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1. WO2020012606 - シート材容器

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明 細 書

発明の名称 シート材容器

技術分野

0001  

背景技術

0002  

発明の概要

0003  

図面の簡単な説明

0004   0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076  

符号の説明

0077  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19  

明 細 書

発明の名称 : シート材容器

技術分野

[0001]
 本発明は、シート材容器及び内容物詰めシート材容器に関する。

背景技術

[0002]
 シート材により構成された軟包装容器として、近年、保形性の向上等を目的として、シート材の層間に部分的に非接合部を設け、その非接合部に空気などの充填材を封入して充填部を構成したタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1)。
先行技術文献
 特許文献1 国際公開第2014/025609号

発明の概要

[0003]
 本発明は、内容物を収容する収容部を有して、積層シートで構成されたシート材容器であって、
 前記積層シートは、
 内側シートと、
 該内側シートの外側を覆う中間シートと、
 該中間シートの外側を覆う外側シートと、を含んで、前記収容部を挟んだ両側に配設されており、
 前記内側シートの周縁の少なくとも一部どうしが接合されることによって、前記内側シートは内袋を形成しており、
 前記外側シートと前記中間シートとには、互いに部分的に接合された接合部と、非接合とされた非接合部とがあり、
 該非接合部における前記外側シートと前記中間シートとの間に充填材が封入された充填部が形成されており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの少なくとも一部に、可視光を透過可能な透光部が設けられており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの前記透光部は、前記シート材容器の外方から見て重なる部分を有しており、
 前記内側シート又は前記内容物は、前記透光部により前記シート材容器の外方から視認可能に構成されていることを特徴とするシート材容器に関する。

図面の簡単な説明

[0004]
[図1] 第1実施形態に係るシート材容器の正面図である。
[図2] 第1実施形態に係るシート材容器の側面図である。
[図3] 内容物が収容された状態のシート材容器についての図1のIII-III断面図であり、(a)は、収容部内に内容物が満たされた状態を示し、(b)は、(a)の状態から内容物が減った状態を示す図である。
[図4] (a)は、シート材容器の内袋を構成する内側シートの展開状態の平面図、(b)は、外側シートの展開状態の平面図、(c)は、中間シートの展開状態の平面図である。
[図5] 外側シートの一部と中間シートの一部を接合して充填部を形成した状態を示す展開状態の平面図である。
[図6] 第2実施形態に係るシート材容器(内容物詰めシート材容器)を示す上側斜視図である。
[図7] 内容物詰めシート材容器の断面図であり、図6のVII-VII断面を示す図である。
[図8] (a)は、シート材容器の内袋を構成する内側シートの展開状態の平面図、(b)は、外側シートの展開状態の平面図(外面側)を示す図、(c)は、中間シートの展開状態の平面図(外面側)を示す図である。
[図9] 外側シートの一部と中間シートの一部を接合して充填部を形成した状態を示す展開状態の平面図(内面側)を示す図である。
[図10] 第3実施形態に係るシート材容器(内容物詰めシート材容器)を示す正面図である。
[図11] 第3実施形態に係るシート材容器(内容物詰めシート材容器)の側面図である。
[図12] 内容物詰めシート材容器の断面図であり、図10のXII-XII断面を示す図である。
[図13] 第4実施形態に係るシート材容器を示す正面図である。
[図14] (a)は、シート材容器の内袋を構成する内側シートの展開状態の平面図、(b)は、外側シートの展開状態の平面図(外面側)を示す図、(c)は、中間シートの展開状態の平面図(外面側)を示す図である。
[図15] 外側シートの一部と中間シートの一部を接合して充填部を形成した状態を示す展開状態の平面図(内面側)を示す図である。
[図16] 第5実施形態に係る内容物詰めシート材容器を示す正面図である。
[図17] 内容物詰めシート材容器の断面図であり、図16のXVII-XVII断面を示す図である。
[図18] 加飾部が露出した状態のシート材容器を示す正面図である。
[図19] 逆止弁付きのポンプ付きキャップを示す模式的な部分断面図である。

