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1. (WO2018186180) 配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法
Document

明 細 書

発明の名称 配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059  

産業上の利用可能性

0060  

符号の説明

0061  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18  

明 細 書

発明の名称 : 配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法

技術分野

[0001]
 本発明は、配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法に関する。本出願は、2017年4月5日に出願した日本特許出願である特願2017-075438号に基づく優先権を主張する。当該日本特許出願に記載された全ての記載内容は、参照によって本明細書に援用される。

背景技術

[0002]
 たとえば特許文献1には、裏面電極型太陽電池セルの隣り合うp型用電極とn型用電極の間のシリコン基板上に絶縁性の固定樹脂を塗布した後にp型用電極およびn型用電極のそれぞれの上に導電性の半田樹脂を塗布し、裏面電極型太陽電池セル上に配線シートを配置して製造された配線シート付き裏面電極型太陽電池セルが開示されている。
[0003]
 また、特許文献2には、配線シートの隣り合うp型用配線とn型用配線との間の絶縁性基材上に絶縁性の固定樹脂を塗布した後にp型用電極およびn型用電極のそれぞれの上に導電性の半田樹脂を塗布し、裏面電極型太陽電池セル上に配線シートを配置して製造された配線シート付き裏面電極型太陽電池セルが開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2016-100494号公報
特許文献2 : 特開2013-214603号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、たとえば図17の模式的拡大平面図に示すように、n電極6上およびp電極7上のそれぞれの導電性の半田樹脂等の導電性接着材21の間に絶縁性の固定樹脂等の絶縁性接着材22を設置する。このとき、導電性接着材21が絶縁性接着材22側に位置ズレして導電性接着材21と絶縁性接着材22とが接触すると、たとえば図18の模式的拡大平面図に示すように、導電性接着材21が絶縁性接着材22の上を流動して隣り合う他の極性の電極上にまで広がる事態が発生する。この場合には、隣り合うn電極6およびp電極7間で導電性接着材21により短絡が生じてしまうため、このような短絡の発生を抑制することが要望されている。

課題を解決するための手段

[0006]
 ここで開示された実施形態によれば、配線シートと裏面電極型太陽電池セルとを備え、配線シートは、絶縁性基材と絶縁性基材上の導電性の配線とを含み、配線はp配線とn配線とを含み、p配線とn配線とは間隔を空けて隣り合って配置されており、裏面電極型太陽電池セルは、基板と基板の一方の面側の電極とを含み、電極はp電極とn電極とを含み、p電極とn電極とは間隔を空けて隣り合って配置されており、p配線およびn配線は、それぞれ、p電極およびn電極と、導電性接着材を用いて接続されており、配線シートと裏面電極型太陽電池セルとは、絶縁性接着材を用いて接続されており、p配線およびn配線は、第1方向に直線状に延在する部分を含み、第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて隣り合うp電極およびn電極の両方に導電性接着材が配置された箇所の間には絶縁性接着材が配置されていない配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを提供することができる。
[0007]
 ここで開示された実施形態によれば、上記の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを備えた太陽電池モジュールを提供することができる。
[0008]
 ここで開示された実施形態によれば、配線シートと裏面電極型太陽電池セルとを備えた配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを製造する方法であって、配線シートは、絶縁性基材と絶縁性基材上の導電性の配線とを含み、配線はp配線とn配線とを含み、p配線とn配線とは間隔を空けて隣り合って配置されており、裏面電極型太陽電池セルは基板と基板の一方の面側の電極とを含み、電極はp電極とn電極とを含み、p電極とn電極とは間隔を空けて隣り合って配置されており、p配線およびn配線はそれぞれp電極およびn電極と導電性接着材を用いて接続されており、配線シートと裏面電極型太陽電池セルとは絶縁性接着材を用いて接続されており、電極と配線との間に導電性接着材が位置するように導電性接着材を設置する工程と、電極間および配線間に絶縁性接着材が位置するように絶縁性接着材を設置する工程と、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとを重ね合わせる工程と、を含み、p配線およびn配線は第1方向に直線状に延在する部分を含み、絶縁性接着材を設置する工程は、第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて隣り合うp電極およびn電極の両方に導電性接着材が配置された箇所の間には絶縁性接着材を設置しないように行われる、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法を提供することができる。

