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1. (WO2018180882) 紙葉類処理装置
Document

明 細 書

発明の名称 紙葉類処理装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126  

産業上の利用可能性

0127  

符号の説明

0128  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2  *   3  *   4  *   5  *   6   7   8   9   10  

条約第19条(1)に基づく説明書

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 紙葉類処理装置

技術分野

[0001]
 本発明は、紙葉類処理装置に関する。
 本願は、2017年3月30日に出願された特願2017-067303号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 従来から、紙葉類を処理する紙葉類処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。紙葉類処理装置は、受入口に集積状態で投入された紙葉類を機内に一枚ずつ取り込み、受入口から繰り出された紙葉類を搬送する搬送路上に設けられた識別部で識別する。さらに、紙葉類処理装置は、識別部で識別された種別に応じて紙葉類を搬送路で振り分け、複数の収容部に外部に取り出し可能に収容する。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 日本国特開2015-41134号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上記のような紙幣類処理装置は、収容部に加えて、リジェクト収容部を一つ有している。収容部は、識別部の識別結果に基づいて計数対象紙葉類と識別された紙葉類を収容するように構成されている。リジェクト収容部は、例えば識別が不能な識別不能紙幣や重送等のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類を収容するように構成されている。このため、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類は、リジェクト要因が異なっていても一律で、一つのリジェクト収容部に収容されることになってしまう。すると、紙葉類の処理の効率を低下させてしまう可能性がある。
[0005]
 したがって、本発明は、紙葉類の処理の効率を向上させることができる紙葉類処理装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 上記目的を達成するために、本発明の実施態様に係る紙葉類処理装置は、装置外に開口し、装置外から紙葉類がセットされると共にセットされた集積状態の紙葉類を一枚ずつ繰り出す受入口と、前記受入口から繰り出された紙葉類を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送中の紙葉類を計数対象紙葉類であるかリジェクト紙葉類であるか識別し、前記計数対象紙葉類と識別された紙葉類を計数する識別部と、前記計数された紙葉類を収容する計数後収容口と、前記リジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因別に分類された状態で収容する複数のリジェクト収容口と、を有する。

発明の効果

[0007]
 本発明によれば、紙葉類の処理の効率を向上させることができる紙葉類処理装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 本発明の第1実施形態に係る紙葉類処理装置を正面側から見た概略構成図である。
[図2] 図1に示す紙葉類処理装置の受入口を引き出し、搬送部を開放した状態を示す正面側から見た概略構成図である。
[図3] 図1に示す紙葉類処理装置の受入口を引き出し、搬送部を開放した状態の変形例を示す正面側から見た概略構成図である。
[図4] 図1に示す紙葉類処理装置の受入口を引き出し、搬送部を開放した状態の別の変形例を示す正面側から見た概略構成図である。
[図5] 図1に示す紙葉類処理装置の第1動作モードの分類処理のフローチャートである。
[図6] 図1に示す紙葉類処理装置の第2動作モードの分類処理のフローチャートである。
[図7] 本発明の第2実施形態に係る紙葉類処理装置を正面側から見た概略構成図である。
[図8] 図7に示す紙葉類処理装置の分類処理のフローチャートである。
[図9] 本発明の第3実施形態に係る紙葉類処理装置を正面側から見た概略構成図である。

