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1. (WO2018139538) 両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法
Document

明 細 書

発明の名称 両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020  

発明の効果

0021  

図面の簡単な説明

0022  

発明を実施するための形態

0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052  

符号の説明

0053  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7  

図面

1   2A   2B   2C   2D   2E   3A   3B  

明 細 書

発明の名称 : 両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法

技術分野

[0001]
 本発明は、両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来より、両回転スクロール型圧縮機が知られている(特許文献1参照)。これは、駆動側スクロールと、駆動側スクロールと共に同期して回転する従動側スクロールとを備え、駆動側スクロールを回転させる駆動軸に対して、従動側スクロールの回転を支持する従動軸を旋回半径分だけオフセットして、駆動軸と従動軸とを同じ方向に同一角速度で回転させている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特許第5443132号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 両回転型スクロール圧縮機では、駆動側スクロール部材と従動側スクロール部材とが異なる回転軸線回りにそれぞれが回転するため、ハウジングに両スクロール部材を組み付ける作業が困難となる。
[0005]
 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、組立作業が容易となる両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 上記課題を解決するために、本発明にかかる両回転スクロール型圧縮機及びその組立方法は以下の手段を採用する。
[0007]
 本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機は、駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングを備え、前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部とを備え、前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体とを備え、前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材とを備え、前記ハウジングには、前記壁体固定部、及び/又は、前記第1サポート固定部、及び/又は、第2サポート固定部にアクセス可能な孔部が形成されている。
[0008]
 駆動側スクロール部材の端板に配置された駆動側壁体と、従動側スクロール部材の対応する従動側壁体とが噛み合わされる。駆動側スクロール部材は、駆動部によって回転駆動され、駆動側スクロール部材に伝達された駆動力は、同期駆動機構を介して従動側スクロール部材に伝達される。これにより、従動側スクロール部材は、回転するとともに駆動側スクロール部材に対して同じ方向に同一角速度で自転運動を行う。このように、駆動側スクロール部材及び従動側スクロール部材の両方が回転する両回転式のスクロール型圧縮機が提供される。
 ハウジングには、壁体固定部、及び/又は、第1サポート固定部、及び/又は、第2サポート固定部にアクセス可能な孔部が形成されている。この孔部を介して工具を挿入し、壁体固定部、及び/又は、第1サポート固定部、及び/又は、第2サポート固定部にアクセスすることができる。これにより、ハウジング内に駆動側スクロール部材やサポート部材を組み込んだ後に、ハウジングの外からアクセスして作業を行うことができ、組立作業が容易となる。
 なお、孔部は、他の用途として、ハウジング内に組み込んだ各構成部品の基準ピンや位置決めピンにアクセスするためや、組立時にスクロール部材が回転しないようにするためのストッパを通すためにも用いることができる。
[0009]
 さらに、本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機では、前記孔部を封止する封止体を備えている。
[0010]
 孔部を用いて作業を行った後に、封止体を孔部に取り付けて封止することとしたので、ハウジングを密閉することができる。
[0011]
 さらに、本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機では、前記孔部は、複数設けられている。
[0012]
 複数の孔部を形成することとしたので、所望の位置で種々の作業を行うことができる。
[0013]
 さらに、本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機では、前記孔部は、開放可能とされた前記ハウジングの端部とは反対側の端部に形成されている。
[0014]
 ハウジングの端部が開放可能とされている場合には、組立の際には開放可能な端部から各構成部品をハウジング内に挿入すればよい。しかし、ハウジング内に各構成部品をハウジング内に挿入して組み付けた後に、各構成部品にアクセスする必要が生じる場合がある。そこで、開放可能とされた端部とは反対側の端部に孔部を設けることで、ハウジング内に組み付けた各構成部品に対してアクセスすることができる。
[0015]
 また、本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機の組立方法は、駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングとを備え、前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部とを備え、前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体とを備え、前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材とを備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、前記ハウジングに対して前記第1サポート部材又は前記第2サポート部材を組み付けた後に、前記ハウジングに形成された前記第1サポート固定部又は第2サポート固定部にアクセス可能な孔部を用いて、前記第1サポート固定部又は第2サポート固定部を固定する。
[0016]
 ハウジングには、第1サポート固定部又は第2サポート固定部にアクセス可能な孔部が形成されている。この孔部を介して工具を挿入し、第1サポート固定部又は第2サポート固定部にアクセスすることができる。これにより、ハウジング内にサポート部材を組み込んだ後に、ハウジングの外からアクセスして作業を行うことができ、組立工程の煩雑さを低減することができる。
[0017]
 また、本発明の一態様に係る両回転スクロール型圧縮機の組立方法は、駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングとを備え、前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部とを備え、前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体とを備え、前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材とを備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、前記ハウジングに対して前記第1駆動側スクロール部及び前記第2駆動側スクロール部を組み付けた後に、前記ハウジングに形成された前記壁体固定部にアクセス可能な孔部を用いて、前記壁体固定部を固定する。
[0018]
 ハウジングには、壁体固定部にアクセス可能な孔部が形成されている。この孔部を介して工具を挿入し、壁体固定部にアクセスすることができる。これにより、ハウジング内に駆動側スクロール部材を組み込んだ後に、ハウジングの外からアクセスして作業を行うことができ、組立工程の煩雑さを低減することができる。
[0019]
 また、参考例としての両回転スクロール型圧縮機の組立方法は、駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングとを備え、前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部とを備え、前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体とを備え、前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材と、を備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、前記第1駆動側スクロール部及び前記第2駆動側スクロール部、前記第1サポート部材及び前記第2サポート部材を一体化して組立体を形成した後に、前記ハウジングに対して組み付ける。
[0020]
 ハウジング内に挿入する前に、第1駆動側スクロール部及び第2駆動側スクロール部、第1サポート部材及び第2サポート部材を一体化して組立体を形成することとした。これにより、ハウジングに組み込む前に両スクロール部材の芯出しを行うことができるので、正確に両スクロール部材を組み付けることができる。また、上述した孔部や封止体が不要となり、部品点数を減らすことができる。