発明の効果

[0009]
 ここで開示された実施形態によれば、導電性接着材による隣り合うn電極およびp電極間での短絡の発生を抑制可能な配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 実施形態1の太陽電池モジュールの模式的な断面図である。
[図2] 実施形態1の太陽電池モジュールに用いられる配線シートの模式的な平面図である。
[図3] 実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。
[図4] 実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。
[図5] 実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。
[図6] 実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図7] 実施形態1における導電性接着材と絶縁性接着材との位置関係の一例を図解する模式的な拡大平面図である。
[図8] n電極およびp電極の変形例の模式的な平面図である。
[図9] 導電性接着材および絶縁性接着材の表面形状の変形例の模式的な拡大平面図である。
[図10] 実施形態2の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図11] 実施形態3の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図12] 実施形態4の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図13] 実施形態5の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図14] 実施形態6の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図15] 実施形態7の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図16] 実施形態8の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極、p電極、n配線、p配線、導電性接着材、および絶縁性接着材の位置関係を示す模式的な平面図である。
[図17] n電極上およびp電極上のそれぞれの導電性接着材の間に絶縁性接着材を設置した構成の一例を図解する模式的な拡大平面図である。
[図18] 導電性接着材が絶縁性接着材の上を流動して隣り合う他の極性の電極上にまで広がった状態の一例を図解する模式的な拡大平面図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下、実施形態について説明する。なお、実施形態の説明に用いられる図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
[0012]
 [実施形態1]
 図1に、実施形態1の太陽電池モジュールの模式的な断面図を示す。図1に示す実施形態1の太陽電池モジュールは、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10とを重ね合わせた配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを、受光面側の透明基板17と裏面側の裏面部材19との間の封止樹脂18中に封止することにより構成される。透明基板17としてはたとえばガラス等を用いることができる。封止樹脂18としてはたとえばEVA(エチレンビニルアセテート)等を用いることができる。裏面部材19としてはたとえばPET(ポリエステル)フィルム等の絶縁性の樹脂フィルムや、それらフィルムの一方の面にアルミニウムが蒸着された絶縁シート、ガラス等を用いることができる。
[0013]
 裏面電極型太陽電池セル8は、凹凸形状を有するn型またはp型の多結晶シリコンまたは単結晶シリコン等からなる半導体基板1の受光面上に誘電体膜5が形成され、半導体基板1の裏面上に誘電体膜4が形成された構成を有している。誘電体膜4および誘電体膜5としては、たとえば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層体等を用いることができる。
[0014]
 半導体基板1の内部の裏面には、リンなどのn型不純物を含有するn型不純物含有領域2と、ホウ素などのp型不純物を含有するp型不純物含有領域3とが隣り合って間隔を空けて配置されている。n型不純物含有領域2上にはn電極6が配置されており、p型不純物含有領域3上にはp電極7が配置されている。
[0015]
 図2に、実施形態1の太陽電池モジュールに用いられる配線シート10の模式的な平面図を示す。図2に示すように、配線シート10は、絶縁性基材11と、絶縁性基材11上の導電性の配線16とを含み、配線16はn配線12とp配線13とを含んでいる。
[0016]
 n配線12およびp配線13のそれぞれは1つの方向に沿って直線状に延在しており、n配線12とp配線13とは間隔を空けて隣り合って配置されている。n配線12のそれぞれの一端とp配線13のそれぞれの一端とは接続用配線14に接続されている。また、図2に示す絶縁性基材11の左上端には取り出し用n配線12aが配置されており、右上端には取り出し用p配線13aが配置されている。
[0017]
 また、図1に示すように、n電極6とn配線12とは導電性接着材21を用いて接続されており、p電極7とp配線13とも導電性接着材21を用いて接続されている。裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10とは、絶縁性接着材22を用いて接続されている。導電性接着材21としては、たとえば導電性の半田樹脂等を用いることができる。絶縁性接着材22としては、たとえば絶縁性の熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、絶縁性の熱硬化性樹脂としては、Bステージ化可能な樹脂を用いることもできる。Bステージ化可能な樹脂とは、液体状態の未硬化の固定樹脂を加熱すると粘度が上昇して硬化状態(第1の硬化状態)となり、続けて加熱していくと粘度が一旦低下して軟化し、その後に再度粘度が上昇して硬化状態(第2の硬化状態)となる樹脂のことである。
[0018]
 以下、図3~図5の模式的断面図を参照して、実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールの製造方法の一例について説明する。まず、図3に示すように、裏面電極型太陽電池セル8の裏面側で直線状に延在するn電極6およびp電極7のそれぞれの上に導電性接着材21を設置する。
[0019]
 次に、図4に示すように、隣り合うn電極6とp電極7との間の半導体基板1上の領域に絶縁性接着材22を設置する。絶縁性接着材22の設置箇所の詳細については後述する。
[0020]
