このアプリケーションの一部のコンテンツは現時点では利用できません。
このような状況が続く場合は、にお問い合わせくださいフィードバック & お問い合わせ
1. (WO2018230458) 基地局装置、端末装置およびその通信方法
Document

明 細 書

発明の名称 基地局装置、端末装置およびその通信方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

非特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004  

課題を解決するための手段

0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015  

発明の効果

0016  

図面の簡単な説明

0017  

発明を実施するための形態

0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155  

産業上の利用可能性

0156  

符号の説明

0157  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19  

明 細 書

発明の名称 : 基地局装置、端末装置およびその通信方法

技術分野

[0001]
 本発明は、基地局装置、端末装置およびその通信方法に関する。
 本願は、2017年6月12日に日本に出願された特願2017-115010号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 3GPP(Third Generation Partnership Project)で仕様化されているLTE(Long Term Evolution)の通信システムでは、最大64QAM(quadrature amplitude modulation)の変調方式が導入されている(非特許文献1)。端末装置は、下りリンクの伝搬路状況を通知するために、CQI(Channel Quality Indicator)を基地局装置に通知する。前記CQIは、QPSK、16QAM、64QAMで構成されるCQI(Channel Quality Indicator)テーブルから、所定の誤り率を充たす変調方式である。基地局装置は、前記CQIをもとに、QPSK、16QAM、64QAMで構成されるMCS(Modulation and Coding Scheme)テーブルから、下りリンクのデータ伝送に用いる1つの変調方式を選択する。LTE-A(LTE - Advanced)の通信システムでは、高速伝送の需要を充たすために、更に256QAMの変調方式が導入されている(非特許文献2)。256QAMをサポートしている端末装置は、256QAMを用いてデータ伝送を行う場合、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMで構成される別のCQIテーブルから、所定の誤り率を充たす変調方式を、CQIとして基地局装置に通知する。256QAMをサポートしている端末装置は、256QAMを用いてデータ伝送を行う場合、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMで構成される別のMCSテーブルから、下りリンクのデータ伝送に用いる1つの変調方式を選択する。

先行技術文献

非特許文献

[0003]
非特許文献1 : “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures(Release 8)” 3GPP TS 36.213 v8.8.0 (2009-09)
非特許文献2 : “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures(Release 12)” 3GPP TS 36.213 v12.5.0 (2015-03)

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 今後、ビデオストリーミング、ビデオ会議、ゲーム、テザリングなど大容量通信が必要なアプリケーションに対応するために、更に高速なデータ無線伝送が求められる。本発明の一態様はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、このようなデータ高速伝送を実現するために、複数のCQIテーブルおよびMCSテーブルを用いて、伝搬路状況に応じて、変調方式を柔軟に選択することが可能な基地局装置、端末装置及び通信方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005]
 上述した課題を解決するために本発明の一態様に係る基地局装置、端末装置および通信方法の構成は、次の通りである。
[0006]
 (1)本発明の一態様は、端末装置と通信する基地局装置であって、CSIレポート設定情報を送信する送信部と、CSIレポートを受信する受信部と、前記CSIレポート設定情報に基づいて、前記CSIレポートを解釈する制御部と、を備え、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって設定されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含むこと、を特徴とする。
[0007]
 (2)また、本発明の一態様は、前記制御部は、前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定すること、を特徴とする。
[0008]
 (3)また、本発明の一態様は、前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、前記CSIレポートを解釈すること、を特徴とする。
[0009]
 (4)また、本発明の一態様は、前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報を全サブフレームに対して適用して、前記CSIレポートを解釈すること、を特徴とする。
[0010]
 (5)また、本発明の一態様は、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルに用いるサブフレームのみを変更する場合、前記CSIサブフレームセットを送信し、前記制御部は、該CSIサブフレームセットおよび前記CSIサブフレームセットより前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCQIテーブル選択に関する情報を用いて、前記CSIレポートを解釈すること、を特徴とする。
[0011]
 (6)また、本発明の一態様は、前記CQIテーブル選択に関する情報は、第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルから選択された2つのCQIテーブルを示し、 前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの一方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈し、前記CSIサブフレームセットによって示されなかったサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの他方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈すること、を特徴とする。
[0012]
 (7)また、本発明の一態様は、前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームにおいて前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定すること、を特徴とする。
[0013]
 (8)本発明の一態様は、端末装置と通信する基地局装置の通信方法であって、CSIレポート設定情報を送信する送信ステップと、CSIレポートを受信する受信ステップと、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを解釈する制御ステップと、を有し、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって選択されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含むこと、を特徴とする。
[0014]
 (9)本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置であって、CSIレポート設定情報を受信する受信部と、CSIレポートを送信する送信部と、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御部と、を備え、前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含むこと、を特徴とする。
[0015]
 (10)本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置の通信方法であって、CSIレポート設定情報を受信する受信ステップと、CSIレポートを送信する送信ステップと、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御ステップと、を有し、前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含むこと、を特徴とする。

発明の効果

[0016]
 本発明の一又は複数の態様によれば、基地局装置及び端末装置は、複数のCQIテーブルおよびMCSテーブルを用いて、伝搬路状況に応じて変調方式を柔軟に選択することができる。

