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1. (WO2018179479) ミシン
Document

明 細 書

発明の名称 ミシン

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051  

符号の説明

0052  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : ミシン

技術分野

[0001]
 本発明は、ミシンに関する。

背景技術

[0002]
 針板を取り外し可能なミシンが知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載のミシンは、ベッド部に装着される針板の位置調整を行う針板調整機構を備える。針板調整機構は、針板の一端部に設けられた第一調整部、針板の他端部に設けられた第二調整部、及び針板の2つの端部以外の端部に設けられた固定部を有する。針板はベッド部に対して、第一調整部及び第二調整部により位置調整が行われて仮止めされた後に、固定部により固定される。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2007-130141号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 従来のミシンでは、螺子によって針板をベッド部に固定しており、螺子を取り外す操作が煩雑である。
[0005]
 本発明の目的は、簡単な操作によって針板をベッド部から取り外し可能なミシンを提供することである。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の一態様に係るミシンは、針板と、前記針板を支持するベッド部と、前記ベッド部内に設けられ、前記針板を上方へ付勢する第一付勢部材と、前記針板に設けられた第一係合部材と、前記ベッド部内に設けられ、前記第一付勢部材の付勢力に抗して下方に押圧された前記針板の前記第一係合部材と係合することで、前記針板を固定位置に固定する第二係合部材と、前記第一係合部材と前記第二係合部材との係合を解除するロック解除機構とを備える。
[0007]
 本態様のミシンでは、ユーザは、針板をベッド部に固定する場合、第一係合部材と第二係合部材とを係合させればよく、針板をベッド部から取り外す場合、ロック解除機構により、第一係合部材と第二係合部材との係合を解除すればよい。故にミシンは、従来よりも簡単な操作によって針板をベッド部から取り外し可能である。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] ミシン1の斜視図である。
[図2] ベッド部2の内部の斜視図である。
[図3] (A)は針板11の平面図であり、(B)は針板11の正面図であり、(C)は針板11の底面図である。
[図4] (A)は出力軸32が基準位置にあり送り歯5が通常位置にある場合のベッド部2の内部の斜視図であり、(B)は出力軸32が第二作動位置にあり、送り歯5が退避位置にあり、且つ、図4(A)に比べレバー63が第二方向に移動した状態のベッド部2内部の斜視図である。
[図5] (A)はロック解除機構17の一部の平面図であり、(B)はロック解除機構17の一部の正面図である。
[図6] (A)は出力軸32が基準位置にあり送り歯5が通常位置にある場合のベッド部2の内部の平面図であり、(B)は出力軸32が第一作動位置にあり送り歯5が退避位置にある場合のベッド部2の内部の平面図であり、(C)は出力軸32が第二作動位置にあり、送り歯5が退避位置にあり、且つ、図6(A)及び(B)に比べレバー63が第二方向に回動した状態のベッド部2内部の平面図である。
[図7] (A)は出力軸32が基準位置にあり送り歯5が通常位置にある場合のベッド部2の内部の正面図であり、(B)は出力軸32が第一作動位置にあり送り歯5が退避位置にある場合のベッド部2の内部の正面図であり、(C)は出力軸32が第二作動位置にあり、送り歯5が退避位置にあり、且つ、図7(A)及び(B)に比べレバー63が第二方向に回動した状態のベッド部2内部の正面図である。
[図8] (A)は出力軸32が基準位置にあり送り歯5が通常位置にある場合のベッド部2の内部の底面図であり、(B)は出力軸32が第一作動位置にあり送り歯5が退避位置にある場合のベッド部2の内部の底面図であり、(C)は出力軸32が第二作動位置にあり、送り歯5が退避位置にあり、且つ、図8(A)及び(B)に比べレバー63が第二方向に回動した状態のベッド部2内部の底面図である。
[図9] (A)は第一係合部材15と、第二係合部材16とが係合している状態を示す、図5のA-A線に対応する矢視方向部分断面図であり、(B)はロック解除機構17により第一係合部材15と、第二係合部材16との係合が解除された状態を示す、図5のA-A線に対応する矢視方向部分断面図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 以下、一実施の形態であるミシン1について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本開示が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載している装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
