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1. WO2020105415 - 医療情報表示装置、方法およびプログラム、並びに医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェース

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明 細 書

発明の名称 医療情報表示装置、方法およびプログラム、並びに医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェース

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022  

発明の効果

0023  

図面の簡単な説明

0024  

発明を実施するための形態

0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081  

符号の説明

0082  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16  

明 細 書

発明の名称 : 医療情報表示装置、方法およびプログラム、並びに医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェース

技術分野

[0001]
 本開示は、医療情報管理装置、方法およびプログラム、並びに医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェースに関するものである。

背景技術

[0002]
 CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、およびMRI(Magnetic Resonance imaging)装置等の画像撮影装置(モダリティ)により取得された医用画像を用いた画像診断が行われている。画像診断は、医用画像を医師の端末に表示することにより行われる。また、画像診断においては、医用画像に対して行われた、CAD(Computer-Aided Diagnosis)による解析結果を参照することも行われている。また、同一患者について過去に取得された医用画像を用いた比較診断も行われている。さらに、画像診断を行う際には、血液の成分の分析等により得られる生理検査、および眼底検査による眼底画像等も参照される。
[0003]
 これらの医用画像等の医療情報は、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)等に保管される。保管された医療情報は、医師の端末に呼び出されて表示され、診断に供される。
[0004]
 しかしながら、保存される医療情報は大量にある。このため、大量の医療情報から必要な医療情報を取得するための各種手法が提案されている。例えば、特開2013-242745号公報には、カルテ情報、PACS画像データ、生理検査データ、検体検査データ、文章データの一部または全部を含む診療データを、患者毎に割り当てられた識別情報に基づいて抽出し、抽出されたデータを、縦軸および横軸にそれぞれ所定項目を割り当てた一覧表示形式の表示データとして生成して閲覧可能に表示する手法が提案されている。特開2013-242745号公報に記載された手法においては、表示データの所定項目が入力操作により選択されると、選択された項目に該当する診療データおよび画像データのみが抽出されて、抽出された診療データおよび画像データのサムネイル画像等が、日付毎に分類した所定レイアウトに配置されて一覧表示される。

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 特開2013-242745号公報に記載された手法においては、一覧表示された項目を選択すると、選択された項目に対応するデータが拡大されて表示される。さらに別の項目を選択すると、別の項目に対応するデータが拡大されて表示される。ここで、医療情報を用いて診断を行う際には、例えば同一患者についての過去に撮影された医用画像、および同一の検査において取得された医用画像等を参照することが多い。特開2013-242745号公報に記載された手法においては、医師は表示された項目に関連する項目を自分で探して表示する必要がある。したがって、特開2013-242745号公報に記載された手法においては、表示したい医療情報に効率よくアクセスすることは困難である。
[0006]
 本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、表示を所望する医療情報に効率よくアクセスできるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 本開示による医療情報表示装置は、患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示するカード表示部と、
 複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付ける選択部と、
 選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する表示制御部とを備える。
[0008]
 「カード」とは、境界により規定される閉じられた領域を意味する。カードは、矩形のみならず矩形以外の任意の形状を有するものであってもよい。また、カードは、そのサイズを任意に変更可能なものであってもよい。また、カードは、リンクされた医療情報に関する文字情報、および医療情報の縮小画像、とくにサムネイル画像を含むものであってもよい。
[0009]
 「患者に関する医療情報」とは、患者に対して行われた検査等により取得された情報であり、例えばCR装置により取得された放射線画像、CT装置およびMRI装置等により取得された3次元画像、血液検査等の検査結果、検体検査等の検査結果、カルテ、画像を読影することにより取得された読影レポート、眼底および外観等の患者を撮影することにより取得した画像、病院の紹介状並びに院内の診療科の紹介状等、患者に関する医療についての任意の情報を含む。なお、1つの検査において複数の撮影シリーズが含まれる場合がある。このような場合、1つのカードに1つの撮影シリーズを医療情報として対応づけておくことが好ましい。
[0010]
 なお、本開示による医療情報表示装置においては、第1の代表情報は、選択されたカードにリンクされた医療情報を代表する第1の特定の医療情報を縮小した画像であり、第2の代表情報は、関連医療情報を代表する第2の特定の医療情報を縮小した画像であってもよい。
[0011]
 この場合、第2の代表情報のサイズは第1の代表情報のサイズよりも小さいものであってもよい。
[0012]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、第1の表示領域は、予め定められた複数の小表示領域に分割されてなり、
 表示制御部は、選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を1つの小表示領域に表示し、選択されたカードとは別のカードが選択された場合、複数の小表示領域に空き領域があれば、別のカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を空き領域に表示し、かつ別のカードにリンクされた医療情報に関連する関連医療情報についての第2の代表情報を第2の表示領域に追加して表示し、複数の小表示領域に空き領域がない場合、別のカードにリンクされた医療情報に関連する関連医療情報についての第2の代表情報を第2の表示領域に追加して表示するものであってもよい。
[0013]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、表示制御部は、第1の表示領域における複数の小表示領域に表示された複数の第1の代表情報のうちのいずれかの第1の代表情報の拡大指示により、拡大指示された第1の代表情報を拡大して第1の表示領域に表示するものであってもよい。
[0014]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、表示制御部は、第1の表示領域において第1の代表情報が拡大表示されている場合、複数のカードからの別のカードの選択により、拡大表示されている第1の代表情報に代えて、別のカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を第1の表示領域に拡大表示するものであってもよい。
[0015]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、表示制御部は、第1の表示領域において第1の代表情報が拡大表示されている場合、第2の表示領域に表示された第2の代表情報の選択により、拡大表示されている第1の代表情報に代えて、選択された第2の代表情報または選択された第2の代表情報により代表される医療情報の第1の代表情報を第1の表示領域に拡大表示するものであってもよい。
[0016]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、表示制御部は、第1の表示領域に表示された第1の代表情報および第2の表示領域に表示された第2の代表情報の少なくとも一方についての詳細情報を、医療情報表示画面の第3の表示領域にさらに表示するものであってもよい。
[0017]
 また、本開示による医療情報表示装置においては、表示制御部は、第1の表示領域において第1の代表情報が拡大表示されている場合、第3の表示領域に表示された詳細情報の選択により、拡大表示されている第1の代表情報に代えて、選択された詳細情報または選択された詳細情報を取得した医療情報の第1の代表情報を第1の表示領域に拡大表示するものであってもよい。
[0018]
 本開示による医療情報表示方法は、患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示し、
 複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付け、
 選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する。
[0019]
 なお、本開示による医療情報表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
[0020]
 本開示による医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェースは、患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを表示するカード表示領域と、
 複数のカードのうちのいずれかのカードの選択により、選択されたカードとリンクされた医療情報の第1の代表情報を表示する第1の表示領域と、
 選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を表示する第2の表示領域とを含む。
[0021]
 なお、本開示による医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェースにおいては、第1の表示領域に表示された第1の代表情報および第2の表示領域に表示された第2の代表情報の少なくとも一方についての詳細情報を表示する第3の表示領域をさらに含むものであってもよい。
[0022]
 本開示による他の医療情報表示装置は、コンピュータに実行させるための命令を記憶するメモリと、
 記憶された命令を実行するよう構成されたプロセッサとを備え、プロセッサは、
 患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示し、
 複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付け、
 選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する処理を実行する。