発明の詳細な説明

[0005]
 特許文献1に記載されたような、充填部を有する容器では、充填部に隣接する部位、すなわち充填物封入部とそれ以外の部分との境界に存在する窪み(段差)に収容物が残留しやすい。そして、充填物封入部とそれ以外の部分との境界に存在する窪みにおける収容物の残留を抑制するため、充填部を有する被覆体の内側に、収容物を収容する内袋を設けることが考えられる。
[0006]
 本発明は、充填材が封入された充填部を有し、かつ内袋を形成する内側シート又は内容物がシート材容器の外方から視認可能なシート材容器、及び内容物詰めシート材容器に関するものである。本発明によれば、充填部によって剛性を高めつつ、シート材容器の外面のみを加飾する通常のフィルムデコレーションでは表現不可能な立体感をシート材容器に付与することができる。
[0007]
 以下、本発明の好ましい実施形態の例について、図面を用いて説明する。
 なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
 また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
[0008]
 <<概要>>
 まず、本実施形態に係るシート材容器C(内容物詰めシート材容器CA)の概要について、図1~図3を参照して説明する。
 図1は、第1実施形態に係るシート材容器Cの正面図、図2は側面図である。図3は、内容物96が収容された状態のシート材容器C(内容物詰めシート材容器CA)についての図1のIII-III断面図であり、図3(a)は、収容部10a内に内容物96が満たされた状態を示し、図3(b)は、図3(a)の状態から内容物96が減った状態を示す図である。
[0009]
 本実施形態に係るシート材容器Cは、図3に示すように、内容物96を収容する収容部10aを有して、積層シート120で構成されている。
 積層シート120は、内側シート123と、内側シート123の外側を覆う中間シート122と、中間シート122の外側を覆う外側シート121と、を含んで、収容部10aを挟んだ両側に配設されている。
 内側シート123の周縁の少なくとも一部どうしが接合されることによって、内側シート123は内袋10を形成している。外側シート121と中間シート122とには、互いに部分的に接合された接合部25と、非接合とされた非接合部61、62とがある。この接合部25による接合は、例えば、ヒートシールにより行われている。
 非接合部61、62における外側シート121と中間シート122との間に充填材が封入された充填部41、42が形成されている。外側シート121及び中間シート122のそれぞれの少なくとも一部に、可視光を透過可能な図3に示す透光部34a、34b及び図2に示す透光部34cが設けられている。
 外側シート121に透光部34aが設けられ、中間シート122に透光部34bが設けられており、外側シート121及び中間シート122のそれぞれの透光部34a、34bは、シート材容器Cの外方から見て互いに重なる部分を有している。ここで、「透光部」には、図2に示して後述する開口26のように、空間に部材がないことで透光性を有するものを含む。外側シート121のうち部材がない部分(透光部)と、中間シート122のうち部材がない部分(透光部)とが互いに重なる部分を有することによって開口26が形成される。本実施形態においては、外側シート121のうち部材がない部分と、中間シート122のうち部材がない部分と、をまとめて透光部34cと表現している。
 外側シート121及び中間シート122のそれぞれの透光部34a、34bは、シート材容器Cの外方から見て互いに重なる部分を有していればよく、透光部34a及び透光部34bのすべての領域で互いに重なっている必要はない。
 内側シート123又は内容物96は、透光部34a、34b、34cによりシート材容器Cの外方から視認可能に構成されている。
[0010]
 図3各図に示すように、内容物詰めシート材容器CAは、シート材容器Cと、収容部10aに収容された内容物96と、を備えるものである。
[0011]
 上記の「収容部10aを挟んだ両側」とは、収容部10aの少なくとも一部を挟んだ両側の意味であり、例えば、収容部が断面五角形状である場合には、任意の一面側と、該一面に対向する二面のいずれか又は両方側と、の両側を含む概念である。また、収容部10aを挟む方向は任意であり、シート材容器Cのように表裏方向の他、上下方向、横幅方向、斜め上下方向であってもよい。
 また、内側シート123、中間シート122及び外側シート121の各シートは、更に積層された層から成るものであってもよい。
 内袋10を形成している内側シート123としては、後述する内側シート123は一枚のシートを折り曲げ、その周縁の一部同士を接合するものであるが、複数枚の内側シートを折り曲げず、その周縁の一部同士を接合して内袋10を形成してもよい。
 「充填部41、42」は、非接合部61、62すべてに形成されているものに限定されず、複数ある非接合部の一部に形成されていてもよい。
[0012]
 「充填材」は、流体(気体または液体)、固体(例えば粉粒体、樹脂ペレット等)又は半固体(例えば、発泡材等)とすることができ、空気などの気体であることが好ましい。
 「透光部34a、34b、34c」は、透明又は半透明であることにより透光性を有する材質であるもの(透光部34a、34b)の他、外側シート121及び中間シート122に設けられた開口26(図2及び図3各図)のような空間に部材がないことで透光性を有するもの(透光部34c)も含む概念である。透光部は、中間シート122及び外側シート121の全体に形成されているものであってもよい。
[0013]
 また、本実施形態に係る透光部34a、34b、34cは、各シートにおいて、内側シート123の少なくとも一部に対して、シート材容器Cの外方からの可視光を直線的に透過可能な位置に配設されている。なお、本書における「透光性」とは、厚さや材質に基づく光の透過性を示すものであり、特に可視光(400nm~700nm)を透過可能な機能をいう。「可視光を透過可能」については、シート材容器Cにおける他の部位と比較して、可視光透過率が高く形成されているものでもよい。また、可視光透過率は、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上、また、好ましくは100%以下である。可視光透過率は、JIS K7375:2008に準拠して測定することができる。
 透光部34a、34bがシート材容器Cの外方から見て互いに重なる部分を有していることについて、具体的には、透光部34a、34bは、シート材容器Cの収容部10aを挟んだ両側のうち少なくとも一方側において重なる部分を有している。
[0014]
 具体的には、透光部34a、34bの少なくとも一部の間に透光性を有しない部材(遮光部材)が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、透光部34a、34bとの間に当該部材が設けられていてもよい。このように構成されていることで、可視光は、外側シート121及び中間シート122における透光部34a、34bを介して内側シート123に、遮光部材によって遮断されずに透過可能となる。
 また、本書における「視認可能」とは、明瞭に認識できるものに限定されず、何らかの存在を人が認識できることを意味するものである。
 内容物96は、内側シート123が可視光を透過可能な透光性を有している場合(換言すると、内側シート123が透光部を有している場合)に、内側シート123を介してシート材容器Cの外方から視認可能となる。
[0015]
 軟包装材である積層シートから構成されるシート材容器においては、内容器を構成するシートの変形に追従して、外容器が変形してしまう。
 一方で、本実施形態に係るシート材容器Cは、外容器を構成する外側シート121と中間シート122との間に充填部41、42を備えることで剛性が高められ、一定程度安定的に形状を維持することができる。
 上記構成によれば、内側シート123又は内容物96がシート材容器Cの外方から視認可能に構成されていることで、シート材容器Cの外面のみを加飾する通常のフィルムデコレーションでは表現不可能な立体感をシート材容器Cに付与することができる。
[0016]
 〔第1実施形態〕
 次に、本発明の第1実施形態に係るシート材容器Cの詳細について、図1~図3に加えて、図4及び図5を主に参照して説明する。図4(a)は、シート材容器Cの内袋10を構成する内側シート123の展開状態の平面図、図4(b)は、外側シート121の展開状態の平面図、図4(c)は、中間シート122の展開状態の平面図である。図5は、外側シート121の一部と中間シート122の一部を接合して充填部41、42を形成した状態を示す展開状態の平面図である。
[0017]
 本実施形態に係るシート材容器Cは、図3に示して上記したように、内容物96を収容する収容部10aを有して、積層シート120で構成されている。
 積層シート120は、内側シート123と、内側シート123の外側を覆う中間シート122と、中間シート122の外側を覆う外側シート121と、を含んでいる。
 本実施形態においては、積層シート120が略中央部から折り返されて、その一部の周縁が接合することによってシート材容器Cを形成している。
[0018]
 折り返した片方の端部に天井部22が設けられている。天井部22は、収容部10a内の内容物96を外部に排出可能な開口部14を有している。また、天井部22には、収容部10a内の内容物96を外部に吐出させるためのスパウト30が取り付けられている。スパウト30は、内側シート123の開口部14及び中間シート122の開口部24a、外側シート121の開口部24を挿通して設けられる。
[0019]
 シート材容器Cにおいては、図2に側面図を示すように、接合された外側シート121及び中間シート122における折り返されて対向する周縁部が、上下方向の中央部分で接合されずに離間していることで、周縁部間の隙間である開口26が形成されている。この開口26が上記の透光部34cとして、シート材容器Cの外方から視認可能となるように内部の内側シート123(加飾部36a)を露出させている。
