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1. (WO2018180016) マッサージ機
Document

明 細 書

発明の名称 マッサージ機

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012  

発明の効果

0013  

図面の簡単な説明

0014  

発明を実施するための形態

0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037  

産業上の利用可能性

0038  

符号の説明

0039  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3a   3b   3c   3d   4   5   6   7   8a   8b   8c  

明 細 書

発明の名称 : マッサージ機

技術分野

[0001]
本発明は、使用者にマッサージを実行するマッサージ機に関し、特に使用者の健康状態をチェックすることができ、その健康状態を利用して適切なマッサージを実行することができる健康状態チェック機能付きマッサージ機に関する。さらに、検査キットで採取された血液や尿等の検査結果を利用して適切なマッサージコースが選択されるマッサージコース選択機能付きマッサージ機に関する。

背景技術

[0002]
椅子型やマットレス型等のマッサージ機が広く知られている。例えば椅子型のマッサージ機は、座部や背凭れ部等を有し、マッサージを実行するための施療子が背凭れ部等に設けられた構造となっている。そして、内蔵する複数のモータの駆動の組み合わせにより、施療子に複数の動作(例えば揉み動作、叩き動作、施療部位の変更等)を選択的に行わせることが可能となっている。このような複数の動作が可能なマッサージ機はコントローラを有し、このコントローラを用いて使用者が操作することで、施療子の動きや圧力を加える動作の所定の組み合わせに対応したマッサージコース(リラクゼーションコース、ストレス解消コース、プロフェッショナルコース等)を選択している。
[0003]
ところで、使用者の健康状態によって適したマッサージコースの種類は異なる。そこで、使用者の心拍数や血圧値や体温や皮膚電気反射等の生体情報を測定する検出装置を備え、測定した生体情報に基づいてマッサージコースを選択するマッサージ機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
[0004]
特許文献1 : 特開平9-192186号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
しかしながら、マッサージは使用者の血行を改善することによって、疲労回復、リラックス、各種内臓の機能調整等の効果を得るものであるが、上述したようなマッサージ機において測定された心拍数や血圧値や体温や皮膚電気反射等の生体情報は、今現在の測定値のみであるため、過去の測定値がわからない。このため、過去の状態と比較して始めてわかる使用者の本当の健康状態を把握することができず、適切なマッサージコースを選択できないという問題があった。
また、心拍数や血圧値や体温や皮膚電気反射等の生体情報は、疲労度計測やストレス評価としては利用されているが、生活習慣病に関わる詳細な健康状態(例えば、高脂血症・動脈硬化・貧血・糖尿病・痛風・すい臓障害・骨疾患、消化器疾患・肝機能等)を知ることができなく、必ずしも生体情報を改善したからといって、生活習慣病が改善されるとは言えないという問題があった。
[0006]
一方、在宅検査用の様々な検査キットが検査機関から販売されている。このような検査キット(例えば血液検査キット等)を使用者は電話等で注文してその検査キットを用いて採血を自身で行うことができる。そして、血液が収容された検査キットを検査機関に返送することで、検査機関から検査結果として測定値(例えばγ-GTP等)を得ている。しかしながら、このような検査結果は、使用者の健康状態を知る重要な情報であり、定期的に健康診断等で取得されているにもかかわらず、マッサージには(とりわけマッサージコースの自動選択に)全く利用されていなかった。
[0007]
そこで、本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、使用者の健康状態をチェックすることができ、その健康状態を利用して適切なマッサージを実行することが可能なマッサージ機を提供することを目的とする。また、その健康状態を利用して適切なマッサージコースを選択することが可能なマッサージ機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
以上のような目的を達成するために、本発明に係るマッサージ機は、使用者の身体をマッサージするためのマッサージユニットと、前記マッサージユニットの動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、検査サービス機関のサーバとデータの交信が可能な通信機能を有し、当該検査サービス機関による健康検査サービスが付帯されたマッサージ機であって、前記制御部は、検査キットの注文する旨の情報を前記検査サービス機関に送信する送信手段と、前記送信手段で注文した後、送付されてきた前記検査キットに前記使用者の検体サンプルを収容して返送すると、前記検体サンプルが検査され、前記検査サービス機関から検査結果を受信する受信手段とを有することを特徴とする。
