国際・国内特許データベース検索
このアプリケーションの一部のコンテンツは現在ご利用になれません。
この状況が続く場合は、次のお問い合わせ先までご連絡ください。フィードバック & お問い合わせ
1. (WO2015141022) RFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法
Document

明 細 書

発明の名称 RFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024  

発明の効果

0025   0026   0027  

図面の簡単な説明

0028  

発明を実施するための形態

0029  

実施例

0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050  

符号の説明

0051  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

図面

1   2   3  

明 細 書

発明の名称 : RFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法

技術分野

[0001]
 本発明はRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法にかかるもので、とくにRFID(Radio Frequency Identification;無線自動認識)技術を応用したRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来から、ICチップおよびRFIDアンテナを有し、無線データ通信が可能なRFIDタグやRFIDラベルなどのRFID媒体は、リーダーライター(RFID媒体の読書き装置)における装置アンテナとの間で各種媒体データの読取り処理および書込み処理を行うことにより、各種管理システムなどに利用されている。
 当該RFID媒体は、これを複数枚備えた帯状の連続体として、あるいは複数枚を備えたシート状部材として移送路上を移送し、上記装置アンテナの部位で上記媒体データの読書き処理(無線データ通信)を行うことにより、多数枚のRFID媒体を高速で処理することができる。
[0003]
 しかしながら、多数枚のRFID媒体を高速で処理しようとしたときに、上記読書き処理にエラーが生じた場合の対処を、迅速、適正かつ確実に実行可能とすることを保証しておくことが必要である。
 すなわち、上記読書き処理が正常であったか否かを迅速に検証するとともに、万一、エラーが発生した際に、このエラーによる支障の発生を最小限に抑えることが要請されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開平9-254501号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、RFID媒体への媒体データの読書き処理が正常であったか否かを迅速に検証することができるRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法を提供することを課題とする。
[0006]
 また本発明は、多数枚のRFID媒体を高速で処理可能なRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法を提供することを課題とする。
[0007]
 また本発明は、RFID媒体への媒体データの読書き処理がエラーとなった場合の対処が容易なRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0008]
すなわち本発明は、RFID媒体の移送路にデータ読書き部を設けること、および媒体データの検証用のデータ検証部を設けることに着目したもので、第一の発明は、ICチップおよびRFIDアンテナを有し、無線データ通信が可能なRFID媒体の読書き検証装置であって、前記RFID媒体を上流側から下流側に向かってその移送路に沿って移送可能としているとともに、前記移送路に設けたデータ読書き部と、前記データ読書き部の下流側に設けた印字部と、前記印字部の下流側に設けたデータ検証部と、前記印字部と前記データ検証部との間に設けた、前記印字部による印字データを読み取り可能な画像読取り部と、を有し、前記データ読書き部と、前記RFID媒体との間で、前記移送路に前記RFID媒体を移送しつつ、前記無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを実行可能とし、前記印字部において、前記媒体データに対応する印字データを前記RFID媒体に印字し、前記画像読取り部において、前記RFID媒体に印字された印字データを読み取り、前記データ検証部において、前記RFID媒体から前記媒体データを読み取ってその検証を実行可能としていることを特徴とするRFID媒体の読書き検証装置である。