発明の効果

[0021]
 ハウジングに孔部を設けて駆動側スクロール部材やサポート部材にアクセス可能としたので、容易に組み立てることができる。

図面の簡単な説明

[0022]
[図1] 本発明の一実施形態に係る両回転スクロール型圧縮機を示した縦断面図である。
[図2A] 図1の両回転スクロール型圧縮機の組立の第1工程を示した縦断面図である。
[図2B] 図1の両回転スクロール型圧縮機の組立の第2工程を示した縦断面図である。
[図2C] 図1の両回転スクロール型圧縮機の組立の第3工程を示した縦断面図である。
[図2D] 図1の両回転スクロール型圧縮機の組立の第4工程を示した縦断面図である。
[図2E] 図1の両回転スクロール型圧縮機の組立の第5工程を示した縦断面図である。
[図3A] 参考実施形態に係る両回転スクロール型圧縮機の組立の第1工程を示した縦断面図である。
[図3B] 参考実施形態に係る両回転スクロール型圧縮機の組立の第2工程を示した縦断面図である。

発明を実施するための形態

[0023]
 以下、本発明の一実施形態について、図1及び図2を用いて説明する。
 図1には、両回転スクロール型圧縮機(スクロール型圧縮機)1が示されている。両回転スクロール型圧縮機1は、例えば車両用エンジン等の内燃機関に供給する燃焼用空気(流体)を圧縮する過給機として用いることができる。
[0024]
 両回転スクロール型圧縮機1は、ハウジング3と、ハウジング3の一端側に収容されたモータ(駆動部)5と、ハウジング3の他端側に収容された駆動側スクロール部材70及び従動側スクロール部材90とを備えている。
[0025]
 ハウジング3は、略円筒形状とされており、モータ5を収容するモータ収容部3aと、スクロール部材70,90を収容するスクロール収容部3bとを備えている。
[0026]
 モータ収容部3aの外周には、モータ5を冷却するための冷却フィン3cが設けられている。スクロール収容部3bの端部には、圧縮後の空気(作動流体)を吐出するための吐出口3dが形成されている。なお、図1では示さされていないが、ハウジング3には空気(作動流体)を吸入する空気吸入口が設けられている。さらに、スクロール収容部3bの端部には、貫通穴とされたアクセス孔3b1が形成されている。アクセス孔3b1は、複数設けられており、アクセスする対象の位置に応じて形成されている。なお、アクセス孔3b1は1つであっても良い。
 アクセス孔3b1には、封止するための封止ボルト(封止体)40が設けられている。封止ボルト40は、組立終了後に取り付けられる。なお、ハウジング3内を密閉する必要がない場合には、封止ボルト40を省略してもよい。この場合には、アクセス孔3b1による貫通孔が開口したままとなる。
[0027]
 モータ5は、図示しない電力供給源から電力が供給されることによって駆動される。モータ5の回転制御は、図示しない制御部からの指令によって行われる。モータ5のステータ5aはハウジング3の内周側に固定されている。モータ5のロータ5bは、駆動側回転軸線CL1回りに回転する。ロータ5bには、駆動側回転軸線CL1上に延在する駆動軸6が接続されている。駆動軸6は、駆動側スクロール部材70の第1駆動側軸部7cと接続されている。
[0028]
 駆動側スクロール部材70は、モータ5側の第1駆動側スクロール部71と、吐出口3d側の第2駆動側スクロール部72とを備えている。
 第1駆動側スクロール部71は、第1駆動側端板71aと第1駆動側壁体71bを備えている。
 第1駆動側端板71aは、駆動軸6に接続された第1駆動側軸部7cに接続されており、駆動側回転軸線CL1に対して直交する方向に延在している。第1駆動側軸部7cは、玉軸受とされた第1駆動側軸受11を介してハウジング3に対して回転自在に設けられている。
[0029]
 第1駆動側端板71aは、平面視した場合に略円板形状とされている。第1駆動側端板71a上に、渦巻状とされた複数の第1駆動側壁体71bが設けられている。第1駆動側壁体71bは、駆動側回転軸線CL1回りに等間隔にて配置されている。
