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1. (WO2015147109) 農作業車
Document

明 細 書

発明の名称 農作業車

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005  

課題を解決するための手段

0006   0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050  

産業上の利用可能性

0051  

符号の説明

0052  

請求の範囲

1   2  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : 農作業車

技術分野

[0001]
 本発明は、農作業車の走行速度を規制する技術に関する。

背景技術

[0002]
 従来から、田植機の走行機体の後部に播種装置が設けられる農作業車が公知となっている。種子を圃場に播く播種作業は、路上走行時や圃場に苗を植え付ける植付作業時と比べて低速で作業を行っている。低速、つまり、播種作業時における適切な速度を保った状態で作業を行うには、オペレータが走行速度を変更可能とする変速ペダルの踏み込み量を一定に保ちつつ作業を行う必要があり、困難であった。
 そこで、走行速度を規制することで、作業時の走行速度が播種作業時における適切な速度から外れることを防止する技術が開示されている。
[0003]
 例えば、特許文献1には、最高速設定ダイヤルが設けられた田植機が開示されている。この田植機において、制御装置は、変速ペダルの踏み込み量を示すペダル信号に基づいて、エンジンの回転数の変更を行うモータの目標駆動量を算出する。そして、最高速設定ダイヤルの設定位置に基づくダイヤル信号に基づいて目標駆動量を修正して修正目標駆動量を算出する。制御装置は、修正目標駆動量になるようにモータを駆動させることで、走行速度を規制している。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2012-095574号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 特許文献1の田植機では、最高速設定ダイヤルをダッシュボード等に設けたり、最高速設定ダイヤルの設定位置を検出する構造を設けたりすることで、それらの導入にはコストがかかるとともに、既存の走行機体に簡単に設けられるものではなかった。
 そこで、本発明は、簡易で、かつ、安価に変速ペダルの最大踏み込み量を変更可能とし、容易に走行速度を規制することが可能な農作業車を提供する。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の農作業車は、車体フレームに設けられるとともに、踏み込みによる回動量に応じて走行速度を変更可能とする変速ペダルを備える農作業車であって、前記車体フレームから突設されるとともに、その上面に前記変速ペダルと当接する第一受け部を有するペダル受けを備え、前記第一受け部よりも前記変速ペダル側に突出して前記変速ペダルと当接可能な当接位置、及び、前記第一受け部よりも前記車体フレーム側に傾倒して前記変速ペダルと当接不能な非当接位置に配置できるように、前記ペダル受けにその一端が回動自在に支持されるとともに、前記当接位置において前記変速ペダルと当接する第二受け部を有する回動部材と、前記回動部材が非当接位置から当接位置に回動されるときに、前記回動部材の支点を越えるように、前記回動部材及びペダル受けに接続される弾性部材と、を備える。
[0007]
 前記回動部材は、前記当接位置において頭部が変速ペダル側に突出するように貫設されるボルト及び前記回動部材に対する前記ボルトの頭部の突出量を変更可能に固定するナットが設けられるとともに、前記第二受け部は前記ボルトの頭部における前記変速ペダルの当接面として構成される。

