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1. WO2020008688 - ガス監視画像記録装置、該方法および該プログラム

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明 細 書

発明の名称 ガス監視画像記録装置、該方法および該プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

0006   0007   0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098  

産業上の利用可能性

0099  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : ガス監視画像記録装置、該方法および該プログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、ガス漏れの監視に利用されるガス監視画像を記録するガス監視画像記録装置、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 例えば、可燃性ガス、毒性ガスおよび有機溶剤の蒸気等のガスが配管やタンク等から漏洩した場合、早期に対処する必要がある。このため、漏洩ガス等のガスを求める装置が研究、開発されている。このような装置の1つとして、例えば、特許文献1に開示されたガス漏れ検出装置がある。
[0003]
 この特許文献1に開示されたガス漏れ検出装置は、検査対象領域におけるガス漏れを検出するガス漏れ検出装置において、検査対象領域を撮影する赤外線カメラと、赤外線カメラにより撮影された赤外線画像を処理する画像処理部と、画像処理部の処理結果に基づいてガス漏れを判断するガス漏れ判断部と、を有し、画像処理部は、時系列に並べられた複数の赤外線画像からガス漏れによる動的なゆらぎを抽出するゆらぎ抽出部を有し、ガス漏れ判断部は、ゆらぎ抽出部により動的なゆらぎが抽出された場合、ガス漏れが発生していると判断する。
[0004]
 上記特許文献1に開示されたガス漏れ検出装置のような監視カメラでガス漏れを監視する場合、監視で得られた画像データは、保存されることが一般的である。このような保存された画像データは、ガス漏れが発生した場合にその状況を表す資料や、ガスの施設に対する保全業務の資料等として活用できる。しかしながら、前記画像データは、通常、毎日連続で得られ保存されるので、膨大となるため、前記膨大な画像データの中から、目的の資料(画像データ)を探すことが難しい。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2012-58093号公報

発明の概要

[0006]
 本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、より容易に目的の画像データを探すことができるガス監視画像記録装置、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムを提供することである。
[0007]
 上述した目的を実現するために、本発明の一側面を反映したガス監視画像記録装置、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得し、この取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出し、前記漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出し、この抽出した特徴を、前記漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する。
[0008]
 発明の1または複数の実施形態により与えられる利点および特徴は、以下に与えられる詳細な説明および添付図面から十分に理解される。これら詳細な説明及び添付図面は、例としてのみ与えられるものであり本発明の限定の定義として意図されるものではない。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 実施形態におけるガス監視画像記録装置の構成を示すブロック図である。
[図2] 前記ガス監視画像記録装置における特徴を説明するための図である。
[図3] 前記ガス監視画像記録装置におけるガス監視画像データに特徴を関連付ける動作を示すフローチャートである。
[図4] 前記ガス監視画像記録装置における検索の動作を示すフローチャートである。
[図5] 前記ガス監視画像記録装置に表示される検索トップ画面を示す図である。
[図6] 前記ガス監視画像記録装置に表示されるガス雲サイズの検索画面を示す図である。
[図7] 前記ガス監視画像記録装置に表示される漏洩位置の検索画面を示す図である。
[図8] 前記ガス監視画像記録装置に表示されるガス雲サイズでの検索結果を表示するサイズ検索結果画面を示す図である。
[図9] 前記ガス監視画像記録装置に表示される漏洩位置での検索結果を表示する位置検索結果画面を示す図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、図面を参照して、本発明の1または複数の実施形態が説明される。しかしながら、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
[0011]
 図1は、実施形態におけるガス監視画像記録装置の構成を示すブロック図である。図2は、前記ガス監視画像記録装置における特徴を説明するための図である。
[0012]
 実施形態におけるガス監視画像記録装置は、ガス漏れの監視に利用されるガス監視画像の画像データ(ガス監視画像データ)を検索可能に記憶部に記憶する装置であり、例えば、図1に示すように、画像取得部1と、記憶部2と、制御処理部3と、入力部4と、表示部5と、インターフェース部(IF部)6とを備える。
[0013]
 画像取得部1は、制御処理部3に接続され、制御処理部3の制御に従って、ガス漏れの監視に利用される、時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する装置である。前記ガス監視画像データは、本実施形態では、赤外線画像からガス漏れを検出するので、ガス漏れを監視する監視対象領域を被写体として赤外線カメラで撮像することによって生成された、時系列な複数の赤外線画像から成るデータである。本実施形態では、前記ガス監視画像データは、所定の時間長の動画データであり、監視時間に応じて複数備える。例えば、10秒ごとにガス監視画像データが生成されると、24時間では、ガス監視画像データは、6×60×24=8640個となり、1年間では、ガス監視画像データは、8640×365=3153600個となる。また例えば、20秒ごとにガス監視画像データが生成されると、24時間では、ガス監視画像データは、3×60×24=4320個となり、1年間では、ガス監視画像データは、4320×365=1576800個となる。これら複数のガス監視画像データに対し、個々に識別可能に任意のファイル名が付される。例えば、ガス監視画像データの生成時刻(取得時刻)でファイル名が付される。
[0014]
 画像取得部1は、例えば、このようなガス監視画像データを生成する赤外線カメラであって良い。また例えば、画像取得部1は、例えばネットワークカード等の、通信を行う通信部であり、前記ガス監視画像データを生成する赤外線カメラからネットワークを介して前記ガス監視画像データを受信して取得する。また例えば、画像取得部1は、通信を行う通信部であり、前記ガス監視画像データを記憶して提供するサーバ装置からネットワークを介して前記ガス監視画像データを受信して取得する。また例えば、画像取得部1は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格で外部機器とデータを交換するインターフェース部であり、前記ガス監視画像データを記憶する、例えばUSBメモリ等の記憶装置から前記ガス監視画像データを読み込んで取得する。また例えば、画像取得部1は、例えばCD-ROM等の記録媒体からデータを読み込むドライブ装置であり、前記ガス監視画像データを記憶する前記記憶媒体から前記ガス監視画像データを読み込んで取得する。
[0015]
