処理中

しばらくお待ちください...

設定

設定

1. WO2020004016 - 画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置

Document

明 細 書

発明の名称 画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015  

発明の効果

0016  

図面の簡単な説明

0017  

発明を実施するための形態

0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2  *   3  *   4  *   5  *   6  *   7  *   8  *  

条約第19条(1)に基づく説明書

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置

技術分野

[0001]
 本開示は、画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置に関する。

背景技術

[0002]
 特開2007-142551号公報では、制御部と、複数のRAW画像データを記録した第1記録部と、画像処理装置に通信を行う通信部と、を備えたコンピュータに関するプログラムが提案されている。詳細には、制御部が少なくとも1つの画像処理装置を検出し、該検出した各画像処理装置をそれぞれ端末装置として認識する。また、制御部が端末装置の性能に関する性能データをそれぞれ取得して性能テーブルを生成し、性能テーブルに基づいて、各々の端末装置により実行される現像処理の配分を規定したスケジュールテーブルを生成する。そして、スケジュールテーブルに基づいて、制御部がRAW画像データおよび現像処理の命令データを各端末装置にそれぞれ送信する。
[0003]
 また、特開2015-032890号公報では、メモリと、撮像部と、画像処理部と、通信部と、を備えた撮像装置が提案されている。詳細には、撮像部は、撮像処理によりRAWデータを生成し、メモリは、RAWデータの現像処理に用いられる現像パラメータの設定操作を受け付ける現像インターフェースを外部機器の表示部に表示するために必要なインターフェース情報を記憶する。また、通信部は、インターフェース情報をパーソナルコンピュータに送信し、パーソナルコンピュータにおいて設定された現像パラメータをパーソナルコンピュータから取得する。そして、画像処理部は、通信部が取得した現像パラメータに基づいて、RAWデータに対して現像処理を行い、表示用の現像データを生成する。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2007-142551号公報
特許文献2 : 特開2015-032890号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 特開2007-142551号公報のように、複数の画像処理装置としての撮像装置が、現像制御アプリケーションがインストールされたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続されている場合、画像処理装置に現像処理を実行させることにより、現像時間の短縮化が図れる。
[0006]
 しかしながら、現像前のRAWデータは、通常は撮像装置等の画像処理装置側に存在する場合が多いが、情報処理装置側に存在する場合もあり、この場合には、現像処理のために、情報処理装置から画像処理装置へRAWデータを転送する必要がある。また、処理対象のRAWデータが現像処理を実行する画像処理装置以外の画像処理装置に存在する場合も、現像処理を実行する画像処理装置に情報処理装置を介してRAWデータを転送する必要がある。RAWデータの転送には比較的多くの時間を要する場合があり、RAWデータの転送(転送時間、及び転送回数等)を抑制するためには、改善の余地がある。
[0007]
 本開示は、上記事実を考慮して成されたもので、RAWデータの転送を抑制して画像処理を迅速に行うことが可能な画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 本開示の画像処理システムは、撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置と、複数の画像処理装置のそれぞれの処理能力、及び処理対象のRAWデータの保存場所に応じて、処理対象のRAWデータに対して画像処理を実行する画像処理装置を選択する選択部を備えた情報処理装置と、を含む。
[0009]
 また、本開示の画像処理システムは、情報処理装置が、処理対象のRAWデータが選択部によって選択された画像処理装置に保存されていない場合、処理対象のRAWデータが保存された画像処理装置から選択部によって選択された画像処理装置に処理対象のRAWデータを転送させる転送部を更に備えていてもよい。
[0010]
 また、本開示の画像処理システムは、複数の画像処理装置の各々が、撮像部を備えた撮像装置であり、RAWデータが、撮像部による撮像により得られたRAWデータであってもよい。
[0011]
 また、本開示の画像処理システムは、選択部が、処理能力に応じて画像処理を実行する画像処理装置を決定した後、決定した画像処理装置の保存部に処理対象のRAWデータが保存されている場合は、当該画像処理装置を選択し、決定した画像処理装置の保存部に処理対象のRAWデータが保存されていない場合は、複数の画像処理装置のうち、画像処理に要する時間及びRAWデータを転送する時間を含む時間が短い画像処理装置を選択してもよい。
[0012]
 また、本開示の画像処理システムは、情報処理装置が、選択部により選択された画像処理装置を表す情報を表示部に表示する制御を行う制御部と、表示部に表示された画像処理装置に対して画像処理の実行の指示を受け付ける受付部と、を更に備えていてもよい。
[0013]
 また、本開示の画像処理システムは、情報処理装置が、選択部により選択された画像処理装置の処理能力を表示部に表示する制御を行う表示制御部を更に備えていてもよい。
[0014]
 本開示の画像処理方法は、撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、RAWデータを保存可能な保存部とを備えた複数の画像処理装置と、処理対象のRAWデータを選択する処理を行う情報処理装置とを含む画像処理システムによる画像処理方法であって、複数の画像処理装置の画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象のRAWデータの保存場所に応じて、処理対象のRAWデータに対して画像処理を実行する画像処理装置を選択し、選択した画像処理装置に、現像処理を実行させるものである。
[0015]
 本開示の情報処理装置は、撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置の画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象のRAWデータの保存場所に応じて、処理対象のRAWデータに対して画像処理を実行する画像処理装置を選択する選択部と、選択部により選択された画像処理装置に、現像処理を実行させる実行部と、を備えている。

