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1. (WO2015146704) 吸収性物品
Document

明 細 書

発明の名称 吸収性物品

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

0005  

図面の簡単な説明

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059  

産業上の利用可能性

0060  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30   31   32  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8  

明 細 書

発明の名称 : 吸収性物品

技術分野

[0001]
 本発明は、吸収性物品に関する。

背景技術

[0002]
 従来、外装体と、該外装体に固定されている吸収性本体とを具備するパンツ型使い捨ておむつであって、着用者に対するおむつのフィット性を向上させること等を目的に、腹側部及び背側部におけるウエスト開口部の周縁部やそれより下方に、弾性部材をおむつの横方向に配してギャザーが形成されるようにしたものが知られている。
 また、そのようなギャザー形成用の弾性部材を、弾性部材を挟む2枚のシートの何れにも固着されないように配して柔軟な伸縮部を形成することも提案されている。
[0003]
 例えば、本出願人は、先に、外装体を構成する2枚のシートどうし間を、おむつの縦方向及び横方向に散点状に形成した接合部において接合する一方、その2枚のシート間に、ギャザー形成用の弾性部材を、接合部を通らないように配した使い捨ておむつ等の吸収性物品を提案している(特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2011-78477号公報
特許文献2 : 特開平3-251245号公報

発明の概要

[0005]
 本発明は、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側部に配される背側部と、その間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、腹側部及び背側部の少なくとも一方に、物品横方向に伸縮する伸縮部を有している。前記伸縮部は、着用者の肌から遠い側に配される外層シートと、該外層シートよりも着用者の肌側に配される内層シートを有し、前記外層シートと前記内層シートとの間が、物品縦方向に沿う接合部列が物品横方向に複数列形成されるように散点状に配置された接合部において接合されている。隣り合う前記接合部列どうし間における前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、前記伸縮部の厚み方向に膨らむように変形して、これら両シート間に中空部が形成されるようになされており、且つ前記接合部に、該接合部と全体又は一部が重なるように開孔部が形成されている。

図面の簡単な説明

[0006]
[図1] 図1は、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの使用状態(着用状態)を示す斜視図である。
[図2] 図2は、図1に示すおむつを展開して引き伸ばした状態を肌当接面側から展開平面図である。
[図3] 図3は、図1に示すおむつの接合部列及びその接合部列を構成する接合部を拡大して示す拡大平面図である。
[図4] 図4は、図1に示すおむつにおける胴回り下部伸縮部の物品横方向に沿う断面を示す拡大断面図である。
[図5] 図5は、図1に示すおむつにおけるウエスト伸縮部の物品横方向に沿う断面を示す拡大断面図である。
[図6] 図6(a)~図6(h)は、本発明の他の実施形態における接合部及び該接合部に形成された開孔部を示す部分拡大平面図である。
[図7] 図7は、本発明の更に他の実施形態における要部を示す断面図である。
[図8] 図8(a)及び図8(b)は、本発明の更に他の実施形態における接合部列及び接合部の形成態様を示す腹側部又は背側部の部分拡大平面図である。