[0030]
 第2駆動側スクロール部72は、第2駆動側端板72aと第2駆動側壁体72bを備えている。第2駆動側壁体72bは、上述した第1駆動側壁体71bと同様に、渦巻状とされ複数設けられている。
 第2駆動側端板72aには、駆動側回転軸線CL1方向に延在する円筒形の第2駆動側軸部72cが接続されている。第2駆動側軸部72cは、玉軸受とされた第2駆動側軸受14を介して、ハウジング3に対して回転自在に設けられている。第2駆動側端板72aには、駆動側回転軸線CL1に沿って吐出ポート72dが形成されている。
[0031]
 第2駆動側軸部72cとハウジング3との間には、第2駆動側軸受14よりも第2駆動側軸部72cの先端側(図1において左側)に、2つのシール部材16が設けられている。2つのシール部材16と第2駆動側軸受14とは駆動側回転軸線CL1方向に所定間隔を有して配置されている。2つのシール部材16の間には、例えば半固体潤滑剤であるグリースとされた潤滑剤が封入されている。なお、シール部材16は1つとしても良い。この場合、潤滑剤は、シール部材16と第2駆動側軸受14との間に封入される。
[0032]
 第1駆動側スクロール部71と第2駆動側スクロール部72とは、壁体71b,72bの先端(自由端)同士が向かい合った状態で固定されている。第1駆動側スクロール部71と第2駆動側スクロール部72との固定は、半径方向外側に突出するように円周方向において複数箇所設けたフランジ部73に対して締結された壁体固定ボルト(壁体固定部)31によって行われる。壁体固定ボルト31は、スクロール収容部3bに形成したアクセス孔3b1から工具でアクセス可能な位置とされている。
[0033]
 従動側スクロール部材90は、軸方向(図において水平方向)における略中央に、従動側端板90aが位置している。従動側端板90aの中央には貫通孔90hが形成されており、圧縮後の空気が吐出ポート72dへ流れるようになっている。
 従動側端板90aの一側面には、第1従動側壁体91bが設けられており、従動側端板90aの他側面には、第2従動側壁体92bが設けられている。従動側端板90aからモータ5側に設置された第1従動側壁体91bは、第1駆動側スクロール部71の第1駆動側壁体71bと噛み合わされ、従動側端板90aから吐出口3d側に設置された第2従動側壁体92bは、第2駆動側スクロール部72の第2駆動側壁体72bと噛み合わされる。
[0034]
 従動側スクロール部材90の軸方向(図において水平方向)における両端には、第1サポート部材33と第2サポート部材35とが設けられている。第1サポート部材33は、モータ5側に配置され、第2サポート部材35は吐出口3d側に配置されている。
[0035]
 第1サポート部材33は、第1従動側壁体91bの外周側の先端(自由端)に対して第1サポート固定ボルト(第1サポート固定部)34によって固定されており、第2サポート部材35は、第2従動側壁体92bの外周側の先端(自由端)に対して第2サポート固定ボルト(第2サポート固定部)36によって固定されている。第2サポート固定ボルト36は、スクロール収容部3bに形成したアクセス孔3b1から工具でアクセス可能な位置とされている。
[0036]
 第1サポート部材33の中心軸側には、軸部33aが設けられており、この軸部33aが第1サポート部材用軸受37を介してハウジング3に対して固定されている。第2サポート部材35の中心軸側には、軸部35aが設けられており、この軸部35aが第2サポート部材用軸受38を介してハウジング3に対して固定されている。これにより、各サポート部材33、35を介して、従動側スクロール部材90は、従動側中心軸線CL2回りに回転するようになっている。
[0037]
 第1サポート部材33と第1駆動側端板71aとの間には、ピンリング機構(同期駆動機構)15が設けられている。すなわち、第1駆動側端板71aに転がり軸受(リング)が設けられ、第1サポート部材33にピン部材15bが設けられている。ピンリング機構15によって、駆動側スクロール部材70から従動側スクロール部材90へと駆動力が伝達されるとともに、両スクロール部材70、90が同じ方向に同一角速度で自転運動される。