 次に、図5に示すように、裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10とを重ね合わせる。裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10との重ね合わせは、裏面電極型太陽電池セル8のn電極6およびp電極7が、それぞれ、配線シート10のn配線12およびp配線13と導電性接着材21を用いて接続されるようにして行なわれる。そして、重ね合わせた裏面電極型太陽電池セル8と配線シート10とを加圧しながら加熱および/または光を照射することによって、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを作製することができる。
[0021]
 その後、受光面側から、透明基板17、封止樹脂18、配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、封止樹脂18および裏面部材19の順となるようにこれらの部材を配置して加熱および加圧を行う。これにより、受光面側の透明基板17と裏面側の裏面部材19との間の封止樹脂18中に配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを封止することによって図1に示す構成の太陽電池モジュールを作製することができる。
[0022]
 なお、上記においては、導電性接着材21および絶縁性接着材22のいずれもを裏面電極型太陽電池セル10側に設置する場合について説明したが、導電性接着材21および絶縁性接着材22の少なくとも一方を配線シート10側に設置してもよい。
[0023]
 図6に、実施形態1の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0024]
 図6に示すように、n電極6およびp電極7はそれぞれ第1方向31に直線状に延在しており、n電極6とp電極7とは第2方向32に交互に1本ずつ間隔を空けて配置されている。また、n配線12およびp配線13もそれぞれ第1方向31に直線状に延在しており、n配線12とp配線13とは第2方向32に交互に1本ずつ間隔を空けて配置されている。n電極6の表面領域内にn配線12が位置しており、p電極7の表面領域内にp配線13が位置している。なお、実施形態1において、第1方向31と第2方向32とは直交している。
[0025]
 第2方向32に隣り合って配置されたn電極6上およびp電極7上にはそれぞれ導電性接着材21が配置されており、第2方向32に沿って複数の導電性接着材21が配置された導電接着列41が構成されている。また、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にはそれぞれ絶縁性接着材22が配置されており、第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22が配置された絶縁接着列42が構成されている。さらに、導電接着列41と絶縁接着列42とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。なお、図6では、導電接着列41に含まれる複数の導電性接着材21および絶縁接着列42に含まれる複数の絶縁性接着材22は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。また、図6において絶縁接着列42を構成する絶縁性接着材22は隣接するn電極6とp電極7間にポイント状に1つずつ配置されているが、たとえば第2の方向32に沿って複数の電極をまたいだライン形状のものが複数並んでいてもよいし、第2の方向32に沿って一体となった直線形状になっていてもよい。その形状は適宜選択できるものであって前述した形状に限定されるものではない。
[0026]
 実施形態1においては、たとえば図7の模式的拡大平面図に示すように、第1方向31と直交する第2方向32に間隔を空けて隣り合うn電極6およびp電極7の両方に導電性接着材21が配置された箇所の間には絶縁性接着材22が配置されていない。したがって、導電性接着材21が第2方向32に位置がズレたとしても絶縁性接着材22とは接触しないため、導電性接着材21による隣り合うn電極6およびp電極7またはn配線12およびp配線13の間での短絡の発生を抑制することができる。
[0027]
 なお、実施形態1においては、n電極6およびp電極7のそれぞれが第1方向31に沿った1本の直線状である場合について説明したが、第1方向31に沿って直線状に延在する部分を含んでいれば、たとえば図8の模式的平面図に示すようにアイランド状であってもよい。また、電極自体には直線状に延在する部分が含まれていなくてもよく、第1方向31に沿った直線上にポイント状の電極が複数並んだ形態であってもよい。
[0028]
 また、実施形態1においては、導電性接着材21および絶縁性接着材22の表面形状が共に円形状である場合について説明したが、それら接着材の形状は任意に選択できるものであって、楕円形状であってもよく、たとえば図9の模式的拡大平面図に示すような矩形状であってもよい。
[0029]
 [実施形態2]
 図10に、実施形態2の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0030]
 実施形態2の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32に隣り合って配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21が配置され、第2方向32に沿って複数の導電性接着材21が配置された導電接着列41が構成されている。また、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22が配置され、第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22が配置された絶縁接着列42が構成されている。2つの絶縁接着列42と、それら絶縁接着列42の間に絶縁接着列42とは間隔を空けて配置された1つの導電接着列41とからなる列群43が、第1方向31に沿って間隔を空けて複数配置されている。これによって、実施形態1と比較して実施形態2では導電性接着材21の使用量を低減しつつ、導電性接着材21による電極間または配線間の短絡の発生を更に抑制することができる。なお、図10では、導電接着列41に含まれる複数の導電性接着材21および絶縁接着列42に含まれる複数の絶縁性接着材22は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。
[0031]
 実施形態2の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21からなる導電接着列41を形成する工程と、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22を設置して第2方向32に沿った複数の絶縁性接着材22からなる絶縁接着列42を導電接着列41と間隔を空けかつ導電接着列41を挟んで2つ形成する工程とを含む方法により製造することができる。
[0032]
 実施形態2における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0033]
 [実施形態3]
