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1. (WO2019016958) 冷蔵庫
Document

明 細 書

発明の名称 冷蔵庫

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046  

符号の説明

0047  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

明 細 書

発明の名称 : 冷蔵庫

技術分野

[0001]
 本発明は、外気湿度センサを備える冷蔵庫に関する。

背景技術

[0002]
 従来の冷蔵庫は、外気の温度を測定する温度センサと、外気の相対湿度を測定する湿度センサとを備えている。温度センサによる測定値及び湿度センサによる測定値は、例えば、扉と扉の仕切り部等に設けられた結露防止ヒータの通電を制御するために利用される。ここで、本体と扉とを接続するヒンジのヒンジカバー内に収容された湿度センサを有する冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、湿度センサは本体の上面に設置されており、ヒンジカバーにより、貯蔵室からの冷気及び機械室からの放熱による測定への影響が低減される。また、ヒンジカバーの通気孔から外気が取り込まれ、外気湿度の測定精度が確保されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特許第5391250号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、特許文献1の冷蔵庫において、本体の側面及び上面には放熱パイプが設けられており、本体の上面に設置された湿度センサに、放熱パイプからの熱が伝播する。伝播した熱により、湿度センサの測定値と実際の外気湿度との差が大きくなる場合がある。
[0005]
 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、外気の湿度を精度良く測定することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明に係る冷蔵庫は、開口部を有する本体と、前記本体の前記開口部を開閉する扉と、前記本体と前記扉とに固定されたヒンジを有し、前記本体と前記扉とを開閉可能に接続する扉接続部と、前記本体に配置され、熱を放出する放熱パイプと、前記扉接続部の前記扉の上部に配置され、外気湿度を測定する外気湿度センサと、を備える。

発明の効果

[0007]
 本発明の冷蔵庫によれば、外気湿度センサは扉の上部に配置されていることにより、従来のように本体に設置されている場合に比べ、外気湿度の測定における放熱パイプからの熱の影響を小さくすることができる。これにより、外気湿度を精度良く測定することができる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の概略構成を示す斜視図である。
[図2] 本発明の実施の形態1に係る扉接続部周辺のヒンジカバーを開けた状態を示す前方斜視図である。
[図3] 本発明の実施の形態1に係る扉接続部周辺の分解図を示す後方斜視図である。
[図4] 本発明の実施の形態1に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。
[図5] 図4のA-A断面を示す断面図である。
[図6] 本発明の実施の形態2に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。
[図7] 図6のB-B断面を示す断面図である。
[図8] 本発明の実施の形態3に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。
[図9] 図8のC-C断面を示す断面図である。
[図10] 本発明の実施の形態4に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す部分断面図である。
[図11] 本発明の実施の形態4に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺の別の一例を示す部分断面図である。

