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1. (WO2018179399) 別体運転支援装置およびサーバー
Document

明 細 書

発明の名称 別体運転支援装置およびサーバー

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064  

符号の説明

0065  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 別体運転支援装置およびサーバー

技術分野

[0001]
 本発明は、二輪車用の別体運転支援装置に関する。

背景技術

[0002]
 四輪車の一例として、加速、制動、操舵等の運転操作の一部または全部をECU(電子制御ユニット)側で行うこと、即ち運転支援が可能なものが提案されている(特許文献1)。車体の周囲には各種センサが設けられ、上記運転支援は、これらセンサによる四輪車の走行環境の検出結果に基づいて実現される。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2017-19308号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 運転支援が可能な構成を鞍乗型自動二輪車等の二輪車に適用する場合、走行環境を検出するための各種センサの配置スペースが問題となるため、各種センサを四輪車の場合同様に設けることは難しい。
[0005]
 本発明の目的は、比較的簡素な構成で二輪車の運転支援を可能にすることにある。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の一つの側面は、別体運転支援装置に係り、二輪車に連結可能な別体運転支援装置であって、前記二輪車の走行環境を検出するための検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて前記二輪車の運転支援を行うように前記二輪車を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

[0007]
 本発明によれば、二輪車の運転支援が可能となる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 別体運転支援装置が連結された二輪車の構造の例を説明するための図である。
[図2] 別体運転支援装置が連結された二輪車の構造の例を説明するための図である。
[図3] 別体運転支援装置が連結された二輪車の構成の例を説明するための図である。
[図4] 別体運転支援装置の構造の例を説明するための図である。
[図5] 二輪車の構造の例を説明するための図である。
[図6] 別体運転支援装置のレンタルサービスの利用態様の例を説明するための図である。
[図7] 別体運転支援装置のレンタルサービスのシステム構成例を説明するための図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、各図は、実施形態の構造ないし構成を示す模式図であり、図示された各部材の寸法は必ずしも現実のものを反映するものではない。
[0010]
  (二輪車およびそれに連結された別体運転支援装置)
 図1及び図2は、実施形態に係る二輪車1および別体運転支援装置2の構造を説明するための模式図である。図1は、二輪車1および別体運転支援装置2の側面図(二輪車1の前後方向に対して左側から見た図)を示し、図2は、それらの上面図を示す。二輪車1は、本実施形態では鞍乗型自動二輪車である。詳細については後述とするが、別体運転支援装置2は二輪車1の運転支援を行うことが可能である。別体運転支援装置2は、本実施形態ではサイドカーであるが、二輪車1に連結可能に構成された外付け型のユニットであればよい。二輪車1はシートSH1を備えており、また、別体運転支援装置2はシートSH2を備えており、よって、運転者を含む1人ないし2人が乗員となりうる。
[0011]
 なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」の方向は、相対的な位置関係を表現するのに用いられ、これらの方向は、二輪車1の前後方向を基準として定められる。例えば、別体運転支援装置2は、二輪車1に対してその「左」側方で連結されている。
[0012]
 図3は、二輪車1および別体運転支援装置2の構成を説明するためのブロック図である。二輪車1は、操作部11、制御ブロック12、駆動機構13、制動機構14、操舵機構15、2つの車輪16(前輪16FR、後輪16RR)、及び、センサ群17を備える。
[0013]
