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1. (WO2019043816) 車両室内用照明装置
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明 細 書

発明の名称 車両室内用照明装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011   0012   0013   0014  

発明の効果

0015  

図面の簡単な説明

0016  

発明を実施するための形態

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059  

符号の説明

0060  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 車両室内用照明装置

技術分野

[0001]
 本発明は、車両室内用照明装置に関する。

背景技術

[0002]
 従来より、車両室内を優美に装うために、様々な装飾や機能を備えた内装部品が知られている。また、より高い装飾効果を得るために、照明を用いて上質な内装を演出する内装部品も知られている。
[0003]
 例えば特許文献1には、照明機能を備えた車両用内装材が開示されている。この車両用内装材において、ドアライニング本体とスイッチパネルとの接合部には、照明部材が配設されている。照明部材は、車室を照明する光源と、光源からの光を誘導する導光体と、導光体からの光を透過するレンズと、を主体に構成されている。レンズは、ドアライニング本体とスイッチパネルとの接合部に挟持され、スイッチパネルの上面部とほぼ面一に投光部が配置されている。そして、投光部よりも下方に導光体が配置されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2015-155298号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、従来の照明装置においては、レンズから出射される光が指向性を有するため、視認する角度によっては光のむらや粗さが目立ってしまい、外観の変化が大きいという不都合がある。
[0006]
 このため、光を拡散するための表面処理をレンズの光入射面に施したり、光源と光入射面との間に光拡散シートを介在させたりする方法が採られることがある。この方法によれば、拡散された光が車両室内に出射されるので、光の分布が均等化される。そのため、光のむらや粗さが軽減されるので、外観の変化が小さく見栄えのする照明を行うことができる。
[0007]
 一方で、レンズの意匠面(車両室内側に臨む面)への表面処理は非照明時における意匠性に影響を与える虞があり、避けられる傾向にあることから、光入射面に表面処理を行うのみでは光性能の改善に限度がある。また、光拡散シートを用いる方法にあっては、光拡散シートの位置規制が難しい。このため、振動などにより光拡散シートが所望の位置からずれ、光拡散シートを透過しない光が発生するという不都合がある。
[0008]
 本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外観における変化が小さく見栄えのする車両室内用照明装置を提供することである。

課題を解決するための手段

[0009]
 かかる課題を解決するために、本発明は、車両室内に装着される内装部品に設けられて車両室内側へと照明光を出射する車両室内用照明装置を提供する。この車両室内用照明装置は、光を出射する光源部と、内装部品に設けられた隙間に挟持され、光源部からの光を車両室内に向けて出射するレンズと、を有している。ここで、レンズは、光源部からの光が入射する光入射面と、光入射面から入射した光を車両室内に向けて出射する光出射面と、光入射面と光出射面との間に設けられ、凹状の空間を形成する溝部と、を有し、溝部は、光を拡散する光拡散部を備えている。
[0010]
 ここで、本発明において、溝部は、凹状の空間を構成する一対の面部の一方又は双方に凹凸形状に形成された凹凸部を光拡散部として備えることが好ましい。
[0011]
 また、本発明において、溝部は、凹状の空間に挿入され、光を拡散するシート状の部材である光拡散シートを光拡散部として備えることが好ましい。
[0012]
 また、本発明において、溝部は、光入射面及び光出射面の面方向に沿って穿孔されている穴部であることが好ましい。
[0013]
 また、本発明において、レンズは、光入射面が設けられた第1レンズ部材と光出射面が設けられた第2レンズ部材とを一体に接合した構造であり、溝部は、第1レンズ部材と第2レンズ部材とを隙間を隔てて対向させることで構成されることが好ましい。
[0014]
 また、本発明において、レンズは、互いに接合されて内装部品を構成する第1内装部材と第2内装部材との境界部に挟持されることが好ましい。

