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1. (WO2015141058) タッチパネル、入力装置、リモコン装置及びタッチパネルの製造方法
Document

明 細 書

発明の名称 タッチパネル、入力装置、リモコン装置及びタッチパネルの製造方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006  

課題を解決するための手段

0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175  

産業上の利用可能性

0176  

符号の説明

0177  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30  

明 細 書

発明の名称 : タッチパネル、入力装置、リモコン装置及びタッチパネルの製造方法

技術分野

[0001]
 本発明は、タッチパネル、入力装置、リモコン装置及びタッチパネルの製造方法に関する。

背景技術

[0002]
 タッチパネルは、携帯端末など各種機器の入力装置に一般に採用されている。例えば特許文献1には、ITO(酸化インジウムスズ)などの透明導電膜をもつ透明電極基板を上下に対向させ、空隙を介して外枠部分を固定して構成される抵抗膜方式のタッチパネルが開示されている。そして、特許文献1に記載のように、例えば4線式の場合、上下基板にそれぞれ2本の平行配線を配設して片方でX方向の電位分布を、もう片方でY方向の電位分布を交互に形成し、それぞれが電位分布の印加と電位の検出とを交互に行って押下げ位置の検出を行う。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2012-221006号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1に記載のタッチパネルでは、このようなタッチパネルでは、上下の透明電極基板のそれぞれに、透明導電膜が設けられ、さらに2本の平行配線が設けられる。そのため、タッチパネル自体の構成が複雑である。
[0005]
 また、このようなタッチパネルでは、上下基板の平行配線に電位分布を交互に形成して押下げ位置を検出する。そのため、押下げ位置を検出するための構成も複雑になることが多い。
[0006]
 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、押圧された領域を簡易な構成で検出することが可能なタッチパネルなどを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 上記目的を達成するため、本発明に係るタッチパネルは、間隙を空けて互いに対向して配置される第1のシート及び第2のシートと、前記第1のシートが有する主面であって、前記第2のシートと対向する第1の主面に形成された第1の導電路と、前記第2のシートが有する主面であって、前記第1のシートと対向する第2の主面に形成されており、前記第1のシートの法線方向から見て前記第1の導電路から離間した第2の導電路と、前記第2の導電路に電気的に接続して前記第2の主面に形成されており、前記法線方向から見て前記第1の導電路と交差する押圧検知用導電路とを備える。