[0010]
 図1から図4を参照して、ミシン1の物理的構成について説明する。以下の説明では、図1の左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側をそれぞれ、ミシン1の左側、右側、後方、前方とする。
[0011]
 図1に示すように、ミシン1は、ベッド部2、脚柱部3、及びアーム部4を構成の主体とする。脚柱部3は、ベッド部2の右端部分にベッド部2から垂直方向に立設されている。アーム部4は、脚柱部3の上端部から左方向へベッド部2に対向して延びる。アーム部4の先端部は、頭部40である。
[0012]
 ベッド部2は、水平に延びる上面を有し、針板11、及びカバー9を取り外し可能に支持する。針板11は、平面視矩形状の板である。針板11はベッド部2の上面に設けられた開口98に取り外し可能に装着される。図2及び図3に示すように、針板11は、針穴6、角穴22、穴27、28、第一係合部材15、及び前後一対の引っかけ部97を有する。針穴6は、針板11の略中央部に設けられた、後述の縫針95が挿通可能な孔である。角穴22は、針穴6の前後左右に配置された、前後方向に延びる複数の孔である。角穴22は、送り歯5が針板11よりも上方となる位置に移動可能である。穴27、28は、後述の位置決めピン71、72が下側から入る穴である。本例の穴27、28は、針板11を貫通する平面視円状の孔である。穴27は、針穴6の左後方に設けられ、穴28は、針穴6の右後方に設けられる。穴27と、穴28との間に、角穴22が配置される。
[0013]
 図3(B)及び(C)に示すように、第一係合部材15は、針板11の下面から、針板11の延設方向と交差する方向(略垂直な方向)に延びるピン状である。第一係合部材15は、係合部18及び第一凸部19を有する。係合部18は後述の第二係合部材16と係合する。第一凸部19は、係合部18よりも下方に設けられ、係合部18よりも水平方向(第一係合部材15の延設方向に交差する方向)に突出する。第一凸部19の下部は面取りされている。第一係合部材15は更に係合部18よりも上方に設けられ、係合部18よりも水平方向(第一係合部材15の延設方向に交差する方向)に突出する基部20を有する。基部20は針板11の下面と連結する。平面視において、第一凸部19及び基部20の外周部は、係合部18の外周部の外側にある。
[0014]
 前後一対の引っかけ部97は、針板11の下面左端から左方に延設された、左右方向に延びる板状の部位である。一対の引っかけ部97は、針板11を図1に示す固定位置に配置する場合に、矩形状の開口98の左辺部に係合される。カバー9は、針板11よりも小さい平面視矩形状の板部材であり、針板11の右側において、ベッド部2に取り外し可能に支持される。カバー9は、ベッド部2に支持された場合、ベッド部2の上面と略同一の水平面をなし、後述のレバー64の上方を覆う。
[0015]
 図4(A)及び図5に示すように、ミシン1は、針板11の下部のベッド部2内に、釜機構12、送り歯5、送り機構13、送り歯退避機構14、第一付勢部材67、第二係合部材16、第二付勢部材66、筒部80、ロック解除機構17、及び位置決めピン71、72を備える。釜機構12は、針板11の下方に設け、針棒8の上下動に連動して回転する。送り歯5は、被縫製物(例えば、加工布)を所定の送り量で移動する。送り機構13は、送り量調整用モータ33を駆動源として送り歯5を駆動する周知の機構である。送り歯退避機構14は、移動モータ31の出力軸32(図8参照)に連結し、移動モータ31の駆動力で、送り歯5を通常位置と退避位置とに切換える。移動モータ31はパルスモータである。通常位置は、送り機構13により送り歯5が駆動され、送り歯5が間欠的に針板11の上面よりも突出する位置である。退避位置は、送り機構13の駆動力が送り歯5に伝達されず、送り歯5が針板11の上面よりも下方に退避された位置である。送り機構13及び送り歯退避機構14は、例えば、特開2007-244721号公報に記載の機構を採用することができる。送り歯退避機構14の詳細は後述する。
[0016]
 図5(A)及び(B)に示すように、第一付勢部材67は、ベッド部2内に設けられ、針板11を上方へ付勢する。本例の第一付勢部材67は、上方に向かって凸となるように湾曲した板バネであり、右端が螺子68で固定されている。第一付勢部材67は、針板11の内、引っかけ部97が設けられた側(左側)とは反対側の右端部の前後方向略中央部を上方に付勢する。第二係合部材16は、ベッド部2内に設けられ、第一付勢部材67の付勢力に抗して下方に押圧された針板11の第一係合部材15と係合することで、針板11を固定位置に固定する。針板11が固定位置にある場合、針板11の上面は、ベッド部2の上面と略同一の水平面上にある。本例の第二係合部材16は、第一係合部材15の延設方向と交差する方向に延びる、板状の部材である。
[0017]