発明の詳細な説明

[0007]
 特許文献1に提案した吸収性物品によれば、ギャザー形成用の弾性部材を、全体又は一部が、その弾性部材を挟む2枚のシートに固着されないように配することによって、外装体の柔軟性や感触を高めたりすることができる。また、特許文献1の技術によれば、弾性部材の収縮によって弾性部材を挟む2枚のシートが柔軟性に優れる襞を形成するため、外装体の肌触りが向上し、また、襞間の凹部が通気路として機能して通気性も良好である。また、特許文献1には、弾性部材の収縮によって形成される襞部分に開孔を形成することも記載されており、通気性やムレ防止性を一層向上させることができる。
[0008]
 しかし、表面を手で撫でたときの滑らかさを向上させるべく、物品横方向における接合部の配置ピッチを狭めて比較的細かい襞を形成させた場合には、表面は滑らかであっても、接合部が比較的密に存在することによって外装体が硬くなり易いことを知見した。また、使い捨ておむつ等の商品に要求される性能は年々高まっており、肌触りに加えて柔軟性を一層向上させた吸収性物品の提供が望まれる。なお、特許文献2には、パンツ型おむつのウエスト開口部付近や側部に開孔を設けることが記載されているが、中空の襞が形成される外装体の接合部や襞との関係において、どこに開孔部を形成すべきかを示唆するものではない。
[0009]
 本発明は、ムレにくく、肌触り及び柔軟性に優れた吸収性物品に関する。
 以下に、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
 本発明の一実施形態である使い捨ておむつ1について、図1~図3を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の使い捨ておむつ1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、外装体2と、該外装体2に固定されている吸収性本体3とを具備する。また、おむつ1は、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bとを有しており、腹側部Aにおける物品横方向Yの両端部と背側部Bにおける物品横方向Yの両端部とが接合されて一対のサイドシール部4,4が形成されている。また、この接合によって、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。おむつ1は、腹側部Aと背側部Bとの間に、着用者の股間に配される股下部Cを有している。
[0010]
 本実施形態のおむつ1における外装体2は、腹側部Aを形成する腹側シート部材2Aと、背側部Bを形成する背側シート部材2Bとを有しており、一対のサイドシール部4,4においては、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとが接合されている。吸収性本体3は、図2に示すように、腹側シート部材2Aの物品横方向Yの中央部と背側シート部材2Bの物品横方向Yの中央部とに架け渡されて固定されている。吸収性本体3は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれと重なる部分が、接着剤等の公知の接合手段により、全面的又は部分的に、両シート部材2A,2Bと接合されている。
 外装体2は、腹側又は背側シート部材における物品横方向Yの両端に、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとの間が接合されていない細幅の領域、例えば10mm以下の領域を有していても良く、その場合も、腹側部Aと背側部Bとが物品横方向Yの両端部において接合されている場合に含まれる。
[0011]
 本実施形態のおむつ1は、図2に示すように、物品縦方向Xに延びる物品縦方向中心線CLに対して左右対称に形成されている。したがって以下の説明では、左右対称な部分については、主として図2中の右側について説明するが、左側も、右側と左右対称である点を除いて同様の構成を有している。
 なお、物品縦方向Xは、着用者の腹側に配される部分から股間に配される部分を経て背側に配される部分に至る方向であり、通常、吸収性本体3の長手方向と一致している。他方、物品横方向Yは、図2に示すように、おむつ等の吸収性物品を展開して引き伸ばした状態において、物品縦方向Xと直交する方向であり、また、図1に示すように、腹側部Aと背側部Bとが連結されて形成された筒状の胴回り部Dにおいては、その周方向と一致する。また、物品縦方向Xは、腹側部A及び背側部Bにおいて着用時の上下方向であるため、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、ウエスト開口部5側を上側又は上方、股下部C側を下側又は下方ともいう。
[0012]
 本実施形態のおむつ1において、外装体2を構成する腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、それぞれ、図2に示すように、おむつの外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、両シート22,23間に伸長状態で配された複数本の糸状の弾性部材24とを備えており、それぞれ、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2を有している。本実施形態のおむつ1においては、おむつの外面をなす外層シート22が、着用者の肌から遠い側に配される外層シートであり、内層シート23が、外装体2において、外層シートよりも着用者の肌に近い側に配される内層シートである。この内層シート23が、本発明における「外側シートよりも着用者の肌側に配された内層シート」である。
[0013]
 ウエスト伸縮部G1は、おむつ1の縦方向Xにおいて、吸収性本体3の長手方向の両端3a,3bそれぞれの外方に形成されている。ウエスト伸縮部G1は、ウエスト開口部5の周縁部に形成されており、着用時に着用者のウエスト部に配される。胴回り下部伸縮部G2は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおいて、ウエスト伸縮部G1より下方であってサイドシール部4の下端より上方に形成されている。
 ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2においては、外層シート22と内層シート23との間が、散点状に形成された多数の接合部26において接合されている。
[0014]
 より詳細には、図2に示すように、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおけるウエスト伸縮部G1には、外層シート22と内層シート23とが融着した接合部26が、物品縦方向Xに沿って一列をなすように間欠的に形成されており、その複数の接合部26からなる接合部列26Sが、物品横方向Yに間隔を開けて複数列形成されている。
 また、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおける胴回り下部伸縮部G2にも、外層シート22と内層シート23とが融着した接合部26が、物品縦方向Xに沿って一列をなすように間欠的に形成されており、複数の接合部26からなる接合部列26Pが、物品横方向Yに間隔を開けて複数列形成されている。
 腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bそれぞれにおける、物品側方域S,Sにおいては、ウエスト伸縮部G1の接合部列26Sと、胴回り下部伸縮部G2の接合部列26Pとが、物品縦方向Xに連続する一列を形成している。物品側方域S,Sは、吸収性本体3の両側縁3c,3cの位置より物品横方向Yの外方に位置する領域である。
[0015]
 本実施形態のおむつ1のウエスト伸縮部G1においては、すべての接合部列26Sについて、物品縦方向Xにおける接合部26の位置が略一致している。そして、複数本の弾性部材24が、それぞれ、複数の接合部列26Sそれぞれの接合部どうし間の隙間を通って、物品横方向Yに延びるように配されている。それらの複数の弾性部材24は、何れも、外層シート22と内層シート23との間に配されている。
 同様に、胴回り下部伸縮部G2,G2においても、すべての接合部列26Pについて、物品縦方向Xにおける接合部26の位置が略一致している。そして、複数本の弾性部材24が、それぞれ、複数の接合部列26Pそれぞれの接合部どうし間の隙間を通って、物品横方向Yに延びている。それらの複数の弾性部材24も、何れも、外層シート22と内層シート23との間に配されている。
[0016]