 なお、本明細書において上下関係の説明は、特に断りのない場合は、シート材容器Cを図1のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。すなわち、シート材容器Cが水平な載置面に載置された状態の底部が下方であり、その反対側が上方となる。
[0020]
 シート材容器Cは、外側シート121と中間シート122との間の非接合部61、62に充填材が充填されることによって、厚み方向に膨らんでいる充填部41、42を含む。充填部41、42は、中間シート122の縁部分に沿って上下方向に延在している。
[0021]
 図3各図に示すように、内側シート123の一部は、中間シート122から離間可能であり、内袋10の容積は、内容物96の収容量に応じて増減可能である。本実施形態に係る内側シート123は、中間シート122の天井部22の一部以外から離間可能に構成されている。
[0022]
 このように、内側シート123の一部が中間シート122から離間可能に構成されていることで、内袋10内の内容物96を容易に排出することができ、内袋10内における内容物96の残留を抑制できる。また、使用者は、シート材容器Cの外方から透光部34a、34b、34cを介して内袋10の膨らみ具合を視認可能となる。このため、使用者は、内袋10の膨らみ具合から内容物96の収容量を確認することが可能となる。
[0023]
 さらには、内袋10の内容積の減少に応じて、内側シート123に皺が生じるようにして内側シート123が弛み、内側シート123と中間シート122との間に空間が生じることになる。このため、内側シート123によって構成される内袋10が複雑な立体的な形状となって、シート材容器Cの外観に現れることとなり、特徴的な美観がシート材容器Cに付与されることになる。
[0024]
 図4(a)に示すように、内側シート123に加飾が施された加飾部36aが設けられている。内側シート123の加飾部36aは、シート材容器Cの外方から見て、外側シート121及び中間シート122のそれぞれの透光部34a、34b、34cに重なる位置にあり、透光部34a、34b、34cによりシート材容器Cの外方から可視光が透過する位置にある。
 具体的には、加飾部36aと透光部34bとの間、及び透光部34aと透光部34bとの間に透光性を有しない部材が設けられていない。また、加飾部36aと透光部34cとの間、並びに外側シート121及び中間シート122のうち透光部34cを構成する部位どうしの間に透光性を有しない部材が設けられていない。
 一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、内側シート123と中間シート122との間、又は中間シート122と外側シート121との間における、加飾部36aと透光部34a、34b又は透光部34cを構成する部位との間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、可視光は、外側シート121及び中間シート122における透光部34a、34b、34cを介して、内側シート123の加飾部36aに透過可能となる。
[0025]
 本実施形態に係るシート材容器Cにおいては、内側シート123全体が有彩色を有している。つまり、有彩色によって加飾された加飾部36aは、内側シート123の全体に形成されている。
 本発明はこのような構成に限定されず、内側シート123の外表面のみに有彩色が施されていてもよく、一部にのみに有彩色、無彩色又は模様が施されていてもよく、また透光性の有無を問わないものである。
 本書における「加飾部」は、模様、色彩、文字や記号を含み、オフセット、グラビア、フレキソ、スクリーンの任意の印刷によって形成されるものの他、既に印刷されたシュリンクフィルムを貼り付けるようにして形成されるものも含む概念である。
[0026]
 本実施形態に係る外側シート121及び中間シート122においては、これらの全体が透光性を有するものである。つまり、透光部34aは、外側シート121の全体に、透光部34bは、中間シート122の全体に形成されている。このように、外側シート121及び中間シート122の全体に透光部34a、34bが形成されていることで、内容積に応じて形状が変化する内袋10(内側シート123)の露出範囲を広くして、美観を高めることができる。
[0027]
 なお、本発明はこのような構成に限定されず、外側シート121及び中間シート122の一部のみが透光部34a、34bを備えるものであってもよく、透光部34a、34bの一部分のみがシート材容器Cの外方から見て互いに重なっていてもよい。また、開口26である透光部34cのみを備えるものであってもよい。そして、透光部34a、34b、34cは、加飾部36aをシート材容器Cの外方から視認可能な位置に、外側シート121及び中間シート122のそれぞれの少なくとも一部に形成されていればよい。
[0028]
 このような構成によれば、使用者は透光部34a、34b、34cを介して内側シート123に設けられた加飾部36aを視認することができることになり、シート材容器Cに美観を付与することができる。
[0029]
 〔第2実施形態〕
 次に、第2施形態に係るシート材容器C1(内容物詰めシート材容器CA1)について、図6~図9を参照して説明する。
 図6は、第2実施形態に係るシート材容器C1(内容物詰めシート材容器CA1)を示す上側斜視図、図7は、内容物詰めシート材容器CA1の断面図であり、図6のVII-VII断面を示す図である。図8(a)は、シート材容器C1の内袋10Sを構成する内側シート123Sの展開状態の平面図、図8(b)は、外側シート121Sの展開状態の平面図(外面側)を示す図、図8(c)は、中間シート122Sの展開状態の平面図(外面側)を示す図である。図9は、外側シート121Sの一部と中間シート122Sの一部を接合して充填部41S、42S、44Sを形成した状態を示す展開状態の平面図(内面側)を示す図である。
[0030]
 なお、図6において、説明の便宜上、線種を区別して加飾部を示している。具体的には、後述する外側シート121Sの外側加飾部36e、36f、36gを太線で示している。また、中間シート122Sの中間加飾部36b、36c、36dのうち、外側シート121Sと密着している部分を細線で示し、充填部41S、42S、44Sを形成している部分で外面よりも内側に位置する中間加飾部36b、36c、36dを破線で示している。
[0031]
 第2実施形態に係るシート材容器C3は、充填部41S、42S、44Sを有して、立体的な花束状の加飾が施された容器である。
 本実施形態に係るシート材容器C3は、図6~図9に示すように、内側シート123Sと、内側シート123Sの外側を覆う中間シート122Sと、中間シート122Sの外側を覆う外側シート121Sと、を含む積層シート120Sで構成されている。
 外側シート121Sと中間シート122Sとの間には、充填材が封入された充填部41S、42S、44Sが一部に形成されている。
[0032]
 第2実施形態に係るシート材容器C1において、透光部34d、34e、34fは、外側シート121Sにおける充填部41S、42S、44Sを形成している非接合部61S、62S、64Sに設けられている。また、第2実施形態に係るシート材容器C1は、外側シート121Sに加飾が施された外側加飾部36e、36f、36gが設けられている。外側加飾部36e、36f、36gは、少なくとも非接合部61S、62S、64Sに形成されている。
 そして、中間シート122Sの少なくとも一部に、加飾が施された中間加飾部36b、36c、36dが設けられている。
 中間加飾部36b、36c、36dは、シート材容器C1の外方から見て外側シート121Sに設けられた透光部34d、34e、34fに重なる位置に形成されており、透光部34d、34e、34fによりシート材容器C1の外方から可視光が透過する位置にある。
 上記構成に係るシート材容器C1においては、充填部41S、42S、44Sが設けられている部分に透光部34d、34e、34fがあり、中間シート122Sに設けられた中間加飾部36b、36c、36dが透光部34d、34e、34fに重なる位置にある。
[0033]
 具体的には、中間シート122Sにおける中間加飾部36b、36c、36dが設けられている部位と、外側シート121Sにおける透光部34d、34e、34fが設けられている部位との間に、透光性を有しない部材が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、中間シート122Sと外側シート121Sとの間における、中間加飾部36b、36c、36dと透光部34d、34e、34fとの間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、可視光は、外側シート121の透光部34d、34e、34fを介して、中間シート122Sの中間加飾部36b、36c、36dに透過可能となる。なお、本書における「可視光が透過する」とは、物理現象として可視光が通ることを意味し、人の視覚によっては認識できないものを含む。
[0034]
 このような構成によれば、充填部41S、42S、44Sの外表面を形成する外側シート121Sと、中間加飾部36b、36c、36dとの間に充填された充填材(空気等)分の隙間が生じることになる。したがって、透光性を有する外側シート121Sに設けられた外側加飾部36e、36f、36gとともに、中間シート122Sに設けられた中間加飾部36b、36c、36dによって立体的な装飾表現が可能となる。
[0035]
 透光部34e、34gは、外側シート121S及び中間シート122Sのそれぞれにおける充填部41S、42S、44Sを形成している非接合部61S、62S、64Sに設けられている。内側シート123S(内袋10S)の少なくとも一部に加飾が施された加飾部36hが設けられている。