発明の効果

[0008]
 本発明によれば、変速ペダルの最大踏み込み量を変更可能に構成することで、圃場走行及び路上走行等、走行状況に適した走行速度を容易に実現できる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 農作業車の側面図である。
[図2] 変速ペダルの前方に設けられるペダル受け及びペダル受けに設けられる回動部材を示す図である。
[図3] (a)回動部材の当接位置における変速ペダルの踏み込みを示す図である。(b)回動部材の非当接位置における変速ペダルの踏み込みを示す図である。
[図4] 回動部材の回動に伴う弾性部材の弾性力の向きを示す図である。
[図5] 回動部材に設けられる第二受け部の当接位置の調節を示す図である。
[図6] ステップ外方端に設けられるバランスウェイトを示す平面図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 添付の図面を参照して農作業車1について説明する。
 農作業車1は、田植機の走行機体の後部に播種機が設けられており、オペレータが乗用しながら走行操作をするとともに、種子を圃場に播く播種作業を行うものを指す。
[0011]
 農作業車1は、走行機体2及び播種部3を備える。走行機体2は、その骨格をなす主たる構造体である車体フレーム11、走行機体2を走行させる走行部12、及び、播種部3を走行機体2に対して昇降させる昇降部13を備える。
[0012]
 走行部12は、エンジン21が車体フレーム11の前部に設けられる。エンジン21は、ボンネット22により被覆される。走行部12では、ミッションケース23が車体フレーム11に支持されるとともに、エンジン21の後下方に配置される。
[0013]
 走行部12では、ミッションケース23の左右両側に設けられるフロントアクスルケース24を介して前輪25が設けられるとともに、ミッションケース23の後方に設けられるリアアクスルケース26を介して後輪27が設けられる。
[0014]
 つまり、エンジン21からの動力がミッションケース23を介してフロントアクスルケース24及びリアアクスルケース26に伝達されて、前輪25及び後輪27が駆動することで、走行機体2は、前進又は後進走行可能となる。
[0015]
 走行部12では、車体フレーム11の前後中途部に運転操作装置31が設けられる。走行部12の運転操作装置31の前部には、操向操作用の環状の操向ハンドル32、踏み込みによる回動量に応じて走行速度を変更可能とする変速ペダル33、操向ハンドル32に加えて、各種の操作具や表示装置が配置されるダッシュボード34が配置される。走行部12の運転操作装置31の後部には、運転席35が操向ハンドル32の後方に位置するように、配置される。運転席35の周囲には、乗降や苗補給に用いられるステップ36が形成される。
[0016]
 変速ペダル33は、オペレータの足元で操作される踏み込み式のペダルである。変速ペダル33は、前高後低の傾斜状に配置されて、後端部を回動支点として前部側が回動できるように、ボンネット22側部の車体フレーム11にピッチング方向に回動自在に支持される。変速ペダル33は、前高後低の状態が保持されるように、バネによって付勢されている。
[0017]
 変速ペダル33を踏み込みと、その回動量をポテンショメータが検出し、該検出値に基づいてエンジン21からの動力を変速する無段変速装置及び無段変速装置の変速比を変更するアクチュエータを駆動させることで、走行速度を変更可能としている。
[0018]
 昇降部13は、左右一対の上リンク41、左右一対の下リンク42、回転アーム43、及び、油圧シリンダ44を備える。
[0019]
 昇降部13の一対の上リンク41は、左右方向に間隔を空けて相互に平行に設けられる。昇降部13の上リンク41の一端部(前端部)は、軸部材45を支点として上下方向に回転可能に車体フレーム11後部に支持される。昇降部13の上リンク41の他端部(後端部)は、播種部3の前端部に取付けられる。
[0020]
 昇降部13の一対の下リンク42は、左右方向に間隔を空けて相互に平行に設けられる。昇降部13の下リンク42の一端部(前端部)は、軸部材46を支点として上下方向に回転可能に車体フレーム11後部に支持される。昇降部13の下リンク42の他端部(後端部)は、播種部3の前端部に取付けられる。
[0021]
 昇降部13の回転アーム43は棒状の部材であり、その一端部(下端部)は左右一対の下リンク42の間に固定される。
 昇降部13の油圧シリンダ44は、車体フレーム11後部に装着される播種部3を昇降させるためのアクチュエータである。昇降部13の油圧シリンダ44の一端部は、回転アーム43の他端部(上端部)に連結される。昇降部13の油圧シリンダ44の他端部は、車体フレーム11に連結される。
[0022]
 昇降部13は、油圧シリンダ44を伸縮させることにより、回転アーム43、上リンク41、及び、下リンク42を回動させて、播種部3を昇降させる。
[0023]
 播種部3は、水を湛えた状態の水田に水稲の種子を直接播くものであり、播種フレーム、播種フレームに取り付けられるフロート51、マーカー52、及び、播種装置53等を備える。
[0024]
 播種部3のフロート51は、センターフロートとサイドフロート等からなり、播種装置53が、泥中に沈まないように支持する。播種部3のマーカー52は、播種フレームの左右両側に上下回動可能に支持され、枕地で回行して次の条の播種を行う時の目印を田面上につけるためのものである。
[0025]
