処理中

しばらくお待ちください...

設定

設定

出願の表示

1. WO2020080118 - 送信装置、受信装置、伝送システム、及び、伝送方法

Document

明 細 書

発明の名称 送信装置、受信装置、伝送システム、及び、伝送方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238   0239   0240   0241   0242   0243   0244   0245   0246   0247   0248   0249   0250   0251   0252   0253   0254   0255   0256   0257   0258   0259   0260   0261   0262   0263   0264   0265   0266   0267   0268   0269   0270   0271   0272   0273   0274   0275   0276   0277   0278   0279   0280   0281   0282   0283   0284   0285   0286   0287   0288   0289   0290   0291   0292   0293   0294   0295   0296   0297   0298   0299   0300   0301   0302   0303   0304   0305   0306   0307   0308   0309   0310   0311   0312   0313   0314   0315   0316   0317   0318   0319   0320   0321   0322   0323   0324   0325   0326   0327   0328   0329   0330   0331   0332   0333   0334   0335   0336   0337   0338   0339   0340   0341   0342   0343   0344   0345   0346   0347   0348   0349   0350   0351   0352   0353   0354   0355   0356   0357   0358   0359   0360   0361   0362   0363   0364   0365   0366   0367   0368   0369   0370   0371   0372   0373   0374   0375   0376   0377   0378   0379   0380   0381   0382   0383   0384   0385   0386   0387   0388   0389   0390   0391   0392   0393   0394   0395   0396   0397   0398   0399   0400   0401   0402  

符号の説明

0403  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30   31   32   33   34   35   36   37   38   39   40   41  

明 細 書

発明の名称 : 送信装置、受信装置、伝送システム、及び、伝送方法

技術分野

[0001]
 本技術は、送信装置、受信装置、伝送システム、及び、伝送方法に関し、特に、メインデータにサブデータを付加して伝送する場合に用いて好適な送信装置、受信装置、伝送システム、及び、伝送方法に関する。

背景技術

[0002]
 従来、デジタル放送システムにおいて、TS(Transport Stream)パケット以外の可変長パケットを追加して伝送する技術が開示されている。具体的には、TSパケット、可変長パケットをTSパケットと同じ長さに分割した第3のパケット、並びに、各パケットの種別及び各パケットが可変長パケットの先頭位置を含むか否かを示すフラグを含むヘッダ情報を多重化して伝送することが開示されている。また、第3のパケットに可変長パケットの先頭位置を示す情報を挿入することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2018-121341号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ヘッダ情報に含まれる可変長パケットの先頭位置を含むか否かを示すフラグ、及び、各第3のパケットに含まれる可変長パケットの先頭位置を示す情報の分だけ、有効データ長が短くなり、伝送効率が低下する。
[0005]
 本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、映像データ等のメインデータに付加されるサブデータの伝送効率を向上させるようにするものである。