[0009]
ここで、「検査サービス機関」とは、使用者のマッサージ機から送信された検査キットを注文する旨の情報を受信する受信工程と検査結果を使用者のマッサージ機に送信する送信工程との2つの工程を実行する病院や医療機関等の機関であってもよく、受信工程のみを実行する機関であってもよく、送信工程のみを実行する機関であってもよく、よって本発明には受信工程を実行する機関が一の検査サービス機関であり送信工程を実行する機関が他の検査サービス機関であってもよい。このような検査サービス機関として、例えばマッサージ機の販売元等が挙げられ、さらにこの2つの工程以外にも使用者に検査キットを送付する送付工程や、使用者の検体サンプルを検査する検査工程や、使用者の検体サンプルの検査結果(測定値)を診断する診断工程を実行してもよい。
[0010]
 このような本発明に係るマッサージ機によれば、使用者は、例えば定期的な健康診断等を行う際にマッサージ機の送信手段を用いて検査キット(例えば血液検査キット等)を注文する旨の情報を検査サービス機関に送信すると、その検査キット(例えば血液検査キット等)が使用者に送付されてくる。そして、使用者の検体サンプル(例えば血液等)を収容して検査サービス機関等に返送すると、検査サービス機関等で検体サンプル(例えば血液等)が検査された後、マッサージ機の受信手段が、検査サービス機関から検査結果(例えばγ-GTP等)を受信する。
[0011]
上記発明においては、表示部と、前記検査結果及び複数のマッサージコースを記憶する記憶部と、前記検査結果に基づいて前記使用者の健康状態が解析される解析手段と、を備え、前記解析手段は前記使用者の健康状態を前記表示部に表示すること、前記使用者の健康状態に基づいて前記記憶部に記憶された特定のマッサージコースを自動的に選択すること及び前記使用者の健康状態に基づいて前記記憶部に記憶された特定のマッサージコースを推奨することの少なくともいずれか1つを実行することが好ましい。
ここで、「健康状態」とは、現在の検査結果のみから得られるものであってもよく、基準値と現在の検査結果とを比較することで得られる比較情報や、過去に記憶された検査結果と現在の検査結果とを比較することで得られる比較情報等であってもよく、例えば過去に記憶された測定値(検査結果)と現在の測定値(検査結果)とを比較する場合には、時間と測定値との関係を示すグラフ等で示される。
[0012]
上記発明においては、前記検査キットは、血液検査、大腸がん検査、生活習慣病検査、尿検査、ピロリ菌検査、便中ヘモグロビン検査、骨粗しょう症検査、肺がん検査、前立腺がん検査、子宮頸がん検査及びアレルギー検査からなる群から選択された1種以上の検査を行うための検査キットであることが好ましい。
上記発明においては、前記検査結果は、健康状態に関する測定値と、健康状態に関するアドバイスと、及びマッサージコースに関する情報の少なくとも1つを含むことが好ましい。
このような本発明に係るマッサージ機は、検査サービス機関が解析手段を備えている場合には、検査サービス機関から送信される検査結果に解析手段で解析した情報(例えば、使用者に適したマッサージコース情報)を含めることができる。例えば血液検査の結果に基づいて腎臓の働きが低下していると考えられる場合、アドバイスとして「クレアニチンと尿酸の項目で基準値より多い結果が出ています。過労やストレスが原因で一時的に出ている可能性もありますが、腎臓機能が低下している可能性もあります。専門機関への受診をおすすめします。」というメッセージや、マッサージコースに関する情報として「腎臓の働きが活発でない人向けのマッサージは、外関→三陰交→腎兪を中心としたコースです。外関は手首のツボで、体を目覚めさせる効果が期待されます(図8(b)参照、出典「経路・ツボの基本」著者:森英俊)。三陰交は足首の内側にあるツボで、水分の流れをよくする効果が期待されます(図8(c)参照)。腎兪は腰にあるツボで、腎疾患を治療する効果が期待されます(図8(a)参照)。また、腎臓の代表的な症状で全身のだるさを和らげる効果があるとされている天柱を刺激してもいいでしょう。おすすめのコースは求心コースです。」というメッセージが含まれる。
上記発明においては、前記記憶部には、前記検査結果が経時的に蓄積されるように構成されていることが好ましい。
このような本発明に係るマッサージ機は、健康検査サービス機関から検査結果を受信すれば記憶部にこれを記憶させる。これにより、解析手段は、例えば過去の健康診断時の検査結果(例えばγ-GTP等)と現在の健康診断時の検査結果(例えばγ-GTP等)とを比較することにより、使用者の健康状態(例えば肝臓の疲労が過去に比して激しい等)をより適切に解析することができ、より適切なマッサージコースを自動的に選択したり推奨したりすることができる。
上記発明においては、スマートフォン及びタブレット型通信装置からなる群から選択された1種以上の外部端末を備え、前記外部端末は、前記検査サービス機関のサーバとデータの交信が可能な通信機能を有することが好ましい。
このような本発明に係るマッサージ機は、検査結果を使用者の外部端末で確認することができるようにすることで、マッサージ機で確認しなくても自身の外部端末で簡単に確認できる。
また、使用者(親)が高齢者である場合、使用者(親)から離れた場所に住む第三者(子供)の外部端末で、使用者(親)の検査結果を確認することができる。このようにすれば、使用者(親)の健康状態を遠方の第三者(子供)が確認する「見守り」ができる。