 操作部11は、加速用操作子111、制動用操作子112、及び、操舵用操作子113を含む。加速用操作子111は、本実施形態では、操向ハンドルに設けられたアクセルグリップである。制動用操作子112は、本実施形態では、操向ハンドルに設けられたブレーキバー、及び、車体下方に配されたブレーキペダルである。操舵用操作子113は、本実施形態では、操向ハンドルである。
[0014]
 制御ブロック12は、本実施形態では、複数の制御部(例えばECU(電子制御ユニット))で形成され、駆動用制御部121、制動用制御部122、及び、操舵用制御部123を含む。駆動用制御部121は、運転者による加速用操作子111の操作量に基づいて駆動機構13を制御する。駆動機構13は、本実施形態ではエンジンユニットおよび変速機を含む。制動用制御部122は、運転者による制動用操作子112の操作量に基づいて制動機構14を制御する。制動機構14は、詳細については後述とするが、車輪16に設けられたディスクブレーキである。操舵用制御部123は、運転者による操舵用操作子113の操作量に基づいて操舵機構15を制御する。操舵機構15は、本実施形態では、操向ハンドルに対して固定され且つ車体に対して回動可能なヘッドパイプおよびフロントフォークである。
[0015]
 センサ群17は、例えば、二輪車1の車速を検出するための車速センサ、二輪車1の加速度を検出するための加速度センサ等、二輪車1の状態を検出するための各種センサを含む。制御ブロック12は、センサ群17からの検出信号に基づいて各機構の制御が可能である。例えば、詳細については後述とするが、操舵用制御部123は、二輪車1の姿勢(操舵角や傾き等)を示す検出信号をセンサ群17から受け取り、それに基づいて操舵機構15を制御することができる。
[0016]
 別体運転支援装置2は、本実施形態では、操作部21、制御ブロック22、車輪23、及び、センサ群24を備える。操作部21は、加速用操作子211、制動用操作子212、及び、操舵用操作子213を含む。詳細については後述とするが、本実施形態では、加速用操作子211および制動用操作子212はペダル式の操作子(アクセルペダルおよびブレーキペダル)であり、また、操舵用操作子213はステアリングホイールである。
[0017]
 制御ブロック22は、制御ブロック12同様に、複数の制御部(例えばECU)で形成され、本実施形態では、駆動用制御部221、制動用制御部222、及び、操舵用制御部223を含む。これら制御部221~223は、操作子211~213の操作量に応じて、二輪車1の制御ブロック12に制御信号を出力する。例えば、駆動用制御部221は、運転者による加速用操作子211の操作量に基づく制御信号を、駆動用制御部121に出力する。例えば、制動用制御部222は、運転者による制動用操作子212の操作量に基づく制御信号を、制動用制御部122に出力する。また、例えば、操舵用制御部223は、運転者による操舵用操作子213の操作量に基づく制御信号を、操舵用制御部123に出力する。
[0018]
 上記制御部221~223は、それぞれ、例えばCPUおよびメモリを備え、対応の操作子の操作量を示す電気信号に基づいて、操作対象の機構を駆動ないし制御するための制御信号を出力する。各制御部は、ハードウェア、例えばASIC(特定用途向け集積回路)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)等の半導体集積回路で構成されてもよいし、ソフトウェアで構成されてもよい。ここでは制御部221~223をそれぞれ個別に例示したが、他の実施形態として、これらは単一のユニットで構成されてもよい。制御ブロック22は、他の操作を実現するための他の制御部を更に含んでいてもよい。なお、これらの内容は制御ブロック12(制御部121~123)についても同様である。
[0019]
 車輪23は、二輪車1の2つの車輪16FR及び16RRと共に、互いに連結された二輪車1および別体運転支援装置2を支持し、路面に対する3点接地を実現する。即ち、車輪23は二輪車1の自立を補助する。これにより、二輪車1の走行時の安定化が可能となる。
[0020]
 センサ群24は、例えば、センサ群17同様、車速センサ、加速度センサ等、別体運転支援装置2の状態を検出するための各種センサを含む。例えば、別体運転支援装置2の車速(この車速は、二輪車1の車速と実質的に等しい)は、車輪23の単位時間あたりの回転数に基づいて検出される。
[0021]
 更に、センサ群24は、運転支援機能を実現するための各種センサを含む。例えば、センサ群24は、例えば、カメラ(イメージセンサ)、レーダー(ミリ波レーダー)等、二輪車1及び別体運転支援装置2の周囲(前方、後方等)の走行環境を検出可能なセンサを含む。走行環境は、他の車両、障害物、走行面の状態、標識、信号機等、運転を行うのに必要な情報を含む。センサの例は、これらに限られるものではなく、磁気センサ(磁気ネイルセンサ)等、他のセンサが更に設けられてもよい。