発明の効果

[0015]
 本発明によれば、光のむらや粗さを抑制することができるので、外観における変化が小さく見栄えのする車両室内用照明装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0016]
[図1] 図1は、第1の実施形態に係るドアトリムを模式的に示す斜視図である。
[図2] 図2は、図1に示すドアトリムの要部を拡大して示す正面図である。
[図3] 図3は、車両室内用照明装置の構成を模式的に示す正面図である。
[図4] 図4は、図2に示すAA断面の状態を模式的に示す斜視図である。
[図5] 図5は、図2に示すAA断面の状態を示す断面図である。
[図6] 図6は、第1の実施形態に係る車両室内用照明装置が備える第2凹凸部の機能を示す説明図である。
[図7] 図7は、第1の実施形態に係る車両室内用照明装置の変形例を示す説明図である。
[図8] 図8は、第2の実施形態に係る車両室内用照明装置の要部を示す説明図である。
[図9] 図9は、第2の実施形態に係る車両室内用照明装置の変形例を示す説明図である。

発明を実施するための形態

[0017]
(第1の実施形態)
 以下、本実施形態に係る車両室内用照明装置をドアトリムに適用して説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るドアトリム1を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示すドアトリム1の要部を拡大して示す正面図である。
[0018]
 ドアトリム1は、自動車の車体パネルであるドアインナパネルの車両室内側を覆い、車両室内を装飾する車両用内装部品である。ドアトリム1は、ドアトリム本体2を主体に構成されている。このドアトリム本体2には、その上下方向中央位置に、ドアアームレスト5が設けられている。また、ドアトリム本体2には、ドアアームレスト5よりも下方位置にドアポケット6が形成され、このドアポケット6の前方にスピーカーグリル7が形成されている。
[0019]
 本実施形態において、ドアトリム本体2は、ドアトリムアッパー3と、ドアトリムロア4との上下二分割体から構成されている。また、ドアトリムアッパー3は、第1アッパー部材3aと、第1アッパー部材3aの中央位置に設けられた第2アッパー部材3bとで構成されている。第2アッパー部材3bは、車両前後方向に延在する横長矩形で、かつ、車両後側にかけて上下方向の幅が縮小した形状にされている。第1アッパー部材3aの所要位置には、内周縁部3a1によって囲まれた空間部が形成されている。第2アッパー部材3bは、第1アッパー部材3aの空間部に収容され、第2アッパー部材3bの外周縁部3b1が第1アッパー部材3aの内周縁部3a1と接合されている。
[0020]
 ドアトリム本体2は、適宜の合成樹脂材を用いた型成形によって形成されている。また、ドアトリム本体2の所要の部位においては(例えば、ドアトリムアッパー3の第1アッパー部材3a及びドアトリムロア4)、樹脂製の芯材の表面に意匠性及びクッション性を備えた表皮材を貼着した構成とされている。また、ドアトリム本体2は上下二分割構成であるが、ドアトリムアッパー、ドアトリムセンター、ドアトリムロアというように上下三分割構成、あるいは一体構成であってもよい。
[0021]
 本実施形態に係る車両室内用照明装置10(以下単に「照明装置10」という)は、車両室内側へと照明光を出射することにより、ドアトリム1を装飾する装置である。この照明装置10は、ドアトリム1に設けられた隙間に配置されている。具体的には、照明装置10は、互いに接合されてドアトリムアッパー3を構成する第1アッパー部材3aと第2アッパー部材3bとの上側境界部BPに配置されている。照明装置10の照明光を通じて上側境界部BPを際立たせることで、見栄えのよいドアトリム1を提供することができる。
[0022]
 図3は、ドアトリム1に適用される照明装置10の構成を模式的に示す正面図である。また、図4は、図2に示すAA断面の状態を模式的に示す斜視図である。図5は、図2に示すAA断面の状態を示す断面図である。照明装置10は、光源部20と、レンズ30とを主体に構成されている。なお、図4及び図5において、「3a2」は第1アッパー部材3aの芯材を示し、「3a3」は第1アッパー部材3aの表皮材を示す。
[0023]
 光源部20は、レンズ30に対して光を出射する。光源部20は、光源ユニット21と、導光棒25とで構成されている。
[0024]
 光源ユニット21は、1又は複数の光源を備えている。光源としては、例えばLEDを用いることができる。光源ユニット21は、導光棒25の長さ方向の端面25aに配置され、当該端面25aに光を入射させる。光源ユニット21は、導光棒25の一方の端面25aに設けられているが、両方の端面25aに設けられるものであってもよい。設置する光源ユニット21の数は、照明装置10に求められる光量に応じて決定することができる。
