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1. (WO2019031037) データ授受制御システム、方法およびプログラム
Document

明 細 書

発明の名称 データ授受制御システム、方法およびプログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006  

先行技術文献

特許文献

0007  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0008   0009   0010  

課題を解決するための手段

0011   0012   0013  

発明の効果

0014  

図面の簡単な説明

0015  

産業上の利用の可能性

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192  

符号の説明

0193  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : データ授受制御システム、方法およびプログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、データ提供部とデータ取得部との間のデータ授受を制御するデータ授受制御システム、データ授受制御方法およびデータ授受制御プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 近年、センサからデータを収集し、収集したデータを分析し、分析されたデータに基づいて物を制御する仕組みであるIoT(Internet of Things)が普及している。これまで、IoTは、製造業を中心に普及してきた。製造業向けのIoTでは、データを提供するデータ提供者と、そのデータを使用するデータ使用者が同一であることが前提であった。
[0003]
 IoTが、製造業だけでなく、例えば、農業、林業、建設業、小売業等の産業全般、さらに、街づくりといった行政分野にも普及するにつれて、データ提供者とデータ使用者とが異なる場合も想定されるようになった。
[0004]
 また、特許文献1には、センサ側のメタデータと、アプリケーション側のメタデータとのマッチングを行い、マッチングの結果に基づいてデータフローを制御する装置が記載されている。特許文献1に記載の装置により、センサによって得られたデータの第三者への流出を防ぐことができる。
[0005]
 また、特許文献2には、センサによって得られたデータに対して課金するためのデータ構造が記載されている。特許文献3には、センサによって得られたデータに課金するシステムが記載されている。特許文献2に記載のデータ構造や、特許文献3に記載のシステムによって、センサによって得られたデータに対して、対価を支払うことができる。
[0006]
 特許文献4には、センサによって得られたデータを加工して出力するモジュール(仮想センサ)が記載されている。特許文献5には、そのモジュール(仮想センサ)を管理するためのデータ構造が記載されている。

先行技術文献

特許文献

[0007]
特許文献1 : 特許第5445722号公報
特許文献2 : 特開2015-38744号公報
特許文献3 : 特開2013-3816号公報
特許文献4 : 特開2015-62285号公報
特許文献5 : 特開2015-226102号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0008]
 データを提供するデータ提供部(または、データ提供部が提供するデータ)の価値は、そのデータ提供部からデータの提供を受けようとするデータ取得部の数によって変化すると言える。また、データ提供部からデータの提供を受けようとするデータ取得部の数が多いほど、そのデータ提供部の価値は高いと言える。すなわち、時間の経過に伴い、データの提供を受けようとするデータ取得部の数が変化することで、データ提供部の価値は変化する。なお、データ取得部は、データを使用して処理を実行する要素である。
[0009]
 このように、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成できることが好ましい。
[0010]
 そこで、本発明は、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成することができるデータ授受制御システム、データ授受制御方法およびデータ授受制御プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0011]
 本発明によるデータ授受制御システムは、データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、データ提供部から提供されるデータを取得するデータ取得部に関する情報であって、データ取得部がデータ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部と、条件情報と、第1データとに基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成する組合せ生成部とを備え、組合せ生成部が、第1データ記憶部が記憶する第1データと、第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成することを特徴とする。
[0012]
 また、本発明によるデータ授受制御方法は、データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、データ提供部から提供されるデータを取得するデータ取得部に関する情報であって、データ取得部がデータ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータが、条件情報と、第1データとに基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成し、そのコンピュータが、第1データ記憶部が記憶する第1データと、第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成することを特徴とする。
[0013]
 また、本発明によるデータ授受制御プログラムは、データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、データ提供部から提供されるデータを取得するデータ取得部に関する情報であって、データ取得部がデータ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータに搭載されるデータ授受制御プログラムであって、コンピュータに、条件情報と、第1データとに基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成する組合せ生成処理を実行させ、第1データ記憶部が記憶する第1データと、第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、組合せ生成処理を実行させることを特徴とする。