 本実施形態のおむつ1においては、図2に示すように、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、何れも、物品縦方向中心線CLの両側それぞれに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された一対の外側固定領域27を有しており、また、吸収性本体3の側縁3cの位置の近傍に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された本体側固定領域28を有している。一対の外側固定領域27は、腹側シート部材2A(腹側部A)及び背側シート部材2B(背側部B)のそれぞれにの物品横方向Yにおいて、本体側固定領域28から外側(サイドシール部側)に離間した部位に形成されており、より具体的には、物品横方向Yの端部又はその近傍に形成されている。外側固定領域27は、サイドシール部4と全体又は一部が重なっていることが好ましい。
[0017]
 ウエスト伸縮部G1には、複数本の弾性部材24が、一対の外側固定領域27間に亘って配されており、それらの弾性部材24は、一対の外側固定領域27のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、外側固定領域27間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
 他方、胴回り下部伸縮部G2には、複数本の弾性部材24が、外側固定領域27と本体側固定領域28との間に亘って配されており、それらの弾性部材24は、外側固定領域27と本体側固定領域28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、外側固定領域27と本体側固定領域28との間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
[0018]
 本体側固定領域28は、図2に示すように、その全体が吸収性本体3と重なるように形成されていても良いが、吸収性本体3の側縁3cの内外に亘るように形成されていても良い。また、本体側固定領域28は、吸収性本体3の側縁3cよりおむつ横方向の外方に形成されていても良い。なお、本体側固定領域28の全体が吸収性本体3と重なっている態様には、本体側固定領域28のおむつ横方向外側の端部の位置と吸収性本体3の側縁3cの位置とが一致する態様と、本体側固定領域28が、吸収性本体3の側縁3cとの間に所定の間隔を設けて形成されている態様との両者が含まれる。
[0019]
 また、ウエスト伸縮部G1には、接合部列26Sが、物品横方向Xに略等間隔に複数列形成されている。より具体的には、一方の外側固定領域27の近傍から他方の外側固定領域27の近傍に亘って略等間隔に多数配されている。胴回り下部伸縮部G2にも、接合部列26Pが、一方の外側固定領域27の近傍から他方の外側固定領域27の近傍に亘って略等間隔に複数列形成されているが、一対の本体側固定領域28間には、弾性部材24が配されていないか、弾性部材24が、切断等の弾性伸縮性を発現しないようにする処理を施された状態で配されている。
[0020]
 ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2に形成された接合部26について説明する。
 ウエスト伸縮部G1に形成された接合部列26Sを構成する接合部26及び胴回り下部伸縮部G2に形成された接合部列26Pを構成する接合部26は、何れも、図3に示すように、該接合部26と全体又は一部が重なるように形成された開孔部mを有している。
 本実施形態のおむつ1における接合部26は、図3に示すように、開孔部mの物品横方向Yの両側に左右の接合領域a,bを有し、また、開孔部mの物品縦方向Xの上下にも接合領域c,dを有している。その結果、本実施形態のおむつ1における接合部26は、開孔部mが全周に亘って接合領域a~dで囲まれている、
 接合領域a~dにおいては、外層シート22及び/又は内層シート23を構成するシート材の構成樹脂(構成繊維の熱融着性成分等)が溶融固化して両シート22,23間が接合している。本実施形態のおむつ1における接合部26は、外層シート22と内層シート23とを重ね、その積層部分に熱エンボス加工を施す接合部形成工程により形成されており、開孔部mは、接合部形成工程で形成された両シート22,23の接合部に開孔加工を施すことにより形成されている。接合部形成工程により形成した接合部の全範囲のうち、開孔加工により開孔部mとなった部分以外の部分が接合領域a~dとなっている。
[0021]
 接合部形成工程には、例えば、エンボスロールとアンビルロールとを備えた熱エンボス装置であって、エンボスロールの外周面に、先端面が、接合部26の輪郭と同様の形状を有する凸部を有するもの等を用いることができ、開孔加工には、例えば、カッターロールとアンビルロールとを備えた切断装置であって、カッターロールの外周面に、開孔部mの輪郭に対応する形状の切断刃を有するもの等を用いることができる。接合部形成工程と同時に開孔加工を行うには、前記の熱エンボス装置として、エンボスロールの外周面に、先端面が、接合部26の輪郭と同様の形状を有するとともに、その先端面に、開孔部mの輪郭に対向する形状の切断刃や突起を備えた凸部を有するものを用いることができる。
 また、接合部形成工程や接合部形成工程と同時に開孔加工を施す加工は、帯状の外層シート22と帯状の内層シート23とが積層された帯状の積層体を、おむつ横方向に対応する方向に長手方向に連続搬送させながら、その搬送経路の上流側と下流側とに離間配置した2台の熱エンボス装置により隣り合う接合部列毎に交互に行っても良い。
[0022]
 本実施形態におけるように、開孔部mの周囲が全周に亘って、外層シート22と内層シート23とが接合された接合領域に囲まれている場合や、図6(a)及び図6(b)に示すように、物品横方向Yにおける開孔部mの左右両側に接合領域a,bが存在する場合、図6(c)に示すように、開孔部mの3方を接合領域a,b,cが囲んでいる場合等には、全周や3方を接合領域に囲まれた部分や、左右両側の接合領域a,bに挟まれた部分をも、接合部26の一部と見做して、開孔部mが、接合部26の全体又は一部と重なっているか否かを判断する。
 また、接合部形成工程において形成した中間製品の接合部に全体又は一部が重なるように開孔部mを形成した場合も、当該接合部の全範囲のうち、開孔部mの形成により消失した部分も、完成したおむつ(吸収性物品)の接合部26の一部分と見做して、開孔部mが、該接合部26の全体又は一部と重なっているか否かを判断する。例えば、図6(d)及び図6(e)に示す接合部26は、何れも、接合部形成工程において形成した接合部の一部分26’が、開孔部mを形成する際に消失しているが、その消失部分26’も接合部26の一部と見做し、開孔部mの一部が該接合部26と重なっているとする。
[0023]
 本実施形態のおむつ1の胴回り下部伸縮部G2においては、図4に示すように、外層シート22と内層シート23との間に伸長状態で配された弾性部材24(図2参照)が収縮することにより、隣り合う接合部列26P間のシート22及びシート23が、それぞれ外装体2の厚み方向に膨らむように変形して、隣接する接合部列26S間にシート22又はシート23からなる襞29が生じると共に、両シート22,23間に、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される。
[0024]
 また、本実施形態のおむつ1のウエスト伸縮部G1においては、図5に示すように、外層シート22と内層シート23との間に伸長状態で配された弾性部材24(図2参照)が収縮することにより、隣り合う接合部列26S間のシート22及びシート23が、それぞれ外装体2の厚み方向に膨らむように変形して、隣接する接合部列26S間にシート22又はシート23,22Rからなる襞29が生じると共に、両シート22,23間には、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される。
[0025]
 本実施形態のおむつ1においては、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける外層シート22を構成するシート材が、ウエスト開口部5の周縁部51に沿って内層シート23の肌当接面側に折り返されており、その折り返し部分22Rが、ウエスト伸縮部G1における内層シート23の肌当接面側を覆っている(図5参照)。また、その折り返し部分22Rは、全面的又は部分的に塗工された接着剤により内層シート23及び/又は吸収性本体3の肌当接面に接合されている一方、接合部26には融着されていない。
[0026]
 本発明における開孔部mは、図4に示すように、中空部30を形成するように接合された2枚のシート22,23を貫通するとともに、外装体2(腹側シート部材2A又は背側シート部材2B)の全体を貫通するものであることが好ましいが、図5に示すように、中空部30を形成するように接合された2枚のシート22,23を貫通する一方、その貫通孔が、他のシートによって覆われ、外装体2(腹側シート部材2A又は背側シート部材2B)を貫通していないものであっても良い。
