国際・国内特許データベース検索
このアプリケーションの一部のコンテンツは現在ご利用になれません。
この状況が続く場合は、次のお問い合わせ先までご連絡ください。フィードバック & お問い合わせ
1. (WO2015146084) POS端末、情報処理装置、ホワイトバランス調整方法および記録媒体
Document

明 細 書

発明の名称 POS端末、情報処理装置、ホワイトバランス調整方法および記録媒体

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008   0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064  

符号の説明

0065  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : POS端末、情報処理装置、ホワイトバランス調整方法および記録媒体

技術分野

[0001]
 本発明は、商品の決済を行うために用いられるPOS(Point of Sales)端末装置等に関する。

背景技術

[0002]
 特許文献1は、外部の光を遮断するための筐体内部をベルトコンベア上に載って搬送される商品を、照明装置にて照射しながら、所定の時間間隔でカラー撮像カメラを用いて撮像し、撮像された画像からホワイトバランス調整を行う技術を開示する。ホワイトバランス調整とは、白いものが白く写るように色の補正をおこなう機能を指し、光源(例えば、日光、電灯)の違いにより発生する白色材の色の違いを補正する。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平8-182002号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、特許文献1は、被撮像物を照射するのは原則的に筐体内部に設置された照明装置のみであり、筐体出入口で防げない外部の光の侵入について多少の考慮がなされるだけであった。即ち、被撮像物に対する直接的な外部の光からの照射や、当該外光が変化した場合に、被撮像物のホワイトバランスを調整することについては考慮していない。
[0005]
 本発明は、この課題を解決するためになされた。本発明は、被撮像物を照らす外部の光が変化しても、被撮像物のホワイトバランスを十分な精度に調整できるPOS端末等を提供することを主たる目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 上記問題点を鑑みて、本発明の第1の観点は、
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する撮像部と、
 それぞれの基準色に対応する部分の画像と、基準色の標準となる標準画像と、を比較する比較部と、
 比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する調整部と、
 を備える、POS端末である。
 本発明の第2の観点は、
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して生成した画像を取得する取得部と、
 それぞれの基準色に対応する部分の画像と、基準色の標準となる標準画像と、を比較する比較部と、
 比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する調整部と、
 を備える情報処理装置である。
 本発明の第3の観点は、
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する撮像部、
 を有するPOS端末と、
 画像を取得する取得部と、
 それぞれの基準色に対応する部分の画像と、基準色の標準となる標準画像と、を比較する比較部と、
 比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する調整部と、
 を有する情報処理装置と、
 を備える情報処理システムである。
 本発明の第4の観点は、
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成し、
 それぞれの基準色に対応する部分の画像と、基準色の標準となる標準画像と、を比較し、
 比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する、
 ホワイトバランス調整方法である。
 本発明の第5の観点は、
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する機能と、
 それぞれの基準色に対応する部分の画像と、基準色の標準となる標準画像と、を比較する機能と、
 比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する機能と、
 をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記憶媒体である。

