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1. (WO2018189854) 電子楽器本体装置及び電子楽器システム
Document

明 細 書

発明の名称 電子楽器本体装置及び電子楽器システム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165  

符号の説明

0166  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 電子楽器本体装置及び電子楽器システム

技術分野

[0001]
 本発明は、演奏情報を生成する演奏操作装置と接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置及びその電子楽器システムに関するものである。

背景技術

[0002]
 打撃された打面の振動に基づく信号を出力するパッドと接続されることにより、電子ドラムシステムを構成する音源装置がある。その音源装置は、パッドから出力される信号に基づき、そのパッドに割り当てられた音色の楽音信号を生成する。
[0003]
 従来の電子ドラムシステムには、例えば、パッドから出力される信号が、打面の振動強度を示す信号のみのものがあった。この電子ドラムシステムでは、接続されたパッドの種別を音源装置にて自動で識別することができない。そのため、この電子ドラムシステムの音源装置は、その音源装置に設けられた複数の接続端子(入力ポート)のうちどの接続端子にそのパッドが接続されたのかに応じて、パッドに対する音色の割り当て(アサイン)を行っていた。よって、パッドに対する音色の割り当てを変更したい場合、そのパッドを接続する接続端子を別の接続端子に変更するか、使用者が音源装置の操作子を操作して接続端子に割り振られた音色の設定を変更していた。従って、使用者に対して大きな負担を強いていた。
[0004]
 一方、近年の電子ドラムシステムの中には、パッドを音源装置に接続すると、自動で、そのパッドに対して音色を割り当てるものがある。その割り当て方法として、特許文献1には、演奏操作装置から送信される、その演奏操作装置の種類を表す装置情報に基づいて、音源装置がその装置情報に対応する音色を設定することが開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特許第4572874号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかしながら、特許文献1では、パッドに対して直接音色が割り当てられるため、音色の設定の自由度が低いと共に、接続端子に対して音色を割り当てた従来の電子ドラムシステムに慣れた使用者にとって直観的に分かり辛いものとなるおそれがあった。
[0007]
 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、接続された演奏操作装置に対する音色設定の自由度を高くすると共に、音色の割り当てを使用者に分かり易く行うことができる電子楽器本体装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 この目的を達成するために、本発明の電子楽器本体装置は、演奏情報を生成する演奏操作装置と接続されることにより電子楽器システムを構成するものである。また、本発明の電子楽器システムは、演奏情報を生成する演奏操作装置と、その演奏操作装置が接続される電子楽器本体装置とを有する。電子楽器本体装置は、複数の物理的な接続端子と、音色割振部と、接続検出部と、情報取得部と、ポート割当部と、楽音生成部と、を備える。複数の物理的な接続端子は、演奏装置が接続される。電子楽器本体装置は、接続端子とは別に仮想的な入力ポートを演奏操作装置の種別毎に用意し、音色割振部は、各入力ポートに対して、その入力ポートに入力された演奏情報に基づき発音する音色を割り振る。接続検出部は、一の接続端子に演奏操作装置が接続されたことを検出する。情報取得部は、その接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に係る情報を取得する。ポート割当部は、接続検出部により一の接続端子との接続が検出された演奏操作装置に対して、情報取得部により取得された演奏操作装置に係る情報に対応する種別の仮想的な入力ポートを割り当てる。楽音生成部は、接続端子に接続された演奏操作装置から取得される演奏情報に基づいて、その演奏操作装置に対してポート割当部により割り当てられた仮想的な入力ポートに対し音色割振部により割り振られた音色の楽音信号を生成する。

発明の効果

[0009]
 本発明の電子楽器本体装置によれば、演奏操作装置が接続される複数の物理的な接続端子とは別に、仮想的な入力ポートが演奏操作装置の種別毎に用意され、各入力ポートに対して、その入力ポートに入力された演奏情報に基づき発音する音色が、音色割振部により割り振られる。接続検出部によって、一の接続端子に演奏操作装置が接続されたことが検出されると、その接続された演奏操作装置よりその演奏操作装置に係る情報が、情報取得部により取得される。そして、接続検出部により一の接続端子との接続が検出された演奏操作装置に対して、情報取得部により取得された演奏操作装置に係る情報に対応する種別の仮想的な入力ポートが、ポート割当部により割り当てられる。接続端子に接続された演奏操作装置から演奏情報が取得されると、その演奏情報に基づいて、その演奏操作装置に対してポート割当部により割り当てられた仮想的な入力ポートに対し音色割振部により割り振られた音色の楽音信号が、楽音生成部により生成される。これにより、電子楽器本体装置に接続された演奏操作装置に対する音色設定の自由度を高くすると共に、音色の割り当てを使用者に分かり易く行うことができるという効果がある。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 本発明の一実施形態である音源装置を有する電子ドラムシステムの全体像を示した概略図である。
[図2] 音源装置の背面側に設けられたリアパネルを模式的に示した模式図である。
[図3] 音源装置及びパッドの電気的構成を示したブロック図である。
[図4] (a)は、ディジタルパッドアサインテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図であり、(b)は、ポート音色対応テーブルの内容の一例を模式的に示した模式図であり、(c)は、アナログパッド用パラメータテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図である。
[図5] 音源装置に設けられた入力ポートを模式的に示した模式図である。
[図6] 音源装置内のCPUにより実行されるパッドアサイン処理を示すフローチャートである。
[図7] 音源装置内のCPUにより実行されるパッド登録処理を示すフローチャートである。
[図8] (a)は、音源装置内のCPUにより実行されるパラメータ変更処理を示すフローチャートであり、(b)は、音源装置内のCPUにより実行されるアナログパッド発音処理を示すフローチャートであり、(c)は、音源装置内のCPUにより実行される音色割振処理を示すフローチャートである。
[図9] (a)は、第1~第3パッド内のCPUにより実行される要求情報送信処理を示すフローチャートであり、(b)は、第1~第3パッド内のCPUにより実行されるパラメータ受信処理を示すフローチャートであり、(c)は、第1~第3パッド内のCPUにより実行されるパラメータ選択処理を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態である音源装置11と、その音源装置11を有する電子ドラムシステム10について説明する。図1は、その電子ドラムシステム10の全体像を示した概略図であり、図2は、音源装置11の背面側に設けられたリアパネルを模式的に示した模式図である。
[0012]
 図1に示す通り、電子ドラムシステム10は、音源装置11のほか、パッド(図1の例では、パッド12,パッド13,パッド14)と、アンプ内蔵スピーカ15とにより構成される。パッドと音源装置11とはスタンドSに設置され、1つの電子ドラムシステム10として構築される。
[0013]
 パッド12~パッド14とアンプ内蔵スピーカ15とは、それぞれが音源装置11と電気的に接続されている。電子ドラムシステム10では、使用者がアコースティックドラムを演奏するように各パッド12~14を打撃することで、音源装置11による電気的な処理により、各々のパッドに割り当てられた音色の楽音をアンプ内蔵スピーカ15から発音する。
[0014]
 音源装置11は、各音色に対応した音源データを有しており、打撃されたパッドより受信した発音指示情報等の演奏情報に従って、そのパッドに対応する音色でアンプ内蔵スピーカ15から発音させる楽音の楽音信号を生成する装置である。
[0015]
 パッド12~14をはじめとする音源装置11に接続可能なパッドは、各々打面を有しており、その打面が打撃されることで生じる打面の振動に基づき、演奏情報を生成するものである。パッドには、バスドラム、スネアドラム、タム、ライドシンバル、クラッシュシンバル、ハイハットシンバル等の種別がある。
[0016]
 ここで、音源装置11には、演奏情報の送信方式により大別して2つの種類のパッドが接続可能となっている。1つは、打面に対する打撃の振動からディジタル信号の発音指示情報を演奏情報として生成し、音源装置11へ出力する。以下、この種類のパッドをディジタル接続方式パッドと称する。
[0017]
 音源装置11のリアパネルには、図2に示す通り、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したUSBコネクタを3つ有するUSBインタフェース(以下「USB I/F」と称す)27(図3参照)が設けられている。音源装置11は、最大3台のディジタル接続方式パッドとUSBケーブルを介して接続可能に構成されている。ディジタル接続方式パッドは、その種別(バスドラム、スネアドラム…等の種別)に関わらず、音源装置11の任意のUSBコネクタに接続可能である。音源装置11は、任意のUSBコネクタに接続されたディジタル接続方式パッドに対して、そのパッドの種別に対応する仮想的な入力ポートを割り当て、その割り当てられた仮想的な入力ポートに接続されたものとして取り扱う。また、音源装置11は、各仮想的な入力ポートに対して音色が割り振られている。音源装置11は、一の仮想的な入力ポートが割り当てられたパッドから演奏情報を取得すると、その一の仮想的な入力ポートに割り振られた音色で、楽音を発音する。仮想的な入力ポートの詳細については、図5を参照して後述する。
[0018]
 もう1つの種類のパッドは、打面に対する打撃の振動レベルを示すアナログ信号を演奏情報(本発明の第2演奏情報に該当)として生成し、音源装置11へ出力する。以下、この種類のパッドをアナログ接続方式パッドと称する。
[0019]
 音源装置11のリアパネルには、図2に示す通り、パッドの種類毎にアナログ接続方式パッド接続用の入力ポート(接続端子)を有する入力ポート28(図3参照)が設けられている。具体的には、入力ポート28には、バスドラム接続用のKICK入力ポート、スネアドラム接続用のSNARE入力ポート、タム接続用のTOM1入力ポート,TOM2入力ポート,TOM3入力ポート,TOM4入力ポート、ハイハットシンバル接続用のHI-HAT入力ポート、クラッシュシンバル接続用のCRASH1入力ポート,CRASH2入力ポート、ライドシンバル接続用のRIDE入力ポート、その他の種類のパッド接続用のAUX1入力ポート,AUX2入力ポート,AUX3入力ポート,AUX4入力ポートと、14の物理的な入力ポートが用意されている。
[0020]
 音源装置11では、各入力ポートに対して、対応する音色が割り振られている。この音色の割り振りは、使用者が音源装置11を操作することで変更可能となっている。一の入力ポートにパッドが接続された場合、その入力ポートに割り振られた音色の楽音が発音される。例えば、KICK入力ポートには、バスドラム用の音色が割り振られている。そして、KICK入力ポートに接続されたパッドから取得される演奏情報に基づいて、音源装置11は、KICK入力ポートに割り振られたバスドラム用の音色で、楽音を発音する。KICK入力ポートに接続されたパッドに基づいて発音する楽音の音色を変更したい場合は、そのパッドを接続する入力ポートをKICK入力ポートから別の入力ポートに変更するか、使用者が音源装置11を操作して、KICK入力ポートに割り振られた音色を、別の音色に変更する必要がある。
[0021]
 次いで、図3を参照して、音源装置11及び音源装置11に接続される各パッド(第1パッド41等)の電気的構成について説明する。図3は、音源装置11及び各パッドの電気的構成を示したブロック図である。
[0022]
 まず、ディジタル接続方式パッドの1つである第1パッド41について説明する。なお、第2パッド42及び第3パッド43は、第1パッド41と同一の構成を有するため、ここでは説明を省略する。
[0023]
 第1パッド41は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、USB I/F54、振動センサ55、アナログ・ディジタル変換器(以下「ADC」と称す)56を備える。CPU51、ROM52、RAM53、USB I/F54、ADC56の出力側は、バスライン57を介して相互に接続されている。ADC56の入力側は、振動センサ55と接続されている。
[0024]
 CPU51は、ROM52に記憶されたプログラムや固定値データ及びRAM53に記憶された情報等に基づいて、各種制御や演算を行う装置である。ROM52は、CPU51にて実行されるプログラムや固定値データを記憶しておくための、書換え不能な不揮発性のメモリである。RAM53は、CPU51で行われる演算で用いる情報や、演算結果の情報を一時的に記憶するための書換え可能な揮発性のメモリである。
[0025]
 ROM52には、固定値データとして、識別情報52a及びパラメータ初期値52bが少なくとも記憶されている。
[0026]
 識別情報52aは、パッドを識別するための情報であり、個々のパッドに対して個別に割り当てられたパッド固有のID(Identification)である個別情報と、そのパッドの機種番号(型番)を示した機種情報と、そのパッドの種別(バスドラム,スネアドラム…等)を示した種別情報とを含む。この識別情報52aは、第1パッド41の製造時にROM52に記憶されて、第1パッド41に組み付けられる。
[0027]
