国際・国内特許データベース検索
このアプリケーションの一部のコンテンツは現在ご利用になれません。
この状況が続く場合は、次のお問い合わせ先までご連絡ください。フィードバック & お問い合わせ
1. (WO2017026356) 画像処理装置、画像復元装置、画像処理方法および画像復元方法
Document

明 細 書

発明の名称 画像処理装置、画像復元装置、画像処理方法および画像復元方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009  

発明の効果

0010  

図面の簡単な説明

0011  

発明を実施するための形態

0012  

実施例 1

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034  

実施例 2

0035   0036   0037   0038   0039  

実施例 3

0040   0041   0042   0043   0044   0045  

実施例 4

0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065  

産業上の利用可能性

0066  

符号の説明

0067  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : 画像処理装置、画像復元装置、画像処理方法および画像復元方法

技術分野

[0001]
 本発明は、監視カメラで撮像した画像を処理復元する装置および方法に関し、特に、撮像画像内の被写体のプライバシーを保護するシステムに関する。
 本願は、2015年8月7日に日本国に出願された特願2015-157725号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 近年、駅構内、商業施設、集合住宅などに監視カメラを設置して人物画像などを監視することによりセキュリティの向上を図っている。しかし、監視カメラが撮像する画像には集合住宅の住民の顔が写るため、撮像画像を第三者(例えば、セキュリティ会社や警察組織など)に提供する際に、プライバシー保護に対する配慮が必要である。
[0003]
 従来、監視カメラで撮像された画像情報などに対して暗号化や復号化を行なうことにより、特定の情報の開示および秘匿を制御する技術が開発されている。特許文献1は、被写体のプライバシーを適切に保護するとともに監視機能が実現可能な監視カメラシステムを開示している。ここでは、監視カメラの撮影映像のうち特定の被写体が含まれている映像部分を暗号化することにより、被写体を含む映像部分の閲覧を関係者に限定することができる。特許文献2は、電子文章の所望の部分に対して機密の程度を設定して内容を秘匿する文章処理装置を開示している。ここでは、電子文章の複数の部分を開示基準ごとに異なる暗号鍵を用いて暗号化することで、個々の部分に対して機密の程度を設定して内容を秘匿することができる。特許文献3は、医療用画像の外見の認識が困難なように暗号化するとともに送付先に応じて開示の程度を異ならせることが可能な医療用画像暗号化装置を開示している。特許文献4は、店舗の来店者の肖像権やプライバシーを保護しながら来店情況が認識できる映像の配信を可能とする監視カメラ映像配信システムを開示している。特許文献5は、監視領域のプライバシー保護を可能とする監視装置および監視方法を開示している。ここでは、監視カメラで撮影された映像のうちマスク領域の画像データを除去することができる。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 国際公開第WO2006/115156号公報
特許文献2 : 特開2008-193612号公報
特許文献3 : 特開2007-243256号公報
特許文献4 : 特開2005-236464号公報
特許文献5 : 特開2003-61076号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 監視カメラに写った映像は様々な用途(例えば、逸失物の捜索、マーケティング、不審人物の特定、等)に用いられる。しかし、上述の特許文献に開示された技術により一部が秘匿された映像では情報量が少なくなるため、用途が限定されてしまう。例えば、全ての人物がマスクされた映像では不審人物を特定する用途に適用することが困難である。一方、暗号化を解除した映像を公開した場合、第三者に不要な個人情報が閲覧可能となり、人物のプライバシーの保護を十分に図ることが困難となる。つまり、上述の特許文献に開示された技術によれば、情報秘匿の目的で映像を暗号化した場合に開示情報が過小となり、映像を復号化すると開示情報が過大となる。このように、従来技術では映像の暗号化・復号化による情報の開示や秘匿を用途に応じて調整することが困難であった。
[0006]
 本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、監視カメラで撮影された画像を利用目的に応じて処理復元することにより情報量を調整することができる画像処理装置、画像復元装置、画像処理方法および画像復元方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明の第1の態様は、画像処理装置および画像処理方法に関する。画像処理装置は、第1の画像に含まれる特定の対象を変更した第2の画像を生成する変更画像生成部と、第1の画像または第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力する出力部とを備える。画像処理方法は、変更画像生成部および出力部の処理手順を実施する。
[0008]
 本発明の第2の態様は、画像復元装置および画像復元方法に関する。画像復元装置は、第1の画像に含まれる特定の対象に相当する対象画像を取得する画像取得部と、第1の画像から対象画像を除いた背景画像と、対象画像とを合成して第2の画像を生成する復元部とを備える。画像復元方法は、画像取得部および復元部の処理手順を実施する。
[0009]
 本発明の第3の態様は、画像処理システムに関する。画像処理システムは、第1の画像に含まれる特定の対象を変更して第2の画像を生成し、第1の画像および第2の画像を登録する画像登録処理を実行する第1の情報処理装置と、第1の画像または第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力する画像提供処理を実行する第2の情報処理装置とを具備する。

