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1. (WO2018179291) コネクタシール構造
Document

明 細 書

発明の名称 コネクタシール構造

技術分野

0001  

背景技術

0002  

発明の概要

0003   0004   0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2   3  *   4  *   5  *   6  

図面

1   2   3   4   5  

明 細 書

発明の名称 : コネクタシール構造

技術分野

[0001]
 本発明は、端子部を有するコネクタにおけるコネクタシール構造に関する。

背景技術

[0002]
 例えば、特開2017-21899号公報には、接続対象物に接続可能な端子部を覆うコネクタ部材の外周面に、環状(帯状)に連続するシール部材を配置することが開示されている。この場合、コネクタ部材の外周面に形成された溝部にシール部材が配置されると共に、接続対象物に対するコネクタの差し込み方向へのシール部材の摺動と、コネクタの周方向へのシール部材の回転とを抑制するための係止構造がコネクタに設けられている。

発明の概要

[0003]
 しかしながら、このような係止構造では、溝部の形状とシール部材の形状とを略一致させた状態でシール部が溝部に係合されるように、コネクタを製造する必要がある。そのため、製造面で高度な技術が必要とされる。
[0004]
 そこで、本発明は、コネクタに配置されたシール部材におけるコネクタの差し込み方向への摺動と、周方向への回転とを、簡単な構造で抑制することが可能となるコネクタシール構造を提供することを目的とする。
[0005]
 本発明は、接続対象物に接続される端子部を有するコネクタにおけるコネクタシール構造であって、以下の特徴を有する。
[0006]
 第1の特徴;前記コネクタシール構造は、前記コネクタの外周面に配置されたシール部材と、前記コネクタの外周面に設けられ、前記シール部材に係合する係合部とを有する。この場合、前記係合部は、前記接続対象物に対する前記コネクタの差し込み方向に前記シール部材を係止するリブと、前記リブの一部が切り欠かれた切欠部とから構成される。また、前記シール部材には、前記切欠部又は前記リブに係合する凸部が設けられている。
[0007]
 第2の特徴;前記端子部は、平面上に複数の接点部が設けられた板状の部材であり、前記切欠部の少なくとも一部は、前記コネクタにおける前記平面の長手方向の端部側に形成されている。
[0008]
 第3の特徴;前記差し込み方向から見たときに、前記シール部材における前記凸部が設けられる領域の厚みは、前記シール部材の他の領域の厚みよりも大きい。
[0009]
 第4の特徴;前記凸部の剛性は、前記シール部材の他の領域の剛性よりも高い。
[0010]
 第5の特徴;前記凸部には、該凸部を支持する支持部材が設けられている。
[0011]
 第6の特徴;前記支持部材は、前記凸部に内包されている。
[0012]
 本発明の第1の特徴によれば、前記係合部を構成する前記切欠部又は前記リブに前記シール部材の前記凸部を係合させる簡単な構造で、前記接続対象物に対する前記コネクタの差し込み方向への前記シール部材の摺動と、前記コネクタの周方向への前記シール部材の回転とを、共に規制することができる。
[0013]
 本発明の第2の特徴によれば、前記切欠部の少なくとも一部が、前記長手方向に沿った前記コネクタの端部側に形成されるので、前記切欠部と前記接点部とは、互いに離間した状態で設けられる。これにより、前記切欠部の前記接点部への影響を抑えることができる。
[0014]
 本発明の第3の特徴によれば、前記周方向に応力がかかる前記凸部の領域を厚肉とすることで、前記周方向への前記シール部材の回転を効果的に抑制することができる。
[0015]
 本発明の第4の特徴によれば、前記周方向に応力がかかる前記凸部を高剛性とすることで、前記周方向への前記シール部材の回転を効果的に抑制することができる。
[0016]
 本発明の第5の特徴によれば、前記周方向に応力がかかる前記凸部に前記支持部材を設けることで、前記周方向への前記シール部材の回転を効果的に抑制することができる。
[0017]
 本発明の第6の特徴によれば、前記凸部に前記支持部材が内包されているので、前記周方向への前記シール部材の回転を容易に抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 本実施形態に係るコネクタシール構造が適用されたコネクタの斜視図である。
[図2] 図1のコネクタの平面図である。
[図3] コネクタの一部分を破断して図示した該コネクタの側面図である。
[図4] 図1のシール部材の凸部周辺を拡大して図示したコネクタの一部正面図である。
[図5] 図4の他の構成例を示すコネクタの一部正面図である。