発明の効果

[0023]
 本開示によれば、表示を所望する医療情報に効率よくアクセスすることができる。

図面の簡単な説明

[0024]
[図1] 本開示の実施形態による医療情報表示装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図
[図2] 本開示の実施形態による医療情報表示装置の概略構成を示す図
[図3] 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート
[図4] 患者リストを示す図
[図5] 医療情報表示画面を示す図
[図6] オブジェクトビューに表示されるカードの拡大図
[図7] レコードビューに表示されるカードの拡大図
[図8] 第1の代表情報が表示された医療情報表示画面を示す図
[図9] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図10] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図11] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図12] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図13] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図14] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図15] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図
[図16] 医療情報表示画面における代表情報の表示を説明するための図

発明を実施するための形態

[0025]
 以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は本開示の実施形態による医療情報表示装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図である。図1に示す医療情報システム1は、公知のオーダリングシステムを用いた診療科の医師からの検査オーダーに基づいて、被写体である患者に対する生理検査、患者の検査対象部位の撮影、撮影により取得された医用画像等の医療情報の保管、読影医による医用画像の読影と読影レポートの作成、および依頼元の診療科の医師による読影レポートの閲覧と医療情報を参照しての診断とを行うためのシステムである。図1に示すように、医療情報システム1は、複数のモダリティ2、読影端末である複数の読影ワークステーション(WS)3、診療科ワークステーション(WS)4、医療情報管理サーバ5、医療情報データベース6、読影レポートサーバ7、読影レポートデータベース8、および解析装置9が、ネットワーク10を介して互いに通信可能な状態で接続されて構成されている。なお、医療情報管理サーバ5および医療情報データベース6がPACSを構成する。
[0026]
 各機器は、医療情報システム1の構成要素として機能させるためのアプリケーションプログラムがインストールされたコンピュータである。アプリケーションプログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)あるいはCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。または、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、もしくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。
[0027]
 モダリティ2は、被写体の診断対象となる部位を撮影することにより、診断対象部位を表す医用画像を医療情報として取得する装置である。具体的には、CT装置、MRI装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、CR装置等である。また、本実施形態においては、モダリティ2には、患者の眼底を撮影して眼底画像を医用画像として生成する眼底撮影装置および内視鏡装置等、患者に関する静止画像および動画像を含む各種医用画像を取得する任意の装置とすることができる。また、本実施形態においては、患者に対して行った血液検査等の生理検査の結果を生成する装置も、モダリティ2に含めるものとする。モダリティ2により生成された医用画像は医療情報管理サーバ5に送信され、保存される。
[0028]
 読影WS3は、医用画像の読影医が、医用画像の読影および読影レポートの作成に使用するコンピュータであり、処理装置、高精細ディスプレイ等の表示部、並びにキーボードおよびマウス等の入力部により構成される。読影WS3では、医療情報管理サーバ5に対する医用画像の閲覧要求、医療情報管理サーバ5から受信した医用画像に対する各種画像処理、医用画像の表示、読影レポートの作成の支援、読影レポートサーバ7に対する読影レポートの登録要求と閲覧要求、並びに読影レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示等の各処理が、各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。なお、各種画像処理を読影WS3において行わず、別途画像処理装置をネットワーク10に接続しておき、読影WS3からの処理の要求に応じて、画像処理装置が行うようにしてもよい。
[0029]
 診療科WS4は、本実施形態による医療情報表示装置を内包するものである。診療科WS4は、診療科の医師が画像の詳細観察、読影レポートの閲覧、および電子カルテの作成等に使用するコンピュータであり、処理装置、高精細ディスプレイ等の表示部、並びにキーボードおよびマウス等の入力部により構成される。診療科WS4では、医療情報管理サーバ5に対する医療情報の閲覧要求、医療情報管理サーバ5から受信した医療情報の表示、読影レポートサーバ7に対する読影レポートの閲覧要求、および読影レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示等の各処理が、各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。診療科WS4の医療情報表示装置としての機能については後述する。