 なお、本発明における接合部として、ウエスト伸縮部G1等に、外層シート22、内層シート23及び前記折り返し部分22Rの3層が熱エンボス加工により一体化された接合部を形成し、その接合部に当該3層を貫通する開孔部を形成することもできる。
[0027]
 本実施形態のおむつ1によれば、物品縦方向Xに間欠的に形成された接合部26によって接合部列26S,26Pが形成され、その接合部列26S,26P間に、内部が中空の襞29が形成されるため、おむつ1の外面又は内面側に形成される襞29,29間の凹部や内層シート23が通気性である場合の中空部30が、通気路として働き、おむつ1内の湿気を外部に逃がしやすく、ムレにくい。前記「接合部列26S,26P間」という記載は、ウエスト伸縮部G1における接合部列26Sどうし間、及び胴回り下部伸縮部G2における接合部列26Pどうし間という意味である。このような襞29は、ウエスト伸縮部G1及び/又は胴回り下部伸縮部G2に、少なくとも自然状態において形成されることが好ましく、物品の着用状態においても、襞29,襞29間に形成される空間が維持されることが好ましい。
 また、襞29が外装体2の厚み方向の荷重に対して柔軟に変形するため、外装体2の肌触りも良い。しかも、本おむつ1におけるウエスト伸縮部G1及び/又は胴回り下部伸縮部G2においては、弾性部材24が、物品縦方向に隣り合う接合部26どうし間に配され、接合部26においてシート22,23に固着されていないため、シート22又はシート23により形成される襞29は、外装体2が、厚み方向に加わる荷重に対して一層柔軟に変形し、肌触り等に一層優れている。
[0028]
 更に、本実施形態のおむつ1においては、接合部列26S,26Pを構成する接合部26に、開孔部mが、その全体が接合部26と重なるように形成されているため、開孔部mが存在しない場合に比して、接合部26の硬さが低減される。これにより、ウエスト伸縮部G1及び/又は胴回り下部伸縮部G2の柔軟性、延いては外装体2の柔軟性が向上し、外装体2が、物品縦方向Xや物品横方向Yに曲がり易くなる。
 外装体の柔軟性が向上することは、肌に外装体が触れる際に、広い面で当たることになり、より柔らかな風合いを与えることができる等の利点がある。
 外装体2は、接合部列26S,26PのピッチPを狭めて、襞29の大きさを比較的小さいものとした場合に硬くなり易い。そのため、接合部26と重なる開孔部mを形成することによる外装体の柔軟化効果は、そのような場合に一層有益である。
 接合部列26S,26Pの物品横方向YのピッチP(図3参照)は、襞29及び襞29間の凹部を形成して通気性を向上させる観点から、好ましくは5mm以上、更に好ましくは7mm以上であり、外観において美しい襞を形成する観点から、好ましくは15mm以下、更に好ましくは13mm以下であり、それらの両立の観点から、好ましくは5mm以上15mm以下、更に好ましくは7mm以上13mm以下である。
 ピッチPは、伸縮部を物品横方向に伸張させた状態(非収縮状態)において測定する。
[0029]
 更に、本実施形態のおむつ1においては、接合部列26S及び接合部列26Pの何れについても、複数の接合部列を構成する接合部26が、物品横方向Yに並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔L2(図3参照)が、接合部26の全幅W(図3参照)よりも広い。接合部26どうし間の間隔L2を広くすることにより、物品横方向Yにおいて隣り合う接合部間のそれぞれに、押圧されたときに接合部26を覆う大きさの襞29が形成され易くなり、肌に外装体2が触れる際に、肌が直接、接合部26及び開孔部mに触れにくくなる。それにより、より違和感がなく柔らかな風合いを与えることができる。このような観点から、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔L2の、該接合部の全幅Wに対する比(L2/W)は、2以上であることが好ましく、2以上10以下が更に好ましい。
 また、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの前記間隔L2は、襞29及び襞間の凹部を形成して通気性を向上させる観点から、好ましくは4mm以上、更に好ましくは6mm以上であり、外観において美しい襞を形成する観点から、好ましくは14mm以下、更に好ましくは12mm以下であり、それらの両立の観点から、好ましくは4mm以上14mm以下、更に好ましくは6mm以上12mm以下である。
 物品横方向に隣り合う接合部どうしの間隔L2は、伸縮部を物品横方向に伸張させた状態(非収縮状態)において測定する。
[0030]
 また、本実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、開孔部mが、それが形成されている接合部26の物品横方向Yの幅W内に収まるように形成されている。
 これにより、開孔部mが襞29部分に延出して、開孔部mが目立つことを防止できる。 おむつの外面側から見て開孔部mが目立たないようにすることは、例えば、モレや引張強度の弱さの懸念を想起させないという利点がある。
 また、おむつの内面側から見て、開孔部mが、それが形成されている接合部26の物品横方向Yの幅W内に収まるように形成されていることは、例えば、開孔部のシート切断端部が直接肌に当たらないという利点がある。
[0031]
 ここで、開孔部mが接合部26の物品横方向Yの幅W内に収まるとは、開孔部mが、物品横方向Yにおいて、接合部26の同方向の両端から延出していないことを意味する。図6(a)、図6(b)、図6(c)、図6(f)、図6(g)及び図6(h)にそれぞれに示す接合部26においても、開孔部mがそれぞれの接合部26の幅内に収まっている。
 図6(d)や図6(e)に示すように、開孔部mが接合部26の物品横方向Yの幅W内に収まらない場合であっても、開孔部mの物品横方向Yの長さは、接合部列26S,26PのピッチPの好ましくは40%以下であり、より好ましくは30%以下である。
[0032]
 また、本実施形態における接合部26は、図3に示すように、開孔部mの物品横方向Yの両側に接合領域a,bを有している。
 本実施形態のおむつ1においては、外層シート22によって形成される襞29及び内層シート23によって形成される襞29は、それぞれ、複数本の弾性部材24と交差して物品縦方向Xに連続して延びており、外観上美麗な襞であるが、開孔部mが、その開孔部mを挟む両側それぞれに接合領域a,bを有することにより、横方向に伸張した際の開孔部mの変形が抑えられ、その美麗な襞の形成性が一層向上する。
[0033]
 開孔部mを接合部26の幅W内に収める観点や、開孔部mの両側それぞれに接合領域a,bを形成する観点から、開孔部mの幅W1(物品横方向の長さ)は、接合部26の全幅W(物品横方向の長さ)の、好ましくは95%以下、更に好ましくは90%以下であり、また、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上である。
 また、開孔部mの左右両側に接合領域a,bが存在する場合、接合領域a,bそれぞれの物品横方向Yの長さLa,Lbは、それぞれ、接合部26の全幅W(物品横方向の長さ)の、好ましくは2.5%以上、更に好ましくは5%以上であり、また、好ましくは47.5%以下、更に好ましくは45%以下である。
[0034]
 開孔部mの両側に接合領域a,bを有する接合部26は、図3に示すように、開孔部mが全周に亘って接合領域a~cに囲まれている接合部26のほか、図6(a)及び図6(b)に示す接合部26のように、開孔部mより上方若しくは下方又は上下の両方に接合領域を有しないものであっても良い。
 図3に示すように、開孔部mが全周に亘って接合領域に囲まれている接合部26は、物品縦方向に延びる襞の形成性に加えて、引張強度や開孔部mの変形しにくさの点で優れている。
 他方、図6(a)及び図6(b)に示す接合部26のように、開孔部mを挟む左右両側のみに接合領域a,bが形成されている接合部26は、物品縦方向に延びる襞の形成性に加えて、横方向の曲げやわらかさの点で優れている。
 更に、図6(a)に示す接合部26は、開孔部mが、接合部26の上下端から延出しているが、図6(b)に示す接合部26のように、開孔部mが、接合部26の上下端の何れからも延出していないことが、開孔部が変形しにくく、伸縮部を横方向に伸張した際の開孔部の形状安定性の点から好ましい。
[0035]
 また、物品縦方向Xに延びる美麗な襞の形成性の点から、接合部26は、物品縦方向Xに長い形状であることが好ましい。より具体的には、接合部26は、物品縦方向Xの長さL1の、接合部26の全幅W(物品横方向Yの長さ)に対する比(L1/W)が、好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である。