 識別情報52aは、音源装置11からの要求に応じて、音源装置11に対して送信される。音源装置11では、この識別情報52aを使用して、このパッドに対する仮想的な入力ポートの割り当てや、割り当てた仮想的な入力ポートの管理等を行う。
[0028]
 なお、この識別情報52aは、USB規格のプラグ&プレイを実現するための情報であるディスクリプタに含まれるものであってもよい。この場合、第1パッド41の接続が音源装置11にて検出された場合に音源装置11より第1パッド41に対して送信されるディスクリプタの要求に応じて、第1パッド41は、音源装置11に対してディスクリプタを送信し、そのディスクリプタの中に識別情報52aを含ませることとなる。音源装置11では、このディスクリプタから識別情報52aを抽出して、第1パッド41に対する仮想的な入力ポートの割り当てや、割り当てた仮想的な入力ポートの管理等を行うこととなる。
[0029]
 一方で、識別情報52aは、ディスクリプタとは別にROM52に記憶されるものであってもよい。この場合、音源装置11は、第1パッド41の接続を検出したことに基づいて送信を要求した第1パッド41のディスクリプタを取得して第1パッド41との通信を確立させた後に、識別情報52aの送信要求を個別に第1パッド41に対して行ってもよい。この場合は、この個別の識別情報52aの送信要求に基づいて、第1パッド41が識別情報52aを音源装置11に対して送信することとなる。以下、本実施形態では、識別情報52aがディスクリプタとは別にROM52に記憶される場合を例に説明する。
[0030]
 パラメータ初期値52bは、第1パッド41の動作に係るパラメータの初期値である。このパラメータとしては、例えば、打面の打撃位置に対する音色変化を調整するパラメータであるポジションアジャスト(PA)、クロス・スティック奏法の出やすさを調整するパラメータであるクロススティックディテクトセンス(XDS)、チョーク奏法の感度を調整するパラメータであるチョークセンス(CS)、ベルショット奏法におけるベルを叩く強さと音の大きさのバランスを調整するパラメータであるベルゲイン(BG)等、種々のものがある。それらの中で各々のパッドの特性に応じて必要とされるパラメータの初期値が、パラメータ初期値52bとしてROM52に記憶される。
[0031]
 パラメータ初期値52bは、音源装置11からの要求に応じて音源装置11に送信される。音源装置11では、接続されたパッドの動作に係るパラメータの値を、使用者によって変更できるように構成されている。ディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータの値が音源装置11にて変更された場合、音源装置11は、その変更されたパラメータを使用するパッドに対して変更後のパラメータを送信する。ディジタル接続方式パッドは、音源装置11から変更後のパラメータを受信すると、以後、その受信した変更後のパラメータを使用して動作する。これにより、ディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータの変更を音源装置11にて可能とし、その変更をディジタル接続方式パッドに反映させることができる。なお、ディジタル接続方式パッドは、音源装置11より変更後のラメータを受信していない状態であれば、パラメータ初期値52bを使用して動作する。
[0032]
 続いて、RAM53には、パラメータ受信フラグ53aと、パラメータ設定値53bとを少なくとも記憶できるように構成されている。パラメータ受信フラグ53aは、第1パッド41が、音源装置11より変更後のパラメータを受信したことを示すフラグである。パラメータ設定値53bは、音源装置11より受信した変更後のパラメータの値である。
[0033]
 パラメータ受信フラグ53aは、その値が「1」である場合に、音源装置11より変更後のパラメータを受信したことを示す。また、パラメータ受信フラグ53aは、その値が「0」である場合に、音源装置11より変更後のパラメータを受信していないことを示す。第1パッド41を音源装置11と接続することにより、第1パッド41に電力が供給された場合に、CPU51による立ち上げ処理の中で、パラメータ受信フラグ53aは「0」に初期化される。そして、音源装置11から、変更後のパラメータを受信すると、CPU51の処理により、その受信した変更後のパラメータの値がパラメータ設定値53bとしてRAM53に記憶され、パラメータ受信フラグ53aは「1」に設定される。
[0034]
 パラメータ受信フラグ53aが「0」である場合には、第1パッド41は、パラメータ初期値52bを使用して動作する。一方、パラメータ受信フラグ53aが「1」である場合には、第1パッド41は、パラメータ設定値53bを使用して動作する。
[0035]
 USB I/F54は、USB規格に準拠して他の装置と通信を制御するインタフェースである。第1パッド41は、USBケーブルを介して音源装置11と接続されると、このUSB I/F54により、音源装置11との間で通信を行うことが可能となる。
[0036]
 振動センサ55は、第1パッド41の打面の振動を感知し、その振動レベルを示すアナログの信号を出力するセンサである。ADC56は、振動センサ55から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する変換器である。CPU51は、ADC56より出力された、第1パッド41の打面の振動レベルを判断し、その振動レベルに基づいて、音源装置11にて楽音を発音させるための発音指示情報を生成する。音源装置11では、その発音指示情報に基づいて、楽音信号を生成し、アンプ内蔵スピーカ15より楽音を発音する。
[0037]
 第4パッド44、第5パッド45、…、第17パッド46は、それぞれアナログ接続方式パッドである。これらのパッド(アナログ接続方式パッド)には、図示しない振動センサが設けられている。その振動センサによって各パッドに設けられた打面の振動が検出され、その振動レベルを示すアナログ信号が各パッドから出力される。音源装置11では、入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドから、この振動レベルを示すアナログ信号を受信し、音源装置11に内蔵されたADC(図示せず)によって各々ディジタル信号に変換する。音源装置11は、ディジタル信号に変換された振動レベルをCPU21によって解析する。そして、その振動レベルに基づいて、音源装置11は、楽音信号を生成し、アンプ内蔵スピーカ15より楽音を発音する。
[0038]
 ここで、上記した通り、音源装置11の各入力ポート28a~28mには、対応する音色が割り振られている。第4パッド44、第5パッド45、…、第17パッド46の音色は、接続される入力ポート28a~28mに対して割り振られた音色となる。即ち、第4パッド44は、KICK入力ポート28aと接続された場合、そのKICK入力ポート28aに割り振られた音色で楽音が発音され、第5パッド45は、SNARE入力ポート28bと接続された場合、そのSNARE入力ポート28bに割り振られた音色で楽音が発音される。また、第17パッド46は、AUX4入力ポート28mと接続された場合、そのAUX4入力ポート28mに割り振られた音色で楽音が発音される。
[0039]
 次いで、音源装置11について説明する。音源装置11は、CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、LCD(Liquid Crystal Display)25、操作子26、USB I/F27(図2参照)、入力ポート28(図2参照)、音源回路29、ディジタル・アナログ変換器(以下「DAC」と称す)30を備えている。CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、LCD25、操作子26、USB I/F27、入力ポート28、音源回路29は、バスライン31を介して相互に接続されている。また、DAC30の入力側には、音源回路29が接続され、DAC30の出力側には、アンプ内蔵スピーカ15が接続される。
[0040]
 CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムや固定値データ及びRAM23に記憶された情報等に基づいて、各種制御や演算を行う装置である。ROM22は、CPU21にて実行されるプログラムや固定値データを記憶しておくための、書換え不能な不揮発性のメモリである。RAM23は、CPU21で行われる各種制御や演算の実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するための書換え可能な揮発性のメモリである。
[0041]
 ROM22には、アナログパッド用パラメータ初期値テーブル22aが少なくとも記憶されている。アナログパッド用パラメータ初期値テーブル22aは、音源装置11に接続が予定される全てのアナログ接続方式パッドについて、機種毎にそのパッドの動作に係るパラメータの初期値を示したテーブルである。
[0042]
 使用者は、音源装置11に一のアナログ接続方式パッドを入力ポート28に接続した場合、そのパッドを動作させるために必要なパラメータを音源装置11に設定する必要がある。しかしながら、そのパラメータを1つ1つ入力していたのでは、使用者の負担を増大させる。そこで、使用者は、音源装置11に予め登録されているアナログ接続方式パッドの機種の中から、接続したアナログ接続方式パッドの機種を選択する。これにより、その機種に対応したパラメータの初期値がアナログパッド用パラメータ初期値テーブル22aから読み出され、その初期値が、アナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータとして設定される。よって、使用者は、アナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータを容易に設定できる。
[0043]
 フラッシュメモリ24は、CPU21の演算で用いる情報を記憶しておくための書換え可能な不揮発性のメモリである。即ち、フラッシュメモリ24に記憶される情報は、書換えができると共に、音源装置11の電源がオフされている期間中も保持できる。フラッシュメモリ24には、ディジタルパッドアサインテーブル24aと、ポート音色対応テーブル24bと、アナログパッド用パラメータテーブル24cとが少なくとも記憶される。
[0044]
 まず、図4(a)を参照して、ディジタルパッドアサインテーブル24aの詳細について説明する。図4(a)は、ディジタルパッドアサインテーブル24aの内容の一例を模式的に示した模式図である。このディジタルパッドアサインテーブル24aは、USB I/F27を介して接続されるディジタル接続方式パッド(例えば、第1パッド41~第3パッド43)に対して割り当てた後述する仮想的な入力ポートを、最大で14のディジタル接続方式パッドについて記憶させるためのテーブルである。
[0045]
 ディジタルパッドアサインテーブル24aは、Index領域24a1と、ID領域24a2と、割当ポート領域24a3と、接続フラグ領域24a4と、パラメータ領域24a5とにより構成される。Index領域24a1は、Index番号を記憶する領域である。Index番号は、最大で14のディジタル接続方式パッドに対して割り当てた仮想的な入力ポートを、ディジタル接続方式パッド毎に記憶するために用意された配列において、一の要素(ディジタル接続方式パッド)を特定するための番号である。
[0046]
 Index領域24a1には、音源装置11の製造段階で、Index番号として予め0から順番に1ずつ増加する整数が13まで格納されており、以後、書き換えられることなく保持され続ける。音源装置11は、このIndex番号により、最大で14のディジタル接続方式パッドについて、割り当てられた仮想的な入力ポートを記憶し、管理する。
[0047]
 ID領域24a2は、Index領域24a1に記憶されたIndex番号に対応付けて記憶する、ディジタル接続方式パッドを特定するための個別情報を記憶する領域である。ID領域24a2に記憶される個別情報は、ディジタル接続方式パッドが接続された場合に、そのディジタル接続方式パッドから取得した識別情報52aに含まれる個別情報が用いられる。上記した通り、この個別情報は、個々のパッドに対して個別に割り当てられたパッド固有のIDである。よって、ID領域24a2に記憶された個別情報から、Index番号に対応付けて記憶されるディジタル接続方式パッドが、どのディジタル接続方式パッドのものであるかを特定することができる。
[0048]
 割当ポート領域24a3は、Index領域24a1のIndex番号に対応付けて記憶するディジタル接続方式パッドに対して割り当てられた仮想的な入力ポートを記憶するための領域である。ここで、図5を参照しながら、仮想的な入力ポートについて説明する。図5は、音源装置11に設けられた入力ポートを模式的に示した模式図である。
[0049]
 図2を参照して上記した通り、音源装置11には、アナログ接続方式パッドを接続するための入力ポート28として、KICK、SNARE、TOM1、TOM2、TOM3、TOM4、HI-HAT、CRASH1、CRASH2、RIDE、AUX1、AUX2、AUX3、AUX4と、14の物理的な入力ポートが用意されている。
[0050]
 一方、音源装置11には、ディジタル接続方式パッドを接続するための接続端子として、3つのUSBコネクタが用意されている。このとき、ディジタル接続方式パッドは、そのパッドの種別(バスドラム、スネアドラム…等の種別)に関わらず、任意のUSBコネクタに接続が可能である。
[0051]
 ここで、本音源装置11では、仮想的な入力ポートの概念を導入する。具体的には、音源装置11は、アナログ接続方式パッドが接続される14の物理的な入力ポートに対応して、ディジタル接続方式パッドが接続される14の仮想的な入力ポートを導入する。即ち、仮想的な入力ポートとして、仮想KICK、仮想SNARE、仮想TOM1、仮想TOM2、仮想TOM3、仮想TOM4、仮想HI-HAT、仮想CRASH1、仮想CRASH2、仮想RIDE、仮想AUX1、仮想AUX2、仮想AUX3、仮想AUX4が用意される。
[0052]
 各々の仮想的な入力ポートは、対応する物理的な入力ポートと同一の音色が割り振られる。例えば、仮想KICK入力ポートに対しては、物理的なKICK入力ポートと同じ音色が割り振られる、仮想SNARE入力ポートに対しては、物理的なSNERE入力ポートと同じ音色が割り振られる。
[0053]
 音源装置11は、ディジタル接続方式パッドが接続されたことを検出すると、そのディジタル接続方式パッドから識別情報52aを取得する。その識別情報52aに含まれる機種情報(機種番号を示す情報)や種別情報(バスドラム,スネアドラム…等のパッドの種別を示す情報)に基づいて、そのディジタル接続方式パッドの種別に適した仮想的な入力ポートを割り当てる。