[0038]
 上記構成の両回転スクロール型圧縮機1は、以下のように動作する。
 モータ5によって駆動軸6が駆動側回転軸線CL1回りに回転させられると、駆動軸6に接続された第1駆動側軸部7cも回転し、これにより駆動側スクロール部材70が駆動側回転軸線CL1回りに回転する。駆動側スクロール部材70が回転すると、駆動力がピンリング機構15を介して各サポート部材33,35から従動側スクロール部材90へと伝達され、従動側スクロール部材90が従動側回転軸線CL2回りに回転する。このとき、ピンリング機構15のピン部材15bが円形穴の内周面に対して接触しつつ移動することによって、両スクロール部材70,90が同じ方向に同一角速度で自転運動を行う。
 両スクロール部材70,90が自転旋回運動を行うと、ハウジング3の吸入口から吸い込まれた空気が両スクロール部材70,90の外周側から吸入され、両スクロール部材70,90によって形成された圧縮室に取り込まれる。そして、第1駆動側壁体71bと第1従動側壁体91bとによって形成された圧縮室と、第2駆動側壁体72bと第2従動側壁体92bとによって形成された圧縮室とが別々に圧縮される。それぞれの圧縮室は中心側に移動するにしたがって容積が減少し、これに伴い空気が圧縮される。第1駆動側壁体71bと第1従動側壁体91bとによって圧縮された空気は、従動側端板90aに形成された貫通孔90hを通り、第2駆動側壁体72bと第2従動側壁体92bとによって圧縮された空気と合流し、合流後の空気が吐出ポート72dを通り、ハウジング3の吐出口3dから外部へと吐出される。吐出された圧縮空気は、図示しない内燃機関へと導かれ、燃焼用空気として用いられる。
[0039]
[組立方法]
 次に、図2A~図2Eを用いて、両回転スクロール型圧縮機1の組立方法について説明する。
[0040]
 先ず、図2Aに示すように、スクロール収容部3bに対して、第2駆動側軸受14及び第2サポート部材用軸受38を取り付けた後に、第2サポート部材35をスクロール収容部3bの開放端側から挿入して組み付ける。具体的には、第2サポート部材35の軸部35aを第2サポート部材用軸受38の内輪の内周に挿入する。このとき、スクロール収容部3bに形成したアクセス孔3b1には封止ボルト40(図1参照)は取り付けられていない。
[0041]
 次に、図2Bに示すように、第2駆動側スクロール部72を組み付ける。具体的には、第2駆動側スクロール部72の第2駆動側軸部72cを第2駆動側軸受14の内輪の内周に挿入する。
[0042]
 そして、図2Cに示すように、従動側スクロール部材90を組み付ける。具体的には、従動側スクロール部材90の第2従動側壁体92bの先端と第2サポート部材35の先端とを付き合わせた後に、第2サポート固定ボルト36を用いて従動側スクロール部材90と第2サポート部材35とを固定する。この固定作業は、アクセス孔3b1から工具を挿入して、第2サポート固定ボルト36をその軸線回りに回転させることによって行う。第2サポート固定ボルト36を複数箇所に固定する場合には、従動側スクロール部材90と第2サポート部材35を所定角度回転させて同じアクセス孔3b1を用いて行っても良いし、従動側スクロール部材90と第2サポート部材35を回転させずに対応する角度位置に設けた複数のアクセス孔3b1を用いて行っても良い。
[0043]
 そして、図2Dに示すように、第1駆動側スクロール部71を組み付ける。具体的には、第2駆動側スクロール部72の第2駆動側壁体72bに対して第1駆動側壁体71bを付き合わせた後に、壁体固定ボルト31を用いて第1駆動側スクロール部71と第2駆動側スクロール部72とを固定する。この固定作業は、アクセス孔3b1から工具を挿入して、壁体固定ボルト31をその軸線回りに回転させることによって行う。壁体固定ボルト31を複数箇所に固定する場合には、駆動側スクロール部材70を所定角度回転させて同じアクセス孔3b1を用いて行っても良いし、駆動側スクロール部材70を回転させずに対応する角度位置に設けた複数のアクセス孔3b1を用いて行っても良い。