図面の簡単な説明

[0017]
[図1] 第1の実施形態に係る通信システム1の構成例を示す図である。
[図2] 第1の実施形態に係るCQIテーブルの一例を示す図である。
[図3] 第1の実施形態に係るCQIテーブルの別例を示す図である。
[図4] 第1の実施形態に係るCQIテーブルの別例を示す図である。
[図5] 第1の実施形態に係るMCSテーブルの一例を示す図である。
[図6] 第1の実施形態に係るMCSテーブルの別例を示す図である。
[図7] 第1の実施形態に係るMCSテーブルの別例を示す図である。
[図8] 第1の実施形態に係る通信システム1の無線フレーム構成の一例を示す図である。
[図9] 第1の実施形態に係る基地局装置10の構成の概略ブロック図である。
[図10] 第1の実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。
[図11] 第1の実施形態に係るMCSの設定フロー例を示す図である。
[図12] 第1の実施形態に係る端末装置20の構成を示す概略ブロック図である。
[図13] 第1の実施形態に係るCQIインデックスの設定フロー例を示す図である。
[図14] 第1の実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。
[図15] 第2の実施形態に係るCQIインデックスの設定フロー例を示す図である。
[図16] 第2の実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。
[図17] 第2の実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。
[図18] 第3の実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。
[図19] 第4の実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0018]
 本実施形態に係る通信システムは、基地局装置(セル、スモールセル、サービングセル、コンポーネントキャリア、eNodeB、Home eNodeB、gNodeB)および端末装置(端末、移動端末、UE:User Equipment)を備える。該通信システムにおいて、下りリンクの場合、基地局装置は送信装置(送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、TRP(Tx/Rx Point))となり、端末装置は受信装置(受信点、受信端末、受信アンテナ群、受信アンテナポート群)となる。上りリンクの場合、基地局装置は受信装置となり、端末装置は送信装置となる。前記通信システムは、D2D(Device-to-Device)通信にも適用可能である。その場合、送信装置も受信装置も共に端末装置になる。
[0019]
 前記通信システムは、人間が介入する端末装置と基地局装置間のデータ通信に限定されるものではなく、MTC(Machine Type Communication)、M2M通信(Machine-to-Machine Communication)、IoT(Internet of Things)用通信、NB-IoT(Narrow Band-IoT)等(以下、MTCと呼ぶ)の人間の介入を必要としないデータ通信の形態にも、適用することができる。この場合、端末装置がMTC端末となる。前記通信システムは、上りリンク及び下りリンクにおいて、CP-OFDM(Cyclic Prefix - Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等のマルチキャリア伝送方式を用いることができる。前記通信システムは、上りリンクにおいて、DFTS-OFDM(Discrete Fourier Transform Spread - Orthogonal Frequency Division Multiplexing、SC-FDMAとも称される)等の伝送方式を用いてもよい。なお、以下では、上りリンク及び下りリンクにおいて、OFDM伝送方式を用いた場合で説明するが、これに限らず、他の伝送方式を適用することができる。
[0020]
 本実施形態における基地局装置及び端末装置は、無線事業者がサービスを提供する国や地域から使用許可(免許)が得られた、いわゆるライセンスバンド(licensed band)と呼ばれる周波数バンド、及び/又は、国や地域からの使用許可(免許)を必要としない、いわゆるアンライセンスバンド(unlicensed band)と呼ばれる周波数バンドで通信することができる。
[0021]
 本実施形態において、“X/Y”は、“XまたはY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“XおよびY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“Xおよび/またはY”の意味を含む。
(第1の実施形態)
 図1は、本実施形態に係る通信システム1の構成例を示す図である。本実施形態における通信システム1は、基地局装置10、端末装置20を備える。カバレッジ10aは、基地局装置10が端末装置20と接続可能な範囲(通信エリア)である(セルとも呼ぶ)。なお、基地局装置10は、カバレッジ10aにおいて、複数の端末装置20を収容することができる。前記通信システム1は、基地局装置10及び端末装置20が、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAM、256QAM、または1024QAMの変調方式を用いて、データ変調及び復調することができるシステムである。
[0022]
 図1において、上りリンク無線通信r30は、以下の上りリンク物理チャネルを含む。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)
・物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)
・物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)
 PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。上りリンク制御情報は、下りリンクデータ(Downlink transport block, Medium Access Control Protocol Data Unit: MAC PDU, Downlink-Shared Channel: DL-SCH, Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)に対する肯定応答(positive acknowledgement: ACK)/否定応答(Negative acknowledgement: NACK)を含む。ACK/NACKは、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)、HARQフィードバック、HARQ応答、または、HARQ制御情報、送達確認を示す信号とも称される。
[0023]
 上りリンク制御情報は、初期送信のためのPUSCH(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)リソースを要求するために用いられるスケジューリングリクエスト(Scheduling Request: SR)を含む。スケジューリングリクエストは、正のスケジューリングリクエスト(positive scheduling request)、または、負のスケジューリングリクエスト(negative scheduling request)を含む。正のスケジューリングリクエストは、初期送信のためのUL-SCHリソースを要求することを示す。負のスケジューリングリクエストは、初期送信のためのUL-SCHリソースを要求しないことを示す。
[0024]
 上りリンク制御情報は、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information:CSI)を含む。前記下りリンクのチャネル状態情報は、好適な空間多重数(レイヤ数)を示すランク指標(Rank Indicator: RI)、好適なプレコーダを示すプレコーディング行列指標(Precoding Matrix Indicator: PMI)、好適な伝送レートを指定するチャネル品質指標(Channel Quality Indicator: CQI)などを含む。前記PMIは、端末装置によって決定されるコードブックを示す。該コードブックは、物理下りリンク共有チャネルのプレコーディングに関連する。前記CQIは、所定の帯域における好適な変調方式(例えば、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMなど)、符号化率(coding rate)、および周波数利用効率を指し示すインデックス(CQIインデックス)を用いることができる。端末装置は、PDSCHのトランスポートブロックが所定のブロック誤り確率(例えば、誤り率0.1)を超えずに受信可能であろうCQIインデックスをCQIテーブルから選択する。
[0025]
 図2は、本実施形態に係るCQIテーブルの一例を示す図である。CQIインデックスは、変調方式、符号化率および周波数利用効率と関連付けられる。図2のCQIテーブル(64QAMモードCQIテーブル)において、CQIインデックスは、変調方式として、QPSK、16QAM、または64QAMを指し示す。図3は、本実施形態に係るCQIテーブルの別例を示す図である。図3のCQIテーブル(256QAMモードCQIテーブル)において、CQIインデックスは、変調方式として、QPSK、16QAM、64QAM、または256QAMを指し示す。図4は、本実施形態に係るCQIテーブルの別例を示す図である。図4のCQIテーブル(1024QAMモードCQIテーブル)において、CQIインデックスは、変調方式として、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、または1024QAMを指し示す。図2から図4のCQIテーブルは、通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)において共有される。図2のCQIテーブルは、リファレンステーブルとすることができる。この場合、基地局装置10が図3または図4のCQIテーブルを選択しないとき、端末装置20よってレポートされるCQIインデックスの解釈は、図2のCQIテーブルに基づく。基地局装置が図3のCQIテーブルを選択した場合、端末装置20によってレポートされるCQIインデックスの解釈は、図3のCQIテーブルに基づく。基地局装置が図4のCQIテーブルを選択した場合、端末装置20によってレポートされるCQIインデックスの解釈は、図4のCQIテーブルに基づく。
[0026]
 前記下りリンクのチャネル状態情報は、定期的/非定期的に送信することができる。定期的なチャネル状態情報(Periodic CSI)は、前記上りリンク制御チャネルで送信される。定期的なチャネル状態情報の送信間隔は、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層において、PDSCHのRRCシグナリングによって設定される。非定期的なチャネル状態情報(Aperiodic CSI)は、後述する物理上りリンク共有チャネルで送信される。非定期的なチャネル状態情報の要求は、後述する下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)によって通知される。
[0027]
 PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink Transport Block、Uplink-Shared Channel:UL-SCH)を送信するために用いられる物理チャネルである。PUSCHは、前記上りリンクデータと共に、下りリンクデータに対するHARQ-ACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられてもよい。PUSCHは、チャネル状態情報のみを送信するために用いられてもよい。PUSCHはHARQ-ACKおよびチャネル状態情報のみを送信するために用いられてもよい。
[0028]
 PUSCHは、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)シグナリングを送信するために用いられる。RRCシグナリングは、RRCメッセージ/RRC層の情報/RRC層の信号/RRC層のパラメータ/RRC情報要素とも称される。RRCシグナリングは、無線リソース制御層において処理される情報/信号である。基地局装置から送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置に対して共通のシグナリングであってもよい。基地局装置から送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置に対して専用のシグナリング(dedicated signalingとも称する)であってもよい。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置に対して専用のシグナリングを用いて送信される。RRCメッセージは、端末装置のUE Capabilityを含めることができる。UE Capabilityは、該端末装置がサポートする機能を示す情報である。
[0029]
 PUSCHは、MAC CE(Medium Access Control Element)を送信するために用いられる。MAC CEは、媒体アクセス制御層(Medium Access Control layer)において処理(送信)される情報/信号である。例えば、パワーヘッドルームは、MAC CEに含まれ、物理上りリンク共有チャネルを経由して報告されてもよい。すなわち、MAC CEのフィールドが、パワーヘッドルームのレベルを示すために用いられる。上りリンクデータは、RRCメッセージ、MAC CEを含むことができる。RRCシグナリング、および/または、MAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。RRCシグナリング、および/または、MAC CEは、トランスポートブロックに含まれる。
[0030]
 PRACHは、ランダムアクセスに用いるプリアンブルを送信するために用いられる。PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、およびPUSCH(UL-SCH)リソースの要求を示すために用いられる。
[0031]
 上りリンクの無線通信では、上りリンク物理信号として上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。上りリンク参照信号には、復調用参照信号(Demodulation Reference Signal: DMRS)、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal: SRS)が含まれる。DMRSは、物理上りリンク共有チャネル/物理上りリンク制御チャネルの送信に関連する。例えば、基地局装置10は、物理上りリンク共有チャネル/物理上りリンク制御チャネルを復調するとき、伝搬路推定/伝搬路補正を行うために復調用参照信号を使用する。
[0032]
 SRSは、物理上りリンク共有チャネル/物理上りリンク制御チャネルの送信に関連しない。基地局装置10は、上りリンクのチャネル状態を測定(CSI Measurement)するためにSRSを使用する。
[0033]
 図1において、下りリンクr31の無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・物理報知チャネル(PBCH)
・物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH)
・物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH)
・物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)
・拡張物理下りリンク制御チャネル(EPDCCH)
・物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)
・物理マルチキャストチャネル(PMCH)
 PBCHは、端末装置で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。MIBはシステム情報の1つである。例えば、PBCHは、下りリンク送信帯域幅設定、PHICH設定、システムフレーム番号(SFN:System Frame number)を含む。
[0034]
 PCFICHは、PDCCHの送信のための領域(コントロール領域)を指示する情報(PDCCHの送信のためのOFDMシンボル数)を送信するために用いられる。基地局装置及び端末装置は、該コントロール領域を指示する情報によって、PDSCHがマッピングされる領域のスタートポイントを把握することができる。
[0035]
 PHICHは、基地局装置が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)を示すHARQインジケータ(HARQフィードバック、応答情報)を送信するために用いられる。
[0036]
 PDCCH及びEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。本実施形態において、便宜的に「PDCCH」は「EPDCCH」を含むとする。下りリンク制御情報は、用途に基づいた複数のフォーマット(DCIフォーマットとも称する)が定義される。各フォーマットは、用途に応じて使われる。下りリンク制御情報は、下りリンクデータ送信のための制御情報と上りリンクデータ送信のための制御情報を含む。下りリンクデータ送信のためのDCIフォーマットは、下りリンクアサインメント(または、下りリンクグラント)とも称する。上りリンクデータ送信のためのDCIフォーマットは、上りリンクグラント(または、上りリンクアサインメント)とも称する。
[0037]