[0022]
 本明細書において、運転支援とは、別体運転支援装置2が連結された二輪車1の運転操作、即ち、上述の加速、制動および操舵の一部または全部を、運転者側ではなく、制御ブロック22側で行うことをいう。即ち、運転支援状態では、少なくとも一部についての運転操作主体は、運転者ではなく、制御ブロック22となる。運転支援機能は、例えば、車速制御(オートクルーズコントロール)機能、車間距離制御(アダプティブクルーズコントロール)機能、車線逸脱防止支援(レーンキープアシスト)機能、衝突回避支援機能等であるが、運転支援の概念には、運転操作の全部を制御ブロック22側で行う、いわゆる完全自動運転も含まれる。
[0023]
 再び図1及び図2を参照すると、本実施形態では、センサ群24は、カメラ241、レーダー242及び243、並びに、磁気センサ244を含む。カメラ241は、別体運転支援装置2の前方側に配され、前方の走行環境、例えば、二輪車1の前方を走行する先行車両、走行車線を示す車線区分線(白線、黄線など)等を検出可能である。レーダー242は、別体運転支援装置2の前方側に配され、前方の障害物等を検出可能である。レーダー243は、別体運転支援装置2の後方側に配され、後方の障害物等を検出可能である。また、磁気センサ244は、別体運転支援装置2の車体底面側に配され、走行面に設けられた磁石を検出可能である。
[0024]
 図2から分かるように、本実施形態では、カメラ241およびレーダー242は、二輪車1が備えるヘッドライト18よりも前方に配置される。これにより、カメラ241およびレーダー242により、それらの検出可能範囲がヘッドライト18の光やヘッドライト18そのものによって狭まることなく、前方の走行環境を検出可能となる。また、カメラ241およびレーダー242は、図中の一点鎖線で示されるように、二輪車1のフロントカウルよりも前方に配置されると更に良い。
[0025]
 また、図1から分かるように、本実施形態では、カメラ241およびレーダー242は、前輪16FRよりも上方に配置される。これにより、カメラ241およびレーダー242により、それらの検出可能範囲が前輪16FRによって狭まることなく、前方の走行環境を検出可能となる。他の実施形態として、カメラ241およびレーダー242は、ヘッドライト18よりも上方に配置されてもよい。一般に、前輪16FRおよび前輪用フェンダーは、ヘッドライト18の下方に配されるため、これにより、カメラ241およびレーダー242の検出可能範囲を更に広くすることが可能である。
[0026]
 また、図2から分かるように、本実施形態では、レーダー243は、二輪車1が備えるテールライト19よりも後方に配置され、これにより、レーダー243の検出可能範囲が、テールライト19によって狭まることなく、後方の走行環境を検出可能となる。また、レーダー243は、図中の一点鎖線で示されるように、二輪車1の後輪用フェンダーよりも後方に配置されると更に良い。
[0027]
 本実施形態では、別体運転支援装置2は、連結機構29を更に備えており、二輪車1と別体運転支援装置2とは、この連結機構29により連結される。連結機構29は、別体運転支援装置2の二輪車1に対する前後方向の相対位置を調整可能に構成される。これにより、上記カメラ241並びにレーダー242及び243の位置が所望の位置になるように、別体運転支援装置2の二輪車1に対する相対位置を調整することができる。また、連結機構29は、別体運転支援装置2の二輪車1に対する左右方向の相対位置も調整可能であってもよい。これにより、二輪車1の車種に応じて、二輪車1と別体運転支援装置2との間の距離を調整することができる。
[0028]
 本実施形態では、図3を参照しながら述べた制御ブロック12と制御ブロック22との間の信号通信は、連結機構29により実現される。例えば、連結機構29は、パイプ状のフレームを含んでおり、制御ブロック12と制御ブロック22との間の信号通信を実現するケーブルを内包していてもよい。なお、上記信号通信は、他の実施形態としてWi-Fiにより実現されてもよく、即ち、有線および無線のいずれによっても実現可能であり、通信規格も様々なものが活用可能である。
[0029]
 以上のような構成により、別体運転支援装置2の制御ブロック22は、センサ群24による検出結果に基づいて、二輪車1の制御ブロック12を介して各機構13~15を駆動ないし制御することで、運転支援を実現することができる。このことを、図4~5を参照しながら、より詳細に述べる。
[0030]
 図4は、制御ブロック11及び22による制御システムを別体運転支援装置2側に着目して示したブロック図である。図5は、制御ブロック11及び22による制御システムを二輪車1側に着目して示したブロック図である。
[0031]
