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1. (WO2018182035) 管理装置
Document

明 細 書

発明の名称 管理装置

背景技術

0001  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0002   0003  

課題を解決するための手段

0004   0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045  

図面の簡単な説明

0046  

発明を実施するための形態

0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192  

符号の説明

0193  

先行技術文献

特許文献

0194  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18  

明 細 書

発明の名称 : 管理装置

背景技術

[0001]
 近年、機器を制御する制御端末と管理装置(サーバ)とをインターネット回線等で接続し、機器を遠隔監視・操作等するIoTシステム(Internet of Things)の活用が検討されている。IoTシステムでは、管理装置へのアクセスは、ユーザの利用状況及び機器の運転状況等で変化する。そのため、ユーザの利用状況等によっては、管理装置に対する負荷が大きく変動する。そこで、IoTシステムでは、管理装置が負荷ピークに耐えられるようにシステム設計が行なわれる(例えば、特許文献1(国際公開2014/017053号)等)。例えば、管理装置が負荷ピークに耐えられるように、オートスケーリングが利用されることがある。

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0002]
 しかしながら、管理装置が負荷ピークに耐えられるようにシステム設計を行なうと、管理装置のスペック等が過剰になることがある。また、オートスケーリングを利用すると、管理装置の運用費用が都度変動するため、システム導入に伴う費用を予期できないという問題が生じる。
[0003]
 本開示の課題は、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることが可能な管理装置を提供することである。

課題を解決するための手段

[0004]
 本開示の第1観点に係る管理装置は、1以上の機器を関連付けて制御し、機器に関連する機器情報を送信する制御端末と、機器に関連する要求を送信するとともに機器の状態を監視する監視端末と、のそれぞれにネットワークを介して接続する。ここで、管理装置は、受信部と、演算部と、負荷検出部と、負荷判定部と、低減制御部と、を備える。受信部は、要求及び機器情報を受信する。演算部は、受信部により受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷検出部は、処理部による情報処理の負荷を検出する。負荷判定部は、負荷検出部により検出された負荷が閾値を超えたか否かを判定する。低減制御部は、負荷判定部により負荷が閾値を超えたと判定された場合、演算部の負荷を低減する低減制御を実行する。
[0005]
 第1観点に係る管理装置では、負荷判定部により閾値を超えたと判定された場合、処理部の負荷を低減するので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることができる。
[0006]
 なお、本開示において「閾値」とは、特定の1点の値に限定されるものではなく、演算式等により導出される値を含むものである。
[0007]
 本開示の第2観点に係る管理装置は、第1観点に係る管理装置において、閾値を設定するための閾値設定部をさらに備える。
[0008]
 第2観点係る管理装置では、閾値設定部をさらに備えるので、管理装置を操作する管理者が、システム全体の通信負荷を調整することができる。
[0009]
 本開示の第3観点に係る管理装置は、第1観点又は第2観点に係る管理装置において、低減制御部が、負荷判定部により負荷が閾値を超えたと判定された場合、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末に送信する。
[0010]
 第3観点に係る管理装置では、低減制御部が低減制御通知を制御端末に送信するので、制御端末側で低減制御を実行できる。例えば、低減制御が、管理装置と制御端末との間の通信条件を変更する制御である場合には、処理部の負荷が低減するように制御端末の通信条件を変更することができる。
[0011]
 本開示の第4観点に係る管理装置は、第3観点に係る管理装置において、負荷判定部が、負荷が閾値を超えたと判定した後、負荷が閾値を下回ったか否かを判定する。そして、低減制御部が、負荷判定部により負荷が前記閾値を下回ったと判定された場合、低減制御を解除する旨の解除通知を制御端末に送信する。
[0012]
 第4観点に係る管理装置では、負荷が閾値を下回ったと判定した場合、解除通知を制御端末に送信するので、システム全体に対する負荷が高くないときには、低減制御を解除することができる。
[0013]
 本開示の第5観点に係る管理装置は、第1観点から第4観点に係る管理装置において、低減制御部が、負荷判定部により閾値を超えたと判定された場合、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を監視端末に送信する。そして、低減制御部は、低減制御通知の送信に応じて低減制御の実行を承諾する旨を示す承諾通知を監視端末から受信したときに低減制御を実行する。
[0014]
 第5観点に係る管理装置では、低減制御通知の送信に応じて承諾通知を監視端末から受信したときに低減制御を実行するので、監視端末を操作する監視者等の意向を反映した機器管理システムを提供することができる。
[0015]
 本開示の第6観点に係る管理装置は、第1観点から第5観点に係る管理装置において、閾値が、監視端末により設定される。
[0016]
 第6観点に係る管理装置では、負荷の閾値が監視端末により設定されるので、監視端末を操作する監視者等の意向を反映した機器管理システムを提供できる。
[0017]
 本開示の第7観点に係る管理装置は、第1観点から第6観点に係る管理装置において、負荷検出部が、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて負荷を検出する。これにより、第7観点に係る管理装置は、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることが可能となる。
[0018]
 本開示の第8観点に係る管理装置は、第1観点から第7観点に係る管理装置において、低減制御部が、負荷判定部により負荷が閾値を超えたと判定された場合、制御端末との間の通信条件を変更することにより負荷を低減する。
[0019]
 第8観点に係る管理装置では、負荷判定部により閾値を超えたと判定された場合、制御端末との間における通信条件を変更するので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることできる。
[0020]
 本開示の第9観点に係る管理装置は、第8観点に係る管理装置において、低減制御部が、負荷が閾値を超えた場合、複数種類の機器情報の一部の通信を抑制する。ここで、制御端末は、機器に関連する複数種類の機器情報を送信するものである。
[0021]
 第9観点に係る管理装置では、負荷が閾値を超えた場合、複数種類の機器情報の一部の通信を抑制するので、演算部にかかる負荷を軽減できる。また、複数種類の状態情報のうち、重要度の高い機器情報の通信を確保しつつ、全体の通信量を抑制できる。
[0022]
 本開示の第10観点に係る管理装置は、第9観点に係る管理装置において、複数種類の機器情報のうち通信を抑制する機器情報の通信条件を、機器毎に関連付けて記憶する通信条件記憶部をさらに備える。
[0023]
 第10観点に係る管理装置では、複数種類の機器情報のうち抑制する機器情報の通信条件を機器毎に関連付けて記憶するので、管理装置側で低減制御の内容を決定することができる。
[0024]
 本開示の第11観点に係る管理装置は、第1観点から第7観点に係る管理装置において、低減制御部が、負荷判定部により前記負荷が前記閾値を超えたと判定された場合、監視端末からの要求に対する応答を制限することにより負荷を低減する。
[0025]
 第11観点に係る管理装置では、負荷判定部により閾値を超えたと判定された場合、監視端末からの要求に対する応答を制限するので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることができる。
[0026]
 本開示の第12観点に係る機器管理システムは、機器に関連する機器情報を送信する制御端末と、制御端末をネットワークを介して制御する管理装置とを備える。管理装置は、演算部と、負荷判定部と、低減制御部と、通信部と備える。演算部は、管理装置は、制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部は、演算部による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。低減制御部は、負荷レベルに応じて演算部の負荷を低減する低減制御を実行する。通信部は、負荷レベルを制御端末に送信する。また、制御端末は、負荷レベルに応じて、管理装置に送信する機器情報の通信条件を変更する通信条件変更部を備える。このような構成により、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐え得る機器管理システムを提供できる。
[0027]
 本開示の第13観点に係る機器管理システムは、第12観点に係る機器管理システムであって、制御端末が、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する制御側記憶部をさらに備える。そして、制御端末の通信条件変更部が、負荷レベル及び優先度に応じて、機器情報の通信条件を変更する。このような構成により、管理装置30の負荷を低減することができる。
[0028]
 本開示の第14観点に係る機器管理システムは、第12観点に係る機器管理システムであって、管理装置が、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する管理側記憶部をさらに備える。そして、管理装置の通信部が、負荷レベルとともに優先度を制御端末に送信する。制御端末では、通信条件変更部が、負荷レベル及び優先度に応じて、通信条件を変更する。このような構成により、管理装置により一元管理された機器管理システムを提供できる。
[0029]
 本開示の第15観点に係る機器管理システムは、第13観点又は第14観点に係る機器管理システムであって、管理対象の機器が空調機である。
[0030]
 本開示の第16観点に係る機器管理システムは、第15観点に係る機器管理システムであって、空調機の優先度は、空調機の設置状況、空調機の利用状況、空調機の属性、空調機に対する監視目的のいずれか一つ又は任意の組み合わせから決定される。
[0031]
 本開示の第17観点に係る機器管理システムは、第13観点から第16観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置の通信部は、負荷レベルが判定されたときに、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末に送信する。
[0032]
 本開示の第18観点に係る機器管理システムは、第13観点から第17観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置が、負荷レベルを制御端末に通知するのに伴い、演算部の情報処理能力を抑制する。このような構成により、負荷レベルの通知時に、管理装置の情報処理能力を抑制できる。
[0033]
 本開示の第19観点に係る機器管理システムは、第13観点から第18観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置が、負荷レベルに対応する閾値を設定するための閾値設定部をさらに備える。このような構成により、管理装置を操作する管理者が、機器管理システム全体の通信に基づく管理装置の負荷を調整することができる。
[0034]
 本開示の第20観点に係る機器管理システムは、第19観点に係る機器管理システムであって、管理装置に、ネットワークを介して接続する監視端末をさらに備える。そして、負荷レベルに対応する閾値が監視端末により決定される。このような構成により、低減制御の実行に際し、監視端末を操作する監視者等の意向を反映することができる。
[0035]
 本開示の第21観点に係る機器管理システムは、第13観点から第20観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置の負荷判定部は、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて負荷を検出する。
[0036]
 本開示の第22観点に係る機器管理システムは、第13観点から第21観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置に、ネットワークを介して接続する監視端末をさらに備える。そして、管理装置が、制御端末から受信した機器情報に基づいて、監視端末が表示可能な監視情報を監視端末に提供する。そして、管理装置は、負荷レベルの判定がされた場合、機器の優先度に応じて監視情報の表示項目を制限する。このような構成により、負荷レベルに応じて監視情報の表示項目を制限することで、管理装置の負荷を低減できる。
[0037]
 本開示の第23観点に係る機器管理システムは、第22観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置の通信部が、負荷レベルが判定されたときに、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を監視端末に送信する。このような構成により、監視端末を操作する監視者等に低減制御が実行されていることを認識させることができる。
[0038]
 本開示の第24観点に係る機器管理システムは、第23観点に係る機器管理システムであって、管理装置は、低減制御通知の送信に応じて低減制御の実行を承諾する旨を示す承諾通知を監視端末から受信したときに低減制御を実行する。このような構成により、監視端末を操作する監視者等の意向を管理装置の低減制御に反映できる。
[0039]
 本開示の第25観点に係る機器管理システムは、第22観点から第24観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、演算部の情報処理能力を制限する。このような構成により、管理装置の演算部における負荷をさらに低減することができる。
[0040]
 本開示の第26観点に係る機器管理システムは、第22観点から第25観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末に送信する。
[0041]
 本開示の第27観点に係る機器管理システムは、第22観点から第26観点のいずれかに係る機器管理システムであって、管理装置が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、監視端末から機器に対する要求を制限する。
[0042]
 本開示の第28観点に係る管理装置は、空調機に関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末を、ネットワークを介して制御する。ここで、管理装置は、演算部と、負荷判定部と、管理側記憶部と、通信部と備える。演算部は、管理装置は、制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部は、演算部による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。記憶部は、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する。通信部は、負荷レベルとともに優先度を制御端末に送信する。このような構成の管理装置を用いることで、制御端末の負荷を抑制し得る機器管理システムを提供できる。
[0043]
 本開示の第29観点に係る管理装置は、空調機に関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末を、ネットワークを介して制御する。ここで、管理装置は、演算部と、負荷判定部と、管理側記憶部と、通信部と備える。演算部は、管理装置は、制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部は、演算部による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。記憶部は、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する。通信部は、負荷レベルと優先度とに基づいて判断した通信条件を制御端末に送信する。このような構成の管理装置を用いることで、制御端末の負荷を抑制し得る機器管理システムを提供できる。
[0044]
 本開示の第30観点に係る管理装置は、第29観点に係る管理装置であって、ネットワークを介して監視端末に接続する。そして、管理装置は、制御端末から受信した機器情報に基づいて、監視端末が表示可能な監視情報を監視端末に提供する。そして、管理装置は、負荷レベルが判定されたときに、空調機の優先度に応じて監視情報の表示項目を制限する。負荷レベルに応じて監視情報の表示項目を制限することで、演算部の負荷を低減できる。
[0045]
 本開示の第31観点に係る制御端末は、受信した情報に基づく情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定し、負荷レベルを送信する管理装置に、ネットワークを介して接続する。制御端末は、判定部と、通信条件変更部と、を備える。判定部は、空調機の種類及び/又は空調機から取得する情報の種類に応じた優先度を判定する。通信条件変更部は、負荷レベル及び優先度に応じて送信する機器情報の通信条件を変更する。このような構成の制御端末を用いることで、管理装置の負荷を低減できる機器管理システム1を提供できる。