 下りリンクアサインメントは、PDSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクアサインメントには、PDSCHのためのリソースブロック割り当て、PDSCHに対するMCS(Modulation and Coding Scheme)、HARQ情報(初期送信または再送信を指示するNDI(NEW Data Indicator)、下りリンクにおけるHARQプロセス番号を示す情報など)などの下りリンク制御情報が含まれる。下りリンクアサインメントは、物理上りリンクチャネル(例えば、物理上りリンク制御チャネル、物理上りリンク共有チャネル)に対する送信電力制御(TPC:Transmission Power Control)コマンドを含めてもよい。
[0038]
 PDSCHに対するMCSは、該PDSCHの変調オーダーおよびTBS(Transport Block Size: TBS)インデックスと対応づけられたインデックス(MCSインデックス)を用いて指示されうる。変調オーダーは、変調方式と対応づけられる。変調オーダー「2」、「4」、「6」、「8」、「10」は各々、「QPSK」、「16QAM」、「64QAM」、「256QAM」、「1024QAM」を示す。TBSインデックスは、前記PDCCHでスケジュールされたPDSCHのトランスポートブロックサイズを特定するために使用されるインデックスである。通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)は、前記TBSインデックスと前記PDSCH送信のために割当てられたリソースブロック数によってトランスポートブロックサイズを特定できるテーブル(トランスポートブロックサイズテーブル)を共有する。
[0039]
 図5は、本実施形態に係るMCSテーブルの一例を示す図である。MCSインデックスは、変調オーダー、TBSインデックスと関連付けられる。図5のMCSテーブル(64QAMモードMCSテーブル)において、MCSインデックスは、変調オーダー「2」、「4」、または「6」を指し示す。図6は、本実施形態に係るMCSテーブルの別例を示す図である。図6のMCSテーブル(256QAMモードMCSテーブル)において、MCSインデックスは、変調オーダー「2」、「4」、「6」、または「8」を指し示す。図7は、本実施形態に係るMCSテーブルの別例を示す図である。図7のMCSインデックス(1024QAMモードMCSテーブル)は、変調オーダー「2」、「4」、「6」、「8」、または「10」を指し示す。TBSインデックスが「reserved」であるMCSインデックスは、再送時に用いることができる。図5から図7のMCSテーブルは、通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)において共有される。図5のMCSテーブルは、リファレンステーブルとすることができる。この場合、基地局装置10が図6または図7のMCSテーブル選択を設定しないとき、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつDCIに含まれるMCSインデックスの解釈は、図5のMCSテーブルに基づく。基地局装置10によって図6のMCSテーブルが選択された場合、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつ所定のDCIに含まれるMCSインデックスの解釈は、図6のMCSテーブルに基づく。基地局装置10によって図7のMCSテーブルが選択された場合、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつ所定のDCIに含まれるMCSインデックスの解釈は、図7のMCSテーブルに基づく。
[0040]
 なお、64QAMモードとは、PDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式として256QAM以上の変調オーダーが含まれない設定(構成)、またはPDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAMから構成される設定(構成)、あるいはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式として256QAM以上の変調オーダーが含まれない設定(構成)、またはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAMから構成される設定(構成)等を指す。256QAMモードとは、PDSCHを256QAMでのデータ変調することが想定されたMCSテーブル/CQIテーブル等を用いる設定を示す。256QAMモードとは、PDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式として256QAMが少なくとも含まれる設定(構成)、またはPDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAMから構成される設定(構成)、あるいはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式として256QAMが含まれる設定(構成)、またはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAMから構成される設定(構成)等を指す。1024QAMモードとは、PDSCHを1024QAMでのデータ変調することが想定されたMCSテーブル/CQIテーブル等を用いる設定を示す。1024QAMモードとは、PDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式として1024QAMが少なくとも含まれる設定(構成)、またはPDSCHに適用されるMCSテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMから構成される設定(構成)、あるいはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式として1024QAMが含まれる設定(構成)、またはCQIレポートに用いられるCQIテーブルを構成する変調方式がQPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMから構成される設定(構成)等を指す。MCSテーブル/CQIテーブルにおいて、64QAMモード/256QAMモード/1024QAMモードの変更は、上位レイヤから与えられる所定のパラメータ(RRCメッセージ)によって行なわれる(詳細は後述)。
[0041]
 上りリンクグラントは、PUSCHのスケジューリングを端末装置に通知するために用いられる。上りリンクグラントは、PUSCHを送信するためのリソースブロック割り当てに関する情報、PUSCHのMCSに関する情報、PUSCHの再送に関する情報、PUSCHに対するTPCコマンド、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)要求(CSI request)、など上りリンク制御情報を含む。
[0042]
 PDCCHは、下りリンク制御情報に巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check: CRC)を付加して生成される。PDCCHにおいて、CRCパリティビットは、所定の識別子を用いてスクランブル(排他的論理和演算、マスクとも呼ぶ)される。パリティビットは、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、SPS(Semi Persistent Scheduling)C-RNTI、Temporary C-RNTI、P(Paging)-RNTI、SI(System Information)-RNTI、またはRA(Random Access)-RNTIでスクランブルされる。C-RNTIおよびSPS C-RNTIは、セル内において端末装置を識別するための識別子である。Temporary C-RNTIは、コンテンションベースランダムアクセス手順(contention based random access procedure)中に、ランダムアクセスプリアンブルを送信した端末装置を識別するための識別子である。C-RNTIおよびTemporary C-RNTIは、単一のサブフレームにおけるPDSCH送信またはPUSCH送信を制御するために用いられる。SPS C-RNTIは、PDSCHまたはPUSCHのリソースを周期的に割り当てるために用いられる。P-RNTIは、ページングメッセージ(Paging Channel: PCH)を送信するために用いられる。SI-RNTIは、SIBを送信するために用いられる、RA-RNTIは、ランダムアクセスレスポンス(ランダムアクセスプロシジャーにおけるメッセージ2)を送信するために用いられる。
[0043]
 PDSCHは、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、DL-SCH)を送信するために用いられる。PDSCHは、システムインフォメーションメッセージ(System Information Block: SIBとも称する。)を送信するために用いられる。SIBの一部又は全部は、RRCメッセージに含めることができる。
[0044]
 PDSCHは、RRCシグナリングを送信するために用いられる。基地局装置から送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置に対して共通(セル固有)であってもよい。すなわち、そのセル内のユーザ装置共通な情報は、セル固有のRRCシグナリングを使用して送信される。基地局装置から送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置に対して専用のメッセージ(dedicated signalingとも称する)であってもよい。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置に対して専用のメッセージを使用して送信される。
[0045]
 PDSCHは、MAC CEを送信するために用いられる。RRCシグナリングおよび/またはMAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
[0046]
 図1の下りリンクの無線通信では、下りリンク物理信号として同期信号(Synchronization signal: SS)、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。
[0047]
 同期信号は、端末装置が、下りリンクの周波数領域および時間領域の同期を取るために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンク物理チャネルの伝搬路推定/伝搬路補正を行なうために用いられる。例えば、下りリンク参照信号は、PBCH、PCSCH、PDCCHを復調するために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンクのチャネル状態の測定(CSI measurement)するために用いることもできる。下りリンク参照信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)、PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal)、EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)、NZP CSI-RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)、ZP CSI-RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)などがある。端末装置20は、各種チャネルを復調とCSI measurementを共通の参照信号(例えば、CRS)を用いて行ってもよい。各種チャネルを復調するために用いられる参照信号とCSI measurementのために用いられる参照信号は異なってもよい。
[0048]
 下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。また、下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。また、下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
[0049]
 BCH、MCH、UL-SCHおよびDL-SCHは、トランスポートチャネルである。MAC層で用いられるチャネルを、トランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(TB:Transport Block)、または、MAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliverする)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理などが行なわれる。
[0050]
 図8は、本実施形態に係る通信システム1の無線フレーム構成の一例を示す図である。1つの無線フレームは、複数のサブフレームから構成される。図2は、1つの無線フレームが10個のサブフレームから構成されている。1つのサブフレームは、複数のOFDMシンボルで構成される。図2は、1つのサブフレームが14個のOFDMシンボルから構成されている。通信システム1は、サブフレームを、基地局装置10が物理チャネル(例えば、PDSCH、PUSCHなど)のスケジューリング(無線リソースへのマッピング)を指示する単位とすることができる。1つのサブフレームは複数のスロットから構成される。図2は、1つのサブフレームが2つのスロットから構成されている。すなわち、1つのスロットは、7つのOFDMシンボルから構成される。通信システム1は、スロットを、基地局装置10が物理チャネルのスケジューリングを指示する単位としてもよい。なお、DFT-s-OFDMを用いて通信を行う場合、前記OFDMシンボルは、SC-FDMA(Single Carrier - Frequency Division Multiple Access)シンボルとなる。
[0051]
 図9は、本実施形態に係る基地局装置10の構成の概略ブロック図である。基地局装置10は、上位層処理部(上位層処理ステップ)102、制御部(制御ステップ)104、送信部(送信ステップ)106、送信アンテナ108、受信アンテナ110、受信部(受信ステップ)112を含んで構成される。送信部106は、上位層処理部102から入力される論理チャネルに応じて、下りリンクの送信信号(物理下りリンクチャネル)を生成する。送信部106は、符号化部(符号化ステップ)1060、変調部(変調ステップ)1062、下りリンク制御信号生成部(下りリンク制御信号生成ステップ)1064、下りリンク参照信号生成部(下りリンク参照信号生成ステップ)1066、多重部(多重ステップ)1068、および無線送信部(無線送信ステップ)1070を含んで構成される。受信部112は、物理上りリンクチャネルを検出し(復調、復号など)、その内容を上位層処理部102に入力する。受信部112は、無線受信部(無線受信ステップ)1120、伝搬路推定部(伝搬路推定ステップ)1122、多重分離部(多重分離ステップ)1124、等化部(等化ステップ)1126、復調部(復調ステップ)1128、復号部(復号ステップ)1130を含んで構成される。
[0052]
 上位層処理部102は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層などの物理層より上位層の処理を行なう。上位層処理部102は、送信部106および受信部112の制御を行なうために必要な情報を生成し、制御部104に出力する。上位層処理部102は、下りリンクデータ(DL-SCHなど)、システム情報(MIB, SIB)、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Request)インジケータ(HARQインジケータ)などを送信部106に出力する。
[0053]
 上位層処理部102は、ブロードキャストするシステム情報(MIB、又はSIBの一部)を生成、又は上位ノードから取得する。上位層処理部102は、BCH/DL-SCHとして、前記ブロードキャストするシステム情報を送信部106に出力する。前記MIBは、送信部106において、PBCHに配置される。前記SIBは、送信部106において、PDSCHに配置される。
[0054]
 上位層処理部102は、各端末装置のための各種RNTIを設定する。前記RNTIは、PDCCH、PDSCHなどの暗号化(スクランブリング)に用いられる。上位層処理部102は、前記識別子に関する設定情報を、制御部104/送信部106/受信部112に出力する。
[0055]
 上位層処理部102は、PDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック、DL-SCH)、端末装置固有のシステムインフォメーション(System Information Block: SIB)、RRCメッセージ、MAC CEなどを生成、又は上位ノードから取得し、送信部106に出力する。上位層処理部102は、端末装置20の各種設定情報の管理をする。なお、無線リソース制御の機能の一部は、MACレイヤや物理レイヤで行われてもよい。
[0056]
 RRCメッセージは、CQIレポート(CSIレポートとも称する)の設定情報を含む。CQIレポートの設定情報は、256QAMモードのためのCQIレポート設定(256QAMモードCQIレポート設定)と1024QAMモードのためのCQIレポート設定(1024QAMモードCQIレポート設定)のパラメータを含む。256QAMモードCQIレポート設定は、64QAMモードCQIテーブル(図3のCQIテーブル)と256QAMモードCQIテーブル(図4のCQIテーブル)を用いてCQIレポートを行う設定である。1024QAMモードCQIレポート設定は、64QAMモードCQIテーブル(図3のCQIテーブル)と1024QAMモードCQIテーブル(図5のCQIテーブル)を用いてCQIレポートを行う設定である。
[0057]