発明の効果

[0010]
 本発明に係る画像処理装置よれば、第1の画像(変更前画像)において特定の対象が写った領域の属性情報を変更することにより第2の画像(変更画像)を生成し、第1及び第2の画像の何れかを閲覧者に応じて出力する。また、画像復元装置は、第1の画像から対象画像を除いた背景画像と、対象画像とを合成して第2の画像を出力する。すなわち、閲覧者の利用目的に応じて変更画像の情報量を調整することで、個人のプライバシーの保護を図ることができる。

図面の簡単な説明

[0011]
[図1] 本発明の実施例1に係る画像処理システムのブロック図である。
[図2] 実施例1に係る画像処理システムに搭載されるクラウドサーバの画像記録処理を示すフローチャートである。
[図3] 実施例1に係る画像処理システムに搭載されるクラウドサーバの画像提供処理を示すフローチャートである。
[図4] 本発明の実施例2に係る画像処理システムのブロック図である。
[図5] 本発明の実施例3に係る画像処理システムに搭載されるクラウドサーバの画像提供処理を示すフローチャートである。
[図6] 本発明の実施例4に係る画像処理システムのブロック図である。
[図7] 本発明の実施例4に係る画像処理システムに搭載されるクラウドサーバの画像提供処理を示すフローチャートである。
[図8] 本発明に係る画像処理装置の基本構成を示すブロック図である。
[図9] 本発明に係る画像処理方法の基本処理を示すフローチャートである。
[図10] 本発明に係る画像復元装置の基本構成を示すブロック図である。
[図11] 本発明に係る画像復元方法の基本処理を示すフローチャートである。
[図12] 本発明に係る画像処理機能および画像復元機能を実装可能なコンピュータのブロック図である。