発明の効果

[0013]
本発明に係るマッサージ機によれば、マッサージ機自体から検査キットの申込みを行うことができ、そのマッサージ機自体にその検査結果が届くため、使用者の健康状態をチェックすることができる。そして、使用者がマッサージを行う際に、届けられた検査結果を利用することで、より適切なマッサージを実行したり、より適切なマッサージコースを選択したりすることができる。

図面の簡単な説明

[0014]
[図1] 健康検査サービスシステムの構成を示す概念図である。
[図2] 健康検査サービスシステムの処理の手順を説明するための図である。
[図3a] 本発明の実施形態に係るマッサージ機の構成を示すブロック図である。
[図3b] ディスプレイに表示される検査キット選択画面の一例である。
[図3c] ディスプレイに表示されたアドバイス表示画面の一例である。
[図3d] ディスプレイに表示されたマッサージコース情報画面の一例である。
[図4] 健康検査サービス方法の一例を説明するための図である。
[図5] 健康検査サービス方法の一例を説明するための図である。
[図6] 本発明の実施形態に係るマッサージ機の構成を示すブロック図である。
[図7] 本発明の実施形態に係るマッサージ機の構成を示すブロック図である。
[図8a] 腎兪の位置を示す図である。
[図8b] 外関の位置を示す図である。
[図8c] 三陰交の位置を示す図である。