発明を実施するための形態

[0009]
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の概略構成を示す斜視図である。冷蔵庫100は、前面に開口部1aを有する本体1と、開口部1aを開閉する複数の貯蔵室扉3等とを備える。冷蔵庫100は、冷蔵室、製氷室、切替室、野菜室及び冷凍室等の温度帯の異なる複数の貯蔵室を有する。また冷蔵庫100は、各貯蔵室に設置された複数の温度センサと、冷蔵庫100内に冷気を循環させる送風ファンと、各貯蔵室へ送る冷気の量を調整するための複数のダンパとを備える。
[0010]
 また冷蔵庫100は、冷媒配管によって接続された圧縮機、放熱パイプ2、減圧装置及び冷却器を備える。圧縮機は冷媒を圧縮して吐き出し、放熱パイプ2は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させ液化させる。減圧装置は、例えば毛細管等からなり、放熱パイプ2で液化した冷媒を減圧する。冷却器は、減圧装置で減圧された冷媒を蒸発させ、吸熱作用により周辺空気を冷却する。冷却器により冷却された空気は、送風ファン及び複数のダンパによって各貯蔵室へ送られる。
[0011]
 本体1は、外郭及び断熱材等から成り、外部からの熱侵入を抑制するものである。また本体1の両側面11及び上面12には、上述した放熱パイプ2が配置されている。放熱パイプ2は断熱材内に埋められており、放熱パイプ2からの熱は、外郭を介して冷蔵庫100外へ放出される。
[0012]
 複数の貯蔵室扉3は各貯蔵室に対して設けられており、開口部1aを開閉し、各貯蔵室の冷気が庫外へ漏れるのを防いでいる。複数の貯蔵室のうち冷蔵庫100の最上部に設けられた冷蔵室の前面には、2つの扉31が設けられている。また、製氷室、切替室、野菜室及び冷凍室等の前面には、引出式の扉32が設けられている。
[0013]
 冷蔵庫100は、冷蔵室の2つの扉31の間に設けられた仕切り部33を備える。仕切り部33は、庫内と庫外とを仕切るものであり、2つの扉31の一方の内側に設置されている。仕切り部33内には、結露を防止する結露防止ヒータ4が設けられており、結露防止ヒータ4は、発熱により仕切り部33の前面を設定温度に維持し、熱伝導による仕切り部33の結露の発生を抑制する。また、仕切り部33内には結露防止ヒータ4の後方に断熱材が充填されており、断熱材は、結露防止ヒータ4によって冷蔵庫100内の温度が上昇することを抑制する。
[0014]
 冷蔵庫100は、冷蔵室の扉31を本体1に開閉可能に接続する扉接続部5と、外気温度センサ6と、外気湿度センサ7(図2参照)と、制御部8とを備える。扉接続部5は、本体1の上部と冷蔵室の扉31の上部とに固定されたヒンジ51を有する。
[0015]
 外気温度センサ6は、例えばサーミスタ等からなり、外気温度Toutを測定する。外気温度センサ6は扉31の前面に配置されている。外気湿度センサ7は、例えば感湿材、電極及び基板等から成り、電極間の電気抵抗値又は電気容量等により相対湿度(外気湿度Hout)を測定する。外気湿度センサ7は扉接続部5に設置されている。なお、外気温度センサ6は、外気温度Toutを計測できる場所であればどのような場所に設置されてもよく、外気湿度センサ7とともに扉接続部5に設置されていてもよい。
[0016]
 制御部8は、例えばマイコン等からなり、本体1に内蔵されている。制御部8は、各貯蔵室の温度が設定温度となるように圧縮機の周波数及び各ダンパの開閉を制御する。また制御部8は、外気温度センサ6により測定された外気温度Toutと、外気湿度センサ7により測定された外気湿度Houtとに基づき、結露防止ヒータ4の通電を制御する。具体的には、仕切り部33の表面温度が露点温度Td以上であり外気温度Tout以下となるように、結露防止ヒータ4の発熱量が制御される。露点温度Tdは、外気温度センサ6により測定された外気温度Toutと、外気湿度センサ7により測定された外気湿度Houtとに基づき、既知の方法により算出される。
[0017]
 図2は、本発明の実施の形態1に係る扉接続部周辺のヒンジカバーを開けた状態を示す前方斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る扉接続部周辺の分解図を示す後方斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。図5は、図4のA-A断面を示す断面図である。図2~図5に基づき、扉接続部5及び扉接続部5周辺の構造について詳細に説明する。
[0018]
 図2及び図3に示されるように、本体1の上面12には、外気湿度センサ7のリード線9の引き出し口91が設けられている。リード線9の一方は本体1内部の制御部8に接続され、他方は引き出し口91から引き出され、外気湿度センサ7に接続されている。扉31の上部には、通風路となる凹部31aが形成されている。凹部31aは、扉31の上部において、前縁部31bよりも後方の位置から後縁部31cまで形成されている。このように扉31の前縁部31bを残すことにより、凹部31aが設けられる場合でも冷蔵庫100の外観を損なうことがない。