課題を解決するための手段

[0006]
 本技術の第1の側面の送信装置は、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部とを備える。
[0007]
 本技術の第2の側面の受信装置は、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、前記フレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームからデータパケットを抽出するデータ抽出部とを備える。
[0008]
 本技術の第3の側面の伝送システムは、送信装置と、受信装置とを備え、前記送信装置は、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てる第1のフレームシーケンス番号設定部と、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部と、前記メインフレームを含む伝送データを送信する送信部とを備え、前記受信装置は、前記伝送データを受信する受信部と、前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当てる第2のフレームシーケンス番号設定部と、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出するデータ抽出部とを備える。
[0009]
 本技術の第3の側面の伝送方法は、送信装置が、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当て、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置し、前記メインフレームを含む伝送データを送信し、受信装置が、前記伝送データを受信し、前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出し、前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当て、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出する。
[0010]
 本技術の第1の側面においては、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号が前記サブフレームに割り当てられ、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットが配置される。
[0011]
 本技術の第2の側面においては、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号が検出され、前記フレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号が前記サブフレームに割り当てられ、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームからデータパケットが抽出される。
[0012]
 本技術の第3の側面においては、メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号が前記サブフレームに割り当てられ、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットが配置され、前記メインフレームを含む伝送データが送信され、前記伝送データが受信され、前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号が検出しされ前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号が割り当てられ、前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットが抽出される。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本技術を適用した放送システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。
[図2] C2フレームのフォーマット例を示す図である。
[図3] BBフレームのフォーマット例を示す図である。
[図4] ペイロードヘッダの第1のフォーマット例を示す図である。
[図5] 追加データ領域のフォーマット例を示す図である。
[図6] 追加データヘッダのフォーマット例を示す図である。
[図7] C2フレームの制御信号の例を示す図である。
[図8] 図1の撮影システムの機能の構成例を示すブロック図である。
[図9] 図8の追加データ処理部の機能の構成例を示すブロック図である。
[図10] 図8の伝送データ生成部の機能の構成例を示すブロック図である。
[図11] 追加データ挿入処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
[図12] 追加データ受信処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
[図13] 本技術を適用した放送システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。
[図14] ペイロードヘッダの第2のフォーマット例を示す図である。
[図15] 通常のシーケンス追加データ領域のフォーマット例を示す図である。
[図16] 通常のシーケンステーブルの例を示す図である。
[図17] シーケンス追加データ領域のフォーマットの例外を示す図である。
[図18] シーケンステーブルの例外を示す図である。
[図19] 図13の撮影システムの機能の構成例を示すブロック図である。
[図20] 図19の追加データ処理部の機能の構成例を示すブロック図である。
[図21] 図19の伝送データ生成部の機能の構成例を示すブロック図である。
[図22] 追加データ挿入処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
[図23] BBフレーム番号とBBフレームシーケンス番号の対応関係を示すテーブルである。
[図24] 追加データ受信処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
[図25] 一般的なシーケンス追加データ領域のフォーマット例を示す図である。
[図26] シーケンス数の設定方法の第1の例を説明するための図である。
[図27] シーケンス数の設定方法の第2の例を説明するための図である。
[図28] シーケンステーブルの第2の例を示す図である。
[図29] シーケンステーブルの第2の例を示す図である。
[図30] シーケンステーブルの第2の例を示す図である。
[図31] シーケンステーブルの第2の例を示す図である。
[図32] シャッフリング処理を説明するための図である。
[図33] シャッフリング処理を説明するための図である。
[図34] シャッフリング処理を説明するための図である。
[図35] シーケンス追加データ領域の変形例を示す図である。
[図36] 本技術を適用した医療システムの実施の形態を示すブロック図である。
[図37] 手術室システムの全体構成を概略的に示す図である。
[図38] 集中操作パネルにおける操作画面の表示例を示す図である。
[図39] 手術室システムが適用された手術の様子の一例を示す図である。
[図40] 図39に示すカメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。
[図41] コンピュータの構成例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
 1.第1の実施の形態
 2.第2の実施の形態
 3.BBフレームシーケンスのシーケンス数の設定方法
 4.変形例
 5.応用例
 6.その他
[0015]
 <<1.第1の実施の形態>>
 まず、図1乃至図12を参照して、本技術の第1の実施の形態について説明する。
[0016]
  <放送システム1の構成例>
 図1は、本技術を適用した放送システム1の構成例を示すブロック図である。
[0017]
 放送システム1は、放送用の映像の撮影、編集、記録、出力等を行うシステムである。放送システム1は、撮影システム11-1乃至撮影システム11-n、及び、統合システム12を備える。
[0018]
 撮影システム11-1乃至撮影システム11-nは、それぞれ個別に映像の撮影を行うシステムである。撮影システム11-i(i=1~n)は、カメラ21-i及びCCU(Camera Control Unit)22-iを備える。
[0019]
 カメラ21-iは、撮影を行い、得られた映像データを所定の方式の伝送データに変換し、伝送データをCCU22-iに送信する。なお、映像データは、映像とともに取得される音声のデータを含んでいても、含んでいなくてもよい。
[0020]
 また、カメラ21-iは、CCU22-iから伝送データを受信する。例えば、カメラ21-iは、伝送データに含まれる各種のデータ(例えば、リターン映像データ、プロンプトデータ、サブ音声データ等)の出力を行う。
[0021]
 なお、リターン映像は、例えば、放送システム1で放送中の映像等であり、カメラマンの確認用等の用途に用いられる。また、リターン映像データは、リターン映像に対応する音声のデータを含んでいても、含んでいなくてもよい。プロンプトは、例えば、原稿、台本、指示等をテキスト等により出演者に伝える等の用途に用いられる。従って、プロンプトは、例えば、テキストに関するデータといえる。
[0022]
 CCU22-iは、カメラ21-iの制御、カメラ21-iから取得した映像データに対する信号処理、及び、カメラ21-iと統合システム12との間の各種のデータの中継等を行う。例えば、CCU22-iは、カメラ21-iから受信した伝送データから映像データを復元し、映像データに対して各種の信号処理を行い、統合システム12に送信する。例えば、CCU22-iは、リターン映像データ、追加データ(例えば、プロンプトデータ、サブ音声データ等)、及び、各種の制御信号を統合システム12から受信し、リターン映像データ及び追加データを含む伝送データを生成し、カメラ21-iに送信する。
[0023]
 なお、以下、撮影システム11-1乃至撮影システム11-n、カメラ21-1乃至カメラ21-n、及び、CCU22-1乃至CCU22-nを個々に区別する必要がない場合、それぞれ単に、撮影システム11、カメラ21、及び、CCU22と称する。
[0024]
 統合システム12は、各CCU22から取得した映像データの記録及び出力、映像データに基づく映像の表示、映像の切り替え、並びに、映像の編集等を行う。また、統合システム12は、各CCU22を介して、各カメラ21の制御を行う。
[0025]
  <カメラ21とCCU22との間の伝送方式の例>
 次に、図2乃至図7を参照して、カメラ21とCCU22との間の伝送方式の例について説明する。
[0026]
 カメラ21とCCU22との間のデータ伝送は、例えば、DVB(Digital Video Broadcasting)-C2に規定されている規格に従って行われる。DVB-C2は、ETSI EN 302 769 (Digital Video Broadcasting(DVB); Frame Structure channel coding and modulation for a second generation digital transmission system for cable system (DVB-C2)に規定されている。
[0027]
   <C2フレームのフォーマット例>
 図2は、カメラ21とCCU22の間のデータ伝送用のメインフレームであり、カメラ21とCCU22の間で伝送データを送受信する単位となるC2フレームのフォーマット例を示している。すなわち、カメラ21とCCU22との間で、C2フレームを含む伝送データが送受信される。なお、図内のカッコ内の数字は、バイト数を示している。
[0028]
 C2フレームの長さは、7,413,888クロック(クロック周波数は、36.571MHz=(1/(448×10 -6))×4096×4)である。C2フレームの先頭には、16,384バイトのプリアンブルヘッダ、及び、128バイトのガードインターバル(GI)領域が配置される。その後、1,779バイトのサブフレームであるBBフレームが、7,997バイト毎に配置される。BBフレームは、C2フレーム内に925個又は924個配置される。BBフレームが925個配置される場合、C2フレームの最後の151バイトが空き領域となる。BBフレームが924個配置される場合、C2フレームの最後の8,148バイトが空き領域となる。
[0029]
   <BBフレームのフォーマット例>
 図3は、C2フレーム内に配置されるBBフレームのフォーマット例を示している。なお、図内のカッコ内の数字は、バイト数を示している。
[0030]
 BBフレームには、先頭に10バイトのBBヘッダが配置された後、1,769バイトのデータ領域が配置される。データ領域は、C2フレームを用いて伝送される各種のデータが格納される領域であり、先頭には2バイトのペイロードヘッダが配置される。
[0031]
 データ領域の294バイト目から825バイト目(BBフレームの304バイト目から835バイト目)には、532バイトの追加データ領域が配置される。追加データ領域は、メインデータ(例えば、映像データ等)以外に、サブデータとして付加される追加データが配置される領域である。例えば、追加データは、メインデータに関連するデータであり、プロンプトデータ、サブ音声データ等が想定される。なお、メインデータは、ユーザデータ領域の追加データ領域以外の領域に配置される。
[0032]
   <ペイロードヘッダのフォーマット例>
 図4は、BBフレームのペイロードヘッダのフォーマット例を示している。なお、以下、ペイロードヘッダの各バイトの最下位のビットを第0ビットとし、最上位のビットを第7ビットとする。
[0033]
 ペイロードヘッダの1バイト目の0ビット目から2バイト目の2ビット目までには、10ビットのBBフレーム番号が配置される。なお、10ビットのBBフレーム番号の最下位のビットは、ペイロードヘッダの1バイト目の第0ビット、最上位のビットは、ペイロードヘッダの2バイト目の第1ビットとする。BBフレーム番号は、C2フレーム内の各BBフレームの順序を示し、BBフレームの識別等に用いられる。例えば、C2フレームの先頭のBBフレームのBBフレーム番号は、0となる。また、C2フレームの末尾のBBフレームのBBフレーム番号は、C2フレーム内のBBフレーム数が925個の場合、924となり、C2フレーム内のBBフレーム数が924個の場合、923となる。
[0034]
 ペイロードヘッダの残りの領域は、空き領域となる。
[0035]
   <追加データ領域のフォーマット例>
 図5は、BBフレームの追加データ領域のフォーマット例を示している。なお、図内のカッコ内の数字は、バイト数を示している。
[0036]
 追加データ領域の1バイト目から2バイト目には、2バイトの追加データヘッダ0が配置される。追加データヘッダ0は、直後に配置される追加データパケット0に対応するヘッダである。
[0037]
 追加データ領域の3バイト目から190バイト目には、188バイトの追加データパケット0が配置される。
[0038]
 追加データ領域の191バイト目から266バイト目は、76バイトのスタッフィング領域である。
[0039]
 追加データ領域の267バイト目から268バイト目には、2バイトの追加データヘッダ1が配置される。追加データヘッダ1は、直後に配置される追加データパケット1に対応するヘッダである。
[0040]
 追加データ領域の269バイト目から456バイト目には、188バイトの追加データパケット1が配置される。
[0041]
 追加データ領域の457バイト目から532バイト目は、76バイトのスタッフィング領域である。
[0042]
 なお、追加データパケット0及び追加データパケット1は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2-TS(Transport Stream)のトランスポートパケットと同じ形式のパケットとされる。
[0043]
 このように、追加データを所定の長さにパケット化した追加データパケットが、各BBフレームの追加データ領域に2つずつ配置される。
[0044]
   <追加データヘッダのフォーマット例>
 図6は、追加データヘッダのフォーマット例を示している。なお、以下、追加データヘッダの各バイトの最下位のビットを第0ビットとし、最上位のビットを第7ビットとする。
[0045]
 追加データヘッダの1バイト目の0ビット目から6ビット目には、7ビットのデータ種別が配置される。データ種別は、追加データパケットに含まれるデータの種類を識別するための識別値が設定される。データ種別は7ビットなので、128種類の追加データを識別が可能になる。
[0046]
 例えば、2種類のプロンプトデータが追加データとして付加される場合、各プロンプタデータに対して、それぞれ異なる識別値が割り当てられる。例えば、4チャネルの音声データが追加データとして付加される場合、各チャネルの音声データに対して、それぞれ異なる識別値が割り当てられる。例えば、2種類のプロンプトデータ及び4チャネルの音声データが追加データとして付加される場合、各プロンプトデータ及び各チャネルの音声データに対して、それぞれ異なる識別値が割り当てられる。
[0047]
 追加データヘッダの7ビット目には、有効フラグが配置される。有効フラグは、追加データパケットの有効性、すなわち、追加データパケットが有効なデータを含んでいるか否かを示す。例えば、追加データパケットが有効である場合、有効フラグの値は1に設定され、追加データパケットが無効である場合、有効フラグの値は0に設定される。
[0048]
 追加データヘッダの2バイト目は、ユーザデータ領域であり、任意の用途に用いることができる。なお、ユーザデータ領域が使用されない場合、追加データヘッダを先頭の1バイトのみにすることが可能である。
[0049]
   <C2フレームの制御信号例>
 図7は、C2フレームを用いたデータ伝送に用いる制御信号の例を示している。この制御信号は、例えば、送信側でデータの多重化を行う場合や、受信側でデータの分離を行う場合等に用いられる。なお、この例では、約36.571MHzのクロックを用いてデータ伝送を行う場合の例を示している。
[0050]
 C2フレームスタート信号は、C2フレームの先頭位置を示す信号である。C2フレームスタート信号は、7,413,888クロック(約202.725ミリ秒)毎に出力される。
[0051]
 エフェクティブプリアンブル信号は、C2フレーム内のプリアンブルヘッダの区間を示す信号である。エフェクティブプリアンブル信号は、C2フレームスタート信号と同期して出力が開始され、16,384クロック(約448マイクロ秒)の間継続して出力される。
[0052]
 BBフレームスタート信号は、C2フレーム内の各BBフレームの先頭位置を示す信号である。BBフレーム信号は、エフェクティブプリアインブル信号の後に設けられる128クロック(約3.5マイクロ秒)のガードインターバルの後、7,997クロック(約222.1マイクロ秒)毎に、925回又は924回繰り返して出力される。
[0053]
 BBフレームイネーブル信号は、BBフレームの区間を示す信号である。BBフレームイネーブル信号は、BBフレームスタート信号と同期して出力が開始され、1,779クロック(約49.4マイクロ秒)の間継続して出力される。
[0054]
  <撮影システム11の構成例>
 図8は、図1の撮影システム11のカメラ21及びCCU22の機能の構成例を示している。
[0055]
 カメラ21は、撮影部51、信号処理部52、送信部53、受信部54、分離部55、信号処理部56、追加データ処理部57、及び、出力部58を備える。
[0056]
 CCU22は、受信部71、信号処理部72、送信部73、受信部74、信号処理部75、伝送データ生成部76、及び、送信部77を備える。
[0057]
 カメラ21の撮影部51は、各種の映像の撮影を行い、得られた映像データを信号処理部52に供給する。
[0058]
 信号処理部52は、映像データの圧縮処理、フォーマット変換等の各種の信号処理を行い、映像データを含む伝送データを生成し、送信部53に供給する。
[0059]
 送信部53は、伝送データの誤り訂正の符号化(例えば、FEC(Forward Error Correction)、シャッフリング、変調等を行った後、伝送データをCCU22に送信する。
[0060]
 CCU22の受信部71は、カメラ21から伝送データを受信し、伝送データの復調、デシャッフリング、誤り訂正の復元等の処理を行った後、伝送データを信号処理部72に供給する。
[0061]
 信号処理部72は、伝送データの解凍処理、フォーマット変換等の各種の処理を行い、伝送データから映像データを復元する。また、信号処理部72は、復元後の映像データに対して、必要に応じて各種の信号処理を行い、映像データを送信部73に供給する。
[0062]
 送信部73は、映像データを統合システム12に送信する。
[0063]
 受信部74は、リターン映像データ、追加データパケット、及び、各種の制御信号を統合システム12から受信する。受信部74は、リターン映像データ及び制御信号を信号処理部75に供給し、追加データパケット及び制御信号を伝送データ生成部76に供給する。
[0064]
 信号処理部75は、リターン映像データに対して、圧縮処理、フォーマット変換等の各種の処理を行った後、リターン映像データを所定の長さのパケット(以下、メインデータパケットと称する)に分割する。信号処理部75は、メインデータパケットを伝送データ生成部76に供給する。
[0065]
 伝送データ生成部76は、メインデータパケットと追加データパケットを多重化することにより伝送データを生成し、送信部77に供給する。
[0066]
 送信部77は、伝送データの誤り訂正の符号化、シャッフリング、変調等の処理を行った後、伝送データをカメラ21に送信する。
[0067]
 カメラ21の受信部54は、CCU22から伝送データを受信し、伝送データの復調、デシャッフリング、誤り訂正の復元等の処理を行う。なお、受信部54は、例えば、BBフレーム単位で誤り訂正の復元を行い、BBフレーム単位で伝送エラーを検出する。受信部54は、伝送データ、及び、伝送エラーの有無を示す伝送エラー信号を分離部55に供給する。また、受信部54は、伝送データに基づいて、各種の制御信号を生成し、分離部55に供給する。
[0068]
 分離部55は、伝送データに含まれるメインデータパケットと追加データブロックを分離する。追加データブロックは、BBフレームの追加データ領域に含まれるデータである。分離部55は、メインデータパケットを信号処理部56に供給し、追加データブロックを追加データ処理部57に供給する。
[0069]
 信号処理部56は、メインデータパケットからリターン映像データを復元し、必要に応じてリターン映像データ対して各種のデータ処理を行い、リターン映像データを出力部58に供給する。
[0070]
 追加データ処理部57は、追加データブロックから追加データを復元し、出力部58に供給する。
[0071]
 出力部58は、リターン映像データ及び追加データの出力を行う。
[0072]
 例えば、出力部58は、モニタを備え、リターン映像データに基づくリターン映像をカメラマン等に対して表示する。
[0073]
 例えば、出力部58は、音声出力端子を備え、追加データに含まれるサブ音声データに基づくサブ音声を、例えばカメラマン用のイヤフォン等に出力する。サブ音声とは、例えば、効果音、カメラマンに対する指示音声等からなる。
[0074]
 例えば、出力部58は、プロンプタを備え、追加データに含まれるプロンプトデータに基づくプロンプトを出演者等に対して表示する。
[0075]
  <追加データ処理部57の構成例>