発明の効果

[0008]
 本発明によれば、第1のシートには第1の導電路が設けられ、第2のシートには第2の導電路と押圧検知用導電路とが設けられればよいので、タッチパネル自体の構成を簡易化することができる。従って、押圧された感圧領域を簡易な構成で検出することが可能になる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 本発明の実施の形態1に係るリモコン装置の正面図である。
[図2] 実施の形態1に係るタッチパネルの分解斜視図である。
[図3] 実施の形態1に係るタッチパネルの正面図である。
[図4] 実施の形態1に係るリモコン装置の内部構造の後方斜視図である。
[図5] 実施の形態1に係るリモコン装置が備えるマイコンの機能を示す図である。
[図6] 実施の形態1に係る制御内容データの一例を示す図である。
[図7] 実施の形態1に係るリモコン装置が実行する制御処理の一例を示すである。
[図8] 図3のA-A部分におけるB-B断面を示す図であって、感圧領域が押圧されていない状態を示す図である。
[図9] 図3のA-A部分におけるB-B断面を示す図であって、感圧領域が押圧された状態を示す断面図である。
[図10] 感圧領域が図9に示すように押圧されることにより、第1の導電路と第2の導電路と押圧検知用導電路とで形成される電気回路の一例を示す図である。
[図11] 感圧領域が図9に示すように押圧されることにより変化した画像の一例を示す図である。
[図12] 実施の形態1に係る第1のシートに、第1の導電路、スペーサが設けられる工程の一例を示す図である。
[図13] 実施の形態1に係る第2のシートに、第2の導電路が設けられる工程の一例を示す図である。
[図14] 本発明の実施の形態2に係るタッチパネルの正面図である。
[図15] 本発明の実施の形態3に係るタッチパネルの正面図である。
[図16] 本発明の実施の形態4に係るタッチパネルの正面図である。
[図17] 本発明の実施の形態5に係るタッチパネルの下部の正面図である。
[図18] 本発明の実施の形態6に係るタッチパネルの正面図である。
[図19] 本発明の実施の形態7に係るタッチパネルの正面図である。
[図20] 本発明の実施の形態8に係るタッチパネルの分解斜視図である。
[図21] 実施の形態8に係るタッチパネルの正面図である。
[図22] 図21のC-C部分におけるD-D断面を示す図であって、感圧領域が押圧されていない状態を示す図である。
[図23] 図21のC-C部分におけるD-D断面を示す図であって、感圧領域が押圧された状態を示す断面図である。
[図24] 感圧領域が図23に示すように押圧されることにより、第1の導電路と第2の導電路と押圧検知用導電路とで形成される電気回路の他の例を示す図である。
[図25] 実施の形態8に係る第1のシートに、第1の導電路、スペーサ、押圧検知補助導電路が設けられる工程の一例を示す図である。
[図26] 押圧検知補助導電路の第1の変形例を示す図である。
[図27] 押圧検知補助導電路の第2の変形例を示す図である。
[図28] 押圧検知補助導電路の第3の変形例を示す図である。
[図29] 本発明の実施の形態9に係るタッチパネルの正面図である。
[図30] 本発明の実施の形態10に係るタッチパネルの正面図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 本発明の実施の形態について図を参照して説明する。全図を通じて同一の要素には同一の参照符号を付す。なお、図中、細い点線は隠れ線であり、細い2点鎖線は仮想線である。
[0011]
 実施の形態1.
 本発明の実施の形態1に係るリモコン装置100は、正面図である図1に示すように、回線101を介して空調機102と通信することによって、空調機102を制御する装置である。回線101は、無線、有線又はこれらを組み合わせたものであってよく、任意の通信規格が採用されてよい。
[0012]
 リモコン装置100は、図1に示すように、各種の部品が内部に収容されるカバー103と、前方へ画像を提示する表示部104と、感圧領域105a~105iへのユーザの押圧による操作を受け付けるタッチパネル106と、空調機102の入と切とを切り替えるための電源ボタン107と、リモコン装置100が動作するための電力を供給する電源108と、リモコン装置100の動作を制御するマイコン109とを備える。なお、感圧領域105a~105iは、典型的には、ユーザの指で押圧されるが、ペン状の器具などを用いて押圧されてもよい。
[0013]
 ここで、図1の紙面に向かって、前方は手前方向であり、後方は奥方向であるとする。
[0014]
 カバー103は、前方部分に概ね矩形の開口110を有する。この開口110を通じて、表示部104の画像は前方へ提示され、タッチパネル106へのユーザの操作が受け付けられる。
[0015]
 表示部104は、画像を表示する画面と、その周囲のフレームとを有する。表示部104の画面は、図1に示すように、典型的には矩形であって、カバー103の開口110に対応付けて配置される。表示部104は、例えばフルドットカラー液晶表示パネルであって、液晶パネル、液晶を駆動するための駆動回路、カラーフィルタ、光源などから構成される。なお、表示部104には、任意の表示パネルが採用されてよく、例えば、モノクロ液晶表示パネル、セグメント方式液晶表示パネルなどであってもよい。
[0016]
 タッチパネル106は、表示部104の画面の前方に設けられるシート状の部材である。感圧領域105a~105iには、図1に示すように、表示部104により表示される画像が示されており、感圧領域105a~105iの各々が押圧された場合に実行される処理を示す。これにより、ユーザは、直感的に操作することができる。
[0017]
 詳細には、タッチパネル106は、分解斜視図である図2に示すように、間隙を空けて互いに対向して配置される第1のシート111及び第2のシート112と、第1のシート111に形成される第1の導電路113と、第2のシート112に形成される第2の導電路114と、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを検知するための複数の押圧検知用導電路115a~115iと、第1のシート111と第2のシート112との間に設けられてこれらの間隙を維持する複数のスペーサ116a~116i,117a~117iとを備える。
[0018]
 なお、第1のシート111及び第2のシート112は、前後に互いに対向して配置されるので、第1のシート111の法線方向は、前後方向を向き、第2のシート112の法線方向と一致する。すなわち、本実施の形態の説明における「前方から見た場合」は、「第1のシート111の法線方向から見た場合」に相当する。
[0019]
 第1のシート111及び第2のシート112のそれぞれは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂を材料として作られた、透明な薄い又は極めて薄いシート状の部材である。本実施の形態では、第1のシート111と第2のシート112とはいずれも、前方から見て、同じ大きさの矩形状をなす。
[0020]
 第1のシート111及び第2のシート112のそれぞれは、表示部104の画面が対応付けて配置される領域として予め定められた画像透過領域118,119と、画像透過領域118,119の外の周辺領域120,121とを有する。本実施の形態では、画像透過領域118と画像透過領域119とは、前方から見て、同じ大きさの矩形状である。
[0021]
 より詳細には、第1のシート111は、表裏をなす2つの主面(第1の主面122a、第3の主面122b)を有する。同様に、第2のシート112も、表裏をなす2つの主面(第2の主面123a、第4の主面123b)を有する。
[0022]
 第1のシート111と第2のシート112それぞれの画像透過領域118,119が前後に互いに重ね合わさるように、第1の主面122aと第2の主面123aとは、互いに対向して配置される。本実施の形態では、表示部104の画面が第3の主面122bの後方に配置される。これによって、表示部104が表示する画像は、画像透過領域118,119を順に透過して前方へ提示される。
[0023]
 また、リモコン装置100の前面となる第4の主面123bには、図2に示すように感圧領域105a~105iが画像透過領域119の外縁に沿って、その画像透過領域119の内部に予め定められる。本実施の形態では感圧領域105a~105iは、同図に示すように、画像透過領域119の下辺及び右辺に沿って一列に並んでいる。
[0024]
 第1の導電路113は、第1の主面122aに形成された線状又は帯状に連続して延在する導電性の部位である。本実施の形態に係る第1の導電路113は、第1のシート111の画像透過領域118の外縁に設けられている。より詳細には、第1の導電路113は、画像透過領域118の外縁の一部である下辺及び右辺に設けられている。
[0025]
 第2の導電路114は、第2の主面123aに形成された線状又は帯状に連続して延在する導電性の部位である。本実施の形態に係る第2の導電路114は、図2に示すように、第2の主面123aの周辺領域121に設けられている。
[0026]
 より詳細には、第2の導電路114は、タッチパネル106の正面図である図3に示すように、画像透過領域119の下辺よりも下方の周辺領域121と画像透過領域119の右辺よりも右方の周辺領域121とのそれぞれに、画像透過領域119の外縁と平行に設けられている。そのため、第2の導電路114は、前方から見て、第1の導電路113よりも画像透過領域118,119から離間している。また、第1の導電路113と第2の導電路114とは、前方から見て平行である。
[0027]
 ここで、第1の導電路113と第2の導電路114とが平行であるとは、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿う方向と垂直な方向において、第1の導電路113と第2の導電路114との距離が実質的に一定であることをいう。
[0028]
 複数の押圧検知用導電路115a~115iは、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを検知するために、第2の主面123aに形成された線状又は帯状の導電性の部位である。押圧検知用導電路115a~115iは、それぞれ、感圧領域105a~105iに対応付けて設けられている。
[0029]
 押圧検知用導電路115a~115iの各々は、図3に示すように、画像透過領域118,119の外縁の下辺及び右辺のそれぞれに沿う方向において、概ね等間隔で平行に設けられている。押圧検知用導電路115a~115iの各々は、一端が第2の導電路114の異なる位置に電気的に接続し、前方から見て第1の導電路113と交差する。
[0030]
 これまで説明した第1の導電路113、第2の導電路114及び複数の押圧検知用導電路115a~115iは、例えば銀などを含有する導電性インクを材料として形成される。導電性インクを印刷することで、第1の導電路113、第2の導電路114及び押圧検知用導電路115a~115iを容易に形成することが可能になる。また、導電性インクは比較的安価なため、製造コストを低減させることが可能になる。
[0031]