[0030]
 医療情報管理サーバ5は、コンピュータにデータベース管理システム(DataBase Management System: DBMS)の機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。また、医療情報管理サーバ5は医療情報データベース6が構成される大容量ストレージを備えている。このストレージは、医療情報管理サーバ5とデータバスによって接続された大容量のハードディスク装置であってもよいし、ネットワーク10に接続されているNAS(Network Attached Storage)およびSAN(Storage Area Network)に接続されたディスク装置であってもよい。また、医療情報管理サーバ5は、モダリティ2からの医用画像等の医療情報の登録要求を受け付けると、その医療情報をデータベース用のフォーマットに整えて医療情報データベース6に登録する。なお、医療情報管理サーバ5が管理する医療情報としては、上述したようにモダリティ2が取得した医用画像の他、電子カルテ、紹介状および投薬の情報等、患者に関する医療についての任意の情報とすることができる。
[0031]
 医療情報データベース6には、モダリティ2において取得された医療情報のデータが登録される。なお、医療情報には付帯情報が付与される。付帯情報には、例えば、個々の医療情報を識別するための医療情報ID(Identification)、患者を識別するための患者ID、検査を識別するための検査ID、その医療情報が生成された検査日、検査時刻、その医療情報を取得するための検査で使用されたモダリティの種類、患者氏名、年齢、性別等の患者情報、検査部位(撮影部位)、撮影情報(撮影プロトコル、撮影シーケンス、撮像手法、撮影条件、造影剤の使用等)、1回の検査で複数の医用画像を取得したときのシリーズ番号あるいは採取番号等の情報が含まれる。
[0032]
 また、医療情報管理サーバ5は、読影WS3および診療科WS4からの閲覧要求をネットワーク10経由で受信すると、医療情報データベース6に登録されている医療情報を検索し、検索された医療情報を要求元の読影WS3および診療科WS4に送信する。
[0033]
 読影レポートサーバ7は、コンピュータにデータベース管理システム(DBMS)の機能を提供するソフトウェアプログラムが組み込まれる。読影レポートサーバ7は、読影WS3からの読影レポートの登録要求を受け付けると、その読影レポートをデータベース用のフォーマットに整えて読影レポートデータベース8に登録する。
[0034]
 読影レポートデータベース8には、例えば、読影対象の医用画像を識別する画像ID、読影を行った読影医を識別するための読影医ID、病変名、病変の位置情報、所見、所見の確信度等の情報が記録された読影レポートが登録される。
[0035]
 解析装置9は、医用画像を解析して、医用画像に含まれる異常部位の自動検出、医用画像に含まれる構造物の計測、および計測結果を用いた解析等を行って、解析結果を医療情報として生成する。解析結果は、異常部位を矢印等のマークにより特定した医用画像、および計測により取得された計測結果を表す文字等を含む。解析装置9による解析結果は、解析を行った医用画像と対応づけられ、医療情報として医療情報管理サーバ5を介して医療情報データベース6に保管され、読影WS3および診療科WS4からの指示により、閲覧に供される。
[0036]
 ネットワーク10は、病院内の各種機器を接続する有線または無線のローカルエリアネットワークである。読影WS3および診療科WS4が他の病院あるいは診療所に設置されている場合には、ネットワーク10は、各病院のローカルエリアネットワーク同士をインターネットまたは専用回線で接続した構成としてもよい。
[0037]
 以下、本実施形態による医療情報表示装置について詳細に説明する。診療科WS4が本実施形態による医療情報表示装置として機能するものである。このために、診療科WS4には、本実施形態の医療情報表示プログラムがインストールされている。医療情報表示プログラムは、DVDあるいはCD-ROM等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体から診療科WS4すなわちコンピュータにインストールされる。または、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、もしくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。
[0038]
 図2は、コンピュータに医療情報表示プログラムをインストールすることにより実現される、本実施形態による医療情報表示装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、医療情報表示装置20は、標準的なワークステーションの構成として、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22およびストレージ23を備えている。また、医療情報表示装置20には、高精細ディスプレイ等の表示部24、並びにキーボードおよびマウス等の入力部25が接続されている。
[0039]
 ストレージ23は、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスからなる。ストレージ23には、ネットワーク10を経由して医療情報管理サーバ5から取得した、医療情報および処理に必要な情報を含む各種情報が記憶されている。
[0040]
 また、メモリ22には、医療情報表示プログラムが記憶されている。医療情報表示プログラムは、CPU21に実行させる処理として、医療情報管理サーバ5から必要な情報を取得する情報取得処理、医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示するカード表示処理、複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付ける選択処理、および選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を後述する医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する表示制御処理を規定する。