発明の効果

[0014]
 本発明によれば、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成することができる。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 本発明の第1の実施形態のデータ授受制御システムの構成例を示すブロック図である。
[図2] センサ側メタデータの例を示す説明図である。
[図3] センサ側メタデータの例を示す説明図である。
[図4] アプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図5] アプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図6] 第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
[図7] アプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図8] アプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図9] 本発明の第3の実施形態のデータ授受制御システムの構成例を示すブロック図である。
[図10] エンジン側メタデータの例を示す説明図である。
[図11] 第3の実施形態におけるアプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図12] 第3の実施形態におけるアプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[図13] 本発明の各実施形態に係るコンピュータの構成例を示す概略ブロック図である。
[図14] 本発明の概要を示すブロック図である。
[0016]
 以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[0017]
実施形態1.
 図1は、本発明の第1の実施形態のデータ授受制御システムの構成例を示すブロック図である。
[0018]
 第1の実施形態のデータ授受制御システム1は、センサ側メタデータ保存部2と、アプリケーション側メタデータ保存部3と、組合せ生成部4と、組合せ決定部5と、データ授受制御部6とを備える。
[0019]
 本実施形態のデータ授受制御システム1は、1つまたは複数のセンサ11と、1つまたは複数のアプリケーション12との間のデータ授受を制御する。データ授受制御システム1の所有者は、仲介者と称することができる。ここで、データ授受とは、通信によってセンサ11がアプリケーション12にデータを提供することである。
[0020]
 図1では、3つのセンサ11を示しているが、センサの数は特に限定されない。同様に、図1では、3つのアプリケーション12を示しているが、アプリケーションの数は特に限定されない。また、各センサ11は、同一の種別のセンサである必要はなく、各センサ11は、異なる種別のセンサであってもよい。同様に、各アプリケーション12は、同一の種別のアプリケーションである必要はなく、各アプリケーション12は、異なる種別のアプリケーションであってもよい。また、同じ種別のセンサ11や、同じ種別のアプリケーション12が存在していていもよい。
[0021]
 センサ11は、データ提供者が所有するセンサである。個々のセンサ11の所有者は、それぞれ異なっていてもよい。
[0022]
 センサ11は、データを提供するデータ提供部の一例である。すなわち、センサ11は、データ提供部に該当する。
[0023]
 センサ11は、センサ11が得たデータをそのまま、データの提供先に提供する。
[0024]
 データ提供部に関する情報を、データ提供部側メタデータと記す。本発明の実施形態では、センサ11に関する情報を、センサ側メタデータと記す。センサ側メタデータは、データ提供部側メタデータに該当する。
[0025]
 センサ側メタデータ保存部2は、センサ側メタデータを保存する。具体的には、センサ側メタデータ保存部2は、センサ11が得たデータを提供する意思を有するデータ提供者のセンサ11のセンサ側メタデータを保存する。
[0026]
 例えば、データ提供者は、センサ11をセンサ側メタデータ保存部2に接続させ、そのセンサ11のセンサ側メタデータをセンサ側メタデータ保存部2に保存させる。この操作は、センサ11が得たデータを提供するというデータ提供者の意思を表している。
[0027]
 また、例えば、センサ側メタデータ保存部2に保存されたセンサ11のセンサ側メタデータを削除する操作は、そのセンサ11によって得られるデータを提供する意思をデータ提供者がなくしたことを表す操作であると言える。例えば、センサ11とセンサ側メタデータ保存部2との接続が断たれた場合に、センサ側メタデータ保存部2がそのセンサ11のセンサ側メタデータを削除するものとする。この場合、データ提供者は、センサ11とセンサ側メタデータ保存部2との接続が断つことによって、センサ側メタデータ保存部2にそのセンサ11のセンサ側メタデータを削除させてもよい。
[0028]
 センサ側メタデータ保存部2は、センサ11が得たデータを提供する意思を有するデータ提供者のセンサ11のセンサ側メタデータを保存する構成であればよい。このようなデータ提供者の意思に基づいて、センサ側メタデータ保存部2にセンサ側メタデータを保存させる操作は、上記の例に限定されない。また、センサ側メタデータ保存部2にセンサ側メタデータを削除させる操作も、上記の例に限定されない。
[0029]
 また、センサ11の例として、カメラ、マイクロフォン、照度計、車両検知センサ等が挙げられるが、センサ11は、これらの例に限定されない。なお、車両検知センサは、例えば、レーザを照射し、レーザの反射の有無によって、駐車場に車両が存在しているか否かを検出するセンサである。
[0030]
 図2および図3は、センサ側メタデータの例を示す説明図である。
[0031]
 図2は、センサ11がカメラである場合のセンサ側メタデータの例を示す。「ID(Identification)」は、センサ11のIDである。「種別」はセンサ11の種別を表し、図2に示す例では、センサ11がカメラであることを示している。「使用料」は、センサ11の使用料を表し、図2に示す例では、センサ11(カメラ)の使用料が「500円/分」であることを表している。「位置」は、センサ11の位置を表す。本例では、センサ11の位置を緯度および経度で表している。「解像度」は、センサ11がカメラである場合に設けられる項目の一例であり、カメラによって得られる画像の解像度を表している。「ファイル形式」も、センサ11がカメラである場合に設けられる項目の一例であり、カメラによって得られる画像のファイル形式を表している。図2に示す「使用料」は、書き換え可能である。また、カメラの設置位置が変えられるのであれば、「位置」も書き換え可能である。また、カメラが解像度やファイル形式を変更する機能を有しているのであれば、「解像度」や「ファイル形式」も書き換え可能である。
[0032]
 図3は、センサ11が車両検知センサである場合のセンサ側メタデータの例を示す。「ID」、「種別」、「使用料」および「位置」は、それぞれ、センサ11のID、センサ11の種別、センサ11の使用料、および、センサ11の位置を表している。この点は、図2に示す例と同様である。図3に示す例では、センサ11の種別は、車両検知センサであり、センサ11の使用料は、「100円/分」である。「周期」は、センサ11が車両検知センサである場合に設けられる項目の一例であり、車両検知センサが、駐車場に車両が存在しているか否かを検出する周期である。図3に示す「使用料」は、書き換え可能である。また、車両検知センサの設置位置が変えられるのであれば、「位置」も書き換え可能である。また、車両検知センサが、車両の有無の検出周期を変更する機能を有しているのであれば、「周期」も書き換え可能である。
[0033]
 なお、「周期」は、ある程度、短いことが好ましい。一例として、「周期」は、5分程度であることが好ましい。例えば、「周期」が1時間であるとする。そして、例えば、10時に、車両が存在することを検出したとする。その直後(例えば、10時2分)に、その車両が駐車場から出発し、その後、その駐車場に車両が入ってこなかったとする。この場合、車両有無の次回の検出時刻は11時であり、10時2分から11時までの間、車両は存在しないにも関わらず、車両検知センサは10時から11時まで、車両が存在しているというデータを出力することになる。その結果、車両検知センサの出力データを使用するアプリケーション(例えば、車両が存在しない駐車場に車両を誘導するためのアプリケーション)も、11時までは、車両が存在していると認識し、空きの駐車場に車両を誘導できない等の機会損失が生じる。このため、車両検知センサの周期は、例えば、5分程度であることが好ましい。ただし、上記の説明における5分程度という周期や、図3に示す「5分」は、例示であり、車両検知センサの周期は、5分程度、または、「5分」に限定されるものではない。
[0034]
 センサ11から提供されるデータを取得し、データを使用して処理を実行するデータ取得部の例として、アプリケーション(アプリケーションソフトウェア)に従って動作する情報処理装置が挙げられる。実際に、データの提供を受け、処理を実行するのは、このような情報処理装置であるが、以下、説明を簡単にするため、便宜的に、アプリケーションがデータの提供を受け、処理を実行するものとして説明する。すなわち、実際には、図1に示すアプリケーション12はそれぞれ、情報処理装置に搭載され、情報処理装置が、アプリケーション12に従って処理を実行する。しかし、以下の説明では、便宜的に、アプリケーション12が、データの提供を受け、処理を実行するものとして説明する。なお、複数のアプリケーション12が1つの情報処理装置に搭載されていてもよい。また、各アプリケーション12がそれぞれ別々の情報処理装置に搭載されていてもよい。
[0035]
 アプリケーション12は、データ取得部に該当する。
[0036]
 データ取得部に関する情報であって、そのデータ取得部がデータ提供部に要求する条件を示す書き換え可能な第1の変数の値と、データ授受を行うデータ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる書き換え可能な第2の変数の値とを含む情報を、データ取得部側メタデータと記す。本発明の実施形態では、アプリケーション12に関する情報であって、そのアプリケーション12がデータ提供部に要求する条件を示す書き換え可能な第1の変数の値と、データ授受を行うアプリケーション12とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる書き換え可能な第2の変数の値とを含む情報を、アプリケーション側メタデータと記す。アプリケーション側メタデータは、データ取得部側メタデータに該当する。
[0037]
 アプリケーション12は、そのアプリケーション12のアプリケーション側メタデータをアプリケーション側メタデータ保存部3に保存させることによって、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11への接続要求を行う。すなわち、データ使用者がアプリケーション12を操作し、その操作に応じてアプリケーション12がアプリケーション側メタデータをアプリケーション側メタデータ保存部3に保存させたということは、そのデータ使用者が、条件を満たすセンサ11が提供するデータの使用を希望していることを意味する。従って、例えば、あるアプリケーション(Pとする。)のアプリケーション側メタデータがアプリケーション側メタデータ保存部3に保存されているということは、アプリケーションPが、要求している条件を満たすセンサ11への接続要求を行っていることを意味する。
[0038]
 また、データ使用者がアプリケーション12を操作し、その操作に応じてアプリケーション12が、アプリケーション側メタデータ保存部3に、そのアプリケーション12のアプリケーション側メタデータを削除させたとする。このことは、そのデータ使用者が、条件を満たすセンサ11が提供するデータの使用を希望しなくなったことを意味する。従って、例えば、アプリケーション側メタデータ保存部3が、アプリケーションPからの要求に従って、アプリケーションPのアプリケーション側メタデータを削除したということは、アプリケーションPがセンサ11への接続要求を解除したことを意味する。
[0039]
 図4および図5は、アプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。
[0040]
 図4は、アプリケーション12が、映像監視アプリケーションである場合のアプリケーション側メタデータの例を示す。「ID」は、アプリケーション12のIDである。「種別」はアプリケーション12の種別を表し、図4に示す例では、アプリケーション12が「映像監視アプリケーション」であることを示している。
[0041]
 「センサの使用料」は、アプリケーション12がセンサ11を使用する(すなわち、センサ11からデータの提供を受ける)際の、センサ11の使用料である。「センサの使用料」の値は、書き換え可能である。なお、値が書き換え可能であるということは、時間経過に伴い、値が変化し得ることを意味する。「センサの使用料」は、アプリケーション12が要求する条件の1つである。