 本実施形態に係るシート材容器C1においては、内側シート123S全体が有彩色を有している。つまり、有彩色によって加飾された加飾部36hは、内側シート123Sの全体に形成されている。外側シート121S及び中間シート122Sのそれぞれの透光部34e、34gは、シート材容器C1の外方から見て互いに重なる部分を有している。加飾部36hは、シート材容器C1の外方から見て外側シート121Sにおける透光部34e、中間シート122Sにおける透光部34gに重なる位置に形成されており、透光部34e、34gによりシート材容器C1の外方から可視光が透過する位置に設けられている。
[0036]
 内側シート123Sにおける加飾部36hが設けられている部位と、中間シート122Sにおける透光部34gが設けられている部位との間、及び透光部34gと透光部34eとの間に透光性を有しない部材が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、内側シート123Sと中間シート122Sとの間、又は中間シート122Sと外側シート121Sとの間における、加飾部36hと透光部34gとの間、及び透光部34gと透光部34eとの間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、可視光は、外側シート121の透光部34e及び中間シート122Sの透光部34gを介して、内側シート123Sの加飾部36hに透過可能となる。
 本発明はこのような構成に限定されず、内側シート123Sの外表面のみに有彩色が施されていてもよく、一部にのみに有彩色、無彩色又は模様が施されていてもよく、また透光性の有無を問わない。
[0037]
 本実施形態に係る外側シート121Sのうち充填部41S、42S、44Sを形成している非接合部61S、62S、64Sに、加飾が施された外側加飾部36e、36f、36gが設けられている。
 したがって、充填部41S、44Sに充填材が充填されて、厚み方向に膨らむことで、外側シート121Sの表面に凹凸形状を備えさせ、外側加飾部36e、36f、36gが凹凸形状の部位を含むようにすれば、外側加飾部36e、36f、36gをより立体的に表現でき、加飾効果を高めることが可能である。
 さらに、外側加飾部36e、36f、36gと、中間シート122Sに設けられた中間加飾部36b、36c、36dとが組み合わさることによって、異なる加飾面で立体的な加飾効果を奏することが可能である。
[0038]
 外側加飾部36e、36f、36gは、中間シート122Sに設けられた中間加飾部36b、36c、36dに対してずれて配置されていてもよく、外側加飾部36e、36f、36gが透光性を有するのであれば重なって配置されていてもよい。また、外側加飾部36e、36f、36gが透光性を有さずに、ある方向において中間加飾部36b、36c、36dに完全に重なっていてもよい。この場合であっても、外側シート121Sにおいて外側加飾部36e、36f、36gではない部分に設けられた透光部34d、34e、34fから中間シート122Sに設けられた中間加飾部36b、36c、36dを他の方向から視認可能であればよい。
[0039]
 特に、シート材容器C1における異なる奥行位置において、加飾表現をすることができるため装飾のバリエーションを増やすことができる。例えば、内側シート123Sの加飾部36hにおいて水中の環境を表わす加飾部、中間シート122Sにおいて地上の環境を表わす中間加飾部、外側シート121Sにおいて空中の環境を表わす外側加飾部を設けるようにしてもよい。
 つまり、加飾部36h、中間加飾部36b、36c、36d及び外側加飾部36e、36f、36gが、内側シート123Sと中間シート122Sと外側シート121Sとの位置関係に応じた異なる加飾表現としてもよい。このようにすることで、空間として立体的で統一感のある加飾効果をシート材容器C1に付与することが可能である。
[0040]
 〔第3実施形態〕
 次に、第3施形態に係るシート材容器C2(内容物詰めシート材容器CA2)について、図10~図12を参照して説明する。
 図10は、第3実施形態に係るシート材容器C2(内容物詰めシート材容器CA2)を示す正面図、図11は側面図である。図12は、内容物詰めシート材容器CA2の断面図であり、図10のXII-XII断面を示す図である。
[0041]
 本実施形態に係るシート材容器C2は、花瓶のように加飾された内袋10Tがシート材容器C2の外方から視認可能に構成されている容器である。
 本実施形態に係るシート材容器C2は、図12に示すように、内容物96を収容する内袋10T(収容部10Ta)を有して、積層シート120Tで構成され、内袋10Tに接続されて、内容物96を外部に吐出可能な図10に示す取出部(ポンプ付きキャップ90)を備えている。
 積層シート120Tは、内側シート123Tと、内側シート123Tの外側を覆う中間シート122Tと、中間シート122Tの外側を覆う外側シート121Tと、を含んでいる。外側シート121Tと中間シート122Tとの間には、充填材が封入された充填部41T、42Tが一部に形成されている。
[0042]
 本実施形態においては、積層シート120Tが略中央部から折り返されて、その一部の周縁が接合することによってシート材容器C2を形成している。つまり、中間シート122Tと外側シート121Tは、取出部(ポンプ付きキャップ90)と、シート材容器C2の底部23Tとに亘って設けられている。
 本実施形態における外側シート121T及び中間シート122Tは全体として透光性を有するものであるが、図12に示すように、充填部41T、42T部分を透光部34h、背面及び正面部分を透光部34iとして特に説明する。
[0043]
 本実施形態に係るシート材容器C2の充填部41T、42Tは、シート材容器C2における横幅方向の両側部分にそれぞれ配設されており、内側シート123Tの少なくとも一部に加飾が施された加飾部36i、36jが設けられている。加飾部36i、36jは、内側シート123Tのうち横幅方向における両側部分の間において、三次元的な形状で形成されている。
 「三次元的な形状」とは、二次元的な形状である平面状に形成されたものを除くものであり、多面形状やXYZ方向にそれぞれ延在する曲面形状を含む形状を意味するものである。加飾部36i、36jの「三次元的な形状」としては、平面視において、シート材容器C2の外形の縦横比と異なる縦横比で形成されているとより好ましい。
[0044]
 充填部41T、42Tは、充填材として液体、気体が充填された場合には、充填された部材からの内圧によって、外面が曲面状になりやすい。このため、充填部41T、42Tをシート材容器C2の両側部分に配設した場合には、シート材容器C2の外形が丸みを帯びることになる。
 そこで、充填部41T、42Tを含む外側シート121T及び中間シート122Tを、透光性を有するものとし、内側シート123Tの加飾部36i、36jを三次元的な形状(本実施形態においては、角ばった花瓶状)として視認可能にする。すなわち、外側シート121T及び中間シート122Tにそれぞれ形成された透光部34h、34iが、シート材容器C2の外方から見て互いに重なっており、透光部34h、34iにより、内側シート123Tの加飾部36i、36jを視認可能にする。このような構成により、外側シート121Tのみによる外観では表現できない特殊な美観をシート材容器C2に付与することができる。
[0045]
 このように、例えば花瓶状等の特殊な物品の形状に見せるように、内袋10Tをデザインし、かつそのデザインを目立たせる構成であると好適である。例えば、外側シート121T及び中間シート122Tのうち、少なくとも充填部41T、42Tを形成する部位を透明に設計すれば、高い意匠性をシート材容器C2に付与することができる。
[0046]
 なお、本実施形態において、充填部41T、42Tは、シート材容器C2の横幅方向の両側部分に設けられているものとして説明したが、このような構成によれば、シート材容器C2の形状の安定性が高い点で好ましいが、本発明はこのような構成に限定されない。
 例えば、上下方向、奥行方向の両側であってもよく、その方向は任意である。つまり、本発明に係る「両側」とは、任意の方向の両側を意味する。さらには、例えばピロー型の容器のように、充填部41T、42Tが任意の方向における両側の少なくとも一方に設けられているものであってもよい。
[0047]
 また、充填部41T、42Tは、図10に示すように、取出部(ポンプ付きキャップ90)と底部23Tとを結ぶ方向に直交する方向の両側部分において底部23Tから起立して設けられている。
 「取出部」としては、ポンプ付きキャップ90の他、スパウトのみであってもよい。
 「取出部と底部とを結ぶ方向」は、本実施形態においては上下方向を示すものであるが、取出部に相当するスパウトやポンプ付きキャップ90と底部23Tとを結ぶ一直線的な方向に限定されるものではなく、ある程度幅を持った方向を規定するものである。例えば、上側の側面にスパウトやポンプ付きキャップ90が取り付けられているケースであっても、上側と底部側とを結ぶ方向を指すものである。
 また、充填部41T、42Tは、取出部(ポンプ付きキャップ90)と底部23Tとを結ぶ方向に直交する方向の両側部分において任意の位置に設けられていてもよいが、特に、両側部分のうち最も外縁の近傍、より好ましくは最も外縁に設けられていると好ましい。このような構成によれば、シート材容器C2の姿勢の安定性が高められることになる。
[0048]
 内側シート123Tは、図12に示すように、シート材容器C2の両側部分にあり収容部10Taと充填部41T、42Tとの間において充填部41T、42Tに対向する対向面(奥行面10Tb)と、シート材容器C2の両側部分にある対向面(奥行面10Tb)の間にあり対向面(奥行面10Tb)に交差する交差面(正面10Tc及び背面10Td)と、を有する。
 本実施形態に係る加飾部36i、36jは、奥行面10Tbに設けられた加飾部36iと、交差面(正面10Tc及び背面10Td)に設けられた加飾部36jとを含んで構成されており、対向面(奥行面10Tb)と交差面とに連続して設けられている。加飾部36iは、少なくとも対向面(奥行面10Tb)に設けられているとよい。