発明を実施するための形態

[0015]
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
[0016]
(実施形態1)
<健康検査サービスシステム(人間ドックシステム)>
図1は、健康検査サービスシステムの構成を示す概念図であり、図2は、健康検査サービスシステムの処理の手順を説明するための図である。健康検査サービスシステム1は、使用者の自宅101に設置されたマッサージ機100と、検査サービス機関110に設置されたサーバ111と、検査機関120に設置されたコンピュータ121とを備える。そして、マッサージ機100のコントローラ(制御部)10とサーバ111とは公衆回線網(以下「コンピュータネットワーク」ともいう)130によって互いに接続可能となっているとともに、サーバ111とコンピュータ121とはコンピュータネットワーク130によって互いに接続可能となっている。
[0017]
<検査機関>
検査機関120は、例えば様々な検査キットを製造し且つ使用者の検体サンプルを検査する衛生検査所である。
 上記検査キットとしては、血液検査、大腸がん検査、生活習慣病検査、尿検査、ピロリ菌検査、便中ヘモグロビン検査、骨粗しょう症検査、肺がん検査、前立腺がん検査、子宮頸がん検査、アレルギー検査等を行うための検査キット等が挙げられ、様々な検査キットの内から使用者によって所定の検査キットが選択されることになる。
[0018]
そして、検査機関120には、CPUやメモリ等から構成されたコンピュータ121が設置されており、コンピュータ121は、検査サービス機関110のサーバ111から使用者の自宅101に所定の検査キットを郵送する旨のメール(情報)を受信する受注手段121aと、検査サービス機関110のサーバ111に検査結果(測定値)を送信する送信手段121bとを有する。なお、本実施形態1では、検査サービス機関110と検査機関120とコントローラ10との間での「情報」のやり取りとしてメールでのやり取りについて説明するが、これに限定されるものではなく、他の方法での情報のやり取りについては後述する実施形態4や実施形態5で説明することとする。
[0019]
このような検査機関120では、図2に示すように検査サービス機関110から使用者の自宅101に所定の検査キットを郵送する旨のメールを受信する受注工程S102と、使用者の自宅101に所定の検査キットを送付する送付工程S103と、使用者から返送されてきた検体サンプルが収容された検査キットを受取る受取工程S104と、使用者の検体サンプルを検査する検査工程S105と、検査サービス機関110に検査結果(測定値)を送信する送信工程S106との5つの工程が実行される。
上記検査結果としては、総タンパク、アルブミン、A/G比、GOT・GPT、AST・ALT、γ-GTP、総ビリルビン、尿酸、クレアニチン、尿素窒素、総コレステロール、HDL・LDLコレステロール、中性脂肪、HbA1c、血清血糖、血清鉄、アミラーゼ、カルシウム、尿タンパク、尿糖、尿潜血、便潜血等の測定値等が挙げられる。
[0020]
<検査サービス機関>
検査サービス機関110は、マッサージ機100の販売元であり、さらにサーバ111を用いて健康検査サービスシステム(人間ドックシステム)1を運営し且つ管理している。そして、検査サービス機関110には、CPUやメモリ等から構成されたサーバ111が設置されており、サーバ111は、マッサージ機100のコントローラ10から検査キットを注文する旨のメール(情報)を受信する受信手段111aと、使用者の自宅101に所定の検査キットを郵送する旨のメールを検査機関120に送信する発注手段111dと、検査機関120のコンピュータ121から検査結果(測定値)を受信する受信手段111bと、マッサージ機100のコントローラ10に検査結果(測定値及びアドバイス)を送信する送信手段111cとを有する。
 送信手段111cは、マッサージ機100のコントローラ10以外にコンピュータネットワーク130を介してスマートフォンやタブレット型通信装置からなる外部端末に検査結果を送ってもよい。このようにすることで、使用者が持つ外部端末で使用者の検査結果を確認することができる。また、使用者(親)が高齢者である場合、使用者(親)から離れた場所に住む第三者(子供)の外部端末で、使用者(親)の検査結果を確認することができる。このようにすれば、使用者(親)の健康状態を遠方の第三者(子供)が確認する「見守り」ができる。
[0021]
このような検査サービス機関110では、図2に示すようにマッサージ機100のコントローラ10から送信された所定の検査キットを注文する旨のメールを受信する受信工程S101と、使用者の自宅101に所定の検査キットを郵送する旨のメールを検査機関120のコンピュータ121に送信する発注工程S102と、検査機関120のコンピュータ121から検査結果(測定値)を受信する受信工程S106と、使用者の検体サンプルの検査結果(測定値)を診断する診断工程S107と、検査結果(測定値及びアドバイス)をマッサージ機100のコントローラ10に送信する送信工程S108との5つの工程が実行される。