発明を実施するための形態

[0019]
 本発明に係るコネクタシール構造について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[0020]
[本実施形態の構成]
 図1~図3は、それぞれ、本実施形態に係るコネクタシール構造が適用されるコネクタ10の斜視図、平面図及び側面図である。また、図4は、コネクタ10の外周面に配置されたシール部材12を構成する凸部14周辺を拡大して図示したコネクタ10の一部正面図である。
[0021]
 コネクタ10は、図1~図3に示すように、略矩形状のハウジング本体16と、ハウジング本体16から+X方向(図1~図3のX軸の矢印方向)に突出する略矩形状の突出部18と、突出部18の先端から+X方向に延びる板状の端子部20と、突出部18の外周面に配置されたシール部材12とを有する雄型のコネクタである。
[0022]
 ハウジング本体16と、該ハウジング本体16よりも小さな形状の突出部18とは、いずれも樹脂製であり、一体成型により形成される。すなわち、樹脂製の板状部材であるカード基板22を図示しない金型の上型と下型との間に配置し、該金型内に樹脂を流し込んで硬化させることにより、カード基板22を囲むようにハウジング本体16及び突出部18が一体成型により形成される。この場合、突出部18から+X方向に突出するカード基板22の端部が端子部20として構成される。
[0023]
 また、上型と下型とを用いてハウジング本体16及び突出部18が一体成型により形成されることにより、ハウジング本体16及び突出部18の各側面において、Z方向に沿った中央部には、パーティングラインであるバリ24が形成される。バリ24は、一体成型後、所定の加工処理により除去されることが望ましい。この場合、少なくとも、突出部18のY方向(平面状の端子部20の長手方向)の両端部のうち、シール部材12が跨ぐ箇所に対してバリ24が除去されることにより、コネクタ10のシール性が向上する。図1では、シール部材12が跨る箇所のみ、バリ24が除去される例を図示している。なお、ハウジング本体16及び突出部18の各側面に形成される全てのバリ24が除去されることが好ましいことは勿論である。
[0024]
 端子部20は、X方向(コネクタ10の差し込み方向)及びY方向に沿って延び、ハウジング本体16及び突出部18よりも厚みの薄い平面状の板状部材である。端子部20の上面及び底面には、Y方向に沿って所定間隔で、X方向に延びる導電性の複数の接点部26がそれぞれ形成されている。
[0025]
 突出部18の外周面におけるハウジング本体16寄りの箇所には、環状のシール部材12が配設されている。シール部材12は、ゴム等のシール性を有する帯状の部材である。この場合、突出部18の外周面には、シール部材12に係合する係合部28が設けられている。係合部28は、ハウジング本体16の+X方向側の先端面30に対向するように、突出部18の周方向に沿って形成されたリブ28aと、突出部18のY方向に沿った両端部の箇所でリブ28aの一部が切り欠かれた切欠部28bとから構成される。そのため、シール部材12は、X方向に沿って所定の間隔で設けられた壁部であるリブ28aとハウジング本体16の先端面30との間に配設される。
[0026]
 切欠部28bは、突出部18の両端部とリブ28aとを削って、バリ24を除去することにより、Z方向に略平行な平坦部分として形成される。あるいは、上型及び下型を切欠部28bが形成されるような形状に予め構成し、当該上型及び下型を用いてハウジング本体16及び突出部18を一体成型により形成したときに、切欠部28bが形成されてもよい。この場合には、形成された切欠部28bのバリ24を除去することにより、Z方向に略平行な平坦部分が形成される。
[0027]
 このように切欠部28bが形成されることで、突出部18の両端部には、図4の正面視で、シール部材12における突出部18の外周面(切欠部28b)との接触部分が視認される。そのため、この接触部分は、シール部材12の他の領域よりも見掛け上、厚肉に見えることになる。
[0028]
