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1. (WO2015147033) 縦循環コンベア装置
Document

明 細 書

発明の名称 縦循環コンベア装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014  

発明の効果

0015  

図面の簡単な説明

0016  

発明を実施するための形態

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033  

符号の説明

0034  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

明 細 書

発明の名称 : 縦循環コンベア装置

技術分野

[0001]
 本発明は、縦循環経路に沿って台車を循環させる縦循環コンベア装置に関する。

背景技術

[0002]
 直線状で上下に位置する搬送経路部及び返送経路部、並びに、搬送経路部の下流側端部と返送経路部の上流側端部を繋ぐ下降経路部、及び返送経路部の下流側端部と搬送経路部の上流側端部を繋ぐ上昇経路部からなる縦循環経路に沿って、被搬送物を載置可能な台車を移動させ、搬送経路部で被搬送物に対して作業を行う縦循環コンベア装置として、下降経路部及び上昇経路部における台車の移動を、テーブルを昇降させるリフト装置(以下、「テーブル昇降リフト装置」という)により行うものがある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平5-162839号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1のような従来のコンベア装置の構成では、下降経路部及び上昇経路部において、テーブル昇降リフト装置へ台車を送り込むための送り込み装置、及びテーブル昇降リフト装置から台車を払い出すための払い出し装置が必要になる。
 また、下降経路部において、搬送経路部における作業ラインを出た台車が後続台車に追いつかれないように、一旦高速で早送りすることで後続台車との間に充分な間隔を確保した上で、テーブル昇降リフト装置への送り込み動作、テーブル昇降リフト装置の下降動作、テーブル昇降リフト装置からの払い出し動作、及びテーブル昇降リフト装置の上昇動作を、後続台車をテーブル昇降リフト装置へ送り込む前に終了させる必要があるため、長い高速早送り区間を設ける必要となる。
 さらに、下降経路部における台車の移動をテーブル昇降リフト装置により行う場合、上昇位置のテーブルを下降位置まで下降させた後に上昇位置まで戻す必要があるので、搬送サイクルタイムが長くなる。
[0005]
 そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、下降経路部において送り込み装置や払い出し装置等を不要にして製造コスト及び保守コストを低減でき、省エネルギー及び省スペースであるとともに、搬送サイクルタイムを短縮できる縦循環コンベア装置を提供する点にある。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明に係るコンベア装置は、前記課題解決のために、直線状で上下に位置する搬送経路部及び返送経路部、並びに、前記搬送経路部の下流側端部と前記返送経路部の上流側端部を繋ぐ下降経路部、及び前記返送経路部の下流側端部と前記搬送経路部の上流側端部を繋ぐ上昇経路部からなる縦循環経路に沿って、被搬送物を載置可能な台車を移動させ、前記搬送経路部内に前記被搬送物に対して作業を行う作業経路部を有する縦循環コンベア装置であって、前記下降経路部に、前記台車の走行車輪をガイドする下降ガイドレールを備え、前記下降経路部における前記台車の移動を、前記台車の走行車輪を前記下降ガイドレールによりガイドしながら、無動力で自重により落下させることにより行うとともに、前記下降経路部を自重により落下した前記台車が前記返送経路部を惰走して無動力で移動する区間を有することを特徴とする(請求項1)。
[0007]
 このような構成によれば、下降経路部における台車の移動を台車の自重により無動力で行えるので、下降経路部における台車の移動をテーブル昇降リフト装置により行うもののように、動力を備えた、テーブル昇降リフト装置、テーブル昇降リフト装置へ台車を送り込むための送り込み装置、及びテーブル昇降リフト装置から台車を払い出すための払い出し装置が不要であるため、省エネルギー及び省スペースになるとともに、製造コスト及び保守コストを低減できる。
 その上、テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により下降経路部における台車の移動を行わないので、下降経路部における台車の移動をテーブル昇降リフト装置により行うもののように、搬送経路部における作業ラインを出た台車が後続台車に追いつかれないように、一旦高速で早送りすることで後続台車との間に充分な間隔を確保した上で、テーブル昇降リフト装置への送り込み動作、テーブル昇降リフト装置の下降動作、テーブル昇降リフト装置からの払い出し動作、及びテーブル昇降リフト装置の上昇動作を、後続台車をテーブル昇降リフト装置へ送り込む前に終了させる必要がないことから、テーブル昇降リフト装置の場合ほどの長い高速早送り区間を設ける必要がないため省スペースである。
 その上さらに、下降経路部における台車の移動をテーブル昇降リフト装置により行う場合のように、上昇位置のテーブルを下降位置まで下降させた後に上昇位置まで戻す必要がなく、台車は連続して下降可能であるので、搬送サイクルタイムを短縮できる。
 その上、下降経路部を自重により落下した台車が返送経路部を惰走して無動力で移動する区間を有するので、返送経路部に入った台車を返送経路部の下流側へ移動させる送り装置の数を減らすこと、又は無くすことができるため、製造コスト及び保守コストを低減できる。
[0008]
 ここで、前記台車が、前記搬送経路部を移動している状態で、その移動方向に向かって、前側左右の走行車輪である前輪の左右方向外側間の距離と、後側左右の走行車輪である後輪の左右方向外側間の距離とを変えたものであり、前記下降ガイドレールが、前記前輪をガイドする、左右方向視円弧状である左右の前輪下降ガイドレール、及び、前記後輪をガイドする、左右方向視円弧状である左右の後輪下降ガイドレールからなるものであり、前記下降経路部において、前記前輪下降ガイドレールにより前記前輪がガイドされるとともに前記後輪下降ガイドレールにより前記後輪がガイドされながら、前記台車が略水平状態を保持して下降すると好ましい(請求項2)。
