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1. WO2020004019 - 情報処理装置および情報処理方法

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明 細 書

発明の名称 情報処理装置および情報処理方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107  

符号の説明

0108  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24  

明 細 書

発明の名称 : 情報処理装置および情報処理方法

技術分野

[0001]
 本技術は、情報処理装置および情報処理方法に関し、詳しくは、ユーザに対する情報提示を良好に行い得るようにした情報処理装置および情報処理方法に関する。

背景技術

[0002]
 例えば、特許文献1には、通知に対する応答の場所、時間、通知形式等を、ユーザの持つコンテキストと通知の持つコンテキストに基づいて決定する技術が提案されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2014-029676号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1に記載される技術では、ユーザにある情報を提示するに当たって、その情報に関するそのユーザのステータスを考慮していない。そのため、ある情報を提示することが好ましくないユーザにその情報を提示してしまうということも起こり得る。
[0005]
 本技術の目的は、ユーザに対する情報提示を良好に行い得るようにすることにある。

課題を解決するための手段

[0006]
 本技術の概念は、
 トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する制御部を備える
 情報処理装置にある。
[0007]
 本技術において、制御部により、トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて、ユーザに対するそのトピックに関する情報の提示が制御される。例えば、上記分類には、少なくとも無関心が含まれる、ようにされてもよい。また、例えば、上記トピックを共有するユーザは、そのトピックの推定がなされた会話が行われた際に認識されたユーザである、ようにされてもよい。また、例えば、上記トピックを共有するユーザのステータスの分類は、マルチモーダル入力に基づいて行われる、ようにされてもよい。
[0008]
 このように本技術においては、トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいてそのユーザに対するそのトピックに関する情報の提示を制御するものである。そのため、例えば、ある情報を提示することが好ましくないユーザにその情報を提示してしまうということを回避することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行い得るようになる。
[0009]
 なお、本技術において、例えば、制御部は、上記トピックについて上記ユーザがブラックリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する、ようにされてもよい。この場合、あるトピックについてブラックリストに登録されているユーザへのそのトピックに関する情報の提示を確実に回避することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行い得るようになる。
[0010]
 また、本技術において、例えば、制御部は、上記トピックがホワイトリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する、ようにされてもよい。この場合、ホワイトリストに登録されているあるトピックに関する情報については、ステータスに関係なく全てのユーザに提示することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行い得るようになる。
[0011]
 また、本技術において、例えば、制御部は、上記トピックを共有していないユーザの上記トピックに関する潜在的なステータスに応じて、上記トピックを共有していないユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する、ようにされてもよい。これにより、トピックを共有していないユーザに対する情報提示も良好に行い得るようになる。