発明を実施するための形態

[0012]
 本発明に係る画像処理装置、画像復元装置、画像処理方法および画像復元方法について添付図面を参照して実施例とともに詳細に説明する。
実施例 1
[0013]
 図1は、本発明の実施例1に係る画像処理システム1のブロック図である。画像処理システム1は、端末装置100とクラウドサーバ200とを備える。端末装置100は、撮像装置または表示装置の少なくとも一方を備える。端末装置100の例としては、監視カメラ、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、およびテレビジョン装置が挙げられる。
[0014]
 クラウドサーバ200は、端末装置100が撮像した画像データを保存する。本明細書において、「画像データ」は静止画像と、複数のフレームを含む動画像とを包含する。クラウドサーバ200は、保存している画像データを端末装置100に送信する。クラウドサーバ200は、画像処理装置および画像復元装置の一例である。クラウドサーバ200は、1つの装置により実現してもよく、或いは、仮想化技術を用いた複数の装置の共同により実現してもよい。なお、端末装置100とクラウドサーバ200とはインターネットなどのネットワークを介して接続される。
[0015]
 クラウドサーバ200は、画像受信部201、領域特定部202、変更画像生成部203、背景画像生成部204、記憶部205、鍵生成部206、記録部207、鍵入力部208、画像取得部209、復元部210、および画像送信部211を備える。
[0016]
 画像受信部201は、端末装置100から画像データを受信する。画像データは、請求の範囲に規定される「第1の画像」の一例である。領域特定部202は、画像受信部201が受信した画像データから所定の対象が写った所定の領域(以下、「対象領域」と称する)を特定する。対象の例としては、人物、動物、および車両などの移動体が挙げられる。領域特定部202は、例えば、予め用意した対象のテンプレートと画像データとのパターンマッチングを行なうことにより対象が写った領域を特定する。
[0017]
 変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域に対して所定の変更を施すことで、複数の変更画像を生成する。変更画像生成部203による変更処理は、対象の属性情報の少なくとも一部を読み取りできなくする。複数の画像は、それぞれ対象の異なる属性(完全に異なる属性に限らず、一部重複する属性でもよい)を認識可能とされている。変更画像生成部203による変更処理の例として以下のものが挙げられる。
(1)変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域に写った対象をシルエットに置換してもよい。これにより、変更画像生成部203は、対象の種別(例えば、人物、動物、車両など)を特定可能な変更画像を生成することができる。
(2)変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域の画像を、当該領域に写った対象の属性情報(例えば、性別、年齢、身長など)を表示する画像に置換してもよい。これにより、変更画像生成部203は、対象の属性情報を特定可能な変更画像を生成することができる。
(3)変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域の解像度を低下させてもよい。これにより、変更画像生成部203は、対象の色を特定可能な変更画像を生成することができる。
(4)変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域に写った対象の一部(例えば、人物の顔、車両のナンバープレートなど)をマスクしてもよい。これにより、変更画像生成部203は、対象とする人物の服の種類や車種を特定可能な変更画像を生成することができる。
[0018]
 背景画像生成部204は、画像受信部201が受信した画像データから領域特定部202が特定した領域を除去することで、背景画像を生成する。背景画像生成部204は、例えば、対象となる画像データと領域内に対象が存在しない他のフレームの画像とを合成することで、特定した領域を画像データから除去することができる。また、背景画像生成部204は、特定した領域の周辺の画素集合を当該領域に貼り付けることで、特定した領域を除去することができる。また、背景画像生成部204は、例えば、対象が存在しない他のフレームの画像を背景画像として用いることができる。
[0019]
 記憶部205は、変更画像生成部203が生成した複数の変更画像、変更画像生成部203による変更処理前の画像(以下、「変更前画像」と称する)、並びに、背景画像生成部204が生成した背景画像を記憶する。ここで、変更画像および変更前画像には、当該画像が抽出された位置が関連付けられる。また、変更画像および変更前画像は、それぞれ異なる暗号鍵により暗号化されて記憶部205に記憶される。なお、画像データが動画像を示す場合、記憶部205は、変更画像、変更前画像、および背景画像をフレームごとに記憶してもよい。或いは、記憶部205は、変更画像、変更前画像、および背景画像をそれぞれ動画像として記憶してもよい。
[0020]
 鍵生成部206は、変更画像および変更前画像に基づいて暗号鍵を生成する。例えば、鍵生成部206は、変更前画像に含まれる対象の特徴量(例えば、人物の顔特徴量、車両のナンバープレートの文字列、等)に基づいて暗号鍵を生成する。記録部207は、変更画像生成部203が生成した変更画像を所定の暗号鍵で暗号化する。記録部207は、変更前画像を鍵生成部206が生成した暗号鍵で暗号化する。記録部207は、暗号化した変更画像、変更前画像、並びに、背景画像を記憶部205に記録する。
[0021]