発明を実施するための形態

[0009]
<第1実施形態>
 本発明に係る第1実施形態の紙葉類処理装置を図1~図6を参照して以下に説明する。
 図1に示す本実施形態に係る紙葉類処理装置1は、紙葉類Sとして主に紙幣を分類する処理を行う。例えば、紙葉類処理装置1は、投入された紙葉類Sを、計数対象である計数対象紙葉類と計数対象ではないリジェクト紙葉類とに分類する。さらに、紙葉類処理装置1は、計数対象紙葉類をさらに種類別に計数して種類別に収容し、計数結果と収容先とを関連付けて表示する。以下の説明において、「前」は操作者側を意味する。「後」は操作者とは反対側を意味する。「右」は操作者から見て右側を意味する。「左」は操作者から見て左側を意味する。
[0010]
 第1実施形態の紙葉類処理装置1は、図1に示すように、ベース機2と、処理機としての分類収容機3とが組み合わせられて構成されている。
[0011]
 ベース機2は、受入口11と、下側リジェクト収容口12(収容口,リジェクト収容口,リジェクト仮収容口)と、上側リジェクト収容口13(収容口,リジェクト収容口,リジェクト決定収容口)と、を有している。受入口11は、その右側面側の下部に設けられて、右側面および前面に亘ってベース機2外すなわち紙葉類処理装置1外に常時開口する。下側リジェクト収容口12は、受入口11と同じく右側面側の上下方向中間部に設けられて、右側面および前面に亘ってベース機2外すなわち紙葉類処理装置1外に常時開口する。上側リジェクト収容口13は、受入口11および下側リジェクト収容口12と同じく右側面側の上部に設けられて、右側面および前面に亘ってベース機2外すなわち紙葉類処理装置1外に常時開口する。受入口11、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、前後方向および左右方向の位置を重ね合わせて下から上に並んで配置されている。
[0012]
 受入口11には、複数枚の紙葉類Sが長辺を前後に沿わせ、短辺を左右に沿わせて上下方向に集積された状態でセットされることになる。受入口11は、このようにセットされた集積状態の紙葉類Sを最下のものから一枚ずつ分離し繰り出して紙葉類処理装置1内に取り込む。受入口11から繰り出される紙葉類Sは、その短辺の延在方向に沿って移動する。
[0013]
 ベース機2の内部には、ベース機内搬送構成部21と識別部22とが設けられている。ベース機内搬送構成部21は、受入口11から繰り出された紙葉類Sを搬送する。識別部22は、ベース機内搬送構成部21で搬送中の紙葉類Sを識別しつつ計数する。ベース機内搬送構成部21で搬送される紙葉類Sは、その短辺の延在方向に沿って移動する。識別部22は、検出部23と識別本体部24とを有している。検出部23は、ベース機内搬送構成部21の受入口11側の端部位置に設けられて、受入口11が繰り出す紙葉類Sの搬送状態を検出する。識別本体部24は、ベース機内搬送構成部21の検出部23よりも下流側に設けられて紙葉類Sの搬送状態以外の金種等の種類の識別を行う。
[0014]
 ベース機内搬送構成部21は、左方延出部21aと上方延出部21bと左方延出部21cとを有している。左方延出部21aは、受入口11からベース機2の左側面に向けて延出する。上方延出部21bは、左方延出部21aの左側面近傍の端部から上方に延出する。左方延出部21cは、上方延出部21bの上端部からベース機2の左側面に向け延出して左側面に開口する。ベース機内搬送構成部21には、鉛直方向に沿う上方延出部21bに識別部22が設けられている。
[0015]
 ベース機内搬送構成部21はさらに、分岐延出部21dと分岐延出部21eとを有している。分岐延出部21dは、識別部22よりも上側の位置において上方延出部21bから分岐し、ベース機2の右側面に向け延出して下側リジェクト収容口12に繋がる。上方延出部21bの分岐延出部21dよりも上側の上端部から分岐し、ベース機2の右側面に向け延出して上側リジェクト収容口13に繋がる。
[0016]
 分類収容機3の内部には、ベース機2の左方延出部21cに接続され、左方延出部21cから繰り出された紙葉類Sを搬送する分類収容機内搬送構成部27(処理機内搬送構成部)が設けられている。分類収容機内搬送構成部27で搬送される紙葉類Sも、ベース機2の場合と同様に、その短辺の延在方向に沿って移動する。
[0017]
 分類収容機内搬送構成部27は、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとを有している。連結搬送構成部27Aは、分類収容機3の右側面の上部に開口し、分類収容機3の左側面に向け水平かつ直線状に延出して、左側面の上部に開口する。分岐搬送構成部27Bは、連結搬送構成部27Aの左側部分から下側に分岐する。連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとは、それぞれ個別の駆動モータを有しており、独立して駆動可能となっている。
[0018]
 分岐搬送構成部27Bは、下方延出部27Baと、複数具体的には3つの分岐延出部27Bbとを有している。下方延出部27Baは、連結搬送構成部27Aの左側の部分から分岐して鉛直下方に延出している。連結搬送構成部27Aとは反対に位置する下方延出部27Baの末端部が、分類収容機3の右側面に向けて延出する。複数の分岐延出部27Bbは、下方延出部27Baの中間位置から分岐して分類収容機3の右側面に向けて延出する。下方延出部27Baの末端部と3つの分岐延出部27Bbとのそれぞれに、計数後収容口14(収容口)が接続されている。よって、分類収容機3には、複数(具体的には4カ所)の計数後収容口14が設けられている。計数後収容口14は、いずれも、分類収容機3の前面から分類収容機3外すなわち紙葉類処理装置1外に常時開口している。
[0019]
 複数の計数後収容口14は、前後方向および左右方向の位置を重ね合わせて上から下に並んで配置されている。複数の計数後収容口14は、ベース機2に設けられた受入口11、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13とも、前後方向の位置を重ね合わせている。
[0020]
 搬送部30は、互いに接続されたベース機内搬送構成部21と分類収容機内搬送構成部27とを有する。搬送部30は、受入口11から繰り出された紙葉類Sを搬送する。搬送部30による搬送中に紙葉類Sが識別部22で識別される。搬送部30は、識別部22よりも下流側の部分において、識別部22の識別結果に基づいて紙葉類Sを下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および複数の計数後収容口14のうちの一つに択一的に振り分ける。
[0021]
 紙葉類処理装置1において、下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および複数の計数後収容口14は、識別部22の識別結果に基づいて分類された紙葉類Sを紙葉類処理装置1外に取り出し可能に収容する。
[0022]
 下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、受入口11で紙葉類処理装置1内に取り込まれた紙葉類Sのうち、識別部22でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを集積させて紙葉類処理装置1外に取り出し可能に収容する。リジェクト紙葉類とは、例えば、識別部22で計数対象紙葉類と識別されなかった紙葉類を含む。ベース機内搬送構成部21から紙葉類Sが繰り出される。下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、いずれも、ベース機内搬送構成部21から繰り出された紙葉類Sを繰り出し順(言い換えれば受入口11の取り込み順)に下から上に集積させる。紙葉類Sは、ベース機内搬送構成部21の分岐延出部21dから下側リジェクト収容口12に繰り出されると、下側リジェクト収容口12内で、長辺を前後に沿わせ、短辺を左右に沿わせて下から上に集積される。また、紙葉類Sは、ベース機内搬送構成部21の分岐延出部21eから上側リジェクト収容口13に繰り出されると、上側リジェクト収容口13内で、長辺を前後に沿わせ、短辺を左右に沿わせて下から上に集積される。複数のリジェクト収容口、具体的には2つの下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、識別部22でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sをリジェクト要因別に分類して収容する。
[0023]
 複数の計数後収容口14は、受入口11で紙葉類処理装置1内に取り込まれた紙葉類Sのうち、識別部22で計数対象紙葉類と識別されて種類別に計数された紙葉類Sを種類別に集積させて紙葉類処理装置1外に取り出し可能に収容する。複数の計数後収容口14は、いずれも、分類収容機内搬送構成部27から繰り出された紙葉類Sを繰り出し順(言い換えれば受入口11の取り込み順)に右から左に集積させる。
[0024]
 紙葉類処理装置1のベース機2の前面には、操作入力を受け付けるとともに情報表示を行う操作表示部31が設けられている。ベース機2の内部には、制御部32と記憶部33とが設けられている。制御部32は、ベース機2およびベース機2に連結された分類収容機3の各部を制御する。記憶部33は、識別の基準となるマスタデータや識別計数結果のデータ等を記憶する。
[0025]
 ベース機2に設けられた受入口11は、上述したように紙葉類処理装置1の右側面側に右側方および前方に常時開口するように設けられている。受入口11は、底部40と壁部41と壁部43とを有している。底部40は、水平に対して若干左下がりに傾斜して配置される。壁部41は、底部40の左端位置から底部40に対して垂直をなして上方に延出する。壁部43は、底部40の後端縁部から鉛直上方に延出する。底部40および壁部41は前後方向に広がっている。壁部43は鉛直方向および左右方向に広がっている。底部40と壁部41と壁部43とは互いに垂直に配置されている。受入口11には、紙葉類Sが、壁部41に一方の長辺を、壁部43に一方の短辺を当接させるようにして、底部40上に集積状態でセットされる。受入口11は、底部40の上方に設けられて壁部41に沿って昇降するビルプレス45を有している。ビルプレス45は、底部40上に載置された紙葉類Sを底部40に向けて押圧する。
[0026]
 受入口11は、蹴出ローラ51と取込ローラ52と分離ローラ53とを有している。蹴出ローラ51は、底部40上にセットされた紙葉類Sのうちの最下の紙葉類Sを左方のベース機内搬送構成部21に向けて蹴り出す。取込ローラ52は、蹴出ローラ51で蹴り出された紙葉類Sを紙葉類処理装置1の内部に取り込んでベース機内搬送構成部21に受け渡す。分離ローラ53は、取込ローラ52で取り込む紙葉類Sを一枚ずつに分離する。蹴出ローラ51、取込ローラ52および分離ローラ53が、受入口11にセットされた紙葉類Sを一枚ずつ分離して紙葉類処理装置1の内部に取り込む取込部55を構成している。
[0027]
 上記した識別部22の検出部23は、ベース機内搬送構成部21の左方延出部21aにおける受入口11の近傍位置に配置されている。検出部23は、紙葉類Sが受入口11から繰り出されたか否かおよび紙葉類Sの搬送状態を検出する。検出部23は、紙葉類Sの光透過率あるいは物理的厚さから重送の有無を検出する。検出部23は、紙葉類Sの長辺方向両側のそれぞれが検知されたタイミングのずれから斜行の有無を検出する。検出部23は、隣り合う紙葉類Sのそれぞれが検知されたタイミングの間隔からニアフィードの有無を検出する。検出部23で、重送、斜行およびニアフィードのいずれも無いことが検出された紙葉類Sは、言い換えれば、検出部23で正常搬送であることが検出された紙葉類Sになる。
[0028]
 識別部22の識別本体部24は、紙葉類Sの可視光照射時および紫外線照射時の画像を検出すると共に、それぞれを基準データと比較する。識別本体部24は、検出された画像と一致すると判定できる基準データの種類を、紙葉類Sの種類と特定する。このように種類が特定された紙葉類Sは、識別異常なしの紙葉類Sとなる。一方、識別本体部24は、検出された画像と一致すると判定できる基準データがない場合、識別異常ありの紙葉類Sと特定する。
[0029]
 ベース機2に設けられた下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、同様の構成である。下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13各々は、底部60と壁部61と壁部63とを有している。底部60は、水平に対して若干左下がりに傾斜して配置される。壁部61は、底部60の左端位置から底部60に略垂直をなして上方に延出する。壁部63は、底部60の後端縁部から鉛直上方に延出する。底部60および壁部61は前後方向に広がっている。壁部63は鉛直方向および左右方向に広がっている。
