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1. (WO2018235681) ワイパブレード
Document

明 細 書

発明の名称 ワイパブレード

技術分野

0001  

背景技術

0002  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0003   0004  

課題を解決するための手段

0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016  

図面の簡単な説明

0017  

発明を実施するための形態

0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7A   7B   7C   7D   8   9   10   11   12A   12B   12C   12D  

明 細 書

発明の名称 : ワイパブレード

技術分野

[0001]
 本発明は、ワイパブレードに関する。

背景技術

[0002]
 特開2015-54610号公報には、車両のフロントウィンドシールドガラスを払拭すると共にワイパブレードのレバー数を低減して高さ方向の寸法を抑制する背低化に対応したワイパブレードが開示されている。このワイパブレードは、払拭面(フロントウィンドシールドガラス)を払拭するブレードラバーと、ブレードラバーを払拭面へ向けて付勢する板バネ状のバッキングと、ブレードラバー及びバッキングの長手方向の中間部を保持するラバーホルダと、を備えている。そして、ラバーホルダが、クリップを介してワイパアームに連結されることで、ワイパブレードがワイパアームに取付けられるようになっている。

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0003]
 ところで、ワイパブレードにおいてワイパアームに連結される部分には、ワイパモータの作動に伴う力が入力される。そのため、ワイパブレードの長尺化に伴い、ワイパブレードにおいて払拭面との間で摩擦力が増加し、ワイパアームに連結される部分の耐久性の低下を抑制することが望まれる。
[0004]
 本発明は上記事実を考慮し、ワイパアームに連結される部分の耐久性の低下を抑制することができるワイパブレードを得ることが目的である。