[0009]
第二の発明は、ICチップおよびRFIDアンテナを有し、無線データ通信が可能なRFID媒体の読書き検証方法であって、前記RFID媒体を上流側から下流側に向かってその移送路に沿って移送するとともに、前記移送路に設けたデータ読書き部と、前記RFID媒体との間で、前記移送路に前記RFID媒体を移送しつつ、前記無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを実行し、前記データ読書き部の下流側に設けた印字部において、前記媒体データに対応する印字データを前記RFID媒体に印字し、前記印字部と前記印字部の下流側に設けたデータ検証部との間に設けた、前記印字部による印字データを読み取り可能な画像読取り部において、前記RFID媒体に印字された印字データを読み取り、前記データ検証部において、前記RFID媒体から前記媒体データを読み取ってその検証を行うことを特徴とするRFID媒体の読書き検証方法である。
[0010]
上記データ読書き部は、上記移送路に上流側から下流側に向かって順次設けた第1の装置アンテナ、第2の装置アンテナおよび第3の装置アンテナを有し、上記データ検証部は、上記RFID媒体から上記媒体データを読み取る第4の装置アンテナを有することができる。
[0011]
 上記RFID媒体は、上記移送路の幅方向に沿って複数列に配置した形態で、これを上記移送路に供給可能としていることができる。
[0012]
 上記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめて配置した形態で、これを上記移送路に供給可能としていることができる。
[0013]
 上記第1の装置アンテナは、上記RFID媒体の固有識別番号を読み取り可能であることができる。
[0014]
 上記第2の装置アンテナは、上記RFID媒体に上記媒体データを書き込み可能であることができる。
[0015]
 上記第3の装置アンテナは、上記RFID媒体に上記媒体データを書き込み可能であることができる。
[0016]
 上記第4の装置アンテナは、上記RFID媒体に書き込まれた上記媒体データを上記単位シートごとに読み取り可能であることができる。
[0017]
 上記第1の装置アンテナおよび上記第2の装置アンテナは、上記RFID媒体の上記複数列に合わせて、それぞれその複数本を設けていることができる。
[0018]
 上記第3の装置アンテナおよび上記第4の装置アンテナは、上記複数列の上記RFID媒体それぞれとの間で上記無線データ通信が可能な単一のアンテナとしてこれを設けていることができる。
[0019]
 上記印字部による上記印字データは、上記RFID媒体それぞれを目視により、あるいは光学的に特定可能に表示する上記RFID媒体への媒体表示データを含むことができる。
[0020]
 上記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめて配置した形態で、これを上記移送路に供給可能としているとともに、上記印字部による上記印字データは、上記RFID媒体のこの単位シートそれぞれを特定可能とするシートデータを含むことができる。
[0021]
 上記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめた形態で、これを上記移送路に供給可能としているとともに、上記画像読取り部は、上記印字部による上記RFID媒体への上記媒体表示データを、上記RFID媒体の上記単位シートごとに読み取り可能であることができる。
[0022]
 上記画像読取り部の下流側に、型抜き部を設けていることができる。
[0023]
 上記型抜き部は、上記第1の装置アンテナによる上記RFID媒体の固有識別番号の読取りが正常ではない場合に、当該RFID媒体を特定可能な型抜きを行うことができる。
[0024]
 上記型抜き部は、上記第2の装置アンテナあるいは上記第3の装置アンテナによる上記RFID媒体への上記媒体データの書込みが正常ではない場合に、当該RFID媒体を特定可能な型抜きを行うことができる。

