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1. (WO2018179558) 通信装置、通信システムおよびコンテンツ収集方法
Document

明 細 書

発明の名称 通信装置、通信システムおよびコンテンツ収集方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231  

産業上の利用可能性

0232  

符号の説明

0233  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2  *   3   4   5   6   7  *   8  *   9   10  *   11  *   12  *  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19  

明 細 書

発明の名称 : 通信装置、通信システムおよびコンテンツ収集方法

技術分野

[0001]
 本発明は、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システム、および通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法に関するものである。

背景技術

[0002]
 現在、インターネットが広く普及している。このインターネットでは、サーバに蓄積されたコンテンツをユーザ端末で取得する場合、サーバのIPアドレスを入手して、そのIPアドレスを用いてサーバにアクセスすることで、必要なコンテンツを取得することができる。
[0003]
 一方、現在のインターネットに代わる技術として、コンテンツ中心ネットワークの技術が知られている(特許文献1参照)。このコンテンツ中心ネットワークは、CCN(Contents Centric Network)、ICN(Information Centric Network)、NDN(Named Data Network)とも呼ばれており、ネットワーク内の装置に蓄積されたコンテンツを、コンテンツ名を用いて収集することができるように構築されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2015-212935号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 さて、コンテンツ中心ネットワークでは、必要なコンテンツを特定する文字情報を記載したコンテンツ名をインタレスト(メッセージ)に付加してユーザ端末から送信することで、必要なコンテンツをネットワーク内の装置から収集することができる。しかしながら、収集したコンテンツには、ユーザが望まないものも多数含まれる。
[0006]
 例えば、デパートに設置されたセキュリティカメラの画像を用いて、デパートで迷子になった子供を探し出す場合、コンテンツ名に、「セキュリティカメラ画像」の文字と、迷子になった子供が滞在していたと想定される場所や時刻などの文字を記載して、インタレストを送信することが考えられる。この場合、収集したコンテンツ(カメラ画像)には、迷子になった子供が映っていないコンテンツも多数含まれる。
[0007]
 このため、ユーザ端末では、ユーザが、表示した多数のコンテンツの中から、迷子になった子供の画像が含まれるコンテンツを選び出す必要があり、大変な手間を要する。また、ユーザ端末で、迷子になった子供の顔画像を用いて、取得したコンテンツに対して照合処理を行って、迷子になった子供の画像が含まれるコンテンツを選び出すこともできるが、コンテンツが多数収集されると、処理に長時間を要するという問題があった。
[0008]
 そこで、本発明は、探索対象を識別する情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができ、さらに、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる通信装置、通信システムおよびコンテンツ収集方法を提供することを主な目的とする。

課題を解決するための手段

[0009]
 本発明の通信装置は、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、コンテンツを蓄積する記憶部と、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、前記探索対象に関するコンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、を備える構成とする。
[0010]
 また、本発明の通信システムは、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システムであって、前記通信装置は、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、前記コンテンツ蓄積装置から送信される探索対象に関するコンテンツを受信する受信部と、を備え、前記コンテンツ蓄積装置は、コンテンツを蓄積する記憶部と、前記検索条件情報および前記探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、前記探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信する送信部と、を備える構成とする。
[0011]
 また、本発明のコンテンツ収集方法は、通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法であって、前記通信装置が、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信し、前記コンテンツ蓄積装置が、前記インタレストを受信すると、自装置に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得して、その探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信し、前記通信装置が、前記コンテンツ蓄積装置から送信される前記探索対象に関するコンテンツを受信する構成とする。

発明の効果

[0012]
 本発明によれば、探索対象識別情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができる。さらに、照合処理が、コンテンツ中心ネットワーク上の複数の通信装置で並行して行われるため、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 第1実施形態に係る通信システムの全体構成図
[図2] ユーザ端末1の概略構成を示すブロック図
[図3] カメラ2の概略構成を示すブロック図
[図4] サーバ3の概略構成を示すブロック図
[図5] ルータ4の概略構成を示すブロック図
[図6] インタレストの構成の一例を示す説明図
[図7] インタレストのコンテンツ名の一例を示す説明図
[図8] ルータ4の記憶部43のFIB、PITおよびCSの登録内容の一例を示す説明図
[図9] インタレスト付随情報の一例を示す説明図
[図10] 図9に示した例の場合のCSの登録内容の一例を示す説明図
[図11] ユーザ端末1の動作手順を示すフロー図
[図12] ルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図
[図13] 第1実施形態の変形例に係るルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図
[図14] 第2実施形態に係る通信システムの全体構成図
[図15] 第2実施形態に係るコンテンツ名の一例を示す説明図
[図16] 第2実施形態に係るインタレスト付随情報の一例を示す説明図
[図17] 第2実施形態に係るルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図
[図18] 第2実施形態の変形例に係るルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図
[図19] 第3実施形態に係るインタレスト付随情報の一例を示す説明図