[0042]
 「優先順位」は、一のセンサ11に対して、複数のアプリケーション12が組み合わされることになった場合に、そのセンサ11とデータ授受を行うアプリケーション12を決定する際の基準となる変数である。優先順位の値が小さいほど、優先順位は高い。例えば、警察が使用している映像監視アプリケーションの優先順位の値は“1”に設定され、警備会社が使用している映像監視アプリケーションの優先順位の値は“2”に設定され、鉄道会社が使用している映像監視アプリケーションの優先順位の値は“3”に設定される。「優先順位」の値も書き換え可能である。例えば、鉄道会社が使用している映像監視アプリケーションの優先順位の値は通常は“1”に設定され、緊急時には“3”に書き換えられてもよい。同様に、警察が使用している映像監視アプリケーションの優先順位の値は通常は“3”に設定され、緊急時には“1”に書き換えられてもよい。
[0043]
 「対象エリア」は、アプリケーション12が要求する条件の1つであり、本例では、緯度および経度によって範囲を表す。例えば、センサ側メタデータでは、図2や図3に示すように、「位置」として、緯度および経度を小数点以下第6位まで定めることとなっているとする。一方、アプリケーション側メタデータでは、「対象エリア」として、緯度および経度を、小数点以下第6位よりも少ない桁数で定めることになっていることとする。このようにすることで、緯度および経度を用いて範囲を表すことができる。例えば、図4に示す例では、「対象エリア」として、緯度および経度を、小数点以下第4位まで定めている。この場合、図4に示す例では、北緯35.681200~35.681299、東経139.766200~139.766299の範囲を示していることを意味する。「対象エリア」の値も、書き換え可能である。なお、範囲の表し方は、図4に示す例に限定されず、例えば、中心位置と半径を指定することによって、範囲を表してもよい。
[0044]
 「使用するセンサ」は、アプリケーション12が使用しようとするセンサ11の種別を示す変数である。「使用するセンサ」も、アプリケーション12が要求する条件の1つである。「使用するセンサ」の値も、書き換え可能である。ただし、アプリケーション12の機能が限定されている場合には、「使用するセンサ」の値が書き換えられない場合があってもよい。例えば、音を監視する機能および映像を監視する機能を有する監視アプリケーションにおいて、「使用するセンサ」の値は、「マイク」から「カメラ」に書き換えられてもよく、その逆の書き換えが行われてもよい。また、映像を監視する機能しか有しない映像監視アプリケーションにおいて、「使用するセンサ」の値は、書き換え可能であっても、常時「カメラ」に設定される。
[0045]
 「解像度」および「ファイル形式」は、「使用するセンサ」がカメラである場合に設けられる変数である。「解像度」は、カメラに要求する解像度の下限を示す。「ファイル形式」は、カメラに要求する画像のファイル形式を示す。「解像度」および「ファイル形式」も書き換え可能である。また、「解像度」および「ファイル形式」も、アプリケーション12が要求する条件である。
[0046]
 図4に示す例において、「センサの使用料」、「対象エリア」、「使用するセンサ」、「解像度」、「ファイル形式」は、前述の第1の変数に該当する。また、「優先順位」は、前述の第2の変数に該当する。
[0047]
 図5は、アプリケーション12が、駐車場管理アプリケーションである場合のアプリケーション側メタデータの例を示す。図5に示す「ID」、「種別」、「センサの使用料」、「優先順位」、「対象エリア」、および「使用するセンサ」は、図4に示すそれらの項目と同様であり、説明を省略する。
[0048]
 「データの提供を受ける周期」は、アプリケーション12が駐車場管理アプリケーションである場合において、駐車場管理アプリケーションが車両検知センサからデータ(駐車場に車両が存在するか否かを示すデータ)の提供を受ける周期である。「データの提供を受ける周期」を、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件として用いてもよい。車両検知センサが、駐車場に車両が存在しているか否かを検出する周期(図3参照)よりも、アプリケーションがデータの提供を受ける周期が短いと、アプリケーションは同一データを重複して受け取ることになり、意味がない。従って、「データの提供を受ける周期」を、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件として用いることができる。ただし、図5に例示する例では、「10分以下」という範囲を示していて、1分であっても、9分であっても「10分以下」に該当する。従って、「データの提供を受ける周期」を条件として用いる場合、「10分以下」等の範囲ではなく、1つの数値を記述する。アプリケーション12がセンサ11からデータの提供を受ける周期を変更する機能を有しているのであれば、「データの提供を受ける周期」は書き換え可能である。
[0049]
 図5に示す例において、「センサの使用料」、「対象エリア」、「使用するセンサ」は、前述の第1の変数に該当する。また、「優先順位」は、前述の第2の変数に該当する。
[0050]
 組合せ生成部4は、センサ側メタデータ保存部2に保存されているセンサ側メタデータと、アプリケーション側メタデータ保存部3に保存されているアプリケーション側メタデータとを照合して、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との組合せを複数生成する。組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との全ての組合せを生成してもよい。
[0051]
 具体的には、組合せ生成部4は、アプリケーション側メタデータ保存部3に保存されているアプリケーション側メタデータ内の第1の変数(アプリケーション12がセンサ11に要求する条件を示す変数)の値と、センサ側メタデータ保存部2に保存されているセンサ側メタデータの内容とを照合することよって、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との組合せを全て生成する。
[0052]
 例えば、図2に示すセンサ側メタデータおよび図3に示すセンサ側メタデータがセンサ側メタデータ保存部2に保存されているとする。また、図4に示すアプリケーション側メタデータおよび図5に示すアプリケーション側メタデータがアプリケーション側メタデータ保存部3に保存されているとする。
[0053]
 例えば、組合せ生成部4は、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図4に示すアプリケーション側メタデータに記述されている条件(「センサの使用料」、「対象エリア」、「使用するセンサ」、「解像度」、「ファイル形式」)を全て満たしていると判断して、アプリケーション“11837(図4参照)”と、センサ“192.168.223.47(図2参照)”との組合せを生成する。なお、アプリケーション“11837”が要求する条件を満たすセンサ11が他にも存在するならば、組合せ生成部4は、アプリケーション“11837”とそのセンサ11との組合せも生成する。
[0054]
 また、例えば、組合せ生成部4は、図3に示すセンサ側メタデータの内容は、図5に示すアプリケーション側メタデータに記述されている条件(「センサの使用料」、「対象エリア」、「使用するセンサ」)を全て満たしていると判断して、アプリケーション“11739(図5参照)”と、センサ“192.168.219.47(図3参照)”との組合せを生成する。なお、アプリケーション“11739”が要求する条件を満たすセンサ11が他にも存在するならば、組合せ生成部4は、アプリケーション“11739”とそのセンサ11との組合せも生成する。
[0055]
 また、図4に示す例では「使用するセンサ」の値が「カメラ」であり、図3に示す例では「種別」の値が「車両検知センサ」であり、「カメラ」と「車両検知センサ」とは合致しない。従って、アプリケーション“11837(図4参照)”とセンサ“192.168.219.47(図3参照)”との組合せは、生成されない。同様に、アプリケーション“11739(図5参照)”とセンサ“192.168.223.47(図2参照)”との組合せも生成されない。
[0056]
 組合せ生成部4は、センサ側メタデータ保存部2が保存しているセンサ側メタデータと、アプリケーション側メタデータ保存部3が保存しているアプリケーション側メタデータの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、上記のように、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との組合せを全て生成する。
[0057]
 ここで、変化の態様には、以下のような態様がある。
[0058]
 (1)既にセンサ側メタデータ保存部2が保存しているセンサ側メタデータのうち、少なくとも1つのセンサ側メタデータの内容の一部または全部が書き換えられる。
[0059]
 (2)既にアプリケーション側メタデータ保存部3が保存しているアプリケーション側メタデータのうち、少なくとも1つのアプリケーション側メタデータの内容の一部または全部が書き換えられる。
[0060]
 (3)既にセンサ側メタデータ保存部2が保存しているセンサ側メタデータのうち、少なくとも1つのセンサ側メタデータが削除されるか、または、センサ側メタデータ保存部2に新たなセンサ側メタデータが追加で保存される。
[0061]
 (4)既にアプリケーション側メタデータ保存部3が保存しているアプリケーション側メタデータのうち、少なくとも1つのアプリケーション側メタデータが削除されるか、または、アプリケーション側メタデータ保存部3に新たなアプリケーション側メタデータが保存される。
[0062]
 組合せ生成部4は、上記の(1)~(4)のいずれかを検出する毎に、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との組合せを全て生成する処理を実行する。
[0063]
 なお、組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているセンサ11との組合せを全て生成する処理を定期的に実行してもよい。
[0064]
 組合せ生成部4がアプリケーション12とセンサ11との組合せを生成すると、組合せ決定部5は、組合せ生成部4によって生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する。このとき、第1の実施形態では、組合せ決定部5は、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する際の基準として、組合せ生成部4によって生成された組合せをなすアプリケーション12のアプリケーション側メタデータに含まれる優先順位を用いる。
[0065]
 センサ11と組合せをなすアプリケーション12が1つであれば、組合せ決定部5は、そのセンサ11とそのアプリケーション12の組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0066]
 また、一のセンサ11と組合せをなすアプリケーション12が複数存在する場合、組合せ決定部5は、そのアプリケーション12の中で優先順位が最も高いアプリケーション12とそのセンサ11との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0067]
 例えば、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せの他に、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、優先順位が“2”である別のアプリケーション12との組合せが生成されているとする。とアプリケーション“11837(図4参照)”の優先順位は“1”であるので(図4参照)、組合せ決定部5は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0068]
 なお、「優先順位」が最も高いアプリケーション12が複数存在する場合、組合せ決定部5は、例えば、アプリケーション側メタデータが最も早く保存されたアプリケーション12を特定し、そのアプリケーション12とセンサ11との組合せを決定すればよい。
[0069]
 組合せ決定部5は、例えば、組合せ生成部4によって生成された組合せをなすセンサ11毎に、優先順位が最も高いアプリケーション12を特定していくことによって、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定していけばよい。
[0070]
