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1. (WO2015145998) 医療用コネクタ
Document

明 細 書

発明の名称 医療用コネクタ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011   0012   0013  

発明の効果

0014   0015   0016  

図面の簡単な説明

0017  

発明を実施するための形態

0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040  

符号の説明

0041  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : 医療用コネクタ

技術分野

[0001]
 本発明は、オスコネクタ接続部及び医療器具接続部を有するハウジングと、オスコネクタ接続部を閉塞する頭部及び該頭部に連なる胴部を有する弁体と、を備える医療用コネクタに関し、特に、オスコネクタ接続部からのオスコネクタ抜去時における医療器具接続部での流体の引き込みの発生を抑制又は防止すると共に、弁体の胴部での流体の付着による汚染の発生を抑制又は防止しようとするものである。

背景技術

[0002]
 従来、例えば医療用の各種機器や輸液容器、送液器具などで用いられ、医療器具の管体を接続するための医療用コネクタとして、例えば、特許文献1に記載されるようなものが知られている。特許文献1では、医療用コネクタのハウジング内に、頭部及び胴部を有する弁体を収容している。また、弁体の胴部は中空部を有しており、ハウジングには、胴部の中空部とハウジングの外部とを連通させる通気路が形成されている。
[0003]
 そして、オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続時には、オスコネクタにより、弁体の頭部が、胴部を収縮させつつ押し込まれ、オスコネクタ内の流体流路が、弁体の頭部及び胴部とハウジングとの間に形成された流体連通路を通じて、医療器具接続部内の流体流路に連通するようになっている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特表2013-500128号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 このような医療用コネクタでは、オスコネクタの接続解除に伴うオスコネクタ抜去時に、弁体の胴部を膨張、復元させることができるため、オスコネクタ抜去時に医療器具接続部で流体がハウジング内に引き込まれることを抑制又は防止することができる。オスコネクタ抜去時に医療器具接続部から流体がハウジング内に引き込まれてしまうと、例えば、医療用コネクタを血管中に留置されたカテーテルに接続して使用する場合に、以下のような問題を生じるおそれがある。
[0006]
 すなわち、医療用コネクタのオスコネクタ接続部にオスコネクタを接続し、該オスコネクタを介して血液抗凝固剤を注入した後、オスコネクタを抜去する際に、カテーテルが接続された医療器具接続部からの流体の引き込みにより、カテーテル内に血液が引き込まれ、カテーテル内で血液が凝固して、カテーテルが詰まり、使用不能となってしまう。特許文献1に記載されるような医療用コネクタでは、そのような問題の発生を回避することができる。
[0007]
 しかしながら、特許文献1に記載されるような医療用コネクタでは、オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続時に、オスコネクタからの流体が弁体の胴部に沿って流れるため、当該流体が弁体の胴部に付着して残り、弁体の胴部での汚染を生じるおそれがあった。
[0008]
 本発明は、前記の現状に鑑み開発されたもので、オスコネクタ接続部からのオスコネクタ抜去時における医療器具接続部での流体の引き込みの発生を抑制又は防止すると共に、弁体の胴部での流体の付着による汚染の発生を抑制又は防止することができる医療用コネクタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0009]
 本発明の医療用コネクタは、オスコネクタ接続部及び医療器具接続部を有するハウジングと、前記オスコネクタ接続部を閉塞する頭部及び該頭部に連なる胴部を有する弁体と、を備える医療用コネクタにおいて、前記弁体の胴部は、前記ハウジングの内部に形成された収容凹部に配置されており、前記オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続にて、該オスコネクタにより、前記弁体の頭部が、前記胴部を収縮させつつ押し込まれ、前記オスコネクタ内の流体流路を、前記収容凹部の外側に形成された流体連通路を通じて、前記医療器具接続部内の流体流路に連通させると共に、前記胴部が前記収容凹部に覆われることを特徴とする。
[0010]
 ここで、本発明の医療用コネクタは、前記弁体の外周面には、前記オスコネクタの接続時に前記頭部を傾けて、前記オスコネクタ内の流体流路を、前記流体連通路を通じて前記医療器具接続部内の流体流路に連通させる切欠きが形成されており、前記弁体の胴部と前記ハウジングの収容凹部との間には、前記胴部の周方向の回転を防止する回転防止手段が設けられていることが好ましい。
[0011]
 また、本発明の医療用コネクタは、前記弁体の胴部は、前記頭部と反対側の端部に開口する中空部を有し、前記ハウジングは、該ハウジングの外部と前記弁体の中空部とを連通させる通気路を有することが好ましい。
[0012]
 また、本発明の医療用コネクタは、前記弁体の胴部は、前記中空部を形成する蛇腹状の周壁を有し、前記ハウジングの収容凹部の底面には、前記オスコネクタの接続時に前記蛇腹状の周壁が折り畳まれると前記中空部の前記頭部側端面に当接し、該蛇腹状の周壁のさらなる変形を抑制する支持突起が形成されていることが好ましい。
[0013]
 また、本発明の医療用コネクタは、前記弁体の胴部の外周面には、前記蛇腹状の周壁の前記頭部側端部において、前記ハウジングの収容凹部に液密に摺接するシール突起が周設されていることが好ましい。