 そして、この接触部分(厚肉部分)には、+X方向に突出する凸部14が設けられる。凸部14は、Z方向に沿って延在する矩形状の突出部であり、切欠部28bと接触するようにシール部材12に設けられている。なお、凸部14と切欠部28bとの間で僅かな隙間が形成されるように、凸部14がシール部材12に設けられてもよい。
[0029]
 ここで、凸部14は、シール部材12の他の領域よりも高剛性であることが望ましい。あるいは、図5に示すように、凸部14の内部に、シール部材12の他の領域よりも剛性の高い樹脂等の剛体である支持部材32を内包させることにより、凸部14をシール部材12の他の領域よりも高剛性としてもよい。
[0030]
[本実施形態の作用]
 このように構成されるコネクタ10の作用について説明する。
[0031]
 図1に示すように、コネクタ10の端子部20と、接続対象物である雌型のコネクタ34とを対向させた状態で、コネクタ10を+X方向に進行させ、該コネクタ34の図示しない開口部に端子部20及び突出部18を差し込む。これにより、端子部20が開口部内の雌型の端子部に嵌合し、端子部20の各接点部26と、雌型の端子部に設けられた複数の接点部とがそれぞれ接触する。一方、突出部18とコネクタ34の開口部分との隙間は、シール部材12によってシールされる。この結果、コネクタ10とコネクタ34とが接続される。
[0032]
 この場合、突出部18の外周面において、突出部18に形成されたリブ28aと、ハウジング本体16の先端面30との間にシール部材12が配設されている。これにより、シール部材12は、X方向に位置決めされ、該X方向への摺動が抑制される。
[0033]
 また、シール部材12から凸部14が+X方向に延び、リブ28a及び切欠部28bに近接している。そのため、シール部材12がコネクタ10(の突出部18)の周方向に回転する場合、凸部14が切欠部28b及び/又はリブ28aに当接する。この結果、シール部材12の周方向への回転が抑制される。また、凸部14が厚肉であると共に、凸部14が高剛性であるか、又は、凸部14に内包される支持部材32が高剛性であるため、シール部材12が突出部18の周方向に回転する際、凸部14が切欠部28b及び/又はリブ28aに当接し、シール部材12における凸部14近傍の領域に周方向への応力が作用しても、該シール部材12の周方向への回転を効果的に抑制することができる。
[0034]
 なお、コネクタ10のハウジング本体16を-X方向(図1~図3のX軸の矢印方向とは反対方向)に引っ張ると、端子部20がコネクタ34の雌型の端子部から離間し、コネクタ34の開口部分から端子部20及び突出部18を取り外すことができる。これにより、コネクタ10とコネクタ34との接続状態が解除される。
[0035]
[本実施形態の効果]
 以上説明したように、本実施形態に係るコネクタシール構造(コネクタ10)によれば、係合部28を構成する切欠部28b又はリブ28aにシール部材12の凸部14を係合させる簡単な構造で、コネクタ34に対するコネクタ10の差し込み方向(X方向)へのシール部材12の摺動と、コネクタ10の周方向へのシール部材12の回転とを、共に規制することができる。
[0036]
 また、切欠部28bの少なくとも一部が、Y方向に沿った突出部18の両端部に形成されるので、切欠部28bと接点部26とは、互いに離間した状態で設けられる。これにより、切欠部28bの接点部26への影響を抑えることができる。
[0037]
 さらに、シール部材12において、コネクタ10の周方向に応力がかかる凸部14の領域を厚肉とするか、該周方向に応力がかかる凸部14を高剛性とするか、あるいは、該周方向に応力がかかる凸部14に支持部材32を設けることにより、周方向へのシール部材12の回転を効果的に抑制することができる。
[0038]
 この場合、凸部14に支持部材32が内包されていれば、コネクタ10の周方向へのシール部材12の回転を容易に抑制することができる。なお、本実施形態は、凸部14への支持部材32の内包に限定されることはなく、シール部材12の他の領域よりも凸部14を高剛性にできるのであれば、凸部14に対する如何なる支持方法も採用可能である。
[0039]
 以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

