較することにより、復号結果の信頼度が高いか否かを判定する。ターボ復号部2は、受信データに対して、あらかじめ定められた回数のターボ復号の復号処理を繰り返し行う。また、ターボ復号部2は、復号処理の結果である復号結果を第1の比較部3に送信する。第1の比較部3は、情報データと復号結果とを比較して、ビットが反転しているビット数をカウントする。また、第1の比較部3は、カウントした値があらかじめ定められている閾値よりも大きいか判定する。選択部4は、第1の比較部3の送信を用いて、情報データ、復号結果のいずれか1つを選択し送信する。
[0012]
 ターボ復号部2、第1の比較部3、および選択部4は、各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
[0013]
 本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。図3は、実施の形態1にかかる制御回路を示す図である。本処理回路がCPUを備える制御回路である場合、この制御回路は例えば、図3に示す構成の制御回路200となる。
[0014]
 図3に示すように、制御回路200は、CPUであるプロセッサ200aと、メモリ200bとを備える。図3に示す制御回路200により実現される場合、プロセッサ200aがメモリ200bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ200bは、プロセッサ200aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。第1の記憶部1は、メモリ200bにより実現される。
[0015]
 次に、誤り訂正復号装置100の動作について説明する。図4は、実施の形態1にかかる誤り訂正復号装置100の動作を示すフローチャートである。誤り訂正復号装置100は、誤り訂正復号装置100の前段に設けられる復調部から受信データを受信する(ステップS1)。第1の記憶部1は、受信データに含まれる情報データを記憶する(ステップS2)。また、ターボ復号部2は受信データを受信し、受信データを、情報ビット系列と、送信装置30が備えるターボ符号化を行うターボ符号器を構成する2つの畳み込み符号化回路のうちの一方の畳み込み符号化回路によって符号化し送信された順の検査ビット系列と、送信装置30によってインタリーブした後に2つの畳み込み符号化回路のうちの他方の畳み込み符号化回路によって符号化し送信された検査ビット系列と、の3つの系列に分離する(ステップS3)。この3つの系列は、送信装置30によってターボ符号化されたデータであり、誤り訂正復号装置100に送信するデータである。情報ビット系列を第1のビット系列と呼ぶ。送信装置30によって送信された順の検査ビット系列を第2のビット系列と呼ぶ。送信装置30によってインタリーブされた検査ビット系列を第3のビット系列と呼ぶ。
[0016]
 ターボ復号部2は、第1のビット系列と、第3のビット系列とを用いて軟入力軟出力の復号処理を行い第1の情報を生成する。また、ターボ復号部2は、第1の情報と第1のビット系列と第2のビット系列とを用いて軟入力軟出力の復号処理を行う(ステップS4)。ターボ復号部2は、ステップS4の処理をあらかじめ定められた回数行い、最後の復号処理で得られる情報ビット部分の受信系列に対する復号結果を生成し、復号結果を第1の比較部3および選択部4に送信する(ステップS5)。なお、ステップS4で生成された情報はターボ復号による最終的な復号結果ではない。なお、ステップS3からステップS5の動作は一般的なターボ復号の動作である。また、本実施の形態では、誤り訂正復号装置100は、CRC符号を用いた誤り検出をしない。第1の記憶部1は、復号結果がターボ復号部2から送信されるときに、情報データを第1の比較部3および選択部4に送信する(ステップS6)。
[0017]
 第1の比較部3は、復号結果と情報データとを比較し、ビット反転しているビット数をカウントする(ステップS7)。また、第1の比較部3は、カウントした値があらかじめ定められた閾値より大きいか判定する(ステップS8)。カウントした値が閾値よりも大きい場合(ステップS8,Yes)、第1の信号を選択部4に送信する(ステップS9)。カウントした値が閾値よりも大きくない場合(ステップS8,No)、第1の比較部3は、第1の信号を選択部4に送信しない(ステップS10)。選択部4は、第1の信号を受信したか判定する(ステップS11)。第1の信号を受信した場合(ステップS11,Yes)、選択部4は、情報データを図示しない後段の機能部に送信する(ステップS12)。第1の信号を受信しない場合(ステップS11,No)、選択部4は、復号結果を図示しない後段の機能部に送信する(ステップS13)。第1の信号は、復号結果の信頼度が低いことを示す信号である。
[0018]
 また、本実施の形態ではビット反転したビット数があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、選択部4は情報データを後段の機能部に送信するが、これに加えて、第1の比較部3が第1の信号とターボ復号化した結果とを後段の機能部に送信し、後段の機能部による処理で、情報データ、ターボ復号化した復号結果のどちらを選択するか判断するようにしてもよい。
[0019]
 ビット反転したビット数があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、一般的には、ターボ復号部2は誤った誤り訂正復号を行っている可能性が高くなり、復号結果としての信頼性が低くなる。このため、復号結果の信頼度が低いことを示す第1の信号を第1の比較部3が送信することにより、誤った誤り訂正を行った復号結果が用いられることを抑制することができる。また、第1のデータと復号結果とを比較することにより、復号結果の信頼度の判定をすることができる。また、CRC符号を用いず復号処理を行うため、受信データに含まれる情報量を多くすることができ、誤り訂正復号装置100が伝送できる情報量の低下を抑制することができる。なお、本実施の形態では、誤り訂正符号がターボ符号である場合について説明したが、誤り訂正符号はターボ符号に限定されず、情報ビットの部分が伝送路に出力される組織符号であればよい。誤り訂正符号が組織符号であれば、復号結果と受信系列との対応が付くため、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
[0020]
実施の形態2.