 本実施形態において、256QAMモードCQIレポート設定および1024QAMモードCQIレポート設定は各々、「CSI測定サブフレームセット」と「CQIテーブル選択」の2つのパラメータをもつ。「CSI測定サブフレームセット」は、同一のCQIテーブルを用いてCSI測定を行うサブフレーム群を示す情報である。「CSI測定サブフレームセット」は、サブフレームに対応するビットマップによって、2つのサブフレームセットを示す。例えば、10ビットから成る「CSI測定サブフレームセット」が(1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0)と設定された場合、各ビットは、左のビットから順に、サブフレーム#0、#1、・・・#9に一致する。この場合、「CSI測定サブフレームセット」は、「0」に一致するサブフレーム#1、#3、#5、#7、#9からなる「第1のCSIサブフレームセット」と、「1」に一致するサブフレーム#0、#2、#4、#6、#8からなる「第2のCSIサブフレームセット」を示す。なお、「CSI測定サブフレームセット」は、スロット単位でグループを作ることができる。この場合、「CSI測定サブフレームセット」は20ビットのビットマップで構成され、各ビットはスロット番号と一致する。
[0058]
 256QAMモードCQIレポート設定情報内の「CQIテーブル選択」パラメータは、256QAMモードCQIテーブルの適用するサブフレームを示す設定情報である。上位層処理部102は、「CQIテーブル選択」に、「全サブフレーム」、前記「第1のCSIサブフレームセット」、または前記「第2のCSIサブフレームセット」を設定する。「全サブフレーム」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、全サブフレームに対するCQIレポートにおいて、256QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。前記「第1のCSI測定サブフレームセット」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、第1のCSIサブフレームセットに含まれるサブフレームに対するCQIレポートにおいて、256QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。この場合、さらに、「CQIテーブル選択」は、第1のCSIサブフレームセットに含まれないサブフレーム(#0、#2、#4、#6、#8)に対するCQIレポートにおいて、64QAMモードCQIテーブル(言い換えると、リファレンスCQIテーブル)を適用することを示す。一方、前記「第2のCSIサブフレームセット」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、「第2のCSIサブフレームセット」に含まれるサブフレームに対するCQIレポートにおいて、256QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。この場合、さらに、「CQIテーブル選択」は、第2のCSIサブフレームセットに含まれないサブフレーム(#1、#3、#5、#7、#9)に対するCQIレポートにおいて、64QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。
[0059]
 同様に、1024QAMモードCQIレポート設定は、「CSI測定サブフレームセット」と「CQIテーブル選択」の2つのパラメータを含む。該「CSI測定サブフレームセット」は、上記と同様に、サブフレームに対応するビットマップによって、2つのサブフレームセットを示す。1024QAMモードCQIレポート設定情報内の「CQIテーブル選択」は、1024QAMモードCQIテーブルの適用するサブフレームを示す設定情報である。上位層処理部102は、「CQIテーブル選択」に、「全サブフレーム」、「第1のCSIサブフレームセット」、または「第2のCSIサブフレームセット」を設定する。「全サブフレーム」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、全サブフレームに対するCQIレポートにおいて、1024QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。前記「第1のCSIサブフレームセット」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、第1のCSIサブフレームセットに含まれるサブフレームに対するCQIレポートにおいて、1024QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。この場合、さらに、「CQIテーブル選択」は、第1のCSIサブフレームセットに含まれないサブフレーム(#0、#2、#4、#6、#8)に対するCQIレポートにおいて、64QAMモードCQIテーブル(言い換えると、リファレンスCQIテーブル)を適用することを示す。一方、前記「第2のCSIサブフレームセット」が設定された場合、「CQIテーブル選択」は、第2のCSIサブフレームセットに含まれるサブフレームに対するCQIレポートにおいて、1024QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。この場合、さらに、「CQIテーブル選択」は、第2のCSIサブフレームセットに含まれないサブフレーム(#1、#3、#5、#7、#9)に対するCQIレポートにおいて、64QAMモードCQIテーブルを適用することを示す。
[0060]
 図10は、本実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。図10において、64QAMモードCQI(S10-1)は、64QAMモードCQIテーブルのみを用いてCQIレポートする状態(またはリファレンステーブルを適用してCQIレポートする状態)を示す。256QAMモードCQI(S20-1)は、64QAMモードCQIテーブル/256QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態(またはリファレンステーブルを適用してCQIレポートする状態)を示す。1024QAMモードCQI(S30-1)は、64QAMモードCQIテーブル/1024QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態(またはリファレンステーブルを適用してCQIレポートする状態)を示す。本実施形態に係る通信システムは、64QAMモードCQIと256QAMモードCQI間の状態遷移(T12-1、T21-1)及び64QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移(T13-1、T31-1)に制限される(256QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移は禁止される)。
[0061]
 状態遷移T12-1は、「CQIテーブル選択」をセット(set)することを示す256QAMモードCQIレポート設定によって行われる。状態遷移T21-1は、「CQIテーブル選択」をリリース(release)することを示す256QAMモードCQIレポート設定によって行われる。状態遷移T13-1は、「CQIテーブル選択」をセットすることを示す1024QAMモードCQIレポート設定によって行われる。状態遷移T21-1は、「CQIテーブル選択」をリリースすることを示す1024QAMモードCQIレポート設定によって行われる。したがって、256QAMモードCQI(S20-1)から1024QAMモードCQI(S30-1)への状態遷移は、「CQIテーブル選択」をリリースすることを示す256QAMモードCQIレポート設定、および「CQIテーブル選択」をセットすることを示す1024QAMモードCQIレポート設定を含むCQIレポート設定情報を送信することで行われる。「CQIテーブル選択」をセットすること」は、「全サブフレーム」、「第1のCSIサブフレームセット」または「第2のCSIサブフレームセット」のいずれかを「CQIテーブル選択」に設定することで示される。
[0062]
 通信システム1は、CQIレポートの設定情報において、256QAMモードCQIレポート設定および1024QAMモードCQIレポート設定の両方がセットされることを排除しない。両方がセットされた場合、1024QAMモードCQIレポート設定内容が優先される。優先方法として、全サブフレームにおいて、1024QAMモードCQIレポート設定が優先される。ま別の優先方法として、1024QAMモードCQIテーブルの適用と256QAMモードCQIテーブルの適用が重複(衝突)するサブフレームのみ、1024QAMモードCQIテーブルを適用するようにしてもよい。この場合、256QAMモードCQIテーブルの適用が設定されたサブフレーム、かつ1024QAMモードCQIテーブル不適用が設定されたサブフレームは、256QAMモードCQIテーブルが適用される。
[0063]
 上位層処理部102は、端末装置がサポートする機能(UE capability)等、端末装置に関する情報を端末装置20(受信部112を介して)から受信する。端末装置20は、自身の機能を基地局装置10に上位層の信号(RRCシグナリング)で送信する。端末装置に関する情報は、その端末装置が所定の機能をサポートするかどうかを示す情報、または、その端末装置が所定の機能に対する導入およびテストの完了を示す情報を含む。所定の機能をサポートするかどうかは、所定の機能に対する導入およびテストを完了しているかどうかを含む。
[0064]
 端末装置が所定の機能をサポートする場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信する。端末装置が所定の機能をサポートしない場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信しないようにしてよい。すなわち、その所定の機能をサポートするかどうかは、その所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信するかどうかによって通知される。なお、所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)は、1または0の1ビットを用いて通知してもよい。
[0065]
 UE capabilityは、端末装置20が前記256QAMモードCQIレポート設定/1024QAMモードCQIレポート設定をサポートしているかを示す情報を含む。上位層処理部102/制御部104は、UE capabilityに基づいて、256QAMモードCQIレポート設定/1024QAMモードCQIレポート設定を行う。
[0066]
 上位層処理部102は、受信部112を介して、PDSCHに含まれるCSIレポート(Aperiodic CSI)を端末装置20から受信する。上位層処理部102は、前記CSIレポートに含まれる前記CQIインデックスを制御部104に入力する。
[0067]
 上位層処理部102は、受信部112から復号後の上りリンクデータ(CRCも含む)からDL-SCHを取得する。上位層処理部102は、端末装置が送信した前記上りリンクデータに対して誤り検出を行う。例えば、該誤り検出はMAC層で行われる。上位層処理部102は、誤り検出結果に基づいて、HARQインジケータ(ACK/NACKを示すビット系列)を生成する。上りリンクデータに対するHARQインジケータは、トランスポートブロック毎に出力される。上位層処理部102は、HARQインジケータを送信部106に出力する。例えば、ACK「1」、NACK「0」の各1ビットが出力される。HARQインジケータは、PHICH/PDCCHの生成に用いられる。
[0068]
 制御部104は、上位層処理部102/受信部112から入力された各種設定情報に基づいて、送信部106および受信部112の制御を行なう。制御部104は、上位層処理部102/受信部112から入力された設定情報に基づいて、下りリンク制御情報(DCI)を生成し、送信部106に出力する。制御部104は、上位層処理部102/受信部112から入力されたCSIレポート(Aperiodic CQI/Periodic CQI)を考慮して、PDSCHに施すMCSを決定する。なお、制御部104の一部の機能は、上位層処理部102に含めることができる。
[0069]
 図11は、本実施形態に係るMCSの設定フロー例を示す図である。制御部104は、図2~図4のCQIテーブル及び図5~図7のMCSテーブルを保持する。P-RNTI、RA-RNTI、SI-RNTIを除くRNTIでスクランブルされるCRCをもつDCIが用いられる場合、制御部104は図11の手順によって、PDSCHの変調方式を決定する。制御部104は、前記CSIレポートに含まれるCQIインデックスを取得する(S101)。該CQIインデックスは、端末装置20にとって好適な変調方式および符号化率を示している。制御部104は、PDSCHのトランスポートブロックサイズおよびPDSCH送信に用いられる帯域幅(リソースブロック数)に加え、該CQIインデックスの内容を考慮して、PDSCHに用いる変調オーダーを決定する。
[0070]
 上位層処理部102が1024QAMモードCQIテーブルの選択を設定している場合において、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S102のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、1024QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S103)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S104)。
[0071]
 ステップS102でNOの場合、上位層処理部102が256QAMモードCQIテーブルの選択を設定しているか、を判断する(S105)。上位層処理部102が256QAMモードの「CQIテーブル選択」を設定している場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S105のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、1024QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S106)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S107)。
[0072]
 ステップS105でNOの場合(すなわち、S102およびS105の条件を充たさない場合)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、64QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S108)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S109)。ここで、S102およびS105における所定のDCIフォーマットは、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつDCIフォーマット1/1B/1D/2/2A/2B/2C/2Dである。これらのDCIフォーマットは、CSS(セル共通サーチスペース)に加え、USS(ユーザ固有のサーチスペース)用いてPDCCH送信できるフォーマットである。以上のように、PDSCHのために選択できる変調方式の異なる3種類のMCSテーブル/CSIテーブルを用いることで、伝搬路状況やアプリケーションに応じて、PDSCHのために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
[0073]
 なお、制御部104はS102およびS105における所定のDCIフォーマットにおいて、「C-RNTI」を「SPS C-RNTI」と読み替えることもできる。これにより、Semi-Persistent schedulingを用いて実現されるアプリケーションに応じて、PDSCHのために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
[0074]
 送信部106は、上位層処理部102/制御部104から入力された信号に従って、PBCH、PHICH、PDCCH、PDSCHおよび下りリンク参照信号などを生成する。符号化部1060は、上位層処理部102から入力されたBCH、DL-SCH、HARQインジケータなどを、予め定められた/上位層処理部102が決定した符号化方式を用いて、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化などの符号化(リピティションを含む)を行なう。符号化部1060は、制御部104から入力された符号化率に基づいて、符号化ビットをパンクチャリングする。変調部1062は、符号化部1060から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等の予め定められた/制御部104から入力された変調方式(変調オーダー)でデータ変調する。
[0075]
 下りリンク制御信号生成部1064は、制御部104から入力されたDCIに対してCRCを付加する。下りリンク制御信号生成部1064は、前記CRCに対して、RNTIを用いて暗号化(スクランブリング)を行う。さらに、下りリンク制御信号生成部1064は、前記CRCが付加されたDCIに対してQPSK変調を行い、PDCCHを生成する。下りリンク参照信号生成部1066は、端末装置が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。前記既知の系列は、基地局装置10を識別するための物理セル識別子などの基に予め定められた規則で求まる。
[0076]
 多重部1068は、PDCCH/下りリンク参照信号/変調部1062から入力される各チャネルの変調シンボルを多重する。つまり、多重部1068は、PDCCH/下りリンク参照信号を/各チャネルの変調シンボルをリソースエレメントにマッピングする。マッピングするリソースエレメントは、前記制御部104から入力される下りリンクスケジューリングによって制御される。リソースエレメントは、1つのOFDMシンボルと1つのサブキャリアからなる物理リソースの最小単位である。なお、MIMO伝送を行う場合、送信部106は符号化部1060および変調部1062をレイヤ数具備する。この場合、上位層処理部102は、各レイヤのトランスポートブロック毎にMCSを設定する。