発明の効果

[0012]
 本技術によれば、ユーザに対する情報提示を良好に行い得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 実施の形態としての情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
[図2] 情報取得部の構成例を示すブロック図である。
[図3] トピックツリーの一例を示す図である。
[図4] トピックが「旅行」である場合におけるユーザ群の構成の一例を示す図である。
[図5] トピックが「お酒」である場合におけるユーザ群の構成の一例を示す図である。
[図6] 情報処理部の構成例を示すブロック図である。
[図7] 情報処理部におけるトピックツリーの作成/更新の手順の一例を示すフローチャートである。
[図8] 情報処理部における共有ユーザステータスの作成/更新の手順の一例を示すフローチャートである。
[図9] 情報処理部におけるトピックツリー/共有ユーザステータスの活用時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図10] 情報処理部における共有ユーザブラックリストの設定時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図11] 情報処理部における共有ユーザブラックリストの設定時の手順の他の一例を示してフローチャートである。
[図12] 情報処理部における共有ユーザブラックリストの活用時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図13] 情報処理部におけるトピックホワイトリストの設定時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図14] 情報処理部におけるトピックホワイトリストの活用時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図15] 情報処理部における潜在的ステータスの設定時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図16] 情報処理部における潜在的ステータスの活用時の手順の一例を示すフローチャートである。
[図17] 本技術に係る実施例1を示す図である。
[図18] 本技術に係る実施例2を示す図である。
[図19] 本技術に係る実施例3を示す図である。
[図20] 本技術に係る実施例4を示す図である。
[図21] 本技術に係る実施例5を示す図である。
[図22] 本技術に係る実施例6を示す図である。
[図23] 本技術に係る実施例7を示す図である。
[図24] コンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
 1.実施の形態
 2.変形例
[0015]
 <1.実施の形態>
 [情報処理システム]
 図1は、実施の形態としての情報処理システム10の構成例を示している。この情報処理システム10は、情報取得部12を持つエージェント11、情報処理部13、外部サービス提供部14、および外部ネットワーク15を含む構成とされている。エージェント11、情報処理部13、外部サービス提供部14は、外部ネットワーク15を介して接続され、相互にデータの授受を行い得るように構成されている。
[0016]
 エージェント11は、例えば、家庭内に配置されて使用されるエージェントである。情報取得部12は、ユーザの発話情報、ユーザ同士の会話情報、ユーザを認識するための情報、ユーザの状態を把握するための情報などを取得する。情報取得部12で取得された情報は、外部ネットワーク15を介して情報処理部13に供給されて、処理される。
[0017]
 図2は、情報取得部12の構成例を示している。情報取得部12は、音声取得部21と、ユーザ状態取得部22を備えている。音声取得部21は、例えばマイクロフォンを含む構成とされ、ユーザのエージェントに対する発話の情報、ユーザ同士の会話情報などを取得する。ユーザ状態取得部22は、例えばイメージセンサやその他の各種センサを含む構成とされ、ユーザを認識するための情報、ユーザの状態を把握するための情報などを取得する。
[0018]
 図1に戻って、情報処理部13は、情報取得部12で取得された情報を処理する。この場合、情報処理部13の入力モーダルの一例として、以下が考えられる。
la.発話解析結果
lb.顔認識結果
lc.動作認識結果
Od.首振り、手振り、全身の動き
le.視線認識結果
lf.表情認識
lg.声の大きさ、声色による感情推定結果
lh.心拍数
li.モバイルデバイスのアプリログ・検索ログ
lj.入力文字列ログ
lk.スケジュール情報
ll.ユーザ属性
Om.性別、年齢、出身地、現在の居住地、職業、趣味
ln.受信メールの差出人情報・メール内容
lo.GPS情報
[0019]
 情報処理部13は、ユーザ同士の会話情報を解析し、その会話に含まれるトピック(話題、主題)を推定する。また、情報処理部13は、ユーザを検出するための情報を処理し、上述のトピックの推定がなされた会話がされた際にエージェント11の監視範囲に存在する所定数のユーザのそれぞれをトピック共有ユーザとして認識する。また、情報処理部13は、ユーザの状態を把握するための情報を処理し、各トピック共有ユーザのステータスを分類する。
[0020]
 この実施の形態において、分類には、「好意的」、「否定的」、「無関心」の3つが含まれる。そのため、情報処理部13は、各ユーザのステータスを、「好意的」、「否定的」、「無関心」のいずれかに分類する。例えば、ポジティブな発言をする、明るい表情をする、明るいトーンで話す、笑い声を出す、などのユーザのステータスは「好意的」とされる。また、例えば、ネガティブな発言をする、暗い表情をする、暗いトーンで話す、などのユーザのステータスは「否定的」とされる。また、例えば、発言をしない、会話の輪に加わっていない、会話とは別のことをしている、等のユーザのステータスは「無関心」とされる。
[0021]
 あるトピックに関する会話が発生する度に、その会話がされた際に存在するユーザの構成が変わる可能性がある。この場合、あるトピックに関して一旦トピック共有ユーザとなったユーザは、その後の会話がされた際に存在していなくても、トピック共有ユーザの地位にとどまる。例えば、あるトピックに関する初回の会話ではA,B,Cの3ユーザが存在していたが、次の回の会話ではA,Bの2ユーザのみとなる場合、Cのユーザは存在していないが、トピック共有ユーザの地位にとどまる。
[0022]
 また、あるトピックに関する会話が発生する度に、各トピック共有ユーザのステータスが変る可能性がある。例えば、初回の会話ではそのステータスが「好意的」であったトピック共有ユーザが、次の回の会話ではそのステータスが「否定的」になり、さらに次の回の会話ではそのステータスが「好意的」になる、ということもあり得る。
[0023]
 なお、あるトピックにぶら下がる子トピックについても設定可能である。例えば、トピックが「旅行」であり、それに対するトピック共有ユーザがA,B,Cの3ユーザであった場合、「旅行におけるサプライズパーティ」という、トピック共有ユーザがA,Bの2ユーザである子トピックを設定できる。詳細説明は省略するが、この子トピックにぶら下がる孫トピックについても設定可能である。つまり、トピック設定に関しては、階層的に行うことが可能である。
[0024]
 情報処理部13は、会話から推定されたトピック(子トピックなどの下位トピックも含む)、その会話が行われた際に存在する所定数のユーザ、およびその所定数のユーザのステータスに基づいて、トピックツリーを生成して、トピックツリーデータベースに登録する。
[0025]
 図3は、トピックツリーの一例を示している。この例は、第1階層とその下位の第2階層の2つの階層からなっている。第1階層のトピックは「旅行」であり、このトピックには、(A(a),B(b),C(c))というトピック共有ユーザを示すデータと、キーワード(W1,W2,W3)を示すデータが付加されている。なお、括弧内のa,b,cはそれぞれのユーザのステータスを示している。
[0026]