なお、診断工程S107では、医者や検査技師や検査サービス機関110の人間等による問診、触診或いは測定値からの判断等が行われ、例えば血液検査の結果に基づいて腎臓の働きが低下していると考えられる場合、医者等によりアドバイス(例えば、「クレアニチンと尿酸の項目で基準値より多い結果が出ています。過労やストレスが原因で一時的に出ている可能性もありますが、腎臓機能が低下している可能性もあります。専門機関への受診をおすすめします。」というメッセージ)や、検査サービス機関110の人間等によりマッサージコースに関する情報(例えば、「腎臓の働きが活発でない人向けのマッサージは、外関→三陰交→腎兪を中心としたコースです。外関は手首のツボで、体を目覚めさせる効果が期待されます。三陰交は足首の内側にあるツボで、水分の流れをよくする効果が期待されます。腎兪は腰にあるツボで、腎疾患を治療する効果が期待されます。また、腎臓の代表的な症状で全身のだるさを和らげる効果があるとされている天柱を刺激してもいいでしょう。おすすめのコースは求心コースです。」というメッセージ)等が検査結果として作成される。
[0022]
<マッサージ機>
ここで、図3aは、本発明の実施形態に係るマッサージ機100の構成を示すブロック図である。マッサージ機100は、座部や背凭れ部やフットレストや肘掛け部等を備える椅子本体20と、モータや施療子等を備えるマッサージユニット30と、マッサージユニット30を制御する制御部40と、マッサージ動作に係る各種操作入力を受付けるコントローラ10とから主として構成されている。
[0023]
マッサージユニット30は、例えば背凭れ部等に内蔵されたものであり、モータによって駆動される施療子を備えるとともに、この施療子の動作位置(上下位置、幅位置)と、施療子の動作速度及び変位量とを変更することができるように構成されている。
[0024]
制御部40は、CPUやメモリ等から構成されたものであり、マッサージ実行の際、後述するコントローラ10の操作制御手段11bから指示信号を受取り、その指示信号に基づいて制御信号を出力してモータ等を作動させ、施療子等によるマッサージを実行する。
[0025]
このような制御部40に指示信号を出力するためのコントローラ10は、CPUやメモリ(記憶部14)等から構成されたものであり、コントローラ10にはディスプレイ12(表示部兼入力手段)及び複数の操作スイッチ13(入力手段)が設けられるとともに、椅子本体20側部のスタンド(図示せず)に着脱自在に配置される構成となっている。そして、コントローラ10は、制御部40と信号線により有線又は無線接続されている。
[0026]
コントローラ10に設けられた記憶部14は、施療子等の動作パターンを示すマッサージコースに係るデータを格納したものであり、予め複数のマッサージコースを記憶している。マッサージコースは、例えば揉み動作、叩き動作、指圧動作、ローリング動作、脚揉み動作、引き揉み動作、臀部揉み動作、肛門部バイブレーション動作を特定の速度(一定速度に限らず、速度が変化してもよい)で実行させたり、各動作を組み合わせ、所定の手順で(同時又は順次に)実行させたりするためのものであり、マッサージの目的に応じて求心コースや遠心コースやリラクゼーションコースやストレス解消コースやプロフェッショナルコース等が用意されている。例えば、「求心コース」とは、古代ヨーロッパで生まれた「マッサージ」の考えを取り入れた技法で、体の末端から心臓へ向けて血流を促す。戻りにくい末端の血液を心臓に送り返し、疲労回復を促し、新陳代謝を高めて体をリフレッシュさせる。また、「遠心コース」とは、古代中国で生まれた「あんま」の考えを取り入れたマッサージの技法で、心臓から体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせる。なお、マッサージコースは、マッサージユニット30の各種の動作だけでなく、リクライニング角度変更動作やフットレスト角度変更動作もさらに組み合わせたものであってもよい。
[0027]
さらに、コントローラ10に設けられた記憶部14は、検査結果に係るデータを格納するためのものでもあり、受信手段11dでサーバ111から受信された検査結果が検査日時とともに記憶されていくようになっている。すなわち、本実施形態に係るマッサージ機100では、検査結果が経時的に蓄積されるとともに検索される、いわゆるデータベース化されている。これにより、例えば過去の健康診断時の検査結果と現在の健康診断時の検査結果とを比較することで、使用者の健康状態を的確に解析して、適切なマッサージを実行したり、適切なマッサージコースを選択したり推奨したりすることができる。
また、経時的に蓄積された検査結果を用いれば、「健康状態の推移」を表示することができる。使用者は健康状態の推移を見ることで、過去から現在においての自身の健康状態の傾向を確認することができる。
[0028]
そして、コントローラ10は、選択可能なマッサージコースや各種情報等をディスプレイ12に画像として表示する表示制御手段11aと、操作スイッチ13やディスプレイ12に表示された画像に基づいての操作を含む使用者からの各種操作入力を受付け制御部40に指示信号を出力する操作制御手段11bと、検査キットを注文する旨のメールをサーバ111に送信する送信手段11cと、サーバ111から検査結果(測定値及びアドバイス)を受信する受信手段11dと、使用者の健康状態を解析する解析手段11eとを有る。