[0030]
 壁部61の上部には、ベース機内搬送構成部21の分岐延出部21dの端末位置の近傍に羽根車65A(65)が設けられている。羽根車65Aは、分岐延出部21dで搬送されてきた紙葉類Sを繰り出して底部60に集積させる。また、壁部61の上部には、ベース機内搬送構成部21の分岐延出部21eの端末位置の近傍に羽根車65B(65)が設けられている。羽根車65A、65Bは、分岐延出部21d、21eで搬送されてきた紙葉類Sを羽根間に挟んで共に回転し、この紙葉類Sが壁部61に当接して羽根間から抜け出すと、この紙葉類Sを羽根で底部60側に押す。
[0031]
 下側リジェクト収容口12には、紙葉類有無検知センサ(不図示)と有無表示照明(不図示)とが設けられている。紙葉類有無センサは、下側リジェクト収容口12内の紙葉類Sの有無を検知する。有無表示照明の点灯状態は、この紙葉類有無センサの検知結果に基づいて切り替えられる。有無表示照明は、下側リジェクト収容口12内に紙葉類Sがあることが紙葉類有無検知センサで検知されている状態では点灯する。有無表示照明は、下側リジェクト収容口12内に紙葉類Sがないことが紙葉類有無検知センサで検知されている状態では消灯する。また、有無表示照明は、例えば下側リジェクト収容口12内に紙葉類Sがフル状態になると点滅する。
[0032]
 有無表示照明は、例えば、底部60に設けられ、ベース機2すなわち紙葉類処理装置1の前面位置および右側面位置で外に向け発光する。羽根車65で繰り出された紙葉類Sを案内して底部60に集積させるカバー(不図示)がある場合、有無表示照明を、このカバーに設けても良い。その場合、カバーを透明材料で形成し、カバーの全体を光らせるようにしても良い。上側リジェクト収容口13にも、同様の紙葉類有無検知センサおよび有無表示照明が設けられている。
[0033]
 分類収容機3に設けられた複数の計数後収容口14は、いずれも同様の構成である。複数の計数後収容口14各々は、底部70と壁部72と壁部73とを有している。底部70は、水平に対し右下がりに傾斜する。壁部72は、底部70の右端位置から底部70に対し垂直をなして上方に延出する。壁部73は、底部60の後端縁部から鉛直に延出する。底部70および壁部72は前後方向に広がっている。壁部73は鉛直方向および左右方向に広がっている。底部70と壁部72と壁部73とは互いに垂直に配置されている。
[0034]
 各計数後収容口14の底部70の壁部72とは反対側の端部には、分岐搬送構成部27Bの計数後収容口14の近傍位置に羽根車75が設けられている。羽根車75は、紙葉類Sを計数後収容口14内に繰り出す。羽根車75は、分岐搬送構成部27Bで搬送されてきた紙葉類Sを羽根間に挟んで共に回転する。羽根車75は、この紙葉類Sが底部70に当接して羽根間から抜け出すと、この紙葉類Sを羽根で壁部72側に押す。これにより、紙葉類Sは、短辺を上下に沿わせて底部70上に立った状態で、壁部72に順に集積される。複数の計数後収容口14のそれぞれにも、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13に設けられているものと同様の紙葉類有無センサおよび有無表示照明が設けられている。計数後収容口14の有無表示照明は、例えば、底部70に設けられ、分類収容機3すなわち紙葉類処理装置1の前面位置で外に向け発光する。
[0035]
 紙葉類処理装置1において、受入口11と識別本体部24とは上下方向および前後方向の位置を重ね合わせて配置されている。さらに、受入口11と識別本体部24は、横方向のうちの左右方向に並んで設けられている。受入口11は、図2に示すように、紙葉類処理装置1の受入口11を除く装置本体81に対し、左右方向一側である右側、すなわち識別本体部24(分類収容機内搬送構成部27)とは反対側に引き出し可能である。また、受入口11は、紙葉類処理装置1の受入口11を除く装置本体81に対し、左右方向他側である左側、すなわち識別本体部24側に押し込み可能である。この構成により、受入口11を右側に引き出して左方延出部21aを開放することで、左方延出部21aのジャム紙葉類を容易に取り出すことができるようになっている。
[0036]
 識別本体部24は、その内部に配置されたベース機内搬送構成部21の一部を挟んで、左側、すなわち受入口11とは反対側の識別本体構成部82と、右側、すなわち受入口11側の識別本体構成部83とから構成されている。識別本体部24は、受入口11が装置本体81から識別本体部24(分類収容機内搬送構成部27)とは反対側に引き出された状態で、識別本体構成部83が右側、すなわち識別本体構成部82から離れる方向にスライド可能となっている。このように、識別本体構成部83をスライドさせて識別本体構成部82から離すことによって、識別本体部24は、左右方向に分離される。この構成により、識別本体部24は、ベース機内搬送構成部21の識別本体部24の内部に配置された部分を開放可能となっている。紙葉類処理装置1のベース機2の前面扉(図示略)が開かれた状態で、識別本体部24が内部のベース機内搬送構成部21を開放することで、識別本体部24内のジャム紙葉類を前方から容易に取り出すことができるようになっている。
[0037]
 識別本体部24の内部のベース機内搬送構成部21を開放可能とする構成は、識別本体構成部83が識別本体構成部82から離れる方向にスライドする構成に限定されない。図3に示すように、識別本体構成部83が上部を中心に識別本体構成部82から離れる方向に揺動可能となっていても、ベース機内搬送構成部21を開放可能となる。また、図4に示すように、識別本体構成部83が下部を中心に識別本体構成部82から離れる方向に揺動可能となっていても、ベース機内搬送構成部21を開放可能となる。
[0038]
 紙葉類処理装置1は、操作表示部31へのモード選択操作により選択される複数の動作モードで動作する。
[0039]
「第1動作モード」
 第1動作モードでは、下側リジェクト収容口12を、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある紙葉類Sを収容するリジェクト仮収容口に設定する。さらに、第1動作モードでは、上側リジェクト収容口13を、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がない紙葉類Sを収容するリジェクト決定収容口に設定する。
[0040]
 識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト紙葉類として識別される紙葉類Sには、いずれも検出部23で検出される、重送の紙葉類Sと、斜行の紙葉類Sと、前走の紙葉類Sとの間隔が所定値よりも狭いニアフィードの紙葉類Sと、に加えて、識別本体部24で識別される、収容先すなわち行き先の計数後収容口14がフルで集積できないためにリジェクトされる紙葉類Sと、が含まれる。識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がないリジェクト紙葉類として識別される紙葉類Sには、偽の紙葉類S、損傷の紙葉類S、テープ貼付の紙葉類S、紫外線検査異常の紙葉類S、紙葉類Sとしては正常であるが該当する条件の計数後収容口14がない紙葉類S等がある。紙葉類Sとしては正常であるが該当する条件の計数後収容口14がない紙葉類Sは、例えば、新券計数モードの際の旧券、千円券バッチ計数の際の千円券以外の金種の紙葉類である。
[0041]
 第1動作モードでは、分類処理開始前に、各計数後収容口14に収容する計数対象紙葉類としての紙葉類Sの種類が設定されるようになっている。例えば、複数の計数後収容口14のうちの一つの第1の計数後収容口14に、識別部22で計数後の紙葉類Sとして万円券の紙幣を収容するように設定される。他の一つの第2の計数後収容口14に、識別部22で計数後の紙葉類Sとして五千円券の紙幣を収容するように設定される。さらに他の一つの第3の計数後収容口14に、識別部22で計数後の紙葉類Sとして千円券の紙幣を収容するように設定される。さらに他の一つの第4の計数後収容口14に、識別部22で計数後の紙葉類Sとして二千円券の紙幣を収容するように設定される。このように、計数後収容口14に紙幣を金種別に分類して収納する場合、第1動作モードは、紙幣金種分類モードとなる。
[0042]
 上記のように、第1動作モードは、各計数後収容口14に収容する計数対象紙葉類としての紙葉類Sの種類が設定された状態で実行される。第1動作モードでは、このような設定が実行された状態で、受入口11に紙葉類Sが集積状態でセットされて操作表示部31に一の分類処理のスタート操作が入力されると、制御部32は、受入口11に投入された紙葉類Sについて図5に示すフローチャートに沿って制御を行う。
[0043]
 すなわち、受入口11にセットされた集積状態の紙葉類Sを取込部55で一枚ずつ分離して繰り出させて紙葉類処理装置1内に取り込み(ステップSa1)、この紙葉類Sを搬送部30で搬送させる。搬送部30での搬送開始直後に、受入口11の近傍に設けられた検出部23が、この紙葉類Sの搬送状態を検出する(ステップSa2)。この紙葉類Sの搬送状態が、重送、斜行およびニアフィードを含む異常搬送状態であると検出部23によって検出された場合、制御部32は、この紙葉類Sが搬送異常のリジェクト紙葉類であると判定する。この場合、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、搬送異常有りと判定し(ステップSa3:YES)、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。
[0044]
 他方、この紙葉類Sの搬送状態が、重送、斜行およびニアフィードのいずれでもなく正常搬送であると検出部23によって検出された場合、検出部23で検出された場合、制御部32は、搬送異常なしと判定する(ステップSa3:NO)。さらに、制御部32は、この紙葉類Sを、識別部22の検出部23よりも下流側の識別本体部24で識別させる(ステップSa5)。この紙葉類Sが、識別本体部24の識別結果から、偽、損傷、テープ貼付、紫外線検査異常を含む識別異常のリジェクト紙葉類であると識別されると、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、識別異常ありと判定する(ステップSa6:YES)。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを上側リジェクト収容口13に搬送して収容させる(ステップSa7)。
[0045]
 紙葉類Sが、識別本体部24で識別異常でないと識別されると、制御部32は、識別異常なしと判定する(ステップSa6:NO)。次に、この紙葉類Sが、その行き先となる計数後収容口14がないリジェクト紙葉類である場合、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、行き先なしと判定する(ステップSa8:NO)。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、上側リジェクト収容口13に搬送して収容させる(ステップSa7)。識別異常でないと識別された紙葉類Sの行き先となる計数後収容口14がある場合、制御部32は、行き先ありと判定する(ステップSa8:YES)。次に、この紙葉類Sが、その行き先の計数後収容口14がフルで集積できないリジェクト紙葉類である場合、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、行き先の計数後収容口14がフルであると判定する(ステップSa9:YES)。さらに、御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。
[0046]
 その行き先となる計数後収容口14があると識別された紙葉類Sが、その行き先となる計数後収容口14がフルでなく収容できる計数対象紙葉類であると識別されると、制御部32は、行き先となる計数後収容口14がフルでないと判定する(ステップSa9:NO)。さらに、制御部32は、この紙葉類Sの種類、すなわちその金種の計数値に一を加算する。言い換えると、制御部32は、この紙葉類Sの金種の計数値を増加させる。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを対応する計数後収容口14に搬送して収容させる(ステップSa10)。
[0047]