図面の簡単な説明

[0046]
[図1] 本開示の一実施形態に係る機器管理システム1の構成を示す模式図である。
[図2] 同実施形態に係る空調機10の構成を示す模式図である。
[図3] 同実施形態に係る機器管理システム1を構成する各装置の機能ブロックを示す模式図である。
[図4] 同実施形態に係る通信条件データベース31Dの構成を説明するための模式図である。
[図5] 同実施形態に係る機器管理システム1における低減制御を説明するためのシーケンス図である。
[図6] 同実施形態に係る低減制御の効果を説明するための模式図である。
[図7] 変形例1Bに係る機器管理システム1における低減制御を説明するためのシーケンス図である。
[図8] 応用例における負荷レベルを説明するための図である。
[図9] 応用例における優先度を説明するための図である。
[図10] 第1応用例に係る機器管理システム1Xの概念を示す模式図である。
[図11] 第1応用例の機器管理システム1Xの動作を説明するためのシーケンス図である。
[図12] 第1応用例における通信条件の変更を説明するための図である。
[図13] 第2応用例に係る機器管理システム1Yの概念を示す模式図である。
[図14] 第2応用例の機器管理システム1Yの動作を説明するためのシーケンス図である。
[図15] 第3応用例に係る機器管理システム1Zの概念を示す模式図である。
[図16] 第3応用例の機器管理システム1Zの動作を説明するためのシーケンス図である。
[図17] 第5応用例における監視アプリケーションの制限を説明するための図である。
[図18] 第5応用例における監視アプリケーションの負荷を説明するための図である。