[0019]
 扉接続部5は、上述したヒンジ51と、側面52cを有するヒンジカバー52と、ヒンジカバー52に着脱可能に取り付けられた蓋カバー53とを有する。ヒンジ51は、本体1の上面12の左右(矢印X方向)の側端で、本体1と扉31とを接続している。ヒンジ51は、軸51aを有する第1フレーム51bと、軸穴51c及び複数のねじ穴51dを有する第2フレーム51e等とからなる。第1フレーム51bは、軸51aを介して、第2フレーム51eに回転可能に接続されている。第1フレーム51bの軸51aは、扉31に設けられた軸溝に挿入され固定されており、第2フレーム51eは、複数のねじにより本体1に固定されている。このような構造により、扉31は、上下方向(矢印Z方向)の軸51aを中心に本体1に対して回動可能となり、本体1の開口部1aを開閉する。なお、冷蔵庫100の左側のヒンジ51について説明したが、冷蔵庫100の右側にも同様にヒンジが設けられ、本体1と右側の扉31とに固定されているものとする。
[0020]
 ヒンジカバー52は、扉31の凹部31aと、ヒンジ51と、本体1の引き出し口91とを覆う大きさを有する。ヒンジカバー52の内面52aには、外気湿度センサ7が固定され、外気湿度センサ7を下方から覆うように蓋カバー53が取り付けられる。
[0021]
 図5に示されるように、ヒンジカバー52の内面52aには、突出した止め具52vと突部52wが設けられている。止め具52vの先端は屈曲されており、外気湿度センサ7を支持する。突部52wは、先端が外気湿度センサ7に接触し、外気湿度センサ7とヒンジカバー52の内面52aとの間に空間を形成する。図3に示されるように、ヒンジカバー52を閉じた状態では、外気湿度センサ7は、扉31の凹部31a上に配置される。
[0022]
 また、ヒンジカバー52には、扉31の側端の位置に、切り欠き52bが形成されている。切り欠き52bは、扉31の凹部31aに外気を取り込むための取込口となる。また、蓋カバー53を固定するために、ヒンジカバー52の内面52aには突出した嵌合リブ52x(図5参照)が設けられ、ヒンジカバー52の側面52cには係止穴52d(図3参照)が形成されている。
[0023]
 蓋カバー53は、樹脂等の絶縁材から成り、静電気、結露水及び埃等から外気湿度センサ7を保護する。図3に示されるように、蓋カバー53の側面53bには、ヒンジカバー52の係止穴52dに対向する位置に、爪53dが設けられている。蓋カバー53が、ヒンジカバー52の側面52cと嵌合リブ52xとの間に嵌め込まれると、蓋カバー53の爪53dがヒンジカバー52の係止穴52dに係止され、蓋カバー53がヒンジカバー52に固定される。扉31の上部において、蓋カバー53の一方の側面53bとヒンジカバー52の側面52cとの間、並びに、蓋カバー53の他方の側面53bとヒンジカバー52の嵌合リブ52xとの間には、外気が流れる隙間54が形成されている。一方、本体1の上部において、蓋カバー53の側面53bとヒンジカバー52とは隙間無く接触しており、リード線9の引き出し口91への外気の流れが抑制されている。
[0024]
 次に、図2~図5に基づき、扉接続部5における外気の流れについて説明する。ヒンジカバー52の切り欠き52bから外気が取り込まれ、扉31の凹部31aに流入する。凹部31aに流入した外気は、図5に破線の矢印で示されるように、蓋カバー53の側面53bとヒンジカバー52との隙間54から蓋カバー53内に入り、外気湿度センサ7周辺を通過して、再び隙間54から蓋カバー53の外に出る。これにより、蓋カバー53の下面53cとヒンジカバー52の内面52aとで形成された空間の通気が行われ、外気湿度センサ7は外気の湿度を測定することができる。
[0025]
 ところで、リード線は、一般に銅線等からなり、一部が本体内部に配線されている。そのため、本体内部で冷却されたリード線が、引き出し口において外気に触れると、リード線に結露が生じる。したがって、従来のように、ヒンジカバー内の扉側と本体側とに外気が流れる構成では、リード線に生じた結露により、外気湿度センサの測定精度が低下する、あるいは本体内部への水の進入を防止する部材が必要となる。
[0026]
 一方、上述した扉接続部5において、リード線9の引き出し口91は、ヒンジカバー52の切り欠き52bから離れている。そのため、本体1の上部では、ヒンジカバー52内の外気の流れが抑制され、リード線9における結露の発生も抑制される。したがって、外気湿度センサ7は安定した測定を行うことができ、また、水の浸入を防止するための部材を追加する必要がない。
[0027]
 以上のように、実施の形態1において、外気湿度センサ7は、扉接続部5の扉31の上部に配置されていることにより、外気湿度センサ7の位置を、放熱パイプ2が配置された本体1から離すことができ、放熱パイプ2からの熱の影響を小さくすることができる。したがって、外気湿度センサ7の測定値と実際の外気湿度との誤差が小さくなる。