 このような構成によれば、台車の左右の前輪と左右の後輪の左右方向外側間の距離を変え、前輪及び後輪をそれぞれに対応する前輪下降ガイドレール及び後輪下降ガイドレールでガイドする簡素な構造により、台車を略水平姿勢を保持しながら下降経路部を移動させることができるので、製造コストを低減できるとともに、下降経路部で台車が傾くことがない。
[0009]
 また、前記台車が、前記搬送経路部を移動している状態で、その移動方向に向かって、前側左右の走行車輪である前輪の左右方向外側間の距離と、後側左右の走行車輪である後輪の左右方向外側間の距離とを変えたものであり、前記下降ガイドレールが、前記前輪をガイドする左右の前輪下降ガイドレール、及び、前記後輪をガイドする左右の後輪下降ガイドレールからなるとともに、前記搬送経路部における前記走行車輪の位置から前記下降経路部で前後移動方向が転換する前記走行車輪の位置までの高さ方向距離が、前記搬送経路部における前記走行車輪の位置から前記返送経路部における前記走行車輪の位置までの高さ方向距離の半分よりも小さく形成されたものであり、前記下降経路部において、前記前輪下降ガイドレールにより前記前輪がガイドされるとともに前記後輪下降ガイドレールにより前記後輪がガイドされながら、前記台車が略水平状態を保持して下降するのがさらに好ましい(請求項3)。
 このような構成によれば、請求項2に係る発明と同様の作用効果を奏する。
 その上、搬送経路部における走行車輪の位置から下降経路部で前後移動方向が転換する走行車輪の位置までの高さ方向距離が、搬送経路部における走行車輪の位置から返送経路部における前記走行車輪の位置までの高さ方向距離の半分よりも小さく形成されているので、走行車輪とクリアランスがある前輪下降ガイドレール及び後輪下降ガイドレールに沿って重力により下降中に前後移動方向が転換して前輪下降ガイドレール及び後輪下降ガイドレールに走行車輪が衝突する際の速度が請求項2に係る発明よりも小さくなるため、前記衝突により発生する音が小さくなる。
[0010]
 さらに、前記台車が、前記左右の前輪の左右方向外側間の距離よりも前記左右の後輪の左右方向外側間の距離が小さいものであり、前記前輪下降ガイドレール及び前記後輪下降ガイドレールの上部間にわたる、前記前輪をガイドする上連結レール、並びに、前記前輪下降ガイドレール及び前記後輪下降ガイドレールの下部間にわたる、前記前輪をガイドする下連結レールを備え、前記上連結レールの前記後輪下降ガイドレールの上部にわたる部分に、前記後輪が前記後輪下降ガイドレールに沿って移動できるように切欠部又は開口部を形成し、前記後輪下降ガイドレールの下端部を、前記前輪が前記下連結レールから前記後輪下降ガイドレールの下端部を通過する際に、前記前輪により押し退けられるように上下揺動可能に構成された可動レール、又は、前記後輪下降ガイドレールの下端部を、上下揺動可能に構成されるとともに、前記前輪が前記下連結レールから前記後輪下降ガイドレールの下端部を通過する際に干渉しないように上方へ付勢され、前記後輪が通過する際には前記付勢による力に抗して下方へ揺動する可動レールとしてなるのが一層好ましい(請求項4)。
 このような構成によれば、左右の前輪の左右方向外側間の距離を大きく、左右の後輪の左右方向外側間の距離を小さくし、前輪下降ガイドレール及び後輪下降ガイドレールの上部間にわたる、前輪をガイドする上連結レールの後輪下降ガイドレールの上部にわたる部分に切欠部又は開口部を形成して後輪が後輪下降ガイドレールに沿って移動できるようにするとともに、後輪下降ガイドレールの下端部を可動レールとして前輪が通過する際に干渉しないようにした非常に簡素な構造により下降経路部が構成されるので、製造コストをさらに低減できる。
[0011]
 さらにまた、前記返送経路部に、前記下降経路部から前記返送経路部へ入って惰走する前記台車の速度を所定速度に減速する減速手段を設けてなるのがより一層好ましい(請求項5)。
 このような構成によれば、台車の重量、返送経路部に入る台車の速度、及び返送経路部の長さに応じて、返送経路部の適宜箇所に単数又は複数の減速手段を設けることで、自重により加速した台車を減速手段により所定速度に減速することができるため、返送経路部から上昇経路部への台車の受け渡しがスムーズになる。
[0012]
 また、前記上昇経路部に、駆動装置により駆動され、左右方向軸まわりに左方から右方へ向かって反時計まわりに同期して回転する、前記左右の前輪を支持して上昇させる左右の前輪上昇アーム、及び前記左右の後輪を支持して上昇させる左右の後輪上昇アーム、並びに、前記前輪上昇アームにより支持された前記左右の前輪の移動経路の外周側をガイドする、左右方向視円弧状である左右の前輪上昇ガイドレール、及び、前記後輪上昇アームにより支持された前記左右の後輪の移動経路の外周側をガイドする、左右方向視円弧状である左右の後輪上昇ガイドレールを備え、前記上昇経路部において、前記前輪上昇ガイドレール及び前記後輪上昇ガイドレールによりガイドされ、前記前輪上昇アーム及び前記後輪上昇アームにより支持されながら、前記台車が略水平状態を保持して上昇するのがさらに好ましい(請求項6)。
 このような構成によれば、前輪上昇アーム及び後輪上昇アームを、駆動装置により前輪上昇ガイドレール及び後輪上昇ガイドレールに沿うように回転させことにより、上昇経路部における台車の移動を行うので、テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により上昇経路部における台車の移動を行う構成よりも簡素であるため、製造コストを低減できるとともに、上昇経路部で台車が傾くことがない。
[0013]
 さらに、前記作業経路部における作業が完了した前記被搬送物を前記台車から脱荷した直後に、空荷となった前記台車が前記下降経路部を下降するのが一層好ましい(請求項7)。
 このような構成によれば、搬送経路部と下降経路部との間にテーブル昇降リフト装置の場合ほどの長い高速早送り区間を設ける必要がない本発明において、搬送経路部内の作業経路部における作業が完了した被搬送物を台車から脱荷した直後に、空荷となった台車を下降経路部に下降させるので、より省スペースになる。
[0014]
 さらにまた、前記作業経路部の入口に設けた定速搬送用送り装置、及び前記作業経路部の出口に設けたブレーキ用送り装置により、前記作業経路部内において前記台車の複数が前後方向に密着した状態で並んだ台車列を搬送するのがより一層好ましい(請求項8)。
 このような構成によれば、作業経路部内の台車同士が密着しているので、作業経路部の全長を短縮できるとともに、作業経路部の入口に設けた定速搬送用送り装置及び作業経路部の出口に設けたブレーキ用送り装置により台車列全体を移動させるので、送り装置が簡素化できるため製造コスト及び保守コストを低減できる。