 第2階層の子トピックは、「サプライズパーティ」と「アクティビティ」である。「サプライズパーティ」の子トピックには、(A(a),B(b))というトピック共有ユーザを示すデータと、キーワード(W1,W2,W3,W4,W5)を示すデータが付加されている。この「サプライズパーティ」の子トピックは、あくまでも「旅行」のトピックに含まれるものであることから、キーワードには、「旅行」のトピックのキーワード(W1,W2,W3)が含まれるものとなる。この「サプライズパーティ」の子トピックではCはトピック共有ユーザとなっていないことから、「旅行」の情報であっても「サプライズパーティ」の情報を含む場合には、Cのユーザには提示しないように制御することが可能となる。
[0027]
 また、「アクティビティ」の子トピックには、(A(a),B(b),C(c))というトピック共有ユーザを示すデータと、キーワード(W1,W2,W3,W6,W7)を示すデータが付加されている。この「アクティビティ」の子トピックは、あくまでも「旅行」のトピックに含まれるものであることから、キーワードには、「旅行」のトピックのキーワード(W1,W2,W3)が含まれるものとなる。
[0028]
 また、情報処理部13は、ユーザに提示すべき通知/推薦情報が発生した場合、その通知/推薦情報を解析して、その情報に含まれるトピックを推定する。また、情報処理部13は、ユーザを検出するための情報を処理し、エージェント11の監視範囲に存在するユーザ群を認識する。そして、情報処理部13は、その推定されたトピックに基づいてトピックツリーデータベースを参照し、そのユーザ群に関して、アクション実行としての通知/推薦情報の提示が可能か否かを判断し、提示可能である場合には、その通知/推薦情報をエージェント11に送る。
[0029]
 ここで、エージェント11がユーザに提示すべき通知/推薦情報の一例として、以下のようなものが挙げられる。
 a.受信メッセージの通知
 b.スケジュールの通知
 c.リマインダの通知
 d.その他アプリからの通知
 e.ニュース通知(普段から確認している一般的なニュース通知)
uf.おすすめ情報
[0030]
 情報処理部13は、トピック共有ユーザのステータス(「好意的」、「否定的」、「無関心」)に応じて、例えば、以下のように提示が可能か不可能かを判断する。なお、この判断基準はあくまで一例であって、これに限定されるものではない。
[0031]
 あるトピックに対するステータスが「好意的」であるトピック共有ユーザに関しては、提示すべき通知/推薦情報の全てを提示可能と判断する。また、情報処理部13は、あるトピックに対するステータスが「否定的」であるトピック共有ユーザに関しては、「e.ニュース通知」については、普段から確認している一般的なニュース通知にトピックに関する話題が含まれていても、それは一般的な事実であるため、トピックとの関係が弱い情報であることから、提示可能と判断するが、それ以外については提示不可能と判断する。
[0032]
 また、情報処理部13は、あるトピックに対するステータスが「無関心」であるトピック共有ユーザに関しては、「a.受信メッセージの通知」、「b.スケジュールの通知」、「c.リマインダの通知」、「d.その他アプリからの通知」および「e.ニュース通知」の各通知については提示可能と判断するが、「f.おすすめ情報」についてはエージェント11からの能動的なアクションであることから提示不可能と判断する。
[0033]
 情報処理部13は、ユーザ群の中に、対象の情報について、提示可能なトピック共有ユーザと提示不可能なトピック共有ユーザが混在する場合は、提示不可能と判断する。これは、情報を共有すべきでないユーザに、その情報を与えてしまうのを防ぐためである。例えば、ステータスが「好意的」であるトピック共有ユーザとステータスが「否定的」であるトピック共有ユーザが混在する場合、「a.受信メッセージの通知」、「b.スケジュールの通知」、「c.リマインダの通知」、「d.その他アプリからの通知」および「e.ニュース通知」の各通知については提示可能と判断されるが、「f.おすすめ情報」については提示不可能と判断される。
[0034]
 なお、情報処理部13は、ユーザ群の中に、トピック未共有ユーザが含まれている場合については、基本的には、情報を共有すべきでないユーザにその情報を与えてしまうのを防ぐために、「e.ニュース通知」以外については提示不可能と判断する。しかし、情報処理部13は、トピック未共有ユーザについて、そのトピックに対して設定されている潜在的なステータスに応じて、トピック共有ユーザと同様に取り扱うことも考えられる。
[0035]
 図4は、例えば、トピックが「旅行」である場合におけるユーザ群の構成の一例を示している。図4(a)では、トピック共有ユーザとしてA,B.C(ステータスはいずれも「好意的」)が存在し、さらに、トピック未共有ユーザとしてD(潜在的ステータスは「好意的」)が存在する。この場合、情報処理部13は、トピック未共有ユーザであるDが存在するものの、その潜在的ステータスは「好意的」であることから、提示すべき通知/推薦情報の全てについて提示可能と判断する。
[0036]
 図4(b)では、トピック共有ユーザとしてA,B.C(ステータスはいずれも「好意的」)が存在し、さらに、トピック未共有ユーザとしてD(潜在的ステータスは「否定的」)が存在する。この場合、情報処理部13は、潜在的ステータスが「否定的」であるトピック未共有ユーザであるDが存在することから、「e.ニュース通知」以外については提示不可能と判断する。
[0037]
 また、上述していないが、情報処理部13において、管理者は、トピックツリーデータベースに登録される任意のトピックのトピックツリーに関連して、ユーザのブラックリスト情報を設定することが可能とされる。このブラックリスト情報には、トピック共有ユーザであるかトピック未共有ユーザであるかに関わらず、また、そのステータスに関わらず、そのトピックに関する通知/推薦情報を提示すべきでないユーザが含められる。情報処理部13は、ユーザ群の中に、ブラックリスト情報に含まれるユーザが存在する場合については、そのトピックに関する通知/推薦情報の全てについて提示不可能と判断する。
[0038]
 図5は、トピックが「お酒」である場合におけるユーザ群の構成の一例を示している。トピック共有ユーザとしてA,B.C(ステータスはいずれも「好意的」)が存在し、さらに、トピック未共有ユーザとしてD(潜在的ステータスは「好意的」)が存在する。そして、この場合、未成年のユーザC,Dを含むブラックリスト情報が設定されている。これにより、未成年のユーザC,Dには、「お酒」に関する通知/推薦情報の全てについて提示しないようにすることが可能となる。
[0039]
 また、上述していないが、情報処理部13において、管理者は、トピックのホワイトリスト情報を設定することが可能とされる。このホワイトリスト情報に含められるトピックとしては、トピック共有ユーザであるかトピック未共有ユーザであるかに関わらず、また、そのステータスに関わらず、トピックの性質によってそのトピックに関する通知/推薦情報について提示する必要があると考えられるトピックが選択される。例えば、ホワイトリスト情報に含めるトピックとして、「地震」、「津波」などが考えられる。情報処理部13は、ホワイトリスト情報に含まれるトピックに関する通知/推薦情報については、ユーザ群に「否定的」なステータスのユーザが存在する場合についても、提示可能と判断する。
[0040]
 また、上述していないが、情報処理部13において、トピックツリーデータベースに登録される任意のトピックに関して、システムが設定したユーザ(トピック共有ユーザ、トピック非共有ユーザ)のステータスを変更することが可能とされる。これは、例えば、システムが「好意的」と判断した場合であっても、管理者がそのユーザに関しては情報を共有するのに適さないと判断することもあるからである。この場合、例えば、「好意的」から「否定的」にステータスが変更される。また、この場合、例えば、トピック未共有ユーザには情報を提示しないとする場合には、“トピック共有ユーザ”でステータスが「好意的」から“トピック非共有ユーザ”に変更される。
[0041]
 図6は、情報処理部13の構成例を示している。情報処理部13は、ユーザ情報解析部31、ユーザデータベース(ユーザDB)32、ユーザ認識部33、トピックツリーデータベース(トリックツリーDB)34、トピックツリーデータベース作成部(トリックツリーDB作成部)35、情報解析部36、情報提示判断部37および情報提示部38を含む構成とされている。
[0042]
 ユーザ状態解析部31は、ユーザ状態取得部22で取得された情報を用いて、ユーザの状態、例えば、会話している、他のユーザの方向を向いているなどの、ユーザがどのような状態であるかを解析する。ユーザ状態解析部31は、解析結果を、トピックツリーデータベース作成部35に供給する。
[0043]