[0077]
 無線送信部1070は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)してOFDMシンボルを生成する。無線送信部1070は、前記OFDMシンボルにサイクリックプレフィックス(cyclic prefix: CP)を付加してベースバンドのディジタル信号を生成する。さらに、無線送信部1070は、前記ディジタル信号をアナログ信号に変換し、フィルタリングにより余分な周波数成分を除去し、搬送周波数にアップコンバートし、電力増幅し、送信アンテナ108に出力して送信する。
[0078]
 受信部112は、制御部104の指示に従って、受信アンテナ110を介して端末装置20からの受信信号を検出(分離、復調、復号)し、復号したデータを上位層処理部102/制御部104に入力する。無線受信部1120は、受信アンテナ110を介して受信された上りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1120は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去する。無線受信部1120は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。前記周波数領域の信号は、多重分離部1124に出力される。
[0079]
 多重分離部1124は、制御部104から入力される上りリンクのスケジューリングの情報(上りリンクデータチャネル割当て情報など)に基づいて、無線受信部1120から入力された信号をPUSCH、PUCCH及上りリンク参照信号などの信号に分離する。前記分離された上りリンク参照信号は、伝搬路推定部1122に入力される。前記分離されたPUSCH、PUCCHは、等化部1126に出力する。
[0080]
 伝搬路推定部1122は、上りリンク参照信号を用いて、周波数応答(または遅延プロファイル)を推定する。復調用に伝搬路推定された周波数応答結果は、等化部1126へ入力される。伝搬路推定部1122は、上りリンク参照信号を用いて、上りリンクのチャネル状況の測定(RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)の測定)を行う。上りリンクのチャネル状況の測定は、PUSCHのためのMCSの決定などに用いられる。
[0081]
 等化部1126は、伝搬路推定部1122より入力された周波数応答より伝搬路での影響を補償する処理を行う。補償の方法としては、MMSE重みやMRC重みを乗算する方法や、MLDを適用する方法等、既存のいかなる伝搬路補償を適用することができる。復調部1128は、予め決められている/制御部104から指示される変調方式の情報に基づき、復調処理を行う。なお、下りリンクにおいてDFT-s-OFDMが用いられる場合、復調部1128は、等化部1126の出力信号に対してIDFT処理を行った結果に対して、復調処理を行う。
[0082]
 復号部1130は、予め決められている符号化率/制御部104から指示される符号化率の情報に基づいて、前記復調部の出力信号に対して復号処理を行う。復号部1130は、復号後のデータ(UL-SCHなど)を上位層処理部102に入力する。
[0083]
 図12は、本実施形態における端末装置20の構成を示す概略ブロック図である。端末装置20は、上位層処理部(上位層処理ステップ)202、制御部(制御ステップ)204、送信部(送信ステップ)206、送信アンテナ208、受信アンテナ210および受信部(受信ステップ)212を含んで構成される。
[0084]
 上位層処理部202は、媒体アクセス制御(MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)層、無線リンク制御(RLC)層、無線リソース制御(RRC)層の処理を行なう。上位層処理部202は、自端末装置の各種設定情報の管理をする。上位層処理部202は、自端末装置がサポートしている端末装置の機能を示す情報(UE Capability)を、送信部206を介して、基地局装置10へ通知する。上位層処理部202は、UE CapabilityをRRCシグナリングで通知する。例えば、UE Capabilityは、256QAMモードCQIレポート設定/1024QAMモードCQIレポート設定をサポートしているかを示す情報を含む。
[0085]
 上位層処理部202は、下りリンクの伝搬路状況(チャネル状況)の測定結果(CSI測定結果)を受信部212から取得する。
[0086]
 上位層処理部202は、基地局装置10が送信したRRCメッセージを受信部212から取得する。RRCメッセージは、CQIレポートの設定情報を含む。該CQIレポートの設定情報は、256QAMモードCQIレポート設定と1024QAMモードCQIレポート設定を含む。上位層処理部202は、前記CSI測定結果に加え、該CQIレポートの設定情報に含まれる「CSI測定サブフレームセット」と「CQIテーブル選択」パラメータに基づいて、PDSCHのトランスポートブロックが所定のブロック誤り確率(例えば、誤り率0.1)を超えずに受信可能であろうCQIインデックスをCQIテーブルから選択する。上位層処理部202は、該CQIインデックスを含むCQIレポートを生成する(Aperiodic CQI)。
[0087]
 前記CQIレポート設定情報は、CQIレポート(Periodic CQI)の周期性に関する設定情報(CQIのレポート区間など)を含む。該周期性に関する設定情報は、前記CQIインデックスとともに、制御部204に入力される。Periodic CQIに含まれるCQIインデックスは、UCIに含まれる。上位層処理部202は、前記「CSI測定サブフレームセット」と前記「CQIテーブル選択」を制御部204に入力する。
[0088]
 図13は、本実施形態に係るCQIインデックスの設定フロー例を示す図である。上位層処理部202は、図2~図4のCQIテーブル及び図5~図7のMCSテーブルを保持する。上位層処理部202は、1024QAMモードの「CQIテーブル選択」がセットされている場合(S201)、該「CQIテーブル選択」によって指示されたサブフレームに対して、1024QAMモードCQIテーブルを適用する(S202)。この場合、上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「全フレーム」を設定したとき、全サブフレームに対して、1024QAMモードCQIテーブルを用いてCQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「第1のCSIサブフレームセット」を設定したとき、該「第1のCSIサブフレームセット」で示されたサブフレームに対して、1024QAMモードCQIテーブルを用いて、CQIインデックスを算出する。一方、該「第1のCSIサブフレームセット」で示されないサブフレームに対して、64QAMモードCQIテーブルを用いて、CQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「第2のCSIサブフレームセット」を設定したときも同様に、CQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、前記CQIインデックスをPUSCH/PDSCHを用いて基地局装置10に送信する(S203)。
[0089]
 上位層処理部202は、S201でNOの場合、256QAMモードの「CQIテーブル選択」がセットされているか判断する(S204)。「CQIテーブル選択」がセットされている場合、該「CQIテーブル選択」によって指示されたサブフレームに対して、256QAMモードCQIテーブルを適用する(S205)。この場合、上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「全フレーム」を設定したとき、全サブフレームに対して、256QAMモードCQIテーブルを用いてCQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「第1のCSIサブフレームセット」を設定したとき、該「第1のCSIサブフレームセット」で示されたサブフレームに対して、256QAMモードCQIテーブルを用いて、CQIインデックスを算出する。一方、該「第1のCSIサブフレームセット」で示されないサブフレームに対して、64QAMモードCQIテーブルを用いて、CQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、「CQIテーブル選択」が「第2のCSIサブフレームセット」を設定したときも同様に、CQIインデックスを算出する。上位層処理部202は、前記CQIインデックスをPUSCH/PDSCHを用いて基地局装置10に送信する(S206)。上位層処理部202は、S204でNOの場合、全サブフレームに対して、64QAMモードCQIテーブルを適用する(S207)。
[0090]
 上位層処理部202は、DL-SCH、BCHなどの復号後のデータを受信部212から取得する。上位層処理部202は、前記DL-SCHの誤り検出結果から、HARQ-ACKを生成する。上位層処理部202は、SRを生成する。上位層処理部202は、HARQ-ACK/SR/CSI(CQIレポートを含む)を含むUCIを生成する。上位層処理部202は、前記UCIやUL-SCHを送信部206に入力する。なお、上位層処理部202の機能の一部は、制御部204に含めてもよい。
[0091]
 制御部204は、前記周期性に関する設定情報に従って、UCIで送信するCQIレポート(Aperiodic CQI)を制御する。制御部204は、受信部212を介して受信した下りリンク制御情報(DCI)を解釈する。制御部204は、上りリンク送信のためのDCIから取得したPUSCHのスケジューリング/MCSインデックス/TPC(Transmission Power Control)などに従って、送信部206を制御する。制御部204は、下りリンク送信のためのDCIから取得したPDSCHのスケジューリング/MCSインデックスなどに従って、受信部212を制御する。
[0092]
 図14は、本実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。制御部204は、図2~図4のCQIテーブル及び図5~図7のMCSテーブルを保持する。P-RNTI、RA-RNTI、SI-RNTIを除くRNTIでスクランブルされるCRCをもつDCIが用いられる場合、制御部204は図14のフローによって、PDSCHの復調に用いる変調オーダーを決定する。制御部204は、「CQIテーブル選択設定」を取得すると(S301)、1024QAMモードの「CQIテーブル選択」であるか、を判断する(S302)。1024QAMモードの「CQIテーブル選択」である場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S302のYES)、制御部204は、該PDSCHの復調に用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよび該DCIに含まれるMCSインデックスを用いる(S303)。制御部204は、1024QAMモードCQIテーブルおよび該MCSインデックスから算出した変調オーダーに従って、PDSCHの復調を制御する(S304)。
[0093]
 ステップS302でNOの場合、上位層処理部202が256QAMモードの「CQIテーブルの選択」をセットしているか、を判断する(S305)。上位層処理部202が256QAMモードの「CQIテーブル選択」をセットしている場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S305のYES)、制御部204は、該PDSCHの復調に用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよび該DCIに含まれるMCSインデックスを用いる(S306)。制御部204は、256QAMモードCQIテーブルおよび該MCSインデックスから算出した変調オーダーに従って、PDSCHの復調を制御する(S307)。
[0094]
 ステップS305でNOの場合(すなわち、S302およびS305の条件を充たさない場合)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよび該DCIに含まれるMCSインデックスを用いる(S308)。制御部204は、64QAMモードCQIテーブルおよび該MCSインデックスから算出した変調オーダーに従って、PDSCHの復調を制御する(S309)。ここで、S302およびS305における所定のDCIフォーマットは、C-RNTIによってスクランブされたCRCをもつDCIフォーマット1/1B/1D/2/2A/2B/2C/2Dである。これらのDCIフォーマットは、CSS(セル共通サーチスペース)に加え、USS(ユーザ固有のサーチスペース)用いてPDCCH送信できるフォーマットである。
[0095]
 送信部206は、符号化部(符号化ステップ)2060、変調部(変調ステップ)2062、上りリンク参照信号生成部(上りリンク参照信号生成ステップ)2064、上りリンク制御信号生成部(上りリンク制御信号生成ステップ)2066、多重部(多重ステップ)2068、無線送信部(無線送信ステップ)2070を含んで構成される。
[0096]
 符号化部2060は、制御部204の制御に従って、上位層処理部202から入力された上りリンクデータ(UL-SCH)を畳み込み符号化、ブロック符号化、ターボ符号化等の符号化を行う。
[0097]
 変調部2062は、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等の制御部204から指示された変調方式/チャネル毎に予め定められた変調方式で、符号化部2060から入力された符号化ビットを変調する(PUSCHのための変調シンボルを生成する)。なお、DFT-S-OFDMを用いる場合、変調後、DFT(Discrete Fourier Transform)処理が行われる。
[0098]
 上りリンク参照信号生成部2064は、制御部204の指示に従って、基地局装置10を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称される)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、サイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。
[0099]
 上りリンク制御信号生成部2066は、制御部204の指示に従って、UCIを符号化、BPSK/QPSK変調を行い、PUCCHのための変調シンボルを生成する。
[0100]
 多重部2068は、制御部204からの上りリンクスケジューリング情報に従って、PUSCHのための変調シンボル、PUCCHのための変調シンボル、上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する(つまり、各信号はリソースエレメントにマップされる)。
[0101]
 無線送信部2070は、多重された信号をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)して、OFDMシンボルを生成する。無線送信部2070は、前記OFDMシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成する。さらに、無線送信部2070は、前記ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、余分な周波数成分を除去し、アップコンバートにより搬送周波数に変換し、電力増幅し、送信アンテナ208を介して基地局装置10に送信する。
[0102]
 受信部212は、無線受信部(無線受信ステップ)2120、多重分離部(多重分離ステップ)2122、伝搬路推定部(伝搬路推定ステップ)2144、等化部(等化ステップ)2126、復調部(復調ステップ)2128、復号部(復号ステップ)2130を含んで構成される。
[0103]
 無線受信部2120は、受信アンテナ210を介して受信した下りリンク信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部2120は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対してFFTを行い、周波数領域の信号を抽出する。
[0104]
 多重分離部2122は、前記抽出した周波数領域の信号を下りリンク参照信号、PDCCH、PUSCH、PBCHに分離する。伝搬路推定部2124は、下りリンク参照信号(CRS、DM-RSなど)を用いて、周波数応答(または遅延プロファイル)を推定する。復調用に伝搬路推定された周波数応答結果は、等化部1126へ入力される。伝搬路推定部2124は、下りリンク参照信号(CRS、CSI-RSなど)を用いて、上りリンクのチャネル状況の測定(RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)の測定)を行う。下りリンクのチャネル状況の測定は、PUSCHのためのMCSの決定などに用いられる。下りリンクのチャネル状況の測定結果は、CQIインデックスの決定などに用いられる。
[0105]
 等化部2126は、伝搬路推定部2124より入力された周波数応答よりMMSE規範に基づく等化重みを生成する。等化部2126は、多重分離部2122からの入力信号(PUCCH、PDSCH、PBCH、PHICHなど)に該等化重みを乗算する。復調部2128は、予め決められている/制御部204から指示される変調オーダーの情報に基づき、復調処理を行う。
[0106]
 復号部2130は、予め決められている符号化率/制御部204から指示される符号化率の情報に基づいて、前記復調部2128の出力信号に対して復号処理を行う。復号部2130は、復号後のデータ(DL-SCHなど)を上位層処理部202に入力する。
[0107]
 以上のように、端末装置は、異なる変調方式から成る3種類のMCSテーブル/CSIテーブルを用いてPDSCHの復調に用いる変調オーダーを解釈することで、伝搬路状況やアプリケーションに応じて、PDSCHの復調のために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