 鍵入力部208は、端末装置100にて入力された暗号鍵を受け付ける。画像取得部209は、記憶部205が記憶する変更画像のうち鍵入力部208に入力された暗号鍵によって復元可能な変更画像と、背景画像とを取得する。復元部210は、画像取得部209が取得した変更画像と背景画像とを合成することで、提示用画像データを生成する。提示用画像データは、請求の範囲に規定される「第2の画像」の一例である。画像送信部211は、復元部210が生成した提示用画像データを端末装置100に送信する。なお、画像送信部211は、請求の範囲に規定される「出力部」の一例である。
[0022]
 次に、クラウドサーバ200の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。ここでは、クラウドサーバ200により端末装置100が撮像した画像データを記録する手順について説明する。図2は、クラウドサーバ200による画像記録処理を示すフローチャートである。
[0023]
 まず、端末装置100が撮像した画像データをクラウドサーバ200に送信する。クラウドサーバ200の画像受信部201は画像データを受信する(ステップS1)。領域特定部202は、画像データに含まれるフレームごとにステップS2~ステップS8を実行する。なお、画像データが静止画像である場合、ステップS2~ステップS8を1回実行する。
[0024]
 領域特定部202は、処理対象のフレームの画像から対象が写った領域を特定する(ステップS2)。処理対象のフレームの画像に複数の対象が写っている場合、領域特定部202は各々の対象を含む領域をそれぞれ特定する。次に、変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した各領域について、複数種類の変更処理を施して、複数の変更画像を生成する(ステップS3)。本実施例では、変更画像生成部203は、領域特定部202が特定した領域について以下の4つの処理を実行する。
(1)対象のシルエットを抽出する処理。
(2)対象の性別を示す画像に置換する処理。
(3)対象の年齢を示す画像に置換する処理。
(4)解像度を低下させる処理。
[0025]
 次に、背景画像生成部204は、処理対象のフレームの画像から領域特定部202が特定した領域を除去して、背景画像を生成する(ステップS4)。領域特定部202が複数の領域を特定した場合、処理対象のフレームの画像から全ての領域を除去する。
[0026]
 次に、鍵生成部206は、領域特定部202が特定した各領域の変更前画像から対象の特徴量を抽出する(ステップS5)。記録部207は、暗号鍵として鍵生成部206が生成した特徴量を用いて変更前画像を暗号化する(ステップS6)。その後、記録部207は、変更画像生成部203が生成した変更画像を、変更処理ごとに共通の暗号鍵を用いて暗号化する(ステップS7)。変更画像の暗号化に用いられる共通鍵としては、シルエット画像の暗号鍵、低解像度画像の暗号鍵、性別ごとの暗号鍵、および年代ごとの暗号鍵が挙げられる。例えば、記録部207は、対象の性別を示す変更画像を、対象の性別に応じた暗号鍵を用いて暗号化する。
[0027]
 次に、記録部207は、暗号化した複数の変更前画像、変更画像、および背景画像を記憶部205に記録する(ステップS8)。このとき、記録部207は、変更前画像および変更画像を配置すべき座標とフレーム番号とを、変更前画像、変更画像、および背景画像に関連付けて記憶部205に記録する。
[0028]
 上記の手順によれば、クラウドサーバ200は、利用目的に応じて対象の属性情報の開示量を調整して画像データを提示するためのデータベースを構築することができる。
[0029]
 次に、クラウドサーバ200が端末装置100の要求に基づいて画像データを提供する手順について説明する。図3は、クラウドサーバ200による画像提供処理を示すフローチャートである。
 利用者は、端末装置100を介して画像データを閲覧したい場合、端末装置100に閲覧したい情報に応じた暗号鍵を入力する。端末装置100は、利用者によって暗号鍵が入力されると、当該暗号鍵をクラウドサーバ200に送信する。
[0030]
 クラウドサーバ200の鍵入力部208は、端末装置100から暗号鍵を受信する(ステップS11)。画像取得部209は、記憶部205が記憶する全ての変更前画像および変更画像に対して暗号鍵による復号を試みる(ステップS12)。画像取得部209は、記憶部205が領域ごとかつフレームごとに記憶する変更前画像および変更画像のうち、復号に成功した画像を取得する(ステップS13)。なお、画像取得部209が複数の暗号鍵を用いて復号を試みた結果、同一領域の同一フレームについて複数の画像の復号に成功した場合、画像取得部209は、最も特定可能な属性情報が多い画像を取得する。ここで、特定可能な属性情報の量は、変更前画像が最も多く、変更画像のうちシルエット画像が最も少ない。また、画像取得部209は、記憶部205が記憶する各フレームの背景画像を取得する(ステップS14)。
[0031]
 次に、復元部210は、画像取得部209が取得した各フレームの背景画像に対して、当該フレームに係る領域ごとの変更前画像または変更画像を合成することで、提供用画像データを生成する(ステップS15)。具体的には、復元部210は、背景画像のうち記憶部205が記憶する座標に変更前画像または変更画像を配置することで、提供用画像データを生成する。つまり、復元部210は、暗号鍵によって指定された被写体の属性情報を認識可能な変更画像を用いて、提供用画像データを生成する。そして、画像送信部211は、復元部210が生成した提供用画像データを、暗号鍵の送信元の端末装置100に送信する(ステップS16)。
[0032]
 端末装置100は、クラウドサーバ200から提供用画像データを受信すると、当該提供用画像データをディスプレイに表示させる。これにより、利用者は所望の画像を閲覧することができる。
[0033]