 また、センサ11が複数(例えば、2つとする。)のアプリケーション12にデータを提供可能なセンサであるとする。この場合、組合せ決定部5は、優先順位に基づいて、そのセンサ11からデータの提供を受けるアプリケーション12を2つ特定してもよい。そして、組合せ決定部5は、そのセンサ11とデータ提供先となる一方のアプリケーション12との組合せと、そのセンサ11とデータ提供先となるもう一方のアプリケーション12との組合せをそれぞれ、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定してもよい。この点は、後述の他の実施形態でも同様である。
[0071]
 また、1つのアプリケーション12が要求している条件を満たすセンサ11が複数存在する場合には、組合せ生成部4は、そのアプリケーション12と、その複数のセンサ11それぞれとの組合せを生成する。この結果、組合せ決定部5が、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして、その複数のセンサ11それぞれと、そのアプリケーション12との組合せを決定することもあり得る。このように、組合せ決定部5が、アプリケーション12が共通である複数の組合せを決定してもよい。あるいは、組合せ決定部5が、アプリケーション12が共通である複数の組合せが存在することを許容しなくてもよい。この場合、組合せ決定部5は、アプリケーション12と、その複数のセンサ11それぞれとの組合せの中から、例えば、ランダムに1つの組合せを選択した後に、上記のように、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定すればよい。この点は、後述の他の実施形態でも同様である。
[0072]
 データ授受制御部6は、組合せ決定部5によって決定されたデータ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せ毎に、センサ11とアプリケーション12の間でデータを授受させる。
[0073]
 例えば、データ授受制御部6は、組合せ決定部5によって決定された組合せ毎に、組合せをなすセンサ11に対して、データの提供先となるアプリケーション12の宛先情報を送信する。宛先情報は、例えば、アプリケーション12が搭載されている情報処理装置のIP(Internet Protocol )アドレスおよびアプリケーション12に応じたポート番号である。ここでは、センサ11とアプリケーション12とが、インターネットを介してデータを授受する場合における宛先情報を例示した。データ授受制御部6は、センサ11とアプリケーション12との通信形態に応じた宛先情報をセンサ11に送信すればよい。
[0074]
 なお、アプリケーション12の宛先情報や、宛先情報をセンサ11に送信する際に用いるセンサ11のアドレス情報は、例えば、本発明のデータ授受制御システム1を使用しようとするデータ提供者やデータ使用者によって、予め、データ授受制御部6に登録されていればよい。
[0075]
 データ授受制御部6から宛先情報を受信したセンサ11は、その宛先情報を用いて、アプリケーション12との間で通信を確立し、センサ11が得たデータをアプリケーション12に送信(提供)すればよい。
[0076]
 センサ側メタデータ保存部2、および、アプリケーション側メタデータ保存部3は、例えば、コンピュータに設けられた記憶装置および、データ授受制御プログラムに従って動作するそのコンピュータのCPU(Central Processing Unit )によって、実現される。組合せ生成部4、組合せ決定部5、データ授受制御部6は、例えば、データ授受制御プログラムに従って動作するそのコンピュータのCPUによって実現される。
[0077]
 次に、第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートを参照しながら、1つのセンサ11からデータを提供されるアプリケーション12が切り替えられる状況を説明する。図6は、第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。なお、既に説明した事項については、詳細な説明を省略する。
[0078]
 ここでは、説明を簡単にするために、最初に、センサ側メタデータ保存部2に、図2に示すセンサ側メタデータが保存されているものとする。また、アプリケーション側メタデータ保存部3には、まだ、アプリケーション側メタデータは保存されていないものとする。従って、データ授受を行っているセンサ11およびアプリケーション12はまだ存在していない。
[0079]
 組合せ生成部4は、センサ側メタデータ保存部2が保存しているセンサ側メタデータと、アプリケーション側メタデータ保存部3が保存しているアプリケーション側メタデータの少なくともいずれか一方に変化が生じた否かをモニタする(ステップS1)。変化が生じていなければ(ステップS1のNo)、組合せ生成部4は、ステップS1の動作を繰り返す。
[0080]
 変化が生じたならば(ステップS1のYes)、組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11の組合せを生成する(ステップS2a)。
[0081]
 そして、組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11の組合せが得られたか否かを判定する(ステップS2b)。組合せが得られなかった場合(ステップS2bのNo)、ステップS1に移行する。組合せが得られた場合(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0082]
 ここで、アプリケーション側メタデータ保存部3が、アプリケーション12からの要求に応じて、図7に示すアプリケーション側メタデータを新たに保存したとする。すると、変化が生じたので、組合せ生成部4は、ステップS2aを実行する。
[0083]
 ここで、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図7に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件を満たしている。従って、組合せ生成部4は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11999(図7参照)”との組合せを生成する。本例では、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11999(図7参照)”との組合せが得られたので(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0084]
 ステップS3において、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定する。
[0085]
 ステップS2aでは、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11999(図7参照)”との組合せが生成されている。また、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と組み合わされている他のアプリケーション12は存在しない。そのため、組合せ決定部5は、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せとして、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11999(図7参照)”との組合せを決定する。
[0086]
 ステップS3の後、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあるか否かを判定する(ステップS4a)。ここで、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せとは、通信によってデータを提供しているセンサ11と、そのデータの提供を受けているアプリケーション12の組合せである。
[0087]
 データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあれば(ステップS4aのYes)、データ授受制御部6は、そのセンサ11とアプリケーション12の通信を断とする(ステップS4b)。ステップS4bの後、ステップS5に移行する。なお、ステップS4bにおいて、直近のステップS3で決定された組合せをなすセンサ11とアプリケーション11とが通信を行っている場合には、データ授受制御部6は、その通信については、断としなくてもよい。
[0088]
 また、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがなければ(ステップS4aのNo)、ステップS4bを実行せずに、ステップS5に移行する。
[0089]
 本例においてこの時点では、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せはないので(ステップS4aのNo)、ステップS4bを実行せずに、ステップS5に移行する。
[0090]
 ステップS5では、データ授受制御部6は、ステップS3で決定された組合せをなすセンサ11に、アプリケーション12の宛先情報を送信する(ステップS5)。本例では、データ授受制御部6は、アプリケーション“11999(図7参照)”の宛先情報を、センサ“192.168.223.47(図2参照)”に送信する。
[0091]
 この結果、センサ“192.168.223.47(図2参照)”は、アプリケーション“11999(図7参照)”の宛先情報を用いて、アプリケーション“11999”との通信を確立し、センサ“192.168.223.47”は、アプリケーション“11999” にデータを提供する。
[0092]
 ステップS5の後、ステップS1以降の処理を繰り返す。
[0093]
 次に、アプリケーション側メタデータ保存部3が、別のアプリケーション12からの要求に応じて、図4に示すアプリケーション側メタデータを新たに保存したとする。すると、保存されているアプリケーション側メタデータに変化(新たなデータの追加)が生じたので、組合せ生成部4は、ステップS2aを実行する。
[0094]
 前述のように、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図7に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件を満たしている。また、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図4に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件も満たしている。
[0095]
 従って、組合せ生成部4は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11999(図7参照)”との組合せ、および、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せを生成する(ステップS2a)。本例では、ステップS2aで2つの組合せが得られたので(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0096]
 ステップS3において、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定する。
[0097]
 ここで、ステップS2aで生成された2つの組合せにおいて、センサ11は共通である。すなわち、一のセンサ11と組合せをなすアプリケーション12が2つ存在する。ここで、アプリケーション“11837”の優先順位は“1”であり(図4参照)、アプリケーション“11999”の優先順位は“3”である(図7参照)。従って、この2つのアプリケーション12のうち、優先順位が最も高いアプリケーション12は、アプリケーション“11837”である。よって、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された2つの組合せのうち、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せとして決定する。
[0098]
 次に、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあるか否かを判定する(ステップS4a)。ここでは、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せとして、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11999(図7参照)”との組合せがあると判定する(ステップS4aのYes)。そして、データ授受制御部6は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11999(図7参照)”との通信を断とする(ステップS4b)。
[0099]
 次に、データ授受制御部6は、ステップS3で決定された組合せをなすセンサ11に、アプリケーション12の宛先情報を送信する(ステップS5)。ここでは、データ授受制御部6は、アプリケーション“11837(図4参照)”の宛先情報を、センサ“192.168.223.47(図2参照)”に送信する。