[0054]
 例えば、個別情報(ID)が「A」のディジタル接続方式パッドがスネアドラムであった場合、そのパッド(ID:A)に対して、仮想SNARE入力ポートが割り当てられる。また、個別情報(ID)が「B」のディジタル接続方式パッドがライドシンバルであった場合、そのパッド(ID:B)に対して、仮想RIDE入力ポートが割り当てられる。
[0055]
 これにより、音源装置11に接続されたディジタル接続方式パッドは、その種別にあった仮想的な入力ポートに仮想的に接続された状態となる。そして、音源装置11は、ディジタル接続方式パッドから出力される演奏情報に基づいて、その仮想的な入力ポートに割り振られた音色で楽音信号を生成することができる。即ち、ディジタル接続方式パッドに対して、そのパッドの種別に応じた音色を割り当てることができる。
[0056]
 このように、音源装置11では、ディジタル接続方式パッドに対して直接音色を割り当てるのではなく、仮想的な入力ポートを割り当てている。ここで、アナログ接続方式パッドのみに対応した従来の音源装置では、そのアナログ接続方式パッドが接続された入力ポートに割り振られた音色で、そのアナログ接続方式パッドに基づく発音を行う。音源装置11は、ディジタル接続方式パッドに対しても、仮想的な入力ポートを割り当てた上で、その仮想的な入力ポートに割り振られた音色で発音を行う。よって、音源装置11は、接続されたディジタル接続方式パッドに対する音色設定の自由度を高くすると共に、音色の割り当てを使用者に分かり易く行うことができる。
[0057]
 また、音源装置11では、一の仮想的な入力ポートに対して一のディジタル接続方式パッドが仮想的に接続されている場合、その一の仮想的な入力ポートに対して別のディジタル接続方式パッドを割り当てないようになっている。よって、一のディジタル接続方式パッドと同一種別の別のディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続されたとしても、その別のディジタル接続方式パッドに対して、一のディジタル接続方式パッドの接続された仮想的な入力ポートが割り当てられることを回避することができる。従って、一のディジタル接続方式パッドと同一の音色が、別のディジタル接続方式パッドに対して割り当てられることを抑制できる。
[0058]
 一方、音源装置11は、一のディジタル接続方式パッドと同一種別の別のディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続された場合、その別のディジタル接続方式パッドに対して、パッドが接続されていない仮想的な入力ポートの中から使用者が所望する仮想的な入力ポートを割り当てる。このとき、音源装置11は、使用者に対して、所望の仮想的な入力ポートの入力を促す画面をLCD25に表示する。使用者は、操作子26を操作して、その別のディジタル接続方式パッドに対して割り当てる仮想的な入力ポートを設定できる。これにより、一のディジタル接続方式パッドと同一種別の別のディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続された場合に、その別のディジタル接続方式パッドに対して使用者により設定された入力ポートを割り当てることができる。よって、その別のディジタル接続方式パッドによって、使用者が所望する音色の楽音を発音させることができる。
[0059]
 また、この音源装置11では、仮想的な入力ポートに対して、ディジタル接続方式パッドを仮想的に接続している状態にある場合、その仮想的な入力ポートに対応する物理的な入力ポートにアナログ接続方式パッドが接続されたとしても、そのアナログ接続方式パッドに基づく楽音の発音はミュートされるように構成している。例えば、仮想SNARE入力ポートに、ディジタル接続方式パッドが仮想的に接続されている場合は、SNARE入力ポート28bに第5パッド45を接続したとしても(図2参照)、第5パッド45に基づく楽音の発音はミュートされる。これにより、音源装置11に、同一種別のディジタル接続方式パッドとアナログ接続方式パッドが接続された場合は、ディジタル接続方式パッドが優先して楽音が発音される。よって、ディジタル接続方式パッドとアナログ接続方式パッドとで、同一の音色の楽音が発音されることを抑制できる。
[0060]
 図4(a)に戻り、割当ポート領域24a3の説明を続ける。音源装置11は、接続されたディジタル接続方式パッドに対して仮想的な入力ポートを割り当てると、Index領域24a1の所定のIndex番号に対応付けて、そのディジタル接続方式パッドの個別情報をID領域24a2に格納すると共に、割り当てられた仮想的な入力ポートを特定する割当ポート特定情報を割当ポート領域24a3に格納する。
[0061]
 具体的には、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在する場合には、その未登録のIndex番号のうち最も小さいIndex番号を特定する。そして、その特定されたIndex番号に対して、そのディジタル接続方式パッドの個別情報と、割り当てられた仮想的な入力ポートを特定する割当ポート特定情報とを格納する。これにより、最大14のディジタル接続方式パッドに対して割当ポート特定情報を、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶させることができる。また、現実的には、短期間のうちに14のディジタル接続方式パッドを接続することはない。よって、ディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報が、他のディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報によりすぐに上書きされることを抑制できる。従って、その割当ポート特定情報を長期間保持させておくことができる。
[0062]
 なお、製造段階において、ID領域24a2には、全てのIndex番号に対応付けて「null」情報が書き込まれる。また、割当ポート領域24a3には、全てのIndex番号に対応付けて「-1」を示す情報が書き込まれる。これにより、音源装置11は、ID領域24a2に「null」情報が格納され、割当ポート領域24a3に「-1」を示す情報が格納されているIndex番号を、仮想的な入力ポートの割り当ての情報が未登録のIndex番号であると判断できる。
[0063]
 一方、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在しない場合は、その時点で接続されていないディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報が記憶されているIndex番号のうち最も小さいIndex番号を特定する。そして、その特定されたIndex番号に対して、そのディジタル接続方式パッドの個別情報と、割り当てられた仮想的な入力ポートを特定する割当ポート特定情報とを格納する。これにより、たとえ14のディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報が、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されていたとしても、その時点で接続されているディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報は保持される。なお、音源装置11に接続できるディジタル接続方式パッドの数は、上記した通り最大で3であるので、その時点で接続されていないディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報が記憶されているIndex番号は、必ず存在する。
[0064]
 ここで、ディジタルパッドアサインテーブル24aは、フラッシュメモリ24に記憶されるテーブルであるので、音源装置11の電源がオフされる期間中も、ディジタルパッドアサインテーブル24aは保持され続ける。よって、音源装置11に接続された一のディジタル接続方式パッドに対して一度、仮想的な入力ポートが割り当てられると、その割当ポート特定情報が上書きされずにディジタルパッドアサインテーブル24aに保持され続ける限り、音源装置11の電源をオンしたときに、その一のディジタル接続方式パッドに対して、ディジタルパッドアサインテーブル24aに格納された割当ポート特定情報に基づいて、同一の仮想的な入力ポートを割り当てることができる。
[0065]
 また、その一のディジタル接続方式パッドが一旦音源装置11から外されても、再度その音源装置11に接続された場合に、その一のディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに保持されていれば、その割当ポート特定情報に基づいて同一の仮想的な入力ポートを割り当てることができる。
[0066]
 このように、過去に音源装置11に接続されたことにより仮想的な入力ポートが割り当てられたディジタル方式パッドに対して、その割当ポート特定情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに保持され続ける限り、過去に音源装置11に接続したときと同じ音色で楽音を発音させることができる。よって、使用者に違和感なく、そのディジタル接続方式パッドを使用させることができる。
[0067]
 接続フラグ領域24a4は、接続フラグを記憶するための領域である。接続フラグは、Index領域24a1のIndex番号に対応付けて情報が記憶されるディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続されているかを示すフラグである。接続フラグは、その値が「1」である場合に、その接続フラグが対応付けられるIndex番号にて記憶されるディジタル接続方式パッドが、音源装置11に接続されていることを示す。また、接続フラグは、その値が「0」である場合に、その接続フラグが対応付けられるIndex番号にて記憶されるディジタル接続方式パッドが、音源装置11に接続されていないことを示す。
[0068]
 接続フラグ領域24a4は、音源装置11の電源がオンされた場合に、一旦全てのIndex番号に対応付けられた接続フラグに対して「0」が書き込まれる。その後、ディジタル接続方式パッドの接続が検出されると、そのディジタル接続方式パッドの情報が記憶されるIndex番号に対応付けられた接続フラグ領域24a4の接続フラグを「1」にセットする。一方、接続されていたディジタル接続方式パッドが非接続となったことが検出されると、そのディジタル接続方式パッドの情報が記憶されるIndex番号に対応付けられた接続フラグ領域24a4の接続フラグを「0」にクリアする。
[0069]
 音源装置11は、この接続フラグ領域24a4に記憶される接続フラグを確認することで、その時点で接続されていないディジタル接続方式パッドに関する情報が記憶されているIndex番号を判断することができる。
[0070]
 パラメータ領域24a5は、Index領域24a1のIndex番号に対応付けて記憶されるディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータを記憶する領域である。製造段階において、パラメータ領域24a5には、全てのIndex番号に対応付けて「null」情報が書き込まれる。
[0071]
 音源装置11は、ディジタル接続方式パッドが接続された場合に、そのディジタル接続方式パッドに関する情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されていなければ、そのディジタル接続方式パッドに記憶されたパラメータ初期値52bを取得する。そして、そのディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報を所定のIndex番号に対応付けて記憶させるのにあわせて、同じIndex番号に対応付けて、取得したパラメータ初期値52bを格納する。
[0072]
 音源装置11では、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されたディジタル接続方式パッドの動作に関するパラメータをLCD25に表示し、使用者が操作子26を操作することによって、そのパラメータの値を変更可能としている。使用者によってパラメータの値が変更されると、音源装置11は、その変更後のパラメータを、ディジタルパッドアサインテーブル24aのパラメータ領域24a5に記憶された変更前のパラメータに対して上書きして保存する。あわせて、音源装置11は、そのパラメータが変更されたディジタル接続方式パッドに対して、変更後のパラメータを送信する。これにより、使用者は、音源装置11を介して、ディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータを変更でき、変更されたパラメータに基づいて、ディジタル接続方式パッドを動作させることができる。
[0073]
 ここで、上記した通り、音源装置11の電源がオフされる期間中も、ディジタルパッドアサインテーブル24aは保持され続ける。これにより、音源装置11に接続されたディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータが、ディジタルパッドアサインテーブル24aに格納されると、そのパラメータが、別のディジタル接続方式パッドのパラメータで上書きされない限り、音源装置11の電源がオフされる期間中も保持され続ける。仮に、そのパラメータが使用者により変更された場合であっても、その変更後のパラメータが、ディジタルパッドアサインテーブル24aに保持され続ける。
[0074]
 そこで、音源装置11は、ディジタル接続方式パッドの接続が検出された場合に、そのディジタル接続方式パッドの情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに格納されているか否かを確認する。そして、その情報が格納されていれば、ディジタルパッドアサインテーブル24aのパラメータ領域24a5に格納されている、そのディジタル接続方式パッドのパラメータを、そのディジタル接続方式パッドへ送信する。これにより、音源装置11は、接続されたディジタル接続方式パッドに対して、過去にそのディジタル接続方式パッドに対して設定したパラメータを反映させて、動作させることができる。よって、使用者が、再び、そのディジタル接続方式パッドのパラメータを再設定することを抑制できるので、使用者の負担を軽減できる。
[0075]
