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1. WO2020009084 - 移動体の異常判定装置、移動体の異常判定システム、移動体の異常判定方法、プログラム、及び記憶装置

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明 細 書

発明の名称 移動体の異常判定装置、移動体の異常判定システム、移動体の異常判定方法、プログラム、及び記憶装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022  

発明の効果

0023  

図面の簡単な説明

0024  

発明を実施するための形態

0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077  

符号の説明

0078  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 移動体の異常判定装置、移動体の異常判定システム、移動体の異常判定方法、プログラム、及び記憶装置

技術分野

[0001]
 本発明は、移動体の異常判定装置、移動体の異常判定システム、移動体の異常判定方法、プログラム、及び記憶装置に関する。
 本願は、2018年7月3日に出願された日本国特許出願2018-127149号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 近年、バッテリに蓄積された電力を用いて走行する自動二輪車等の移動体の利用が増大している。移動体本体に対してバッテリを着脱可能に装填できる移動体が存在する。このような移動体のバッテリへの充電を容易に行うことができるように、そのバッテリへの充電を専用に行う充電ステーションが市中に数多く設けられることが想定されている。充電ステーションにはバッテリの充電を行う際にバッテリを格納する格納部が設けられている。ユーザは充電ステーションの格納部にバッテリを挿入することで充電を行うことができる。または、ユーザは充電ステーションの格納部にバッテリを挿入した後、他の格納部から充電済みの他のバッテリを取り出して、そのユーザの移動体に装填する。ユーザは充電ステーションを利用するためにユーザ登録を行い、使用許可を得た場合に、充電ステーションを利用した使用済みバッテリの充電済みバッテリへの交換等を行うことができる。特許文献1や特許文献2には電気スクータ等の移動体のバッテリを着脱可能に受け入れる複数の受け器を備え、バッテリに充電を行うことのできる装置の技術が開示されている。移動体本体に対してバッテリを着脱可能に装填できる移動体の他の例として、特許文献3には、バッテリと、バッテリを収容可能な収容室が形成された充電給電ユニットとを有する可搬型充電給電装置が開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 日本国特表2014-527689号公報
特許文献2 : 日本国特表2014-529119号公報
特許文献3 : 日本国特開2019-068552号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上述のように充電ステーションを市中に多く設け充電できる環境が増えると、上述のような移動体の需要が増加する。移動体は盗難等の防犯管理を行う必要があるが、移動体が盗難されるなどされた場合、移動体を発見することが困難である。従って移動体の監視を強化して盗難発生後の盗難移動体の早期検知に寄与することのできる技術が求められている。
[0005]
 本発明の態様は、移動体の監視を強化して盗難されるなどによって移動の異常が発生した後の移動体の早期発見に寄与することができる移動体の異常判定装置、移動体の異常判定システム、移動体の異常判定方法、プログラム、及び記憶装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の第1の態様によれば、移動体の異常判定装置は、移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信する受信部と;前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得する日時取得部と;前記受信部が受信した前記移動情報と前記日時取得部が取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成するモデル生成部と;前記モデル生成部が生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する異常判定部と;を備える。
 上述の移動体の異常判定装置では、前記異常判定部が、前記移動パターンが異常と判定した場合に、所定の通知先装置に異常を通知する通知部を備えてもよい。
[0007]
 このような移動体の異常判定装置によれば、移動体の監視を強化して移動の異常が発生した後の移動体の早期発見に寄与することができる。
[0008]
 上述の移動体の異常判定装置では、前記通知部が通知した異常に基づいて前記通知先装置から応答通知情報を受信する応答検知部と;前記応答検知部が受信した応答通知情報に基づいて前記移動体のバッテリ装置に充電を行う充電装置の制御装置へ前記識別情報を少なくとも含む異常情報を送信する情報送信部と;を備えてよい。
[0009]
 このような移動体の異常判定装置によれば、移動情報に含まれる位置情報が移動パターンモデルに基づいて異常と判定された場合に充電装置の制御装置へ異常情報を送信するので、制御装置においてバッテリの充電が行われる際に異常情報に基づく移動の異常が発生した後の移動体の早期発見を行うことができる。
