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1. WO2017010138 - 被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システム

Document

明 細 書

発明の名称 被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007   0008  

先行技術文献

特許文献

0009  

発明の概要

0010   0011   0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136  

産業上の利用可能性

0137  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システム

技術分野

[0001]
 本発明は、被監視者を監視するための被監視者監視システムにおける中央処理装置および中央処理方法ならびに前記被監視者監視システムに関する。

背景技術

[0002]
 我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、病気や怪我や高齢等による看護や介護を必要とする要看護者や要介護者(要看護者等)は、高齢化社会ではない通常の社会で生じる要看護者等よりもその増加が見込まれる。そして、我が国は、例えば2013年の合計特殊出生率が1.43という少子化社会でもある。そのため、看護や介護の必要な高齢者を高齢の家族(配偶者、子、兄弟)が介護する老老介護も起きて来ている。
[0003]
 要看護者や要介護者は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような施設では、要看護者等が、例えばベッドからの転落や歩行中の転倒等によって怪我を負ったり、ベッドから抜け出して徘徊したりするなどの事態が生じ得る。このような事態に対し、可及的速やかに対応する必要があり、また、このような事態を放置しておくとさらに重大な事態に発展してしまう可能性もあるため、前記施設では、看護師や介護士等は、定期的に巡視することによってその安否や様子を確認している。
[0004]
 しかしながら、要看護者等の増加数に対し看護師等の増加数が追い付かずに、看護業界や介護業界では、慢性的に人手不足になっている。さらに、日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看護師や介護士等の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、前記業務負荷の軽減が要請される。また、前記老老介護の事態は、前記施設でも例外ではなく、高齢の要看護者等を高齢の看護師等がケアすることもしばしば見られる。一般に高齢になると体力が衰えるため、健康であっても若い看護師等に比し看護等の負担が重くなり、また、その動きや判断も遅くなる。
[0005]
 このような人手不足や看護師等の負担を軽減するため、看護業務や介護業務を補完する技術が求められている。このため、近年では、要看護者等の、監視すべき監視対象である被監視者を監視(モニタ)する被監視者監視技術が研究、開発されている。
[0006]
 このような技術の一つとして、例えば特許文献1に開示されたナースコールシステムがある。この特許文献1に開示されたナースコールシステムは、ベッドに設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機による呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有するナースコールシステムであって、ベッド上の患者をベッド上方から撮像するカメラと、前記カメラの撮像映像から、患者が上半身を起こした状態および患者がベッド上から離れた状態のうち少なくとも一方の発生を判断して注意状態発生信号を出力する状態判断手段とを有し、前記ナースコール親機は、前記注意状態発生信号を受けて報知動作する報知手段を有する。そして、前記ナースコール親機は、映像を表示するモニタおよび前記注意状態発生信号を受信したら前記モニタに前記カメラの撮像映像を表示させる映像制御部を有する。
[0007]
 一方、安否確認の点では、一人暮らしの独居者も前記要介護者等と同様であり、被監視対象者となる。
[0008]
 ところで、前記特許文献1に開示されたナースコールシステムでは、ナースコール親機は、モニタによって患者の映像を表示するので、看護師は、このモニタの映像を参照することで患者の行動を観察できる。しかしながら、ナースコールの呼び出しや注意状態発生信号の報知を受けた際に、前記呼び出しや前記報知に応じて患者の所に行くべきか否かを判断するために、ついモニタの映像を見続けてしまい、対処に遅れてしまう虞がある。また、患者の映像の閲覧は、患者のプライバシーの問題もあるため、必要最小限であることが好ましい。そして、患者やその家族等に対し、患者の映像の閲覧は、必要最小限であると説明したいとの要望もある。

