このアプリケーションの一部のコンテンツは現時点では利用できません。
このような状況が続く場合は、にお問い合わせくださいフィードバック & お問い合わせ
1. (WO2018193676) 無線通信のための装置および方法
Document

明 細 書

発明の名称 無線通信のための装置および方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

先行技術文献

特許文献

0018  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025  

課題を解決するための手段

0026   0027   0028  

発明の効果

0029  

図面の簡単な説明

0030  

発明を実施するための形態

0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151  

符号の説明

0152  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30   31   32   33   34  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12A   12B   13   14   15   16   17   18   19  

明 細 書

発明の名称 : 無線通信のための装置および方法

技術分野

[0001]
 本開示は、端末間直接通信(device-to-device(D2D)通信)に関する。

背景技術

[0002]
 無線端末が基地局等のインフラストラクチャ・ネットワークを介さずに他の無線端末と直接的に通信する形態は、device-to-device(D2D)通信と呼ばれる。D2D通信は、直接通信(Direct Communication)および直接ディスカバリ(Direct Discovery)の少なくとも一方を含む。幾つかの実装において、D2D通信をサポートする複数の無線端末は、自律的に又はネットワークの指示に従ってD2D通信グループを形成し、当該D2D通信グループ内の他の無線端末と通信を行う。
[0003]
 3GPP Release 12及びRelease 13に規定されたProximity-based services(ProSe)は、D2D通信の一例である。ProSe直接ディスカバリは、ProSeを実行可能な無線端末(ProSe-enabled User Equipment(UE))が他のProSe-enabled UEを、これら2つのUEが有する無線通信技術(例えば、Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) technology)の能力だけを用いてディスカバリする手順により行われる。ProSe直接ディスカバリは、3つ以上のProSe-enabled UEsにより行われてもよい。
[0004]
 ProSe直接通信は、例えばProSe直接ディスカバリの手順の後に、直接通信レンジ内に存在する2以上のProSe-enabled UEsの間の通信パスの確立を可能にする。言い換えると、ProSe直接通信は、ProSe-enabled UEが、基地局(eNodeB(eNB))を含む公衆地上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network (PLMN))を経由せずに、他のProSe-enabled UEと直接的に通信することを可能にする。ProSe直接通信は、eNBにアクセスする場合と同様の無線通信技術(E-UTRA technology)を用いて行われてもよいし、Wireless Local Area Network (WLAN)の無線技術(つまり、IEEE 802.11 radio technology)を用いて行われてもよい。
[0005]
 3GPP Release 12及びRelease 13では、直接通信または直接ディスカバリに用いられる無線端末(UEs)間の無線リンクは、サイドリンク(Sidelink)と呼ばれる。サイドリンク送信は、アップリンク及びダウンリンクのために定義されたLong Term Evolution(LTE)フレーム構造と同じフレーム構造を使用し、周波数および時間ドメインにおいてアップリンク・リソースのサブセットを使用する。無線端末(UE)は、アップリンクと同様のシングルキャリア周波数分割多重(Single Carrier FDMA(Frequency Division Multiple Access)、SC-FDMA)を使用してサイドリンク送信を行う。
[0006]
 3GPP 12 ProSeでは、サイドリンク送信のための無線リソースのUEへの割り当ては、無線アクセスネットワーク(e.g., Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN))によって行われる。ProSe functionによってサイドリンク通信を許可されたUEは、無線アクセスネットワークノード(e.g., eNodeB(eNB))によって割り当てられた無線リソースを使用してProSe直接ディスカバリ又はProSe直接通信を行う。
[0007]
 ProSe直接通信に関しては、2つのリソース割り当てモード、つまりscheduled resource allocation 及び autonomous resource selectionが規定されているscheduled resource allocation 及び autonomous resource selection は、それぞれ“sidelink transmission mode 1”及び“sidelink transmission mode 2”と呼ばれる。
[0008]
 ProSe直接通信のscheduled resource allocationでは、UEがサイドリンク送信を希望する場合、当該UEがサイドリンク送信のための無線リソース割り当てをeNBに要求し、eNBがサイドリンク・コントロール及びデータのためのリソースを当該UEに割り当てる。具体的には、UEは、アップリンク(UL)データ送信リソース(Uplink Shared Channel(UL-SCH)リソース)を要求するためにスケジューリング・リクエストをeNB に送信し、アップリンクグラント(UL grant)で割り当てられたULデータ送信リソースにおいてSidelink Buffer Status Report(Sidelink BSR)をeNBに送信する。eNBは、Sidelink BSRに基づいてUEに割り当てるサイドリンク送信リソースを決定し、サイドリンク・グラント(SL grant)をUEに送信する。
[0009]
 SL grantは、Downlink Control Information(DCI) format 5として定義されている。SL grant(DCI format 5)は、Resource for PSCCH、Resource block assignment and hopping allocation、及びtime resource pattern indexなどのコンテンツを含む。Resource for PSCCHは、サイドリンク制御チャネル(i.e., Physical Sidelink Control Channel(PSCCH))用の無線リソースを示す。Resource block assignment and hopping allocationは、サイドリンクでのデータ送信用のサイドリンク・データチャネル(i.e., Physical Sidelink Shared Channel(PSSCH))を送信するための周波数リソース、つまりサブキャリア(リソースブロック)のセット、を決定するために使用される。Time resource pattern indexは、PSSCHを送信するための時間リソース、つまりサブフレームのセット、を決定するために使用される。
[0010]
 なお、厳密に述べると、リソースブロックは、LTE及びLTE-Advancedの時間-周波数リソースを意味し、時間ドメインにおいて連続する複数個のOFDM(又はSC-FDMA)シンボルと周波数ドメインにおいて連続する複数個のサブキャリアによって規定されるリソース単位である。Normal cyclic prefixの場合、1リソースブロックは、時間ドメインにおいて連続する12OFDM(又はSC-FDMA)シンボルを含み、周波数ドメインにおいて12サブキャリアを含む。
[0011]
 すなわち、Resource block assignment and hopping allocationおよびTime resource pattern indexは、PSSCHを送信するためのリソースブロックを指定する。UE(つまり、サイドリンク送信UE)は、SL grantに従ってPSCCHリソースおよびPSSCHリソースを決める。
[0012]
 一方、ProSe直接通信のautonomous resource selectionでは、UEは、eNBによって設定されたリソースプールの中から、サイドリンク・コントロール(PSCCH)及びデータ(PSSCH)のためのリソースを自律的に選択する。eNBは、System Information Block(SIB)18において、autonomous resource selectionに使用するためのリソースプールをUEに割り当ててもよい。なお、eNBは、Radio Resource Control (RRC)_CONNECTEDのUEに対して、個別(dedicated)RRCシグナリングで、autonomous resource selectionに使用するためのリソースプールを割り当ててもよい。このリソースプールは、UEがRRC_IDLEであるときにも利用可能であってもよい。
[0013]
 サイドリンクでの直接送信を行う場合、送信側のUE(D2D transmitting UE)(以下、送信端末又は送信UEとする)は、サイドリンク制御チャネル(i.e., PSCCH)用の無線リソース領域(resource pool)を使って、スケジューリング割当情報(Scheduling Assignment)を送信する。スケジューリング割当情報は、Sidelink Control Information (SCI) format 0とも呼ばれる。スケジューリング割当情報は、resource block assignment and hopping allocation、time resource pattern index、及び Modulation and Coding Scheme(MCS)などのコンテンツを含む。上述したscheduled resource allocation の場合、Scheduling Assignment(SCI format 0)が示す Resource block assignment and hopping allocation及びtime resource pattern indexは、eNBから受信したSL grant(DCI format 5)が示すResource block assignment and hopping allocation及びtime resource pattern indexに従う。
[0014]
 送信UEは、スケジューリング割当情報に従った無線リソースを使って、PSSCHにおいてデータを送信する。受信側のUE(D2D receiving UE)(以下、受信UE又は受信端末とする)は、送信UEからのスケジューリング割当情報をPSCCHにおいて受信し、そのスケジューリング割当情報に従ってPSSCHにおいてデータを受信する。なお、ここで送信UEとの用語は、UEの送信動作に着目した表現であって、送信専用のUEを意味するものではない。同様に、受信UEとの用語は、UEの受信動作に着目した表現であり、受信専用のUEを意味するものではない。すなわち、送信UEは受信動作を行うことも可能であり、受信UEは送信動作を行うことも可能である。
[0015]
 ProSe直接ディスカバリに関しても、2つのリソース割り当てモード、つまりautonomous resource selection及びscheduled resource allocationが規定されている。autonomous resource selection及びscheduled resource allocation は、それぞれ“sidelink discovery Type 1”及び“sidelink discovery Type 2”と呼ばれる。
[0016]
 ProSe直接ディスカバリのautonomous resource selection(sidelink discovery Type 1)では、ディスカバリ信号(i.e., Physical Sidelink Shared Channel (PSDCH))の送信(アナウンシング)を希望するUEがリソースプールの中から自律的に無線リソースを選択する。すなわち、Sidelink discovery Type 1では、無線リソースは、UEに依らずに(on a non-UE specific basis)割り当てられる。
[0017]
 一方、ProSe直接ディスカバリのscheduled resource allocation(sidelink discovery Type 2)では、UEがアナウンス用のリソース割り当てをRRCシグナリングでeNBに要求する。eNBは、リソースプールの中からアナウンス用のリソースをUEに割り当てる。scheduled resource allocationが使用される場合、eNBは、System Information Block (SIB 19)においてProSe直接ディスカバリのモニター用のリソースの提供をサポートするが、アナウンスメント用のリソースは提供しないことを示す。Type 2については、Type 2AおよびType 2Bの2通りが検討されていたが、現在のRelease 12及びRelease 13では、Type 2Bのみが規定されている。Type 2Bでは、eNBは、ディスカバリ信号(PSDCH)送信のために無線リソースを準静的(semi-persistent)にUEに割り当てる。これに対して、現在のRelease 12及びRelease 13では規定されていないが、Type 2Aでは、eNBは、ディスカバリ信号(PSDCH)送信のための無線リソースをディスカバリ・ピリオド(period)PSDCHピリオド)毎に動的にUEに割り当てる。