[0100]
 この結果、センサ“192.168.223.47(図2参照)”は、アプリケーション“11837(図4参照)”の宛先情報を用いて、アプリケーション“11837”との通信を確立し、センサ“192.168.223.47”は、アプリケーション“11837”にデータを提供する。
[0101]
 図4に例示するアプリケーション側メタデータがアプリケーション側メタデータ保存部3に保存されたことで、2つのアプリケーション12が、一のセンサ11に同時に接続要求を行っている状態になったと言える。そして、アプリケーション“11837(図4参照)”の方が、アプリケーション“11999(図7参照)”よりも優先順位が高い。そのため、上記のステップS2a~S5の動作によって、センサ“192.168.223.47”のデータの提供先が、アプリケーション“11999”からアプリケーション“11837”に切り替えられた。
[0102]
 その後、例えば、アプリケーション“11837(図4参照)”の優先順位が例えば“4”に書き換えられたりした場合には、再度、ステップS2a~S5が実行される。また、センサ側メタデータの内容が書き換えられたり、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件(アプリケーション側メタデータに含まれる第1の変数の値)が書き換えられたりしたときにも、再度、ステップS2a~S5の処理が実行される。そして、ステップS2a~S5の処理が実行されることによって、優先順位や、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件の変化に応じて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の適切な組合せが決定され、そのセンサ11とアプリケーション12との間でのデータ授受が実現される。
[0103]
 上記の例のように、センサ11に接続要求するアプリケーション12の数が変化することによって、センサ11の価値は変動していると言える。第1の実施形態によれば、組合せ生成部4が、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11との組合せを生成する。すなわち、組合せ生成部4は、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成することができる。そして、組合せ決定部5が、アプリケーション12の優先順位に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定し、データ授受制御部6が、その組合せをなすセンサ11にアプリケーション12の宛先情報を送信する。従って、上記のようにセンサ11の価値が変動する状況の下で、優先順位に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定し、そのセンサ11とアプリケーション12との間のデータ授受を実現することができる。
[0104]
実施形態2.
 本発明の第2の実施形態のデータ授受制御システムは、第1の実施形態のデータ授受制御システムと同様に、図1に示すブロック図で表すことができるので、図1を用いて第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同様の事項については、適宜説明を省略する。
[0105]
 第2の実施形態におけるセンサ側メタデータおよびアプリケーション側メタデータは、第1の実施形態におけるセンサ側メタデータおよびアプリケーション側メタデータ(例えば、図2から図5を参照。)と同様であってもよい。
[0106]
 ただし、第2の実施形態では、組合せ決定部5は、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定するときに、データ使用者がデータ提供者に支払うセンサ11の使用料に基づいて、センサ11とアプリケーション12との組合せを決定する。従って、第2の実施形態において、アプリケーション側メタデータは、「センサの使用料」の値を含む。
[0107]
 第2の実施形態では、アプリケーション側メタデータ内の「センサの使用料」は、第1の変数(アプリケーション12がセンサ11に要求する条件を示す変数)にも該当し、第2の変数(データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する際の基準となる変数)にも該当する。
[0108]
 第2の実施形態では、「センサの使用料」は条件としても用いられるので、例えば、「600円以下/分」等のように金額の範囲を示すように記載される場合を例にして説明する。また、以下の説明では、実際に、データ使用者がセンサ11を使用して、センサ11の使用料をデータ提供者に支払うときには、その範囲の上限(上記の例では「600円/分」)の金額を支払うものとして説明する。この結果、データ提供者は、センサ側メタデータに記述した「使用料」の値よりも多くの使用料を得ることがある。例えば、センサ11の使用料を「500円/分」と定めたデータ提供者は、データ使用者からそれ以上の使用料を得る場合がある。
[0109]
 また、第2の実施形態において、アプリケーション側メタデータは、「優先順位」の値を含んでいても、含んでいなくてもよい。
[0110]
 第2の実施形態におけるセンサ側メタデータ保存部2、アプリケーション側メタデータ保存部3、組合せ生成部4およびデータ授受制御部6は、第1の実施形態におけるセンサ側メタデータ保存部2、アプリケーション側メタデータ保存部3、組合せ生成部4およびデータ授受制御部6と同様であり、説明を省略する。
[0111]
 第2の実施形態における組合せ決定部5は、組合せ生成部4がアプリケーション12とセンサ11との組合せを生成すると、その生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する。この点は、第1の実施形態と同様である。ただし、第2の実施形態では、組合せ決定部5は、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する際の基準として、組合せ生成部4によって生成された組合せをなすアプリケーション12のアプリケーション側メタデータに含まれる「センサの使用料」を用いる。
[0112]
 センサ11と組合せをなすアプリケーション12が1つであれば、組合せ決定部5は、そのセンサ11とそのアプリケーション12の組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0113]
 また、一のセンサ11と組合せをなすアプリケーション12が複数存在する場合、組合せ決定部5は、そのアプリケーション12の中で「センサの使用料」が最も高いアプリケーション12とそのセンサ11との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0114]
 例えば、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せの他に、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、「センサの使用料」が「600円以下/分」である別のアプリケーション(アプリケーションBとする。)との組合せが生成されているとする。アプリケーション“11837(図4参照)”の「センサの使用料」は、「500円以下/分」であるので(図4参照)、組合せ決定部5は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーションBとの組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する。
[0115]
 なお、「センサの使用料」が最も高いアプリケーション12が複数存在する場合には、組合せ決定部5は、例えば、アプリケーション側メタデータが最も早く保存されたアプリケーション12を特定し、そのアプリケーション12とセンサ11との組合せを決定すればよい。また、例えば、組合せ決定部5は、「センサの使用料」が最も高い複数のアプリケーション12のうち、「優先順位」が最も高いアプリケーション12を特定し、そのアプリケーション12とセンサ11との組合せを決定してもよい。
[0116]
 組合せ決定部5は、例えば、組合せ生成部4によって生成された組合せをなすセンサ11毎に、「センサの使用料」が最も高いアプリケーション12を特定していくことによって、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定していけばよい。
[0117]
 第2の実施形態の処理経過を示すフローチャートも、図6に示すように表すことができる。以下、図6に示すフローチャートを参照しながら、1つのセンサ11からデータを提供されるアプリケーション12が切り替えられる状況を説明する。なお、既に説明した事項については、詳細な説明を省略する。
[0118]
 ここでは、説明を簡単にするために、最初に、センサ側メタデータ保存部2に、図2に示すセンサ側メタデータが保存されているものとする。また、アプリケーション側メタデータ保存部3には、まだ、アプリケーション側メタデータは保存されていないものとする。従って、データ授受を行っているセンサ11およびアプリケーション12はまだ存在していない。
[0119]
 組合せ生成部4は、センサ側メタデータ保存部2が保存しているセンサ側メタデータと、アプリケーション側メタデータ保存部3が保存しているアプリケーション側メタデータの少なくともいずれか一方に変化が生じた否かをモニタする(ステップS1)。変化が生じていなければ(ステップS1のNo)、組合せ生成部4は、ステップS1の動作を繰り返す。
[0120]
 変化が生じたならば(ステップS1のYes)、組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11の組合せを生成する(ステップS2a)。
[0121]
 そして、組合せ生成部4は、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11の組合せが得られたか否かを判定する(ステップS2b)。組合せが得られなかった場合(ステップS2bのNo)、ステップS1に移行する。組合せが得られた場合(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0122]
 ここで、アプリケーション側メタデータ保存部3が、アプリケーション12からの要求に応じて、図4に示すアプリケーション側メタデータを新たに保存したとする。すると、変化が生じたので、組合せ生成部4は、ステップS2aを実行する。
[0123]
 ここで、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図4に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件を満たしている。従って、組合せ生成部4は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11837(図4参照)”との組合せを生成する。本例では、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11837(図4参照)”との組合せが得られたので(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0124]
 ステップS3において、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定する。
[0125]
 ステップS2aでは、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11837(図4参照)”との組合せが生成されている。また、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と組み合わされている他のアプリケーション12は存在しない。そのため、組合せ決定部5は、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せとして、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11837(図4参照)”との組合せを決定する。
[0126]
 ステップS3の後、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあるか否かを判定する(ステップS4a)。既に説明したように、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せとは、通信によってデータを提供しているセンサ11と、そのデータの提供を受けているアプリケーション12の組合せである。
[0127]
 データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあれば(ステップS4aのYes)、データ授受制御部6は、そのセンサ11とアプリケーション12の通信を断とする(ステップS4b)。ステップS4bの後、ステップS5に移行する。なお、ステップS4bにおいて、直近のステップS3で決定された組合せをなすセンサ11とアプリケーション11とが通信を行っている場合には、データ授受制御部6は、その通信については、断としなくてもよい。
[0128]
 また、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがなければ(ステップS4aのNo)、ステップS4bを実行せずに、ステップS5に移行する。
[0129]
 本例においてこの時点では、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せはないので(ステップS4aのNo)、ステップS4bを実行せずに、ステップS5に移行する。
[0130]
 ステップS5では、データ授受制御部6は、ステップS3で決定された組合せをなすセンサ11に、アプリケーション12の宛先情報を送信する(ステップS5)。本例では、データ授受制御部6は、アプリケーション“11837(図4参照)”の宛先情報を、センサ“192.168.223.47(図2参照)”に送信する。
[0131]
 この結果、センサ“192.168.223.47(図2参照)”は、アプリケーション“11837(図4参照)”の宛先情報を用いて、アプリケーション“11837”との通信を確立し、センサ“192.168.223.47”は、アプリケーション“11837”にデータを提供する。
[0132]
 ステップS5の後、ステップS1以降の処理を繰り返す。
[0133]
 次に、アプリケーション側メタデータ保存部3が、別のアプリケーション12からの要求に応じて、図8に示すアプリケーション側メタデータを新たに保存したとする。すると、保存されているアプリケーション側メタデータに変化(新たなデータの追加)が生じたので、組合せ生成部4は、ステップS2aを実行する。
[0134]
 前述のように、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図4に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件を満たしている。また、図2に示すセンサ側メタデータの内容は、図8に示すアプリケーション側メタデータの第1の変数の値が示す条件を満たしている。
[0135]
 従って、組合せ生成部4は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せ、および、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“15777(図8参照)”との組合せを生成する(ステップS2a)。本例では、ステップS2aで2つの組合せが得られたので(ステップS2bのYes)、ステップS3に移行する。
[0136]
 ステップS3において、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された組合せの中から、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定する。
[0137]
 ここで、ステップS2aで生成された2つの組合せにおいて、センサ11は共通である。すなわち、一のセンサ11と組合せをなすアプリケーション12が2つ存在する。この2つのアプリケーション12のうち、「センサの使用料」が最も高いアプリケーション12は、アプリケーション“15777”である。従って、組合せ決定部5は、ステップS2aで生成された2つの組合せのうち、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“15777(図8参照)”との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せとして決定する。
[0138]
 次に、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せがあるか否かを判定する(ステップS4a)。ここでは、データ授受制御部6は、データ授受を行っているセンサ11とアプリケーション12の組合せとして、センサ“192.168.223.47(図2参照)”とアプリケーション“11837(図4参照)”との組合せがあると判定する(ステップS4aのYes)。そして、データ授受制御部6は、センサ“192.168.223.47(図2参照)”と、アプリケーション“11837(図4参照)”との通信を断とする(ステップS4b)。
[0139]
 次に、データ授受制御部6は、ステップS3で決定された組合せをなすセンサ11に、アプリケーション12の宛先情報を送信する(ステップS5)。ここでは、データ授受制御部6は、アプリケーション“15777(図8参照)”の宛先情報を、センサ“192.168.223.47(図2参照)”に送信する。
[0140]
 この結果、センサ“192.168.223.47(図2参照)”は、アプリケーション“15777(図8参照)”の宛先情報を用いて、アプリケーション“15777”との通信を確立し、センサ“192.168.223.47”は、アプリケーション“15777”にデータを提供する。
[0141]
 図8に例示するアプリケーション側メタデータがアプリケーション側メタデータ保存部3に保存されたことで、2つのアプリケーション12が、一のセンサ11に同時に接続要求を行っている状態になったと言える。アプリケーション“15777(図8参照)”の方が、アプリケーション“11837(図4参照)”よりも、「センサの使用料」が高い。そのため、上記のステップS2a~S5の動作によって、センサ“192.168.223.47”のデータの提供先が、アプリケーション“11837”からアプリケーション“15777”に切り替えられた。
[0142]
 その後、例えば、アプリケーション“11837(図4参照)”の「センサの使用料」が例えば「700円以下/分」に書き換えられたりした場合には、再度、ステップS2a~S5が実行される。また、センサ側メタデータの内容が書き換えられたり、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件(アプリケーション側メタデータに含まれる第1の変数の値)が書き換えられたりしたときにも、再度、ステップS2a~S5の処理が実行される。そして、ステップS2a~S5の処理が実行されることによって、「センサの使用料」や、アプリケーション12がセンサ11に要求する条件の変化に応じて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の適切な組合せが決定され、そのセンサ11とアプリケーション12との間でのデータ授受が実現される。
[0143]
 本実施形態においても、センサ11に接続要求するアプリケーション12の数が変化することによって、センサ11の価値は変動していると言える。本実施形態では、組合せ生成部4が、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たすセンサ11との組合せを生成する。すなわち、組合せ生成部4は、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成することができる。そして、組合せ決定部5が、アプリケーション12に定められた「センサの使用料」に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定し、データ授受制御部6が、その組合せをなすセンサ11にアプリケーション12の宛先情報を送信する。従って、センサ11の価値が変動する状況の下で、「センサの使用料」に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12の組合せを決定し、そのセンサ11とアプリケーション12との間のデータ授受を実現することができる。
[0144]
 また、この結果、価値の高まったセンサ11を所有するデータ提供者は、より多くの「センサの使用料」をデータ使用者から得ることができる。そして、データ提供者は、その料金を、センサ11のメンテナンスや、センサ11が用いる通信経路の広帯域化等のために使用することができる。
[0145]
 なお、第2の実施形態では、一のセンサ11と組合せをなすアプリケーション12が複数存在する場合、組合せ決定部5が、そのアプリケーション12の中で「センサの使用料」が最も高いアプリケーション12とそのセンサ11との組合せを、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せとして決定する場合を説明した。組合せ決定部5は、センサ側メタデータに記載されている使用料と同額の「センサの使用料」を定めたアプリケーション12、または、センサ側メタデータに記載されている使用料に最も近い「センサの使用料」を定めたアプリケーション12を特定し、センサ11とそのアプリケーション12との組合せを決定してもよい。この場合、組合せ決定部5によって決定されるセンサ11とアプリケーション12との組合せの数を多くしやすくすることができる。
[0146]
 また、本発明において、組合せ決定部5は、外部からの指示に応じて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定する際の基準を変更してもよい。例えば、組合せ決定部5は、通常時に、第2の実施形態で示したように、アプリケーション側メタデータにおける「センサの使用料」に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定してもよい。そして、緊急時には、例えば、仲介者(データ授受制御システム1の所有者)からの指示に応じて、組合せ決定部5は、組合せを決定する際の基準を変更し、第1の実施形態で示したように、アプリケーション12の優先順位に基づいて、データ授受を行うセンサ11とアプリケーション12との組合せを決定してもよい。
[0147]
実施形態3.
 第1の実施形態および第2の実施形態では、データ提供部がセンサ11である場合を示した。センサ11は、そのセンサ11が得たデータをそのまま、データの提供先に提供する。
[0148]
 データ提供部は、センサが得たデータに対して加工を行い、加工後のデータをデータの提供先に提供するデータ加工部であってもよい。第3の実施形態では、データ提供部が、上記のデータ加工部である場合を説明する。なお、データ加工部は、データの加工に限らず、センサが得たデータを分析して新たなデータを生成する手段であってもよい。
[0149]
 第3の実施形態では、データ提供部側メタデータは、データ加工部に関する情報である。
[0150]
 以下の説明では、データ加工部を、便宜的に、エンジンと記す。また、データ提供部側メタデータを、便宜的に、エンジン側メタデータと記す。
[0151]
 図9は、本発明の第3の実施形態のデータ授受制御システムの構成例を示すブロック図である。第3の実施形態のデータ授受制御システム1は、第1の実施形態や第2の実施形態におけるセンサ側メタデータ保存部2の代わりに、エンジン側メタデータ保存部7を備える。
[0152]
 第3の実施形態におけるアプリケーション側メタデータ保存部3、組合せ生成部4、組合せ決定部5およびデータ授受制御部6は、第1の実施形態または第2の実施形態におけるアプリケーション側メタデータ保存部3、組合せ生成部4、組合せ決定部5およびデータ授受制御部6と同様である。
[0153]
 エンジン側メタデータ保存部7は、データ提供部側メタデータとして、エンジン側メタデータを保存する。具体的には、エンジン側メタデータ保存部7は、エンジン13によって得られたデータを提供する意思を有するデータ提供者のエンジン13のエンジン側メタデータを保存する。
[0154]
 図9では、3つのエンジン13を図示しているが、エンジンの数は特に限定されない。各エンジン13は、同一の種別のエンジンである必要はなく、各エンジン13は、異なる種別のエンジンであってもよい。
[0155]
 ここで、センサ11とエンジン13との違いは、センサ11は、そのセンサ11が得たデータをそのまま提供するのに対して、エンジン13は、センサ11(図9において図示略)が得たデータを加工し、加工後のデータを提供するという点である。センサ11とエンジン13は、データを提供するという本質的な点では共通していると言える。
[0156]
 従って、エンジン側メタデータ保存部7は、センサ側メタデータの代わりにエンジン側メタデータを保存する点がセンサ側メタデータ保存部2と異なっているが、本質的には、センサ側メタデータ保存部2と同様であると言える。
[0157]
 また、第3の実施形態は、センサ11の代わりエンジン13を用いる点が、第1の実施形態および第2の実施形態と異なっているが、本質的には、第1の実施形態や第2の実施形態と同様であると言える。
[0158]
 図10は、エンジン側メタデータの例を示す説明図である。「ID」は、エンジン13のIDである。「種別」はエンジン13の種別を表し、図10に示す例では、エンジン13が相関分析を実行することを示している。「使用料」は、エンジン13の使用料を表し、図10に示す例では、エンジン13の使用料が「500円/分」であることを表している。図10に示す「使用料」は、書き換え可能である。