 図11に、実施形態3の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0034]
 実施形態3の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32に隣り合って配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21が配置され、第2方向32に沿って複数の導電性接着材21が配置された導電接着列41が構成されている。また、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22が配置され、第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22が配置された絶縁接着列42が構成されている。2つの導電接着列41と、それら導電接着列41の間に導電接着列41とは間隔を空けて配置された1つの絶縁接着列42とからなる列群44が第1方向31に沿って間隔を空けて複数配置されている。これによって、実施形態1と比較して実施形態3では絶縁性接着材22の使用量を低減しつつ、導電性接着材21が絶縁性接着材22に接触することによる電極間または配線間の短絡の発生を更に抑制することができる。なお、図11では、導電接着列41に含まれる複数の導電性接着材21および絶縁接着列42に含まれる複数の絶縁性接着材22は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。
[0035]
 実施形態3の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21からなる導電接着列41を形成する工程と、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22を設置して第2方向32に沿った複数の絶縁性接着材22の絶縁接着列42を導電接着列41と間隔を空けかつ2つの導電接着列41の間に形成する工程と、を含む方法により製造することができる。
[0036]
 実施形態3における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0037]
 [実施形態4]
 図12に、実施形態4の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0038]
 実施形態4の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32においてp電極7上には導電性接着材21が配置されることなくn電極6上には複数の導電性接着材21が第2方向32に沿って配置された第1の導電接着列51が構成されている。また、第2方向32においてn電極6上には導電性接着材21が配置されることなくp電極7上には複数の導電性接着材21が第2方向32に沿って配置された第2の導電接着列52が構成されている。そして、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間に絶縁性接着材22が配置されて第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22が配置されてなる絶縁接着列42が構成されている。第1の導電接着列51と第2の導電接着列52とが第1方向31に沿って間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。第1の導電接着列51と第2の導電接着列52との間に絶縁接着列42が配置されている。これによって、実施形態1と比較して実施形態4では導電性接着材21の使用量を大きく低減しつつ、導電性接着材21による電極間または配線間の短絡の発生を抑制することができる。なお、図12では、第1の導電接着列51および第2の導電接着列52に含まれる複数の導電性接着材21や、絶縁接着列42に含まれる複数の絶縁性接着材22は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。
[0039]
 実施形態4の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32においてp電極7上に導電性接着材21を設置することなくn電極6上に複数の導電性接着材21を第2方向32に沿って設置して第1の導電接着列51を形成する工程と、第2方向32においてn電極6上に導電性接着材21を設置することなくp電極7上に複数の導電性接着材21を第2方向32に沿って設置して第2の導電接着列52を形成する工程と、第1の導電接着列51および第2の導電接着列52の間に、それら導電接着列と第1方向31に沿って間隔を空け、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間で、第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22を設置して絶縁接着列42を形成する工程と、を含む方法により製造することができる。なお、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52は上記のように個別の工程で形成することもできるが、単一の工程で同時に形成すればプロセスタイムを短縮できるのでより好ましい。
[0040]
 実施形態4における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0041]
 [実施形態5]
 図13に、実施形態5の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0042]
 実施形態5の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32に配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす導電接着列41が構成されている。また、第2方向32において隣り合うn電極6とp電極7との間に絶縁性接着材22が配置されている箇所と絶縁性接着材22が配置されていない箇所とが1つずつ交互に設けられて第2方向32に沿った複数の絶縁性接着材22がなす第1の絶縁接着列61が構成されている。そして、第1の絶縁接着列61とは絶縁性接着材22が配置されている箇所と絶縁性接着材22が配置されていない箇所とが入れ替わった第2方向32に沿った複数の絶縁性接着材22がなす第2の絶縁接着列62が第1の絶縁接着列61とは別に構成されている。第1の絶縁接着列61と第2の絶縁接着列62とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。そして、第1の絶縁接着列61と第2の絶縁接着列62との間に導電接着列41が配置されている。これによって、実施形態1と比較して実施形態5では絶縁性接着材22の使用量を大きく低減しつつ、導電性接着材21と絶縁性接着材22が接触することに起因する電極間または配線間の短絡の発生を抑制することができる。なお、図13では、第1の絶縁接着列61および第2の絶縁接着列62に含まれる複数の絶縁性接着材22や、導電接着列41に含まれる複数の導電性接着材21は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。