 さて、ディジタルパッドアサインテーブル24aは、音源装置11に一度接続されたディジタル接続方式パッド毎に、そのパッドの個別情報(ID)に対応付けて、該パッドに関する情報(割当ポート特定情報、パラメータ等)を保持するものとも言える。このディジタルパッドアサインテーブル24aは、フラッシュメモリ24に格納されるものであり、音源装置11の電源がオフされる期間中も保持され続ける。よって、一度、音源装置11から接続されたディジタル接続方式パッドを、再び音源装置11に接続した場合に、そのパッドが取り外されている期間中に電源がオフされたとしても、そのパッドに関する情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶され続ける限り、その情報に基づいて、そのディジタル接続方式パッドを動作させることができる。
[0076]
 なお、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されるディジタル接続方式パッドに関する情報は、割当ポート特定情報やパラメータに限られるものではなく、そのパッドの動作に関わる情報であれば、任意のものであってよい。例えば、そのパッドによって出力される音色(本実施形態では、割り当てられた仮想的な入力ポートに割り振られた音色)を特定するための情報が、そのパッドの個別情報に対応付けられてディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されてもよい。
[0077]
 次いで、図4(b)を参照して、ポート音色対応テーブル24bの詳細について説明する。図4(b)は、ポート音色対応テーブル24bの内容の一例を模式的に示した模式図である。このポート音色対応テーブル24bは、14ある物理的な入力ポート28a~28m及び14ある仮想的な入力ポートに対して、音色を割り振るためのテーブルである。
[0078]
 ポート音色対応テーブル24bは、ポート領域24b1と、音色領域24b2とにより構成される。ポート領域24b1は、物理的な入力ポート28a~28m及び仮想的な入力ポートの各ポートの種別(ポート種別)を規定する領域であり、KICK、SNARE、TOM1、TOM2、TOM3、TOM4、HI-HAT、CRASH1、CRASH2、RIDE、AUX1、AUX2、AUX3、AUX4の14種別に区分けされる。
[0079]
 このポート領域24b1に規定される14種類のポート種別は、物理的な入力ポート28a~28m及び仮想的な入力ポートで共通して使用される。例えば、ポート領域24b1の「KICK」は、物理的なKICK入力ポート28aと、仮想的な入力ポートである仮想KICKとで共通して使用される。ポート領域24b1の「SNARE」は、物理的なSNARE入力ポート28bと、仮想的な入力ポートである仮想SNAREとで共通して使用される。つまり、ポート種別が同一の物理的な入力ポートと仮想的な入力ポートとでは、同一の音源が割り振られる。
[0080]
 なお、このポート領域24b1に規定されたポート種別は、音源装置11の製造段階で書き込まれ、以後、書き換えられることなく保持され続ける。
[0081]
 音色領域24b2は、ポート領域24b1に規定される各ポート種別に対応付けて、そのポート種別に割り振られる音色を規定する領域である。音源装置11は、各ポート種別に対して、音源回路29に記憶された複数種類の音色の音源データの中から一の音色を割り振るように構成されている。音色領域24b2には、その割り振られた音色を示す情報が、ポート領域24b1に規定されるポート種別に対応付けて格納される。
[0082]
 このポート音色対応テーブル24bの音色領域24b2には、音源装置11の製造段階で、ポート領域24b1に規定された各ポート種別に対して、それぞれ所定の音色を示す情報が対応付けられて記憶される。また、音源装置11では、各ポート種別に割り振る音色を、使用者によって変更可能に構成されている。使用者は、LCD25に表示される画面をみながら操作子26を操作して、それぞれのポート種別に対して割り振られる音色を、音源回路29に記憶された複数種類の音色の音源データの中から1つ設定することができる。使用者によって、一のポート種別に対して一の音色が割り振られると、その一のポート種別に対応する音色領域24b2の音色の情報が、使用者によって割り振られた一の音色を示す情報に書き換えられる。
[0083]
 音源装置11は、音源装置11に接続された各パッドから演奏情報を取得すると、その演奏情報に基づいて、楽音を発音する。このとき、音源装置11は、そのパッドが接続された物理的な入力ポート又は仮想的な入力ポートのポート種別に割り振られた音色を、ポート音色対応テーブル24bから特定し、その音色に対応する楽音信号を生成する。
[0084]
 例えば、図4(b)の例では、仮想SNAREに仮想的に接続されたパッドからの演奏情報に基づいて楽音を発音する場合、音源装置11は、ポート種別「SNARE」に対応付けられた音色「AAAAS」をポート音色対応テーブル24bより特定し、その音色「AAAAS」の楽音信号を生成する。また、物理的なAUX4入力ポート28mに接続されたパッドからの演奏情報に基づいて楽音を発音する場合、音源装置11は、ポート種別「AUX4」に対応付けられた音色「YYY」の楽音信号を生成する。
[0085]
 上記した通り、このポート音色対応テーブル24bは、フラッシュメモリ24に記憶されるものであり、電源がオフされる期間中も保持され続ける。よって、一のポート種別に対して割り振られる音色が使用者により変更されると、その後電源がオフされて再びオンされても、そのポート種別に接続されたパッドは、使用者により変更された音色で発音することができる。
[0086]
 次いで、図4(c)を参照して、アナログパッド用パラメータテーブル24cの詳細について説明する。図4(c)は、アナログパッド用パラメータテーブル24cの内容の一例を模式的に示した模式図である。アナログパッド用パラメータテーブル24cは、物理的な入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータを格納するためのテーブルである。
[0087]
 このアナログパッド用パラメータテーブル24cは、ポート領域24c1、機種番号領域24c2、パラメータ領域24c3、ミュートフラグ領域24c4によって構成される。ポート領域24c1は、アナログ接続方式パッドが接続され得る物理的な入力ポート28のポート種別が、図4(b)に示すポート音色対応テーブル24bのポート領域24b1と同様に規定される。このポート領域24c1に規定されたポート種別は、音源装置11の製造段階で書き込まれ、以後、書き換えられることなく保持され続ける。
[0088]
 機種番号領域24c2は、ポート領域24c1に規定される各ポート種別に対応付けて、そのポート種別の入力ポートに接続されていると使用者により入力されたアナログ接続方式パッドの機種番号(型番)を格納する領域である。パラメータ領域24c3は、ポート領域24c1に規定される各ポート種別に対応付けて、そのポート種別の入力ポート28に接続された機種番号のアナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータを格納する領域である。音源装置11の製造段階において、アナログパッド用パラメータテーブル24cには、ポート領域24c1にて規定されるポート種別毎に、そのポート種別の入力ポート28に接続される可能性の高いパッドの機種番号が初期値として機種番号領域24c2に書き込まれ、その機種番号のパッドの動作に係るパラメータの初期値がパラメータ領域24c3に書き込まれる。
[0089]
 使用者は、あるポート種別の入力ポート28に対して、機種番号領域24c2にて規定された機種番号とは異なる機種番号のアナログ接続方式パッドを接続した場合、その接続したアナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータを、操作子26を操作して設定する。具体的には、使用者が、パラメータの設定を変更したい入力ポート28のポート種別を選択した上で、接続したパッドの機種番号を音源装置11に対して入力する。これにより、音源装置11は、その機種番号のパッドに対して予め記憶された、そのパッドの動作に係るパラメータの初期値を、アナログパッド用パラメータ初期値テーブル22aから読み出す。そして、音源装置11は、読み出したパッドの動作に係るパラメータの初期値を、使用者により選択された入力ポート28のポート種別に対応付けて、パラメータ領域24c3に格納する。
[0090]
 なお、使用者により選択された入力ポート28のポート種別に対して、接続するパッドの動作に係るパラメータそのものを使用者が手動にて設定できるように、音源装置11は構成されてもよい。
[0091]
 パラメータ領域24c3に格納されたパラメータは、使用者によって変更可能に構成されている。即ち、使用者は、LCD25に表示された画面を見ながら、操作子26を操作して、選択した入力ポート28のポート種別に対して、接続されるパッドの動作に係るパラメータを変更する。その変更後のパラメータは、そのパラメータの変更が行われた入力ポート28のポート種別に対応付けられた変更前のパラメータを上書きすることによって、パラメータ領域24c3に格納される。
[0092]
 ミュートフラグ領域24c4は、ポート領域24c1に規定される各ポート種別に対応付けて、ミュートフラグを格納する領域である。ミュートフラグは、対応するポート種別の入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドに基づく楽音の発音がミュートされる状態にあることを示すフラグである。上記した通り、音源装置11では、仮想的な入力ポートに対して、ディジタル接続方式パッドが仮想的に接続されている状態である場合、その仮想的な入力ポートに対応する物理的な入力ポートに接続されたアナログ接続方式パッドに基づく楽音の発音をミュートする。ミュートフラグは、その値が「1」である場合に、そのミュートフラグが対応付けられるポート種別の入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドがミュートされる状態にあることを示す。また、ミュートフラグは、その値が「0」である場合に、そのミュートフラグが対応付けられるポート種別の入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドが非ミュート状態にあることを示す。
[0093]
 ミュートフラグ領域24c4は、音源装置11の電源がオンされた場合に、一旦全てのポート種別に対応付けて「0」が書き込まれる。その後、ディジタル接続方式パッドの接続が検出され、そのディジタル接続方式パッドに仮想的な入力ポートが割り当てられると、その割り当てられた仮想的な入力ポートのポート種別と同一のポート種別に対応付けて、ミュートフラグ領域24c4に「1」を格納する。これにより、ディジタル接続方式パッドが仮想的に接続された仮想的な入力ポートと同一のポート種別の物理的な入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドに対し、楽音の発音がミュートされる。
[0094]
 一方、音源装置11に接続されていたディジタル接続方式パッドが非接続となったことが検出されると、音源装置11は、その非接続となったディジタル接続方式パッドに割り当てられていた仮想的な入力ポートと同一のポート種別に対応付けて、ミュートフラグ領域24c4に「0」を格納する。これにより、非接続となったディジタル接続方式パッドが仮想的に接続されていた仮想的な入力ポートと、同一のポート種別の物理的な入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドに対して、ミュート状態が解除される。
[0095]
 音源装置11は、物理的な入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドに対してミュート状態が設定されているか否かを、ミュートフラグ領域24c4に格納されたミュートフラグを参照して判断する。そして、そのアナログ接続方式パッドがミュート状態に設定されていれば、アナログ接続方式パッドからの演奏情報を無視して、楽音信号を非生成とする。
[0096]
 一方、アナログ接続方式パッドが非ミュート状態にあれば、音源装置11は、そのアナログ接続方式パッドの動作に係るパラメータ(アナログパッド用パラメータテーブル24cにおいて、そのアナログ接続方式パッドが接続された入力ポートのポート種別に対応付けられたパラメータ)を、パラメータ領域24c3から読み出す。音源装置11は、そのパラメータに従って、アナログ接続方式パッドから取得される演奏情報(振動レベル)を解析しながら、楽音の発音タイミングや、発音の強度(ベロシティ)等を判断する。そして、音源装置11は、ポート音色対応テーブル24bにより割り振られた、そのアナログ接続方式パッドが接続された入力ポート28の音色で、楽音信号を生成する。
[0097]
 図3に戻り、説明を続ける。LCD25は、音源装置11の状態を示す画面や、音源装置11に対する設定用の画面を表示する液晶表示装置である。操作子26は、使用者が音源装置11を操作するために用いられるスイッチ群である。
[0098]
 音源回路29は、各種の音源データが記憶されており、その音源データを用いて、CPU21より音源回路29に対して発音指示された音色及び音量のディジタル信号を生成する回路である。DAC30は、音源回路29から出力されたディジタル信号を、アナログの音信号へと変換する変換装置である。アンプ内蔵スピーカ15は、DAC30から送信された音信号を増幅した上で物理振動に変えて、発音する装置である。つまり、CPU21からの発音指示に基づいて、その発音指示において示された音色及び音量の音が、アンプ内蔵スピーカ15から発音される。
[0099]
 次いで、図6を参照して、音源装置11のCPU21により実行されるパッドアサイン処理について説明する。図6は、そのパッドアサイン処理を示すフローチャートである。このパッドアサイン処理は、音源装置11に接続されたディジタル接続方式パッドに対して、仮想的な入力ポートを割り当てるための処理である。このパッドアサイン処理は、音源装置11の電源がオンされた後に、必ず実行される。また、音源装置11の動作中に、ディジタル接続方式パッドが接続されたことが検出された場合にも、このパッドアサイン処理が実行される。
[0100]