発明を実施するための形態

[0014]
 前記課題を解決するためになされた第1の発明は、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、コンテンツを蓄積する記憶部と、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、前記探索対象に関するコンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、を備える構成とする。
[0015]
 これによると、探索対象識別情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができる。さらに、照合処理が、コンテンツ中心ネットワーク上の複数の通信装置で並行して行われるため、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる。
[0016]
 また、第2の発明は、前記受信部は、前記探索対象識別情報とともに、前記コンテンツの位置および時間に関する検索条件情報が、前記コンテンツ名またはインタレスト付随情報に付加されたインタレストを受信し、前記制御部は、前記検索条件情報に基づいて前記検索処理を行う構成とする。
[0017]
 これによると、照合処理の対象となるコンテンツを検索処理により適切に絞り込むことができる。
[0018]
 また、第3の発明は、前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の画像を含む前記インタレストを受信し、前記制御部は、前記画像を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の画像が含まれる前記コンテンツを取得する構成とする。
[0019]
 これによると、探索対象となる人物が映るコンテンツをユーザが取得することができる。
[0020]
 また、第4の発明は、前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の名前を含む前記インタレストを受信し、前記制御部は、前記人物の名前を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の名前が記載された前記コンテンツを取得する構成とする。
[0021]
 これによると、探索対象となる人物が記載されたコンテンツをユーザが取得することができる。
[0022]
 また、第5の発明は、前記受信部は、前記照合処理の条件を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、前記制御部は、前記照合処理の条件を指定する情報に基づいて、前記照合処理を行う構成とする。
[0023]
 これによると、ユーザが指定した条件で、照合処理を通信装置に行わせることができる。
[0024]
 また、第6の発明は、前記受信部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、前記制御部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報に基づいて、前記照合処理の結果の通知を前記コンテンツの要求元に送信する構成とする。
[0025]
 これによると、ユーザが指定した通知方法で、照合処理の結果の通知を通信装置に行わせることができる。
[0026]
 また、第7の発明は、前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在し、当該コンテンツの照合処理を自装置で行う場合には、当該コンテンツのコンテンツ付随情報をインタレストに付加して他の通信装置に転送する構成とする。
[0027]
 これによると、複数の通信装置で同一のコンテンツに対する照合処理が重複して行われることを避けることができる。
[0028]
 また、第8の発明は、前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在する場合でも、当該コンテンツの照合処理を自装置で行わずに、当該コンテンツをインタレストとともに他の通信装置に送信する構成とする。
[0029]
 これによると、検索条件情報に適合するコンテンツを保持しない通信装置でも、当該コンテンツの照合処理ができるようになり、1つの通信装置に負荷が集中することを避けることができる。
[0030]
 また、第9の発明は、前記制御部は、自装置の負荷状態と、照合処理の待ち状態の件数と、自装置の処理能力との少なくともいずれかに基づいて、前記記憶部に存在する前記コンテンツの照合処理を自装置で行うか否かを判定する構成とする。
[0031]
 これによると、コンテンツの照合処理を自装置で行うか否かの判定を適切に行うことができる。
[0032]
 また、第10の発明は、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、前記コンテンツ中心ネットワーク内に接続された他の通信装置において前記検索条件情報に基づく検索処理および前記探索対象識別情報に基づく照合処理により取得した探索対象に関するコンテンツを受信する受信部と、を備える構成とする。
[0033]
 これによると、第1の発明と同様に、探索対象を識別する情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができ、さらに、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる。
[0034]
 また、第11の発明は、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システムであって、前記通信装置は、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、前記コンテンツ蓄積装置から送信される探索対象に関するコンテンツを受信する受信部と、を備え、前記コンテンツ蓄積装置は、コンテンツを蓄積する記憶部と、前記検索条件情報および前記探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、前記探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信する送信部と、を備える構成とする。
[0035]
 これによると、第1の発明と同様に、探索対象を識別する情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができ、さらに、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる。
[0036]
 また、第12の発明は、通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法であって、前記通信装置が、検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信し、前記コンテンツ蓄積装置が、前記インタレストを受信すると、自装置に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得して、その探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信し、前記通信装置が、前記コンテンツ蓄積装置から送信される前記探索対象に関するコンテンツを受信する構成とする。
[0037]
 これによると、第1の発明と同様に、探索対象を識別する情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができ、さらに、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる。
[0038]
 以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
[0039]
(第1実施形態)
 図1は、第1実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
[0040]
 この通信システムは、ユーザ端末1(通信装置)と、複数のカメラ2(撮像装置、通信装置、コンテンツ蓄積装置)と、サーバ3(サーバ装置、通信装置、コンテンツ蓄積装置)と、複数のルータ4(転送装置、通信装置、コンテンツ蓄積装置)と、を備えている。ユーザ端末1、カメラ2、サーバ3およびルータ4は、コンテンツ中心ネットワークを介して相互に接続されている。
[0041]
 ユーザ端末1は、ユーザ(探索者)が操作するものである。本実施形態では、探索対象となる人物の顔画像を用いて、探索対象となる人物が映るコンテンツ(カメラ画像)を収集して、探索対象となる人物の居場所を見つける人物探索を行う。なお、コンテンツ(カメラ画像)は動画、静止画のどちらでもよい。
[0042]
 カメラ2は、設置場所の周辺を撮影する。本実施形態では、セキュリティカメラ(防犯カメラ、監視カメラ)とする。また、カメラ2は、自装置で撮影したコンテンツ(カメラ画像)を自装置に蓄積する。また、カメラ2は、自装置で撮影したコンテンツ(カメラ画像)をネットワークの状況にあわせて定期的にサーバ3に送信する。
[0043]
 サーバ3は、各カメラ2から送信されるコンテンツ(カメラ画像)を蓄積する。
[0044]
 ルータ4は、カメラ2からサーバ3にコンテンツ(カメラ画像)を送信する際にコンテンツの中継を行う。このとき、受信したコンテンツ(カメラ画像)を自装置に蓄積する。したがって、カメラ2からサーバ3にコンテンツを送信する経路上のルータ4には、送信元のカメラ2のコンテンツが次々に蓄積される。なお、ルータ4に蓄積されたコンテンツは、所定の期間が経過すると削除される。
[0045]
 コンテンツ中心ネットワークは、ネットワーク内の装置(カメラ2、サーバ3およびルータ4)に蓄積されたコンテンツを、ユーザ端末1がコンテンツ名で収集することができるように構築されたものである。
[0046]
 このコンテンツ中心ネットワークでは、コンテンツの要求元のユーザ端末1からインタレスト(コンテンツ要求メッセージ)を送信すると、そのインタレストをルータ4が受信し、ルータ4は、受信したインタレストを近隣の装置に転送し、このルータ4によるインタレストの転送が順次繰り返されて、カメラ2やサーバ3にインタレストが到達する。
[0047]
 ルータ4、カメラ2およびサーバ3では、インタレストを受信すると、そのインタレストに付加されたコンテンツ名に該当するコンテンツを、自装置に蓄積されたコンテンツの中から選択して、コンテンツの要求元のユーザ端末1に送信する。
[0048]
 ここで、本実施形態では、コンテンツの要求元のユーザ端末1で、ユーザ(探索者)が、検索条件や探索対象となる人物の顔画像を指定することで、検索条件情報および顔画像がコンテンツ名やインタレスト付随情報として付加されたインタレストを生成して送信する。
[0049]
 ルータ4、カメラ2およびサーバ3では、インタレストを受信すると、インタレストに付加された検索条件に該当するコンテンツを検索し、次に、インタレストに付加された顔画像を用いて、検索で見つかったコンテンツに対して照合処理を行って、探索対象となる人物が映るコンテンツを取得して、そのコンテンツを、コンテンツの要求元(インタレストの送信元)のユーザ端末1に送信する。
[0050]
 このように本実施形態では、各カメラ2で撮影されたコンテンツ(カメラ画像)が、ルータ4、カメラ2およびサーバ3に蓄積され、このルータ4、カメラ2およびサーバ3で照合処理が並行して行われるため、コンテンツがサーバ3にのみ蓄積されて、照合処理をサーバ3で行うシステムと比較して、サーバ3の負荷を軽減することができ、また、ユーザ端末1で要求したコンテンツを短時間で収集することができる。
[0051]
 次に、ユーザ端末1の概略構成について説明する。図2は、ユーザ端末1の概略構成を示すブロック図である。
[0052]
 ユーザ端末1は、通信部11(受信部、送信部)と、制御部12と、記憶部13と、入力部14と、表示部15と、を備えている。
[0053]