 以上により、計数後収容口14は、識別部22で計数対象紙葉類と識別されて計数された紙葉類Sを収容することになる。また、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、識別部22でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sをリジェクト要因別に分類された状態で収容する。その際に、下側リジェクト収容口12には、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある、重送の紙葉類Sと、斜行の紙葉類Sと、ニアフィードの紙葉類Sと、その行き先の計数後収容口14がフルで集積できないためにリジェクトされる紙葉類Sと、を収容する。また、上側リジェクト収容口13は、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がない、偽の紙葉類Sと、損傷の紙葉類Sと、テープ貼付の紙葉類Sと、紫外線検査異常の紙葉類Sと、紙葉類Sとしては正常であるが該当する条件の計数後収容口14がない紙葉類Sと、を収容する。
[0048]
 ステップSa4,Sa7,Sa10のそれぞれの後に、制御部32は、受入口11に紙葉類Sがあれば、受入口11が空でないと判定して(ステップSa11:NO)、ステップSa1に戻る。さらに、制御部32は、次の紙葉類Sを受入口11から紙葉類処理装置1の内部に取り込ませる。制御部32は、受入口11に紙葉類Sがなければ、受入口11が空であると判定する(ステップSa11:YES)。受入口11が空である状態では、受入口11にセットされた全ての紙葉類Sが、下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および計数後収容口14のいずれかに収容されている。
[0049]
 次に、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがあれば、制御部32は、下側リジェクト収容口12が空でないと判定する(ステップSa12:NO)。さらに、制御部32は、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sを受入口11に投入するように指示する表示を、下側リジェクト収容口12に設けられた有無表示照明の点灯状態および操作表示部31への表示で報知する(ステップSa13)。言い換えれば、制御部32は、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある紙葉類Sが下側リジェクト収容口12にある場合は、この紙葉類Sを受入口11に投入するように操作者に報知する。具体的には、制御部32は、下側リジェクト収容口12に紙葉類Sが収容されることで点灯状態となった下側リジェクト収容口12の有無表示照明を点滅状態に切り替える。それと共に、制御部32は、操作表示部31に、下側リジェクト収容口12の紙葉類Sの受入口11への戻し入れを促す旨の表示を表示させる。
[0050]
 このような報知により、操作者が、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sを受入口11にセットして、操作表示部31に一の分類処理の再スタート操作を入力する。すると、制御部32は、受入口11に再投入された紙葉類Sについて再び図5に示すフローチャートに沿って制御を行う。これにより、下側リジェクト収容口12に収容していた紙葉類Sが再度識別部22で識別される。搬送異常がなく(ステップSa3:NO)、識別異常もなく(ステップSa6:NO)、行き先があり(ステップSa8:YES)、行き先がフルでない(ステップSa9:NO)、と識別された紙葉類Sについては、制御部32は、その種類、すなわちその金種の計数値に一を加算する。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを対応する計数後収容口14に搬送して収容させる。
[0051]
 下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがなければ、制御部32は、下側リジェクト収容口12が空であると判定して(ステップSa12:YES)、今回の一の分類処理を終了する。なお、再度識別部22で識別された後の紙葉類Sは、再び下側リジェクト収容口12に収容される可能性がある。このため、ステップSa13で報知画面を表示させている操作表示部31への操作入力によって一の分類処理を強制終了できるようになっている。
[0052]
 ここで、第1動作モードでの一の分類処理において、受入口11にセットされた紙葉類Sがすべて、下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および計数後収容口14のいずれかに収容された状態で、下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sが、リジェクト要因が斜行等の一枚の紙葉類Sのみである場合について説明する。この場合、この一枚の紙葉類Sは識別本体部24による識別が完了している。このため、その後、この一枚の紙葉類Sが同じ一の分類処理において受入口11から繰り出され、検出部23によってその搬送状態が正常搬送と検出されると、この紙葉類Sを識別本体部24で再度識別することなく、この一枚のみの紙葉類Sに対応する金種の計数後収容口14に収容するようにしても良い。
[0053]
 第1動作モードにおいて、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13へ収容する紙葉類Sの分類を逆にしても良い。すなわち、上側リジェクト収容口13を、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容するリジェクト仮収容口に設定し、下側リジェクト収容口12を、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がないリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容するリジェクト決定収容口に設定しても良い。
[0054]
「第2動作モード」
 第2動作モードでは、上側リジェクト収容口13に、カジノチケット(バウチャー)であるリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容し、下側リジェクト収容口12に、カジノチケット以外のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容する。
[0055]
 第2動作モードでも、第1動作モードと同様、分類処理開始前に、各計数後収容口14に収容する計数対象紙葉類としての紙葉類Sの種類が設定されるようになっている。
[0056]
 第2動作モードでは、紙幣とカジノチケットとが混在した状態の紙葉類Sの中から、紙幣を金種別に計数しつつ分類しながら、カジノチケットも種類別に計数しつつ一纏めにして収容する。すなわち、第2動作モードは、紙幣を分類しつつ、紙幣とカジノチケットとを分離するモードとなる。カジノチケットは、紙幣とは別の種類を有する紙葉類である。
[0057]
 第2動作モードでは、受入口11に紙葉類Sが集積状態でセットされて操作表示部31に一の分類処理のスタート操作が入力されると、制御部32は、受入口11にセットされた紙葉類Sについて図6に示すフローチャートに沿って制御を行う。
[0058]
 すなわち、受入口11にセットされた集積状態の紙葉類Sを取込部55で一枚ずつ分離して繰り出させ(ステップSa1)、この紙葉類Sを搬送部30で搬送させる。搬送部30での搬送開始直後に、受入口11の近傍に設けられた検出部23が、この紙葉類Sの搬送状態を検出する(ステップSa2)。この紙葉類Sの搬送状態が、重送、斜行およびニアフィードを含む異常搬送状態であると検出部23によって検出された場合、制御部32は、この紙葉類Sが搬送異常のリジェクト紙葉類であると判定する。この場合、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、搬送異常有りと判定し(ステップSa3:YES)、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。
[0059]
 紙葉類Sが、検出部23で、重送、斜行およびニアフィードのいずれでもなく正常搬送であると判定されると、制御部32は、搬送異常なしと判定する(ステップSa3:NO)。さらに、制御部32は、この紙葉類Sを、識別部22の識別本体部24に識別させる(ステップSa5)。この紙葉類Sが、識別本体部24の識別結果から、偽、損傷、テープ貼付、紫外線検査異常を含む識別異常のリジェクト紙葉類であると識別されると、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、識別異常ありと判定する(ステップSb1:YES)。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。ここで、第2動作モードでは、ステップSa5において、識別した紙葉類Sが予め登録されたカジノチケットであると識別されると、制御部32は、この紙葉類Sについては、識別異常なしと判定する。
[0060]
 紙葉類Sが、識別本体部24で、識別異常でないと識別されると、制御部32は、識別異常なしと判定する(ステップSb1:NO)。次に、この紙葉類Sが、予め登録されたカジノチケットであると識別本体部24によって識別されると(ステップSb2:YES)、制御部32は、この紙葉類Sの種類の計数値に一を加算する。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを上側リジェクト収容口13に搬送して収容させる(ステップSa7)。この紙葉類Sが、予め登録されたカジノチケットでないと識別本体部24によって識別されると(ステップSb2:NO)、処理がステップSb3に進む。制御部32は、この紙葉類Sの行き先となる計数後収容口14の有無について判定する。制御部32は、この紙葉類Sが、その行き先となる計数後収容口14がないリジェクト紙葉類である場合、この紙葉類Sを計数せずに、行き先なしと判定する(ステップSb3:NO)。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。識別異常でなく、予め登録されたカジノチケットでないと識別された紙葉類Sの行き先となる計数後収容口14がある場合、制御部32は、行き先ありと判定する(ステップSb3:YES)。次に、この紙葉類Sが、その行き先の計数後収容口14がフルで集積できないリジェクト紙葉類である場合、制御部32は、この紙葉類Sを計数せずに、行き先の計数後収容口14がフルであると判定する(ステップSa9:YES)。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを下側リジェクト収容口12に搬送して収容させる(ステップSa4)。
[0061]
 その行き先となる計数後収容口14があると識別された紙葉類Sが、その行き先となる計数後収容口14がフルでなく収容できる計数対象紙葉類であると、制御部32は、行き先となる計数後収容口14がフルでないと判定する(ステップSa9:NO)。さらに、制御部32は、この紙葉類Sの種類、すなわちその金種の計数値に一を加算する。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを対応する計数後収容口14に搬送して収容させる(ステップSa10)。
[0062]
 以上により、計数後収容口14は、識別部22で計数対象紙葉類と識別されて計数された紙葉類Sを収容することになる。また、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13は、識別部22でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sをリジェクト要因別に分類された状態で収容する。その際に、上側リジェクト収容口13には、カジノチケットと識別された紙葉類Sを収容し、下側リジェクト収容口12には、カジノチケット以外のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容する。
[0063]
 次に、制御部32は、受入口11に紙葉類Sがあれば、受入口11が空でないと判定して(ステップSa11:NO)、ステップSa1に戻る。次に、制御部32は、次の紙葉類Sを受入口11から内部に取り込ませる。制御部32は、受入口11に紙葉類Sがなければ、受入口11が空であると判定する(ステップSa11:YES)。制御部32は、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがあれば、下側リジェクト収容口12が空でないと判定する(ステップSa12:NO)。さらに、制御部32は、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sを受入口11にセットするように促す表示を、下側リジェクト収容口12に設けられた有無表示照明の点灯状態および操作表示部31への表示で報知する(ステップSa13)。