 ユーザデータベース32は、ユーザを識別するためのデータベースである。例えば、ユーザの氏名、性別、年齢、出身地、現在の居住地、職業、趣味などの属性情報や、ユーザを特定するためのユーザの顔データ、音声データなども必要に応じて記憶されている。また、ユーザのスケジュールや友人リストなども記憶されている。
[0044]
 ユーザ認識部33は、音声取得部21やユーザ状態取得部22から取得される情報を用いて、またユーザデータベース32を参照し、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。ユーザ認識部33は、認識結果を、情報提示判断部37に供給する。また、ユーザ認識部33は、解析結果を、トピックツリーデータベース作成部35に供給する。
[0045]
 情報解析部36は、音声取得部21で取得された会話情報に対して意味解析をし、キーワードを抽出し、トピックを推定する。また、情報解析部36は、エージェント11がユーザに提示すべき通知/推薦情報が発生する場合には、それを解析して、キーワードを抽出し、トピックを推定する。情報解析部36は、処理結果(推定されたトピック、キーワードなど)を、情報提示判断部37に供給する。また、情報解析部36は、処理結果を、トピックツリーデータベース作成部35に供給する。
[0046]
 トピックツリーデータベース作成部35は、会話から推定されたトピック(子トピックなどの下位トピックも含む)、その会話が行われた際に存在する所定数のトピック共有ユーザ、および各トピック共有ユーザのステータスに基づいて、トピックツリーを作成する(図3参照)。この場合、トピックツリーデータベース作成部35は、各トピック共有ユーザのステータスについては、ユーザ状態解析部31からの解析結果や情報解析部36からの解析結果に基づいて、決定する。
[0047]
 トピックツリーデータベース作成部35は、作成したトピックツリーをトピックツリーデータベース34に登録する。なお、トピックツリーデータベース作成部35は、それぞれのトピックに関する会話のユーザ構成や各ユーザのステータスの変化を監視し、必要に応じて、トピックツリーデータベース34に登録されているトピックツリーを変更する。
[0048]
 また、トピックツリーデータベース作成部35は、必要に応じて、ユーザデータベース32から、トピック未共有ユーザの潜在的ステータス情報を取得し、トピックツリーデータベース34に登録されるトピックツリーに、トピック未共有ユーザの情報も付加する。このようにトピックツリーにトピック未共有ユーザの情報も付加することで、情報提示の判断において、トピック未共有ユーザをトピック共有ユーザと同様に取り扱うことが可能となる。
[0049]
 情報提示判断部37は、エージェント11がユーザに提示すべき通知/推薦情報が発生するとき、ユーザ認識部33および情報解析部36からの情報から、トピックツリーデータベース34のトピックツリー情報(ユーザのブラックリスト情報、トピックのホワイトリスト情報を含む)を参照して、エージェント11の監視範囲に存在するユーザ群に関して、上述したように、通知/推薦情報の提示が可能か否かを判断する。情報提示部38は、情報提示判断部37の判断結果に基づいて、エージェント11に、通知/推薦情報を送る。
[0050]
 「トピックツリーの作成/更新」
 図7のフローチャートは、情報処理部13におけるトピックツリーの作成/更新の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST1において、トピックツリーの作成/更新の処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST2において、ユーザ同士の会話を検知し、ステップST3において、会話を解析して、その会話に含まれるトピック(話題、主題)を推定する。
[0051]
 次に、情報処理部13は、ステップST4において、トピックツリーデータベース34を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST5において、ステップST3で推定されたトピックに関する既存のトピックツリーがあるか判断する。既存のトピックツリーがないとき、情報処理部13は、ステップST6において、トピックツリーを作成して、トピックツリーデータベース34に登録し、その後、ステップST7において、一連の処理を終了する。一方、既存のトピックツリーがあるとき、情報処理部13は、ステップST8において、トピックツリーの情報を更新し、その後、ステップST7において、一連の処理を終了する。
[0052]
 「共有ユーザステータスの作成/更新」
 図8のフローチャートは、情報処理部13における共有ユーザステータスの作成/更新の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST10において、共有ユーザステータスの作成/更新の処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST11において、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。この場合、単にユーザの存在を認識するだけでなく、そのユーザが誰であるかの識別もする。
[0053]
 次に、情報処理部13は、ステップST12において、ユーザ同士の会話を検知し、ステップST13において、会話を解析して、その会話に含まれるトピックを推定する。次に、情報処理部13は、ステップST14において、トピックツリーデータベース34から、推定されたトピックに関する情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST15において、マルチモーダル入力からステップST11で認識されたユーザのステータスを解釈する。
[0054]
 次に、情報処理部13は、ステップST16において、ユーザはトピックの共有ユーザに設定されているか否かを判断する。共有ユーザに設定されていないとき、情報処理部13は、ステップST17において、ユーザを共有ユーザに設定し、その後、ステップST18において、一連の処理を終了する。一方、共有ユーザに設定されているとき、情報処理部13は、ステップST19において、そのユーザの共有ユーザ設定を更新する。この場合、ユーザのステータスが変わっている場合には、そのステータスが変更されることになる。ステップST19の後、情報処理部13は、ステップST18において、一連の処理を終了する。
[0055]
 「トピックツリー/共有ユーザステータスの活用時」
 図9のフローチャートは、情報処理部13におけるトピックツリー/共有ユーザステータスの活用時の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST20において、通知/推薦情報が発生した場合に処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST21において、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。この場合、単にユーザの存在を認識するだけでなく、そのユーザが誰であるかの識別もする。
[0056]
 次に、情報処理部13は、ステップST22において、通知/推薦情報を解析して、トピックを推定する。次に、情報処理部13は、ステップST23において、トピックツリーデータベース34から、推定されたトピックに関する共有ユーザ情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST24において、認識されたユーザ群は通知/推薦情報を提示可能なステータスか否か判断する。
[0057]
 通知/推薦情報を提示可能なステータスではないとき、情報処理部13は、ステップST25において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示しないことに決定する。この場合、個人のモバイルデバイスに通知/推薦情報を送る、提示タイミングを可能となるまで変更する、などの代替手段をとる場合がある。ステップST25の処理の後、情報処理部13は、ステップST26において、一連の処理を終了する。一方、通知/推薦情報を提示可能なステータスであるとき、情報処理部13は、ステップST27において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示することに決定し、その後、ステップST26において、一連の処理を終了する。