発明の効果

[0015]
 以上のように、本発明に係る縦循環コンベア装置によれば、
(1)下降経路部における台車の移動を台車の自重により無動力で行えるので、省エネルギー及び省スペースになるとともに、製造コスト及び保守コストを低減できること、
(2)テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により下降経路部における台車の移動を行う構成のように長い高速早送り区間を設ける必要がないため省スペースであること、
(3)テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により下降経路部における台車の移動を行う構成のように、上昇位置のテーブルを下降位置まで下降させた後に上昇位置まで戻す必要がなく、台車は連続して下降可能であるので、搬送サイクルタイムを短縮できること、
(4)下降経路部を自重により落下した台車が返送経路部を惰走して無動力で移動する区間を有するので、台車を返送経路部の下流側へ移動させる送り装置の数を減らすこと、又は無くすことができるため、製造コスト及び保守コストを低減できること、
等の顕著な効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0016]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る縦循環コンベア装置の斜視図である。
[図2] 同じく正面図である。
[図3] (a)は台車の平面図、(b)は台車の正面図である。
[図4] 搬送経路部及び返送経路図を移動している台車を後方から見た縦断面図である。
[図5] (a)は下降経路部を取り出して示した斜視図、(b)は左右の上連結レールの切欠部を示す横断平面図である。
[図6] 下降経路部まわりの構成を示す縦断正面図である。
[図7] 上昇経路部を取り出して示した斜視図である。
[図8] 上昇経路部まわりの構成を示す縦断正面図である。
[図9] 下降経路部における台車の移動を示す動作説明用縦断正面図である。
[図10] 上昇経路部における台車の移動を示す動作説明用縦断正面図である。
[図11] 本発明の実施の形態2に係る縦循環コンベア装置における下降経路部を取り出して示した斜視図である。
[図12] (a)は下降経路部を取り出して示した縦断正面図、(b)は左右の上連結レールの開口部まわりを示す横断平面図である。
[図13] 下降経路部における台車の下降状態を説明するための概略正面図であり、(a)は実施の形態1を、(b)は実施の形態2を示している。