[0028]
 また、結露防止ヒータ4を備えた冷蔵庫100では、上記のようにして得られた外気湿度Houtに基づいて結露防止ヒータ4の通電が制御されるため、通電量を最小限に設定することができる。従来のように、外気湿度センサが本体の上面に設けられる構成では、仕切り部における結露の発生を確実に防ぐには、結露防止ヒータの通電量を増加させ、外気湿度の測定誤差を補填する必要がある。一方、冷蔵庫100において外気湿度センサ7は扉31の上部に配置されているため、従来よりも放熱パイプ2との距離が大きく、外気湿度Houtの測定誤差を小さくすることができる。したがって、測定誤差を補填するために通電量を増やす必要がなく、最小限の消費電力で結露の発生を防止し、品質の安定した冷蔵庫が得られる。
[0029]
 また、扉接続部5は、ヒンジ51の上部に配置されたヒンジカバー52を備え、扉31の外気湿度センサ7に対向する位置には凹部31aが形成されている。これにより、外部の熱を遮るとともに外気湿度センサ7に外気を送り、外気湿度の測定精度を向上させることができる。また、ヒンジカバー52の本体1側では、通気孔を廃止することが可能となるため、リード線9の結露の発生が抑制される。
[0030]
 また、扉接続部5は、ヒンジカバー52に対向して外気湿度センサ7を囲う蓋カバー53を備え、ヒンジカバー52と蓋カバー53との間には、外気が通過する隙間54が形成されている。これにより、外気湿度センサ7は放熱パイプ2から隔てられ、放熱パイプ2からの熱による測定誤差をさらに小さくすることができる。また、蓋カバー53とヒンジカバー52との間の空間には、隙間54を介して外気が流れるため、外気湿度センサ7は、外気湿度を精度良く測定することができる。
[0031]
実施の形態2.
 図6は、本発明の実施の形態2に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。図7は、図6のB-B断面を示す断面図である。実施の形態1において、外気は、蓋カバー53とヒンジカバー52との隙間54から取り込まれるが、実施の形態2では、外気は、蓋カバー153に形成された通気穴154から取り込まれる。実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
[0032]
 図6に示されるように、蓋カバー153には、外気湿度センサ7に対向する位置に通気穴154が形成されている。通気穴154は、四角形、円形又は楕円形等のどのような形状でもよいが、人の指が通らない程度の幅W(例えば、3.5mm以下)を有する。また、通気穴154と外気湿度センサ7との最短距離は、20mm以上であることが好ましい。このような構成により、外気湿度センサ7が静電気によりショートする可能性を十分に低減することができる。
[0033]
 ここで、外気湿度センサ7への通気は通気穴154により確保されるため、蓋カバー153の側面153bとヒンジカバー52との間に、実施の形態1のような隙間54を設ける必要はない。蓋カバー153の一方の側面153bとヒンジカバー52の側面52cとは接触しており、蓋カバー153の他方の側面153bとヒンジカバー52の嵌合リブ52xとは接触している。
[0034]
 図7に破線の矢印で示されるように、凹部31aの外気は、蓋カバー153の通気穴154から蓋カバー153内に入り、外気湿度センサ7周辺を通過して、再び通気穴154から蓋カバー153の外に出る。なお、外気を取り込み易くするために、蓋カバー153には、実施の形態1の隙間54と通気穴154の双方が設けられていてもよい。
[0035]
 以上のように、実施の形態2において、扉接続部5は、幅Wが3.5mm以下である通気穴154が形成された蓋カバー153を備える。これにより、外気湿度センサ7が保護されるとともに、通気穴154という簡易的な構造で蓋カバー153内の通気を行うことができる。また、蓋カバー53内に水が浸入した場合でも、通気穴154から水を排出することができるため、蓋カバー153内に水分が滞留することによる外気湿度の測定への影響が低減される。
[0036]
 また、通気穴154は、外気湿度センサ7に対向する位置に形成されており、外気湿度センサ7から通気穴154までの距離D1は20mm以上である。これにより、蓋カバー153に流入する外気を外気湿度センサ7周囲に効率よく流通させるとともに、外気湿度センサ7への静電気及び水かかりを防止して、外気の湿度を精度良く測定することができる。
[0037]
実施の形態3.
 図8は、本発明の実施の形態3に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す下面図である。図9は、図8のC-C断面を示す断面図である。実施の形態3では、蓋カバー253に形成されている通気穴254の配置が、実施の形態2の場合と異なる。実施の形態3において、実施の形態2と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