[0010]
 上述の移動体の異常判定装置では、前記モデル生成部は、前記移動情報に含まれる位置情報に基づいて所定位置範囲に応じた存在確率を示す前記移動パターンモデルを生成し、前記異常判定部は、新たに受信した前記移動情報が示す位置情報に紐づいて前記移動パターンモデルに記録される前記存在確率と前記存在確率の所定閾値とに基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定してよい。
[0011]
 このような移動体の異常判定装置によれば、移動情報に含まれる位置情報が移動パターンモデルに基づいて異常と判定された場合に、移動体の監視を強化して移動の異常が発生した後の移動体の早期発見に寄与することができる。
[0012]
 本発明の第2の態様によれば、移動体の異常判定システムは、移動体の異常判定装置を備え、前記移動体の異常判定装置が、移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信する受信部と;前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得する日時取得部と;前記受信部が受信した前記移動情報と前記日時取得部が取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを前記識別情報毎に生成するモデル生成部と;前記モデル生成部が生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する異常判定部と;を備える。
 上述の移動体の異常判定システムでは、前記異常判定部が、前記移動パターンが異常と判定した場合に、所定の通知先装置に異常を通知する通知部を備えてもよい。
[0013]
 このような移動体の異常判定システムによれば、移動体の監視を強化して移動の異常が発生した後の移動体の早期発見に寄与することができる。
[0014]
 上述の移動体の異常判定システムは、移動体のバッテリ装置に充電を行う充電装置の制御装置を備え、前記移動体の異常判定装置が、前記通知部が通知した前記異常に基づいて前記通知先装置から応答通知情報を受信する応答検知部と;前記応答検知部が受信した前記応答通知情報に基づいて前記充電装置の制御装置へ前記識別情報を少なくとも含む異常情報を送信する情報送信部と;を備えてよい。
[0015]
 このような移動体の異常判定システムによれば、移動情報に含まれる位置情報が移動パターンモデルに基づいて異常と判定された場合に充電装置の制御装置へ異常情報を送信するので、制御装置においてバッテリの充電が行わる際に異常情報に基づく移動の異常が発生した後の移動体の早期発見を行うことができる。
[0016]
 上述の移動体の異常判定システムでは、前記充電装置の制御装置が、前記異常情報に含まれる前記識別情報と、前記充電装置の格納部に前記バッテリ装置が格納された際に前記バッテリ装置から取得した情報に基づいて特定される識別情報とが一致するかを判定する判定部、を備えてよい。
[0017]
 このような移動体の異常判定システムによれば、移動情報に含まれる位置情報が移動パターンモデルに基づいて異常と判定された場合に充電装置の制御装置が異常情報を受信して、ユーザがバッテリの充電をした際に異常が発生した移動体であることを検知することできる。これにより、制御装置においてバッテリの充電が行われる際に異常情報に基づく移動の異常が発生した後の移動体の早期発見を行うことができる。
[0018]
 上述の移動体の異常判定システムでは、前記モデル生成部は、前記移動情報に含まれる位置情報に基づいて所定位置範囲に応じた存在確率を示す前記移動パターンモデルを生成し、前記異常判定部は、新たに受信した前記移動情報が示す位置情報に紐づいて前記移動パターンモデルに記録される前記存在確率と前記存在確率の所定閾値とに基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定してよい。
[0019]
 このような移動体の異常判定システムによれば、移動情報に含まれる位置情報が移動パターンモデルに基づいて異常と判定された場合に、移動体の監視を強化して移動の異常が発生した後の移動体の早期発見に寄与することができる。
[0020]
 本発明の別の一態様に係る移動体の異常判定方法は、移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信することと;前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得することと;前記受信した前記移動情報と前記取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成することと;前記生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定することと;を備える。
[0021]
 本発明のさらに別の一態様は、コンピュータに、移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信し;前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得し;前記受信した前記移動情報と前記取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成し;前記生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する;ステップを実行させるためのプログラムである。
[0022]
 本発明のさらに別の一態様は、上記プログラムを備える記憶装置である。