発明の効果

[0025]
 本発明によるRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法においては、RFID媒体の移送路に沿って媒体データ読書き用の複数本の装置アンテナ(第1、第2および第3の装置アンテナ)を設けるとともに、媒体データ検証用の装置アンテナ(第4の装置アンテナ)を設けたので、RFID媒体の移送路において、媒体データの読取り処理および書込み処理はもちろん、この読取り書込み処理が正常であったか否かの検証を迅速に行うことができ、多数枚のRFID媒体を高速で処理することができる。
[0026]
 また、本発明のRFID媒体の読書き検証装置によれば、RFID媒体への媒体データをより確実、かつ高速で読取り書込み処理することができるとともに、エラー発生時に直ちに対処が可能である。
[0027]
また、本発明のRFID媒体の読書き検証方法によれば、RFID媒体への媒体データをより確実、かつ高速で読取り書込み処理することができるとともに、エラー発生時に直ちに対処が可能である。

図面の簡単な説明

[0028]
[図1] 本発明の実施例によるRFID媒体の読書き検証装置1の概略側面図である。
[図2] 同、RFID媒体の読書き検証装置1の概略平面図である。
[図3] 同、RFID媒体14の読書き検証方法のフローチャート図である。

発明を実施するための形態

[0029]
 本発明は、RFID媒体の移送路に沿って媒体データ読書き用の複数本の装置アンテナを設けるとともに、媒体データ検証用の装置アンテナを設けたので、エラー発生を確実に見いだし、その対処が容易で、多数枚のRFID媒体を高速に処理することができるRFID媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法を実現した。
実施例
[0030]
 つぎに本発明の実施例によるRFID媒体の読書き検証装置1およびその読書き検証方法を図1ないし図3にもとづき説明する。
 図1は、RFID媒体の読書き検証装置1の概略側面図、図2は、RFID媒体の読書き検証装置1の概略平面図であって、RFID媒体の読書き検証装置1は、供給部2と、データ読書き部3と、印字部4と、画像読取り部5と、データ検証部6と、型抜き部7と、スタック部8と、制御部9と、を有する。
[0031]
 供給部2は、ファンホールド紙の形態としたRFID媒体連続紙10を折畳み積層状態で保持し、読書き検証装置1内の移送路11上にRFID媒体連続体10を帯状に繰り出し可能とする。
 RFID媒体連続体10は、シート本体12に所定間隔でミシン目13を形成してこれを単位シート10Aとして分離可能としてあり、各単位シート10Aに複数枚(図2に示す例では、横10列、縦3列の計30枚)のRFID媒体14を配置している。
 また、シート本体12の左右両縁部に移送用孔15をそれぞれ所定ピッチで形成しているとともに、その裏面側に位置検出用マーク(図示せず)をあらかじめ印刷している。
[0032]
 RFID媒体14は、図2の一部にその平面図を拡大して示すように、媒体フィルム16上のほぼ中央位置に設けたICチップ17と、ICチップ17に接続する、たとえばUHFの帯域(300MHz~3GHz)で使用するRFIDアンテナ18と、を有し、データ読書き部3との間で無線データ通信(データの読書き処理)を可能としている。
 なお、ICチップおよびRFIDアンテナを適宜選択設計することにより、マイクロ波(1~30GHz)あるいはHF帯(3MHz~30MHz)など、その他の周波数帯域で使用可能とすることもできる。
[0033]
 RFID媒体14は、図示の例では、その複数枚を単位シート10Aごとにまとめて配置した形態で、これを移送路11に供給可能としているが、RFID媒体連続体10にミシン目13を形成せずに(すなわち、RFID媒体14を単位シート10Aではなく)、移送路11の幅方向に沿って複数列に配置したままの連続帯状部材の形態で、あるいは、それぞれ独立した単葉のシート用紙としてこれを移送路11に供給することもできる。
[0034]