 図9は、カメラ21の追加データ処理部57の機能の構成例を示している。
[0076]
 追加データ処理部57は、データ取得部101及びデータ処理部102を備える。
[0077]
 データ取得部101は、伝送データから追加データを取得する処理を行う。データ取得部101は、データ抽出部111及び伝送エラー処理部112を備える。
[0078]
 データ抽出部111は、追加データブロックから追加データパケットを抽出する。また、データ抽出部111は、追加データパケットの有効性の判定、及び、追加データパケットに含まれるデータの種類の識別等を行う。データ抽出部111は、有効な追加データパケット、及び、有効な追加データパケットに含まれるデータの種類を示す情報をデータ処理部102に供給する。
[0079]
 伝送エラー処理部112は、伝送エラー発生時の各種の処理を行う。
[0080]
 データ処理部102は、追加データパケットから追加データを復元し、必要に応じて、復元した追加データに対して各種のデータ処理を行い、追加データを出力部58に供給する。
[0081]
  <伝送データ生成部76の構成例>
 図10は、CCU22の伝送データ生成部76の機能の構成例を示している。伝送データ生成部76は、タイミング制御部151、BBフレーム番号設定部152、ペイロードヘッダ付加部153、追加データ選択部154、追加データヘッダ付加部155、及び、多重化部156を備える。
[0082]
 タイミング制御部151は、C2フレームスタート信号、BBフレームスタート信号、BBフレームイネーブル信号等の制御信号を、受信部74を介して、統合システム12から受信する。タイミング制御部151は、受信した制御信号に基づいて、伝送データ生成部76の各部の処理のタイミングを制御する。
[0083]
 BBフレーム番号設定部152は、各BBフレームにBBフレーム番号を割り当て、割り当てたBBフレーム番号をペイロードヘッダ付加部153に通知する。
[0084]
 ペイロードヘッダ付加部153は、BBフレーム番号等に基づいて、ペイロードヘッダを生成する。そして、ペイロードヘッダ付加部153は、信号処理部75から供給されるメインデータパケットの前にペイロードヘッダを付加し、ペイロードヘッダ及びメインデータパケットを多重化部156に供給する。
[0085]
 追加データ選択部154は、受信部74を介して統合システム12から供給される追加データ選択信号に基づいて、受信部74を介して統合システム12から供給される追加データパケット0乃至追加データパケットNの中から、BBフレームに挿入する追加データパケットを選択する。追加データ選択部154は、選択した追加データパケットを追加データヘッダ付加部155に供給する。また、追加データ選択部154は、受信部74を介して統合システム12から供給される有効パケット0乃至有効パケットNの中から、選択した追加データパケットに対応する有効パケットを選択し、追加データヘッダ付加部155に供給する。
[0086]
 追加データヘッダ付加部155は、受信部74を介して統合システム12から供給される追加データ選択信号、及び、追加データ選択部154から供給される有効フラグに基づいて、追加データヘッダを生成する。そして、追加データヘッダ付加部155は、追加データ選択部154から供給される追加データパケットの前に追加データヘッダを付加し、追加データヘッダ及び追加データパケットを多重化部156に供給する。
[0087]
 多重化部156は、ペイロードパケット、メインデータパケット、追加データヘッダ、及び、追加データパケット等を多重化することにより、C2フレームを含む伝送データを生成し、送信部77に供給する。
[0088]
  <追加データ挿入処理>
 次に、図11のフローチャートを参照して、CCU22により実行される追加データ挿入処理について説明する。
[0089]
 この処理は、伝送データに追加データを挿入する処理であり、例えば、CCU22からカメラ21への伝送データの送信中に実行される。この場合、CCU21が送信装置となり、カメラ21が受信装置となる。
[0090]
 ステップS1において、伝送データ生成部76は、BBフレーム番号を設定する。具体的には、タイミング制御部151は、所定のタイミングにおいて、BBフレーム番号の設定をBBフレーム番号設定部152に指示する。BBフレーム番号設定部152は、次に伝送するBBフレームのBBフレーム番号を設定し、設定したBBフレーム番号をペイロードヘッダ付加部153に通知する。
[0091]
 ステップS2において、伝送データ生成部76は、ペイロードヘッダを付加する。
[0092]
 具体的には、タイミング制御部151は、所定のタイミングにおいて、ペイロードヘッダの付加をペイロードヘッダ付加部153に指示する。
[0093]
 ペイロードヘッダ付加部153は、BBフレーム番号設定部152により設定されたBBフレーム番号を含むペイロードヘッダ(図4)を生成する。ペイロードヘッダ付加部153は、信号処理部75から供給されるメインデータパケットの前にペイロードヘッダを付加する。ペイロードヘッダ付加部153は、ペイロードヘッダ及びメインデータパケットを多重化部156に供給する。
[0094]
 ステップS3において、追加データ選択部154は、追加データパケットを選択する。具体的には、追加データ選択部154は、受信部74を介してCCU22から供給される追加データ選択信号に基づいて、受信部74を介してCCU22から供給される追加データパケット0乃至追加データパケットNの中から、次にBBフレームに挿入する追加データパケットを選択する。追加データ選択部154は、選択した追加データパケット、及び、選択した追加データパケットに対応する有効フラグを追加データヘッダ付加部155に供給する。
[0095]
 ステップS4において、追加データヘッダ付加部155は、追加データヘッダを付加する。具体的には、タイミング制御部151は、所定のタイミングにおいて、追加データヘッダの付加を追加データヘッダ付加部155に指示する。
[0096]
 追加データヘッダ付加部155は、追加データヘッダ(図6)を生成する。このとき、追加データヘッダ付加部155は、受信部74を介してCCU22から供給される追加データ選択信号に示される追加データの種別を、追加データヘッダのデータ種別に設定する。また、追加データヘッダ付加部155は、追加データヘッダの有効フラグに、追加データ選択部154から供給される有効フラグを設定する。
[0097]
 追加データヘッダ付加部155は、追加データ選択部154から供給される追加データパケットの前に追加データヘッダを付加する。追加データヘッダ付加部155は、追加データヘッダ及び追加データパケットを多重化部156に供給する。
[0098]
 ステップS5において、伝送データ生成部76は、追加データパケットを挿入する。具体的には、タイミング制御部151は、所定のタイミングにおいて、追加データパケットの挿入を多重化部156に指示する。
[0099]
 多重化部156は、BBフレームの追加データ領域の所定の位置に追加データヘッダ及び追加データパケットを挿入し、送信部77に供給する。
[0100]
 ステップS6において、多重化部156は、スタッフィング処理を行う。具体的には、多重化部156は、ステップS5の処理で挿入した追加データパケットの後に所定の長さのスタッフィングデータを挿入し、送信部77に供給する。
[0101]
 ステップS7において、多重化部156は、追加データ領域に空きがあるか否かを判定する。追加データ領域に空きがあると判定された場合、処理はステップS3に戻る。
[0102]
 その後、ステップS7において、追加データ領域に空きがないと判定されるまで、ステップS3乃至ステップS7の処理が繰り返し実行される。これにより、BBフレームの追加データ領域の所定の位置に所定の数の追加データヘッダ及び追加データパケットのペアが挿入される。
[0103]
 一方、ステップS7において、追加データ領域に空きがないと判定された場合、処理はステップS1に戻る。
[0104]
 その後、ステップS1以降の処理が実行され、新たなBBフレームにおいて、追加データの挿入が行われる。
[0105]
  <追加データ受信処理>
 次に、図12のフローチャートを参照して、カメラ21により実行される追加データ受信処理について説明する。
[0106]
 なお、この処理は、カメラ21がCCU22から伝送データを受信しているときに実行される。この場合、CCU21が送信装置となり、カメラ21が受信装置となる。
[0107]
 ステップS51において、カメラ21は、追加データブロックを取得する。
[0108]
 具体的には、分離部55は、受信部54から供給される制御信号に基づいて、受信部54から供給される伝送データにおいて、次に処理対象となるBBフレーム(以下、対象BBフレームと称する)を検出する。分離部55は、対象BBフレームからメインデータパケットを抽出し、信号処理部56に供給する。また、分離部55は、対象BBフレーム内の追加データ領域から追加データブロックを抽出し、データ取得部101に供給する。さらに、分離部55は、受信部54から供給される伝送エラー信号をデータ取得部101に供給する。
[0109]
 ステップS52において、伝送エラー処理部112は、伝送エラー信号に基づいて、伝送エラーが発生しているか否かを判定する。伝送エラーが発生していないと判定された場合、処理はステップS53に進む。
[0110]
 ステップS53において、データ抽出部111は、追加データパケットを抽出する。上述したように、追加データ領域内の追加データヘッダ及び追加データパケットの配置は予め決まっている。そこで、データ抽出部111は、追加データブロックの所定の位置から追加データヘッダ及び追加データパケットを抽出する。
[0111]
 ステップS54において、データ抽出部111は、無効な追加データパケットを破棄する。具体的には、データ抽出部111は、抽出した追加データパケットのうち、対応する追加データヘッダの有効フラグの値が無効である追加データパケットを破棄する。
[0112]
 ステップS55において、データ抽出部111は、有効な追加データパケットがあるか否かを判定する。有効な追加データパケットがあると判定された場合、処理はステップS56に進む。
[0113]
 ステップS56において、追加データ処理部57は、追加データの処理を行う。
[0114]
 具体的には、データ抽出部111は、有効な追加データパケットの追加データヘッダのデータ種別に基づいて、有効な追加データパケットに含まれる追加データの種類を識別する。データ抽出部111は、有効な追加データパケット、及び、追加データパケットの種類を示す情報をデータ処理部102に供給する。
[0115]
 データ処理部102は、追加データパケットから追加データを復元し、必要に応じて、復元した追加データに対して各種のデータ処理を行う。データ処理部102は、追加データを出力部58に供給する。
[0116]
 出力部58は、追加データの出力を行う。例えば、出力部58は、追加データに含まれるプロンプトの表示、サブ音声の出力等を行う。
[0117]
 その後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
[0118]
 一方、ステップS55において、有効な追加データパケットがないと判定された場合、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
[0119]
 また、ステップS52において、伝送エラーが発生していると判定された場合、処理はステップS57に進む。
[0120]
 ステップS57において、伝送エラー処理部112は、追加データブロックを破棄する。
[0121]
 その後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
[0122]
 以上のように、放送システム1では、C2フレーム内の各BBフレームの追加データ領域の所定の位置に追加データパケットが配置されて、伝送される。従って、受信側で追加データパケットを抽出するための情報(例えば、追加データパケットの位置情報等)が不要となる。
[0123]
 一方、追加データ領域に整数個の追加データパケットを配置するために、スタッフィング領域を設ける必要があり、有効データ長が短くなり、伝送効率が低下する。そのため、例えば、追加データがプロンプトデータの場合、プロンプトデータのデコードに必要な追加データパケットの取得に時間がかかり、コーデックデコーダの出力が遅延し、フレームシンクロナイザでのフレームドロップが増加する。その結果、プロンプタのフレーム解像度が低下する場合がある。
[0124]
 <<2.第2の実施の形態>>
 次に、図13乃至図24を参照して、本技術の第2の実施の形態について説明する。
[0125]
  <放送システム201の構成例>
 図13は、本技術を適用した放送システム201の構成例を示すブロック図である。
[0126]
 なお、図中、図1の放送システム1と対応する部分には、同じ符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
[0127]
 放送システム201は、放送システム1と比較して、統合システム12を備える点で一致し、撮影システム11-1乃至撮影システム11-nの代わりに、撮影システム211-1乃至撮影システム211-nを備える点が異なる。
[0128]
 撮影システム211-i(i=1~n)は、撮影システム11-iと比較して、カメラ21-i及びCCU22-iの代わりに、カメラ221-i及びCCU222-iを備える点が異なる。
[0129]
 カメラ221-i及びCCU222-iは、カメラ21-i及びCCU22-iと比較して、後述するように、両者の間のデータの伝送フォーマットが異なる。
[0130]
 なお、以下、撮影システム211-1乃至撮影システム211-n、カメラ221-1乃至カメラ221-n、及び、CCU222-1乃至CCU222-nを個々に区別する必要がない場合、それぞれ単に、撮影システム211、カメラ221、及び、CCU222と称する。
[0131]
  <カメラ221とCCU222との間の伝送方式の例>
 次に、図14乃至図18を参照して、カメラ221とCCU222との間の伝送方式の例について説明する。
[0132]
 カメラ221とCCU222との間のデータ伝送は、上述したカメラ21とCCU22の間のデータ伝送と同様に、例えば、DVB-C2に規定されている規格に従って行われる。
[0133]
 カメラ221とCCU222の間のデータ伝送に用いられるC2フレームのフォーマットは、図2を参照して上述したフォーマットと同様である。
[0134]
 C2フレーム内に配置されるBBフレームのフォーマットは、図3を参照して上述したフォーマットと同様である。
[0135]
   <ペイロードヘッダのフォーマット例>
 図14は、BBフレームのペイロードヘッダのフォーマット例を示している。なお、以下、ペイロードヘッダの各バイトの最下位のビットを第0ビットとし、最上位のビットを第7ビットとする。
[0136]
 上述した図4の例と同様に、ペイロードヘッダの1バイト目の0ビット目から2バイト目の2ビット目には、10ビットのBBフレーム番号が配置される。
[0137]
 一方、上述した図4の例と異なり、ペイロードヘッダの2バイト目の3ビット目に、BBフレーム数が配置される。BBフレーム数は、C2フレーム内のBBフレームの数を示す。例えば、C2フレーム内のBBフレームの数が925個の場合、BBフレーム数は1に設定され、C2フレーム内のBBフレームの数が924個の場合、0に設定される。
[0138]
 ペイロードヘッダの残りの領域は、空き領域となる。
[0139]
   <追加データ領域のフォーマット例>
 図15乃至図18は、BBフレームの追加データ領域のフォーマット例を示している。
[0140]
 撮影システム211では、5つのBBフレームを含むBBフレームシーケンス単位で、追加データパケットの配置が行われる。具体的には、BBフレームシーケンス内の5つのBBフレームの追加データ領域を合わせたデータ領域(以下、シーケンス追加データ領域と称する)に、BBフレームシーケンス内のBBフレームの数(以下、シーケンス数と称する)と異なる14個の追加データパケットが配置される。
[0141]
 図15は、通常のBBフレームシーケンス(のシーケンス追加データ領域)のフォーマット例を示している。なお、図内のカッコ内の数字は、バイト数を示している。図16は、図15に示されるBBフレームシーケンスのシーケンステーブルの例を示している。シーケンステーブルは、BBフレームシーケンス内のBBヘッダ、ペイロードヘッダ、追加データヘッダ、及び、追加データパケットの位置を示すテーブルである。
[0142]
 BBフレームシーケンス内の各BBフレームには、BBフレームシーケンス内の順序を示すBBフレームシーケンス番号が割り当てられる。BBフレーム番号が5n(n=0~184)のBBフレームのBBフレームシーケンス番号は、0となる。BBフレーム番号が5n+1(n=0~184)のBBフレームのBBフレームシーケンス番号は、1となる。BBフレーム番号が5n+2(n=0~184)のBBフレームのBBフレームシーケンス番号は、2となる。BBフレーム番号が5n+3(n=0~184)のBBフレームのBBフレームシーケンス番号は、3となる。BBフレーム番号が5n+4(n=0~184)のBBフレームのBBフレームシーケンス番号は、4となる。
[0143]
 BBフレームシーケンス番号が0のBBフレームには、追加データパケット0、追加データパケット1、及び、追加データパケット2の一部が配置される。具体的には、BBフレームの0バイト目から9バイト目には、BBヘッダが配置され、10バイト目から11バイト目には、ペイロードヘッダが配置される。303バイト目から304バイト目には、追加データヘッダ0が配置され、305バイト目から492バイト目には、追加データパケット0が配置される。493バイト目から494バイト目には、追加データヘッダ1が配置され、495バイト目から682バイト目には、追加データパケット1が配置される。683バイト目から684バイト目には、追加データヘッダ2が配置され、685バイト目から834バイト目には、追加データパケット2の一部が配置される。
[0144]
 BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームには、追加データパケット2の一部、追加データパケット3、追加データパケット4、及び、追加データパケット5の一部が配置される。具体的には、BBフレームの0バイト目から9バイト目には、BBヘッダが配置され、10バイト目から11バイト目には、ペイロードヘッダが配置される。303バイト目から340バイト目には、追加データヘッダ2の一部が配置される。従って、追加データパケット2は、BBフレームシーケンス番号が0のBBフレームとBBフレームシーケンス番号が1のBBフレームとに分割して配置される。341バイト目から342バイト目には、追加データヘッダ3が配置され、343バイト目から530バイト目には、追加データパケット3が配置される。531バイト目から532バイト目には、追加データヘッダ4が配置され、533バイト目から720バイト目には、追加データパケット4が配置される。721バイト目から722バイト目には、追加データヘッダ5が配置され、723バイト目から834バイト目には、追加データパケット5の一部が配置される。
[0145]
 BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームには、追加データパケット5の一部、追加データパケット6、追加データパケット7、及び、追加データパケット8の一部が配置される。具体的には、BBフレームの0バイト目から9バイト目には、BBヘッダが配置され、10バイト目から11バイト目には、ペイロードヘッダが配置される。303バイト目から378バイト目には、追加データヘッダ5の一部が配置される。従って、追加データパケット5は、BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームとBBフレームシーケンス番号が2のBBフレームとに分割して配置される。379バイト目から380バイト目には、追加データヘッダ6が配置され、381バイト目から568バイト目には、追加データパケット6が配置される。569バイト目から570バイト目には、追加データヘッダ7が配置され、571バイト目から758バイト目には、追加データパケット7が配置される。759バイト目から760バイト目には、追加データヘッダ8が配置され、761バイト目から834バイト目には、追加データパケット8の一部が配置される。
[0146]
 BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームには、追加データパケット8の一部、追加データパケット9、追加データパケット10、及び、追加データパケット11の一部が配置される。具体的には、BBフレームの0バイト目から9バイト目には、BBヘッダが配置され、10バイト目から11バイト目には、ペイロードヘッダが配置される。303バイト目から416バイト目には、追加データヘッダ8の一部が配置される。従って、追加データパケット8は、BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームとBBフレームシーケンス番号が3のBBフレームとに分割して配置される。417バイト目から418バイト目には、追加データヘッダ9が配置され、419バイト目から606バイト目には、追加データパケット9が配置される。607バイト目から608バイト目には、追加データヘッダ10が配置され、609バイト目から796バイト目には、追加データパケット10が配置される。797バイト目から798バイト目には、追加データヘッダ11が配置され、799バイト目から934バイト目には、追加データパケット11の一部が配置される。
[0147]
 BBフレームシーケンス番号が4のBBフレームには、追加データパケット11の一部、追加データパケット12、及び、追加データパケット13が配置される。具体的には、BBフレームの0バイト目から9バイト目には、BBヘッダが配置され、10バイト目から11バイト目には、ペイロードヘッダが配置される。303バイト目から454バイト目には、追加データヘッダ11の一部が配置される。従って、追加データパケット11は、BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームとBBフレームシーケンス番号が4のBBフレームとに分割して配置される。455バイト目から456バイト目には、追加データヘッダ12が配置され、457バイト目から644バイト目には、追加データパケット12が配置される。645バイト目から646バイト目には、追加データヘッダ13が配置され、647バイト目から834バイト目には、追加データパケット13が配置される。
[0148]
 このように、撮影システム211では、追加データ領域にスタッフィング領域を設けることなく、追加データパケットが隙間なく配置される。
[0149]
 図17は、BBフレームシーケンス(のシーケンス追加データ領域)のフォーマットの例外を示している。なお、図内のカッコ内の数字は、バイト数を示している。図16は、図17に示されるBBフレームシーケンスのシーケンステーブルの例を示している。
[0150]
 図17のフォーマットは、BBフレーム数が924個のC2フレームの末尾のBBフレームシーケンスに適用される。
[0151]
 具体的には、このBBフレームシーケンスには、フレーム番号が920から923までの4つのBBフレームが含まれる。BBフレームシーケンス番号が0から2までのBBフレームのフォーマットは、図15及び図16に示した通常のBBフレームシーケンスと同じになる。一方、BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームの先頭から796バイト目までは、通常のBBフレームシーケンスと同じになるが、797バイト目から934バイト目までは、スタッフィング領域となる。