(第2の実施形態)
 本実施形態の通信システムでは、同一のCQIテーブルを用いてCSI測定を行うサブフレーム群を示す情報を256QAMモード及び1024QAMモードで共有して用いる場合の例である。本実施形態に係る通信システム1(図1)は、基地局装置10(図9)及び端末装置20(図12)で構成される。本実施形態に係る通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)は、図2から図4のCQIテーブル及び図5から図7のMCSテーブルを共有する。以下、第1の実施形態との相違点/追加点を主に説明する。
[0108]
 本実施形態に係るCQIレポートの設定情報は、「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」の3つのパラメータを含む。該「CSI測定サブフレームセット」は、第1の実施形態にかかる「CSI測定サブフレームセット」と同様に、同一のCQIテーブルを用いてCSI測定を行うサブフレーム群を示す情報である。例えば、「CSI測定サブフレームセット」が(1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0)と設定された場合、「CSI測定サブフレームセット」は、「0」に一致するサブフレーム#1、#3、#5、#7、#9からなる「第1のCSIサブフレームセット」と、「1」に一致するサブフレーム#0、#2、#4、#6、#8からなる「第2のCSIサブフレームセット」を示す。
[0109]
 「CSIサブフレームセット選択」は、「CQIモード選択」が選択したCQIテーブルの適用するサブフレームを示す設定情報である。上位層処理部102は、「CSIサブフレームセット選択」に、「全サブフレーム」、前記「第1のCSIサブフレームセット」、または前記「第2のCSIサブフレームセット」を設定する。「CQIモード選択」は、図2から図3のCQIテーブルのうち、いずれを用いるかを示す設定情報である。例えば、「CSIサブフレームセット選択」で設定された「第1のサブフレームセット」(#0、#2、#4、#6、#8)において、256QAMモードCQIテーブル(図3)を用いてCQIレポートを行う場合、基地局装置10の上位層処理部102は、「CQIモード選択」に256QAMモードを設定する。この場合は、「CSIサブフレームセット選択」で設定されなかったサブフレーム(#1、#3、#5、#7、#9)において、64QAMモードCQIテーブル(図2)を用いてCQIレポートを行うことを示す。同様に、「CSIサブフレームセット選択」で設定されたサブフレームセットにおいて、1024QAMモードCQIテーブル(図4)を用いてCQIレポートを行う場合、基地局装置10の上位層処理部102は、「CQIモード選択」に1024QAMモードを設定する。以上のように、「CSI測定サブフレームセット」および「CSIサブフレームセット選択」を256QAMモード及び1024QAMモードで共有することで、設定情報を減らすことができる。
[0110]
 「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」は独立して設定変更をすることができる。「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」の全てを設定変更する場合、上位層処理部202は、「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」の全てを含むCQIレポート設定情報を端末装置20へ送信する。現設定に対してCSIサブフレームセットのみを変更する場合、上位層処理部202は、「CSIサブフレームセット選択」のみを含むCQIレポート設定情報を端末装置20へ送信する。これにより、既に設定されているCSIテーブルを、「CSIサブフレームセット選択」で新しく設定されたCSIサブフレームセットに適用することが示される。
[0111]
 現設定に対してCQIテーブルのみを変更する場合、上位層処理部202は、「CQIモード選択」のみを含むCQIレポート設定情報を端末装置20へ送信する。これにより、既に設定されているCSIサブフレームセットに対して、新しく設定されたCQIテーブルを適用することが示される。なお、「CSIサブフレームセット選択」が設定されていない状況において、「CQIモード選択」のみを含むCQIレポート設定情報が送信された場合は、新しく設定されたCQIテーブルが全サブフレームに対して適用されることを示す。
[0112]
 本実施形態における「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」によれば、256QAMモードCQIテーブルから1024QAMモードCQIテーブルへ状態遷移を行う場合、「CQIモード選択」のみで行うことが可能となる。さらに、256QAMモードCQIテーブルの設定と1024QAMモードCQIテーブルの設定が重複するサブフレームが発生することを回避することができる。
[0113]
 図15は、本実施形態に係るCQIインデックスの設定フロー例を示す図である。端末装置20の上位層処理部202は、RRCメッセージで受信したCQIレポート設定に、「CSI測定サブフレームセット」が含まれるかを判断する(S401)。「CSI測定サブフレームセット」が含まれる場合(S401のYES)、上位層処理部202は、該「CSI測定サブフレームセット」で示されたビットマップを書き換える(S402)。S401のNOの場合、上位層処理部202は、既に設定されている「CSI測定サブフレームセット」で示されたビットマップを保持する。次に、上位層処理部202は、RRCメッセージで受信したCQIレポート設定に、「CSIサブフレームセット選択」が含まれるかを判断する(S403)。「CSIサブフレームセット選択」が含まれる場合(S403のYES)、上位層処理部202は、該「CSIサブフレームセット選択」で示されたCSIサブフレームセットに書き換える(S404)。S403のNOの場合、上位層処理部202は、既に設定されているCSIサブフレームセットを保持する。さらに、上位層処理部202は、RRCメッセージで受信したCQIレポート設定に、「CQIモード選択」が含まれるかを判断する(S405)。「CQIモード選択」が含まれる場合(S405のYES)、上位層処理部202は、該「CQIモード選択」で示されたCSIテーブルに書き換える(S406)。S405のNOの場合、上位層処理部202は、既に設定されているCSIサブフレームセットを保持する。
[0114]
 上位層処理部202は、S401からS406後に格納されている「CSIサブフレームセット選択」及び「CQIテーブル選択」を適用する(S407)。そして、上位層処理部202は、各サブフレームのCQIテーブルの設定に従って、CQIインデックスを算出する(S408)。上位層処理部202は、前記CQIインデックスの算出結果を、CSIレポートによって基地局装置10に送信する。以上よれば、「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIモード選択」を独立して修正できる。このため、修正が必要なパラメータのみを送信することができるので、制御情報を減らすことができる。
[0115]
 図16は、本実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。図16において、64QAモードCQI(S10-2)は、64QAMモードCQIテーブルのみを用いてCQIレポートする状態(またはリファレンステーブルを適用してCQIレポートする状態)を示す。256QAMモードCQI(S20-2)は、64QAMモードCQIテーブル/256QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態を示す。1024QAMモードCQI(S30-2)は、64QAMモードCQIテーブル/1024QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態を示す。本実施形態に係る通信システムは、64QAMモードCQIと256QAMモードCQI間の状態遷移(T12-2、T21-2)、64QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移(T13-2、T31-2)に加え、256QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の直接的な状態遷移(T23-2、T32-2)を許容する。
[0116]
 状態遷移T12-2は、「CSIサブフレームセット選択」/256QAMがセット(set)された「CQIモード選択」によって行われる。状態遷移T21-2は、「CQIテーブル選択」をリリース(release)することによって行われる。状態遷移T13-2は、「CSIサブフレームセット選択」/1024QAMがセットされた「CQIモード選択」によって行われる。状態遷移T31-2は、「CQIテーブル選択」をリリースするによって行われる。状態遷移T23-2は、1024QAMがセットされた「CQIモード選択」によって行われる。状態遷移T32-2は、256QAMがセットされた「CQIモード選択」によって行われる。これにより、「CQIモード選択」のみの設定情報を送信することで、256QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移を行うことができるため、設定情報を減らすことができる。さらに、256QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移を直接的に行うことができるため、状態遷移のための工程を減らすことができ、処理時間を短縮することができる。
[0117]
 次に、本実施形態に係るMCSインデックスの設定について説明する。基地局装置10及び端末装置20は、「CQIモード選択」の設定に基づいて、MCSインデックスを選択する。図17は、本実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。基地局装置10及び端末装置20は、図2~図4のCQIテーブル及び図5~図7のMCSテーブルを保持する。P-RNTI、RA-RNTI、SI-RNTIを除くRNTIでスクランブルされるCRCをもつDCIが用いられる場合、制御部104は図10の手順によって、PDSCHの変調方式を決定する。制御部104は、前記CSIレポートに含まれるCQIインデックスを取得する(S501)。制御部104は、PDSCHのトランスポートブロックサイズおよびPDSCH送信に用いられる帯域幅(リソースブロック数)に加え、該CQIインデックスの内容を考慮して、PDSCHに用いる変調オーダーを決定する。
[0118]
 上位層処理部102が、「CQIモード選択」によって、1024QAMモードのCQIテーブルを設定している場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S502のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、1024QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S503)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S504)。
[0119]
 ステップS502でNOの場合、上位層処理部102が256QAMモードCQIテーブルの選択を設定しているか、を判断する(S505)。上位層処理部102が「CQIモード選択」によって256QAMモードCQIテーブルを設定している場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S505のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、256QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S506)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S507)。
[0120]
 ステップS505でNOの場合(すなわち、S502およびS505の条件を充たさない場合)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、64QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S508)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S509)。ここで、S502およびS505における所定のDCIフォーマットは、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつDCIフォーマット1/1B/1D/2/2A/2B/2C/2Dである。これらのDCIフォーマットは、CSS(セル共通サーチスペース)に加え、USS(ユーザ固有のサーチスペース)用いてPDCCH送信できるフォーマットである。以上のように、PDSCHのために選択できる変調方式の異なる3種類のMCSテーブル/CSIテーブルを用いることで、伝搬路状況やアプリケーションに応じて、PDSCHのために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
[0121]
 なお、端末装置20の制御部204は、図17のフロー(S502、S503、S505、S506、S508)に沿ってPDCCHのDCIに含まれるMCSインデックスを解釈し、PDSCHを復調するための変調方式を決定する。「CQIモード選択」によって、1024QAMモードのCQIテーブルを設定している場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S502のYES)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S503)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。
[0122]
 ステップS502でNOの場合、上位層処理部202が256QAMモードCQIテーブルの選択を設定しているか、を判断する(S505)。上位層処理部202が「CQIモード選択」によって256QAMモードCQIテーブルを設定している場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S505のYES)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S506)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。ステップS505でNOの場合(すなわち、S502およびS505の条件を充たさない場合)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S508)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。
(第3の実施形態)
 本実施形態の通信システムでは、使用するCQIテーブルの選択が、64QAMモード、256QAMモード、1024QAMモードを、段階的に変更する場合の例である。本実施形態に係る通信システム1(図1)は、基地局装置10(図9)及び端末装置20(図12)で構成される。本実施形態に係る通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)は、図2から図4のCQIテーブル及び図5から図7のMCSテーブルを共有する。以下、第1の実施形態及び第2の実施形態との相違点/追加点を主に説明する。
[0123]
 図18は、本実施形態に係るCQIテーブルの状態遷移例を示す図である。図18において、64QAモードCQI(S10-3)は、64QAMモードCQIテーブルのみを用いてCQIレポートする状態(またはリファレンステーブルを適用してCQIレポートする状態)を示す。256QAMモードCQI(S20-3)は、64QAMモードCQIテーブル/256QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態を示す。1024QAMモードCQI(S30-3)は、64QAMモードCQIテーブル/1024QAMモードCQIテーブルを用いてCQIレポートする状態を示す。本実施形態に係る通信システムは、64QAMモードCQIと256QAMモードCQI間の状態遷移(T12-2、T21-2)に加え、256QAMモードCQIから1024QAMモードCQIへの状態遷移(T23-2)のみを許容する(64QAMモードCQIから1024QAMモードCQIへの直接的な状態遷移は禁止される)。1024QAMモードCQIからダウングレードする場合(フォールバックする場合)、1024QAMモードから64QAMモードへの状態遷移のみを許容するようにしてもよい。
[0124]
 本実施形態に係るCQIインデックスの設定フローは、図15のフローを適用できる。状態遷移T12-3は、「CSIサブフレームセット選択」/256QAMがセット(set)された「CQIモード選択」によって行われる。状態遷移T21-3は、「CQIテーブル選択」をリリース(release)することによって行われる。状態遷移T31-3は、「CQIテーブル選択」をリリースするによって行われる。状態遷移T23-3は、1024QAMがセットされた「CQIモード選択」によって行われる。なお、通信システム1は、図17のMCSインデックスの設定フローを適用することができる。
[0125]
 基地局装置10は、64QAモードCQI(S10-3)の状態において、最大「6」(64QAM)までの変調オーダーで、MCSインデックスを設定(選択)できると把握できる。この場合、基地局装置10は、最大「6」(64QAM)までの変調オーダーでPDSCHを送信したいとき、1024QAMの変調オーダーまで通信可能な伝搬路状態かを把握することができない。このため、256QAMの変調オーダーまでしか通信できない伝搬路状態において、1024QAMモードCQI選択すると、選択できるMCSインデックスの範囲が実質的に狭くなる。本実施形態では、64QAMモード、256QAMモード、および1024QAMモードを段階的に変更するため、選択できるMCSインデックスの範囲が実質的に狭くなるというリスクを回避することができる。さらに、「CQIモード選択」のみの設定情報を送信することで、256QAMモードCQIと1024QAMモードCQI間の状態遷移を行うことができるため、設定情報を減らすことができる。