発明の効果

[0007]
 本発明によれば、被撮像物を照らす外部の光が変化しても、被撮像物のホワイトバランスを十分な精度に調整できるPOS端末等を提供できる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 本発明の第1の実施形態に係るPOS端末の概要の一例を示す図である。
[図2] 第1の実施形態に係るPOS端末の外観の一例を示す側面図である。
[図3] 第1の実施形態に係るPOS端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
[図4] 第1の実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
[図5] 本発明の第2の実施形態に係るPOS端末の外観の一例を示す側面図である。
[図6] 第2の実施形態に係るPOS端末のハードウェアの構成の一例を示す図である。
[0009]
[図7] 第2の実施形態に係る商品の外観の一例を示す図である。
[図8] 第2の実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
[図9] 各実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構造の一例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 (本発明の実施形態の概要)
 本発明に係る各実施形態の概要を説明する。図1は、本発明の各実施形態に係るPOS端末1の概要を示す図である。図1に示すように、POS端末1は、撮像部10と、比較部20と、調整部30と、を備える。
[0011]
 撮像部10は、互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する。比較部20は、撮像部10が撮像した画像のうち、それぞれの基準色に対応する部分の画像と、前記基準色の標準となる画像と、を比較する。調整部30は、比較部20が比較した結果に基づいてホワイトバランスを調整する。
[0012]
 本発明の各実施形態に係るPOS端末1は、互いに異なる複数の色を用いてホワイトバランスを調整するため、ホワイトバランスの調整精度を向上することができる。
[0013]
 以上では、POS端末1が撮像部10と、比較部20と、調整部30と、を備える場合について説明した。本発明の実施形態は、この場合だけに限られるものではない。例えば、POS端末1は撮像部10を備え、サーバ等の情報処理装置(図示せず)は比較部20と、調整部30とを備え、POS端末1は情報処理装置と有線または無線の通信により接続されていても良い。情報処理装置は、POS端末1の撮像部10が撮像して生成した画像を、有線通信または無線通信を介して取得し、比較と、ホワイトバランス調整をする。
[0014]
 (第1の実施形態)
 図2は、第1の実施形態に係るPOS端末100の外観を示す側面図である。また、図3は、第1の実施形態に係るPOS端末のハードウェア構成を示す図である。POS端末100は、店員用表示部110と、情報処理部120と、商品読取装置140と、互いに異なる複数の色を有するカラーパターン150を備えている。図2の店員用表示部110の正面側に店員が位置する。
[0015]
 店員用表示部110は、タッチパネル、LCD(Liquid Crystal Display)等である。店員用表示部110は、キーボード等の入力装置を備えていても良い。店員用表示部110は、情報処理部120の制御によって、店員に必要な情報を表示し、店員からの操作を受け付ける。
[0016]
 情報処理部120は、例えばコンピュータである。情報処理部120は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の比較部122と調整部124とを含む制御部126と、例えばメモリ又はハードディスク等の記憶部128とを有する。情報処理部120は、店員用表示部110、及び、商品読取装置140の動作を制御する。また、情報処理部120は、店員用表示部110によって受け付けられた操作に応じて必要な処理をする。また、情報処理部120は、商品読取装置140によって読み取られた画像情報に応じて、画像処理等の必要な処理をする。情報処理部120についての詳細は後述する。
[0017]
 商品読取装置140は、筐体142と、光透過性がある商品読取面144と、撮像部130とを有する。商品読取面144は、筐体142の店員側の面に設けられ、物体を撮像させるときに、その物体が向けられる。撮像対象の主な物体は商品である。撮像部130は、筐体142の内部に搭載され、撮像部130は、商品読取面144の反対側に設けられている。店員が顧客から受け取った物体を商品読取面144に向けると、撮像部130は、物体を撮像することによって、画像を読み取る。これによって、POS端末100は、物体を認識する処理を実行する。尚、物体は店内の天井に設置される電灯等や窓から照射する日光等の外部の光により照らされている。
[0018]
 撮像部130は、物体の画像を読み取り、読み取り画像を基に、距離画像を作成する。撮像部130には、撮像可能な範囲132があり、図2に示す2つの破線で示される間が撮像可能な範囲132となる。撮像可能な範囲132はカラーパターン150を含んでいるため、撮像部130はカラーパターン150を撮像することができる。カラーパターン150は、互いに異なる複数の基準色として、例えば赤色、緑色、青色を有している。撮像部130については、以下に詳述する。
[0019]
 撮像部130は、距離画像を作成するにあたり、少なくとも以下に説明する、第1の手法、第2の手法、第3の手法の、3通りの手法を採用可能である。