[0041]
 そして、CPU21がプログラムに従いこれらの処理を実行することで、コンピュータは、情報取得部31、カード表示部32、選択部33および表示制御部34として機能する。
[0042]
 情報取得部31は、医療情報管理サーバ5等とネットワーク10を介して通信を行う通信インターフェースからなり、医療情報表示プログラムからの指示により、医療情報および医療情報の表示に必要な各種情報を医療情報管理サーバ5を介して、医療情報データベース6から取得する。
[0043]
 以下、カード表示部32、選択部33および表示制御部34が行う処理について詳細に説明する。図3は、本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。医療情報の表示の指示が入力部25からなされると、カード表示部32は、まず患者リストを表示部24に表示する(ステップST1)。図4は患者リストを示す図である。図4に示すように患者リストL0には、患者名、患者ID、性別、生年月日および担当医等の情報が含まれる。ユーザ(医師)は、患者リストL0において閲覧を所望する患者を入力部25を用いて選択する。ユーザが所望とする患者を選択すると(ステップST2)、カード表示部32が、医療情報表示画面を表示部24に表示する(ステップST3)。
[0044]
 図5は医療情報表示画面を示す図である。医療情報表示画面は、本開示による医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェースに対応する。図5に示すように、医療情報表示画面40は、オブジェクトビュー41、レコードビュー42、コンテンツビュー43、関連ビュー44およびインフォメーションビュー45を含む。
[0045]
 オブジェクトビュー41には、患者リストL0から選択した患者についての、医療情報とリンクされた複数のカードが時系列順に表示される。なお、ここでは11枚のカード51-1~51-11が表示された状態を示している。カード51-1~51-11は、境界により規定される閉じられた領域であり、本実施形態においては、カード51-1~51-11は、予め定められたサイズの矩形の領域を有する。しかしながら、カード51-1~51-11の形状は矩形に限定されるものではなく、矩形以外の他の任意の形状を有するものであってもよい。また、カード51-1~51-11は、サイズを任意に変更可能なものであってもよい。また、カード51-1~51-11の表示順序は、時系列順に限定されるものではなく、例えばリンクされた医療情報のファイル名順等、任意の順序とすることが可能である。また、オブジェクトビュー41に表示しきれないカード51はオブジェクトビュー41をスクロールすることにより表示することができる。以降の説明においては、カード51-1~51-11を単にカード51と称する場合があるものとする。各カード51は、医療情報データベース6に保管された医療情報とリンクされている。
[0046]
 図6はオブジェクトビュー41に表示されるカードの拡大図である。図6に示すように、カード51は、医療情報を取得した日付51A、医療情報の種類51B、医療情報の取得をオーダーした診療科51Dおよび部位51Eの各文字情報を含む。また、カード51には、医療情報のサムネイル画像51Cも含まれる。なお、1つの検査オーダーに複数種類の検査、および複数の撮影シリーズが含まれる場合がある。このような場合、複数種類の検査および複数の撮影シリーズのそれぞれに対応してカード51が表示される。
[0047]
 医療情報の種類51Bの文字情報としては、CR画像であることを表す「CR」、CT画像であることを表す「CT」、血液検査の結果であることを表す「Blood Test」および眼底画像であることを表す「Funduscopy」等が挙げられる。サムネイル画像51Cは、医療情報が画像である場合にはその縮小画像が、医療情報が血液検査等の生理検査である場合には検査結果を表す表等の縮小画像が用いられる。なお、医療情報がCT画像である場合のように、1つの医療情報に複数の画像が含まれる場合には、複数の画像の代表画像(例えば先頭の画像)がサムネイル画像51Cとして用いられる。診療科51Dの文字情報としては、胸部外科であることを表す「Chest Surgery」および内科であることを表す「Diabetic internal Medicine」等が挙げられる。部位51Eの文字情報としては、胸部であることを表す「Chest」、および目であることを表す「Eye」等が挙げられる。なお、図5等の医療情報表示画面40の全体を表示する図面においては、図示を簡単なものとするために、カード51に含まれる文字情報の一部を省略している。
[0048]
 レコードビュー42には、患者リストL0から選択した患者についての、医療情報に対して行った解析に関する解析文字情報を含む複数のカード52-1~52-4が表示される。複数のカード52-1~52-4のそれぞれには、医療情報として解析結果がリンクされている。以降の説明においては、カード52-1~52-4を単にカード52と称する場合があるものとする。
[0049]
 図7はレコードビュー42に表示されるカードの拡大図である。図7に示すように、カード52には、医療情報の解析を行った日付52A、行った解析の種類52B、解析者名52D、および解析結果52Eが解析文字情報として含まれる。なお、カード52には、医療情報のサムネイル画像52Cも含まれる。
[0050]