(第4の実施形態)
 本実施形態の通信システムでは、3つのCQIテーブル(64QAMモード、256QAMモード、1024QAMモードを、)から任意の2つのCQIテーブルを選択し、PDSCHのMCSを設定する場合の例である。本実施形態に係る通信システム1(図1)は、基地局装置10(図9)及び端末装置20(図12)で構成される。本実施形態に係る通信システム1(基地局装置10及び端末装置20)は、図2から図4のCQIテーブル及び図5から図7のMCSテーブルを共有する。以下、第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態との相違点/追加点を主に説明する。
[0126]
 本実施形態に係るCQIレポートの設定情報は、「CSI測定サブフレームセット」、「CSIサブフレームセット選択」および「CQIテーブル組合せ」の3つのパラメータを含む。該「CSI測定サブフレームセット」は、第1の実施形態にかかる「CSI測定サブフレームセット」と同様に、同一のCQIテーブルを用いてCSI測定を行うサブフレーム群を示す情報である。例えば、「CSI測定サブフレームセット」が(1, 0, 1, 0,1, 0, 1, 0, 1, 0)と設定された場合、「CSI測定サブフレームセット」は、「0」に一致するサブフレーム#1、#3、#5、#7、#9からなる「第1のCSIサブフレームセット」と、「1」に一致するサブフレーム#0、#2、#4、#6、#8からなる「第2のCSIサブフレームセット」を示す。
[0127]
 「CSIサブフレームセット選択」は、「CQIテーブル組合せ」が選択したCQIテーブルを適用するサブフレームを示す設定情報である。上位層処理部102は、「CSIサブフレームセット選択」に、「全サブフレーム」、前記「第1のCSIサブフレームセット」、または前記「第2のCSIサブフレームセット」を設定する。「CQIモード選択」は、図1から図3のCQIテーブルのうち、いずれの組合せを用いるかを示す設定情報である。例えば、基地局装置10の上位層処理部102が「CSIサブフレームセット選択」で「第1のサブフレームセット」(#0、#2、#4、#6、#8)を設定し、さらに、「CQIテーブル組合せ」を[256QAMモードCQIテーブル,1024QAMモードCQIテーブル]の組合せを設定する。この場合、端末装置20の上位層処理部202は、「第1のサブフレームセット」で設定されたサブフレームに対して、右側に格納された1024QAMモードCQIテーブル(図4)を適用してCQIレポートを行うと解釈する。一方、端末装置20の上位層処理部202は、「CSIサブフレームセット選択」で設定されなかったサブフレーム(#1、#3、#5、#7、#9)において、右側に格納された1024QAMモードCQIテーブル(図4)を適用してCQIレポートを行うと解釈する。
[0128]
 基地局装置10の上位層処理部102が「CSIサブフレームセット選択」で「全サブフレーム」を設定し、さらに、「CQIテーブル組合せ」を[256QAMモードCQIテーブル,1024QAMモードCQIテーブル]の組合せを設定する。この場合、端末装置20の上位層処理部202は、「全サブフレーム」に対して、右側に格納された1024QAMモードCQIテーブル(図4)を適用してCQIレポートを行うと解釈する。なお、本実施形態の通信システム1は、「CQIテーブル組合せ」において、同一モードのCQIテーブルを格納することを許容する。「CQIテーブル組合せ」において、同一モードのCQIテーブルが格納された場合、全サブフレームに対して、そのCQIテーブルを適用することを示すようにしてもよい。
[0129]
 以上のように、「CSIサブフレームセット選択」で示されたサブフレームに対して、任意に選択した2つのCQIテーブルの組合せを適用する。このため、「CSIサブフレームセット選択」で示されるビットマップによって、3つ以上のCQIテーブルの切替を行うことが可能となる。
[0130]
 次に、本実施形態に係るMCSインデックスの設定について説明する。基地局装置10及び端末装置20は、「CQIテーブル組合せ」の設定に基づいて、MCSインデックスを選択する。図19は、本実施形態に係るMCSインデックスの解釈フロー例を示す図である。基地局装置10及び端末装置20は、図2~図4のCQIテーブル及び図5~図7のMCSテーブルを保持する。P-RNTI、RA-RNTI、SI-RNTIを除くRNTIでスクランブルされるCRCをもつDCIが用いられる場合、制御部104は図19の手順によって、PDSCHの変調方式を決定する。制御部104は、前記CSIレポートに含まれるCQIインデックスを取得する(S601)。制御部104は、PDSCHのトランスポートブロックサイズおよびPDSCH送信に用いられる帯域幅(リソースブロック数)に加え、該CQIインデックスの内容を考慮して、PDSCHに用いる変調オーダーを決定する。
[0131]
 上位層処理部102が「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、1024QAMモードのCQIテーブルが含まれる場合(選択される最大の変調オーダーが1024QAMモードのCQIテーブルで決定される場合)、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S602のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、1024QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S603)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S604)。
[0132]
 ステップS602でNOの場合、「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、256QAMモードのCQIテーブルが含まれるか、判断される(S605)。上位層処理部102が「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、256QAMモードのCQIテーブルが含まれる場合(選択される最大の変調オーダーが256QAMモードのCQIテーブルで決定される場合)、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(605のYES)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、256QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S606)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S607)。
[0133]
 ステップS605でNOの場合(すなわち、S602およびS605の条件を充たさない場合)、制御部104は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる。制御部104は、64QAMモードCQIテーブルを用いて設定した該MCSインデックスをDCIに含める(S608)。制御部104は、さらに該MCSインデックスで示される変調オーダーを送信部106に入力する。送信部106は、該変調オーダーに基づいて変調したPDSCHを送信する(S609)。ここで、S602およびS605における所定のDCIフォーマットは、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつDCIフォーマット1/1B/1D/2/2A/2B/2C/2Dである。これらのDCIフォーマットは、CSS(セル共通サーチスペース)に加え、USS(ユーザ固有のサーチスペース)用いてPDCCH送信できるフォーマットである。以上のように、PDSCHのために選択できる変調方式の異なる3種類のMCSテーブル/CSIテーブルを用いることで、伝搬路状況やアプリケーションに応じて、PDSCHのために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
[0134]
 なお、端末装置20の制御部204は、図19のフロー(S602、S603、S605、S606、S608)に沿ってPDCCHのDCIに含まれるMCSインデックスを解釈し、PDSCHを復調するための変調方式を決定する。「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、1024QAMモードのCQIテーブルが含まれる場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(S602のYES)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、1024QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S603)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。
[0135]
 ステップS602でNOの場合、「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、256QAMモードのCQIテーブルが含まれるか、判断される(S605)。「CQIテーブル組合せ」に設定されたCQIテーブルに、256QAMモードのCQIテーブルが含まれる場合、所定のDCIフォーマットをもったPDCCH/EPDCCHによってPDSCHを割り当てるとき(605のYES)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、256QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S606)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。
[0136]
 ステップS605でNOの場合(すなわち、S602およびS605の条件を充たさない場合)、制御部204は、該PDSCHに用いる変調オーダーを決定するために、64QAMモードCQIテーブルおよびMCSインデックスを用いる(S606)。受信部212は、該MCSインデックスによって解釈された変調オーダーに基づいてPDSCHを復調する。ここで、S602およびS605における所定のDCIフォーマットは、C-RNTIによってスクランブルされたCRCをもつDCIフォーマット1/1B/1D/2/2A/2B/2C/2Dである。これらのDCIフォーマットは、CSS(セル共通サーチスペース)に加え、USS(ユーザ固有のサーチスペース)用いてPDCCH送信できるフォーマットである。以上のように、PDSCHのために選択できる変調方式の異なる3種類のMCSテーブル/CSIテーブルを用いることで、伝搬路状況やアプリケーションに応じて、PDSCHのために選択できるMCSの範囲を柔軟に変更することができる。
[0137]
 なお、第1の実施形態から第4の実施形態において、「CQIテーブル選択」、「CQIモード選択」および「CQIテーブル組合せ」は、「CQIテーブル選択に関する情報」と総称される。「CSI測定サブフレームセット」および「CSIサブフレームセット選択」は、「CSIサブフレームセットに関する情報」と総称される。「CQIテーブル選択に関する情報」および「CSIサブフレームセットに関する情報」は、「CQIテーブルを選択するための情報」と称される。
[0138]
 なお、本発明の一態様は、以下の態様を採ることも可能である。
[0139]
 (1)本発明の一態様は、端末装置と通信する基地局装置であって、CSIレポート設定情報を送信する送信部と、CSIレポートを受信する受信部と、前記CSIレポート設定情報に基づいて、前記CSIレポートを解釈する制御部と、を備え、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって設定されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む。
[0140]
 (2)また、本発明の一態様は、前記制御部は、前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定する。
[0141]
 (3)また、本発明の一態様は、前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、前記CSIレポートを解釈する。
[0142]
 (4)また、本発明の一態様は、前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報を全サブフレームに対して適用して、前記CSIレポートを解釈する。
[0143]
 (5)また、本発明の一態様は、前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルに用いるサブフレームのみを変更する場合、前記CSIサブフレームセットを送信し、前記制御部は、該CSIサブフレームセットおよび前記CSIサブフレームセットより前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCQIテーブル選択に関する情報を用いて、前記CSIレポートを解釈する。
[0144]
 (6)また、本発明の一態様は、前記CQIテーブル選択に関する情報は、第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルから選択された2つのCQIテーブルを示し、 前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの一方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈し、前記CSIサブフレームセットによって示されなかったサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの他方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈する。
[0145]
 (7)また、本発明の一態様は、前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームにおいて前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定する。
[0146]
 (8)本発明の一態様は、端末装置と通信する基地局装置の通信方法であって、CSIレポート設定情報を送信する送信ステップと、CSIレポートを受信する受信ステップと、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを解釈する制御ステップと、を有し、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって選択されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む。
[0147]
 (9)本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置であって、CSIレポート設定情報を受信する受信部と、CSIレポートを送信する送信部と、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御部と、を備え、前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む。
[0148]
 (10)本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置の通信方法であって、CSIレポート設定情報を受信する受信ステップと、CSIレポートを送信する送信ステップと、前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御ステップと、を有し、前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む。
[0149]
 以上のように、本実施態様によれば、基地局装置及び端末装置は、複数のCQIテーブルおよびMCSテーブルを用いて、伝搬路状況に応じて変調方式を柔軟に選択することができる。
[0150]
 本発明の一態様に関わる装置で動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上述した実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、処理時に一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリに読み込まれ、あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
[0151]
 なお、上述した実施形態における装置の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、実施形態の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体等のいずれであっても良い。
[0152]
 さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
[0153]
 また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、すなわち典型的には集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、ディジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
[0154]
 なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
[0155]
 以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。