[0043]
 実施形態5の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32に配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21を設置して第2方向32に沿って複数の導電性接着材21がなす導電接着列41を形成する工程と、第2方向32において隣り合うn電極6とp電極7との間に絶縁性接着材22が配置されている箇所と絶縁性接着材22が配置されていない箇所とを1つずつ交互に設けて第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22がなす第1の絶縁接着列61を形成する工程と、第1の絶縁接着列61とは第1方向31に間隔を空け、かつ導電接着列41を第1の絶縁接着列61と第1方向31で挟むようにして、第1の絶縁接着列61とは絶縁性接着材22が配置されている箇所と絶縁性接着材22が配置されていない箇所とが入れ替わった複数の絶縁性接着材22がなす第2の絶縁接着列62を形成する工程と、を含む方法により製造することができる。なお、第1の絶縁接着列61と第2の絶縁接着列62は上記のように個別の工程で形成することもできるが、単一の工程で同時に形成すればプロセスタイムを短縮できるのでより好ましい。
[0044]
 実施形態5における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0045]
 [実施形態6]
 図14に、実施形態6の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0046]
 実施形態6の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32に配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿って複数の導電性接着材21がなす導電接着列41が構成されている。また、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22が配置されて第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22がなす絶縁接着列42が構成されている。導電接着列41と絶縁接着列42とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。半導体基板1の周縁に絶縁性接着材22が屈曲しながら連続的に第2方向32に延在してなる第1の絶縁接着部71が設けられている。第1のライン71はn配線12の端部の変曲点の周辺やp配線13の変曲点の周辺を覆うように形成されている。変曲点とは曲線の曲がる方向が変わる点や、直線から曲線に変わる(または曲線から直線に変わる)点であり、配線のアウトラインにこのような変曲点が存在する。配線シート付き裏面電極型太陽電池セルに熱が加わった場合、配線シートを構成する絶縁性基材と裏面電極型太陽電池セルを構成する半導体基板の熱膨張係数の差により、半導体基板に対して絶縁性基材はより大きく熱膨張する。この熱膨張の差によって応力が発生し、その応力が配線の変曲点に集中して、配線にクラックが入ったり断線したりする場合があった。そこで、実施形態6においては、配線の変曲点周辺を絶縁性接着材で覆って補強することで、応力が集中しても配線が破損することを抑制している。これによって、実施形態1と比較して実施形態6では導電性接着材21の使用量を大きく低減しつつ導電性接着材21による電極間または配線間の短絡の発生を抑制するとともに、応力集中によって配線が破損することを抑制している。なお、図14では、導電接着列41に含まれる複数の導電性接着材21および絶縁接着列42に含まれる複数の絶縁性接着材22は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21や複数の絶縁性接着材22が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。
[0047]
 実施形態6の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32に配置されたn電極6上およびp電極7上にそれぞれ導電性接着材21を設置して第2方向32に沿って複数の導電性接着材21がなす導電接着列41を形成する工程と、第2方向32に隣り合って配置されたn電極6とp電極7との間にそれぞれ絶縁性接着材22を設置して第2方向32に沿って複数の絶縁性接着材22がなす絶縁接着列42を形成する工程と、半導体基板1の周縁に絶縁性接着材22が屈曲しながら連続的に第2方向32に延在してなる第1の絶縁接着部71を形成する工程とを含み、導電接着列41と絶縁接着列42とは第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ設置される方法により製造することができる。なお、絶縁接着列42と第1のライン71は単一の工程で同時に形成することができ、プロセスタイムを短縮できる点において、同時に形成することが好ましい。
[0048]
 実施形態6における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0049]
 [実施形態7]
 図15に、実施形態7の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0050]
 実施形態7の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32においてp電極7上には導電性接着材21が配置されることなくn電極6上に導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第1の導電接着列51が構成されている。また、第2方向32においてn電極6上には導電性接着材21が配置されることなくp電極7上に導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第2の導電接着列52が構成されている。第1の導電接着列51と第2の導電接着列52とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。そして、隣接するn電極6とp電極7との間で絶縁性接着材22が屈曲しながら連続的に第1方向31に延在してなる第2の絶縁接着部72が設けられている。これによって、実施形態1と比較して実施形態6では導電性接着材21の使用量を大きく低減しつつ導電性接着材21による電極間または配線間の短絡の発生を抑制し、更に絶縁性接着材21による半導体基板1と配線シート10との接続強度を高くすることができる。なお、図15では、第1の導電接着列51および第2の導電性接着列52に含まれる複数の導電性接着材21は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。また、図15において第2の絶縁接着部72は第1方向31に沿って略一定の幅を有して1本のラインとして形成されているが、部分的に幅を変更したり、断続的な複数の絶縁性接着材21を第1方向31に沿って並べた形状としたり、第2の絶縁接着部72の領域内に部分的に絶縁性接着材22が配置されない空孔部を設けたりすることもできる。絶縁性接着材21の形状を適宜選択することで、半導体基板1と絶縁性基材11との固定強度を保ちつつ絶縁性接着材21の使用量を抑えることができる。