 上記移送路11においては、移送用孔15に係合するスプロケットなどによる移送機構および位置検出用マークセンサー(ともに図示せず)を設けて、所定の速度で、RFID媒体14(RFID媒体連続体10)を上流側から下流側に向かって移送路11に沿って移送可能としている。
[0035]
 データ読書き部3は、移送路11に上流側から下流側に向かって順次設けた第1の装置アンテナ19と、第2の装置アンテナ20と、第3の装置アンテナ21と、を有し、それぞれに接続しているリーダーライター(図示せず)によるRFID媒体14との間の無線データ通信を可能としている。
[0036]
 第1の装置アンテナ19は、それぞれのRFID媒体14の製造段階で付された固有識別番号を読み取り可能である。
 第2の装置アンテナ20は、RFID媒体14が取り付けられる各種物品情報ないし商品情報(図示せず)その他必要な媒体データをRFID媒体14(ICチップ17)に書き込み可能である。
 第3の装置アンテナ21は、同じく、RFID媒体14に媒体データを書き込み可能であり、第2の装置アンテナ20による書込み処理が正常ではない場合に、再度の書込み動作を行う。
[0037]
 なお、第1の装置アンテナ19および第2の装置アンテナ20は、RFID媒体14の複数列に合わせて、それぞれその複数本(図示の例では、10本)を設けている。ただし図2に示すように、それぞれの第1の装置アンテナ19および第2の装置アンテナ20をRFID媒体連続体10の移送方向において、それぞれ上流側および下流側に交互にわずかにずらして配置することにより(いわゆる、千鳥状に配置することにより)、限られた空間内にコンパクトにこれらを配置可能としている。
 第3の装置アンテナ21は、複数列のRFID媒体14を幅方向全体に図中上方から覆うことにより、RFID媒体14それぞれとの間で無線データ通信が可能な単一のアンテナとしてこれを設けている。
 かくして、データ読書き部3における第1の装置アンテナ19と、第2の装置アンテナ20あるいは第3の装置アンテナ21と、RFID媒体14との間で、移送路11にRFID媒体14を移送しつつ、無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを順次実行可能としている。
[0038]
 印字部4は、第3の装置アンテナ21の下流側にこれを設けており、所定の印字速度を有する任意の印字方式によるプリンター、たとえばレーザープリンター22(あるいはインクジェットプリンターなど)を採用可能である。
 印字部4においては、RFID媒体連続体10におけるICチップ17に記憶する媒体データに対応する印字データをRFID媒体14に印字する。
 印字部4による印字データは、RFID媒体14それぞれを目視により、あるいはバーコードや二次元コードなどにより光学的に特定可能に表示するRFID媒体14への媒体表示データを含む。
 さらに、RFID媒体14の複数枚を単位シート10Aごとにまとめた形態で、これを当該読書き検証装置1(移送路11)に供給可能としている場合には、印字部4による印字データは、RFID媒体14の単位シート10Aそれぞれを特定可能とするシートデータ(たとえば、シート連番、図2では「0003」を例示的に描いている)を含むことができる。
[0039]
 画像読取り部5は、印字部4の下流側であって、データ検証部6の上流側にこれを設けており、任意の読取り装置、たとえばCCDカメラ23などを採用し、印字部4による印字データを読み取り可能としている。
 すなわち、CCDカメラ23は、RFID媒体14上への印字データ(媒体表示データ)およびRFID媒体連続体10のシート本体12への印字データ(シートデータ)を読み取り可能である。
 CCDカメラ23は、印字部4による印字データのうち上記シートデータ(シート連番)を最低限読み取ることができるようにしておけば、このシートデータに関連付けて上記媒体表示データや媒体データを認識管理可能である。