 画像取得部1は、取得したガス監視画像データを制御処理部3へ出力し、制御処理部3は、画像取得部1で取得したガス監視画像データを記憶部2に記憶する。
[0016]
 入力部4は、制御処理部3に接続され、例えば、ガス監視画像データに対する所定の特徴を関連付ける関連付け処理の開始を指示するコマンドや、検索の開始を指示するコマンド等の各種コマンド、および、例えば監視対象領域の名称等の前記関連付け処理を実施する上で必要な各種データや、検索キー等の検索する上で必要な各種データをガス監視画像記録装置Dに入力する機器であり、例えば、キーボードやマウス等である。入力部4は、所定の特徴を検索キーとして受け付ける検索キー入力部の一例に相当する。表示部5は、制御処理部3に接続され、制御処理部3の制御に従って、入力部4から入力されたコマンドやデータ、および、ガス監視画像記録装置Dによって検索されたガス監視画像データの画像を出力する機器であり、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイおよび有機ELディスプレイ等の表示装置である。
[0017]
 なお、入力部4および表示部5からタッチパネルが構成されてもよい。このタッチパネルを構成する場合において、入力部4は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力装置である。このタッチパネルでは、表示部5の表示面上に位置入力装置が設けられ、表示部5に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、ユーザが、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力装置によってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容としてガス監視画像記録装置Dに入力される。このようなタッチパネルでは、ユーザは、入力操作を直感的に理解し易いので、ユーザにとって取り扱い易いガス監視画像記録装置Dが提供される。
[0018]
 IF部6は、制御処理部3に接続され、制御処理部3の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行う回路であり、例えば、シリアル通信方式であるRS-232Cのインターフェース回路、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Association)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。なお、画像取得部1が上述で例示したように前記通信部である場合には、必要ではないが、IF部6は、外部機器との間で通信を行う回路であり、例えば、データ通信カードや、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路等であっても良い。
[0019]
 記憶部2は、制御処理部3に接続され、制御処理部3の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。
[0020]
 前記各種の所定のプログラムには、制御プログラム、漏洩候補領域抽出プログラム、特徴抽出プログラム、記憶処理プログラムおよび検索処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記制御プログラムは、ガス監視画像記録装置Dの各部1、2、4~6を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するプログラムである。前記漏洩候補領域抽出プログラムは、画像取得部1で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出するプログラムである。前記特徴抽出プログラムは、前記漏洩候補領域抽出プログラムで漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出するプログラムである。前記記憶処理プログラムは、前記特徴抽出プログラムで抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出プログラムで漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2に記憶するプログラムである。前記検索処理プログラムは、前記漏洩候補領域抽出プログラムで漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2に記憶された複数の特徴の中から、入力部4で受け付けた検索キーに対応する特徴を検索し、前記検索した特徴に関連づけられている、前記漏洩候補領域抽出プログラムで漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示するプログラムである。
[0021]
 前記各種の所定のデータには、例えば画像取得部1で取得した複数のガス監視画像データや、特徴情報や、ガス情報等の、各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。
[0022]
 記憶部2は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。記憶部2は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆる制御処理部3のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。記憶部2は、比較的大容量のデータを記憶できるハードディスク装置を備えても良い。そして、記憶部2は、複数のガス監視画像データ、特徴情報およびガス情報係数情報それぞれを記憶するために、ガス監視画像記憶部21、特徴情報記憶部22およびガス情報記憶部23それぞれを機能的に備える。
[0023]
 ガス監視画像記憶部21は、画像取得部1で取得した複数のガス監視画像データを、所定のファイル名を付して記憶するものである。
[0024]
 特徴情報記憶部22は、前記記憶処理プログラムでガス監視画像データに関連付けられた特徴を表す特徴情報を記憶するものである。前記特徴については後述する。例えば、特徴情報記憶部22は、特徴情報および前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名を収容した電子ファイルを、個々に識別可能に任意のファイル名を付して記憶する。また例えば、特徴情報記憶部22は、特徴情報を収容した電子ファイルを、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名と拡張子を除き同じファイル名を付して記憶する。また例えば、特徴情報記憶部22は、特徴情報を、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名に組み込んで収容する。この場合、特徴情報記憶部22は、ガス監視画像記憶部21と兼用される。また例えば、特徴情報記憶部22は、特徴情報を、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データの電子ファイルに組み込んで収容する。このようなメタデータ(本実施形態では特徴情報)を収容できる動画データの電子ファイルは、例えば、mp4形式の電子ファイルである。この場合も、特徴情報記憶部22は、ガス監視画像記憶部21と兼用される。なお、特徴情報がガス監視画像データのファイル名に組み込まれて収容される場合や、特徴情報がガス監視画像データの電子ファイルに組み込まれて収容される場合では、前記特徴情報は、例えば符号化されることで、データ量が圧縮されることが好ましい。この場合では、前記特徴情報と符号との対応関係が記憶部2に記憶される。
[0025]