先行技術文献

特許文献

[0009]
特許文献1 : 特開2014-90913号公報

発明の概要

[0010]
 本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、ライブ映像の閲覧時間を可変できる被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに前記被監視者監視システムを提供することである。
[0011]
 本発明にかかる被監視者監視システムは、センサ装置における所定のイベントを、中央処理装置を介して、前記センサ装置で生成した動画を表示できる端末装置に通知する。そして、本発明にかかる前記中央処理装置およびその方法は、前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間を記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。したがって、本発明にかかる被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システムは、ライブ映像の閲覧時間を可変できる。
[0012]
 上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。
[図2] 前記被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示す図である。
[図3] 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。
[図4] 前記被監視者監視システムにおける携帯端末装置の構成を示す図である。
[図5] 前記被監視者監視システムにおける送信先情報テーブルの構成を示す図である。
[図6] 前記被監視者監視システムにおける第1態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。
[図7] 前記被監視者監視システムにおける動画閲覧時間入力設定画面を示す図である。
[図8] 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の動作を示すフローチャートである。
[図9] 前記被監視者監視システムの動作を示すシーケンス図である。
[図10] 前記被監視者監視システムにおける携帯端末装置の画面遷移を説明するための図である。
[図11] 前記被監視者監視システムにおける携帯端末装置のライブ動画切断画面を示す図である。
[図12] 前記被監視者監視システムにおける第2態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。
[図13] 前記被監視者監視システムにおける第3態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。
[図14] 前記被監視者監視システムにおける第4態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
[0015]
 図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、実施形態の被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示す図である。図3は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。図4は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の構成を示す図である。図5は、実施形態の被監視者監視システムにおける送信先情報テーブルの構成を示す図である。図6は、実施形態の被監視者監視システムにおける第1態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。
[0016]
 実施形態における被監視者監視システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)Obを検知して前記被監視者Obを複数の機器によって監視するものである。より具体的には、被監視者監視システムは、ナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記ナースコールを受け付けた受付事象(受付イベント)および前記所定の行動を検知した検知事象(検知イベント)を含む所定のイベント(事象)が前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置との間で通話し、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える。
[0017]
 このような被監視者監視システムMSは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SU(SU-1~SU-4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA-1、TA-2)とを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU-1~SU-4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび複数の携帯端末装置TA-1、TA-2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。センサ装置SUは、前記センサ装置の一例に相当し、管理サーバ装置SVは、前記中央処理装置の一例に相当し、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれは、前記端末装置の一例に相当する。
[0018]
 被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーションST等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
[0019]
 まず、センサ装置SUについて説明する。センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能を備え、被監視者Obのナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者Obにおける所定の行動を検知し、前記ナースコールを受け付けた受付事象(受付イベント)および前記所定の行動を検知した検知事象(検知イベント)を含む所定のイベント(事象)がセンサ装置SUで生じた場合に前記所定のイベントを管理サーバ装置SVへ送信して通知する装置である。このようなセンサ装置SUは、例えば、図2に示すように、センサ部11と、センサ音入出力部(SU音入出力部)12と、ナースコール入力部13と、センサ制御処理部(SU制御処理部)14と、センサ通信インターフェース部(SU通信IF部)15と、センサ記憶部(SU記憶部)16とを備える。
[0020]
 センサ部11は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って、被監視者Obにおける予め設定された所定の諸量を検出する装置である。前記所定の諸量は、被監視者Obにおける検知すべき所定の行動に応じて適宜に決定される。本実施形態では、前記所定の行動は、被監視者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常であり、これらを検知するために、センサ部11は、例えば、ドップラセンサ111と、カメラ112とを備える。
[0021]
 ドップラセンサ111は、送信波を送信し、物体で反射した前記送信波の反射波を受信し、前記送信波と前記反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力する体動センサである。前記物体が動いている場合、いわゆるドップラ効果により前記物体の動いている速度に比例して反射波の周波数がシフトするため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラ周波数成分)が生じる。ドップラセンサ111は、このドップラ周波数成分の信号をドップラ信号として生成し、SU制御処理部14へ出力する。前記送信波は、超音波やマイクロ波等であって良いが、本実施形態では、マイクロ波である。マイクロ波は、着衣を透過して被監視者Obの体表で反射できるため、被監視者Obが衣服を着ていても体表の動きを検知でき、好ましい。
[0022]
 カメラ112は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。カメラ112は、監視すべき監視対象である被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の居室RM)を監視可能に配置され、前記所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像をSU制御処理部14へ出力する。好ましくは、被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、カメラ112は、被監視者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサ装置SUは、このセンサ部11のカメラ112によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から撮像した画像を取得する。
[0023]
 このようなカメラ112は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このようなカメラ112は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するイメージセンサ、および、イメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。カメラ112の結像光学系は、本実施形態では、その配設された居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。また、前記所在空間を赤外線で照明する赤外線照明装置がさらに設けられても良い。
[0024]
 SU音入出力部12は、SU制御処理部14に接続され、外部の音を取得してセンサ装置SUに入力するための回路であって、SU制御処理部14の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するための回路である。SU音入出力部12は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。SU音入出力部12は、外部の音を表す電気信号をSU制御処理部14へ出力し、また、SU制御処理部14から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
[0025]
 ナースコール入力部13は、SU制御処理部14に接続され、ナースコールする場合に前記ナースコールをセンサ装置SUに入力するための回路であり、例えば、押しボタン式スイッチ等である。ナースコール入力部13が入力操作されると、ナースコールを受け付けた旨を示す電気信号がナースコール入力部13からSU制御処理部14へ出力される。
[0026]
 SU通信IF部15は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って通信を行うための通信回路である。SU通信IF部15は、SU制御処理部14から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAへ送信する。SU通信IF部15は、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部14が処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部14へ出力する。なお、SU通信IF部15は、さらに、例えば、Bluetooth(登録商標)規格、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格およびUSB(Universal Serial Bus)規格等の規格を用い、外部機器との間でデータの入出力を行うインターフェース回路を備えても良い。
[0027]
 SU記憶部16は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行する監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムには、センサ部1の出力に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知する行動検知プログラム、前記ナースコールを受け付けた受付事象(受付イベント)および前記所定の行動を検知した検知事象(検知イベント)を含む所定のイベント(事象)がセンサ装置SUで生じた場合に前記所定のイベントを外部に通知する通知処理プログラム、カメラ112で撮像した動画を、その動画を要求した固定端末装置SPや携帯端末装置TAへストリーミングで配信するストリーミング処理プログラム、および、SU音入出力部2等を用いることで固定端末装置SPや携帯端末装置TAとの間で音声通話を行うナースコール処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータには、これら各プログラムを実行する上で必要なデータや、被監視者Obを監視する上で必要なデータ等が含まれる。SU記憶部16は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、SU記憶部16は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSU制御処理部14のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
[0028]
 SU制御処理部14は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、ナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者Obにおける予め設定された所定の行動を検知するための回路である。SU制御処理部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、センサ制御部(SU制御部)141、行動検知処理部142、通知処理部143、ストリーミング処理部144およびナースコール処理部145を機能的に備える。
[0029]
 SU制御部141は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUの全体制御を司るものである。
[0030]
 行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて被監視者Obにおける、予め設定された所定の行動を検知するものである。本実施形態では、上述したように、前記所定の行動は、被監視者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常であり、行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて被監視者Obにおける起床、離床、転倒、転落および微体動異常をイベント、より具体的には検知イベントとして検知し、その検知イベントの種別を含めて検知イベントを通知処理部143へ通知する。行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて被監視者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常を検知する。例えば、行動検知処理部142は、センサ部11のカメラ112によって取得した画像から被監視者Obの人体領域として動体領域を抽出し、この抽出した動体領域の縦横比から被監視者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判定し、この検出した動体領域の位置を検出し、これら判定、検出した被監視者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床、転倒および転落の別を判定する。例えば、行動検知処理部142は、ベッド領域内で横臥姿勢から座位姿勢への移行を検知した場合、起床と判定し、起床のイベント(起床イベント)が発生したと判定する。また例えば、行動検知処理部142は、ベッド領域内からベッド領域外へ座位姿勢から立位姿勢への移行を検知した場合、離床と判定し、離床のイベント(離床イベント)が発生したと判定する。また例えば、行動検知処理部142は、ベッド領域内からベッド領域外への移行であってベッド領域外での横臥姿勢を検知した場合、転落と判定し、転落のイベント(転落イベント)が発生したと判定する。また例えば、行動検知処理部142は、ベッド領域外で座位姿勢や立位姿勢から横臥姿勢への移行を検知した場合、転倒と判定し、転倒のイベント(転倒イベント)が発生したと判定する。また、行動検知処理部142は、センサ部11のドップラセンサ111によって被監視者Obの呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、前記微体動異常と判定し、微体動異常のイベント(微体動異常イベント)が発生したと判定する。
[0031]
 ナースコール処理部145は、ナースコール入力部13で入力操作を受け付けた場合に、イベント、より具体的にはナースコールのイベント(受付イベント、ナースコールイベント)を通知処理部143へ通知するものである。そして、ナースコール処理部145は、SU通信IF部15およびネットワークNWを介して、固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAとの間で音声通話を可能にするものである。