 第二付勢部材66は第二係合部材16の一端(左端)に固定され、第二係合部材16を水平な第一方向(平面視反時計回り)に付勢する。本例の第二付勢部材66は、コイルバネで有り、他端が第二係合部材16よりも前方において略水平に延設された板部79の左端部に固定されている。筒部80は上下方向に延びる孔81を有する円筒状の部位である。孔81の径は、第一係合部材15の径よりも大きく、針板11が固定位置に配置された場合、第一係合部材15は筒部80の孔81に上方から挿通される。筒部80の上端は、第二係合部材16の上面よりも上方にある。第二係合部材16は筒部80の後方において左右方向に延びる。筒部80は、第二係合部材16と対向する部位(つまり背面側)に、上下方向に切り欠かれた切欠部を有する。図5(A)に示すように、第二係合部材16は、第二付勢部材66の付勢力で平面視反時計回りに付勢され、切欠部に後方から挿入される。
[0018]
 ロック解除機構17は、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除する。ロック解除機構17の詳細は後述する。位置決めピン71、72は、上方に延びる円柱状の部材である。第二係合部材16と第一係合部材15とが係合した場合、位置決めピン71、72の上端は、固定位置にある針板11の上面の高さより低い。図4(A)に示すように、位置決めピン71、72は、上端に固定位置にある針板11よりも下方の位置で水平方向に突出する第二凸部73、74を備える。第二凸部73、74は、位置決めピン71、72と同じ軸線を有する円柱状である。第二凸部73、74の上端には、クッション材75、76が配置される。クッション材75、76は、不織布、及びフェルト布等の弾性を有する部材である。
[0019]
 図1に示すように、ミシン1は、脚柱部3の下方に、ミシンモータ(図示略)を備える。ミシンモータの駆動力は、駆動ベルト(図示略)を介して主軸(図示略)に伝達される。主軸は、アーム部4内を左右方向へ伸びる。ミシンモータの駆動力は、主軸の途中部に設けられた伝達機構(図示略)によって、下軸(図示略)にも伝達される。下軸は、ベッド部2内を左右方向に伸びる。
[0020]
 ミシン1は、脚柱部3に、縦長の液晶ディスプレイ(以下、単に「LCD」という)10及びタッチパネル26を備える。LCD10は、縫製模様の選択及び編集等、縫製作業に必要な各種の機能を実行させる機能名及び各種のメッセージ等を表示する。タッチパネル26は、LCD10の前面に設けられる。ユーザがLCD10に表示された項目を指又は専用のペンで選択すると、タッチパネル26によりどの項目が選択されたかが感知される。ユーザは、タッチパネル26を介して種々の指示を入力できる。
[0021]
 アーム部4は、上部に開閉可能なカバー92を設ける。図1は、カバー92が開かれた状態を示す。カバー92が閉じられた場合のカバー92の下方、つまり、アーム部4の内部には、収容部94が設けられている。収容部94は、上糸が巻回された糸駒96を収容する凹部である。収容部94の脚柱部3側の内壁面には、頭部40に向かって突出し、糸駒96を装着するための糸立棒93が配設される。糸駒96は、糸駒96が備える挿入孔が糸立棒93に挿入されてミシン1に装着される。頭部40の下部には、針棒8が配設されている。針棒8の下端には、縫針95が装着可能である。頭部40内には、針棒上下動機構(図示略)と、天秤機構(図示略)とが設けられている。針棒上下動機構は、縫針95が装着された針棒8を上下方向に駆動させる。
[0022]
 アーム部4には、糸駒96から引き出される上糸を、非図示の糸調子機構、糸取りバネ、及び天秤等を経由して、最終的に縫針95まで案内する糸案内溝7が設けられている。アーム部4の前面には、スタート/ストップスイッチ91を備える。スタート/ストップスイッチ91は、縫製動作の開始及び停止を指示するためのスイッチである。スタート/ストップスイッチ91が押下されると、ミシンモータが駆動され、針棒上下動機構、天秤機構、釜機構12、及び送り機構13を含む各要素が同期駆動し、被縫製物に縫目が形成される。
[0023]
 図7及び図8を参照して、送り歯退避機構14について説明する。送り歯退避機構14は、ギヤ41、ドロップカム42、作動片43、48、52、接触子86、及び上下送りカム85を備える。ギヤ41は、移動モータ31の出力軸32の先端に固定する。出力軸32は上下方向に延びる。ギヤ41は、ドロップカム42の外周に設けられたギヤ歯と噛み合う、ドロップカム42の径はギヤ41の径よりも大きい。ドロップカム42の軸47は上下方向に延びる。ドロップカム42は、軸47から底面視反時計回りに延びる渦巻き状の溝部88を有する。作動片43は左右方向に延び、下側に突出する円柱状の凸部87、及び左端部と右端部に左右方向に長い長孔44、45を備える。凸部87は、ドロップカム42の溝部88に挿入される。長孔44は上下方向に延びるピン46が挿通される。長孔45には、軸47が挿通される。ギヤ41が回動すると、ドロップカム42が回動し、溝部88の配置が変わる。作動片43は、ドロップカム42の回動に応じて、溝部88、及び長孔44、45に案内され、左右方向に移動可能である。
[0024]