 このように、上記の手順によれば、クラウドサーバ200は、利用目的に応じて対象の属性情報の開示量を調整して画像データを利用者に提示することができる。例えば、画像処理システム1は、画像データをマーケティングに利用することを望む利用者に性別ごとの暗号鍵または年代ごとの暗号鍵を提供することができる。これにより、利用者は、画像処理システム1を用いて画像データに写った人物の性別または年代を特定することができる。一方、画像処理システム1は、利用者によって画像データに写った人物の服装や顔が認識されることを防止することができる。
[0034]
 また、画像処理システム1は、所定の人物の捜索を望む利用者に、当該人物の顔特徴量から抽出した暗号鍵を提供することができる。これにより、利用者は、画像処理システム1を用いて画像データに写る捜索対象者の詳細な画像を閲覧することができる。一方、画像処理システム1は、利用者によって画像データに写る他の人物が認識されることを防止することができる。
実施例 2
[0035]
 本発明の実施例2について図4を参照して説明する。実施例1に係る画像処理システム1では、クラウドサーバ200が画像の登録処理および画像の提供処理を行なっていた。これに対して、実施例2に係る画像処理システム1では、画像の登録処理をクラウドサーバ200以外の装置に実行させる。
[0036]
 図4は、本発明の実施例2に係る画像処理システム1のブロック図である。実施例2に係る画像処理システム1は、端末装置100と、クラウドサーバ200と、エッジサーバ300とを備える。エッジサーバ300は、クラウドサーバ200に掛かる負荷を抑えるために、端末装置100が送信するデータについて前処理を行なう。具体的には、エッジサーバ300は、画像受信部201、領域特定部202、変更画像生成部203、背景画像生成部204、鍵生成部206、および記録部207を備える。また、クラウドサーバ200は、記憶部205、鍵入力部208、画像取得部209、復元部210、および画像送信部211を備える。実施例2では、構成要素201乃至211がクラウドサーバ200およびエッジサーバ300に分散して配置されているが、実施例1に係るクラウドサーバ200の構成要素201乃至211と同等の機能を備えている。なお、エッジサーバ300が備える記録部207は、クラウドサーバ200が備える記憶部205に前述の画像を記録する。
[0037]
 上述のように、実施例2に係る画像処理システム1では、エッジサーバ300は画像の登録処理を行い、クラウドサーバ200は画像の提供処理を行なう。実施例2に係るクラウドサーバ200は、請求の範囲に規定される画像復元装置の一例である。このように、実施例2に係る画像処理システム1は、処理負荷の高い画像の登録処理をエッジサーバ300に分担させることで、クラウドサーバ200の負荷を抑えることができる。
[0038]
 本実施例では、エッジサーバ300が画像の登録処理を行い、クラウドサーバ200が画像の提供処理を行なうが、これに限定されるものではない。例えば、本実施例を改造して画像の提供処理の一部をエッジサーバ300に実施させてもよいし、画像の登録処理の一部をクラウドサーバ200に実施させてもよい。或いは、クラウドサーバ200と端末装置100との間で画像処理を分担させるようにしてもよい。
[0039]
 なお、クラウドサーバ200は請求の範囲に規定する第1の情報処理装置の一例であり、エッジサーバ300と端末装置100は請求の範囲に規定する第2の情報処理装置の一例である。つまり、第1の情報処理装置であるクラウドサーバ200と第2の情報処理装置であるエッジサーバ300とが画像処理を分担してもよい。或いは、第1の情報処理装置であるクラウドサーバ200と第2の情報処理装置である端末装置100とが画像処理を分担してもよい。
実施例 3
[0040]
 次に、本発明の実施例3について図5を参照して説明する。実施例1および実施例2に係る画像処理システム1に搭載されたクラウドサーバ200は、復号に成功した画像が存在する全ての領域について当該画像を用いて提供用画像データを生成する。これに対して、実施例3に係る画像処理システム1に搭載するクラウドサーバ200は、複数の暗号鍵が入力された場合に、全ての暗号鍵を用いて復号に成功した領域についてのみ、当該画像を用いて提供用画像データを生成する。
[0041]
 実施例3に係る画像処理システム1は、実施例1に係る画像処理システム1と同様の構成を有する。但し、実施例3に係る画像処理システム1は実施例1に係る画像処理システム1と画像の提供処理が異なる。図5は、実施例3に係るクラウドサーバ200による画像提供処理を示すフローチャートである。
[0042]
 利用者は、端末装置100を介して画像データを閲覧する場合、当該端末装置100に閲覧したい情報に応じた暗号鍵を入力する。このとき、利用者は、表示すべき対象が属性情報に係る複数の暗号鍵を端末装置100に入力する。例えば、表示すべき対象が30代の男性である場合、利用者は、30代に関連付けられた暗号鍵と、男性に関連付けられた暗号鍵とを端末装置100に入力する。端末装置100は、利用者によって暗号鍵が入力されると、当該暗号鍵をクラウドサーバ200に送信する。
[0043]
 クラウドサーバ200の鍵入力部208は、端末装置100から暗号鍵を受信する(ステップS21)。次に、画像取得部209は、記憶部205が記憶する全ての変更前画像および変更画像について、暗号鍵による復号を試みる(ステップS22)。画像取得部209は、対象が含まれる領域のうち、各暗号鍵で復号できる全ての変更画像が含まれる領域を特定する(ステップS23)。例えば、鍵入力部208が30代に関連付けられた暗号鍵と、男性に関連付けられた暗号鍵とを受信した場合、画像取得部209は、30代に関連付けられた暗号鍵で復号できる変更画像と、男性に関連付けられた暗号鍵で復号できる変更画像とに紐付けられた領域を特定する。その後、画像取得部209は、特定した領域に係る変更前画像または変更画像を記憶部205から取得する(ステップS24)。このとき、画像取得部209は、同一の領域について、最も特定可能な属性情報が多い画像を取得する。また、画像取得部209は、記憶部205が記憶する各フレームの背景画像を取得する(ステップS25)。