 パッドアサイン処理では、まず、ディジタルパッドアサインテーブル24aの接続フラグ領域24a4に格納された全ての接続フラグと、アナログパッド用パラメータテーブル24cのミュートフラグ領域24c4に格納された全てのミュートフラグとを0にクリアする(S11)。次いで、USB I/F27のUSBコネクタにおいて、ディジタル接続方式パッドの接続が検出されたか否かを判断する(S12)。そして、パッドの接続が検出されなければ(S12:No)、そのまま本処理を終了する。一方、S12の処理において、パッドの接続が検出されれば(S12:Yes)、S13の処理へ移行する。S12の処理により検出された全てのパッドが、本処理において、仮想的な入力ポートの割当対象となるパッド(以下「割当対象パッド」と称する)である。
[0101]
 なお、S11及びS12の処理は、音源装置11の電源がオンされた後に最初にパッドアサイン処理が実行された場合のみ行われる処理である。音源装置11の動作中に、ディジタル接続方式パッドが接続されたことが検出されたことに基づいてパッドアサイン処理が実行された場合には、S11及びS12の処理をスキップして、S13の処理から開始する。この場合、その接続が検出されたパッドが本処理における割当対象パッドである。
[0102]
 S13の処理では、全ての割当対象パッドに対して、識別情報52aの送信を要求する(S13)。そして、その要求に対して、全ての割当対象パッドから識別情報52aを受信したか否かを判断する(S14)。識別情報52aを受信していない場合は(S14:No)、S14の処理が繰り返し実行され、全ての割当対象パッドから識別情報52aが受信されるまで待機する。
[0103]
 S14の処理により、全ての割当対象パッドから識別情報52aを受信したと判断されると(S14:Yes)、次いで、ディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている割当対象パッドが存在するか否かを判断する(S15)。具体的には、各々の割当対象パッドについて、受信した識別情報52aに含まれる個別情報がディジタルパッドアサインテーブル24aのID領域24a2に格納されているか否かを判断する。
[0104]
 その結果、既にディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている割当対象パッドが存在しない場合は(S15:No)、S21の処理へ移行する。一方、既にディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている割当対象パッドが存在する場合は(S15:Yes)、その登録されている全ての割当対象パッドに対してS16~S19の処理を実行する。
[0105]
 具体的には、まず、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、ID領域24a2に割当対象パッドの個別情報が対応付けられたIndex領域24a1のIndex番号(以下「割当対象パッドIndex番号」と称する)を特定し、その割当対象パッドIndex番号に対応付けた接続フラグ領域24a4の接続フラグを「1」にセットする(S16)。これにより、その割当対象パッドが音源装置11に接続されていることを示すことができる。
[0106]
 次いで、ディジタルパッドアサインテーブル24aより、割当対象パッドIndex番号に対応付けられた割当ポート領域24a3の割当ポート特定情報を取得し、割当対象パッドに対して、その割当ポート特定情報により特定される仮想的な入力ポートを割り当てる(S17)。
[0107]
 これにより、あるディジタル接続方式パッドにおいて、過去に音源装置11に接続されたことにより仮想的な入力ポートが割り当てられていた場合、その割当ポート特定情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに保持され続ける限り、音源装置11の電源をオンしたときや、そのディジタル接続方式パッドを音源装置11の動作中に接続したときに、そのディジタル接続方式パッドに対して、過去に割り当てたのと同一の仮想的な入力ポートを割り当てることができる。よって、そのようなディジタル接続方式パッドに対して、過去に音源装置11に接続したときと同じ音色で楽音を発音させることができるので、使用者に違和感なく、そのディジタル接続方式パッドを使用させることができる。
[0108]
 次いで、S17の処理にて割当対象パッドに割り当てられた仮想的な入力ポートとポート種別が同一の物理的な入力ポート28を、ミュートに設定するための処理を行う(S18)。具体的には、アナログパッド用パラメータテーブル24cにおいて、ポート領域24c1に規定されたポート種別うちミュートに設定する物理的な入力ポート28のポート種別に対応付けて、ミュートフラグ領域24c4のミュートフラグを「1」にセットする。これにより、ディジタル接続方式パッドが仮想的に接続された仮想的な入力ポートと同一のポート種別の物理的な入力ポート28に接続されたアナログ接続方式パッドに対し、楽音の発音がミュートされる。
[0109]
 次に、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、割当対象パッドIndex番号に対応付けられたパラメータ領域24a5のパラメータ(割当対象パッドの動作に係るパラメータ)を取得し、それを割当対象パッドへ送信する(S19)。これにより、割当対象パッドは、S19の処理により送信されたパラメータに従って動作する。
[0110]
 上記した通り、あるディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続されると、そのディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータがディジタルパッドアサインテーブル24aのパラメータ領域24a5に保持される。そのパラメータの値が使用者により変更されると、その変更後のパラメータがパラメータ領域24a5に保持される。これにより、そのディジタル接続方式パッドのパラメータが、ディジタルパッドアサインテーブル24aに保持され続ける限り、音源装置11の電源をオンしたときや、そのディジタル接続方式パッドを音源装置11の動作中に接続したときに、そのディジタル接続方式パッドに対して、過去にそのディジタル接続方式パッドに対して設定したパラメータを反映させて、動作させることができる。よって、使用者が、再び、そのディジタル接続方式パッドのパラメータを再設定することを抑制できるので、使用者の負担を軽減できる。
[0111]
 S19の処理の後、ディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている全ての割当対象パッドに対してS16~S19の処理を実行したか否かを判断する(S20)。その結果、S16~S19の処理が未実行の割当対象パッドが存在する場合は(S20:No)、S16の処理に戻り、その未実行の割当対象パッドに対してS16~S19の処理を実行する。一方、ディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている全ての割当対象パッドに対してS16~S19の処理を実行したと判断される場合は(S20:Yes)、S21の処理へ移行する。
[0112]
 S21の処理では、ディジタルパッドアサインテーブル24aに未登録の割当対象パッドが存在するか否かを判断する(S21)。未登録の割当対象パッドが存在しない場合は(S21:No)、そのままパッドアサイン処理を終了する。一方、未登録の割当対象パッドが存在する場合は(S21:Yes)、パッド登録処理を実行する(S22)。パッド登録処理(S22)の実行後、パッドアサイン処理を終了する。
[0113]
 S22のパッド登録処理は、ディジタルパッドアサインテーブル24aに未登録の割当対象パッド(以下「未登録割当対象パッド」と称する)について仮想的な入力ポートを割り当て、その割当ポート特定情報をディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶させる処理である。なお、未登録割当対象パッドが複数存在する場合には、全ての未登録割当対象パッドに対して、仮想的な入力ポートの割り当てが行われる。
[0114]
 ここで、図7を参照して、パッド登録処理(S21)の詳細について説明する。図7は、そのパッド登録処理(S21)を示すフローチャートである。
[0115]
 パッド登録処理(S21)では、まず、パッドアサイン処理(図6)のS14の処理において、未登録割当対象パッドから受信した識別情報52aに含まれる機種情報及び種別情報に基づいて、その未登録割当対象パッドの機種番号(型番)やパッドの種別(バスドラム,スネアドラム…等)を判断し、その判断に応じて未登録割当対象パッドに適した仮想的な入力ポートを選択する(S31)。ここで、未登録割当対象パッドが複数存在する場合は、仮想的な入力ポートの割り当てが未実行の未登録割当対象パッドの中から、一の未登録割当対象パッドについて、S31の処理を行う。
[0116]
 次いで、S31の処理により選択された仮想的な入力ポートが、既に他のディジタル接続方式パッドに対して割り当てられているか否かを判断する(S32)。具体的には、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート領域24a3に格納された割当ポート特定情報と、接続フラグ領域24a4に格納された接続フラグとを参照する。そして、接続フラグが「1」に設定されたパッド(音源装置11に接続され、仮想的な入力ポートが割り当て済みのパッド)の中に、S31の処理により選択された仮想的な入力ポートが割り当てられたパッドがあるか否かを判断することによって、S32の判断が行われる。
[0117]
 S32の処理により、S31の処理により選択された仮想的な入力ポートが、他のディジタル接続方式パッドに対して割り当てられてないと判断される場合は(S32:No)、その選択された仮想的な入力ポートを、未登録割当対象パッドに対して割り当て(S34)、S35の処理へ移行する。
[0118]
 一方、S32の処理により、S31の処理により選択された仮想的な入力ポートが、既に他のディジタル接続方式パッドに対して割り当てられていると判断される場合は(S32:No)、使用者により手動で選択させた仮想的な入力ポートを、未登録割当対象パッドに割り当てる処理を実行し(S33)、S35の処理へ移行する。
[0119]
 具体的には、まず、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート領域24a3に格納された割当ポート特定情報と、接続フラグ領域24a4に格納された接続フラグとを参照する。次に、その時点で音源装置11に接続され且つ仮想的な入力ポートが割り当て済みのディジタル接続方式パッドを特定し、その割り当て済みの入力ポートのポート種別を判断する。次に、ディジタル接続方式パッドが割り当てられていない仮想的な入力ポートのポート種別をLCD25に表示して使用者に提示し、使用者に対して、その提示したポート種別の中から、未登録割当対象パッドに割り当てるべきポート種別を選択するよう促す。そして、使用者が操作子26を操作することにより選択されたポート種別の仮想的な入力ポートを、未登録割当対象パッドに割り当てる。
[0120]
 これにより、一のディジタル接続方式パッドと同一種別の別のディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続された場合に、その別のディジタル接続方式パッドに対して、使用者により選択された仮想的な入力ポートを割り当てることができる。このとき、音源装置11では、未割り当ての仮想的な入力ポートの中から、別のディジタル接続方式パッドに対して割り当てる仮想的な入力ポートを、使用者に選択させる。よって、一のディジタル接続方式パッドによって発音される音色と同一の音色が、別のディジタル接続方式パッドにより発音されることを抑制できる。また、その別のディジタル接続方式パッドより、使用者が所望する音色の楽音を発音させることができる。
[0121]
 S35の処理では、未登録割当対象パッドに、その未登録割当対象パッドの動作に係るパラメータ初期値52bの送信を要求する(S35)。そして、その要求に対して、未登録割当対象パッドからパラメータ初期値52bを受信したかを判断し(S36)、パラメータ初期値52bを受信しない間は(S36:No)、S36の処理を繰り返し実行する。これにより、未登録割当対象パッドからパラメータ初期値52bを受信するまで、待機される。
[0122]
 一方、S36の処理により、未登録割当対象パッドからパラメータ初期値52bを受信したと判断されると(S36:Yes)、次に、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在するかを判断する(S37)。その結果、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在すると判断された場合は(S37:Yes)、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号のうち最も小さいIndex番号を選択し(S38)、S40の処理へ移行する。
[0123]
 一方、S37の処理により、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在しないと判断された場合は(S37:No)、ディジタルパッドアサインテーブル24aの接続フラグ領域24a4を参照して、その時点で接続されていないディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報が記憶されているIndex番号のうち最も小さいIndex番号を選択し(S39)、S40の処理へ移行する。
[0124]
 そして、ディジタルパッドアサインテーブル24aに対し、S38又はS39の処理により選択されたIndex番号に対応付けて、未登録割当対象パッドの個別情報(パッドアサイン処理(図6)のS14の処理において、未登録割当対象パッドから受信した識別情報52aに含まれる個別情報)をID領域24a2に格納し、S33又はS34の処理により割り当てられた仮想的な入力ポートを特定する割当ポート特定情報を割当ポート領域24a3に格納し、接続フラグ領域24a4の接続フラグを「1」にセットし、S36の処理により受信を確認したパラメータ初期値52bをパラメータ領域24a5に格納する(S40)。そして、S41の処理へ移行する。
[0125]