[0159]
 図11および図12は、第3の実施形態におけるアプリケーション側メタデータの例を示す説明図である。図11および図12に示す例において、「ID」は、アプリケーション12のIDである。また、種別は、アプリケーション12の種別を表している。図11に示す例では、アプリケーション12の種別は、「不動産評価アプリケーション」であり、図12に示す例では、アプリケーション12の種別は、「飲料売上分析アプリケーション」である。
[0160]
 図11および図12に示す「エンジンの使用料」は、アプリケーション12がエンジン13を使用する(すなわち、エンジン13からデータの提供を受ける)際の、エンジン13の使用料である。「エンジンの使用料」の値は、書き換え可能である。「エンジンの使用料」は、アプリケーション12が要求する条件の1つである。
[0161]
 図11および図12に示す「優先順位」は、第1の実施形態における「優先順位」と同様である。
[0162]
 図11および図12に示す「使用するエンジン」は、アプリケーション12が使用しようとするエンジン13の種別を示す変数である。「使用するエンジン」も、アプリケーション12が要求する条件の1つである。また、「使用するエンジン」の値も、書き換え可能である。
[0163]
 第1の実施形態と同様に、組合せ決定部5が、優先順位に基づいてエンジン13とアプリケーション12の組合せを決定する場合、「エンジンの使用料」および「使用するエンジン」が第1の変数に該当し、「優先順位」が第2の変数に該当する。
[0164]
 また、第2の実施形態と同様に、組合せ決定部5が、エンジン13の使用料に基づいてエンジン13とアプリケーション12の組合せを決定する場合、「エンジンの使用料」および「使用するエンジン」が第1の変数に該当し、「エンジンの使用料」が第2の変数に該当する。すなわち、この場合、「エンジンの使用料」は、第1の変数と第2の変数の両方に該当する。
[0165]
 図10に例示したエンジン側メタデータは、例えば、図2および図3で例示したセンサ側メタデータとは異なる。また、図11および図12で例示したアプリケーション側メタデータは、例えば、図4および図5で例示したアプリケーション側メタデータとは異なる。しかし、図11および図12で例示したアプリケーション側メタデータは、第1の変数および第2の変数を含んでおり、組合せ生成部4、組合せ決定部5およびデータ授受制御部6の動作は、第1の実施形態におけるそれらの要素の動作、または、第2の実施形態におけるそれらの要素の動作と同様であり、詳細な説明を省略する。
[0166]
 組合せ生成部4は、アプリケーション側メタデータ保存部3に保存されているアプリケーション側メタデータ内の第1の変数(アプリケーション12がエンジン13に要求する条件を示す変数)の値と、エンジン側メタデータ保存部7に保存されているエンジン側メタデータの内容とを照合することによって、アプリケーション12と、そのアプリケーション12が要求する条件を満たしているエンジン13との組合せを全て生成する。
[0167]
 図10に示すエンジン側メタデータは、図11に示す「エンジンの使用料」の値および「使用するエンジン」の値が示す条件を満たしている。従って、組合せ生成部4は、エンジン“135(図10参照)”とアプリケーション“12237(図11参照)”との組合せを生成する。一方、図10に示すエンジン側メタデータは、図12に示す「エンジンの使用料」の値が示す条件を満たしていない。従って、エンジン“135(図10参照)”とアプリケーション“12299”との組合せは生成されない。
[0168]
 組合せ決定部5は、組合せ生成部4によって生成された組合せの中から、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12との組合せを決定する。このとき、組合せ決定部5は、第1の実施形態と同様に、生成された組合せをなすアプリケーション12のアプリケーション側メタデータに含まれる優先順位に基づいて、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12との組合せを決定してもよい。または、組合せ決定部5は、第2の実施形態と同様に、生成された組合せをなすアプリケーション12のアプリケーション側メタデータに含まれる「エンジンの使用料」に基づいて、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12との組合せを決定してもよい。
[0169]
 第3の実施形態では、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の効果が得られる。ただし、第1の実施形態の効果や第2の実施形態の効果で述べているセンサは、エンジンに置き換えられる。
[0170]
 また、組合せ決定部5は、外部からの指示に応じて、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12との組合せを決定する際の基準を変更してもよい。例えば、組合せ決定部5は、通常時に、アプリケーション側メタデータにおける「エンジンの使用料」に基づいて、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12との組合せを決定してもよい。そして、緊急時には、例えば、仲介者(データ授受制御システム1の所有者)からの指示に応じて、組合せ決定部5は、組合せを決定する際の基準を変更し、アプリケーション12の優先順位に基づいて、データ授受を行うエンジン13とアプリケーション12の組合せを決定してもよい。
[0171]
 図13は、本発明の各実施形態に係るコンピュータの構成例を示す概略ブロック図である。コンピュータ1000は、CPU1001と、主記憶装置1002と、補助記憶装置1003と、インタフェース1004と、通信インタフェース1005とを備える。
[0172]
 各実施形態のデータ授受制御システム1は、コンピュータ1000に実装される。データ授受制御システム1の動作は、データ授受制御プログラムの形式で補助記憶装置1003に記憶されている。CPU1001は、プログラムを補助記憶装置1003から読み出して主記憶装置1002に展開し、そのプログラムに従って上記の処理を実行する。なお、通信インタフェース1005は、CPU1001が、センサ側メタデータ(またはエンジン側メタデータ)や、アプリケーション側メタデータを受信したり、アプリケーションの宛先情報を送信したりする際に用いる通信インタフェースである。
[0173]
 補助記憶装置1003は、一時的でない有形の媒体の例である。一時的でない有形の媒体の他の例として、インタフェース1004を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory )、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory )、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1000に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1000がそのプログラムを主記憶装置1002に展開し、上記の処理を実行してもよい。
[0174]
 次に、本発明の概要について、説明する。図14は、本発明の概要を示すブロック図である。本発明のデータ授受制御システムは、第1データ記憶部72と、第2データ記憶部73と、組合せ生成部74とを備える。
[0175]
 第1データ記憶部72(例えば、センサ側メタデータ保存部2、エンジン側メタデータ保存部7)は、データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データ(例えば、センサ側メタデータ、エンジン側メタデータ)を記憶する。
[0176]
 第2データ記憶部73(例えば、アプリケーション側メタデータ保存部3)は、データ提供部から提供されるデータを取得するデータ取得部に関する情報であって、データ取得部がデータ提供部に要求する条件を示す条件情報(例えば、第1の変数の値)と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報(例えば、第2の変数の値)とを含む情報である第2データ(例えば、アプリケーション側メタデータ)を記憶する。
[0177]
 組合せ生成部74(例えば、組合せ生成部4)は、条件情報と、第1データとに基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成する。
[0178]
 組合せ生成部74は、第1データ記憶部72が記憶する第1データと、第2データ記憶部73が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、データ取得部とデータ提供部との組合せを生成する。
[0179]
 そのような構成によって、データ提供部の価値が変動する場合において、データ提供部とデータ取得部の適切な組合せを生成することができる。
[0180]
 上記の本発明の各実施形態は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるわけではない。
[0181]
(付記1)
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部と、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する組合せ生成部とを備え、
 前記組合せ生成部は、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する
 ことを特徴とするデータ授受制御システム。
[0182]
(付記2)
 組合せ生成部によって生成された組合せの中から、基準情報に基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する組合せ決定部と、
 前記組合せ決定部に決定された組合せをなすデータ取得部とデータ提供部との間でデータ授受を実行させるデータ授受制御部とを備える
 付記1に記載のデータ授受制御システム。
[0183]
(付記3)
 第2データ記憶部は、
 基準情報として、データ取得部がデータ提供部からデータの提供を受ける際の優先順位を含む第2データを記憶し、
 組合せ決定部は、
 一のデータ提供部と組合せをなすデータ取得部が複数存在する場合に、前記優先順位に基づいて、前記データ提供部と組合せをなすデータ取得部を決定する
 付記1または付記2に記載のデータ授受制御システム。
[0184]
(付記4)
 第2データ記憶部は、
 基準情報として、データ提供部の使用料金を含む第2データを記憶し、
 組合せ決定部は、
 一のデータ提供部と組合せをなすデータ取得部が複数存在する場合に、前記使用料金に基づいて、前記データ提供部と組合せをなすデータ取得部を決定する
 付記1または付記2に記載のデータ授受制御システム。
[0185]
(付記5)
 組合せ決定部は、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準を、外部からの指示に応じて変更する
 付記1から付記4のうちのいずれかに記載のデータ授受制御システム。
[0186]
(付記6)
 第1データ記憶部は、
 第1データとして、センサに関する情報を保存する
 付記1から付記5のうちのいずれかに記載のデータ授受制御システム。
[0187]
(付記7)
 第1データ記憶部は、
 第1データとして、センサが出力したデータを加工したデータを提供するデータ加工部に関する情報を保存する
 付記1から付記5のうちのいずれかに記載のデータ授受制御システム。
[0188]
(付記8)
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータが、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成し、
 前記コンピュータが、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する
 ことを特徴とするデータ授受制御方法。
[0189]
(付記9)
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータに搭載されるデータ授受制御プログラムであって、
 前記コンピュータに、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する組合せ生成処理を実行させ、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記組合せ生成処理を実行させる
 ためのデータ授受制御プログラム。
[0190]
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
[0191]
 この出願は、2017年8月8日に出願された日本特許出願2017-153103を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