課題を解決するための手段

[0005]
 上記課題を解決するワイパブレードは、払拭面を払拭するブレードラバーと、前記ブレードラバーに沿って設けられると共に板状に形成され、厚み方向へ撓むことで前記ブレードラバーを前記払拭面側へ付勢するバッキングと、前記バッキングの長手方向の中間部及び前記第1ホルダの少なくとも一方に固定され、ワイパアームに連結される第1ホルダと、前記バッキングを挟んで前記第1ホルダと対向して配置された状態で前記バッキングの長手方向の中間部に係止され、前記ブレードラバーの一部が前記バッキングの長手方向に挿通されて当該ブレードラバーの一部が保持される保持溝を有する第2ホルダと、を備えている。
[0006]
 上記構成によれば、ワイパアームに連結される第1ホルダがバッキングの長手方向の中間部に固定されていると共に、ブレードラバーの一部を支持する第2ホルダがバッキングを挟んで第1ホルダと対向して配置された状態でバッキングの長手方向の中間部及び前記第1ホルダの少なくとも一方に係止されている。このように、ワイパアームが連結されて力が入力される第1ホルダとブレードラバーの一部を支持する第2ホルダとを分割することにより、ワイパアームが連結される第1ホルダをバッキングにしっかりと固定しつつ、その第1ホルダが配置された部分においても第2ホルダによりブレードラバー(一部)を保持することができる。これにより、ワイパブレードにおいてワイパアームに連結される部分の耐久性の低下を抑制することができる。
[0007]
 上記ワイパブレードにおいて、前記第1ホルダが金属製の材料を用いて形成されていると共に、前記第2ホルダが樹脂製の材料を用いて形成されていることが望ましい。
[0008]
 上記構成によれば、ワイパアームから入力される力が大きくなる第1ホルダを金属製の材料を用いて形成すると共に、ワイパブレードの一部を支持するために第1ホルダと比べて低い強度で足りる第2ホルダを樹脂製の材料を用いて形成することにより、第2ホルダを第1ホルダの強度に依存した材料で構成する必要がなく安価な材料としつつ、ワイパブレードにおいてワイパアームに連結される部分の耐久性の低下を抑制することができる。
[0009]
 上記ワイパブレードにおいて、前記第1ホルダは、前記バッキングにかしめられるかしめ部を備えており、前記第2ホルダは、前記かしめ部が内部に配置される逃げ凹部と、該逃げ凹部の両側部分から延出し前記バッキングに係合される複数の係合部と、を備えていることが望ましい。
[0010]
 上記構成によれば、第2ホルダの逃げ凹部内に第1ホルダのかしめ部が配置された状態で、第2ホルダにおける上記位置に設けられた係止部がバッキングに係合されている。これにより、第1ホルダのかしめ部を第2ホルダの逃げ凹部内に安定した状態で留めることができ、第1ホルダの第2ホルダに対するバッキングの長手方向への相対位置を規制することができる。その結果、第1ホルダ及び第2ホルダのバッキングへの取付状態を安定させることができる。
[0011]
 上記ワイパブレードにおいて、前記係合部は、前記逃げ凹部を挟んで該逃げ凹部の長手方向両側にそれぞれ配置されており、前記係合部は、前記逃げ凹部内に配置された前記かしめ部と前記バッキングの長手方向に対向して配置されていることが望ましい。
[0012]
上記ワイパブレードにおいて、前記バッキングに固定された前記第1ホルダを挟んで長手方向両側にそれぞれ配置され、前記バッキングが挿通されるバッキング挿入孔と、前記バッキング挿入孔に挿通された前記バッキングに対して前記第2ホルダ側に形成され前記ブレードラバーが前記第1保持溝と協働して保持される第2保持溝とを有した長尺状のケースを備えていることが望ましい。
[0013]
 上記構成によれば、各ケースのバッキング挿入孔に第1ホルダの長手方向両側から延びるバッキングが挿通されることで各ケースが第1ホルダの長手方向両側に配置され、各ケースの第2保持溝が第2ホルダの第1保持溝と協働してブレードラバーが長手方向に沿って挿通できるので、ブレードラバーを長手方向に連続的に保持することができる。
[0014]
 上記ワイパブレードにおいて、前記バッキングには、ホルダ係止孔が形成され、前記かしめ部が、前記バッキングの短手方向の端部に巻き付け状態で該バッキングに係止され、 前記第2ホルダは、前記ホルダ係止孔に嵌入して係止されるバッキング係止凸部を備えていることが望ましい。
[0015]
 上記ワイパブレードにおいて、前記第1ホルダは、板材によって形成され、前記バッキングとその厚み方向に対向して配置される基壁部と、該基壁部から前記バッキングとは反対側へ向けて屈曲して起立状態で延びる一対の側壁部と、を備え、前記一対の側壁部は、クリップを前記第1ホルダに取付けるための支持ピンを介してつながれていることが望ましいい。
[0016]
 上記ワイパブレードにおいて、前記第1ホルダは、前記バッキングの短手方向へ分割された一対の第1ホルダ形成部によって構成され、前記一対の第1ホルダ形成部は、クリップを前記第1ホルダに取付けるための支持ピンを介してつながれていることが望ましい。