 また、RFID媒体14が単位シート10A(シート本体12)ごとにまとめた形態で、これを当該読書き検証装置1(移送路11)に供給可能としている場合には、画像読取り部5として、RFID媒体14の列数(図示の例では、RFID媒体連続体10の幅方向に10列)だけ複数個のCCDカメラ23(図中、仮想線)を備えておけば、印字部4によるRFID媒体14への媒体表示データを、RFID媒体14の単位シート10Aごとに直接読み取り可能で、印字データ(媒体表示データ)が正常に印字されたかの検証も可能である。
[0040]
 データ検証部6は、第4の装置アンテナ24を有し、第4の装置アンテナ24は、複数列のRFID媒体14それぞれとの間で無線データ通信が可能な単一のアンテナとしてこれを設けている。
 また、第4の装置アンテナ24は、RFID媒体14に書き込まれた媒体データを単位シート10Aごとに読み取り可能である。
 したがって、この第4の装置アンテナ24において、シート本体12に書き込まれた媒体データを読み取って、読み取られた媒体データと、本来読み込むべき媒体データとが一致しているかの検証(すなわち、媒体データの書込み処理が正常か否かの検証)を実行可能としている。
[0041]
 型抜き部7は、画像読取り部5の下流側にこれを設けている。
 型抜き部7は、RFID媒体連続体10におけるRFID媒体14の複数列に合わせて、複数個の切込み形成具25を設け、たとえば任意の切込み形成用爪(図示せず)により、印字データや媒体データの読取り書込み処理が正常ではなかったエラー媒体(RFID媒体14)の端縁部を切り込むことにより、RFID媒体14の面内から起立した起立片26を形成する。この起立片26の形状およびサイズは任意であり、起立片26ではなく、パンチ孔として形成することもできる。
 具体的には、型抜き部7は、第1の装置アンテナ19によるRFID媒体14の固有識別番号の読取り処理が正常ではない場合に、当該RFID媒体14を特定可能な型抜きを行う。
 さらに型抜き部7は、第2の装置アンテナ20あるいは第3の装置アンテナ21によるRFID媒体14への媒体データの書込み処理が正常ではない場合に、当該RFID媒体14を特定可能な型抜きを行う。
[0042]
 スタック部8は、データ読書き部3、印字部4、画像読取り部5、データ検証部6および型抜き部7においてそれぞれの処理が終了したRFID媒体連続体10をファンホールド形態で積み重ねてゆく。
 このスタック部8に発行された印字データおよび媒体データを備えたRFID媒体連続体10を一枚一枚のRFID媒体14に切断して、所定の商品ないし管理物品にRFID媒体14を取り付ける。
[0043]
 制御部9は、操作表示ディスプレイ27および必要な制御回路28を備えるとともに、上述のデータ読書き部3、印字部4、画像読取り部5、データ検証部6および型抜き部7をそれぞれ制御する。
[0044]
 こうした構成のRFID媒体の読書き検証装置1によるRFID媒体14の読書き検証方法を図3にもとづき説明する。
 図3は、RFID媒体の読書き検証装置1によるRFID媒体14の読書き検証方法のフローチャート図であって、ステップS1において、供給部2からRFID媒体連続体10を読書き検証装置1内の移送路11に移送を開始する。
 ステップS2において、RFID媒体連続体10がデータ読書き部3における無線通信可能領域に至ったかを判断し、無線通信可能領域に至れば、まず、ステップS3において、第1の装置アンテナ19がRFID媒体14の固有識別番号を読み取る。
 ステップS4において、この読取りが正常か否かを判断し、正常でなければ、ステップS5において、固有識別番号を読み取れなかったRFID媒体14の表面に印字部4によるエラー印字(たとえば「エラー」など)を行う。
[0045]
 ステップS4においてRFID媒体14の固有識別番号の読取りが正常と判断されれば、ステップS6において、第2の装置アンテナ20によるRFID媒体14(ICチップ17)への媒体データの書込みを行い、ステップS7でこの書込みが正常か否かを判断し、正常でなければ、ステップS8において第3の装置アンテナ21による媒体データの再度の書込みを行う。
[0046]