発明の効果

[0014]
 本発明によれば、オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続時には、オスコネクタが弁体の頭部を押し込む際に弁体の胴部を収縮させる一方、オスコネクタ接続部からのオスコネクタの接続解除に伴うオスコネクタ抜去時には、弁体の胴部を膨張、復元させることができる。したがって、従来、オスコネクタ抜去時に生じることが懸念されたハウジング内部の流体流路容積の増加を、弁体の胴部の膨張分によって抑制又は防止することができるため、オスコネクタ抜去時における医療器具接続部での流体の引き込みの発生を抑制又は防止することができる。
[0015]
 また、本発明によれば、オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続時に、弁体の胴部がハウジングの収容凹部に覆われると共に、オスコネクタ内の流体流路が、収容凹部の外側に形成された流体連通路を通じて、医療器具接続部内の流体流路に連通するため、ハウジング内を流れる流体が弁体の胴部に接触することを抑制又は防止することができるため、弁体の胴部での流体の付着による汚染の発生を抑制又は防止することができる。
[0016]
 したがって、本発明によれば、オスコネクタ接続部からのオスコネクタ抜去時における医療器具接続部での流体の引き込みの発生を抑制又は防止すると共に、弁体の胴部での流体の付着による汚染の発生を抑制又は防止することができる医療用コネクタを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0017]
[図1] 本発明の一実施形態に係る医療用コネクタの縦断面図である。
[図2] 図1の医療用コネクタの斜視図である。
[図3] 図1の医療用コネクタの弁体の斜視図である。
[図4] 図3の弁体の他の角度から見た斜視図である。
[図5] 図1の医療用コネクタのホルダの斜視図である。
[図6] 図1の医療用コネクタの縦断面図であって、オスコネクタ接続時の状態を示す。