 通信部11は、コンテンツ中心ネットワークにインタレストを送信し、そのインタレストの応答としてコンテンツ中心ネットワークから送信されるコンテンツを受信する。
[0054]
 記憶部13は、制御部12で実行するプログラムおよび受信したコンテンツを記憶する。
[0055]
 入力部14は、検索条件や探索対象となる人物の顔画像などを指定する入力操作をユーザが行う。表示部15は、通信部11で受信したコンテンツや、制御部12で生成した解析結果情報を表示する。
[0056]
 制御部12は、インタレスト送信制御部16と、解析処理部17と、を備えている。この制御部12は、プロセッサで構成され、制御部12の各部は、記憶部13に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
[0057]
 インタレスト送信制御部16は、ユーザが入力した検索条件情報を取得するとともに、ユーザが指定した探索対象となる人物の顔画像を取得して、検索条件情報および顔画像を含むコンテンツ名およびインタレスト付随情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストを通信部11から送信する。
[0058]
 解析処理部17は、通信部11で受信したコンテンツに対して解析処理を行い、探索対象とした人物が移動した経路に関する移動経路情報などを生成する。
[0059]
 次に、カメラ2の概略構成について説明する。図3は、カメラ2の概略構成を示すブロック図である。
[0060]
 カメラ2は、撮像部21と、通信部22(受信部、送信部)と、制御部23と、記憶部24と、を備えている。
[0061]
 撮像部21は、カメラ2の周辺を撮影して、撮影画像を出力する。
[0062]
 通信部22は、コンテンツ中心ネットワークとの間でインタレストおよびコンテンツの送受信を行うフェースを備えている。
[0063]
 記憶部24は、制御部23で生成したコンテンツ(カメラ画像)を蓄積する。また、記憶部24は、制御部で実行するプログラムを記憶する。
[0064]
 なお、記憶部24は、記憶容量に制限があるため、所定時間分のコンテンツが蓄積されると、そのコンテンツを通信部22からサーバ3に送信して、空き容量を確保する。
[0065]
 制御部23は、コンテンツ生成部25と、検索処理部26と、照合処理部27と、通知制御部28と、を備えている。この制御部23は、プロセッサで構成され、制御部23の各部は、記憶部24に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
[0066]
 コンテンツ生成部25は、撮像部21から出力された撮影画像に、位置情報(撮影場所など)や時間情報(撮影時刻など)などを含む属性情報を付加したコンテンツ(カメラ画像)を生成する。なお、属性情報は、コンテンツとは別のデータとして管理されるようにしてもよく、また、コンテンツ名やコンテンツ付随情報として管理されるようにしてもよい。
[0067]
 検索処理部26は、通信部22でインタレストを受信すると、そのインタレストのコンテンツ名に記載された検索条件情報を取得して、記憶部24に蓄積されたコンテンツの中から、検索条件に該当するコンテンツを検索する。
[0068]
 照合処理部27は、インタレストに付加された探索対象となる人物の顔画像を用いて、検索処理部26で見つかったコンテンツ(カメラ画像)を対象にして、探索対象となる人物が映っているか否かの照合処理を行う。
[0069]
 通知制御部28は、検索条件に該当するコンテンツが存在し、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった場合は、そのコンテンツを要求元に送信する。また、検索条件に該当するコンテンツが存在するが、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合は、その旨の照合失敗通知を、コンテンツの要求元に送信する。
[0070]
 次に、サーバ3の概略構成について説明する。図4は、サーバ3の概略構成を示すブロック図である。
[0071]
 サーバ3は、通信部31(受信部、送信部)と、制御部32と、記憶部33と、を備えている。
[0072]
 通信部31は、コンテンツ中心ネットワークとの間でインタレストおよびコンテンツの送受信を行うフェースを備えている。
[0073]
 記憶部33は、通信部31で受信したコンテンツを蓄積する。また、記憶部33は、制御部32で実行するプログラムを記憶する。
[0074]
 制御部32は、検索処理部35と、照合処理部36と、通知制御部37と、を備えている。この制御部32は、プロセッサで構成され、制御部32の各部は、記憶部33に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
[0075]
 検索処理部35は、通信部31でインタレストを受信すると、そのインタレストのコンテンツ名に記載された検索条件情報を取得して、記憶部33に蓄積されたコンテンツの中から、検索条件に該当するコンテンツを検索する。
[0076]
 照合処理部36は、インタレストに付加された探索対象となる人物の顔画像を用いて、検索処理部35で見つかったコンテンツ(カメラ画像)を対象にして、探索対象となる人物が映っているか否かの照合処理を行う。
[0077]
 通知制御部37は、検索条件に該当するコンテンツが存在し、検索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった場合は、コンテンツを要求元に送信する。また、検索条件に該当するコンテンツが存在するが、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合は、その旨の照合失敗通知を、コンテンツの要求元に送信する。
[0078]
 次に、ルータ4の概略構成について説明する。図5は、ルータ4の概略構成を示すブロック図である。
[0079]
 ルータ4は、通信部41(受信部、送信部)と、制御部42と、記憶部43と、を備えている。
[0080]
 通信部41は、コンテンツ中心ネットワークとの間でインタレストおよびコンテンツの送受信を行う複数のフェースを備えている。各フェースでは、インタレストの受信および転送と、コンテンツの受信および転送と、が行われ、例えば、フェース0でインタレストを受信すると、そのインタレストをフェース1から転送する。また、インタレストの転送先から応答として送信されるコンテンツをフェース1で受信すると、そのコンテンツをフェース0からインタレストの送信元に転送する。
[0081]
 記憶部43は、FIB(forwarding information base)と、PIT(pending interest table)と、CS(content store)と、を備えている。また、記憶部43は、制御部42を構成するプロセッサで実行されるプログラムを記憶する。
[0082]
 FIBは、インタレストの転送に関する経路情報(ルーティングテーブル)であり、このFIBを参照して、インタレストの転送先を決定する。
[0083]
 PITは、コンテンツの転送に関する経路情報(ルーティングテーブル)であり、このPITを参照して、コンテンツの転送先フェースを決定する。なお、このコンテンツの転送先は、コンテンツに対応するインタレストの送信元(インタレストを受信したフェース)である。
[0084]
 CSは、インタレストの転送先から応答として送信されてフェースで受信したコンテンツを蓄積する。なお、カメラ2からサーバ3にコンテンツを送信する経路上にルータ4が存在する場合には、ルータ4はそのコンテンツをCSに蓄積する。
[0085]
 制御部42は、検索処理部45と、照合処理部46と、インタレスト転送制御部47と、通知制御部48と、を備えている。この制御部42は、プロセッサで構成され、制御部42の各部は、記憶部43に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
[0086]
 検索処理部45は、通信部41のフェースでインタレストを受信すると、そのインタレストのコンテンツ名に記載された検索条件情報を取得して、記憶部43のCSに蓄積されたコンテンツの中から、検索条件に該当するコンテンツを検索する。
[0087]
 照合処理部46は、インタレストに付加された探索対象となる人物の顔画像を用いて、検索処理部45で見つかったコンテンツ(カメラ画像)を対象にして、探索対象となる人物が映っているか否かの照合処理を行う。
[0088]
 インタレスト転送制御部47は、インタレストの転送を制御する。本実施形態では、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在しない場合や、検索条件に該当するコンテンツでも探索対象となる人物が映っていない場合に、インタレストを転送する。
[0089]
 通知制御部48は、検索条件に該当するコンテンツが存在し、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった場合は、そのコンテンツを要求元に送信する。また、検索条件に該当するコンテンツが存在するが、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合は、その旨の照合失敗通知を、コンテンツの要求元に送信する。
[0090]
 次に、インタレストの構成について説明する。図6は、インタレストの構成の一例を示す説明図である。
[0091]
 インタレストは、コンテンツ名およびインタレスト付随情報で構成され、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(例えば「セキュリテカメラィ画像」)が記載される。また、本実施形態では、インタレストに、探索対象となる人物を識別するための探索対象識別情報(顔画像)と、コンテンツの内容(種類)を表す文字以外の検索条件に関する検索条件情報と、が付加される。この探索対象識別情報および検索条件情報は、コンテンツ名に含めるようにしてもよく、また、インタレスト付随情報に含めるようにしてもよい。
[0092]
 図6(A-1)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリテカメラィ画像」)を含め、インタレスト付随情報に、検索条件情報と、探索対象識別情報(顔画像)とを含めるようにしている。
[0093]
 図6(A-2)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリテカメラィ画像」)と、検索条件情報とを含め、インタレスト付随情報に、探索対象識別情報(顔画像)とを含めるようにしている。
[0094]
 図6(A-3)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリテカメラィ画像」)と、検索条件情報と、探索対象識別情報(顔画像)とを含めるようにしている。
[0095]
 なお、コンテンツ名に探索対象識別情報を含める場合には、例えば、探索対象識別情報のバイナリデータをBase64の変換ルールに従ってテキストデータに変換するようにするとよい。
[0096]
 図6(B)に示す例では、探索対象識別情報のヘッダ領域に、画像が格納されることを表す識別子を付ける。また、探索対象識別情報のヘッダ領域に、探索対象識別情報のデータ長(Length of Data)、およびデータ長のサイズ(Length of Length)が格納される。このようにすると、探索対象識別情報をバイナリデータのままインタレストに付加することができる。
[0097]
 次に、インタレストのコンテンツ名に必要な情報を付加する例について説明する。図7は、インタレストのコンテンツ名の一例を示す説明図である。
[0098]
 図7に示す例では、検索条件として、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリティカメラ画像」)と、位置情報、すなわち、どの位置で撮影されたカメラ画像であるかに関する情報や、時間情報、すなわち、いつ撮影されたカメラ画像であるかに関する情報などを、コンテンツ名に含めるようにしている。
[0099]