 つぎのステップS9において、印字部4(レーザープリンター22)による媒体表示データの印字を行う。たとえば、RFID媒体14を衣料品(図示せず)に取り付ける場合には、任意の文字、数字や図柄などによる服のサイズその他必要な目視可能な商品データ、さらには、バーコードや二次元コードなどの光学的に読み取り可能なデータを印字する。
 また、RFID媒体連続体10の各単位シート10A(シート本体12)にシートデータ(たとえばシート連番、図2には、一例として「0003」を描いている)を印字する。
[0047]
 さらにステップS10において、RFID媒体連続体10の単位シート10Aごとの媒体データを読み出す。
 すなわち、画像読取り部5のCCDカメラ23が印字部4による上記シート連番(シートデータ)を読み取って認識し、このシート連番で管理されたRFID媒体連続体10のそれぞれのRFID媒体14の書き込んだ媒体データを読み出す。
 ついでステップS11で、データ検証部6における第4の装置アンテナ24によるRFID媒体14からの媒体データを読み取って、上記シート連番で管理されたRFID媒体連続体10のそれぞれのRFID媒体14の媒体データと、これらの読み取られた媒体データが一致しているかを判断する。
 書き込んだ媒体データと読み取った媒体データとが互いに一致していなければ、ステップS12において、書込み処理が正常ではないとしてRFID媒体の読書き検証装置1の移送を停止し、操作表示ディスプレイ27に必要なエラー警告を行うとともに、必要な対処も指示可能とする。たとえば、RFID媒体連続体10を読書き検証装置1の移送路11から取り外して再度移送して、既述のような読取り書込み処理を再度行うか、正常な書込み処理が行われなかったRFID媒体14を含む単位シート10Aをミシン目13において切り離す、などである。
[0048]
 ステップS11においてデータ一致していれば、ステップS13において、第1の装置アンテナ19によるRFID媒体14の固有識別番号の読取り不良があったか否かを判断し、不良がある場合には、ステップS14において、切込み形成具25によるこのRFID媒体14への型抜き動作を行い、RFID媒体14に起立片26を形成することにより、このRFID媒体14の使用不可を明示する。
 固有識別番号の読取り不良がない場合にはステップS15において、ステップS13におけるデータ一致判断結果にもとづき、媒体データの書込み不良があったか否かを判断し、不良がある場合には、上記ステップS14において、切込み形成具25によるこのRFID媒体14への型抜き動作を行い、RFID媒体14に起立片26を形成することにより、このRFID媒体14の使用不可を明示する。不良がなければ、このフローを終了する。
[0049]
 かくして、RFID媒体14を上流側から下流側に向かってその移送路11に沿って移送するとともに、この移送路11に上流側から下流側に向かって順次設けた第1の装置アンテナ19、第2の装置アンテナ20あるいは第3の装置アンテナ21と、RFID媒体14との間で、移送路11にRFID媒体14を移送しつつ、無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを順次実行し、印字部4において、この媒体データに対応する印字データをRFID媒体14に印字するとともに、画像読取り部5において、印字データ(媒体表示データ、シートデータ)を読み取り、データ検証部6における第4の装置アンテナ24において、媒体データを読み取ってその検証を行うとともに、型抜き部7において不良のRFID媒体14に起立片26を形成し、分別しやすくした。
[0050]
 したがって、移送路11におけるRFID媒体連続体10の移送とともに、媒体データの読取り書込みおよび印字データの表示を行い、画像読取り部5およびデータ検証部6による検証を実行可能として、データの読取り書込みにエラーが発生したことを即座かつ的確に判断することができる。
 さらに、多数枚のRFID媒体14を配置した複数枚の単位シート10AとしてRFID媒体連続体10を供給処理することにより、高速かつ大量の処理が可能であるとともに、エラーが発生した場合に、この単位シート10Aごとの対処が可能である。