[0044]
 次に、復元部210は、画像取得部209が取得した背景画像に、ステップS24で取得した変更前画像または変更画像を合成することで、提供用画像データを生成する(ステップS26)。つまり、復元部210は、暗号鍵によって指定された被写体の属性情報を認識可能な変更画像を用いて、提供用画像データを生成する。そして、画像送信部211は、復元部210が生成した提供用画像データを、暗号鍵の送信元の端末装置100に送信する(ステップS27)。
[0045]
 端末装置100は、クラウドサーバ200から提供用画像データを受信すると、当該提供用画像データをディスプレイに表示させる。これにより、利用者は所望の画像を閲覧することができる。このように、本実施例に係るクラウドサーバ200は、入力された暗号鍵の条件を全て満たす対象が写る提供用画像データを生成することができる。これにより、利用者は、提供用画像データを用いて、捜索の対象を効率よく探すことができる。
実施例 4
[0046]
 次に、本発明の実施例4に係る画像処理システム1について図6及び図7を参照して説明する。実施例1乃至実施例3に係るクラウドサーバ200は、端末装置100から受信した暗号鍵を用いて提供用画像データを生成している。これに対して、本実施例に係るクラウドサーバ200は、暗号鍵に代えて写真データを用いることで、当該写真データに写る対象が写った提供用画像データを生成する。
[0047]
 図6は、本発明の実施例4に係る画像処理システム1のブロック図である。実施例4に係るクラウドサーバ200は、実施例1に係るクラウドサーバ200における鍵入力部208に代えて条件入力部212を備える。このため、実施例4に係るクラウドサーバ200は、実施例1に係るクラウドサーバ200と構成要素201~207、209~211と同一の構成要素を有するが、鍵生成部206および画像取得部209の動作が実施例1と異なる。条件入力部212は、端末装置100から対象が写る写真データを受信する。
[0048]
 次に、実施例4に係るクラウドサーバ200が端末装置100の要求に応じて画像データを提供する手順について説明する。図7は、実施例4に係るクラウドサーバ200による画像提供処理を示すフローチャートである。
 利用者は、端末装置100を介して画像データを閲覧する場合、表示すべき対象が写った写真データを当該端末装置100に入力する。端末装置100は、利用者によって写真データが入力されると、当該写真データをクラウドサーバ200に送信する。
[0049]
 まず、クラウドサーバ200の条件入力部212は、端末装置100から写真データを受信する(ステップS31)。次に、画像取得部209は、利用者の権限情報を参照し、写真データに基づいて対象の変更前画像を閲覧する権限があるか否かを判定する(ステップS32)。具体的には、画像取得部209は、画像処理システム1への利用者のログイン情報に基づいて権限の判定を行なう。例えば、画像取得部209は、利用者が捜査権限を有する警察官である場合に、写真データに基づいて対象の変更前画像を閲覧する権限があると判定する。画像取得部209は、利用者に権限がないと判定した場合(ステップS32の判定結果「NO」)、提供用画像データを生成せずに画像提供処理を終了する。
[0050]
 一方、利用者に権限がある場合(ステップS32の判定結果「YES」)、鍵生成部206は、条件入力部212に入力された写真データから対象の特徴量を抽出する(ステップS33)。次に、画像取得部209は、記憶部205が記憶する全ての変更前画像について、写真データから抽出した対象の特徴量を暗号鍵として、画像データの復号を試みる(ステップS34)。その後、画像取得部209は、記憶部205が領域ごと、かつ、フレームごとに記憶する変更前画像のうち、復号に成功した変更前画像を取得する(ステップS35)。また、画像取得部209は、記憶部205が記憶する各フレームの背景画像を取得する(ステップS36)。
[0051]
 次に、復元部210は、画像取得部209が取得した各フレームの背景画像に、当該フレームに係る領域ごとの変更画像を合成することで、提供用画像データを生成する(ステップS37)。具体的には、復元部210は、背景画像において記憶部205が記憶する座標に変更前画像を配置することで、提供用画像データを生成する。つまり、復元部210は、写真データによって指定された被写体の属性情報を認識可能な変更画像を用いて、提供用画像データを生成する。そして、画像送信部211は、復元部210が生成した提供用画像データを、暗号鍵の送信元の端末装置100に送信する(ステップS38)。
[0052]
 端末装置100は、クラウドサーバ200から提供用画像データを受信すると、当該提供用画像データをディスプレイに表示させる。これにより、利用者は所望の画像を閲覧することができる。このように、上記の手順によれば、クラウドサーバ200は、利用者によって入力された写真データに基づいて、当該写真データに写った対象が写った画像データを利用者に提供することができる。
[0053]
 図1乃至図7を参照して実施例1乃至実施例4とともに本発明に係る画像処理システム1について詳細に説明したが、具体的な構成は上述の実施例に限定されるものではなく、様々な設計変更を施すことが可能である。例えば、画像処理システム1は、変更画像および変更前画像を暗号化して記憶部205に記録するものとしたが、これに限定されるものではない。上述の実施例を変形して、画像処理システム1は、変更画像および変更前画像を平文で記憶部205に記録してもよい。或いは、画像処理システム1は、変更前画像を暗号化して記憶部205に記録し、変更画像を平文で記録部205に記録してもよい。