 複数のスペーサ116a~116i,117a~117iは、第1のシート111と第2のシート112の間に設けられる。スペーサ116a~116i,117a~117iの各々は、樹脂などを材料として作られた、透明の極めて小さい球状の粒である。
[0032]
 スペーサ116a~116iは、図3に示すように前方から見て、第1の導電路113と第2の導電路114との間であって、押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれと重なる位置に設けられる。スペーサ116a~116iによって、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113との間隙を維持することができる。従って、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態で電気的に接触することを確実に防ぐことが可能になる。
[0033]
 スペーサ117a~117iは、図3に示すように前方から見て、画像透過領域118,119の内部であって、押圧検知用導電路115a~115iの各々が延びる方向にある各領域に1つずつ設けられる。感圧領域105a~105iは、前方から見て、スペーサ117a~117iが設けられる各領域と第1導電路113の間に規定される。
[0034]
 スペーサ117a~117iによって、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態では、感圧領域105a~105iにおいて前後に対向する第2のシート112と第1のシート111との間隙を維持することができる。そして、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合に、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iを、第2のシート112とともに確実に撓ませて第1の導電路113に電気的に接触させることが可能になる。
[0035]
 このように、スペーサ116a~116i,117a~117iを設けることによって、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態での第1のシート111と第2のシート112との間隙が維持される。この間隙の前後方向の長さは、感圧領域105a~105iを押圧することで第2のシート112が撓んだ場合に、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが接触する程度に設定される。
[0036]
 電源ボタン107は、図1に示すように、カバー103の前方部分のうち、開口110の下に設けられるボタンである。ユーザが電源ボタン107を押下するたびに、マイコン109の制御の下で、空調機102の入と切とが入れ替わる。
[0037]
 ここで、空調機102の「入」とは、空調機102が対象空間の空気を調和させるための運転をしている状態(運転状態)をいう。空調機102の「切」とは、空調機102が運転を開始するための指示(すなわち、電源ボタン107の押下によりマイコン109から出力される指示)を待機している状態(待機状態)をいう。
[0038]
 マイコン109は、例えば図4に示すように表示部104の後方に設けられて、カバー103の内部に収容される。また、同図に示すように、マイコン109のA/D(Analog/Digital)入力ポート124には、第2の導電路114の一端(本実施の形態では左端)が配線L1によって接続される。配線L1は、第2の導電路114とA/D入力ポート124との間で分岐し、抵抗125を介して接地(基準電圧に接続)される。
[0039]
 マイコン109は、入力信号に応じて、表示部104、空調機102などを制御する装置であって、物理的には例えば、各種の演算処理を実行する演算装置と、命令、情報などを格納するためのレジスタと、データを記憶する記憶装置とから構成される。
[0040]
 入力信号には、ユーザの押下による電源ボタン107からの信号、ユーザの押圧によるタッチパネル106からの信号、各種センサ(図示せず)から出力される環境情報を含む信号などがある。環境情報は、例えば、温度センサにより計測される温度、湿度センサで計測される湿度、人感センサにより検知される人の在又は不在などである。
[0041]
 本実施の形態に係るマイコン109は機能的に、図5に示すように、予め格納される制御内容データ126を記憶する制御内容記憶部127と、タッチパネル106からの入力信号に応じて押圧された感圧領域105a~105iを決定する入力信号制御部128と、押圧された感圧領域105a~105iに応じて空調機102を制御する機器制御部129と、表示部104に画像を表示させる表示制御部130とを備える。これらの機能は、例えば、マイコン109が予め組み込まれたプログラムを実行することによって実現される。
[0042]
 制御内容データ126は、押圧された感圧領域105a~105iに応じた制御内容を定める。この制御内容は、空調機102及びリモコン装置100の一方又は両方に対する制御などを含む。リモコン装置100の制御には、例えば、表示部104が表示する画像を変更することなどを含む。
[0043]
 本実施の形態に係る制御内容データ126は、図6に示すように、感圧領域105a~105iと画面IDとの組み合わせに応じた制御内容の各々を含む。画面IDは、表示部104の画面に表示される画像を識別するための情報である。例えば、「画面ID」が「画面1」である画像を表示している間に「感圧領域b」が押圧されると、マイコン109は、空調機102及びリモコン装置100の一方又は両方を、「制御内容B1」に応じて制御する。
[0044]
 入力信号制御部128は、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合に形成される電気回路の抵抗値に基づいて、押圧された感圧領域105a~105iを決定する。このような入力信号制御部128は、タッチパネル106とともに、ユーザがリモコン装置100に入力操作をするための入力装置131を構成する。
[0045]
 詳細には、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧されると、第1の導電路113と押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iとが電気的に接触する。これによって、電気回路が、第1の導電路113と、第2の導電路114と、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iとで形成される。入力信号制御部128は、A/D入力ポート124に入力する入力信号の電圧値に基づいて、押圧により形成された電気回路の抵抗値を求める。そして、入力信号制御部128は、この電気回路の抵抗値に基づいて、押圧された感圧領域105a~105iを決定する。
[0046]
 機器制御部129は、入力信号制御部128により決定された感圧領域105a~105iと制御内容データ126とに基づいて、空調機102、リモコン装置100などのいずれか1つ又は複数を制御する。
[0047]
 表示制御部130は、機器制御部129の指示の下、表示部104に画像を表示させる。
[0048]
 なお、リモコン装置100に搭載されるマイコン109は、1つに限らず、例えば、表示部104を制御するための演算装置などがさらに搭載されてもよい。また、リモコン装置100には、マイコン109の記憶装置に加えて、又はこれに代えて、比較的大容量のフラッシュメモリなどの記憶装置が搭載されてもよい。
[0049]
 電源108は、典型的には、商用電源を変換する機器であるが、電池などであってもよい。電源108は、適宜リモコン装置100に設けられればよく、例えば、カバー103の内部において、後方斜視図である図4に示すように表示部104の後方に設けられる。
[0050]
 電源108は、タッチパネル106にその動作のための直流の電力を供給する。本実施の形態では、同図に示すように、電源108は、配線L2によって、第1の導電路113の一端(本実施の形態では左端)に、接続される。第1の導電路113には、配線L2を介して予め定められた大きさ(例えば、5.0[V])の電圧が印加される。
[0051]
 また、電源108は、マイコン109にその動作のための直流の電力を供給する。本実施の形態では、同図に示すように、配線L2から分岐した配線L3を通じて、電源108からマイコン109へ電力が供給される。そのため、マイコン109には、第1の導電路113と同じ大きさの電力(例えば、電圧が5.0[V]の直流の電力)が供給されることになる。
[0052]
 このように、タッチパネル106とマイコン109とがともに電源108から供給される電力で動作するので、タッチパネル106とマイコン109とのそれぞれに別個の電源108を設けなくてよい。これにより、入力装置131、さらにはリモコン装置100のサイズが大きくなることを抑制できる。
[0053]
 なお、本実施の形態では、第1の導電路113に電圧が印加され、第2の導電路114がA/D入力ポート124に接続されるとともに抵抗125を介して接地されることとした。しかし、第1の導電路113がA/D入力ポート124に接続されるとともに抵抗125を介して接地され、第2の導電路114に予め定められた大きさの電圧が印加されてもよい。
[0054]
 これまで、本実施の形態に係るリモコン装置100の構成について説明した。ここから、本実施の形態に係るリモコン装置100の動作について説明する。
[0055]
 リモコン装置100は、運転状態である場合、図7に示す制御処理を実行する。ここでは、始めに図1に示す画像が表示されているとする。
[0056]
 図1に示すリモコン装置100で表示された画像は、空調機102が「設定温度:28.0℃」、「風量:自動」で「冷房」運転中であることなどを示す。また、感圧領域105a~105dには、それぞれ、運転モードを「冷房」モード、「除湿」モード、「暖房」モード、「自動」運転モードに切り替える機能が対応付けられていることを示す。感圧領域105eには、画像を予め定められた「メイン」画像に切り替える機能が対応付けられていることを示す。感圧領域105fには、風量を順に(例えば、「自動」→「強」→「弱」→「微風」の順)切り替えること、感圧領域105gには、風量を逆順に切り替えることが、それぞれ対応付けられていることを示す。感圧領域105h~105iには、設定温度を予め定められた刻み(例えば0.5℃刻み)で、それぞれ下げることと上げることとが対応付けられていることを示す。
[0057]
 入力信号制御部128は、A/D入力ポート124への入力信号に基づいて、第2の導電路114に電流が流れたか否かを判定する(ステップS101)。
[0058]
 例えば、図8に示すように、感圧領域105bに対応する押圧検知用導電路115bと第1の導電路113とが離間している。このように、感圧領域105a~105iがいずれも押圧されていない場合、すべての押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが離間している。そのため、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とは絶縁され(すなわち、これらの間の抵抗は無限大となり)、第2の導電路114に流れる電流は、ほぼゼロとなる。
[0059]