図面の簡単な説明

[0017]
[図1] 本実施形態のワイパブレードを示す側面図である。
[図2] 本実施形態のワイパブレードを分解して示す分解斜視図である。
[図3] 図1に示された3-3線に沿って切断したワイパブレードの断面を示す断面図である。
[図4] 図1に示された4-4線に沿って切断したワイパブレードの断面を示す断面図である。
[図5] 本実施形態のワイパブレードにおいてワイパアームに連結される部分を分解して示す拡大斜視図である。
[図6] 第2ホルダを拡大して示す拡大斜視図である。
[図7A] 第2ホルダを示す平面図である。
[図7B] 第2ホルダを示す側面図である。
[図7C] 第2ホルダを示す底面図である。
[図7D] 図7Bに示された7D-7D線に沿って切断した第2ホルダの断面を示す断面図である。
[図8] バッキングに取付けられた第1ホルダ及び第2ホルダ等を示す側面図である。
[図9] 図8に示された9-9線に沿って切断したバッキング及び第2ホルダの断面を示す断面図である。
[図10] 図8に示された10-10線に沿って切断したバッキング及び第2ホルダ等の断面を示す断面図である。
[図11] 他の形態のワイパアームに連結される部分を分解して示す図5に対応する拡大斜視図である。
[図12A] 他の形態のワイパアームに連結される部分の組み立て工程を示す斜視図である。
[図12B] 他の形態のワイパアームに連結される部分の組み立て工程を示す斜視図である。
[図12C] 他の形態のワイパアームに連結される部分の組み立て工程を示す斜視図である。
[図12D] 他の形態のワイパアームに連結される部分の組み立て工程を示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0018]
 図1~図10を用いて本発明の一実施形態に係るワイパブレード10について説明する。
[0019]
 図1及び図2に示されるように、本実施形態のワイパブレード10は、払拭面としての車両のフロントウィンドシールドガラスを払拭するために用いられる。このワイパブレード10は、払拭面を払拭するためのゴム弾性を有する長尺状のブレードラバー12と、ブレードラバー12に沿って設けられた長尺状かつ板状に形成されたバッキング14と、を備えている。また、ワイパブレード10は、バッキング14に取付けられていると共にブレードラバー12を支持する一対のケース16と、ブレードラバー12及びバッキング14の少なくとも一方の長手方向の端部に取付けられた一対のキャップ18と、を備えている。さらに、ワイパブレード10は、ワイパアーム28(図5参照)に連結される連結装置20を備えている。
[0020]
(ブレードラバー12の構成)
 図3及び図4に示されるように、ブレードラバー12は、ゴム弾性を有する材料を用いて形成されている。このブレードラバー12は、長手方向に沿って両側部に凹部12Aがそれぞれ形成された断面略矩形状の基部12Bを備えている。また、ブレードラバー12は、基部12Bの下方側(払拭面側)からネック部(図4中、基部12Bと払拭部との間の狭小幅部分)を介して延びると共に払拭面に接触する払拭部(リップ部)12Cを備えている。
[0021]
(バッキング14の構成)
 図2に示されるように、バッキング14は鋼板等のバネ弾性を有する金属材料を用いて形成されており、このバッキング14は、長手方向の中央部が凸となる湾曲形状を成しており、その厚み方向へ撓むことでブレードラバー12を払拭面側へ付勢する板バネとして機能する。バッキング14の長手方向の中央部には、後述する第2ホルダ26が係止される長孔状のホルダ係止孔14Aが形成されている。また、バッキング14の長手方向の両端部には、後述するキャップ18が係止されるキャップ係止孔14Bが形成されている。
[0022]
(ケース16の構成)
 図2及び図4に示されるように、ケース16は、軟質の樹脂材料やゴム材料(或いは樹脂材料及びゴム材料の両方)等を用いて長尺状に形成されている。図4に示されるように、ケース16には、前述のバッキング14が挿入されるバッキング挿入孔16Aが形成されている。また、ケース16には、前述のブレードラバー12の基部12Bが嵌め込まれる(挿通されて収容される)ことで払拭部12Cを露出状態させて当該ブレードラバー12の大部分(ブレードラバー12の長手方向の両端部及び中央部を除く部分)を支持する第2保持溝としてのブレードラバー支持凹部16Bが形成されている。さらに、ケース16においてブレードラバー支持凹部16Bが形成された側とは反対側には、走行風によってブレードラバー12の払拭部12Cを払拭面側への押圧するためのフィン部16Cが一体に形成されている。
[0023]
(キャップ18の構成)