 図5は、実施の形態2にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図である。なお、実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。誤り訂正復号装置100aは、第1の記憶部1と、ターボ復号部2と、選択部4と、第2の記憶部5と、第2の比較部6と、第3の比較部7と、を備える。第2の記憶部5は、受信データに含まれる情報ビット部分の信頼度情報を記憶する。第2の比較部6は、第1の記憶部1の送信とターボ復号部2の送信とを比較し、ビット反転を行っている部分を示す第2の信号を第3の比較部7に送信する。第3の比較部7は、第2の比較部6においてビット反転されていると判断された位置の信頼度情報を第2の記憶部5が記憶する情報ビット部分の信頼度に加算し、加算した値があらかじめ定められている閾値よりも大きいかを比較する。第2の比較部6と第3の比較部7とは、合わせて比較部とも呼ばれる。第2の比較部6、および第3の比較部7は、図3に示される各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。第2の記憶部5は、メモリにより実現される。
[0021]
 次に動作について説明する。図6は、実施の形態2にかかる誤り訂正復号装置100aの動作を示すフローチャートである。第1の記憶部1は、情報データを記憶する(ステップS21)。第2の記憶部5は各受信データの軟判定情報から信頼度情報を生成し、生成した信頼度情報を記憶する(ステップS22)。ターボ復号部2は、あらかじめ定められた回数の復号処理を繰り返し行い、最後の復号処理で得られる結果から情報ビット部分の受信系列に対する復号結果を生成し、復号結果を第2の比較部6に送信する(ステップS23)。このときに、復号結果が送信されるタイミングに合わせて、第1の記憶部1は、情報データを第2の比較部6に送信する(ステップS24)。第2の記憶部5は、受信データの情報ビット部分の信頼度情報を第3の比較部7に送信する(ステップS25)。
[0022]
 第2の比較部6は、ターボ復号部2から送信された復号結果と第1の記憶部1に記憶されている情報データとを比較する(ステップS26)。また、第2の比較部6は、ビット反転を行っている位置の信頼度情報を第3の比較部7に送信する(ステップS27)。第3の比較部7は、ビット反転した位置の信頼度情報を第2の記憶部5が記憶する情報ビット部分の信頼度に加算し、1符号分のデータについて加算した値に基づいて、加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きいか判定する(ステップS28)。加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合(ステップS28,Yse)、第3の比較部7は、第1の信号を選択部4に送信する(ステップS29)。加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きくない場合(ステップS28,No)、第3の比較部7は、第1の信号を送信しない(ステップS30)。
[0023]
 選択部4は第1の信号を受信したか判定する(ステップS31)。第1の信号を受信した場合(ステップS31,Yes)、選択部4は、第1の記憶部1から読み出された情報データを後段の機能部に送信する(ステップS32)。第1の信号を受信しない場合(ステップS31,No)、選択部4は、ターボ復号部2から送信された復号結果を後段の機能部に送信する(ステップS33)。
[0024]
 また、実施の形態2ではビット反転した位置の信頼度情報を加算した値が、あらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、選択部4は、情報データを後段の機能部に送信するが、これに加えて、第3の比較部7が第1の信号とターボ復号化した復号結果とを後段の機能部に送信し、後段の機能部による処理で、情報データ、復号結果のどちらを選択するか判断するようにしてもよい。
[0025]
 ビット反転した位置の信頼度情報を加算した値が、あらかじめ定められた閾値よりも大きい場合は、実施の形態1で説明したビット個数の場合よりも誤った誤り訂正復号を行っている可能性が高くなり、復号結果の信頼性が低くなる。このため、実施の形態1の効果に加えて、復号結果の信頼度が低いことを示す第1の信号を第3の比較部7が送信し、誤った誤り訂正を行った復号結果が用いられることを抑制することができ、復号結果の信頼性の低下を抑制することができる。
[0026]
実施の形態3.