発明の効果

[0016]
 本開示によれば、RAWデータの転送を抑制して画像処理を迅速に行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

[0017]
[図1] 本実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
[図2] 本実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
[図3] 本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
[図4] 本実施形態に係る処理性能テーブルの一例を示す図である。
[図5] 本実施形態に係る通信速度テーブルの一例を示す図である。
[図6] 本実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
[図7] 本実施形態に係る現像処理の一例を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0018]
 以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
[0019]
 まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像処理システム10の構成を説明する。図1に示すように、画像処理システム10は、複数(図1の例では、3台)の撮像装置12及び1台の情報処理装置14を含む。各撮像装置12は、有線通信及び無線通信の少なくとも一方により情報処理装置14に接続される。なお、撮像装置12の台数は、3台に限定されず、2台でもよいし、4台以上でもよい。撮像装置12は、画像処理装置の一例である。また、撮像装置12の例としてはデジタルカメラ、撮像機能を内蔵したスマートフォン、タブレットコンピュータ等が挙げられる。また、情報処理装置14の例としてはパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータの他、専用のコンピュータ等が挙げられる。
[0020]
 次に、図2を参照して、本実施形態に係る撮像装置12のハードウェア構成を説明する。図2に示すように、撮像装置12は、ハードウェアプロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)20、一時記憶領域としてのメモリ21、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部22、撮像部23、及び画像処理部24を含む。また、撮像装置12は、液晶ディスプレイ等の表示部25と、ダイヤル、レリーズボタン、十字キー、MENUキー、及びタッチパネル等の入力部26と、情報処理装置14に接続される外部I/F(InterFace)27とを含む。また、撮像装置12は、電力供給部28及びリチウムイオンバッテリー等の内蔵電池29を含む。CPU20、メモリ21、記憶部22、撮像部23、画像処理部24、表示部25、入力部26、外部I/F27、及び電力供給部28は、バス30で相互に接続される。なお、内蔵電池29は、リチウムイオンバッテリーに限定されず、一次電池でもよいし、リチウムイオンバッテリー以外の二次電池でもよい。
[0021]
 撮像部23は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を含み、撮像により得られたRAWデータを出力する。撮像部23より出力されたRAWデータは、保存部としての記憶部22に保存される。RAWデータとは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式又はTIFF(Tagged Image File Format)形式等の画像データに変換するための画像処理を経ていないデータを表す。
[0022]
 画像処理部24は、撮像部23による撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する。本実施形態に係る画像処理部24は、画像処理専用に設計された半導体集積回路等のハードウェアにより実現される。画像処理部24は、RAWデータに対して現像処理を含む画像処理を実行することによって画像データを生成し、生成した画像データを記憶部22に記憶する。
[0023]
 電力供給部28は、撮像装置12がAC(Alternating Current)-DC(Direct Current)電源等の外部電源に接続されている場合、外部電源から供給される電力を、電力により駆動する撮像装置12の各構成部品に供給する。また、電力供給部28は、撮像装置12が外部電源に未接続の場合、内蔵電池29から供給される電力を、電力により駆動する撮像装置12の各構成部品に供給する。なお、外部電源は、AC-DC電源に限定されず、例えば、撮像装置12と接続することによって撮像装置12に電力を供給可能な情報処理装置でもよい。
[0024]
 次に、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置14のハードウェア構成を説明する。図3に示すように、情報処理装置14は、CPU40、一時記憶領域としてのメモリ41、及び不揮発性の記憶部42を含む。また、情報処理装置14は、液晶ディスプレイ等の表示部43、キーボードとマウス等の入力部44、撮像装置12が接続される外部I/F45、及びネットワークに接続されるネットワークI/F46を含む。CPU40、メモリ41、記憶部42、表示部43、入力部44、外部I/F45、及びネットワークI/F46は、バス47に接続される。
[0025]