先行技術文献

特許文献

[0018]
特許文献1 : 国際公開第2016/194279号
特許文献2 : 国際公開第2012/144941号

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0019]
 発明者は、D2D通信に関するいくつかの課題を見出し、これらの課題に対処するためのいくつかの改良を得た。
[0020]
 第1に、発明者は、複数のD2D送信の間での無線リソースの空間再利用を許容するアーキテクチャについて検討した。複数のD2D送信が同一の無線リソースを同時に使用することで、無線リソースの利用効率が向上する。無線リソースは、例えば、時間リソース、周波数リソース、時間-周波数リソース、直交符号リソース、若しくは送信電力リソース、又はこれらの任意の組合せである。3GPP ProSeの場合、無線リソースは、時間-周波数リソースであり、その最小単位は上述のリソースブロックである。しかしながら、互いに近接する複数のD2D通信ペアが同一の無線リソースを同時に使用すると、複数のD2D送信の間で干渉が発生するおそれがある。なお、本明細書における「D2D通信ペア」及び「D2Dペア」との用語は、D2D送信を行うD2D送信端末(UE)とD2D受信端末(UE)のペアを意味する。
[0021]
 発明者は、互いに近接していない2つのD2D通信ペアによる同一の無線リソースの空間再利用を許容するが互いに近接する2つのD2D通信ペアによる同一の無線リソースの使用を制限する割り当てルールに従って、複数のD2D送信に無線リソースを割り当てることを含む無線リソース割り当て方法を考案した(特許文献1を参照)。特許文献1に開示された方法は、複数のD2D送信の間での無線リソースの効率的な空間再利用を可能とすることに寄与できる。
[0022]
 さらに、特許文献1は、基地局が、D2D通信ペア(又は送信端末)によるD2D送信に無線リソースを割り当てる際に、当該D2D通信ペア(又は送信端末)が隣接セルに属する無線端末との近接関係(proximity relation)を有するか否かを考慮することを開示している。具体的には、基地局は、自身が運用するセル(第1のセルと呼ぶ)のカバレッジ内に位置する第1のD2D通信ペアが隣接セル(第2のセルと呼ぶ)に属する隣接セル無線端末(又は隣接セルD2D通信ペア)との近接関係を有するか否かを検出する。そして、基地局は、第2のセルに属する無線端末(又はD2D通信ペア)が第1のD2D通信ペアに近接して位置している場合に、第1のセルに予め設定された第1の優先無線リソースを他の無線リソースよりも優先的に当該第1のD2D通信ペアによって行われるD2D送信に対して割り当てる。一方、基地局は、隣接セル無線端末(又は隣接セルD2D通信ペア)との近接関係を持たないD2D通信ペアによって行われるD2D送信に対して、第1の優先無線リソースを除く他の無線リソースを優先的に割り当てる。第1のセルの優先無線リソースを除く他の無線リソースは、第2のセルに設定された優先無線リソースと、第1及び第2のセルのいずれの優先無線リソースにも設定されていない非優先無線リソースを含んでもよい。このような無線リソース割り当て動作は、隣接セル間での無線リソースの干渉を抑制することに寄与できる。
[0023]
 発明者は、特許文献1に開示された無線リソース割り当て方法の改良について検討した。特許文献1に開示された幾つかの実装では、第1のセル、第2のセル、及び第3のセルの3つのセルが隣接している場合、第1のセルを運用する第1の基地局は、第1のD2D通信ペアが第2又は第3のセルに属するD2D無線端末の近傍に位置する場合に、当該第1のD2D通信ペアに割り当て可能なリソースを、少なくとも3つのセル間で共用されるD2D無線リソース全体のうちの第1のセルの優先リソースに制限する。しかしながら、もし第1のD2D通信ペアが第2のセルに属するD2D無線端末と近接しているものの第3のセルに属するD2D無線端末と近接していないなら、第3のセルの優先リソースも第1のD2D通信ペアに割当可能であることが無線リソースの利用効率の観点から好ましいかもしれない。
[0024]
 なお、特許文献2は、セル間でのD2D通信の干渉を回避するために、基地局がD2D割り当てリソースを隣接基地局に通知することを開示している。しかしながら、引用文献2は、上述の課題を解決するための教示を含んでいない。
[0025]
 本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの効率的な利用に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、これらの目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の例示であることに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。

課題を解決するための手段

[0026]
 第1の態様では、処理装置は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得するよう構成される。さらに、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定するよう構成される。
[0027]
 第2の態様では、方法は、
(a)第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得すること、及び
(b)前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定すること、
を含む。
[0028]
 第3の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第2の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。

発明の効果

[0029]
 上述の態様によれば、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの効率的な利用に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。