 作動片43の左端部は、上下方向に延びるピン49によって、作動片48と連結する。作動片48は、前後方向に延びる板状の部材である。作動片48の前後方向の略中心部は、上下方向に延びる円柱状のピン51が挿通される。作動片48は、ピン51を中心に回動可能に固定されている。作動片48の後端部は、上下方向に延びるピン50によって、作動片52に連結する。作動片52はベッド部2の内部の後端部に配置された左右方向に長い板状の部材である。作動片52は左部に水平方向に延びる板状の板部53を有する。板部53には、板部53の上面から上方に延びるピン54、55が左右方向に列設される。ピン54の左側に配置されたピン55は、板部53の上方において水平方向に延びる板状の部材56の左右方向に延びる長孔57に挿通される。作動片52は長孔57に案内されて左右方向に移動可能である。板部53の上面には、接触子86が固定されている。接触子86は、上下送りカム85の下方に設けられる。上下送りカム85は、下軸(図示略)に固着された、偏心カムである。接触子86は、図8(A)に示すように、上下送りカム85の下方に配置され、上下送りカム85と当接した場合に、上下送りカム85の駆動力が送り歯5に伝達され、送り歯5は前後上下に揺動駆動する。つまり接触子86は、上下送りカム85と当接した場合に、送り歯5を通常位置に配置する。接触子86は、図8(B)に示すように、上下送りカム85と当接しない場合に、送り歯5を退避位置に配置する。
[0025]
 針板11を図1に示す固定位置に配置する場合の手順を説明する。ユーザは、引っかけ部97をベッド部2の開口98の左辺部に係合させ、位置決めピン71、72を各々穴27、28に挿通させた状態で、針板11の右端部を下方に押す。ユーザが、第一付勢部材67の付勢力に抗して針板11を下方に押すと、第二係合部材16は、下方が面取りされた第一凸部19に案内され、第一付勢部材67の付勢力に抗して下方に押圧された針板11の第一係合部材15の係合部18と係合する。ユーザが針板11を下方に押すのを辞めると、針板11の右端部は、第一付勢部材67の付勢力により、第一凸部19の上端99が、第二係合部材16の下面と当接する位置まで上方に移動する。これにより図9(A)に示すように、第一係合部材15と第二係合部材16とが係合した場合、第二係合部材16は、第二付勢部材66の付勢力により第一係合部材15の係合部18に当接し、且つ、第一付勢部材67の付勢力により第一係合部材15の第一凸部19の上端99に当接する。
[0026]
 図4から図8を参照して、ロック解除機構17について説明する。ロック解除機構17は、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を手動で解除可能に構成されている。図5に示すように、ロック解除機構17は、レバー64を備える。レバー64は、ベッド部2の上面よりも下方に設けられる。レバー64は、第二係合部材16を第一方向(平面視反時計回り)とは反対の第二方向(平面視時計回り)に回動可能である。レバー64は前後方向に延びる板状の部材である。レバー64の右端部は上方に屈曲している。レバー64は、上方をカバー9により覆われている。カバー9がベッド部2から取り外された場合、レバー64は、ベッド部2の上面側に露出可能である。レバー64の前端部は、第二係合部材16の右端と連結する。レバー64と第二係合部材16との連結部は、上下方向に延びるピン65によって水平方向に沿って回動可能に固定される。ピン65は、筒部80の右方に配置される。ピン65は筒部80に対して第二付勢部材66とは反対側に設けられる。レバー64と第二係合部材16とは、ピン65を中心として、水平な面に沿って一体的に回動可能である。
[0027]
 第一係合部材15と第二係合部材16との係合を手動で解除する場合、ユーザはカバー9をベッド部2から取り外し、レバー64をベッド部2の上面側に露出させる。ユーザは、レバー64を第二方向(平面視時計回り)に回動させる。第二係合部材16は、第二付勢部材66の付勢力に抗して、レバー64と一体的にピン65を中心に第二方向に回動する。第二係合部材16は、第一係合部材15の係合部18から水平方向に離間する。第二係合部材16が第一凸部19の上端と接しない位置まで移動すると、針板11は、第一付勢部材67の付勢力により、上方に移動する。これにより図9(B)に示すように、第一係合部材15と第二係合部材16との係合が解除される。針板11の右端部は、ベッド部2の上面よりも上方に位置する。ユーザは針板11の右端部を摘まんで、針板11を取り外す。
[0028]
 本例のロック解除機構17は、更に、移動モータ31を駆動源として、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除可能に構成されている。具体的にはロック解除機構17は、更に、レバー63、押圧部材62、及び移動部材61を備える。レバー63は、レバー64と、第二係合部材16との連結部から、右斜め前方に延びる板状である。レバー63の右端は下方に屈曲している。レバー63の前後方向の長さは、レバー64の前後方向の長さよりも長い。レバー63の右端は、レバー64の右端よりも右方にある。カバー9がベッド部2から取り外された場合、レバー63の上方は、ベッド部2の上面に覆われている。レバー63と第二係合部材16とは、ピン65を中心として、水平な面に沿って一体的に回動可能である。
[0029]