発明を実施するための形態

[0047]
 (1)全体構成
 図1は本開示の一実施形態に係る機器管理システム1の構成を示す模式図である。なお、以下の説明において、同様の機能を有する複数の装置について共通の説明をする場合は同一符号を付して説明する。また、同様の機能を有する複数の装置から、一の装置を区別して説明するときには英小文字の添え字を付して説明する。例えば、制御端末20a~20cはそれぞれ同様の機能を有する装置であるので、説明が共通する場合は制御端末20と表記する。また、便宜上、添え字a~c等を用いるが、これらは任意の数を表しており、数量がこれに限定されるものではない。
[0048]
 機器管理システム1は、1台の管理装置30で、多数の機器を管理するシステムである。ここでは、管理装置30は、中央管理センタ3に設置される。中央管理センタ3の管轄エリア内には、多数の施設2a~2cが存在する。施設2a~2cは、例えばオフィスビル、商業ビル、及びコンドミニアムである。そして、各施設2a~2cには、管理対象の機器の例として、一又は複数の空調機10a~10fが設置される。各空調機10a~10fには、複数の制御端末20a,20bのいずれかが接続される。そして、各制御端末20a,20b及び管理装置30が後述する機器情報を通信することで、複数の空調機10a~10fの管理が実行される。
[0049]
 なお、管理装置30は、ネットワークを介して複数の監視端末40a~40c及び複数の保守端末50a,50bに接続する。そして、管理装置30は、空調機10a~10fのいずれかから異常発報が検出された場合、監視端末40a~40c又は保守端末50a,50bの操作者等に異常発報が検出された旨を通知する。
[0050]
 (2)機器管理システム1の管理対象(機器)
 以下、本実施形態に係る機器管理システム1の管理対象である機器として「空調機」を例として説明する。ただし、本実施形態に係る機器管理システム1の管理対象は空調機に限られるものではなく、以下の特徴を有する任意の機器を採用することができる。例えば、機器として換気装置等を採用してもよい。
[0051]
 図2は本実施形態に係る空調機10の構成を示す模式図である。空調機10は、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有する。また、空調機10は、室外機11と、室外機11に専用通信線を介して接続する複数の室内機12a~12dとを有する。室外機11及び室内機12a~12dには、それぞれ室外機制御回路11X及び室内機制御回路12Xa~12Xdが設けられる。また、空調機10には各種センサが所定箇所に適宜取り付けられる。これらのセンサにより、室温、周辺の外気温、冷媒の吐出温度及び吐出圧等が検出される。そして、各種センサの検出値に基づいて、室外機制御回路11X及び室内機制御回路12Xが協働して空調機10の各部の動作を制御する。また、空調機10は、リモコン及び/又は操作パネルなどの操作端末15から入力される制御情報、並びに、外部の監視端末40からネットワークを介して入力される制御情報に基づいて操作される。
[0052]
 室外機11は、冷媒回路の熱源として機能する機器である。また、室外機11には、接続部11Yが搭載される。接続部11Yを介して後述する制御端末20と室外機制御回路11Xとの間で情報の授受が行われる。室外機11は、例えば屋上などの、施設2の建造物の外部に設置される。
[0053]
 室内機12は、専用通信線を介して室外機11と接続する。室内機12は、室内に設置された操作端末15により操作される。操作端末15は、例えばリモコン、及び、室内に取り付けられた操作パネル等により構成される。なお、ここでは、一の室外機11に接続されている複数の室内機12a~12dが、一又は複数の操作端末15に個別に関連付けられて操作される。また、室内機12には、人の存在を検知する人感センサなどが搭載されることもある。また、各室内機12a~12dは、施設2の複数のフロアまたは複数の部屋等の設置空間5a~5dにそれぞれ分散して設置される。
[0054]
 (3)機器管理システム1の詳細構成
 図3は本実施形態に係る機器管理システム1を構成する各装置の機能ブロックを示す模式図である。
[0055]
 (3-1)制御端末
 制御端末20は空調機10の室外機11の室外機制御回路11Xに接続することで空調機10を制御するものである。制御端末20は、図3に示すように、記憶部21と、通信部22と、処理部23と、接続部24と、を備える。なお、図3では、便宜上、制御端末20aの各構成の添え字を省略している。
[0056]
 記憶部21は、各種情報を記憶するものであり、不揮発性メモリ及び揮発性メモリ等により構成される。例えば、記憶部21は、制御端末20の各種機能を実行するためのプログラムを記憶する。また、記憶部21は、制御端末20及び管理装置30との間で送受信される「機器情報」の「通信条件」等を記憶する。
[0057]
 「機器情報」は、管理対象である空調機(機器)10に関する複数の種類の情報であり、例えば空調機10の状態を示す「状態情報」と、空調機10の各種状態を制御するための「制御情報」とに大別される。また、「状態情報」は、優先度の高い順に第1状態情報D1、第2状態情報D2、及び第3状態情報D3に分類される。第1状態情報D1は、優先度が1番目に高く、機器において重大な異常が生じたことを示す異常発報等の情報である。第2状態情報D2は、優先度が2番目に高く、空調機10に属する電動弁、モータ、その他のアクチュエータの制御情報、並びに、空調機10に設置された各種センサによる検出値等の情報である。第3状態情報D3は、優先度が3番目に高く、利用者の特性を取得するための情報であり、操作端末15の操作頻度の履歴等が該当する。なお、各状態情報の分類はここで示したものに限られず、管理者等により任意に設定可能である。
[0058]
 そして、記憶部21は、これらの複数種類の状態情報に対する通信条件を空調機毎に関連付けて記憶する。詳しくは、「通信条件」は、各空調機10a~10fからの状態情報の送信が抑制されるか否かを規定するものであり、例えば図4に概念を示すような情報である。図4に示す例では、制御端末20aが空調機10a~10cに関連付けられている。そして、第1通信条件A1のときには、空調機10a,10b,10cのいずれもが、第1状態情報D1,第2状態情報D2,第3状態情報D3を管理装置30に送信可能であることを示している。一方、第2通信条件A2のときは、空調機10a,10b,10cのいずれもが、第1状態情報D1のみを管理装置30に送信可能であることを示している。要するに、記憶部21は、複数種類の状態情報D1~D3のうち、通信量を抑制する状態情報D2,D3を空調機10a~10c(機器)毎に関連付けて第2通信条件A2として記憶している。なお、通信条件は、上記以外にも各種通信に関する条件を規定するものであり、例えば状態情報の種類及び各空調機10a~10cに応じた通信間隔等を規定する。なお、記憶部21に記憶された通信条件は、後述する管理装置30からの制御情報に基づいて更新可能である。
[0059]
 通信部22は、外部ネットワークとの通信を実行するものである。通信部22の機能により、制御端末20と管理装置30との間で、各種コマンドおよび各種データの授受が行なわれる。
[0060]
 処理部23は、各種情報処理を実行する。また、処理部23は、通信部22を介して、制御端末20と管理装置30との間の通信を制御する。例えば、処理部23は、制御端末20が接続された室外機11から取得する機器情報(状態情報)を、所定の通信間隔で管理装置30に送信する。また、処理部23は、管理装置30から、機器情報(制御情報)として低減制御通知を受信した場合、複数の機器情報(状態情報)の一部の通信を抑制する。なお、処理部23は、管理装置30からの要求に応じて、記憶部21に記憶された通信条件の内容を更新する。
[0061]
 接続部24は、室外機11の接続部11Yに接続するものである。制御端末20は、接続部24を介することで、室外機制御回路11Xに指令情報の送出が可能になるとともに、室外機制御回路11Xから状態情報の取得が可能となる。
[0062]
 (3-2)管理装置
 管理装置30は、制御端末20及び監視端末40のそれぞれにネットワークを介して接続し、複数の空調機10a~10iの運転状態等を管理する。管理装置30は、図3に示すように、記憶部31、入力部32、通信部33、処理部34、及び出力部35を有する。
[0063]
 記憶部31は、各種情報を記憶するものであり、キャッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。ここでは、記憶部31は、統合管理データベース31Aと、状態情報データベース31Bと、制御情報データベース31Cと、通信条件データベース31Dとを有する。また、記憶部31は、管理装置30の各種機能を実行するためのプログラムを記憶する。
[0064]
 統合管理データベース31Aは、管理装置30が管理する複数の空調機10a~10iに関連する情報を記憶する。例えば、統合管理データベース31Aは、各空調機10a~10iが設置される施設2の情報、施設2における室外機11及び室内機12a~12dの設置空間5a~5dの情報、各空調機10に対する監視者の情報等を記憶する。
[0065]
 状態情報データベース31Bは、各空調機10a~10iに関連付けて、制御端末20から送信された各種状態情報を記憶する。
[0066]
 制御情報データベース31Cは、管理装置30を操作する管理者が入力した各空調機10a~10iへの制御情報、及び後述する監視端末40から各空調機10a~10iへの要求に対応する制御情報等を記憶する。
[0067]
 通信条件データベース31Dは、監視端末40に関連付けて、各制御端末20a~20cに接続する各空調機10a~10i(機器)及び各状態情報D1~D3の種類に対応する「通信条件」を記憶する。通信条件データベース31Dに記憶される情報は、各制御端末20a~20cの記憶部21a~21cに記憶される通信条件の情報(上述した図4に示される情報)を包含するものである。したがって、通信条件データベース31Dを用いることで、管理装置30を介して各制御端末20a~20cの通信条件を変更することが可能となる。
[0068]
 なお、記憶部31は上述した各種データベース以外にも任意の情報を記憶することができる。
[0069]
 入力部32は、管理装置30への情報の入力を可能にするものであり、キーボード、マウス、及び/又はタッチスクリーン等により実現される。例えば、入力部32は、各種受付画面への情報の入力を可能にする。したがって、管理者は、入力部32を介して各空調機10への制御情報の入力及び各種設定を変更するための情報の入力が可能となる。特に、管理者は、入力部32を介して、後述する低減制御のための閾値を設定することができる。
[0070]
 通信部33は、制御端末20及び監視端末40と通信するためのインタフェースである。具体的に、通信部33は、制御端末20から状態情報を受信する。また、通信部33は制御端末20に制御情報を送信する。また、通信部(受信部)33は、監視端末40から、空調機10(機器)に関する「要求」を受信する。また、通信部33は、監視端末40に対して監視情報を送信する。なお、通信部33で受信した機器情報及び要求は記憶部31に記憶される。
[0071]
 処理部34は、管理装置30における各種情報処理を実行するものであり、CPU及びキャッシュメモリ等で構成される。ここで、処理部34は、演算部341、負荷検出部342、負荷判定部343、低減制御部344としての機能を有する。
[0072]
 演算部341は、通信部33により受信された情報に基づく情報処理の演算を実行するものである。例えば、演算部341は、制御端末20から送信される状態情報に応じて各種管理情報等を生成する。また、演算部341は、監視端末40から要求に応じた処理を実行するとともに、処理結果が示された監視情報等を生成する。
[0073]
 負荷検出部342は、演算部341による情報処理の演算の負荷を検出する。具体的に、負荷検出部342は、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて、演算部341における情報処理の負荷を検出する。
[0074]
 負荷判定部343は、負荷検出部342により検出された負荷が閾値を超えたか否かを判定する。また、負荷判定部343は、負荷が閾値を超えたと判定してから所定時間経過後に負荷が閾値を下回ったか否かを判定する。これらの判定結果は低減制御部344に送出される。
[0075]
 低減制御部344は、負荷判定部343により負荷が閾値を超えたと判定された場合、演算部341の負荷を低減する「低減制御」を実行する。ここで、「低減制御」とは、演算部341における演算の負荷を低減する制御のことである。例えば、低減制御は、管理装置30と制御端末20との間の「通信条件」を変更することにより実行される。補足すると、管理装置30は、各制御端末20a~20cから、複数の空調機10a~10iに関連する複数種類の状態情報(機器情報)が送信される。そこで、管理装置30は、これらの複数種類の状態情報の一部の通信を抑制することで低減制御を実行する。