[0064]
 このような報知により、操作者が、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sを受入口11にセットして、操作表示部31に一の分類処理の再スタート操作を入力する。すると、制御部32は、受入口11に再投入された紙葉類Sについて再び図6に示すフローチャートに沿って制御を行う。これにより、下側リジェクト収容口12に収容していた紙葉類Sが再度識別部22で識別される。搬送異常がなく(ステップSa3:NO)、識別異常もなく(ステップSb1:NO)、カジノチケットでなく(ステップSb2:NO)、行き先があり(ステップSb3:YES)、行き先がフルでない(ステップSa9:NO)、と識別された紙葉類Sについては、制御部32は、その種類、すなわちその金種の計数値に一を加算する。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを対応する計数後収容口14に搬送して収容させる。
[0065]
 下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがなければ、制御部32は、下側リジェクト収容口12が空であると判定して(ステップSa12:YES)、今回の一の分類処理を終了する。
[0066]
 ここで、第2動作モードにおいて、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13へ収容する紙葉類Sの分類を逆にしても良い。すなわち、下側リジェクト収容口12に、カジノチケットと識別された紙葉類Sを収容し、上側リジェクト収容口13に、カジノチケット以外のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容するようにしても良い。
[0067]
 第2動作モードにおいて、受入口11が空であると判定した場合に(ステップSa11:YES)、以下のような処理を行ってもよい。すなわち、制御部32は、ステップSa12,Sa13は行わずに、上側リジェクト収容口13に収容している紙葉類Sがあれば、カジノチケットの金額や種類等の選別が必要であるか否かを操作表示部31に入力させる。カジノチケットの金額や種類等の選別が必要であると入力された場合、制御部32は、上側リジェクト収容口13および下側リジェクト収容口12を空にして、上側リジェクト収容口13に収容されていたカジノチケットを受入口11に再投入するように操作表示部31で報知する。その後、操作表示部31に再スタート操作が入力されると、制御部32は、受入口11に再投入されたカジノチケットを識別部22で識別してその金額や種類等により2つの上側リジェクト収容口13および下側リジェクト収容口12に分類して収容するようにしてもよい。
[0068]
「第3動作モード」
 第3動作モード(記番号識別モード)では、上側リジェクト収容口13に、紙幣の記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容する。また、下側リジェクト収容口12に、記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類S以外のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容する。第3動作モードにおいても、紙幣を分類して計数後収容口14に収容させながら、記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを分離することができる。ここで、記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別される紙葉類には、記番号が識別本体部24で読めない紙葉類、記番号が2箇所印字されている場合に2箇所の番号が互いに異なる紙葉類、偽札として登録されている記番号を識別した紙葉類が含まれる。
[0069]
 第3動作モードにおいて、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13へ収容する紙葉類Sの分類を逆にしても良い。すなわち、下側リジェクト収容口12に、紙幣の記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容し、上側リジェクト収容口13に、記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類S以外のリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを収容するようにしても良い。
[0070]
 第3動作モードにおいて、以下のような処理を行ってもよい。すなわち、制御部32は、上側リジェクト収容口13に収容された、記番号が要因でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sを受入口11に再投入するように報知する。受入口11に紙葉類Sが再投入されて、操作表示部31に再スタート操作が入力されると、制御部32は、記番号が読めない紙幣と識別された紙葉類Sおよび2箇所の番号が異なる紙幣と識別された紙葉類S(汚れ等で読取りに問題ある紙葉類Sを含んでもよい)を、上側リジェクト収容口13および下側リジェクト収容口12のうちの一方に収容する。記番号が読めない紙幣と識別された紙葉類Sおよび2箇所の番号が異なる紙幣と識別された紙葉類Sはいずれも、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある。一方で、制御部32は、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がない、偽札として検出された紙葉類Sを、上側リジェクト収容口13および下側リジェクト収容口12のうちの他方に収容する。
[0071]
 第1~第3動作モードのいずれにおいても、下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および複数の計数後収容口14のうちのいずれか一つがフル状態になると、制御部32は、有無表示照明(不図示)を点滅状態に切り替えると共に、操作表示部31に、フル状態の収容口の紙葉類Sを抜き取るように指示する表示を表示させる。
[0072]
 第1~第3動作モードの選択は、例えば、操作表示部31への操作入力で行われるようにしても良いが、このような構成に限定されない。例えば、受入口11から最初に繰り出されて識別部22で識別された紙葉類Sが紙幣の場合に、自動的に第1動作モードに設定してもよい。また、受入口11から最初に繰り出されて識別部22で識別された紙葉類Sが登録されたカジノチケットの場合に、自動的に第2動作モードに設定してもよい。第3動作モードのみ、操作表示部31への操作入力で選択するようにしても良い。
[0073]
 以上に述べた第1実施形態の紙葉類処理装置1によれば、識別部22でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sをリジェクト要因別に分類された状態で収容する複数の下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13を有する。このため、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sをリジェクト要因によって分類し、特定のリジェクト要因とそれ以外のリジェクト要因の紙幣とに選別することができる。よって、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sに対して行う、その後の処理の効率を向上させることができる。
[0074]
 例えば、関連技術の紙幣類処理装置では、受入口に投入された紙葉類のうち、識別が不能な識別不能紙幣や重送等の受入不可紙幣が収容されるリジェクト収容口を一つ有している。このリジェクト収容口に収容された紙幣のうち、リジェクト要因(例えば、重送、斜行、ニアフィード等)によっては、受入口に再投入し、再識別させることで受入可能になる場合がある。一方で、リジェクト要因(例えば、偽、損傷、テープ貼付、紫外線検査異常等)によっては、最初の識別時において、再識別してもリジェクト紙葉類と識別されることがないと決定される紙葉類もある。
[0075]
 第1実施形態の紙葉類処理装置1によれば、第1動作モードで、リジェクト仮収容口として設定された下側リジェクト収容口12に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト要因(例えば、重送、斜行、ニアフィード等)の紙葉類Sを収容する。一方で、リジェクト決定収容口として設定された上側リジェクト収容口13に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がないリジェクト要因(例えば、偽、損傷、テープ貼付、紫外線検査異常等)の紙葉類Sを収容する。これにより、下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sのみを識別部22で再識別させれば、この再識別で計数対象紙葉類と識別された紙葉類Sを計数後収容口14に収容できる。よって、リジェクト紙葉類と識別された全ての紙葉類Sを再識別させる場合と比べて、再識別処理に要する時間を短縮できる。
[0076]
 また、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト要因の紙葉類Sを、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13のうち、受入口11に近い下側リジェクト収容口12に収容する。このため、再セット時の受入口11への紙葉類Sの移動距離を短縮でき、再セットの作業性が良い。なお、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト要因の紙葉類Sを、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13のうち、上側の上側リジェクト収容口13に収容することも可能である。この場合、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性があるリジェクト要因の紙葉類Sの有無が容易に視認できる。
[0077]
 また、第2動作モードでは、カジノチケット収容口として設定された上側リジェクト収容口13に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、予め登録されたカジノチケットと識別された紙葉類Sを収容する。また、下側リジェクト収容口12に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、予め登録されたカジノチケットと識別された紙葉類S以外の紙葉類Sを収容する。したがって、予め登録されたカジノチケットを、他のリジェクト紙葉類と分離する処理に要する時間を短縮できる。
[0078]
 また、第1動作モードでは、リジェクト紙葉類と識別されて、リジェクト仮収容口として設定された下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sが、リジェクト要因が斜行等の一枚の紙葉類Sのみである場合、その後、この一枚の紙葉類Sが受入口11から繰り出され、検出部23によってその搬送状態が正常搬送と検出されると、この紙葉類Sを識別本体部24で再度識別することなく、対応する計数後収容口14に収容する。このため、電力消費を抑制することができ、処理の高速化も図れる。勿論、識別本体部24で再度識別してその結果を無視しても良い。別法として、識別本体部24を通らない別搬送路を設けて、この別搬送路で紙葉類Sを搬送して対応する計数後収容口14に収容するようにしても良い。
[0079]
 また、受入口11を、装置本体81から横方向に識別部22とは反対側に引き出すことで、識別部22と搬送部30(左方延出部21a)とを開放可能となる。よって、ジャム紙葉類の取り出しが容易となる。加えて、ジャム紙葉類の取り出しのために搬送部30を作動させる必要がなくなるため、搬送ルートの自由度を高め、紙葉類処理装置1の小型化を実現できる。
[0080]
<第2実施形態>
 本発明に係る第2実施形態の紙葉類処理装置を、図7,図8を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。
[0081]
 第2実施形態においては、下側リジェクト収容口12および上側リジェクト収容口13のうち受入口11に近い下側リジェクト収容口12が、収容している紙葉類Sを最下部のものから一枚ずつ繰り出し可能となっている。また、下側リジェクト収容口12から繰り出された紙葉類Sを搬送部30とで識別部22に搬送する戻し搬送部101が設けられている。戻し搬送部101は、下側リジェクト収容口12の底部60から延出しており、ベース機内搬送構成部21の検出部23と識別本体部24との間に合流している。戻し搬送部101は、搬送部30の一部を構成していてもよい。