 また、開孔部mは、図6(f)及び図6(g)に示す各接合部26のように、物品縦方向Xの長さと物品横方向Yの長さとが略同じであるものや、物品横方向Yの長さが物品縦方向Xの長さよりも長いものであっても良いが、開孔部mも、図3等に示すように、物品縦方向Xの長さLmが物品横方向Yの長さW1よりも長いことが好ましく、接合部26と同様に、物品縦方向Xに長い形状であることが好ましい。より具体的には、開孔部mは、物品縦方向Xの長さLmの、物品横方向Yの長さW1に対する比(Lm/W1)が、好ましくは1.0超であり、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である。
[0036]
 開孔部mの物品縦方向Xの長さLmは、接合部26の物品縦方向Xの長さL1の、好ましくは50%以上、更に好ましくは70%以上であり、また、好ましくは100%以下、更に好ましくは95%以下であり、また、好ましくは50%以上100%以下、更に好ましくは70%以上95%以下である。
 また、開孔部mの上下に接合領域c,dが存在する場合、接合領域c,dそれぞれの物品縦方向Xの長さLc,Ldは、それぞれ、接合部26の物品縦方向Xの長さL1の、好ましくは1%以上、更に好ましくは5%以上であり、また、好ましくは25%以下、更に好ましくは20%以下である。
[0037]
 また、開孔部mの物品横方向Xの左右両側に接合領域a,bが存在し且つ開孔部mの上下に接合領域c,dが存在する場合、物品縦方向Xに延びる美麗な襞の形成性の点および襞の柔軟性向上の観点から、開孔部mの上下に位置する接合領域c,dの物品縦方向Xの合計長さ(Lc+Ld)は、該開孔部mの左右両側に位置する接合領域a,bの物品横方向Yの合計長さ(La+Lb)と同等であるか又は該合計長さ(La+Lb)よりも小さいことが好ましい。これにより、接合部26の硬さが低減され、外装体2が、物品横方向Yに曲がり易くなり柔軟性が向上するとともに、物品縦方向Xに延びる襞29が形成されやすくなる。ここでいう「同等である」という表現には、例えば、前記合計長さ(Lc+Ld)が、前記合計長さ(La+Lb)の80%以上120%以下の場合が含まれる。前記合計長さ(Lc+Ld)は、前記合計長さ(La+Lb)の好ましくは120%以下であり、より好ましくは110%以下、更に好ましくは100%以下であり、また、好ましくは5%以上であり、より好ましくは10%以上であり、更に好ましくは20%以上である。図6(g)及び図6(h)に例示する各接合部26においては、開孔部mの上下に位置する接合領域c,dの物品縦方向Xの合計長さ(Lc+Ld)が、該開孔部mの左右両側に位置する接合領域a,bの物品横方向Yの合計長さ(La+Lb)未満である。
[0038]
 図7には、本発明の他の実施形態における要部が示されている。図7に示す実施形態においては、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2の何れの伸縮部についても、着用者の肌から遠い側に配される外層シート22が伸縮性シートからなり、外層シート22よりも着用者の肌に近い側に配される内層シート23が非伸縮性シートからなる。図7に示す実施形態においては、伸長状態の外層シート22と内層シート23とを重ねて、その積層部分に熱エンボス加工を施して接合部26を形成するとともに、その接合部の形成工程と同時又はその後に開口加工を施して開孔部mを形成してある。図7に示す実施形態においては、外層シート22が収縮することによって、内層シート23が膨出して襞29を形成しており、該襞29を形成する部分の両シート22,23間には中空部30が形成されている。
 伸縮性シートとしては、例えば、弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、熱融着によって接合された伸縮性不織布(以下、伸縮性複合不織布と言う。)等を用いることができる。
[0039]
 外層シート22及び/又は内層シート23として前記の伸縮性複合不織布を用いる場合には、前記弾性繊維層の構成繊維として、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー又はポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー、ゴム等の弾性樹脂を原料とする繊維を用いることができる。また、前記非弾性繊維層の構成繊維として、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維を用いることができる。
[0040]
 前記の伸縮性複合不織布としては、各種公知のものを用いることができ、例えば、特開2008-179128号公報に記載の伸縮シート、特開2007-22066号公報に記載の伸縮性シート、特開2007-22066号公報に記載の伸縮性不織布の製造方法により製造される伸縮性不織布、特開平10-29259号公報に記載の積層シート等を用いることもできる。
 外層シート22及び内層シート23の何れか一方を伸縮性シートから構成し、他方のシートからなる襞29を形成することによって、おむつ等の外観において弾性体が目立たず、下着のようなシルエットを与えることが可能となる。
[0041]
 上述したおむつ1について、更に説明すると、前述したサイドシール部4は、接合部26の形成後に、腹側部A側の外側固定領域27と背側部B側の外側固定領域27とを重ねて、その部分に熱エンボス加工を施すことにより形成されている。接合部26を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー等を採用することもでき、また、サイドシール部4を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー、接着剤等を採用することもできる。
[0042]
 吸収性本体3は、液透過性の表面シート31、液難透過性の裏面シート32及びそれらの間に配置された吸収体33を有している。液難透過性は、液不透過性と液難透過性と包括する。また、吸収性本体3の両側部には、一対の立体ガード形成用シート34,34が配されている。立体ガード形成用シート34は、物品縦方向中心線CL寄りの端縁近傍に、立体ガード形成用の弾性部材35を有し、おむつの着用時には、その弾性部材35の収縮力により、該端縁から所定幅の部分が表面シート31から離間するように起立して立体ガードを形成する。
[0043]
 おむつ1の各部の形成材料について説明すると、表面シート31、裏面シート32、吸収体33及び立体ガード形成用シート34等としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート31としては、液透過性の不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができ、裏面シート32としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体33としては、パルプ等の繊維材料の繊維集合体からなる吸収性コア又はこれに高吸収性ポリマーを担持させた吸収性コアを、ティッシュペーパーや透水性の不織布等からなるコアラップシートで包んでなるもの等を用いることができる。立体ガード形成用シート34としては、伸縮性のフィルム、撥水性の不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
[0044]
 外層シート22及び内層シート23を構成するシート材としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。なお、股下部Cにおける裏面シート32の非肌当接面側にも、不織布やフィルム等からなる外装シートを配することもできる。
 弾性部材24,35の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料の形成素材のとしては、例えば、スチレン-ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
[0045]
 以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
 例えば、外装体は、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとに分割されていないものであっても良い。例えば、外装体は、外層シート22及び内層シート23それぞれが、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなるものであっても良いし、外層シート22が、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなる一方、内層シート23が、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに配されているものであっても良い。