[0044]
 そして、図2Eに示すように、第1サポート部材33を組み付ける。具体的には、従動側スクロール部材90の第1従動側壁体91bの先端と第1サポート部材33の先端とを付き合わせた後に、第1サポート固定ボルト34を用いて従動側スクロール部材90と第1サポート部材33とを固定する。この固定作業は、スクロール収容部3bの開放端(同図において右側端部)側からアクセスして行う。
[0045]
 そして、アクセス孔3b1に対して封止ボルト40を固定する。これにより、ハウジング3内を密閉可能とする。
[0046]
 なお、図2Cを用いて説明した第2サポート固定ボルト36の固定作業は、従動側スクロール部材90が第2サポート部材35に対して仮止めされた後であれば良く、例えば図2Dや図2Eの工程の後でも良い。
 また、図2Dを用いて説明した壁体固定ボルト31の固定作業は、アクセス孔3b1を用いずに、スクロール収容部3bの開放端側からアクセスして行っても良い。
[0047]
 本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
 アクセス孔3b1を介して工具を挿入し、第2サポート固定ボルト36や壁体固定ボルト31にアクセスすることができる。これにより、スクロール収容部3b内に第2サポート部材35や駆動側スクロール部材70を組み込んだ後に、ハウジング3の外からアクセスして作業を行うことができ、組立作業が容易となる。
[0048]
 アクセス孔3b1を用いて作業を行った後に、封止ボルト40をアクセス孔3b1に取り付けて封止することとしたので、ハウジング3を密閉することができる。
[0049]
 スクロール収容部3bの開放可能とされた端部とは反対側の端部にアクセス孔3b1を設けることとしたので、スクロール収容部3b内に組み付けた後に第2サポート部材35や駆動側スクロール部材70に対してアクセスすることができる。
[0050]
 なお、上述した実施形態では、過給機として両回転スクロール型圧縮機を用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、流体を圧縮するものであれば広く利用することができ、例えば空調機械において使用される冷媒圧縮機として用いることもできる。また、本発明のスクロール型圧縮機1を鉄道車両用のブレーキシステムとして空気の力を利用した空制装置に適用することも可能である。
[0051]
 また、アクセス孔3b1は、他の用途として、スクロール収容部3b内に組み込んだ各構成部品の基準ピンや位置決めピンにアクセスするためや、組立時にスクロール部材70,90が回転しないようにするためのストッパを通すためにも用いることができる。
[0052]
[参考実施形態]
 図3A及び図3Bには、参考実施形態が示されている。
 スクロール収容部3bにアクセス孔3b1(図1参照)が設けられていない場合には、次のように組立を行う。すなわち、図3A及び図3Bに示すように、第1駆動側スクロール部71及び第2駆動側スクロール部72を壁体固定ボルト31で固定し、かつ、第1サポート部材33と従動側スクロール部材90とを第1サポート固定ボルト34で固定し、かつ、第2サポート部材35と従動側スクロール部材90とを第2サポート固定ボルト36で固定して、これらを一体化してカートリッジ(組立体)を形成する。その後、このカートリッジをスクロール収容部3bの開放端側から挿入して組み付ける。
 スクロール収容部3b内に挿入する前に、カートリッジを形成することにより、スクロール収容部3bに組み込む前に両スクロール部材70,90の芯出しを行うことができるので、正確に両スクロール部材70,90を組み付けることができる。また、上述したアクセス孔3b1や封止ボルト40が不要となり、部品点数を減らすことができる。