[0076]
 また、低減制御部344は、負荷判定部343により、負荷が閾値を超えたと判定されてから所定時間経過後に負荷が閾値を下回ったと判定された場合、低減制御の解除を実行する。また、低減制御部344は、低減制御を実行する場合、低減制御を実行する旨を示す「低減制御通知」を通信部33を介して制御端末20に送信する。また、低減制御部344は、低減制御を解除する場合、低減制御を解除する旨の「解除通知」を通信部33を介して制御端末20に送信する。
[0077]
 出力部35は、各種情報を出力するものであり、種々のディスプレイ及びスピーカ等により構成される。例えば、出力部35は、低減制御のための閾値の入力を受け付ける入力画面等を出力する。なお、出力部35により出力される各種情報はネットワークを介して監視端末40及び保守端末50に出力することも可能である。例えば、出力部35により出力される異常発報は、予め登録された保守端末50にも出力される。
[0078]
 (3-3)監視端末
 監視端末40は、いずれかの制御端末20に関連付けられており、その制御端末20に属する空調機10(機器)に関連する各種「要求」を管理装置30に送信する。また、監視端末40は、管理装置30から送信される監視情報に基づいて、空調機10の状態を監視する。監視端末40は、例えば、空調機10に対して各種制御を実行する権限が付与された監視者により操作される。
[0079]
 監視端末40は、通信部41、入力部42、処理部43、及び出力部44を備える。通信部41は、ネットワークを介して管理装置30に接続し、空調機10に対する要求を管理装置30に送信する。入力部42は、管理装置30に送信する要求を受け付ける。処理部43は監視端末40における各種情報処理を実行する。出力部44は管理装置30から受信する監視情報等を出力する。
[0080]
 上記構成により、監視端末40は、空調機10に対して暖房運転及び冷房運転等の各種運転を実行するための要求を送信することができる。また、監視端末40は、上記要求に対する処理結果が示された監視情報を出力することができる。また、監視端末40は、管理装置30からの各種問合せに対して出力部44を介して返信することができる。
[0081]
 なお、監視者としては、施設2の所有者、施設2の管理者、施設2の利用者、空調機10の製造者、空調機10の販売者等が該当する。監視者は、その種類に応じて与えられる権限が異なる。そのため、個々の監視端末40に付与された権限レベルに応じて、空調機10に対して入力可能な要求の種類が異なる。また、監視端末40の権限レベルに応じて、機器情報の複数の項目のうち、通信間隔の変更が認められるものと認められないものとが存在する。なお、権限レベルの設定情報は、管理装置30の統合管理データベース31Aに記憶される。
[0082]
 (3-4)保守端末
 保守端末50は、空調機10の保守作業者が操作する端末である。保守端末50は、異常発報を管理装置30から受け取る。これにより、保守作業者が、異常発報が検出された空調機10の異常診断及び故障対応等を行なうことが可能となる。
[0083]
 (4)機器管理システム1における低減制御
 図5は本実施形態に係る機器管理システム1における低減制御を説明するためのシーケンス図である。
[0084]
 前提として、低減制御を実行する前の「通常状態」では、管理装置30と制御端末20とが、所定の通信条件で複数種類の機器情報の通信を実行する。例えば、「通常状態」においては、制御端末20aが、空調機10aに関して、第1状態情報D1、第2状態情報D2、及び第3状態情報D3を、第1通信条件A1で管理装置30に送信する(S1)。
[0085]
 このような前提において、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30の演算部341による情報処理の負荷を軽減する「低減制御」を実行する。具体的には、低減制御の実行に際して、管理装置30の入力部32を介して、管理装置30の演算部341による演算の負荷に対する閾値が入力される(S2)。これにより、管理装置30が低減制御モードになる(S3)。
[0086]
 管理装置30が低減制御モードの状態になると、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が負荷検出部342により随時検出される。また、管理装置30の負荷判定部343により、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたか否かが随時判定される(S4)。そして、負荷判定部343により、演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたと判定された場合、管理装置30の低減制御部344により、低減制御を実行することが決定される(S4-Yes)。なお、負荷判定部343により、演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたと判定されない場合は、通常状態の第1通信条件A1で、制御端末20aと管理装置30との間の通信が継続され続けることになる(S4-No,S5)。
[0087]
 低減制御部344により低減制御実行される場合、低減制御を実行する旨を示す「低減制御通知」が、管理装置30から制御端末20に送信される。
[0088]
 制御端末20では、低減制御通知を受信すると、制御端末20と管理装置30との間の通信の通信条件を変更する(S6)。例えば、図4に示した通信条件の例では、制御端末20と管理装置30との間の通信の通信条件を、第1通信条件A1から第2通信条件A2に変更する。これにより、制御端末20は、第1状態情報D1のみを所定の通信間隔等で管理装置30に送信し、第2状態情報D2及び第3状態情報D3の送信を停止する(S7)。そして、制御端末20から管理装置30に送信される通信量が抑制されるので、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が低減されることになる。
[0089]
 また、管理装置30は、低減制御通知を含む監視情報を監視端末40に送信する(S8)。これにより、監視端末40を利用する監視者等が、低減制御の実行を認識することができる。
[0090]
 この後、管理装置30の負荷判定部343により、演算部341による情報処理の負荷が閾値以下であるか否かが随時判定される(S9)。演算部341による情報処理の負荷が閾値以下であると判定されない間は、抑制された通信条件での通信が継続する(S9-No,S6)。一方、管理装置30の負荷判定部343により、演算部341による情報処理の負荷が閾値以下であると判定された場合、低減制御部344により、低減制御を解除することが決定される(S9-Yes)。具体的には、制御端末20aと管理装置30との間の通信条件を、第2通信条件A2から第1通信条件A1に復帰することが決定される。そして、管理装置30から制御端末20に、低減制御が解除されたことを示す「解除通知」が送信される。
[0091]
 制御端末20では、解除通知を受信すると、制御端末20と管理装置30との間の通信条件を、通常状態に復帰させる(S10)。
[0092]
 また、低減制御が解除することが決定された場合、解除通知を含む監視情報が、管理装置30から監視端末40に送信される(S11)。これにより、監視端末40を操作する監視者等が、低減制御が解除されたことを認識することができる。
[0093]
 そして、上述した一連の処理が、低減制御の終了命令が入力されるまで実行される。なお、低減制御の終了命令は、管理装置30の入力部32及び監視端末40の入力部42等を介して入力される。
[0094]
 (5)特徴
 (5-1)
 以上説明したように、本実施形態に係る機器管理システム1は、1以上の空調機(機器)10a~10iを関連付けて制御し、空調機に関連する状態情報(機器情報)を送信する制御端末20a~20cと、空調機10a~10iに関連する要求を送信するとともに機器の状態を監視する監視端末40a~40cと、のそれぞれにネットワークを介して接続する管理装置30とを備える。ここで、管理装置30は、通信部33(受信部)と、処理部34とを有する。通信部33は、監視端末40からの要求及び機器情報を受信する。処理部34は、管理装置30における各種情報処理を実行する。
[0095]
 そして、処理部は、演算部341と、負荷検出部342と、負荷判定部343と、低減制御部344と、の機能を有する。演算部341は、通信部33(受信部)により受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷検出部342は、演算部341による情報処理の負荷を検出する。負荷判定部343は、負荷検出部342により検出された負荷が閾値を超えたか否かを判定する。低減制御部344は、負荷判定部343により負荷が閾値を超えたと判定された場合、演算部341の負荷を低減する低減制御を実行する。
[0096]
 したがって、本実施形態に係る管理装置30では、演算部341による情報処理の演算の負荷が閾値を超えたと判定した場合、低減制御を実行するので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることができる。結果として、管理装置30の構築費用及び運用費用を削減することができる。なお、低減制御により削減された費用は、管理者及び監視者等で分配することができる。
[0097]
 補足すると、管理装置30が低減制御を実行した場合、例えば図6のA点に示すように、管理装置30における負荷が所定の上限値(80%)を超えないように制御される。これにより、管理装置30における情報処理の負荷が過剰になることを回避することができる。一方、管理装置30における負荷は、図6のB点に示すように、所定の下限値(60%)未満とならないように制御される。これにより、管理装置30における情報処理の演算を不必要に制限することを回避できる。
[0098]
 なお、管理装置30が低減制御を実行しなかった場合は、図6のC点に示すように、管理装置30の負荷が過剰となりシステムダウンが生じることがある。また、低減制御を継続したままで解除しない場合は、図6のD点以降に示すように、必要以上に情報処理の実行を制限していまい、機器管理システム1の利用効率が低下することになる。
[0099]
 なお、低減制御を実行する空調機10は、事前の契約により決定したり、都度募集することで決定したりする。
[0100]
 (5-2)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、低減制御部344が、演算部341による演算の負荷が閾値を超えたと判定された場合、制御端末20との間の通信条件を変更することにより負荷を低減する。ここで、制御端末20は、空調機10に関連する複数種類の状態情報(機器情報)を送信するものである。そして、制御端末20は、情報処理の負荷が閾値を超えた場合、複数種類の状態情報の一部の通信を抑制する。
[0101]
 要するに、本実施形態に係る管理装置30では、演算部341における演算の負荷が閾値を超えた場合、複数種類の状態情報(機器情報)の一部の通信を抑制するので、演算部341にかかる負荷を軽減することができる。また、管理装置30では、複数種類の状態情報のうち、重要度の高い機器情報の通信を確保しつつ、全体の通信量を抑制できる。
[0102]
 なお、通信条件の変更は、複数種類の状態情報(機器情報)の一部の通信を抑制するのみならず、各状態情報の通信間隔(定期通信)の変更、通信項目の変更、状態変化時のみに行なう変更、及び異常発報(イベント発生時の通信)の通信頻度の変更等により実現することもできる。
[0103]
 (5-3)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、閾値を設定するための入力部32(閾値設定部)をさらに備える。これにより、管理装置30を操作する管理者が、機器管理システム1全体の通信に基づく管理装置30の負荷を調整することができる。
[0104]
 (5-4)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、低減制御部344が、負荷判定部343により負荷が閾値を超えたと判定された場合、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末20に送信する。これにより、制御端末20で低減制御を実行できるようになる。要するに、低減制御が、管理装置30と制御端末20との間の通信条件を変更する制御である場合には、処理部34の負荷が低減するように、制御端末20の通信条件を変更することができる。
[0105]
 (5-5)