 図4を参照すると、別体運転支援装置2は、前述のとおり、いずれもペダル式の加速用操作子211および制動用操作子212と、ステアリングホイールである操舵用操作子213とを備える。よって、運転者は、シートSH2(図2参照)に座っている間、これら操作子211~213を用いて運転操作を行うことが可能である。制御部221~223は、操作子211~213の操作量に基づいて、それらの操作量に応じた制御信号を二輪車1の制御ブロック12(制御部121~123)に出力する。
[0032]
 図5を参照すると、二輪車1側では、制御部121~123は、制御ブロック22(制御部221~223)からの制御信号を受けて、機構13~15をそれぞれ駆動ないし制御する。例えば、駆動用制御部121は、駆動用制御部221からの制御信号を受けて、駆動機構13、本実施形態では、エンジンユニットのスロットル開度を制御し、或いは、変速機を制御して、二輪車1を加速させる。例えば、制動用制御部122は、制動用制御部222からの制御信号を受けて、制動機構14、本実施形態では、車輪16FR及び16RRにそれぞれ設けられたディスクブレーキ14FR及び14RRを制御し、車輪16FR及び16RRに制動力を付与する。また、例えば、操舵用制御部123は、操舵用制御部223からの制御信号を受けて、操舵機構15、本実施形態では、ヘッドパイプ及び操行ハンドルを回動させる操舵用モータ151を制御し、操舵制御(直進、左折、右折、旋回等の制御)を行う。この操舵用モータ151は、通常運転の際には操舵のアシスト機構としても機能することができる。
[0033]
 本実施形態では、図4に示されるように、別体運転支援装置2は、車輪23の制動を実現するディスクブレーキ25を更に備え、制動用制御部222は、制動用操作子212の操作量に基づいてディスクブレーキ25を制御して車輪23に制動力を付与する。車輪16FR及び16RR(二輪車1側)のみに制動力を付与した場合、例えば別体運転支援装置2が慣性で前進することによってヨーイングが生じうるが、本実施形態によれば、これを防ぐことが可能である。
[0034]
 運転支援機能を使用する場合、制御部221~223は、センサ群24からの検出信号に基づいて、各機構13~15を制御するための制御信号を制御ブロック12(制御部121~123)に出力し、運転支援を行う。別体運転支援装置2には操作部21が設けられているため、運転者は、シートSH2に座っている場合でも制御ブロック22からのハンドオーバ要求(運転操作主体を運転者に変更することの要求)に対応可能となる。このハンドオーバ要求は、例えば別体運転支援装置2に設けられた不図示の通知部(例えばスピーカー)により行われればよい。
[0035]
 シートSH1及びSH2に2人の乗員が乗っている場合には、運転支援機能を使用することも可能であるが、運転支援状態を解除した際には、一方の乗員と他方の乗員とで運転操作主体を変更することも可能である。即ち、本実施形態によれば、各乗員は、運転操作を交代しながら順に休憩することが可能である。
[0036]
 以上で説明された二輪車1および別体運転支援装置2が備える各要素は、典型的な構造の例示に過ぎず、他の実施形態として、他の構造が採用されてもよい。例えば、別体運転支援装置2に着目すると、制動用操作子212には、ペダル式のものに代替して、レバー式やボタン式のものが用いられてもよい。例えば、車輪23に代替して、無限軌道(いわゆるキャタピラ)が用いられてもよいし、或いは、車輪23を備えずに、操舵用制御部223により操舵機構15を制御することで二輪車1の自立を補助することも可能である。また、操作部21には、操作子211~213の少なくとも1つが設けられればよいが、代替的に/付随的に、運転支援状態を解除させて二輪車1を停止させる停止ボタンが設けられてもよい。
[0037]
 また、他の実施形態として、二輪車1がEV(Electric Vehicle)の場合には、別体運転支援装置2はバッテリを更に備えていてもよい。この場合、別体運転支援装置2は、このバッテリにより二輪車1に電力を供給し、それと共に運転支援を行うことも可能である。また、更に他の実施形態として、別体運転支援装置2は、上記バッテリの他、二輪車1の電気駆動を行うためのモータを更に備えていてもよい。
[0038]
  (別体運転支援装置のレンタルサービス)
 上述のような別体運転支援装置2は、レンタルサービスの対象としても利用可能である。一例として、高速道路でのレンタルサービスが考えられる。例えば、運転者は、二輪車1に乗ってツーリング等を楽しんだ後、その帰路の高速道路において別体運転支援装置2を借りて運転支援機能を使用することで、休憩することができる。他の例として、観光用のレンタルサービスが考えられる。例えば、運転者は、景色のよいツーリングコースを、別体運転支援装置2を借りて運転支援機能を使用することで、その景色を楽しむことができる。