 従って、感圧領域105a~105iがいずれも押圧されていない場合、A/D入力ポート124へ入力信号は、実質的に入力しない。すなわち、この場合、A/D入力ポート124に入力信号が入力したとしても、その電圧は、閾値以下の微弱なノイズである。入力信号制御部128は、A/D入力ポート124への入力信号の電圧と閾値とを比較し、例えばその電圧が閾値以下である場合、第2の導電路114に電流が流れていないと判定する。
[0060]
 そして例えば、図9に示すように、感圧領域105bが押圧されると、第2のシート112が撓むことによって、感圧領域105bに対応付けられた押圧検知用導電路115bと第1の導電路113とが電気的に接続する。これによって、第1の導電路113と押圧検知用導電路115bと第2の導電路114とにより電気回路が構成され、この電気回路には図10に矢印132で示すように電流が流れる。そのため、感圧領域105bの押圧により形成された電気回路に電流が流れ、A/D入力ポート124へ入力信号が入力される。
[0061]
 同様に、感圧領域105a,105c~105iのいずれかが押圧された場合、押圧検知用導電路115a,115c~115iのうち、押圧された感圧領域105a,105c~105iに対応するものと第1の導電路113とが電気的に接続する。これによって、第1の導電路113と、押圧された感圧領域105a,105c~105iに対応する押圧検知用導電路115a,115c~115iの1つと、第2の導電路114とにより電気回路が構成される。そのため、感圧領域105a,105c~105iのいずれかの押圧により形成された電気回路に電流が流れ、A/D入力ポート124へ入力信号が入力される。
[0062]
 従って、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合、A/D入力ポート124へ入力信号が入力される。入力信号制御部128は、A/D入力ポート124への入力信号の電圧と閾値とを比較し、例えばその電圧が閾値より大きい場合、第2の導電路114に電流が流れていると判定する。
[0063]
 入力信号制御部128は、電流が流れていないと判定した場合(ステップS101;No)、ステップS101を継続する。
[0064]
 電流が流れたと判定した場合(ステップS101;Yes)、入力信号制御部128は、A/D入力ポート124への入力信号の電圧値と、予め印加されている電圧の大きさとに基づいて、抵抗値を算出する(ステップS102)。
[0065]
 詳細には、図4を参照して上述したように、予め定められた大きさの電圧が、配線L2を通じて、第1の導電路113に印加される。第1の導電路113に印加された電圧は、押圧により形成される電気回路の抵抗(配線抵抗)と抵抗125との間で分圧される。また、抵抗125の抵抗値は、設計上適宜定められるとよい。従って、入力信号制御部128は、A/D入力ポート124への入力信号の電圧値と、第1の導電路113に印加されている電圧値と基づいて、押圧された感圧領域105a~105iに応じた電気回路の抵抗値を算出することができる。
[0066]
 このようにして入力信号制御部128は、例えば感圧領域105bが押圧された場合、ステップS102にて、感圧領域105bの押圧により形成された電気回路の抵抗値を求める。
[0067]
 入力信号制御部128は、ステップS102にて算出した抵抗値に基づいて、押圧された感圧領域105a~105iがいずれであるかを決定する(ステップS103)。
[0068]
 ここで、上述のように、第1の導電路113と第2の導電路114とはいずれも、画像透過領域118,119の外縁に沿って延在している。そして、電圧が第1の導電路113の一端に印加されるとともに、第1の導電路113の一端の近傍に位置する第2の導電路114の一端から流れ出る電流が、入力信号としてA/D入力ポート124へ入力される。
[0069]
 また、感圧領域105a~105iが押圧されると、それぞれに対応する押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが電気的に接続する。そのため、感圧領域105a~105iのいずれかの押圧によって形成される電気回路の長さは、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されるかによって異なる。この電気回路は、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iと、第1の導電路113と、第2の導電路114で構成されるものである。
[0070]
 従って、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されるかによって、ステップS102で算出される抵抗値は異なる。
[0071]
 例えば、入力信号制御部128が、感圧領域105a~105iの各々と抵抗値とを対応付けたデータを予め保持しておくとよい。このデータとステップS102で算出した抵抗値とに基づいて、入力信号制御部128は、押圧された感圧領域105a~105iを決定することができる。なお、このデータにおいて、感圧領域105a~105iの各々に対応付けられる抵抗値は、ある程度の誤差を許容するため、X1[Ω]~X2[Ω]などと幅をもって設定されるとよい。
[0072]
 機器制御部129は、ステップS103で決定された感圧領域105a~105iを示すデータを取得する。機器制御部129は、表示部104に表示されている画像の画面IDを特定する。表示されている画像の画面IDは、例えば機器制御部129自身が保持しておくとよい。機器制御部129は、取得したデータが示す感圧領域105a~105iと、特定した画面IDと、制御内容データ126とに基づいて、制御内容を決定する(ステップS104)。
[0073]
 例えば、図1に示す画像の「画面ID」が「画面1」であり、「感圧領域b」が押圧された場合、機器制御部129は、図6に示す制御内容データを参照することによって、「制御内容B1」という制御内容を決定する。
[0074]
 機器制御部129は、ステップS104にて決定した制御内容に従って、空調機102、リモコン装置100などのいずれか1つ又は複数を制御する(ステップS105)。
[0075]
 図1に示す例では上述のように、「感圧領域b」の押圧には「除湿」モードに切り替える機能が対応付けられている。そのため、機器制御部129は、空調機102の運転モードを、冷房モードから除湿モードへ切り替える。また、機器制御部129は、表示部104に表示させる画像を図11に示すものへ切り替えるように、表示制御部130へ指示を出力する。これによって、表示制御部130は、図11に示す画像を表示するための画像データを生成し、その画像を表示部104に表示させる。図11に示す画像では、図1の「冷房」が「除湿」に変更されている。
[0076]
 このように、本実施の形態のリモコン装置100によれば、タッチパネル106の感圧領域105a~105iのうちのいずれが押下されたかを決定することができる。そして、押下された感圧領域105a~105iに応じて、空調機102、リモコン装置100などを制御して動作させることができる。
[0077]
 これまで、本実施の形態に係るリモコン装置100の動作について説明した。ここから、本実施の形態に係るリモコン装置100の製造方法について説明する。
[0078]
 図12(a)に示すように、第1のシート111が準備される。
[0079]
 図12(b)に示すように、第1の導電路113が、第1のシート111の第1の主面122aに、画像透過領域118の外縁に沿って設けられる。第1の導電路113は、導電性インクを印刷することによって設けられる。本実施の形態では、第1の導電路113は、画像透過領域118の下辺及び右辺に沿って設けられる。
[0080]
 図12(c)に示すように、スペーサ116a~116i,117a~117iが、第1のシート111の第1の主面122aに設けられる。
[0081]
 スペーサ116a~116iは、押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれの上に配置される。また、スペーサ116a~116iは、前方から見て第2の導電路114が配置されるべき位置と、第1の導電路113との間に設けられる。
[0082]
 スペーサ117a~117iは、第1のシート111の画像透過領域118内の各領域に1つずつ設けられる。スペーサ117a~117iが設けられる各領域は、第1のシート111に第2のシート112が重ね合わされた場合に、前方から見て、押圧検知用導電路115a~115iの各々が延びる方向に位置する領域である。
[0083]
 図13(a)に示すように、第2のシート112が準備される。
[0084]
 図13(b)に示すように、第2の導電路114が、第2のシート112の第2の主面123aに、画像透過領域119の外縁に沿って設けられる。第2の導電路114は、導電性インクを印刷することによって設けられる。第2の導電路114は、第1のシート111と第2のシート112とを対向させて前方から見た場合に第1の導電路113から離間した位置に設けられる。本実施の形態では、第2の導電路114は、第2のシート112の周辺領域121のうち、画像透過領域119の下方及び右方のそれぞれに設けられる。
[0085]
 図13(c)に示すように、押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれが、第2のシート112の第2の主面123aに設けられる。押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれは、導電性インクを印刷することによって設けられる。押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれは、第2の導電路114に電気的に接続して設けられる。押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれは、第1のシート111と第2のシート112とを対向させて前方から見た場合に第1の導電路113と交差するように設けられる。
[0086]
 第1の導電路113が設けられた第1のシート111と、第2の導電路114及び複数の押圧検知用導電路115a~115iが設けられた第2のシート112とは、第1の主面122aと第2の主面123aとを対向させて固定される。このとき、第1のシート111と第2のシート112とは、画像透過領域118と画像透過領域119とが前後に重なり合うように配置される。また、固定には、例えば、第1の主面122a又は第2の主面123aの外縁部分に塗布された接着剤133が適用される(例えば、図8参照)。なお、固着には、両面テープなどが適用されてもよい。これにより、本実施の形態に係るタッチパネル106が製造される。
[0087]
 図4に示すように、表示部104の画面が、タッチパネル106の後面(第3の主面122b)に対置して固定される。マイコン109と電源108のそれぞれが、表示部104の後面に固定される。これらの固定には、ネジ止め、接着剤、両面テープなどが適宜適用されてよい。第2の導電路114の一端とマイコン109のA/D入力ポート124とが、抵抗125が介在する分岐線を有する配線L1によって電気的に接続される。第1の導電路113の一端と電源108とが、配線L2によって接続される。