 図7は、実施の形態3にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図である。なお、実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。誤り訂正復号装置100bは、ターボ復号部2と、第1の比較部3と、選択部4と、第3の記憶部8と、情報ビット選択部9と、再符号化部10と、を備える。第3の記憶部8は、受信データのうちの情報ビットおよびチェックビットを含む第2のデータを記憶する。情報ビット選択部9は、第3の記憶部8から読み出した第2のデータのうち情報ビット部分つまり情報データを選択し、選択部4に送信する。再符号化部10は、ターボ復号化された結果を再度ターボ符号化する。第3の記憶部8、情報ビット選択部9、および再符号化部10は、図3に示される各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。第3の記憶部8は、メモリにより実現される。
[0027]
 次に動作について説明する。図8は、実施の形態3にかかる誤り訂正復号装置100bの動作を示すフローチャートである。第3の記憶部8は、受信データに含まれる第2のデータを記憶する(ステップS41)。ターボ復号部2は、受信データを受信し、あらかじめ定められた回数の繰り返し復号処理を行ない、選択部4および再符号化部10に復号結果を送信する(ステップS42)。再符号化部10は、復号結果を用いて再符号化を行う(ステップS43)。また、再符号化部10は、再符号化の結果を第1の比較部3に送信する(ステップS44)。第3の記憶部8は、再符号化部10が再符号化の結果を送信するタイミングに合わせて第2のデータを第1の比較部3に送信する(ステップS45)。
[0028]
 第1の比較部3は、第2のデータと再符号化の結果とを比較し、ビット反転しているビット数をカウントする(ステップS46)。第1の比較部3は、カウントした値があらかじめ定められた閾値よりも大きいか判定する(ステップS47)。カウントした値があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合(ステップS47,Yes)、第1の比較部3は、第1の信号を選択部4に送信する(ステップS48)。カウントした値があらかじめ定められた値よりも大きくない場合(ステップS47,No)、第1の比較部3は、第1の信号を選択部4に送信しない(ステップS49)。
[0029]
 情報ビット選択部9は、第3の記憶部8から第2のデータを受信し、第2のデータの情報ビット部分、つまり情報データを選択部4に送信する(ステップS50)。選択部4は、第1の信号を受信したか判定する(ステップS51)。第1の信号を受信した場合(ステップS51,Yes)、選択部4は、情報データを外部の機能部に送信する(ステップS52)。第1の信号を受信していない場合(ステップS51,No)、ターボ復号部2から送信される復号結果を外部の機能部に送信する(ステップS53)。
[0030]
 また、本実施の形態ではチェックビットを含めた状態でビット反転したビット数が、あらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、選択部4は、情報データを外部の機能部に送信するが、これに加えて、第1の比較部3が第1の信号とターボ復号化した結果とを外部の機能部に送信し、外部の機能部による処理で、情報データ、ターボ復号化した復号結果のどちらを選択するか判断するようにしてもよい。
[0031]
 また、再符号化部10が復号結果の再符号化処理を行うときに、チェックビットを生成している一部分だけをターボ符号化し、情報ビットをインタリーブ順に受信する再符号化処理は行わずに、情報ビットと情報ビットを送信順に受信して再符号化処理を行って得られるチェックビットとを、第1の比較部3で比較を行うと再符号化処理でインタリーブ処理を行う必要がなくなり遅延を小さくできたうえで、同様の復号後の信頼度を向上させる効果が得られる。
[0032]
 チェックビットを含めた状態でビット反転したビット数があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、一般的には誤った誤り訂正復号を行っている可能性が高くなり、復号結果としての信頼性が低くなる。このため、実施の形態1の効果に加えて、復号結果の信頼度が低いことを示す第1の信号を第1の比較部3が送信し、誤った誤り訂正を行った復号結果が用いられることを抑制することができ、復号結果の信頼性が低下することを抑制することができる。なお、本実施の形態では、復号結果に対し再符号化を行っているため、組織符号以外の誤り訂正符号を用いてもターボ符号を用いた場合と同様の効果を奏することができる。
[0033]
実施の形態4.