[0058]
 「共有ユーザブラックリストの設定時」
 図10のフローチャートは、情報処理部13における共有ユーザブラックリストの設定時の手順の一例を示している。この例は、発話による設定例を示している。情報処理部13は、ステップST30において、処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST31において、発話を検知し、ステップST32において、発話を解析して、共有ユーザブラックリストの設定の入力を検知する。
[0059]
 次に、情報処理部13は、ステップST33において、トピックツリーデータベース34から、共有ユーザブラックリスト設定の対象となるトピックに関する情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST34において、共有ユーザブラックリスト情報を設定し、その後、ステップST35において、一連の処理を終了する。
[0060]
 図11のフローチャートは、情報処理部13における共有ユーザブラックリストの設定時の手順の他の一例を示している。この例は、管理アプリケーションによる設定例を示している。情報処理部13は、ステップST40において、処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST41において、あるトピックに関する共有ユーザブラックリスト情報を入力する。
[0061]
 次に、情報処理部13は、ステップST42において、トピックツリーデータベース34から、入力トピックに関する共有ユーザ情報を参照する。次に、情報処理部13は、ステップST43において、共有ユーザブラックリスト情報を設定し、その後、ステップST44において、一連の処理を終了する。
[0062]
 「共有ユーザブラックリストの活用時」
 図12のフローチャートは、情報処理部13における共有ユーザブラックリストの活用時の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST50において、通知/推薦情報が発生した場合に処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST51において、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。この場合、単にユーザの存在を認識するだけでなく、そのユーザが誰であるかの識別もする。
[0063]
 次に、情報処理部13は、ステップST52において、通知/推薦情報を解析して、トピックを推定する。次に、情報処理部13は、ステップST53において、トピックツリーデータベース34から、推定されたトピックに関する共有ユーザ情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST54において、共有ユーザブラックリストに設定されているユーザがいるか判断する。
[0064]
 共有ユーザブラックリストに設定されているユーザがいないとき、情報処理部13は、ステップST55において、共有ユーザ情報から情報提示の可不可を決定する。つまり、上述の図9のステップST24、ステップST25、ステップST27と同様の処理をする。情報処理部13は、このステップST55の処理の後、ステップST56において、一連の処理を終了する。一方、共有ユーザブラックリストに設定されているユーザがいるとき、情報処理部13は、ステップST57において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示しないことに決定し、その後、ステップST56において、一連の処理を終了する。
[0065]
 「トピックホワイトリストの設定時」
 図13のフローチャートは、情報処理部13におけるトピックホワイトリストの設定時の手順の一例を示している。この例は、管理アプリケーションによる設定例を示している。なお、詳細説明は省略するが、上述の図10に示す共有ユーザブラックリスト設定と同様に発話による設定例も考えられる。
[0066]
 情報処理部13は、ステップST60において、処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST61において、トピックホワイトリスト情報を入力する。次に、情報処理部13は、ステップST62において、トピックツリーデータベース34から、入力トピックに関する共有ユーザ情報を参照する。次に、情報処理部13は、ステップ63において、該当トピックをホワイトリストに登録し、その後、ステップST64において、一連の処理を終了する。
[0067]
 「トピックホワイトリストの活用時」
 図14のフローチャートは、情報処理部13におけるトピックホワイトリストの活用時の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST70において、通知/推薦情報が発生した場合に処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST71において、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。この場合、単にユーザの存在を認識するだけでなく、そのユーザが誰であるかの識別もする。
[0068]
 次に、情報処理部13は、ステップST72において、通知/推薦情報を解析して、トピックを推定する。次に、情報処理部13は、ステップST73において、トピックツリーデータベース34から、推定されたトピックに関する共有ユーザ情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST74において、トピックホワイトリストに登録されているトピックか否かを判断する。
[0069]
 トピックホワイトリストに登録されているトピックでないとき、情報処理部13は、ステップST75において、共有ユーザ情報から情報提示の可不可を決定する。つまり、上述の図9のステップST24、ステップST25、ステップST27と同様の処理をする。情報処理部13は、このステップST75の処理の後、ステップST76において、一連の処理を終了する。一方、トピックホワイトリストに登録されているトピックであるとき、情報処理部13は、ステップST77において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示することに決定し、その後、ステップST76において、一連の処理を終了する。
[0070]
 「潜在的ステータスの設定時」
 図15のフローチャートは、情報処理部13における潜在的ステータスの設定時の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST80において、処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST81において、トピックツリーデータベース34から、入力トピックに関する共有ユーザ情報を参照し、ステップST82において、ユーザデータベース32から、ユーザモデルを参照する。
[0071]
 次に、情報処理部13は、ステップST83において、トピックの特徴とユーザモデルからユーザの潜在的ステータスを推定する。そして、情報処理部13は、ステップST84において、非共有ユーザの潜在的ステータスを設定する。その後、情報処理部13は、ステップST85において、一連の処理を終了する。
[0072]
 「潜在的ステータスの活用時」
 図16のフローチャートは、情報処理部13における潜在的ステータスの活用時の手順の一例を示している。情報処理部13は、ステップST90において、通知/推薦情報が発生した場合に処理を開始する。次に、情報処理部13は、ステップST91において、エージェント11の監視範囲に存在するユーザを認識する。この場合、単にユーザの存在を認識するだけでなく、そのユーザが誰であるかの識別もする。
[0073]
 次に、情報処理部13は、ステップST92において、通知/推薦情報を解析して、トピックを推定する。次に、情報処理部13は、ステップST93において、トピックツリーデータベース34から、推定されたトピックに関する共有ユーザ情報と潜在的ステータス情報を参照する。そして、情報処理部13は、ステップST94において、認識されたユーザ群は通知/推薦情報を提示可能なステータスか否か判断する。
[0074]