図面の簡単な説明

[0030]
[図1] 実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示す図である。
[図2] 実施形態に係るD2D送信への割当可能リソースを決定する方法の一例を示すフローチャートである。
[図3] PSCCHピリオド(サイドリンク制御ピリオド)を示す図である。
[図4] PSCCHピリオド内のPSCCHサブフレーム・プールとPSSCHサブフレーム・プールの一例を示す図である。
[図5] 実施形態に係るD2D送信への割当可能リソースを決定する方法の一例を説明するための複数のD2D通信ペアの近接関係の一例を示す図である。
[図6] 実施形態に係る、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)の一例を示す図である。
[図7] 実施形態に係る、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)の一例を示す図である。
[図8] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を示す図である。
[図9] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を示す図である。
[図10] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を説明するための複数のD2D通信ペアの近接関係の一例を示す図である。
[図11] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を説明するための複数のD2D通信ペアの近接関係の一例を示す図である。
[図12A] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を示す図である。
[図12B] 実施形態に係る分割パターンの周期的な変更の一例を示す図である。
[図13] 実施形態に係る基地局の動作の一例を示すフローチャートである。
[図14] 実施形態に係る基地局の動作の一例を示すフローチャートである。
[図15] 実施形態に係る基地局間のシグナリングの一例を示すフローチャートである。
[図16] 実施形態に係る基地局間のシグナリングの一例を示すフローチャートである。
[図17] 実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。
[図18] 幾つかの実施形態に係る無線端末の構成例を示すブロック図である。
[図19] 幾つかの実施形態に係る基地局の構成例を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0031]
 以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
[0032]
 以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
[0033]
 以下に示される複数の実施形態は、3GPP Release 12(LTE-Advanced)及びRelease 13(LTE-Advanced Pro)に規定されたProSeの改良を主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、LTE-Advanced並びにLTE-Advanced Pro 及びそれらの改良に限定されるものではなく、他のモバイル通信ネットワーク又はシステムでのD2D通信に適用されてもよい。
[0034]
<第1の実施形態>
 図1は、本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示している。具体的には、図1は、D2D通信ペア2A~2Cを示している。D2D通信ペア2Aは、送信端末(UE)1A及び受信端末(UE)1Bを含む。同様に、D2D通信ペア2Bは、送信UE1C及び受信UE1Dを含む。D2D通信ペア2Cは、送信UE1E及び受信UE1Fを含む。例えば、送信UE1Aは、D2Dリンク101A上でUE1BへのD2D送信(サイドリンク送信)を行う。同様に、送信UE1Cは、D2Dリンク101B上でUE1DへのD2D送信(サイドリンク送信)を行い、送信UE1Eは、D2Dリンク101C上でUE1FへのD2D送信(サイドリンク送信)を行う。
[0035]
 以下の説明では、UE1A~1Fを含む複数のUEに共通する事項を説明する場合、参照符号1を用いて単に“UE1”が参照される。同様に、D2D通信ペア2A~2Cを含む複数のD2D通信ペアに共通する事項を説明する場合、参照符号2を用いて単に“D2D通信ペア2”が参照される。D2Dリンク101A~101Cを含む複数のD2Dリンクに共通する事項を説明する場合、参照符号101を用いて単に“D2Dリンク101”が参照される。
[0036]
 UE1は、少なくとも1つの無線トランシーバを有し、1又はそれ以上のD2Dリンク(e.g., D2Dリンク101A)上で1又はそれ以上の他のUE1とD2D通信を行うよう構成されている。既に説明したように、3GPPでは、D2Dリンクは、PC5インタフェース又はサイドリンクと呼ばれる。当該D2D通信は、少なくとも直接通信(i.e., ProSe Direct Communication)を含み、直接ディスカバリ(i.e., ProSe Direct Discovery)をさらに含んでもよい。なお、ProSe Direct Communication は、サイドリンク送信を利用する直接通信であり、Sidelink Direct Communicationとも呼ばれる。同様に、ProSe Direct Discoveryは、サイドリンク送信を利用する直接ディスカバリであり、Sidelink Direct Discoveryとも呼ばれる。さらに、UE1は、基地局(eNB)3により提供されるセルラーカバレッジ(セル)31内においてeNB3とのセルラー通信を行うよう構成されている。
[0037]
 eNB3A及び3Bは、無線アクセスネットワーク(i.e., E-UTRAN)内に配置されたエンティティである。eNB3Aは、1又は複数のセルを含むセルラーカバレッジ31Aを提供し、セルラー通信技術(e.g., E-UTRA technology)を用いて各UE1とセルラー通信を行うよう構成されている。同様に、eNB3Bは、セルラーカバレッジ31Bを提供し、セルラー通信技術(e.g., E-UTRA technology)を用いて各UE1とセルラー通信を行うよう構成されている。以下の説明では、eNB3A及び3Bを含む複数のeNBに共通する事項を説明する場合、参照符号3を用いて単に“eNB3”が参照される。
[0038]
 本実施形態では、D2D送信への無線リソース割り当てのためにscheduled resource allocationが採用される。すなわち、eNB3は、各D2D通信ペア2内の送信UE(e.g., UE1A)と通信し、D2D送信ための無線リソースを当該送信UEに割り当てる。さらに、幾つかの実装において、eNB3は、自身のセル31内でのD2D無線リソースの空間再利用を許可してもよい。例えば、eNB3は、自身のセル31内の複数のD2D通信ペア2の近接関係(proximity relation又はneighbor relation)を考慮し、これらD2D通信ペア2による複数のD2D送信(又は送信UE1)に無線リソースを割り当ててもよい。より具体的には、基地局3は、互いに近接していない2つのD2D通信ペア2による同一の無線リソースの空間再利用を許容するが互いに近接する2つのD2D通信ペアによる同一の無線リソースの使用を制限する割り当てルールに従って、自身のセル31内で行われる複数のD2D送信に無線リソースを割り当ててもよい。これらの実装は、互いに近接する複数のD2D通信ペア2による複数のD2D送信が互いに干渉することを抑制しつつ、D2D無線リソースの効率的な空間再利用を可能とすることに寄与できる。
[0039]
 さらに、本実施形態に係るeNB3は、自身のセル31のカバレッジ内に位置するD2D通信ペア2(又は送信UE)によるD2D送信にD2D無線リソースを割り当てる際に、当該D2D通信ペア2が隣接セルに属するD2D通信ペア2と近接関係にあるか否かを考慮するよう構成されている。具体的には、eNB3は、自身のセル31を含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち自身のセル31に属する第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分(portion、part、section)を、当該第1のD2D通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペア(又は隣接セルD2D UE)が属している1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定する。ここで、2つのD2D通信ペアの近接は、一方のD2D通信ペアに属するD2D送信UE又はD2D受信UEと他方のD2D通信ペアに属するD2D送信UE又はD2D受信UEとの間の近接であってもよい。
[0040]
 図2は、eNB3の動作の一例(処理200)を示すフローチャートである。ステップ201では、eNB3は、自身のセル31に属する第1のD2D通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペア(又はD2D送信UE若しくはD2D受信UE)を検出する。