 図2に示されるように、キャップ18は、樹脂材料を用いて形成されている。このキャップ18が、バッキング14に形成されたキャップ係止孔14Bに係止されることで、当該バッキング14の長手方向端部及びケース16の長手方向端部がキャップ18によって被われるようになっている。また、キャップ18には、前述のブレードラバー12の基部12Bが嵌め飲まれることで当該ブレードラバー12の長手方向端部を支持する図示しないブレードラバー支持凹部が形成されている。なお、ブレードラバー12の基部12Bの端部がキャップ18の一部に当接することで、ブレードラバー12の長手方向への移動が制限されるようになっている。また、一対のケース16は、バッキング14に固定された第1ホルダとキャップ18との間に配置され、キャップ18によりケース16がバッキング14の長手方向端部から抜け出してしまうことを阻止している。
[0024]
(連結装置20の構成)
 図5に示されるように、連結装置20は、ワイパアーム28の長手方向の先端部に係止されるクリップ22と、クリップ22が支持されると共にバッキング14の長手方向の中央部に係止される第1ホルダ24と、第1ホルダ24とはバッキング14を挟んで対向して払拭面側(ワイパアーム28とは反対側)に配置されると共にバッキング14の長手方向の中央部に係止される第2ホルダ26と、を含んで構成されている。
[0025]
(クリップ22の構成)
 クリップ22は、樹脂材料を用いて形成されており、このクリップ22は、後述する第1ホルダ24をワイパアーム28の先端連結部28Aに着脱可能に連結するためのものである。クリップ22は、ワイパアーム28の先端連結部28Aの両側壁にそれぞれ形成されたスリット状の係止部28Bに係止される係止突起部22Aを備えている。また、クリップ22は、ワイパアーム28の先端連結部28Aに形成された矩形状の係止孔28Cに係止されると共に突出方向へ変位可能とされた矩形ブロック状の係止突起部22Bを備えている。そして、クリップ22の係止突起部22A及び係止突起部22Bが、ワイパアーム28の先端連結部28Aに形成された係止部28B及び係止孔28Cにそれぞれ係止されることで、クリップ22がワイパアーム28の先端連結部28Aに固定されるようになっている。なお、クリップ22の係止突起部22Bをワイパアーム28の先端連結部28Aに形成された係止孔28Cから抜け出す方向へ変位させることで、クリップ22をワイパアーム28の先端連結部28Aから取り外すことが可能となっている。すなわち、ワイパブレード10をワイパアーム28から取り外すことが可能となっている。また、クリップ22には、後述する第1ホルダ24に固定された支持ピン30が係合される係合孔22Cが形成されている。この係合孔22Cが支持ピン30に係合される(支持ピン30が係合孔22C内に配置される)ことで、クリップ22が第1ホルダ24に対して回動可能に取付けられるようになっている。
[0026]
(第1ホルダ24の構成)
 第1ホルダ24は、金属製の材料である鋼板材にプレス加工等が施されることにより形成されている。この第1ホルダ24は、バッキング14とその厚み方向に対向して配置される基壁部24Aと、基壁部24Aの長手方向の中間部かつ短手方向の両端部からそれぞれバッキング14とは反対側へ向けて屈曲して起立状態で延びる一対の側壁部24Bと、を備えている。一対の側壁部24Bには、クリップ22を第1ホルダ24に取付けるための支持ピン30が挿入される支持ピン挿入孔24Cが形成されている。そして、支持ピン30は、支持ピン挿入孔24Cに挿入されて一対の側壁部24Bに架け渡され側壁部24Bの外面から突出した状態で第1ホルダ24に固定されている。また、一対の側壁部24Bには、意匠カバー32の係止突起部32Aが係止されるカバー係止孔24Dが形成されている。
[0027]
 また、第1ホルダ24は、基壁部24Aの長手方向一方側の端部からバッキング14とは反対側へ向けて屈曲して延びる差込片24Eを備えている。そして、意匠カバー32の係止突起部32Aがカバー係止孔24Dに係止されると共に、意匠カバー32の一部が差込片24Eに差し込まれることで、意匠カバー32が第1ホルダ24に固定されるようになっている。
[0028]
 さらに、第1ホルダ24は、基壁部24Aの長手方向の両端部かつ短手方向の両端部からそれぞれバッキング14側へ向けて屈曲して延びると共にバッキング14の長手方向から見て略U字状に湾曲されたかしめ部としての4つのかしめ片部24Fを備えている。この4つのかしめ片部24Fがバッキング14の短手方向の端部(外側の縁部)に巻き付け状態(言い換えれば把持状態)でかしめられることで、第1ホルダ24がバッキング14の長手方向の中央部に係止され(固定され)ている。
[0029]
(第2ホルダ26の構成)