 また、本実施形態に係る管理装置30では、負荷判定部343が、演算部341による演算の負荷が閾値を超えたと判定した後、負荷が閾値を下回ったか否かを随時判定する。そして、負荷判定部343により負荷が閾値を下回ったと判定された場合、低減制御部344が、低減制御を解除する旨の解除通知を制御端末20に送信する。このような構成により、管理装置30は、機器管理システム1全体に対する負荷が高くないときには、低減制御を解除することができる。
[0106]
 (5-6)
 また、本実施形態に係る管理装置30では、負荷判定部343により演算部341による演算の負荷が閾値を超えたと判定された場合、低減制御部344が、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を監視端末40に送信する。そして、低減制御部344は、低減制御通知の送信に応じて低減制御の実行を承諾する旨を示す承諾通知を監視端末40から受信したときに低減制御を実行する。
[0107]
 このような構成により、本実施形態に係る管理装置30では、監視端末40を操作する監視者等の意向を反映することができる。具体的には、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を用いて表示でしたり、メールで通知したりすることで監視者等の意思を確認する。
[0108]
 (5-7)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、負荷検出部342が、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて、演算部341における演算の負荷を検出する。したがって、これらの情報に基づく負荷に対して、管理装置30は、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることができる。
[0109]
 (5-8)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、複数種類の状態情報(機器情報)のうち通信を抑制する状態情報(機器情報)を、空調機10a~10i毎に関連付けて記憶する通信条件データベース31Dを備えるものである。管理装置30は、このような通信条件データベース31Dを用いることにより、低減制御の内容を決定することができる。
[0110]
 なお、管理装置30では、空調機10a~10iのそれぞれに対して通信条件を最適化することができる。したがって、例えば、操作端末15の操作の頻度が高い時間について、その時間の前は、時報を管理装置30へ送信しておく、その時間中は制御端末20と管理装置30との通信条件の抑制を緩くする、その時間後はバッチ処理を行なう等の制御を実現することができる。
[0111]
 (6)変形例
 (6-1)変形例A
 上記説明においては、管理装置30において低減制御の閾値が入力される構成としたが、本実施形態に係る機器管理システム1の構成はこれに限るものではない。具体的には、低減制御の閾値は監視端末40により設定されてもよい。このような構成により、監視端末40を操作する監視者等の意向を反映した機器管理システム1を提供できる。例えば、機器管理システム1において、通信量に応じて通信料金が請求される場合、監視端末40を操作する監視者等が、自己のニーズに応じた通信量に設定することができる。これにより、監視端末40を操作する監視者等に請求される通信料金を抑えることができる。
[0112]
 (6-2)変形例B
 本実施形態に係る機器管理システム1は、低減制御を実行する際に、監視端末40を操作する監視者等による承諾を得る構成であってもよい。具体的には、図7に示すように、管理装置30が低減制御の実行を決定する際に、管理装置30から監視端末40に「低減制御通知」を送信する(V4-Yes)。これにより、監視端末40では、低減制御通知の受信に応じて、低減制御の実行を承諾するか否かの選択が可能になる(V6)。そして、監視端末40において、低減制御通知の受信に応じて、低減制御の実行を承諾することが選択された場合、監視端末40から管理装置30に、低減制御の実行を承諾することを示す「承諾通知」が送信される(V6-Yes)。そして、管理装置30では、監視端末40から承諾通知を受信した場合、低減制御の実行を決定する(V7)。なお、所定の時間内に監視端末40からの承諾通知が受信されない場合、管理装置30低減制御を実行しないことを決定する。具体的には、管理装置30は、演算部341による演算の負荷が閾値を超えてないとみなして処理を継続する(V4-No)。
[0113]
 なお、図7において、他のステップV1~V5,V8~V12はそれぞれ、図5のステップS1~S5,S6,S7,S9~S11と同一の処理が実行される。
[0114]
 上記構成では、低減制御通知の送信に応じて承諾通知を監視端末40から受信したときに、低減制御を実行するので、監視端末40を操作する監視者等の意向を反映した機器管理システム1を提供することができる。
[0115]
 (6-3)変形例C
 上記説明では、通信条件を変更し、複数の状態情報(機器情報)の一部の通信を抑制することで、低減制御を実行するものであったが、本実施形態に係る低減制御はこのような内容に限定されるものではない。すなわち、本実施形態に係る低減制御は、管理装置30の演算部341による情報処理の演算の負荷を低減する任意の制御により実現されるものである。
[0116]
 具体的には、本実施形態に係る低減制御部344は、負荷判定部343により演算部341による情報処理の負荷が閾値を超えたと判定された場合、監視端末40からの要求に対する応答を制限することにより、演算部341の負荷を低減する低減制御を実行してもよい。例えば、低減制御部344は、監視端末40からの要求があった場合に、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)等の処理負荷の高いアプリケーションを一時的に使用不可にしたり、GUIでのログインを制限したりする等の処理を実行する。このような構成でも、負荷判定部343により閾値を超えたと判定された場合、監視端末40からの要求に対する応答を制限するので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることが可能な管理装置30を提供できる。
[0117]
 (6-4)変形例D
 なお、上記機器管理システム1において、管理装置30の演算部341による負荷が所定期間にわたって低い場合、管理装置30はスケールダウンの提案を促す提案機能を具備していてもよい。さらに、提案機能は、管理装置30の演算部341による負荷が所定期間にわたって高い場合、管理装置30はスケールアップとスケールアウトの提案を促すものでもよい。さらに、提案機能は、これらの提案をする際に、それに伴う料金情報を付加するものでもよい。
[0118]
 (6-5)変形例E
 なお、本実施形態に係る機器管理システム1では、低減制御は、演算部341の負荷の逼迫度合いに応じて多段階的に強弱を付けてもよい。そして、このような機器管理システム1では、送信するデータ項目が100個あるとすると、低減制御が実行されない場合(「不要」の場合)は100項目が送信されることになる。一方、このような機器管理システム1では、逼迫度が「少し逼迫」している場合は80項目が送信され、「逼迫」している場合は50項目が送信され、「かなり逼迫」している場合は20項目が送信されるように低減制御が実行される。
[0119]
 (7)応用例
 上述した実施形態及び変形例に係る機器管理システム1の応用例を以下に示す。ここでは、機器管理システム1は、演算部341の負荷を示す「負荷レベル」に応じて多段階の低減制御を実行する。すなわち、負荷の程度に応じた複数の閾値が設定されており、それにより負荷レベルが定義される。また、ここでいう、負荷レベルは、上記変形例Eにおける「逼迫度合い」を包含する概念である。そして、機器管理システム1は、負荷レベルと優先度とに応じて機器情報の通信条件を変更する。
[0120]
 例えば、図8に示すように、機器管理システム1は、負荷レベルを1から10(Lv1~Lv10)に分類しており、各機器の優先度(高・中・低)に応じて、通常の通信条件を維持する(通信OK)、通信条件の一部を停止する(通信一部停止)、通信を停止する(通信停止)のいずれかに通信条件を変更する。なお、各機器の優先度は、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じて設定される。
[0121]
 例えば、機器の種類としては、図9に示すように、(a1)馬力の大きさで分類された空調機の種類、(a2)新型、旧型等の製造日で分類された空調機の種類、(a3)社長室、会議室、廊下等の設置場所で分類された空調機の種類等が挙げられる。また、機器から取得する情報の種類としては、(b1)利用者が社長、部長、社員のいずれかで分類された情報、(b2)人が存在する部屋、存在しない部屋で分類された情報、(b3)異常状態、通常状態、停止状態で分類された情報、(b4)快適域外の状態、快適域内の状態で分類された情報、(b5)利用時間が勤務時間、残業時間、夜間のいずれかで分類された情報、(b6)情報提供者がビル管理者、テナントユーザのいずれかで分類された情報、(b7)死活監視、料金に影響する制御(デマンド制御等)、省エネルギー制御等の特定目的に応じて分類される情報等が挙げられる。
[0122]
 (7-1)第1応用例
 以下の説明においては、他の応用例との区別のために、機器管理システム1の符号に英大文字Xを付して説明する。
[0123]
 第1応用例の機器管理システム1Xでは、図10に概念を示すように、管理装置30が、制御端末20に負荷レベル及び優先度を通知する。そして、制御端末20が負荷レベル及び優先度に応じて機器情報の通信条件を変更する。なお、ここでは、制御端末20の記憶部21(制御側記憶部)が、上述した図8に示すような、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じて設定される各機器の優先度に基づく通信条件を記憶する。
[0124]
 図11は第1応用例の機器管理システム1Xの動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図5に示すシーケンスのステップS4及びステップS6の処理が、ステップX4及びステップX6に置き換えられる。
[0125]
 具体的には、第1応用例の機器管理システム1Xでも、ステップX4において、ステップS4と同様の処理が行なわれる。すなわち、管理装置30の負荷判定部343により、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたか否かが随時判定される。ただし、ステップX4では、閾値が複数存在し、各閾値に応じて負荷レベルが設定されている。したがって、低減制御も負荷レベルに応じて実行されることになる。
[0126]
 また、第1応用例の機器管理システム1Xでは、ステップX6において、ステップS6と同様に、制御端末20が、低減制御通知を受信すると、制御端末20と管理装置30との間の通信の通信条件を変更する。ただし、ステップX6では、第1通信条件A1及び第2通信条件A2だけではなく、負荷レベルに応じて複数の通信条件から所定の通信条件が選択される。
[0127]
 要するに、第1応用例の制御端末20は、負荷レベル及び優先度を受信すると、受信した負荷レベル及び優先度から、記憶部21に記憶されている通信条件を抽出する。したがって、管理装置30が制御端末20に負荷レベル及び優先度を通知するだけで、最適な通信条件を設定できる機器管理システム1Xを提供できる。
[0128]
 例えば、制御端末20は、負荷レベルが5(Lv5)である旨の通知を管理装置30から受信した場合、制御端末20と管理装置30との間の通信条件を、図12に示すような通信条件に変更する。すなわち、優先度が高い機器又はデータ項目に関しては、管理装置30への送信を許容する。データ項目としては、死活監視、状態監視、トレンドデータなど管理装置30へ送信する状態情報と、管理装置30からの要求に応じて応答する指令情報等が挙げられる。また、優先度が高いデータ項目に関しては送信頻度を1分毎とし、データの精度は小数点第3位から減らさないような通信条件にする。また、優先度が中程度の機器又はデータ項目に関しては、管理装置30への送信を一部制限する。また、優先度が中程度のデータ項目に関しては送信頻度を5分毎とし、データの精度を整数まで減らすような通信条件にする。また、優先度が低い機器又はデータ項目に関しては、管理装置30への送信を停止する。
[0129]
 (7-2)第2応用例
 以下の説明においては、他の応用例との区別のために、機器管理システム1の符号に英大文字Yを付して説明する。
[0130]