発明の効果

[0023]
 本発明の態様によれば、自動二輪車等の移動体の監視を強化して盗難等により移動の異常が発生した移動体の早期発見に寄与することができる。

図面の簡単な説明

[0024]
[図1] 本発明の一実施形態による車両監視システムの全体構成図である。
[図2] 実施形態による車両監視装置と自動二輪車の機能ブロック図である。
[図3] 実施形態による充電ステーションの機能ブロック図である。
[図4] 実施形態による移動パターンモデルの生成処理の処理フローを示す図である。
[図5] 実施形態による移動パターンモデルに基づく自動二輪車の移動状況を示す図である。
[図6] 実施形態による移動パターンモデルを地図範囲に可視化した場合の例を示す図である。
[図7] 実施形態による移動パターン異常判定の処理フローを示す図である。
[図8] 実施形態による携帯端末の表示例を示す図である。
[図9] 実施形態による充電ステーションの処理フローを示す図である。

発明を実施するための形態

[0025]
[車両監視システム10の構成]
<全体構成>
 図1は本発明の一実施形態における車両監視システム10(移動体の異常判定システム)の全体構成図である。
 図1に示すように、車両監視システム10は、移動体である鞍乗型の自動二輪車12の不図示の推進源であるモータに電力を供給するバッテリ14を、複数のユーザで共同利用するシェアサービスを提供可能なシステムである。この車両監視システム10は、少なくとも車両監視装置18(移動体の異常判定装置)と、自動二輪車12の制御装置とがネットワークNWを介して接続されることにより構成される。
 移動体は、図1に示す自動二輪車12(電動の鞍乗型車両)以外の車両を含む。車両ではない移動体の例は、例えば日本国特開2019-068552号公報に記載の、人や車両によって運ばれる可搬型充電給電装置である。
 その他、移動体は、移動ロボット、自律走行装置、電動自転車、自律走行車、その他の電動車両、ドローン飛行体、又はその他の電動式移動装置(電動モビリティ)であってもよい。
[0026]
 以下、移動体の例として自動二輪車12を用いた一実施形態について詳述する。
 車両監視システム10で監視される対象となる車両は自動二輪車12である。自動二輪車12はバッテリ14を着脱可能に備えることができる装填機構を備えている。バッテリ14は一例としてはカセット式の蓄電装置である。自動二輪車12はバッテリ14に蓄積された電力を用いて駆動される。
[0027]
 自動二輪車12を利用するユーザの携帯端末28は、ネットワークNWを介して、車両監視装置18と通信可能に接続することができる。充電ステーション16や携帯端末28は、ネットワークNWを経由して、車両監視装置18に対して通信データを送受信可能となる。
[0028]
 以下、説明の便宜上、充電が必要になったバッテリ14を「使用済みバッテリ14u」、充電が完了したバッテリ14を「充電済みバッテリ14c」と区別する場合がある。
[0029]
 充電ステーション16は、1つ以上のバッテリ14の保管及び充電を行うための設備であり、市中の複数の場所に設置されている。充電ステーション16の筐体20には、複数個(図1の例では、12個)のスロットからなるスロット部21と、表示器22と、認証器24と、が設けられている。スロット部21の奥側には、バッテリ14を充電可能な充電器26(図3)が設けられている。
[0030]
<車両監視装置18と自動二輪車12の構成>
 図2は車両監視装置18と自動二輪車12の機能ブロック図である。
 図2に示すように車両監視装置18は、通信モジュール181、制御装置182、記憶部183を備える。
 通信モジュール181は自動二輪車12や充電ステーション16、携帯端末28と通信する。
 制御装置182は車両監視装置18による車両監視処理を行う。
 記憶部183は車両監視処理に利用される情報を記憶する。
[0031]
 制御装置182は車両監視装置18が起動すると車両監視プログラムを実行する。これにより制御装置182には、情報取得部821、移動パターンモデル生成部822、移動パターン異常判定部823、異常通知部824、盗難通知検知部825、盗難情報送信部826の各機能部が備わる。
[0032]
 情報取得部821は、自動二輪車12、充電ステーション16、携帯端末28から各種情報を取得する。
 移動パターンモデル生成部822は、自動二輪車12の通信モジュール121から監視対象識別情報(識別情報)と、自動二輪車12に関する位置情報と日時情報と、を少なくとも含む移動情報を受信する受信部と、その移動情報に基づいて自動二輪車12の移動パターンモデルを生成するモデル生成部と、を備える。監視対象識別情報は、以下の説明では自動二輪車12を運転するユーザのユーザIDである。他の実施形態において監視対象識別情報は自動二輪車12の車体を識別する車体IDであってもよい。なお、日時情報は、自動二輪車12等の移動体から受信される移動情報に含まれなくてもよい。例えば、移動パターンモデル生成部822は、位置情報を取得した日時又は移動情報を受信した日時である日時情報を取得する日時取得部を備えてもよい。
[0033]
 移動パターン異常判定部823(異常判定部)は、移動パターンモデルと移動情報との比較に基づいて自動二輪車12の移動パターンの異常を判定する。
 異常通知部824(通知部)は、移動パターンが異常と判定した場合に所定の通知先装置に移動パターンが異常であることを示す異常情報を通知する。本実施形態において所定の通知先装置はユーザの携帯端末28である。通知先装置は携帯端末28以外にも例えば監視業者の管理者のPCなどの端末であってもよい。
 盗難通知検知部825(通知検知部)は、異常情報の通知に基づいて携帯端末28等の通知先装置から盗難通知情報を受信する。
 盗難情報送信部826(情報送信部)は、盗難通知情報の受信に基づいて自動二輪車12のバッテリ14に充電を行う充電ステーション16の制御装置へユーザIDを少なくとも含む盗難情報を送信する。