[0038]
 図8に示されるように、蓋カバー253の下面253cには、外気湿度センサ7に対向する位置の周囲に、複数の通気穴254が形成されている。なお、通気穴254の数は一つでもよい。各通気穴254と外気湿度センサ7との距離D2は、静電気による影響を低減するために、20mm以上であることが好ましい。ここで、実施の形態3において、外気湿度センサ7と各通気穴254との距離D2を20mmとした場合、実施の形態2において距離D1を20mmに設定した場合と比べ、外気湿度センサ7から蓋カバー253の下面253cまでの距離を小さくすることができる。
[0039]
 図9に破線の矢印で示されるように、凹部31aの外気は、蓋カバー253の複数の通気穴254を介して蓋カバー253内に入り、蓋カバー253内のよどみを解消しつつ、外気気湿度センサ7周辺を通過する。外気湿度センサ7を通過した外気は、複数の通気穴254を介して蓋カバー253の外に出る。
[0040]
 以上のように、実施の形態3において、通気穴254は、外気湿度センサ7に対向する位置の周囲に一又は複数形成されており、外気湿度センサ7から各通気穴254までの最短距離は20mm以上である。これにより、通気穴254の数を増やして蓋カバー253内に外気を取り込み易くし、外気湿度を精度良く測定することができる。また、外気湿度センサ7に対向する位置の周囲に各通気穴254を形成したことにより、20mm以上の距離D2を確保する際に、実施の形態2の場合よりも蓋カバー253の側面253bの高さ(矢印Z方向の長さ)を低くすることができる。したがって、外気湿度センサ7への静電気及び水かかりによるショートを防止しつつ、小型化した冷蔵庫100を提供することができる。
[0041]
実施の形態4.
 図10は、本発明の実施の形態4に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺を示す部分断面図である。実施の形態4では、蓋カバー353の下面353cに形成された各通気穴354の周辺の構造が、実施の形態3の場合と異なる。実施の形態4において、実施の形態3と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
[0042]
 図10に示されるように、蓋カバー353において、各通気穴354の縁部には、ヒンジカバー52側へ突出した誘導リブ355が形成されている。各誘導リブ355は、縁部の外気湿度センサ7側の位置に、外気湿度センサ7と各通気穴354との間の直線経路を遮るように形成されている。
[0043]
 図10に破線の矢印で示されるように、凹部31aの外気は、蓋カバー353の複数の通気穴354を介して蓋カバー353内に入り、各誘導リブ355に沿って流れ、外気湿度センサ7周辺を通過する。このとき、各通気穴354から外気湿度センサ7までの外気の経路は、誘導リブ355が無い場合に比べて長くなる。そして、外気湿度センサ7を通過した外気は、再び各誘導リブ355に沿って流れ、複数の通気穴354を介して蓋カバー353の外に出る。なお、複数の誘導リブ355の形状は、どのようなものでもよい。
[0044]
 図11は、本発明の実施の形態4に係るヒンジカバーの外気湿度センサ周辺の別の一例を示す部分断面図である。蓋カバー453において、各通気穴454の縁部に形成された誘導リブ455は、リブ先端部455aが蓋カバー453の側面453bへ屈曲されている。凹部31aの外気は、複数の通気穴454を介して蓋カバー453内に入り、屈曲された各誘導リブ455に沿って流れる。ここで、通気穴454から外気湿度センサ7までの外気の経路の長さを20mmとした場合、屈曲した誘導リブ455を設ける構成では、屈曲していない誘導リブ355を設ける構成に比べ、誘導リブ455の高さ(矢印Z方向の長さ)を短くすることが可能となる。
[0045]
 以上のように、実施の形態4において、一又は複数の通気穴(354又は454)の縁部には、外気湿度センサ7側の位置に、ヒンジカバー52側に突出した誘導リブ(355又は455)が形成されている。これにより、誘導リブ355を形成しない場合に比べ、通気穴と外気湿度センサ7との距離を小さくするとともに、誘導リブの形状によって外気湿度センサ7への静電気及び水かかりによるショートを防止することができる。また、蓋カバーの側面(353b又は453b)の高さ(矢印Z方向の長さ)を低く設定できるため、扉31の凹部31aの深さを小さくすることができ、外観を向上させ、部品の小型化によりコストを削減することができる。
[0046]
 なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、外気温度センサ6も、外気湿度センサ7とヒンジカバー52に設置されていてもよい。また、冷蔵庫100の貯蔵室は1つでも複数でもよく、また、各貯蔵室はどのように配置されていてもよい。また、最上部の貯蔵室の扉31は1枚の扉であってもよい。