[0041]
 一例において、2つのD2D通信ペアの間の近接関係は、一方のペアの送信UEと他方のペアの送信UEとが互いに近傍に位置するか否かによって評価されてもよい。これに代えて、2つのD2D通信ペアの間の近接関係は、一方のペアの送信UEと他方のペアの受信UEとが互いに近接して位置しているか否かによって評価されてもよい。
[0042]
 eNB3は、2つのD2D通信ペア2が互いに近接しているか否かを判定するよう構成されてもよい。いくつかの実装において、eNB3は、2つのD2D通信ペア2が互いに近接しているか否かを判定するために、2つのD2D通信ペア2の少なくとも一方に属する少なくとも1つのUE1から報告された近接UEの検出結果を使用してもよい。
[0043]
 近接UEの検出結果は、UE1が直接ディスカバリ手順で発見されたUEを示してもよい。近接UEの検出結果は、例えば、(a)1又はそれ以上の近接UEの識別子、(b)1又は複数の近接UEが属する1又は複数のD2D通信ペアの識別子、及び(c)1又はそれ以上の近接UEの各々が関連付けられているeNB又はセルの識別子を含んでもよい。近接UEの検出結果は、さらに、(d)1又はそれ以上の近接UEからの信号(e.g., ディスカバリ信号)の受信信号電力、及び(e)1又はそれ以上の近接UEの検出回数、のうち少なくとも1つを含んでもよい。直接ディスカバリ手順においてUE1が送信する信号(ディスカバリ信号又は応答信号)は、(a)自身(送信元UE)の識別子、及び(b)自身(送信元UE)が属する1又は複数のD2D通信ペアの識別子、及び(c)自身(送信元UE)が関連付けられているeNB又はセルの識別子を含んでもよい。
[0044]
 UE1は、近接UEの検出結果を周期的にeNB3に報告してもよいし、非周期的に報告してもよい。UE1は、例えば、近接UEのリストに変更があった場合に、近接UEの検出結果をeNB3に送信してもよい。
[0045]
 一例において、eNB3は、UE1が属するD2D通信ペアと当該UE1によって検出された近接UEが属するD2D通信ペアとが互いに近接している(近接関係にある)と判定してもよい。他の例において、eNB3は、2つのD2D通信ペアの間の近接度(proximityレベル)を3段階以上の多段階で評価してもよい。この場合、eNB3は、UE1における近接UEからの信号(e.g., ディスカバリ信号)の受信信号電力に基づいて、2つのD2D通信ペアの近接度(proximityレベル)を判定してもよい。
[0046]
 これに代えて、いくつかの実装において、eNB3は、2つのD2D通信ペア2が互いに近接しているか否かを判定するために、各D2D通信ペア2に含まれるUE1の位置情報を使用してもよい。UE1の位置情報は、当該UE1の地理的な位置を明示的又は暗示的に示す。UE1の位置情報は、Global Navigation Satellite System(GNSS)レシーバによって得られるGNSS位置情報を含んでもよい。GNSS位置情報は、緯度及び経度を示す。さらに又はこれに代えて、UE1の位置情報は、Radio Frequency(RF)フィンガープリントを含んでもよい。RFフィンガープリントは、UE1によって測定された周辺セル測定情報(e.g., セルID及びReference Signal Received Power(RSRP))を含む。
[0047]
 eNB3は、UE1の位置情報を当該UE1から直接的に受信してもよいし、サーバを介して受信してもよい。例えば、eNB3は、ネットワークレベル・ディスカバリ手順を使用して取得されたUE1の位置情報を利用してもよい。ネットワークレベル・ディスカバリ手順は、例えば、EPC-level ProSe Discoveryである。EPC-level ProSe Discoveryでは、UEsは自身の現在位置を推定することができる位置情報を間欠的(intermittently)にネットワークに送信し、ネットワーク(i.e., ProSe function エンティティ)はUEsから受信した位置情報に基づいてこれらの近接を判定する。これに代えて、eNB3は、UE1のMinimization of Drive Tests(MDT)機能によって得られたLogged MDT測定データに含まれる位置情報を使用してもよい。
[0048]
 一例において、eNB3は、位置情報から導出される2つのUE1の地理的距離が所定の閾値より小さい場合に、これら2つのUE1のそれぞれが属する2つのD2D通信ペア2が近接している(近接関係にある)と判定してもよい。他の例において、eNB3は、2つのD2D通信ペアの間の近接度(proximityレベル)を3段階以上の多段階で評価してもよい。この場合、eNB3は、位置情報から導出される2つのUE1の地理的距離に基づいて、2つのD2D通信ペアの近接度(proximityレベル)を判定してもよい。
[0049]
 ステップ202では、eNB3は、検出された1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得する。ステップ203では、eNB3は、自身のセル31を含む3又はそれ以上のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち当該第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、取得された1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定する。言い換えると、eNB3は、各D2D通信ペア2に近接して位置する隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数に依存して、3又はそれ以上の隣接セルの間で共用されるD2D無線リソースのうち当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分のサイズを動的に増加または減少する。
[0050]
 本実施形態に係るD2D送信への割当可能リソースを決定する方法に従ったリソース割り当ての具体例を説明する前に、3GPP Proseのサイドリンク制御周期(sidelink control period)、PSCCHのためのリソースプール、及びPSSCHのためのリソースプールについて説明する。これらは、PSCCHを送信するための無線リソース(i.e., subframes及びresource blocks)及びPSSCHを送信するための無線リソースを決定するために必要である。既に説明したように、PSCCHは、スケジューリング割当情報などのサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information (SCI))の送信に使用されるサイドリンクの物理チャネルである。一方、PSSCHは、ユーザデータ送信(ダイレクト送信)のために使用されるサイドリンクの物理チャネルである。
[0051]
 サイドリンク制御周期(sidelink control period)は、サイドリンクのためのスケジューリング周期である(図3を参照)。サイドリンク制御周期は、PSCCH周期(PSCCH period)とも呼ばれる。サイドリンク制御周期は、D2Dスケジューリング周期と呼ぶこともできる。送信UEは、サイドリンク制御周期毎にスケジューリング割当情報(i.e., SCI format 0)を送信する。3GPP Release 12では、サイドリンク制御周期は、40ミリ秒(ms), 60 ms, 70 ms, 80 ms, 120 ms, 140 ms, 160 ms, 240 ms, 280 ms, 又は320 msである。言い換えると、サイドリンク制御周期は、40サブフレーム, 60サブフレーム, 70サブフレーム, 80サブフレーム, 120サブフレーム, 140サブフレーム, 160サブフレーム, 240サブフレーム, 280サブフレーム, 又は320サブフレームである。
[0052]
 次に、PSCCHリソースプール及びPSSCHリソースプールについて説明する。PSCCHのためのリソースプールは、サブフレーム・プールとリソースブロック・プールから成る。図4は、PSCCHのためのサブフレーム・プールを示している。
[0053]
 eNBは、PSCCHのためのサブフレーム・プールを特定するために、サイドリンク制御周期(PSCCH期間)の長さ(P)、並びにPSCCHのためのサブフレーム・ビットマップ及びその長さ(N’)を指定する。サブフレーム・ビットマップの長さ(N’)は、4、8、12、16、30、40又は42 bitsである。当該サブフレーム・ビットマップに対応するN’サブフレームは、図4に示されるように、サイドリンク制御周期内の最初のN’サブフレームである。サブフレーム・ビットマップは、“0”にセットされたビットに対応するサブフレームがPSCCH送信に使用されないことを示し、“1”にセットされたビットに対応するサブフレームがPSCCH送信に使用できることを示す。したがって、1つのサイドリンク制御周期内のPSCCHリソースプールに含まれるサブフレーム数(L PSCCH)は、サブフレーム・ビットマップで値1が指定されている数に等しい。PSCCHリソースプール(つまり、サブフレーム・プール)に含まれるサブフレームは、以下のように表すことができる:
[数1]