 播種装置53は、粒状の種子を播くものであり、複数個の粒状の種子(粒状物)が収容されるホッパ54と、ホッパ54に収納される前記種子を繰出す繰出装置55と、を備える。なお、播種装置53は左右方向に条数分複数台並べて配置される。
[0026]
 播種装置53は、ホッパ54の下端に繰出装置55が配置され、繰出装置55の下端に筒体が設けられて構成される。播種装置53は、繰出装置55によって繰出された種子を筒体の下端の開口から排出して、種子を播くように構成される。
[0027]
 以上のように、農作業車1は、エンジン21の動力により前輪25及び後輪27を駆動させて走行しながら、播種部3により播種作業を行う。
[0028]
 図2及び図3に示すように、車体フレーム11における変速ペダル33の基端部よりも前方に、変速ペダル33と当接するペダル受け37が設けられる。
 ペダル受け37は、車体フレーム11から上方に向けて突設される。ペダル受け37は、中空構造を有するとともに、その上面に変速ペダルと当接する第一受け部38を備える。ペダル受け37は、側面視において略矩形状の後部上方の一隅から略三角形状を切り取った形状を有するとともに、第一受け部38(上面)は前高後低の傾斜状に設けられる。
 ペダル受け37を設けることで、変速ペダル33の最大踏み込み量が予め決定される。つまり、変速ペダル33における第一受け部38の当接位置を設定することで、変速ペダル33の最大踏み込み量を規制している。
[0029]
 図2および図3に示すように、第一受け部38よりも変速ペダル33側に突出して変速ペダル33と当接可能な当接位置、及び、第一受け部38よりも車体フレーム11側に傾倒されて変速ペダル33と当接不能な非当接位置に配置できるように、ペダル受け37にその一端が回動自在に支持される回動部材61が設けられる。
[0030]
 回動部材61は、プレートの長手方向略中央部分を折り曲げた形状に形成される。回動部材61の一端がペダル受け37の両側面を貫通して設けられる支持軸62にピッチング方向に回動自在に支持される。支持軸62は、側面視において、ペダル受け37の上下中途部で、かつ、後部に配置される。
 このように、回動部材61が支持軸62に回動自在に支持されることで、回動部材61は、ペダル受け37の上面(第一受け部38)、もしくは、車体フレーム11と当接するまで回動することが可能となる。
[0031]
 回動部材61の変速ペダル33側への突出部、つまり、本実施形態では、回動部材61の他端に、変速ペダル33と当接可能な第二受け部63が設けられる。
 第二受け部63は、回動部材61に取り付けられるボルト64及びナット65によって構成される。回動部材61の他端(上端)には、変速ペダル33側への突出時においてボルト64の頭部64aが変速ペダル33側に突出するように貫設され、ナット65によってボルト64を回動部材61に固定される。つまり、第二受け部63における変速ペダル33との当接面は、ボルト64の頭部64aとなる。
[0032]
 回動部材61のペダル受け37との当接部、つまりボルト64が配置される側の裏面には、棒体66が固定される。また、ペダル受け37の前面、つまり変速ペダル33の反対側には棒体67が固定される。
 棒体66及び棒体67は、走行機体2の幅方向を軸方向として配置されるとともに、その同一端に弾性部材68が設けられる。弾性部材68が接続される棒体66及び棒体67の同一端は、正面視においてペダル受け37よりも左右一方向に延出されることで、弾性部材68が回動部材61の回動に伴って動いても干渉しないように構成される。また、棒体66及び棒体67の同一端に、弾性部材68を係止可能な溝が形成されることで、弾性部材68が棒体66及び棒体67から外れることを防止している。
[0033]
 図3(a)は、回動部材61が変速ペダル33と当接可能な当接位置に配置される状態を示す。
 回動部材61がペダル受け37の第一受け部38よりも変速ペダル33側に突出する状態とは、本実施形態では、回動部材61がペダル受け37の上面(第一受け部38)に当接される状態を指す。この状態において、変速ペダル33を踏み込むと、回動部材61の第二受け部63と当接する。
[0034]
 変速ペダル33及び第二受け部63が当接することにより、変速ペダル33及び第一受け部38が当接するときよりも変速ペダル33の最大踏み込み量を減らすことができる。変速ペダル33の最大踏み込み量を減らすことで、農作業車1の走行速度を規制することができる。
[0035]
 図3(b)は、回動部材61が変速ペダル33と当接不能な非当接位置に配置される状態を示す。
 回動部材61がペダル受け37の第一受け部38よりも車体フレーム11側に傾倒される状態とは、本実施形態では、回動部材61が車体フレーム11と当接される状態を示す。この状態において、変速ペダル33を踏み込むと、ペダル受け37の第一受け部38と当接する。
[0036]
 第一受け部38及び変速ペダル33が当接することにより、予め設定された回動量(最大量)まで踏み込むことができる。
[0037]
 以上のように、変速ペダル33の最大踏み込み量を二段階に変更可能な構成にすることができる。路上走行時には第一受け部38が変速ペダル33と当接するように設定して、圃場内での直播時には第二受け部63が変速ペダル33と当接するように設定することで、路上および圃場に適した走行速度を設定することができる。つまり、圃場内での直播時には変速ペダル33を最大に踏み込んだ状態で低速走行を可能にすることで、容易に適切な走行速度が維持できるため、作業性の向上につながる。
 また、ペダル受け37に、回動部材61、支持軸62、ボルト64、ナット65が設けられることで、変速ペダル33の最大踏み込み量を二段階に変更可能に構成することができ、少ない部品点数で安価に走行速度を規制することができる。