[0034]
 図2で示すように自動二輪車12は通信モジュール121、制御装置122、バッテリ14、GPS123、表示器124、認証器125、充電器126を備える。
 通信モジュール121は、車両監視装置18と通信接続する。
 制御装置122は、自動二輪車12を制御する。
 GPS123は、自動二輪車の位置(緯度、経度)を検出する。
 表示器124は、少なくとも表示機能を有する機器であり、例えば、タッチパネル(タッチセンサ付き表示パネル)から構成される。これにより、ユーザの操作に応じて必要な情報を入力可能であると共に、ユーザに対して様々な可視情報を提供可能である。
 認証器125は、例えば近距離通信(NFC;Near Field Communication)を用いて、ユーザが携行するNFCカード(不図示)の記録情報を読み取りユーザを認証する機器である。
 充電器126は、外部の電源と接続して得た電力をバッテリ14に供給する。
[0035]
 制御装置122は自動二輪車12が駆動している際にバッテリ14から得た電力により制御プログラムを実行する。これにより制御装置122には、充電制御部221、測定センサ222、情報取得部223、演算部224の各機能部が備わる。
 充電制御部221は、バッテリ14の充電を制御する。
 測定センサ222は、一例としては走行距離を測定する。
 情報取得部223はバッテリ14やGPS123から情報を取得する。
 演算部224は各種演算を行う。
[0036]
<バッテリ14の構成>
 図2に示すように、バッテリ14は、蓄電部30と、測定センサ32と、バッテリ管理ユニット(Battery Management Unit;以下、BMU34)と、を備える。
[0037]
 蓄電部30は、二次電池(リチウムイオン電池や鉛蓄電池)を含む、電力を充放電可能に構成された電池コアパックである。蓄電部30の構成はこれ以外であってもよい。蓄電部30は、他の種類の二次電池、キャパシタ、又はこれらを組み合わせた複合電池であってもよい。
[0038]
 測定センサ32は、蓄電部30の電圧、電流又は温度を測定する各種センサから構成される。これにより、測定センサ32は、自動二輪車12に装着された状態下での使用環境又は使用状態の履歴を示す情報(以下、使用履歴情報という)を取得可能である。
[0039]
 BMU34は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)を含んで構成され、蓄電部30の充放電制御を司る装置である。BMU34は、バッテリ14の識別情報(以下、バッテリID)、ユーザID、測定センサ32からの使用履歴情報、充電ステーション16からのバッテリ14の劣化推定情報を記憶する。
[0040]
 使用履歴情報の一例として、充電時又は放電時の内部温度、放電時の電圧、充電率(SOC;State Of Charge)の時系列データ、貸出から返却までの使用容量・使用期間・走行距離、又は、通算の使用容量・使用期間・走行距離が挙げられる。劣化推定情報の一例として、容量維持率、内部抵抗増加率、放置時SOC、放置時バッテリ温度、製造時点からの経過時間、通算充電回数が挙げられる。
[0041]
<充電ステーション16の構成>
 図3は充電ステーション16の機能ブロック図である。
 充電ステーション16は、具体的には、表示器22と、認証器24と、充電器26と、通信モジュール40と、メモリ42と、制御装置44と、を備える。
[0042]
 表示器22は、少なくとも表示機能を有する機器であり、例えば、タッチパネル(タッチセンサ付き表示パネル)から構成される。これにより、ユーザの操作に応じて必要な情報を入力可能であると共に、ユーザに対して様々な可視情報を提供可能である。
[0043]
 認証器24は、例えば近距離通信(NFC;Near Field Communication)を用いて、ユーザが携行するNFCカード(不図示)の記録情報を読み取る機器である。これにより、充電ステーション16は、この記録情報に含まれるユーザIDを用いて、シェアサービスの利用権限を有するユーザを認証する。
[0044]
 充電器26は、バッテリ14の接続部36と充電ステーション16の接続機構54同士を接続した状態下においてバッテリ14を充電する機器である。充電器26には、バッテリ14に電力を供給するための電源(不図示)が接続されている。
[0045]
 通信モジュール40は、有線又は無線により、外部装置との間で通信可能なモジュールである。
 メモリ42は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリから構成される不揮発性メモリである。これにより、充電ステーション16に保管されている各々のバッテリ14に関する情報を記憶可能である。
[0046]
 制御装置44は、例えば、CPU又はMPUを含んで構成される。制御装置44は、メモリ42に記憶されたプログラムを読み出し実行することで、充電制御部46、情報取得部48、盗難判定部50として機能する。
[0047]
 上述のような車両監視システム10において、車両監視装置18は、自動二輪車12から移動情報を受信し、その移動情報に基づいて自動二輪車12の移動パターンモデルを生成する。そして車両監視装置18は、新たに自動二輪車12から受信した移動情報と移動パターンモデルとの比較に基づいて自動二輪車12の移動パターンの異常を判定する。車両監視装置18は、自動二輪車12の移動パターンが異常と判定した場合にその自動二輪車12を利用するユーザの携帯端末28に対して移動パターンが異常であることを示す異常情報を通知する。これにより車両監視システム10は自動二輪車12の監視を強化して盗難発生後の盗難移動体の早期検知に寄与する。
[0048]
<移動パターンモデルの生成>
 図4は移動パターンモデルの生成処理の処理フローを示す図である。
 次に車両監視装置18による移動パターンモデルの生成について説明する。