[0032]
 通知処理部143は、ナースコール入力部13でナースコールを受け付けた受付イベントおよびセンサ部1で被監視者Obにおける所定の行動を検知した検知イベント(本実施形態では、起床、離床、転倒、転落および微体動異常の各イベント)を含む所定のイベントがセンサ装置SUで生じた場合に前記所定のイベントを外部に通知するものである。より具体的には、通知処理部143は、生じたイベントの種別を表す情報(イベント情報(本実施形態では起床、離床、転倒、転落微体動異常およびナースコールの各イベントのうちの1または複数を表す情報))、前記被監視者Obを検知しているセンサ装置SUを特定し識別するための識別子情報(被監視者Obを特定し識別するための識別子情報)、および、前記所定の行動の検知に用いられた画像等を収容した通信信号(第1イベント通知通信信号)を生成し、SU通信IF部15からネットワークNWを介して管理サーバ装置SVへ送信する。
[0033]
 ストリーミング処理部144は、ネットワークNWおよびSU通信IF部15を介して固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAから動画の配信の要求があった場合に、この要求のあった固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAへ、センサ部11のカメラ112で生成した動画(例えばライブの動画)をストリーミング再生でSU通信IF部15およびネットワークNWを介して配信するものである。
[0034]
 図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサ装置SU-1~SU-4が示されており、第1センサ装置SU-1は、被監視者Obの一人であるAさんOb-1の居室RM-1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU-2は、被監視者Obの一人であるBさんOb-2の居室RM-2(不図示)に配設され、第3センサ装置SU-3は、被監視者Obの一人であるCさんOb-3の居室RM-3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置は、被監視者Obの一人であるDさんOb-4の居室RM-4(不図示)に配設されている。
[0035]
 このようなセンサ装置SUでは、その稼働を始めると、センサ部11は、所定のフレームレートで所在空間を上方から撮像して生成した画像およびドップラ信号をSU制御処理部14へ出力する。SU制御処理部14の行動検知処理部142は、フレームの画像ごとに、これら画像およびドップラ信号に基づいて被監視者Obにおける所定の行動の有無を検知し、前記所定の行動を検知イベントとして検知すると、その検知イベントの種別を含めて検知イベントを通知処理部143へ通知する。通知処理部143は、前記検知イベントの通知を受けると、第1イベント通知通信信号をSU通信IF部15から管理サーバ装置SVへ送信する。ナースコール処理部145は、ナースコール入力部13で入力操作を受け付けると、ナースコールの受付イベントを通知処理部143へ通知する。通知処理部143は、前記受付イベントの通知を受けると、第1イベント通知通信信号をSU通信IF部15から管理サーバ装置SVへ送信する。そして、ストリーミング処理部144は、固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAから動画の配信の要求があった場合に、センサ部11のカメラ112で生成した動画(例えばライブの動画)をストリーミング再生でSU通信IF部15から前記要求のあった固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAへ配信する。
[0036]
 図1に戻って、次に、管理サーバ装置SVについて説明する。管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能を備え、センサ装置SUから前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれへ送信して通知する機器である。このような管理サーバ装置SVは、例えば、図3に示すように、サーバ制御処理部(SV制御処理部)21と、サーバ記憶部(SV記憶部)22と、サーバ通信インターフェース部(SV通信IF部)23とを備える。
[0037]
 SV通信IF部23は、SU通信IF部15と同様に、SV制御処理部21に接続され、SV制御処理部21の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。SV通信IF部23は、SV制御処理部21から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAへ送信する。SV通信IF部23は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSV制御処理部21が処理可能な形式のデータに変換してSV制御処理部21へ出力する。本実施形態では、SV通信IF部23は、後述するように、動画閲覧時間を受け付ける動画閲覧時間受付部の一例でもある。
[0038]
 SV記憶部22は、SV制御処理部21に接続され、SV制御処理部21の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、クライアント(本実施形態では固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供するサーバプログラムや、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行するサーバ監視処理プログラム(SV監視処理プログラム)や、SV記憶部22に記憶した後述のナースコール動画閲覧時間を含む動画閲覧時間を所定の固定端末装置SPや携帯端末装置TA(端末装置SP、TA)へ送信して前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる動画閲覧時間送信設定プログラムや、SV通信IF部23でネットワークNWを介して端末装置SP、TAから受け付けた動画閲覧時間をSV記憶部22に記憶する動画閲覧時間処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、被監視者Obに対する監視に関する監視情報、イベントの通知先に関する通知先情報、および、動画閲覧時間に関する動画閲覧時間情報等の、上述の各プログラムを実行する上で必要なデータや、被監視者Obを監視する上で必要なデータ等が含まれる。SV記憶部22は、SU記憶部16と同様に、例えばROMやEEPROM等を備える。そして、SV記憶部22は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSV制御処理部21のワーキングメモリとなるRAM等を含む。
[0039]
 そして、SV記憶部22は、上述の各情報を記憶するために、機能的に、前記監視情報を記憶するサーバ監視情報記憶部(SV監視情報記憶部)221、前記通知先情報を記憶する通知先情報記憶部222、および、前記動画閲覧時間情報を記憶するサーバ動画閲覧時間情報記憶部(SV動画閲覧時間情報記憶部)223に備える。
[0040]
 SV監視情報記憶部221は、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を記憶するものである。前記監視情報は、センサ装置SU、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAから受信した、被監視者Obに関する情報であり、センサ装置SUを特定し識別するための識別子情報(センサID)、前記センサIDに対応付けられ前記センサIDを持つ前記センサ装置SUから第1イベント通知通信信号で通知されたイベントの種別を表す情報(イベント情報(本実施形態では起床イベント、離床イベント、転倒イベント、転落イベント、微体動異常イベントおよび受付イベントを含む)、前記センサIDに対応付けられ前記センサIDを持つ前記センサ装置SUで生じたイベントの発生時刻を表す情報(イベント発生時刻情報)、前記センサIDに対応付けられ前記センサIDを持つ前記センサ装置SUで被監視者Obにおける所定の行動を検知する際に用いられた被監視者Obの静止画(複数の画像を用いて検知した場合にはそのうちの1つ(例えば最終の画像))、前記センサIDに対応付けられ前記センサIDを持つ前記センサ装置SUの通信アドレス(例えばIPアドレス等)等を含む。なお、前記発生時刻に代え、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVで受信した第1イベント通知通信信号の受信時刻が用いられても良い。
[0041]
 通知先情報記憶部222は、イベントの通知先に関する前記通知先情報を記憶するものである。前記通知先情報は、センサ装置SUから第1イベント通知通信信号を受信した場合に、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されたイベントを通知する通知先を表す情報である。前記通知先情報は、例えば、本実施形態では、第1イベント通知通信信号を送信した送信元のセンサ装置SUと、前記センサ装置SUから受信した第1イベント通知通信信号に収容されたイベントを通知する端末装置SP、TAとの対応関係を表す情報であり、例えば、図5に示すようにテーブル形式で通知先情報記憶部222に記憶されている。この図5に示す通知先情報テーブル41は、第1イベント通知通信信号の送信元であるセンサ装置SUの通信アドレスを登録する通知元アドレスフィールド411と、前記通知元アドレスフィールド411に登録されたセンサ装置SUの通信アドレスに対応付けられ前記通信アドレスを持つ前記センサ装置SUから受信した第1イベント通知通信信号に収容されたイベントを通知する端末装置SP、TAの通信アドレスを登録する通知先アドレスフィールド412とを備え、センサ装置SUごとにレコードを持つ。なお、センサ装置SUの通信アドレスは、前記センサIDとされて良く、また、通知元アドレスフィールド411には、センサ装置SUを配設した部屋番号が登録されても良い。また、端末装置SP、TAの通信アドレスは、端末装置SP、TAを特定し識別するための端末識別子(端末ID)とされて良く、また、通知先アドレスフィールド412には、携帯端末装置TAを持つ例えば看護師名や介護士名等の監視者の名前が登録されても良い。
[0042]
 SV動画閲覧時間情報記憶部223は、動画閲覧時間に関する前記動画閲覧時間情報を記憶するものである。前記動画閲覧時間(最大動画閲覧時間)は、端末装置SP、TAでセンサ装置SUで生成された動画をライブで閲覧できる最大の閲覧時間である。本実施形態では、前記動画閲覧時間は、前記所定のイベントの種別ごとに複数であり、前記動画閲覧時間情報は、例えば、本実施形態では、イベントの種別と、前記イベントの種別に応じた動画閲覧時間との対応関係を表す情報である。このような動画閲覧時間情報は、例えば、図6に示すようにテーブル形式で動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている。この図6に示す動画閲覧時間情報テーブル42は、イベントの種別を登録するイベントフィールド421と、イベントフィールド421に登録されたイベントの種別に対応した動画閲覧時間を秒単位で登録する最大動画閲覧時間フィールド422とを備え、イベントの種別ごとにレコードを持つ。図6に示す動画閲覧時間情報テーブル42には、イベントがナースコールの受付イベントである場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間であるナースコール動画閲覧時間が登録されている。図6に示す例では、ナースコール動画閲覧時間は、0秒に設定されている。すなわち、イベントがナースコールである場合では、ライブでの動画の閲覧は、不可に設定されている。そして、図6に示す動画閲覧時間情報テーブル42には、前記所定のイベントにおける前記所定の行動の種別ごとに複数の動画閲覧時間が登録されている。より詳しくは、図6に示す例では、イベントが起床イベントである場合の動画閲覧時間である起床動画閲覧時間は、60秒に設定され、イベントが離床イベントである場合の動画閲覧時間である離床動画閲覧時間は、起床動画閲覧時間より短い30秒に設定され、イベントが転倒イベントや転落イベントである場合の動画閲覧時間である転倒転落動画閲覧時間は、起床動画閲覧時間より短くさらに離床動画閲覧時間より短い15秒に設定されている。
[0043]
 SV制御処理部21は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUから前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれへ送信して通知する回路である。SV制御処理部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部21には、制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ制御部(SV制御部)211、サーバ監視処理部(SV監視処理部)212、動画閲覧時間送信設定部213および動画閲覧時間処理部214を機能的に備える。
[0044]
 SV制御部211は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVの全体制御を司るものである。
[0045]
 SV監視処理部212は、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行するものである。より具体的には、例えば、本実施形態では、SV監視処理部212は、センサ装置SUから第1イベント通知通信信号をSV通信IF部23で受信すると、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されている各情報をSV監視情報記憶部221に記憶し、第2イベント通知通信信号に収容されるデータを作成して動画閲覧時間送信設定部213へ通知する。SV監視処理部212で作成され第2イベント通知通信信号に収容される前記データは、例えば、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されていた、イベントのイベント情報(イベントの種別)、前記イベントが生じたセンサ装置SUのセンサID(通信アドレス)および前記イベントが前記所定の行動を検知した検知イベントである場合には所定の行動の検知に用いられた画像等である。
[0046]
 動画閲覧時間送信設定部213は、動画閲覧時間を端末装置SP、TAへ送信して前記動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させるものである。より具体的には、動画閲覧時間送信設定部213は、前記受信した第1イベント通知通信信号に収容されていたイベント情報(すなわち、SV監視処理部212から通知された、第2イベント通知通信信号に収容される前記データにおけるイベント情報)におけるイベントの種別に対応した動画閲覧時間をSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223から取り出し、この取り出した動画閲覧時間、および、この取り出した動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる命令(指令、コマンド)を、前記データに加え、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスを、SV記憶部22の通知先情報記憶部222から取り出し、この取り出した通信アドレスを送信先とし、前記動画閲覧時間および前記命令を加えた前記データを収容した第2イベント通知通信信号をSV通信IF部23から送信する。
[0047]
 したがって、第1イベント通知通信信号に収容されたイベント情報のイベントが受付イベントである場合には、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶したナースコール動画閲覧時間を端末装置SP、TAへ送信してナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる。本実施形態では、ナースコール動画閲覧時間が0であるので、ライブでの動画は、表示されない。また、第1イベント通知通信信号に収容されたイベント情報のイベントが検知イベントである場合には、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶した前記検知イベントの種別ごと(前記所定の行動の種別ごと)の複数の動画閲覧時間のうちの、第1イベント通知通信信号で前記所定のイベントの通知を受けた場合において前記通知を受けた前記所定のイベントにおける前記検知イベントの種別(前記所定の行動の種別)に応じた動画閲覧時間を、端末装置SP、TAへ送信して、前記動画閲覧時間だけ動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる。例えば、第1イベント通知通信信号に収容されたイベント情報のイベントが離床イベントである場合には、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶した離床動画閲覧時間を端末装置SP、TAへ送信して離床動画閲覧時間だけ動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる。
[0048]