産業上の利用可能性

[0156]
 本発明の一態様は、基地局装置、端末装置および通信方法に用いて好適である。本発明の一態様は、例えば、通信システム、通信機器(例えば、携帯電話装置、基地局装置、無線LAN装置、或いはセンサーデバイス)、集積回路(例えば、通信チップ)、又はプログラム等において、利用することができる。

符号の説明

[0157]
10 基地局装置
20 端末装置
10a 基地局装置10が端末装置と接続可能な範囲
102 上位層処理部
104 制御部
106 送信部
108 送信アンテナ
110 受信アンテナ
112 受信部
1060 符号化部
1062 変調部
1064 下りリンク制御信号生成部
1066 下りリンク参照信号生成部
1068 多重部
1070 無線送信部
1120 無線受信部
1122 伝搬路推定部
1124 多重分離部
1126 等化部
1128 復調部
1130 復号部
202 上位層処理部
204 制御部
206 送信部
208 送信アンテナ
210 受信アンテナ
212 受信部
2060 符号化部
2062 変調部
2064 上りリンク参照信号生成部
2066 上りリンク制御信号生成部
2068 多重部
2070 無線送信部
2120 無線受信部
2122 多重分離部
2124 伝搬路推定部
2126 等化部
2128 復調部
2130 復号部

請求の範囲

[請求項1]
 端末装置と通信する基地局装置であって、
 CSIレポート設定情報を送信する送信部と、
 CSIレポートを受信する受信部と、
 前記CSIレポート設定情報に基づいて、前記CSIレポートを解釈する制御部と、を備え、
 前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって設定されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、
 前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、
 前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、
 前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、
 前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、
 前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、
 前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、
 前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む、基地局装置。
[請求項2]
 前記制御部は、前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定する、請求項1に記載の基地局装置。
[請求項3]
 前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、前記CSIレポートを解釈する、請求項1または請求項2に記載の基地局装置。
[請求項4]
 前記送信部が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む前記CSIレポート設定情報を送信した場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報を全サブフレームに対して適用して、前記CSIレポートを解釈する請求項1または請求項2に記載の基地局装置。
[請求項5]
 前記送信部は、前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルに用いるサブフレームのみを変更する場合、前記CSIサブフレームセットを送信し、前記制御部は、該CSIサブフレームセットおよび前記CSIサブフレームセットより前に送信されたCSIレポート設定情報によって示されたCQIテーブル選択に関する情報を用いて、前記CSIレポートを解釈する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の基地局装置。
[請求項6]
 前記CQIテーブル選択に関する情報は、第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルから選択された2つのCQIテーブルを示し、
 前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの一方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈し、
 前記CSIサブフレームセットによって示されなかったサブフレームに対して、前記選択された2つのCQIテーブルのうちの他方のCQIテーブルを適用してCSIレポートを解釈する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の基地局装置。
[請求項7]
 前記制御部は、前記CSIサブフレームセットによって示されたサブフレームにおいて前記CSIレポートの解釈に用いたCQIテーブルを適用して、PDSCHの変調に用いる変調方式を決定する、請求項6に記載の基地局装置。
[請求項8]
 端末装置と通信する基地局装置の通信方法であって、
 CSIレポート設定情報を送信する送信ステップと、
 CSIレポートを受信する受信ステップと、
 前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを解釈する制御ステップと、を有し、
 前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第1のCQIテーブルから第2のCQIテーブルに変更する場合、第2のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報および前記CQIテーブル選択に関する情報によって選択されたCQIテーブルを用いるサブフレームを示すCSIサブフレームセットを送信し、
 前記CSIレポートの解釈に適用するCQIテーブルを、第2のCQIテーブルから第3のCQIテーブルに変更する場合、第3のCQIテーブルの適用を示すCQIテーブル選択に関する情報を送信し、
 前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、
 前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、
 前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、
 前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、
 前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、
 前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む、通信方法。
[請求項9]
 基地局装置と通信する端末装置であって、
 CSIレポート設定情報を受信する受信部と、
 CSIレポートを送信する送信部と、
 前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御部と、を備え、
 前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、
 前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、前記制御部は、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、
 前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、
 前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、
 前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、
 前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、
 前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、
 前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、
 前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む、端末装置。
[請求項10]
 基地局装置と通信する端末装置の通信方法であって、
 CSIレポート設定情報を受信する受信ステップと、
 CSIレポートを送信する送信ステップと、
 前記CSIレポート設定情報に基づいて、CSIレポートを作成する制御ステップと、を有し、
 前記CSIレポート設定情報が前記CSIレポートの生成に適用するCQIテーブルを示すCQIテーブル選択に関する情報および該CQIテーブルを適用するサブフレームを示すCSIサブフレームセットを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および該CSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、
 前記CSIレポート設定情報が、CQIテーブルを選択するための情報として、前記CQIテーブル選択に関する情報のみを含む場合、該CQIテーブル選択に関する情報および前記CSIレポート設定情報より前に受信したCSIレポート設定情報によって示されたCSIサブフレームセットを用いて、CSIレポートを作成し、
 前記CQIテーブル選択に関する情報は、前記CSIレポート設定情報に第1のCQIテーブル、第2のCQIテーブルおよび第3のCQIテーブルのいずれを適用してCSIレポートを作成するか、を示し、
 前記第1のCQIテーブルは、少なくとも第1の変調方式を含み、
 前記第1の変調方式は、QPSK、16QAM、および64QAMを含み、
 前記第2のCQIテーブルは、少なくとも第2の変調方式を含み、
 前記第2の変調方式は、QPSK、16QAM、64QAM、および256QAMを含み、
 前記第3のCQIテーブルは、少なくとも第3の変調方式を含み、
 前記第3の変調方式に関する情報は、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAMを含む、通信方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]