 図9は、実施の形態4にかかる誤り訂正復号装置の機能ブロックを示す図である。なお、実施の形態1~3と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1~3と同一の符号を付して重複する説明を省略する。誤り訂正復号装置100cは、ターボ復号部2と、選択部4と、第2の比較部6と、第3の比較部7と、第3の記憶部8と、情報ビット選択部9と、再符号化部10と、第4の記憶部11と、を備える。第4の記憶部11は、軟判定データの信頼度情報を記憶する。第4の記憶部11は、メモリにより実現される。
[0034]
 次に動作について説明する。図10は、実施の形態4にかかる誤り訂正復号装置100cの動作を示すフローチャートである。第4の記憶部11は、受信データのうちの軟判定データの信頼度情報を生成し記憶する(ステップS61)。ターボ復号部2は、あらかじめ定められた回数の繰り返し復号処理を行ない、復号結果を選択部4および再符号化部10に送信する(ステップS62)。再符号化部10は復号結果を用いて、再符号化処理を行う(ステップS63)。再符号化部10が再符号化の結果を送信するタイミングに合わせて、第3の記憶部8は第2のデータを第2の比較部6に送信する(ステップS64)。第4の記憶部11は、軟判定データの信頼度情報を第3の比較部7に送信する(ステップS65)。
[0035]
 第2の比較部6は、再符号化部10から送信された再符号化の結果と、第2のデータとを比較し、ビット反転した位置の信頼度情報を第3の比較部7に送信する(ステップS66)。第3の比較部7は、ビット反転した位置の信頼度情報を第4の記憶部11が記憶する軟判定データの信頼度に加算し、1符号分のデータについて加算した値に基づいて、加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きいか判定する(ステップS67)。加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合(ステップS67,Yse)、第3の比較部7は、第1の信号を選択部4に送信する(ステップS68)。加算した値があらかじめ定められた閾値よりも大きくない場合(ステップS67,No)、第3の比較部7は、第1の信号を選択部4に送信しない(ステップS69)。
[0036]
 情報ビット選択部9は、第3の記憶部8から第2のデータを受信し、第2のデータの情報ビット部分、つまり情報データを選択部4に送信する(ステップS70)。選択部4は、第1の信号を受信したか判定する(ステップS71)。選択部4は、第1の信号を受信した場合(ステップS71,Yes)、情報データを外部の機能部に送信する(ステップS72)。第1の信号を受信していない場合(ステップS71,No)、選択部4は、ターボ復号部2から送信される復号結果を外部の機能部に送信する(ステップS73)。
[0037]
 また、本実施の形態では情報ビット部分だけでなくチェックビット部分で反転しているビットの信頼度の値の合計が、あらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、選択部4は、情報データを外部の機能部に送信するが、これに加えて、第3の比較部7が第1の信号とターボ復号化した結果とを外部の機能部に送信し、外部の機能部による処理で、情報データ、ターボ復号化した復号結果のどちらを選択するか判断するようにしてもよい。
[0038]
 また、再符号化部10が復号結果の再符号化処理を行うときに、チェックビットを生成している一部分だけをターボ符号化し、情報ビットをインタリーブ順に受信する再符号化処理は行わずに、情報ビットと情報ビットを送信順に受信して再符号化処理を行って得られるチェックビットとを、第2の比較部6で比較を行うと再符号化処理でインタリーブ処理を行う必要がなくなり遅延を小さくできたうえで、同様の復号後の信頼度を向上させる効果が得られる。
[0039]
 情報ビット部分だけでなくチェックビット部分で反転しているビットの信頼度の値の合計が、あらかじめ定められた閾値よりも大きい場合、一般的には誤った誤り訂正復号を行っている可能性が実施の形態1よりも高くなり、復号結果としての信頼性が低くなる。このため、実施の形態1の効果に加えて、第1の信号を復号結果の信頼度が低いことを示す信号として扱うことにより、復号結果の信頼性を実施の形態1で記載した場合よりも増大させることができる。なお、本実施の形態では、復号結果に対し再符号化を行っているため、組織符号以外の誤り訂正符号を用いてもターボ符号を用いた場合と同様の効果を奏することができる。
[0040]
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。

符号の説明

[0041]
 1 第1の記憶部、2 ターボ復号部、3 第1の比較部、4 選択部、5 第2の記憶部、6 第2の比較部、7 第3の比較部、8 第3の記憶部、9 情報ビット選択部、10 再符号化部、11 第4の記憶部、20 無線通信システム、30 送信装置、40 受信装置、100,100a,100b,100c 誤り訂正復号装置、200 制御回路、200a プロセッサ、200b メモリ。

請求の範囲

[請求項1]
 組織符号で誤り訂正符号化された受信データの復号処理を行い、復号結果を出力する復号部と、
 前記受信データに含まれる第1のデータと、前記復号結果とを比較することにより、前記復号結果の信頼度が高いか否かを判定する比較部と、
 を備えることを特徴とする誤り訂正復号装置。
[請求項2]
 前記比較部は、
 前記復号結果の信頼度が低いと判定した場合に、前記復号結果の信頼度が低いことを示す第1の信号を出力し、
 前記誤り訂正復号装置は、
 前記第1の信号の有無に応じて前記復号結果、前記受信データに含まれる情報ビット部分のデータのいずれか1つを出力する選択部、
 を備えることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項3]