 押圧部材62は、移動部材61の位置に応じて、レバー63の右端を第二方向に移動可能な部材である。押圧部材62はレバー63の右方に、左右方向に移動可能に支持されている。具体的には、押圧部材62は、本体部60、連結部34及び支持部36を備える。本体部60は、平面視三角形状の水平状に延びる板状の部位である。本体部60は、レバー63の右方に配置される。本体部60の前端は、連結部34と連結する。連結部34は、本体部60の前端から下方に延びる、正面視三角形状の部位である。連結部34は右端で支持部36と連結する。支持部36は、連結部34の右端から後方に延び、更に右方に向けて屈曲した、平面視L字状の板状の部位である。支持部36の左右方向に延びる右端部は、左右方向に延びる長孔を有する。長孔には前後方向に延び2つのピン35が挿通される。2つのピン35は左右に並び、固定板25の左前端部から上方に延びる板状の支持部24に固定される。固定板25は、水平状に延びる板部材であり、右端部に移動モータ31を固定する。押圧部材62は、長孔に沿って移動可能に、支持部24に固定される。支持部36の右端部は、前方に突出し、付勢部材39の一端を固定する固定部37を有する。付勢部材39の他端は、支持部24よりも右方において固定板25の前端部から上下方向に延びる板状の支持部38に固定される。付勢部材39はコイルバネである。押圧部材62は、付勢部材39によって、レバー63を第二方向に回動させる場合の移動方向(左方)とは逆の右方に付勢されている。
[0030]
 移動部材61は、移動モータ31の出力軸32の位置に応じて、左右方向に移動可能に構成されている。移動部材61は、作動片43の前左端部から上方に延びる板状の部位である。移動部材61は、移動モータ31の回動角度に応じて、作動片43と一体的に左右方向に移動可能である。移動部材61の上左端部は、円弧状に左方に突出する。移動部材61の上左端部の左側に、押圧部材62の支持部36の左端部が配置される。移動部材61の後ろ側に、押圧部材62の右端部が配置される。
[0031]
 図6から図8を参照して、移動モータ31を駆動源として、送り歯退避機構14により送り歯5を通常位置と、退避位置との間で切り替える動作と、ロック解除機構17により、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除する動作とについて説明する。移動モータ31は、例えば、タッチパネル26を介してユーザから指示された場合に指示に応じた量駆動される。ユーザは、タッチパネル26を介して、送り歯退避機構14により送り歯5を通常位置と、退避位置との間で切り替える指示と、ロック解除機構17により、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除する指示と、第一係合部材15と第二係合部材16とを係合可能な状態にする指示との各々を入力可能である。図6において、仮想線L1は、ピン65の中心位置を示す。仮想線L2は、出力軸32が基準位置にある場合の、レバー64の右端の位置を示す。図7において、仮想線L3は、出力軸32が基準位置にある場合の、移動部材61の左端部の位置を示す。仮想線L4は、出力軸32が第一作動位置にある場合の、移動部材61の左端部の位置を示す。仮想線L5は、出力軸32が第二作動位置にある場合の、移動部材61の左端部の位置を示す。図8において、仮想線L7は、軸47の中心位置を示す。仮想線L8は、出力軸32が基準位置にある場合の、接触子86の左端部の位置を示す。仮想線L9は、出力軸32が第一作動位置にある場合の、接触子86の左端部の位置を示す。仮想線L10は、出力軸32が第二作動位置にある場合の、接触子86の左端部の位置を示す。
[0032]
 図6から図8の(A)に示すように、移動モータ31の出力軸32が基準位置(基準角度)にある場合、接触子86は、上下送りカム85と当接し、送り歯退避機構14は、送り歯5を通常位置に配置する。押圧部材62は、レバー63と接触する。押圧部材62は移動部材61と離間する。第二係合部材16は、第一係合部材15と係合可能な位置にある。
[0033]
 送り歯退避機構14により送り歯5を通常位置から、退避位置に切り替える指示が入力された場合、移動モータ31が駆動され、移動モータ31の出力軸32が第一作動位置(第一作動角度)まで回動される。第一作動位置は、移動モータ31の出力軸32が、基準位置から所定方向360度よりも小さい所定角度回動した位置である。この場合、図6から図8の(B)に示すように、送り歯退避機構14の作動片43は出力軸32が基準位置にある場合に比べ左方に移動される。作動片43の移動に応じて、作動片48は、ピン51を中心に底面視反時計回りに回動する。作動片48の回動に応じて、作動片52は長孔57に案内されて右方に移動する。これにより接触子86は、左端が図8の仮想線L9に示される位置まで移動し、上下送りカム85と左右方向に離間する。送り歯退避機構14は、送り歯5を退避位置に配置する。
[0034]
 押圧部材62は、レバー63と接触する。移動部材61は、図7の仮想線L4で示す位置に移動し、押圧部材62と接触する。送り歯退避機構14により送り歯5を退避位置から、通常位置に切り替える指示が入力された場合の動作は、上記動作の逆になる。
[0035]