[0025]
 導光棒25は、長さ方向の端面25aに入射された光源ユニット21からの光を内部において伝搬させる棒状の導光体である。導光棒25は、アクリルなどの光学樹脂から成形されており、その断面が角柱となる棒形状とされている。ただし、導光棒25は、角柱以外の棒形状(例えば円柱)であってもよい。
[0026]
 導光棒25は、レンズ30に沿って延在しており、当該レンズ30の全域にわたって設けられている。導光棒25は、レンズ30に設けられた保持部35に配設されている。導光棒25には、ピン(図示せず)が立設されており、当該ピンを保持部35のピン穴(図示せず)に挿入することにより、導光棒25とレンズ30との位置決め及び固定が行われる。導光棒25による光の伝達は、長手方向の全域に及んでいる。
[0027]
 導光棒25において、周方向に連設された複数の側壁面のうち所定の側壁面25bには、光偏向部26が設けられている。光偏向部26は、導光棒25の内部を伝搬される光の一部を偏向させることにより、レンズ30(具体的には、光入射面31a)と向かい合う側壁面25cから光を出射させる機能を担っている。側壁面25bと側壁面25cとは、互いに向かい合う関係にある。光偏向部26は、例えば側壁面25bの表面を凹凸形状に形成することにより構成されている。凹凸形状の形成は、例えばブラスト処理により側壁面25bの表面を処理する方法、又は、型成形による導光棒25の成形時に金型により転写する方法などが挙げられる。もっとも、光偏向部26としての機能を備えるのであれば、凹凸形状の形成はこれらの手法に限られない。また、光偏向部26は、その機能を実現することができるのであれば、凹凸形状以外の手法で実現してもよい。
[0028]
 レンズ30は、光源部20、具体的には導光棒25から出射された光を車両室内に向けて出射する。レンズ30は、ドアトリム1に設けられた隙間に挟持されている。具体的には、レンズ30は、第1アッパー部材3aと第2アッパー部材3bとの上側境界部BP(隙間)に挟持されている。レンズ30は、この上側境界部BPに沿って延在する横長形状を有している。レンズ30は、例えばアクリルなどの光学樹脂から成形されている。
[0029]
 レンズ30は、レンズ本体31と、保持部35と、組み付け片36とで構成されている。
[0030]
 レンズ本体31は、導光棒25からの光が入射する光入射面31aと、光入射面31aから入射した光を車両室内に向けて出射する光出射面31bとを有している。光入射面31aには、凹凸形状に形成された第1凹凸部31a1が設けられている。この凹凸形状の第1凹凸部31a1は、光を拡散させるための第1光拡散部として機能する。第1凹凸部31a1の形成は、例えば型成形によるレンズ30の成形時に金型により転写する方法などを用いることができる。もっとも、第1光拡散部としての機能を備えるものであれば、その形成方法を限定するものではない。また、第1光拡散部の機能を実現することができるものであれば、第1凹凸部31a1以外の手法を用いてもよい。
[0031]
 また、レンズ本体31は、光入射面31aと光出射面31bとの間に、凹状の空間を形成する溝部32を有している。溝部32は、例えば、レンズ本体31に有底凹状に穴部を穿孔することにより形成されている。溝部32は、光入射面31a及び光出射面31bの面方向に沿って延在しており、凹状の空間を隔てて対向する一対の面部33a,34aを備えている。
[0032]
 溝部32をなす一対の面部33a,34aのそれぞれは、凹凸形状に形成された第2凹凸部33a1,34a1を備えている。この凹凸形状の第2凹凸部33a1,34a1は、光を拡散させるための第2光拡散部として機能する。第2凹凸部33a1,34a1の形成は、例えば型成形によるレンズ30の成形時に金型により転写する方法などを用いることができる。もっとも、第2光拡散部としての機能を備えるものであれば、その形成方法を限定するものではない。また、第2光拡散部の機能を実現することができるものであれば、第2凹凸部33a1,34a1以外の手法を用いてもよい。
[0033]
 保持部35は、導光棒25を保持する機能を担っている。保持部35は、レンズ本体31の光入射面31aと所定の距離を隔てて対向する縦壁35aと、縦壁35aとレンズ本体31とを繋ぐ下壁35bとから構成されている。縦壁35a、下壁35b及びレンズ本体31の光入射面31aから、導光棒25を保持するための凹状の収容溝が構成される。下壁35bにおける所要の位置にはピン穴が形成されており、導光棒25のピンをピン穴に挿入することにより、導光棒25がレンズ本体31に位置決めされた状態で保持される。保持部35に保持された状態において、導光棒25の側壁面25cは、レンズ本体31の光入射面31aと対向する。