[0020]
 第1の手法の場合、撮像部130は、商品である物体を撮像することによって2次元画像を読み取る2次元画像撮像部(不図示)と、商品読取面144から物体までの距離を計測する距離センサ(不図示)と、距離画像生成部(不図示)と、を備える。2次元画像撮像部は、商品読取面144に向けられた物体を撮像して、その物体の画像を含む2次元カラー画像又は2次元モノクロ画像を生成する。
[0021]
 距離センサは例えばTOF(Time of Flight)方式で、距離センサから商品読取面144に向けられた物体の位置までの距離を計測する。つまり、距離センサは、赤外線等の光線を照射し、照射された光線が商品読取面144から物体までの間を往復するのに要する時間から距離を計測する。距離画像生成部は、物体の表面上の複数の位置においても同様に距離を計測し、2次元画像を重ね合わせて距離画像(3次元画像)を生成する。第1の手法の場合、撮像部130は、物体までの距離が所定範囲(例えば15cm~30cm)内にある物体を撮像することができる。
[0022]
 第2の手法の場合、撮像部130は、2次元画像を読み取る2次元画像撮像部を1個、備える。第2の手法の場合、撮像部130があらかじめ撮像しておいた背景画像と、物体を含む画像との差分をとって物体の画像を取得する。
[0023]
 第3の手法の場合、撮像部130は、2次元画像(以下、「撮像した画像」とも記載する)を読み取る複数の2次元画像撮像部と、距離画像生成部と、を備える。距離画像生成部は、複数の撮像部間における視野の違いに基づいて距離画像(3次元画像)を生成する。
[0024]
 制御部126は、撮像部130が撮像した画像から、カラーパターン150の色の情報の特徴値を抽出する。
[0025]
 比較部122は、撮像部130が撮像した画像における基準色の特徴値を、記憶部128に記憶されている、基準色の標準となる標準画像の特徴値(以下、「標準画像特徴値」と記載)と比較する。標準画像特徴値は、あらかじめ記憶部128に記憶されている。または、基準色の標準画像特徴値は、POS端末100が画像認識するために所定の条件の下で撮像部130が撮像して取得した画像から抽出したものであってもよい。ここで、所定の条件は、適切な照明等の撮影環境のことである。
[0026]
 基準色の標準画像特徴値は、色相、彩度、明度等を、例えば数値で表したものである。記憶部128は、互いに異なる複数の基準色の標準画像特徴値を記憶している。基準色の標準画像特徴値として色相を用いる場合について具体的に説明する。
[0027]
 基準色は、赤色(以下ではRと示す)、緑色(以下ではGと示す)、青色(以下ではBと示す)である。ここで、基準色の標準画像特徴値は、通常、画素値という名称で呼ばれる値である。この場合、例えば記憶部128に記憶されている基準色である赤色の標準画像特徴値(画素値)は(R1、G1、B1)=(100、0、0)と示すことができる。同様に、緑色の場合は(R2、G2、B2)=(0、100、0)と示すことができる。同様に、青色の場合は(R3、G3、B3)=(0、0、100)と示すことができる。
[0028]
 撮像部130がカラーパターン150の赤色、緑色、青色を撮像した場合についての一例を以下に説明する。本例においては、撮像した画像のうち赤色部分の特徴値が(R4、G4、B4)=(100、0、0)、緑色部分の特徴値が(R5、G5、B5)=(0、100、0)、青色部分の特徴値が(R6、G6、B6)=(0、0、90)であるとする。
[0029]
 比較部122は、赤色の標準画像特徴値(R1、G1、B1)と撮像した画像のうち赤色部分の特徴値(R4、G4、B4)とを比較する、即ち、R1とR4、G1とG4、B1とB4、を比較する。同様の手法によって、比較部122は、(R2、G2、B2)と(R5、G5、B5)と、(R3、G3、B3)と(R6、G6、B6)と、を比較する。
[0030]
 本例においては、比較部122による比較の結果、B3=100と、B6=90の場合のみに、B6がB3(青色標準画像の特徴値)より10小さいという差があり、残りは差がないということになる。
[0031]
 調整部124は、比較部122が比較した結果に基づいて、ホワイトバランスを調整する。上述した通り、赤色、緑色については記憶部128に記憶されている基準色の標準画像特徴値(画素値)と差がないため、色調整をしない。しかし、青色については、撮像した場合の特徴値(画素値)B6が90であり、記憶部128に記憶されている基準色の標準画像特徴値(画素値)B3が100である。よって、両者に10の差があるため青色については10を加えるホワイトバランスの調整をする。
[0032]
 本実施形態では青色について調整する場合を説明したが、赤色、緑色について特徴値(画素値)に差がある場合は、赤色、緑色についてもホワイトバランスを調整すればよい。
[0033]
 比較部122、調整部124は、例えば制御部126の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。具体的には、記憶部128に格納されたプログラムを実行して実現する。
[0034]
 図4は、情報処理部120の処理を示すフローチャートである。撮像部130は互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する(S100)。ここでは、互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物として、カラーパターン150を撮像する。そして、制御部126は、撮像した画像を処理して、画素ごとに色の情報の特徴値を抽出する。