 ロック解除機構17により、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除する指示が入力された場合、移動モータ31の出力軸32が第二作動位置(第二作動角度)まで回動される。第二作動位置は、第一作動位置から更に所定方向に回動した位置である。この場合、図6から図8の(C)に示すように、送り歯退避機構14の作動片43は出力軸32が第一作動位置にある場合に比べ僅かに左方に移動される。作動片43の移動に応じて、作動片48は、ピン51を中心に底面視反時計回りに回動する。作動片48の回動に応じて、作動片52は長孔57に案内されて右方に移動する。これにより接触子86は、左端が図8の仮想線L10に示される位置まで移動し、上下送りカム85と左右方向に離間する。これにより送り歯退避機構14は、送り歯5を退避位置に配置する。
[0036]
 ロック解除機構17の移動部材61は、押圧部材62を左方に押しながら図7の仮想線L5で示す位置に移動する。押圧部材62は、付勢部材39の付勢力に抗して、移動部材61と一体的に左方に移動し、レバー63を左方に押す。レバー63は、第二付勢部材66の付勢力に抗して、ピン65を中心に第二方向(平面視時計回り)に回動する。これによりロック解除機構17は、レバー64の場合と同様に、第一係合部材15と、第二係合部材16との係合を解除する。針板11は第一付勢部材67の付勢力によって、図9(B)に示すように第一付勢部材67と接する部分が上方に移動する。針板11の右端部上面は、ベッド部2上面よりも上方に位置する。第一係合部材15と第二係合部材16とを係合可能な状態にする指示が入力された場合の動作は、針板11(第一係合部材15)の動作を除き、上記動作の逆になる。
[0037]
 上記実施形態において、針板11、ベッド部2、第一付勢部材67、第一係合部材15、第二係合部材16、及びロック解除機構17は各々、本発明の針板、ベッド部、第一付勢部材、第一係合部材、第二係合部材、及びロック解除機構の一例である。第二付勢部材66は本発明の第二付勢部材の一例である。係合部18、第一凸部19、及びレバー64は本発明の係合部、第一凸部、及び第一レバーの一例である。位置決めピン71、72は、本発明の位置決めピンの一例である。穴27、28は、本発明の穴の一例である。第二凸部73、74は、本発明の第二凸部の一例である。クッション材75、76は、本発明のクッション材の一例である。送り歯5、送り歯退避機構14、レバー63、及び押圧部材62は各々、本発明の送り歯、送り歯退避機構、第二レバー、及び押圧部材の一例である。移動モータ31は、本発明のアクチュエータ及びモータの一例である。
[0038]
 ミシン1では、ユーザは、針板11をベッド部2に固定する場合、第一係合部材15と第二係合部材16とを係合させればよく、針板11をベッド部2から取り外す場合、ロック解除機構17により、第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除すればよい。故にミシン1は、従来よりも簡単な操作によって針板11をベッド部2から取り外し可能である。
[0039]
 ミシン1は、第二係合部材16を、水平な第一方向に回動可能に付勢する第二付勢部材66を更に備える。第一係合部材15は、針板11の下面から下方に延び、第二係合部材16と係合する係合部18と、係合部18よりも下方に設けられ、係合部18よりも水平方向に突出する第一凸部19とを有する。ロック解除機構17は、第二係合部材16を第一方向とは反対の第二方向に回動するレバー64を有する。第一係合部材15と第二係合部材16とが係合した場合、第二係合部材16は、第二付勢部材66の付勢力により第一係合部材15の係合部18に当接し、且つ、第一付勢部材67の付勢力により第一係合部材15の第一凸部19の上端に当接する。故に、ミシン1は、第一係合部材15と第二係合部材16とを比較的簡単な構成とすることができる。ユーザは、第一付勢部材67の付勢力に抗して針板11を下方に押すという簡単な操作で、第一係合部材15と第二係合部材16とを係合させることができる。
[0040]
 ミシン1は、ベッド部2内に、上方に延びる位置決めピン71、72を更に備える。針板11は、位置決めピン71、72が入る穴27、28を備える。故に、ミシン1は、位置決めピン71、72を、穴27、28に配置することで、ベッド部2に対する針板11の水平方向の位置がずれることを抑制できる。第二係合部材16と第一係合部材15とが係合した場合、位置決めピン71、72の上端は、固定位置にある針板11の上面の高さより低い。故に、ミシン1は、針板11が固定位置にある状態で、位置決めピン71、72が縫製の妨げになることを回避できる。
[0041]
 位置決めピン71、72は、図1に示す固定位置にある針板11よりも下方の位置で水平方向に突出する第二凸部73、74と、第二凸部73、74の上端に設けられたクッション材75、76とを備える。針板11が固定位置にある場合、第二凸部73、74の上面と、針板11の下面との間にクッション材75、76が配置されるので、ミシン1は、縫製時の震動等により、針板11と位置決めピン71、72との間で衝突音が発生することを抑制できる。
[0042]
 レバー64は、ベッド部2内に、ベッド部2の上面側に露出可能に設けられる。ミシン1では、ユーザがレバー64を操作しやすい。本例では、縫製時には、レバー64をベッド部2の上面と同一平面上の平面をなすカバー9で覆うことができるので、レバー64が縫製の妨げとなることがない。レバー64は、針棒8に対して、ベッド部2の先端部(左端部)とは反対側(つまり、右側)にある。針棒8に対して、ベッド部2の先端部とは反対側は、ベッド部2の先端部側に比べて、縫製時に被縫製物が配置される頻度が低い。故に、ユーザは、針棒8に対して、ベッド部2の先端部(左端部)側にレバー64がある場合に比べ、レバー64を操作しやすい。