 また、胴回り下部伸縮部G2は、一方の側部域Sから他方の側部域Sに亘って連続して伸縮性を発現するものであっても良い。また、本発明の吸収性物品は、ウエスト伸縮部G1と胴回り下部伸縮部G2の何れか一方のみを有するものであっても良い。また、本発明の吸収性物品は、腹側部A及び背側部Bの両方に、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2を有するものに代えて、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2の一方又は双方を有するものであっても良い。
[0046]
 また、本発明の吸収性物品は、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに、開孔部mを有する接合部26を有するものであっても良い。通気性の観点からは、少なくとも背側部Bに形成されていることが好ましい。
 また、図8(a)及び図8(b)に示すように、腹側部A及び背側部Bの両方又は一方に、開孔部mが形成された接合部26と、開孔部mが形成されていない接合部26Nとが規則的に形成されていても良い。また両者が不規則に形成されていても良い。
 腹側部A又は背側部Bに、開孔部mが形成された接合部26Kと、開孔部mが形成されていない接合部26Nとの両者が形成されている場合、腹側部A又は背側部Bに形成された全接合部26の個数のうち、開孔部mが形成された接合部26Kの割合は、柔らかさ等の風合い向上の点から、好ましくは10%以上、更に好ましくは30%以上であり、漏れ等を想起させない観点から、好ましくは50%以下である。
[0047]
 また、開孔部mを有する接合部26は、漏れ防止の観点や漏れを想起させないようにする観点等から、サイドシール部4の近くに形成されている一方、吸収性本体3の近くには形成されていないことが好ましく、例えば、腹側シート部材2A(腹側部における外装体)の物品側方域S又は背側シート部材2B(背側部における外装体)の物品側方域Sを、物品横方向Yの長さを2等分して、吸収性本体3に近い側とサイドシール部4に近い側とに区分したときに、開孔部mが形成された接合部26が、サイドシール部4に近い側に、より多く形成されていることが好ましく、サイドシール部4に近い側に、開孔部mを有する接合部26が形成されている一方、吸収性本体3に近い側には、開孔部mを有する接合部26が形成されていないことが更に好ましい。
[0048]
 また、接合部26は、図3に示すように、長方形状であっても良いし、例えば図6(f)~図6(h)に示すように、正方形や長円状、楕円状等の他の形状とすることもできる。また、開孔部mについても、長方形状のものに代えて、正方形や長円状、長円状や楕円状等の他の形状とすることもできる。
 開孔部mは、接合部26で接合されている2枚のシートのうちの一方のシートを貫通する部分と他方のシートを貫通する部分とが同形同大で互いに重なっていることが好ましいが、それに制限されるものではない。
[0049]
 また、腹側部A又は背側部Bにおける外装体2は、上述したおむつ1のように、外層シートを構成するシート材のみがウエスト開口部の周縁部で折り返されているものであっても良いが、外層シートを構成するシート材と内層シートを構成するシート材とが一体的に折り返されていても良いし、外層シート及び内層シートの何れもが折り返し部分を有していなくても良い。また、外層シート又は内層シートの折り返し部分は、上述したおむつ1とは異なる態様で相対向面に接合されていても良く、例えば、全域に亘って相対向面に接合されているもの等とすることもできる。
[0050]
 また、本発明の吸収性物品は、パンツ型の吸収性物品に限られず、いわゆる展開型の使い捨ておむつであっても良い。パンツ型吸収性物品としては、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等が挙げられる。展開型の使い捨ておむつは、典型的には、背側部の両側部に、粘着部や機械的面ファスナ-のオス部材等からなる止着部を有するファスニングテープが設けられており、これらを腹側部の外面に設けたランディングテープに止着して装着する。
[0051]
 開孔加工は、接合部形成工程より前又は後に行っても良い。接合部26との関係において開孔部mを予め決められた特定の位置に高精度に形成する観点、特に接合部26の物品横方向の幅W内に収まる開孔部mを精度良く形成する観点からは、開孔加工は、接合部形成工程と同時又は接合部形成工程後に行うことが好ましく、接合部形成工程と同時に行うことがより好ましい。
[0052]
 上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
[0053]
 前述した本発明の実施形態(態様)に関し、本発明は更に以下のパンツ型吸収性物品等を開示する。
[0054]
<1>
 着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側部に配される背側部と、その間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、
 腹側部及び背側部の少なくとも一方に、物品横方向に伸縮する伸縮部を有しており、
 前記伸縮部は、着用者の肌から遠い側に配される外層シートと、該外側シートよりも着用者の肌側に配された内層シートを有し、前記外層シートと前記内層シートとの間が、物品縦方向に沿う接合部列が物品横方向に複数列形成されるように散点状に配置された接合部において接合され、隣り合う前記接合部列どうし間における前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、前記伸縮部の厚み方向に膨らむように変形して、これら両シート間に中空部が形成されるようになされており、且つ前記接合部に、該接合部と全体又は一部が重なるように開孔部が形成されている、吸収性物品。
[0055]
<2>
 前記開孔部は、前記接合部の物品横方向の幅内に収まるように形成されている、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
 前記開孔部の幅(W1)は、前記接合部の全幅(W)の、好ましくは95%以下、更に好ましくは90%以下であり、また、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上である、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
 前記接合部は、前記開孔部の物品横方向の両側に接合領域を有している、前記<1>~<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
 前記開孔部の両側の前記接合領域の物品横方向の長さ(La,Lb)は、それぞれ、該開孔部を有する接合部の全幅(W)の、好ましくは2.5%以上、更に好ましくは5%以上であり、また、好ましくは47.5%以下、更に好ましくは45%以下である、前記<4>に記載の吸収性物品。
<6>
 前記接合部は、前記開孔部の物品縦方向の上下にも接合領域を有し、該開孔部が全周に亘って接合領域で囲まれている、前記<4>又は<5>に記載の吸収性物品。
<7>
 前記開孔部の上下の前記接合領域の物品縦方向の長さ(Lc,Ld)は、それぞれ、接合部の物品縦方向Xの長さL1の、好ましくは1%以上、更に好ましくは5%以上であり、また、好ましくは25%以下、更に好ましくは20%以下である、前記<6>に記載の吸収性物品。
<8>
 前記伸縮部は、前記外層シートと前記内層シートとの間に複数本の弾性部材が配されており、複数本の該弾性部材が、それぞれ、物品縦方向に隣り合う接合部どうし間を通って物品横方向に配設されている、前記<1>~<7>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<9>
 前記伸縮部としてウエスト伸縮部を有しており、
 前記ウエスト伸縮部には、複数本の弾性部材が、一対の外側固定領域間に亘って配されており、それらの弾性部材は、一対の外側固定領域のそれぞれにおいて、外層シートと内層シートとの間に固定されている一方、外側固定領域間においては、外層シート及び内層シートの何れにも固定されていない、前記<1>~<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
[0056]
<10>
 前記伸縮部として胴回り下部伸縮部を有しており、
 前記胴回り下部伸縮部には、複数本の弾性部材が、外側固定領域と本体側固定領域との間に亘って配されており、それらの弾性部材は、外側固定領域と本体側固定領域のそれぞれにおいて、外層シートと内層シートとの間に固定されている一方、外側固定領域と本体側固定領域との間においては、外層シート及び内層シートの何れにも固定されていない、前記<1>~<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