 図7(A)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリティカメラ画像」)のみが記載されている。
[0100]
 図7(B)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字の他に、位置情報として、施設および階数とカメラ2の名前とが記載されている。なお、コンテンツ名では、各情報が記号(#)で区切られている。また、施設の階数を指定せずに、施設全体を対象としたり、施設(例えばデパート)の特定のエリア(例えばおもちゃ売り場)に限定したりするようにしてもよい。
[0101]
 図7(C)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字情報および位置情報に加えて、時間情報として、撮影期間の日時(年月日、撮影開始時刻および撮影終了時刻)が記載されている。
[0102]
 図7(D)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字情報の他に、位置情報として地名が記載され、また、時間情報として、撮影期間の日時(年月日、撮影開始時刻および録画時間)が記載されている。なお、位置情報では、市区町を限定せずに、県全体に拡大したり、地番まで指定して範囲を限定したりするようにしてもよい。
[0103]
 図7(E)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字情報および時間情報の他に、位置情報として経度および緯度が記載されている。
[0104]
 図7(F)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字情報の他に、カメラを管理している組織またはコンテンツの管理組織(警察署)の名前と、カメラ2の名前とが記載されている。このコンテンツ名では、コンテンツの所在を階層化する記号(/)で情報が区切られており、図7(F)に示す例では、警察署が管理しているカメラAで撮影されたセキュリティカメラ画像を指定することができる。
[0105]
 次に、ルータ4の記憶部43のFIB、PITおよびCSの登録内容について説明する。図8は、FIB、PITおよびCSの登録内容の一例を示す説明図である。
[0106]
 図8(A)に示すように、FIBには、コンテンツ名と、インタレスト転送フェースとが登録される。この図8(A)に示す例では、セキュリティカメラ画像を要求するインタレストを受信した場合に、フェース1にインタレストを転送することを表す。
[0107]
 図8(B)に示すように、PITには、コンテンツ名と、インタレスト受信フェース(コンテンツ転送フェース)とが登録される。この図8(B)に示す例では、カメラAのセキュリティカメラ画像を指定したインタレストをフェース0にて受信したこと、また、カメラBのセキュリティカメラ画像を指定したインタレストをフェース2にて受信したことを表す。
[0108]
 図8(C)に示すように、CSには、コンテンツ名と、インタレスト付随情報と、コンテンツのファイルデータの保存位置(アドレス)とが登録される。
[0109]
 次に、インタレスト付随情報に必要な情報を付加する例について説明する。図9は、インタレスト付随情報の一例を示す説明図である。
[0110]
 図7に示した例では、検索条件情報(位置情報や時間情報など)をコンテンツ名に含めるようにしたが、図9に示す例では、検索条件情報をインタレスト付随情報に含めるようにしている。
[0111]
 なお、図9に示す例では、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリティカメラ画像」)もインタレスト付随情報に含まれるが、これは、コンテンツ名に記載するようにしてもよい。
[0112]
 図9(A)に示す例では、インタレスト付随情報に、位置情報として施設の名前および階数が記載され、時間情報として、撮影期間を表す日時(年月日、撮影開始時刻および撮影終了時刻)が記載されている。ユーザ端末1でコンテンツを受信したときに、受信したコンテンツの前後の時間帯のコンテンツをさらに取得したい場合があり、この場合、インタレスト付随情報で時間を指定すればよい。
[0113]
 図9(B)に示す例では、インタレスト付随情報に、位置情報として地名とカメラ2の名前とが記載され、また、時間情報として、撮影期間を表す日時(年月日、撮影開始時刻および撮影時間)が記載されている。
[0114]
 図9(C)に示す例では、インタレスト付随情報に、時間情報の他に、位置情報として、経度および緯度が記載されている。
[0115]
 図9(D)に示す例では、インタレスト付随情報に、位置情報の他に、探索対象識別情報として、人物の属性(性別、年齢、背格好)が記載されている。このように人物の属性を指定することで、照合結果の精度を高めることができる。この場合、ルータ4、カメラ2およびサーバ3において、コンテンツ(カメラ画像)に対する画像認識により人物の属性を取得する。
[0116]
 なお、ルータ4、カメラ2、サーバ3に保持されるコンテンツには、コンテンツに付随する情報がコンテンツ付随情報として付加されている。ルータ4、カメラ2、サーバ3では、インタレストに付加されたインタレスト付随情報を受信すると、インタレスト付随情報の検索条件とコンテンツ付随情報とを照合して、検索条件に該当するコンテンツを検索する。
[0117]
 また、図9に示す例では、検索条件をインタレスト付随情報に含めるようにしたが、検索条件をコンテンツ名に含めるとともに、別の検索条件をインタレスト付随情報に含めるようにしてもよい。
[0118]
 次に、図9に示した例の場合のCSの登録内容について説明する。図10は、CSの登録内容の一例を示す説明図である。CSの登録は、ルータ4の場合はインタレストの応答としてコンテンツを受信したときに行われる。またカメラ2の場合はコンテンツを作成したときに行われる。またサーバ3の場合はカメラ2からコンテンツを受信したときに行われる。またルータ4の場合は、カメラ2からサーバ3にコンテンツが転送されるときにも行われる。
[0119]
 図9に示した例では、検索条件を含むインタレスト付随情報をインタレストに付加して送信するようにしており、この場合、インタレストを受信したルータ4は、記憶部43のCSを検索し、コンテンツ名と、検索条件を含むインタレスト付随情報を用いて、該当するコンテンツを保持していないか確認する。該当するコンテンツを保持している場合には、CSに登録されているコンテンツのファイルデータの保存位置(アドレス)を用いてコンテンツを取り出し、インタレストの送信元にコンテンツを送信する。
[0120]
 図10に示した例では、ルータ4はコンテンツを受信したときにCSにコンテンツ名と、コンテンツに付随したコンテンツ付随情報と、コンテンツのファイルデータの保存位置(アドレス)を登録する。
[0121]
 図10(A)に示す例は、対象エリアがデパート(特定の施設)の場合であり、コンテンツ名として、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリティカメラ画像」)が登録され、コンテンツ付随情報として、位置情報(カメラ2の設置場所および名前)と、時間情報(撮影の年月日、開始時刻および終了時刻)とが登録されている。
[0122]
 図10(B)に示す例は、対象エリアが地域の場合であり、コンテンツ名として、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「セキュリティカメラ画像」)と、カメラ2の名前とが登録され、コンテンツ付随情報として、位置情報(カメラ2の設置場所を表す緯度および経度)と、時間情報(撮影の年月日、開始時刻および終了時刻)とが登録されている。
[0123]
 次に、ユーザ端末1の動作について説明する。図11は、ユーザ端末1の動作手順を示すフロー図である。
[0124]
 ユーザ端末1では、まず、インタレスト送信制御部16において、ユーザ(探索者)が指定した探索対象となる人物の顔画像を取得する(ST101)。また、ユーザが入力した検索条件情報(位置情報および時間情報など)を取得する(ST102)。次に、検索条件情報および顔画像を含むコンテンツ名(「セキュリティカメラ画像」など)やインタレスト付随情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストをコンテンツ中心ネットワークに送信する(ST103)。
[0125]
 そして、送信したインタレストに対応するコンテンツ(カメラ画像)を所定時間内に受信できない場合には(ST104でNo)、検索条件情報の取得(ST102)に戻り、ユーザに検索条件を変更する操作を行わせて、新たな検索条件情報を取得した上で、インタレストを再度送信する(ST103)。このとき、位置情報として指定する場所の範囲を拡大したり、時間情報として指定する期間の範囲を拡大したりするなどの検索条件の変更が行われる。
[0126]
 一方、所定時間内にコンテンツ(カメラ画像)を受信した場合には(ST104でYes)、解析処理部17において、受信したコンテンツに対して解析処理を行う(ST105)。そして、解析処理の結果、すなわち、探索対象となる人物に関する情報を生成して、その情報を、表示部15に表示してユーザに提示する(ST106)。
[0127]
 解析処理(ST105)では、複数のコンテンツを受信すると、各コンテンツの時間情報(撮影時刻)に基づいて、複数のコンテンツを時系列に並べ、各コンテンツの位置情報(撮影場所)に基づいて、探索対象とした人物が移動した経路に関する移動経路情報を生成する。このとき、コンテンツの撮影時刻や撮影場所から人物の移動経路として矛盾するコンテンツがあれば、そのコンテンツを除外する。
[0128]
 次に、探索対象とした人物の移動経路情報に基づいて、探索対象とした人物が現在滞在する場所を推定し、探索対象とした人物がその場所に存在する確率を算出する。例えば、迷子がおもちゃ売り場で歩き疲れて休んでいる場合のように、長時間同じ場所に滞在している場合には、その場所にまだ滞在していると推定することができる。また、例えば、最後のコンテンツ(カメラ画像)に、探索対象とした人物がデパートから出て行くところが映っている場合には、デパートの外にいると推定することができる。
[0129]
 なお、本実施形態では、インタレストで指定した検索条件に該当するコンテンツ(カメラ画像)が存在するが、探索対象となる人物が映ったコンテンツが見つからなかった旨の照合失敗通知が、コンテンツの要求元のユーザ端末1に送信されるようにしており、この照合失敗通知をユーザ端末1が受信した場合も、検索条件を変更して、インタレストを再度送信する。
[0130]
 次に、解析結果として、推定した探索対象とした人物の現在の滞在場所、およびその場所に存在する確率を表示部15に表示する。
[0131]
 また、推定した探索対象とした人物の滞在場所を撮影するカメラ2を特定して、そのカメラ2に現在の映像の送信を指示して、推定した場所の映像をリアルタイムで表示部15に表示させる。これにより、ユーザは、推定した場所に探索対象とした人物が現在もいるか否かを確認することができる。
[0132]
 なお、本実施形態では、受信したコンテンツを解析して各種の情報を生成する解析処理を行うようにしたが、受信したコンテンツ(カメラ画像)を単に表示部15に表示するようにしてもよい。この場合、コンテンツを時系列に並べて表示するとよい。
[0133]
 また、解析処理は、インタレストの送信およびコンテンツの受信を行うユーザ端末1とは別の解析装置(情報処理装置)で行うようにしてもよい。
[0134]
 次に、ルータ4のインタレスト受信時の動作について説明する。図12は、ルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図である。
[0135]
 ルータ4では、まず、インタレストを通信部41のフェース(例えばフェース0)で受信すると(ST201)、検索処理部45において、インタレストで指定された検索条件、すなわち、インタレストのコンテンツ名やインタレスト付随情報に含まれる検索条件(例えば「セキュリティカメラ画像」など)に該当するコンテンツ(カメラ画像)を記憶部43のCSの中から検索する(ST202)。このとき、完全一致で検索すればよいが、部分一致で検索するようにしてもよい。