[0054]
 次に、PSSCHのためのリソースプールの指定方法について説明する。Scheduled resource allocation(sidelink transmission mode 1)の場合、eNBは、PSSCHのためのサブフレーム・プールをSIB 18又は個別シグナリング(RRCシグナリング)で指定する。PSCCHリソース設定に関連付けられサイドリンク制御周期(PSCCH周期)は、PSSCHリソース設定にもさらに関連付けられる。UEは、サブフレーム・プールから成るPSSCHリソースプールを以下のように決定する。すなわち、図4に示されるように、サイドリンク制御期間(PSCCH期間)内において、l PSCCH _{L PSCCH-1} + 1と同じかこれより大きいサブフレーム・インデックスを持つ各サブフレームは、PSSCHのためのサブフレーム・プールに属する。
[0055]
 ただし、PSSCHリソースの割り当てはtime resource pattern indexを用いて6、7又は8サブフレーム(6, 7, or 8 ms)単位で指定される。したがって、1つのサイドリンク制御周期の間は、6、7又は8サブフレーム周期で同じPSSCHリソースの割り当てが使用される。Frequency division duplex(FDD)の場合、PSSCHリソースの割り当て周期(i.e., time resource pattern)は、8サブフレームである。一方、TDDの場合、PSSCHリソースの割り当て周期(i.e., time resource pattern)は、TDD UL/DL configurationに応じて6、7又は8サブフレームとされる。既に説明したように、eNBは、time resource pattern indexを含むSL grantを送信UEに送る。SL grantは、Downlink Control Information(DCI) format 5として定義されている。
[0056]
 図5は、複数のD2D通信ペアの近接関係の一例を示す図である。図5の例では、D2D通信ペア2D、2E、及び2Fは、eNB3Aによって運用されるセル31Aに属する。D2D通信ペア2Gは、eNB3Bによって運用されるセル31Bに属する。D2D通信ペア2Hは、eNB3Cによって運用されるセル31Cに属する。D2D通信ペア2Jは、eNB3Dによって運用されるセル31Dに属する。
[0057]
 さらに、図5の例では、D2D通信ペア2Dは、いずれの隣接セルD2D通信ペアとも近接関係を有していない。一方、D2D通信ペア2Eは、1つの隣接セル31Bに属する1つの隣接セルD2D通信ペア2Gと近接関係を有する。さらに、D2D通信ペア2Fは2つの隣接セルD2D通信ペア2H及び2Jと近接関係を有し、且つこれら2つの隣接セルD2D通信ペア2H及び2Jは互いに異なる2つの隣接セル31C及び31Dに属する。
[0058]
 図5に示されたeNB3Aは、自身のセル31Aに属する各D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース(つまり、上述の第1の部分)を、各D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している1又はそれ以上の隣接セルの数(以下ではN_NCと呼ぶ)に依存して決定する。したがって、図5に示されたeNB3Aは、自身のセル31Aに属する3つのD2D通信ペア2D、2E、及び2Fのためにそれぞれ異なる割り当て可能リソース(つまり、上述の第1の部分)を決定する。
[0059]
 図6は、3つの隣接セルの間で共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)の一例を示している。図6は、3サブフレームの割り当てを示している。これは、time resource pattern indexが6、7又は8サブフレームのうち3つのサブフレームをPSSCHリソースに指定する場合に対応する。
[0060]
 図6の例では、D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数(N_NC)が0であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、3又はそれ以上の隣接セルの間で共用されるD2D無線リソースの全体601である。一方、N_NCが1であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、共用されるD2D無線リソースの半分の部分602である。さらに、N_NCが2であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、共用されるD2D無線リソースの3分の1の部分603である。図6に示されるように、各D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分は、優先リソース(priority resources)と呼ばれてもよい。すなわち、図6の例では、eNB3は、各D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数(N_NC)が大きいほど、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分のサイズを減らす。
[0061]
 言い換えると、eNB3は、各D2D通信ペア2への割り当て可能なリソース部分を決定するために、当該D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数(N_NC)に基づいて複数の分割パターンのうち1つを選択する。ここで、複数の分割パターンは、少なくとも3つのセルの間で共用されるD2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割する。
[0062]
 図5に示された複数のD2D通信ペアの近接関係の場合、例えば、eNB3Aは、少なくとも3つのセル31A、31B、及び31Cの間で共用されるD2D無線リソースの全体601をD2D通信ペア2Dに割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)として選択する。なぜなら、D2D通信ペア2Dは、いずれの隣接セルD2D通信ペアとも近接していないためである。一方、D2D通信ペア2Eは1つの隣接セルD2D通信ペア2Gと近接している。したがって、eNB3Aは、共用されるD2D無線リソースの半分の部分602をD2D通信ペア2Eに割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)として選択する。さらに、D2D通信ペア2Fは2つの隣接セルD2D通信ペア2H及び2Jと近接関係を有し、且つこれら2つの隣接セルD2D通信ペア2H及び2Jは互いに異なる2つの隣接セル31C及び31Dに属する。したがって、eNB3Aは、共用されるD2D無線リソースの3分の1の部分603をD2D通信ペア2Fに割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)として選択する。
[0063]
 図6に示されたN_NCに応じた3つの分割パターンは、eNB3に予め設定されてもよい。幾つかの実装において、これらの分割パターンは、モバイルオペレータによってeNB3に設定されてもよい。これに代えて、eNB3は、1又はそれ以上の隣接セルのeNBs3と予め制御メッセージを交換し、これらの分割パターンを1又はそれ以上の隣接セルのeNBs3とネゴシエートしてもよい。
[0064]
 なお、図6に示された共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)は一例に過ぎない。例えば、図7に示されるような時分割パターン(patterns)が使用されてもよい。図7の例では、D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数(N_NC)が0であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、3又はそれ以上の隣接セルの間で共用されるD2D無線リソースの全体701である。一方、N_NCが1であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、共用されるD2D無線リソースの部分702である。さらに、N_NCが2であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、共用されるD2D無線リソースの3分の1の部分703である。
[0065]
 なお、図7の例では、共用されるD2D無線リソースの時間長が3サブフレームであるため、部分702は、リソース全体701の半分ではない。共用されるD2D無線リソースを2つのセルのために均等に分割するために、N_NCが1であるときの分割パターンは、周期的に変更されてもよい。言い換えると、N_NCが1であるときの分割パターンは、周期的に変更される複数の異なる分割パターンを含んでもよい。
[0066]
 図8は、分割パターンの周期的な変更の一例を示している。図8の例では、N_NCが1であるときの分割パターンが、2つの分割パターンの間でサイドリンク制御周期(PSCCH周期)毎に交互に変更される。セル#1(e.g., セル31)のeNB3(e.g., eNB3)は、N_NCが1であるD2D通信ペア2(e.g., D2D通信ペア2E)に割り当て可能なリソース部分(i.e., 第1の部分)として、PSCCH周期番号(N_PSCCH_PERIOD)が奇数のときに部分801を選択し、これが偶数のときに部分802を選択する。
[0067]
 図9は、時分割パターン(patterns)の他の例を示している。上述した図7の時分割パターンは、サイドリンク制御周期(PSCCH周期)内の複数のサブフレームのセットを1又はそれ以上の部分に分割する。これに対して、図9の時分割パターンは、複数のサイドリンク制御周期のセットを、複数の1又はそれ以上の部分に分割する。
[0068]
 図9の例では、eNB3は、6つのサイドリンク制御周期6m~6m+5(mは整数)から各D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分を選択する。D2D通信ペア2に近接して位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数(N_NC)が0であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、6つのサイドリンク制御周期の全体901である。一方、N_NCが1であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e., 第1の部分)は、これら6つのサイドリンク制御周期のうちの3つ(i.e., 部分902)である。さらに、N_NCが2であるとき、当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分(i.e.,第1の部分)は、これら6つのサイドリンク制御周期のうちの2つ(i.e., 部分903)である。
[0069]
 以上の説明から理解されるように、本実施形態に係るeNB3は、3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち自身のセル31に属する第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分(portion、part、section)を、当該第1のD2D通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D通信ペア(又は隣接セルD2D UE)が属している1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定する。言い換えると、eNB3は、各D2D通信ペア2に近接して位置する隣接セルD2D通信ペアが属している隣接セルの数に依存して、3又はそれ以上の隣接セルの間で共用されるD2D無線リソースのうち当該D2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分のサイズを動的に増加または減少する。
[0070]
 本実施形態に係る割り当て可能D2Dリソースの決定方法に従うと、例えば、図5に示されたeNB3Aは、自身のセル31Aに属するD2D通信ペア2Eへの割り当て可能リソースを決定するために、D2D通信ペア2Eが隣接セル31Bに属するD2D通信ペア2Gと近接しているものの隣接セル31Eに属するいずれのD2D通信ペアとも近接していないことを考慮する。そして、例えば、図5に示されたeNB3Aは、隣接セル31Eのための優先リソースを残すことなく、より多くの無線リソースをD2D通信ペア2Eへの割り当て可能リソースとして選択できる。したがって、本実施形態に係る割り当て可能D2Dリソースの決定方法は、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの効率的な利用に寄与できる。
[0071]
<第2の実施形態>
 本実施形態は、第1の実施形態で説明された割り当て可能D2Dリソースの決定方法の変形を提供する。図10は、互いに異なるセルに属する3つのD2D通信ペアの近接関係の一例を示している。図10の双方向の矢印は、2つのD2D通信ペアがこれら2つのペアの近接を互いに検出していることを表している。すなわち、セル#1に属するD2D通信ペア#1は、セル#2に属するD2D通信ペア#2との近接を検出しているが、セル#3に属するD2D通信ペア#3との近接を検出していない。セル#3に属するD2D通信ペア#3は、セル#2に属するD2D通信ペア#2との近接を検出しているが、セル#1に属するD2D通信ペア#3との近接を検出していない。セル#2に属するD2D通信ペア#2は、セル#1に属するD2D通信ペア#1及びセル#3に属するD2D通信ペア#3との近接を検出している。
[0072]
 図10の例で、もしD2D通信ペア#1とD2D通信ペア#3が実際は相互のD2D通信号が届くほどに近接していたなら、D2D通信ペア#1がセル#3の優先リソースを残すことなく多くのD2Dリソースを使用することは、セル#1とセル#3の間でD2D通信の干渉を引き起こす。D2D通信ペア#3がセル#1の優先リソースを残すことなく多くのD2Dリソースを使用することも同様にセル#1とセル#3の間でD2D通信の干渉を引き起こす。
[0073]
 さらに、近接関係の検出は必ずしも対称ではない。例えば、図11に示されるように、セル#1のD2D通信ペア#1はセル#3のD2D通信ペア#3との近接を検出しているが、セル#3のD2D通信ペア#3はセル#1のD2D通信ペア#1との近接を検出していない状況が発生し得る。図11の片方向実線矢印は、D2D通信ペア#1がD2D通信ペア#3をとの近接を検出していることを表している。図11の片方向破線矢印は、D2D通信ペア#3がD2D通信ペア#1との近接に気付いていないことを表している。図11の例で、D2D通信ペア#3がセル#1の優先リソースを残すことなく多くのD2Dリソースを使用することは、セル#1とセル#3の間でD2D通信の干渉を引き起こす。
[0074]
 図10及び図11に示す状況でのセル#1とセル#3の間のD2D通信の干渉を緩和するために、各eNB3は、自身のセル31のD2D通信ペア2に割り当て可能なリソース部分を、共用されるD2D無線リソースから以下のように選択してもよい。
[0075]
 (1)セル#1のeNB3は、サブフレーム#1をセル#1のデフォルトサブフレームとして設定する。同様に、セル#2のeNB3はサブフレーム#2をセル#2のデフォルトサブフレームとして設定し、セル#3のeNB3はサブフレーム#3をセル#3のデフォルトサブフレームとして設定する。
[0076]
 (2)セル#1のeNB3は、D2D通信ペア#1の近傍に位置する隣接セルD2D通信ペアがゼロであるとき、3つのサブフレーム#1、#2、#3の全てをD2D通信ペア#1に割り当て可能なリソース部分として選択する。
[0077]
 (3)セル#1のeNB3は、セル#2のD2D通信ペア#2及びセル#3のD2D通信ペア#3の両方がD2D通信ペア#1に近接して位置していること検出した場合、セル#1のデフォルトサブフレーム(i.e., サブフレーム#1)のみをD2D通信ペア#1に割り当て可能なリソース部分として選択する。
[0078]
 (4)セル#1のeNB3は、D2D通信ペア#1とセル#2のD2D通信ペア#2との近接を検出しているが、D2D通信ペア#1とセル#3のD2D通信ペア#3との近接を検出していない場合、セル#1のデフォルトサブフレーム(i.e., サブフレーム#1)とセル#3のデフォルトサブフレーム(i.e., サブフレーム#3)を、D2D通信ペア#1に割り当て可能なリソース部分として選択する。ただし、セル#3のデフォルトサブフレーム(i.e., サブフレーム#3)は、D2D通信ペア#1に間欠的に割り当て可能とされる。例えば、セル#3のデフォルトサブフレーム(i.e., サブフレーム#3)は、セル#1のD2D通信ペア#1とセル#2のD2D通信ペア#2との間で交互に使用可能とされてもよい。