[0088]
 これまでに組み立てられたタッチパネル106、表示部104、マイコン109、電源108などが、カバー103の内部に収容される。これによって、リモコン装置100が製造される。リモコン装置100の設置時などに、配線L1の分岐線の端部が接地される。
[0089]
 本実施の形態によれば、感圧領域105a~105iが押圧されたことを検知するために、第1のシート111には第1の導電路113を設ければよく、第2のシート112に第2の導電路114と少なくとも1つの押圧検知用導電路115a~115iとを設ければよい。すなわち、感圧領域105a~105iが押圧されたことを検知するために、第1のシート111と第2のシート112のいずれにも、透明導電膜を設ける必要がない。そのため、タッチパネル106自体の構成を簡易化することができる。従って、押圧された領域を簡易な構成で検出することが可能になる。
[0090]
 また、本実施の形態によれば、複数の押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれに対応する感圧領域105a~105iのいずれかが押圧されると、その押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが電気的に接触する。これによって、電気回路が形成される。押圧により形成される電気回路の長さは、押圧される感圧領域105a~105iごとに異なる。そのため、第1の導電路113と第2の導電路114のいずれかに電圧を印加するだけで、押圧により形成された電気回路の抵抗値に基づいて、押圧された感圧領域105a~105iがいずれであるかを決定することができる。従って、複数の感圧領域105a~105iのうち、いずれの感圧領域105a~105iが押圧されたかを検出するための構成を簡易化することが可能になる。
[0091]
 また、本実施の形態によれば、第1の導電路113に予め定められた電圧を印加しておけばよく、電圧を印加する導電路113,114を切り替えるなどの必要がない。これにより、押圧された感圧領域105a~105iを検出するための構成を簡易化することができる。従って、押圧された感圧領域105a~105iを簡易な構成で検出することが可能になる。
[0092]
 さらに、本実施の形態によれば、マイコン109のA/D入力ポート124に入力する入力信号の電圧は、第2の導電路114の一端における電圧とほぼ等しい。そのため、A/D入力ポート124に入力する入力信号の電圧を測定することによって、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを決定することができる。このように、第2の導電路114の一端における電圧を測定するためのセンサなどを追加的に設けなくても、押圧された感圧領域105a~105iを検出することができる。これにより、押圧された感圧領域105a~105iを検出するための構成を簡易化することができる。従って、押圧された感圧領域105a~105iを簡易な構成で検出することが可能になる。
[0093]
 本実施の形態では、第1の導電路113と第2の導電路114とは、それぞれ、画像透過領域118,119の外縁と平行に設けられている。そのため、一定の長さの押圧検知用導電路115を配置することで、タッチパネル106を製造できる。従って、タッチパネル106を容易に製造することが可能になる。
[0094]
 以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本実施の形態はこれに限定されない。
[0095]
 例えば、リモコン装置100が制御する対象(制御対象機器)は、空調機102に限らず、例えば、照明機器などの電気機器であってもよい。また、入力装置131は、リモコン装置100に限らず、電機機器、端末装置など各種の機器、装置などに採用されてよい。
[0096]
 例えば、本実施の形態では、第1のシート111及び第2のシート112がいずれも、全体が透明な例により説明した。しかし、第1のシート111及び第2のシート112のそれぞれは、少なくとも画像透過領域118,119が透明であれば、周辺領域120,121は透明でなくてもよい。また、画像透過領域118,119は、少なくとも表示部104の画面の予め定められた範囲を透過させられる大きさ及び形状であればよい。
[0097]
 例えば、本実施の形態では、表示部104の画面が第3の主面122bの後方に配置される例により説明した。しかし、タッチパネル106は、本実施の形態とは前後を逆にして、リモコン装置100に配置されてもよい。この場合、表示部104の画面は、第4の主面123bの後方に配置され、第3の主面122bがリモコン装置100の前面となる。これによれば、タッチパネル106は、第3の主面122bの感圧領域105a~105iが押圧されると、押圧された感圧領域105a~105iに応じた信号を出力する。
[0098]
 例えば、第1の導電路113、第2の導電路114及び複数の押圧検知用導電路115a~115iの一部又はすべては、導電性インクを材料として形成されたものではなく、銀、銅などの細い配線などであってもよい。
[0099]
 例えば、第1の導電路113は、第1の主面122aの任意の位置に設けられてよい。第2の導電路114は、前方から見て、第1の導電路113から離間して第2の主面123aに設けられればよい。複数の押圧検知用導電路115a~115iは、前方から見て第1の導電路113と交差するように、第2の導電路114に電気的に接続して第2の主面123aに形成されていればよい。
[0100]
 しかし、第1の導電路113が0.1mm程度の幅の線であれば人の目で認識できる。そのため、この程度の幅の第1の導電路113が画面の前方にあると、画面の視認性が低下するおそれがある。第1の導電路113を本実施の形態のように第1のシート111の画像透過領域118の外縁に配置するか、又は第1のシート111の第1の導電路113を周辺領域120に配置すると、第1の導電路113は画面の前方に位置しないことになる。これによって、画面の視認性の低下を抑制することが可能になる。
[0101]
 また、第2のシート112の画像透過領域119の外縁又は周辺領域121に、第2の導電路114及び複数の押圧検知用導電路115a~115iを配置することで、第1の導電路113と同様に、画面の視認性の低下を抑制することが可能になる。
[0102]
 実施の形態2.
 本実施の形態に係るタッチパネル206では、正面図である図14に示すように、第1の導電路213、第2の導電路214及び押圧検知用導電路215a~215pが設けられる範囲が実施の形態1に係るタッチパネル106と異なる。
[0103]
 詳細には、同図に示すように、第1の導電路213及び第2の導電路214はいずれも、画像透過領域118,119を囲むように、すなわち画像透過領域118,119の外縁のほぼ全体に沿って設けられる。押圧検知用導電路215a~215pは、画像透過領域118,119の外縁の4辺のそれぞれに沿う方向において、ほぼ等間隔に設けられる。また、スペーサ216a~216p,217a~217pが、同図に示すように、押圧検知用導電路215a~215pに対応付けて設けられる。その他の構成において、タッチパネル206と、実施の形態1に係るタッチパネル106とは同様である。
[0104]
 本実施の形態では、第1の導電路213及び第2の導電路214が、画像透過領域118,119を囲むように設けられる。そのため、図14に示すように、感圧領域205a~215pを画像透過領域118,119の外縁に沿って、設けることができる。従って、実施の形態1のタッチパネル106より多くの感圧領域205a~205pを設けることが可能になる。
[0105]
 実施の形態3.
 実施の形態1では、第1の導電路113及び第2の導電路114が、画像透過領域118,119の外縁の下辺及び右辺に沿って一直線に、すなわち、画像透過領域118,119の外縁と平行に設けられる例を説明した。本実施の形態では、第1の導電路及び第2の導電路が、屈曲して設けられる例を説明する。
[0106]
 詳細には、本実施の形態に係るタッチパネル306では、正面図である図15に示すように、第1の導電路313と第2の導電路314のそれぞれが設けられる。その他の構成において、タッチパネル306と、実施の形態1に係るタッチパネル106とは同様である。
[0107]
 第1の導電路313と第2の導電路314のそれぞれは、前方から見て、実施の形態1に係る第1の導電路113と第2の導電路114と同様に、画像透過領域118,119の外縁の下辺及び右辺に沿って設けられる。
[0108]
 本実施の形態に係る第1の導電路313と第2の導電路314は、実施の形態1に係る第1の導電路113と第2の導電路114とは異なり、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿って屈曲している。ここで、「屈曲」とは、折れ曲がっていること、すなわち角を作るように急激に曲がっていることをいう。
[0109]
 本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、感圧領域105a~105iが押圧されると、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iと、第1の導電路313とが電気的に接触する。これによって、第1の導電路313と、第2の導電路314と、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iとにより電気回路が形成される。
[0110]
 本実施の形態では第1の導電路313が屈曲し、押圧検知用導電路115a~115iの各々が第2の導電路314の異なる位置に接続し、かつ、第2の導電路314が屈曲している。そのため、押圧された感圧領域105a~105iごとに形成される電気回路の経路の長さの違いは、実施の形態1の場合よりも大きい。その結果、押圧される感圧領域105a~105iごとに、形成される電気回路の抵抗値の違いも大きくなる。従って、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0111]
 実施の形態4.
 実施の形態3に係るタッチパネル306では第1の導電路313と第2の導電路314とがいずれも、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿って屈曲している例により説明した。
[0112]
 本実施の形態に係るタッチパネル406では、正面図である図16に示すように、第1の導電路413と第2の導電路414とがいずれも、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿って湾曲している。その他の構成において、タッチパネル406と、実施の形態3に係るタッチパネル306とは同様である。
[0113]
 ここで、「湾曲」とは、弓なりに折れ曲がっていること、すなわち角を作らないように緩やかに曲がっていることをいう。
[0114]
 本実施の形態では、実施の形態3と同様に、押圧された感圧領域105a~105iごとに形成される電気回路の長さの違いは、実施の形態1の場合よりも大きい。その結果、押圧される感圧領域105a~105iごとに、形成される電気回路の抵抗値の違いも大きくなる。従って、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0115]