 記憶部42は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等の非一時的記憶媒体によって実現される。記憶媒体としての記憶部42には、情報処理プログラム50が記憶される。CPU40は、記憶部42から情報処理プログラム50を読み出してからメモリ41に展開し、展開した情報処理プログラム50を実行する。
[0026]
 また、記憶部42には、処理性能テーブル52及び通信速度テーブル54が記憶される。図4に、処理性能テーブル52の一例を示す。図4に示すように、本実施形態に係る処理性能テーブル52には、撮像装置12の機種毎の処理性能が記憶される。図5に、通信速度テーブル54の一例を示す。図5に示すように、本実施形態に係る通信速度テーブル54には、通信方式毎の通信速度が記憶される。なお、図5では、一例として、無線通信及び有線通信の通信形態からなる通信方式から決定した通信速度を定めた例を示すが、これに限るものではない。例えば、通信プロトコルの種類毎に通信速度を定めたテーブルを適用してもよい。或いは、通信形態と通信プロトコル毎に通信速度を定めたテーブルを適用してもよい。
[0027]
 次に、図6を参照して、本実施形態に係る情報処理装置14の機能的な構成について説明する。図6に示すように、情報処理装置14は、取得部60、導出部62、受付部66、選択部68、実行部70、表示制御部64、及び画像取得部72を含む。情報処理装置14のCPU40が情報処理プログラム50を実行することによって、取得部60、導出部62、受付部66、選択部68、実行部70、表示制御部64、及び画像取得部72として機能する。
[0028]
 取得部60は、各撮像装置12の画像処理部24の処理能力を導出するために、各撮像装置12の機種を表す機種情報を取得する。例えば、撮像装置12が接続された際に、撮像装置12の機種を表す機種情報を取得する。また、取得部60は、各撮像装置12との通信速度を導出するために、各撮像装置12との通信の種類に関する種類情報を取得する。例えば、撮像装置12が接続された際の通信方式を取得する。詳細には、USB(Universal Serial Bus)等の有線接続、及び近距離通信等の各種無線通信の方式などの通信方式を取得する。
[0029]
 導出部62は、取得部60により取得された機種情報に応じて、各撮像装置12におけるRAWデータの現像処理の処理能力を導出する。また、導出部62は、取得部60により取得された通信の種類情報に応じて、各撮像装置12との通信速度を導出する。詳細には、導出部62は、処理能力については処理性能テーブル52を参照し、その撮像装置12の機種に対応する画像処理の処理能力を導出する。また、導出部62は、通信速度については通信速度テーブル54を参照し、その撮像装置12との通信方式に対応する通信速度を導出する。
[0030]
 受付部66は、ユーザにより入力部44を介して入力された現像処理の対象とするRAWデータを表す情報、及び現像パラメータを受け付ける。また、受付部66は、表示部43に表示された撮像装置12に対する、画像処理の実行等の指示を受け付ける。
[0031]
 選択部68は、対象のRAWデータを現像パラメータに従って処理するために必要な画像処理の処理能力と、各撮像装置12の画像処理部24の処理能力とに応じて、画像処理を行う撮像装置12を決定する。また、選択部68は、決定した撮像装置12に処理対象のRAWデータが存在しない場合は、画像処理部24の処理能力、及び処理対象のRAWデータの保存場所に応じて撮像装置12を選択する。詳細には、処理能力として画像処理に要する時間を求め、保存場所としてRAWデータを転送する時間を求める。そして、複数の撮像装置12のうち、画像処理に要する時間及びRAWデータを転送する時間を含む時間が短い画像処理装置を選択する。
[0032]
 実行部70は、選択部68により選択された撮像装置12に、RAWデータの現像処理を実行させる。このとき、実行部70は、処理能力に従って決定した撮像装置12に対象のRAWデータが存在しない場合は、選択部68によって選択された撮像装置12に対象のRAWデータを転送させた後に、現像処理を実行させる。
[0033]
 表示制御部64は、各撮像装置12の画像処理部24の処理能力を表示部43に表示する制御を行う。また、表示制御部64は制御部に対応し、選択部68によって選択された撮像装置12を表す情報を表示部43に表示する制御を行う。また、表示制御部64は、後述する画像取得部72により取得された画像データが示す画像を表示部43に表示する制御を行う。
[0034]
 画像取得部72は、撮像装置12による現像処理を含む画像処理により得られた画像データを、画像処理の実行元の撮像装置12から、外部I/F45を介して取得する。
[0035]
 次に、図7を参照して、本実施形態に係る画像処理システム10の作用、及び、画像処理方法を説明する。情報処理装置14のCPU40が情報処理プログラム50を実行することによって、図7に示す現像処理が実行される。
[0036]
 図7に示す現像処理は、例えば、ユーザにより入力部44を介して、現像処理の対象とするRAWデータを表す情報、及び現像パラメータが入力された場合に実行される。なお、本実施形態では、現像処理の対象とするRAWデータは、各撮像装置12の記憶部22及び情報処理装置14の記憶部42の少なくとも1つに記憶されている。また、現像パラメータには、例えば、ダイナミックレンジ、ホワイトバランス、及びシャープネス等の画質に関するパラメータと、JPEG及びTIFF等の現像処理後の画像データのフォーマットなどが含まれる。
[0037]
 ステップ100では、受付部66が、ユーザにより入力部44を介して入力された現像処理の対象とするRAWデータを表す情報、及び現像パラメータを受け付けてステップ102へ移行する。
[0038]