[0152]
 なお、追加データヘッダのフォーマットは、図6を参照して上述したフォーマットと同様である。
[0153]
 また、C2フレームを用いたデータ伝送に用いる制御信号は、図7を参照して上述した制御信号と同様である。
[0154]
  <撮影システム211の構成例>
 図19は、図13の撮影システム211のカメラ221及びCCU222の機能の構成例を示している。なお、図中、図8の撮影システム11と対応する部分には、同じ符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
[0155]
 カメラ221は、撮影システム11のカメラ21と比較して、撮影部51、信号処理部52、送信部53、受信部54、信号処理部56、及び、出力部58を備える点で一致し、分離部55及び追加データ処理部57の代わりに、分離部251及び追加データ処理部252が設けられている点が異なる。
[0156]
 分離部251は、伝送データに含まれるメインデータパケットと追加データブロックを分離する。分離部251は、メインデータパケットを信号処理部56に供給し、追加データブロックを追加データ処理部252に供給する。また、分離部251は、伝送データのBBフレーム内のペイロードパケットのデータを抽出し、追加データ処理部252に供給する。
[0157]
 追加データ処理部252は、撮影システム211の追加データ領域のフォーマットが撮影システム11と異なるため、追加データ処理部57と比較して、後述するように、追加データパケットの取得方法が異なる。
[0158]
 CCU222は、撮影システム11のCCU22と比較して、受信部71、信号処理部72、送信部73、受信部74、信号処理部75、及び、送信部77を備える点で一致し、伝送データ生成部76の代わりに、伝送データ生成部271を備える点が異なる。
[0159]
 伝送データ生成部271は、撮影システム211の追加データ領域のフォーマットが撮影システム11と異なるため、伝送データ生成部76と比較して、後述するように、伝送データの生成方法が異なる。
[0160]
  <追加データ処理部252の構成例>
 図20は、カメラ21の追加データ処理部252の機能の構成例を示している。なお、図中、図9の追加データ処理部57と対応する部分には、同じ符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
[0161]
 追加データ処理部252は、追加データ処理部57と比較して、データ処理部102を備える点で一致し、データ取得部101の代わりに、データ取得部301を備える点が異なる。
[0162]
 データ取得部301は、データ抽出部311、伝送エラー処理部312、BBフレーム番号検出部313、及び、BBフレームシーケンス番号設定部314を備える。
[0163]
 データ抽出部311は、追加データブロックから追加データパケットを抽出する。また、データ抽出部311は、追加データパケットの有効性の判定、及び、追加データパケットに含まれるデータの種類の識別等を行う。データ抽出部311は、有効な追加データパケット、及び、追加データパケットに含まれるデータの種類を示す情報をデータ処理部102に供給する。
[0164]
 伝送エラー処理部312は、伝送エラー発生時の各種の処理を行う。
[0165]
 BBフレーム番号検出部313は、ペイロードヘッダのデータに基づいて、各BBフレームのBBフレーム番号を検出する。
[0166]
 BBフレームシーケンス番号設定部314は、各BBフレームのBBフレーム番号に基づいて、各BBフレームにBBフレームシーケンス番号を割り当てる。
[0167]
  <伝送データ生成部271の構成例>
 図21は、CCU222の伝送データ生成部271の機能の構成例を示している。なお、図中、図10の伝送データ生成部76と対応する部分には、同じ符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
[0168]
 伝送データ生成部271は、伝送データ生成部76と比較して、追加データ選択部154及び追加データヘッダ付加部155を備える点で一致する。また、伝送データ生成部271は、伝送データ生成部76と比較して、タイミング制御部151、BBフレーム番号設定部152、ペイロードヘッダ付加部153、及び、多重化部156の代わりに、タイミング制御部351、BBフレーム番号設定部352、ペイロードヘッダ付加部353、及び、多重化部355を備え、さらにBBフレームシーケンス番号設定部354が追加されている点が異なる。
[0169]
 タイミング制御部351は、C2フレームスタート信号、BBフレームスタート信号、BBフレームイネーブル信号等の制御信号を、受信部74を介して、統合システム12から受信する。タイミング制御部351は、受信した制御信号に基づいて、伝送データ生成部271の各部の処理のタイミングを制御する。
[0170]
 BBフレーム番号設定部352は、各BBフレームにBBフレーム番号を割り当て、割り当てたBBフレーム番号をペイロードヘッダ付加部353及びBBフレームシーケンス番号設定部354に通知する。
[0171]
 ペイロードヘッダ付加部353は、BBフレーム番号等に基づいて、ペイロードヘッダを生成する。そして、ペイロードヘッダ付加部353は、信号処理部75から供給されるメインデータパケットの前にペイロードヘッダを付加し、ペイロードヘッダ及びメインデータパケットを多重化部355に供給する。
[0172]
 BBフレームシーケンス番号設定部354は、各BBフレームのBBフレーム番号に基づいて、各BBフレームにBBフレームシーケンス番号を割り当てる。BBフレームシーケンス番号設定部354は、割り当てたBBフレームシーケンス番号を多重化部355に通知する。
[0173]
 多重化部355は、ペイロードパケット、メインデータパケット、追加データヘッダ、及び、追加データパケット等を多重化することにより、C2フレームを含む伝送データを生成し、送信部77に供給する。
[0174]
  <追加データ挿入処理>
 次に、図22のフローチャートを参照して、CCU222により実行される追加データ挿入処理について説明する。
[0175]
 この処理は、伝送データに追加データを挿入する処理であり、例えば、CCU222からカメラ221への伝送データの送信中に実行される。この場合、CCU21が送信装置となり、カメラ21が受信装置となる。
[0176]
 ステップS101において、伝送データ生成部271は、BBフレーム番号を設定する。具体的には、タイミング制御部351は、所定のタイミングにおいて、BBフレーム番号の設定をBBフレーム番号設定部352に指示する。BBフレーム番号設定部352は、次に伝送するBBフレームのBBフレーム番号を設定し、設定したBBフレーム番号をペイロードヘッダ付加部353及びBBフレームシーケンス番号設定部354に通知する。
[0177]
 ステップS102において、伝送データ生成部271は、ペイロードヘッダを付加する。
[0178]
 具体的には、タイミング制御部351は、所定のタイミングにおいて、ペイロードヘッダの付加をペイロードヘッダ付加部353に指示する。
[0179]
 ペイロードヘッダ付加部353は、BBフレーム番号設定部352により設定されたBBフレーム番号、及び、フレーム数を設定したペイロードヘッダ(図14)を生成する。ペイロードヘッダ付加部353は、信号処理部75から供給されるメインデータパケットの前にペイロードヘッダを付加する。ペイロードヘッダ付加部353は、ペイロードヘッダ及びメインデータパケットを多重化部355に供給する。
[0180]
 ステップS103において、伝送データ生成部271は、BBフレームシーケンス番号を設定する。具体的には、タイミング制御部351は、所定のタイミングにおいて、BBフレームシーケンス番号の設定をBBフレームシーケンス番号設定部354に指示する。BBフレームシーケンス番号設定部354は、次に伝送するBBフレームのBBフレーム番号に基づいて、当該BBフレームにBBフレームシーケンス番号を割り当てる。
[0181]
 図23は、BBフレーム番号とBBフレームシーケンス番号の対応関係を示すテーブルである。
[0182]
 BBフレーム番号とBBフレームシーケンス番号とは一対一の関係になる。具体的には、BBフレーム数が925のC2フレームにおいては、BBフレームシーケンス番号は、BBフレーム番号を5で割った余りとなる。BBフレーム数が924のC2フレームにおいても、基本的にBBフレームシーケンス番号は、BBフレーム番号を5で割った余りとなる。ただし、BBフレーム番号が924のBBフレームが存在しない点が、BBフレーム数が925のC2フレームとは異なる。
[0183]
 BBフレームシーケンス番号設定部354は、BBフレームシーケンス番号を多重化部355に通知する。
[0184]
 ステップS104において、多重化部355は、1つ前のBBフレームで追加データパケットを分割したか否かを判定する。1つ前のBBフレームで追加データパケットを分割したと判定された場合、処理はステップS105に進む。
[0185]
 図15から分かるように、次に伝送するBBフレームのBBフレームシーケンス番号が1乃至4の場合、1つ前のBBフレームで追加データパケットを分割したと判定される。
[0186]
 ステップS105において、多重化部355は、分割した追加データパケットを挿入する。すなわち、多重化部355は、次に伝送するBBフレームの追加データ領域の先頭に、1つ前のBBフレームで分割した追加データパケットの残りを挿入し、送信部77に供給する。
[0187]
 この処理により、例えば、図15に示されるように、BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームにおいて、追加データ領域の先頭に追加データパケット2の後半部分が挿入される。BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームにおいて、追加データ領域の先頭に追加データパケット5の後半部分が挿入される。BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームにおいて、追加データ領域の先頭に追加データパケット8の後半部分が挿入される。BBフレームシーケンス番号が4のBBフレームにおいて、追加データ領域の先頭に追加データパケット11の後半部分が挿入される。
[0188]
 その後、処理はステップS106に進む。
[0189]
 一方、ステップS104において、1つ前のBBフレームで追加データパケットを分割していないと判定された場合、ステップS105の処理はスキップされ、処理はステップS106に進む。
[0190]
 図15から分かるように、次に伝送するBBフレームのBBフレームシーケンス番号が0の場合、1つ前のBBフレームで追加データパケットを分割していないと判定される。
[0191]
 ステップS106において、図11のステップS3の処理と同様に、追加データパケットが選択される。
[0192]
 ステップS107において、図11のステップS4の処理と同様に、追加データパケットの前に追加データヘッダが付加され、追加データヘッダ及び追加データパケットが、追加データヘッダ付加部155から多重化部355に供給される。
[0193]
 ステップS108において、多重化部355は、追加データパケットの分割が必要であるか否かを判定する。多重化部355は、BBフレームの追加データ領域の残りが、追加データヘッダと追加データパケットを足した長さより短い場合、追加データパケットの分割が必要であると判定し、処理はステップS109に進む。
[0194]
 図15から分かるように、BBフレームのBBフレームシーケンス番号が0乃至3のいずれかの場合に、追加データパケット2、追加データパケット5、追加データパケット8、又は、追加データパケット11のいずれかを挿入するとき、追加データパケットの分割が必要であると判定される。
[0195]
 ステップS109において、多重化部355は、追加データパケットを分割する。具体的には、多重化部355は、BBフレームの追加データ領域の残りの領域に挿入可能な長さに、追加データパケットを分割する。
[0196]
 その後、処理はステップS110に進む。
[0197]
 一方、ステップS108において、多重化部355は、BBフレームの追加データ領域の空き領域が、追加データヘッダと追加データパケットを足した長さ以上である場合、追加データパケットの分割が必要でないと判定し、ステップS109の処理はスキップされ、処理はステップS110に進む。
[0198]
 ステップS110において、多重化部355は、追加データパケットを挿入する。具体的には、タイミング制御部351は、所定のタイミングにおいて、追加データパケットの挿入を多重化部355に指示する。
[0199]
 多重化部355は、例えば、BBフレームシーケンス番号、及び、図16又は図18のシーケンステーブルに基づいて、追加データヘッダ及び追加データパケットを挿入する位置を求める。多重化部355は、BBフレームの追加データ領域の求めた位置に、追加データヘッダ及び追加データパケットを挿入し、送信部77に供給する。
[0200]
 ステップS111において、多重化部355は、追加データ領域に空きがあるか否かを判定する。追加データ領域に空きがあると判定された場合、処理はステップS112に進む。
[0201]
 ステップS112において、多重化部355は、スタッフィング処理を行うか否かを判定する。スタッフィング処理を行わないと判定された場合、処理はステップS106に戻る。
[0202]
 その後、ステップS106に戻り、ステップS111において、追加データ領域に空きがないと判定されるか、ステップS112において、スタッフィング処理を行うと判定されるまで、ステップS106乃至ステップS112の処理が繰り返し実行される。
[0203]
 一方、ステップS112において、スタッフィング処理を行うと判定された場合、処理はステップS113に進む。
[0204]
 例えば、図17から分かるように、BBフレーム数が924個のC2フレームの最後のBBフレームシーケンスのBBフレームシーケンス番号が3のBBフレームにおいて、追加データパケット10が挿入された後、スタッフィング処理を行うと判定される。
[0205]
 ステップS113において、多重化部355は、スタッフィング処理を行う。具体的には、多重化部355は、ステップS110の処理で追加データパケットを挿入した後の追加データ領域の余った領域にスタッフィングデータを挿入し、送信部77に供給する。
[0206]
 これにより、例えば、BBフレーム数が924個のC2フレームの最後のBBフレームシーケンスのBBフレームシーケンス番号が3のBBフレームの末尾に、スタッフィングデータが挿入される。
[0207]
 その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。すなわち、新たなBBフレームにおいて、追加データの挿入が行われる。
[0208]
 一方、ステップS111において、追加データ領域に空きがないと判定された場合、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。すなわち、新たなBBフレームにおいて、追加データの挿入が行われる。
[0209]
  <追加データ受信処理>
 次に、図24のフローチャートを参照して、カメラ221により実行される追加データ受信処理について説明する。
[0210]
 なお、この処理は、カメラ221がCCU222から伝送データを受信しているときに実行される。この場合、CCU21が送信装置となり、カメラ21が受信装置となる。
[0211]
 ステップS151において、カメラ221は、追加データブロックを取得する。
[0212]
 具体的には、分離部251は、受信部54から供給される制御信号に基づいて、受信部54から供給される伝送データにおいて、次に処理対象となるBBフレーム(以下、対象BBフレームと称する)を検出する。分離部251は、対象BBフレームからメインデータパケットを抽出し、信号処理部56に供給する。また、分離部251は、対象BBフレーム内の追加データ領域から追加データブロックを抽出し、データ取得部301に供給する。さらに、分離部251は、受信部54から供給される伝送エラー信号をデータ取得部301に供給する。また、分離部251は、対象BBフレーム内のペイロードパケットのデータを抽出し、データ取得部301に供給する。
[0213]
 ステップS152において、伝送エラー処理部312は、伝送エラー信号に基づいて、伝送エラーが発生しているか否かを判定する。伝送エラーが発生していないと判定された場合、処理はステップS153に進む。
[0214]
 ステップS153において、BBフレーム番号検出部313は、BBフレーム番号を検出する。すなわち、BBフレーム番号検出部313は、ペイロードヘッダに基づいて、対象BBフレームのBBフレーム番号を検出する。
[0215]
 ステップS154において、BBフレームシーケンス番号設定部314は、BBフレームシーケンス番号を設定する。すなわち、BBフレームシーケンス番号設定部314は、対象BBフレームのBBフレーム番号に基づいて、対象BBフレームにBBフレームシーケンス番号を割り当てる。
[0216]
 ステップS155において、データ抽出部311は、追加データパケットを抽出する。具体的には、データ抽出部311は、ペイロードヘッダに基づいて、対象BBフレームを含むC2フレームのBBフレーム数を検出する。また、データ抽出部311は、BBフレームシーケンス番号、BBフレーム数、及び、シーケンステーブルに基づいて、対象BBフレームの追加データ領域内のデータの配置を特定する。そして、データ抽出部311は、特定したデータの配置に基づいて、追加データブロックから、追加データヘッダ及び追加データパケットを抽出する。
[0217]
 ステップS156において、データ取得部301は、無効な追加データパケットを破棄する。具体的には、データ抽出部311は、抽出した追加データパケットのうち、対応する追加データヘッダの有効フラグの値が無効である追加データパケットを破棄する。
[0218]
 また、伝送エラー処理部312は、1つ前のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、対象BBフレームに、1つ前のBBフレームで分割された追加データパケットが含まれていれば、その追加データパケットを破棄する。
[0219]
 例えば、BBフレームシーケンス番号が0のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、次のBBフレームの追加データ領域の先頭の追加データパケット2の後半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、次のBBフレームの追加データ領域の先頭の追加データパケット5の後半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、次のBBフレームの追加データ領域の先頭の追加データパケット8の後半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、次のBBフレームの追加データ領域の先頭の追加データパケット11の後半部分が破棄される。
[0220]
 ステップS157において、データ抽出部311は、有効な追加データパケットがあるか否かを判定する。有効な追加データパケットがあると判定された場合、処理はステップS158に進む。
[0221]
 ステップS158において、追加データ処理部252は、追加データの処理を行う。
[0222]
 具体的には、データ抽出部311は、有効な追加データパケットの追加データヘッダのデータ種別に基づいて、有効な追加データパケットに含まれる追加データの種類を識別する。データ抽出部311は、有効な追加データパケット、及び、追加データパケットの種類を示す情報をデータ処理部102に供給する。
[0223]
 データ処理部102は、追加データパケットから追加データを復元し、必要に応じて、復元した追加データに対して各種のデータ処理を行う。データ処理部102は、追加データを出力部58に供給する。
[0224]
 出力部58は、追加データの出力を行う。例えば、出力部58は、追加データに含まれるプロンプトの表示、サブ音声の出力等を行う。
[0225]
 その後、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
[0226]
 一方、ステップS157において、有効な追加データパケットがないと判定された場合、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
[0227]
 また、ステップS152において、伝送エラーが発生していると判定された場合、処理はステップS159に進む。
[0228]
 ステップS159において、伝送エラー処理部312は、追加データブロックを破棄する。
[0229]
 ステップS160において、伝送エラー処理部312は、1つ前のBBフレームで追加データパケットが分割されているか否かを判定する。1つ前のBBフレームで追加データパケットが分割されていると判定された場合、処理はステップS161に進む。
[0230]
 例えば、対象BBフレームのBBフレームシーケンス番号が1乃至4のいずれかである場合、1つ前のBBフレームで追加データパケットが分割されていると判定される。
[0231]
 ステップS161において、伝送エラー処理部312は、1つ前のBBフレームで分割された追加データパケットのうち1つ前のBBフレームに含まれる部分を破棄する。
[0232]
 例えば、BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、1つ前のBBフレームの追加データ領域の末尾の追加データパケット2の前半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、1つ前のBBフレームの追加データ領域の末尾の追加データパケット5の前半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、1つ前のBBフレームの追加データ領域の末尾の追加データパケット8の前半部分が破棄される。例えば、BBフレームシーケンス番号が4のBBフレームで伝送エラーが発生した場合、1つ前のBBフレームの追加データパケット11の前半部分が破棄される。
[0233]
 その後、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
[0234]
 一方、ステップS160において、1つ前のBBフレームで追加データパケットが分割されていないと判定された場合、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
[0235]
 以上のように、放送システム201では、シーケンス追加データ領域に、追加データパケットがスタッフィング領域を設けずに前から隙間なく詰めて配置され、スタッフィング量が最小限に抑えられる。また、追加データパケットの位置情報や追加データパケットの番号等を付加して伝送しなくても、受信側で、BBフレーム番号のみに基づいて、追加データパケットの位置が検出され、追加データパケットが抽出される。これにより、追加データに対する有効データ領域を大きくすることができ、追加データの伝送効率が向上する。
[0236]
 また、例えば、上述した特許文献1では、ヘッダ情報にメインフレーム内の各パケットに関する情報が含まれるため、ヘッダ情報に伝送エラーが発生した場合、メインフレーム内の全てのパケットを破棄する必要が生じる。
[0237]
 一方、放送システム201では、伝送エラーが発生しても、伝送エラーが発生したBBフレーム内の追加データパケット、及び、その前後のBBフレームに含まれる、分割された追加データパケットのみが破棄される。従って、伝送エラーの影響が小さくなり、追加データの伝送の信頼性が向上する。