[0082]
 第2実施形態の下側リジェクト収容口12は、蹴出ローラ102と繰出ローラ103と分離ローラ104とを有している。蹴出ローラ102は、底部60に設けられ、底部60上に集積された紙葉類Sのうちの最下の紙葉類Sに当接して、この最下の紙葉類Sを戻し搬送部101側に蹴り出す。繰出ローラ103は、蹴出ローラ102で蹴り出された紙葉類Sを戻し搬送部101に繰り出す。分離ローラ104は、繰出ローラ103が繰り出す紙葉類Sを一枚ずつに分離する。蹴出ローラ102と繰出ローラ103と分離ローラ104とが、下側リジェクト収容口12の紙葉類Sを一枚ずつ分離して繰り出す繰出部105を構成している。第2実施形態の下側リジェクト収容口12の底部60の上方にはビルプレス108が設けられている。ビルプレス108は、制御部32による制御に応じて昇降する。ビルプレス108は、底部60上に載置された紙葉類Sを底部60に向けて押圧する。
[0083]
 第2実施形態においては、識別部22が、第1実施形態の検出部23および識別本体部24に加えて、検出部110を有している。検出部110は、戻し搬送部101の下側リジェクト収容口12側の端部位置に設けられて、下側リジェクト収容口12が繰り出す紙葉類Sの搬送状態を検出する。検出部110は検出部23と同様にして紙葉類Sの搬送状態を検出する。
[0084]
 第2実施形態においても、第1実施形態の第1動作モードと同様、下側リジェクト収容口12を、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある紙葉類Sを収容するリジェクト仮収容口に設定する。また、上側リジェクト収容口13を、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別しても計数後収容口14に収容される可能性がない紙葉類Sを収容するリジェクト決定収容口に設定する。
[0085]
 第2実施形態において、受入口11に紙葉類Sが集積状態でセットされて操作表示部31に一の分類処理のスタート操作が入力されると、制御部32は、受入口11にセットされた紙葉類Sについて図8に示すフローチャートに沿って制御を行う。
[0086]
 すなわち、制御部32は、第1実施形態の第1動作モードと同様のステップSa1~Sa11を行う。制御部32がステップSa11において、受入口11に紙葉類Sがなくなって受入口11が空であると判定する(ステップSa11:YES)と、処理がステップSa12に進む。制御部32は、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがあれば下側リジェクト収容口12が空でないと判定して(ステップSa12:NO)、下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sを、自動的に繰出部105が戻し搬送部101に一枚ずつ繰り出して識別部22に向け再搬送する(ステップSc1)。これにより、下側リジェクト収容口12から繰り出された紙葉類Sの搬送状態が、検出部110で検出された後(ステップSa2)、紙葉類Sが再度識別本体部24で識別される。その際に、検出部110で搬送異常がないと識別され(ステップSa3:NO)、識別本体部24で識別異常がないと識別され(ステップSa6:NO)、行き先があると識別され(ステップSa8:YES)、かつ、行き先がフルでないと識別された場合(ステップSa9:NO)、制御部32は、その紙葉類Sの種類、すなわちその金種の計数値に一を加算する。さらに、制御部32は、搬送部30を制御して、この紙葉類Sを対応する計数後収容口14に搬送して収容させる(ステップSa10)。下側リジェクト収容口12に収容している紙葉類Sがなければ、下側リジェクト収容口12が空であると判定して(ステップSa12:YES)、今回の一の分類処理を終了する。なお、再度識別本体部24で識別された後の紙葉類Sは、再び下側リジェクト収容口12に収容される可能性がある。このため、一の分類処理において、所定回数ステップSc1が実行されるか、所定時間経過すると、一の分類処理を強制終了する。
[0087]
 第2実施形態において、受入口11にセットされた紙葉類Sがすべて、下側リジェクト収容口12、上側リジェクト収容口13および計数後収容口14のいずれかに収容された状態で、下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sが、リジェクト要因が斜行等の一枚の紙葉類Sのみである場合について説明する。この場合、この紙葉類Sは識別本体部24による識別が完了している。このため、その後、制御部32は、自動的に下側リジェクト収容口12からこの一枚の紙葉類Sを繰り出させる。検出部110によってこの紙葉類Sの搬送状態が正常搬送であると判定されると、制御部32は、紙葉類Sを識別本体部24で再度識別することなく、この一枚の紙葉類Sに対応する金種の計数後収容口14に収容する。
[0088]
 すなわち、第2実施形態では、受入口11に近い下側リジェクト収容部12に収容された紙葉類Sを再び識別本体部24へ導く戻し搬送路101を設ける。この下側リジェクト収容部12に再識別により受入可能となる可能性のある紙葉類Sを収容する。この下側リジェクト収容部12の紙葉類Sを自動的に再識別する。
[0089]
 以上に述べた第2実施形態の紙葉類処理装置1によれば、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類Sのうち、識別部22で再度識別することで計数後収容口14に収容される可能性がある紙葉類Sを、収容している下側リジェクト収容口12が一枚ずつ繰り出し、戻し搬送部101が検出部110および識別本体部24を含む識別部22に搬送する。このため、下側リジェクト収容口12の紙葉類Sを自動的に再度識別することができる。よって、操作者の手作業による紙葉類Sの戻し操作が不要になるため、さらに効率的に紙幣処理が行うことが可能になる。
[0090]
 また、リジェクト紙葉類と識別されて、下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sが、リジェクト要因が斜行等の一枚のみの紙葉類Sである場合、その後、この一枚の紙葉類Sが下側リジェクト収容口12から繰り出され、検出部110によってその搬送状態が正常搬送と判定されると、識別本体部24で再度識別することなく、対応する計数後収容口14に収容する。このため、電力消費を抑制することができ、処理の高速化も図れる。勿論、識別本体部24で再度識別してその結果を無視しても良い。別法として、識別本体部24を通らない別搬送路を設けて、この別搬送路で搬送して対応する計数後収容口14に収容するようにしても良い。
[0091]
 第2実施形態は、戻し搬送部101および繰出部105を設ける構成に限定されない。下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sを集積状態のまま受入口11へ移動させるリフトを設けてもよい。制御部32が、下側リジェクト収容口12に収容された紙葉類Sを、このリフトで受入口11へ移動させ、続けて、受入口11から一枚ずつ繰り出させるようにしても良い。
[0092]
<第3実施形態>
 本発明に係る第3実施形態の紙葉類処理装置を、図9を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。
[0093]
 ベース機2には、複数の分類収容機3が処理機として連設可能となっている。また、ベース機2には、複数の結束機121も連設可能となっている。第3実施形態の紙葉類処理装置1は、ベース機2に、第1実施形態と同様の分類収容機3が複数、具体的には3台連設されている。また、これらのベース機2とは反対側に、処理機としての複数、具体的には2台の結束機121が連設されて構成されている。第1実施形態と同様、3台の分類収容機3は、いずれも、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとが独立して駆動可能となっている。
[0094]
 結束機121は、結束機内搬送構成部122(処理機内搬送構成部)を有している。結束機内搬送構成部122は、連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとを有している。連結搬送構成部122Aは、結束機121の右側面の上部に開口し、結束機121の左側面に向け水平かつ直線状に延出して左側面に開口する。分岐搬送構成部122Bは、連結搬送構成部122Aの左側部分から下側に分岐する。連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとは、それぞれ個別の駆動モータを有しており、独立して駆動可能となっている。
[0095]
 分岐搬送構成部122Bは、下方延出部122Baと分岐延出部122Bbとを有している。下方延出部122Baは、連結搬送構成部122Aから分岐して鉛直下方に延出した後、結束機121の右側面の方向に延出する。分岐延出部122Bbは、下方延出部122Baから分岐して結束機121の右側面の方向に延出する。
[0096]
 結束機121は、下方延出部122Baの末端位置と、分岐延出部122Bbの末端位置とにそれぞれ接続される整列集積部125を有している。整列集積部125は、紙葉類Sを所定枚数(例えば、100枚)ずつ整列させて集積させる。結束機121は、整列集積部125の右方に、下降搬送部126を有している。下降搬送部126は、整列集積部125から右方に送り出された集積紙幣を載置させて鉛直下方に搬送する。また、結束機121は、整列集積部125の下方に、結束部127を有している。結束部127は、下降搬送部126で下降搬送され下降搬送部126から左方に送り出された集積紙幣を結束テープで結束することにより小束紙幣を作製する。
[0097]
 さらに、結束機121は、結束部127の下方に、機外放出部128を有している。機外放出部128は、結束部127で作製された小束紙幣を複数束収容可能であり、引き出し可能な構成を有している。機外放出部128は、結束機121の前面から引き出し可能となっている。つまり、機外放出部128は、結束機121に押し込まれた状態で結束部127から小束紙幣を受け入れる。その後、機外放出部128は、結束機121の前面から引き出されることで、小束紙幣を機外へ取り出し可能とする。
[0098]
 第3実施形態の紙葉類処理装置1においては、ベース機2のベース機内搬送構成部21の左方延出部21cが、ベース機2に隣り合って連設される右から1台目の分類収容機3の分類収容機内搬送構成部27の連結搬送構成部27Aに接続されている。この右から1台目の分類収容機3の連結搬送構成部27Aが、この分類収容機3に隣り合って連設される右から2台目の分類収容機3の分類収容機内搬送構成部27の連結搬送構成部27Aに接続されている。この右から2台目の分類収容機3の連結搬送構成部27Aが、この分類収容機3に隣り合って連設される右から3台目の分類収容機3の分類収容機内搬送構成部27の連結搬送構成部27Aに接続されている。
[0099]
 また、この右から3台目の分類収容機3の連結搬送構成部27Aが、この分類収容機3に隣り合って連設される右から1台目の結束機121の結束機内搬送構成部122の連結搬送構成部122Aに接続されている。この右から1台目の結束機121の連結搬送構成部122Aが、この結束機121に隣り合って連設される右から2台目の結束機121の結束機内搬送構成部122の連結搬送構成部122Aに接続されている。
[0100]
 ベース機2のベース機内搬送構成部21と、3台の分類収容機3のそれぞれの分類収容機内搬送構成部27と、2台の結束機121のそれぞれの結束機内搬送構成部122とが、第3実施形態の紙葉類処理装置1の搬送部30を構成している。
[0101]
 ここで、例えば、右から1台目の分類収容機3と右から2台目の分類収容機3とを見てみる。この場合、右から1台目の分類収容機3が、搬送部30を構成する一の分類収容機内搬送構成部27と計数後収容口14とを有する一の処理機となり、右から2台目の分類収容機3が、搬送部30を構成する他の分類収容機内搬送構成部27を有する他の処理機となる。また、右から1台目の分類収容機3と右から2台目の分類収容機3とがベース機2に連設されている。この場合、右から1台目の分類収容機3の一の分類収容機内搬送構成部27は、隣り合うベース機2に設けられたベース機内搬送構成部21と、ベース機2とは反対側に隣り合って連設される右から2台目の分類収容機3に設けられた他の分類収容機内搬送構成部27とを結ぶ。
[0102]