 ユーザは自動二輪車12を利用する際にユーザIDを記憶した携帯端末28を認証器125に近づける。携帯端末28と認証器125は共にNFCの機能を有しているものとする。携帯端末28は少なくともユーザIDを含む情報を認証器125に送信し、認証器125がユーザを認証する。認証器125はユーザIDを制御装置122へ出力する。制御装置122の情報取得部223は取得したユーザIDをメモリ等の記憶部へ記憶する。
[0049]
 ユーザの操作により自動二輪車12が駆動すると通信モジュール121はGPS123から自動二輪車12の現在の緯度経度を所定間隔で取得する。また通信モジュール121は制御装置122からユーザIDを取得する。通信モジュール121は少なくとも緯度経度とユーザIDとを含む移動情報を自動二輪車12の駆動中に所定間隔で車両監視装置18へ出力する。移動情報に含まれるユーザIDはバッテリ14のBMU34から制御装置122が読み出した情報であってもよい。例えばユーザIDはバッテリ14を充電ステーション16においてユーザが借りる際にバッテリ14に記録された情報であってよい。
[0050]
 自動二輪車12の通信モジュール121は車両が停車してユーザにより電源がOFFへと操作された場合でも、バッテリ14に蓄積されている電力を用いて移動情報を車両監視装置18へ送信してもよい。これにより自動二輪車12が停車している間の時間帯の位置情報を車両監視装置18へ送信することができる。この場合、通信モジュール121はバッテリ14の測定センサ32が検出したバッテリの充電率が所定閾値以下になった場合には移動情報の送信を停止してもよい。
[0051]
 車両監視装置18の通信モジュールは移動情報を受信する(ステップS101)。そして車両監視装置18の情報取得部821は通信モジュールが所定間隔で受信した移動情報を順次取得する。情報取得部821は取得した移動情報を順次、移動パターンモデル生成部822へ出力する。移動パターンモデル生成部822は移動情報に含まれるユーザIDと緯度経度と移動情報を受信した日時、曜日とを紐づく移動履歴情報を記憶部183に記録する(ステップS102)。
[0052]
 そして移動パターンモデル生成部822は移動パターンモデルの生成開始を検出する。
 例えば移動パターンモデル生成部822は、ユーザIDごとに1週間毎、1か月毎などの所定の間隔で移動パターンモデルの生成開始を検出する(ステップS103)。すると移動パターンモデル生成部822は、あるユーザIDを含む移動履歴情報を記憶部183から取得する。移動パターンモデル生成部822は移動履歴情報を用いて、そのユーザIDが示すユーザの自動二輪車12を利用した移動パターンモデルを生成する(ステップS104)。
[0053]
 具体的には移動パターンモデル生成部822は、ユーザIDに基づいて取得した移動履歴情報の各移動情報に含まれる緯度経度に基づいて、それら緯度経度を含む地図範囲を特定する。移動パターンモデル生成部822は、その地図範囲においてメッシュ状に分割した各メッシュを示す位置範囲に含まれる緯度経度を有する移動情報の数を、移動履歴情報に含まれる全体の緯度経度の数で除することにより、その位置範囲に自動二輪車12が存在する確率を算出する。なお地図範囲をメッシュ状に分割した各メッシュの位置範囲に自動二輪車12が存在する確率の算出手法は他の手法を用いるようにしてもよい。このように移動パターンモデル生成部822は、自動二輪車12が過去に移動した地図範囲の各地点(位置範囲)における自動二輪車12の存在確率を示す移動パターンモデルを生成する。移動パターンモデル生成部822はユーザIDに紐づけて移動パターンモデルを記憶部183に記録する。
[0054]
 図5は移動パターンモデルに基づく自動二輪車12の移動状況を示す図である。
 移動パターンモデル生成部822は、移動履歴情報の各移動情報に含まれる時刻や曜日に基づいて、地図範囲の各地点(位置範囲)における自動二輪車12の存在確率を示す曜日毎、1時間毎の移動パターンモデルを生成してもよい。この場合、移動パターンモデルに基づいて自動二輪車12の移動状況を示すと、図5で示すように曜日、時間帯に応じて自動二輪車12の存在確率が最も高い位置範囲を示すことができる。
[0055]
 図5において「在宅」の表示はその表示が示す時間帯にユーザの自宅を含む緯度経度の位置範囲においてそのユーザの自動二輪車12の存在確率が最も大きいことを示している。図5において「職場」の表示はその表示が示す時間帯にユーザの職場を含む緯度経度の位置範囲においてそのユーザの自動二輪車12の存在確率が最も大きいことを示している。図5において「レジャー」の表示はその表示が示す時間帯に所定の公園等のレジャー施設の領域を含む位置範囲においてそのユーザの自動二輪車12の存在確率が最も大きいことを示している。
[0056]
 図5において「移動」はその表示が示す時間帯に自動二輪車12の緯度経度が定まらない場合の時間帯を示している。移動パターンモデル生成部822は、ある曜日のある時間帯において自動二輪車12の緯度経度が不安定な場合(所定の距離以上分散している場合等)には、その曜日、時間帯の各位置範囲の存在確率を「移動」と定義してもよい。
[0057]
 図6は移動パターンモデルを地図範囲に可視化した場合の例を示す図である。
 移動パターンモデルを地図範囲に可視化した場合、図6で示すように地図範囲において設けられた位置範囲毎の存在確率をテクスチャの違いで表すことができる。移動パターンモデル生成部822はこのような移動パターンモデルを、曜日毎、1時間毎に生成してよい。移動パターンモデルは地図範囲をメッシュ状に分割した位置範囲毎の存在確率を示すものでない場合であってもよい。例えば緯度経度ごとに存在確率を示すものであってもよい。存在確率が0でない緯度経度の近傍の緯度経度には、存在確率があると算出された緯度経度から遠ざかるに従ってその確率を減じた値を付与するようにしてよい。
[0058]