発明を実施するための形態

[0018]
 以下、図1~図6を参照して、本発明の一実施形態に係る医療用コネクタについて詳細に例示説明する。
 なお、本明細書において、上下方向とは、医療用コネクタの軸線に沿う方向を意味し、上方はオスコネクタ接続部が配置される側(すなわち、図1における上方)を意味し、下方は医療器具接続部が配置される側(すなわち、図1における下方)を意味するものとする。
[0019]
 図1及び図2に示すように、医療用コネクタ1は、ハウジング20と弁体30とを備える。ハウジング20は、本実施形態では、キャップ40とホルダ50とを備え、キャップ40をホルダ50に固定することで構成されている。
[0020]
 キャップ40は、上端に円筒状のオスコネクタ接続部41を有する。オスコネクタ接続部41の外周面には、本例では、ルアーロックタイプのオスコネクタを接続するための3条ねじが形成されている。なお、当該3条ねじは省略することも可能である。オスコネクタ接続部41の下端には、テーパ状に拡径するテーパ壁部42を介して円筒状の外周壁部43が垂設されている。
[0021]
 弁体30は、図1、図3及び図4に示すように、オスコネクタ接続部41を閉塞する円柱状の頭部31を有している。頭部31の下端には、キャップ40のテーパ壁部42の傾きと同一の角度でテーパ状に拡径する肩部32を介して、円柱状の胴部33が連設されている。
[0022]
 胴部33は、上側部分33aが中実状に形成されると共に、下側部分33bが中空状に形成されている。すなわち、胴部33は、頭部31と反対側の端部に開口する中空部33cを有している。胴部33の上側部分33aの外周面における上端付近には、縦断面V字状の切欠き34が形成されている。胴部33の上側部分33aの外周面における下端には、後述する収容凹部51に液密に摺接するシール突起35が周設されている。
[0023]
 胴部33の下側部分33bは、中空部33cを形成する蛇腹状の周壁33dを有している。蛇腹状の周壁33dの下端には、後述する収容凹部51に形成された突起54と係合して胴部33の周方向の回転を防止する凹部36が形成されている。凹部36は、本例では、切欠き34に対し、軸線Oを挟んだ反対側に配置されている。
[0024]
 ホルダ50は、図1、図2及び図5に示すように、弁体30の胴部33が配置される環状の収容凹部51の内周面を形成する円筒状の内周壁部52を有している。内周壁部52は、軸線Oを中心とする第1の半周部分52aが、キャップ40の外周壁部43内に挿入され、該半周部分52aの外周面は、キャップ40の外周壁部43の内周面に液密に接触し、該半周部分52aの上面は、キャップ40のテーパ壁部42の下面に液密に接触している。内周壁部52の、軸線Oを中心とする残りの半周部分、すなわち、第2の半周部分52bは、第1の半周部分52aよりも外径が小さくなっている。なお、第2の半周部分52bの内径は、第1の半周部分52aの内径と同一の大きさになっている。また、第2の半周部分52bの上端は、第1の半周部分52aの上端よりも下方に配置されている。
[0025]
 これら第1及び第2の半周部分52a,52bの下端は、収容凹部51の底面を形成する凹部底壁53によって閉塞されている。また、第1の半周部分52aの内周面における下端には、前述した弁体30の凹部36と係合する突起54が形成されている。突起54は、第2の半周部分52bの円周方向中央に対し、軸線Oを挟んだ反対側に配置されている。なお、弁体30の周方向の回転防止のための突起54及び凹部36の配置は、適宜変更することができるが、その場合においても、本例のように、弁体30の胴部33を収容凹部51に配置したときに、胴部33の切欠き34を第2の半周部分52bの円周方向中央に位置決めできる配置とすることが好ましい。
[0026]
 凹部底壁53の下方には、医療器具接続部55が連設されている。医療器具接続部55は、本例では、軸線Oに沿って筒体55aが延びるルアーロックタイプのオスコネクタとして構成されている。なお、本例では、医療用コネクタ1は、医療器具接続部55として1つのオスコネクタを有する混注プラグとして構成されているが、これに代えて、例えば、さらなる接続部を有するT型混注ポートや、3方活栓として構成することもできる。
[0027]
 また、凹部底壁53の下方には、内周壁部52の第2の半周部分52bの下方に位置する半円板状の切欠き53aが形成され、該切欠き53aにより、収容凹部51の外側に形成された流体連通路56と、医療器具接続部55内の流体流路55bとが連通している。
[0028]
 また、凹部底壁53には、弁体30の中空部33cと、キャップ40の外周壁部43に形成された貫通孔43aとを連通させるホルダ側通気路57が形成されている。すなわち、ハウジング20は、該ハウジング20の外部と弁体30の中空部33cとを連通させる通気路として、貫通孔43a及びホルダ側通気路57を有している。さらに、収容凹部51の底面には、軸線Oを中心とする円筒状の支持突起58が立設されている。
[0029]
 なお、キャップ40とホルダ50とは、互いに、例えば溶接又は接着などによって固定されている。また、キャップ40及びホルダ50を合成樹脂製とする場合には、例えば熱溶着などを用いて固定してもよい。本例では、キャップ40とホルダ50の2部材によってハウジング20を構成するものとして説明したが、これに代え、採用する製造方法に従って、例えば、1部材又は3部材構成とすることもできる。なお、弁体30の素材としては、例えば、ゴム材料や熱可塑性エラストマなどを用いることが好ましい。
[0030]
 かかる構成によれば、図6に示すように、オスコネクタ接続部41へのオスコネクタCの接続時に、オスコネクタCにより、弁体30の頭部31が、胴部33の蛇腹状の周壁33dを収縮させつつ押し込まれる。その際、胴部33の中空部33c内の空気を、通気路としてのホルダ側通気路57及び貫通孔43aを通じてハウジング20の外部に排出することができるため、オスコネクタ接続部41へのオスコネクタCの接続に要する力を小さくし、接続を容易にすることができる。