[0049]
 上記構成によれば、充填部41T、42Tによって、丸みを帯びた外観形状となっても、充填部41T、42Tが透光部34hを有することで、充填部41T、42の外観とは異なる、加飾部36iの奥行きのある外観が透光部34hを介して視認可能となる。
 特に、奥行面10Tbに設けられた加飾部36iと、背面10Tdに設けられた加飾部36jよりも、シート材容器C2の横幅方向外側に、透光部34hを有する丸みを帯びた充填部41T、42Tが設けられている。このため、丸みを帯びた充填部41T、42Tの外観と異なる、シート材容器C2の内部にある内袋10Tが多面形状で角張ったような加飾部36i、36jの外観が、透光部34hを介して視認可能となり、意匠性が向上する。さらに、加飾部36iと加飾部36jは、シート材容器C2における正面側及び背面側のそれぞれにおいて、連続して設けられている。このような構成により、加飾部36i、36jによって、花瓶のような一物品であるかのように外観として表現されている。
[0050]
 内側シート123Tは、収容部10Taを挟んだ両側に配設された中間シート122Tどうしに両側部分を挟持されている。内側シート123Tは、両側部分にある被挟持部(側端末10Te)と、中間シート122Tどうしに挟持されていない中央部分にある中央部(奥行面10Tb、正面10Tc、背面10Td)と、を有する。加飾部36i、36jは、中央部(奥行面10Tb、正面10Tc、背面10Td)に設けられている。被挟持部(側端末10Te)においては、内側シート123Tが中間シート122Tに接合されていても、接合されていなくても構わない。
[0051]
 例えば、本実施形態に係る内側シート123Tの側端末10Teには、加飾部が設けられておらず、奥行面10Tb、正面10Tc、背面10Tdに加飾部36i、36jが設けられている。すなわち、内側シート123Tのうち、収容部10Taを構成する部分にのみ加飾部36i、36jが設けられ、収容部10Taから両側に延出した内側シート123Tの側端末10Teには、加飾部が設けられていない。このような構成によれば、奥行方向の両側において延在する奥行面10Tbどうしが、あたかも奥行方向に連続した形状であるかのように見せることができる。
 しかしながら、本発明はこのような構成に限定されず、加飾部36i、36jが少なくとも中央部(奥行面10Tb、正面10Tc、背面10Td)に設けられて、奥行方向に連続した形状であるような視覚効果を奏すればよい。例えば、被挟持部(側端末10Te)に加飾部が設けられていてもよい。このとき、加飾部36iは、被挟持部に設けられた加飾部とは分離した異なる加飾であると、シート材容器C2における正面側と背面側とにおいて、あたかも連続して形成しているように表現できるため好適である。
[0052]
 〔第4実施形態〕
 次に、第4施形態に係るシート材容器C3について、図13~図15を参照して説明する。
 図13は、第4実施形態に係るシート材容器C3を示す正面図である。図14(a)は、シート材容器C3の内袋10Uを構成する内側シート123Uの展開状態の平面図、図14(b)は、外側シート121Uの展開状態の平面図(外面側)を示す図、図14(c)は、中間シート122Uの展開状態の平面図(外面側)を示す図である。図15は、外側シート121Uの一部と中間シート122Uの一部を接合して充填部41U、42Uを形成した状態を示す展開状態の平面図(内面側)を示す図である。
[0053]
 シート材容器C3は、外側シート121U、中間シート122U、内側シート123Uに設けられた加飾部(外側加飾部36k、中間加飾部36m及び加飾部36n)が組み合わせられることによって美的効果を生じさせる容器である。
 本実施形態に係るシート材容器C3は、図13~図15に示すように、内側シート123Uと、内側シート123Uの外側を覆う中間シート122Uと、中間シート122Uの外側を覆う外側シート121Uと、を含む積層シート120Uで構成されている。
 外側シート121Uと中間シート122Uとの間には、充填材が封入された充填部41U、42Uが一部に形成されている。
[0054]
 図13及び図14(a)、(b)に示すように、本実施形態に係るシート材容器C3においては、内側シート123Uに加飾が施された加飾部36nが設けられている。また、外側シート121Uに加飾が施された外側加飾部36kが設けられている。
 内側シート123Uの加飾部36nは、シート材容器C3の外方から見て、中間シート122U及び外側シート121Uのそれぞれの透光部34j、34kに重なる位置にあり、透光部34j、34kによりシート材容器C3の外方から可視光が透過する位置にある。
 加飾部36nと、透光部34jとの間、及び、透光部34jと透光部34kの間に透光性を有しない部材が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、内側シート123Uと中間シート122Uとの間、又は中間シート122Uと外側シート121Uとの間における、加飾部36nと透光部34j、34kとの間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、可視光は、中間シート122U及び外側シート121Uにおける透光部34j、34kを介して、内側シート123Uの加飾部36nに透過可能となる。
[0055]
 本実施形態に係るシート材容器C3においては、内側シート123U(内袋10U)全体が有彩色を有している。つまり、有彩色によって加飾された加飾部36nは、内側シート123Uの全体に形成されている。本発明はこのような構成に限定されず、内側シート123Uの外表面のみに有彩色が施されていてもよく、一部にのみに有彩色、無彩色又は模様が施されていてもよく、また透光性の有無を問わないものである。
[0056]
 上記構成によれば、内側シート123Uに設けられた加飾部36nに対して透光部34k、34jによって可視光を透過可能とすることで、外側シート121Uに設けられた外側加飾部36kによる加飾効果に加えて、加飾部36nによる追加的な加飾効果をシート材容器Cに付与することが可能となる。
[0057]
 プラスチック容器と、プラスチック容器の内側に配設される剥離フィルムと、から構成される不図示の一般的なデラミボトルでは、プラスチック容器と剥離フィルムとが、一つのパリソンから成形される。そして、剥離フィルムとプラスチック容器の内面とによって閉空間が形成されるため、剥離フィルムのプラスチック容器の対向面側に装飾を加えることは困難である。
 一方で、本実施形態に係るシート材容器C3は、積層シート120Uによって構成されており、内側シート123U、中間シート122U及び内側シート123Uを個別に形成して一部を接合することによって積層シート120Uを形成できる。このため、積層シート120Uを形成する前段階において、内側シート123Uに加飾部36nを設けることが可能となる。
[0058]
 また、本実施形態においては、内側シート123Uに加飾が施された加飾部36n、及び中間シート122Uに加飾が施された中間加飾部36mが設けられている。加飾部36nは、シート材容器C3の外方から見て、中間シート122U及び外側シート121Uのそれぞれの透光部34j、34kに重なる位置にあり、中間加飾部36mは、シート材容器C3の外方から見て、外側シート121Uの透光部34kに重なる位置にある。
 先に説明したように、加飾部36n及び中間加飾部36mは、透光部34k、34jにより、シート材容器C3の外方から可視光が透過する位置にある。
 中間加飾部36mと、透光部34kの少なくとも一部との間に透光性を有しない部材が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、中間シート122Uと外側シート121Uとの間における、中間加飾部36mと透光部34kとの間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、可視光は、外側シート121Uにおける透光部34kを介して、中間シート122Uの中間加飾部36mに透過可能となる。
[0059]
 上記構成によれば、内側シート123Uに設けられた加飾部36nに対して透光部34k、34jによって可視光を透過可能とすること、及び中間シート122Uに設けられた中間加飾部36mに対して透光部34kによって可視光を透過可能とすることで、外側シート121Uに設けられた外側加飾部36kによる加飾効果に加えて、中間加飾部36m及び加飾部36nによる追加的な加飾効果をシート材容器C3に付与することが可能となる。
[0060]
 また、本実施形態に係る中間シート122Uに加飾が施された中間加飾部36mが設けられ、外側シート121Uに加飾が施された外側加飾部36kが設けられ、外側シート121Uに透光部34kが設けられている。中間加飾部36mは、シート材容器C3の外方から見て、外側シート121Uの透光部34kに重なる位置にあり、透光部34kによりシート材容器C3の外方から可視光が透過する位置にある。
[0061]
 上記構成によれば、中間シート122Uに設けられた中間加飾部36mに対して透光部34kによって可視光を透過可能とすることで、外側シート121Uに設けられた外側加飾部36kによる加飾効果に加えて、中間加飾部36mによる追加的な加飾効果をシート材容器C3に付与することが可能となる。
[0062]
 また、本実施形態に係るシート材容器C3は、内側シート123Uに加飾が施された加飾部36n、中間シート122Uに加飾が施された中間加飾部36m、及び外側シート121Uに加飾が施された外側加飾部36kが設けられている。
 加飾部36nは、シート材容器C3の外方から見て、中間シート122U及び外側シート121Uのそれぞれの透光部34j、34kに重なる位置にある。
 中間加飾部36mは、シート材容器C3の外方から見て、外側シート121Uの透光部34kに重なる位置にある。