 なお、本実施形態では、SV監視処理部212から第2イベント通知通信信号に収容されるデータの通知を受け、動画閲覧時間送信設定部213が前記データに前記動画閲覧時間および前記命令を加えた第2イベント通知通信信号をSV通信IF部23から送信したが、動画閲覧時間送信設定部213から前記動画閲覧時間および前記命令の通知をSV監視処理部212が受けて、SV監視処理部212が前記データに前記動画閲覧時間および前記命令を加えた第2イベント通知通信信号をSV通信IF部23から送信しても良い。また、本実施形態では、前記動画閲覧時間、および、この動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる前記命令(指令、コマンド)が第2イベント通知通信信号に収容されたが、前記動画閲覧時間自体が前記命令(指令、コマンド)を兼ねてもよい。すなわち、第2イベント通知通信信号には、前記命令(指令、コマンド)を兼ねた動画閲覧時間が収容され、端末装置SP、TAは、第2イベント通知通信信号に動画閲覧時間が収容されていることで、その動画閲覧時間でライブでの動画を表示する。
[0049]
 動画閲覧時間処理部214は、SV通信IF部23でネットワークNWを介して端末装置SP、TAから受け付けた動画閲覧時間をSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶するものである。
[0050]
 なお、管理サーバ装置SVは、図3に破線で示すように、必要に応じて、さらに、SV制御処理部21に接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ入力部(SV入力部)24、SV入力部24で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する監視に関する情報等を出力するサーバ出力部(SV出力部)25、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバインターフェース部(SVIF部)26等を備えても良い。SV入力部24は、動画閲覧時間を受け付ける動画閲覧時間受付部の他の一例となり得る。
[0051]
 このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
[0052]
 図1に戻って、固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサ装置SUで得られた検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
[0053]
 次に、携帯端末装置TAについて説明する。携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力し、前記所定のイベントがセンサ装置SUで生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、センサ装置SUとの間で通話し、センサ装置SUで生成された動画を表示するための機器である。
[0054]
 このような携帯端末装置TAは、本実施形態では、例えば、図4に示すように、端末制御処理部(TA制御処理部)31と、端末記憶部(TA記憶部)32と、端末通信インターフェース部(TA通信IF部)33と、端末音入出力部(TA音入出力部)34と、端末入力部(TA入力部)35と、端末表示部(TA表示部)36と、端末インターフェース部(TAIF部)37とを備える。
[0055]
 TA音入出力部34は、TA制御処理部31に接続され、外部の音を取得して携帯端末装置TAに入力するためのデバイスであって、TA制御処理部31の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するためのデバイスである。TA音入出力部34は、SU音入出力部12と同様に、例えば、音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部34は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部34へ出力し、また、TA制御処理部34から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
[0056]
 TA入力部35は、TA制御処理部31に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末装置TAに入力するデバイスであり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするためのIDの入力操作や、通知されたナースコールに対応する応答操作や、ライブでの動画の要求操作や、前記通知された被監視者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の対応を実行する意思がある旨(復旧)の入力操作等の、監視する上で必要な各種操作等が含まれる。TA表示部36は、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、TA入力部35から入力された所定の操作内容、および、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えばセンサ装置SUで生じたイベントや被監視者Obの画像等)等を表示するデバイスであり、例えばLCDおよび有機ELディスプレイ等の表示装置である。そして、本実施形態では、TA入力部35およびTA表示部36からタッチパネルが構成されている。この場合において、TA入力部35は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力デバイスである。このタッチパネルでは、TA表示部36の表示面上に位置入力デバイスが設けられ、TA表示部36に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、例えば看護師や介護士等のユーザ(監視者)が、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力デバイスによってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末装置TAに入力される。
[0057]
 TAIF部37は、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行うデバイスであり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB規格を用いたインターフェース回路等である。
[0058]
 TA通信IF部33は、SU通信IF部15と同様に、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。TA通信IF部33は、TA制御処理部31から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPへ送信する。TA通信IF部33は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部31が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部31へ出力する。
[0059]
 TA記憶部32は、SU記憶部16と同様に、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行する端末監視処理プログラム(TA監視処理プログラム)等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムには、例えば、前記監視情報の表示に関する動作を処理する表示処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータでは、TA表示部36に表示される画面情報、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報、および、動画をライブで閲覧する閲覧時間である動画閲覧時間に関する動画閲覧時間情報等の各データが含まれる。TA記憶部32は、例えばROMやEEPROM等を備える。TA記憶部32は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部31のワーキングメモリとなるRAM等を含む。そして、TA記憶部32は、上述の各情報を記憶するために、機能的に、表示画面記憶部321、端末監視情報記憶部(TA監視情報記憶部)322および端末動画閲覧時間情報記憶部(TA動画閲覧時間情報記憶)323を備えている。
[0060]
 表示画面記憶部321は、TA制御処理部31における後述の表示処理部3121の制御に従って、TA表示部36に表示するための画面情報を記憶するものである。TA監視情報記憶部322は、TA制御処理部31における後述のTA監視処理部312の制御に従って、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を記憶するものである。TA動画閲覧時間情報記憶部323は、TA制御処理部31におけるTA監視処理部312の制御に従って、管理サーバ装置SVから送信されて来た第2イベント通知通信信号に収容された前記動画閲覧時間を記憶するものである。
[0061]
 TA制御処理部31は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を処理するための回路である。TA制御処理部31は、SU制御処理部14と同様に、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部31は、制御処理プログラムが実行されることによって、端末制御部(TA制御部)311および端末監視処理部(TA監視処理部)312を機能的に備え、TA監視処理部312は、表示処理部3121を機能的に備える。
[0062]
 TA制御部311は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、携帯端末装置TAの全体制御を司るものである。
[0063]
 TA監視処理部312は、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行するものである。より具体的には、TA監視処理部312は、前記第2イベント通知通信信号をTA通信IF部33で受信した場合に、この受信した第2イベント通知通信信号に収容された被監視者Obの前記監視情報をTA監視情報記憶部322に記憶し、動画閲覧時間をTA動画閲覧時間情報記憶部323に記憶する。
[0064]
 表示処理部3121は、TA表示部36の表示に関する動作を処理するものである。より具体的には、表示処理部3121は、例えば、前記第2イベント通知通信信号をTA通信IF部33で受信した場合に、この受信した第2イベント通知通信信号に収容された情報に応じた画面をTA表示部36に表示する。表示処理部3121は、例えば、第2イベント通知通信信号に収容されていた動画閲覧時間だけ動画をライブで表示する。一例では、ナースコールの場合には、表示処理部3121は、第2イベント通知通信信号に収容されTA動画閲覧時間情報記憶部323に記憶されたナースコール動画閲覧時間だけ動画をライブで表示する。
[0065]
 このような携帯端末装置TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
[0066]
 次に、実施形態における被監視者監視システムの動作について説明する。図7は、実施形態の被監視者監視システムにおける動画閲覧時間入力設定画面を示す図である。図8は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の動作を示すフローチャートである。図9は、実施形態における被監視者監視システムの動作を示すシーケンス図である。図10は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の画面遷移を説明するための図である。図11は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置のライブ動画切断画面を示す図である。
[0067]
 このような構成の被監視システムMSでは、起動されると、センサ装置SUでは、その制御処理プログラムの実行によって、SU制御処理部14には、SU制御部141、行動検知処理部142,通知処理部143、ストリーミング処理部144およびナースコール処理部145が機能的に構成され、管理サーバ装置SVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部21には、SV制御部211およびSV監視処理部212が機能的に構成され、そして、携帯端末装置TAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部31には、TA制御部311、表示処理部3121を機能的に備えるTA監視処理部312が機能的に構成される。
[0068]
 そして、被監視者監視システムMSでは、まず、動画閲覧時間が監視者等のユーザ(オペレータ)によって設定される。この動画閲覧時間の設定では、動画閲覧時間の設定を要求する図略の動画閲覧時間設定要求操作によって、例えば、図7に示す動画閲覧時間設定画面51が、被監視者監視システムMSのユーザインターフェースである固定端末装置SPの表示装置に表示される。
[0069]
 この動画閲覧時間設定画面51は、動画閲覧時間を入力するためのテーブル形式の動画閲覧時間設定入力領域511と、動画閲覧時間設定入力領域511に入力された動画閲覧時間のキャンセルを入力して前記キャンセルを確定するための「キャンセル」ボタン512と、動画閲覧時間設定入力領域511に入力された動画閲覧時間の入力を確定するための「OK」ボタン513とを備える。動画閲覧時間設定入力領域511は、前記所定のイベントの種別ごとに動画閲覧時間を入力設定可能に構成されており、前記イベントの種別を登録するイベントフィールド5111と、前記イベントの種別に応じた動画閲覧時間を入力するための最大動画閲覧時間入力フィールド5112とを備え、前記イベントの種別ごとにレコードを持つ。図7に示す例では、イベントの種別が「起床」であるレコードの最大動画閲覧時間には、60が入力されており、イベントの種別が「離床」であるレコードの最大動画閲覧時間には、30が入力されており、イベントの種別が「転倒、転落」であるレコードの最大動画閲覧時間には、15が入力されており、そして、イベントの種別が「ナースコール」であるレコードの最大動画閲覧時間には、0が入力されている。
[0070]
 このような動画閲覧時間設定画面51において、「OK」ボタン513が入力操作されると、固定端末装置SPは、イベントの種別が「起床」である場合の動画閲覧時間(起床動画閲覧時間)として「60」を、イベントの種別が「離床」である場合の動画閲覧時間(離床動画閲覧時間)として「30」を、イベントの種別が「転倒、転落」である場合の動画閲覧時間(転倒転落動画閲覧時間)として「15」を、イベントの種別が「ナースコール」である場合の動画閲覧時間(ナースコール動画閲覧時間)として「0」を、収容する通信信号(動画閲覧時間入力設定通信信号)を管理サーバ装置SVへ送信する。
[0071]
 この動画閲覧時間入力設定通信信号を受信すると、管理サーバ装置SVは、この動画閲覧時間入力設定通信信号から各種イベントに応じた動画閲覧時間を取り出し、この取り出した各種イベントに応じた動画閲覧時間を例えば図6に示すテーブル形式でSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶する。
[0072]
 このような動作によって、管理サーバ装置SVにおけるSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223に各種イベントに応じた動画閲覧時間が記憶され、管理サーバ装置SVに入力設定される。
[0073]
 なお、上述では、被監視者監視システムMSのユーザインターフェースである固定端末装置SPから各種イベントに応じた動画閲覧時間が入力され、この入力された各種イベントに応じた動画閲覧時間が固定端末装置SPから管理サーバ装置SVに入力設定されたが、固定端末装置SPに代え携帯端末装置TAであって良く、また、管理サーバ装置SVがSV入力部24およびSV出力部25を備える場合には、固定端末装置SPに代え管理サーバ装置SVであって良い。
[0074]
 そして、被監視者の監視では、被監視者監視システムMSは、次のように動作する。
[0075]
 携帯端末装置TAでは、例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)によるログイン操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、TA監視処理部312によって、自機宛の通信信号を待ち受ける待受け画面をTA表示部36に表示する。この待受け画面61は、例えば、図10に示すように、メニューバーを表示するメニューバー領域611と、待ち受け中であることを表すメッセージ(例えば「未対応通知はありません」)およびアイコンを表示する待受けメイン領域612と、現在時刻を表示する時刻領域613と、今日の年月日曜日を表示する年月日曜日領域614と、今、当該携帯端末装置TAにログインしているユーザ名を表示するユーザ名領域615とを備える。このような待受け画面61を表示すると、携帯端末装置TAは、TA制御部311によって、TA通信IF部33で通信信号の受信を待つ。
[0076]