 ガス情報記憶部23は、前記特徴を抽出する上で必要なガスに関するガス情報を記憶するものである。前記ガス情報は、例えば、本実施形態では、ガス漏れを監視する監視対象領域に配設されているガス設備(ガス施設)の配設位置およびその形状を表す位置形状情報、および、前記ガス設備内のガスにおけるガス種を表すガス種情報等である。前記ガス設備(ガス施設)は、例えば、配管、タンクおよびバルブ等である。前記位置形状情報は、例えばガス設備の名称等のガス設備を特定し識別するための識別子(ガス設備ID)と、その位置および形状それぞれとを互いに対応付けてガス情報記憶部23に記憶される。ガス設備の位置および形状のデータ基づいて前記ガス設備の占有領域が求められる。前記位置は、前記監視対象領域に設定された座標系で表された実際の座標値であって良いが、前記監視対象領域を被写体として撮像した画像における画素位置で表されることが好ましい。これによれば、画像から求めた漏洩位置から容易にガス漏れを起こしたガス設備が特定できる。前記ガス種情報は、前記ガス設備IDと、そのガス設備内のガスのガス種(ガスの種類)とを互いに対応付けてガス情報記憶部23に記憶される。
[0026]
 制御処理部3は、ガス監視画像記録装置Dの各部1、2、4~6を当該機能に応じて制御し、ガス漏れの監視に利用されるガス監視画像データを検索可能に記憶部2に記憶するための回路である。より具体的には、制御処理部3は、本実施形態では、前記所定の制御処理プログラムが実行されることによって、制御部31と、漏洩候補領域抽出部32と、特徴抽出部33と、記憶処理部34と、検索処理部35とを機能的に備える。
[0027]
 制御部31は、ガス監視画像記録装置Dの各部1、2、4~6を当該機能に応じて制御し、ガス監視画像記録装置Dの全体制御を司るものである。
[0028]
 漏洩候補領域抽出部32は、画像取得部1で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出するものである。このような漏洩候補領域の抽出には、例えば特許第5343054号公報(特開2012-058093号公報)に開示された手法や国際公開第2017/073426号に開示された手法や国際公開第2017/073430号に開示された手法等の公知の手法が利用される。
[0029]
 特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出した場合に、ガス漏れに関する所定の特徴を抽出するものである。
[0030]
 前記特徴は、例えば、図2に示すように、ガスが漏れ出している箇所の位置である漏洩位置PSを含み、特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を抽出する。特徴抽出部33は、例えば、時系列で連続的に抽出される漏洩候補領域のうちの最初に抽出された漏洩候補領域の位置(またはその中央位置)を漏洩位置として抽出する。また例えば、特徴抽出部33は、国際公開第2017/073426号に開示された手法で漏洩位置を抽出する。
[0031]
 また例えば、前記特徴は、漏れているガスの種類であるガス種を含み、特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を抽出し、この抽出した漏洩位置およびガス情報記憶部に記憶されている位置形状情報に基づいて前記抽出した漏洩位置に対応するガス設備を抽出し、この抽出した施設およびガス情報記憶部に記憶されているガス種情報に基づいて前記抽出したガス設備に対応するガス種を抽出する。なお、ガス監視画像データを生成した赤外線カメラと監視対象領域との距離や前記赤外線カメラの画角等は、既知であるとする。より具体的には、本実施形態では、まず、特徴抽出部33は、上述の手法により、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を抽出する。次に、特徴抽出部33は、ガス情報記憶部に記憶されている位置形状情報から、この抽出した漏洩位置に対応するガス設備IDを選定(検索)する。そして、特徴抽出部33は、ガス情報記憶部に記憶されているガス種情報から、この選定したガス設備IDに対応するガス種を選定(検索)する。これによって漏洩ガスのガス種が抽出される。例えば、図2に示すように、漏洩ガスの漏洩位置PSがメタン配管PP2上で抽出されると、メタンがガス種として抽出される。
[0032]
 また例えば、前記特徴は、漏れているガスの規模である漏洩規模を含み、特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域に基づいて漏洩規模を抽出する。前記漏洩規模は、漏洩ガスにおけるガス雲サイズ、濃度厚み積および出現時間のうちの少なくとも1つを含む。特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域のサイズを前記ガス雲サイズとして求める。例えば、図2に示すように、特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域における横方向の長さWxおよび縦方向の長さWyを前記ガス雲サイズとして求める(ガス雲サイズ=Wx×Wy)。特徴抽出部33は、例えば、国際公開第2017/104607号に開示された手法や国際公開第2017/073429号に開示された手法等によって漏洩ガスの濃度厚み積を求める。特徴抽出部33は、時系列で連続的に抽出される漏洩候補領域のうちの最初および最後それぞれに抽出された各漏洩候補領域の各抽出時刻の差から、漏洩ガスの出現時間を求める。
[0033]
 記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2に記憶するものである。
[0034]
 例えば、記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を収容した電子ファイルを、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶する。より具体的には、記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を表す特徴情報および前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名を収容した電子ファイルを、個々に識別可能に任意のファイル名を付して特徴情報記憶部22に記憶する。あるいは、記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を表す特徴情報を収容した電子ファイルを、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名と拡張子を除き同じファイル名を付して特徴情報記憶部22に記憶する。
[0035]
 また例えば、記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を表す特徴情報を、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データのファイル名に組み込む。
[0036]
 また例えば、記憶処理部34は、特徴抽出部33で抽出した特徴を表す特徴情報を、前記特徴情報に関連付けられるガス監視画像データの電子ファイルに組み込む。
[0037]
 検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の特徴の中から、入力部4で受け付けた検索キーに対応する特徴を検索し、この検索した特徴に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示するものである。
[0038]
 例えば、入力部4は、検索すべき漏洩位置の検索位置または検索領域を前記検索キーとして受け付ける。より具体的には、表示部5は、ガス漏れを監視する監視対象領域を被写体として撮像することによって得られた監視対象領域画像を表示し、入力部4は、表示部5に表示された監視対象領域画像で前記検索キーとしての検索位置または検索領域の指定を受け付ける。検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の漏洩位置の中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索位置または検索領域に対応する漏洩位置を検索し、この検索した漏洩位置に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。より具体的には、検索処理部35は、前記検索した特徴としての漏洩位置を前記取り出したガス監視画像データに重畳して、前記取り出したガス監視画像データを表示部5に表示する。
[0039]