[0035]
 次に、情報処理部120の比較部122は、撮像部130が撮像した画像のうち、それぞれの基準色に対応する部分の画像と、記憶部128に記憶されている基準色の標準となる標準画像とを比較する。(S200)。具体的には、赤色、緑色、青色ごとに、上述した特徴値を比較する。
[0036]
 次に、比較した結果、撮像した画像の基準色の特徴値と、記憶部128に記憶されている基準色の標準画像特徴値とに差がある場合(S300においてYES)、調整部124はホワイトバランスを調整する(S400)。具体的には、調整部124は、撮像した画像の基準色の特徴値が、記憶部128に記憶されている基準色の標準画像特徴値と同じになるように、調整する。差がない場合(S300においてNO)、調整部124はホワイトバランスを現在の設定のままにする(S500)。
[0037]
 本発明の第1の実施形態によれば、被撮像物を照らす外部の光が変化しても、被撮像物のホワイトバランスを十分な精度に調整できるPOS端末等を提供できる。この理由は、本発明の第1の実施形態では、互いに異なる複数の基準色を用いてホワイトバランスを調整するためである。具体的には、比較部122が、撮像部130によって撮像された画像のうち、それぞれの基準色に対応する部分の画像と、前記基準色の標準となる画像と、を比較し、調整部124が、この比較結果に基づいてホワイトバランスを調整するからである。
[0038]
 以上では、POS端末100が、撮像部130と、比較部122と、調整部124(図3参照)と、を備える場合について説明した。本実施形態はこれに限られるものではなく、例えば、クライアント側であるPOS端末100は撮像部130を備え、サーバ側の装置(図示せず)は比較部122と、調整部124とを備え、POS端末100はサーバ側の装置と有線または無線の通信で接続されていても良い。サーバ側の装置は、POS端末100の撮像部130が撮像して生成した画像を、有線又は無線通信を介して取得し、比較と、ホワイトバランス調整をする。
[0039]
 (第2の実施形態)
 次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、カラーパターン150の代わりに商品160を用いる点が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
[0040]
 図5は、第2の実施形態に係るPOS端末200の外観を示す側面図である。POS端末200は、第1の実施形態(図2参照)と比較して、カラーパターン150を有していない。撮像部130は、カラーパターン150を撮像する代わりに、商品160を撮像する。
[0041]
 例えば、商品160は、包装に互いに異なる複数の基準色を含んでおり、これらの基準色をカラーパターン150に表示された基準色の代わりに用いる。包装がない商品160の場合、商品160の外観に表れている色のうち、基準色である部分を用いてもよい。商品160は基準色である赤色、緑色、青色のうち少なくとも2種類以上の色を含んでいる。以下、商品160は包装が基準色を含んでいる場合について説明する。
[0042]
 図6は、第2の実施形態に係るPOS端末200のハードウェア構成を示す図である。POS端末200は、店員用表示部110と、情報処理部220と、撮像部130と、を備えている。情報処理部220は、制御部226と、記憶部228とを備えている。制御部226は、比較部222と、調整部124とを備えている。
[0043]
 記憶部228は、基準色の標準画像特徴値に加えて、各商品160の画像のデータベースを記憶している。ここで、商品画像のデータベースは、各商品160の商品画像の特徴である形状、色の情報である。
[0044]
 制御部226は、撮像部130が撮像した画像と、商品画像のデータベースの商品画像の特徴を照合することにより、撮像した画像が、どの商品160であるかを特定する。記憶部228は、特定された商品160の包装のうち、どの部分(商品160の外形に対する位置と大きさ等)が、どの基準色であるかを示す情報を記憶している。例えば、図7に示すように、商品160を包む包装において、左半分領域内の略中央位置に赤色の円と、右半分領域内の略中央位置に青色の四角とを有していることを示す情報を記憶している。
[0045]
 図8は、情報処理部220の処理を示すフローチャートである。撮像部130は商品160を含む被撮像物を撮像して画像を生成する(S110)。ここでは、互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物として、商品160を撮像する。
[0046]
 制御部226は、撮像した画像を処理して画素ごとに色の情報の特徴値を抽出する。制御部226は、記憶部228に記憶された前述の情報を用いて、記憶部228の商品画像のデータベースとのマッチングにより、撮像した商品160が、どの商品であるかを特定する。そして、制御部226は、特定された商品の包装のうち、どの部分が、どの基準色であるかを認識する。
[0047]
 次に、情報処理部220の比較部222は、撮像部130が撮像した画像のうち、商品160の包装であって、基準色である部分の特徴値を、記憶部228に記憶されている基準色の標準画像特徴値と比較する。(S210)。具体的には、図7に示された商品160の包装の場合、赤色および青色について、上述した比較処理を行う。
[0048]
 次に、比較した結果、撮像した画像のうち基準色部分の特徴値と、記憶部228に記憶されている基準色の特徴値に差がある場合(S300においてYES)、調整部124は、ホワイトバランスを調整する(S400)。差がない場合(S300においてNO)、調整部124はホワイトバランスを現在の設定のままにしておく(S500)。