 一方、センサ装置SUは、SU制御部141によって、前記フレームレートに応じた所定のサンプリング周期でセンサ部11のドップラセンサ111の出力をサンプリングするとともにカメラ112で画像を取得し、行動検知処理部142によって、このサンプリングおよび取得したドップラセンサ111の出力およびカメラ112の画像に基づいて被監視者Obにおける所定の行動(状態、状況)を検知し、この検知の結果、被監視者Obが予め設定された前記所定の行動(例えば、本実施形態では起床、離床、転倒、転落および微体動異常等)を検知すると、通知処理部143によって、検知イベントのイベント情報、センサIDおよび被監視者Obの静止画の画像データ等を収容した第1イベント通知通信信号をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVへ送信する。例えば、起床を検知すると、図9に示すように、起床イベントの第1イベント通知通信信号がセンサ装置SUから管理サーバ装置SVへ送信される(C11)。また例えば、転倒や転落を検知すると、図9に示すように、転倒イベントや転落イベントの第1イベント通知通信信号がセンサ装置SUから管理サーバ装置SVへ送信される(C11)。あるいは、センサ装置SUは、ナースコール処理部145によって、ナースコール入力部13の入力操作を受け付けると、通知処理部143によって、受付イベントのイベント情報およびセンサID等を収容した第1イベント通知通信信号をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVへ送信する。
[0077]
 このような第1イベント通知通信信号がセンサ装置SUから送信されると、管理サーバ装置SVは、図8に示す動作を実行する。すなわち、図8において、まず、管理サーバ装置SVは、SV制御部211によって、第1イベント通知通信信号をセンサ装置SUから受信すると、管理サーバ装置SVは、SV監視処理部212によって、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されている各情報をSV監視情報記憶部221に記憶する(S11)。
[0078]
 次に、管理サーバ装置SVは、動画閲覧時間送信設定部213によって、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されていたイベント情報におけるイベントの種別に対応した動画閲覧時間をSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223から取り出す(S12)。例えば、図9に示す、イベント情報として起床イベントを収容した第1イベント通信信号C11の例では、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている動画閲覧時間情報テーブル42において、イベントフィールド421に起床を登録しているレコードにおける最大動画閲覧時間フィールド422に登録されている動画閲覧時間60[秒]を取り出す。また例えば、図9に示す、イベント情報として転倒イベントや転落イベントを収容した第1イベント通信信号C21の例では、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている動画閲覧時間情報テーブル42において、イベントフィールド421に転倒、転落を登録しているレコードにおける最大動画閲覧時間フィールド422に登録されている動画閲覧時間15[秒]を取り出す。また例えば、イベント情報として受付イベントを収容した第1イベント通信信号の例では、動画閲覧時間送信設定部213は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている動画閲覧時間情報テーブル42において、イベントフィールド421にナースコールを登録しているレコードにおける最大動画閲覧時間フィールド422に登録されている動画閲覧時間0[秒]を取り出す。
[0079]
 次に、管理サーバ装置SVは、SV監視処理部212によって、第2イベント通知通信信号に収容されるデータを作成して動画閲覧時間送信設定部213へ通知する(S13)。より具体的には、SV監視処理部212は、前記受信した第1イベント通知通信信号に収容されていた、イベントのイベント情報(イベントの種別)、前記イベントが生じたセンサ装置SUのセンサID(通信アドレス)および前記イベントが前記所定の行動を検知した検知イベントである場合には所定の行動の検知に用いられた画像等を含むデータを作成し、このデータを動画閲覧時間送信設定部213へ通知する(S13)。
[0080]
 次に、管理サーバ装置SVは、動画閲覧時間送信設定部213によって、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスを、SV記憶部22の通知先情報記憶部222から取り出す(S14)。より具体的には、動画閲覧時間送信設定部213は、通知先情報記憶部222に記憶されている通知先情報テーブル41において、通知元アドレスフィールド411に、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスを登録しているレコードにおける通知先アドレスフィールド412に登録されている通知先の通信アドレスを取り出す。例えば、101号室に配設された通信アドレス「192.168.10.120」を持つセンサ装置SUからの第1イベント通知通信信号を受信した場合には、この第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレス「192.168.10.120」を登録している1行目のレコードにおける通知先アドレスフィールド412に登録されている通知先の3個の通信アドレス「192.168.10.25」、「192.168.10.26」、「192.168.10.27」が取り出される。なお、この例では、通信アドレス「192.168.10.25」は、介護士NAさんが持つ携帯端末装置TA-1に付与された通信アドレスであり、通信アドレス「192.168.10.26」は、介護士NBさんが持つ携帯端末装置TA-2に付与された通信アドレスであり、そして、通信アドレス「192.168.10.27」は、図略の介護士NCさんが持つ携帯端末装置TA-3に付与された通信アドレスである。
[0081]
 そして、管理サーバ装置SVは、動画閲覧時間送信設定部213によって、イベントのイベント情報(イベントの種別)、前記イベントが生じたセンサ装置SUのセンサID(通信アドレス)および前記イベントが前記所定の行動を検知した検知イベントである場合には所定の行動の検知に用いられた画像、前記イベントの種別に応じた動画閲覧時間、および、この動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる命令(指令、コマンド)等を収容した第2イベント通知通信信号を、処理S14で取り出した通知先の通信アドレスを持つ端末装置SP、TAへ送信する(S15)。例えば、図9に示す例では、処理C11で送信された起床イベントの第1イベント通知通信信号を受信すると、管理サーバ装置SVは、上述の各処理S11~S15を実行することで、動画閲覧時間60秒だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させるための起床イベントの第2イベント通知通信信号を携帯端末装置TAへ送信する。また例えば、図9に示す例では、処理C21で送信された転倒イベントや転落イベントの第1イベント通知通信信号を受信すると、管理サーバ装置SVは、上述の各処理S11~S15を実行することで、動画閲覧時間15秒だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させるための転倒イベントや転落イベントの第2イベント通知通信信号を携帯端末装置TAへ送信する。また例えば、受付イベントの第1イベント通知通信信号を受信すると、管理サーバ装置SVは、上述の各処理S11~S15を実行することで、動画閲覧時間0秒だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させるための受付イベントの第2イベント通知通信信号(すなわち、ライブでの動画の閲覧を不可とするための受付イベントの第2イベント通知通信信号)を携帯端末装置TAへ送信する。
[0082]
 このような第2イベント通知通信信号が管理サーバ装置SVから送信されると、端末装置SP、TAは、次のような動作を実行する。ここでは、携帯端末装置TAの動作で説明するが、固定端末装置SPも同様に動作できる。すなわち、図10において、待受け画面61をTA表示部36に表示して通信信号の受信を待ち受けている際に、第2イベント通知通信信号を受信すると、TA監視処理部312は、この受信した第2イベント通知通信信号に収容されている各情報をTA監視情報記憶部322に記憶し、動画閲覧時間をTA動画閲覧時間情報記憶部323に記憶し、そして、前記受信した第2イベント通知通信信号に収容されているイベント情報に基づいてイベントの種別を判定し、この判定の結果、前記イベントの種別が検知イベントである場合には、表示処理部3121によって、この受信した第2イベント通知通信信号に収容された被監視者Obの監視に関する監視情報を表示するための監視情報画面62(62a、62b)をTA表示部46に表示する(C31)、一方、前記判定の結果、前記イベントの種別が受付イベントである場合には、表示処理部3121によって、ナースコールの受付を報知するためのナースコール通知画面63をTA表示部46に表示する(C41)。
[0083]
 まず、第1に、第2イベント通知通信信号に収容されているイベント情報に基づく前記イベントの種別が検知イベントである場合について説明する。この場合における前記監視情報画面62は、静止画像を表示するための第1監視情報画面62a、動画をライブで表示するための第2監視情報画面62b、および、ライブでの動画の表示を自動的に終了した旨を知らせるための第3監視情報画面62cを含む。この第1監視情報画面62aは、例えば、図10に示すように、メニューバー領域611と、検知イベントが生じたセンサ装置SUの配設場所および前記センサ装置SUによって監視される被監視者Obの名前を表示する被監視者名領域621と、検知時刻(または受信時刻)からの経過時間および検知イベントの種別を象徴的に表すアイコンを表示するアイコン領域622と、前記センサ装置SUによって撮像された画像(ここでは静止画)を表示する画像領域623aと、「復旧」ボタン624と、「LIVEを見る」ボタン625とを備える。「復旧」ボタン624は、前記センサ装置SUによって監視される被監視者Obに対する例えば看護および介護等の対応を実行する意思が当該携帯端末装置TAのユーザ(監視者)にあることを当該携帯端末装置TAに入力するためのボタンである。「LIVEを見る」ボタン625は、前記センサ装置SUによって撮像される動画を表示させる指示を入力するためのボタンである。前記処理C31では、携帯端末装置TAは、この第1監視情報画面62aを表示する。したがって、検知イベントの第2イベント通知通信信号を受信すると、携帯端末装置TAは、待受け画面61を第1監視情報画面62aに切り換え、この第1監視情報画面62aをTA表示部36表示し、TA表示部36には、静止画が表示される。
[0084]
 ここで、「LIVEを見る」ボタン625が入力操作されると、携帯端末装置TAは、第1監視情報画面62aを第2監視情報画面62bに切り換えて第2監視情報画面62bをTA表示部36に表示する(C32)。この第2監視情報画面62bは、例えば、図10に示すように、メニューバー領域611と、被監視者名領域621と、アイコン領域622と、前記センサ装置SUによって撮像された画像(ここではライブでの動画)を表示する画像領域623bと、「復旧」ボタン624と、「LIVE終了」ボタン626とを備える。「LIVE終了」ボタン626は、動画の表示を終了する指示を入力するためのボタンである。
[0085]
 この第2監視情報画面62bの表示では、携帯端末装置TAは、次のように動作する。携帯端末装置TAは、TA監視処理部312によって、前記受信した第2イベント通知通信信号に収容された前記検知イベントが生じたセンサ装置SUのセンサIDを持つセンサ装置SUへ、ライブでの動画の配信を要求する旨等の情報を収容した通信信号(ライブ動画要求通信信号)を送信する。このライブ動画要求通信信号を受信したセンサ装置SUは、ストリーミング処理部144によって、ライブ動画要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAへ、センサ部11のカメラ112で生成したライブの動画を収容した通信信号(ライブ映像通信信号)をストリーミング再生で配信する。ライブでの動画の配信を受けると、携帯端末装置TAは、TA監視処理部312によって、前記受信した第2イベント通知通信信号に収容された動画閲覧時間でタイマーをセットし、計時を始める。携帯端末装置TAは、第2監視情報画面62bで「LIVE終了」ボタン626の入力操作を受け付けるまで、または、前記タイマーがタイムアップするまで、第2監視情報画面62bの画像領域623bにライブでの動画を表示する。
[0086]
 そして、携帯端末装置TAは、第2監視情報画面62bで「LIVE終了」ボタン626の入力操作を受け付けると、第2監視情報画面62bを第1監視情報画面62aに切り換えて第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する。あるいは、携帯端末装置TAは、前記タイマーがタイムアップすると、動画閲覧時間が経過してライブでの動画の表示を自動的に終了した旨を示すための第3監視情報画面62cをTA表示部36に表示し、ライブでの動画の受信を切断した後に、第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する(C33)。この第3監視情報画面62cは、例えば、図11に示すように、メニューバー領域611と、被監視者名領域621と、ライブでの動画の表示を自動的に終了したことを表すメッセージ(例えば「ライブを終了しました」)および「OK」ボタン628を表示するライブ自動終了表示領域627と、「復旧」ボタン624と、「LIVE終了」ボタン626とを備える。「OK」ボタン628は、ライブでの動画の表示が自動的に終了したことに対するユーザの承諾を当該携帯端末装置TAに入力するためのボタンである。この「OK」ボタン628の入力操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、第3監視情報画面62cを第1監視情報画面62aに切り換えてTA表示部36に表示する。
[0087]
 例えば、図9に示す例では、処理C12で送信された起床イベントの第2イベント通知通信信号を受信すると、携帯端末装置TAは、上述の処理C31を実行することで、TA表示部36に第1監視情報画面62aを表示する。ここで、「LIVEを見る」ボタン625の入力操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、上述の処理によって、ライブ動画要求通信信号を前記センサ装置SUへ送信し(C13)、ライブ動画要求通信信号を受信した前記センサ装置SUは、前記携帯端末装置TAへライブ映像通信信号をストリーミング再生で配信する(C14)。ライブでの動画の配信を受けると、携帯端末装置TAは、起床イベントの動画閲覧時間60[秒]でタイマーをセットする。携帯端末装置TAは、「LIVE終了」ボタン626の入力操作を受け付けると、ライブでの動画の受信を切断し(C15)、第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する。あるいは、携帯端末装置TAは、前記タイマーがタイムアップすると、第3監視情報画面62cをTA表示部36に表示し、ライブでの動画の受信を切断した後に(C15)、「OK」ボタン628の入力操作を受け付けると、第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する。
[0088]
 また例えば、図9に示す例では、処理C22で送信された転倒イベントや転落イベントの第2イベント通知通信信号を受信すると、携帯端末装置TAは、上述の処理C31を実行することで、TA表示部36に第1監視情報画面62aを表示する。ここで、「LIVEを見る」ボタン625の入力操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、上述の処理によって、ライブ動画要求通信信号を前記センサ装置SUへ送信し(C23)、ライブ動画要求通信信号を受信した前記センサ装置SUは、前記携帯端末装置TAへライブ映像通信信号をストリーミング再生で配信する(C24)。ライブでの動画の配信を受けると、携帯端末装置TAは、転倒イベントや転落イベントの動画閲覧時間15[秒]でタイマーをセットする。携帯端末装置TAは、「LIVE終了」ボタン626の入力操作を受け付けると、ライブでの動画の受信を切断し(C15)、第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する。あるいは、携帯端末装置TAは、前記タイマーがタイムアップすると、第3監視情報画面62cをTA表示部36に表示し、ライブでの動画の受信を切断した後に(C15)、「OK」ボタン628の入力操作を受け付けると、第1監視情報画面62aをTA表示部36に表示する。
[0089]
 なお、第1監視情報画面62aや第2監視情報画面62bで「復旧」ボタン624の入力操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、第1監視情報画面62aや第2監視情報画面62bを待受け画面61に切り換えて待受け画面61をTA表示部36に表示し、通信信号の受信を待つ(C34)。
[0090]
 一方、第2に、第2イベント通知通信信号に収容されているイベント情報に基づく前記イベントの種別が受付イベントである場合について説明する。この場合における前記ナースコール通知画面63は、例えば、図10に示すように、メニューバー領域611と、被監視者名領域621と、ナースコールを受け付けた旨を表すメッセージ(例えば「ナースコールです」)を表示するナースコール受付通知表示領域631と、「復旧」ボタン624と、「話す」ボタン632とを備える。「話す」ボタン632は、前記センサ装置SUと当該携帯端末装置TAとをネットワークNWを介して通話可能に接続する指示を入力するためのボタンである。