 第2応用例の機器管理システム1Yでは、図13に概念を示すように、管理装置30が、制御端末20に負荷レベルのみを通知する。そして、第2応用例では、制御端末20が負荷レベルを受信したときに、処理部(判定部)23が機器10の優先度を判定する。続いて、処理部(通信条件変更部)23は、受信した負荷レベルと判定した優先度とに基づいて、管理装置30と制御端末20との間の通信条件を変更する。なお、優先度の判定は処理部がデータ項目毎の所定の条件に基づいて判定する。また、制御端末20の処理部23による優先度の判定がなされると、制御端末20の記憶部21(制御側記憶部)に記憶される情報が更新される。そして、制御端末の記憶部21が、上述した図8に示すような、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じて設定される各機器の優先度に基づく通信条件を記憶する。
[0131]
 図14は第2応用例の機器管理システム1Yの動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図5に示すシーケンスのステップS4及びステップS6の処理が、ステップY4及びステップY6に置き換えられる。
[0132]
 具体的には、第2応用例の機器管理システムYでも、ステップY4において、ステップS4と同様の処理が行なわれる。すなわち、管理装置30の負荷判定部343により、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたか否かが随時判定される。ただし、ステップY4では、閾値が複数存在し、各閾値に応じて負荷レベルが設定されている。したがって、低減制御も負荷レベルに応じて実行されることになる。
[0133]
 また、第2応用例の機器管理システム1Yでは、ステップY6において、ステップS6と同様に、制御端末20が、低減制御通知を受信すると、制御端末20と管理装置30との間の通信の通信条件を変更する。ただし、ステップY6では、第1通信条件A1及び第2通信条件A2だけではなく、負荷レベルに応じて複数の通信条件から所定の通信条件が選択される。また、ステップY6では、制御端末20が負荷レベルを受信したときに、処理部(判定部)23が機器10の優先度を判定し、判定した優先度に基づいて所定の通信条件が選択される。
[0134]
 以上のような構成により、管理装置30が制御端末20に負荷レベルを通知するだけで、最適な通信条件を設定できる機器管理システム1Yを提供できる。
[0135]
 例えば、制御端末20は、負荷レベルが5(Lv5)である旨の通知を管理装置30から受信した場合、制御端末20と管理装置30との間の通信条件を、図12に示すような通信条件に変更する。
[0136]
 (7-3)第3応用例
 以下の説明においては、他の応用例との区別のために、機器管理システム1の符号に英大文字Zを付して説明する。
[0137]
 第3応用例の機器管理システム1Zでは、図15に概念を示すように、管理装置30が、制御端末20に負荷レベル及び優先度に基づく通信条件を通知する。そして、制御端末20が機器情報の通信条件を、管理装置30から受信した通信条件に変更する。なお、ここでは、管理装置30の記憶部31(管理側記憶部)が、上述した図8に示すような、機器の種類及び/又は機器から取得する情報の種類に応じて設定される各機器の優先度に基づく通信条件を記憶する。また、記憶部31は、機器毎の詳細な情報(物件名、設置場所、人の存在情報、運転状態、快適度、使用時間等)も記憶している。
[0138]
 図16は第3応用例の機器管理システム1Zの動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図5に示すシーケンスのステップS4及びステップS6の処理が、ステップZ4及びステップZ6に置き換えられる。
[0139]
 具体的には、第3応用例の低減制御でも、ステップZ4において、ステップS4と同様の処理が行なわれる。すなわち、管理装置30の負荷判定部343により、管理装置30の演算部341における情報処理の負荷が閾値を超えたか否かが随時判定される。ただし、ステップZ4では、閾値が複数存在し、各閾値に応じて負荷レベルが設定されている。したがって、低減制御も負荷レベルに応じて実行されることになる。さらに、ステップZ4では、演算部341が記憶部31に記憶された優先度と負荷レベルとに基づいて、各機器10に対する通信条件を決定する。
[0140]
 また、第3応用例の機器管理システム1Zでは、ステップZ6において、ステップS6と同様に、制御端末20が、低減制御通知を受信すると、制御端末20と管理装置30との間の通信の通信条件を変更する。ただし、ここでは、第1通信条件A1及び第2通信条件A2だけではなく、負荷レベルに応じて複数の通信条件から所定の通信条件が選択される。
[0141]
 要するに、第3応用例の制御端末20は、負荷レベル及び優先度に基づく通信条件を受信すると、受信した通信条件に、管理装置30と制御端末20との間の通信条件を設定する。これにより、制御端末20の負荷を抑制し得る機器管理システム1Zを提供できる。
[0142]
 例えば、管理装置30は、負荷レベルが5(Lv5)であることを判定した場合、制御端末20と管理装置30との間の通信条件を、上述した図12に示すような通信条件に変更するように、制御端末20に通知する。
[0143]
 なお、管理装置30は、低減制御を実行する際に、記憶部31に記憶されている機器10に対して優先度を設定し、設定した優先度と負荷レベルとに応じて通信条件を決定するものでもよい。
[0144]
 (7-4)第4応用例
 第4応用例の機器管理システム1では、管理装置30が、制御端末20から受信した機器情報に基づいて、監視端末40に表示する監視情報を提供する。そして、管理装置30は、負荷レベルの判定がされた場合、機器10の優先度に応じて監視情報の表示項目を制限する。なお、監視情報の表示項目は監視端末40の種類に応じて異なる。例えば、監視端末40は、ビル管理者、データ分析者、エンドユーザ等により利用され、利用者毎に利用するアプリケーションが異なるものである。そこで、第4応用例の機器管理システム1では、利用者の種類等及び負荷レベルの判定に応じて、監視情報の表示項目を制限することで管理装置30における演算負荷を低減する。例えば、機器管理システム1は、監視端末40からの要求があったとしても、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)等の処理負荷の高いアプリケーションを一時的に使用不可にしたり、GUIでのログインを制限したりする等の処理を実行することで、管理装置30における演算負荷を低減する。
[0145]
 (7-5)第5応用例
 第5応用例の機器管理システム1では、管理装置30と制御端末20との間の通信条件を変更する以外の低減制御を実行する。
[0146]
 例えば、管理装置30は、監視アプリケーションを介して監視情報を監視者に提供している。監視アプリケーションとしては、死活監視機能、エネルギー見える化機能、トレンドデータ収集機能、自動制御機能が含まれる。
[0147]
 このような管理装置30において負荷レベル5(Lv5)と判定された場合、管理装置30は、監視端末40を操作する監視者の種類に応じて、監視アプリケーションの機能を制限する。
[0148]
 具体的には、図17に示すように、(a)監視者がビル管理者であるときには以下のように監視アプリケーションの機能を制限する。すなわち、優先度の高い機器に関連する死活監視機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連する死活監視機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連する死活監視機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連するエネルギー見える化機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連するエネルギー見える化機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連するエネルギー見える化機能については処理を制限する。また、機器の優先度に依らず、トレンドデータ収集機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連する自動制御機能については処理を一部制限し、優先度が中程度及び低い機器に関連する自動制御機能については処理を制限する。また、(b)監視者がデータ分析者であるときには以下のように監視アプリケーションを制限する。すなわち、優先度の高い機器に関連する死活監視機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連する死活監視機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連する死活監視機能については処理を制限する。また、機器の優先度に依らず、エネルギー見える化機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連するトレンドデータ収集機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連するトレンドデータ収集機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連するトレンドデータ収集機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連する自動制御機能については処理を一部制限し、優先度が中程度及び低い機器に関連する自動制御機能については処理を制限する。また、(c)監視者がエンドユーザであるときには以下のように監視アプリケーションを制限する。すなわち、優先度の高い機器に関連する死活監視機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連する死活監視機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連する死活監視機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連するエネルギー見える化機能については処理を一部制限し、優先度が中程度及び低い機器に関連するエネルギー見える化機能については処理を制限する。また、機器の優先度に依らず、トレンドデータ収集機能については処理を制限する。また、優先度の高い機器に関連する自動制御機能については処理を継続し、優先度が中程度の機器に関連する自動制御機能については処理を一部制限し、優先度が低い機器に関連する自動制御機能については処理を制限する。
[0149]
 なお、管理装置30における監視アプリケーションの処理負荷は、図18に示すように、死活監視機能が低く、自動制御機能がやや低く、トレンドデータ収集機能がやや高く、エネルギー見える化機能が高い。
[0150]
 (8)特徴
 本実施形態に係る機器管理システムは、上述した全ての内容を組み合わせて構成することができるものである。さらに、以下の特徴を有するものである。
[0151]
 (8-1)
 本実施形態に係る機器管理システム1は、空調機(機器)10a~10iに関連する状態情報(機器情報)を送信する制御端末20a~20cと、制御端末20a~20cをネットワークを介して制御する管理装置30とを備える。管理装置30は、演算部341と、負荷判定部343と、低減制御部344と、通信部33と備える。演算部341は、管理装置30は、制御端末20a~20cから受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部343は、演算部341による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。低減制御部344は、負荷レベルに応じて演算部341の負荷を低減する低減制御を実行する。通信部33は、負荷レベルを制御端末20a~20cに送信する。また、制御端末20~20cは、負荷レベルに応じて、管理装置30に送信する機器情報の通信条件を変更する処理部23(通信条件変更部)を備える。
[0152]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理装置30と制御端末20a~20cとの間の通信条件が、管理装置の負荷レベルに応じて変更されるので、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐え得る機器管理システム1を提供できる。
[0153]
 (8-2)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1(1X,1Y)は、制御端末20a~20cが、機器10a~10iの種類及び/又は機器10a~10iから取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する記憶部21(制御側記憶部)をさらに備える。そして、制御端末20a~20cの処理部23(通信条件変更部)が、負荷レベル及び優先度に応じて、機器情報の通信条件を変更する。