[0049]
 本発明の第2の実施形態によれば、互いに異なる複数の色を用いてホワイトバランスを調整するため、ホワイトバランスの調整精度を向上することができる。この理由は、比較部222が、撮像部130によって撮像された画像のうち、それぞれの基準色に対応する部分の画像と、前記基準色の標準となる画像とを比較し、調整部124が、この比較結果に基づいてホワイトバランスを調整するからである。即ち、本実施形態によれば、互いに異なる複数の色を用いてホワイトバランスを調整する。これにより、ホワイトバランスの調整精度を向上させることができる。
[0050]
 更に、本実施形態においては、商品160を用いてホワイトバランスを調整する、即ち、カラーパターン150を不要とすることができるため、部品点数を減らすことができる。
[0051]
 以上の説明では、POS端末200が撮像部130と、比較部222と、調整部124と、を備える場合について説明した。この場合にだけに限られるものではなく、例えば、POS端末200は撮像部130を備え、サーバ等の情報処理装置は比較部222と、調整部124とを備え、POS端末200は情報処理装置と有線又は無線通信にて接続されていても良い。情報処理装置は、POS端末200の撮像部130が撮像して生成した画像を、有線又は無線通信を介して取得し、ホワイトバランス調整をする。
[0052]
 (第2の実施形態の変形例)
 次に、第2の実施形態の変形例について説明する。第2の実施形態の変形例においては、商品160の代わりに基準色が表示されたカードを用いてもよい。カードは社員証等であってもよい。ホワイトバランスの調整方法は第2の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
[0053]
 本発明の第2の実施形態の変形例によれば、互いに異なる複数の色を用いてホワイトバランスを調整するため、ホワイトバランスの調整精度を向上することができる。
[0054]
 更に、商品160を用いてホワイトバランスを調整し、POS端末200はカラーパターン150を有する必要がないため、部品点数を減らすことができる。
[0055]
 (情報処理装置)
 また、本発明のPOS端末1、100、200の処理は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用しても良い。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
[0056]
 上述した実施形態に係る情報処理部120は、情報処理装置(コンピュータ)を利用しても実現することができる。この場合において、図1、3および6に示したPOS端末1、100、200の各部のうちの少なくとも撮像部10(130)、比較部20(122、222)、調整部30(124)は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。これらの機能(処理)を実現可能なハードウェア環境の一例を、図9を参照して説明する。但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。
[0057]
 図9は、本発明の実施形態に係るPOS端末1、100、200および情報処理部120を実行可能な情報処理装置1000の構成を例示的に説明する図である。
[0058]
 図9に示した情報処理装置1000は、以下の構成がバス(通信線)3008を介して接続された一般的なコンピュータである。
[0059]
 ・CPU3001、
 ・ROM(Read_Only_Memory)3002、
 ・RAM(Random_Access_Memory)3003、
 ・記憶装置3004、
 ・入出力ユーザインタフェース(Interface:以降、「I/F」と称する)3005、
 ・外部装置との通信I/F3006、
 ・ドライブ装置3009。
[0060]
 入出力ユーザI/F3005は、図2および5に示す店員用表示部110に相当する。ドライブ装置3009は、記録媒体3010または通信I/F3006を介して外部ネットワーク3000から、情報処理装置1000を実行するためのソフトウェア(プログラム)を読み出す。
[0061]
 そして、上述したハードウェア環境において、上述した実施形態は、以下の手順によって達成される。即ち、図9に示した情報処理装置1000に対して、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、3または6)、或いはフローチャート(図4および8)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムがネットワーク3000またはドライブ装置3009から供給される。
[0062]
 その後、そのコンピュータ・プログラムは、当該ハードウェアのCPU3001に読み出されて解釈され、CPU3001において実行される。また、当該情報処理装置1000内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能な揮発性の記憶デバイス(RAM3003)または記憶装置3004等の不揮発性の記憶デバイスに格納すればよい。
[0063]
 以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
[0064]
 この出願は2014年3月27日に出願された日本出願特願2014-065933を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