[0136]
 なお、他のルータ4などで照合処理がなされるコンテンツについては、ST202で検索をする必要がない。この場合は、検索条件に、他のルータ4で照合処理がなされるコンテンツのコンテンツ付随情報が含まれるため、このコンテンツ付随情報のコンテンツは検索せずに処理を終了してよい。
[0137]
 そして、検索の結果、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在しない場合には(ST203でNo)、インタレスト転送制御部47において、記憶部43のFIBを参照して、インタレストの転送先、例えば隣接するルータ4やサーバ3などを決定して、その転送先のフェース(例えばフェース1)からインタレストを転送する(ST204)。このとき、記憶部43のPITにインタレストの送信元のフェース(例えばフェース0)を登録する。
[0138]
 一方、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には(ST203でYes)、次に、インタレスト転送制御部47において、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、人物の顔画像の照合処理を行うコンテンツのコンテンツ名を、コンテンツの属性情報(位置情報や時間情報など)であるコンテンツ付随情報とともにインタレストに付加して転送する(ST205)。
[0139]
 次に、照合処理部46において、インタレストに付加された探索対象となる人物の顔画像を用いて、検索で見つかったコンテンツ(カメラ画像)に探索対象となる人物が映っているか否かの照合処理を行う(ST206)。この照合処理では、例えば、照合処理の対象となるコンテンツから人物の顔画像を抽出して、その人物の顔画像と、インタレストに付加された顔画像とを照合して、同一人物が否かを判定すればよい。
[0140]
 そして、照合処理の結果、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった場合には(ST207でYes)、そのコンテンツを、コンテンツの要求元のフェース(例えばフェース0)から送信する(ST208)。
[0141]
 一方、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合には(ST207でNo)、通知制御部48において、検索条件に該当するコンテンツが存在するが、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった旨の照合失敗通知を、コンテンツの要求元のフェース(例えばフェース0)から送信する(ST209)。
[0142]
 このように本実施形態では、照合処理を開始する前に、インタレストに照合処理を行うコンテンツ名とコンテンツ付随情報を付加して転送する。この処理は、照合処理に時間を要することが考えられるための対処であり、照合処理にあまり時間がかからない場合には照合処理の結果が出てから、照合処理で探索対象となる人物の画像を含むコンテンツがないという結果もコンテンツ名とコンテンツ付随情報とあわせてインタレストに付加して転送してもよい。照合処理の結果、探索対象の人物の画像を含むコンテンツがある場合は、要求元にコンテンツを送信するため、インタレストを転送する必要はない。
[0143]
 照合処理をおこなうコンテンツ名とコンテンツ付随情報をインタレストに付加して転送すると、そのインタレストを受信したルータ4は同じコンテンツ名およびコンテンツ付随情報のコンテンツに対して照合処理をすることを回避することができる。複数のルータ4が同じコンテンツを保持する可能性があるのは、カメラ2からサーバ3の転送経路上のルータ4は同じコンテンツを持っている可能性があるためである。また、インタレストを要求した端末とそのインタレストに応答したルータ4またはサーバ3またはカメラ2との間の経路上に存在するルータ4は同じコンテンツを持っている可能性があるためである。ネットワークに接続する複数の異なる端末が同じコンテンツを異なる時間に要求することもあるため、インタレストに応じるルータ4はそれぞれ異なることが考えられる。
[0144]
 インタレストに照合処理を行っているコンテンツ名及びコンテンツ付随情報を含めることにより、転送先の他のルータ4などの装置は、当該識別情報のコンテンツは照合処理をしなくてよいので、自装置と他のルータ4などの装置とで、同一のコンテンツに対する照合処理が重複して行われることを回避することができる。
[0145]
 例えば、位置情報の場合では、インタレストに指定している位置の範囲が広くて、照合処理するカメラ画像がその範囲の一部でしかない場合、インタレスとにコンテンツ付属情報を含めることで、他のルータは同じ位置の範囲は照合処理しないことが可能となる。また、例えば、時間の場合では、インタレストに指定している時間の範囲が広くて、カメラ画像がその一部の時間の画像だけの場合、インタレストにコンテンツ付属情報を含めることで、同じ時間範囲のカメラ画像に対しては照合処理をせず、それ以外の時間のカメラ画像にだけ照合処理を行うことが可能となる。
[0146]
 なお、本実施形態では、探索対象となる人物が映るコンテンツ(カメラ画像)が見つかった場合に、そのコンテンツをコンテンツの要求元に送信するようにしたが、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった旨の照合成功通知をコンテンツの要求元に送信するようにしてもよい。このとき、照合成功通知に、コンテンツの属性情報(位置情報や時間情報など)を付加することで、探索対象となる人物の状況をユーザが把握することができる。
[0147]
 また、本実施形態では、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合に、照合失敗通知をコンテンツの要求元に送信するようにしたが、特に通知を送信しないようにしてもよい。
[0148]
 次に、カメラ2およびサーバ3のインタレスト受信時の動作について説明する。
[0149]
 カメラ2およびサーバ3のインタレスト受信時の動作は、ルータ4の場合(図12参照)と略同様であるが、インタレストの転送を行わない点が、ルータ4の場合と異なっている。
[0150]
 すなわち、カメラ2およびサーバ3では、インタレストを受信すると、インタレストで指定された検索条件に該当するコンテンツ(カメラ画像)をCSの中から検索する。そして、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には、インタレストに付加された顔画像を用いて、探索対象となる人物が映っているか否かの照合処理を行う。そして、照合処理の結果、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった場合には、そのコンテンツをコンテンツの要求元のユーザ端末1に送信する。一方、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合には、照合失敗通知をコンテンツの要求元のユーザ端末1に送信する。
[0151]
 以上のように、本実施形態では、探索対象となる人物の顔画像をインタレストに付加して送信することで、探索対象となる人物の画像が含まれるコンテンツ(カメラ画像)をルータ4、カメラ2およびサーバ3から集めて、探索対象となる特定の人物を見つけ出す人物探索を行うようにしたが、この人物探索により、様々な人物を見つけ出すことができる。
[0152]
 例えば、迷子を探索する用途で人物探索を行うことができる。デパートなどの施設で子供が迷子になった場合、施設内に設置されたカメラ2の画像に迷子になった子供が映っている場合がある。そこで、このようなカメラ2によるコンテンツ(カメラ画像)を収集することで、迷子になった子供の居場所を推測することができ、また、どのような経路で移動したかを把握することができる。
[0153]
 また、家族などの被災者を探索する用途で人物探索を行うことができる。被災地では、被災者が道や道路を歩いて避難所に避難することから、道路や避難所などを撮影するカメラ2の画像に被災者が映っている場合がある。そこで、このようなカメラ2によるコンテンツ(カメラ画像)を収集することで、被災者がどこの避難所に避難しているのか(避難場所)、また、どのような経路で避難したか(避難経路)を把握することができる。
[0154]
 また、犯人を探索する用途で人物探索を行うことができる。犯人は、犯行現場から道路を使って逃走することから、犯行現場の周辺の道路などを撮影するカメラ2の画像に犯人が映っている場合がある。そこで、このようなカメラ2によるコンテンツ(カメラ画像)を収集することで、犯人がどのような経路で逃走しているのか(逃走経路)を把握することができる。
[0155]
(第1実施形態の変形例)
 次に、第1実施形態の変形例について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。
[0156]
 第1実施形態では、ルータ4、カメラ2およびサーバ3が、インタレストで指定された検索条件に該当するコンテンツ(カメラ画像)を保持している場合に、そのコンテンツに対する照合処理を行うようにしたが、本変形例では、検索条件に該当するコンテンツを保持している場合でも、所定の条件が成立する場合には、検索条件に該当するコンテンツの照合処理を自装置で行わず、そのコンテンツの照合処理を近隣の別の装置に依頼するようにする。
[0157]
 特に、本変形例では、検索条件に該当するコンテンツを自装置で照合処理を行わない場合に、そのコンテンツをインタレストとともに他の装置に送信する。他の装置は、コンテンツおよびインタレストを受信すると、コンテンツに対して照合処理を行う。これにより、検索条件に該当するコンテンツを他の装置が保持していない場合でも、照合処理を行うことができる。
[0158]
 なお、照合処理の依頼先は、不特定としてもよいが、特定の装置、例えばコンテンツの要求元のユーザ端末1としてもよい。この場合、検索条件に該当するコンテンツをインタレストとともにユーザ端末1に送信して、ユーザ端末1で、受信したコンテンツの照合処理が行われる。
[0159]
 次に、第1実施形態の変形例に係るルータ4のインタレスト受信時の動作について説明する。図13は、ルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図である。
[0160]
 本変形例では、第1実施形態(図12参照)と同様に、インタレストの受信(ST201)、およびコンテンツの検索(ST202)を行う。
[0161]
 そして、検索の結果、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には(ST203でYes)、次に、照合処理を自装置で実施するか否かを判定する(ST211)。ここで、照合処理を自装置で実施しない場合には(ST211でNo)、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、照合処理の対象となるコンテンツをインタレストとともに他の装置(例えばコンテンツの要求元のユーザ端末1)に送信する(ST212)。
[0162]
 一方、照合処理を自装置で実施する場合には(ST211でYes)、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、照合処理の対象となるコンテンツのコンテンツ名およびコンテンツ付随情報をインタレストに付加して転送する(ST205)。以降は、第1実施形態(図12参照)と同様である。また、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在しない場合(ST203でNo)に行われるインタレストの転送(ST204)も、第1実施形態と同様である。
[0163]
 次に、ST211における照合処理を自装置で実施するか否かに関する判定方法について説明する。
[0164]