[0238]
 <<3.BBフレームシーケンスのシーケンス数の設定方法>>
 次に、図25乃至図34を参照して、BBフレームシーケンスのシーケンス数の設定方法の例について説明する。
[0239]
 図25は、BBフレームシーケンスのシーケンス追加データ領域を一般化した図である。
[0240]
 シーケンス追加データ領域は、R個のBBフレームを含むBBフレームシーケンスに含まれるR個のMバイトの追加データ領域からなる。そして、シーケンス追加データ領域の先頭から、n組のXバイトの追加データヘッダ及びYバイトの追加データパケットのペアが、隙間なく詰めて配置される。すなわち、シーケンス追加データ領域の所定の位置までの間に、スタッフィング領域を設けずに追加データヘッダ及び追加データパケットのペアが配置される。また、シーケンス追加データ領域の末尾の余った領域は、スタッフィング領域とされる。すなわち、シーケンス追加データ領域の所定の位置より後にスタッフィング領域が配置される。
[0241]
 図26は、第2の実施の形態と同様に、追加データ領域が532バイト、追加データヘッダが2バイト、及び、追加データパケットが188バイトの場合のシーケンス数とスタッフィング量との関係を示している。
[0242]
 例えば、シーケンス数を1に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、2(=532バイト÷(2バイト+188バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、152バイト(=532バイト-(2バイト+188バイト)×2)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は152バイトとなる。
[0243]
 シーケンス数を2に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、5(=532バイト×2÷(2バイト+188バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、114バイト(=532バイト×2-(2バイト+188バイト)×5)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は57バイトとなる。
[0244]
 シーケンス数を3に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、8(=532バイト×3÷(2バイト+188バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、76バイト(=532バイト×3-(2バイト+188バイト)×8)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は約25.3バイトとなる。
[0245]
 シーケンス数を4に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、11(=532バイト×4÷(2バイト+188バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、38バイト(=532バイト×4-(2バイト+188バイト)×11)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は9.5バイトとなる。
[0246]
 シーケンス数を5に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、14(=532バイト×5÷(2バイト+188バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、0バイト(=532バイト×5-(2バイト+188バイト)×14)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は0バイトとなる。
[0247]
 以下、シーケンス数が5の倍数の場合、スタッフィング量が0バイトとなり、シーケンス数が5の倍数でない場合、スタッフィング量は0バイトにならない。
[0248]
 ここで、1BBフレーム当たりのスタッフィング量が小さくなるほど、追加データの伝送効率が向上する。従って、シーケンス数が5の倍数に設定されると、追加データの伝送効率が最大になる。
[0249]
 また、シーケンス数が小さくなるほど、図16及び図18を参照して上述したシーケンステーブルのデータ量が小さくなる。これにより、送信側及び受信側の回路を小型化するともに、消費電力を低減することができる。
[0250]
 従って、この例では、上述した例のように、シーケンス数を5に設定することが望ましい。
[0251]
 図27は、追加データ領域が504バイト、追加データヘッダが2バイト、及び、追加データパケットが128バイトの場合のシーケンス数とスタッフィング量との関係を示している。
[0252]
 例えば、シーケンス数を1に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、3(=504バイト÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、114バイト(=504バイト-(2バイト+128バイト)×3)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は114バイトとなる。
[0253]
 シーケンス数を2に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、7(=504バイト×2÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、98バイト(=504バイト×2-(2バイト+128バイト)×7)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は49バイトとなる。
[0254]
 シーケンス数を3に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、11(=504バイト×3÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、82バイト(=504バイト×3-(2バイト+128バイト)×11)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は約27.3バイトとなる。
[0255]
 シーケンス数を4に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、15(=504バイト×4÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、66バイト(=504バイト×4-(2バイト+128バイト)×15)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は16.5バイトとなる。
[0256]
 シーケンス数を5に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、19(=504バイト×5÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、50バイト(=504バイト×5-(2バイト+128バイト)×19)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は10バイトとなる。
[0257]
 シーケンス数を6に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、23(=504バイト×6÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、34バイト(=504バイト×6-(2バイト+128バイト)×23)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は約5.7バイトとなる。
[0258]
 シーケンス数を7に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、27(=504バイト×7÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、18バイト(=504バイト×7-(2バイト+128バイト)×27)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は約2.6バイトとなる。
[0259]
 シーケンス数を8に設定した場合、BBフレームシーケンス内の追加データパケット数は、31(=504バイト×8÷(2バイト+128バイト))となる。この場合、スタッフィング量は、2バイト(=504バイト×8-(2バイト+128バイト)×31)となり、1BBフレーム当たりのスタッフィング量は約0.3バイトとなる。
[0260]
 以下、シーケンス数が8の倍数になる毎に、1BBフレーム当たりのスタッフィング量が最小の0.3となる。
[0261]
 従って、この場合、シーケンス数を8に設定することが望ましい。
[0262]
 図28乃至図31は、シーケンス数を8に設定した場合のシーケンステーブルの例を示している。図28及び図29は、通常の場合のシーケンステーブルの例を示している。
[0263]
 詳細な説明は省略するが、通常の場合、BBフレームシーケンス番号が0のBBフレームには、追加データパケット0乃至追加データパケット2、及び、追加データパケット3の一部が配置される。
[0264]
 BBフレームシーケンス番号が1のBBフレームには、追加データパケット3の一部、追加データパケット4乃至追加データパケット6、及び、追加データパケット7の一部が配置される。
[0265]
 BBフレームシーケンス番号が2のBBフレームには、追加データパケット7の一部、追加データパケット8乃至追加データパケット10、及び、追加データパケット11の一部が配置される。
[0266]
 BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームには、追加データパケット11の一部、追加データパケット12乃至追加データパケット14、及び、追加データパケット15の一部が配置される。
[0267]
 BBフレームシーケンス番号が4のBBフレームには、追加データパケット15の一部、追加データパケット16乃至追加データパケット18、及び、追加データパケット19の一部が配置される。
[0268]
 BBフレームシーケンス番号が5のBBフレームには、追加データパケット19の一部、追加データパケット20乃至追加データパケット22、及び、追加データパケット23の一部が配置される。
[0269]
 BBフレームシーケンス番号が6のBBフレームには、追加データパケット23の一部、追加データパケット24乃至追加データパケット26、及び、追加データパケット27の一部が配置される。
[0270]
 BBフレームシーケンス番号が7のBBフレームには、追加データパケット27の一部、及び、追加データパケット28乃至追加データパケット30が配置される。また、末尾に2バイトのスタッフィング領域が配置される。
[0271]
 図30は、BBフレーム数が925のC2フレームの末尾のBBフレームシーケンスのシーケンステーブルの例を示している。
[0272]
 この場合、BBフレームシーケンス番号が0から3のBBフレームの配置は、通常の場合と同様である。
[0273]
 一方、BBフレームシーケンス番号が4のBBフレームには、追加データパケット15の一部、及び、追加データパケット16乃至追加データパケット18が配置され、末尾に50バイトのスタッフィング領域が配置される。
[0274]
 そして、このBBフレームシーケンスのみシーケンス数が5となる。
[0275]
 図31は、BBフレーム数が924のC2フレームの末尾のBBフレームシーケンスのシーケンステーブルの例を示している。
[0276]
 この場合、BBフレームシーケンス番号が0から2のBBフレームの配置は、通常の場合と同様である。
[0277]
 一方、BBフレームシーケンス番号が3のBBフレームには、追加データパケット11の一部、及び、追加データパケット12乃至追加データパケット14が配置され、末尾に66バイトのスタッフィング領域が配置される。
[0278]
 そして、このBBフレームシーケンスのみシーケンス数が4となる。
[0279]
 なお、DVB-C2では、伝送時のエラー耐性向上のため、送信側でTime Interleaving(TI)とFrequency Interleaving(FI)のシャッフリング処理が行われる。そこで、1BBフレーム当たりのスタッフィング量だけでなく、シャッフリング処理を考慮して、シーケンス数を設定するようにしてもよい。
[0280]
 ここで、図32乃至図34を参照して、シャッフリング処理の概要について説明する。
[0281]
 例えば、1,779バイトのBBフレームに対して、FECの追加、Bit-Interleaver、Demux bit to cells、Map cell to constellations等が行われることにより、1620ワード(1ワードは10ビット)のデータスライスというストリームが生成される。そして、約2.25個のデータスライスの中にパイロット信号が追加されることにより、図32に示されるように、3408ワードのシンボルが生成される。図32の例では、約8個(より正確には、後述するように約8.26個)のデータスライスから4個のシンボルが生成されている。
[0282]
 図33に示されるように、ETSI EN 302 769 (Digital Video Broadcasting(DVB); Frame Structure channel coding and modulation for a second generation digital transmission system for cable system (DVB-C2)の9.4.1.1 Start and end OFDM carrier of DATA Sliceで規定されているKDS,min=50332の場合、シンボル0及びシンボル1の長さは3345ワードとなり、シンボル2及びシンボル3の長さは3344ワードとなる。そして、シンボル0乃至シンボル3の所定の位置にパイロット信号が挿入されることにより、シンボル0乃至シンボル3の長さは3408ワードとなる。この4つのシンボルからTI(Time Interleaving)フレームが生成される。
[0283]
 そして、このTIフレーム内で、同じデータスライス内の隣接するデータが隣り合わないようにシャッフリングが行われる。
[0284]
 例えば、図34のAに示されるように、3408列×4行のメモリ領域にTIフレームが書き込まれる。具体的には、各シンボルのデータが、ワード単位で列、行を1つずつずらしながら、メモリ領域に書き込まれる。
[0285]
 例えば、シンボル0の0ワード目のデータは、(0,0)の位置に書き込まで、1ワード目のデータは(1,1)の位置に書き込まれ、2ワード目のデータは(2,2)の位置に書き込まれ、3ワード目のデータは(3,3)の位置に書き込まれる。シンボル0の5ワード目のデータは、(5,0)の位置に書き込まで、6ワード目のデータは(6,1)の位置に書き込まれ、7ワード目のデータは(7,2)の位置に書き込まれ、8ワード目のデータは(8,3)の位置に書き込まれる。他のシンボルのデータも同様に、ワード単位で列、行をずらしながら、メモリ領域に書き込まれる。
[0286]
 そして、図34のBに示されるように、メモリ領域に書き込まれたTIフレームが読み出される。具体的には、メモリ領域の行方向に従って、TIフレームの各データが読み出される。これにより、同じシンボル内の隣接するデータが、約1シンボル離れて配置されるようになる。
[0287]
 その後、Frequency Interleaving処理により、TIフレーム内のシンボル内でデータがシャッフリングされる。
[0288]
 これにより、各BBフレーム内のデータが分散して配置されるようになり、伝送路におけるバーストエラーに対する耐性が向上する。
[0289]
 ここで、TIフレーム内のパイロット信号は254ワードなので、TIフレームのパイロット信号を除いた長さは、13,378ワードとなる。BBフレームの長さは1,620ワードなので、TIフレーム内のBBフレーム数は、約8.26個となる。従って、BBフレームシーケンスのシーケンス数を8以下にすると、伝送路エラーが発生した場合にFECで復元される可能性が高くなる。
[0290]
 従って、8以下の範囲内で、1BBフレーム当たりのスタッフィング量が最小となるシーケンス数を選択することにより、バーストエラーに対する耐性を高め、追加データの伝送の信頼性を向上させつつ、追加データの伝送効率を向上させることができる。
[0291]
 なお、例えば、シーケンス数及びシーケンステーブルの設定は、統合システム12で行われる。そして、統合システム12は、設定したシーケンス数及びシーケンステーブルを含むフレームシーケンス情報をCCU222に送信する。CCU222のタイミング制御部351は、受信部74を介して、フレームシーケンス情報を受信し、受信したフレームシーケンス情報をBBフレームシーケンス番号設定部354及び多重化部355に供給する。
[0292]
 BBフレームシーケンス番号設定部354は、設定されたシーケンス数、及び、BBフレームのBBフレーム番号に基づいて、当該BBフレームにBBフレームシーケンス番号を割り当てる。多重化部355は、割り当てられたBBフレームシーケンス番号、及び、設定されたシーケンステーブルに基づいて、追加データヘッダ及び追加データパケットの挿入を行う。また、多重化部355は、送信部77を介して、フレームシーケンス情報をカメラ221に送信する。
[0293]
 カメラ221のデータ取得部301は、受信部54及び分離部251を介して、フレームシーケンス情報を受信する。データ取得部301のBBフレームシーケンス番号設定部314は、設定されたシーケンス数に基づいて、処理対象となるBBフレーム(対象BBフレーム)にBBフレームシーケンス番号を割り当てる。データ取得部301のデータ抽出部311は、割り当てられたBBフレームシーケンス番号、及び、設定されたシーケンステーブルに基づいて、追加データヘッダ及び追加データパケットの抽出を行う。
[0294]
 なお、シーケンス数及びシーケンステーブルの設定は、統合システム12ではなく、例えば、CCU222のタイミング制御部351で行われてもよい。
[0295]
 また、例えば、カメラ221のデータ取得部301が、CCU222からフレームシーケンス情報を取得せずに、自分でシーケンス数及びシーケンステーブルを設定するようにしてもよい。ただし、この場合、データ取得部301によりBBフレームシーケンス番号の割り当て及びデータの抽出が行われる前に、統合システム12又はタイミング制御部351で設定されたシーケンス数及びシーケンステーブルと、データ取得部301で設定されたシーケンス数及びシーケンステーブルが一致するかどうかの確認が必要となる。
[0296]
 さらに、例えば、図示せぬ他の装置で、予めシーケンス数及びシーケンステーブルを設定し、設定されたシーケンス数及びシーケンステーブルを含むフレームシーケンス情報が、カメラ221のデータ取得部301、並びに、CCU222のタイミング制御部351、BBフレームシーケンス番号設定部354、及び、多重化部355に格納されるようにしてもよい。
[0297]
 <<4.変形例>>
 以下、上述した本技術の実施の形態の変形例について説明する。
[0298]
 本技術は、上述した伝送方式に限定されるものなのではなく、例えば、メインフレームが複数のサブフレームを含み、各サブフレームが所定の長さの追加データ領域を含む各種の伝送方式に適用することができる。例えば、本技術は、SDI(Serial Digital Interface)伝送、IP(Internet Protocol)伝送等にも適用することができる。また、伝送方式は、有線又は無線のいずれであってもよい。
[0299]
 また、例えば、追加データ領域は、サブフレーム内で複数の領域に分かれていてもよい。
[0300]
 さらに、例えば、追加データ領域パケットが、追加データ領域より長くてもよい。この場合、追加データ領域パケットが、必ず複数の追加データ領域に分割して配置される。
[0301]
 また、例えば、追加データ領域パケットは、全て同じ長さでなくてもよい。例えば、追加データの種類毎に追加データ領域パケットの長さが異なっていてもよい。ただし、シーケンス追加データ領域内において、各長さの追加データパケットの配置が固定されていることが前提となる。
[0302]
 さらに、例えば、メインフレーム内のサブフレームの数が一定の場合には、例えば、図14のBBフレーム数のようにサブフレームの数を示す情報を必ずしもペイロードヘッダに含める必要はない。
[0303]
 また、シーケンス追加データ領域の末尾にスタッフィング領域を設けずに、シーケンス追加データ領域の末尾の追加データパケットを長くするようにしてもよい。
[0304]
 例えば、図35は、図24を参照して上述したシーケンス追加データ領域の変形例を示している。この例では、シーケンス追加データ領域が余らないように、シーケンス追加データ領域の末尾の追加データパケットの長さが設定されている。すなわち、図24の例でスタッフィング領域になっていた領域が、シーケンス追加データ領域の末尾の追加データパケットnに加えられており、追加データパケットnの長さが、他の追加データパケットより長くなっている。これにより、追加データ領域をより効率的に使用することができる。
[0305]
 さらに、メインデータ及び追加データ(サブデータ)の種類は、上述した例に限定されるものではなく、任意の種類のデータを用いることができる。例えば、カメラレンズデータ等を追加データに用いることができる。
[0306]
 <<5.応用例>>
 本開示に係る技術は、上述した撮影システムに以外にも、例えば、送信装置(送信部)と受信装置(受信部)との間でデータ伝送が行われる各種のシステムや装置に応用することができる。
[0307]
  <医療システム401の構成例>
 図36は、本技術を適用した医療システム401の構成例を示すブロック図である。
[0308]
 医療システム401は、病院の手術室等に設けられ、医療現場のモニタリング等に用いられるシステムである。医療システム401は、撮影システム411-1乃至411-n、IP(Internet Protocol)コンバータ412、及び、統合システム413を備える。
[0309]
 撮影システム411-1乃至撮影システム411-nは、それぞれ個別に映像の撮影を行うシステムである。撮影システム411-i(i=1~n)は、カメラ421-i及びCCU(Camera Control Unit)422-iを備える。
[0310]
 カメラ421-iは、内視鏡カメラ、術野カメラ、手術室カメラ等により構成される。カメラ421-iは、撮影を行い、得られた映像データをCCU422-iに供給する。なお、映像データは、映像とともに取得される音声のデータを含んでいても、含んでいなくてもよい。
[0311]
 CCU422-iは、カメラ421-iの制御、カメラ421-iから供給される映像データに対する信号処理、及び、カメラ421-iとIPコンバータ412との間の各種のデータの中継等を行う。
[0312]
 なお、以下、撮影システム411-1乃至撮影システム411-n、カメラ421-1乃至カメラ421-n、及び、CCU422-1乃至CCU422-nを個々に区別する必要がない場合、それぞれ単に、撮影システム411、カメラ421、及び、CCU422と称する。
[0313]