符号の説明

[0065]
 1、100、200    POS端末
 10   撮像部
 20   比較部
 30   調整部
 110  店員用表示部
 120、220  情報処理部
 122、222  比較部
 124  調整部
 126、226  制御部
 128、228  記憶部
 130  撮像部
 140  商品読取装置
 144  商品読取面
 150  カラーパターン
 160  商品
 1000  情報処理装置
 3000  ネットワーク
 3001  CPU
 3003  RAM
 3004  記憶装置
 3005  入出力ユーザI/F
 3006  通信I/F
 3009  ドライブ装置
 3010  記録媒体

請求の範囲

[請求項1]
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する撮像手段と、
 それぞれの前記基準色に対応する部分の前記画像と、前記基準色の標準となる標準画像と、を比較する比較手段と、
 前記比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する調整手段と、
 を備える、POS端末。
[請求項2]
 前記比較手段は、それぞれの前記基準色に対応する部分の前記画像の特徴値と、前記基準色の標準となる標準画像の特徴値とを比較する、
 請求項1に記載のPOS端末。
[請求項3]
 前記基準色の標準となる標準画像は、前記基準色を所定の条件で撮像して取得した画像である、
 請求項1又は2に記載のPOS端末。
[請求項4]
 前記互いに異なる複数の基準色は、前記撮像手段の撮像範囲に設けられたカラーパターンに表示された色、商品の色、又は、カードの色である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のPOS端末。
[請求項5]
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して生成した画像を取得する取得手段と、
 それぞれの前記基準色に対応する部分の前記画像と、前記基準色の標準となる標準画像と、を比較する比較手段と、
 前記比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する調整手段と、
 を備える情報処理装置。
[請求項6]
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する撮像手段を有するPOS端末
 を更に備える、請求項5に記載の情報処理装置。
[請求項7]
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成し、
 それぞれの前記基準色に対応する部分の前記画像と、前記基準色の標準となる標準画像と、を比較し、
 前記比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する、
 ホワイトバランス調整方法。
[請求項8]
 互いに異なる複数の基準色を含む被撮像物を撮像して画像を生成する機能と、
 それぞれの前記基準色に対応する部分の前記画像と、前記基準色の標準となる標準画像と、を比較する機能と、
 前記比較の結果に基づいてホワイトバランスを調整する機能と、
 をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記憶媒体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]