 第2ホルダ26は、樹脂材料を用いて形成されており、この第2ホルダ26は、バッキング14の長手方向と同じ方向を長手方向とする板状かつ矩形ブロック状に形成されている。具体的には、図6及び図7A~図7Dに示されるように、第2ホルダ26は、バッキング14側が開放された凹設形状とされていると共に当該バッキング14の長手方向の中央部が内部に収容状態で配置されるバッキング配置溝26Aを備えている。このバッキング配置溝26Aの中央部の底面には、バッキング14に形成されたホルダ係止孔14A(図2参照)に嵌入して係止されるバッキング係止凸部26Bが立設されている。そして、バッキング係止凸部26Bがバッキング14に形成されたホルダ係止孔14Aに係止されることで、第2ホルダ26のバッキング14に対する当該バッキング14の長手方向への移動が規制されるようになっている。
[0030]
 また、第2ホルダ26は、当該第2ホルダ26がバッキング14の長手方向の中央部に固定された状態において第1ホルダ24の4つのかしめ片部24F(図5参照)がそれぞれ配置される4つの逃げ凹部26Cが形成されている。さらに、第2ホルダ26は、当該第2ホルダ26の長手方向の両端部かつバッキング配置溝26Aの開放端側から内側に向けて突出する係合部としての8つの係止爪部26Dを備えている。具体的には、この係止爪部26Dは、各逃げ凹部26Cを挟んで当該逃げ凹部26Cの長手方向両側にそれぞれ1つずつ配置(4つの逃げ凹部26Cに対してそれぞれ2つずつ合計8つ配置)されている。そして、図8~図10に示されるように、8つの係止爪部26Dがバッキング14の短手方向の端部(外側の縁部)にそれぞれ係止(係合)されることで、第2ホルダ26がバッキング14の長手方向の中央部に係止されるようになっている。なお、本実施形態では、係止爪部26Dにおけるバッキング配置溝26Aの開放端側の面26Eが傾斜されている。これにより、当該面26Eをバッキング14に押付けることで、各々の係止爪部26Dが変位して、バッキング14がバッキング配置溝26A内に容易に配置されるようになっている。すなわち、第2ホルダ26をバッキング14に固定するための構造がスナップフィット構造となっている。
[0031]
 また、図6、図7C及び図7Dに示されるように、第2ホルダ26においてバッキング配置溝26Aが形成された側とは反対側の外面には、前述のブレードラバー12の基部12B(図3参照)が嵌め飲まれることで当該ブレードラバー12の長手方向の中央部を収容して支持する第1保持溝としてのブレードラバー支持凹部26Fが形成されている。
[0032]
(本実施形態の作用並びに効果)
 次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
[0033]
 以上説明したワイパブレード10は、図示しないワイパモータが作動されることでワイパアーム28(図5参照)と共に往復揺動される。これにより、払拭面である車両のフロントウィンドシールドガラスがワイパブレード10のブレードラバー12によって払拭される。
[0034]
 ここで、図5に示されるように、本実施形態のワイパブレード10の連結装置20では、ワイパアーム28にクリップ22を介して連結される第1ホルダ24がバッキング14の長手方向の中間部に固定されていると共に、ブレードラバー12の長手方向の中間部を支持する第2ホルダ26がバッキング14を挟んで第1ホルダ24と対向して配置された状態でバッキング14の長手方向の中間部に係止されている。このように、ワイパアーム28が連結されて力が入力される第1ホルダ24とブレードラバー12の長手方向の中間部を支持する第2ホルダ26とを分割することにより、ワイパアーム28が連結される第1ホルダが配置された部分においても第2ホルダーによりブレードラバー(一部)を保持することができる。これにより、ワイパブレード10においてワイパアーム28に連結される連結装置20の耐久性の低下を抑制することができる。
 なお、第2ホルダ26は、第1ホルダに係止されていても良い。
[0035]
 また、本実施形態では、ワイパアーム28から入力される力が大きくなる第1ホルダ24を金属製の材料を用いて形成すると共に、ワイパブレード10の一部を支持するために第1ホルダ24と比べて低い強度で足りる第2ホルダ26を樹脂製の材料を用いて形成することにより、第2ホルダ26を第1ホルダ24の強度に依存した材料で構成する必要がなく安価な材料としつつ、ワイパブレード10においてワイパアーム28に連結される連結装置20の耐久性の低下を抑制することができる。
[0036]
 さらに、本実施形態では、第2ホルダ26の4つの逃げ凹部26C内に第1ホルダ24の4つのかしめ片部24Fがそれぞれ配置された状態で、第2ホルダ26において逃げ凹部26Cの両側部分に設けられた8つの係止爪部26Dがバッキング14に係止されている。これにより、第1ホルダ24のかしめ片部24Fを第2ホルダ26の逃げ凹部26C内に安定した状態で留めることができ、第1ホルダ24の第2ホルダ26に対するバッキング14の長手方向への相対位置を規制することができる。その結果、第1ホルダ24及び第2ホルダ26のバッキング14への取付状態を安定させることができる。