 また例えば、入力部4は、検索すべきガス種の検索ガス種を前記検索キーとして受け付ける。検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数のガス種の中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索ガス種に対応するガス種を検索し、この検索したガス種に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。
[0040]
 また例えば、入力部4は、検索すべき漏洩規模の検索漏洩規模を前記検索キーとして受け付ける。前記検索漏洩規模は、漏洩ガスにおけるガス雲サイズ、濃度厚み積および出現時間のうちの少なくとも1つを含む。検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の漏洩規模の中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索漏洩規模に対応する漏洩規模を検索し、この検索した漏洩規模に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。より具体的には、前記検索漏洩規模がガス雲サイズである場合には、検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数のガス雲サイズの中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索ガス雲サイズに対応するガス雲サイズを検索し、この検索したガス雲サイズに関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。前記検索漏洩規模が濃度厚み積である場合には、検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の濃度厚み積の中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索濃度厚み積に対応する濃度厚み積を検索し、この検索した濃度厚み積に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。前記検索漏洩規模が出現時間である場合には、検索処理部35は、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の出現時間の中から、入力部4で検索キーとして受け付けた検索出現時間に対応する出現時間を検索し、この検索した出現時間に関連づけられている、漏洩候補領域抽出部32で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して表示部5に表示する。
[0041]
 このようなガス監視画像記録装置Dは、画像取得部1を除き、例えばデスクトップ型やノード型等のコンピュータによって構成可能である。
[0042]
 次に、本実施形態の動作について説明する。図3は、前記ガス監視画像記録装置におけるガス監視画像データに特徴を関連付ける動作を示すフローチャートである。図4は、前記ガス監視画像記録装置における検索の動作を示すフローチャートである。図5は、前記ガス監視画像記録装置に表示される検索トップ画面を示す図である。図6は、前記ガス監視画像記録装置に表示されるガス雲サイズの検索画面を示す図である。図7は、前記ガス監視画像記録装置に表示される漏洩位置の検索画面を示す図である。図8は、前記ガス監視画像記録装置に表示されるガス雲サイズでの検索結果を表示するサイズ検索結果画面を示す図である。図9は、前記ガス監視画像記録装置に表示される漏洩位置での検索結果を表示する位置検索結果画面を示す図である。
[0043]
 このような構成のガス監視画像記録装置Dは、その電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。その制御処理プログラムの実行によって、制御処理部3には、制御部31、漏洩候補領域抽出部32、特徴抽出部33、記憶処理部34および検索処理部35が機能的に構成される。そして、ここでは、複数のガス監視画像データが画像取得部1で取得され、記憶部2のガス監視画像記憶部21には、この取得された複数のガス監視画像データがファイル名を付せられて記憶されているものとする。
[0044]
 ガス監視画像記録装置Dにおけるガス監視画像データに特徴を関連付ける動作では、図3において、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3の漏洩候補領域抽出部32によって、記憶部2のガス監視画像記憶部21に記憶されている複数のガス監視画像データを時系列順に取り出し、この取り出したガス監視画像データに基づいて漏洩候補領域を抽出する処理を実行する(S11)。
[0045]
 続いて、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3によって、前記処理S11で漏洩候補領域を抽出したか否かを判定する(S12)。この判定の結果、漏洩候補領域が抽出されていない場合(No)には、ガス監視画像記録装置Dは、次に処理S15を実行し、一方、漏洩候補領域が抽出されている場合(Yes)には、ガス監視画像記録装置Dは、次に処理S13、処理S14および処理S15の各処理を順次に実行する。
[0046]
 この処理S13では、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3の特徴抽出部33によって、所定の特徴を抽出する。本実施形態では、特徴抽出部33は、漏洩候補領域抽出部32で抽出した漏洩候補領域に基づいて漏洩位置、ガス種および漏洩規模(ガス雲サイズ、濃度厚み積および出現時間)それぞれを前記特徴として抽出する。
[0047]
 続いて、処理S14では、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3の記憶処理部34によって、前記処理S13で特徴抽出部33によって抽出した前記特徴を、前記処理S11で漏洩候補領域抽出部32によって漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶する。
[0048]
 そして、処理S15では、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3によって、記憶部2のガス監視画像記憶部21に記憶されている全てのガス監視画像データに対して処理を終了したか否かを判定する。この判定の結果、全ての処理が終了している場合(Yes)には、ガス監視画像記録装置Dは、本処理を終了し、一方、全ての処理が終了していない場合(No)には、ガス監視画像記録装置Dは、処理を処理S11に戻す。
[0049]
 このような動作によって、ガス監視画像記録装置Dは、漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに特徴を関連付ける。
[0050]
 なお、上述では、予め画像取得部1で取得され記憶部2のガス監視画像記憶部21に記憶された複数のガス監視画像データについて各処理が実行されたが、画像取得部1でガス監視画像データを取得しつつ、取得後直ちにガス監視画像データについて各処理が実行されても良い。
[0051]
 一方、ガス監視画像記録装置Dにおける検索の動作では、図4において、まず、ガス監視画像記録装置Dは、制御処理部3の検索処理部35によって、検索トップ画面を表示部5に表示する(S21)。
[0052]
 前記検索トップ画面は、検索したい検索項目を選択してこの検索した検索項目をガス監視画像記録装置Dに入力するための画面である。このような検索トップ画面71は、例えば、図5に示すように、「漏洩ガスサイズ」ボタン711と、「漏洩ガス濃度厚み積」ボタン712と、「漏洩時間」ボタン713と、「漏洩位置」ボタン714と、「漏洩ガス種」ボタン715と、監視対象領域を撮像した画像を表示する監視対象画像表示領域716とを備える。「漏洩ガスサイズ」ボタン711は、検索項目として漏洩ガスのガス雲サイズを選択してガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。「漏洩ガス濃度厚み積」ボタン712は、検索項目として漏洩ガスの濃度厚み積を選択してガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。「漏洩時間」ボタン713は、検索項目として漏洩ガスの出現時間を選択してガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。「漏洩位置」ボタン714は、検索項目として漏洩ガスの漏洩位置を選択してガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。「漏洩ガス種」ボタン715は、検索項目として漏洩ガスのガス種を選択してガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。