発明を実施するための形態

[0017]
 以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
 本明細書においては、搬送経路部1の移動方向A(搬送経路部1の上流側から下流側)へ向かった状態で前後左右をいうものとし、左方から見た図を正面図とする。
[0018]
実施の形態1.
 図1の斜視図及び図2の正面図に示すように、本発明の実施の形態1に係る縦循環コンベア装置は、直線状で上下に位置する搬送経路部1及び返送経路部2、並びに、搬送経路部1の下流側端部1Bと返送経路部2の上流側端部2Aを繋ぐ下降経路部3、及び返送経路部2の下流側端部2Bと搬送経路部1の上流側端部1Aを繋ぐ上昇経路部4からなる縦循環経路に沿って、図示しない被搬送物を載置可能な台車5,5,…を移動させるものであり、搬送経路部1内に、被搬送物に対して作業を行う作業経路部6を有する。
 ここで、台車5は、本実施の形態では直方体状に簡単化して示した治具等を備えており、図3(a)の平面図及び図3(b)の正面図に示すように、前側左右の走行車輪7,7である前輪F,F、及び後側左右の走行車輪7,7である後輪R,Rを有する。
 また、図3(b)の底面Eに、図1及び図2の送り装置T1,T2,T3,T4,T5のフリクションローラーを圧接することにより移動力が付与される。
 図4の後方から見た縦断面図に示すように、台車5は、図1及び図2の搬送経路部1では、走行車輪7,7,…を左右のガイドレール1R,1Rに係合させた状態で、ガイドレール1R,1Rに沿って移動し、図1及び図2の返送経路2では、走行車輪7,7,…を左右のガイドレール2R,2Rに係合させた状態で、ガイドレール2R,2Rに沿って移動する。
[0019]
 図1及び図2に示すように、作業経路部6の入口に設けた定速搬送用送り装置T1、及び作業経路部6の出口に設けたブレーキ用送り装置T2により、作業経路部6内において台車の複数5,5,…が前後方向に密着した状態で並んだ台車列Dが、作業内容に合わせた低速で搬送される。
 このような構成によれば、作業経路部6内の台車5,5,…同士が密着しているので、作業経路部6の全長を短縮できるとともに、作業経路部6入口の定速搬送用送り装置T1及び作業経路部6出口のブレーキ用送り装置T2により台車列D全体を移動させるので、送り装置が簡素化できるため製造コスト及び保守コストを低減できる。
 ここで、作業経路部6の最上流側位置又は作業経路部6よりも上流側位置に、台車5に被搬送物を載せる図示しない載荷工程があり、作業経路部6の最下流側位置又は作業経路部6の下流側位置に、作業が完了した被搬送物を台車5から下ろす図示しない脱荷工程がある。
[0020]
 次に、下降経路部3の構成の詳細について説明する。
 図3(a)に示すように、台車5は、左右の前輪F,Fの左右方向外側間の距離L1よりも左右の後輪R,Rの左右方向外側間の距離L2が小さい(L1>L2)。
 図5(a)の斜視図及び図6の縦断正面図に示すように、下降経路部3には、下降ガイドレール3Rが機枠Gに固定されており、前受片M及び後受片Nを有する下降ガイドレール3Rは、下降する台車5の走行車輪7,7,…をガイドする。
 下降ガイドレール3Rは、台車5の前輪F,Fをガイドする、前方に凸状の左右方向視円弧状である左右の前輪下降ガイドレール8A,8A、及び、台車5の後輪R,Rをガイドする、前方に凸状の左右方向視円弧状である左右の後輪下降ガイドレール8B,8Bからなる。
 また、上連結レール9A,9Aは、前輪下降ガイドレール8A,8A及び後輪下降ガイドレール8B,8Bの上部間にわたるものであり、前輪F,Fをガイドする。
 さらに、下連結レール9B,9Bは、前輪下降ガイドレール8A,8A及び後輪下降ガイドレール8B,8Bの下部間にわたるものであり、前輪F,Fをガイドする。
 ここで、前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8B、並びに上連結レール9A及び下連結レール9Bは、例えば鋼製のチャンネル材である。
[0021]
 図5(a)の斜視図及び図5(b)の横断平面図に示すように、上連結レール9A,9Aの後輪下降ガイドレール8B,8Bの上部にわたる部分には、切欠部I1,I1が形成されており、図5(b)に示す左右の切欠部I1,I1間の距離L3は、図3(a)に示す左右の前輪F,Fの左右方向外側間の距離L1よりも小さく、左右の後輪R,Rの左右方向外側間の距離L2よりも大きく設定される(L1>L3>L2)。
 よって、前輪F,Fは、上連結レール9A,9Aの切欠部I1,I1が形成された箇所を通過して上連結レール9A,9Aに沿って前方へ移動し、後輪R,Rは、上連結レール9A,9Aに沿うことなく、切欠部I1,I1から後輪下降ガイドレール8B,8Bに沿って下方へ移動する。
 また、後輪下降ガイドレール8B,8Bの下端部は、左右方向の水平支軸Hまわりに上下揺動可能な可動レール8C,8Cとされる。
 よって、後輪R,Rは、可動レール8C,8Cの上面に沿って移動して返送経路部2(ガイドレール2R,2R)へ入り、前輪R,Rは、下連結レール9B,9Bから返送経路部2(ガイドレール2R,2R)へ移動する際に可動レール8C,8C下面を押すので、可動レール8C,8Cを押し退けて返送経路部2(ガイドレール2R,2R)へ入る。
[0022]
 なお、台車5及び下降経路部3の構成は、以上のような構成に限定されるものではなく、前輪F,Fの左右方向外側間の距離と、後輪R,Rの左右方向外側間の距離とを変えた台車5(例えば、本実施形態とは逆に、前輪F,Fの左右方向外側間の距離よりも後輪R,Rの左右方向外側間の距離を大きくしたもの)を用いるとともに、前輪F,Fをガイドする、前方に凸状の左右方向視円弧状である左右の前輪下降ガイドレール、及び、後輪R,Rをガイドする、前方に凸状の左右方向視円弧状である左右の後輪下降ガイドレールからなる下降ガイドレール3Rを用い、下降経路部3において、前記前輪下降ガイドレールにより前輪F,Fがガイドされるとともに前記後輪下降ガイドレールにより後輪R,Rがガイドされながら、台車5が略水平状態を保持して下降するように構成されるものであればよい。
[0023]
 次に、上昇経路部4の構成の詳細について説明する。