産業上の利用の可能性

[0192]
 本発明は、データ提供部とデータ取得部との間のデータ授受を制御するデータ授受制御システムに好適に適用される。

符号の説明

[0193]
 1 データ授受制御システム
 2 センサ側メタデータ保存部
 3 アプリケーション側メタデータ保存部
 4 組合せ生成部
 5 組合せ決定部
 6 データ授受制御部
 11 センサ
 12 アプリケーション

請求の範囲

[請求項1]
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部と、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する組合せ生成部とを備え、
 前記組合せ生成部は、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する
 ことを特徴とするデータ授受制御システム。
[請求項2]
 組合せ生成部によって生成された組合せの中から、基準情報に基づいて、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する組合せ決定部と、
 前記組合せ決定部に決定された組合せをなすデータ取得部とデータ提供部との間でデータ授受を実行させるデータ授受制御部とを備える
 請求項1に記載のデータ授受制御システム。
[請求項3]
 第2データ記憶部は、
 基準情報として、データ取得部がデータ提供部からデータの提供を受ける際の優先順位を含む第2データを記憶し、
 組合せ決定部は、
 一のデータ提供部と組合せをなすデータ取得部が複数存在する場合に、前記優先順位に基づいて、前記データ提供部と組合せをなすデータ取得部を決定する
 請求項1または請求項2に記載のデータ授受制御システム。
[請求項4]
 第2データ記憶部は、
 基準情報として、データ提供部の使用料金を含む第2データを記憶し、
 組合せ決定部は、
 一のデータ提供部と組合せをなすデータ取得部が複数存在する場合に、前記使用料金に基づいて、前記データ提供部と組合せをなすデータ取得部を決定する
 請求項1または請求項2に記載のデータ授受制御システム。
[請求項5]
 組合せ決定部は、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準を、外部からの指示に応じて変更する
 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデータ授受制御システム。
[請求項6]
 第1データ記憶部は、
 第1データとして、センサに関する情報を保存する
 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のデータ授受制御システム。
[請求項7]
 第1データ記憶部は、
 第1データとして、センサが出力したデータを加工したデータを提供するデータ加工部に関する情報を保存する
 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のデータ授受制御システム。
[請求項8]
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータが、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成し、
 前記コンピュータが、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する
 ことを特徴とするデータ授受制御方法。
[請求項9]
 データを提供するデータ提供部に関する情報である第1データを記憶する第1データ記憶部と、
 前記データ提供部から提供される前記データを取得するデータ取得部に関する情報であって、前記データ取得部が前記データ提供部に要求する条件を示す条件情報と、データ取得部とデータ提供部との組合せを決定する際の基準となる基準情報とを含む情報である第2データを記憶する第2データ記憶部とを備えるコンピュータに搭載されるデータ授受制御プログラムであって、
 前記コンピュータに、
 前記条件情報と、前記第1データとに基づいて、前記データ取得部と前記データ提供部との組合せを生成する組合せ生成処理を実行させ、
 前記第1データ記憶部が記憶する第1データと、前記第2データ記憶部が記憶する第2データの少なくともいずれか一方に変化が生じた場合に、前記組合せ生成処理を実行させる
 ためのデータ授受制御プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]