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1. (WO2018100855) 歯科用トレーシステム
Document

明 細 書

発明の名称 歯科用トレーシステム

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048  

符号の説明

0049  

請求の範囲

1   2  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 歯科用トレーシステム

技術分野

[0001]
 本発明は、歯科用トレーシステムに関する。

背景技術

[0002]
 義歯等を作製する場合において噛み合わせを良好にするためには、患者の咬合採得を正確に行う必要がある。そこで、それぞれ印象材が盛られる上顎用トレーと下顎用トレーとが口腔内で一体に配設可能となっており、上顎及び下顎の印象を同時に採得する歯科印象用トレーが知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2001-333917号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上顎と下顎との咬合状態は、前後方向にずれがない正常な場合もあれば、上顎及び下顎の一方が他方よりも前方に突出している場合等もあり、患者によって異なる。上記した特許文献1に係る歯科印象用トレーは、上顎用トレーと下顎用トレーとが互いに固定されるため、患者ごとに異なる咬合状態に対応できず、正確に採得できない可能性がある。
[0005]
 本発明は上記に鑑みてなされたものであって、咬合状態に応じて咬合採得を正確に行うことが可能な歯科用トレーシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の一態様における歯科用トレーシステムによれば、口腔内で上顎側の印象を採得する印象材が盛られる上顎印象トレーと、前記口腔内で下顎側の印象を採得する印象材が盛られる下顎印象トレーと、前記上顎印象トレーと前記下顎印象トレーとの間に設けられ、前記上顎印象トレー及び前記下顎印象トレーを、それぞれ前後方向に移動可能に支持する支持プレートと、を有する。