 加飾部36n、中間加飾部36m及び外側加飾部36kのそれぞれは、透光部34k、34jを介して、若しくは透光部34jを介して、シート材容器C3の外方から可視光が透過する位置、又は直接可視光に当たる位置にある。
 上記構成によれば、加飾部36nに対して透光部34k、34jによって可視光を透過可能とし、中間加飾部36mに対して透光部34kによって可視光を透過可能とすることで、外側加飾部36kによる加飾効果に加えて、中間加飾部36m、加飾部36nによる追加的な加飾効果をシート材容器C3に付与することが可能となる。
[0063]
 中間加飾部36m及び外側加飾部36kの少なくとも一部は、透光性を有し、シート材容器C3の外方から見て、内側シート123Uに設けられた加飾部36nの少なくとも一部に重ねられている。加飾部36n、中間加飾部36m及び外側加飾部36kのそれぞれは、重なった状態でシート材容器C3の外方から可視光が透過する位置にある。
 上記構成によれば、加飾部36n、中間加飾部36m及び外側加飾部36kのいずれか複数が重なった状態で、シート材容器C3の外方から視認可能となるため、高い意匠効果を付与することができる。
[0064]
 〔第5実施形態〕
 次に、第5施形態に係るシート材容器C4(内容物詰めシート材容器CA4)について、図16~図19を参照して説明する。
 図16は、第5実施形態に係る内容物詰めシート材容器CA4(シート材容器C4)を示す正面図、図17は、内容物詰めシート材容器CA4の断面図であり、図16のXVII-XVII断面を示す図である。図18は、加飾部36pが露出した状態のシート材容器C4を示す正面図、図19は、逆止弁付きのポンプ付きキャップ90を示す模式的な部分断面図である。
[0065]
 シート材容器C4(内容物詰めシート材容器CA4)は、収容部10a内の内容物96が少なくなったときに、加飾部36pをシート材容器C4の外方に露出させる機能を有する容器である。
 本実施形態に係るシート材容器C4は、図16~図19に示すように、内側シート123Vと、内側シート123Vの外側を覆う中間シート122Vと、中間シート122Vの外側を覆う外側シート121Vと、を含む積層シート120Vで構成されている。外側シート121Vと中間シート122Vとの間には、充填材が封入された充填部41、42が一部に形成されている。さらに、シート材容器C4は、内容物96を収容部10aから外部に吐出可能とするポンプ付きキャップ90を備える。
[0066]
 内容物詰めシート材容器CA4(シート材容器C4)は、内側シート123V、中間シート122V又は外側シート121Vの少なくともいずれかに加飾が施された加飾部36pが設けられている(本実施形態においては、内側シート123Vに加飾部36pが設けられている例を示す)。また、これらのシートの複数に加飾部36pが設けられていてもよい。
 具体的には、加飾部36pは、シート材容器C4において収容部10aを挟んだ両側のうち少なくとも一方側(本実施形態においては、背面側)に設けられている。
 内側シート123Vの周縁の少なくとも一部どうしが接合されることによって、内側シート123Vは内袋10Vを形成している。そして、本実施形態に係る加飾部36pは、内袋10Vの背面側の内面に設けられている。
[0067]
 内側シート123Vは透光部34p、中間シート122Vは透光部34n、及び外側シート121Vは透光部34mを有する。
 具体的には、透光部34m、34n、34pは、外側シート121V、中間シート122V及び内側シート123Vのすべてにおいて、シート材容器C4における一方側の逆側(本実施形態においては、正面側)から加飾部36pに重なる部位に設けられている。
 透光部34m、34n、34pのそれぞれの間に、内容物96は別として、透光性を有しない部材が設けられていない。一方で、透光性を有する部位を少なくとも備える部材であれば、内側シート123Vと中間シート122Vとの間、又は中間シート122Vと外側シート121Vとの間における、加飾部36pと透光部34m、34n、34pとの間に当該部材が設けられていてもよい。
 このように構成されていることで、内容物96が収容されていない場合、及び透光性を有する内容物96が収容されている場合、内容物詰めシート材容器CA4の正面側から透光部34m、34n、34pを介して、加飾部36pに可視光が透過可能となる。
[0068]
 上記構成によれば、透光性を有さない、又は加飾部36pと同色又は同系色の内容物96が収容部10a内に収容されているときは、図16に示すように、加飾部36pを内容物詰めシート材容器CA4の外部に露出させないようにできる。一方で、収容部10a内から内容物96から減って、収容部10a(内袋10V)が奥行方向で収縮したときや、図18に示すように内容物96が収容部10aからなくなったときに、加飾部36pを露出させることが可能となる。つまり、使用者は、加飾部36pを視認することで、内容物96の減り具合を確認することができる。
[0069]
 また、本実施形態においては、加飾部36pがシート材容器C4の背面側(一方側)にのみ設けられる構成について説明したが、シート材容器C4の正面側(逆側)にも加飾部が設けられていてもよい。つまり、加飾部は、シート材容器C4において収容部10aを挟んだ両側に設けられていてもよい。
 このような構成によれば、収容部10a内から内容物96から減って、収容部10a(内袋10V)が奥行方向で収縮したときや、液面が下がったときに、背面側の加飾部36pを露出させて、正面側の加飾部と重ね合わせて、追加的な加飾効果をシート材容器C4に付与することが可能となる。
[0070]
 本実施形態に係る内側シート123Vの一部は、中間シート122Vから離間可能であり、内袋10Vの容積は、内容物96の収容量に応じて増減可能である。内袋10Vには、逆止弁80が取り付けられている。この逆止弁80は、内袋10Vから内容物96を吐出することを可能としつつ、内袋10V内に空気が逆流することを防ぐ向きで取り付けられている。
[0071]
 本実施形態においては、逆止弁80は、図19に示すように、押下部93と送液チューブ95とを有するポンプ付きキャップ90に設けられている。そして、ポンプ付きキャップ90のキャップ部91がスパウト30に取り付けられ、内袋10Vにポンプ付きキャップ90が取り付けられることによって、逆止弁80が間接的に内袋10Vに取り付けられている。
 具体的には、本実施形態に係る逆止弁80は、シリンダ部80aと、シリンダ部80a内を往復動可能なピストン部80bと、ピストン部80bを突出位置に押し戻すスプリング80cと、下部に設けられた球体状の吸入弁80dと、上部に設けられた球体状の吐出弁80eと、から構成されている。
[0072]
 使用者が、押下部93を下方に押し込むと、押下部93に接続されたピストン部80bが、スプリング80cの付勢に反して下方に移動する。このとき、ピストン部80b下方の空間内の圧力が高まり、吐出弁80eがピストン部80bから上方に瞬時的に浮かぶことになる。
 使用者が、押下部93の押し込みを解除すると、シリンダ部80aの付勢によってピストン部80bが上方に移動する。このとき、ピストン部80b下方の空間の圧力が低下することで、吸入弁80dが上方に瞬時的に浮かぶ。
 吸入弁80dが浮かぶことで連通した隙間から、圧力が低下したシリンダ部80a内に送液チューブ95を介して内容物96が吸い上がることになる。そして、吸入弁80dは、自重によって下方に移動することで、下方に空気が移動して内袋10V内に入り込むことを抑制する。
 さらに使用者が、押下部93を下方に押し込んで、ピストン部80b下方の空間内の圧力が高まると、吐出弁80eがピストン部80bから上方に浮かぶことで連通した隙間から、ノズル部94に内容物96が供給され、内容物96はノズル部94から吐出されることになる。
[0073]
 このように、内袋10Vに逆止弁80が取り付けられていると、内容物96の量に応じて内袋10Vの内容積が増減する。この場合に、仮に外側シート121V又は中間シート122Vが透光性を有しなければ、内袋10V内の内容物96の内容量を確認することが困難である。
 一方で、本実施形態に係るシート材容器C4においては、内側シート123V、中間シート122V及び外側シート121Vのすべてにおいて、シート材容器C4における正面側に透光部34m、34n、34pが設けられている。このため、使用者は、透光部34m、34n、34pを介して、内容物96の内容量によって変化する内袋10Vの外形を確認して内容物96の内容量を確認することが可能となる。
 さらに、本実施形態に係るシート材容器C4においては、上記のように、収容部10a内から内容物96から減ったときに、加飾部36pを露出させることが可能となる。つまり、使用者は、加飾部36pを視認することで、内容物96の減り具合を確認することができる。
[0074]
 本発明に係る「逆止弁」は、空気の内袋10Vへの流入を防止できれば、上記構成に係る逆止弁80に限定されない。例えば、内袋10Vに直接取り付けられるようなダックビル弁その他の構造の逆止弁を適用することができ、スパウト30に設けるようにしても良い。
[0075]
 また、上記の実施形態に係るシート材容器を構成する外側シート121、121S、121T、121U、121V、中間シート122、122S、122T、122U、122V及び内側シート123、123S、123T、123U、123Vの各シートとしては、合成樹脂フィルムを用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。尤も、内容物を収容する容器としての機能を有するものであれば、これに限定されない。
 また、上記の実施形態に係る外側シート121、121S、121T、121U、121V、中間シート122、122S、122T、122U、122V及び内側シート123、123S、123T、123U、123Vの各シートは、更に積層された層から成るものであってもよい。例えば、これらの層としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)若しくは延伸ナイロン(ONy)の層、シリカ及びアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層、延伸ナイロンの層、若しくは直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、又はこれらの組み合わせが想定される。