[0079]
 図12Aは、図10に示された近接関係に関して、3つのD2D通信ペア#1、#2、及び#3へ割り当て可能なサブフレーム(subframe(s))の一例を示している。図12Aに示されたサブフレーム1201、1202、及び1203は、上述のサブフレーム#1、#2、及び#3にそれぞれ対応する。図12Aの例では、D2D通信ペア#1は、セル#3のデフォルトサブフレーム#3(1203)を1サイドリンク制御周期おきに(every other sidelink control period)使用する。同様に、D2D通信ペア#3は、セル#1のデフォルトサブフレーム#1(1201)を1サイドリンク制御周期おきに(every other sidelink control period)使用する。D2D通信ペア#2は、D2D通信ペア#1及び#3と近接しているから、セル#2のデフォルトサブフレーム#2(1202)のみを使用する。
[0080]
 図12Aに示されたリソース割り当てに従うと、もしD2D通信ペア#1とD2D通信ペア#3が実際は相互のD2D通信号が届くほどに近接していたとしても、セル#1とセル#3の間のD2D通信の干渉を緩和できる。
[0081]
 また、図12Aに示されたリソース割り当てでは、互いに隣接する複数のセル(e.g., セル#1、セル#2、及びセル#3)が互いに異なるデフォルトサブフレームを設定され、各セルのeNB3はこれら複数のセルのデフォルトサブフレームを考慮したD2Dリソース割当を行う。これにより、eNB3は、自セルのD2D通信ペアに近接する別なD2D通信ペアにとっての隣接セルD2D通信ペアを把握することなく、隣接するD2D通信ペア間の干渉を回避できる。
[0082]
 なお、各eNB3は、自身のセルのD2D通信ペアの近傍に位置する隣接セルD2D通信ペアがゼロである場合も、他のセルのデフォルトサブフレームを、当該自身セルのD2D通信ペアの割り当て可能リソースとして間欠的に選択しても良い。例えば、D2D通信ペア#1に関して検出された隣接セルD2D通信ペアがゼロである場合であっても、図12Bに示されるように、他セルのデフォルトサブフレーム#2及び#3は、D2D通信ペア#1に間欠的に割り当て可能とされてもよい。図12Bの例では、D2D通信ペア#1は、セル#2及び#3のデフォルトサブフレーム#2及び#3(1202及び1203)を1サイドリンク制御周期おきに(every other sidelink control period)使用する。
[0083]
 図12Bに示されたリソース割り当てに従うと、もしD2D通信ペア#1がD2D通信ペア#2(又は#3)に近接して位置していたとしても、セル#1とセル#2(又は#3)の間のD2D通信の干渉を緩和できる。
[0084]
<第3の実施形態>
 本実施形態は、第1の実施形態で説明された割り当て可能D2Dリソースの決定方法の変形を提供する。図13は、eNB3の動作の一例(処理1300)を示すフローチャートである。ステップ1301及びステップ1302における処理は、図2のステップ201及び202の処理と同様である。ステップ1303では、eNB3は、3又はそれ以上のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち当該第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、検出された隣接セルD2Dペア(又は隣接セルD2D UE)の数にさらに依存して決定する。
[0085]
 例えば、eNB3は、検出された隣接セルD2Dペア(又は隣接セルD2D UE)の数が小さいほど、当該第1の部分のサイズを増やしてもよい。反対に、eNB3は、検出された隣接セルD2Dペア(又は隣接セルD2D UE)の数が大きいほど、当該第1の部分のサイズを減らしてもよい。これにより、D2Dペアの数が多い隣接セルでは使用可能なリソースのサイズが増加し、ユーザスループットが低いD2D通信ペア数を低減できる。
[0086]
<第4の実施形態>
 本実施形態は、第1の実施形態で説明された割り当て可能D2Dリソースの決定方法の変形を提供する。図14は、eNB3の動作の一例(処理1400)を示すフローチャートである。ステップ1401及びステップ1402における処理は、図2のステップ201及び202の処理と同様である。ステップ1403では、eNB3は、3又はそれ以上のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち当該第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、検出された1又はそれ以上の隣接セルが当該第1のセルと同じセルグループに属するセルを含むか否かにさらに依存して決定する。ここで、セルグループは、共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)の同一のセットを使用するセルの集合である。
[0087]
 例えば、各eNB3は、自セルと同じセルグループに属する隣接セルのD2D通信ペアを検出した場合に、同一グループ内のセル間で第1の部分のリソースをさらに分け合うために、第1の部分のリソースを周波数分割または時分割してもよい。これにより、同一セルグープ内のセル間でのD2D通信の干渉を緩和できる。
[0088]
<第5の実施形態>
 本実施形態は、eNBs3の間のシグナリングの拡張または改良を提供する。図15は、本実施形態に係るeNBs3の間のシグナリング(処理1500)の一例を示す図である。ステップ1501では、eNB3Bは、検出された隣接セルD2D端末の情報をeNB間インタフェース(e.g., X2インタフェース)を介してeNB3Aに送る。当該情報は、eNB3Bのセル31Bに属するD2D通信ペアとeNB3Aのセル31Aに属するD2D通信ペアとの近接が検出されたか否かを示してもよい。当該情報は、eNB3B又はセル31Bに属するUE(s)1によって検出された、セル31Aに属するD2D通信ペア(又はD2D UE)の識別子を示してもよい。当該情報は、セル31Aに属するD2D通信ペア(又はD2D UE)(e.g., Discoveree)を検出したセル31Bに属するD2D通信ペア(又はD2D UE)(e.g., Discoverer)の識別子を示してもよい。当該情報は、2つのD2D通信ペアの間の近接度(proximityレベル)、例えば信号(e.g., ディスカバリ信号)の受信電力レベル、を示してもよい。
[0089]
 図15の手順を使用することで、各eNB3は、隣接セル間でのD2D通信ペアの近接関係をより正確に把握できる。例えば、各eNB3は、第2の実施形態で説明された検出されていない隣接セルD2D通信ペアとの干渉を回避するためのリソース割り当てが必要であるか否かを、ステップ1501の情報に基づいて判定してもよい。
[0090]
<第6の実施形態>
 本実施形態は、eNBs3の間のシグナリングの拡張または改良を提供する。図16は、本実施形態に係るeNBs3の間のシグナリング(処理1600)の一例を示す図である。ステップ1601では、eNB3Bは、検出された隣接セルの数に応じて選択された分割パターンを示す情報をeNB間インタフェース(e.g., X2インタフェース)を介してeNB3Aに送る。ここで、選択された分割パターンは、第1~第4の実施形態で説明されたいずれかの割り当て可能D2Dリソースの決定方法に従って選択又は決定される。
[0091]
 図16の手順を使用することで、eNBs3は、少なくとも3つの互いに隣接するセルの間で共用されるD2D無線リソースの分割パターン(patterns)を、互いの間で動的にネゴシエートすることができる。
[0092]
<第7の実施形態>
 本実施形態は、直接ディスカバリの改良を提供する。本実施形態に係る直接ディスカバリ手順において、UE1は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他のUE(s)1に送信又は他のUE(s)1から受信する。なお、ここでのD2D通信は、直接ディスカバリを除く、直接通信(e.g., ProSe直接通信、サイドリンクでの直接送信)を意味する。
[0093]
 いわゆるアナウンスメント・モデル(モデルA)に従って、announcing UE として動作するUE1は、上述の情報要素を含むディスカバリ信号を送信してもよい。monitoring UEは、ディスカバリ信号をannouncing UEから受信することで、当該monitoring UEを検出する。
[0094]
 これに代えて、いわゆる依頼(solicitation)/応答(response)モデル(モデルB)に従って、discoveree UEとして動作するUE1が上述の情報要素を含む応答信号(応答メッセージ)を送信してもよい。discoverer UEは、discoveree UEからの応答メッセージを受信することによって、当該discoveree UEを発見する。
[0095]
 本実施形態のディスカバリ手順を使用することで、UE1は、D2D通信を行っている又は行う予定がある発見されたUE(s)をその他の発見されたUE(s)から区別できる。
[0096]
 図17は、本実施形態に係るUE1の動作の一例(処理1700)を示すフローチャートである。ステップ1701では、UE1は、ディスカバリ手順においてディスカバリ信号又は応答信号を受信する。ステップ1702では、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を、受信した信号から取り出す。ステップ1703では、UE1は、隣接セルD2D無線端末が検出されたか否かを判定するために、当該取り出された情報要素を使用する。
[0097]
 続いて以下では、上述の複数の実施形態に係るUE1及びeNB3の構成例について説明する。図18は、UE1の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ1801は、eNB3と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1801により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ1801は、アンテナ1802及びベースバンドプロセッサ1803と結合される。すなわち、RFトランシーバ1801は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ1803から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1802に供給する。また、RFトランシーバ1801は、アンテナ1802によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ1803に供給する。
[0098]
 ベースバンドプロセッサ1803は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
[0099]
 例えば、LTEおよびLTE-Advancedの場合、ベースバンドプロセッサ1803によるデジタルベースバンド信号処理は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、Medium Access Control(MAC)レイヤ、および物理(PHY)レイヤの信号処理を含んでもよい。また、ベースバンドプロセッサ1803によるコントロールプレーン処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、Radio Resource Control(RRC)プロトコル、及びMAC Control Element(MAC CE)の処理を含んでもよい。
[0100]
 ベースバンドプロセッサ1803は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)、又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ1804と共通化されてもよい。
[0101]
 アプリケーションプロセッサ1804は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ1804は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ1804は、メモリ1806又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、UE1の各種機能を実現する。
[0102]
 いくつかの実装において、図18に破線(1805)で示されているように、ベースバンドプロセッサ1803及びアプリケーションプロセッサ1804は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ1803及びアプリケーションプロセッサ1804は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス1805として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
[0103]
 メモリ1806は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ1806は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ1806は、ベースバンドプロセッサ1803、アプリケーションプロセッサ1804、及びSoC1805からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ1806は、ベースバンドプロセッサ1803内、アプリケーションプロセッサ1804内、又はSoC1805内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ1806は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
[0104]
 メモリ1806は、上述の複数の実施形態で説明されたUE1による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、ベースバンドプロセッサ1803又はアプリケーションプロセッサ1804は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1806から読み出して実行することで、上述の実施形態で図面を参照して説明されたUE1の処理を行うよう構成されてもよい。
[0105]
 図19は、上述の実施形態に係るeNB3の構成例を示すブロック図である。図19を参照すると、eNB3は、RFトランシーバ1901、ネットワークインターフェース1903、プロセッサ1904、及びメモリ1905を含む。RFトランシーバ1901は、UE1と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1901は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ1901は、アンテナ1902及びプロセッサ1904と結合される。RFトランシーバ1901は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をプロセッサ1904から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1902に供給する。また、RFトランシーバ1901は、アンテナ1902によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ1904に供給する。
[0106]
 ネットワークインターフェース1903は、ネットワークノード(e.g., Mobility Management Entity (MME)およびServing Gateway (S-GW))と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1903は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
[0107]
 プロセッサ1904は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。例えば、LTEおよびLTE-Advancedの場合、プロセッサ1904によるデジタルベースバンド信号処理は、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、プロセッサ1904によるコントロールプレーン処理は、S1プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
[0108]