 前記接合部列の物品横方向のピッチ(P)は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上、更に好ましくは5mm以上、更に好ましくは7mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは13mm以下、更に好ましくは10mm以下であり、また、好ましくは3mm以上15mm以下、より好ましくは5mm以上15mm以下、更に好ましくは7mm以上13mm以下である、前記<1>~<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
 前記開孔部の物品横方向の長さは、前記接合部列の物品横方向のピッチ(P)の好ましくは40%以下であり、より好ましくは30%以下である、前記<1>~<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
 前記接合部は、物品縦方向Xに長い形状である、前記<1>~<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
 前記接合部は、物品縦方向の長さ(L1)の、該接合部の全幅(W)に対する比(L1/W)が、好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である、前記<1>~<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
 前記開孔部が、物品縦方向Xの長さLmが物品横方向Yの長さW1よりも長いことが好ましく、より好ましくは、物品縦方向に長い形状であり、物品縦方向Xの長さLmの、物品横方向Yの長さW1に対する比(Lm/W1)が1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である、前記<1>~<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
 前記開孔部の物品縦方向の長さ(Lm)は、前記接合部の物品縦方向の長さ(L1)の、好ましくは50%以上、更に好ましくは70%以上であり、また、好ましくは100%以下、更に好ましくは95%以下であり、また、好ましくは50%以上100%以下、更に好ましくは70%以上95%以下である、前記<1>~<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
 前記外層シート又は前記内層シートが、伸縮性不織布からなる、前記<1>~<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
 前記開孔部が形成された接合部と前記開孔部が形成されていない接合部とが規則的に形成されている、前記<1>~<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
 前記開孔部が形成された接合部の割合が、該接合部が設けられた腹側部又は背側部に形成された全接合部の10%以上である、前記<1>~<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
[0057]
<20>
 前記腹側部又は前記背側部に形成された全接合部の個数のうち、開孔部が形成された接合部の割合は、10%以上、好ましくは30%以上であり、また好ましくは50%以下である、前記<1>~<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21>
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、腹側部及び背側部それぞれにおける外層シートを構成するシート材が、ウエスト開口部の周縁部に沿って内層シートの肌当接面側に折り返されており、該折り返し部分は、全面的又は部分的に塗工された接着剤により内層シート及び/又は吸収性本体の肌当接面に接合されている一方、接合部には融着されていない、前記<1>~<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22>
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、
 前記開孔部は、中空部を形成するように接合された2枚のシートを貫通するとともに、前記外装体の全体を厚み方向に貫通するものである、前記<1>~<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、
 前記開孔部は、中空部を形成するように接合された2枚のシートを貫通する一方、その貫通孔が、他のシートによって覆われ、外装体を貫通していない、前記<1>~<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
 ウエスト伸縮部においては、すべての接合部列について、物品縦方向における接合部の位置が略一致している、前記<1>~<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
[0058]
<25>
 前記接合部は、前記接合部は、前記開孔部の物品横方向の両側及び物品縦方向の上下に接合領域を有しており、前記開孔部の上下に位置する接合領域の物品縦方向の合計長さ(Lc+Ld)が、該開孔部の前記両側に位置する接合領域の物品横方向の合計長さ(La+Lb)と同等であるか又は該合計長さ(La+Lb)よりも小さい、前記<1>~<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26>
 前記合計長さ(Lc+Ld)は、前記合計長さ(La+Lb)の好ましくは120%以下であり、より好ましくは110%以下、更に好ましくは100%以下であり、また、好ましくは5%以上であり、より好ましくは10%以上であり、更に好ましくは20%以上である、前記<25>に記載の吸収性物品。
<27>
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)が、該接合部の全幅(W)よりも広い、前記<1>~<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28>
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)の、該接合部の全幅(W)に対する比(L2/W)が2以上であり、好ましくは2以上10以下である、前記<1>~<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<29>
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)が、好ましくは4mm以上、更に好ましくは6mm以上であり、また好ましくは14mm以下、更に好ましくは12mm以下であり、また好ましくは4mm以上14mm以下、更に好ましくは6mm以上12mm以下である、前記<1>~<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
[0059]
<30>
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されており、腹側部における外装体と背側部における外装体とが一対のサイドシール部において互いに接合されているパンツ型の吸収性物品であり、
 腹側部における外装体の物品側方域又は背側部における外装体の物品側方域を、物品横方向の長さを2等分して、吸収性本体に近い側とサイドシール部に近い側とに区分したときに、開孔部が形成された接合部が、サイドシール部に近い側に、より多く形成されている、前記<1>~<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
<31>
 腹側シート部材、背側シート部材及び吸収性本体を有し、前記吸収性本体が、腹側シート部材の物品横方向の中央部と背側シート部材の物品横方向の中央部とに架け渡され、腹側シート部材と背側シート部材とが一対のサイドシール部において互いに接合されている、パンツ型の吸収性物品であり、
 腹側シート部材の物品側方域又は背側シート部材の物品側方域を、物品横方向の長さを2等分して、吸収性本体に近い側とサイドシール部に近い側とに区分したときに、開孔部が形成された接合部が、サイドシール部に近い側に、より多く形成されている、前記<1>~<30>の何れか1に記載の吸収性物品。
<32>
 サイドシール部に近い側に、開孔部を有する接合部が形成されている一方、吸収性本体に近い側には、開孔部を有する接合部が形成されていない、前記<30>又は<31>の何れか1に記載の吸収性物品。