[0031]
 そして、蛇腹状の周壁33dが折り畳まれると、収容凹部51の底面に設けられた支持突起58が、弁体30の中空部33cの頭部31側端面33eに当接し、蛇腹状の周壁33dのさらなる変形を抑制することができる。この状態から、弁体30の頭部31がさらに押し込まれると、弁体30の胴部33に形成された切欠き34が押し潰されるように変形し、弁体30の頭部31を傾けさせる。
[0032]
 その結果、オスコネクタC内の流体流路Rを、収容凹部51の外側に形成された流体連通路56及び半円板状の切欠き53aを通じて、医療器具接続部55内の流体流路55bに連通させることができる。また、このとき、弁体30の胴部33は収容凹部51に覆われている。
[0033]
 したがって、図5中に矢印で示すように、ハウジング20内を流れる流体が、弁体30の胴部33に接触することを抑制又は防止することができるため、弁体30の胴部33での流体の付着による汚染の発生を抑制又は防止することができる。
[0034]
 さらに、本例では、弁体30の胴部33の外周面に周設されたシール突起35が、ハウジング20の収容凹部51の内周面に液密に摺接しているため、ハウジング20内を流れる流体が弁体30の蛇腹状の周壁33dの外周面まで侵入することを一層、抑制できる。このように、本例によれば、流体が付着しやすく特に汚染を生じるおそれの大きい蛇腹状の周壁33dへの流体の侵入を抑制できる。
[0035]
 また、弁体30の胴部33とハウジング20の収容凹部51との間には、胴部33の周方向の回転を防止する回転防止手段(突起54及び凹部36)が設けられているため、弁体30の頭部31の傾く方向を常に一定とすることができ、したがって、医療用コネクタ1内の流体が流れる軌道を常に一定とすることができる。また、当該回転防止手段によって、切欠き34を第2の半周部分52bの円周方向中央に位置決めできるため、オスコネクタC内からの流体を、常に、流体連通路56まで最も短い軌道で導くことができ、流動抵抗を安定して低減することができる。なお、回転防止手段としては、前述した突起54及び凹部36に代えて、溶接又は溶着を用いることもできる。すなわち、弁体30の胴部33とハウジング20の収容凹部51との間に溶接又は溶着部を形成することで、胴部33の周方向の回転を防止してもよい。
[0036]
 さらに、オスコネクタ接続部41からのオスコネクタCの接続解除に伴うオスコネクタC抜去時には、弁体30の胴部33の蛇腹状の周壁33dを膨張、復元させることができる。したがって、従来、オスコネクタC抜去時に生じることが懸念されたハウジング20内部の流体流路容積の増加を、弁体30の胴部33の蛇腹状の周壁33dの膨張分によって抑制又は防止することができるため、オスコネクタC抜去時における医療器具接続部55での流体の引き込みの発生を抑制又は防止することができる。
[0037]
 なお、本例では、弁体30は頭部31下端から胴部33上端にかけてテーパ状に拡径する肩部32を有しているため、医療器具接続部55が医療器具の管体(図示省略)に接続され、オスコネクタ接続部41が非接続の状態のときに、ハウジング20内の流体圧が上昇した場合でも、ハウジング20内の流体がオスコネクタ接続部41から漏れ出すことをより確実に防止することができる。
[0038]
 また、本例では、弁体30の胴部33の上側部分33aが、頭部31よりも拡径しているため、オスコネクタCの抜去時に、この拡径の度合いに応じた容積分だけ、ハウジング20内の流体流路容積を減少させることができる。したがって、当該拡径の度合いを調節することで、オスコネクタCの抜去時における医療器具接続部55での流体の押し出しの量を調節することができる。
[0039]
 ここで、押し出し側に調節する場合、例えば、薬剤を患者に注入している場合には、この押し出しの量に相当する薬剤が患者に注入されてしまうおそれがある。したがって、押し出し量は、極力小さくなるように調節することが好ましい。すなわち、オスコネクタCの抜去時における医療器具接続部55での流体の押し出しの量は、好ましくは、+0.05ml(すなわち、0.05mlの押し出し)~0mlとし、より好ましくは、+0.01ml(すなわち、0.01mlの押し出し)~0mlに調節する。
[0040]
 上述したところは、本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、弁体30の胴部33は蛇腹状の周壁33dを有し、オスコネクタCの接続時に、蛇腹状の周壁33dが収縮するものとして説明したが、必ずしもこのような構成に限定する必要はなく、胴部33が収縮可能になっている限り、任意の構成とすることができる。また、前述した例では、弁体30に切欠き34を設けるものとして説明したが、必ずしもこのような構成に限定する必要はなく、オスコネクタ接続部41へのオスコネクタCの接続時にオスコネクタC内の流体流路Rを、流体連通路56を通じて医療器具接続部55内の流体流路55bに連通させることができる限り、任意の構成とすることができる。すなわち、切欠き34を設けない場合には、例えば、弁体30の頭部31の上面が傾斜した形状をなす構成としたり、頭部31の上面に頭部31の外周面に開放する溝を形成した構成とすることができる。また、弁体30に切欠き34を設ける場合、切り欠き34を設ける位置については、オスコネクタCの接続時に頭部31を傾けて、オスコネクタC内の流体流路Rを、流体連通路56を通じて医療器具接続部55内の流体流路55bに連通させることができる限り、特に限定されない。すなわち、切欠き34は、必ずしも、前述したように、胴部33の上側部分33aの外周面における上端付近に設ける必要はなく、シール突起35より上側の任意の位置に設けることが可能である。すなわち、切欠き34は、例えば、頭部31の外周面に設けることもできる。