 図7の斜視図及び図8の縦断正面図に示すように、上昇経路部4には、駆動装置Cにより駆動され、左右方向軸まわりに左方から右方へ向かって反時計まわりに同期して回転する、台車5の前輪F,Fを支持して上昇させる左右の前輪上昇アーム11A,11A、及び台車5の後輪R,Rを支持して上昇させる左右の後輪上昇アーム11B,11Bが設けられる。
 また、前輪上昇アーム11A,11Aにより支持された前輪F,Fの移動経路の外周側をガイドする、機枠Gに固定された、後方に凸状の左右方向視円弧状である左右の前輪上昇ガイドレール12A,12A、及び、後輪上昇アーム11B,11Bにより支持された後輪R,Rの移動経路の外周側をガイドする、機枠Gに固定された、後方に凸状の左右方向視円弧状である左右の後輪上昇ガイドレール12B,12Bが設けられる。
 さらに、返送経路部2の下流側端部2B寄り位置に送り装置T4が配置され、搬送経路部1の上流側端部寄り位置に送り装置T5が配置される。
[0024]
 駆動装置Cは、ギヤドモーター10、ギヤドモーター10の出力軸に連結された駆動軸10Aの左右に取り付けられた駆動スプロケット10B,10B、後輪上昇アーム11B,11Bの回転軸に固定された従動スプロケット10C,10C、前輪上昇アーム11A,11Aの回転軸に固定された従動スプロケット10D,10D、駆動スプロケット10B,10B及び従動スプロケット10C,10Cに掛け渡されたローラーチェーンJ,J、並びに、従動スプロケット10C,10C及び従動スプロケット10D,10Dに掛け渡されたローラーチェーンK,K等からなる。
 なお、上昇経路部4の構成は、以上のような構成に限定されるものではなく、テーブル昇降リフト装置を用いてもよい。
 ただし、本実施の形態のように、前輪上昇アーム11A,11A及び後輪上昇アーム11B,11Bを、駆動装置Cにより前輪上昇ガイドレール12A,12A及び後輪上昇ガイドレール12B,12Bに沿うように回転させことにより、上昇経路部4における台車5の移動を行う構成によれば、テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により上昇経路部における台車の移動を行う構成よりも簡素であるため、製造コストを低減できる。
[0025]
 次に、本発明の実施の形態1に係る縦循環コンベア装置の動作について説明する。
 図1及び図2において、送り装置T1及びT2により台車列Dを下流側へ低速で移動(移動方向A)させながら、作業経路部6内の各台車5,5,…に載置された被搬送物に対して所要の作業を行った後、被搬送物は前記脱荷工程で台車5から下ろされる。
 空荷となった台車5は、送り装置T2を出て下降経路部3に入る。
 本実施の形態のように、作業経路部6における作業が完了した被搬送物を台車5から脱荷した直後に、空荷となった台車5が下降経路部3を下降するように構成すれば、より省スペース化を図ることができる。
[0026]
 図9の動作説明用縦断正面図の(a1)、(a2)及び(a3)のように、台車5は、前輪F,Fが、上連結レール9A,9A、前輪下降ガイドレール8A,8A、及び下連結レール9B,9Bによりガイドされ、後輪R,Rが、ガイドレール1R,1R、後輪下降ガイドレール8B,8B、及びガイドレール2R,2Rによりガイドされ、略水平状態を保持しながら自重により落下して下流側へ移動する。
 返送経路部2に入った台車5は、下降経路部3を自重により落下した勢いで返送経路部2を惰走して無動力で移動する。
 ここで、図1に示すように、返送経路部2には、減速手段である、回転数が大きくなると制動トルクが大きくなる特性を持った遠心ブレーキであるブレーキローラーB1,B2,B3(ブレーキローラーの容量・個数は、適宜選定される)が適宜位置に配置されているので、上昇経路部4へ向かって惰走する台車5は、ブレーキローラーB1,B2,B3により所定の適正速度に減速される。
 よって、返送経路部2から上昇経路部4への台車5の受け渡しがスムーズになる。
 なお、返送経路部2が長く、下降経路部3を自重で落下して返送経路部2を惰走する台車5が返送経路部2の途中で停止する場合は、返送経路部2において台車5を下流側へ移動させるための送り装置を適宜位置に設置すればよい。
[0027]
 返送経路部2を下流側へ移動する台車5は、図2及び図8の送り装置T3に接近する。
 送り装置T3は、台車5が接近したことを検知して、台車5が進入する以前に台車5の移動速度とほぼ同じ速度となるように起動される。
 送り装置T3に進入した台車5は、送り装置T3が停止するので、上昇経路部4の送り装置T4に入る前の待機位置に停止する。
 図8における前輪上昇アーム11A,11A及び後輪上昇アーム11B,11Bが略上方へ向いたタイミングで、送り装置T3及びT4を起動して図10の動作説明用縦断正面図の(b1)から(b2)のように台車5を搬送して停止させる。
 この状態から、台車5は、同期して回転する前輪上昇アーム11A,11A及び後輪上昇アーム11B,11Bにより、図10の(b2)から(b3)のように略水平状態を保持しながら上昇する。
 また、図10の(b3)から(b4)へ台車5が移動する際には、台車5の底面E(図3(b)参照)が左右の支持ローラ13,13(図7も参照)により支持されるので、台車5は送り装置T5によりガイドレール1R,1R上へ受け渡される。そして、送り装置T5により高速で送られた台車5は、低速で移動している図1の台車列Dの最上流側の台車5に当接し、定速搬送用送り装置T1により下流側へ送られる。
[0028]
実施の形態2.
 本発明の実施の形態2に係る縦循環コンベア装置は、実施の形態1に係る縦循環コンベア装置と下降経路部3の構成のみが異なるものであるので、下降経路部3の構成の詳細についてのみ説明する。なお、図11の斜視図、並びに図12(a)の縦断正面図及び図12(b)の横断平面図において、図5(a)の斜視図及び図5(b)の横断平面図、並びに図6の縦断正面図と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
[0029]
 図11の斜視図、及び図12(a)の縦断正面図に示すように、下降経路部3には、下降ガイドレール3Rが機枠Gに固定されており、前受片M及び後受片Nを有する下降ガイドレール3Rは、下降する台車5の走行車輪7,7,…をガイドする。