[0034]
 組み付け片36は、レンズ30を第2アッパー部材3bに組み付けて固定するための部材である。組み付け片36は、保持部35における所要の範囲に設けられており、当該保持部35から延設されている。
[0035]
 また、図5に示すように、照明装置10のレンズ30と第1アッパー部材3aとの間には、不織布40が設けられている。
[0036]
 図6は、本実施形態に係る照明装置10が備える第2凹凸部33a1,34a1の機能を示す説明図である。以下、本実施形態に係る照明装置10の動作について説明する。まず、光源ユニット21から出射された光は、導光棒25の端面25aよりその内部へと入射する。導光棒25の内部へと入射した光は、内部反射を繰り返しながら、導光棒25の内部を伝搬される。導光棒25の内部を伝搬される光のうちその一部は、側壁面25b(光偏向部26)において反射される際に偏向され、側壁面25cから出射される。
[0037]
 導光棒25の側壁面25cから出射された光は、レンズ本体31の光入射面31aに入射する。光入射面31aに入射した光は、第1凹凸部31a1において拡散された後、レンズ本体31の内部を通過し、溝部32の一方の面部33aから出射される。一方の面部33aから出射される光は、第2凹凸部33a1において拡散される。
[0038]
 また、一方の面部33aから出射された光は、溝部32の空間を通過して、他方の面部34aからレンズ本体31の内部へと再度入射する。他方の面部34aに入射した光は、第2凹凸部34a1において拡散された後、レンズ本体31の内部を通過する。そして、レンズ本体31の内部を通過した光は、レンズ本体31の光出射面31bから出射される。これにより、車両室内側からドアトリム1に臨んだ場合には、第1アッパー部材3aと第2アッパー部材3bとの上側境界部BPに、線状に発光するレンズ30を視認することとなる。
[0039]
 このように本実施形態において、照明装置10が備えるレンズ30は、光源部20からの光が入射する光入射面31aと、光入射面31aから入射した光を車両室内に向けて出射する光出射面31bと、光入射面31aと光出射面31bとの間に設けられ、凹状の空間を形成する溝部32と、を有している。ここで、溝部32は、光を拡散する光拡散部を備えている。具体的には、溝部32は、凹状の空間を構成する一対の面部33a,34aに凹凸形状に形成された第2凹凸部33a1,34a1を光拡散部(第2光拡散部)として備えている。
[0040]
 この構成によれば、レンズ30が溝部32を備えているので、この溝部32をなす一対の面部33a,34aに第2凹凸部33a1,34a1を設定することができる。これにより、光入射面31aから光出射面31bに至る光路上に、光を拡散する機能を付与することができる。したがって、光入射面31a(第1光拡散部)のみで光を拡散させる場合と比べ、光を拡散させる能力が飛躍的に向上する。よって、光性能についてきめ細かな対応を施すことができる。その結果、光のむらや粗さを抑制することができるので、外観における変化が小さく見栄えのする照明装置10を提供することができる。
[0041]
 また、この構成によれば、光を拡散させるための光拡散シートを用いる必要がないので、そもそも光拡散シートがずれてしまうといった心配がない。
[0042]
 また、第2光拡散部を備える溝部32は、第1光拡散部を備える光入射面31aよりも光源部20から遠ざかった位置にある。光源部20から遠ざかる程、光の拡散効果が大きいため、溝部32の光拡散機能を利用することで、高い拡散効率を得ることができる。これにより、光のむらや粗さを有効に抑制することができる。
[0043]
 さらに、レンズ30における光出射面31bは車両室内側に臨む意匠面となるため、凹凸形状に形成された凹凸部を意匠面に施すことは好まれない傾向にある。しかしながら、溝部32を備える本手法によれば、意匠面に凹凸部を設けることなく、光を拡散させる能力を増加させることができる。これにより、照明装置10の非照明時におけるレンズ30の意匠性の低下を抑制しつつ、照明装置10の照明時における光のむらや粗さを抑制することができる。
[0044]
 なお、本実施形態では、溝部32をなす一対の面部33a,34aの双方に第2凹凸部33a1,34a1を設定しているが、第2凹凸部33a1,34a1は一方の面部33a,34aのみに設定するものであってもよい。
[0045]
 図7は、第1の実施形態に係る照明装置10の変形例を示す説明図である。上述した実施形態において、第2光拡散部は、溝部32(凹状の空間)をなす一対の面部33a,34aに設けられた第2凹凸部33a1,34a1から構成されている。しかしながら、図7に示すように、光を拡散するシート状の部材である光拡散シート37を溝部32に挿入し、この光拡散シート37を第2光拡散部として利用するものであってもよい。