 IPコンバータ412は、CCU422から供給される映像データを、例えば、IP伝送のフォーマットに基づく伝送データに変換する。このとき、IPコンバータ412は、上述した方法により、伝送データに追加データを挿入する。IPコンバータ412は、伝送データを統合システム413に供給したり、統合システム413を介して外部の装置に送信したりする。
[0314]
 なお、追加データは、例えば、カメラ421で集音した手術中の会話等の音声をテキスト化したデータとされる。これにより、例えば、手術映像の教材化や学会発表のために編集する際に、テキストデータを利用して効率的な編集を行うことができる。
[0315]
 なお、音声のテキスト化は、IPコンバータ412又は統合システム413が行ってもよいし、図示せぬ音声解析装置等が行ってもよい。
[0316]
 統合システム413は、IPコンバータ412を介して、各CCU422から供給される映像データの記録及び出力、映像データに基づく映像の表示、映像の切り替え、並びに、映像の編集等を行う。また、統合システム413は、IPコンバータ412、及び、各CCU422を介して、各カメラ421の制御を行う。
[0317]
  <手術室システム5100の構成例>
 図37乃至図39は、図36の医療システム401を具体化した手術室システム5100の構成例を示している。
[0318]
 図37は、本開示に係る技術が適用され得る手術室システム5100の全体構成を概略的に示す図である。図37を参照すると、手術室システム5100は、手術室内に設置される装置群が視聴覚コントローラ(AV Controller)5107及び手術室制御装置5109を介して互いに連携可能に接続されることにより構成される。
[0319]
 手術室には、様々な装置が設置され得る。図37では、一例として、内視鏡下手術のための各種の装置群5101と、手術室の天井に設けられ術者の手元を撮像するシーリングカメラ5187と、手術室の天井に設けられ手術室全体の様子を撮像する術場カメラ5189と、複数の表示装置5103A~5103Dと、レコーダ5105と、患者ベッド5183と、照明5191と、を図示している。
[0320]
 ここで、これらの装置のうち、装置群5101は、後述する内視鏡手術システム5113に属するものであり、内視鏡や当該内視鏡によって撮像された画像を表示する表示装置等からなる。内視鏡手術システム5113に属する各装置は医療用機器とも呼称される。一方、表示装置5103A~5103D、レコーダ5105、患者ベッド5183及び照明5191は、内視鏡手術システム5113とは別個に、例えば手術室に備え付けられている装置である。これらの内視鏡手術システム5113に属さない各装置は非医療用機器とも呼称される。視聴覚コントローラ5107及び/又は手術室制御装置5109は、これら医療機器及び非医療機器の動作を互いに連携して制御する。
[0321]
 視聴覚コントローラ5107は、医療機器及び非医療機器における画像表示に関する処理を、統括的に制御する。具体的には、手術室システム5100が備える装置のうち、装置群5101、シーリングカメラ5187及び術場カメラ5189は、手術中に表示すべき情報(以下、表示情報ともいう)を発信する機能を有する装置(以下、発信元の装置とも呼称する)であり得る。また、表示装置5103A~5103Dは、表示情報が出力される装置(以下、出力先の装置とも呼称する)であり得る。また、レコーダ5105は、発信元の装置及び出力先の装置の双方に該当する装置であり得る。視聴覚コントローラ5107は、発信元の装置及び出力先の装置の動作を制御し、発信元の装置から表示情報を取得するとともに、当該表示情報を出力先の装置に送信し、表示又は記録させる機能を有する。なお、表示情報とは、手術中に撮像された各種の画像や、手術に関する各種の情報(例えば、患者の身体情報や、過去の検査結果、術式についての情報等)等である。
[0322]
 具体的には、視聴覚コントローラ5107には、装置群5101から、表示情報として、内視鏡によって撮像された患者の体腔内の術部の画像についての情報が送信され得る。また、シーリングカメラ5187から、表示情報として、当該シーリングカメラ5187によって撮像された術者の手元の画像についての情報が送信され得る。また、術場カメラ5189から、表示情報として、当該術場カメラ5189によって撮像された手術室全体の様子を示す画像についての情報が送信され得る。なお、手術室システム5100に撮像機能を有する他の装置が存在する場合には、視聴覚コントローラ5107は、表示情報として、当該他の装置からも当該他の装置によって撮像された画像についての情報を取得してもよい。
[0323]
 あるいは、例えば、レコーダ5105には、過去に撮像されたこれらの画像についての情報が視聴覚コントローラ5107によって記録されている。視聴覚コントローラ5107は、表示情報として、レコーダ5105から当該過去に撮像された画像についての情報を取得することができる。なお、レコーダ5105には、手術に関する各種の情報も事前に記録されていてもよい。
[0324]
 視聴覚コントローラ5107は、出力先の装置である表示装置5103A~5103Dの少なくともいずれかに、取得した表示情報(すなわち、手術中に撮影された画像や、手術に関する各種の情報)を表示させる。図示する例では、表示装置5103Aは手術室の天井から吊り下げられて設置される表示装置であり、表示装置5103Bは手術室の壁面に設置される表示装置であり、表示装置5103Cは手術室内の机上に設置される表示装置であり、表示装置5103Dは表示機能を有するモバイル機器(例えば、タブレットPC(Personal Computer))である。
[0325]
 また、図37では図示を省略しているが、手術室システム5100には、手術室の外部の装置が含まれてもよい。手術室の外部の装置は、例えば、病院内外に構築されたネットワークに接続されるサーバや、医療スタッフが用いるPC、病院の会議室に設置されるプロジェクタ等であり得る。このような外部装置が病院外にある場合には、視聴覚コントローラ5107は、遠隔医療のために、テレビ会議システム等を介して、他の病院の表示装置に表示情報を表示させることもできる。
[0326]
 手術室制御装置5109は、非医療機器における画像表示に関する処理以外の処理を、統括的に制御する。例えば、手術室制御装置5109は、患者ベッド5183、シーリングカメラ5187、術場カメラ5189及び照明5191の駆動を制御する。
[0327]
 手術室システム5100には、集中操作パネル5111が設けられており、ユーザは、当該集中操作パネル5111を介して、視聴覚コントローラ5107に対して画像表示についての指示を与えたり、手術室制御装置5109に対して非医療機器の動作についての指示を与えることができる。集中操作パネル5111は、表示装置の表示面上にタッチパネルが設けられて構成される。
[0328]
 図38は、集中操作パネル5111における操作画面の表示例を示す図である。図38では、一例として、手術室システム5100に、出力先の装置として、2つの表示装置が設けられている場合に対応する操作画面を示している。図38を参照すると、操作画面5193には、発信元選択領域5195と、プレビュー領域5197と、コントロール領域5201と、が設けられる。
[0329]
 発信元選択領域5195には、手術室システム5100に備えられる発信元装置と、当該発信元装置が有する表示情報を表すサムネイル画面と、が紐付けられて表示される。ユーザは、表示装置に表示させたい表示情報を、発信元選択領域5195に表示されているいずれかの発信元装置から選択することができる。
[0330]
 プレビュー領域5197には、出力先の装置である2つの表示装置(Monitor1、Monitor2)に表示される画面のプレビューが表示される。図示する例では、1つの表示装置において4つの画像がPinP表示されている。当該4つの画像は、発信元選択領域5195において選択された発信元装置から発信された表示情報に対応するものである。4つの画像のうち、1つはメイン画像として比較的大きく表示され、残りの3つはサブ画像として比較的小さく表示される。ユーザは、4つの画像が表示された領域を適宜選択することにより、メイン画像とサブ画像を入れ替えることができる。また、4つの画像が表示される領域の下部には、ステータス表示領域5199が設けられており、当該領域に手術に関するステータス(例えば、手術の経過時間や、患者の身体情報等)が適宜表示され得る。
[0331]
 コントロール領域5201には、発信元の装置に対して操作を行うためのGUI(Graphical User Interface)部品が表示される発信元操作領域5203と、出力先の装置に対して操作を行うためのGUI部品が表示される出力先操作領域5205と、が設けられる。図示する例では、発信元操作領域5203には、撮像機能を有する発信元の装置におけるカメラに対して各種の操作(パン、チルト及びズーム)を行うためのGUI部品が設けられている。ユーザは、これらのGUI部品を適宜選択することにより、発信元の装置におけるカメラの動作を操作することができる。なお、図示は省略しているが、発信元選択領域5195において選択されている発信元の装置がレコーダである場合(すなわち、プレビュー領域5197において、レコーダに過去に記録された画像が表示されている場合)には、発信元操作領域5203には、当該画像の再生、再生停止、巻き戻し、早送り等の操作を行うためのGUI部品が設けられ得る。
[0332]
 また、出力先操作領域5205には、出力先の装置である表示装置における表示に対する各種の操作(スワップ、フリップ、色調整、コントラスト調整、2D表示と3D表示の切り替え)を行うためのGUI部品が設けられている。ユーザは、これらのGUI部品を適宜選択することにより、表示装置における表示を操作することができる。
[0333]
 なお、集中操作パネル5111に表示される操作画面は図示する例に限定されず、ユーザは、集中操作パネル5111を介して、手術室システム5100に備えられる、視聴覚コントローラ5107及び手術室制御装置5109によって制御され得る各装置に対する操作入力が可能であってよい。
[0334]
 図39は、以上説明した手術室システムが適用された手術の様子の一例を示す図である。シーリングカメラ5187及び術場カメラ5189は、手術室の天井に設けられ、患者ベッド5183上の患者5185の患部に対して処置を行う術者(医者)5181の手元及び手術室全体の様子を撮影可能である。シーリングカメラ5187及び術場カメラ5189には、倍率調整機能、焦点距離調整機能、撮影方向調整機能等が設けられ得る。照明5191は、手術室の天井に設けられ、少なくとも術者5181の手元を照射する。照明5191は、その照射光量、照射光の波長(色)及び光の照射方向等を適宜調整可能であってよい。
[0335]
 内視鏡手術システム5113、患者ベッド5183、シーリングカメラ5187、術場カメラ5189及び照明5191は、図37に示すように、視聴覚コントローラ5107及び手術室制御装置5109(図39では図示せず)を介して互いに連携可能に接続されている。手術室内には、集中操作パネル5111が設けられており、上述したように、ユーザは、当該集中操作パネル5111を介して、手術室内に存在するこれらの装置を適宜操作することが可能である。
[0336]
 以下、内視鏡手術システム5113の構成について詳細に説明する。図示するように、内視鏡手術システム5113は、内視鏡5115と、その他の術具5131と、内視鏡5115を支持する支持アーム装置5141と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート5151と、から構成される。
[0337]
 内視鏡手術では、腹壁を切って開腹する代わりに、トロッカ5139a~5139dと呼ばれる筒状の開孔器具が腹壁に複数穿刺される。そして、トロッカ5139a~5139dから、内視鏡5115の鏡筒5117や、その他の術具5131が患者5185の体腔内に挿入される。図示する例では、その他の術具5131として、気腹チューブ5133、エネルギー処置具5135及び鉗子5137が、患者5185の体腔内に挿入されている。また、エネルギー処置具5135は、高周波電流や超音波振動により、組織の切開及び剥離、又は血管の封止等を行う処置具である。ただし、図示する術具5131はあくまで一例であり、術具5131としては、例えば攝子、レトラクタ等、一般的に内視鏡下手術において用いられる各種の術具が用いられてよい。
[0338]
 内視鏡5115によって撮影された患者5185の体腔内の術部の画像が、表示装置5155に表示される。術者5181は、表示装置5155に表示された術部の画像をリアルタイムで見ながら、エネルギー処置具5135や鉗子5137を用いて、例えば患部を切除する等の処置を行う。なお、図示は省略しているが、気腹チューブ5133、エネルギー処置具5135及び鉗子5137は、手術中に、術者5181又は助手等によって支持される。
[0339]
 (支持アーム装置)
 支持アーム装置5141は、ベース部5143から延伸するアーム部5145を備える。図示する例では、アーム部5145は、関節部5147a、5147b、5147c、及びリンク5149a、5149bから構成されており、アーム制御装置5159からの制御により駆動される。アーム部5145によって内視鏡5115が支持され、その位置及び姿勢が制御される。これにより、内視鏡5115の安定的な位置の固定が実現され得る。
[0340]
 (内視鏡)
 内視鏡5115は、先端から所定の長さの領域が患者5185の体腔内に挿入される鏡筒5117と、鏡筒5117の基端に接続されるカメラヘッド5119と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒5117を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡5115を図示しているが、内視鏡5115は、軟性の鏡筒5117を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
[0341]
 鏡筒5117の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡5115には光源装置5157が接続されており、当該光源装置5157によって生成された光が、鏡筒5117の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者5185の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡5115は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
[0342]
 カメラヘッド5119の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)5153に送信される。なお、カメラヘッド5119には、その光学系を適宜駆動させることにより、倍率及び焦点距離を調整する機能が搭載される。
[0343]
 なお、例えば立体視(3D表示)等に対応するために、カメラヘッド5119には撮像素子が複数設けられてもよい。この場合、鏡筒5117の内部には、当該複数の撮像素子のそれぞれに観察光を導光するために、リレー光学系が複数系統設けられる。
[0344]
 (カートに搭載される各種の装置)
 CCU5153は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡5115及び表示装置5155の動作を統括的に制御する。具体的には、CCU5153は、カメラヘッド5119から受け取った画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。CCU5153は、当該画像処理を施した画像信号を表示装置5155に提供する。また、CCU5153には、図37に示す視聴覚コントローラ5107が接続される。CCU5153は、画像処理を施した画像信号を視聴覚コントローラ5107にも提供する。また、CCU5153は、カメラヘッド5119に対して制御信号を送信し、その駆動を制御する。当該制御信号には、倍率や焦点距離等、撮像条件に関する情報が含まれ得る。当該撮像条件に関する情報は、入力装置5161を介して入力されてもよいし、上述した集中操作パネル5111を介して入力されてもよい。
[0345]
 表示装置5155は、CCU5153からの制御により、当該CCU5153によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。内視鏡5115が例えば4K(水平画素数3840×垂直画素数2160)又は8K(水平画素数7680×垂直画素数4320)等の高解像度の撮影に対応したものである場合、及び/又は3D表示に対応したものである場合には、表示装置5155としては、それぞれに対応して、高解像度の表示が可能なもの、及び/又は3D表示可能なものが用いられ得る。4K又は8K等の高解像度の撮影に対応したものである場合、表示装置5155として55インチ以上のサイズのものを用いることで一層の没入感が得られる。また、用途に応じて、解像度、サイズが異なる複数の表示装置5155が設けられてもよい。
[0346]
 光源装置5157は、例えばLED(light emitting diode)等の光源から構成され、術部を撮影する際の照射光を内視鏡5115に供給する。
[0347]
 アーム制御装置5159は、例えばCPU等のプロセッサによって構成され、所定のプログラムに従って動作することにより、所定の制御方式に従って支持アーム装置5141のアーム部5145の駆動を制御する。
[0348]
 入力装置5161は、内視鏡手術システム5113に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置5161を介して、内視鏡手術システム5113に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、入力装置5161を介して、患者の身体情報や、手術の術式についての情報等、手術に関する各種の情報を入力する。また、例えば、ユーザは、入力装置5161を介して、アーム部5145を駆動させる旨の指示や、内視鏡5115による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示、エネルギー処置具5135を駆動させる旨の指示等を入力する。
[0349]
 入力装置5161の種類は限定されず、入力装置5161は各種の公知の入力装置であってよい。入力装置5161としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、スイッチ、フットスイッチ5171及び/又はレバー等が適用され得る。入力装置5161としてタッチパネルが用いられる場合には、当該タッチパネルは表示装置5155の表示面上に設けられてもよい。
[0350]
 あるいは、入力装置5161は、例えばメガネ型のウェアラブルデバイスやHMD(Head Mounted Display)等の、ユーザによって装着されるデバイスであり、これらのデバイスによって検出されるユーザのジェスチャや視線に応じて各種の入力が行われる。また、入力装置5161は、ユーザの動きを検出可能なカメラを含み、当該カメラによって撮像された映像から検出されるユーザのジェスチャや視線に応じて各種の入力が行われる。更に、入力装置5161は、ユーザの声を収音可能なマイクロフォンを含み、当該マイクロフォンを介して音声によって各種の入力が行われる。このように、入力装置5161が非接触で各種の情報を入力可能に構成されることにより、特に清潔域に属するユーザ(例えば術者5181)が、不潔域に属する機器を非接触で操作することが可能となる。また、ユーザは、所持している術具から手を離すことなく機器を操作することが可能となるため、ユーザの利便性が向上する。
[0351]
 処置具制御装置5163は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具5135の駆動を制御する。気腹装置5165は、内視鏡5115による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者5185の体腔を膨らめるために、気腹チューブ5133を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ5167は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ5169は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
[0352]
 以下、内視鏡手術システム5113において特に特徴的な構成について、更に詳細に説明する。
[0353]
 (支持アーム装置)
 支持アーム装置5141は、基台であるベース部5143と、ベース部5143から延伸するアーム部5145と、を備える。図示する例では、アーム部5145は、複数の関節部5147a、5147b、5147cと、関節部5147bによって連結される複数のリンク5149a、5149bと、から構成されているが、図39では、簡単のため、アーム部5145の構成を簡略化して図示している。実際には、アーム部5145が所望の自由度を有するように、関節部5147a~5147c及びリンク5149a、5149bの形状、数及び配置、並びに関節部5147a~5147cの回転軸の方向等が適宜設定され得る。例えば、アーム部5145は、好適に、6自由度以上の自由度を有するように構成され得る。これにより、アーム部5145の可動範囲内において内視鏡5115を自由に移動させることが可能になるため、所望の方向から内視鏡5115の鏡筒5117を患者5185の体腔内に挿入することが可能になる。
[0354]
 関節部5147a~5147cにはアクチュエータが設けられており、関節部5147a~5147cは当該アクチュエータの駆動により所定の回転軸まわりに回転可能に構成されている。当該アクチュエータの駆動がアーム制御装置5159によって制御されることにより、各関節部5147a~5147cの回転角度が制御され、アーム部5145の駆動が制御される。これにより、内視鏡5115の位置及び姿勢の制御が実現され得る。この際、アーム制御装置5159は、力制御又は位置制御等、各種の公知の制御方式によってアーム部5145の駆動を制御することができる。
[0355]
 例えば、術者5181が、入力装置5161(フットスイッチ5171を含む)を介して適宜操作入力を行うことにより、当該操作入力に応じてアーム制御装置5159によってアーム部5145の駆動が適宜制御され、内視鏡5115の位置及び姿勢が制御されてよい。当該制御により、アーム部5145の先端の内視鏡5115を任意の位置から任意の位置まで移動させた後、その移動後の位置で固定的に支持することができる。なお、アーム部5145は、いわゆるマスタースレイブ方式で操作されてもよい。この場合、アーム部5145は、手術室から離れた場所に設置される入力装置5161を介してユーザによって遠隔操作され得る。
[0356]
 また、力制御が適用される場合には、アーム制御装置5159は、ユーザからの外力を受け、その外力にならってスムーズにアーム部5145が移動するように、各関節部5147a~5147cのアクチュエータを駆動させる、いわゆるパワーアシスト制御を行ってもよい。これにより、ユーザが直接アーム部5145に触れながらアーム部5145を移動させる際に、比較的軽い力で当該アーム部5145を移動させることができる。従って、より直感的に、より簡易な操作で内視鏡5115を移動させることが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
[0357]
 ここで、一般的に、内視鏡下手術では、スコピストと呼ばれる医師によって内視鏡5115が支持されていた。これに対して、支持アーム装置5141を用いることにより、人手によらずに内視鏡5115の位置をより確実に固定することが可能になるため、術部の画像を安定的に得ることができ、手術を円滑に行うことが可能になる。
[0358]