[0154]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、制御端末20a~20cが、管理装置30から受信する負荷レベルの通知に応じて管理装置30と制御端末20a~20cとの間の通信条件を変更するので、管理装置30の負荷を低減することができる。
[0155]
 (8-3)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1(1Z)は、管理装置30が、機器10a~10iの種類及び/又は機器10a~10iから取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する記憶部31(管理側記憶部)をさらに備える。そして、管理装置30の通信部33が、負荷レベルとともに優先度を制御端末20a~20cに送信する。制御端末20では、処理部23(通信条件変更部)が、負荷レベル及び優先度に応じて、通信条件を変更する。
[0156]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理装置30cが、管理装置30と制御端末20a~20cとの間の通信条件を決定するので、管理装置30により一元管理された機器管理システムを提供できる。
[0157]
 (8-4)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理対象の機器が空調機10a~10iである。したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、空調機を管理する機器管理システム1において、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐え得る機器管理システムを提供できる。
[0158]
 ただし、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理対象の機器が空調機10a~10iに限定されるものではない。
[0159]
 (8-5)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、空調機10の優先度は、空調機10の設置状況、空調機10の利用状況(運転状態や運用時間帯等)、空調機10の属性、空調機10に対する監視目的のいずれか一つ又は任意の組み合わせから決定される。
[0160]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、上記各情報に基づいて、管理装置30の負荷を低減することができる。
[0161]
 (8-6)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30の通信部33は、負荷レベルが判定されたときに、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末20に送信する。
[0162]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、制御端末20が低減制御通知の受信に応じて、処理部34の負荷が低減するように、制御端末20の通信条件を変更することができる。
[0163]
 (8-7)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30が、負荷レベルを制御端末20に通知するのに伴い、演算部341の情報処理能力を抑制する。
[0164]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、負荷レベルの通知時に、管理装置30の情報処理能力を抑制できる。
[0165]
 (8-8)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30が、負荷レベルに対応する閾値を設定するための入力部(閾値設定部)32をさらに備える。
[0166]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理装置30を操作する管理者が、機器管理システム1全体の通信に基づく管理装置30の負荷を調整することができる。
[0167]
 (8-9)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30に、ネットワークを介して接続する監視端末(40a~40c)をさらに備える。そして、負荷レベルに対応する閾値が監視端末(40a~40c)により決定される。
[0168]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、低減制御の実行に際し、監視端末40a~40cを操作する監視者等の意向を反映することができる。
[0169]
 (8-10)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30の負荷判定部343は、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて負荷を検出する。
[0170]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、スペックを増加させずに、負荷ピークに耐えることが可能な機器管理装置を提供できる。
[0171]
 (8-11)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30に、ネットワークを介して接続する監視端末40a~40cをさらに備える。そして、管理装置30が、制御端末20から受信した機器情報に基づいて、監視端末40a~40cが表示可能な監視情報を監視端末40a~40cに提供する。そして、管理装置30は、負荷レベルの判定がされた場合、機器10の優先度に応じて監視情報の表示項目を制限する。
[0172]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、負荷レベルに応じて監視情報の表示項目を制限することで、管理装置30の負荷を低減できる。
[0173]
 (8-12)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30の通信部33が、負荷レベルが判定されたときに、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を監視端末40に送信するものでもよい(図7参照)。
[0174]
 これにより、監視端末40を操作する監視者等に低減制御が実行されていることを認識させることができる。
[0175]
 (8-13)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30は、低減制御通知の送信に応じて低減制御の実行を承諾する旨を示す承諾通知を監視端末40から受信したときに低減制御を実行するものでもよい(図7参照)。
[0176]
 これにより、監視端末40を操作する監視者等の意向を管理装置30の低減制御に反映できる。
[0177]
 (8-14)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、演算部の情報処理能力を制限する。
[0178]
 したがって、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理装置30の演算部341における負荷をさらに低減することができる。
[0179]
 (8-15)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を制御端末20に送信するものでもよい。
[0180]
 これにより、管理装置30の演算部341における負荷が低減するように、制御端末20の通信条件を変更することができる。
[0181]
 (8-16)
 また、本実施形態に係る機器管理システム1は、管理装置30が、監視情報の表示項目を制限するのに伴い、監視端末40から機器10に対する要求を制限するものでもよい。
[0182]
 これにより、監視端末40から機器10に対する要求を制限することで、管理装置30における負荷を低減することができる。
[0183]
 (8-17)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、空調機10a~10iに関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末20a~20cを、ネットワークを介して制御する。ここで、管理装置30は、演算部341と、負荷判定部343と、記憶部(管理側記憶部)31と、通信部33と備える。演算部341は、管理装置30は、制御端末20a~20cから受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部343は、演算部341による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。記憶部31は、機器10の種類及び/又は機器10から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する。通信部33は、負荷レベルとともに優先度を制御端末20a~20cに送信する。
[0184]
 したがって、本実施形態に係る管理装置30を用いることで、制御端末20の負荷を抑制し得る機器管理システム1(1X)を提供できる。
[0185]
 (8-18)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、空調機10a~10iに関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末20a~20cを、ネットワークを介して制御する。ここで、管理装置30は、演算部341と、負荷判定部343と、記憶部(管理側記憶部)31と、通信部33と備える。演算部341は、管理装置30は、制御端末20a~20cから受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する。負荷判定部343は、演算部341による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する。記憶部31は、機器10の種類及び/又は機器10から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する。通信部33は、負荷レベルと優先度とに基づいて判断した通信条件を制御端末20a~20cに送信する。
[0186]
 したがって、本実施形態に係る管理装置30を用いることで、制御端末20の負荷を抑制し得る機器管理システム1(1Z)を提供できる。
[0187]
 (8-19)
 また、本実施形態に係る管理装置30は、ネットワークを介して監視端末40a~40cに接続する。そして、管理装置30は、制御端末20から受信した機器情報に基づいて、監視端末40a~40cが表示可能な監視情報を監視端末40a~40cに提供する。そして、管理装置30は、負荷レベルが判定されたときに、空調機10の優先度に応じて監視情報の表示項目を制限する。
[0188]
 したがって、本実施形態に係る管理装置30では、負荷レベルに応じて監視情報の表示項目を制限することで、演算部341の負荷を低減できる。
[0189]
 (8-20)
 また、本実施形態に係る制御端末20は、受信した情報に基づく情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定し、負荷レベルを送信する管理装置30に、ネットワークを介して接続する。制御端末20は、処理部(判定部及び通信条件変更部)23を備える。処理部23は、空調機10a~10iの種類及び/又は空調機から取得する情報の種類に応じた優先度を判定する。また、処理部23は、負荷レベル及び優先度に応じて送信する機器情報の通信条件を変更する。
[0190]
 したがって、本実施形態に係る制御端末20を用いることで、管理装置30の負荷を低減できる機器管理システム1(1Y)を提供できる。
[0191]
 (8-20)
 なお、本実施形態では、制御端末20が機器10を一つだけ制御する形態であってもよい。さらに、制御端末20は、機器10に組み込まれるものであってもよい。したがって、機器管理システム1は、管理装置30が、制御端末20がそれぞれ組み込まれた複数の機器10を管理する形態であってもよい。
[0192]
 <付記>
 なお、本開示は、上記各実施形態そのままに限定されるものではない。本開示は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、本開示は、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の開示を形成できるものである。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素は削除してもよいものである。さらに、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよいものである。