符号の説明

[0051]
 1 RFID媒体の読書き検証装置(実施例、図1、図2)
 2 供給部
 3 データ読書き部
 4 印字部
 5 画像読取り部
 6 データ検証部
 7 型抜き部
 8 スタック部
 9 制御部
10 RFID媒体連続体
10A RFID媒体連続体10の単位シート
11 移送路
12 シート本体
13 ミシン目
14 RFID媒体
15 移送用孔
16 媒体フィルム
17 ICチップ
18 RFIDアンテナ
19 第1の装置アンテナ
20 第2の装置アンテナ
21 第3の装置アンテナ
22 レーザープリンター
23 CCDカメラ
24 第4のアンテナ
25 切込み形成具
26 起立片
27 操作表示ディスプレイ
28 制御回路

請求の範囲

[請求項1]
ICチップおよびRFIDアンテナを有し、無線データ通信が可能なRFID媒体の読書き検証装置であって、
前記RFID媒体を上流側から下流側に向かってその移送路に沿って移送可能としているとともに、
前記移送路に設けたデータ読書き部と、
前記データ読書き部の下流側に設けた印字部と、
前記印字部の下流側に設けたデータ検証部と、
前記印字部と前記データ検証部との間に設けた、前記印字部による印字データを読み取り可能な画像読取り部と、を有し、
前記データ読書き部と、前記RFID媒体との間で、前記移送路に前記RFID媒体を移送しつつ、前記無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを実行可能とし、
前記印字部において、前記媒体データに対応する印字データを前記RFID媒体に印字し、
前記画像読取り部において、前記RFID媒体に印字された印字データを読み取り、
前記データ検証部において、前記RFID媒体から前記媒体データを読み取ってその検証を実行可能としていることを特徴とするRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項2]
前記データ読書き部は、前記移送路に上流側から下流側に向かって順次設けた第1の装置アンテナ、第2の装置アンテナおよび第3の装置アンテナを有し、
前記データ検証部は、前記RFID媒体から前記媒体データを読み取る第4の装置アンテナを有することを特徴とする請求項1記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項3]
前記RFID媒体は、前記移送路の幅方向に沿って複数列に配置した形態で、これを前記移送路に供給可能としていることを特徴とする請求項1又は2記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項4]
前記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめて配置した形態で、これを前記移送路に供給可能としていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項5]
前記第1の装置アンテナは、前記RFID媒体の固有識別番号を読み取り可能であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項6]
前記第2の装置アンテナは、前記RFID媒体に前記媒体データを書き込み可能であることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項7]
前記第3の装置アンテナは、前記RFID媒体に前記媒体データを書き込み可能であることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項8]
前記第4の装置アンテナは、前記RFID媒体に書き込まれた前記媒体データを前記単位シートごとに読み取り可能であることを特徴とする請求項4記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項9]
前記第1の装置アンテナおよび前記第2の装置アンテナは、前記RFID媒体の前記複数列に合わせて、それぞれその複数本を設けていることを特徴とする請求項3記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項10]
前記第3の装置アンテナおよび前記第4の装置アンテナは、前記複数列の前記RFID媒体それぞれとの間で前記無線データ通信が可能な単一のアンテナとしてこれを設けていることを特徴とする請求項3記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項11]
前記印字部による前記印字データは、前記RFID媒体それぞれを目視により、あるいは光学的に特定可能に表示する前記RFID媒体への媒体表示データを含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項12]
前記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめて配置した形態で、これを前記移送路に供給可能としているとともに、
前記印字部による前記印字データは、前記RFID媒体のこの単位シートそれぞれを特定可能とするシートデータを含むことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項13]
前記RFID媒体は、その複数枚を単位シートごとにまとめた形態で、これを前記移送路に供給可能としているとともに、
前記画像読取り部は、前記印字部による前記RFID媒体への前記媒体表示データを、前記RFID媒体の前記単位シートごとに読み取り可能であることを特徴とする請求項11記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項14]
前記画像読取り部の下流側に、型抜き部を設けていることを特徴とする請求項2ないし13のいずれかに記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項15]
前記型抜き部は、前記第1の装置アンテナによる前記RFID媒体の固有識別番号の読取りが正常ではない場合に、当該RFID媒体を特定可能な型抜きを行うことを特徴とする請求項14記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項16]
前記型抜き部は、前記第2の装置アンテナあるいは前記第3の装置アンテナによる前記RFID媒体への前記媒体データの書込みが正常ではない場合に、当該RFID媒体を特定可能な型抜きを行うことを特徴とする請求項14または15記載のRFID媒体の読書き検証装置。
[請求項17]
ICチップおよびRFIDアンテナを有し、無線データ通信が可能なRFID媒体の読書き検証方法であって、
前記RFID媒体を上流側から下流側に向かってその移送路に沿って移送するとともに、
前記移送路に設けたデータ読書き部と、前記RFID媒体との間で、前記移送路に前記RFID媒体を移送しつつ、前記無線データ通信による媒体データの読取りおよび書込みを実行し、
前記データ読書き部の下流側に設けた印字部において、前記媒体データに対応する印字データを前記RFID媒体に印字し、
前記印字部と前記印字部の下流側に設けたデータ検証部との間に設けた、前記印字部による印字データを読み取り可能な画像読取り部において、前記RFID媒体に印字された印字データを読み取り、
前記データ検証部において、前記RFID媒体から前記媒体データを読み取ってその検証を行うことを特徴とするRFID媒体の読書き検証方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]