[0029]
送信手段11cは、検査キットを注文する旨のメールをサーバ111に送信する制御を行うものであり、例えば使用者が健康診断を行いたいときに、操作スイッチ13やディスプレイ12に表示された画像(検査キット選択画面)を用いて所定の検査キットを注文すると、送信手段11cから所定の検査キットを注文する旨のメールがサーバ111に送信されるようになっている。図3bは、ディスプレイ12に表示される検査キット選択画面の一例である。これにより、後日、所定の検査キットが検査機関120から使用者の自宅101に郵送されてくることになる。すなわち、本実施形態に係るマッサージ機100では、マッサージ機100自体から検査キットの申込みを行うことができる。
 また、ディスプレイ12にQRコード(登録商標)が表示されるようになっており、スマートフォンやタブレット型通信装置からなる外部端末を用いてQRコード(登録商標)を読み取ることで、検査キットを注文することができるようになっていてもよい。
[0030]
 受信手段11dは、サーバ111から検査結果(測定値及びアドバイス)を受信して、記憶部14に検査日時とともに記憶させる制御を行うものである。これにより、例えば2015年1月と2016年1月と2017年1月とに使用者が健康診断を行っていれば、2015年1月に受信した検査結果と、2016年1月に受信した検査結果と、2017年1月に受信した検査結果とが記憶されていることになる。
[0031]
解析手段11eは、使用者の健康状態をディスプレイ12に画像として表示したり(健康状態チェック機能)、使用者の健康状態に基づいて特定のマッサージコースを自動的に選択したり推奨したり(マッサージコース選択機能)する制御を行うものであり、例えば使用者がマッサージを行う前に、操作スイッチ13やディスプレイ12に表示された画像を用いて健康状態を確認したい旨の操作を行うと、記憶部14に記憶されたデータに基づいて、健康状態として時間と測定値との関係を示すグラフ等が表示されるようになっている。また、受信手段11dが検査結果(アドバイス)を受信していれば、解析手段11eはアドバイスをディスプレイ12に表示させてもよい。図3(c)は、ディスプレイ12に表示されたアドバイス表示画面の一例である。ディスプレイ12には、診断工程S107で医者等により作成されたメッセージが表示されている。これにより、本実施形態に係るマッサージ機100では、使用者は、どのようなマッサージコースを選択すればよいかを認識することができ、適切なマッサージコースを選択することができ、例えば腎臓の働きを回復させることができる。
さらに、解析手段11eは検査サービス機関110側にあっても良く、検査サービス機関110側にあることで、例えば、解析手段で検査結果に基づいて使用者の健康状態や使用者の適したマッサージコース情報を解析し、マッサージ機100側が受信して表示することができる。図3(d)は、ディスプレイ12に表示されたマッサージコース情報画面の一例である。ディスプレイ12には、「腎臓の働きが活発でない人向けのマッサージは、外関→三陰交→腎兪を中心としたコースです。外関は手首のツボで、体を目覚めさせる効果が期待されます。三陰交は足首の内側にあるツボで、水分の流れをよくする効果が期待されます。また、腎臓の代表的な症状で全身のだるさを和らげる効果があるとされている天柱を刺激してもいいでしょう。おすすめのコースは求心コースです。」のメッセージ等が表示されている。これにより、本実施形態に係るマッサージ機100では、使用者は、求心コースを選択すればよいことを認識することができ、例えば腎臓の働きを回復させることができる。このとき、使用者のマッサージ機100に求心コース等のおすすめのコースが記憶されていないときには、おすすめのコースが検査サービス機関110から提供されたり、おすすめのコースの購入が勧められたりするようになっていてもよい。
[0032]
<健康検査サービス方法>
 図2を用いて健康検査サービス方法について説明する。健康検査サービス方法では、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100から送信された所定の検査キットを注文する旨のメールを受信する工程S101と、検査サービス機関110が検査機関120に所定の検査キットを発注する工程S102と、検査機関120が使用者の自宅101に所定の検査キットを送付する工程S103と、使用者が検体サンプルが収容された検査キットを検査機関120に返送する工程S104と、検査機関120が検体サンプルを検査する工程S105と、検査サービス機関110が検査機関120から検査結果(測定値)を取得する工程S106と、検査サービス機関110が検査結果(測定値)を診断する工程S107と、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100に検査結果(測定値及びアドバイス)を送信する工程S108とがこの順で実行される。
[0033]