[0053]
 ユーザ(検索者)は、検索トップ画面で検索項目を選択する入力操作を行う。検索項目の入力操作を受け付けると、ガス監視画像記録装置Dは、検索処理部35によって、検索項目別の検索画面を表示部5に表示する(S22)。
[0054]
 例えば、ユーザがマウスカーソル727を「漏洩ガスサイズ」ボタン711上に移動させ左ダブルクリックする等の、「漏洩ガスサイズ」ボタン711の入力操作を受け付けると、検索処理部35は、検索トップ画面71からガス雲サイズの検索キーを受け付けるガス雲サイズの検索画面を表示部5に表示する。このガス雲サイズの検索画面72は、例えば、図6に示すように、“漏洩ガスサイズ”のように検索項目名を表示する検索項目名表示領域721と、検索したいガス雲サイズ(検索ガス雲サイズ)を検索キーとしてガス監視画像記録装置Dに入力する検索キー入力部722~725と、監視対象画像表示領域716と同様の監視対象画像表示領域726とを備える。図6に示す例では、検索キー入力部722~725は、検索ガス雲サイズが予め規定されている第1ないし第3検索キー入力部722~724と、検索ガス雲サイズを任意の数値で入力できる第4検索キー入力部725とを備えている。第1検索キー入力部722は、検索ガス雲サイズとして40m 以上の範囲をガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンであり、図6では、「ランクA 40m 以上」ボタンで表示されている。第2検索キー入力部723は、検索ガス雲サイズとして10m より大きく40m より小さい範囲をガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンであり、図6では、「ランクB 10m <サイズ<40m 」ボタンで表示されている。第3検索キー入力部724は、検索ガス雲サイズとして10m 以下の範囲をガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンであり、図6では、「ランクC 10m 以下」ボタンで表示されている。第4検索キー入力部725は、数値をガス監視画像記録装置Dに入力する数値入力ボックスである。
[0055]
 また例えば、「漏洩ガス濃度厚み積」ボタン712の入力操作を受け付けると、検索処理部35は、検索トップ画面71から濃度厚み積の検索キーを受け付ける濃度厚み積の検索画面を表示部5に表示する。この濃度厚み積の検索画面は、“濃度厚み積”のように検索項目名を表示する検索項目名表示領域と、検索したい濃度厚み積(検索濃度厚み積)を検索キーとしてガス監視画像記録装置Dに入力する検索キー入力部とを備える。前記検索キー入力部は、例えば、数値をガス監視画像記録装置Dに入力する数値入力ボックスである。
[0056]
 また例えば、「漏洩時間」ボタン713の入力操作を受け付けると、検索処理部35は、検索トップ画面71から出現時間の検索キーを受け付ける出現時間の検索画面を表示部5に表示する。この出現時間の検索画面は、“漏洩時間”のように検索項目名を表示する検索項目名表示領域と、検索したい出現時間(検索出現時間)を検索キーとしてガス監視画像記録装置Dに入力する検索キー入力部とを備える。前記検索キー入力部は、例えば、数値をガス監視画像記録装置Dに入力する数値入力ボックスである。
[0057]
 また例えば、「漏洩位置」ボタン714の入力操作を受け付けると、検索処理部35は、検索トップ画面71から漏洩位置の検索キーを受け付ける漏洩位置の検索画面を表示部5に表示する。この漏洩位置の検索画面73は、例えば、図7に示すように、“漏洩位置”のように検索項目名を表示する検索項目名表示領域731と、検索したい位置(検索位置)を検索キーとしてガス監視画像記録装置Dに入力する検索キー入力部732(732-1~732-4)とを備える。検索キー入力部732は、本実施形態では、ユーザが監視対象領域の画像を参照しながら検索位置を指定して入力できるように、監視対象領域の画像を表示した領域を備えて構成されている。このような監視対象領域の画像上で検索位置を指定する入力操作(例えば検索位置にマウスカーソルを合わせて左ダブルクリックを行う操作等)を行うことで、検索位置がガス監視画像記録装置Dに入力されてもよいが、本実施形態では、検索したい領域(検索領域)で検索キーがガス監視画像記録装置Dに入力される。より具体的には、検索キー入力部732は、図7に示すように、監視対象領域の画像を表示した領域を4分割した第1ないし第4検索キー入力部732-1~732-4を備えて構成されている。第1検索キー入力部732-1は、監視対象領域の左上半分を検索領域としてガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。第2検索キー入力部732-2は、監視対象領域の右上半分を検索領域としてガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。第3検索キー入力部732-3は、監視対象領域の左下半分を検索領域としてガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。第4検索キー入力部732-4は、監視対象領域の右下半分を検索領域としてガス監視画像記録装置Dに入力するためボタンである。なお、監視対象領域の画像上において、矩形の2頂点を指定することで前記矩形で検索領域が入力されても良い。
[0058]
 また例えば、「漏洩ガス種」ボタン715の入力操作を受け付けると、検索処理部35は、検索トップ画面71からガス種の検索キーを受け付けるガス種の検索画面を表示部5に表示する。このガス種の検索画面は、“漏洩ガス種”のように検索項目名を表示する検索項目名表示領域と、検索したいガス種(検索ガス種)を検索キーとしてガス監視画像記録装置Dに入力する検索キー入力部とを備える。前記検索キー入力部は、例えば、テキストをガス監視画像記録装置Dに入力するテキスト入力ボックスである。
[0059]
 図4に戻って、そして、検索項目別の検索画面を用いて入力部4から検索キーの入力を受け付けると(S23)、ガス監視画像記録装置Dは、検索処理部35によって、記憶部2の特徴情報記憶部22に記憶された複数の特徴の中から、入力部4で受け付けた検索キーに対応する特徴を検索し、この検索した特徴に関連づけられているガス監視画像データを取り出して表示部5に表示し(S24)、本処理を終了する。
[0060]
 例えば、前記処理S23で、図6に示すガス雲サイズの検索画面72における、第3検索キー入力部724の「ランクC 10m 以下」ボタンの入力操作を受け付けると、前記処理S24で、検索処理部35は、特徴情報記憶部22に記憶されている複数の特徴情報の中から、ガス雲サイズが10m 以下である特徴情報を選定(検索)し、この選定した特徴に関連付けられているガス監視画像データをガス監視画像記憶部21から取り出し、この取り出したガス監視画像データのガス監視画像を表示部5に表示する。例えば、この取り出したガス監視画像データのガス監視画像は、図8に示すように、ガス雲サイズでの検索結果を表示するサイズ検索結果画面81で表示部5に表示される。このサイズ検索結果画面81は、“ランクCの検索結果”のように画面のタイトルを表示する画面タイトル領域811と、検索結果を表示する検索結果領域812とを備える。図8に示す例では、前記処理S24で3個の第1ないし第3ガス監視画像データが検索され、検索結果領域812は、第1ガス監視画像データのガス監視画像(例えば第1ガス監視画像データの中で漏洩候補領域が抽出されたガス監視画像(複数の場合には、そのうちの1個のガス監視画像、あるいは、動画))を表示する第1検索結果領域812-1と、第2ガス監視画像データのガス監視画像を表示する第2検索結果領域812-2と、第3ガス監視画像データのガス監視画像を表示する第3検索結果領域812-3とを備えて構成される。そして、図8に示す例では、各検索結果領域812-1~812-3には、ガス漏洩の各発生時刻も表示されている。