[0051]
 実施形態7の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32においてp電極7上には導電性接着材21を設置することなくn電極6上に導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第1の導電接着列51を形成する工程と、第2方向32においてn電極6上には導電性接着材21を設置することなくp電極7上に導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第2の導電接着列52を形成する工程と、隣接するn電極6とp電極7との間に屈曲しながら連続的に第1方向31に延在する絶縁性接着材22の第2の絶縁接着部72を形成する工程とを含み、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ設置される方法により製造することができる。なお、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52は単一の工程で同時に形成することができ、プロセスタイムを短縮できる点において、同時に形成することが好ましい。
[0052]
 実施形態7における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0053]
 [実施形態8]
 図16に、実施形態8の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのn電極6、p電極7、n配線12、p配線13、導電性接着材21、および絶縁性接着材22の位置関係を示す模式的な平面図を示す。
[0054]
 実施形態8の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、以下の点に特徴を有している。第2方向32においてp電極7上には導電性接着材21が配置されることなくn電極6上に導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第1の導電接着列51が構成されている。また、第2方向32においてn電極6上には導電性接着材21が配置されることなくp電極7上に導電性接着材21が配置されて第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第2の導電接着列52が構成されている。そして、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52とが第1方向31に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている。また、絶縁性接着材22が直線状に第3方向33に延在してなる第3の絶縁接着部73が設けられている。また、絶縁性接着材22が直線状に第4方向34に延在してなる第4の絶縁接着部74が設けられている。第3の絶縁接着部73および第4の絶縁接着部74は導電性接着材21とは第1方向31および第2方向32の両方で間隔を空けて形成されている。第3方向33および第4方向34は、第1方向31および第2方向32と異なる方向であって、第3方向33は第4方向34と異なる方向である。そして、絶縁性接着材22の第3の絶縁接着部73と絶縁性接着材22の第4の絶縁接着部74とは交差する。よって、絶縁性接着材22は全体として格子状となっており、各格子の中央部付近に各導電性接着材21が位置するように配置されている。これによって、実施形態1と比較して実施形態6では導電性接着材21の使用量を大きく低減しつつ導電性接着材21による電極間または配線間の短絡の発生を抑制し、更に絶縁性接着材21による半導体基板1と配線シート10との接続強度を高くすることができる。なお、図16では、第1の導電接着列51および第2の導電性接着列52に含まれる複数の導電性接着材21は第2方向32に沿った直線上に配置されているが、それら接着材は直線上に配置されている必要はなく、複数の導電性接着材21が第1方向31に沿った一定の範囲内に含まれる形で第2方向32に沿う列状になっていればよい。また、図16において第3の絶縁接着部73および第4の絶縁接着部74はそれぞれ第3方向33および第4方向34に沿って略一定の幅を有して1本のラインとして形成されているが、部分的に各ラインの幅を変更したり、断続的な複数の絶縁性接着材22をそれぞれ第3方向33および第4方向34に沿って並べた形状としたり、第3の絶縁接着部73または第4の絶縁接着部74の領域内に部分的に絶縁性接着材22が配置されない空孔部を設けたりすることもできる。絶縁性接着材21の形状を適宜選択することで、半導体基板1と絶縁性基材11との固定強度を保ちつつ絶縁性接着材21の使用量を抑えることができる。
[0055]
 実施形態8の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルおよび太陽電池モジュールは、たとえば、第2方向32においてp電極7上には導電性接着材21を設置することなくn電極6上に導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第1の導電接着列51を形成する工程と、第2方向32においてn電極6上には導電性接着材21を設置することなくp電極7上に導電性接着材21を設置して第2方向32に沿った複数の導電性接着材21がなす第2の導電接着列52を形成する工程と、絶縁性接着材22が直線状に第3方向33に延在する絶縁性接着材22の第3の絶縁接着部73を形成する工程と、絶縁性接着材22が直線状に第4方向34に延在する絶縁性接着材22の第4の絶縁接着部74を形成する工程とを含み、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52とは第1方向31に間隔を空けて交互に配置され、第3の絶縁接着部73および第4の絶縁接着部74は導電性接着材21とは第1方向31および第2方向32に間隔を空けて配置される方法により製造することができる。
[0056]
 なお、第3の絶縁接着部73と第4の絶縁接着部74は一体の格子状パターンとして同時に形成することがプロセスタイムの短縮が出来る点と高い位置精度でのパターン形成をできる点とにおいて好ましい。加えて、第1の導電接着列51と第2の導電接着列52も単一の工程で同時に形成することができ、プロセスタイムを短縮できる点において、同時に形成することが好ましい。
[0057]
 実施形態8における上記以外の説明は実施形態1と同様であるため、その説明についてはここでは繰り返さない。
[0058]
 以上のように実施形態について説明を行なったが、上述の各実施形態および各実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
[0059]
 今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