 通知/推薦情報を提示可能なステータスではないとき、情報処理部13は、ステップST95において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示しないことに決定する。この場合、個人のモバイルデバイスに通知/推薦情報を送る、提示タイミングを可能となるまで変更する、などの代替手段をとる場合がある。ステップST95の処理の後、情報処理部13は、ステップST96において、一連の処理を終了する。一方、通知/推薦情報を提示可能なステータスであるとき、情報処理部13は、ステップST97において、発生された通知/推薦情報をエージェント11で提示することに決定し、その後、ステップST96において、一連の処理を終了する。
[0075]
 「実施例1」
 図17は、本技術に係る実施例1を示している。トピックが「デバイスXの購入」であって、ユーザA,Bが登場する。ユーザA,Bが初めてデバイスX(スマホX)について会話した際に、ユーザAがデバイスXの購入を積極的に希望しているのに対し、ユーザBは否定的な反応を示している。これにより、時点t1で、トピック「デバイスXの購入」が設定されると共に、ユーザAは好意的ユーザとして設定され、ユーザBは否定的ユーザとして設定される。ここで、好意的ユーザはステータスが「好意的」であるユーザを意味し、否定的ユーザはステータスが「否定的」であるユーザを意味している。これは、以下においても同様である。
[0076]
 この場合、好意的ユーザと否定的ユーザが同じ空間にいるため、ニュースの記事は一般的な事実としてエージェント11から提供されるが、トピックが「デバイス購入」に関するアプリからの通知や受信メールの通知は実行されない。例えば、時点t2で、アプリからトピックに関する通知が入ったが、否定的ユーザがいるため、エージェント11によるアプリ通知は実行されない。なお、このとき、通知が行われないのはエージェント11上であり、ユーザAの持つモバイルデバイス上で通知がされることは可能である。また、例えば、時点t3で、エージェント11によるニュースの通知は実行される。また、例えば、時点t4で、最新スマホXの予約完了メールが受信されたが、ユーザBがいるため、エージェント11による通知は実行されない。
[0077]
 また、ユーザBがトピック「デバイスXの購入」について好意的な反応を示すようになると、ユーザBのステータスが変更される。例えば、時点t5で、会話内容、ユーザBの表情、ユーザBの声色などから、ユーザBは好意的ユーザに設定変更される。これにより、ユーザAとユーザBが同じ 空間にいる場合にも受信メール通知が行われるようになる。例えば、時点t6で、最新スマホXの発送完了メールが受信されたが、エージェント11による通知は実行される。
[0078]
 「実施例2」
 図18は、本技術に係る実施例2を示している。トピックが「アイドル」であって、ユーザA,B,Cが登場する。ユーザA,Bが初めてアイドルについて会話した際に、ユーザAは発話量も多くポジティブな態度で会話しようとしているが、ユーザBは無関心な態度である。これにより、時点t1で、トピック「アイドル」が設定されると共に、ユーザAは好意的ユーザとして設定され、ユーザBは無関心ユーザとして設定される。また、このとき、ユーザCはトピックを共有していないため無設定である。ここで、無関心ユーザはステータスが「無関心」であるユーザを意味している。これは、以下においても同様である。
[0079]
 次にトピック「アイドル」についての会話がされた際には、ユーザCも会話を共有している。これにより、時点t2で、ユーザAとユーザCは、発話内容や表情、視線などから共に好意的な態度であると認識され、ユーザAの設定は変更されず、ユーザCは好意的ユーザとして追加される。また、ユーザBは同じ空間におり会話を共有はしているが、発話することもなく、別の操作をしているという動作認識から、無関心ユーザであるという設定は変更されない。
[0080]
 さらに、次にトピック「アイドル」についての会話がされた際には、ユーザAの態度は無関心といえるものになっていた。これにより、時点t3で、ユーザAの設定は無関心に変更される。このとき、会話を共有していないユーザBの設定は変更されない。その後、時点t4で、ユーザCへのアイドルのコンサート当選のメールが受信されるが、無関心ユーザと好意的ユーザが同じ空間にいるため、エージェント11による受信メールの通知は実行される。
[0081]
 「実施例3」
 図19は、本技術に係る実施例3を示している。トピックが「長崎旅行」であって、ユーザA,B,Cが登場する。ユーザA,B,Cが初めて長崎旅行について会話した際、いずれのユーザに関してもポジティブな態度で会話がなされ、長崎旅行中に軍艦島に行きたいという話題も発生した。これにより、時点t1で、トピック「長崎旅行」が設定され、同時に子トピック「軍艦島」が設定され、さらに、ユーザA,B,Cは好意的ユーザとして設定される。
[0082]
 また、次にトピック「長崎旅行」についての会話がされた際には、ユーザCは不在であり、ユーザAとユーザBが長崎旅行中にユーザCの誕生日をサプライズで祝う計画を立てた。これにより、時点t2で、トピック「長崎旅行」の子トピック「Cの誕生日」が新たに設定され、この子トピックについて、ユーザCは未共有ユーザとされる。
[0083]
 この状態において、ユーザA,B,Cが揃った空間で、子トピック「軍艦島」に関するメール通知やトピック「長崎旅行」に関するおすすめ情報の提供などは実行される。しかし、この状態において、子トピック「Cの誕生日」に関係する受信メールの通知は、ユーザCはこの子トピック「Cの誕生日」に関しては未共有ユーザであることから実行されない。
[0084]
 例えば、時点t3で、軍艦島ツアー予約完了メールが受信されるが、エージェント11による受信メールの通知は実行される。また、例えば、時点t4で、ユーザBにユーザC宛のプレゼントの注文完了メールが受信されるが、エージェント11による受信メールの通知は実行されない。また、例えば、時点t5で、エージェント1による人気スポットのおすすめ情報の提供が実行される。
[0085]
 「実施例4」
 図20は、本技術に係る実施例4を示している。トピックが「地震」であって、ユーザA,B,Cが登場する。ここで、トピック「地震」は、ホワイトリストに登録されているものとする。ユーザA,B,Cが初めて地震について会話した際、いずれのユーザに関してもネガティブな態度で会話がなされた。これにより、時点t1で、トピック「地震」が設定されると共に、ユーザA,B,Cは否定的ユーザとして設定される。
[0086]
 この状態においては、ユーザA,B,Cの全てがトピック「地震」について否定的ユーザであるが、トピック「地震」がホワイトリストに登録されていることから、「地震」に関する通知は実行される。例えば、時点t2で、緊急地震速報のアプリ通知が発生するが、エージェント11によるこの通知は実行される。また、例えば、時点t3で、ユーザCへの安全確認のための受信メールが受信されるが、エージェント11による受信メールの通知は実行される。
[0087]
 「実施例5」
 図21は、本技術に係る実施例5を示している。トピックが「ゲーム購入」であって、ユーザとして子と母が登場する。子と母が初めてゲーム購入について会話した際、子がゲーム購入を積極的に希望しているのに対し、母は否定的な反応を示している。これにより、時点t1で、トピック「ゲーム購入」が設定されると共に、子は好意的ユーザとして設定され、母は否定的ユーザとして設定される。
[0088]
 その後、子は、母が不在の状態で、母のクレジットカードを使って内緒でゲームを購入した。そして、時点t2で、子と母が揃った空間で、購入メール発送完了のメールが受信された場合、否定的ユーザである母が存在しているにも関わらず、エージェント11による受信メールの通知は実行される。これは、アクション実行をしないことが母にとって著しい損害となる可能性の高いことを考慮したものである。
[0089]
 「実施例6」
 図22は、本技術に係る実施例6を示している。トピックが「夏フェス」であって、ユーザA,B,Cが登場する。ユーザA,Bが初めて夏フェスについて会話した際に、いずれのユーザに関してもポジティブな態度で会話がなされた。これにより、時点t1で、トピック「夏フェス」が設定され、ユーザA,Bは好意的ユーザとして設定される。また、このとき、ユーザCはトピックを共有していないため無共有ユーザである。
[0090]
 その後、時点t2で、トピック「夏フェス」に関して、ユーザデータベース32からの属性情報に基づいて、ユーザCは潜在的な好意的ユーザとして追加設定される。ここで、潜在的な好意的ユーザは潜在的ステータスが「好意的」である無共有ユーザを意味している。これは、以下においても同様である。