以上のように実施形態1に係るマッサージ機100によれば、マッサージ機100自体から検査キットの申込みを行うことができ、マッサージ機100自体に検査結果(測定値及びアドバイス)が届くため、使用者の健康状態をチェックすることができる。そして、使用者がマッサージを行う際に、その健康状態を利用して適切なマッサージを実行することができる。さらに、経時的に蓄積された検査結果(測定値及びアドバイス)を利用することで、より適切なマッサージを実行したり、より適切なマッサージコースを選択したりすることができる。
[0034]
(実施形態2)
図4は、健康検査サービス方法の他の一例を説明するための図である。健康検査サービス方法では、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100から送信された所定の検査キットを注文する旨のメールを受信する工程S201と、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100に所定の検査キットを送付する工程S202と、使用者が検体サンプルが収容された検査キットを検査機関120に返送する工程S203と、検査機関120が検体サンプルを検査する工程S204と、検査サービス機関110が検査機関120から検査結果(測定値)を取得する工程S205と、検査サービス機関110が検査結果(測定値)を診断する工程S206と、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100に検査結果(測定値及びアドバイス)を送信する工程S207とがこの順で実行される。
[0035]
(実施形態3)
実施形態1及び実施形態2においては、健康検査サービスシステム1は、使用者の自宅101に設置されたマッサージ機100と、検査サービス機関110に設置されたサーバ111と、検査機関120に設置されたコンピュータ121とを備える場合について述べたが、これに限定されるものではなく、使用者の自宅101に設置されたマッサージ機100と、検査サービス機関110に設置されたサーバ111とを備えるように構成してもよい。すなわち、実施形態3では検査機関120は全く関与しない。
[0036]
図5は、健康検査サービス方法を説明するための図である。健康検査サービス方法では、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100から送信された検査キットを注文する旨のメールを受信する工程S301と、検査サービス機関110が使用者に検査キットを送付する工程S302と、使用者が検体サンプルが収容された検査キットを検査サービス機関110に返送する工程S303と、検査サービス機関110が検体サンプルを検査する工程S304と、検査サービス機関110が検査結果(測定値)を診断する工程S305と、検査サービス機関110が使用者のマッサージ機100に検査結果(測定値及びアドバイス)を送信する工程S306とがこの順で実行される。
[0037]
(実施形態4)
実施形態1に係るマッサージ機100においては、コントローラ10が、検査キットを注文する旨のメールをサーバ111に送信する送信手段11cを有する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、ファクシミリ機やコンピュータ等とコントローラ10とが接続され、送信手段としてファクシミリ機やコンピュータ等を用いるように構成してもよい。図6は、本発明の実施形態4に係るマッサージ機200の構成を示すブロック図である。なお、上述したマッサージ機100と同様の構成部材については、同じ符号を付している。すなわち、実施形態4ではファクシミリ機(送信手段)111cがコントローラ10の外部に設けられている。そして、例えば使用者が健康診断を行いたいときに、ファクシミリ機(送信手段)111cから所定の検査キットを注文する旨のFAX用紙(情報)を送信するようになっている。
(実施形態5)
実施形態1に係るマッサージ機100においては、コントローラ10が、サーバ111から検査結果を受信する受信手段11dを有する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、タグ読取機やバーコードリーダやコンピュータ等とコントローラ10とが接続され、受信手段としてタグ読取機やバーコードリーダやコンピュータ等を用いるように構成してもよい。これにより検査サービス機関は例えば封筒(郵便物)にタグやバーコードが貼付されているものを使用することも可能である。図7は、本発明の実施形態5に係るマッサージ機300の構成を示すブロック図である。なお、上述したマッサージ機100と同様の構成部材については、同じ符号を付している。すなわち、実施形態5ではバーコードリーダ(受信手段)111dがコントローラ10の外部に設けられている。そして、例えば自宅101に届けられる郵便物にバーコード(情報)が印刷されており、そのバーコードをバーコードリーダ(受信手段)111dで読み取ることで検査結果を取得するようになっている。
なお、コントローラ10等と外部に設けられた送信手段及び受信手段との両方とが接続されるように構成してもよい。