符号の説明

[0047]
 1 本体、1a 開口部、2 放熱パイプ、3 貯蔵室扉、4 結露防止ヒータ、5  扉接続部、6 外気温度センサ、7 外気湿度センサ、8 制御部、9 リード線、11 両側面、12 上面、31 扉、31a 凹部、31b 前縁部、31c 後縁部、32 引出式の扉、33 仕切り部、51 ヒンジ、51a 軸、51b 第1フレーム、51c 軸穴、51d ねじ穴、51e 第2フレーム、52 ヒンジカバー、52a 内面、52b 切り欠き、52c 側面、52d 係止穴、52v 止め具、52w 突部、52x 嵌合リブ、53,153,253,353,453 蓋カバー、53b,153b,253b,353b,453b 側面、53c,253c,353c 蓋カバーの下面、53d 爪、54 隙間、91 引き出し口、100 冷蔵庫、154,254,354,454 通気穴、355,455 誘導リブ、455a リブ先端部、D1,D2 距離、W 幅。

請求の範囲

[請求項1]
 開口部を有する本体と、
 前記本体の前記開口部を開閉する扉と、
 前記本体と前記扉とに固定されたヒンジを有し、前記本体と前記扉とを開閉可能に接続する扉接続部と、
 前記本体に配置され、熱を放出する放熱パイプと、
 前記扉接続部の前記扉の上部に配置され、外気湿度を測定する外気湿度センサと、
 を備える冷蔵庫。
[請求項2]
 前記扉接続部は、前記ヒンジの上部に配置されたヒンジカバーを備え、
 前記扉の前記外気湿度センサに対向する位置には、凹部が形成されている請求項1に記載の冷蔵庫。
[請求項3]
 前記扉接続部は、前記ヒンジカバーに対向して前記外気湿度センサを囲う蓋カバーを備え、
 前記ヒンジカバーと前記蓋カバーとの間には、外気が通過する隙間が形成されている請求項2に記載の冷蔵庫。
[請求項4]
 前記扉接続部は、前記ヒンジカバーに対向して前記外気湿度センサを囲う蓋カバーを備え、
 前記蓋カバーには、幅が3.5mm以下である通気穴が形成されている請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
[請求項5]
 前記通気穴は、前記外気湿度センサに対向する位置に形成されており、前記外気湿度センサから前記通気穴までの最短距離は20mm以上である請求項4に記載の冷蔵庫。
[請求項6]
 前記通気穴は、前記外気湿度センサに対向する位置の周囲に一又は複数形成されており、前記外気湿度センサから前記一又は複数の前記通気穴までの最短距離は20mm以上である請求項4に記載の冷蔵庫。
[請求項7]
 前記通気穴は、前記外気湿度センサに対向する位置の周囲に一又は複数形成されており、
 前記一又は複数の前記通気穴の縁部には、前記外気湿度センサ側の位置に、前記ヒンジカバー側に突出したリブが形成されている請求項4に記載の冷蔵庫。
[請求項8]
 外気温度を測定する外気温度センサと、
 前記扉が開閉される位置において結露の発生を防止する結露防止ヒータと、
 前記外気温度センサにより測定された外気温度と前記外気湿度センサにより測定された外気湿度とに基づき、前記結露防止ヒータの通電を制御する制御部と、
 をさらに備えた請求項1~7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]