 なお、第1の導電路313,413が、前方から見て、少なくとも1組の隣接する押圧検知用導電路115a~115iの間で屈曲又は湾曲していればよい。これによれば、その隣接する押圧検知用導電路115a~115iに対応する感圧領域105a~105iが押圧されると、それによって形成される電気回路の長さ、すなわち抵抗値の違いは、実施の形態1の場合よりも大きくなる。その隣接する押圧検知用導電路115a~115iに対応する感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0116]
 また、第2の導電路314,414が、前方から見て、隣接し、かつ、第2の導電路314,414の異なる位置に接続する少なくとも1組の押圧検知用導電路115a~115iの間で屈曲又は湾曲していればよい。これによれば、その隣接する押圧検知用導電路115a~115iに対応する感圧領域105a~105iが押圧されると、それによって形成される電気回路の長さ、すなわち抵抗値の違いは、実施の形態1の場合よりも大きくなる。その隣接する押圧検知用導電路115a~115iに対応する感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0117]
 さらに、押圧検知用導電路115a~115iの各々が前方から見て屈曲又は湾曲している場合も、実施の形態3,4と同様に、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを正確に決定することが可能になる。
[0118]
 実施の形態5.
 本実施の形態に係るタッチパネル506は、その下部を示す正面図である図17に示すように、第1の導電路513と、第2の導電路514と、複数の押圧検知用導電路515a~515eを備える。
[0119]
 第1の導電路513と第2の導電路514とはいずれも、実施の形態3に係る第1の導電路313と第2の導電路314と同様に、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿って屈曲して設けられている。そのため、第1の導電路513は、前方から見て、画像透過領域118,119の外縁に沿って、中央に向かって突き出す凸部534と、中央に向かって陥没した(中央から離間する)凹部535とを有する。
[0120]
 複数の押圧検知用導電路515a~515eは、実施の形態の押圧検知用導電路115a~115dに代えて、第2の導電路514が画像透過領域119の下辺に沿う部分に電気的に接続する。そして、複数の押圧検知用導電路515a~515eの各々は、前方から見て、凸部534と凹部535に交互に重なるように設けられる。凸部534と重なる押圧検知用導電路515a,515c,515eは、凹部535と重なる押圧検知用導電路515b,515dよりも短い。
[0121]
 また、スペーサ516a~516e,517a~517eが、同図に示すように、押圧検知用導電路515a~515eに対応付けて設けられる。その他の構成において、タッチパネル506と、実施の形態3に係るタッチパネル306とは同様である。
[0122]
 本実施の形態によれば、図17に示すように、画像透過領域118,119の外縁(本実施の形態では、その下辺)に沿って2列の感圧領域505a~505eを設定することができる。これにより、押圧された領域を簡易な構成で検出することが可能であり、かつ、同じ大きさの画面であっても多くの感圧領域505a~505eを設けることが可能になる。
[0123]
 実施の形態6.
 実施の形態1では、押圧検知用導電路115a~115iが、第2の導電路114の異なる位置に電気的に接続する例により説明した。本実施の形態では、複数の押圧検知用導電路が、第2の導電路114に電気的に接続する態様が異なる。
[0124]
 本実施の形態に係るタッチパネル606は、正面図である図18に示すように、押圧検知用導電路615a~615iと、押圧検知用導電路615a~615iのそれぞれに対応付けられたスペーサ616a~616iとを備える。その他の構成において、タッチパネル606と、実施の形態1に係るタッチパネル106とは同様である。
[0125]
 押圧検知用導電路615a~615iは、画像透過領域118,119の下辺に沿った第2の導電路114に共通の箇所636で接続している。
[0126]
 押圧検知用導電路615e~615iは、画像透過領域118,119の右辺に沿った第2の導電路114に共通の箇所637で接続している。詳細には、押圧検知用導電路615e,615g,615iは、接続箇所637に直接に接続している。押圧検知用導電路615f,615hは、直接には押圧検知用導電路615gに接続し、押圧検知用導電路615gを介して接続箇所637で第2の導電路114に接続している。
[0127]
 本実施の形態によれば、第1のシート111には第1の導電路113を設ければよく、第2のシート112に第2の導電路114と複数の押圧検知用導電路115a~115iとを設ければよい。すなわち、第1のシート111と第2のシート112のいずれにも、透明導電膜を設ける必要がない。そのため、実施の形態1と同様に、タッチパネル自体の構成を簡易化することができる。
[0128]
 また、本実施の形態によれば、第1の導電路113に予め定められた電圧を印加しておけばよい。そして、マイコン109のA/D入力ポート124に入力する入力信号の電圧を測定することによって、感圧領域のいずれが押圧されたかを決定することができる。これらにより、実施の形態1と同様に、押圧された感圧領域105a~105iを検出するための構成も簡易化することができる。
[0129]
 従って、実施の形態1と同様に、押圧された感圧領域105a~105iを簡易な構成で検出することが可能になる。
[0130]
 実施の形態7.
 本実施の形態に係るタッチパネル706では、正面図である図19に示すように正面から見て、複数のスペーサ716a~716r,717a~717r,738a~738kが設けられる位置及び数が実施の形態1に係るタッチパネル106と異なる。その他の構成において、タッチパネル706と、実施の形態1に係るタッチパネル106とは同様である。
[0131]
 詳細には、複数のスペー716a~716r,717a~717r,738a~738kは、第1のシート111と第2のシート112の間に設けられる。
[0132]
 スペーサ716a~716rは、図19に示すように前方から見て、第1の導電路113と第2の導電路114との間であって、押圧検知用導電路115a~115iの各々の左と右とに設けられる。
[0133]
 スペーサ717a~717rは、図19に示すように前方から見て、画像透過領域118,119の内部であって、押圧検知用導電路115a~115iの各々が延びる方向にある各領域に2つ設けられる。
[0134]
 スペーサ738a~738kは、図19に示すように前方から見て、画像透過領域118,119の内部に設けられる。スペーサ738a~738kは、感圧領域105a~105iの間に設けられる。スペーサ738a~738kは、感圧領域105a~105iが並ぶ方向の両端の外側に設けられる。
[0135]
 なお、複数のスペーサ716a~716r,717a~717r,738a~738kは、実施の形態1及び本実施の形態で説明した位置又は数に限らず、適宜設けられてもよい。
[0136]
 スペーサ716a~716rによって、実施の形態1に係るスペーサ116a~116iと同様に、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113との間隙を維持することができる。従って、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態で電気的に接触することを確実に防ぐことが可能になる。
[0137]
 スペーサ717a~717rによって、実施の形態1に係るスペーサ117a~117iと同様に、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態で、感圧領域105a~105iにおいて前後に対向する第2のシート112と第1のシート111との間隙を維持することができる。従って、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合に、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iを、第2のシート112とともに確実に撓ませて第1の導電路113に電気的に接触させることが可能になる。
[0138]
 スペーサ738a~738kによれば、感圧領域105a~105iが押圧されていない状態で、感圧領域105a~105iにおいて前後に対向する第2のシート112と第1のシート111との間隙を維持することができる。従って、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合に、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iを、第2のシート112とともに確実に撓ませて第1の導電路113に電気的に接触させることが可能になる。
[0139]
 また、スペーサ738a~738kによれば、隣接する感圧領域105a~105iの一方が押圧された場合に、それに伴って他方の感圧領域105a~105iに対応するが第2のシート112が撓むことを防止することができる。従って、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された場合に、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iを、第2のシート112とともに確実に撓ませて第1の導電路113に電気的に接触させることが可能になる。
[0140]
 実施の形態8.
 本実施の形態に係るタッチパネル806は、図20に示すように、実施の形態1に係る第1シート111に代えて、第1シート811を備える。本実施の形態に係る第1シート811は、複数の押圧検知補助導電路839a~839iをさらに備え(図20参照)、かつ、スペーサ116a~116iに代わる絶縁層840(図22参照)を備えることを除いて、実施の形態1に係る第1シート111と概ね同様に構成される。
[0141]
 押圧検知補助導電路839a~839iの各々は、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを検知するために、第1の主面122aに形成された線状又は帯状の導電性の部位である。押圧検知補助導電路839a~839iは、それぞれ、押圧検知用導電路115a~115iに対応付けて設けられており、第1の導電路113に電気的に接続している。
[0142]
 詳細には、押圧検知補助導電路839a~839iの各々は、図21に示すように、前方から見た場合(すなわち、第1のシート111と第2のシート112とを対向させたものの法線方向から見た場合)、第1の導電路113が押圧検知用導電路115a~115iの各々とが交差する箇所から、複数の押圧検知用導電路115a~115iのそれぞれに対応付けられた感圧領域105a~105iへ向けて延びる。複数の押圧検知補助導電路839a~839iは、それぞれ、前方から見た場合、複数の押圧検知用導電路115a~115iと重なり合う部分を含む。