 移動パターンモデル生成部822は地図範囲をメッシュ状に分割した各メッシュの位置範囲のうち自動二輪車12が存在する確率が0でない位置範囲に隣接する位置範囲のうち存在確率が設定されていない位置範囲には、その確率が0でない位置範囲が遠ざかるにつれて確率を徐々に減じた値をそれぞれ付与するようにしてもよい。
[0059]
 図7は移動パターン異常判定の処理フローを示す図である。
 車両監視装置18の移動パターン異常判定部823は自動二輪車12から受信した移動情報からユーザIDを取得する(ステップS200)。移動パターン異常判定部823はそのユーザIDに紐づく移動パターンモデルが既に生成されているか否かを判定する(ステップS201)。移動パターン異常判定部823はユーザIDに紐づく移動パターンモデルが生成されている場合、移動パターンモデルの更新のために移動情報を順次記録すると共に、その移動情報に含まれる位置情報が異常か否かを判定する。具体的には移動パターン異常判定部823は、移動情報に含まれる位置情報(緯度経度)を取得する(ステップS202)。移動パターン異常判定部823はユーザIDに紐づく移動パターンモデルを記憶部183から取得する(ステップS203)。
[0060]
 移動パターン異常判定部823は移動情報に含まれる位置情報に基づいて、移動パターンモデルが示す地図範囲における各位置範囲のうち、その位置情報が示す緯度経度を含む位置範囲を特定する(ステップS204)。移動パターン異常判定部823は位置範囲に紐づく存在確率を移動パターンモデルから読み取る(ステップS205)。移動パターン異常判定部823は読み取った存在確率が閾値未満であるかを判定する(ステップS206)。移動パターン異常判定部823は存在確率が閾値未満である場合には自動二輪車12の位置が異常と判定する(ステップS207)。移動パターン異常判定部823は存在確率が閾値以上である場合には次の移動情報の受信を待機する。
[0061]
 図5で示すように、ある曜日、ある時間帯における自動二輪車12の位置が離れた位置範囲に分散していることにより「移動」と定義されている場合には、移動パターン異常判定部823は、受信した移動情報に基づいて、その移動情報に含まれる緯度経度に対応する位置範囲の存在確率が閾値未満であるかどうかの判定を行わなくともよい。つまりこの場合、移動パターン異常判定部823は自動二輪車12の状態が移動状態と判定して移動パターンの異常を無視するようにしてもよい。または移動パターン異常判定部823は、ある曜日、ある時間帯が「移動」と定義されている場合であっても、自動二輪車12から受信した移動情報に基づいて自動二輪車12の位置情報を検出し、その位置情報を含む位置範囲の存在確率が閾値未満であるか否かを判定してもよい。
[0062]
 移動パターン異常判定部823は自動二輪車12の位置が異常と判定した場合、異常通知部824へ異常情報の出力を指示する。異常通知部824はユーザIDに紐づいて記憶部183に記録されているユーザの携帯端末28のネットワークアドレスを取得する(ステップS208)。異常通知部824は、異常情報をネットワークアドレス宛に送信する(ステップS209)。異常情報にはユーザID、自動二輪車12から受信した移動情報に含まれる緯度経度、異常であることを通知する文書情報、携帯端末25の表示部に表示される画面情報などが含まれてよい。
[0063]
 図8は携帯端末28の表示例を示す図である。
 携帯端末28は異常情報を受信する。携帯端末28は異常情報に含まれる文書情報と画面情報とを用いて、その文書情報を含む画面情報を表示部に表示する。図8に示すように表示部に表示される画面情報は、例えば「今バイクが動いています。あなたの利用ですか?」のような異常を知らせる文書情報と、ユーザの確認結果の送信を促すボタンアイコン(Yesボタン、Noボタン)等を含む。ユーザはバイクを利用していない場合には「Noボタン」を、バイクを利用している場合にはバイクの停止後等に「Yesボタン」を押下する。携帯端末28は「Noボタン」の押下を検知した場合には盗難された可能性が有ることを示す盗難通知情報を生成する。携帯端末28はその盗難通知情報を車両監視装置18へ送信する。携帯端末28は「Yesボタン」の押下を検知した場合には盗難された可能性が無いことを示す情報を生成する。携帯端末28はその情報を車両監視装置18へ送信する。
[0064]
 車両監視装置18の通信モジュール181は、盗難通知情報または盗難された可能性が無いことを示す情報を受信する(ステップS210)。盗難通知検知部825は盗難通知情報または盗難された可能性が無いことを示す情報の何れを受信したかを判定する(ステップS211)。盗難通知検知部825は盗難通知情報を取得した場合には盗難された可能性が有ることを検知する。盗難通知検知部825は盗難された可能性があることを検知した場合、盗難情報送信部826へ盗難情報の送信を指示する。盗難情報送信部826はユーザIDを含む盗難情報を生成する(ステップS212)。盗難情報送信部826は通信モジュール181を介して盗難情報を充電ステーション16に送信する制御を行う。通信モジュール181は盗難情報を充電ステーション16へ送信する(ステップS213)。車両監視装置18の制御装置182は処理を終了すると判定するまで上述の処理を繰り返す。車両監視装置18の制御装置182は複数のユーザIDを含む移動情報を受信し、それら移動情報について同様に各ユーザについての処理を行う。
[0065]
 図9は充電ステーション16の処理フローを示す図である。
 次に充電ステーションの処理フローについて説明する。
 充電ステーション16の通信モジュール40は盗難情報を受信する(ステップS301)。通信モジュール40は盗難情報を制御装置44へ出力する。制御装置44の盗難判定部50は盗難情報の取得に基づいて盗難が発生したと判定する(ステップS302)。盗難判定部50は盗難情報からユーザIDを取得する。盗難判定部50はユーザIDを盗難情報としてメモリ42に記録する(ステップS303)。