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビット部分のデータを含み、
 前記比較部は、
 前記第1のデータと前記復号結果とを比較し、ビットが反転している数を示すカウント値を算出し、前記カウント値が閾値より大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項2に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項4]
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビット部分のデータを含み、
 前記比較部は、
 前記第1のデータと前記復号結果とを比較し、ビットが反転している位置の信頼度を前記第1のデータの信頼度に加算し、加算した値が閾値よりも大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項2に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項5]
 前記誤り訂正復号装置は、
 前記復号結果を再度誤り訂正符号化し、再符号化の結果を出力する再符号化部を備え、
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビットおよび前記受信データのチェックビットを含み、
 前記比較部は、
 前記第1のデータと前記再符号化の結果を比較し、ビットが反転している数を示すカウント値を算出し、前記カウント値が閾値より大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項2に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項6]
 前記誤り訂正復号装置は、
 前記復号結果を再度誤り訂正符号化し再符号化の結果を出力する再符号化部を備え、
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビットおよび前記受信データのチェックビットを含み、
 前記比較部は、
 前記第1のデータと前記再符号化の結果を比較し、ビットが反転している位置の信頼度を前記第1のデータの信頼度に加算し、加算した値が閾値よりも大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項2に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項7]
 前記再符号化部は、
 チェックビットを生成している一部分だけを誤り訂正符号化することを特徴とする請求項5または6に記載の誤り訂正復号装置。
[請求項8]
 組織符号で誤り訂正符号化された受信データの復号処理を行い、復号結果を出力する第1のステップと、
 前記受信データに含まれる第1のデータと、前記復号結果とを比較することにより、前記復号結果の信頼度が高いか否かを判定する第2のステップと、
 を含むことを特徴とする誤り訂正復号方法。
[請求項9]
 前記第2のステップは、
 前記復号結果の信頼度が低いと判定した場合に、前記復号結果の信頼度が低いことを示す第1の信号を出力し、
 前記誤り訂正復号方法は、
 前記第1の信号の有無に応じて前記復号結果、前記受信データに含まれる情報ビット部分のデータのいずれか1つを出力する第3のステップ、
 を含むことを特徴とする請求項8に記載の誤り訂正復号方法。
[請求項10]
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビット部分のデータを含み、
 前記第2のステップは、
 前記第1のデータと前記復号結果とを比較し、ビットが反転している数を示すカウント値を算出し、前記カウント値が閾値より大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項9に記載の誤り訂正復号方法。
[請求項11]
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビット部分のデータを含み、
 前記第2のステップは、
 前記第1のデータと前記復号結果とを比較し、ビットが反転している位置の信頼度を前記第1のデータの信頼度に加算し、加算した値が閾値よりも大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項9に記載の誤り訂正復号方法。
[請求項12]
 前記誤り訂正復号方法は、
 前記復号結果を再度誤り訂正符号化し再符号化の結果を出力する第4のステップを含み、
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビットおよび前記受信データのチェックビットを含み、
 前記第2のステップは、
 前記第1のデータと前記再符号化の結果を比較し、ビットが反転している数を示すカウント値を算出し、前記カウント値が閾値より大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項9に記載の誤り訂正復号方法。
[請求項13]
 前記誤り訂正復号方法は、
 前記復号結果を再度誤り訂正符号化し再符号化の結果を出力する第4のステップを含み、
 前記第1のデータは、
 前記受信データの情報ビットおよび前記受信データのチェックビットを含み、
 前記第2のステップは、
 前記第1のデータと前記再符号化の結果を比較し、ビットが反転している位置の信頼度を前記第1のデータの信頼度に加算し、加算した値が閾値よりも大きい場合、前記復号結果の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項9に記載の誤り訂正復号方法。
[請求項14]
 前記第4のステップは、
 送信順でチェックビットを生成している一部分だけを誤り訂正符号化することを特徴とする請求項12または13に記載の誤り訂正復号方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]