請求の範囲

[請求項1]
 接続対象物(34)に接続される端子部(20)を有するコネクタ(10)のコネクタシール構造において、
 前記コネクタ(10)の外周面に配置されたシール部材(12)と、
 前記コネクタ(10)の外周面に設けられ、前記シール部材(12)に係合する係合部(28)と、
 を有し、
 前記係合部(28)は、前記接続対象物(34)に対する前記コネクタ(10)の差し込み方向(X)に前記シール部材(12)を係止するリブ(28a)と、前記リブ(28a)の一部が切り欠かれた切欠部(28b)とから構成され、
 前記シール部材(12)には、前記切欠部(28b)又は前記リブ(28a)に係合する凸部(14)が設けられていることを特徴とするコネクタシール構造。
[請求項2]
 請求項1記載のコネクタシール構造において、
 前記端子部(20)は、平面上に複数の接点部(26)が設けられた板状の部材であり、
 前記切欠部(28b)の少なくとも一部は、前記コネクタ(10)における前記平面の長手方向(Y)の端部側に形成されていることを特徴したコネクタシール構造。
[請求項3]
 請求項1又は2記載のコネクタシール構造において、
 前記差し込み方向(X)から見たときに、前記シール部材(12)における前記凸部(14)が設けられる領域の厚みは、前記シール部材(12)の他の領域の厚みよりも大きいことを特徴とするコネクタシール構造。
[請求項4]
 請求項1~3のいずれか1項に記載のコネクタシール構造において、
 前記凸部(14)の剛性は、前記シール部材(12)の他の領域の剛性よりも高いことを特徴とするコネクタシール構造。
[請求項5]
 請求項1~4のいずれか1項に記載のコネクタシール構造において、
 前記凸部(14)には、該凸部(14)を支持する支持部材(32)が設けられていることを特徴とするコネクタシール構造。
[請求項6]
 請求項5記載のコネクタシール構造において、
 前記支持部材(32)は、前記凸部(14)に内包されていることを特徴とするコネクタシール構造。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2017年12月20日 ( 20.12.2017 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] 接続対象物(34)に接続される端子部(20)を有するコネクタ(10)のコネクタシール構造において、
 前記コネクタ(10)の外周面に配置されたシール部材(12)と、
 前記コネクタ(10)の外周面に設けられ、前記シール部材(12)に係合する係合部(28)と、
 を有し、
 前記係合部(28)は、前記接続対象物(34)に対する前記コネクタ(10)の差し込み方向(X)に前記シール部材(12)を係止するリブ(28a)と、前記コネクタ(10)の前記差し込み方向(X)に沿った側面における少なくとも前記シール部材(12)と対向する部位であって、前記差し込み方向(X)に直交する方向(Z)に略平坦であるように前記リブ(28a)の一部が切り欠かれている切欠部(28b)とから構成されることを特徴とするコネクタシール構造。
[2]
 請求項1記載のコネクタシール構造において、
 前記端子部(20)は、平面上に複数の接点部(26)が設けられた板状の部材であり、
 前記切欠部(28b)の少なくとも一部は、前記コネクタ(10)における前記平面の長手方向(Y)の端部側に形成されていることを特徴したコネクタシール構造。
[3]
[補正後] 請求項1又は2記載のコネクタシール構造において、
 前記シール部材(12)には、前記切欠部(28b)又は前記リブ(28a)に係合する凸部(14)が設けられ、
 前記差し込み方向(X)から見たときに、前記シール部材(12)における前記凸部(14)が設けられる領域の厚みは、前記シール部材(12)の他の領域の厚みよりも大きいことを特徴とするコネクタシール構造。
[4]
[補正後] 請求項1~3のいずれか1項に記載のコネクタシール構造において、
 前記シール部材(12)には、前記切欠部(28b)又は前記リブ(28a)に係合する凸部(14)が設けられ、
 前記凸部(14)の剛性は、前記シール部材(12)の他の領域の剛性よりも高いことを特徴とするコネクタシール構造。
[5]
[補正後] 請求項1~4のいずれか1項に記載のコネクタシール構造において、
 前記シール部材(12)には、前記切欠部(28b)又は前記リブ(28a)に係合する凸部(14)が設けられ、
 前記凸部(14)には、該凸部(14)を支持する支持部材(32)が設けられていることを特徴とするコネクタシール構造。
[6]
 請求項5記載のコネクタシール構造において、
 前記支持部材(32)は、前記凸部(14)に内包されていることを特徴とするコネクタシール構造。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]