符号の説明

[0053]
1 両回転スクロール型圧縮機(スクロール型圧縮機)
3 ハウジング
3a モータ収容部
3b スクロール収容部(ハウジング)
3b1 アクセス孔
3c 冷却フィン
3d 吐出口
5 モータ(駆動部)
5a ステータ
5b ロータ
6 駆動軸
7c 第1駆動側軸部
11 第1駆動側軸受
14 第2駆動側軸受
15 ピンリング機構(同期駆動機構)
15b ピン部材
16 シール部材
31 壁体固定ボルト(壁体固定部)
33 第1サポート部材
33a 軸部
34 第1サポート固定ボルト(第1サポート固定部)
35 第2サポート部材
35a 軸部
36 第2サポート固定ボルト(第2サポート固定部)
37 第1サポート部材用軸受
38 第2サポート部材用軸受
40 封止ボルト(封止体)
70 駆動側スクロール部材
71 第1駆動側スクロール部
71a 第1駆動側端板
71b 第1駆動側壁体
72 第2駆動側スクロール部
72a 第2駆動側端板
72b 第2駆動側壁体
72c 第2駆動側軸部
72d 吐出ポート
73 フランジ部
90 従動側スクロール部材
90a 従動側端板
90h 貫通孔
91b 第1従動側壁体
92b 第2従動側壁体
CL1 駆動側回転軸線
CL2 従動側回転軸線