 行った解析の種類52Bの解析文字情報としては、「CTR」(Cardio-Thoracic Ratio;心胸郭比)および「CAD」等が挙げられる。サムネイル画像52Cは、サムネイル画像51Cと同様に、医療情報が画像である場合にはその縮小画像が、医療情報が血液検査等の生理検査である場合には検査結果を表す表等の縮小画像が用いられる。なお、1つのカードにリンクされた医療情報が、CT画像のように複数の画像を含む場合には、解析に使用した画像、解析の結果、または異常が見つかった画像等がサムネイル画像52Cとして用いられる。解析結果52Eの解析文字情報には、行った解析の結果を表す文字が含まれる。例えば、解析がCTRである場合には、CTRの値、画像における心陰影の幅および胸郭幅が含まれる。また、解析がCADである場合には、異常陰影の直径、体積および異常の程度等が含まれる。図7においては、心陰影の幅および胸郭幅をそれぞれ「Heart」および「Chest」で示している。なお、図5等の医療情報表示画面40の全体を表示する図面においては、図示を簡単なものとするために、カード52に含まれる文字情報の一部を省略している。
[0051]
 コンテンツビュー43には、図5に示す医療情報表示画面40において、ユーザがオブジェクトビュー41またはレコードビュー42に表示された複数のカード51,52からいずれかのカードを選択すると、選択されたカードとリンクされた医療情報の第1の代表情報が表示される。コンテンツビュー43が本開示の第1の表示領域に対応する。図5に示すように、コンテンツビュー43は、4つの小表示領域43A~43Dに分割されている。なお、コンテンツビュー43の分割数はこれに限定されるものではなく、6分割または8分割等、任意の分割数とすることができる。
[0052]
 図8は第1の代表情報が表示された医療情報表示画面40を示す図である。図8に示すように、オブジェクトビュー41において上から6番目のカード51-6が選択されると、選択されたカード51-6が反転表示される。そして、コンテンツビュー43の小表示領域43Aには、選択されたカード51-6とリンクされた医療情報の第1の代表情報53-1が表示される(代表情報表示;ステップST5)。なお、図8においてはカードの反転表示をカードに斜線を付与することにより示している。ここで、選択されたカード51-6にリンクされた医療情報はCT画像である。CT画像は複数の断層画像を含む。このため、第1の代表情報53-1は複数の断層画像を代表する特定の画像となる。第1の代表情報としては、複数の断層画像の並び順の先頭の画像、予め定められた断層面の画像、および解析により病変が検出された画像等の縮小画像を用いることができる。なお、ステップST5の後は、医療情報表示画面40の表示の終了指示がなされるまで、ステップST4にリターンする。
[0053]
 関連ビュー44には、ユーザが選択したカードとリンクされた医療情報と関連する関連医療情報についての第2の代表情報が表示される。なお、関連ビュー44には、コンテンツビュー43の小表示領域43A~43Dよりも小さいサイズのサムネイル画像として第2の代表情報が表示される。関連ビュー44が本開示の第2の表示領域に対応する。ここで、関連医療情報とは、選択されたカードとリンクされた医療情報に関連する任意の医療情報を意味する。例えば、選択されたカードとリンクされた医療情報が、1つの検査における複数の撮影シリーズの中の1つの撮影シリーズの医療情報である場合、1つの検査における他の撮影シリーズの医療情報を関連医療情報とすることができる。また、選択したカードとリンクされた医療情報に対して、CRTおよびCAD等による解析結果が存在する場合、その解析結果を関連医療情報とすることができる。また、選択したカードとリンクされた医療情報と同日に行われた検査により取得された医療情報を関連医療情報とすることもできる。
[0054]
 ここで、図8に示すように、オブジェクトビュー41において上から6番目のカード51-6が選択されると、関連ビュー44には、選択されたカード51-6にリンクされた医療情報に関連する関連医療情報の第2の代表情報が表示される。本実施形態においては、選択されたカード51-6にリンクされた医療情報であるCT画像は、1つの検査における複数の撮影シリーズの中の1つの撮影シリーズにおいて取得されたものであるとする。なお、撮影シリーズの数は例えば3であるものとする。また、CT画像を用いた解析結果が2つ存在するものとする。この場合、関連ビュー44には、3つの撮影シリーズのそれぞれについての医療情報および2つの解析結果である医療情報の、合計5つの第2の代表情報の54-1~54-5が、サムネイル画像として表示される。なお、表示された5つの第2の代表情報54-1~54-5のうち、選択されたカード51-6にリンクされた医療情報の第2の代表情報54-1には、枠54aが付与されている。枠54aは、第2の代表情報54-1に対応する第1の代表情報53-1がコンテンツビュー43に表示されていることを表す。
[0055]
 なお、コンテンツビュー43に表示される第1の代表情報と、関連ビュー44に表示される枠54aが付与された第2の代表情報とは同一の画像であってもよく、異なる画像であってもよい。例えば、コンテンツビュー43に表示される第1の代表情報を複数の断層画像のうちの病変が検出された画像とし、関連ビュー44に表示される第2の代表情報を複数の断層画像のうちの先頭の画像としてもよい。
[0056]
 一方、医療情報がCR画像および生理検査のように1つの情報のみしか含まない場合には、コンテンツビュー43に表示されるその医療情報の第1の代表情報と、関連ビュー44に表示されるその医療情報の第2の代表情報とは同一となる。
[0057]
 インフォメーションビュー45には、ユーザが選択したカードとリンクされた医療情報についての詳細情報が表示される。例えば、図8に示すように、オブジェクトビュー41において上から6番目のカード51-6が選択されると、インフォメーションビュー45には、選択されたカード51-6にリンクされた医療情報についての詳細情報55-1が表示される。詳細情報55-1には、カード51-6にリンクされた医療情報、すなわちCT画像に解析を行うことにより取得された解析結果、解析者、CT画像を取得した検査の内容等の各種情報が含まれる。また、図8に示すように、関連ビュー44に表示された第2の代表情報54-2~54-5により代表される医療情報についての詳細情報が存在する場合、その医療情報についての詳細情報もインフォメーションビュー45に表示される。図8においては、例えば第2の代表情報54-2により代表される医療情報についての詳細情報55-2が、インフォメーションビュー45に表示されている。
[0058]
 なお、選択されたカード51-6をもう一度選択すると、反転表示が解除され、図8に示す表示は図5に示す状態に戻る。