[0066]
 充電ステーション16の充電制御部46は、空きがある充電器26に使用済みバッテリ14uが装填されたか否かを確認する(ステップS304)。例えば、充電制御部46は、接続部36、接続機構54同士の接続により、バッテリ14との間で通信可能な状態になったか否かを確認する。装填が確認されていない場合(ステップS304:NO)、使用済みバッテリ14uが装填されたか否かの処理を繰り返す。
[0067]
 使用済みバッテリ14uが装填された場合、情報取得部48は、その使用済みバッテリ14uから各種情報を読み出して取得する(ステップS305)。具体的には、情報取得部48は、接続部36、接続機構54を介して、BMU34からバッテリID、使用履歴情報、ユーザIDを含む必要な情報を取得する。ユーザIDは使用済みバッテリ14uの貸し出し時にそのバッテリ14uに記録した情報である。
[0068]
 制御装置44の情報取得部48は、図示しないNFCカードを用いてユーザの認証処理を行う認証器24からユーザIDを取得する(ステップS306)。制御装置44の盗難判定部50は認証器24から取得したユーザIDがメモリ42に盗難情報として記録されているかを判定する(ステップS307)。盗難判定部50はユーザIDがメモリ42に盗難情報として記録されている場合、直ちに装填機構からバッテリを取り出しできないように装填機構の鍵をロックする(ステップS308)。
[0069]
 充電制御部46は、ユーザIDに基づいて使用済みバッテリ14uを充電ステーション16に装填したユーザがバッテリ14のシェアサービスの利用権限を有するかの認証を行う認証要求を車両監視装置18に送信する(ステップS309)。
[0070]
 車両監視装置18の制御装置182はユーザIDに基づいて認証を行う。車両監視装置18においてもユーザIDが盗難情報の生成に用いたユーザIDであるかを判定してよい。車両監視装置18の制御装置182はユーザ認証が不成功の場合、ユーザIDが盗難情報の生成に用いたユーザIDである場合には利用権限無しと判定する。制御装置182は認証成功の場合、ユーザIDが盗難情報の生成に用いたユーザIDでない場合には利用権限有りと判定する。制御装置182は利用権限無しまたは利用権限有りを示す認証結果を充電ステーション16に出力する。
[0071]
 充電ステーション16は利用権限無しまたは利用権限有りを示す認証結果を受信する(ステップS310)。充電ステーション16の制御装置44は認証結果が利用権限無しまたは利用権限有りの何れを示すかを判定する(ステップS311)。充電ステーション16の制御装置44は利用権限無しを示す認証結果を受信した場合には充電ステーション16の装填機構の鍵ロックの解除を停止する(ステップS312)。他方、制御装置44は利用権限有りを示す認証結果を受信した場合には、充電ステーション16の他の装填機構に装填されている他の充電済みのバッテリ14cの選択を行い、その充電済みバッテリ14cの装填機構の鍵ロックを解除する処理をユーザの表示器22の操作に基づいて行う(ステップS313)。
[0072]
 これにより充電ステーション16において盗難された自動二輪車12に対するバッテリ14の貸し出しを停止することで、自動二輪車12の確保を容易にすることができる。車両監視装置18の制御装置182は、盗難情報の生成に用いたユーザIDを含む照合要求を受信した場合、警察や警備会社などの所定の機関に対してその照合要求を送信した充電ステーション16の位置情報を通知してもよい。これにより盗難された自動二輪車12を確保することが容易になる。
[0073]
 また上述の処理によれば自動二輪車12の移動情報に基づいて、その移動情報に含まれる緯度経度を含む位置範囲の自動二輪車12の存在確率に基づいて、移動パターンの異常を判定し、異常と判定した場合に直ちにユーザに異常の可能性を通知することができる。これにより自動二輪車12の監視を強化して盗難発生後の早期検知に寄与することができる。
[0074]
 上述の処理においては移動情報にユーザIDが含まれ、充電ステーション16はそのユーザIDに対して移動パターンモデルの生成を行い、車両監視装置18や充電ステーション16はユーザIDに基づいて自動二輪車12の移動パターンが移動かどうか、盗難が発生したかどうかを判定している。しかしながらユーザIDに代えて自動二輪車12の車体IDを用いてもよい。車体IDを用いる場合も同様に処理を行ってよい。車体IDとユーザIDとを紐づけて車両監視装置18が記憶することで、車体IDに応じた自動二輪車12のユーザの検知を行うことができる。
[0075]
 本発明の一実施形態は、自動二輪車12の通信装置からの監視対象識別情報と、自動二輪車12に関する位置情報と日時情報と、を少なくとも含む移動情報の受信に基づいて、自動二輪車12の移動パターンモデルを生成する移動パターンモデル生成部822と;前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する移動パターン異常判定部823と;前記移動パターンが異常と判定した場合に所定の通知先装置に前記移動パターンが異常であることを示す異常情報を通知する異常通知部824と;を備える車両監視装置18である。
[0076]
 上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、それら各装置に上述した各処理を行わせるためのプログラムは、各装置のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムを各装置のコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしても良い。
[0077]
 また、上記プログラムは、前述した各処理部の機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。