[0091]
 本実施形態では、ナースコール動画閲覧時間は、上述したように[0]秒であるので、このナースコール通知画面63は、「LIVEを見る」ボタン625を備えず、ライブでの動画の閲覧は、不可とされている。なお、ナースコール動画閲覧時間が例えば1秒や2秒等のごく短い時間に設定されている場合には、ナースコール通知画面63は、「LIVEを見る」ボタン625を備え、この「LIVEを見る」ボタン625の入力操作を受け付けた場合には、上述した検知イベントの場合と同様な動作が実行される。
[0092]
 ここで、「話す」ボタン632が入力操作されると、携帯端末装置TAは、ナースコール通知画面63を通話中画面64に切り換えて通話中画面64をTA表示部36に表示する(C42)。この通話中画面64は、例えば、図10に示すように、メニューバー領域611と、被監視者名領域621と、通話中である旨を表すメッセージ(例えば「通話中」)を表示する通話中表示領域641と、「復旧」ボタン624と、「通話終了」ボタン642とを備える。「通話終了」ボタン642は、前記センサ装置SUとの間での通話を終了する指示を入力するためのボタンである。この通話中画面64の表示では、携帯端末装置TAは、TA監視処理部312によって、前記受信した第2イベント通知通信信号に収容された前記受付イベントが生じたセンサ装置SUのセンサIDを持つセンサ装置SUへ、通話を要求する旨等の情報を収容した通信信号(通話要求通信信号)を送信する。この通話要求通信信号を受信したセンサ装置SUは、ナースコール処理部145によって、通話要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAとの間で、音声通話の通信信号(例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)の通信信号等)の送受信によって音声通話を行う。
[0093]
 そして、携帯端末装置TAは、通話中画面64で「通話終了」ボタン626の入力操作を受け付けると、音声通話の通信信号の送受信を切断し、通話中画面64をナースコール通知画面63に切り換えてナースコール通知画面63をTA表示部36に表示する(C43)。
[0094]
 なお、ナースコール通知画面63や通話中画面64で「復旧」ボタン624の入力操作を受け付けると、携帯端末装置TAは、ナースコール通知画面63や通話中画面64を待受け画面61に切り換えて待受け画面61をTA表示部36に表示し、通信信号の受信を待つ(C44)。
[0095]
 以上説明したように、本実施形態における被監視者監視システムMS、中央処理装置の一例としての管理サーバ装置SVおよびこれに実装された中央処理方法は、ナースコール動画閲覧時間を記憶するSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223を備え、このナースコール動画閲覧時間を端末装置SP、TAへ送信してナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる。このため、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、SV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されるナースコール動画閲覧時間を変えることで、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧時間(ライブ映像の閲覧時間)を可変できる。上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、必要最小限なナースコール動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0096]
 そして、ナースコールは、例えば要介護者等の被監視者が例えば介護士等の監視者に来て欲しいと思って実行されることが多い。本実施形態では、一例として前記前記ナースコール動画閲覧時間が0[秒]に設定されるので、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧が不可となるから、可及的速やかに被監視者の所へ行くように監視者に促すことができる。前記ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧が不可となるので、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、被監視者のプライバシーを守ることができ、動画の配信に関して通信ネットワークのトラフィックに影響を与えない。
[0097]
 上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、固定端末装置SPから入力された動画閲覧時間をSV通信IF部23で受け付け、この受け付けた動画閲覧時間をSV監視処理部212でSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶するので、例えば監視者等のユーザによって動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、ライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、ユーザは、例えば年齢、病気や怪我の程度および介護レベル等の被監視者の状況に応じて動画閲覧時間を適宜に設定できる。上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、必要最小限な動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0098]
 上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、検知事象の種別ごとに、すなわち、被監視者における所定の行動の種別ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記行動の種別ごとにライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、前記所定の行動が転倒や転落である場合、被監視者に転倒や転落が生じたか否かということは、被監視者が横たわっているか否かで判定できるため、監視者は、ライブでの動画を比較的短時間、参照することで、被監視者に転倒や転落が生じたか否かを判定できる。このため、転倒の場合に対応する動画閲覧時間(転倒動画閲覧時間)や転落の場合に対応する動画閲覧時間(転落動画閲覧時間)は、比較的短時間で良く、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、前記転倒動画閲覧時間や前記転落動画閲覧時間を比較的短時間に設定できる。また例えば、前記所定の行動が起床や離床である場合、被監視者に起床や離床が生じたか否かということは、被監視者が例えば年齢、病気や怪我の程度および介護レベル等が高い場合、動作が緩慢になるため、監視者は、ライブでの動画を比較的長時間、参照する必要がある。このため、起床の場合に対応する動画閲覧時間(起床動画閲覧時間)や離床の場合に対応する動画閲覧時間(離床動画閲覧時間)は、比較的長時間であることが好ましく、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、前記起床動画閲覧時間や前記離床動画閲覧時間を比較的長時間に設定できる。このように上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、転倒や転落の場合における動画閲覧時間と起床や離床の場合における動画閲覧時間とを互いに異なる時間に設定できる。また、起床や離床の場合に、被監視者の所に監視者が行って介助等を行うことで、起床や離床後に生じる可能性のある転落や転倒を未然に防止することもできる。
[0099]
 なお、上述の実施形態では、動画閲覧時間は、検知イベントや受付イベント等のイベントの種別ごとに設定された複数であったが、この態様(第1態様)に限定されるものではなく、他の態様であっても良い。例えば、次の第2ないし第4態様であっても良い。
[0100]
 図12は、実施形態の被監視者監視システムにおける第2態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。図13は、実施形態の被監視者監視システムにおける第3態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。図14は、実施形態の被監視者監視システムにおける第4態様の動画閲覧時間情報テーブルの構成を示す図である。
[0101]
 第2態様では、動画閲覧時間は、前記複数の端末装置SP、TAごとに複数であり、SV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶され、動画閲覧時間送信設定部213は、このSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶した複数の端末装置SP、TAごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信先の端末装置SP、TAに対応する動画閲覧時間を、前記送信先の端末装置SP、TAへ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記送信先の端末装置SP、TAに表示させる。
[0102]
 このような第2態様では、動画閲覧時間情報は、例えば、端末装置SP、TA(すなわち、端末装置SP、TAを扱う例えば介護士等)と、前記端末装置SP、TAに応じた動画閲覧時間との対応関係を表す情報であり、例えば、図12に示すようにテーブル形式で動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている。この図12に示す動画閲覧時間情報テーブル43は、端末装置SP、TAを特定し識別するための識別子である端末ID(すなわち、端末装置SP、TAを扱う例えば介護士等を特定し識別するための識別子である介護スタッフID)を登録する介護スタッフフィールド431と、介護スタッフフィールド431に登録された端末ID(介護スタッフID)に対応した動画閲覧時間を秒単位で登録する最大動画閲覧時間フィールド432とを備え、端末ID(介護スタッフID)ごとにレコードを持つ。図12に示す動画閲覧時間情報テーブル43において、例えば1番目のレコードには、介護スタッフフィールド431に、携帯端末装置TA-1に付与された端末ID;「TA-1」(携帯端末装置TA-1を扱う介護士NAさんに付与された介護スタッフID;「NA」)が登録され、最大動画閲覧時間フィールド432に、「30[秒]」が登録されている。なお、端末IDは、本実施形態では、通信アドレスとされており、例えばTA-1は、前記「192.168.10.25」とされる。
[0103]
 SV監視処理部212から、第2イベント通知通信信号に収容されるデータの通知を受けると、動画閲覧時間送信設定部213は、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスを、SV記憶部22の通知先情報記憶部222から取り出し、この取り出した通信アドレスを持つ端末装置SP、TAの端末IDに対応した動画閲覧時間をSV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223から取り出し、この取り出した動画閲覧時間、および、この取り出した動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる命令(指令、コマンド)を、前記データに加え、これらを収容した第2イベント通知通信信号を、前記送信先の通信アドレスを持つ端末装置SP、TAへ送信する。
[0104]
 このような第2態様では、被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、端末装置SP、TAごとに、すなわち、監視者ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記端末装置SP、TAごとにライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、監視者が受け持つ被監視者Obが多い場合には、ライブでの動画を比較的長時間参照することで被監視者Obの様子を確実に判定してから、被監視者Obの所へ行くべきか否かを判定した方が総合的にロスが少なく、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、被監視者を多く受け持つ監視者の端末装置に前記動画閲覧時間を比較的長時間に設定できる。また例えば、携帯端末装置TAを扱う監視者が例えば老眼等で判断に比較的時間が掛かる場合に、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、それに応じて動画閲覧時間を設定できる。また例えば、被監視者Obの動作が比較的ゆっくりであるために、被監視者Obを比較的長時間観察したい場合に、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、その被監視者Obを受け持つ監視者が扱う携帯端末装置TAの動画閲覧時間を、それに応じて設定できる。
[0105]
 第3および第4態様では、動画閲覧時間は、時間帯別ごとに複数であり、SV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶され、動画閲覧時間送信設定部213は、このSV動画閲覧時間情報記憶部223に記憶した時間帯別ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信時刻を含む時間帯に対応する動画閲覧時間を、端末装置SP、TAへ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置SP、TAに表示させる。
[0106]
 このような第3および第4態様のうち、第3態様では、前記時間帯は、勤務のシフトに一致するものである。このような第3態様では、動画閲覧時間情報は、例えば、勤務のシフト(時間帯)と、端末装置SP、TA(すなわち、端末装置SP、TAを扱う例えば介護士等)と、前記勤務のシフト(時間帯)に応じた動画閲覧時間との対応関係を表す情報であり、例えば、図13に示すようにテーブル形式で動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている。この図13に示す動画閲覧時間情報テーブル44は、前記勤務のシフトを登録するシフトフィールド441と、シフトフィールド441に登録された前記勤務のシフトに勤務する介護士に付与された介護スタッフID(すなわち、介護スタッフIDの介護士が扱う端末装置SP、TAに付与された端末ID(通信アドレス))を登録する介護スタッフフィールド442と、シフトフィールド441に登録された前記勤務のシフトに対応した動画閲覧時間を秒単位で登録する最大動画閲覧時間フィールド443とを備え、前記勤務のシフト(時間帯)ごとにレコードを持つ。図13に示す動画閲覧時間情報テーブル44において、例えば1番目のレコードには、シフトフィールド441に、前記勤務のシフトとして「2015/05/01 早番」が登録され、介護スタッフフィールド442に、介護士NAさん、介護士NBさんおよび介護士NCさんそれぞれに付与された介護スタッフID;「NA、NB、NC」(携帯端末装置TA-1、TA-2、TA-3に付与された端末ID;「TA-1、TA-2、TA-3」(「192.168.10.25、192.168.10.26、192.168.10.27))が登録され、最大動画閲覧時間フィールド443に、「20[秒]」が登録されている。
[0107]
 SV監視処理部212から、第2イベント通知通信信号に収容されるデータの通知を受けると、動画閲覧時間送信設定部213は、送信時刻を含む時間帯に対応する動画閲覧時間を、SV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223から取り出し、この取り出した動画閲覧時間、および、この取り出した動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる命令(指令、コマンド)を、前記データに加え、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスを、SV記憶部22の通知先情報記憶部222から取り出し、この取り出した通信アドレスを送信先とし、前記動画閲覧時間および前記命令を加えた前記データを収容した第2イベント通知通信信号を送信する。
[0108]
 第4態様では、動画閲覧時間情報は、例えば、時間帯と、前記時間帯に応じた動画閲覧時間との対応関係を表す情報であり、例えば、図14に示すようにテーブル形式で動画閲覧時間情報記憶部223に記憶されている。この図14に示す動画閲覧時間情報テーブル45は、時間帯を登録する時間帯フィールド451と、時間帯フィールド451に登録された前記時間帯に対応した動画閲覧時間を秒単位で登録する最大動画閲覧時間フィールド452とを備え、前記時間帯ごとにレコードを持つ。図14に示す動画閲覧時間情報テーブル45において、例えば1番目のレコードには、時間帯フィールド451に、前記時間帯として「08:00~12:00」が登録され、最大動画閲覧時間フィールド452に、「20[秒]」が登録されている。
[0109]