発明の効果

[0007]
 本発明の実施形態によれば、咬合状態に応じて咬合採得を正確に行うことが可能な歯科用トレーシステムが提供される。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 実施形態における歯科用トレーシステムの斜視図である。
[図2] 実施形態における支持プレートの斜視図である。
[図3] 実施形態における支持プレートを示す図である。
[図4] 実施形態における上顎印象トレーを示す図である。
[図5] 実施形態における下顎印象トレーを示す図である。
[図6] 実施形態における歯科用トレーシステムの背面図である。
[図7] 実施形態における上顎印象トレー及び下顎印象トレーが動く様子を示す図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[0010]
 図1は、実施形態における歯科用トレーシステム10の斜視図である。歯科用トレーシステム10は、無歯顎の咬合採得に用いられる。なお、以下に示す図面において、X1X2方向は歯科用トレーシステム10の左右方向である。また、Y1Y2方向は歯科用トレーシステム10の前後方向であり、Z1Z2方向は歯科用トレーシステム10の上下方向である。以下の説明では、X1方向を右、X2方向を左、Y1方向を前、Y2方向を後ろ、Z1方向を上、Z2方向を下という場合がある。
[0011]
 図1に示されるように、歯科用トレーシステム10は、支持プレート100、上顎印象トレー200、下顎印象トレー300を有する。
[0012]
 支持プレート100は、上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300を、それぞれ前後方向に移動可能に支持する。上顎印象トレー200は、口腔内で上顎側の印象を採得する印象材が盛られる。下顎印象トレー300は、口腔内で下顎側の印象を採得する印象材が盛られる。
[0013]
 支持プレート100、上顎印象トレー200、及び下顎印象トレー300は、例えば樹脂材料により形成される。なお、支持プレート100、上顎印象トレー200、及び下顎印象トレー300は、金属材料等により形成されてもよく、それぞれ異なる材料により形成されてもよい。
[0014]
 図2は、実施形態における支持プレート100の斜視図である。図3は、実施形態における支持プレート100を示す図である。図3(A)は、支持プレート100の上面図である。また、図3(B)は支持プレート100の底面図であり、図3(C)は支持プレート100の背面図である。
[0015]
 図2及び図3に示されるように、支持プレート100は、支持プレート本体101、ハンドル102を有する。
[0016]
 支持プレート本体101は、板状の部材であり、ハンドル102に連結されている。支持プレート本体101は、ハンドル102から突出して右側に枝分かれして後方に延びる右側支持部110、左側に枝分かれして後方に延びる左側支持部120を有する。また、支持プレート本体101は、右側支持部110と左側支持部120とが連結する中央部分から後方に突出する支持台部130を有する。
[0017]
 右側支持部110は、上面側に右上係合溝111が形成され、下面側に右下係合溝112が形成されている。右上係合溝111及び右下係合溝112は、それぞれ前後方向(Y1Y2方向)に平行に形成されている。
[0018]
 右上係合溝111は、図3(C)に示されるように、溝部111a、溝部111aの右側を抉るように形成されている係合溝部111bを有する。右下係合溝112は、溝部112a、溝部112aの左側を抉るように形成されている係合溝部112bを有する。
[0019]
 左側支持部120は、上面側に左上係合溝121が形成され、下面側に左下係合溝122が形成されている。左上係合溝121及び左下係合溝122は、それぞれ前後方向(Y1Y2方向)に平行に形成されている。
[0020]
 左上係合溝121は、図3(C)に示されるように、溝部121a、溝部111aの左側を抉るように形成されている係合溝部121bを有する。左下係合溝122は、溝部122a、溝部122aの右側を抉るように形成されている係合溝部122bを有する。
[0021]
 また、支持プレート本体101は、右側支持部110と左側支持部120とが連結する中央部分の上面側に上中央溝131、下面側に下中央溝132が形成されている。上中央溝131及び下中央溝132は、前後方向(Y1Y2方向)に平行に形成され、それぞれ後方側端部が開放されている。
[0022]
 ハンドル102は、矩形板状に形成されており、背面側に支持プレート本体101が連結されている。使用者は、ハンドル102を把持して、歯科用トレーシステム10を口腔内に挿入したり、口腔内から取り出したりする。また、ハンドル102に凹凸を付与し、印象材を押し当てて正中や瞳孔線、口唇の傾き等を印記することが可能である。
[0023]
 図4は、実施形態における上顎印象トレー200を示す図である。図4(A)は、上顎印象トレー200の上面側からの斜視図である。図4(B)は、上顎印象トレー200の下面側からの斜視図である。また、図4(C)は、上顎印象トレー200の背面図である。
[0024]
 上顎印象トレー200は、外縁201と内縁202との間の印象材面203に、上顎側の印象を採得する印象材が盛られる。外縁201及び内縁202は、図4に示されるように、それぞれ印象材面203の外側端部及び内側端部から上方に盛り上がるように形成されている。
[0025]
 印象材面203には、上下方向に貫通する複数の貫通孔205が形成されている。印象材面203に盛られた印象材は、印象採得時に一部が貫通孔205から下面側に押し出される。貫通孔205から下面側に押し出された印象材は、膨張して印象材面203側の印象材とともに上顎印象トレー200と一体となる。
[0026]
 上顎印象トレー200の下面には、右上係合ピン211、左上係合ピン212、上中央ピン213が形成されている。右上係合ピン211、左上係合ピン212、及び上中央ピン213は、それぞれ上顎印象トレー200の下面からZ2方向に突出するように形成されている。
[0027]
 右上係合ピン211は、図4(C)に示されるように、円柱状のピン本体211a、ピン本体211aの下端から右側に突出する係合部211bを有する。右上係合ピン211は、係合部211bが係合溝部111bに嵌って係合するように、支持プレート100の右上係合溝111に挿入される。
[0028]
 左上係合ピン212は、図4(C)に示されるように、円柱状のピン本体212a、ピン本体212aの下端から左側に突出する係合部212bを有する。左上係合ピン212は、係合部212bが係合溝部121bに嵌って係合するように、支持プレート100の左上係合溝121に挿入される。
[0029]
 上中央ピン213は、左右方向(X1X2方向)において上顎印象トレー200の中央部分に形成されている。上中央ピン213は、円柱状に形成されており、支持プレート100の上中央溝131に挿入される。
[0030]
 図5は、実施形態における下顎印象トレー300を示す図である。図5(A)は、下顎印象トレー300の上面側からの斜視図である。図5(B)は、下顎印象トレー300の下面側からの斜視図である。また、図5(C)は、下顎印象トレー300の背面図である。
[0031]
 下顎印象トレー300は、外縁301と内縁302との間の印象材面303に、口腔内で下顎側の印象を採得する印象材が盛られる。外縁301及び内縁302は、図5に示されるように、それぞれ印象材面303の外側端部及び内側端部から下方に盛り上がるように形成されている。
[0032]
 印象材面303には、上下方向に貫通する複数の貫通孔305が形成されている。印象材面303に盛られた印象材は、印象採得時に一部が貫通孔305から上面側に押し出される。貫通孔305から上面側に押し出された印象材は、膨張して印象材面303側の印象材とともに下顎印象トレー300と一体となる。
[0033]
 下顎印象トレー300の上面には、右下係合ピン311、左下係合ピン312、下中央ピン313が形成されている。右下係合ピン311、左下係合ピン312、及び下中央ピン313は、それぞれ下顎印象トレー300の上面からZ1方向に突出するように形成されている。
[0034]
 右下係合ピン311は、図5(C)に示されるように、円柱状のピン本体311a、ピン本体311aの上端から左側に突出する係合部311bを有する。右下係合ピン311は、係合部311bが係合溝部112bに嵌って係合するように、支持プレート100の右下係合溝112に挿入される。
[0035]
 左下係合ピン312は、図5(C)に示されるように、円柱状のピン本体312a、ピン本体312aの上端から右側に突出する係合部312bを有する。左下係合ピン312は、係合部312bが係合溝部122bに嵌って係合するように、支持プレート100の左下係合溝122に挿入される。
[0036]
 下中央ピン313は、左右方向(X1X2方向)において下顎印象トレー300の中央部分に形成されている。下中央ピン313は、円柱状に形成されており、支持プレート100の下中央溝132に挿入される。
[0037]
 図6は、実施形態における歯科用トレーシステム10の背面図である。
[0038]
 図6に示されるように、上顎印象トレー200は、右上係合ピン211、左上係合ピン212、及び上中央ピン213が、それぞれ右上係合溝111、左上係合溝121、及び上中央溝131に挿入され、支持プレート100に前後方向に移動可能に支持される。また、上顎印象トレー200は、右上係合ピン211及び左上係合ピン212が、それぞれ支持プレート100の右上係合溝111及び左上係合溝121に係合することで、支持プレート100から外れることなく前後方向に移動可能に支持される。
[0039]
 下顎印象トレー300は、右下係合ピン311、左下係合ピン312、及び下中央ピン313が、それぞれ右下係合溝112、左下係合溝122、及び下中央溝132に挿入され、支持プレート100に前後方向に移動可能に支持される。また、下顎印象トレー300は、右下係合ピン311及び左下係合ピン312が、それぞれ支持プレート100の右下係合溝112及び左下係合溝122に係合することで、支持プレート100から外れることなく前後方向に移動可能に支持される。
[0040]
 歯科用トレーシステム10は、図6に示されるように上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300が支持プレート100に支持されている状態で、上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300に印象材が盛られて咬合採得に用いられる。
[0041]
 図7は、実施形態における上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300が支持プレート100に対して動く様子を示す図である。
[0042]
 例えば患者の上顎の位置と下顎の位置との間に大きなずれが無く、咬合関係が正常な場合には、図7(A)に示されるように、前後方向(Y1Y2方向)において上顎印象トレー200と下顎印象トレー300とをほぼ同じ位置にした状態で、患者の咬合採得を行うことができる。
[0043]
 例えば上顎が下顎よりも口唇側に突出するような咬合関係の場合には、図7(B)に示されるように、患者の口腔内で下顎印象トレー300を後方に移動させる。このように、下顎印象トレー300を上顎印象トレー200よりも後方に移動させることで、上顎が下顎よりも口唇側に突出するような咬合関係であっても、咬合採得を正確に行うことが可能になる。
[0044]
 また、例えば下顎が上顎よりも口唇側に突出するような咬合関係の場合には、図7(C)に示されるように、患者の口腔内で上顎印象トレー200を後方に移動させる。このように、上顎印象トレー200を下顎印象トレー300よりも後方に移動させることで、下顎が上顎よりも口唇側に突出するような咬合関係であっても、咬合採得を正確に行うことが可能になる。
[0045]
 このように、本実施形態における歯科用トレーシステム10では、支持プレート100が、上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300を、それぞれ前後方向に移動可能に支持する。したがって、本実施形態における歯科用トレーシステム10によれば、上顎と下顎との前後方向におけるずれに対応して、咬合採得を正確に行うことが可能になる。
[0046]
 以上、実施形態に係る歯科用トレーシステムについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
[0047]
 例えば、支持プレート100、上顎印象トレー200、及び下顎印象トレー300の形状は、上記した実施形態において例示した形状に限られない。支持プレート100に形成される係合溝の数や、上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300に形成される係合ピンの数は、上記した実施形態において例示した数に限られない。また、支持プレート100に形成される係合溝や、上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300に形成される係合ピンの形状は、上記した実施形態において例示した形状に限られない。上顎印象トレー200及び下顎印象トレー300が支持プレート100から外れることなく前後方向に移動可能であれば、係合溝や係合ピンは本実施形態とは異なる形状であってもよい。
[0048]
 本特許出願は2016年11月29日に出願した日本国特許出願第2016-231327号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016-231327号の全内容を本願に援用する。