 まず、照合処理を自装置で実施するか否かに関する判定を、自装置の制御部(プロセッサ)の負荷に基づいて行う。すなわち、自装置の制御部42の負荷を計測して、その負荷が所定の基準より大きい場合には、自装置で照合処理を行わないようにする。また、自装置と他装置との間で負荷状態を比較して、自装置より負荷が小さい装置がある場合に、その装置に照合処理を任せる。
[0165]
 また、照合処理を自装置で実施するか否かに関する判定を、自装置で照合処理の待ち状態となっている件数に基づいて行う。すなわち、複数のインタレストを受信した場合、受付順にコンテンツの照合処理を行うが、このとき、1つのインタレストに対応するコンテンツの照合処理が終了する前に別のインタレストを受信すると、照合処理の待ち状態となる。このような照合処理の待ち状態となっている件数(照合処理待ち件数)が所定数以上であれば、自装置で照合処理を行わないようにする。また、自装置と他装置との間で照合処理待ち件数を比較して、自装置より照合処理待ち件数が少ない装置がある場合に、その装置に照合処理を任せる。
[0166]
 また、照合処理を自装置で実施するか否かに関する判定を、自装置および他装置の処理能力に基づいて行う。すなわち、自装置と他装置との間で処理能力を比較して、自装置より処理能力の高い装置がある場合に、その装置に照合処理を任せる。
[0167]
 なお、照合処理を自装置と他装置とで分担するようにしてもよい。例えば、検索条件に該当するコンテンツが4つ見つかった場合、2つのコンテンツの照合処理を自装置で行い、残りの2つのコンテンツをインタレストとともに他装置に送信して、その2つのコンテンツの照合処理を他装置に行わせる。
[0168]
 また、自装置と他装置との間で、処理能力や負荷状態や照合処理待ち件数を比較する場合には、インタレストやコンテンツを送信する際に、そのインタレストやコンテンツに、自装置の処理能力や負荷状態や照合処理待ち件数に関する情報を付加して通知して、近隣の装置の間で、処理能力や負荷状態や照合処理待ち件数に関する情報を共有するようにするとよい。また、情報共有のための専用のメッセージを定期的に交換するようにしてもよい。なお、処理能力に関する情報としては、照合処理を高速に実行するGPU(Graphics Processing Unit)の搭載の有無に関する情報などである。また、負荷状態や照合処理待ち件数では、最新の情報が交換されるようにするとよい。
[0169]
(第2実施形態)
 次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図14は、第2実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
[0170]
 第1実施形態では、探索対象となる人物の顔画像(画像情報)に基づいて、探索対象となる人物が映るコンテンツ(カメラ画像)を収集するようにしたが、本実施形態では、探索対象となる人物の名前(探索対象識別情報、文字情報)に基づいて、探索対象となる人物が掲載されたコンテンツ(例えば、避難者安否リスト)を収集するようにする。このコンテンツ(避難者安否リスト)には、避難所の名前、避難所に避難している人物の名前、健康状態や負傷の程度などに関する情報が含まれており、このコンテンツ(避難者安否リスト)を取得することで、探索対象となる人物が滞在する避難場所をユーザ(探索者)が把握して、安否確認を行うことができる。
[0171]
 本実施形態に係る通信システムは、ユーザ端末1と、複数の避難所端末5(通信装置、コンテンツ蓄積装置)と、サーバ3と、ルータ4と、を備えている。
[0172]
 ユーザ端末1は、ユーザ(探索者)が操作するものである。避難所端末5は、避難所に設置されて、コンテンツ(避難者安否リスト)を作成するものであり、避難所端末5からコンテンツが定期的にサーバ3に送信される。サーバ3は、各避難所の避難者状況を管理するものであり、避難所端末5から送信される各避難所のコンテンツ(避難者安否リスト)を保持する。ルータ4は、避難所端末5からサーバ3へのコンテンツの送信を中継するものであり、避難所端末5からサーバ3にコンテンツを送信する経路上に位置するルータ4は、送信元の避難所端末5のコンテンツを保持する。
[0173]
 コンテンツの要求元のユーザ端末1では、ユーザが検索条件および探索対象となる人物の名前を入力して、その検索条件および探索対象となる人物の名前をインタレストに付加して送信する。
[0174]
 ルータ4、避難所端末5およびサーバ3では、インタレストを受信すると、インタレストで指定された検索条件(避難者安否リスト)に該当するコンテンツを検索し、次に、インタレストに付加された人物の名前(探索対象識別情報)を用いて、検索で見つかったコンテンツに対して照合処理を行って、探索対象となる人物が記載されたコンテンツ(避難者安否リスト)を取得して、そのコンテンツを、コンテンツの要求元(インタレストの送信元)のユーザ端末1に送信する。
[0175]
 なお、避難所端末5は、カメラ2(図3参照)から撮像部21を省略し、避難者安否リストを作成するための入力部および表示部を備えた構成となる。
[0176]
 次に、第2実施形態に係るコンテンツ名について説明する。図15は、コンテンツ名の一例を示す説明図である。
[0177]
 図15に示す例では、コンテンツの内容(種類)を表す文字情報や、検索条件情報(位置情報や時間情報など)をコンテンツ名に含めるようにしている。
[0178]
 図15(A)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(避難者安否リスト)のみが記載されている。
[0179]
 図15(B)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字(避難者安否リスト)の他に、位置情報として、地名が記載されている。
[0180]
 また、図15(C)に示す例では、コンテンツ名に、コンテンツの内容(種類)を表す文字や位置情報に加えて、時間情報として、コンテンツの更新時間が記載されている。避難所では避難者が徐々に増えるため、避難者安否リストが古い場合には、探索対象となる人物が記載されていない場合があり、この場合、新しい避難者安否リストが送信されるように更新時間を指定する。
[0181]
 次に、第2実施形態に係るインタレスト付随情報について説明する。図16は、インタレスト付随情報の一例を示す説明図である。
[0182]
 図15に示した例では、検索条件情報(位置情報や時間情報など)をコンテンツ名に含めるようにしたが、図16に示す例では、探索対象識別情報や検索条件情報(位置情報および時間情報)をインタレスト付随情報に含めるようにしている。
[0183]
 なお、図16に示す例では、コンテンツの内容(種類)を表す文字(「避難者安否リスト」)もインタレスト付随情報に含まれるが、これは、コンテンツ名に記載するようにしてもよい。
[0184]
 図16(A)に示す例では、インタレスト付随情報に、探索対象識別情報として、探索対象となる人物の名前が記載されている。
[0185]
 図16(B)に示す例では、インタレスト付随情報に、位置情報として、地名が記載されている。この場合、インタレスト付随情報に探索対象となる人物の名前が記載されていないため、コンテンツ(避難者安否リスト)に人物の名前が記載されているか否かの照合処理は行われない。
[0186]
 図16(C)に示す例では、インタレスト付随情報に、探索対象となる人物の名前と、地名とが記載されている。
[0187]
 図16(D)に示す例では、インタレスト付随情報に、探索対象となる人物の名前および地名に加えて、人物の属性(性別、年齢、背格好)が記載されている。人物の名前だけでは、同姓同名の別人と区別されずにコンテンツが送信されるが、人物の属性を指定することで、送信されるコンテンツを絞り込むことができる。なお、意識が無く名前が不明な人物や、まだ自分の名前を伝えることができない子供の場合に避難者安否リストに名前が掲載されないこともあるため、人物の名前を指定せずに人物の属性のみを指定するようにしてもよい。
[0188]
 図16(E)に示す例では、インタレスト付随情報に、探索対象となる人物の名前および地名に加えて、コンテンツの更新時間が記載されている。これにより、送信されるコンテンツを新しいものに絞り込むことができる。
[0189]
 次に、第2実施形態に係るルータ4のインタレスト受信時の動作について説明する。図17は、ルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図である。
[0190]
 ルータ4では、まず、インタレストを通信部41のフェース(例えばフェース0)で受信すると(ST301)、検索処理部45において、インタレストで指定された検索条件、すなわち、インタレストのコンテンツ名やインタレスト付随情報に含まれる検索条件(例えば「避難者安否リスト」など)に該当するコンテンツ(避難者安否リスト)を記憶部43のCSの中から検索する(ST302)。このとき、完全一致で検索すればよいが、部分一致で検索するようにしてもよい。
[0191]
 なお、他のルータ4などで照合処理がなされるコンテンツについては、ST302で検索をする必要がない。この場合は、検索条件に、他のルータ4で照合処理がなされるコンテンツのコンテンツ付随情報が含まれるため、このコンテンツ付随情報のコンテンツは検索せずに処理を終了してよい。
[0192]
 そして、検索の結果、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在しない場合には(ST303でNo)、インタレスト転送制御部47において、記憶部43のFIBを参照して、インタレストの転送先、例えば隣接するルータ4やサーバ3などを決定して、その転送先のフェース(例えばフェース1)からインタレストを転送する(ST304)。このとき、記憶部43のPITにインタレストの送信元のフェース(例えばフェース0)を登録する。
[0193]
 一方、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には(ST303でYes)、次に、インタレスト転送制御部47において、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、照合処理を行うコンテンツのコンテンツ名を、コンテンツの属性情報(位置情報や時間情報など)であるコンテンツ付随情報とともにインタレストに付加して転送する(ST305)。
[0194]
 次に、照合処理部46において、インタレストに付加された探索対象となる人物の名前を用いて、検索で見つかったコンテンツ(避難者安否リスト)に探索対象となる人物の名前が記載されているか否かの照合処理を行う(ST306)。
[0195]
 そして、照合処理の結果、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツが見つかった場合には(ST307でYes)、そのコンテンツを、コンテンツの要求元のフェース(例えばフェース0)から送信する(ST308)。
[0196]
 一方、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツが見つからなかった場合には(ST307でNo)、通知制御部48において、検索条件に該当するコンテンツが存在するが、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツが見つからなかった旨の照合失敗通知を、コンテンツの要求元のフェース(例えばフェース0)から送信する(ST309)。
[0197]
 なお、本実施形態では、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツ(避難者安否リスト)が見つかった場合に、そのコンテンツをコンテンツの要求元に送信するようにしたが、コンテンツの一部、すなわち、探索対象となる人物に関する部分をコンテンツから抽出して、そのコンテンツの一部のみをコンテンツの要求元に送信するようにしてもよい。これにより、探索対象となる人物以外の人物のプライバシーを保護することができる。
[0198]