[0143]
 ここで、「重なり合う部分を含む」とは、例えば押圧検知用導電路115aと押圧検知補助導電路839aとについて前方から見た場合、押圧検知用導電路115aと押圧検知補助導電路839aの各々の一部が互いに重なり合うこと、押圧検知用導電路115aの一部と押圧検知補助導電路839aの全体とが互いに重なり合うことなどを含む。対応する押圧検知用導電路115b~115iと押圧検知補助導電路839b~839iとについても、同様である。
[0144]
 なお、押圧検知補助導電路839a~839iは、押圧検知用導電路115a~115iに対応付けて設けられればよく、従って例えば、押圧検知用導電路115aが1つである場合、押圧検知補助導電路839aも1つであってよい。
[0145]
 絶縁層840は、断面図である図22に示すように、第1のシート811と第2のシート112との間に設けられる。絶縁層840は、感圧領域105a~105iが押圧されていない場合に、押圧検知用導電路115a~115iと第1の導電路113とが離間する(すなわち、電気的に接続しない)ように設けられればよい。本実施の形態では、図22に示すように、第1のシート811と第2のシート112とのそれぞれの周辺領域120,121の間に設けられており、これによって、第1の導電路113と押圧検知用導電路115a~115iとを電気的に絶縁する。絶縁層840は、第1のシート811と第2のシート112とを接着する機能を兼ね備えてもよい。
[0146]
 なお、スペーサ116a~116iに代えて絶縁層840を備える構成は、他の実施の形態などにおいても採用され得る。
[0147]
 本実施の形態に係るタッチパネル806において、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧されると、押圧された感圧領域105a~105iが下方に凹む。図23に、感圧領域105bが押圧された場合の断面図を示す。これにより、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知用導電路115a~115iと押圧検知補助導電路839a~839iとが電気的に接続する。これによって、第1の導電路113と、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知補助導電路839a~839i及び押圧検知用導電路115bと、第2の導電路114とにより電気回路が構成され、実施の形態1に係るタッチパネル106の場合と同様に、この電気回路には電流が流れる。そのため、感圧領域105a~105iの押圧により形成された電気回路に電流が流れ、A/D入力ポート124へ入力信号が入力される。図24に、感圧領域105bが押圧された場合に構成される電気回路に流れる電流を矢印832で示す。
[0148]
 その他のタッチパネル806の動作は、実施の形態1に係るタッチパネル106の動作と概ね同様である。
[0149]
 本実施の形態に係るタッチパネル806の製造方法について、説明する。
[0150]
 図25(a)及び(b)に示すように、実施の形態1に係るタッチパネル106と同様に、第1のシート811が準備され、第1の導電路113が第1のシート811の第1の主面122aに設けられる。
[0151]
 図25(c)に示すように、押圧検知補助導電路839a~839iと、実施の形態1と同様のスペーサ117a~117iとが、第1のシート811の第1の主面122aに設けられる。押圧検知補助導電路839a~839iは、それぞれ、押圧検知用導電路115a~115iと重なり合う部分を含むように、予め定められた位置に設けられる。本実施の形態では、押圧検知補助導電路839a~839iの各々は、対応する押圧検知用導電路115a~115iと平行な線状に設けられる。
[0152]
 そして、実施の形態1と同様に、第2の導電路114と複数の押圧検知用導電路115a~115iとが、第2のシート112に設けられる。
[0153]
 第1の導電路113、複数の押圧検知補助導電路839a~839i及び複数のスペーサ117a~117iが設けられた第1のシート811と、第2の導電路114及び複数の押圧検知用導電路115a~115iが設けられた第2のシート112とは、第1の主面122aと第2の主面123aとを対向させて固定される。このとき、第1のシート811と第2のシート112とは、画像透過領域118と画像透過領域119とが前後に重なり合うように配置される。また、固定には、例えば、第1の主面122a及び第2の主面123aのそれぞれの周辺領域120,121に設けられた接着剤、両面テープなどの絶縁層840が適用される。これにより、本実施の形態に係るタッチパネル806が製造される。
[0154]
 本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、下記の効果を奏する。
[0155]
 複数の押圧検知補助導電路839a~839iが、それぞれ、前方から見た場合に複数の押圧検知用導電路115a~115iと重なり合う部分を含むように設けられる。そのため、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧されると、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知補助導電路839a~839i及び押圧検知用導電路115a~115iとを確実に接触されることができる。その結果、感圧領域105a~105iが押圧されると、第1の導電路113と、押圧された感圧領域105a~105iに対応する押圧検知補助導電路839a~839i及び押圧検知用導電路115a~115iと、第2の導電路114とから構成される電気回路を、確実に形成することができる。従って、押圧された領域を簡易な構成で検出することが可能になる。
[0156]
 ここで、図26~図28に示すように、前方から見た場合に、押圧検知補助導電路839a~839iの各々は、三角形の押圧検知補助導電路841、楕円形の押圧検知補助導電路842、先端に円形部分を有する線状の押圧検知補助導電路843などであってもよい。
[0157]
 しかし、本実施の形態のように、押圧検知補助導電路839a~839iを帯状又は線状にすることによって、表示部104の画面に被さる領域が狭くなるので、画面の視認性の低下を抑制することができる。このような観点から、押圧検知補助導電路839a~839iは、押圧検知用導電路115a~115iとともに、細い線状であることが望ましい。
[0158]
 実施の形態9.
 実施の形態3,4などでは、第1の導電路313,413と第2の導電路314,414などが屈曲又は湾曲している例を説明した。これらの実施の形態では、上述のように、屈曲又は湾曲した第1の導電路313,413、第2の導電路314,414などが、感圧領域105a~105iのいずれかが押圧された際に形成される電気回路の抵抗値を、実施の形態1における場合よりも増大させる抵抗部として機能する。
[0159]
 本実施の形態に係るタッチパネル906では、図29に示すように、前方から見て(すなわち、第1のシート811と第2のシート112とを対向させたものの法線方向から見て)、第1の導電路113が、複数の押圧検知補助導電路839a~839iの互いに隣接する各組の間に、抵抗部としての抵抗944a~944hを含む。
[0160]
 抵抗944a~944hは、例えば、印刷により形成されるカーボンなどを材料とする抵抗である。
[0161]
 なお、抵抗944a~944hは、前方から見て、複数の押圧検知補助導電路839a~839iのうち互いに隣接する少なくとも1組の間に設けられればよい。
[0162]
 また、図29は、実施の形態8に係るタッチパネル806に抵抗944a~944hが設けられた例を示すが、本実施の形態に係る抵抗944a~944hは、実施の形態1に係るタッチパネル106などにも採用され得る。この場合、抵抗944a~944hは、前方から見て、複数の押圧検知用導電路115a~115iのうち互いに隣接する少なくとも1組の間に設けられればよい。
[0163]
 本実施の形態及びその変形例によれば、実施の形態3,4などと概ね同様に、押圧される感圧領域105a~105iに応じて、形成される電気回路の抵抗値が異なるものとなる。従って、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0164]
 実施の形態10.
 実施の形態9では、第1の導電路113のみに抵抗944a~944hが設けられる例を説明した。
[0165]
 本実施の形態に係るタッチパネル1006では、実施の形態9に係るタッチパネル906の構成に加えて、図30に示すように、第2の導電路114にも抵抗1045a~1045hが設けられる。
[0166]
 すなわち、第2の導電路114が、図30に示すように、前方から見て(すなわち、第1のシート811と第2のシート112とを対向させたものの法線方向から見て)、複数の押圧検知用導電路115a~115iの互いに隣接する各組の間に、抵抗部としての抵抗1045a~1045hを含む。
[0167]
 抵抗1045a~1045hは、実施の形態9に係る抵抗944a~944hと同様に、例えば、印刷により形成されるカーボンなどを材料とする抵抗である。
[0168]
 なお、抵抗1045a~1045hは、前方から見て、複数の押圧検知用導電路115a~115iのうち互いに隣接する少なくとも1組の間に設けられればよい。
[0169]
 また、図30は、実施の形態9に係るタッチパネル906に抵抗1045a~1045hが設けられた例を示すが、本実施の形態に係る抵抗1045a~1045hは、実施の形態1に係るタッチパネル106、実施の形態8に係るタッチパネル806などにも採用され得る。
[0170]
 本実施の形態及びその変形例によれば、実施の形態3,4などと概ね同様に、押圧される感圧領域105a~105iに応じて、形成される電気回路の抵抗値が異なるものとなる。従って、感圧領域105a~105iのいずれが押圧されたかを、実施の形態1よりも正確に決定することが可能になる。
[0171]
 抵抗944a~944hは、例えば、印刷により形成されるカーボンなどを材料とする抵抗である。
[0172]
 なお、抵抗944a~944hは、前方から見て、複数の押圧検知補助導電路839a~839iのうち互いに隣接する少なくとも1組の間に設けられればよい。
[0173]
 また、図29は、実施の形態8に係るタッチパネル806に抵抗944a~944hが設けられた例を示すが、本実施の形態に係る抵抗944a~944hは、実施の形態1に係るタッチパネル106などにも採用され得る。この場合、抵抗944a~944hは、前方から見て、複数の押圧検知用導電路115a~115iのうち互いに隣接する少なくとも1組の間に設けられればよい。
[0174]
 本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
[0175]
 本出願は、2014年3月18日に出願された、国際出願PCT/JP2014/57370号に基づく。本明細書中に国際出願PCT/JP2014/57370号の明細書、請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。