符号の説明

[0049]
10、20、30 歯科用トレーシステム
100 支持プレート
200 上顎印象トレー
300 下顎印象トレー
111 右上係合溝(上係合溝)
112 右下係合溝(下係合溝)
121 左上係合溝(上係合溝)
122 左下係合溝(下係合溝)
131 上中央溝
132 下中央溝
211 右上係合ピン(上係合ピン)
212 左上係合ピン(上係合ピン)
213 上中央ピン
311 右下係合ピン(下係合ピン)
312 左下係合ピン(下係合ピン)
313 下中央ピン

請求の範囲

[請求項1]
 口腔内で上顎側の印象を採得する印象材が盛られる上顎印象トレーと、
 前記口腔内で下顎側の印象を採得する印象材が盛られる下顎印象トレーと、
 前記上顎印象トレーと前記下顎印象トレーとの間に設けられ、前記上顎印象トレー及び前記下顎印象トレーを、それぞれ前後方向に移動可能に支持する支持プレートと、を有する
ことを特徴とする歯科用トレーシステム。
[請求項2]
 前記支持プレートは、前記上顎印象トレーを支持する上面に前記前後方向に沿って形成されている上係合溝と、前記下顎印象トレーを支持する下面に前記前後方向に沿って形成されている下係合溝と、を有し、
 前記上顎印象トレーは、前記支持プレートに向かって突出して前記上係合溝に係合し、前記上係合溝に沿ってスライド可能な上係合ピンを有し、
 前記下顎印象トレーは、前記支持プレートに向かって突出して前記下係合溝に係合し、前記下係合溝に沿ってスライド可能な下係合ピンを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の歯科用トレーシステム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]