 割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在する場合には、その未登録のIndex番号のうち最も小さいIndex番号に対して、未登録割当対象パッドの割当ポート特定情報等が格納される。これにより、最大14のディジタル接続方式パッドに対して割当ポート特定情報が格納されるまでは、その割当ポート特定情報をディジタルパッドアサインテーブル24aに保持させることができる。また、現実的には、短期間のうちに14のディジタル接続方式パッドが接続されることはないので、ディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報を、長期間保持させておくことができる。
[0126]
 また、割当ポート特定情報が未登録のIndex番号が存在しない場合は、その時点で接続されていないディジタル接続方式パッドの割当ポート特定情報が記憶されているIndex番号のうち最も小さいIndex番号に対して、未登録割当対象パッドの割当ポート特定情報等が格納される。これにより、たとえ14のディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報がディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されていたとしても、その時点で接続されているディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報は保持できる。
[0127]
 S41の処理では、全ての未登録割当対象パッドに対してS31~S40の処理を実行したか否かを判断する(S41)。その結果、S31~S40の処理が未実行の未登録割当対象パッドが存在する場合は(S41:No)、S31の処理に戻り、その未実行の未登録割当対象パッドに対してS31~S40の処理を実行する。一方、全ての未登録割当対象パッドに対してS31~S40の処理を実行したと判断される場合は(S41:Yes)、そのままパッド登録処理を終了する。
[0128]
 次いで、図8(a)を参照して、音源装置11内のCPU21により実行されるパラメータ変更処理の詳細について説明する。図8(a)は、そのパラメータ変更処理を示すフローチャートである。パラメータ変更処理は、音源装置11に接続されたディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータが、使用者によって変更があった場合に、その変更に係る処理を実行するための処理である。この処理は、使用者によって、そのパラメータの変更の入力があった場合に実行される。
[0129]
 パラメータ変更処理では、まず、パラメータの変更のあったディジタル接続方式パッドについて、そのパラメータの書き換えを行う(S51)。具体的には、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて、パラメータの変更のあったディジタル接続方式パッドの個別情報がID24a2に格納されたIndex番号に対応するパラメータ領域24a5のパラメータを、変更後のパラメータに上書きする。これにより、変更後のパラメータが、音源装置11にて保持される。
[0130]
 次いで、変更後のパラメータを、そのパラメータが変更されたディジタル接続方式パッドに対して送信し(S52)、パラメータ変更処理を終了する。これにより、使用者は、音源装置11を介してディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータを変更でき、変更されたパラメータに基づいて、ディジタル接続方式パッドを動作させることができる。
[0131]
 次いで、図8(b)を参照して、音源装置11内のCPU21により実行されるアナログパッド発音処理の詳細について説明する。図8(b)は、そのアナログパッド発音処理を示すフローチャートである。アナログパッド発音処理は、音源装置11に接続されたアナログ接続方式パッドの発音を制御する処理である。アナログパッド発音処理は、音源装置11がオンされている間、所定時間毎に繰り返し実行される。
[0132]
 アナログパッド発音処理では、まず、アナログパッド用パラメータテーブル24cのパラメータ領域24c3において、各入力ポートに規定されたパラメータを参照しながら、各入力ポート毎にアナログ接続方式パッドから演奏情報として取得した振動レベル信号を解析する(S55)。その解析結果から、そのパッドに対して打撃があったか否かを判断する(S56)。その結果、打撃がなかったと判断される場合は(S56:No)、アナログパッド発音処理を終了する。
[0133]
 一方、パッドに対して打撃があったと判断される場合は(S56:Yes)、次いで、アナログパッド用パラメータテーブル24cを参照し、ミュートフラグ領域24c4に規定される各物理的な入力ポート28のミュートフラグのうち、打撃のあったアナログ接続方式パッドが接続される物理的な入力ポート28のミュートフラグが、「1」に設定されているかを判断する(S57)。
[0134]
 そして、そのミュートフラグが「1」に設定されていなければ(S57:No)、その打撃に対する発音処理を実行して(S58)、本処理を終了する。これに対し、ミュートフラグが「1」に設定されていれば(S57:Yes)、S58の処理に代えて、S59の処理を実行し、本処理を終了する。
[0135]
 S59の処理では、打撃されたアナログ接続方式パッドが接続された物理的な入力ポートが、ミュート状態に設定されていることを使用者に通知するための報知を行う。その報知方法としては、音源装置11のLCD25にその旨を知らせるメッセージを表示したり、LCD25のバックライトの色を通常時の色から所定時間変更したり、各パッドに対して割り当てられる音色とは異なる音色(例えば、ビープ音)で、警告音を発音したりするなど、任意の方法であってよい。
[0136]
 上記した通り、この音源装置11では、仮想的な入力ポートに対して、ディジタル接続方式パッドが仮想的に接続されている状態である場合、その仮想的な入力ポートに対応する物理的な入力ポートがミュート状態(ミュートフラグが「1」)に設定される。そして、この場合、その物理的な入力ポートにアナログ接続方式パッドが接続され、そのパッドが打撃されたとしても、S58の処理が非実行とされるので、そのパッドに基づく楽音の発音をミュートさせることができる。従って、音源装置11に、同一種別のディジタル接続方式パッドとアナログ接続方式パッドが接続された場合は、ディジタル接続方式パッドが優先して楽音が発音されることになり、ディジタル接続方式パッドとアナログ接続方式パッドとで、同一の音色の楽音が発音されることを抑制できる。
[0137]
 また、この場合、そのアナログ接続方式パッドが打撃されたときに、S59の処理によって報知が行われる。これにより、使用者は、音源装置11に同一種別のディジタル接続方式パッドとアナログ接続方式パッドが接続され、ディジタル接続方式パッドが優先して楽音が発音されている状態であることを把握できる。なお、本実施形態では、打撃されたアナログ接続方式パッドが接続された物理的な入力ポートが、ミュート状態に設定されている場合に報知を行うが、報知を行わないように構成しても構わない。
[0138]
 次いで、図8(c)を参照して、音源装置11内のCPU21により実行される音色割振変更処理の詳細について説明する。図8(c)は、その音色割振変更処理を示すフローチャートである。音色割振変更処理は、ポート音色対応テーブル24bにより各入力ポートに対して割り振られた音色の変更が使用者によりなされる場合に、その変更に係る処理を実行するための処理である。この処理は、使用者により、その音色の割り振りの変更の入力があった場合に実行される。
[0139]
 音色割振変更処理では、まず、使用者により入力された、変更対象となる入力ポートのポート種別を受け付ける(S64)。次に、使用者により入力された変更後の音色を受け付ける(S65)。そして、ポート音色対応テーブル24bにおいて、S64の処理により受け付けられたポート種別に対応付けられた音色領域24b2の音色の情報を、S65により受け付けられた音色を示す情報で上書きし(S66)、音色割振変更処理を終了する。
[0140]
 これにより、各入力ポートに対して割り振られた音色が使用者により変更された場合に、その変更後の音色の情報をポート音色対応テーブル24bに保存することができる。ポート音色対応テーブル24bは、フラッシュメモリ24に記憶される。よって、一のポート種別に対して割り振られる音色が使用者により変更された場合に、その後電源がオフされて再びオンされても、そのポート種別に接続されたパッドは、使用者により変更された音色で発音することができる。
[0141]
 次いで、図9(a)を参照して、ディジタル接続方式パッド(第1~第3パッド41~43)内のCPU51にて実行される要求情報送信処理について説明する。図9(a)は、その要求情報送信処理を示すフローチャートである。この要求情報送信処理は、音源装置11より要求のあった情報を送信するための処理で、CPU51により所定時間毎に繰り返し実行される。
[0142]
 要求情報送信処理では、まず、音源装置11より識別情報52aの送信の要求があったかを判断する(S64)。その識別情報52aの送信の要求があれば(S64:Yes)、ROM52より識別情報52aを読出して音源装置11へ送信し(S65)、S66の処理へ移行する。S65の処理により送信された識別情報52aは、音源装置11によって、このパッドに対する音色の割り当てや割り当てた音色の管理等を行わせるために使用される。
[0143]
 S64の処理の結果、識別情報52aの送信の要求がなければ(S64:No)、S65の処理をスキップしてS66の処理へ移行する。S66の処理では、音源装置11より、パラメータ初期値52bの送信の要求があったかを判断する(S66)。その結果、パラメータ初期値52bの送信の要求があれば(S66:Yes)、ROM52よりパラメータ初期値52bを読出して音源装置11へ送信し(S67)、この処理を終了する。S67の処理により、音源装置11にて、このパッドの動作に係るパラメータを管理することができ、また、音源装置11にて、使用者からそのパラメータの変更を可能とすることができる。
[0144]
 S66の処理の結果、パラメータ初期値52bの送信の要求がなければ(S66:No)、S67の処理をスキップして、本処理を終了する。
[0145]
 次いで、図9(b)を参照して、ディジタル接続方式パッド(第1~第3パッド41~43)内のCPU51にて実行されるパラメータ受信処理について説明する。図9(b)は、そのパラメータ受信処理を示すフローチャートである。このパラメータ受信処理は、音源装置11において使用者により変更された(図8のS51参照)、本パッドの動作に係るパラメータが、音源装置11から送信された場合(図8のS52参照)に、その送信された変更後のパラメータを受信するための処理である。パラメータ受信処理は、CPU51により所定時間毎に繰り返し実行される。
[0146]
 パラメータ受信処理では、まず、音源装置11より図8のS52の処理によって送信された、変更後のパラメータを受信したか否かを判断する(S71)。その結果、変更後のパラメータを受信していなければ(S71:No)、そのままパラメータ受信処理を終了する。
[0147]
 一方、S71の処理の結果、変更後のパラメータを受信していれば(S71:Yes)、まず、受信した変更後のパラメータをパラメータ設定値53bとして、RAM53に格納し(S72)、パラメータ受信フラグ53aを「1」にセットして(S73)、パラメータ受信処理を終了する。
[0148]
 これにより、音源装置11にて使用者により変更されたパラメータを、本パッドの動作に反映させることができる。
[0149]
 次いで、図9(c)を参照して、ディジタル接続方式パッド(第1~第3パッド41~43)内のCPU51にて実行されるパラメータ選択処理について説明する。図9(c)は、そのパラメータ選択処理を示すフローチャートである。パラメータ選択処理は、本パッドにて使用するパラメータを選択するための処理で、CPU51が、本パッドの動作に必要なパラメータを読み出すときに実行される。
[0150]
 パラメータ選択処理では、まず、パラメータ受信フラグ53aが1か否かを判断する(S81)。その結果、パラメータ受信フラグ53aが1であれば(S81:Yes)、RAM53に記憶されたパラメータ設定値53bを選択して(S82)、パラメータ選択処理を終了する。これにより、パラメータ受信処理(図9(b)参照)により受信した、音源装置11にて使用者により変更されたパラメータを用いて、本パッドを動作させることができる。
[0151]
 一方、S81の処理の結果、パラメータ受信フラグ53aが1でなれば(S81:No)、ROM52に格納されたパラメータ初期値52bを選択して(S83)、パラメータ選択処理を終了する。これにより、音源装置11にて使用者によりパラメータが変更されておらず、音源装置11よりパラメータを受信していない場合は、ROM52に記憶されたパラメータ初期値52bを使用して、本パッドを動作させることができる。
[0152]
 以上説明した通り、本実施形態の音源装置11によれば、USB I/F27に設けられた物理的なUSBコネクトとは別に、ディジタル接続方式パッドのパッド種別毎に仮想的な入力ポートが用意される。その仮想的な入力ポートに対して、その仮想的な入力ポートに入力された演奏情報に基づき発音する音色が、ポート音色対応テーブル24bによって割り振られている。そして、音源装置11のUSBコネクタにディジタル接続方式パッドが接続されたことが検出されると、その接続されたディジタル接続方式パッドより、個別情報・機種情報・種別情報とを含む識別情報52aが、音源装置11にて取得される。
[0153]
 そして、音源装置11のUSBコネクタとの接続が検出されたディジタル接続方式パッドに対して、取得した識別情報52aに含まれる機種情報や種別情報に基づいて、そのディジタル接続方式パッドに適した仮想的な入力ポートが割り当てられる。USBコネクタに接続されたディジタル接続方式パッドから演奏情報が取得されると、その演奏情報に基づいて、そのディジタル接続方式パッドに対して割り当てられた仮想的な入力ポートに対し、ポート音色対応テーブル24bにて割り振られた音色の楽音信号が生成される。これにより、音源装置11に接続されたディジタル接続方式パッドに対する音色設定の自由度を高くすると共に、音色の割り当てをアナログ接続方式パッドの場合と同じ感覚で行うことができ、使用者に分かり易く行うことができる。
[0154]
 一方、USBコネクタとの接続が検出されたディジタル接続方式パッドに対し、そのディジタル接続方式パッドより取得された識別情報52aの機種情報や種別情報に対応する仮想的な入力ポートが、別のディジタル接続方式パッドに対して割り当て済みであった場合は、その仮想的な入力ポートの割り当てが非実行とされる。これにより、既に接続されたディジタル接続方式パッドと同一種別のディジタル接続方式パッドが接続された場合に、同一の音色により楽音が生成されることを抑制できる。