[0061]
 また例えば、前記処理S23で、図7に示す漏洩位置の検索画面73における、第1検索キー入力部732-1の入力操作を受け付けると、前記処理S24で、検索処理部35は、特徴情報記憶部22に記憶されている複数の特徴情報の中から、漏洩位置がガス監視画像の左上半分の領域以内である特徴情報を選定(検索)し、この選定した特徴情報に関連付けられているガス監視画像データをガス監視画像記憶部21から取り出し、この取り出したガス監視画像データのガス監視画像を表示部5に表示する。例えば、この取り出したガス監視画像データのガス監視画像は、図9示すように、漏洩位置での検索結果を表示する位置検索結果画面82で表示部5に表示される。この位置検索結果画面82は、“Aゾーンの検索結果”のように画面のタイトルを表示する画面タイトル領域821と、検索結果を表示する検索結果領域822とを備える。図8に示す例では、前記処理S24で2個の第1および第2ガス監視画像データが検索され、検索結果領域822は、第1ガス監視画像データのガス監視画像(例えば第1ガス監視画像データの中で漏洩候補領域が抽出されたガス監視画像(複数の場合には、そのうちの1個のガス監視画像、あるいは、動画))を表示する第1検索結果領域822-1と、第2ガス監視画像データのガス監視画像を表示する第2検索結果領域822-2とを備えて構成される。そして、図9に示す例では、各検索結果領域822-1、822-2には、ガス漏洩の各発生時刻も表示されている。さらに、図9に示す例では、各検索結果領域822-1、822-2には、前記選定した各特徴情報による各漏洩位置PS-1、PS-2が×印でガス監視画像に重畳して表示されている。
[0062]
 なお、上述では、検索結果は、ガス監視画像データのガス監視画像を表示することで表示部5に表示されたが、ガス監視画像データのファイル名の一覧表で表示部5に表示されても良い。また、上述のように、ガス監視画像データの生成時刻(取得時刻)でファイル名が付されるので、図8や図9に示すように、生成時刻(取得時刻)が表示されても良い。また、ガス監視画像データの生成時刻(取得時刻)でファイル名が付されていない場合に、生成時刻(取得時刻)の表示のために、ガス監視画像データの生成時刻(取得時刻)が記憶部2に記憶されても良い。
[0063]
 以上説明したように、本実施形態におけるガス監視画像記録装置Dならびにこれに実装されたガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、時系列な複数の画像から成るガス監視画像データに基づいて漏洩候補領域を抽出した場合に、前記特徴を抽出し、この抽出した特徴を、前記漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部2に記憶する。このため、上記ガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、前記特徴を手がかりにできるから、より容易に目的の画像データを探すことができる。
[0064]
 上述によれば、漏洩位置を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、漏洩位置を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、ガス漏れを監視する監視対象領域において、各位置ごとに、あるいは、各領域ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0065]
 上述によれば、ガス種を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、ガス種を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、各ガス種ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0066]
 上述によれば、漏洩規模を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、漏洩規模を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、各漏洩規模ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0067]
 上記ガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、検索キーで目的の画像データを検索できる。
[0068]
 上述によれば、検索位置または検索領域を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、ガス漏れを監視する監視対象領域において、各位置ごとに、あるいは、各領域ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0069]
 上記ガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、監視対象領域画像を表示部5に表示するので、この監視対象領域画像を参照しながら、検索キーとして検索位置または検索領域を指定できる。
[0070]
 上記ガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、表示部5にガス監視画像データおよび漏洩位置を表示でき、ガス漏れを起こしたガス設備を視覚で認識できる。
[0071]
 上述によれば、検索ガス種を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、各ガス種ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0072]
 上述によれば、検索漏洩規模を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。このようなガス監視画像記録装置D、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、各漏洩規模ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0073]
 本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
[0074]
 一態様にかかるガス監視画像記録装置は、所定のデータを記憶する記憶部と、ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得部と、前記画像取得部で取得した前記ガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出部と、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて前記記憶部に記憶する記憶処理部とを備える。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記画像取得部は、前記ガス監視画像データを生成する赤外線カメラである。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記画像取得部は、通信を行う通信部であり、前記ガス監視画像データを生成する赤外線カメラから前記ガス監視画像データを受信して取得する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記画像取得部は、通信を行う通信部であり、前記ガス監視画像データを記憶して提供するサーバ装置から前記ガス監視画像データを受信して取得する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記画像取得部は、外部機器とデータを交換するインターフェース部であり、前記ガス監視画像データを記憶する記憶装置から前記ガス監視画像データを読み込んで取得する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記画像取得部は、記録媒体からデータを読み込むドライブ装置であり、前記ガス監視画像データを記憶する記憶媒体から前記ガス監視画像データを読み込んで取得する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記記憶処理部は、前記特徴抽出部で抽出した特徴を収容した電子ファイルを、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて前記記憶部に記憶する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データは、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出した画像を含む所定の時間長の画像データであり、前記記憶処理部は、前記特徴抽出部で抽出した特徴を、前記画像データの電子ファイルにおけるファイル名に収容する。