 プロセッサ1904は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ1904は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., DSP)とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., CPU又はMPU)を含んでもよい。
[0109]
 メモリ1905は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、MROM、PROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。メモリ1905は、プロセッサ1904から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1904は、ネットワークインターフェース1903又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1905にアクセスしてもよい。
[0110]
 メモリ1905は、上述の複数の実施形態で説明されたeNB3による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ1904は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1905から読み出して実行することで、上述の実施形態で図面を参照して説明されたeNB3の処理を行うよう構成されてもよい。
[0111]
 図18及び図19を用いて説明したように、上述の実施形態に係るUE1及びeNB3が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又はそれ以上のプログラムを実行する。これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、これらのプログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
[0112]
<その他の実施形態>
 上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
[0113]
 上述の実施形態において、eNB3は、自身のセル31に属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当てる無線リソースを、共用されるD2D無線リソースのうちの第1の部分の中から選択するよう構成されてもよい。これに代えて、eNB3は、共用されるD2D無線リソースのうちの第1の部分をUE1(D2D送信UE)に指定し、当該UE1(D2D送信UE)がD2D送信のために使用される無線リソースを指定された第1の部分の中から選択してもよい。
[0114]
 上述の実施形態は、D2D送信への無線リソース割り当てのためにscheduled resource allocationが採用される例を示した。これに代えて、D2D送信への無線リソース割り当てのためにautonomous resource selectionが使用されてもよい。この場合、eNB3は、上述の実施形態で説明されたいずれかの割り当て可能D2Dリソースの決定方法に従って、UE1に設定されるリソースプールを決定してもよい。これに代えて、UE1は、eNB3によって設定されたリソースプールからサイドリンク・コントロール(PSCCH)若しくはデータ(PSSCH)又は両方のリソースを自律的に選択する際に、上述の実施形態で説明されたいずれかの割り当て可能D2Dリソースの決定方法を使用してもよい。
[0115]
 さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
[0116]
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[0117]
(付記1)
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得するよう構成され、
 前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定するよう構成される、
処理装置。
[0118]
(付記2)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記検出された1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出するよう構成され、
 前記検出された隣接セルの数に応じて、前記第1の部分のサイズを動的に増加または減少するよう構成される、
付記1に記載の処理装置。
[0119]
(付記3)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすように構成される、
付記1又は2に記載の処理装置。
[0120]
(付記4)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを選択するよう構成され、
 前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割する、
付記1~3のいずれか1項に記載の処理装置。
[0121]
(付記5)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記隣接セルの数が第1の数であるときに、前記D2D無線リソースを2又はそれ以上の部分に分割する第1の分割パターンに従って前記第1の部分を決定するよう構成され、
 前記隣接セルの数が前記第1の数より大きい第2の数であるときに、前記D2D無線リソースを3又はそれ以上の部分に分割する第2の分割パターンに従って前記第1の部分を決定するよう構成され、
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり、
 前記第2の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズは、前記第1の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズよりも小さい、
付記1~4のいずれか1項に記載の処理装置。
[0122]
(付記6)
 前記第1の分割パターンは、周期的に変更される複数の異なる分割パターンを含む、
付記5に記載の処理装置。
[0123]
(付記7)
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、複数のセルを含む1つのセルグループに関連付けられ、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルが前記第1のセルと同じセルグループに属するセルを含むか否かにさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
付記5又は6に記載の処理装置。
[0124]
(付記8)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末の数にさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
付記1~7のいずれか1項に記載の処理装置。
[0125]
(付記9)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末の数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすように構成される、
付記8に記載の処理装置。
[0126]
(付記10)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、前記第1のD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当てる無線リソースを、前記第1の部分の中から選択するよう構成される、
付記1~9のいずれか1項に記載の処理装置。
[0127]
(付記11)
 前記処理装置は、前記第1のセルを運用するよう構成された第1の基地局に配置される、
付記1~10のいずれか1項に記載の処理装置。
[0128]
(付記12)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 第2のセルに属するD2D通信ペアの近傍に位置し且つ前記第1のセルに属しているD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局から受信するよう構成され、
 前記情報にさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
付記10に記載の処理装置。
[0129]
(付記13)
 前記情報は、前記第2のセル内のD2D通信ペアと前記第1のセルに属するD2D無線端末との近接が検出されたか否かを示す、
付記12に記載の処理装置。
[0130]
(付記14)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のD2Dペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属しているD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送るよう構成される、
付記11~13のいずれか1項に記載の処理装置。
[0131]
(付記15)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択するよう構成され、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知するよう構成される、
付記11~14のいずれか1項に記載の処理装置。
[0132]
(付記16)
 前記処理装置は、無線端末に配置される、
付記1~10のいずれか1項に記載の処理装置。
[0133]
(付記17)
 前記少なくとも1つのプロセッサは、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
付記16に記載の処理装置。
[0134]
(付記18)
 第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得すること、及び
 前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定すること、
を備える方法。
[0135]
(付記19)
 前記取得することは、
 前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記検出された1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
を含み、
 前記決定することは、前記検出された隣接セルの数に応じて、前記第1の部分のサイズを動的に増加または減少することを含む、
付記18に記載の方法。
[0136]
(付記20)
 前記決定することは、前記隣接セルの数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすことを含む、
付記18又は19に記載の方法。
[0137]
(付記21)
 前記決定することは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを選択することを含み、
 前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割する、
付記18~20のいずれか1項に記載の方法。
[0138]
(付記22)
 前記決定することは、
 前記隣接セルの数が第1の数であるときに、前記D2D無線リソースを2又はそれ以上の部分に分割する第1の分割パターンに従って前記第1の部分を決定すること、及び
 前記隣接セルの数が前記第1の数より大きい第2の数であるときに、前記D2D無線リソースを3又はそれ以上の部分に分割する第2の分割パターンに従って前記第1の部分を決定すること、
を含み、
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり、
 前記第2の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズは、前記第1の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズよりも小さい、
付記18~21のいずれか1項に記載の方法。
[0139]
(付記23)
 前記第1の分割パターンは、周期的に変更される複数の異なる分割パターンを含む、
付記22に記載の方法。
[0140]
(付記24)
 前記第1のD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当てる無線リソースを、前記第1の部分の中から選択することをさらに備える、
付記18~23のいずれか1項に記載の方法。
[0141]
(付記25)
 付記18~24のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラム。
[0142]
(付記26)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送るよう構成される、
基地局。
[0143]
(付記27)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法であって、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送ること、
を備える方法。
[0144]
(付記28)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
 前記方法は、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送ること、
を備える、
プログラム。
[0145]
(付記29)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出するよう構成され、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択するよう構成され、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知するよう構成される、
基地局。
[0146]
(付記30)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法であって、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択すること、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;及び
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知すること、
を備える方法。
[0147]
(付記31)
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
 前記方法は、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択すること、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;及び
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知すること、
を備える、
プログラム。
[0148]
(付記32)
 無線端末であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出するよう構成され、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
無線端末。
[0149]
(付記33)
 無線端末における方法であって、
 1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出することを備え、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
方法。
[0150]
(付記34)
 無線端末における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
 前記方法は、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出することを備え、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
プログラム。
[0151]
 この出願は、2017年4月19日に出願された日本出願特願2017-082806を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