[0155]
 また、一のUSBコネクタとの接続が検出されたディジタル接続方式パッドの種別に対応する仮想的な入力ポートが、別のディジタル接続方式パッドに対して割り当て済みであると判断される場合、接続中のディジタル接続方式パッドが割り当てられていない仮想的な入力ポートの中から一の仮想的な入力ポートの割り当てが、使用者より受け付けられる。そして、使用者より受け付けられた一の仮想的な入力ポートが、一のUSBコネクタとの接続が検出されたディジタル接続方式パッドに対して割り当てられる。これにより、既に接続されたディジタル接続方式パッドと同一種別のディジタル接続方式パッドが音源装置11に接続された場合は、使用者により設定された別の音色により、楽音を生成できる。
[0156]
 また、USBコネクタにディジタル接続方式パッドが接続されたことが検出された場合に、その接続されたディジタル接続方式パッドより、そのディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータが取得される。そのパラメータが、そのディジタル接続方式パッドの個別情報に対応付けて、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶される。このパラメータは、電源がオフされている期間中も保持される。
[0157]
 そして、このディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されたパラメータの変更が、使用者により行われると、そのパラメータのディジタル接続方式パッドに対して変更後のパラメータが送信される。これにより、ディジタル接続方式パッドの動作に係るパラメータの変更を音源装置11にて可能とし、その変更をディジタル接続方式パッドに反映させることができる。
[0158]
 また、一のUSBコネクタにディジタル接続方式パッドが接続されたことが検出された場合に、そのディジタル接続方式パッドの個別情報に対応付けられて割当ポート特定情報及びパラメータが記憶されていると判断される場合に、ディジタルパッドアサインテーブル24aに記憶されたパラメータが、そのディジタル接続方式パッドに対して送信される。これにより、音源装置11にてパラメータを変更したディジタル接続方式パッドを、その音源装置11に接続し直した場合に、その変更されたパラメータによって、ディジタル接続方式パッドを動作させることができる。
[0159]
 以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、以下に説明する変形例を含めて、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部又は複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部又は複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
[0160]
 例えば、上記実施形態では、USBインタフェース27に3つのUSBコネクタを設ける場合について説明したが、USBコネクタの数は任意の数であってよい。また、ディジタルパッドアサインテーブル24aは、最大で14のディジタル接続方式パッドについて、割り当てられた仮想的な入力ポート等の情報を記憶する場合について説明したが、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて記憶可能なディジタル接続方式パッドの数は、任意の数であってよい。なお、ディジタルパッドアサインテーブル24aにおいて記憶可能なディジタル接続方式パッドの数は、USBインタフェース27に設けられたUSBコネクタの数以上であることが望ましい。
[0161]
 上記実施形態では、ディジタル接続方式パッドに、識別情報52aとして機種情報及び種別情報を含めて記憶し、音源装置11では、ディジタル接続方式パッドから取得した識別情報52aに含まれるこれらの機種情報及び種別情報から、このディジタル接続方式パッドに適した仮想的な入力ポートを選択する場合について説明した。これに対し、音源装置11では、機種情報又は種別情報のいずれか一方を使用して、ディジタル接続方式パッドに適した仮想的な入力ポートを選択してもよい。ディジタル接続方式パッドの種別情報が分かれば、その種別情報だけでも適した仮想的な入力ポートは判断できる。また、音源装置11のROM22に対して、ディジタル接続方式パッドの機種毎に、予めその機種に適した仮想的な入力ポートの情報を記憶させることで、ディジタル接続方式パッドの機種情報のみから、そのディジタル接続方式パッドに適した仮想的な入力ポートを判断できる。また、この変形例にあわせて、ディジタル接続方式パッドにおいて、識別情報52aに含まれる情報として、機種情報又は種別情報のいずれか一方に限定してもよい。
[0162]
 また、ディジタル接続方式パッドの識別情報52aに、その機種情報及び種別情報とあわせて、又は、その機種情報及び種別情報に代えて、そのディジタル接続方式パッドに適した入力ポートの種別を示す情報を含めてもよく、音源装置11では、ディジタル接続方式パッドから取得した識別情報52aに含まれる、そのディジタル接続方式パッドに適した入力ポートの種別を示す情報に基づいて、ディジタル接続方式パッドに適した仮想的な入力ポートを選択してもよい。
[0163]
 上記実施形態では、音源装置11内のCPU21により実行されるパッドアサイン処理において、既にディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている割当対象パッドが存在する場合(S15:Yes)、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート特定情報により特定される仮想的な入力ポートを割り当てる(S17)場合について説明した。ここで、S15の処理において、ディジタルパッドアサインテーブル24aに登録されている割当対象パッドが複数存在する場合に、各々の割当対象パッドにおいて、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート特定情報により特定される仮想的な入力ポートが重複するか否かを判断し、重複があれば、少なくとも一方の割当対象パッドに対して、使用者により手動で選択させた仮想的な入力ポートを割り当てるようにしてもよい。具体的には、パッド登録処理(図7参照)のS33の処理と同様に、その時点でディジタル接続方式パッドが割り当てられていない仮想的な入力ポートのポート種別をLCD25に表示して使用者に提示し、使用者に対して、その提示したポート種別の中から、割り当てるべきポート種別を選択するよう促す。そして、使用者が操作子26を操作することにより選択されたポート種別の仮想的な入力ポートを、その割当対象パッドに割り当てる。これにより、同一の仮想的な入力ポートが異なるパッドに対して割り当てられることを抑制できる。また、ここで使用者により選択されたポート種別を特定する割当ポート特定情報が、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート領域24a3に、その割当対象パッドが対応付けられたIndex番号に対応付けて、上書きにより格納されるようにしてもよい。これにより、その割当対象パッドについては、以後、使用者により選択されたポート種別の仮想的な入力ポートを割り当てることができる。
[0164]
 上記実施形態において、一のディジタル接続方式パッドに対する割当ポート特定情報が、ディジタルパッドアサインテーブル24aの割当ポート領域24a3に登録されている場合に、その割当ポート特定情報により特定される仮想的な入力ポートから別の仮想的な入力ポートへ、使用者により任意に変更できるようにしてもよい。そして、変更後の仮想的な入力ポートを特定する割当ポート特定情報が、その一のディジタル接続方式パッドの情報が格納されるIndex番号に対応付けられて、割当ポート領域24a3に上書きにより格納されるようにしてもよい。これにより、音源装置11に接続されたことによりディジタル接続方式パッドに対して割り当てられた仮想的な入力ポートを、使用者によって自由に変更できる。
[0165]
 上記実施形態では、打撃を検出するパッドを使用した電子ドラムシステムに用いられる音源装置11に対して本発明を適用したものについて説明したが、これに限られるものではない。本発明は、例えば、演奏情報を生成する演奏操作装置(例えば、電子ピアノ、電子ギター等)と接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置に対して、適用可能である。

符号の説明

[0166]
10        電子ドラムシステム(電子楽器システム)
11        音源装置(電子楽器本体装置)
24a       ディジタルパッドアサインテーブル(ポート割当記憶部)
24a3      割当ポート領域(特定情報)
24b       ポート音色対応テーブル(音色割振部、音色特定情報記憶部)
27        USB I/F(物理的な接続端子)
28        入力ポート(第2接続端子)
29        音源回路(楽音生成部)
41        第1パッド(演奏操作装置)
42        第2パッド(演奏操作装置)
43        第3パッド(演奏操作装置)
44        第4パッド(第2演奏操作装置)
45        第5パッド(第2演奏操作装置)
46        第17パッド(第2演奏操作装置)
52a       識別情報(機種情報、種別情報、個別情報)
S12       (接続検出部)
S14,S36   (情報取得部)
S15,S20   (記憶判断部)
S17,S31~S34  (ポート割当部)
S18       (ミュート部)
S19       (第2送信部)
S32       (割当判断部)
S33       (割当受付部)
S37       (記憶領域判断部)
S38       (記憶制御部)
S39       (接続判断部、記憶制御部)
S51       (変更受付部)
S52       (第1送信部)
S57       (第2割当判断部)
S59       (報知部)
S61,S62   (音色変更受付部)
S63       (音色特定情報書換部)

請求の範囲

[請求項1]
 演奏情報を生成する演奏操作装置と接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置であって、
 前記演奏操作装置が接続される複数の物理的な接続端子と、
 その接続端子とは別に仮想的な入力ポートを前記演奏操作装置の種別毎に用意し、各入力ポートに対して、その入力ポートに入力された演奏情報に基づき発音する音色を割り振る音色割振部と、
 一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことを検出する接続検出部と、
 その接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に係る情報を取得する情報取得部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置に対して、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置に係る情報に対応する種別の前記仮想的な入力ポートを割り当てるポート割当部と、
 前記接続端子に接続された前記演奏操作装置から取得される演奏情報に基づいて、その演奏操作装置に対して前記ポート割当部により割り当てられた前記仮想的な入力ポートに対し前記音色割振部により割り振られた音色の楽音信号を生成する楽音生成部と、を備えることを特徴とする電子楽器本体装置。
[請求項2]
 前記入力ポート毎に、その入力ポートに対して前記音色割振部により割り振られる音色を特定するための音色特定情報を記憶し、その音色特定情報を電源がオフされている期間中も保持可能な音色特定情報記憶部と、
 前記入力ポートに対して前記音色割振部により割り振られる音色の変更を使用者より受け付ける音色変更受付部と、
 その音色変更受付部により音色の変更が受け付けられた場合に、その変更が行われた前記入力ポートに対して前記音色特定情報記憶部に記憶された前記音色特定情報を、変更後の音色を特定するための音色特定情報に書き換える音色特定情報書換部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項3]
 前記情報取得部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に対して個別に割り当てられた個別情報を取得し、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記情報取得部により取得された前記個別情報に対応付けて、その個別情報が示す前記演奏操作装置に対して前記ポート割当部により割り当てられた前記仮想的な入力ポートを特定するための特定情報を記憶し、その特定情報を電源がオフされている期間中も保持可能なポート割当記憶部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて、前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されているかを判断する記憶判断部と、を備え、
 前記ポート割当部は、前記記憶判断部により、前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されていると判断される場合に、その特定情報により特定される前記仮想的な入力ポートを、前記演奏操作装置に対して割り当てることを特徴する請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項4]
 前記情報取得部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に対して個別に割り当てられた個別情報を取得し、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記情報取得部により取得された前記個別情報に対応付けて、その個別情報が示す前記演奏操作装置に対して前記ポート割当部により割り当てられた前記仮想的な入力ポートを特定するための特定情報を記憶し、その特定情報を電源がオフされている期間中も保持可能なポート割当記憶部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて、前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されているかを判断する記憶判断部と、を備え、