[0038]
 図4に示すように、回動部材61が非当接位置から当接位置に、もしくは、当接位置から非当接位置に回動されるときに、回動部材61の支点を越えるように、弾性部材68が設けられる。弾性部材68が回動部材61の支点越えをすることで、回動部材61に係るモーメントの向きが支点に対して逆方向になる。
 具体的には、弾性部材68が非当接位置から支点を越えるまでは、図示において時計回りに回動部材61が回転する方向に弾性部材68の弾性力が作用する。つまり、回動部材61は非当接位置に保持される。反対に、弾性部材68が支点を越えてから当接位置までは、図示において支点を中心に反時計回りに回動部材61が回転する方向に弾性部材68の弾性力が作用する。つまり、回動部材61は当接位置に保持される。
[0039]
 以上のように、弾性部材68が回動部材61の回動に応じて、回動支点を越えるように設けられることで、簡単な変更操作を実現でき、確実に回動部材61を当接位置、もしくは、非当接位置に保持できる。
[0040]
 図5に示すように、回動部材61に対するボルト64の頭部64aの突出量をナット65によって変更することで、第二受け部63の変速ペダル33に対する当接位置を変更することができる。
[0041]
 ボルト64は、頭部64aと、雄ねじが切られた軸部64bとで構成される。頭部64aにおける変速ペダル33と当接する第二受け部63は、受け面が広く、かつ、緩やかな曲面に形成されるものが好ましい。
 第二受け部63の受け面を広く、かつ、曲面に形成することで、変速ペダル33と第二受け部63の当接面積が広くなる。よって、第二受け部63及び変速ペダル33の当接面に対する圧力を分散でき、変速ペダル33及び第二受け部63の損耗を軽減できる。
[0042]
 回動部材61におけるボルト64の固定部には、ボルト64の軸部64bの雄ねじと螺合する雌ねじが設けられる。回動部材61の雌ねじにボルト64の軸部64bの雄ねじを螺着するとともに、ボルト64の回動部材から突出される軸部64bをナット65によって固定する。
 ナット65によってボルト64を固定する位置を変更することで、回動部材61に対してボルト64の頭部64aの突出量が変更される。ボルト64の頭部64aの突出量を変更させることで、変速ペダル33と第二受け部63の当接位置、つまり、変速ペダル33の最大踏み込み量をさらに、細かく調整することができる。
 以上のように、回動部材61に対する第二受け部63の位置を変更させることで、変速ペダル33の最大踏み込み量を高い精度で設定することができるため、走行性能および作業性能が向上する。
[0043]
 また、第二受け部63の変速ペダル33に対する当接位置を変更可能とすることで、例えば、圃場が硬い場合には、第二受け部63の当接位置を低くするように設定して、圃場が柔らかい場合には、第二受け部63の当接位置を高くするように設定することで、圃場条件に適した走行速度を設定することもできる。
[0044]
 本実施形態では、ペダル受け37に第一受け部38を設け、かつ、回動部材61に第二受け部63を設けて、第一受け部38と第二受け部63とを切り替えることで変速ペダル33の最大踏み込み量を変更する構成を示している。例えば、ペダル受け37の上面に、ボルト頭部の位置を調節可能なボルト及びナットを設けることで、第一受け部38及び第二受け部63に相当する構成を実現することも可能である。
[0045]
 図1及び図6に示すように、エンジン21を収容するボンネット22の左右両側に設けられるステップ36の外方端(横外側)にそれぞれバランスウェイト71が設けられる。
 ボンネット22の左右両側に位置するステップ36の外方端には、予備苗台フレーム72が設けられる。予備苗台フレーム72は、苗マットが載置される苗台を支持するフレームであり、ステップ36の外方端に位置する車体フレーム11に固定される。
[0046]
 予備苗台フレーム72は、ステップ36の外方端に前後方向に並べて配置される前部フレーム81及び後部フレーム82を備える。
 前部フレーム81は、車体フレーム11からそれぞれ鉛直上方に延出された後、内方側に曲折されることで、一つのフレームとして形成され、正面視において門型の形状を有する。
 後部フレーム82は、車体フレーム11から鉛直上方に延出される形状を有する。前部フレーム81の鉛直上方中途部及び後部フレーム82の上部は、中部フレーム83によって固定される。
[0047]
 前部フレーム81の基部及び後部フレーム82の基部にバランスウェイト71を係止するウェイトケース73を固定することで、バランスウェイト71を走行機体2の前方に設けることを可能にしている。
[0048]
 以上のように、バランスウェイト71が走行機体2の前部に設けられることで、重量の大きい播種部を走行機体2の後部に装着しても前後方向の重量バランスを改善することができるため、作業性能、及び、走行性能を損なわない。
[0049]
 図6に示すように、ステップ36の外方端(横外側)にそれぞれ設けられるバランスウェイト71の個数は変更することができる。
 変速ペダル33側に位置するステップ36の外方端(横外側)に設けられるウェイトケース73には、一つのバランスウェイト71が係止される。変速ペダル33側と反対側に位置するステップ36の外方端(横外側)に設けられるウェイトケース73には、二つのバランスウェイト71が係止されている。
[0050]
 このように、ウェイトケース73に係止されるバランスウェイト71の個数を変更することで、前後方向の重量バランスに加えて、左右方向の重量バランスを改善することができるため、さらに、作業性能、及び、走行性能を損なうことを防止する。