 また、例えば、右から2台目の分類収容機3と右から3台目の分類収容機3とを見てみる。この場合、右から2台目の分類収容機3が、搬送部30を構成する一の分類収容機内搬送構成部27と計数後収容口14とを有する一の処理機となり、右から3台目の分類収容機3が、搬送部30を構成する他の分類収容機内搬送構成部27を有する他の処理機となる。また、右から2台目の分類収容機3と右から3台目の分類収容機3とが右から1台目の分類収容機3を介してベース機2に連設されている。この場合、右から2台目の分類収容機3の一の分類収容機内搬送構成部27は、ベース機2側に隣り合って連設される右から1台目の分類収容機3に設けられた他の分類収容機内搬送構成部27と、ベース機2とは反対側に隣り合って連設される右から3台目の分類収容機3に設けられた他の分類収容機内搬送構成部27とを結ぶ。
[0103]
 また、例えば、右から3台目の分類収容機3と右から1台目の結束機121とを見てみる。この場合、右から3台目の分類収容機3が、搬送部30を構成する一の分類収容機内搬送構成部27と計数後収容口14とを有する一の処理機となり、右から1台目の結束機121が、搬送部30を構成する他の結束機内搬送構成部122を有する他の処理機となる。また、右から3台目の分類収容機3と右から1台目の結束機121とが右から1台目および2台目の分類収容機3を介してベース機2に連設されている。この場合、右から3台目の分類収容機3の一の分類収容機内搬送構成部27は、ベース機2側に隣り合って連設される右から2台目の分類収容機3に設けられた他の分類収容機内搬送構成部27と、ベース機2とは反対側に隣り合って連設される右から1台目の結束機121に設けられた結束機内搬送構成部122とを結ぶ。
[0104]
 第3実施形態の紙葉類処理装置1によれば、全ての分類収容機3に関して、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとが独立して駆動可能である。このため、例えば、右から1台目の分類収容機3において、分岐搬送構成部27Bに駆動モータの異常等が発生して駆動不可な状態となっても、連結搬送構成部27Aで、右から2台目の分類収容機3にベース機2から紙葉類Sを搬送可能となる。その結果、ベース機2と右から2台目の分類収容機3とで第1実施形態と同様の分類処理を行うことができる。
[0105]
 また、例えば、ベース機2と右から1台目の分類収容機3とで一の分類処理中に、右から1台目の分類収容機3の分岐搬送構成部27Bにジャム等が発生して紙葉類Sの搬送が不可な状態となっても、右から1台目の分類収容機3の連結搬送構成部27Aで、右から2台目の分類収容機3にベース機2から紙葉類Sを搬送可能となる。その結果、ベース機2と右から2台目の分類収容機3とで一の分類処理を継続することができる。ベース機2と右から3台目の分類収容機3とでも第1実施形態と同様の分類処理を行うこともできる。
[0106]
 また、全ての分類収容機3に関して、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとが独立して駆動可能である。このため、例えば、2台の結束機121の少なくともいずれか一方で結束処理を行う場合に、全ての分類収容機3の分岐搬送構成部27Bを非駆動とし、連結搬送構成部27Aのみを駆動して紙葉類Sを搬送することができる。よって、電力消費を抑制することができ、騒音を低減することができる。
[0107]
 また、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとがそれぞれ個別の駆動モータを有しており、連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとがそれぞれ個別の駆動モータを有している。このため、それぞれの駆動モータにかかる負荷を減らすことができる。その結果、動力伝達部品が高耐久となり、騒音も抑えることができる。
[0108]
 なお、これらの効果は、以下のような構成を採用しても得ることができる。すなわち、一つの駆動モータの動力をクラッチの切り替えで連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとに伝達する。連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとを独立して駆動可能とする。一つの駆動モータの動力をクラッチの切り替えで連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとに伝達する。連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとを独立して駆動可能とする。
[0109]
 また、連結搬送構成部27Aと分岐搬送構成部27Bとがそれぞれ個別の駆動モータを有しており、連結搬送構成部122Aと分岐搬送構成部122Bとがそれぞれ個別の駆動モータを有している。このため、それぞれの駆動ユニットを別体化でき、ユニット交換が容易となる。
[0110]
 (付記)
 本発明の実施形態に係る紙葉類処理装置は、装置外に開口し、装置外から紙葉類がセットされると共にセットされた集積状態の紙葉類を一枚ずつ繰り出す受入口と、前記受入口から繰り出された紙葉類を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送中の紙葉類を計数対象紙葉類であるかリジェクト紙葉類であるか識別し、前記計数対象紙葉類と識別された紙葉類を計数する識別部と、前記計数された紙葉類を収容する計数後収容口と、前記リジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因別に分類された状態で収容する複数のリジェクト収容口と、を有する。
[0111]
 上記の紙葉類処理装置によれば、識別部でリジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因別に分類された状態で収容する複数のリジェクト収容口を有する。このため、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因によって分類することができる。よって、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類に対して行う、その後の処理の効率を向上させることができる。
[0112]
 上記の紙葉類処理装置において、前記複数のリジェクト収容口は、リジェクト仮収容口とリジェクト決定収容口とを含んでもよい。紙葉類処理装置は、前記識別部で再度識別することで前記計数後収容口に収容される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、前記識別部で再度識別しても前記計数後収容口に収容される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる制御部をさらに有していてもよい。
[0113]
 上記の紙葉類処理装置によれば、リジェクト仮収容口に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類のうち、識別部で再度識別することで計数後収容口に収容される可能性がある紙葉類を収容する。また、リジェクト決定収容口に、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類のうち、識別部で再度識別しても計数後収容口に収容される可能性がない紙葉類を収容する。このため、リジェクト仮収容口に収容された紙葉類のみを識別部で再識別させれば、この再識別で計数対象紙葉類と識別された紙葉類を計数後収容口に収容できる。よって、リジェクト紙葉類と識別された全ての紙葉類を再識別させる場合と比べて、再識別処理に要する時間を短縮できる。
[0114]
 上記の紙葉類処理装置において、前記複数のリジェクト収容口は、リジェクト仮収容口とリジェクト決定収容口とを含んでもよい。紙葉類処理装置は、前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる制御部をさらに有する。
[0115]
 上記の紙葉類処理装置において、前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に紙葉類が存在する場合に、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記受入口へセットするように促す報知を実行させてもよい。
[0116]
 上記の紙葉類処理装置によれば、リジェクト仮収容口に紙葉類が存在する場合には、リジェクト仮収容口に収容された紙葉類を受入口へセットするように促す報知が実行される。このため、この報知により、操作者はリジェクト仮収容口に収容された紙葉類を受入口へ再投入することができる。
[0117]
 上記の紙葉類処理装置において、前記リジェクト仮収容口は、収容している紙葉類を一枚ずつ繰り出すように構成されていてもよい。前記搬送部は、前記リジェクト仮収容口から繰り出された紙葉類を前記識別部に搬送する戻し搬送部を含んでもよい。
[0118]
 上記の紙葉類処理装置によれば、リジェクト紙葉類と識別された紙葉類のうち、識別部で再度識別することで計数後収容口に収容される可能性がある紙葉類を、収容しているリジェクト仮収容口が一枚ずつ繰り出し、戻し搬送部が識別部に搬送する。このため、リジェクト仮収容口の紙葉類を自動的に再度識別することができる。
[0119]
 上記の紙葉類処理装置において、前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に収容される紙葉類が存在しなくなるまで、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記戻し搬送部により前記識別部へ搬送させてもよい。
[0120]
 上記の紙葉類処理装置によれば、リジェクト仮収容口に収容される紙葉類が存在しなくなるまで、リジェクト仮収容口に収容された紙葉類が戻し搬送部により識別部へ自動的に搬送される。このため、操作者の手作業による紙葉類の戻し操作が不要になって、さらに効率的に紙幣処理を行うことが可能になる。
[0121]
 上記の紙葉類処理装置において、前記受入口と前記識別部とが横方向に並んでいてもよい。前記受入口は、装置本体から前記横方向に前記識別部とは反対側に引き出し可能に構成されていてもよい。前記受入口が前記装置本体から前記横方向に引き出された状態で、前記識別部と前記搬送部とが開放されてもよい。
[0122]
 上記の紙葉類処理装置によれば、受入口を、装置本体から横方向に識別部とは反対側に引き出すことで、識別部と、搬送部とを開放可能となる。よって、ジャム紙葉類の取り出しが容易となる。
[0123]
 上記の紙葉類処理装置は、前記搬送部を構成するベース機内搬送構成部と前記受入口と前記識別部と前記リジェクト収容口とを有するベース機と、前記搬送部を構成する第一の処理機内搬送構成部と前記計数後収容口とを有する第一の処理機と、前記搬送部を構成する第2の処理機内搬送構成部を有する第二の処理機と、を有していてもよい。前記第一の処理機は、前記第二の処理機と隣り合い、前記ベース機と前記第二の処理機との間に設けられていてもよい。前記第一の処理機内搬送構成部は、前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結ぶ連結搬送構成部と、前記連結搬送構成部から分岐して前記計数後収容口に繋がる分岐搬送構成部とを有していてもよい。前記連結搬送構成部と前記分岐搬送構成部とが独立して駆動してもよい。
[0124]
 上記の紙葉類処理装置によれば、第一の処理機の連結搬送構成部と分岐搬送構成部とが独立して駆動可能である。このため、例えば、第一の処理機の連結搬送構成部を介して、ベース機のベース機内搬送構成部から、この第一の処理機のベース機とは反対側に隣り合う第二の処理機に設けられた第二の処理機内搬送構成部に紙葉類を搬送する際に、この第一の処理機の計数後収容口に繋がる分岐搬送構成部を非駆動とすれば、電力消費を抑制することができる。また、この第一の処理機の分岐搬送構成部が駆動不可な状態であっても、第一の処理機の連結搬送構成部を介して、ベース機またはベース機側の別の処理機から、第二の処理機に紙葉類を搬送することができる。
[0125]
 上記の紙葉類処理装置において、前記第一の処理機は、前記ベース機と隣り合っていてもよい。
[0126]
 上記の紙葉類処理装置は、前記ベース機に隣り合い、前記搬送部を構成する第3の処理機内搬送構成部を有する第三の処理機をさらに有していてもよい。前記第一の処理機は、前記第二の処理機と前記第三の処理機との間に設けられていてもよい。前記連結搬送構成部は、前記第3の処理機内搬送構成部を介して、前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結んでもよい。