 前記ポート割当部は、前記記憶判断部により、前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されていると判断される場合に、その特定情報により特定される前記仮想的な入力ポートを、前記演奏操作装置に対して割り当てることを特徴する請求項2記載の電子楽器本体装置。
[請求項5]
 前記ポート割当記憶部は、所定数の前記演奏操作装置について前記特定情報を記憶するものであることを特徴とする請求項3記載の電子楽器本体装置。
[請求項6]
 前記ポート割当記憶部は、所定数の前記演奏操作装置について前記特定情報を記憶するための領域を有し、
 前記ポート割当部により、前記ポート割当記憶部に非記憶の前記演奏操作装置に対して前記仮想的な入力ポートが割り当てられた場合に、前記ポート割当記憶部において前記特定情報が非記憶の領域があるかを判断する記憶領域判断部と、
 その記憶領域判断部により、前記ポート割当記憶部において前記特定情報が非記憶の領域があると判断される場合に、その非記憶の領域に対して、前記ポート割当部により前記仮想的な入力ポートが割り当てられた前記演奏操作装置の個別情報に対応付けて前記特定情報を記憶する記憶制御部と、を備えることを特徴とする請求項3記載の電子楽器本体装置。
[請求項7]
 前記ポート割当記憶部は、所定数の前記演奏操作装置について前記特定情報を記憶するための領域を有し、
 前記ポート割当部により、前記ポート割当記憶部に非記憶の前記演奏操作装置に対して前記仮想的な入力ポートが割り当てられた場合に、前記ポート割当記憶部において前記特定情報が非記憶の領域があるかを判断する記憶領域判断部と、
 前記ポート割当記憶部に記憶されている前記演奏操作装置が前記電子楽器本体装置に接続されているかを判断する接続判断部と、
 前記記憶領域判断部により、前記ポート割当記憶部において前記特定情報が非記憶の領域がないと判断される場合に、前記接続判断部により判断された前記電子楽器本体装置に非接続の前記演奏操作装置の前記特定情報が記憶される領域に対して、前記ポート割当部により前記仮想的な入力ポートが割り当てられた前記演奏操作装置の個別情報に対応付けて前記特定情報を前記ポート割当記憶部に記憶する記憶制御部と、を備えることを特徴とする請求項3記載の電子楽器本体装置。
[請求項8]
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置に係る情報に対応する種別の前記仮想的な入力ポートが、別の演奏操作装置に対して割り当て済みかを判断する割当判断部と、
 その割当判断部により、前記仮想的な入力ポートが別の演奏操作装置に対して割り当て済みであると判断される場合に、前記演奏操作装置が割り当てられていない前記仮想的な入力ポートの中から一の仮想的な入力ポートの割り当てを使用者より受け付ける割当受付部と、を備え、
 前記ポート割当部は、前記割当判断部により、前記仮想的な入力ポートが別の演奏操作装置に対して割り当て済みであると判断される場合に、前記割当受付部により受け付けられた前記一の仮想的な入力ポートを、前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置に対して割り当てることを特徴とする請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項9]
 前記情報取得部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置の動作に係るパラメータを取得し、
 前記ポート割当記憶部は、前記情報取得部により取得された前記個別情報に対応付けて、その個別情報が示す前記演奏操作装置の動作に係るパラメータを記憶し、そのパラメータを電源がオフされている期間中も保持可能であり、
 前記記憶判断部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて、前記ポート割当記憶部に前記パラメータが記憶されているかを判断し、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記ポート割当記憶部に記憶された前記パラメータの変更を使用者より受け付ける変更受付部と、
 その変更受付部により前記パラメータの変更が受け付けられた場合に、その変更されたパラメータが対応付けられた前記個別情報が示す前記演奏操作装置に対して、その変更後のパラメータを送信する第1送信部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて前記ポート割当記憶部に前記パラメータが記憶されていると、前記記憶判断部により判断される場合に、前記ポート割当記憶部に記憶された前記パラメータを、前記個別情報が示す前記演奏操作装置に対して送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする請求項3記載の電子楽器本体装置。
[請求項10]
 前記情報取得部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置の動作に係るパラメータを取得し、
 前記ポート割当記憶部は、前記情報取得部により取得された前記個別情報に対応付けて、その個別情報が示す前記演奏操作装置の動作に係るパラメータを記憶し、そのパラメータを電源がオフされている期間中も保持可能であり、
 前記記憶判断部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて、前記ポート割当記憶部に前記パラメータが記憶されているかを判断し、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記ポート割当記憶部に記憶された前記パラメータの変更を使用者より受け付ける変更受付部と、
 その変更受付部により前記パラメータの変更が受け付けられた場合に、その変更されたパラメータが対応付けられた前記個別情報が示す前記演奏操作装置に対して、その変更後のパラメータを送信する第1送信部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて前記ポート割当記憶部に前記パラメータが記憶されていると、前記記憶判断部により判断される場合に、前記ポート割当記憶部に記憶された前記パラメータを、前記個別情報が示す前記演奏操作装置に対して送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする請求項4記載の電子楽器本体装置。
[請求項11]
 前記ポート割当記憶部は、所定数の前記演奏操作装置について前記パラメータを記憶するものであることを特徴とする請求項9記載の電子楽器本体装置。
[請求項12]
 アナログ信号により第2演奏情報を出力する第2演奏操作装置が接続され、その第2演奏操作装置の種別毎に物理的に設けられる第2接続端子と、
 前記第2演奏操作装置の接続された前記第2接続端子が対応する前記第2演奏操作装置の種別と同一の種別の前記仮想的な入力ポートが、前記演奏操作装置に割り当てられているかを判断する第2割当判断部と、を備え、
 前記楽音生成部は、
 前記第2割当判断部により、前記第2演奏操作装置の接続された前記第2接続端子が対応する前記第2演奏操作装置の種別と同一の種別の前記仮想的な入力ポートが、前記演奏操作装置に割り当てられていないと判断される場合に、前記第2接続端子に接続された前記第2演奏操作装置から取得される第2演奏情報に基づいて、前記第2接続端子に割り振られた音色の楽音信号を生成し、
 前記第2割当判断部により、前記第2演奏操作装置の接続された前記第2接続端子が対応する前記第2演奏操作装置の種別と同一の種別の前記仮想的な入力ポートが、前記演奏操作装置に割り当てられていると判断される場合に、前記第2接続端子に接続された前記第2演奏操作装置から取得される第2演奏情報に基づく楽音信号の生成を非実行とすることを特徴とする請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項13]
 前記第2演奏操作装置から取得される第2演奏情報に基づいて、楽音を発音させる時期であると判断されるときに、前記第2割当判断部により、前記第2演奏操作装置の接続された前記第2接続端子が対応する前記第2演奏操作装置の種別と同一の種別の前記仮想的な入力ポートが、前記演奏操作装置に割り当てられていると判断されている場合は、所定の報知を行う報知部を備えることを特徴とする請求項12記載の電子楽器本体装置。
[請求項14]
 個々に前記仮想的な入力ポートが用意される前記演奏操作装置の種別は、個々に前記第2接続端子が設けられる前記第2演奏操作装置の種別と同一の種別であることを特徴とする請求項12記載の電子楽器本体装置。
[請求項15]
 前記音色割振部は、第2演奏操作装置の種別毎に設けられた前記第2接続端子のそれぞれに対して、対応する第2演奏操作装置の種別と同一の種別の前記演奏操作装置に対して用意された前記仮想的な入力ポートに割り振られる音色と同一の音色を割り振ることを特徴とする請求項12記載の電子楽器本体装置。
[請求項16]
 前記ポート割当部により一の演奏操作装置に対して前記仮想的な入力ポートが割り当てられた場合に、その割り当てられた仮想的な入力ポートが対応する前記演奏操作装置の種別と同一の種別の前記第2接続端子をミュートするミュート部を備え、
 前記楽音生成部は、前記ミュート部により前記第2接続端子がミュートされたことに基づいて、前記第2接続端子に接続された前記第2演奏操作装置から取得される第2演奏情報に基づく楽音信号の生成を非実行とすることを特徴とする請求項12記載の電子楽器本体装置。
[請求項17]
 前記情報取得部により取得される前記演奏操作装置に係る情報は、前記演奏操作装置の種別を示す種別情報であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項18]
 前記情報取得部により取得される前記演奏操作装置に係る情報は、前記演奏操作装置の機種番号を示す機種情報であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器本体装置。
[請求項19]
 演奏情報を生成する演奏操作装置と、その演奏操作装置が接続される電子楽器本体装置とを有する電子楽器システムであって、
 前記演奏操作装置は、その演奏操作装置に係る情報を記憶する演奏操作装置情報記憶部を備え、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記演奏操作装置が接続される複数の物理的な接続端子と、
 その接続端子とは別に仮想的な入力ポートを前記演奏操作装置の種別毎に用意し、各入力ポートに対して、その入力ポートに入力された演奏情報に基づき発音する音色を割り振る音色割振部と、
 一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことを検出する接続検出部と、
 その接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置の前記演奏操作装置情報記憶部に記憶された前記演奏操作装置に係る情報を取得する情報取得部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置に対して、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置に係る情報に対応する種別の前記仮想的な入力ポートを割り当てるポート割当部と、
 前記接続端子に接続された前記演奏操作装置から取得される演奏情報に基づいて、その演奏操作装置に対して前記ポート割当部により割り当てられた前記仮想的な入力ポートに対し前記音色割振部により割り振られた音色の楽音信号を生成する楽音生成部と、を備えることを特徴とする電子楽器システム。
[請求項20]
 演奏情報を生成する演奏操作装置と接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置であって、
 前記演奏操作装置が接続される複数の物理的な接続端子と、
 その接続端子とは別に前記演奏操作装置の種別毎に用意された仮想的な入力ポートと、
 一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことを検出する接続検出部と、
 その接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に係る情報を取得する情報取得部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置に対して、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置に係る情報に対応する種別の前記仮想的な入力ポートを割り当てるポート割当部と、
 前記接続端子に接続された前記演奏操作装置から取得される演奏情報に基づいて、楽音信号を生成する楽音生成部と、を備え、
 前記情報取得部は、前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、その接続された演奏操作装置より、その演奏操作装置に対して個別に割り当てられた個別情報を取得し、
 前記電子楽器本体装置は、
 前記情報取得部により取得された前記個別情報に対応付けて、その個別情報が示す前記演奏操作装置に対して前記ポート割当部により割り当てられた前記仮想的な入力ポートを特定するための特定情報を記憶し、その特定情報を電源がオフされている期間中も保持可能なポート割当記憶部と、
 前記接続検出部により一の前記接続端子に前記演奏操作装置が接続されたことが検出された場合に、前記情報取得部により取得された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて、前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されているかを判断する記憶判断部と、を備え、
 前記ポート割当部は、前記記憶判断部により、前記接続検出部により一の前記接続端子との接続が検出された前記演奏操作装置の個別情報に対応付けられて前記ポート割当記憶部に前記特定情報が記憶されていると判断される場合に、その特定情報により特定される前記仮想的な入力ポートを、前記演奏操作装置に対して割り当てることを特徴する電子楽器本体装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]