[0059]
 図8に示す状態において、オブジェクトビュー41における上から3番目のカード51-3がさらに選択されると、図9に示すように、選択されたカード51-3が反転表示される。そして、コンテンツビュー43の小表示領域43Bには、選択されたカード51-3とリンクされた医療情報の第1の代表情報53-2が表示される。ここで、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報はCR画像である。このため、第1の代表情報53-2はCR画像の縮小画像となる。
[0060]
 一方、ユーザは、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報を用いた解析結果が医療情報として存在することを、レコードビュー42を見ることにより認識することができる。ここで、解析結果を取得するための2種類の異なる解析が行われているものとする。この場合、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報の関連医療情報は、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報を含めて3つ存在することとなる。このため、関連ビュー44には、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報に関連する3つの関連医療情報のそれぞれの第2の代表情報54-6,54-7,54-8が、すでに表示されている第2の代表情報54-1~54-5に追加されて表示される。なお、追加表示された3つの第2の代表情報54-6~54-8のうち、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報の第2の代表情報54-6には枠54bが付与されている。枠54bは、第2の代表情報54-6に対応する第1の代表情報53-2がコンテンツビュー43に表示されていることを表す。また、選択されたカード51-3にリンクされた医療情報はCR画像であるため、第1の代表情報53-2と第2の代表情報54-6とは同一の画像となる。
[0061]
 一方、インフォメーションビュー45には、ユーザがさらに選択したカードとリンクされた医療情報についての詳細情報が表示される。例えば、オブジェクトビュー41における上から3番目のカード51-3には、2種類の解析結果が存在する。このため、2種類の解析結果についての詳細情報55-3,55-4が、すでに表示されている詳細情報55-1,55-2に追加されて、インフォメーションビュー45に表示される。なお、詳細情報55-3,55-4は、関連ビュー44に表示された第2の代表情報54-7,54-8にそれぞれ対応するものとなる。
[0062]
 この状態において、ユーザがインフォメーションビュー45における詳細情報55-4を選択すると、図10に示すように、詳細情報55-4が反転表示される。そして、詳細情報55-4に関連する医療情報の第1の代表情報53-3が、コンテンツビュー43の小表示領域43Cに表示される。また、関連ビュー44における詳細情報55-4に対応する第2の代表情報54-8には、第2の代表情報54-8に対応する第1の代表情報53-3がコンテンツビュー43に表示されていることを表すための枠54cが付与される。
[0063]
 図10に示す状態において、コンテンツビュー43に表示された3つの第1の代表情報53-1~53-3のうちのいずれかの第1の代表情報をダブルクリック等により選択すると、選択した第1の代表情報が、コンテンツビュー43に拡大表示される。例えば、コンテンツビュー43の小表示領域43Aに表示された第1の代表情報53-1を選択すると、図11に示すように、第1の代表情報53-1がコンテンツビュー43に拡大表示される。なお、関連ビュー44に表示されている第2の代表情報54-1~54-8には、コンテンツビュー43に拡大表示されている第1の代表情報53-1に対応する第2の代表情報54-1に対してのみ枠54aが付与されることとなる。
[0064]
 なお、図11に示す状態において、コンテンツビュー43に拡大表示された第1の代表情報53-1をダブルクリック等により選択すると、第1の代表情報53-1の拡大が解除されて図10に示す状態に戻る。
[0065]
 また、図11に示す状態において、ユーザがオブジェクトビュー41における上から8番目のカード51-8を選択すると、図12に示すように、選択されたカード51-8が反転表示される。そして、コンテンツビュー43には、選択されたカード51-8とリンクされた医療情報の第1の代表情報53-4が拡大表示される。なお、選択されたカード51-8とリンクされた医療情報は生理検査の結果であるため、コンテンツビュー43に表示される第1の代表情報53-4は、生理検査の結果の画像となる。また、関連ビュー44には、選択されたカード51-8とリンクされた医療情報の第2の代表情報54-9が、すでに表示されている第2の代表情報54-1~54-8に追加されて表示される。また、第2の代表情報54-9には、第2の代表情報54-9に対応する第1の代表情報53-4がコンテンツビュー43に表示されていることを表すための枠54dが付与されている。
[0066]
 図12に示す状態において、コンテンツビュー43に表示された第1の代表情報53-4をダブルクリック等により選択すると、第1の代表情報53-4の拡大が解除される。第1の代表情報53-4が拡大表示される前は、図10に示すように、コンテンツビュー43における4つの小表示領域43A~43Dのうちの小表示領域43Dが空き領域となっている。このため、第1の代表情報53-4の拡大表示が解除されると、図13に示すように、図10に示す状態において空き領域であった小表示領域43Dに、カード51-8とリンクされた医療情報の第1の代表情報53-4が表示された状態となる。この状態においては、関連ビュー44において、コンテンツビュー43に表示された第1の代表情報53-1~53-4に対応する第2の代表情報54-1,54-6,54-8,54-9にそれぞれ枠54a~54dが付与されることとなる。
[0067]