 また、本実施形態では、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツが見つからなかった場合に、照合失敗通知をコンテンツの要求元に送信するようにしたが、特に通知を送信しないようにしてもよい。
[0199]
 次に、第2実施形態に係るユーザ端末1の動作(図示せず)について説明する。
[0200]
 ユーザ端末1では、まず、ユーザ(探索者)が指定した探索対象となる人物の名前や検索条件情報(位置情報および時間情報など)を取得して、探索対象となる人物の名前や検索条件情報を含むコンテンツ名(「避難者安否リスト」など)やインタレスト付随情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストをコンテンツ中心ネットワークに送信する。
[0201]
 そして、送信したインタレストに対応するコンテンツ(避難者安否リスト)を受信すると、そのコンテンツを表示部15に表示してユーザに提示する。これにより、探索対象とした人物の名前がコンテンツに記載されていることをユーザ(探索者)が確認することで、探索対象とした人物がどの避難所にいるかをユーザが把握することができる。また、コンテンツに人物の状態(健康状態や負傷の程度など)が記載されていれば、探索対象とした人物の状態をユーザが把握することができる。
[0202]
 また、内容が異なる複数のコンテンツ(避難者安否リスト)を受信する場合がある。例えば、人物を特定する情報として名前のみをインタレストに付加して送信した場合、同一の名前の別人に関するコンテンツを受信することもある。この場合、コンテンツに人物の属性情報が記載されていれば、その属性情報に基づいて、本人か別人かを判断して、本人の避難所を把握することができる。また、探索対象とした人物が避難所を変更した場合にも、複数のコンテンツを受信することがある。この場合、コンテンツの更新時間に基づいて、最新の避難所を把握することができる。
[0203]
 また、送信したインタレストに対応するコンテンツを所定時間内に受信しない場合は、検索条件(位置情報や時間情報)を変更して、インタレストを再度送信する。すなわち、位置情報として指定する場所の範囲を拡大したり、時間情報として指定する期間の範囲を拡大したりするなどの検索条件の変更を行う。また、インタレストで指定した検索条件に該当するコンテンツ(避難者安否リスト)が存在するが、探索対象となる人物の名前が記載されたコンテンツが見つからなかった旨の照合失敗通知を受信した場合も、検索条件を変更して、インタレストを再度送信する。
[0204]
 次に、第2実施形態に係る避難所端末5およびサーバ3のインタレスト受信時の動作(図示せず)について説明する。
[0205]
 避難所端末5およびサーバ3のインタレスト受信時の動作は、ルータ4の場合(図17参照)と略同様であるが、インタレストの転送を行わない点が、ルータ4の場合と異なっている。
[0206]
 すなわち、避難所端末5およびサーバ3では、インタレストを受信すると、インタレストで指定された検索条件に該当するコンテンツ(避難者安否リスト)をCSの中から検索する。そして、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には、インタレストに付加された人物の名前を用いて、探索対象となる人物がコンテンツに記載されているか否かの照合処理を行う。そして、照合処理の結果、探索対象となる人物が記載されたコンテンツが見つかった場合には、そのコンテンツをコンテンツの要求元のユーザ端末1に送信する。一方、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった場合には、照合失敗通知をコンテンツの要求元のユーザ端末1に送信する。
[0207]
(第2実施形態の変形例)
 次に、第2実施形態の変形例について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。
[0208]
 本変形例では、第1実施形態の変形例と同様に、ルータ4、カメラ2およびサーバ3が、検索条件に該当するコンテンツを保持している場合でも、所定の条件が成立する場合には、検索条件に該当するコンテンツの照合処理を自装置で行わず、そのコンテンツの照合処理を近隣の別の装置に依頼するようにする。
[0209]
 次に、第2実施形態の変形例に係るルータ4のインタレスト受信時の動作について説明する。図18は、ルータ4のインタレスト受信時の動作手順を示すフロー図である。
[0210]
 本変形例では、第2実施形態(図17参照)と同様に、インタレストの受信(ST301)、およびコンテンツの検索(ST302)を行う。
[0211]
 そして、検索の結果、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在する場合には(ST303でYes)、次に、照合処理を自装置で実施するか否かを判定する(ST311)。ここで、照合処理を自装置で実施しない場合には(ST311でNo)、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、照合処理の対象となるコンテンツをインタレストとともに他の装置(例えばコンテンツの要求元のユーザ端末1)に送信する(ST312)。
[0212]
 一方、照合処理を自装置で実施する場合には(ST311でYes)、検索条件に該当するコンテンツ、すなわち、照合処理の対象となるコンテンツのコンテンツ名をインタレストに付加して転送する(ST305)。以降は、第2実施形態(図17参照)と同様である。また、検索条件に該当するコンテンツがCSに存在しない場合(ST303でNo)に行われるインタレストの転送(ST304)も、第2実施形態と同様である。
[0213]
(第3実施形態)
 次に、第3実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。
[0214]
 前記の実施形態では、探索対象となる人物を識別するための探索対象識別情報(人物の顔画像や名前)や、検索条件情報(位置情報および時間情報など)を、インタレストに付加して送信するようにしたが、本実施形態では、探索対象識別情報や検索条件情報以外の様々な情報を、インタレスト付随情報としてインタレストに付加して送信するようにする。
[0215]
 次に、第3実施形態に係るインタレスト付随情報について説明する。図19は、インタレスト付随情報の一例を示す説明図である。
[0216]
 図19(A),(B)に示す例では、インタレスト付随情報に、位置情報および時間情報の他に、検索処理の条件、照合処理の条件、コンテンツ(カメラ画像)の画像形式、および照合結果の通知方法などに関する種々の情報が記載されている。
[0217]
 コンテンツ名検索方法の項目では、検索処理の条件として、コンテンツ名でコンテンツを検索する際の検索条件(全部一致、部分一致)が指定される。
[0218]
 照合処理の項目では、照合処理の条件として、同一人物か否かの判定を顔画像で行う顔画像照合に加えて、同一人物か否かの判定を音声で行う音声照合や、同一人物か否かの判定を服装で行う服装照合が指定される。このように、顔画像照合以外の照合を組み合わせることで、照合の精度を高めることができる。
[0219]
 なお、同一人物か否かの判定を、カバンなどの持ち物(所持品)で行う持ち物照合も可能である。また、音声照合を行う場合には、カメラ2が音声を録音する機能を備えたものとする。また、音声照合を行わせる場合には、探索対象となる人物の音声データをインタレストに付加する。また、服装照合や持ち物照合を行わせる場合には、探索対象となる人物の服装や持ち物の画像をインタレストに付加する。
[0220]
 照合条件の項目では、照合処理の条件として、照合処理で同一人物か否かの判定を行う際の類似度のしきい値(50%以上、80%以上、90%以上など)が指定される。
[0221]
 画像形式の項目では、コンテンツの画像の形式(jpg,gif,png)が指定される。
[0222]
 照合結果通知方法の項目では、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つからなかった旨の照合失敗通知を行うか否か(照合処理NG通知、照合結果NG無視)が指定される。また、探索対象となる人物が映るコンテンツを送信する代わりに、探索対象となる人物が映るコンテンツが見つかった旨の照合成功通知のみを行うか否か(照合結果のみ通知)が指定される。
[0223]
 また、照合結果通知方法の項目では、第1実施形態の変形例や第2実施形態の変形例で説明したように、インタレストで指定した検索条件に該当するコンテンツを他の装置に転送して照合処理を行わせる構成で、このような他装置による照合処理を行うか否か(「インタレストを転送」)が指定される。
[0224]
 図19(C)に示す例では、図19(A),(B)に示す例と同様に、照合処理の項目で、照合処理で同一人物か否かの判定を行う際の類似度のしきい値が指定され、また、照合処理の方法(顔画像照合、服装照合、持ち物照合など)が指定される。
[0225]
 さらに、図19(C)に示す例では、探索対象となる場所か否かの判定を匂いで行う匂い照合や、探索対象となるペット(動物)か否かの判定をペットの画像で行うペット画像照合や、探索対象となる紛失物か否かの判定を紛失物の画像で行う紛失物画像照合を指定するようにしている。
[0226]
 なお、匂い照合を行わせる場合には、探索対象となる場所の匂いデータをインタレストに付加する。また、ペット画像照合を行わせる場合には、探索対象となるペットの画像をインタレストに付加する。また、紛失物画像照合を行わせる場合には、探索対象となる紛失物の画像をインタレストに付加する。
[0227]
 また、図19(C)に示す例では、属性データの項目で、探索対象となる人物の属性データとして、性別、年齢および身長などが指定される。この場合、コンテンツ(カメラ画像)で検出された人物の属性を推定する属性推定(性別推定、年齢推定、身長推定)が行われ、その推定結果に基づいて同一人物か否かを判定する照合処理が行われる。この属性に基づく照合は顔画像照合などと適宜に組み合わせることができる。なお、属性データを用いた照合を行わせる場合には、探索対象となる人物の属性データをインタレストに付加する。
[0228]
 また、図19(C)に示す例では、コンテンツを送信する際に、コンテンツ(カメラ画像)を暗号化するか否かが指定される。コンテンツを暗号化すると、コンテンツの要求元のユーザ端末1でのみコンテンツを復号して表示させることができ、人物のプライバシーを保護することができる。この場合、例えば、ユーザ端末1が保持する秘密鍵に対応する公開鍵をインタレストに付加してユーザ端末1から送信すればよく、コンテンツを送信するルータ4、カメラ2およびサーバ3では、受信した公開鍵を用いてコンテンツを暗号化して送信する。
[0229]
 また、図19(C)に示す例では、インタレストに付加する顔画像を暗号化するか否かが指定される。顔画像を暗号化すると、顔画像の人物のプライバシーを保護することができる。この場合、例えば、暗号化した顔画像を復号する鍵を予めルータ4、カメラ2およびサーバ3に配布しておき、ユーザ端末1において、顔画像を暗号化してインタレストに付加して送信する。ルータ4、カメラ2、サーバ3では、受信したインタレストに付加された顔画像を、予め配布された鍵を用いて復号して照合処理を行う。なお、ルータ4、カメラ2およびサーバ3の公開鍵をユーザ端末1が取得して、その公開鍵で暗号化した顔画像をインタレストに付加して送信するようにしてもよい。
[0230]
 以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
[0231]
 例えば、前記の実施形態では、ルータ、カメラおよびサーバを備え、これらの装置から、インタレストに対応するコンテンツを送信するようにしたが、カメラなどから送信されるコンテンツ(カメラ画像など)を保持する装置(例えばサーバ)とコンテンツ名とを対応付けて管理するデータベース、いわゆるRN(ランデブーノード)を設けて、そのRNにユーザ端末が問い合わせることで、コンテンツを保持する装置をユーザ端末に通知するようにしてもよい。