 また、本実施形態では、長尺状の一対のケース16がバッキング14に固定された第1ホルダ24を挟んで長手方向両側にそれぞれ配置されており、各ケース16はバッキング14が挿通されるバッキング挿入孔16Aと、バッキング挿入孔16Aに挿通されたバッキング14に対して第2ホルダ26側に形成されブレードラバー12が第1ホルダ24のブレードラバー支持凹部26Fと協働して保持されるブレードラバー支持凹部16Bとを有している。そのため、各ケース16のバッキング挿入孔16Aに第1ホルダ24の長手方向両側から延びるバッキング14が挿通されることで各ケース16が第1ホルダ24の長手方向両側に配置され、各ケース16のブレードラバー支持凹部16Bが第2ホルダ26のブレードラバー支持凹部26Fと協働してブレードラバー12が長手方向に沿って挿通できるので、第1ホルダ24が存在する長手方向の中央部でもブレードラバー12を保持できワイパブレード10の長手方向に連続的に保持することができる。
[0037]
(他の形態の連結装置34)
 次に、図11及び図12A~図12Dを用いて、他の形態の連結装置34について説明する。なお、他の形態の連結装置34において前述のワイパブレード10の連結装置20と対応する部材及び部分には、当該連結装置20と対応する部材及び部分と同一の符号を付してその説明を省略する。
[0038]
 図11に示されるように、他の形態の連結装置34は、第1ホルダ24が分割構造とされていることに特徴がある。具体的には、第1ホルダ24は、バッキング14の短手方向へ分割された2つの第1ホルダ形成部36によって構成されている。
[0039]
 第1ホルダ形成部36は、金属製の材料である鋼板材にプレス加工等が施されることにより形成されている。この第1ホルダ形成部36は、バッキング14とその厚み方向に対向して配置されると共にバッキング14の厚み方向と直交する方向を厚み方向とする(バッキング14の板面に対して起立状態の)側壁部24Bを備えている。この2つの第1ホルダ形成部36は、各側壁部24Bの対向面同士が互いに突き合わされた状態で溶接等により接合されている。また、第1ホルダ形成部36は、側壁部24Bの長手方向の両端部から当該側壁部24Bの厚み方向一方側へ向けて屈曲して延びると共にバッキング14の長手方向から見て略U字状に湾曲された2つのかしめ片部24Fを備えている。
[0040]
 そして、本形態の連結装置34では、図12Aに示されるように、先ず、2つの第1ホルダ形成部36がバッキング14に固定される。すなわち、一方の第1ホルダ形成部36の2つのかしめ片部24Fが、バッキング14の短手方向一方側の端部(外側の縁部)に巻き付け状態(言い換えれば把持状態)でかしめられると共に、他方の第1ホルダ形成部36の2つのかしめ片部24Fが、バッキング14の短手方向他方側の端部(外側の縁部)に巻き付け状態(言い換えれば把持状態)でかしめられる。これにより、一方の第1ホルダ形成部36の側壁部24Bと他方の第1ホルダ形成部36の側壁部24Bとが接した状態で、2つの第1ホルダ形成部36がバッキング14に強固に固定される。
[0041]
 次いで、図12Bに示されるように、第2ホルダ26がバッキング14に固定される。なお、第2ホルダ26は2つの第1ホルダ形成部36に固定されるようにしても良い。また、第2ホルダ26がバッキング14に固定された後に、図12Cに示されるように、意匠カバー32が第1ホルダ24の端部に固定される。
[0042]
 次いで、図12Dに示されるように、支持ピン30が2つの第1ホルダ形成部36の側壁部24Bに形成された支持ピン挿入孔24Cに挿入され側壁部24Bの外面から突出状態で固定される。即ち、支持ピン30は2つの第1ホルダ形成部36を互いに連結している。そして最後に、クリップ22の係合孔22Cが支持ピン30の突出部分に係合されることで、クリップ22が第1ホルダ24(2つの第1ホルダ形成部36)に回動可能に取付けられるようになっている。
[0043]
 以上説明した本形態の連結装置34においても前述の連結装置20と同様に、ワイパブレード10においてワイパアーム28に連結される連結装置34の耐久性の低下を抑制することができる。
[0044]
 なお、以上説明した連結装置20、34では、第1ホルダ24を金属製とすると共に第2ホルダ26を樹脂製とした例について説明したが、本発明はこれに限定されない。第1ホルダ24及び第2ホルダ26の材料は、連結装置20、34の寸法、強度及び質量等を考慮して適宜選択すればよい。
[0045]
 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。