[0046]
 この構成によれば、上述の第2凹凸部33a1,34a1と同様、光拡散シート37によって光を拡散させる能力が飛躍的に向上することになる。これにより、光性能についてきめ細かな対応を施すことができる。その結果、光のむらや粗さを抑制することができるので、外観における変化が小さく見栄えのする照明装置10を提供することができる。
[0047]
 また、本実施形態によれば、光拡散シート37が溝部32に挿入されているため、溝部32によって光拡散シート37を位置決めし、固定することができる。これにより、光拡散シート37の位置がずれたり、この位置ずれによって光拡散シートを透過しない光が生じてしまったりするという不都合を抑制することができる。
[0048]
 なお、上述の説明では、第2光拡散部として、凹凸形状の第2凹凸部33a1,34a1と、光拡散シート37とをそれぞれ単独で利用する方法について説明したが、これらの方法を併用するものであってもよい。
[0049]
(第2の実施形態)
 以下、第2の実施形態に係る照明装置10について説明する。この第2の実施形態に係る照明装置10が、第1の実施形態のそれと相違する点は、溝部32の構成態様である。以下、第1の実施形態と共通する構成の説明は省略することとし、相違点を中心に説明を行う。ここで、図8は、第2の実施形態に係る照明装置10の要部を示す説明図である。
[0050]
 本実施形態において、レンズ本体31は、分割された2つのレンズ部材38,39を一体に接合した構造とされている。一方のレンズ部材38は、光入射面31aと、この光入射面31aと対向する面部38aとを備えている。他方のレンズ部材39は、光出射面31bと、この光出射面31bと対向する面部39aとを備えている。
[0051]
 本実施形態に係る溝部32は、一対のレンズ部材38,39を隙間を隔てて対向させることで構成されている。具体的には、一対のレンズ部材38,39は、一方の面部38aと他方の面部39aとを向かい合わせた格好となっている。これにより、一方の面部38aと他方の面部39aとの間の隙間により溝部32が構成される。
[0052]
 そして、一方のレンズ部材38の面部38aには、第2光拡散部として機能する第2凹凸部38a1が設けられている。同様に、他方のレンズ部材39の面部39aには、第2光拡散部として機能する第2凹凸部39a1が設けられている。
[0053]
 この構成によれば、第1の実施形態に示す手法と同様に、レンズ30が溝部32を備えているので、この溝部32をなす一対の面部38a,39aに第2凹凸部38a1,39a1を設定することができる。これにより、光入射面31aから光出射面31bに至る光路上に、光を拡散する機能を付与することができる。したがって、光入射面31a(第1光拡散部)のみで光を拡散させる場合と比べ、光を拡散させる能力が飛躍的に向上する。よって、光性能についてきめ細かな対応を施すことができる。その結果、光のむらや粗さを抑制することができるので、外観における変化が小さく見栄えのする照明装置10を提供することができる。
[0054]
 また、本実施形態によれば、レンズ本体31が2つのレンズ部材38,39から構成されている。このため、2つのレンズ部材38,39について、色合い及び/又は透過率を相違させることで、光性能の調整幅が増加する。これにより、所望とする照明を適切に行うことができる。
[0055]
 図9は、第2の実施形態に係る照明装置10の変形例を示す説明図である。上述した実施形態において、第2光拡散部は、溝部32(凹状の空間)をなす一対の面部38a,39aに形成された凹凸形状の第2凹凸部38a1,39a1から構成されている。しかしながら、図9に示すように、光を拡散するシート状の部材である光拡散シート37を溝部32に挿入し、この光拡散シート37を第2光拡散部として利用するものであってもよい。
[0056]
 この構成によれば、第1実施形態と同様、光拡散シート37が溝部32に挿入されているため、溝部32によって光拡散シート37を位置決めし、固定することができる。
[0057]
 以上、本実施形態の車両室内用照明装置について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
[0058]
 例えば、光源部として導光棒を用いる必要はなく、LEDなどの光源を所定のピッチでレンズに配置してもよい。
[0059]
 また、車両用内装部材としては、ドアトリムに限らず、インストルメントパネル、ルーフパネルなど種々のものに適用することができる。また、上述した実施形態では、2つの内装部材の境界部に照明装置を配置しているが、一体の内装部品に形成された隙間に照明装置を配置するものであってもよい。