産業上の利用可能性

[0232]
 本発明に係る通信装置、通信システムおよびコンテンツ収集方法は、探索対象を識別する情報を用いた照合処理により、探索対象に関するコンテンツを適切に取得することができ、さらに、照合処理に要する時間を短縮して、ユーザが所望のコンテンツを短時間で取得することができる効果を有し、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置、コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システム、および通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法などとして有用である。

符号の説明

[0233]
1 ユーザ端末(通信装置)
2 カメラ(通信装置、コンテンツ蓄積装置)
3 サーバ(通信装置、コンテンツ蓄積装置)
4 ルータ(通信装置、コンテンツ蓄積装置)
5 避難所端末(通信装置、コンテンツ蓄積装置)
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
22 通信部
23 制御部
24 記憶部
31 通信部
32 制御部
33 記憶部
41 通信部
42 制御部
43 記憶部

請求の範囲

[請求項1]
 コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、
 前記探索対象に関するコンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
[請求項2]
 前記受信部は、前記探索対象識別情報とともに、前記コンテンツの位置および時間に関する検索条件情報が、前記コンテンツ名またはインタレスト付随情報に付加されたインタレストを受信し、
 前記制御部は、前記検索条件情報に基づいて前記検索処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項3]
 前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の画像を含む前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記画像を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の画像が含まれる前記コンテンツを取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項4]
 前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の名前を含む前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記人物の名前を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の名前が記載された前記コンテンツを取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項5]
 前記受信部は、前記照合処理の条件を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記照合処理の条件を指定する情報に基づいて、前記照合処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項6]
 前記受信部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報に基づいて、前記照合処理の結果の通知を前記コンテンツの要求元に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項7]
 前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在し、当該コンテンツの照合処理を自装置で行う場合には、当該コンテンツのコンテンツ付随情報をインタレストに付加して他の通信装置に転送することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項8]
 前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在する場合でも、当該コンテンツの照合処理を自装置で行わずに、当該コンテンツをインタレストとともに他の通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[請求項9]
 前記制御部は、自装置の負荷状態と、照合処理の待ち状態の件数と、自装置の処理能力との少なくともいずれかに基づいて、前記記憶部に存在する前記コンテンツの照合処理を自装置で行うか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
[請求項10]
 コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、
 前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、
 前記コンテンツ中心ネットワーク内に接続された他の通信装置において前記検索条件情報に基づく検索処理および前記探索対象識別情報に基づく照合処理により取得した探索対象に関するコンテンツを受信する受信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
[請求項11]
 コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システムであって、
 前記通信装置は、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、
 前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、
 前記コンテンツ蓄積装置から送信される探索対象に関するコンテンツを受信する受信部と、
を備え、
 前記コンテンツ蓄積装置は、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 前記検索条件情報および前記探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、
 前記探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
[請求項12]
 通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法であって、
 前記通信装置が、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信し、
 前記コンテンツ蓄積装置が、
 前記インタレストを受信すると、自装置に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得して、その探索対象に関するコンテンツを前記通信装置に送信し、
 前記通信装置が、
 前記コンテンツ蓄積装置から送信される前記探索対象に関するコンテンツを受信することを特徴とするコンテンツ収集方法。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2018年7月12日 ( 12.07.2018 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 検索条件情報および探索対象の画像である探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記コンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツの画像と、前記インタレストに含まれる前記探索対象の画像とを照合する照合処理を行って、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得し、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得した場合は、前記送信部によって、当該コンテンツをコンテンツの要求元の通信装置に送信し、一方、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索できない場合は、前記送信部によって、前記受信したインタレストを他の通信装置に転送する制御部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
[2]
[補正後] 前記受信部は、前記探索対象識別情報とともに、前記コンテンツの位置および時間に関する検索条件情報が、前記コンテンツのコンテンツ名またはインタレスト付随情報に付加されたインタレストを受信し、
 前記制御部は、前記検索条件情報に基づいて前記検索処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[3]
 前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の画像を含む前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記画像を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の画像が含まれる前記コンテンツを取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[4]
 前記受信部は、前記探索対象識別情報として、探索対象となる人物の名前を含む前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記人物の名前を用いた前記照合処理により、探索対象となる人物の名前が記載された前記コンテンツを取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[5]
 前記受信部は、前記照合処理の条件を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記照合処理の条件を指定する情報に基づいて、前記照合処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[6]
 前記受信部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報が付加された前記インタレストを受信し、
 前記制御部は、前記照合処理の結果の通知方法を指定する情報に基づいて、前記照合処理の結果の通知を前記コンテンツの要求元に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
[7]
[補正後] コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、
 前記探索対象に関するコンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、
を備え、
 前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在し、当該コンテンツの照合処理を自装置で行う場合には、当該コンテンツのコンテンツ付随情報をインタレストに付加して他の通信装置に転送することを特徴とする通信装置。
[8]
[補正後] コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 検索条件情報および探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツと前記探索対象識別情報とを照合する照合処理を行って、探索対象に関するコンテンツを取得する制御部と、
 前記探索対象に関するコンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、
を備え、
 前記制御部は、前記検索条件情報に該当するコンテンツが前記記憶部に存在する場合でも、当該コンテンツの照合処理を自装置で行わずに、当該コンテンツをインタレストとともに他の通信装置に送信することを特徴とする通信装置。
[9]
 前記制御部は、自装置の負荷状態と、照合処理の待ち状態の件数と、自装置の処理能力との少なくともいずれかに基づいて、前記記憶部に存在する前記コンテンツの照合処理を自装置で行うか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
[10]
[補正後] コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置であって、
 検索条件情報および探索対象の画像である探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、
 前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、
 前記コンテンツ中心ネットワーク内に接続された他の通信装置において、前記他の通信装置に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に基づく検索処理およびこの検索処理で見つかった前記コンテンツの画像と、前記探索対象の画像との照合処理により取得した前記探索対象の画像を含むコンテンツを受信する受信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
[11]
[補正後] コンテンツ中心ネットワークに接続された通信装置およびコンテンツ蓄積装置を備える通信システムであって、
 前記通信装置は、
 検索条件情報および探索対象の画像である探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成する制御部と、
 前記インタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信する送信部と、
 前記探索対象の画像を含むコンテンツを受信する受信部と、
を備え、
 前記コンテンツ蓄積装置は、
 コンテンツを蓄積する記憶部と、
 前記検索条件情報および探索対象の画像である前記探索対象識別情報が付加されたインタレストを受信する受信部と、
 前記コンテンツを、コンテンツの要求元の通信装置に送信する送信部と、
 前記記憶部に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツの画像と、前記インタレストに含まれる前記探索対象の画像とを照合する照合処理を行って、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得し、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得した場合は、前記送信部によって、当該コンテンツをコンテンツの要求元の通信装置に送信し、一方、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索できない場合は、前記送信部によって、前記受信したインタレストを他の通信装置に転送する制御部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
[12]
[補正後] 通信装置が、コンテンツ中心ネットワークを介してコンテンツ蓄積装置から、探索対象に関するコンテンツを収集するコンテンツ収集方法であって、
 前記通信装置が、
 検索条件情報および探索対象の画像である探索対象識別情報が付加されたインタレストを生成して、そのインタレストを前記コンテンツ中心ネットワークに送信し、
 前記コンテンツ蓄積装置が、
 前記探索対象の画像を含むインタレストを受信すると、自装置に蓄積されたコンテンツの中から、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索する検索処理を行い、この検索処理で見つかった前記コンテンツの画像と、前記インタレストに含まれる前記探索対象の画像とを照合する照合処理を行って、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得し、前記探索対象の画像が含まれるコンテンツを取得した場合は、当該コンテンツをコンテンツの要求元の通信装置に送信し、一方、前記検索条件情報に該当するコンテンツを検索できない場合は、前記受信したインタレストを他の通信装置に転送し、
 前記通信装置が、
 前記探索対象の画像を含むコンテンツを受信することを特徴とするコンテンツ収集方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]