 ステップ102では、取得部60が、撮像装置12の機種情報を取得してステップ104へ移行する。
[0039]
 ステップ104では、導出部62が、撮像装置12の機種情報から処理性能テーブル52を参照して処理能力を導出してステップ106へ移行する。ここで、表示制御部64が、導出部62によって導出された各撮像装置12の処理能力を表示部43に表示してもよい。
[0040]
 ステップ106では、選択部68が、対象のRAWデータを現像パラメータに従って処理するために必要な画像処理の処理能力と、各撮像装置12の画像処理部24の処理能力とに応じて、画像処理を行う撮像装置12を決定し、ステップ108へ移行する。また、表示制御部64が、選択部68によって決定された撮像装置12を表示部43に表示する表示制御を行ってもよい。
[0041]
 ステップ108では、選択部68が、決定先の撮像装置12に処理対象のRAWデータが存在するか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ112へ移行する。
[0042]
 ステップ110では、実行部70が、ステップ106の処理により決定された撮像装置12に、ステップ100で受け付けたRAWデータの現像処理を、ステップ100で受け付けた現像パラメータを用いて実行させてステップ120へ移行する。すなわち、実行部70は、決定された撮像装置12にRAWデータが保存されているため、その撮像装置12に現像処理を実行させる。
[0043]
 一方、ステップ112では、取得部60が、各撮像装置12との通信方式を取得してステップ114へ移行する。
[0044]
 ステップ114では、導出部62が、ステップ112で取得した通信方式から通信速度テーブル54を参照して通信速度を導出してステップ116へ移行する。ここで、表示制御部64が、導出部62によって導出された各撮像装置12の通信速度を表示部43に表示する表示制御を行ってもよい。
[0045]
 ステップ116では、選択部68が、各撮像装置12の処理能力と、転送速度とに基づいて現像先を選択してステップ118へ移行する。すなわち、選択部68は、決定した撮像装置12に処理対象のRAWデータが存在しない場合は、複数の撮像装置12のうち、画像処理に要する時間及びRAWデータを転送する時間を含む時間が短い画像処理装置を選択する。
[0046]
 ステップ118では、実行部70が、ステップ116で選択された撮像装置12に、ステップ100で受け付けたRAWデータの現像処理を、ステップ100で受け付けられた現像パラメータを用いて実行させてステップ120へ移行する。すなわち、実行部70は、ステップ106で決定した撮像装置12にRAWデータが保存されていない場合は、ステップ116で選択された撮像装置12にRAWデータを転送させた後に、現像処理を実行させる。
[0047]
 ステップ120では、画像取得部72が、撮像装置12による現像処理を含む画像処理により得られた画像データを、画像処理の実行元の撮像装置12から、外部I/F45を介して取得してステップ122へ移行する。
[0048]
 ステップ122では、表示制御部64が、ステップ120で取得された画像データが示す画像を表示部43に表示する制御を行って一連の処理を終了する。
[0049]
 以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置12の処理能力、及び処理対象のRAWデータの保存場所に応じて、処理対象のRAWデータに対して画像処理を実行する撮像装置12を選択している。これにより、RAWデータの転送を抑制して画像処理を迅速に行うことが可能となる。
[0050]
 なお、上記各実施形態では、RAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理装置として、撮像装置を適用した場合について説明したが、これに限定されない。RAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理装置として、画像処理部24を有する撮像装置以外の装置を適用してもよい。例えば、撮像部を備えていない画像処理装置または情報処理装置を適用してもよい。
[0051]
 また、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を実行することにより実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、上記各種処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より詳細には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
[0052]
 また、上記各実施形態では、情報処理プログラム50が記憶部42に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム50は、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム50は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
[0053]
 また、上記の実施形態及び変形例で説明したフローチャートで示す各処理は一例である。従って、不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
[0054]
 その他、上記の実施形態で説明した画像処理システムの構成、動作等は一例であり、状況に応じて変更可能である。
[0055]
 本願は2018年6月29日出願の日本出願第2018-125131号の優先権を主張すると共に、その全文を参照により本明細書に援用する。