 なお、アーム制御装置5159は必ずしもカート5151に設けられなくてもよい。また、アーム制御装置5159は必ずしも1つの装置でなくてもよい。例えば、アーム制御装置5159は、支持アーム装置5141のアーム部5145の各関節部5147a~5147cにそれぞれ設けられてもよく、複数のアーム制御装置5159が互いに協働することにより、アーム部5145の駆動制御が実現されてもよい。
[0359]
 (光源装置)
 光源装置5157は、内視鏡5115に術部を撮影する際の照射光を供給する。光源装置5157は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成される。このとき、RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置5157において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド5119の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
[0360]
 また、光源装置5157は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド5119の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
[0361]
 また、光源装置5157は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察するもの(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得るもの等が行われ得る。光源装置5157は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
[0362]
 (カメラヘッド及びCCU)
 図40を参照して、内視鏡5115のカメラヘッド5119及びCCU5153の機能についてより詳細に説明する。図40は、図39に示すカメラヘッド5119及びCCU5153の機能構成の一例を示すブロック図である。
[0363]
 図40を参照すると、カメラヘッド5119は、その機能として、レンズユニット5121と、撮像部5123と、駆動部5125と、通信部5127と、カメラヘッド制御部5129と、を有する。また、CCU5153は、その機能として、通信部5173と、画像処理部5175と、制御部5177と、を有する。カメラヘッド5119とCCU5153とは、伝送ケーブル5179によって双方向に通信可能に接続されている。
[0364]
 まず、カメラヘッド5119の機能構成について説明する。レンズユニット5121は、鏡筒5117との接続部に設けられる光学系である。鏡筒5117の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド5119まで導光され、当該レンズユニット5121に入射する。レンズユニット5121は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。レンズユニット5121は、撮像部5123の撮像素子の受光面上に観察光を集光するように、その光学特性が調整されている。また、ズームレンズ及びフォーカスレンズは、撮像画像の倍率及び焦点の調整のため、その光軸上の位置が移動可能に構成される。
[0365]
 撮像部5123は撮像素子によって構成され、レンズユニット5121の後段に配置される。レンズユニット5121を通過した観察光は、当該撮像素子の受光面に集光され、光電変換によって、観察像に対応した画像信号が生成される。撮像部5123によって生成された画像信号は、通信部5127に提供される。
[0366]
 撮像部5123を構成する撮像素子としては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)タイプのイメージセンサであり、Bayer配列を有するカラー撮影可能なものが用いられる。なお、当該撮像素子としては、例えば4K以上の高解像度の画像の撮影に対応可能なものが用いられてもよい。術部の画像が高解像度で得られることにより、術者5181は、当該術部の様子をより詳細に把握することができ、手術をより円滑に進行することが可能となる。
[0367]
 また、撮像部5123を構成する撮像素子は、3D表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成される。3D表示が行われることにより、術者5181は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部5123が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット5121も複数系統設けられる。
[0368]
 また、撮像部5123は、必ずしもカメラヘッド5119に設けられなくてもよい。例えば、撮像部5123は、鏡筒5117の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
[0369]
 駆動部5125は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部5129からの制御により、レンズユニット5121のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部5123による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
[0370]
 通信部5127は、CCU5153との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部5127は、撮像部5123から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル5179を介してCCU5153に送信する。この際、術部の撮像画像を低レイテンシで表示するために、当該画像信号は光通信によって送信されることが好ましい。手術の際には、術者5181が撮像画像によって患部の状態を観察しながら手術を行うため、より安全で確実な手術のためには、術部の動画像が可能な限りリアルタイムに表示されることが求められるからである。光通信が行われる場合には、通信部5127には、電気信号を光信号に変換する光電変換モジュールが設けられる。画像信号は当該光電変換モジュールによって光信号に変換された後、伝送ケーブル5179を介してCCU5153に送信される。
[0371]
 また、通信部5127は、CCU5153から、カメラヘッド5119の駆動を制御するための制御信号を受信する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。通信部5127は、受信した制御信号をカメラヘッド制御部5129に提供する。なお、CCU5153からの制御信号も、光通信によって伝送されてもよい。この場合、通信部5127には、光信号を電気信号に変換する光電変換モジュールが設けられ、制御信号は当該光電変換モジュールによって電気信号に変換された後、カメラヘッド制御部5129に提供される。
[0372]
 なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、取得された画像信号に基づいてCCU5153の制御部5177によって自動的に設定される。つまり、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡5115に搭載される。
[0373]
 カメラヘッド制御部5129は、通信部5127を介して受信したCCU5153からの制御信号に基づいて、カメラヘッド5119の駆動を制御する。例えば、カメラヘッド制御部5129は、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報及び/又は撮像時の露光を指定する旨の情報に基づいて、撮像部5123の撮像素子の駆動を制御する。また、例えば、カメラヘッド制御部5129は、撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報に基づいて、駆動部5125を介してレンズユニット5121のズームレンズ及びフォーカスレンズを適宜移動させる。カメラヘッド制御部5129は、更に、鏡筒5117やカメラヘッド5119を識別するための情報を記憶する機能を備えてもよい。
[0374]
 なお、レンズユニット5121や撮像部5123等の構成を、気密性及び防水性が高い密閉構造内に配置することで、カメラヘッド5119について、オートクレーブ滅菌処理に対する耐性を持たせることができる。
[0375]
 次に、CCU5153の機能構成について説明する。通信部5173は、カメラヘッド5119との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部5173は、カメラヘッド5119から、伝送ケーブル5179を介して送信される画像信号を受信する。この際、上記のように、当該画像信号は好適に光通信によって送信され得る。この場合、光通信に対応して、通信部5173には、光信号を電気信号に変換する光電変換モジュールが設けられる。通信部5173は、電気信号に変換した画像信号を画像処理部5175に提供する。
[0376]
 また、通信部5173は、カメラヘッド5119に対して、カメラヘッド5119の駆動を制御するための制御信号を送信する。当該制御信号も光通信によって送信されてよい。
[0377]
 画像処理部5175は、カメラヘッド5119から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。当該画像処理としては、例えば現像処理、高画質化処理(帯域強調処理、超解像処理、NR(Noise reduction)処理及び/又は手ブレ補正処理等)、並びに/又は拡大処理(電子ズーム処理)等、各種の公知の信号処理が含まれる。また、画像処理部5175は、AE、AF及びAWBを行うための、画像信号に対する検波処理を行う。
[0378]
 画像処理部5175は、CPUやGPU等のプロセッサによって構成され、当該プロセッサが所定のプログラムに従って動作することにより、上述した画像処理や検波処理が行われ得る。なお、画像処理部5175が複数のGPUによって構成される場合には、画像処理部5175は、画像信号に係る情報を適宜分割し、これら複数のGPUによって並列的に画像処理を行う。
[0379]
 制御部5177は、内視鏡5115による術部の撮像、及びその撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部5177は、カメラヘッド5119の駆動を制御するための制御信号を生成する。この際、撮像条件がユーザによって入力されている場合には、制御部5177は、当該ユーザによる入力に基づいて制御信号を生成する。あるいは、内視鏡5115にAE機能、AF機能及びAWB機能が搭載されている場合には、制御部5177は、画像処理部5175による検波処理の結果に応じて、最適な露出値、焦点距離及びホワイトバランスを適宜算出し、制御信号を生成する。
[0380]
 また、制御部5177は、画像処理部5175によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部の画像を表示装置5155に表示させる。この際、制御部5177は、各種の画像認識技術を用いて術部画像内における各種の物体を認識する。例えば、制御部5177は、術部画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具5135使用時のミスト等を認識することができる。制御部5177は、表示装置5155に術部の画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させる。手術支援情報が重畳表示され、術者5181に提示されることにより、より安全かつ確実に手術を進めることが可能になる。
[0381]
 カメラヘッド5119及びCCU5153を接続する伝送ケーブル5179は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
[0382]
 ここで、図示する例では、伝送ケーブル5179を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド5119とCCU5153との間の通信は無線で行われてもよい。両者の間の通信が無線で行われる場合には、伝送ケーブル5179を手術室内に敷設する必要がなくなるため、手術室内における医療スタッフの移動が当該伝送ケーブル5179によって妨げられる事態が解消され得る。
[0383]
 以上、本開示に係る技術が適用され得る手術室システム5100の一例について説明した。なお、ここでは、一例として手術室システム5100が適用される医療用システムが内視鏡手術システム5113である場合について説明したが、手術室システム5100の構成はかかる例に限定されない。例えば、手術室システム5100は、内視鏡手術システム5113に代えて、検査用軟性内視鏡システムや顕微鏡手術システムに適用されてもよい。
[0384]
 以上説明した手術室システム5100構成のうち、内視鏡5115、シーリングカメラ5187、及び、術場カメラ5189等は、例えば、図36のカメラ421に対応する。CCU5153等は、例えば、図36のCCU422に対応する。視聴覚コントローラ5107は、例えば、図36のCCU422の一部、IPコンバータ412、及び、統合システム413に対応する。
[0385]
 そして、例えば、シーリングカメラ5187や術場カメラ5189で収音した手術中の会話の音声が、視聴覚コントローラ5107、又は、図示せぬ音声解析装置でテキスト化される。そして、本技術を用いて、テキスト化されたデータが映像データを含む伝送データに挿入され、レコーダ5105に記録されたり、映像とともに音声のテキストが表示装置5102A~5103Dに表示されたりする。
[0386]
 <<6.その他>>
  <コンピュータの構成例>
 上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
[0387]
 図41は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
[0388]
 コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)10001,ROM(Read Only Memory)10002,RAM(Random Access Memory)10003は、バス10004により相互に接続されている。
[0389]
 バス10004には、さらに、入出力インタフェース10005が接続されている。入出力インタフェース10005には、入力部10006、出力部10007、記憶部10008、通信部10009、及びドライブ10010が接続されている。
[0390]
 入力部10006は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部10007は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部10008は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部10009は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ10010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア10011を駆動する。
[0391]
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU10001が、例えば、記憶部10008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース10005及びバス10004を介して、RAM10003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
[0392]
 コンピュータ(CPU10001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア10011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
[0393]
 コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア10011をドライブ10010に装着することにより、入出力インタフェース10005を介して、記憶部10008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部10009で受信し、記憶部10008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM10002や記憶部10008に、あらかじめインストールしておくことができる。
[0394]
 なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
[0395]
 なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
[0396]
 なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
[0397]
 例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
[0398]
 また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
[0399]
 さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
[0400]
  <構成の組み合わせ例>
 本技術は、以下のような構成をとることもできる。
[0401]
(1)
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部と
 を備える送信装置。
(2)
 前記多重化部は、前記フレームシーケンス内に含まれる各前記サブフレーム内の所定の第1のデータ領域を合わせた第2のデータ領域の所定の位置までの間にスタッフィング領域を設けずに前記データパケットを配置する
 前記(1)に記載の送信装置。
(3)
 前記多重化部は、前記第2のデータ領域の前記所定の位置より後にスタッフィング領域を配置する
 前記(2)に記載の送信装置。
(4)
 前記フレームシーケンス内の前記サブフレームの数であるシーケンス数は、前記フレームシーケンスにおける前記サブフレーム当たりのスタッフィング量に基づいて設定される
 前記(3)に記載の送信装置。
(5)
 前記シーケンス数は、シャッフリング処理を行う単位となるフレーム内に含まれる前記サブフレームの数以下に設定される
 前記(4)に記載の送信装置。
(6)
 前記第2のデータ領域が余らないように、前記第2のデータ領域の末尾の前記データパケットの長さが設定される
 前記(2)に記載の送信装置。
(7)
 前記多重化部は、少なくとも一部の前記データパケットを複数の前記サブフレームに分割して配置する
 前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の送信装置。
(8)
 前記多重化部は、前記フレームシーケンス内の前記サブフレームの数と異なる数の前記データパケットを前記フレームシーケンス内に配置する
 前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の送信装置。
(9)
 前記フレーム番号を含むヘッダを前記サブフレームに配置する第1のヘッダ付加部を
 さらに備える前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の送信装置。
(10)
 前記データパケットの種類、及び、前記データパケットの有効性を示す情報のうち少なくとも1つを含むヘッダを前記データパケットに付加する第2のヘッダ付加部を
 さらに備える前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の送信装置。
(11)
 前記データパケットは、メインデータに付加するサブデータを含む
 前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の送信装置。
(12)
 前記サブデータは、テキストに関するデータを含む
 前記(11)に記載の送信装置。
(13)
 前記メインフレームを含む伝送データを送信する送信部を
 さらに備える前記(1)乃至(12)のいずれかに記載の送信装置。
(14)
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、
 前記フレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームからデータパケットを抽出するデータ抽出部と
 を備える受信装置。
(15)
 少なくとも一部の前記データパケットが、複数の前記サブフレームに分割して配置される
 前記(14)に記載の受信装置。
(16)
 前記サブフレームに伝送エラーが発生した場合、伝送エラーが発生した前記サブフレームに含まれる前記データパケット、及び、伝送エラーが発生した前記サブフレームと他の前記サブフレームの間で分割され、前記他のサブフレームに配置されている前記データパケットを破棄する伝送エラー処理部を
 さらに備える前記(15)に記載の受信装置。
(17)
 前記フレーム番号を含むヘッダが、前記サブフレームに配置されている
 前記(14)乃至(16)のいずれかに記載の受信装置。
(18)
 前記メインフレームを含む伝送データを受信する受信部を
 さらに備える前記(14)乃至(17)のいずれかに記載の受信装置。
(19)
 送信装置と、
 受信装置と
 を備え、
 前記送信装置は、
  メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てる第1のフレームシーケンス番号設定部と、
  前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部と、
  前記メインフレームを含む伝送データを送信する送信部と
 を備え、
 前記受信装置は、
  前記伝送データを受信する受信部と、
  前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、
  前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当てる第2のフレームシーケンス番号設定部と、
  前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出するデータ抽出部と
 を備える伝送システム。
(20)
 送信装置が、
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当て、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置し、
 前記メインフレームを含む伝送データを送信し、
 受信装置が、
 前記伝送データを受信し、
 前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出し、
 前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当て、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出する
 伝送方法。
[0402]
 なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。