産業上の利用可能性

[0060]
 ここで開示された実施形態は、配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法に利用することができる。

符号の説明

[0061]
 1 半導体基板、2 n型不純物含有領域、3 p型不純物含有領域、4,5 誘電体膜、6 n電極、7 p電極、8 裏面電極型太陽電池セル、10 配線シート、11 絶縁性基材、12 n配線、12a 取り出し用n配線、13 p配線、13a 取り出し用p配線、14 接続用配線、16 配線、17 透明基板、18 封止樹脂、19 裏面部材、21 導電性接着材、22 絶縁性接着材、31 第1方向、32 第2方向、33 第3方向、34 第4方向、41 導電接着列、42 絶縁接着列、43,44 列群、51 第1の導電接着列、52 第2の導電接着列、61 第1の絶縁接着列、62 第2の絶縁接着列、71 第1の絶縁接着部、72 第2の絶縁接着部、73 第3の絶縁接着部、74 第4の絶縁接着部

請求の範囲

[請求項1]
 配線シートと、
 裏面電極型太陽電池セルと、を備え、
 前記配線シートは、絶縁性基材と、前記絶縁性基材上の導電性の配線とを含み、前記配線はp配線とn配線とを含み、前記p配線と前記n配線とは間隔を空けて隣り合って配置されており、
 前記裏面電極型太陽電池セルは、基板と、前記基板の一方の面側の電極とを含み、前記電極はp電極とn電極とを含み、前記p電極と前記n電極とは間隔を空けて隣り合って配置されており、
 前記p配線および前記n配線は、それぞれ、前記p電極および前記n電極と、導電性接着材を用いて接続されており、
 前記配線シートと前記裏面電極型太陽電池セルとは、絶縁性接着材を用いて接続されており、
 前記p配線および前記n配線は、第1方向に直線状に延在する部分を含み、
 前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて隣り合う前記p電極および前記n電極の両方に前記導電性接着材が配置された箇所の間には前記絶縁性接着材が配置されていない、配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項2]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極上および前記n電極上にそれぞれ前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記導電性接着材が配置された導電接着列が構成されており、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間にはそれぞれ前記絶縁性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記絶縁性接着材が配置された絶縁接着列が構成されており、
 前記導電接着列と前記絶縁接着列とが前記第1方向に間隔を空けて交互に1つずつ配置されている、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項3]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極上および前記n電極上にそれぞれ前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記導電性接着材が配置された導電接着列が構成されており、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間にそれぞれ前記絶縁性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記絶縁性接着材が配置された絶縁接着列が構成されており、
 2つの前記絶縁接着列と、前記2つの前記絶縁接着列の間に前記2つの前記絶縁接着列とは間隔を空けて配置された1つの前記導電接着列とからなる列群が、前記第1方向に沿って間隔を空けて複数配置されている、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項4]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極上および前記n電極上にそれぞれ前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記導電性接着材が配置された導電接着列が構成されており、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間にそれぞれ前記絶縁性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記絶縁性接着材が配置された絶縁接着列が構成されており、
 2つの前記導電接着列と、前記2つの前記導電接着列の間に前記導電接着列とは間隔を空けて1つの前記絶縁接着列とからなる列群が、前記第1方向に沿って間隔を空けて複数配置されている、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項5]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向において前記p電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記n電極上には複数の前記導電性接着材が前記第2方向に沿って配置された第1の導電接着列が構成され、
 前記第2方向において前記n電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記p電極上には複数の前記導電性接着材が前記第2方向に沿って配置された第2の導電接着列が構成されており、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間にそれぞれ前記絶縁性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記絶縁性接着材が配置されてなる絶縁接着列が構成されており、
 前記第1の導電接着列と前記第2の導電接着列とが前記第1方向に沿って間隔を空けて交互に1つずつ配置されて、
 前記第1の導電接着列と前記第2の導電接着列との間に前記絶縁接着列が配置されている、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項6]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向に配置された前記p電極上および前記n電極上にそれぞれ前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿った複数の前記導電性接着材がなす導電接着列が構成されており、
 前記第2方向において隣り合う前記p電極と前記n電極との間に前記絶縁性接着材が配置されている箇所と前記絶縁性接着材が配置されていない箇所とが1つずつ交互に設けられて前記第2方向に沿った複数の前記絶縁性接着材がなす第1の絶縁接着列が構成され、
 前記第1の絶縁接着列とは前記絶縁性接着材が配置されている箇所と前記絶縁性接着材が配置されていない箇所とが入れ替わった前記第2方向に沿った複数の前記絶縁性接着材がなす第2の絶縁接着列が前記第1の絶縁接着列とは別に構成されており、