 下降ガイドレール3Rは、台車5の前輪F,Fをガイドする左右の前輪下降ガイドレール8A,8A、及び、台車5の後輪R,Rをガイドする左右の後輪下降ガイドレール8B,8Bからなり、実施の形態1のような前方に凸状の左右方向視円弧状ではなく、前方に凸状の正面視く字状(L字状)であり、く字状(L字状)の山の頂点位置は返送経路部2よりも搬送経路部1に近い。
 また、上連結レール9A,9Aは、前輪下降ガイドレール8A,8A及び後輪下降ガイドレール8B,8Bの上部間にわたるものであり、前輪F,Fをガイドする。
 さらに、下連結レール9B,9Bは、前輪下降ガイドレール8A,8A及び後輪下降ガイドレール8B,8Bの下部間にわたるものであり、前輪F,Fをガイドする。
 ここで、前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8B、並びに上連結レール9A及び下連結レール9Bは、例えば、合成樹脂により形成される。
[0030]
 図11の斜視図及び図12(b)の横断平面図に示すように、上連結レール9A,9Aの後輪下降ガイドレール8B,8Bの上部にわたる部分には、開口部I2,I2が形成されており、図12(b)に示す左右の開口部I2,I2間の距離L3は、図3(a)に示す左右の前輪F,Fの左右方向外側間の距離L1よりも小さく、左右の後輪R,Rの左右方向外側間の距離L2よりも大きく設定される(L1>L3>L2)。
 よって、前輪F,Fは、上連結レール9A,9Aの開口部I2,I2が形成された箇所を通過して上連結レール9A,9Aに沿って前方へ移動し、後輪R,Rは、上連結レール9A,9Aに沿うことなく、開口部I2,I2から後輪下降ガイドレール8B,8Bに沿って下方へ移動する。
 また、後輪下降ガイドレール8B,8Bの下端部は、上下揺動可能に構成されるとともに、前輪F,Fが下連結レール9B,9Bから後輪下降ガイドレール8B,8Bの下端部を通過する際に干渉しないように弾性付勢手段である板ばね14,14(図12(a)参照)により上方へ付勢され、後輪R,Rが通過する際には前記付勢による力に抗して下方へ揺動する可動レール8C,8Cとされる。なお、実施の形態1と同様の上下揺動可能な可動レール8C,8C(図5及び図6参照)としてもよい。
[0031]
 次に、下降ガイドレール3R(前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8B)の形状に基づく作用効果の詳細について説明する。
 下降経路部3における台車5の下降状態を説明するための概略正面図である図13において、図13(a)は実施の形態1を、図13(b)は実施の形態2を示している。
 図13(a)の実施の形態1では、搬送経路部1における走行車輪7の位置から下降経路部3で前後移動方向が転換する走行車輪7の位置までの高さ方向距離h1は、搬送経路部1における走行車輪7の位置から返送経路部2における走行車輪7の位置までの高さ方向距離h0の半分(h1=h0/2)である。
 これに対して図13(b)の実施の形態2では、搬送経路部1における走行車輪7の位置から下降経路部3で前後移動方向が転換する走行車輪7の位置までの高さ方向距離h2は、搬送経路部1における走行車輪7の位置から返送経路部2における走行車輪7の位置までの高さ方向距離h0の半分よりも小さく形成されている(h2<h0/2)。
[0032]
 したがって、走行車輪7との間に例えば2mm程度のクリアランスがある前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8Bを、走行車輪7が後受片Nに沿って重力により下降している状態から、前後移動方向が転換して前受片Mに走行車輪7が衝突する際の速度は、落差h2<h1であるので運動エネルギーへ変換される位置エネルギー(重力×高さ)が実施の形態2の方が実施の形態1よりも小さいため、実施の形態2の方が実施の形態1よりも小さくなる。
 よって、前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8Bの後受片Nから前受片Mへ走行車輪7が乗り移る際に、走行車輪7が前受片Mへ衝突して発生する音は、実施の形態2の方が実施の形態1よりも小さくなる。
 その上、実施の形態2では、前輪下降ガイドレール8A及び後輪下降ガイドレール8Bを合成樹脂製としているので、さらに走行車輪7が前受片Mへ衝突して発生する音が小さくなる。
[0033]
 以上のような縦循環コンベア装置の構成によれば、下降経路部3における台車5の移動を台車5の自重により無動力で行えるので、下降経路部3にテーブル昇降リフト装置を用いるもののように、動力を備えた、テーブル昇降リフト装置、テーブル昇降リフト装置へ台車5を送り込むための送り込み装置、及びテーブル昇降リフト装置から台車5を払い出すための払い出し装置が不要であるため、省エネルギー及び省スペースになるとともに、製造コスト及び保守コストを低減できる。
 また、テーブル昇降リフト装置によるテーブルの昇降により下降経路部3における台車5の移動を行わないので、下降経路部3における台車5の移動をテーブル昇降リフト装置により行うもののように、搬送経路部1における作業経路部6を出た台車5が後続台車5に追いつかれないように、一旦高速で早送りすることで後続台車5との間に充分な間隔を確保した上で、テーブル昇降リフト装置への送り込み動作、テーブル昇降リフト装置の下降動作、テーブル昇降リフト装置からの払い出し動作、及びテーブル昇降リフト装置の上昇動作を、後続台車5をテーブル昇降リフト装置へ送り込む前に終了させる必要がないことから、テーブル昇降リフト装置の場合ほどの長い高速早送り区間を設ける必要がないため省スペースである。
 さらに、下降経路部3における台車5の移動をテーブル昇降リフト装置により行う場合のように、上昇位置のテーブルを下降位置まで下降させた後に上昇位置まで戻す必要がなく、台車5,5,…は連続して下降可能であるので、搬送サイクルタイムを短縮できる。
 さらにまた、下降経路部3を自重により落下した台車5が返送経路部2を惰走して無動力で移動する区間を有するので、返送経路部2に入った台車5を返送経路部2の下流側へ移動させる送り装置の数を減らすこと、又は無くすことができるため、製造コスト及び保守コストを低減できる。