符号の説明

[0152]
1 UE
2 D2D通信ペア
3 eNB
31 セル
101 D2Dリンク

請求の範囲

[請求項1]
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得するよう構成され、
 前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定するよう構成される、
処理装置。
[請求項2]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記検出された1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出するよう構成され、
 前記検出された隣接セルの数に応じて、前記第1の部分のサイズを動的に増加または減少するよう構成される、
請求項1に記載の処理装置。
[請求項3]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすように構成される、
請求項1又は2に記載の処理装置。
[請求項4]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを選択するよう構成され、
 前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項5]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記隣接セルの数が第1の数であるときに、前記D2D無線リソースを2又はそれ以上の部分に分割する第1の分割パターンに従って前記第1の部分を決定するよう構成され、
 前記隣接セルの数が前記第1の数より大きい第2の数であるときに、前記D2D無線リソースを3又はそれ以上の部分に分割する第2の分割パターンに従って前記第1の部分を決定するよう構成され、
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり、
 前記第2の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズは、前記第1の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズよりも小さい、
請求項1~4のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項6]
 前記第1の分割パターンは、周期的に変更される複数の異なる分割パターンを含む、
請求項5に記載の処理装置。
[請求項7]
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、複数のセルを含む1つのセルグループに関連付けられ、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルが前記第1のセルと同じセルグループに属するセルを含むか否かにさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
請求項5又は6に記載の処理装置。
[請求項8]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末の数にさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
請求項1~7のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項9]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末の数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすように構成される、
請求項8に記載の処理装置。
[請求項10]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、前記第1のD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当てる無線リソースを、前記第1の部分の中から選択するよう構成される、
請求項1~9のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項11]
 前記処理装置は、前記第1のセルを運用するよう構成された第1の基地局に配置される、
請求項1~10のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項12]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 第2のセルに属するD2D通信ペアの近傍に位置し且つ前記第1のセルに属しているD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局から受信するよう構成され、
 前記情報にさらに依存して、前記第1の部分を決定するよう構成される、
請求項10に記載の処理装置。
[請求項13]
 前記情報は、前記第2のセル内のD2D通信ペアと前記第1のセルに属するD2D無線端末との近接が検出されたか否かを示す、
請求項12に記載の処理装置。
[請求項14]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のD2Dペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属しているD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送るよう構成される、
請求項11~13のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項15]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択するよう構成され、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;
 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知するよう構成される、
請求項11~14のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項16]
 前記処理装置は、無線端末に配置される、
請求項1~10のいずれか1項に記載の処理装置。
[請求項17]
 前記少なくとも1つのプロセッサは、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
請求項16に記載の処理装置。
[請求項18]
 第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を取得すること、及び
 前記第1のセルを含む3又はそれ以上の複数のセルの間で共用されるD2D無線リソースのうち前記第1のD2D通信ペアに割り当て可能な第1の部分を、前記1又はそれ以上の隣接セルの数に依存して決定すること、
を備える方法。
[請求項19]
 前記取得することは、
 前記1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記検出された1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
を含み、
 前記決定することは、前記検出された隣接セルの数に応じて、前記第1の部分のサイズを動的に増加または減少することを含む、
請求項18に記載の方法。
[請求項20]
 前記決定することは、前記隣接セルの数が大きいほど前記第1の部分のサイズを減らすことを含む、
請求項18又は19に記載の方法。
[請求項21]
 前記決定することは、前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを選択することを含み、
 前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割する、
請求項18~20のいずれか1項に記載の方法。
[請求項22]
 前記決定することは、
 前記隣接セルの数が第1の数であるときに、前記D2D無線リソースを2又はそれ以上の部分に分割する第1の分割パターンに従って前記第1の部分を決定すること、及び
 前記隣接セルの数が前記第1の数より大きい第2の数であるときに、前記D2D無線リソースを3又はそれ以上の部分に分割する第2の分割パターンに従って前記第1の部分を決定すること、
を含み、
 前記第1および第2の分割パターンの各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり、
 前記第2の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズは、前記第1の分割パターン内の前記第1の部分に含まれる無線リソースの合計サイズよりも小さい、
請求項18~21のいずれか1項に記載の方法。
[請求項23]
 前記第1の分割パターンは、周期的に変更される複数の異なる分割パターンを含む、
請求項22に記載の方法。
[請求項24]
 前記第1のD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当てる無線リソースを、前記第1の部分の中から選択することをさらに備える、
請求項18~23のいずれか1項に記載の方法。
[請求項25]
 請求項18~24のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
[請求項26]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出するよう構成され、
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送るよう構成される、
基地局。
[請求項27]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法であって、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送ること、
を備える方法。
[請求項28]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
 前記方法は、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末を検出すること、及び
 前記第1のD2D通信ペアの近傍に位置し且つ第2のセルに属するD2D無線端末に関する情報を前記第2のセルを運用する第2の基地局に送ること、
を備える、
非一時的なコンピュータ可読媒体。
[請求項29]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出するよう構成され、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択するよう構成され、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知するよう構成される、
基地局。
[請求項30]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法であって、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択すること、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;及び
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知すること、
を備える方法。
[請求項31]
 第1のセルを運用するよう構成された基地局における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
 前記方法は、
 前記第1のセルに属する第1のdevice-to-device(D2D)通信ペアの近傍に位置する1又はそれ以上の隣接セルD2D無線端末が属している1又はそれ以上の隣接セルの数を検出すること、
 前記隣接セルの数に基づいて、複数の分割パターンのうち1つを前記第1のD2D通信ペアへの無線リソース割り当てに使用するために選択すること、ここで、前記複数の分割パターンは、前記D2D無線リソースを互いに異なる数の部分に分割し、各部分は、対応するセルに属するD2D通信ペアによって行われるD2D送信に割り当て可能なリソースであり;及び
 前記選択された分割パターンを隣接セルの基地局に通知すること、
を備える、
非一時的なコンピュータ可読媒体。
[請求項32]
 無線端末であって、
 少なくとも1つのメモリと、
 前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
 前記少なくとも1つのプロセッサは、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出するよう構成され、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
無線端末。
[請求項33]
 無線端末における方法であって、
 1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出することを備え、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
方法。
[請求項34]
 無線端末における方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
 前記方法は、1又はそれ以上の無線端末又は無線端末グループを発見するためのディスカバリ手順を用いて、1又はそれ以上の隣接セルdevice-to-device(D2D)無線端末を検出することを備え、
 前記ディスカバリ手順は、D2D通信のためのディスカバリであるか又はそれ以外の用途のためのディスカバリであるかを識別するための情報要素を含む信号を他の無線端末に送信又は他の無線端末から受信することを含む、
非一時的なコンピュータ可読媒体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12A]

[ 図 12B]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]