請求の範囲

[請求項1]
 駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、
 従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、
 前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、
 前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングと、
を備え、
 前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部と、を備え、
 前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体と、を備え、
 前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、
 前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材と、
を備え、
 前記ハウジングには、前記壁体固定部、及び/又は、前記第1サポート固定部、及び/又は、第2サポート固定部にアクセス可能な孔部が形成されている両回転スクロール型圧縮機。
[請求項2]
 前記孔部を封止する封止体を備えている請求項1に記載の両回転スクロール型圧縮機。
[請求項3]
 前記孔部は、複数設けられている請求項1又は2に記載の両回転スクロール型圧縮機。
[請求項4]
 前記孔部は、開放可能とされた前記ハウジングの端部とは反対側の端部に形成されている請求項1から3のいずれかに記載の両回転スクロール型圧縮機。
[請求項5]
 駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、
 従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、
 前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、
 前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングと、
を備え、
 前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部と、を備え、
 前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体と、を備え、
 前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、
 前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材と、
を備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、
 前記ハウジングに対して前記第1サポート部材又は前記第2サポート部材を組み付けた後に、前記ハウジングに形成された前記第1サポート固定部又は第2サポート固定部にアクセス可能な孔部を用いて、前記第1サポート固定部又は第2サポート固定部を固定する両回転スクロール型圧縮機の組立方法。
[請求項6]
 駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、
 従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、
 前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、
 前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングと、
を備え、
 前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部と、を備え、
 前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体と、を備え、
 前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、
 前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材と、
を備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、
 前記ハウジングに対して前記第1駆動側スクロール部及び前記第2駆動側スクロール部を組み付けた後に、前記ハウジングに形成された前記壁体固定部にアクセス可能な孔部を用いて、前記壁体固定部を固定する両回転スクロール型圧縮機の組立方法。
[請求項7]
 駆動部によって回転駆動され、駆動側端板に配置された渦巻状の駆動側壁体を有する駆動側スクロール部材と、
 従動側端板に配置され、前記駆動側壁体に対応する従動側壁体を有し、該従動側壁体が前記駆動側壁体に対して噛み合わされることによって圧縮空間を形成する従動側スクロール部材と、
 前記駆動側スクロール部材と前記従動側スクロール部材とが同じ方向に同一角速度で自転運動するように前記駆動側スクロール部材から前記従動側スクロール部材に駆動力を伝達する同期駆動機構と、
 前記駆動側スクロール部材、前記従動側スクロール部材及び前記同期駆動機構を収容するハウジングと、
を備え、
 前記駆動側スクロール部材は、第1駆動側端板と第1駆動側壁体とを有し、前記駆動部によって駆動される第1駆動側スクロール部と、第2駆動側端板と第2駆動側壁体とを有する第2駆動側スクロール部と、前記第1駆動側壁体と前記第2駆動側壁体との軸方向における先端同士が向かい合った状態で固定する壁体固定部と、を備え、
 前記従動側スクロール部材は、前記従動側端板の一側面に設けられ、前記第1駆動側壁体と噛み合う第1従動側壁体と、前記従動側端板の他側面に設けられ、前記第2駆動側壁体と噛み合う第2従動側壁体と、を備え、
 前記第1駆動側端板を間に介して配置され、前記第1従動側壁体の軸方向における先端側に対して第1サポート固定部にて固定されて前記第1従動側壁体とともに回転する第1サポート部材と、
 前記第2駆動側端板を間に介して配置され、前記第2従動側壁体の軸方向における先端側に対して第2サポート固定部にて固定されて前記第2従動側壁体とともに回転する第2サポート部材と、
を備えた両回転スクロール型圧縮機の組立方法であって、
 前記第1駆動側スクロール部及び前記第2駆動側スクロール部、前記第1サポート部材及び前記第2サポート部材を一体化して組立体を形成した後に、前記ハウジングに対して組み付ける両回転スクロール型圧縮機の組立方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2A]

[ 図 2B]

[ 図 2C]

[ 図 2D]

[ 図 2E]

[ 図 3A]

[ 図 3B]