[0043]
 レバー64はベッド部2の上面よりも下方に設けられる。ミシン1は、レバー64が縫製の邪魔になることを回避できる。ミシン1は、縫製時には、レバー64をカバー9で覆うことができるので、レバー64が、縫製時に誤って操作されることを回避できる。
[0044]
 ミシン1は、アクチュエータとして移動モータ31を備える。ロック解除機構17は、移動モータ31の駆動力により第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除する。故に、ミシン1では、ユーザは移動モータ31を駆動する指示を入力するという簡単な操作で、自動で第一係合部材15と第二係合部材16との係合を解除できる。
[0045]
 ミシン1は、被縫製物を移動する送り歯5と、送り歯退避機構14を有する。送り歯退避機構14は、移動モータ31に連結し、移動モータ31を駆動源として、送り歯5を被縫製物を移動可能な通常位置から針板11の上面よりも下方に退避させた退避位置に切換える。故に、ミシン1は、移動モータ31の動力を利用して、送り歯退避機構14を駆動させ、送り歯5を通常位置から退避位置に切り替えることができる。ミシン1は、送り歯退避機構14の駆動源と、ロック解除機構17の駆動源とが別々に設けられる場合に比べ、ミシン1の構成をコンパクトにできる。
[0046]
 より詳細には、送り歯退避機構14は、移動モータ31の出力軸32と連結し、出力軸32が図6から図8(A)に示す基準位置から、図6から図8(B)に示す所定方向に回動した第一作動位置に達した時、送り歯5を通常位置から退避位置に切換える。ロック解除機構17は、第二係合部材16を第二方向に回動可能なレバー63と、押圧部材62を備える。押圧部材62は、図6から図8(C)に示すように、出力軸32が第一作動位置よりも更に所定方向に回動した第二作動位置に達した場合にレバー63を第二方向に押圧可能である。故に、ミシン1は、比較的簡単な構成で、送り歯退避機構14の駆動源と、ロック解除機構17の駆動源とを共通化できる。ミシン1は、送り歯5を通常位置から退避位置に移動させたい時に、意図せずに、第一係合部材15と第二係合部材16との係合が解除されることなく、送り歯退避機構14の駆動源と、ロック解除機構17の駆動源とを共通化できる。
[0047]
 本発明の刺繍枠は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の変形が適宜加えられてもよい。
[0048]
 ミシン1の構成は適宜変更してよい。ミシン1は、工業用ミシン及び多針ミシンであってもよい。第一係合部材15と、第二係合部材16とは、互いに係合した場合に、第一付勢部材67によって上方に付勢された針板11を、上下方向に固定可能な構成であればよい。例えば、第一係合部材15は、係合部18及び第一凸部19の少なくとも何れかを備えなくてもよい。第二係合部材16と、レバー63、64とは別体の部材であってもよい。送り歯5、移動モータ31及び送り歯退避機構14は必要に応じて省略されてよい。
[0049]
 位置決めピン71、72は必要に応じて省略されてもよいし、形状、数及び配置等を適宜変更されてもよい。位置決めピン71、72は、第二凸部73、74、及びクッション材75、76の少なくとも何れかを備えなくてもよい。針板11の穴27、28は、位置決めピン71、72を挿通可能であればよく、上下方向に貫通しなくてもよい。クッション材75、76は、針板11の下面に設けられてもよい。針板11がベッド部2に固定された場合に、位置決めピン71、72は、縫製の妨げにならない範囲で、針板11の上面から僅かに突出していてもよい。
[0050]
 ユーザにより操作されるレバー64の配置、構成等は適宜変更されてよい。レバー64は、ベッド部2内に、ベッド部2の上面側に露出可能でなくてもよい。例えば、レバー64は、ベッド部2内に、ベッド部2の前面側又は左側面側に露出可能であってもよい。レバー64が、ベッド部2の上面側に露出可能である場合、レバー64は、ベッド部2の上面と同じ高さ又は、ベッド部2の上面よりも上方になる部位を有していてもよい。レバー64の上方はカバー9で覆われなくてもよい。レバー64の上方はカバー9で覆われる場合、カバー9の構成は適宜変更されてよい。カバー9はヒンジ部でベッド部2に取り付けられていてもよい。カバー9は水平方向にスライド可能にベッド部2に移動可能に取り付けられてもよい。
[0051]
 ロック解除機構17は、第一係合部材と第二係合部材との係合を解除可能であればよく、手動で係合を解除可能な構成と、アクチュエータの駆動力を利用して係合を解除可能な構成との少なくとも何れかを備えればよい。つまり、手動で係合を解除可能な構成と、アクチュエータの駆動力を利用して係合を解除可能な構成との何れかは、必要に応じて省略されてよい。アクチュエータは、ステップモータの他、動力シリンダ、ソレノイド等であってもよい。ロック解除機構を駆動するためのアクチュエータは、送り歯退避機構等の他の機構の動力源とは別に設けられてもよい。ロック解除機構17はミシン1の構成、アクチュエータ等に応じて適宜変更されてよい。例えば、移動部材61と、押圧部材62とは一体に形成されてもよい。ミシンは、手動で係合を解除可能な構成と、アクチュエータの駆動力を利用して係合を解除可能な構成とで、同一のレバーを移動させてもよい。