符号の説明

[0034]
1 搬送経路部             1A 上流側端部
1B 下流側端部            1R ガイドレール
2 返送経路部             2A 上流側端部
2B 下流側端部            2R ガイドレール
3 下降経路部             3R 下降ガイドレール
4 上昇経路部             5 台車
6 作業経路部             7 走行車輪
8A 前輪下降ガイドレール       8B 後輪下降ガイドレール
8C 可動レール            9A 上連結レール
9B 下連結レール           10 ギヤドモーター
10A 駆動軸             10B 駆動スプロケット
10C,10D 従動スプロケット    11A 前輪上昇アーム
11B 後輪上昇アーム         12A 前輪上昇ガイドレール
12B 後輪上昇ガイドレール      13 支持ローラ
14 板ばね(弾性付勢手段)
A 搬送経路部の移動方向
B1,B2,B3 ブレーキローラー(減速手段)
C 駆動装置              D 台車列
E 底面                F 前輪
G 機枠                H 水平支軸
h0 搬送経路部における車輪の位置から返送経路部における車輪の位置までの高さ方向距離
h1,h2 搬送経路部における車輪の位置から下降経路部で前後移動方向が転換する車輪の位置までの高さ方向距離
I1 切欠部              I2 開口部
J,K ローラーチェーン        L1 前輪の左右方向外側間の距離
L2 後輪の左右方向外側間の距離    L3 左右の切欠部(開口部)間の距離
M 前受片               N 後受片
R 後輪                T1 定速搬送用送り装置
T2 ブレーキ用送り装置        T3,T4,T5 送り装置