符号の説明

[0403]
 1 放送システム, 11-1乃至11-n 撮影システム, 12 統合システム, 21-1乃至21-n カメラ, 22-1乃至22-n CCU, 54 受信部, 55 分離部, 56 信号処理部, 57 追加データ処理部, 58 出力部, 74 受信部, 75 信号処理部, 76 伝送データ生成部, 77 送信部, 101 データ取得部, 102 データ処理部, 111 データ抽出部, 112 伝送エラー処理部, 151 タイミング制御部, 152 BBフレーム番号設定部, 153 ペイロードヘッダ付加部, 154 追加データ選択部, 155 追加データヘッダ付加部, 156 多重化部, 201 放送システム, 211-1乃至211-n 撮影システム, 221-1乃至221-n カメラ, 222-1乃至222-n CCU, 251 分離部, 252 追加データ処理部, 271 伝送データ生成部, 301 データ取得部, 311 データ抽出部, 312 伝送エラー処理部, 313 BBフレーム番号検出部, 314 BBフレームシーケンス番号設定部, 351 タイミング制御部, 352 BBフレーム番号設定部, 353 パイロードヘッダ付加部, 354 BBフレームシーケンス番号設定部, 401 医療システム, 411-1乃至411-n 撮影システム, 412 IPコンバータ, 413 統合システム, 421-1乃至421-n カメラ, 422-1乃至422-n CCU

請求の範囲

[請求項1]
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部と
 を備える送信装置。
[請求項2]
 前記多重化部は、前記フレームシーケンス内に含まれる各前記サブフレーム内の所定の第1のデータ領域を合わせた第2のデータ領域の所定の位置までの間にスタッフィング領域を設けずに前記データパケットを配置する
 請求項1に記載の送信装置。
[請求項3]
 前記多重化部は、前記第2のデータ領域の前記所定の位置より後にスタッフィング領域を配置する
 請求項2に記載の送信装置。
[請求項4]
 前記フレームシーケンス内の前記サブフレームの数であるシーケンス数は、前記フレームシーケンスにおける前記サブフレーム当たりのスタッフィング量に基づいて設定される
 請求項3に記載の送信装置。
[請求項5]
 前記シーケンス数は、シャッフリング処理を行う単位となるフレーム内に含まれる前記サブフレームの数以下に設定される
 請求項4に記載の送信装置。
[請求項6]
 前記第2のデータ領域が余らないように、前記第2のデータ領域の末尾の前記データパケットの長さが設定される
 請求項2に記載の送信装置。
[請求項7]
 前記多重化部は、少なくとも一部の前記データパケットを複数の前記サブフレームに分割して配置する
 請求項1に記載の送信装置。
[請求項8]
 前記多重化部は、前記フレームシーケンス内の前記サブフレームの数と異なる数の前記データパケットを前記フレームシーケンス内に配置する
 請求項1に記載の送信装置。
[請求項9]
 前記フレーム番号を含むヘッダを前記サブフレームに配置するヘッダ付加部を
 さらに備える請求項1に記載の送信装置。
[請求項10]
 前記データパケットの種類、及び、前記データパケットの有効性を示す情報のうち少なくとも1つを含むヘッダを前記データパケットに付加するヘッダ付加部を
 さらに備える請求項1に記載の送信装置。
[請求項11]
 前記データパケットは、メインデータに付加するサブデータを含む
 請求項1に記載の送信装置。
[請求項12]
 前記サブデータは、テキストに関するデータを含む
 請求項11に記載の送信装置。
[請求項13]
 前記メインフレームを含む伝送データを送信する送信部を
 さらに備える請求項1に記載の送信装置。
[請求項14]
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、
 前記フレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てるフレームシーケンス番号設定部と、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームからデータパケットを抽出するデータ抽出部と
 を備える受信装置。
[請求項15]
 少なくとも一部の前記データパケットが、複数の前記サブフレームに分割して配置される
 請求項14に記載の受信装置。
[請求項16]
 前記サブフレームに伝送エラーが発生した場合、伝送エラーが発生した前記サブフレームに含まれる前記データパケット、及び、伝送エラーが発生した前記サブフレームと他の前記サブフレームの間で分割され、前記他のサブフレームに配置されている前記データパケットを破棄する伝送エラー処理部を
 さらに備える請求項15に記載の受信装置。
[請求項17]
 前記フレーム番号を含むヘッダが、前記サブフレームに配置されている
 請求項14に記載の受信装置。
[請求項18]
 前記メインフレームを含む伝送データを受信する受信部を
 さらに備える請求項14に記載の受信装置。
[請求項19]
 送信装置と、
 受信装置と
 を備え、
 前記送信装置は、
  メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当てる第1のフレームシーケンス番号設定部と、
  前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置する多重化部と、
  前記メインフレームを含む伝送データを送信する送信部と
 を備え、
 前記受信装置は、
  前記伝送データを受信する受信部と、
  前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、
  前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当てる第2のフレームシーケンス番号設定部と、
  前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出するデータ抽出部と
 を備える伝送システム。
[請求項20]
 送信装置が、
 メインフレーム内のサブフレームの順序を示すフレーム番号に基づいて、複数の前記サブフレームを含むフレームシーケンス内の前記サブフレームの順序を示すフレームシーケンス番号を前記サブフレームに割り当て、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームの所定の位置にデータパケットを配置し、
 前記メインフレームを含む伝送データを送信し、
 受信装置が、
 前記伝送データを受信し、
 前記メインフレーム内の前記サブフレームの前記フレーム番号を検出し、
 前記フレーム番号に基づいて、前記サブフレームに前記フレームシーケンス番号を割り当て、
 前記フレームシーケンス番号に基づいて、前記サブフレームから前記データパケットを抽出する
 伝送方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]

[ 図 28]

[ 図 29]

[ 図 30]

[ 図 31]

[ 図 32]

[ 図 33]

[ 図 34]

[ 図 35]

[ 図 36]

[ 図 37]

[ 図 38]

[ 図 39]

[ 図 40]

[ 図 41]