産業上の利用可能性

[0127]
 本発明は、紙葉類処理装置に適用してもよい。

符号の説明

[0128]
 1 紙葉類処理装置
 2 ベース機
 3 分類収容機(処理機)
 11 受入口
 12 下側リジェクト収容口(リジェクト収容口,リジェクト仮収容口)
 13 上側リジェクト収容口(リジェクト収容口,リジェクト決定収容口)
 14 計数後収容口
 21 ベース機内搬送構成部
 22 識別部
 23,110 検出部
 24 識別本体部
 27 分類収容機内搬送構成部(処理機内搬送構成部)
 27A,122A 連結搬送構成部
 27B,122B 分岐搬送構成部
 30 搬送部
 32 制御部
 81 装置本体
 101 戻し搬送部
 121 結束機(処理機)
 122 結束機内搬送構成部(処理機内搬送構成部)
 S 紙葉類

請求の範囲

[請求項1]
 装置外に開口し、装置外から紙葉類がセットされると共にセットされた集積状態の紙葉類を一枚ずつ繰り出す受入口と、
 前記受入口から繰り出された紙葉類を搬送する搬送部と、
 前記搬送部で搬送中の紙葉類を計数対象紙葉類であるかリジェクト紙葉類であるか識別し、前記計数対象紙葉類と識別された紙葉類を計数する識別部と、
 前記計数された紙葉類を収容する計数後収容口と、
 前記リジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因別に分類された状態で収容する複数のリジェクト収容口と、を有する紙葉類処理装置。
[請求項2]
 前記複数のリジェクト収容口は、リジェクト仮収容口とリジェクト決定収容口とを含み、
 前記識別部で再度識別することで前記計数後収容口に収容される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、
 前記識別部で再度識別しても前記計数後収容口に収容される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる制御部をさらに有する請求項1に記載の紙葉類処理装置。
[請求項3]
 前記複数のリジェクト収容口は、リジェクト仮収容口とリジェクト決定収容口とを含み、
 前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、
 前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる制御部をさらに有する請求項1記載の紙葉類処理装置。
[請求項4]
 前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に紙葉類が存在する場合に、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記受入口へセットするように促す報知を実行させる請求項2または3に記載の紙葉類処理装置。
[請求項5]
 前記リジェクト仮収容口は、収容している紙葉類を一枚ずつ繰り出すように構成され、
 前記搬送部は、前記リジェクト仮収容口から繰り出された紙葉類を前記識別部に搬送する戻し搬送部を含む請求項2または3に記載の紙葉類処理装置。
[請求項6]
 前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に収容される紙葉類が存在しなくなるまで、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記戻し搬送部により前記識別部へ搬送させる請求項5に記載の紙葉類処理装置。
[請求項7]
 前記受入口と前記識別部とが横方向に並んでおり、
 前記受入口は、装置本体から前記横方向に前記識別部とは反対側に引き出し可能に構成され、
 前記受入口が前記装置本体から前記横方向に引き出された状態で、前記識別部と前記搬送部とが開放される請求項1から6のいずれか一項記載の紙葉類処理装置。
[請求項8]
 前記搬送部を構成するベース機内搬送構成部と前記受入口と前記識別部と前記リジェクト収容口とを有するベース機と、
 前記搬送部を構成する第一の処理機内搬送構成部と前記計数後収容口とを有する第一の処理機と、
 前記搬送部を構成する第2の処理機内搬送構成部を有する第二の処理機と、を有し、
 前記第一の処理機は、前記第二の処理機と隣り合い、前記ベース機と前記第二の処理機との間に設けられ、
 前記第一の処理機内搬送構成部は、
 前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結ぶ連結搬送構成部と、
 前記連結搬送構成部から分岐して前記計数後収容口に繋がる分岐搬送構成部と、を有しており、
 前記連結搬送構成部と前記分岐搬送構成部とが独立して駆動する請求項1から7のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置。
[請求項9]
 前記第一の処理機は、前記ベース機と隣り合う請求項8に記載の紙葉類処理装置。
[請求項10]
 前記ベース機に隣り合い、前記搬送部を構成する第3の処理機内搬送構成部を有する第三の処理機をさらに有し、
 前記第一の処理機は、前記第二の処理機と前記第三の処理機との間に設けられ、
 前記連結搬送構成部は、前記第3の処理機内搬送構成部を介して、前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結ぶ請求項8に記載の紙葉類処理装置。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2018年7月27日 ( 27.07.2018 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] 装置外に開口し、装置外から紙葉類がセットされると共にセットされた集積状態の紙葉類を一枚ずつ繰り出す受入口と、
 前記受入口から繰り出された紙葉類を搬送する搬送部と、
 前記搬送部で搬送中の紙葉類を計数対象紙葉類であるかリジェクト紙葉類であるか識別する識別部と、
 前記計数対象紙葉類と識別された紙葉類を収容する計数後収容口と、
 前記リジェクト紙葉類と識別された紙葉類をリジェクト要因別に分類された状態で収容し、リジェクト仮収容口とリジェクト決定収容口とを含む複数のリジェクト収容口と、
 前記識別部で再度識別することで前記計数後収容口に収容される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、
 前記識別部で再度識別しても前記計数後収容口に収容される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる制御部と、を有する紙葉類処理装置。
[2]
[補正後] 前記制御部は、搬送異常があると判定された前記搬送部で搬送中の紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させる請求項1に記載の紙葉類処理装置。
[3]
[補正後] 前記制御部は、前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がある紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させ、
 前記制御部は、前記識別部による再度の識別により、前記計数対象紙葉類と識別される可能性がない紙葉類を前記リジェクト決定収容口に収容させる請求項1または2に記載の紙葉類処理装置。
[4]
[補正後] 前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に紙葉類が存在する場合に、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記受入口へセットするように促す報知を実行させる請求項1から3のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置。
[5]
[補正後] 前記リジェクト仮収容口は、収容している紙葉類を一枚ずつ繰り出すように構成され、
 前記搬送部は、前記リジェクト仮収容口から繰り出された紙葉類を前記識別部に搬送する戻し搬送部を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置。
[6]
 前記制御部は、前記リジェクト仮収容口に収容される紙葉類が存在しなくなるまで、前記リジェクト仮収容口に収容されている紙葉類を前記戻し搬送部により前記識別部へ搬送させる請求項5に記載の紙葉類処理装置。
[7]
 前記受入口と前記識別部とが横方向に並んでおり、
 前記受入口は、装置本体から前記横方向に前記識別部とは反対側に引き出し可能に構成され、
 前記受入口が前記装置本体から前記横方向に引き出された状態で、前記識別部と前記搬送部とが開放される請求項1から6のいずれか一項記載の紙葉類処理装置。
[8]
 前記搬送部を構成するベース機内搬送構成部と前記受入口と前記識別部と前記リジェクト収容口とを有するベース機と、
 前記搬送部を構成する第一の処理機内搬送構成部と前記計数後収容口とを有する第一の処理機と、
 前記搬送部を構成する第2の処理機内搬送構成部を有する第二の処理機と、を有し、
 前記第一の処理機は、前記第二の処理機と隣り合い、前記ベース機と前記第二の処理機との間に設けられ、
 前記第一の処理機内搬送構成部は、
 前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結ぶ連結搬送構成部と、
 前記連結搬送構成部から分岐して前記計数後収容口に繋がる分岐搬送構成部と、を有しており、
 前記連結搬送構成部と前記分岐搬送構成部とが独立して駆動する請求項1から7のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置。
[9]
 前記第一の処理機は、前記ベース機と隣り合う請求項8に記載の紙葉類処理装置。
[10]
 前記ベース機に隣り合い、前記搬送部を構成する第3の処理機内搬送構成部を有する第三の処理機をさらに有し、
 前記第一の処理機は、前記第二の処理機と前記第三の処理機との間に設けられ、
 前記連結搬送構成部は、前記第3の処理機内搬送構成部を介して、前記ベース機内搬送構成部と前記第二の処理機内搬送構成部とを結ぶ請求項8に記載の紙葉類処理装置。

条約第19条(1)に基づく説明書
 請求項1において、識別部に関する記載の一部を削除し、それに伴い計数後収容口に関する記載を補正しました。また、請求項1に請求項2の内容を追加しました。
 請求項2は、「前記制御部は、搬送異常があると判定された前記搬送部で搬送中の紙葉類を前記リジェクト仮収容口に収容させる」という内容に変更しました。
 請求項3は、補正後の請求項1に整合するように補正しました。
 請求項3~5はそれぞれ、従属先として請求項1を追加する補正を行いました。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]