[0091]
 その後、時点3で、ユーザA,B,Cが揃った空間で、夏フェス予定発表のメールが受信された場合、ユーザCはトピック「夏フェス」に関して未共有ユーザではあるが、潜在的な好意的ユーザとして設定されていることから、エージェント11による受信メールの通知は実行される。
[0092]
 その後、ユーザA,B,Cが揃った空間で、いずれのユーザに関してもポジティブな態度でトピック「夏フェス」の会話がなされた。これにより、時点t4で、ユーザCは好意的ユーザに設定変更される。また、ユーザA,Bについては、好意的ユーザとしての設定が維持される。
[0093]
 「実施例7」
 図23は、本技術に係る実施例7を示している。トピックが「お酒」であって、ユーザとして母、父、子が登場する。母、父、子が初めてお酒について会話した際に、いずれのユーザに関してもポジティブな態度で会話がなされた。これにより、時点t1で、トピック「お酒」が設定され、母、父、子は好意的ユーザとして設定される。その後、時点t2で、トピック「お酒」に関して、管理者は、子がお酒の情報を共有するのに適さないと判断し、子を好意的ユーザから未共有ユーザに設定変更する。
[0094]
 その後、時点3で、母、父、子が揃った空間で、父へのお酒の発送メールが受信された場合、子はトピック「お酒」に関して未共有ユーザではあることから、エージェント11による受信メールの通知は実行されない。また、時点4で、ビール飲み比べイベントのおすすめ情報が発生された場合、「お酒」に関して未共有ユーザである子が不在であることから、エージェント11によるこのおすすめ情報の提示は実行される。
[0095]
 以上説明したように、図1に示す情報処理システム10においては、トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいてそのユーザに対するそのトピックに関する情報の提示を制御するものである。そのため、例えば、ある情報を提示することが好ましくないユーザにその情報を提示してしまうということを回避することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行うことができる。
[0096]
 また、図1に示す情報処理システム10においては、あるトピックについてユーザがブラックリストに登録されているか否かに応じて、そのユーザに対するそのトピックに関する情報の提示を制御するものである。そのため、あるトピックについてブラックリストに登録されているユーザへのそのトピックに関する情報の提示を確実に回避することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行うことができる。
[0097]
 また、図1に示す情報処理システム10においては、トピックがホワイトリストに登録されているか否かに応じてユーザに対するそのトピックに関する情報の提示を制御するものである。そのため、ホワイトリストに登録されているトピックに関する情報については、ステータスに関係なく全てのユーザに提示することが可能となり、ユーザに対する情報提示を良好に行うことができる。
[0098]
 また、図1に示す情報処理システム10においては、トピックを共有していないユーザのそのトピックに関する潜在的なステータスに応じて、そのトピックを共有していないユーザに対するそのトピックに関する情報の提示を制御するものである。そのため、トピックを共有していないユーザに対する情報提示も良好に行うことができる。
[0099]
 <2.変形例>
 なお、図24は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。例えば、情報処理部13(図1参照)を、コンピュータで構成することができる。
[0100]
 コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503は、バス504により相互に接続されている。バス504には、さらに、入出力インタフェース505が接続されている。入出力インタフェース505には、入力部506、出力部507、記憶部508、通信部509、およびドライブ510が接続されている。
[0101]
 入力部506は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部507は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部508は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部509は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ510は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア511を駆動する。
[0102]
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU501が、例えば、記憶部508に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース505およびバス504を介して、RAM503にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
[0103]
 コンピュータ(CPU501)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア511に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
[0104]
 コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア511をドライブ510に装着することにより、入出力インタフェース505を介して、記憶部508にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部509で受信し、記憶部508にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM502や記憶部508に、予めインストールしておくことができる。
[0105]
 なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
[0106]
 また、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
[0107]
 また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
 (1)トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する制御部を備える
 情報処理装置。
 (2)上記分類には、少なくとも無関心が含まれる
 前記(1)に記載の情報処理装置。
 (3)上記トピックを共有するユーザは、上記トピックの推定がなされた会話が行われた際に認識されたユーザである
 前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
 (4)上記トピックを共有するユーザのステータスの分類は、マルチモーダル入力に基づいて行われる
 前記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
 (5)上記制御部は、上記トピックについて上記ユーザがブラックリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
 (6)上記制御部は、上記トピックがホワイトリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 前記(1)から(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
 (7)上記制御部は、上記トピックを共有していないユーザの上記トピックに関する潜在的なステータスに応じて、上記トピックを共有していないユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
 (8)トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する手順を有する
 情報処理方法。