好ましくは、上述のガス監視画像記録装置において、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データは、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出した画像を含む所定の時間長の画像データであり、前記記憶処理部は、前記特徴抽出部で抽出した特徴を、前記画像データの電子ファイルに収容する。好ましくは、前記画像データの電子ファイルは、mp4形式の電子ファイルである。
[0075]
 このようなガス監視画像記録装置は、時系列な複数の画像から成るガス監視画像データに基づいて漏洩候補領域を抽出した場合に、前記特徴を抽出し、この抽出した特徴を、前記漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する。このため、上記ガス監視画像記録装置は、前記特徴を手がかりにできるから、より容易に目的の画像データを探すことができる。
[0076]
 他の一態様では、上述のガス監視画像記録装置において、前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を前記特徴の1つとして抽出する。
[0077]
 これによれば、漏洩位置を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、漏洩位置を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、ガス漏れを監視する監視対象領域において、各位置ごとに、あるいは、各領域ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0078]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、ガス漏れを監視する監視対象領域に配設されているガス設備の配設位置および形状を表す位置形状情報と、前記ガス設備内のガスにおけるガス種を表すガス種情報とを記憶するガス情報記憶部をさらに備え、前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を抽出し、前記抽出した漏洩位置および前記ガス情報記憶部に記憶されている位置形状情報に基づいて前記抽出した漏洩位置に対応するガス設備を抽出し、前記抽出した施設および前記ガス情報記憶部に記憶されているガス種情報に基づいて前記抽出したガス設備に対応するガス種を前記特徴の他の1つとして抽出する。
[0079]
 これによれば、ガス種を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、ガス種を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、各ガス種ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0080]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて、漏洩ガスにおけるガス雲サイズ、濃度厚み積および出現時間のうちの少なくとも1つを含む漏洩規模を前記特徴の他の1つとして抽出する。
[0081]
 これによれば、漏洩規模を前記特徴の1つとして抽出するガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、漏洩規模を手がかりに目的の画像データを探すことができるから、各漏洩規模ごとに、漏洩傾向を把握することが可能となる。漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行うことも可能となる。
[0082]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、画像を表示する表示部と、所定の特徴を検索キーとして受け付ける検索キー入力部と、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて前記記憶部に記憶された複数の特徴の中から、前記検索キー入力部で受け付けた検索キーに対応する特徴を検索し、前記検索した特徴に関連づけられている、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して前記表示部に表示する検索処理部とをさらに備える。
[0083]
 このようなガス監視画像記録装置は、検索キーで目的の画像データを検索できる。
[0084]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、前記検索キー入力部は、検索すべき漏洩位置の検索位置または検索領域を前記検索キーとして受け付ける。
[0085]
 これによれば、検索位置または検索領域を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、ガス漏れを監視する監視対象領域において、各位置ごとに、あるいは、各領域ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0086]
 他の一態様では、上述のガス監視画像記録装置において、前記表示部は、ガス漏れを監視する監視対象領域の監視対象領域画像を表示し、前記検索キー入力部は、前記表示部に表示された監視対象領域画像で前記検索キーとしての検索位置または検索領域の指定を受け付ける。
[0087]
 このようなガス監視画像記録装置は、表示部に表示された監視対象領域画像を参照しながら、検索キーとして検索位置または検索領域を指定できる。
[0088]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、前記検索処理部は、前記検索した特徴としての漏洩位置を前記取り出したガス監視画像データに重畳して、前記取り出したガス監視画像データを、前記表示部に表示する。
[0089]
 このようなガス監視画像記録装置は、表示部にガス監視画像データおよび漏洩位置を表示でき、ガス漏れを起こしたガス設備を視覚で認識できる。
[0090]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、前記検索キー入力部は、検索すべきガス種の検索ガス種を前記検索キーとして受け付ける。
[0091]
 これによれば、検索ガス種を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、各ガス種ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0092]
 他の一態様では、これら上述のガス監視画像記録装置において、前記検索キー入力部は、検索すべき漏洩規模の検索漏洩規模を前記検索キーとして受け付ける。
[0093]
 これによれば、検索漏洩規模を前記検索キーとして目的の画像データを検索できるガス監視画像記録装置が提供できる。このようなガス監視画像記録装置は、各漏洩規模ごとに、漏洩傾向を把握でき、漏洩傾向に応じて監視強化箇所の決定やガス設備の補修や交換時期の計画等を行い得る。
[0094]