請求の範囲

[請求項1]
 直線状で上下に位置する搬送経路部及び返送経路部、並びに、前記搬送経路部の下流側端部と前記返送経路部の上流側端部を繋ぐ下降経路部、及び前記返送経路部の下流側端部と前記搬送経路部の上流側端部を繋ぐ上昇経路部からなる縦循環経路に沿って、被搬送物を載置可能な台車を移動させ、前記搬送経路部内に前記被搬送物に対して作業を行う作業経路部を有する縦循環コンベア装置であって、
 前記下降経路部に、前記台車の走行車輪をガイドする下降ガイドレールを備え、
 前記下降経路部における前記台車の移動を、前記台車の走行車輪を前記下降ガイドレールによりガイドしながら、無動力で自重により落下させることにより行うとともに、前記下降経路部を自重により落下した前記台車が前記返送経路部を惰走して無動力で移動する区間を有することを特徴とする縦循環コンベア装置。
[請求項2]
 前記台車が、前記搬送経路部を移動している状態で、その移動方向に向かって、前側左右の走行車輪である前輪の左右方向外側間の距離と、後側左右の走行車輪である後輪の左右方向外側間の距離とを変えたものであり、
 前記下降ガイドレールが、前記前輪をガイドする、左右方向視円弧状である左右の前輪下降ガイドレール、及び、前記後輪をガイドする、左右方向視円弧状である左右の後輪下降ガイドレールからなるものであり、
 前記下降経路部において、前記前輪下降ガイドレールにより前記前輪がガイドされるとともに前記後輪下降ガイドレールにより前記後輪がガイドされながら、前記台車が略水平状態を保持して下降する請求項1記載の縦循環コンベア装置。
[請求項3]
 前記台車が、前記搬送経路部を移動している状態で、その移動方向に向かって、前側左右の走行車輪である前輪の左右方向外側間の距離と、後側左右の走行車輪である後輪の左右方向外側間の距離とを変えたものであり、
 前記下降ガイドレールが、前記前輪をガイドする左右の前輪下降ガイドレール、及び、前記後輪をガイドする左右の後輪下降ガイドレールからなるとともに、前記搬送経路部における前記走行車輪の位置から前記下降経路部で前後移動方向が転換する前記走行車輪の位置までの高さ方向距離が、前記搬送経路部における前記走行車輪の位置から前記返送経路部における前記走行車輪の位置までの高さ方向距離の半分よりも小さく形成されたものであり、
 前記下降経路部において、前記前輪下降ガイドレールにより前記前輪がガイドされるとともに前記後輪下降ガイドレールにより前記後輪がガイドされながら、前記台車が略水平状態を保持して下降する請求項1記載の縦循環コンベア装置。
[請求項4]
 前記台車が、前記左右の前輪の左右方向外側間の距離よりも前記左右の後輪の左右方向外側間の距離が小さいものであり、
 前記前輪下降ガイドレール及び前記後輪下降ガイドレールの上部間にわたる、前記前輪をガイドする上連結レール、並びに、前記前輪下降ガイドレール及び前記後輪下降ガイドレールの下部間にわたる、前記前輪をガイドする下連結レールを備え、
 前記上連結レールの前記後輪下降ガイドレールの上部にわたる部分に、前記後輪が前記後輪下降ガイドレールに沿って移動できるように切欠部又は開口部を形成し、
 前記後輪下降ガイドレールの下端部を、前記前輪が前記下連結レールから前記後輪下降ガイドレールの下端部を通過する際に、前記前輪により押し退けられるように上下揺動可能に構成された可動レール、又は、前記後輪下降ガイドレールの下端部を、上下揺動可能に構成されるとともに、前記前輪が前記下連結レールから前記後輪下降ガイドレールの下端部を通過する際に干渉しないように上方へ付勢され、前記後輪が通過する際には前記付勢による力に抗して下方へ揺動する可動レールとしてなる請求項2又は3記載の縦循環コンベア装置。
[請求項5]
 前記返送経路部に、前記下降経路部から前記返送経路部へ入って惰走する前記台車の速度を所定速度に減速する減速手段を設けてなる請求項1~4の何れか1項に記載の縦循環コンベア装置。
[請求項6]
 前記上昇経路部に、駆動装置により駆動され、左右方向軸まわりに左方から右方へ向かって反時計まわりに同期して回転する、前記左右の前輪を支持して上昇させる左右の前輪上昇アーム、及び前記左右の後輪を支持して上昇させる左右の後輪上昇アーム、並びに、前記前輪上昇アームにより支持された前記左右の前輪の移動経路の外周側をガイドする、左右方向視円弧状である左右の前輪上昇ガイドレール、及び、前記後輪上昇アームにより支持された前記左右の後輪の移動経路の外周側をガイドする、左右方向視円弧状である左右の後輪上昇ガイドレールを備え、
 前記上昇経路部において、前記前輪上昇ガイドレール及び前記後輪上昇ガイドレールによりガイドされ、前記前輪上昇アーム及び前記後輪上昇アームにより支持されながら、前記台車が略水平状態を保持して上昇する請求項1~5の何れか1項に記載の縦循環コンベア装置。
[請求項7]
 前記作業経路部における作業が完了した前記被搬送物を前記台車から脱荷した直後に、空荷となった前記台車が前記下降経路部を下降する請求項1~6の何れか1項に記載の縦循環コンベア装置。
[請求項8]
 前記作業経路部の入口に設けた定速搬送用送り装置、及び前記作業経路部の出口に設けたブレーキ用送り装置により、前記作業経路部内において前記台車の複数が前後方向に密着した状態で並んだ台車列を搬送する請求項1~7の何れか1項に記載の縦循環コンベア装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]