 図13に示すように、コンテンツビュー43の小表示領域43A~43Dのすべての第1の代表情報が表示されている状態において、オブジェクトビュー41においてさらに一番上のカード51-1が選択されるとする。この場合、図14に示すように、選択されたカード51-1が反転表示される。一方、選択されたカード51-1にリンクされた医療情報の第1の代表情報はコンテンツビュー43には表示されず、選択されたカード51-1にリンクされた医療情報の第2の代表情報54-10のみが関連ビュー44に追加表示される。
[0068]
 このように、コンテンツビュー43の小表示領域43A~43Dに空き領域がない状態において、オブジェクトビュー41およびレコードビュー42においてカードが選択されると、コンテンツビュー43に表示された4つの第1の代表情報は変更されない。その一方で、関連ビュー44に選択されたカードにリンクされた医療情報の第2の代表情報が追加表示されることとなる。
[0069]
 一方、図12に示すように、カード51-8の第1の代表情報53-4がコンテンツビュー43に拡大表示されている状態において、オブジェクトビュー41においてさらに一番上のカード51-1が選択されるとする。この場合、図15に示すように、選択されたカード51-1が反転表示され、選択されたカード51-1にリンクされた医療情報の第1の代表情報53-5がコンテンツビュー43に拡大表示される。また、選択されたカード51-1にリンクされた医療情報の第2の代表情報54-10が関連ビュー44に追加表示される。なお、関連ビュー44に表示された第2の代表情報54-10には、第2の代表情報54-10に対応する第1の代表情報53-5がコンテンツビュー43に表示されていることを表す枠54eが付与される。
[0070]
 このように、コンテンツビュー43に第1の代表情報が拡大表示されている状態において、オブジェクトビュー41およびレコードビュー42においてカードが選択されるとする。この場合、コンテンツビュー43には選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報が選択に応じて切り替え表示され、選択に応じて選択されたカードにリンクされた医療情報の第2の代表情報が関連ビュー44に追加表示されることとなる。
[0071]
 一方、図15に示す状態において、コンテンツビュー43に表示された第1の代表情報53-5がダブルクリック等により選択されるとする。この場合、第1の代表情報53-5の拡大表示が解除され、コンテンツビュー43の4つの小表示領域43A~43Dのそれぞれに、選択されているカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報が表示される。なお、この場合において、図16に示すように、選択された時刻が新しいカード51-1,51-8、詳細情報55-4およびカード51-3のそれぞれに対応する医療情報の第1の代表情報53-2~53-5をコンテンツビュー43の小表示領域43A~43Dに表示すればよいが、これに限定されるものではない。選択した時刻が古い4つのカードおよび詳細情報にリンクされた医療情報の第1の代表情報を表示するようにしてもよい。
[0072]
 ユーザは、上記のようにオブジェクトビュー41およびレコードビュー42におけるカードの選択、およびインフォメーションビュー45における詳細情報の選択を行うことにより、表示を所望する医療情報をコンテンツビュー43に表示し、診断を行うことができる。
[0073]
 このように、本実施形態においては、患者に関する医療情報とリンクされた複数のカード51,52が医療情報表示画面に表示され、複数のカード51,52のうちのいずれかのカードの選択が受け付けられる。そして、選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報がコンテンツビュー43に表示される。また、選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報が、関連ビュー44に、すでに表示されている第2の代表情報に追加されて表示される。このため、関連ビュー44には、表示を所望すべく選択した医療情報に関連する医療情報についての第2の代表情報が表示されることとなる。したがって、関連ビュー44を参照することにより、表示を所望する医療情報に関連する関連医療情報を容易に確認することができる。よって、本実施形態によれば、表示を所望する医療情報に効率よくアクセスすることができる。
[0074]
 なお、上記実施形態においては、本開示による医療情報表示装置を診療科WS4に適用しているが、これに限定されるものではない。例えば、診療科医の医師が有するタブレット端末およびスマートフォン等に、本開示による医療情報表示装置を適用してもよい。
[0075]
 また、上記実施形態においては、関連ビュー44に表示された第2の代表情報の選択により、選択された第2の代表情報により代表される医療情報の第1の医療情報をコンテンツビュー43に表示するようにしてもよい。
[0076]
 また、上記実施形態においては、医療情報表示画面40にオブジェクトビュー41およびレコードビュー42の双方を表示しているが、オブジェクトビュー41のみまたはレコードビュー42のみを表示するようにしてもよい。
[0077]
 また、上記実施形態においては、カード51,52にリンクされた医療情報のサムネイル画像51C,52Cが含まれているが、これに限定されるものではない。カード51,52にはサムネイル画像51C,52Cを含めず、文字情報のみを含めるようにしてもよい。
[0078]
 また、上記実施形態において、例えば、情報取得部31、カード表示部32、選択部33および表示制御部34といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
[0079]
 1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
[0080]
 複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
[0081]
 さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。