請求の範囲

[請求項1]
 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置と、
 前記複数の画像処理装置のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択する選択部を備えた情報処理装置と、
 を含む画像処理システム。
[請求項2]
 前記情報処理装置は、処理対象の前記RAWデータが前記選択部によって選択された前記画像処理装置に保存されていない場合、処理対象の前記RAWデータが保存された前記画像処理装置から前記選択部によって選択された前記画像処理装置に処理対象の前記RAWデータを転送させる転送部を更に備えた請求項1に記載の画像処理システム。
[請求項3]
 前記複数の画像処理装置の各々は、撮像部を備えた撮像装置であり、
 前記RAWデータは、前記撮像部による撮像により得られたRAWデータである請求項1又は請求項2に記載の画像処理システム。
[請求項4]
 前記選択部は、前記処理能力に応じて画像処理を実行する前記画像処理装置を決定した後、決定した前記画像処理装置の前記保存部に前記処理対象の前記RAWデータが保存されている場合は、当該画像処理装置を選択し、決定した前記画像処理装置の前記保存部に前記処理対象の前記RAWデータが保存されていない場合は、前記複数の画像処理装置のうち、画像処理に要する時間及び前記RAWデータを転送する時間を含む時間が短い画像処理装置を選択する請求項1~3の何れか1項に記載の画像処理システム。
[請求項5]
 前記情報処理装置は、
 前記選択部により選択された画像処理装置を表す情報を表示部に表示する制御を行う制御部と、
 前記表示部に表示された画像処理装置に対して画像処理の実行の指示を受け付ける受付部と、
 を更に備えた請求項1~4の何れか1項に記載の画像処理システム。
[請求項6]
 前記情報処理装置は、
 前記選択部により選択された画像処理装置の処理能力を表示部に表示する制御を行う表示制御部を更に備えた請求項1~5の何れか1項に記載の画像処理システム。
[請求項7]
 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部とを備えた複数の画像処理装置と、処理対象の前記RAWデータを選択する処理を行う情報処理装置とを含む画像処理システムによる画像処理方法であって、
 前記複数の画像処理装置の前記画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択し、
 選択した画像処理装置に、前記現像処理を実行させる画像処理方法。
[請求項8]
 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置の前記画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択する選択部と、
 前記選択部により選択された画像処理装置に、前記現像処理を実行させる実行部と、
 を備えた情報処理装置。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2019年9月24日 ( 24.09.2019 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置と、