符号の説明

[0060]
   1   ドアトリム
   2   ドアトリム本体
   3   ドアトリムアッパー
   3a  第1アッパー部材(第1内装部材)
   3b  第2アッパー部材(第2内装部材)
   4   ドアトリムロア
  10   照明装置
  20   光源部
  21   光源ユニット
  25   導光棒
  30   レンズ
  31   レンズ本体
  31a  光入射面
  31a1 第1凹凸部(第1光拡散部)
  31b  光出射面
  32   溝部
  33a,34a  面部
  38a,39a  面部
  33a1,34a1  第2凹凸部(第2光拡散部)
  38a1,39a1  第2凹凸部(第2光拡散部)
  35   保持部
  36   組み付け片
  37   光拡散シート

請求の範囲

[請求項1]
 車両室内に装着される内装部品に設けられて車両室内側へと照明光を出射する車両室内用照明装置において、
 光を出射する光源部と、
 前記内装部品に設けられた隙間に挟持され、前記光源部からの光を車両室内に向けて出射するレンズと、を有し、
 前記レンズは、
 前記光源部からの光が入射する光入射面と、
 前記光入射面から入射した光を車両室内に向けて出射する光出射面と、
 前記光入射面と前記光出射面との間に設けられ、凹状の空間を形成する溝部と、を有し、
 前記溝部は、光を拡散する光拡散部を備える
ことを特徴とする車両室内用照明装置。
[請求項2]
 前記溝部は、前記凹状の空間を構成する一対の面部の一方又は双方に凹凸形状に形成された凹凸部を前記光拡散部として備える
請求項1記載の車両室内用照明装置。
[請求項3]
 前記溝部は、前記凹状の空間に挿入され、光を拡散するシート状の部材である光拡散シートを前記光拡散部として備える
請求項1記載の車両室内用照明装置。
[請求項4]
 前記溝部は、前記光入射面及び前記光出射面の面方向に沿って穿孔されている穴部である
請求項1から3のいずれかに記載の車両室内用照明装置。
[請求項5]
 前記レンズは、前記光入射面が設けられた第1レンズ部材と前記光出射面が設けられた第2レンズ部材とを一体に接合した構造であり、
 前記溝部は、前記第1レンズ部材と前記第2レンズ部材とを隙間を隔てて対向させることで構成される
請求項1から3のいずれかに記載の車両室内用照明装置。
[請求項6]
 前記レンズは、互いに接合されて前記内装部品を構成する第1内装部材と第2内装部材との境界部に挟持される
請求項1から5のいずれかに記載の車両室内用照明装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]