[0039]
 図6は、上記高速道路でのレンタルサービスの態様を示している。まず、行動Act1(以下、単に「Act1」とする。他の行動についても同様。)で、帰路において高速道路を二輪車1で走行中の運転者DRは、サービスステーション(店舗)SA1に立ち寄る。そして、運転者DRは、サービスステーションSA1で別体運転支援装置2を借り、それを二輪車1に連結させる。その後、Act2で、運転者DRは、別体運転支援装置2に乗って再び高速道路を走行する。ここで、運転者DRは、運転支援機能を使用することで、この間、休憩をとることが可能となる。
[0040]
 その後、Act3で、運転者DRは、互いに連結された二輪車1および別体運転支援装置2と共に、他のサービスステーションSA2に到達し、立ち寄る。そして、運転者DRは、サービスステーションSA2で別体運転支援装置2を返却する。その後、Act4で、運転者DRは、再び二輪車1の運転操作を行い、帰路に着くことが可能となる。
[0041]
 このような態様によれば、運転者DRは、サービスステーションSA1からサービスステーションSA2までの区間において、運転操作を行わずに休憩することが可能となる。また、運転者DRは、比較的安価かつ簡便に別体運転支援装置2を利用可能となる。
[0042]
 図7は、別体運転支援装置2のレンタルサービスを実現するシステム構成図の例である。本例では、レンタルサービス会社の本社にサーバ3が設けられ、サーバ3は、通信インタフェース31、処理部32、及び、記憶部33を備える。サーバ3は、通信インタフェース31により、ネットワーク4を介して各店舗P、Q及びR(高速道路の場合はサービスステーション)と信号通信が可能である。例えば、サーバ3は、店舗Pにおける別体運転支援装置2の貸出可能な数、貸出の有無、返却の有無等、別体運転支援装置2の在庫情報を、ネットワーク4を介して受け取ることができる。
[0043]
 処理部32は、CPU(中央演算処理装置)およびメモリ(RAM、ROM)を含み、所定のプログラムに基づいて、各店舗P、Q及びRについての別体運転支援装置2の在庫情報の管理を行う。記憶部33は、例えばハードディスクドライブ等であり、それぞれ店舗P~Rについてのデータベース331~333として、店舗P~Rの別体運転支援装置2の在庫情報を記憶している。
[0044]
 例えば、店舗Pでm個の装置2の貸出が発生した場合、店舗Pでは、例えば店員によってm個の装置2の貸出を示す情報が店舗端末に入力される(mは1以上の整数)。サーバ3は、この情報を、ネットワーク4を介して受け取って、処理部32により、店舗Pに対応するデータベース331、即ち、店舗Pについての在庫情報を更新する。例えば、店舗Qでn個の装置2の返却が発生した場合、店舗Qでは、例えば店員によってn個の装置2の返却を示す情報が店舗端末に入力される(nは1以上の整数)。サーバ3は、この情報を、ネットワーク4を介して受け取って、処理部32により、店舗Qに対応するデータベース332、即ち、店舗Qについての在庫情報を更新する。
[0045]
 サーバ3は、店舗P~Rから所定範囲内のユーザ(本例ではユーザA~Cを示す。)に対して、店舗P~Rの在庫情報に基づいて、装置2の利用可能情報を送信する。これにより、上記レンタルサービスはユーザA~Cにとって利用しやすいものとなる。例えば、二輪車に乗って走行中のユーザA及びBは、二輪車に設けられた通知部(不図示)によって装置2の利用可能情報を参照することができ、装置2を利用可能な店舗に立ち寄ることができる。また、例えば、これから二輪車を使用するユーザCは、携帯端末(スマートフォン)の専用アプリケーションを用いて、装置2の利用可能情報を参照することができ、また、貸出予約を行うことも可能である。
[0046]
 本例によれば、別体運転支援装置2をレンタルビジネスにも適用可能であり、上述の例(高速道路、観光等)を含む多様な態様で別体運転支援装置2を利用することができる。
[0047]
  (実施形態のまとめ)
 第1の態様は、二輪車(例えば1)に連結可能な別体運転支援装置(例えば2)であって、前記二輪車の走行環境を検出するための検出手段(例えば24)と、前記検出手段による検出結果に基づいて前記二輪車の運転支援を行うように前記二輪車を制御する制御手段(例えば22)と、を備える。
 第1の態様によれば、鞍乗型自動二輪車等の二輪車の運転支援(加速、制動、操舵等の運転操作の一部または全部の自動制御)を行うことが可能となる。
[0048]
 第2の態様では、前記二輪車の自立を補助する補助手段(例えば23)をさらに備える。
 第2の態様によれば、二輪車の自立を補助することで二輪車の走行を安定化させることができる。
[0049]