 本発明の他の一態様にかかるガス監視画像記録方法は、ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得工程と、前記画像取得工程で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出工程と、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出工程と、前記特徴抽出工程で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する記憶処理工程とを備える。本発明の他の一態様にかかるガス監視画像記録プログラムは、コンピュータに、ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得工程と、前記画像取得工程で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出工程と、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出工程と、前記特徴抽出工程で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する記憶処理工程とを、実行させるためのプログラムである。
[0095]
 このようなガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、時系列な複数の画像から成るガス監視画像データに基づいて漏洩候補領域を抽出した場合に、前記特徴を抽出し、この抽出した特徴を、前記漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する。このため、上記ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムは、前記特徴を手がかりにできるから、より容易に目的の画像データを探すことができる。
[0096]
 この出願は、2018年7月5日に出願された日本国特許出願特願2018-128367を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
[0097]
 本発明の実施形態が詳細に図示され、かつ、説明されたが、それは単なる図例及び実例であって限定ではない。本発明の範囲は、添付されたクレームの文言によって解釈されるべきである。
[0098]
 本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。

産業上の利用可能性

[0099]
 本発明によれば、ガス漏れの監視に利用されるガス監視画像を記録するガス監視画像記録装置、ガス監視画像記録方法およびガス監視画像記録プログラムが提供できる。

請求の範囲

[請求項1]
 所定のデータを記憶する記憶部と、
 ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得部と、
 前記画像取得部で取得した前記ガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出部と、
 前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出部と、
 前記特徴抽出部で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて前記記憶部に記憶する記憶処理部とを備える、
 ガス監視画像記録装置。
[請求項2]
 前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を前記特徴の1つとして抽出する、
 請求項1に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項3]
 ガス漏れを監視する監視対象領域に配設されているガス設備の配設位置および形状を表す位置形状情報と、前記ガス設備内のガスにおけるガス種を表すガス種情報とを記憶するガス情報記憶部をさらに備え、
 前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて漏洩位置を抽出し、前記抽出した漏洩位置および前記ガス情報記憶部に記憶されている位置形状情報に基づいて前記抽出した漏洩位置に対応するガス設備を抽出し、前記抽出した施設および前記ガス情報記憶部に記憶されているガス種情報に基づいて前記抽出したガス設備に対応するガス種を前記特徴の他の1つとして抽出する、
 請求項1または請求項2に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項4]
 前記特徴抽出部は、前記漏洩候補領域に基づいて、漏洩ガスにおけるガス雲サイズ、濃度厚み積および出現時間のうちの少なくとも1つを含む漏洩規模を前記特徴の他の1つとして抽出する、
 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項5]
 画像を表示する表示部と、
 所定の特徴を検索キーとして受け付ける検索キー入力部と、
 前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて前記記憶部に記憶された複数の特徴の中から、前記検索キー入力部で受け付けた検索キーに対応する特徴を検索し、前記検索した特徴に関連づけられている、前記漏洩候補領域抽出部で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データを取り出して前記表示部に表示する検索処理部とをさらに備える、
 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項6]
 前記検索キー入力部は、検索すべき漏洩位置の検索位置または検索領域を前記検索キーとして受け付ける、
 請求項5に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項7]
 前記表示部は、ガス漏れを監視する監視対象領域の監視対象領域画像を表示し、
 前記検索キー入力部は、前記表示部に表示された監視対象領域画像で前記検索キーとしての検索位置または検索領域の指定を受け付ける、
 請求項6に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項8]
 前記検索処理部は、前記検索した特徴としての漏洩位置を前記取り出したガス監視画像データに重畳して、前記取り出したガス監視画像データを、前記表示部に表示する、
 請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項9]
 前記検索キー入力部は、検索すべきガス種の検索ガス種を前記検索キーとして受け付ける、
 請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項10]
 前記検索キー入力部は、検索すべき漏洩規模の検索漏洩規模を前記検索キーとして受け付ける、
 請求項5ないし請求項9のいずれか1項に記載のガス監視画像記録装置。
[請求項11]
 ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得工程と、
 前記画像取得工程で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出工程と、
 前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出工程と、
 前記特徴抽出工程で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する記憶処理工程とを備える、
 ガス監視画像記録方法。
[請求項12]
 コンピュータに、
 ガス漏れの監視に利用される時系列な複数の画像から成るガス監視画像データを取得する画像取得工程と、
 前記画像取得工程で取得したガス監視画像データに基づいて、ガス漏れの候補となる漏洩候補領域を抽出する漏洩候補領域抽出工程と、
 前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出した場合に、前記ガス漏れに関する所定の特徴を抽出する特徴抽出工程と、
 前記特徴抽出工程で抽出した特徴を、前記漏洩候補領域抽出工程で漏洩候補領域を抽出したガス監視画像データに関連付けて記憶部に記憶する記憶処理工程とを、
 実行させるためのガス監視画像記録プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]