符号の説明

[0108]
 10・・・情報処理システム
 11・・・エージェント
 12・・・情報取得部
 13・・・情報処理部
 14・・・外部サービス提供部
 15・・・外部ネットワーク
 21・・・音声取得部
 22・・・ユーザ状態取得部
 31・・・ユーザ状態解析部
 32・・・ユーザデータベース
 33・・・ユーザ認識部
 34・・・トピックツリーデータベース
 35・・・トピックツリーデータベース作成部
 36・・・情報解析部
 37・・・情報提示判断部
 38・・・情報提示部

請求の範囲

[請求項1]
 トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する制御部を備える
 情報処理装置。
[請求項2]
 上記分類には、少なくとも無関心が含まれる
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項3]
 上記トピックを共有するユーザは、上記トピックの推定がなされた会話が行われた際に認識されたユーザである
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項4]
 上記トピックを共有するユーザのステータスの分類は、マルチモーダル入力に基づいて行われる
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項5]
 上記制御部は、上記トピックについて上記ユーザがブラックリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項6]
 上記制御部は、上記トピックがホワイトリストに登録されているか否かに応じて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項7]
 上記制御部は、上記トピックを共有していないユーザの上記トピックに関する潜在的なステータスに応じて、上記トピックを共有していないユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する
 請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項8]
 トピックを共有するユーザのステータスの分類を行った結果に基づいて上記ユーザに対する上記トピックに関する情報の提示を制御する手順を有する
 情報処理方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]