符号の説明

[0193]
1   機器管理システム
1X  機器管理システム
1Y  機器管理システム
1Z  機器管理システム
10  空調機(機器)
11  室外機
12  室内機
20  制御端末
21  記憶部(制御側記憶部)
23  処理部(判定部、通信条件変更部)
30  管理装置
31  記憶部(管理側記憶部)
31D 通信条件データベース
32  入力部(閾値設定部)
33  通信部(受信部)
34  処理部
341 演算部
342 負荷検出部
343 負荷判定部
344 低減制御部
40  監視端末
50  保守端末

先行技術文献

特許文献

[0194]
特許文献1 : 国際公開2014/017053号

請求の範囲

[請求項1]
 機器(10a~10i)に関連する機器情報を送信する制御端末(20a~20c)と、前記制御端末をネットワークを介して制御する管理装置(30)と、を備える機器管理システム(1)であって、
 前記管理装置は、
 前記制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する演算部(341)と、
 前記演算部による情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定する負荷判定部(343)と、
 前記負荷レベルに応じて前記演算部の負荷を低減する低減制御を実行する低減制御部(344)と、
 前記負荷レベルを前記制御端末に送信する通信部(33)と、
を備え、
 前記制御端末は、
 前記負荷レベルに応じて、前記管理装置に送信する機器情報の通信条件を変更する通信条件変更部(23)、
を備える、機器管理システム。
[請求項2]
 前記制御端末は、前記機器の種類及び/又は前記機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する制御側記憶部(21)をさらに備え、
 前記通信条件変更部が、前記負荷レベル及び前記優先度に応じて、前記機器情報の通信条件を変更する、
 請求項1に記載の機器管理システム。
[請求項3]
 前記管理装置は、前記機器の種類及び/又は前記機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する管理側記憶部(31)をさらに備え、
 前記通信部が、前記負荷レベルとともに前記優先度を前記制御端末に送信し、
 前記通信条件変更部は、前記負荷レベル及び前記優先度に応じて、前記通信条件を変更する、
 請求項1に記載の機器管理システム。
[請求項4]
 前記機器は空調機である、
 請求項2または3に記載の機器管理システム。
[請求項5]
 前記空調機の優先度は、前記空調機の設置状況、前記空調機の利用状況、前記空調機の属性、前記空調機に対する監視目的のいずれか一つ又は任意の組み合わせから決定される、
 請求項4に記載の機器管理システム。
[請求項6]
 前記通信部は、前記負荷レベルが判定されたときに、前記低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を前記制御端末に送信する、
 請求項2から5のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項7]
 前記管理装置は、前記負荷レベルを前記制御端末に通知するのに伴い、前記演算部の情報処理能力を抑制する、
 請求項2から6のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項8]
 前記管理装置は、前記負荷レベルに対応する閾値を設定するための閾値設定部(32)をさらに備える、
 請求項2から7のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項9]
 前記管理装置に、前記ネットワークを介して接続する監視端末(40a~40c)をさらに備え、
 前記閾値が前記監視端末により決定される、
 請求項8に記載の機器管理システム。
[請求項10]
 前記負荷判定部は、メモリ使用量、CPU負荷、ネットワーク負荷、及び外部システムからのアクセス量のいずれか1つ又は任意の組み合わせに基づいて負荷を検出する、
 請求項2から9のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項11]
 前記管理装置に、前記ネットワークを介して接続する監視端末(40a~40c)をさらに備える機器管理システムであって、
 前記管理装置は、
 前記制御端末から受信した機器情報に基づいて、前記監視端末が表示可能な監視情報を前記監視端末に提供し、
 前記負荷レベルの判定がされた場合、前記機器の優先度に応じて前記監視情報の表示項目を制限する、
 請求項2から10のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項12]
 前記通信部は、前記負荷レベルが判定されたときに、前記低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を前記監視端末に送信する、
 請求項11に記載の機器管理システム。
[請求項13]
 前記管理装置は、前記低減制御通知の送信に応じて前記低減制御の実行を承諾する旨を示す承諾通知を前記監視端末から受信したときに前記低減制御を実行する、
 請求項12に記載の機器管理システム。
[請求項14]
 前記管理装置は、前記監視情報の表示項目を制限するのに伴い、前記演算部の情報処理能力を制限する、
 請求項11から13のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項15]
 前記管理装置は、前記監視情報の表示項目を制限するのに伴い、前記低減制御を実行する旨を示す低減制御通知を前記制御端末に送信する、
 請求項11から14のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項16]
 前記管理装置は、前記監視情報の表示項目を制限するのに伴い、前記監視端末から前記機器に対する要求を制限する、
 請求項11から15のいずれか1項に記載の機器管理システム。
[請求項17]
 空調機(10a~10i)に関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末(20a~20c)を、ネットワークを介して制御する管理装置(30)であって、
 前記制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する演算部(341)と、
 前記演算部による情報処理の負荷に対応する前記負荷レベルを判定する負荷判定部(343)と、
 前記機器の種類及び/又は前記機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する管理側記憶部(31)と、
 前記負荷レベルとともに前記優先度を前記制御端末に送信する通信部(33)と、
を備える、管理装置。
[請求項18]
 空調機(10a~10i)に関連する情報を負荷レベル及び優先度に応じた通信条件で送信する制御端末(20a~20c)を、ネットワークを介して制御する管理装置(30)であって、
 前記制御端末から受信された情報に基づく情報処理の演算を実行する演算部(341)と、
 前記演算部による情報処理の負荷に対応する前記負荷レベルを判定する負荷判定部(343)と、
 前記機器の種類及び/又は前記機器から取得する情報の種類に応じた優先度を記憶する管理側記憶部(31)と、
 前記負荷レベルと前記優先度とに基づいて判断した通信条件を前記制御端末に送信する通信部(33)と、
を備える、管理装置。
[請求項19]
 前記ネットワークを介して監視端末(40a~40c)に接続し、
 前記制御端末から受信した機器情報に基づいて、前記監視端末が表示可能な監視情報を前記監視端末に提供し、
 前記負荷レベルが判定されたときに、前記機器の優先度に応じて前記監視情報の表示項目を制限する、
 請求項18に記載の管理装置。
[請求項20]
 受信した情報に基づく情報処理の負荷に対応する負荷レベルを判定し、前記負荷レベルを送信する管理装置(30)に、ネットワークを介して接続する制御端末(20)であって、
 空調機(10a~10c)の種類及び/又は前記空調機から取得する情報の種類に応じた優先度を判定する判定部(23)と、
 前記負荷レベル及び前記優先度に応じて送信する機器情報の通信条件を変更する通信条件変更部(23)と、
を備える制御端末。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]