 前記複数の画像処理装置のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択する選択部と、処理対象の前記RAWデータが前記選択部によって選択された前記画像処理装置に保存されていない場合、処理対象の前記RAWデータが保存された前記画像処理装置から前記選択部によって選択された前記画像処理装置に処理対象の前記RAWデータを転送させる転送部と、を備えた情報処理装置と、
 を含む画像処理システム。
[2]
[削除]
[3]
[補正後] 前記複数の画像処理装置の各々は、撮像部を備えた撮像装置であり、
 前記RAWデータは、前記撮像部による撮像により得られたRAWデータである請求項1に記載の画像処理システム。
[4]
[補正後] 前記選択部は、前記処理能力に応じて画像処理を実行する前記画像処理装置を決定した後、決定した前記画像処理装置の前記保存部に前記処理対象の前記RAWデータが保存されている場合は、当該画像処理装置を選択し、決定した前記画像処理装置の前記保存部に前記処理対象の前記RAWデータが保存されていない場合は、前記複数の画像処理装置のうち、画像処理に要する時間及び前記RAWデータを転送する時間を含む時間が短い画像処理装置を選択する請求項1または請求項3に記載の画像処理システム。
[5]
[補正後] 前記情報処理装置は、
 前記選択部により選択された画像処理装置を表す情報を表示部に表示する制御を行う制御部と、
 前記表示部に表示された画像処理装置に対して画像処理の実行の指示を受け付ける受付部と、
 を更に備えた請求項1、請求項3、請求項4の何れか1項に記載の画像処理システム。
[6]
[補正後] 前記情報処理装置は、
 前記選択部により選択された画像処理装置の処理能力を表示部に表示する制御を行う表示制御部を更に備えた請求項1、請求項3~請求項5の何れか1項に記載の画像処理システム。
[7]
[補正後] 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部とを備えた複数の画像処理装置と、処理対象の前記RAWデータを選択する処理を行う情報処理装置とを含む画像処理システムによる画像処理方法であって、
 前記複数の画像処理装置の前記画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択し、
 処理対象の前記RAWデータが選択された前記画像処理装置に保存されていない場合、処理対象の前記RAWデータが保存された前記画像処理装置から選択された前記画像処理装置に処理対象の前記RAWデータを転送させ、
 選択した画像処理装置に、前記現像処理を実行させる、
 画像処理方法。
[8]
[補正後] 撮像により得られたRAWデータの現像処理を含む画像処理を実行する画像処理部と、前記RAWデータを保存可能な保存部と、を備えた複数の画像処理装置の前記画像処理部のそれぞれの処理能力、及び処理対象の前記RAWデータの保存場所に応じて、処理対象の前記RAWデータに対して画像処理を実行する前記画像処理装置を選択する選択部と、
 処理対象の前記RAWデータが前記選択部によって選択された前記画像処理装置に保存されていない場合、処理対象の前記RAWデータが保存された前記画像処理装置から前記選択部によって選択された前記画像処理装置に処理対象の前記RAWデータを転送させる転送部と、
 前記選択部により選択された画像処理装置に、前記現像処理を実行させる実行部と、
 を備えた情報処理装置。

条約第19条(1)に基づく説明書
(1)請求項1、請求項7、請求項8に請求項2の特徴を追加した。
(2)請求項2を削除した。
(3)上記補正に伴い、請求項3~6の記載を調整した。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]