符号の説明

[0082]
   1  医療情報システム
   2  モダリティ
   3  読影ワークステーション
   4  診療科ワークステーション
   5  医療情報管理サーバ
   6  医療情報データベース
   7  読影レポートサーバ
   8  読影レポートデータベース
   9  解析装置
   10  ネットワーク
   20  医療情報表示装置
   21  CPU
   22  メモリ
   23  ストレージ
   24  表示部
   25  入力部
   31  情報取得部
   32  カード表示部
   33  選択部
   34  表示制御部
   41  オブジェクトビュー
   42  レコードビュー
   43  コンテンツビュー
   43A~43D  小表示領域
   44  関連ビュー
   45  インフォメーションビュー
   51,52  カード
   51A,52A  日付
   51B  医療情報の種類
   51C,52C  サムネイル画像
   51D  診療科
   51E  部位
   52B  解析の種類
   52D  解析者名
   52E  解析結果
   53  第1の代表情報
   54  第2の代表情報
   54a~54e  枠
   55  詳細情報

請求の範囲

[請求項1]
 患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示するカード表示部と、
 前記複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付ける選択部と、
 該選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を前記医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、前記選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、前記医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する表示制御部とを備えた医療情報表示装置。
[請求項2]
 前記第1の代表情報は、前記選択されたカードにリンクされた医療情報を代表する第1の特定の医療情報を縮小した画像であり、前記第2の代表情報は、前記関連医療情報を代表する第2の特定の医療情報を縮小した画像である請求項1に記載の医療情報表示装置。
[請求項3]
 前記第2の代表情報のサイズは前記第1の代表情報のサイズよりも小さい請求項2に記載の医療情報表示装置。
[請求項4]
 前記第1の表示領域は、予め定められた複数の小表示領域に分割されてなり、
 前記表示制御部は、前記選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を1つの前記小表示領域に表示し、前記選択されたカードとは別のカードが選択された場合、前記複数の小表示領域に空き領域があれば、前記別のカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を前記空き領域に表示し、かつ前記別のカードにリンクされた医療情報に関連する関連医療情報についての第2の代表情報を前記第2の表示領域に追加して表示し、前記複数の小表示領域に前記空き領域がない場合、前記別のカードにリンクされた医療情報に関連する関連医療情報についての第2の代表情報を前記第2の表示領域に追加して表示する請求項1から3のいずれか1項に記載の医療情報表示装置。
[請求項5]
 前記表示制御部は、前記第1の表示領域における前記複数の小表示領域に表示された複数の前記第1の代表情報のうちのいずれかの第1の代表情報の拡大指示により、該拡大指示された第1の代表情報を拡大して前記第1の表示領域に表示する請求項4に記載の医療情報表示装置。
[請求項6]
 前記表示制御部は、前記第1の表示領域において前記第1の代表情報が拡大表示されている場合、前記複数のカードからの別のカードの選択により、前記拡大表示されている第1の代表情報に代えて、前記別のカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を前記第1の表示領域に拡大表示する請求項5に記載の医療情報表示装置。
[請求項7]
 前記表示制御部は、前記第1の表示領域において前記第1の代表情報が拡大表示されている場合、前記第2の表示領域に表示された前記第2の代表情報の選択により、前記拡大表示されている第1の代表情報に代えて、前記選択された第2の代表情報または該選択された第2の代表情報により代表される前記医療情報の第1の代表情報を前記第1の表示領域に拡大表示する請求項5に記載の医療情報表示装置。
[請求項8]
 前記表示制御部は、前記第1の表示領域に表示された前記第1の代表情報および前記第2の表示領域に表示された前記第2の代表情報の少なくとも一方についての詳細情報を、前記医療情報表示画面の第3の表示領域にさらに表示する請求項1から7のいずれか1項に記載の医療情報表示装置。
[請求項9]
 前記表示制御部は、前記第1の表示領域において前記第1の代表情報が拡大表示されている場合、前記第3の表示領域に表示された前記詳細情報の選択により、前記拡大表示されている第1の代表情報に代えて、前記選択された詳細情報または該選択された詳細情報を取得した前記医療情報の第1の代表情報を前記第1の表示領域に拡大表示する請求項8に記載の医療情報表示装置。
[請求項10]
 患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示し、
 前記複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付け、
 該選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を前記医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、前記選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、前記医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する医療情報表示方法。
[請求項11]
 患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを医療情報表示画面に表示する手順と、
 前記複数のカードのうちのいずれかのカードの選択を受け付ける手順と、
 該選択されたカードにリンクされた医療情報の第1の代表情報を前記医療情報表示画面における第1の表示領域に表示し、前記選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を、前記医療情報表示画面における第2の表示領域に表示する手順とをコンピュータに実行させる医療情報表示プログラム。
[請求項12]
 患者に関する医療情報とリンクされた複数のカードを表示するカード表示領域と、
 前記複数のカードのうちのいずれかのカードの選択により、選択された該カードとリンクされた前記医療情報の第1の代表情報を表示する第1の表示領域と、
 前記選択されたカードにリンクされた医療情報に関連する少なくとも1つの関連医療情報のそれぞれについての第2の代表情報を表示する第2の表示領域とを含む医療情報を表示するためのグラフィックユーザインターフェース。
[請求項13]
 前記第1の表示領域に表示された前記第1の代表情報および前記第2の表示領域に表示された前記第2の代表情報の少なくとも一方についての詳細情報を表示する第3の表示領域をさらに含む請求項12に記載のグラフィックユーザインターフェース。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]