 前記第1の絶縁接着列と前記第2の絶縁接着列とが前記第1方向に間隔を空けて交互に1つずつ配置されており、
 前記第1の絶縁接着列と前記第2の絶縁接着列との間に前記導電接着列が配置されている、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項7]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向に配置された前記p電極上および前記n電極上にそれぞれ前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記導電性接着材がなす導電接着列が構成されており、
 前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間にそれぞれ前記絶縁性接着材が配置されて前記第2方向に沿って複数の前記絶縁性接着材がなす絶縁接着列が構成されており、
 前記導電接着列と前記絶縁接着列とが前記第1方向に間隔を空けて交互に1つずつ配置されており、
 前記基板の周縁に前記絶縁性接着材が屈曲しながら連続的に前記第2方向に延在してなる第1の絶縁接着部をさらに備えた、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項8]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向において前記p電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記n電極上に前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿った複数の前記導電性接着材がなす第1の導電接着列が構成され、
 前記第2方向において前記n電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記p電極上に前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿った複数の前記導電性接着材がなす第2の導電接着列が構成されており、
 前記第1の導電接着列と前記第2の導電接着列とが前記第1方向に間隔を空けて交互に1つずつ配置されており、
 隣接する前記n電極と前記p電極との間で前記絶縁性接着材が屈曲しながら連続的に前記第1方向に延在してなる第2の絶縁接着部をさらに備えた、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項9]
 前記p電極と前記n電極とは前記第2方向に1つずつ交互に間隔を空けて配置され、
 前記第2方向において前記p電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記n電極上に前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿った複数の前記導電性接着材がなす第1の導電接着列が構成され、
 前記第2方向において前記n電極上には前記導電性接着材が配置されることなく前記p電極上に前記導電性接着材が配置されて前記第2方向に沿った複数の前記導電性接着材がなす第2の導電接着列が構成されており、
 前記第1の導電接着列と前記第2の導電接着列とが前記第1方向に間隔を空けて交互に1つずつ配置されており、
 前記絶縁性接着材が直線状に第3方向に延在してなる第3の絶縁接着部と、
 前記絶縁性接着材が直線状に第4方向に延在してなる第4の絶縁接着部とをさらに備え、
 前記第3方向および前記第4方向は、前記第1方向および前記第2方向と異なる方向であり、前記第3方向は前記第4方向と異なる方向であって、
 前記第3の絶縁接着部と前記第4の絶縁接着部とが交差してなる、請求項1に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
[請求項10]
 請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを備えた、太陽電池モジュール。
[請求項11]
 配線シートと裏面電極型太陽電池セルとを備えた配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを製造する方法であって、
 前記配線シートは、絶縁性基材と、前記絶縁性基材上の導電性の配線とを含み、前記配線はp配線とn配線とを含み、前記p配線と前記n配線とは間隔を空けて隣り合って配置されており、
 前記裏面電極型太陽電池セルは、基板と、前記基板の一方の面側の電極とを含み、前記電極はp電極とn電極とを含み、前記p電極と前記n電極とは間隔を空けて隣り合って配置されており、
 前記p配線および前記n配線は、それぞれ、前記p電極および前記n電極と、導電性接着材を用いて接続されており、
 前記配線シートと前記裏面電極型太陽電池セルとは、絶縁性接着材を用いて接続されており、
 前記電極と前記配線との間に前記導電性接着材が位置するように前記導電性接着材を設置する工程と、
 前記電極間および前記配線間に絶縁性接着材が位置するように前記絶縁性接着材を設置する工程と、
 前記裏面電極型太陽電池セルと前記配線シートとを重ね合わせる工程と、を含み、
 前記p配線および前記n配線は、第1方向に直線状に延在する部分を含み、
 前記絶縁性接着材を設置する工程は、前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて隣り合う前記p電極および前記n電極の両方に前記導電性接着材が配置された箇所の間には前記絶縁性接着材を設置しないように行われる、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法。
[請求項12]
 前記導電性接着材を設置する工程は、前記第2方向に配置された前記p電極上および前記n電極上に前記導電性接着材を配置して前記第2方向に前記導電性接着材の列を形成する工程を含み、
 前記絶縁性接着材を設置する工程は、前記第2方向に隣り合って配置された前記p電極と前記n電極との間に前記絶縁性接着材を配置して前記第2方向に前記絶縁性接着材の列を形成する工程を含む、請求項11に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法。
[請求項13]
 前記導電性接着材を設置する工程は、前記第2方向に配置された前記p電極上および前記n電極上に前記導電性接着材を配置して前記第2方向に前記導電性接着材の列を形成する工程を含み、
 前記絶縁性接着材を設置する工程は、前記絶縁性接着材が所定の方向に延在してなる少なくとも1本の絶縁接着部を形成する工程を含む、請求項11または請求項12に記載の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの製造方法。

図面

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[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

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