請求の範囲

[請求項1]
 払拭面を払拭するブレードラバーと、
 前記ブレードラバーに沿って設けられると共に板状に形成され、厚み方向へ撓むことで前記ブレードラバーを前記払拭面側へ付勢するバッキングと、
 前記バッキングの長手方向の中間部に固定され、ワイパアームに連結される第1ホルダと、
 前記バッキングを挟んで前記第1ホルダと対向して配置された状態で前記バッキングの長手方向の中間部及び前記第1ホルダの少なくとも一方に係止され、前記ブレードラバーの一部が前記バッキングの長手方向に挿通されて当該ブレードラバーの一部が保持される第1保持溝を有する第2ホルダと、 
 を備えたワイパブレード。
[請求項2]
 前記第1ホルダが金属製の材料を用いて形成されていると共に、前記第2ホルダが樹脂製の材料を用いて形成されている請求項1記載のワイパブレード。
[請求項3]
 前記第1ホルダは、前記バッキングにかしめられるかしめ部を備えており、
 前記第2ホルダは、前記かしめ部が内部に配置される逃げ凹部と、該逃げ凹部の両側部分から延出し前記バッキングに係合される複数の係合部と、を備えている請求項1又は請求項2記載のワイパブレード。
[請求項4]
 前記係合部は、前記逃げ凹部を挟んで該逃げ凹部の長手方向両側にそれぞれ配置されており、
 前記係合部は、前記逃げ凹部内に配置された前記かしめ部と前記バッキングの長手方向に対向して配置されている請求項3記載のワイパブレード。
[請求項5]
 前記バッキングに固定された前記第1ホルダを挟んで長手方向両側にそれぞれ配置され、前記バッキングが挿通されるバッキング挿入孔と、前記バッキング挿入孔に挿通された前記バッキングに対して前記第2ホルダ側に形成され前記ブレードラバーが前記第1保持溝と協働して保持される第2保持溝とを有した長尺状のケースを備えることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のワイパブレード。
[請求項6]
 前記バッキングには、ホルダ係止孔が形成され、
 前記かしめ部が、前記バッキングの短手方向の端部に巻き付け状態で該バッキングに係止され、
 前記第2ホルダは、前記ホルダ係止孔に嵌入して係止されるバッキング係止凸部を備えている請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のワイパブレード。
[請求項7]
 前記第1ホルダは、板材によって形成され、前記バッキングとその厚み方向に対向して配置される基壁部と、該基壁部から前記バッキングとは反対側へ向けて屈曲して起立状態で延びる一対の側壁部と、を備え、
 前記一対の側壁部は、クリップを前記第1ホルダに取付けるための支持ピンを介してつながれている請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のワイパブレード。
[請求項8]
 前記第1ホルダは、前記バッキングの短手方向へ分割された一対の第1ホルダ形成部によって構成され、
 前記一対の第1ホルダ形成部は、クリップを前記第1ホルダに取付けるための支持ピンを介してつながれている請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のワイパブレード。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7A]

[ 図 7B]

[ 図 7C]

[ 図 7D]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12A]

[ 図 12B]

[ 図 12C]

[ 図 12D]