[0054]
 上述の実施例に係る画像処理システム1は、背景画像と変更画像または変更前画像とを合成することで、提供用画像データを生成したが、これに限定されるものではない。例えば、画像処理システム1は、背景画像を含まない提供用画像データを生成してもよい。つまり、上述の実施例を変形して、画像処理システム1は変更画像の合成処理を行なわずに、利用者に応じて変更画像または変更前画像を出力してもよい。この場合、変更前画像は請求の範囲に規定する第1の画像の一例であり、変更画像は請求の範囲に規定する第2の画像の一例である。或いは、画像処理システム1は、背景画像生成部204が生成した背景画像に代えて、予め用意された背景画像(例えば、無地の一色の背景画像や写真など)と、変更画像または変更前画像とを合成して提供用画像データを生成してもよい。
[0055]
 上述の実施例に係る画像処理システム1では、記憶部205が記憶する変更画像および変更前画像に基づいて提供用画像データを生成するが、これに限定されるものではない。例えば、上述の実施例を変形して、画像処理システム1は、ライブカメラなどのリアルタイムの画像を提供してもよい。つまり、画像処理システム1の変更画像生成部203は、利用者による閲覧のたびに変更画像を生成し、復元部210は、変更画像または変更前画像に基づいて提供用画像を逐次生成する。この場合、画像処理システム1は記憶部205および記録部207を備えなくてもよい。
[0056]
 次に、本発明に係る画像処理装置および画像復元装置の基本構造、並びに、画像処理方法および画像復元方法の基本処理について図8乃至図11を参照して説明する。
[0057]
 図8は、画像処理装置10の基本構成を示すブロック図である。上述した実施例では、画像処理装置10の一例であるクラウドサーバ200およびエッジサーバ300について説明したが、画像処理装置10の基本構成は図8に示すとおりである。すなわち、画像処理装置10は、変更画像生成部11および出力部12を備える。
[0058]
 図9は、画像処理方法の基本処理を示すフローチャートである。画像処理装置10の変更画像生成部11は、第1の画像に含まれる特定の対象を変更した第2の画像を生成する(ステップS101)。出力部12は、第1の画像および第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力する(ステップS102)。
[0059]
 これにより、画像処理装置10は、閲覧者の利用目的に応じて対象の属性情報の開示量を調整した画像データを提供することができる。なお、前述の変更画像生成部203は、変更画像生成部11の一例である。また、前述の画像送信部211は、出力部12の一例である。
[0060]
 図10は、画像復元装置20の基本構成を示すブロック図である。上述の実施例では、画像復元装置20の一例としてクラウドサーバ200について説明したが、画像復元装置20の基本構成は図10に示す通りである。すなわち、画像復元装置20は、画像取得部21および復元部22を備える。
[0061]
 図11は、画像復元方法の基本処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部21は、対象画像を取得する(ステップS201)。画像取得部21は、対象画像と背景画像とを合成して、第2の画像を生成する(ステップS202)。これにより、画像復元装置20は、閲覧者の利用目的に応じて対象の属性情報の開示量を調整して第2の画像を生成し、利用者に提供することができる。なお、前述の画像取得部209は画像取得部21の一例であり、前述の復元部210は復元部22の一例である。
[0062]
 図12は、本発明に係る画像処理機能および画像復元機能を実装可能なコンピュータ900のブロック図である。コンピュータ900は、CPU901,主記憶装置902、補助記憶装置903、およびインタフェース904を備える。上述のクラウドサーバ200の機能およびエッジサーバ300の機能は、コンピュータ900に実装される。そして、上述の構成要素201~212の動作は、プログラム形式で補助記憶装置903に記憶される。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上述の処理手順を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って記憶部205に対応する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
[0063]
 コンピュータ900において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体の一例である。一時的でない有形の記憶媒体としては、インタフェースを介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、上述のプログラムが通信回線を介してコンピュータに配信される場合、コンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開して、上述の処理手順を実行するようにしてもよい。
[0064]
 上述のプログラムは本発明に係る画像処理機能および画像復元機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上述のプログラムは、本発明に係る画像処理機能および画像復元機能を補助記憶装置903に既にインストールされている他のプログラムとの組み合わせで実現するような差分プログラム(或いは、差分ファイル)であってもよい。
[0065]
 最後に、本発明の構成及び機能は上述の実施例及び変形例に限定されるものではなく、添付した請求の範囲に規定される発明の範囲内における設計変更や改変をも包含し得るものである。