 SV監視処理部212から、第2イベント通知通信信号に収容されるデータの通知を受けると、動画閲覧時間送信設定部213は、送信時刻を含む時間帯に対応する動画閲覧時間を、SV記憶部22のSV動画閲覧時間情報記憶部223から取り出し、この取り出した動画閲覧時間、および、この取り出した動画閲覧時間だけ動画をライブで端末装置SP、TAに表示させる命令(指令、コマンド)を、前記データに加え、前記受信した第1イベント通知通信信号の送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスを、SV記憶部22の通知先情報記憶部222から取り出し、この取り出した通信アドレスを送信先とし、前記動画閲覧時間および前記命令を加えた前記データを収容した第2イベント通知通信信号を送信する。
[0110]
 上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、例えば勤務のシフト等の時間帯別ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記時間帯別ごとにライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、通常、準夜勤(遅番)の時間帯や夜勤の時間帯は、日勤(早番)の時間帯より、勤務している監視者が少なく、上述の状況となるので、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、日勤の時間帯、準夜勤の時間帯および夜勤の時間帯に応じて適宜に前記動画閲覧時間を設定できる。また例えば、勤務している監視者が少なければ、やはり上述の状況となるので、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよび中央処理方法は、勤務している監視者の人数に応じて適宜に前記動画閲覧時間を設定できる。
[0111]
 また、上述の実施形態では、第2イベント通知通信信号が送信される際に、当該第2イベント通知通信信号に動画閲覧時間が収容されたが、動画閲覧時間情報テーブル42~45がセンサ装置SUや端末装置SP、TAに記憶されても良い。
[0112]
 本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
[0113]
 一態様にかかる被監視者監視システムの中央処理装置は、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置であって、前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定部とを備える。好ましくは、他の一態様では、上述の中央処理装置において、前記所定のイベントがナースコールである。
[0114]
 このような被監視者監視システムの中央処理装置は、前記動画閲覧時間を記憶する記憶部を備え、この動画閲覧時間を端末装置へ送信して動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。したがって、上記中央処理装置は、ライブ映像の閲覧時間を可変できる。
[0115]
 他の一態様では、ナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記ナースコールを受け付けた受付事象および前記所定の行動を検知した検知事象を含む所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置との間で通話し、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置は、前記ナースコールの場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間であるナースコール動画閲覧時間を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶したナースコール動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記ナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定部とを備える。
[0116]
 このような被監視者監視システムの中央処理装置は、前記ナースコール動画閲覧時間を記憶する記憶部を備え、このナースコール動画閲覧時間を端末装置へ送信してナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。このため、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、前記記憶部に記憶されるナースコール動画閲覧時間を変えることで、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧時間(ライブ映像の閲覧時間)を可変できる。また、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、必要最小限なナースコール動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0117]
 他の一態様では、これら上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記ナースコール動画閲覧時間は、0である。
[0118]
 ナースコールは、例えば要介護者等の被監視者が例えば介護士等の監視者に来て欲しいと思って実行されることが多い。上記被監視者監視システムの中央処理装置は、ナースコール動画閲覧時間が0に設定されるので、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧が不可となるから、可及的速やかに被監視者の所へ行くように監視者に促すことができる。前記ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧が不可となるので、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、被監視者のプライバシーを守ることができ、動画の配信に関して通信ネットワークのトラフィックに影響を与えない。
[0119]
 他の一態様では、これら上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記記憶部は、前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間をさらに記憶し、前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させ、前記動画閲覧時間を受け付ける動画閲覧時間受付部と、前記動画閲覧時間受付部で受け付けた前記動画閲覧時間を前記記憶部に記憶する動画閲覧時間処理部とをさらに備える。
[0120]
 このような被監視者監視システムの中央処理装置は、動画閲覧時間受付部で動画閲覧時間を受け付け、この受け付けた動画閲覧時間を動画閲覧時間処理部で記憶部に記憶するので、例えば監視者等のユーザによって動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、ライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、ユーザは、例えば年齢、病気や怪我の程度および介護レベル等の被監視者の状況に応じて動画閲覧時間を適宜に設定できる。上記被監視者監視システムの中央処理装置は、必要最小限な動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0121]
 他の一態様では、これら上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記動画閲覧時間は、前記所定のイベントにおける前記検知事象の種別ごとに複数であり、前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記種別ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、前記所定のイベントの通知を受けた場合において前記通知を受けた前記所定のイベントにおける前記検知事象の種別に応じた動画閲覧時間を、前記端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。
[0122]
 このような被監視者監視システムの中央処理装置は、検知事象の種別ごとに、すなわち、被監視者における所定の行動の種別ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記検知事象の種別ごと(行動の種別ごと)にライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、前記所定の行動が転倒や転落である場合、被監視者に転倒や転落が生じたか否かということは、被監視者が横たわっているか否かで判定できるため、監視者は、ライブでの動画を比較的短時間、参照することで、被監視者に転倒や転落が生じたか否かを判定できる。このため、転倒の場合に対応する動画閲覧時間(転倒動画閲覧時間)や転落の場合に対応する動画閲覧時間(転落動画閲覧時間)は、比較的短時間で良く、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、前記転倒動画閲覧時間や前記転落動画閲覧時間を比較的短時間に設定できる。また例えば、前記所定の行動が起床や離床である場合、被監視者に起床や離床が生じたか否かということは、被監視者が例えば年齢、病気や怪我の程度および介護レベル等が高い場合、動作が緩慢になるため、監視者は、ライブでの動画を比較的長時間、参照する必要がある。このため、起床の場合に対応する動画閲覧時間(起床動画閲覧時間)や離床の場合に対応する動画閲覧時間(離床動画閲覧時間)は、比較的長時間であることが好ましく、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、前記起床動画閲覧時間や前記離床動画閲覧時間を比較的長時間に設定できる。このように上記被監視者監視システムの中央処理装置は、転倒や転落の場合における動画閲覧時間と起床や離床の場合における動画閲覧時間とを互いに異なる時間に設定できる。また、起床や離床の場合に、被監視者の所に監視者が行って介助等を行うことで、起床や離床後に生じる可能性のある転落や転倒を未然に防止することもできる。
[0123]
 他の一態様では、上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記端末装置は、複数であり、前記動画閲覧時間は、前記複数の端末装置ごとに複数であり、前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記複数の端末装置ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信先の端末装置に対応する動画閲覧時間を、前記送信先の端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記送信先の端末装置に表示させる。
[0124]
 前記端末装置は、通常、監視者に携帯される。上記被監視者監視システムの中央処理装置は、端末装置ごとに、すなわち、監視者ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記端末装置ごとにライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、監視者が受け持つ被監視者が多い場合には、ライブでの動画を比較的長時間参照することで被監視者の様子を確実に判定してから、被監視者の所へ行くべきか否かを判定した方が総合的にロスが少なく、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、被監視者を多く受け持つ監視者の端末装置に前記動画閲覧時間を比較的長時間に設定できる。
[0125]
 他の一態様では、上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記動画閲覧時間は、時間帯別ごとに複数であり、前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記時間帯別ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信時刻を含む時間帯に対応する動画閲覧時間を、前記端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。上述の被監視者監視システムの中央処理装置において、前記時間帯は、勤務のシフトに一致することが好ましい。
[0126]
 このような被監視者監視システムの中央処理装置は、時間帯別ごとに複数の動画閲覧時間を所望の時間に設定でき、前記時間帯別ごとにライブでの動画の閲覧時間を可変できる。例えば、通常、準夜勤(遅番)の時間帯や夜勤の時間帯は、日勤(早番)の時間帯より、勤務している監視者が少なく、上述の状況となるので、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、日勤の時間帯、準夜勤の時間帯および夜勤の時間帯に応じて適宜に前記動画閲覧時間を設定できる。また例えば、勤務している監視者が少なければ、やはり上述の状況となるので、上記被監視者監視システムの中央処理装置は、勤務している監視者の人数に応じて適宜に前記動画閲覧時間を設定できる。
[0127]
 他の一態様にかかる被監視者監視システムの中央処理方法は、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置で実行される中央処理方法であって、前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間を記憶部に記憶する記憶工程と、前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定工程とを備える。
[0128]
 このような被監視者監視システムの中央処理方法は、前記動画閲覧時間を記憶部に記憶し、この動画閲覧時間を端末装置へ送信して動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。したがって、上記中央処理方法は、ライブ映像の閲覧時間を可変できる。
[0129]
 他の一態様では、ナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記ナースコールを受け付けた受付事象および前記所定の行動を検知した検知事象を含む所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置との間で通話し、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムにおける前記中央処理装置で実行される中央処理方法は、前記ナースコールの場合に前記動画をライブで閲覧する閲覧時間であるナースコール動画閲覧時間を記憶部に記憶する記憶工程と、前記記憶部に記憶したナースコール動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記ナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定工程とを備える。
[0130]
 このような被監視者監視システムの中央処理方法は、前記ナースコール動画閲覧時間を記憶部に記憶し、このナースコール動画閲覧時間を端末装置へ送信してナースコールの場合に前記ナースコール動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる。このため、上記被監視者監視システムの中央処理方法は、前記記憶部に記憶されるナースコール動画閲覧時間を変えることで、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧時間(ライブ映像の閲覧時間)を可変できる。上記被監視者監視システムの中央処理方法は、必要最小限なナースコール動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0131]
 他の一態様にかかる被監視者監視システムは、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、前記中央処理装置は、これら上述のいずれかの中央処理装置である。
[0132]
 このような被監視者監視システムは、ライブ映像の閲覧時間を可変できる。
[0133]
 他の一態様では、ナースコールを受け付け、動画を生成し、被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記ナースコールを受け付けた受付事象および前記所定の行動を検知した検知事象を含む所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置との間で通話し、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記所定のイベントを管理し、前記受けた前記所定のイベントを前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、前記中央処理装置は、これら上述のいずれかの中央処理装置である。
[0134]
 このような被監視者監視システムは、前記記憶部に記憶されるナースコール動画閲覧時間を変えることで、ナースコールの場合におけるライブでの動画の閲覧時間(ライブ映像の閲覧時間)を可変できる。また、上記被監視者監視システムは、必要最小限なナースコール動画閲覧時間を設定することが可能であるので、被監視者のプライバシーや通信ネットワークのトラフィックに与える影響を配慮しつつ、被監視者を適切に観察できる。
[0135]
 この出願は、2015年7月14日に出願された日本国特許出願特願2015-140149を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
[0136]
 本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。