符号の説明

[0041]
 1 医療用コネクタ
 20 ハウジング
 30 弁体
 31 頭部
 32 肩部
 33 胴部
 33a 胴部の上側部分
 33b 胴部の下側部分
 33c 胴部の中空部
 33d 胴部の蛇腹状の周壁
 33e 胴部の中空部の頭部側端面
 34 切欠き
 35 シール突起
 36 凹部(回転防止手段)
 40 キャップ
 41 オスコネクタ接続部
 42 テーパ壁部
 43 外周壁部
 43a 貫通孔(通気路)
 50 ホルダ
 51 収容凹部
 52 内周壁部
 52a 第1の半周部分
 52b 第2の半周部分
 53 凹部底壁
 53a 半円板状の切欠き
 54 突起(回転防止手段)
 55 医療器具接続部
 55a 筒体
 55b 流体流路
 56 流体連通路
 57 ホルダ側通気路(通気路)
 58 支持突起
 O 軸線
 C オスコネクタ
 R オスコネクタ内の流体流路

請求の範囲

[請求項1]
 オスコネクタ接続部及び医療器具接続部を有するハウジングと、前記オスコネクタ接続部を閉塞する頭部及び該頭部に連なる胴部を有する弁体と、を備える医療用コネクタにおいて、
 前記弁体の胴部は、前記ハウジングの内部に形成された収容凹部に配置されており、
 前記オスコネクタ接続部へのオスコネクタの接続にて、該オスコネクタにより、前記弁体の頭部が、前記胴部を収縮させつつ押し込まれ、前記オスコネクタ内の流体流路を、前記収容凹部の外側に形成された流体連通路を通じて、前記医療器具接続部内の流体流路に連通させると共に、前記胴部が前記収容凹部に覆われることを特徴とする医療用コネクタ。
[請求項2]
 前記弁体の外周面には、前記オスコネクタの接続時に前記頭部を傾けて、前記オスコネクタ内の流体流路を、前記流体連通路を通じて前記医療器具接続部内の流体流路に連通させる切欠きが形成されており、
 前記弁体の胴部と前記ハウジングの収容凹部との間には、前記胴部の周方向の回転を防止する回転防止手段が設けられている、請求項1に記載の医療用コネクタ。
[請求項3]
 前記弁体の胴部は、前記頭部と反対側の端部に開口する中空部を有し、
 前記ハウジングは、該ハウジングの外部と前記弁体の中空部とを連通させる通気路を有する、請求項1又は2記載の医療用コネクタ。
[請求項4]
 前記弁体の胴部は、前記中空部を形成する蛇腹状の周壁を有し、
 前記ハウジングの収容凹部の底面には、前記オスコネクタの接続時に前記蛇腹状の周壁が折り畳まれると前記中空部の前記頭部側端面に当接し、該蛇腹状の周壁のさらなる変形を抑制する支持突起が形成されている、請求項3に記載の医療用コネクタ。
[請求項5]
 前記弁体の胴部の外周面には、前記蛇腹状の周壁の前記頭部側端部において、前記ハウジングの収容凹部に液密に摺接するシール突起が周設されている、請求項4に記載の医療用コネクタ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]