産業上の利用可能性

[0051]
 本発明は、農作業車の走行速度を規制する技術に利用可能である。

符号の説明

[0052]
 1:農作業車、2:走行機体、3:播種部、11:車体フレーム、33:変速ペダル、37:ペダル受け、38:第一受け部、61:回動部材、63:第二受け部、64:ボルト、65:ナット、68:弾性部材、71:バランスウェイト

請求の範囲

[請求項1]
 車体フレームに設けられるとともに、踏み込みによる回動量に応じて走行速度を変更可能とする変速ペダルを備える農作業車であって、
 前記車体フレームから突設されるとともに、その上面に前記変速ペダルと当接する第一受け部を有するペダル受けを備え、
 前記第一受け部よりも前記変速ペダル側に突出して前記変速ペダルと当接可能な当接位置、及び、前記第一受け部よりも前記車体フレーム側に傾倒して前記変速ペダルと当接不能な非当接位置に配置できるように、前記ペダル受けにその一端が回動自在に支持されるとともに、前記当接位置において前記変速ペダルと当接する第二受け部を有する回動部材と、
 前記回動部材が非当接位置から当接位置に回動されるときに、前記回動部材の支点を越えるように、前記回動部材及びペダル受けに接続される弾性部材と、
 を備えることを特徴とする農作業車。
[請求項2]
 前記回動部材は、前記当接位置において頭部が変速ペダル側に突出するように貫設されるボルト及び前記回動部材に対する前記ボルトの頭部の突出量を変更可能に固定するナットが設けられるとともに、
 前記第二受け部は前記ボルトの頭部における前記変速ペダルの当接面として構成される請求項1に記載の農作業車。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]