産業上の利用可能性

[0137]
 本発明によれば、被監視者監視システムの中央処理装置および中央処理方法ならびに被監視者監視システムが提供できる。

請求の範囲

[請求項1]
 被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置であって、
 前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間を記憶する記憶部と、
 前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定部とを備える、
 被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項2]
 前記所定のイベントがナースコールである、
 請求項1に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項3]
 前記ナースコール動画閲覧時間は、0である、
 請求項1または請求項2に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項4]
 前記記憶部は、前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間をさらに記憶し、
 前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させ、
 前記動画閲覧時間を受け付ける動画閲覧時間受付部と、
 前記動画閲覧時間受付部で受け付けた前記動画閲覧時間を前記記憶部に記憶する動画閲覧時間処理部とをさらに備えること
 を特徴とする請求項1または請求項2に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項5]
 前記動画閲覧時間は、前記所定のイベントにおける前記検知事象の種別ごとに複数であり、
 前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記種別ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、前記所定のイベントの通知を受けた場合において前記通知を受けた前記所定のイベントにおける前記検知事象の種別に応じた動画閲覧時間を、前記端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させること
 を特徴とする請求項4に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項6]
 前記端末装置は、複数であり、
 前記動画閲覧時間は、前記複数の端末装置ごとに複数であり、
 前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記複数の端末装置ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信先の端末装置に対応する動画閲覧時間を、前記送信先の端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記送信先の端末装置に表示させること
 を特徴とする請求項4に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項7]
 前記動画閲覧時間は、時間帯別ごとに複数であり、
 前記動画閲覧時間送信設定部は、前記記憶部に記憶した前記時間帯別ごとの複数の動画閲覧時間のうちの、送信時刻を含む時間帯に対応する動画閲覧時間を、前記端末装置へ送信して、前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させること
 を特徴とする請求項4に記載の被監視者監視システムの中央処理装置。
[請求項8]
 被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置で実行される中央処理方法であって、
 前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画をライブで閲覧できる閲覧時間である動画閲覧時間を記憶部に記憶する記憶工程と、
 前記記憶部に記憶した動画閲覧時間を前記端末装置へ送信して前記所定のイベントの通知を受けた場合に前記動画閲覧時間だけ前記動画をライブで前記端末装置に表示させる動画閲覧時間送信設定工程とを備える、
 中央処理方法。
[請求項9]
 被監視者における所定の行動を検知するためのセンサ装置と、所定のイベントが前記センサ装置で生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、前記センサ装置で生成された動画を表示するための端末装置と、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記所定のイベントの通知を受けて前記端末装置へ通知するための中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、
 前記中央処理装置は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の中央処理装置である、
 被監視者監視システム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]