 第3の態様では、前記補助手段は車輪(例えば23)であり、前記車輪と、前記二輪車が備える2つの車輪(例えば16FR、16RR)とによって前記二輪車を自立可能にする。
 第3の態様によれば、走行面に対する3点接地を実現するため、二輪車の走行の安定化が可能となる。
[0050]
 第4の態様では、人が座ることが可能なシート(例えばSH2)を更に備える。
 第4の態様によれば、運転支援中において、運転者は別体運転支援装置のシートに座ることで休憩することが可能である。
[0051]
 第5の態様では、前記別体運転支援装置は、サイドカー(例えば2)である。
 第5の態様によれば、運転支援機能を備えるサイドカーを用いることで、比較的簡便な構成で二輪車の運転支援が可能となる。
[0052]
 第6の態様では、前記二輪車の走行を制御可能な操作手段(例えば21)を更に備える。
 第6の態様によれば、運転者は、二輪車のシートではなく別体運転支援装置のシートに座っている場合でも自ら運転可能となる。例えば、運転者が二輪車およびサイドカーのいずれのシートに座っている場合でも、運転支援状態を解除して運転操作主体を運転者に変更すること(ハンドオーバ)が可能となる。
[0053]
 第7の態様では、前記操作手段は、加速用操作子(例えば211)、制動用操作子(例えば212)および操舵用操作子(例えば213)の少なくとも1つを含む。
 第7の態様によれば、別体運転支援装置は多様な運転支援に対応可能となる。
[0054]
 第8の態様では、前記操作手段は、前記別体運転支援装置および前記二輪車に2人の乗員がそれぞれ乗っている場合に該2人の乗員が運転操作を交代可能に構成されている。
 第8の態様によれば、各乗員は運転操作を交代することで順に休憩をとることが可能である。
[0055]
 第9の態様では、前記検出手段は複数のセンサを含み、前記複数のセンサの少なくとも一部(例えば241、242)は、前記二輪車が備えるヘッドライト(例えば18)よりも前方に配置される。
 第9の態様によれば、ヘッドライトの光やヘッドライトそのものによって検出可能範囲が狭まることなく、前方の走行環境を検出することが可能となる。
[0056]
 第10の態様では、前記検出手段は複数のセンサを含み、前記複数のセンサの少なくとも一部(例えば241、242)は、前記二輪車が備える前輪(例えば16FR)よりも上方に配置される。
 第10の態様によれば、前輪によって検出可能範囲が狭まることなく、前方の走行環境を検出することが可能となる。
[0057]
 第11の態様では、前記検出手段は複数のセンサを含み、前記複数のセンサの少なくとも一部(例えば243)は、前記二輪車が備えるテールライト(例えば19)よりも後方に配置される。
 第11の態様によれば、テールライトの光やテールライトそのものによって検出可能範囲が狭まることなく、後方の走行環境を検出することが可能となる。
[0058]
 第12の態様では、前記二輪車との接続手段(例えば29)をさらに備え、前記接続手段は、前記別体運転支援装置の前記二輪車に対する相対位置を調整可能に構成されている。
 第12の態様によれば、別体運転支援装置は、多様な種類の二輪車に適用可能となる。
[0059]
 第13の態様では、前記制御手段は、前記二輪車の駆動機構(例えば13)を制御する。
 第13の態様によれば、例えば、変速機の制御やスロットル開度の制御により、二輪車を加速させる。
[0060]
 第14の態様では、前記制御手段は、前記二輪車の制動機構(例えば14)を制御する。
 第14の態様によれば、例えばディスクブレーキを制御することにより、二輪車を減速ないし停止させる。
[0061]
 第15の態様では、前記制御手段は、前記二輪車の操舵機構(例えば15)を制御する。
 第15の態様によれば、例えば操舵機構に設けられたモータ(例えば151)を制御することにより、二輪車の直進、左折、右折、旋回等を可能にする。
[0062]
 第16の態様は、別体運転支援装置(例えば2)のレンタルサービスを行うためのサーバ(例えば3)であって、別体運転支援装置の貸出可能な数を示す在庫情報を格納する記憶手段(例えば33)と、別体運転支援装置の貸出または返却の情報を店舗端末から受け取る通信手段(例えば31)と、前記通信手段により受け取った情報に基づいて、前記記憶手段に格納された前記在庫情報を更新する更新手段(例えば32)と、を備える。
 第16の態様によれば、別体運転支援装置をレンタルビジネスにも適用することが可能である。
[0063]
 第17の態様では、前記通信手段により、二輪車(例えば1)またはそのユーザの携帯端末に前記在庫情報を送信する。
 第17の態様によれば、ユーザは別体運転支援装置のレンタルサービスを利用しやすくなる。
[0064]
 本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