 そして、各シートに設けられる加飾部は、積層された層の一部の層にのみに設けられていてもよい。また、シート材容器は、上記の各シート以外に他のシートを追加的に備えていてもよい。
[0076]
 上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>内容物を収容する収容部を有して、積層シートで構成されたシート材容器であって、
 前記積層シートは、
 内側シートと、
 該内側シートの外側を覆う中間シートと、
 該中間シートの外側を覆う外側シートと、を含んで、前記収容部を挟んだ両側に配設されており、
 前記内側シートの周縁の少なくとも一部どうしが接合されることによって、前記内側シートは内袋を形成しており、
 前記外側シートと前記中間シートとには、互いに部分的に接合された接合部と、非接合とされた非接合部とがあり、
 該非接合部における前記外側シートと前記中間シートとの間に充填材が封入された充填部が形成されており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの少なくとも一部に、可視光を透過可能な透光部が設けられており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの前記透光部は、前記シート材容器の外方から見て互いに重なる部分を有しており、
 前記内側シート又は前記内容物は、前記透光部により前記シート材容器の外方から視認可能に構成されていることを特徴とするシート材容器。
<2>前記内側シートの一部は、前記中間シートから離間可能である<1>に記載のシート材容器。
<3>前記内側シートの一部は、前記中間シートから離間可能であり、
 前記内袋の容積は、前記内容物の収容量に応じて増減可能である<1>に記載のシート材容器。
<4>前記透光部は、前記外側シート及び前記中間シートに設けられた開口である<1>から<3>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<5>前記開口は、前記外側シート及び前記中間シートにおける折り返されて対向する周縁部間の隙間である<4>に記載のシート材容器。
<6>前記外側シート及び前記中間シートの双方の前記透光部は、前記内側シートの少なくとも一部に対して、前記シート材容器の外方からの可視光を直線的に透過可能な位置に配設されている<1>から<5>いずれか一項に記載のシート材容器。
<7>前記透光部は、前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれにおける前記充填部を形成している前記非接合部に設けられており、
 前記内側シートの少なくとも一部に加飾が施された加飾部が設けられており、
 該加飾部は、
 前記シート材容器の外方から見て前記透光部に重なる位置に形成されており、
 前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<3>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<8>前記透光部は、前記外側シートにおける前記充填部を形成している前記非接合部に設けられており、
 前記中間シートの少なくとも一部に加飾が施された中間加飾部が設けられており、
 該中間加飾部は、
 前記シート材容器の外方から見て前記外側シートに設けられた前記透光部に重なる位置に形成されており、
 前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<3>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<9>前記外側シートのうち前記充填部を形成している前記非接合部に加飾が施された外側加飾部が設けられている<8>に記載のシート材容器。
<10>前記充填部は、凹凸形状を有して、
 前記外側加飾部は、前記凹凸形状の部位を含んで形成されている<9>に記載のシート材容器。
<11>前記充填部は、前記シート材容器における両側部分の少なくとも一方に配設されており、
 前記内側シートの少なくとも一部に加飾が施された加飾部が設けられており、
 該加飾部は、前記内側シートのうち前記両側部分の間において、三次元的な形状で形成されている<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<12>前記充填部は、前記シート材容器における前記両側部分にそれぞれ設けられている<11>に記載のシート材容器。
<13>前記内袋に接続されて、前記内容物を外部に吐出可能な取出部を備え、
 前記中間シートと前記外側シートは、前記取出部と、前記シート材容器の底部とに亘って設けられており、
 前記充填部は、前記取出部と前記底部とを結ぶ方向に直交する方向の前記両側部分において前記底部から起立して設けられている<11>又は<12>に記載のシート材容器。
<14>前記内側シートは、
 前記シート材容器の前記両側部分にあり前記収容部と前記充填部との間において前記充填部に対向する対向面と、
 前記シート材容器の前記両側部分にある前記対向面の間にあり前記対向面に交差する交差面と、を有し、
 前記加飾部は、少なくとも前記対向面に設けられている<11>から<13>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<15>前記加飾部は、前記対向面と前記交差面とに設けられており、多面形状に形成されている<14>に記載のシート材容器。
<16>前記加飾部は、前記対向面と前記交差面とに連続して設けられた部位を含む<15>に記載のシート材容器。
<17>前記内側シートは、
 前記収容部を挟んだ両側に配設された前記中間シートどうしに前記両側部分を挟持されており、
 前記両側部分にある被挟持部と、
 前記中間シートどうしに挟持されていない中央部分にある中央部と、を有し、
 前記加飾部は、前記中央部に設けられている<11>から<16>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<18>前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられており、
 前記内側シートの前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<19>前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<20>前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記加飾部及び前記中間加飾部は、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<21>前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<22>前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部のそれぞれは、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<23>前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部は、前記内側シートと前記中間シートと前記外側シートとの位置関係に応じた異なる加飾表現である<22>に記載のシート材容器。
<24>前記中間加飾部及び前記外側加飾部の少なくとも一部は、透光性を有し、前記シート材容器の外方から見て、前記内側シートに設けられた前記加飾部の少なくとも一部に重ねられており、
 前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部のそれぞれは、重なった状態で前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある<22>又は<23>に記載のシート材容器。
<25>前記内側シート、前記中間シート又は前記外側シートの少なくともいずれかに加飾が施された加飾部が設けられ、
 該加飾部は、前記シート材容器において前記収容部を挟んだ両側のうち少なくとも一方側に設けられており、
 前記透光部は、前記内側シート、前記中間シート及び前記外側シートのすべてにおいて、前記シート材容器における前記一方側の逆側から前記加飾部に重なる部位に設けられている<1>から<6>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<26>前記加飾部は、前記シート材容器において前記収容部を挟んだ両側に設けられている<25>に記載のシート材容器。
<27>前記内側シートの一部は、前記中間シートから離間可能であり、
 前記内袋の容積は、前記内容物の収容量に応じて増減可能であり、
 前記内袋には、逆止弁が取り付けられており、
 該逆止弁は、前記内袋から前記内容物を吐出することを可能としつつ、前記内袋内に空気が逆流することを防ぐ向きで取り付けられている<25>又は<26>に記載のシート材容器。
<28><1>から<27>のいずれか一項に記載のシート材容器と、
 前記収容部に収容された前記内容物と、を備える内容物詰めシート材容器。
<29>前記内側シート、前記中間シート又は前記外側シートの少なくともいずれかに加飾が施された加飾部が設けられており、
 該加飾部は、
 前記シート材容器の外方から見て前記透光部に重なる位置に形成されており、
 前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にあり、
 前記内容物は、前記加飾部の色と同色又は同系色である<28>に記載の内容物詰めシート材容器。