符号の説明

[0052]
 1:ミシン、2:ベッド部、5:送り歯、11:針板、14:送り歯退避機構、15:第一係合部材、16:第二係合部材、17:ロック解除機構、18:係合部、19:第一凸部、27、28:穴、31:移動モータ、62:押圧部材、63、64:レバー、66:第二付勢部材、67:第一付勢部材、71、72:位置決めピン、73、74:第二凸部、75、76:クッション材

請求の範囲

[請求項1]
 針板と、
 前記針板を支持するベッド部と
 前記ベッド部内に設けられ、前記針板を上方へ付勢する第一付勢部材と、
 前記針板に設けられた第一係合部材と、
 前記ベッド部内に設けられ、前記第一付勢部材の付勢力に抗して下方に押圧された前記針板の前記第一係合部材と係合することで、前記針板を固定位置に固定する第二係合部材と、
 前記第一係合部材と前記第二係合部材との係合を解除するロック解除機構と
を備えたことを特徴とするミシン。
[請求項2]
 前記第二係合部材を、水平な第一方向に回動可能に付勢する第二付勢部材を更に備え、
 前記第一係合部材は、前記針板の下面から下方に延び、前記第二係合部材と係合する係合部と、前記係合部よりも下方に設けられ、前記係合部よりも水平方向に突出する第一凸部とを有し、
 前記ロック解除機構は、前記第二係合部材を前記第一方向とは反対の第二方向に回動可能な第一レバーを有し、
 前記第一係合部材と前記第二係合部材とが係合した場合、前記第二係合部材は、前記第二付勢部材の付勢力により前記第一係合部材の前記係合部に当接し、且つ、前記第一付勢部材の付勢力により前記第一係合部材の前記第一凸部の上端に当接することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
[請求項3]
 前記ベッド部内に、上方に延びる位置決めピンを更に備え、
 前記針板は、前記位置決めピンが入る穴を備え、
 前記第二係合部材と前記第一係合部材とが係合した場合、前記位置決めピンの上端は、前記固定位置にある前記針板の上面の高さより低いことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
[請求項4]
 前記位置決めピンは、
 前記固定位置にある前記針板よりも下方の位置で水平方向に突出する第二凸部と、
 前記第二凸部の上端に設けられたクッション材と
を備えることを特徴とする請求項3に記載のミシン。
[請求項5]
 前記第一レバーは、前記ベッド部内に、前記ベッド部の上面側に露出可能に設けられることを特徴とする請求項2に記載のミシン。
[請求項6]
 前記第一レバーは、前記ベッド部の前記上面よりも下方に設けられることを特徴とする請求項5に記載のミシン。
[請求項7]
 前記ベッド部に支持されるカバーを更に備え、
 前記カバーは、前記ベッド部に支持された状態において、前記ベッド部の上面と同一の水平面をなし、前記第一レバーの上方を覆うことを特徴とする請求項6に記載のミシン。
[請求項8]
 アクチュエータを更に備え、
 前記ロック解除機構は、前記アクチュエータの駆動力により前記第一係合部材と前記第二係合部材との係合を解除することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載のミシン。
[請求項9]
 被縫製物を移動する送り歯と、
 前記アクチュエータに連結し、前記アクチュエータを駆動源として、前記送り歯を前記被縫製物を移動可能な通常位置から前記針板の上面よりも下方に退避させた退避位置に切換える送り歯退避機構とを更に備えることを特徴とする請求項8に記載のミシン。
[請求項10]
 前記第二係合部材を、水平な第一方向に回動可能に付勢する第二付勢部材を更に備え、
 前記アクチュエータは出力軸を有するモータであり、
 前記第一係合部材は、前記針板の下面から下方に延び、前記第二係合部材と係合する係合部と、前記係合部よりも下方に設けられ、前記係合部よりも水平方向に突出する第一凸部とを有し、
 前記第一係合部材と前記第二係合部材とが係合した場合、前記第二係合部材は、前記第二付勢部材の付勢力により前記第一係合部材の前記係合部に当接し、且つ、前記第一付勢部材の付勢力により前記第一係合部材の前記第一凸部の上端に当接し、
 前記送り歯退避機構は、前記出力軸と連結し、前記出力軸が基準位置から所定方向に回動した第一作動位置に達した時、前記送り歯を前記通常位置から前記退避位置に切換え、
 前記ロック解除機構は、前記第二係合部材を前記第一方向とは反対の第二方向に回動可能な第二レバーと、前記出力軸が前記第一作動位置よりも更に前記所定方向に回動した第二作動位置に達した場合に前記第二レバーを前記第二方向に押圧可能な押圧部材を備えることを特徴とする請求項9に記載のミシン。
[請求項11]
 前記第一付勢部材は、板バネであることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載のミシン。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]