符号の説明

[0065]
 1:二輪車、2:別体運転支援装置、21:操作部、22:制御ブロック、23:車輪、24:センサ群。

請求の範囲

[請求項1]
 二輪車に連結可能な別体運転支援装置であって、
 前記二輪車の走行環境を検出するための検出手段と、
 前記検出手段による検出結果に基づいて前記二輪車の運転支援を行うように前記二輪車を制御する制御手段と、を備える
 ことを特徴とする別体運転支援装置。
[請求項2]
 前記二輪車の自立を補助する補助手段を備える
 ことを特徴とする請求項1に記載の別体運転支援装置。
[請求項3]
 前記補助手段は車輪であり、前記車輪と、前記二輪車が備える2つの車輪とによって前記二輪車を自立可能にする
 ことを特徴とする請求項2に記載の別体運転支援装置。
[請求項4]
 人が座ることが可能なシートを更に備える
 ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項5]
 前記別体運転支援装置は、サイドカーである
 ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項6]
 前記二輪車の走行を制御可能な操作手段を更に備える
 ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の別体運転支援装置。
[請求項7]
 前記操作手段は、加速用操作子、制動用操作子および操舵用操作子の少なくとも1つを含む
 ことを特徴とする請求項6に記載の別体運転支援装置。
[請求項8]
 前記操作手段は、前記別体運転支援装置および前記二輪車に2人の乗員がそれぞれ乗っている場合に該2人の乗員が運転操作を交代可能に構成された
 ことを特徴とする請求項7に記載の別体運転支援装置。
[請求項9]
 前記検出手段は複数のセンサを含み、
 前記複数のセンサの少なくとも一部は、前記二輪車が備えるヘッドライトよりも前方に配置される
 ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項10]
 前記検出手段は複数のセンサを含み、
 前記複数のセンサの少なくとも一部は、前記二輪車が備える前輪よりも上方に配置される
 ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項11]
 前記検出手段は複数のセンサを含み、
 前記複数のセンサの少なくとも一部は、前記二輪車が備えるテールライトよりも後方に配置される
 ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項12]
 前記二輪車との接続手段をさらに備え、
 前記接続手段は、前記別体運転支援装置の前記二輪車に対する相対位置を調整可能に構成されている
 ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項13]
 前記制御手段は、前記二輪車の駆動機構を制御する
 ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項14]
 前記制御手段は、前記二輪車の制動機構を制御する
 ことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項15]
 前記制御手段は、前記二輪車の操舵機構を制御する
 ことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の別体運転支援装置。
[請求項16]
 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の別体運転支援装置のレンタルサービスを行うためのサーバであって、
 別体運転支援装置の貸出可能な数を示す在庫情報を格納する記憶手段と、
 別体運転支援装置の貸出または返却の情報を店舗端末から受け取る通信手段と、
 前記通信手段により受け取った情報に基づいて、前記記憶手段に格納された前記在庫情報を更新する更新手段と、を備える
 ことを特徴とするサーバ。
[請求項17]
 前記通信手段により、二輪車またはそのユーザの携帯端末に前記在庫情報を送信する
 ことを特徴とする請求項16に記載のサーバ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]