産業上の利用可能性

[0038]
本発明に係るマッサージ機は、マッサージ機自体から検査キットの申込みを行うことができ、そのマッサージ機自体にその検査結果が届くため、使用者の健康状態をチェックすることができるマッサージ機等として有用である。

符号の説明

[0039]
10  コントローラ
11a 表示制御手段
11b 操作制御手段
11c 送信手段
11d 受信手段
11e 解析手段
12  ディスプレイ
13  操作スイッチ
14  記憶部
20  椅子本体
30  マッサージユニット
40  制御部
100 マッサージ機
110 検査サービス機関
111 サーバ
120 検査機関
121 コンピュータ

請求の範囲

[請求項1]
 使用者の身体をマッサージするためのマッサージユニットと、
 前記マッサージユニットの動作を制御する制御部とを備え、
 前記制御部は、検査サービス機関のサーバとデータの交信が可能な通信機能を有し、当該検査サービス機関による健康検査サービスが付帯されたマッサージ機であって、
 前記制御部は、検査キットの注文する旨の情報を前記検査サービス機関に送信する送信手段と、
 前記送信手段で注文した後、送付されてきた前記検査キットに前記使用者の検体サンプルを収容して返送すると、前記検体サンプルが検査され、前記検査サービス機関から検査結果を受信する受信手段とを有することを特徴とするマッサージ機。
[請求項2]
 表示部と、
 前記検査結果及び複数のマッサージコースを記憶する記憶部と、
 前記検査結果に基づいて前記使用者の健康状態が解析される解析手段と、を備え、
 前記解析手段は前記使用者の健康状態を前記表示部に表示すること、前記使用者の健康状態に基づいて前記記憶部に記憶された特定のマッサージコースを自動的に選択すること及び前記使用者の健康状態に基づいて前記記憶部に記憶された特定のマッサージコースを推奨することの少なくともいずれか1つを実行することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
[請求項3]
 前記検査キットは、血液検査、大腸がん検査、生活習慣病検査、尿検査、ピロリ菌検査、便中ヘモグロビン検査、骨粗しょう症検査、肺がん検査、前立腺がん検査、子宮頸がん検査及びアレルギー検査からなる群から選択された1種以上の検査を行うための検査キットであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。
[請求項4]
 前記検査結果は、健康状態に関する測定値と、健康状態に関するアドバイスと、及びマッサージコースに関する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のマッサージ機。
[請求項5]
 前記記憶部には、前記検査結果が経時的に蓄積されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
[請求項6]
 スマートフォン及びタブレット型通信装置からなる群から選択された1種以上の外部端末を備え、
 前記外部端末は、前記検査サービス機関のサーバとデータの交信が可能な通信機能を有することを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のマッサージ機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3a]

[ 図 3b]

[ 図 3c]

[ 図 3d]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8a]

[ 図 8b]

[ 図 8c]