符号の説明

[0077]
10、10S、10T、10U、10V 内袋
10a、10Ta 収容部
10Tb 奥行面(対向面)
10Tc 正面(交差面)
10Td 背面(交差面)
10Te 側端末(被挟持部)
14 開口部
22 天井部
23T 底部
24、24a 開口部
25 接合部
26 開口
30 スパウト
34a、34b、34c、34d、34e、34f、34g、34h、34i、34j、34k、34m、34n、34p 透光部
36a、36h、36i、36j、36n、36p 加飾部
36b、36c、36d、36m 中間加飾部(加飾部)
36e、36f、36g、36k 外側加飾部(加飾部)
41、41S、41T 充填部
42、42S、42T 充填部
44S 充填部
61S 非接合部
62、62S 非接合部
64S 非接合部
80 逆止弁
80a シリンダ部
80b ピストン部
80c スプリング
80d 吸入弁
80e 吐出弁
90 ポンプ付きキャップ(取出部)
91 キャップ部
93 押下部
94 ノズル部
95 送液チューブ
96 内容物
120、120S、120T、120U、120V 積層シート
121、121S、121T、121U、121V 外側シート
122、122S、122T、122U、122V 中間シート
123、123S、123T、123U、123V 内側シート
C、C1、C2、C3、C4 シート材容器
CA、CA1、CA2、CA4 内容物詰めシート材容器

請求の範囲

[請求項1]
 内容物を収容する収容部を有して、積層シートで構成されたシート材容器であって、
 前記積層シートは、
 内側シートと、
 該内側シートの外側を覆う中間シートと、
 該中間シートの外側を覆う外側シートと、を含んで、前記収容部を挟んだ両側に配設されており、
 前記内側シートの周縁の少なくとも一部どうしが接合されることによって、前記内側シートは内袋を形成しており、
 前記外側シートと前記中間シートとには、互いに部分的に接合された接合部と、非接合とされた非接合部とがあり、
 該非接合部における前記外側シートと前記中間シートとの間に充填材が封入された充填部が形成されており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの少なくとも一部に、可視光を透過可能な透光部が設けられており、
 前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれの前記透光部は、前記シート材容器の外方から見て互いに重なる部分を有しており、
 前記内側シート又は前記内容物は、前記透光部により前記シート材容器の外方から視認可能に構成されていることを特徴とするシート材容器。
[請求項2]
 前記内側シートの一部は、前記中間シートから離間可能である請求項1に記載のシート材容器。
[請求項3]
 前記内側シートの一部は、前記中間シートから離間可能であり、
 前記内袋の容積は、前記内容物の収容量に応じて増減可能である請求項1に記載のシート材容器。
[請求項4]
 前記透光部は、前記外側シート及び前記中間シートに設けられた開口である請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項5]
 前記開口は、前記外側シート及び前記中間シートにおける折り返されて対向する周縁部間の隙間である請求項4に記載のシート材容器。
[請求項6]
 前記透光部は、前記外側シート及び前記中間シートのそれぞれにおける前記充填部を形成している前記非接合部に設けられており、
 前記内側シートの少なくとも一部に加飾が施された加飾部が設けられており、
 該加飾部は、
 前記シート材容器の外方から見て前記透光部に重なる位置に形成されており、
 前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項7]
 前記透光部は、前記外側シートにおける前記充填部を形成している前記非接合部に設けられており、
 前記中間シートの少なくとも一部に加飾が施された中間加飾部が設けられており、
 該中間加飾部は、
 前記シート材容器の外方から見て前記外側シートに設けられた前記透光部に重なる位置に形成されており、
 前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項8]
 前記外側シートのうち前記充填部を形成している前記非接合部に加飾が施された外側加飾部が設けられている請求項7に記載のシート材容器。
[請求項9]
 前記充填部は、凹凸形状を有して、
 前記外側加飾部は、前記凹凸形状の部位を含んで形成されている請求項8に記載のシート材容器。
[請求項10]
 前記充填部は、前記シート材容器における両側部分の少なくとも一方に配設されており、
 前記内側シートの少なくとも一部に加飾が施された加飾部が設けられており、
 該加飾部は、前記内側シートのうち前記両側部分の間において、三次元的な形状で形成されている請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項11]
 前記充填部は、前記シート材容器における前記両側部分にそれぞれ設けられている請求項10に記載のシート材容器。
[請求項12]
 前記内袋に接続されて、前記内容物を外部に吐出可能な取出部を備え、
 前記中間シートと前記外側シートは、前記取出部と、前記シート材容器の底部とに亘って設けられており、
 前記充填部は、前記取出部と前記底部とを結ぶ方向に直交する方向の前記両側部分において前記底部から起立して設けられている請求項10又は11に記載のシート材容器。
[請求項13]
 前記内側シートは、
 前記シート材容器の前記両側部分にあり前記収容部と前記充填部との間において前記充填部に対向する対向面と、
 前記シート材容器の前記両側部分にある前記対向面の間にあり前記対向面に交差する交差面と、を有し、
 前記加飾部は、少なくとも前記対向面に設けられている請求項10から12のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項14]
 前記加飾部は、前記対向面と前記交差面とに設けられており、多面形状に形成されている請求項13に記載のシート材容器。
[請求項15]
 前記内側シートは、
 前記収容部を挟んだ両側に配設された前記中間シートどうしに前記両側部分を挟持されており、
 前記両側部分にある被挟持部と、
 前記中間シートどうしに挟持されていない中央部分にある中央部と、を有し、
 前記加飾部は、前記中央部に設けられている請求項10から14のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項16]
 前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられており、
 前記内側シートの前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項17]
 前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項18]
 前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記加飾部及び前記中間加飾部は、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項19]
 前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項20]
 前記内側シートに加飾が施された加飾部が設けられ、
 前記中間シートに加飾が施された中間加飾部が設けられ、
 前記外側シートに加飾が施された外側加飾部が設けられており、
 前記加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記中間シート及び前記外側シートのそれぞれの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記中間加飾部は、前記シート材容器の外方から見て、前記外側シートの前記透光部に重なる位置にあり、
 前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部のそれぞれは、前記透光部により前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項21]
 前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部は、前記内側シートと前記中間シートと前記外側シートとの位置関係に応じた異なる加飾表現である請求項20に記載のシート材容器。
[請求項22]
 前記中間加飾部及び前記外側加飾部の少なくとも一部は、透光性を有し、前記シート材容器の外方から見て、前記内側シートに設けられた前記加飾部の少なくとも一部に重ねられており、
 前記加飾部、前記中間加飾部及び前記外側加飾部のそれぞれは、重なった状態で前記シート材容器の外方から可視光が透過する位置にある請求項20又は21に記載のシート材容器。
[請求項23]
 前記内側シート、前記中間シート又は前記外側シートの少なくともいずれかに加飾が施された加飾部が設けられ、
 該加飾部は、前記シート材容器において前記収容部を挟んだ両側のうち少なくとも一方側に設けられており、
 前記透光部は、前記内側シート、前記中間シート及び前記外側シートのすべてにおいて、前記シート材容器における前記一方側の逆側から前記加飾部に重なる部位に設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器。
[請求項24]
 前記加飾部は、前記シート材容器において前記収容部を挟んだ両側に設けられている請求項23に記載のシート材容器
[請求項25]
 請求項1から24のいずれか一項に記載のシート材容器と、
 前記収容部に収容された前記内容物と、を備える内容物詰めシート材容器。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]