符号の説明

[0078]
10・・・車両監視システム(移動体の異常判定システム)
12・・・自動二輪車(移動体)
14・・・バッテリ
16・・・充電ステーション(充電装置)
18・・・車両監視装置(移動体の異常判定装置)
28・・・携帯端末(通知先装置)
821・・・情報取得部
822・・・移動パターンモデル生成部(受信部、日時取得部、モデル生成部)
823・・・移動パターン異常判定部(異常判定部)
824・・・異常通知部(通知部)
825・・・盗難通知検知部(応答検知部)
826・・・盗難情報送信部(情報送信部)

請求の範囲

[請求項1]
 移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信する受信部と;
 前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得する日時取得部と;
 前記受信部が受信した前記移動情報と前記日時取得部が取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成するモデル生成部と;
 前記モデル生成部が生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する異常判定部と;
 を備える
 移動体の異常判定装置。
[請求項2]
 前記異常判定部が、前記移動パターンが異常と判定した場合に、所定の通知先装置に異常を通知する通知部を備える
 請求項1に記載の移動体の異常判定装置。
[請求項3]
 前記通知部が通知した異常に基づいて前記通知先装置から応答通知情報を受信する応答検知部と;
 前記応答検知部が受信した応答通知情報に基づいて前記移動体のバッテリ装置に充電を行う充電装置の制御装置へ前記識別情報を少なくとも含む異常情報を送信する情報送信部と;
 を備える
 請求項2に記載の移動体の異常判定装置。
[請求項4]
 前記モデル生成部は、前記移動情報に含まれる位置情報に基づいて所定位置範囲に応じた存在確率を示す前記移動パターンモデルを生成し、
 前記異常判定部は、新たに受信した前記移動情報が示す位置情報に紐づいて前記移動パターンモデルに記録される前記存在確率と前記存在確率の所定閾値とに基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する
 請求項1~3のいずれか一項に記載の移動体の異常判定装置。
[請求項5]
 移動体の異常判定装置を備え、
 前記移動体の異常判定装置が、
 移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信する受信部と;
 前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得する日時取得部と;
 前記受信部が受信した前記移動情報と前記日時取得部が取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを前記識別情報毎に生成するモデル生成部と;
 前記モデル生成部が生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する異常判定部と;
 を備える
 移動体の異常判定システム。
[請求項6]
 前記異常判定部が、前記移動パターンが異常と判定した場合に、所定の通知先装置に異常を通知する通知部を備える
 請求項5に記載の移動体の異常判定システム。
[請求項7]
 移動体のバッテリ装置に充電を行う充電装置の制御装置を備え、
 前記移動体の異常判定装置が、
 前記通知部が通知した前記異常に基づいて前記通知先装置から応答通知情報を受信する応答検知部と;
 前記応答検知部が受信した前記応答通知情報に基づいて前記充電装置の制御装置へ前記識別情報を少なくとも含む異常情報を送信する情報送信部と;
 を備える
 請求項6に記載の移動体の異常判定システム。
[請求項8]
 前記充電装置の制御装置が、
 前記異常情報に含まれる前記識別情報と、前記充電装置の格納部に前記バッテリ装置が格納された際に前記バッテリ装置から取得した情報に基づいて特定される識別情報とが一致するかを判定する判定部、
 を備える
 請求項7に記載の移動体の異常判定システム。
[請求項9]
 前記モデル生成部は、前記移動情報に含まれる位置情報に基づいて所定位置範囲に応じた存在確率を示す前記移動パターンモデルを生成し、
 前記異常判定部は、新たに受信した前記移動情報が示す位置情報に紐づいて前記移動パターンモデルに記録される前記存在確率と前記存在確率の所定閾値とに基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する
 請求項5~8のいずれか一項に記載の移動体の異常判定システム。
[請求項10]
 移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信することと;
 前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得することと;
 前記受信した前記移動情報と前記取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成することと;
 前記生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定することと;
 を備える
 移動体の異常判定方法。
[請求項11]
 コンピュータに、
 移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報と、を少なくとも含む移動情報を受信し;
 前記位置情報を取得した日時又は前記移動情報を受信した日時である日時情報を取得し;
 前記受信した前記移動情報と前記取得した日時情報とに基づき前記移動体の移動パターンモデルを生成し;
 前記生成した前記移動パターンモデルと前記移動情報との比較に基づいて前記移動体の移動パターンの異常を判定する;ステップ
 を実行させるためのプログラム。
[請求項12]
 請求項11に記載のプログラムを備える記憶装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]