産業上の利用可能性

[0176]
 本発明は、各種の電気機器、装置などに採用されるタッチパネル、入力装置又はリモコン装置に利用することができる。また、本発明は、そのようなタッチパネルの製造方法に利用することができる。

符号の説明

[0177]
 100 リモコン装置、102 空調機、104 表示部、105a~105i,205a~205p,505a~505e 感圧領域、106,206,306,406,506,606,706,806,906,1006 タッチパネル、108 電源、109 マイコン、111 第1のシート、112 第2のシート、113,213,313,413,513 第1の導電路、114,214,314,414,514 第2の導電路、115a~115i,215a~215p,515a~515e,815a~815i 押圧検知用導電路、116a~116i,117a~117i,216a~216p,217a~217p,516a~516e,517a~517e,816a~816i716a~716r,717a~717r,738a~738k スペーサ、118,119 画像透過領域、120,121 周辺領域、122a 第1の主面、123a 第2の主面、124 A/D入力ポート、125 抵抗、126 制御内容データ、127 制御内容記憶部、128 入力信号制御部、129 機器制御部、130 表示制御部、131 入力装置、534 凸部、535 凹部、839a~839i,841,842,843 押圧検知補助導電路、944a~944h,1045a~1045h 抵抗。

請求の範囲

[請求項1]
 間隙を空けて互いに対向して配置される第1のシート及び第2のシートと、
 前記第1のシートが有する主面であって、前記第2のシートと対向する第1の主面に形成された第1の導電路と、
 前記第2のシートが有する主面であって、前記第1のシートと対向する第2の主面に形成されており、前記第1のシートの法線方向から見て前記第1の導電路から離間した第2の導電路と、
 前記第2の導電路に電気的に接続して前記第2の主面に形成されており、前記法線方向から見て前記第1の導電路と交差する押圧検知用導電路と
 を備えるタッチパネル。
[請求項2]
 前記第1の導電路に電気的に接続して前記第1の主面に形成されており、前記法線方向から見て、前記押圧検知用導電路が前記第1の導電路と交差する箇所から前記押圧検知用導電路と重なり合う部分を含んで延びる押圧検知補助導電路をさらに備える
 請求項1に記載のタッチパネル。
[請求項3]
 複数の前記押圧検知用導電路と、複数の前記押圧検知補助導電路とを備える
 請求項2に記載のタッチパネル。
[請求項4]
 前記第1の導電路は、前記法線方向から見て、前記複数の押圧検知補助導電路のうち互いに隣接する少なくとも1組の間に抵抗部を含む
 請求項3に記載のタッチパネル。
[請求項5]
 前記複数の押圧検知用導電路の各々は、前記第2の導電路の異なる位置に接続している
 請求項3又は4に記載のタッチパネル。
[請求項6]
 前記第2の導電路は、前記法線方向から見て、前記複数の押圧検知用導電路のうち互いに隣接する少なくとも1組の間に抵抗部を含む
 請求項5に記載のタッチパネル。
[請求項7]
 前記第1のシートと前記第2のシートとの各々は、画像を透過させる画像透過領域と前記画像透過領域の外の周辺領域とを有し、
 前記第1の導電路は、前記画像透過領域の外縁又は前記周辺領域に設けられており、
 前記第2の導電路は、前記周辺領域に設けられており、前記法線方向から見て前記第1の導電路よりも前記画像透過領域から離間している
 請求項1から6のいずれか1項に記載のタッチパネル。
[請求項8]
 前記第1の導電路と前記第2の導電路との各々は、前記画像透過領域の外縁と平行に設けられている
 請求項7に記載のタッチパネル。
[請求項9]
 前記第1の導電路と前記第2の導電路との各々は、前記画像透過領域を囲むように設けられている
 請求項7又は8に記載のタッチパネル。
[請求項10]
 前記第1の導電路と前記第2の導電路と前記押圧検知用導電路とは、導電性インクによって形成されている
 請求項1から9のいずれか1項に記載のタッチパネル。
[請求項11]
 前記第1のシートと前記第2のシートとの間に設けられて前記間隙を維持する複数のスペーサをさらに備える
 請求項1から10のいずれか1項に記載のタッチパネル。
[請求項12]
 前記第1の導電路と前記第2の導電路との間に設けられる絶縁層をさらに含み、
 前記スペーサは、前記法線方向から見て、前記画像透過領域であって、前記押圧検知用導電路の各々が延びる方向にある領域に設けられる
 請求項11に記載のタッチパネル。
[請求項13]
 請求項1から12のいずれか1項に記載のタッチパネルと、
 前記押圧検知用導電路に対応付けて定められた感圧領域が押圧されると、前記第1の導電路と前記第2の導電路と前記押圧された感圧領域に対応する前記押圧検知用導電路とで形成される電気回路の抵抗値に基づいて、前記押圧された感圧領域を決定する入力信号制御部とを備える入力装置。
[請求項14]
 画像を表示する表示部と、
 前記画像が前記前記画像透過領域を介して提示されるように、前記表示部が配置された請求項13に記載の入力装置とを備えるリモコン装置。
[請求項15]
 第1のシートが有する第1の主面に第1の導電路を形成し、
 前記第1のシートと第2のシートとを対向させて前記第1のシートの法線方向から見た場合に前記第1の導電路から離間した第2の導電路を、前記第2のシートが有する第2の主面に形成し、
 前記第2の導電路に電気的に接続し、前記第1のシートと前記第2のシートとを対向させて前記法線方向から見た場合に前記第1の導電路と交差する押圧検知用導電路を前記第2の主面に形成し、
 前記第1のシートと前記第2のシートとを間隙を空けて互いに対向させて固定するタッチパネルの製造方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]

[ 図 28]

[ 図 29]

[ 図 30]