産業上の利用可能性

[0066]
 本発明は、画像データに含まれる対象の属性情報を閲覧者に応じて制御する技術に関するものであり、上述の実施例では画像処理及び画像復元処理をクラウドサーバやエッジサーバに実装するものとしたが、他のシステムや装置に実装することも可能である。また、画像データに限らず、文章データや音声データに含まれる対象の属性情報を利用者に応じて制御することも可能である。

符号の説明

[0067]
1   画像処理システム
10  画像処理装置
11  変更画像生成部
12  出力部
20  画像復元装置
21  画像取得部
22  復元部
100 端末装置
200 クラウドサーバ
201 画像受信部
202 領域特定部
203 変更画像生成部
204 背景画像生成部
205 記憶部
206 鍵生成部
207 記録部
208 鍵入力部
209 画像取得部
210 復元部
211 画像送信部
212 条件入力部
300 エッジサーバ

請求の範囲

[請求項1]
 第1の画像に含まれる特定の対象を変更した第2の画像を生成する変更画像生成部と、
 前記第1の画像または前記第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力する出力部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
[請求項2]
 前記変更画像生成部は、前記第2の画像を複数種類生成可能であり、
 前記出力部は、前記第1の画像および複数種類の前記第2の画像のうちいずれかを閲覧者に応じて出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
[請求項3]
 前記変更画像生成部は、前記特定の対象に相当する対象画像を変更し、
 前記出力部は、前記対象画像を閲覧者に応じて出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
[請求項4]
 前記変更画像生成部は、前記特定の対象に相当する対象画像を変更し、
 前記第1の画像から前記対象画像を除いた背景画像を生成する背景画像生成部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
[請求項5]
 複数種類の前記第2の画像は、前記特定の対象に係る異なる属性をそれぞれ認識可能なものであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
[請求項6]
 前記第1の画像に複数の対象が含まれる場合、前記変更画像生成部は前記複数の対象に相当する複数の対象画像をそれぞれ変更することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
[請求項7]
 前記第2の画像は、前記対象の属性情報を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置。
[請求項8]
 前記第2の画像は、前記第1の画像に比べて解像度を低くしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置。
[請求項9]
 前記第2の画像は、前記対象に係る情報の一部を隠蔽したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置。
[請求項10]
 前記背景画像と前記対象画像とを合成することで、前記第2の画像を生成する復元部を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
[請求項11]
 前記復元部は、閲覧者に応じた属性情報を認識可能な前記対象画像を用いて、前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
[請求項12]
 複数の異なる暗号鍵によって暗号化された複数の前記対象画像を記憶する記憶部と、
 少なくとも1つの暗号鍵を入力する鍵入力部と、
 を更に備え、
 前記復元部は、前記記憶部が記憶する複数の前記対象画像のうち、前記鍵入力部によって入力された前記少なくとも1つの暗号鍵によって復号可能な前記対象画像を用いて、前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
[請求項13]
 前記復元部は、前記鍵入力部によって複数の暗号鍵が入力された場合に、その全ての暗号鍵で復号可能な前記対象画像のみを復号して、前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
[請求項14]
 異なる暗号鍵によってそれぞれ暗号化された前記第1の画像及び前記第2の画像を記憶する記憶部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
[請求項15]
 前記対象の特徴情報に基づいて前記暗号鍵を生成する鍵生成部を更に備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
[請求項16]
 前記暗号鍵を入力する前記鍵入力部に代えて、前記対象画像が含まれる第3の画像を入力する条件入力部を更に備え、
 前記鍵生成部は、前記第3の画像から前記暗号鍵を生成し、
 前記復元部は、前記記憶部が記憶する複数の前記対象画像のうち、前記第3の画像から生成された前記暗号鍵によって復号可能な前記対象画像を用いて、前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
[請求項17]
 特定の対象について、第1の閲覧者に応じた第1の対象画像と、第2の閲覧者に応じた第2の対象画像と、を出力する画像処理装置。
[請求項18]
 第1の画像に含まれる特定の対象を変更した第2の画像を生成し、
 前記第1の画像または前記第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力することを特徴とする画像処理方法。
[請求項19]
 コンピュータに請求項18に記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項20]
 第1の画像に含まれる特定の対象に相当する対象画像を取得する画像取得部と、
 前記第1の画像から前記対象画像を除いた背景画像と、前記対象画像とを合成して第2の画像を生成する復元部と、
 を備えることを特徴とする画像復元装置。
[請求項21]
 第1の画像に含まれる特定の対象に相当する対象画像を取得し、
 前記第1の画像から前記対象画像を除いた背景画像と、前記対象画像とを合成して第2の画像を生成することを特徴とする画像復元方法。
[請求項22]
 コンピュータに請求項21に記載の画像復元方法を実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項23]
 第1の画像に含まれる特定の対象を変更して第2の画像を生成し、前記第1の画像および前記第2の画像を登録する画像登録処理を実行する第1の情報処理装置と、
 前記第1の画像または前記第2の画像のいずれかを閲覧者に応じて出力する画像提供処理を実行する第2の情報処理装置と、
 を具備することを特徴とする画像処理システム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]