産業上の利用可能性

[0060]
 本発明の吸収性物品は、ムレにくく、肌触り及び柔軟性に優れている。

請求の範囲

[請求項1]
 着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側部に配される背側部と、その間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、
 腹側部及び背側部の少なくとも一方に、物品横方向に伸縮する伸縮部を有しており、
 前記伸縮部は、着用者の肌から遠い側に配される外層シートと、該外側シートよりも着用者の肌側に配された内層シートを有し、前記外層シートと前記内層シートとの間が、物品縦方向に沿う接合部列が物品横方向に複数列形成されるように散点状に配置された接合部において接合され、隣り合う前記接合部列どうし間における前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、前記伸縮部の厚み方向に膨らむように変形して、これら両シート間に中空部が形成されるようになされており、且つ前記接合部に、該接合部と全体又は一部が重なるように開孔部が形成されている、吸収性物品。
[請求項2]
 前記開孔部は、前記接合部の物品横方向の幅内に収まるように形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
[請求項3]
 前記開孔部の幅は、前記接合部の全幅Wの20%以上95%以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
[請求項4]
 前記接合部は、前記開孔部の物品横方向の両側に接合領域を有している、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項5]
 前記開孔部の両側の前記接合領域の物品横方向の長さは、それぞれ、該開孔部を有する接合部の全幅の2.5%以上47.5%以下である、請求項4に記載の吸収性物品。
[請求項6]
 前記接合部は、前記開孔部の物品縦方向の上下にも接合領域を有し、該開孔部が全周に亘って接合領域で囲まれている、請求項4又は5に記載の吸収性物品。
[請求項7]
 前記開孔部の上下の前記接合領域の物品縦方向の長さは、それぞれ、前記接合部の物品縦方向の長さL1の1%以上20%以下である、請求項6に記載の吸収性物品。
[請求項8]
 前記伸縮部は、前記外層シートと前記内層シートとの間に複数本の弾性部材が配されており、複数本の該弾性部材が、それぞれ、物品縦方向に隣り合う接合部どうし間を通って物品横方向に配設されている、請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項9]
 前記伸縮部としてウエスト伸縮部を有しており、
 前記ウエスト伸縮部には、複数本の弾性部材が、一対の外側固定領域間に亘って配されており、それらの弾性部材は、一対の外側固定領域のそれぞれにおいて、外層シートと内層シートとの間に固定されている一方、外側固定領域間においては、外層シート及び内層シートの何れにも固定されていない、請求項1~8の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項10]
 前記伸縮部として胴回り下部伸縮部を有しており、
 前記胴回り下部伸縮部には、複数本の弾性部材が、外側固定領域と本体側固定領域との間に亘って配されており、それらの弾性部材は、外側固定領域と本体側固定領域のそれぞれにおいて、外層シートと内層シートとの間に固定されている一方、外側固定領域と本体側固定領域との間においては、外層シート及び内層シートの何れにも固定されていない、請求項1~9の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項11]
 前記接合部列の物品横方向のピッチ(P)は3mm以上15mm以下である、請求項1~10の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項12]
 前記開孔部の物品横方向の長さは、前記接合部列の物品横方向のピッチ(P)の40%以下である、請求項1~11の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項13]
 前記接合部は、物品縦方向Xに長い形状である、請求項1~12の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項14]
 前記接合部は、物品縦方向の長さ(L1)の該接合部の全幅(W)に対する比(L1/W)が1.5以上12以下である、請求項1~13の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項15]
 前記開孔部が、物品縦方向の長さ(Lm)が物品横方向の長さ(W1)よりも長い、請求項1~14の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項16]
 前記開孔部の物品縦方向の長さ(Lm)は、前記接合部の物品縦方向の長さ(L1)の50%以上100%以下である、請求項1~15の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項17]
 前記外層シート又は前記内層シートが、伸縮性不織布からなる、請求項1~16の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項18]
 前記開孔部が形成された接合部と前記開孔部が形成されていない接合部とが規則的に形成されている、請求項1~17の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項19]
 前記開孔部が形成された接合部の割合が、該接合部が設けられた腹側部又は背側部に形成された全接合部の10%以上である、請求項1~18の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項20]
 前記腹側部又は前記背側部に形成された全接合部の個数のうち、開孔部が形成された接合部の割合が10%以上50%以下である、請求項1~19の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項21]
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、腹側部及び背側部それぞれにおける外層シートを構成するシート材が、ウエスト開口部の周縁部に沿って内層シートの肌当接面側に折り返されており、該折り返し部分は、全面的又は部分的に塗工された接着剤により内層シート及び/又は吸収性本体の肌当接面に接合されている一方、接合部には融着されていない、請求項1~20の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項22]
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、
 前記開孔部は、中空部を形成するように接合された2枚のシートを貫通するとともに、前記外装体の全体を厚み方向に貫通するものである、請求項1~21の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項23]
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されているパンツ型の吸収性物品であり、
 前記開孔部は、中空部を形成するように接合された2枚のシートを貫通する一方、その貫通孔が、他のシートによって覆われ、外装体を貫通していない、請求項1~21の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項24]
 ウエスト伸縮部においては、すべての接合部列について、物品縦方向における接合部の位置が略一致している、請求項1~23の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項25]
 前記接合部は、前記開孔部の物品横方向の両側及び物品縦方向の上下に接合領域を有しており、前記開孔部の上下に位置する接合領域の物品縦方向の合計長さ(Lc+Ld)が、該開孔部の前記両側に位置する接合領域の物品横方向の合計長さ(La+Lb)と同等であるか又は該合計長さ(La+Lb)よりも小さい、請求項1~24の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項26]
 前記合計長さ(La+Lb)は、前記合計長さ(Lc+Ld)の好ましくは5%以上120%以下である、請求項25に記載の吸収性物品。
[請求項27]
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)が、該接合部の全幅(W)よりも広い、請求項1~26の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項28]
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)の、該接合部の全幅(W)に対する比(L2/W)が2以上10以下である、請求項1~27の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項29]
 前記接合部列を構成する接合部が物品横方向に並んでおり、物品横方向Yに隣り合う接合部どうしの間隔(L2)が、6mm以上12mm以下である、請求項1~28の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項30]
 外装体と該外装体に固定された吸収性本体とを有し、前記伸縮部が前記外装体に形成されており、腹側部における外装体と背側部における外装体とが一対のサイドシール部において互いに接合されているパンツ型の吸収性物品であり、
 腹側部における外装体の物品側方域又は背側部における外装体の物品側方域を、物品横方向の長さを2等分して、吸収性本体に近い側とサイドシール部に近い側とに区分したときに、開孔部が形成された接合部が、サイドシール部に近い側に、より多く形成されている、請求項1~29の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項31]
 腹側シート部材、背側シート部材及び吸収性本体を有し、前記吸収性本体が、腹側シート部材の物品横方向の中央部と背側シート部材の物品横方向の中央部とに架け渡され、腹側シート部材と背側シート部材とが一対のサイドシール部において互いに接合されている、パンツ型の吸収性物品であり、
 腹側シート部材の物品側方域又は背側シート部材の物品側方域を、物品横方向の長さを2等分して、吸収性本体に近い側とサイドシール部に近い側とに区分したときに、開孔部が形成された接合部が、サイドシール部に近い側に、より多く形成されている、請求項1~30の何れか1項に記載の吸収性物品。
[請求項32]
 サイドシール部に近い側に、開孔部を有する接合部が形成されている一方、吸収性本体に近い側には、開孔部を有する接合部が形成されていない、請求項30又は31の何れか1項に記載の吸収性物品。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]